JP2017517608A - ポリプロピレンの溶融強度を増強する方法 - Google Patents

ポリプロピレンの溶融強度を増強する方法 Download PDF

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Abstract

ポリプロピレンの重量基準で0.3〜3重量%の、12〜20個の炭素原子のアルキル基を有するジアルキルパーオキシジカーボネートの存在下、150℃〜300℃の間の温度で、前記ポリプロピレンを熱処理することによって、ポリプロピレンの溶融強度を増強する方法であって、LiAlH4滴定によって測定される少なくとも1.0mmol Si−OH基/gのシラノール基濃度を有する親水性シリカが、0.5超のSi−OH/ジアルキルパーオキシジカーボネートのモル比で、前記熱処理前、中又は後に前記ポリプロピレンに添加される方法。

Description

本発明は、過酸化物を用いてポリプロピレンの溶融強度を増強する方法に関する。
過酸化物を用いてポリプロピレンの溶融強度を改善する方法は当分野で公知である。例えば、国際公開第99/027007号パンフレットは、パーオキシジカーボネートの使用を要する方法を開示している。ジセチルパーオキシジカーボネート及びジミリスチルパーオキシジカーボネートを含むいくつかのパーオキシジカーボネートがこの文献で開示されている。
これらの特定の長鎖ジアルキルパーオキシジカーボネートの利点は、方法での優れた性能とは別に、その安全面及び取り扱いの容易さである。これらの両方が固体形態であり、多くの他のパーオキシジカーボネートと対照的に、室温で安全に貯蔵し、取り扱うことができる。さらに、これらを押出法で安全に使用することができる。さらに、その唯一の揮発性分解生成物がCOである。
しかしながら、ジセチル及びジミリスチルパーオキシジカーボネートの欠点は、その分解生成物−長鎖アルコールセチル−及びミリスチルアルコール−が、得られた修飾ポリプロピレンの表面に移動する傾向があることである。この現象は「ブルーミング」と呼ばれ、表面上の白色又は光輝性粒子の形成をもたらし、ポリマー表面の不均一な外観をもたらす。
ブルーミングは通常、ジ(ter−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンと架橋した無極性ポリマーで見られる。このようなポリマーの例はEPM及びEPDMである。架橋ポリマーの表面に移動する化合物はジ−イソプロパノールベンゼンであり、これはジ(ter−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンの分解生成物である。
多くの先行技術刊行物がジ−イソプロパノールベンゼンのブルーミングを扱っており、多くのブルーミング防止剤がこの目的のために提案されている。例えば、米国特許第4268637号明細書は無水フタル酸を使用している。無水フタル酸は、架橋反応中にジ−イソプロパノールベンゼンと反応して、非結晶性であり、架橋ポリマーの表面に移動しない物質の形成をもたらす。
しかしながら、国際公開第01/18074号パンフレットは、無水フタル酸自体がブルーミングを引き起こすことが認められていることを報告し、代わりに無水物及び/又は酸基とのコポリマーを使用することを提案した。
ポリアルコール及びポリアルキレンオキシドもジ−イソプロパノールベンゼンのためのブルーミング防止剤として提案されている;米国特許第3317454号明細書、国際公開第2005/092966号パンフレット及び米国特許出願公開第2007/0078208号明細書を参照されたい。
しかしながら、ポリプロピレン中のC12〜C20アルコールのブルーミングはかつて記載されていない。明らかに、この課題の解決策も開示されていない。
国際公開第99/027007号パンフレット 米国特許第4268637号明細書 国際公開第01/18074号パンフレット 米国特許第3317454号明細書 国際公開第2005/092966号パンフレット 米国特許出願公開第2007/0078208号明細書
そのため、高い溶融強度及び減少したC12〜C20アルキルアルコールのブルーミングを有するポリプロピレンをもたらす方法を提供することが本発明の目的である。より好ましくは、前記アルコールのブルーミングがポリプロピレンに全く存在しない。
この目的は、親水性シリカ、すなわち、比較的高いシラノール基濃度を有するシリカをポリプロピレンに添加することによって達成される。
さらに、これはまた、高温での曇り減少につながり、この曇りは一般的にポリプロピレンからのアルコールの蒸発によって引き起こされる。
そのため、本発明は、ポリプロピレンの重量基準で0.3〜3重量%の、12〜20個の炭素原子のアルキル基を有するジアルキルパーオキシジカーボネートの存在下、150℃〜300℃の間の温度で、前記ポリプロピレンを熱処理することによって、ポリプロピレンの溶融強度を増強する方法であって、LiAlH滴定によって測定される少なくとも1.0mmol Si−OH基/gのシラノール基濃度を有する親水性シリカが、0.5超のSi−OH/ジアルキルパーオキシジカーボネートのモル比で、前記熱処理前、処理中又は処理後に前記ポリプロピレンに添加される方法に関する。
本発明の方法によって修飾されるポリプロピレンは、プロピレンのホモポリマーであっても、プロピレンと他のオレフィンのランダム、交互若しくはブロックコ−又はターポリマーであってもよい。一般的に、プロピレンコポリマー又はターポリマーは、1又はそれ以上の他のオレフィン、例えばエチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン又はオクテンを含有するが、スチレン又はスチレン誘導体を含んでもよい。プロピレン以外のオレフィンの含量は、好ましくは全モノマーの30重量%以下である。
ポリプロピレンホモポリマー及びプロピレンとエチレンのコポリマーが最も好ましい。ポリプロピレンとポリエチレンの混合物を使用することも可能である。
上述のように、長鎖アルコールのブルーミングが無極性ポリマーの課題である。このブルーミング、すなわち表面への移動は、極性アルコールと無極性ポリマーとの間の不適合性によるものである。
そのため、本発明の方法で処理されるポリプロピレンは、好ましくは極性基を含有するエチレン性不飽和モノマー、例えばヒドロキシエチルアクリレート又はヒドロキシエチルメタクリレートでグラフトしたポリプロピレンではない。
また、このようなモノマーをポリプロピレンにグラフトすることは本発明による方法の目的ではない。換言すれば、本発明による方法は、好ましくはこのようなモノマーの非存在下で行われる。
さらに、本発明による方法は、好ましくは水の非存在下で行われる。より好ましくは、これは一般に極性溶媒(アルコールを含む)の非存在下で行われる。極性溶媒、例えば水は、ポリプロピレン表面に移動する、又はシリカに結合し、シリカがC12〜C20アルコール分解生成物のためのブルーミング防止剤として作用するのを妨げる。
商業的に入手可能なプロピレンホモポリマーの融点は約160〜170℃である。プロピレンコポリマー及びターポリマーの融点は一般的にはより低い。
使用されるポリプロピレンの分子量は広範囲から選択され得る。分子量を示すのはメルトフローインデックス(MFI)である。0.1〜1000g/10分(230℃、21.6N)のMFIを有するポリプロピレンが使用され得る。好ましくは、0.5〜250g/10分のMFIを有するポリプロピレンが使用される。
本発明の方法で使用されるパーオキシジカーボネートは、式
CH-(CH-O-C(=O)-O-O-C(=O)-O-(CH-CH
(式中、x=11〜19である)
を有する。
より好ましくは、パーオキシジカーボネートがジセチルパーオキシジカーボネート(x=15)又はジミリスチルパーオキシジカーボネート(x=13)である。最も好ましくは、パーオキシジカーボネートがジセチルパーオキシジカーボネートである。
形成され、ポリプロピレン中に残っている分解生成物の1つはC12〜C20アルコールである。これらのアルコールは極性頭部及び無極性尾部を有し、無極性ポリプロピレンの表面に移動する傾向があり、ポリプロピレン表面上での白色又は光輝性粒子の形成をもたらす。
本発明の方法では、親水性シリカがブルーミング防止剤として作用する。
本発明の方法で使用されるシリカは親水性であり、これはシリカがその表面上に遊離ヒドロキシ(シラノール)基を含有し、疎水化剤、例えばクロロシラン(例えば、トリアルキルクロロシラン、ジアルキルジクロロシラン、アルキルトリクロロシラン)、ヘキサメチルジシラザン、トリアルキルシラノール又は当分野で公知の他の疎水化剤で処理されていないことを意味する。
親水性シリカは、フュームド又は焼成シリカ、沈降シリカ及びシリカゲルを含む。沈降シリカが最も好ましい。
親水性シリカは、少なくとも1.0、好ましくは少なくとも1.25、より好ましくは少なくとも1.5、最も好ましくは少なくとも1.6mmol Si−OH基/gシリカのシラノール基濃度を有する。
このシラノール濃度は、欧州特許第0725037号明細書、8〜9頁に記載されるLiAlH滴定によって測定され得る。
シリカは、パーオキシジカーボネートの存在下、熱処理前、処理中又は処理後にポリプロピレンに添加される。シリカは、0.5超、好ましくは0.9超、最も好ましくは1.0超のSi−OH基/パーオキシジカーボネートのモル比で、ポリプロピレンに添加される。この比は好ましくは8.0以下、より好ましくは6.0以下、さらにより好ましくは4.0以下、最も好ましくは3.5以下である。Si−OH基の数は、上述のLiAlH滴定によって測定され得る。
本発明による方法は、慣用的な溶融混練装置で適当に行われる。好ましくは、押出機が使用される。押出機の使用により、ポリプロピレンの修飾を造粒と組み合わせることが可能になる。より好ましくは、二軸押出機が使用される。
本発明の方法は、バッチ工程、連続工程又はこれらの組み合わせとして行われ得る。連続工程が好ましい。
ジアルキルパーオキシジカーボネート及びシリカは、熱処理前にポリプロピレンと混合され得る。あるいは、ジアルキルパーオキシジカーボネートが、熱処理中にポリプロピレンに添加され得る。
シリカは、熱処理前にこれをPP粉末に混合することによって、又は熱処理中に押出機に別個に投与若しくは側方供給することによって添加され得る。
ジアルキルパーオキシジカーボネート、シリカ及びポリプロピレンを例えば、供給装置を用いることによって、同時に押出機に添加することが好ましい。
あるいは、シリカは、添加剤をポリマーにブレンドする慣用的な方法を用いて、熱処理後に添加され得る。
押出機のスクリュー回転数は、好ましくは25〜500rpmの範囲にある。押出機の温度は、ポリプロピレンの溶融温度より上であるべきである。
本発明の方法は、150〜300℃、より好ましくは155〜250℃、最も好ましくは160〜225℃の範囲の温度で行われる。
本発明で使用されるジアルキルパーオキシジカーボネートは室温で固体であり、水系配合物(懸濁液)として、溶液として、不活性溶媒、例えばイソドデカン中分散液として、フレークの形態で、粉末として、又は不活性固形担体上のマスターバッチとしてポリプロピレンに添加され得る。
好ましい実施形態では、パーオキシジカーボネートとシリカが、ポリプロピレンに添加する前に混合される。その利点は、シリカがパーオキシジカーボネートのための固化防止剤として作用することができることであり、シリカがパーオキシジカーボネート粉末の流動挙動を改善することを意味する。
そのため、本発明はまた、ジアルキルパーオキシジカーボネートと親水性シリカとを含む固体配合物であって;親水性シリカ濃度が親水性シリカとジアルキルパーオキシジカーボネートの合わせた重量(=親水性シリカの重量+ジアルキルパーオキシジカーボネートの重量)基準で0.1〜50重量%である固体配合物に関する。好ましくは、親水性シリカ濃度が、親水性シリカとジアルキルパーオキシジカーボネートの合わせた重量基準で0.1〜25重量%、最も好ましくは0.1〜10重量%である。
所望であれば、この配合物が、好ましくは抗酸化剤及び/又は酸捕捉剤(acid catcher)(例えば、ステアリン酸カルシウム)と組み合わせて、ポリマー、例えばポリプロピレンを含有する。このようなポリマー含有配合物は、個々の成分の粉末混合物、又はポリマーマトリックス中のパーオキシジカーボネートとシリカのマスターバッチの形態を有し得る。
ジアルキルパーオキシジカーボネート及び親水性シリカが、両成分を含む固体配合物の形態で修飾されるポリプロピレンに添加される場合、さらなる量のシリカを前記ポリプロピレンに、すなわち、前記固体配合物中に既に存在するシリカに加えて添加することがなお許容される。
使用されるジアルキルパーオキシジカーボネートの量は、所望の修飾度及び使用されるポリプロピレンの種類に依存する。好ましくは、ポリプロピレン100g当たり0.3〜3gの過酸化物の範囲、より好ましくはポリプロピレン100g当たり0.5〜2gの範囲のジアルキルパーオキシジカーボネート濃度が使用される。
押出機中の滞留時間は一般的に約10秒〜5分である。
押し出されたポリマーは、当業者に公知のようにさらに加工され得る。例えば、水中ペレタイザーを用いることによる。あるいは、押し出された修飾ポリプロピレンが所望の最終製品に直接形成される又は別のポリマーとブレンドされる。このような他のポリマーの例はEPM及びEPDMである。
本発明の方法を不活性ガス、例えば窒素、二酸化炭素又はアルゴンの雰囲気下で行うことが好ましい。好ましくは、窒素が使用される。
本発明の方法は、ポリプロピレンのメルトフローインデックスに影響を及ぼすため及び/又は修飾度を増強するために、架橋助剤(co-agent)の存在下で行われ得る。
架橋助剤は一般的に、多官能性反応性添加剤、例えば高分子ラジカルと迅速に反応し、立体障害を克服し、望ましくない副反応を最小化する多価不飽和化合物であると理解される。架橋助剤についてのさらなる情報は、Rubber Chemistry and Technology, Vol. 61, pp. 238-254及びW. Hofmann, Progress in Rubber and Plastics Technology, Vol. 1, No. 2, March 1985, pp. 18-50に示されている。「架橋助剤」という用語は、これらの刊行物中で示されるのと同じ意味を有する。
本発明の方法の前又は中に有効量のこれらの架橋助剤の1又はそれ以上をポリプロピレンに組み込むことは、修飾ポリプロピレンのメルトフローインデックス及び分子量に影響を及ぼす傾向がある。
本発明による方法から得られたポリプロピレンは、そのように所望される場合、さらなる適応なしに最終製品に加工され得る。ポリプロピレンは、当業者に公知の全ての種類の方法で所望の最終製品に加工され得、加工条件は一般的に所望の用途に依存する。
場合により、本発明の方法によって得られたポリプロピレンが、その最終加工前に、1又はそれ以上の工程で、精製、修飾、成形又は他の(ポリマー)材料とブレンドされ得る。よって、最終製品の他の材料との適合性を増強するために、別のポリマー又はモノマーを用いた修飾が存在してもよい。
あるいは、その加工性及び/又は適用性を増加させるために、得られたポリプロピレンが分解され得る。
そのように所望される場合、当業者に公知の量の慣用的な補助剤、例えば抗酸化剤、UV安定剤、潤滑剤、劣化防止剤、発泡剤、核化剤、充填剤、顔料、酸捕捉剤(例えば、ステアリン酸カルシウム)、及び/又は帯電防止剤がポリプロピレンに添加され得る。これらの補助剤は、本発明による方法の前並びに中又は後にポリプロピレンに添加され得る。例えば、発泡ポリプロピレンを製造するために、化学発泡剤(例えば、アゾジカルボンアミド)が添加され得る、又は物理発泡剤(例えば、ガス、例えば窒素、二酸化炭素、ブタン若しくはイソブタン)が押出機に注入され得る。化学発泡剤は、好ましくは修飾前又は後に添加され、物理発泡剤は、好ましくは修飾後に注入される。好ましくは、得られたポリプロピレン中に存在するフリーラジカル並びにその後の空気/酸素下での加工から後で形成され得るラジカルを不活性化するために、安定剤、例えば1又はそれ以上の抗酸化剤が添加される。典型的な実験では、ポリプロピレン100部当たり0.01〜1.0部の抗酸化剤が使用される。
本発明による方法によって得られたポリプロピレンは、例えば、発泡、発泡成形、射出成形、ブロー成形、押出コーティング、異形押出、キャストフィルム押出、インフレーション成形又は熱成形によってさらに加工され得る。
実施例1
押出
ホモポリマーポリプロピレン粉末(MFI=約7g/10分)500g、ジセチルパーオキシジカーボネート(Perkadox(登録商標)24L;(2.0phr))10g、Irganox(登録商標)1010抗酸化剤(0.1phr)0.5g及びそれぞれの量の粉末形態のシリカ(表1参照)を、スパーテルを用いてバケット中、その後、バケットミキサーで10分間混合した。化合物を、以下の設定を用いて、Thermo Scientific製のHaake Rheomex OS PTW16押出機(共回転二軸、L/D=40)を取り付けたHaake PolyLab OS RheoDrive 7システムで押し出した:
・温度プロファイル設定:ホッパー30℃、1ゾーン160℃、2〜4ゾーン190℃、5〜6ゾーン200℃、7〜10ゾーン210℃。
・スクリュー回転数:280rpm。
・スループット:1.4kg/時間、Brabender重力スクリューフィーダタイプDDW−MD2−DSR28−10によって添加。
・窒素をホッパー(3.5L/分)及びダイ(9L/分)でパージした。
押し出した材料を、冷却のために水浴に導出し、自動造粒機によって造粒した。
得られた顆粒を60℃の循環式オーブンで一晩乾燥させた。
シート調製
乾燥した顆粒から、190℃のFontijne 200kNプレス及び30℃のFontijne 400kNプレス(再度冷却するため)を用いて、2枚のPET箔と2枚の外側金属板との間で1mmシート(及び100μmフィルム)を圧縮した。
適用した条件は以下であった:
1mmシート 100μmフィルム
22g顆粒 1.3g顆粒
17×8cmの1mm型 型なし
圧縮条件(連続的):
190℃/<50kNで1分 190℃/<50kNで1分
190℃/50kNで1分 190℃/50kNで1分
190℃/150kNで3分 190℃/150kNで1分
30℃/150kNで1分 30℃/150kNで1分
シート評価
1mmシート(及び100μmフィルム)を顕微鏡下で評価した。シート(及びフィルム)を、23℃でPET箔の中間において適当な時間保管した。
目視比較に使用する顕微鏡は、Axio Cam Icc 3カメラを備えたCarl Zeiss製のStemi 2000−C Digital顕微鏡であった。
倍率32倍を適用した。
以下の表中、「なし」はブルーミングが観察されなかったことを意味し、「あり」はブルーミングが観察された(光輝性粒子として)ことを意味する。
メルトフローインデックス
メルトフローインデックス(MFI)をISO 1133(230℃/2.16kg負荷)によりGoettfert Melt Indexer MI−3で測定した。MFIはg/10分で表される。
溶融強度
溶融強度(MS)を、以下の構成及び設定を用いて、製造業者の指示により、Goettfert Rheotens 71.97と組み合わせたGoettfert Rheograph 20(細管式レオメータ)で測定した(cNで)。
Rheograph:
・温度:220℃
・溶融時間:10分
・ダイ:細管、長さ30mm、直径2mm
・バレルチャンバー及びピストン:直径15mm
・ピストン速度:0.32mm/秒、せん断速度72秒−1に相当する。
・メルトストランド(melt strand)速度(開始時):20mm/秒
Rheotens:
・車輪(ストランド)加速度:10mm/秒
・バレルから中央車輪までの距離:100mm
・ストランド長:70mm
結果
表1の押し出し、乾燥した化合物から調製した1mmシートを、シート調製の10週間後にブルーミングについて評価した。
実施例2
異なる量の沈降シリカを用いたことを除いて、実施例1を繰り返した。表2の押し出し、乾燥した化合物の1mmシートを、シート調製の2週間後に評価した。
1mmシートについての表2のブルーミング結果を、2週間後に100μmフィルムの評価によって確認した。
実施例3
別のホモポリマーポリプロピレン粉末等級を用いた(MFI=約12g/10分)ことを除いて、実施例1を繰り返した。表3の押し出し、乾燥した化合物の1mmシートを、シート調製の10週間後にブルーミングについて評価した。
上記表の結果から、正しい種類及び量の親水性シリカを添加することによって、減少したMFI及び増加した溶融強度を維持しながら、ブルーミングを抑制することができることが明らかである。

Claims (18)

  1. ポリプロピレンを、前記ポリプロピレンの重量基準で0.3〜3重量%の、12〜20個の炭素原子のアルキル基を有するジアルキルパーオキシジカーボネートの存在下、150℃〜300℃の間の温度で熱処理することによって、ポリプロピレンの溶融強度を増強する方法であって、LiAlH滴定によって測定される少なくとも1.0mmol Si−OH基/gのシラノール基濃度を有する親水性シリカが、0.5超のSi−OH/ジアルキルパーオキシジカーボネートのモル比で、前記熱処理前、処理中又は処理後に前記ポリプロピレンに添加される、方法。
  2. Si−OH/ジアルキルパーオキシジカーボネートの前記モル比が0.9超である、請求項1に記載の方法。
  3. Si−OH/ジアルキルパーオキシジカーボネートの前記モル比が1.0超である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ジアルキルパーオキシジカーボネートがジセチルパーオキシジカーボネート又はジミリスチルパーオキシジカーボネートである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ジアルキルパーオキシジカーボネートがジセチルパーオキシジカーボネートである、請求項4に記載の方法。
  6. Si−OH/パーオキシジカーボネートの前記モル比が1.0〜8.0の範囲にある、請求項3に記載の方法。
  7. Si−OH/パーオキシジカーボネートの前記モル比が1.0〜3.5の範囲にある、請求項6に記載の方法。
  8. 水の非存在下で行われる、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 極性溶媒の非存在下で行われる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ヒドロキシエチルアクリレート及びヒドロキシエチルメタクリレートの非存在下で行われる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 極性基を有するエチレン性不飽和モノマーの非存在下で行われる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. エチレン性不飽和モノマーの非存在下で行われる、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 押出機で行われる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記温度が160〜250℃である、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記親水性シリカが前記熱処理前又は処理中に添加される、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. ジアルキルパーオキシジカーボネートと、LiAlH滴定によって測定される少なくとも1.0mmol Si−OH基/gのシラノール基濃度を有する親水性シリカとを含む固体配合物であって、前記親水性シリカ濃度が親水性シリカとジアルキルパーオキシジカーボネートの合計重量基準で0.1〜50重量%である、固体配合物。
  17. 前記ジアルキルパーオキシジカーボネートがジセチルパーオキシジカーボネートである、請求項16に記載の固体配合物。
  18. ポリプロピレンをさらに含む、請求項16又は17に記載の固体配合物。
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