JP2017517419A

JP2017517419A - 擬木製造方法

Info

Publication number: JP2017517419A
Application number: JP2017504213A
Authority: JP
Inventors: 子良蔡
Original assignee: 亞徳利塑膠工廠股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2014-08-22
Filing date: 2014-12-09
Publication date: 2017-06-29
Also published as: EP3184287A4; EP3184287A1; WO2016026065A1; US20170036405A1; CN105383028A

Abstract

【課題】擬木の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の擬木の製造方法は、主に熱可塑性弾性体により、スクリュー押し出し機中の螺旋部の搬送前又は搬送中で該放出モールド口の温度を該螺旋部の末端の温度より低くなるように調整し、放出モールド口の放出過程で該可塑性弾性体は、粘土を増加して、出口で流速を減速し、該熱可塑性弾性に放出方向と相反方向に回流及び摩擦を発生させる。回流及び摩擦の痕を生じる。同時にプラスチックを合わせ、回流及び摩擦過程で高い弾性のゴム弾性体を伸ばして引っ張り、断裂を呈現させて木の繊維状を形成する。その後、放出モールド口は、発泡ビレットを押し指し、更に、該発泡ビレットを成型機に入れ、平坦性の修正を行い、該成型機が予め設ける冷却槽で該放出原料に対して冷却を行う。異なる擬木密度の差異の調節を生み出し、本発明が製造する擬木材料に高度な木材模擬性をもたせる。【選択図】図１

Description

本発明は、擬木の製造方法に関する。

日常生活用品、家具、車内装飾等を含む各式物品は、時代及び科学技術の進歩によって多種材料、例えば、金属、プラスチック、セラミック等を生み出しているが、自然、レトロ等のテイストの追求に基づき、木材は、ずっと多くの人に好まれている。しかしながら、木材の生長は緩慢であり、環境保護、生態、土壌と水質の保全等のパラメータの考慮に基づき、木材の伐採が各国政府の制限を受け、従って、供給が徐々に収束し、価格が相当に高くなっている。崇高な価格で取得する以外、業界は、多くのいわゆる「擬木」を開発し、木材に代わって愛用している。

前記の擬木は、以下を含む。
１．各種色の原料は、木材のベース色に近いか、塗装、エンボス加工、又は物体表面に木目を形成しているが、実質的には本体上に変更がなく、薄い物体表面のみに木目をていし、木の繊維の呈現に欠き、忠実度が不足する。
２．前記物体表面に木目を形成し、前記本質が変わらず、従って、滑り止めの効果、釘着性が理想的ではない。
３．前記内外が異なる材質であることにより、変形及び脱皮、塗装落ち等の脱着現象を生じ易い。

ＣＮ１０２９０８３３Ａ

現有技術の不足について、本発明の目的は、上記問題を解決する擬木製造方法を提供することにある。

上記の目的を実現する為、本発明が採用する技術試案は、以下である。
少なくとも以下の工程を含む擬木の製造方法。
１．スクリュー押し出し機を設け、両端にそれぞれ供給ホッパー及び成型モールド口の前部を含み、該成型モールド口の前部は、放出モールド口に接合し、該供給ホッパーと成型モールド口の前部との間が螺旋部であり、
２．該供給ホッパーから熱可塑性弾性体(TPE，Thermoplastic Elastomer)を投入し、該螺旋部に入り、該熱可塑性弾性体を螺旋部内に搬送し、
３．搬送前又は搬送中に該放出モールド口の温度が該螺旋部の末端温度より低く、放出モールド口における放出過程において、該熱可塑性弾性体の粘度が増加して出口の流速が減速し、該熱可塑性弾性体を放出方向と相反する方向へ回流及び摩擦を生じさせ、回流及び摩擦の痕を生じさせ、その後、放出モールド口は、発泡ビレットを押し出し、
４．該スクリュー押し出し機の該螺旋部の回転速度を選択調節し、該発泡ビレットを成型機に入れ、該成型機に成型モールド口を有し、且つ該成型モールド口の断面形状が該放出モールド口断面と同じであり、且つ該成型モールド口は、切断面と同じ成型モールドセグメントと隣接し且つ相通し、該発泡ビレットは、該成型モールドセグメント内に入って平坦化の修正を行い、該成型機が予め設ける冷却槽で該放出原料に対して冷却を行う。

そのうち、該螺旋部内部は、異なる温度を提供してそれぞれ複数のセグメントに分け、定義する。

そのうち、該複数のセグメントは、第１セグメント、第２セグメント、第３セグメント及び第４セグメントを含み、該第１セグメント、第２セグメント、第３セグメント、第４セグメントのそれぞれの温度は、以下である。
第１セグメントの温度は、１２０℃〜１４０℃であり、
第２セグメントの温度は、１３５℃〜１５０℃であり、
第３セグメントの温度は、１５５℃〜１６５℃であり、
第４セグメントの温度は、１５０℃〜１６５℃であり、
該成型モールド口の前部の温度は、１５０℃〜１６５℃であり、
該放出モールド口の温度は９５℃〜１４０℃である。

本発明は、熱可塑性弾性体(TPE，Thermoplastic Elastomer)内部に高弾性のゴム及びプラスチックの特性を有し、優れた着色性、ソフトで繊細な触り心地、木材の温和特性を有する。

本発明の動作原理及び効果は、以下にある。
該放出モールド口温度が該螺旋部より低く、放出モールド口の温度が低いことで放出モールド口内の熱可塑性弾性体の粘度が増加して出口の流速が減速し、該スクリュー押し出し機は、螺旋のフィードを継続し、流速の差異の下で押し出しを発生する過程で、放出方向と相反方向へ回流及び摩擦を生じさせ、回流及び摩擦の痕を発生させ、この段階で該熱可塑性弾性体は発泡過程でもあり、該回流及び摩擦の痕に木質のような流動パターンを発生させる。

且つプラスチックが回流及び摩擦の過程で高い弾性のゴム弾性体を引き延ばして、断裂して木の繊維状を形成し、木質のような繊維状を発生する。

該熱可塑性弾性体は、該放出口から離脱し、該発泡現象は、放出して押し出して更に嵩高になり、発泡ビレットを得る。該スクリュー押し出し機の該螺旋部の回転を選択調節し、該発泡ビレットを成型機に入れ、該成型機は、成型モールド口を有し、且つ該成型モールド口の断面形状は、該放出モールド口の断面と同じであり、且つ該成型モールド口は、切断面が同じ成型モールドセグメントと隣接し、且つ相通し、該発泡ビレットは、該成型モールドセグメント内に引き込まれ、平坦性の修正を行い、該成型機が予め設ける冷却溝により該放出原料に対して冷却を行う。異なる擬木密度の差異の調節を発生し、本発明が形成する擬木の材料に高度な木材も犠牲をもたせる。

本発明のフロー図である。本発明のシステム説明図である

本願を更に理解させるため、以下に、図面の補助により、本発明の技術内容、特色及び実施例を説明する。

図１及び図２を参照し、本発明の工程は、以下を含む。
１．スクリュー押し出し機１を設け、両端にそれぞれ供給ホッパー１１及び成型モールド口の前部１２を含み、該成型モールド口の前部１２は、排出モールド口１２１を接合し、該供給ホッパー１１及び成型モールド口の前部１２の間は、螺旋部１３である。説明すべきこととして、該成型モールド口の前部１２の実施例の該断面は、通常、該スクリュー押し出し機１の内チャンバの断面より小さく、このように、比較的良好な畜圧発泡時間を提供することができ、且つ該スクリュー押し出し機１のスクリュー回転速度は、１００〜４００ｒ/ｍｉｎで発泡時間及び発泡程度を調節して成型した後の製品密度を調節し、且つ該スクリュー押し出し機１内部は、撹拌が必要な程度に応じて単螺旋ロッド又は双螺旋ロッドに設けることができる。且つ該螺旋部１３内部は、更に異なる温度で複数のセグメント、例えば、第１セグメント１３１、第２セグメント１３２、第３セグメント１３３、第４セグメント１３４に分段及び定義することができる。
２．該供給ホッパー１１が熱可塑性弾性体Ａを投入し、該螺旋部１３を入れ、該熱可塑性弾性体Ａを該螺旋部１３内で成型モールド口の前部１２へ搬送させる。この過程において、該第１セグメント１３１、第２セグメント１３２、第３セグメント１３３、第４セグメント１３４の各自温度を適度に調整することができ、例えば、
第１セグメント１３１温度が１２０℃〜１４０℃である。
第２セグメント１３２の温度が１３５℃〜１５０℃である。
第３セグメント１３３の温度が１４５℃〜１６０℃である。
第４セグメント１３４の温度が１５５℃〜１６５℃である。
また、該成型モールド口の前部１２の温度が１５０℃〜１６５℃であり、更に多くの流速の差を創造して更に豊富な攪乱パターンを生成する。
説明すべきこととして、木材の種類及びパターンは非常に多く、一定の規格がなく、従って、いわゆる「適度な調整」、「更に豊富な攪乱パターン」は不明確な説明ではなく、顧客の必要とするパターンの複雑な程度に基づいて製造され、例えば、「山形模様」、「樹皮模様」等である。

３．搬送前又は搬送中に該放出モールド口１２１の温度を該螺旋部１３の末端温度より低く調整し、前記を例とし、該螺旋部１３の末端は、第４セグメント１３４であり、該放出モールド口１２１の温度は、９５℃〜１４０℃であり、該放出モールド口１２１の温度が何れも螺旋部１３の末端より小さく、第４セグメント１３４の温度１５５℃〜１６５℃であり、放出モールド口１２１の放出過程において、該可塑性弾性体Ａの粘度が増加して出口の流速を原則させ、該熱可塑性弾性体Ａを放出方向と相反方向に回流及び摩擦させ、回流及び摩擦の痕を生じさせる。該発泡現象は、放出して押し出して更に嵩高になり、発泡ビレットを得る。
４．該スクリュー押し出し機１の該螺旋部１３の回転速度を選択調節し、該発泡ビレットは、成型機２に入り、該成型機２は、成型モールド口２１を有し、該成型モールド口２１は、温度を２０℃〜６０℃に設定し、且つ該成型モールド口２１の断面形状は、該放出モールド口１２１の断面と同じ、且つ該成型モールド口２１は、切断面が同じ成型モールドセグメント２２と隣接し、且つ相通し、該発泡ビレッドは、該成型モールドセグメント２２内に引き込まれ、平坦性の修正を行い、該成型機２が予め設ける冷却槽２３により該放出原料に対して５℃〜３０℃の冷却を行い、異なる擬木密度の差異の調節を生み出し、本発明が形成する擬木材料に高い木材模擬性をもたせる。

該発泡ビレットの末端は、選択的に牽引機（図示せず）で、該スクリュー押し出し機１の該螺旋部１３の回転速度のを緩慢に合わせる必要がなく、該発泡ビレットに対して牽引を補助する。

後端プロセスは、必要に応じて、鋸台及び排出構造により完成品の材料切断及び安置を行わせることができる。真空ポンプを利用して空の型を冷却する水及びガスを吸引することができ、木材表面を研磨したように滑らかにすることができる。発生する木材は、二次表面加工を必要としない。

形成する擬木は、ただ表面のパターンのみではなく、削り、裁断、研磨、彫刻することができ、内部層が木材と近く、木屑が略忠実である。成型モールド口の前部の圧縮比を低減することで木材の繊維を引き出すことができる。供給比を制御することで木の節を作り出すことができる。一般の木プラスチックの製造方法と比較すると、以下のとおりである。
１．一般は、各種色の原料の混合及び配合割合により木材のベース色に近付けることがしかできない。本発明のプロセスは、多種の模擬木材を作り出すことができる。
２．一般は、ただ後続の塗装により木材のパターンを呈現することしかできない。本発明は、各種パターンを一体に成型する。
３．一般は、表面の粗さを作り出した後にエンボス加工を経て成型することしかできない。本発明は、二次加工を必要としない。
４．一般は、二次加工を経ても表面の美化しかできず、木材の繊維を作り出すことができない。本発明の擬木質の繊維は、木材に劣らず、困難ではない。
５．一般は、加工を経た後に表面に滑り止め効果がない。本発明は、濡れても滑り止めの効果を有する。
６．一般の製品は、二次加工により内応力の不均一を起こして湾曲する。本発明の変形縮小量は、５/１０００以内に達する。
７．一般の製品は、釘着力が木材より低い。本発明の釘着力は、木材より強く、且つ繰り返し釘着することができる。

添付１を参照し説明するが、添付１は、本発明の「成型機を経ていない」完成品のビレットの写真であり、該添付１は、本発明が製造するビレットに木質の流動パターン、木質の繊維状及び擬木密度の呈現をもたせ、本発明が製造する擬木材料に高度な木材模擬性をもたせることを示す。

添付２を参照し説明するが、添付２は、本発明の「成型機を経ていない」完成品の写真であり、該添付２は、本発明が製造する完成品が成型機を経て平坦になるが、依然として木質の流動パターン、木質の繊維状及び擬木密度の呈現を観察でき、本発明が製造する擬木の材料に高度な木材の模擬性をもたせることを示す。

添付３を参照し説明するが、添付３は、本発明の「成型機を経ていない」完成品の写真であり、該添付３は、本発明が製造する完成品は、成型機を経て平坦になるが、依然として木質の流動パターン、木質の繊維状及び擬木密度の呈現をもたせ、本発明が製造する擬木材料に高度な木材模擬性をもたせることを示す。
且つ該添付３上に表示する各温度は、螺旋部内に各セグメントの温度である。

なお、本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

１スクリュー押し出し機
１１供給ホッパー
１２ダイヘッド
１２１放出モールド口
１３螺旋部
１３１第１セグメント
１３２第２セグメント
１３３第３セグメント
１３４第４セグメント
２成型機
２１成型モールド口
２２成型モールドセグメント
２３冷却槽
Ａ熱可塑性弾性体

Claims

少なくとも以下の工程を含むことを特徴とする擬木の製造方法。
（１）スクリュー押し出し機を設け、両端にそれぞれ供給ホッパー及び成型モールド口の前部を含み、該成型モールド口の前部は、放出モールド口に接合し、該供給ホッパーと成型モールド口の前部との間が螺旋部であり、
（２）該供給ホッパーから熱可塑性弾性体を投入し、該螺旋部に入り、該熱可塑性弾性体を螺旋部内に搬送し、
（３）搬送前又は搬送中に該放出モールド口の温度が該螺旋部の末端温度より低く、放出モールド口における放出過程において、該熱可塑性弾性体の粘度が増加して出口の流速が減速し、該熱可塑性弾性体を放出方向と相反する方向へ回流を生じさせ、回流の痕を生じさせ、その後、放出モールド口は、発泡ビレットを押し出し、
（４）該スクリュー押し出し機の該螺旋部の回転速度を選択調節し、該発泡ビレットを成型機に入れ、該成型機に成型モールド口を有し、且つ該成型モールド口の断面形状が該放出モールド口断面と同じであり、且つ該成型モールド口は、切断面と同じ成型モールドセグメントと隣接し且つ相通し、該発泡ビレットは、該成型モールドセグメント内に入って平坦化の修正を行い、該成型機が予め設ける冷却槽で該放出原料に対して冷却を行う。
前記螺旋部内部は、異なる温度を提供してそれぞれ複数のセグメントに分け、定義することを特徴とする請求項１に記載の擬木の製造方法。
前記複数のセグメントは、第１セグメント、第２セグメント、第３セグメント及び第４セグメントを含み、該第１セグメント、第２セグメント、第３セグメント、第４セグメントのそれぞれの温度は、
第１セグメントの温度は、１２０℃〜１４０℃であり、
第２セグメントの温度は、１３５℃〜１５０℃であり、
第３セグメントの温度は、１５５℃〜１６５℃であり、
第４セグメントの温度は、１５０℃〜１６５℃であり、
該成型モールド口の前部の温度は、１５０℃〜１６５℃であり、
該放出モールド口の温度は９５℃〜１４０℃であることを特徴とする請求項２に記載の擬木の製造方法。