JP2017512649A - カプセル化材料を含有する分散体およびそれを使用する組成物 - Google Patents

カプセル化材料を含有する分散体およびそれを使用する組成物 Download PDF

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Abstract

媒体中のポリマー膜によってカプセル化された材料の分散体を開示する。媒体は、カプセル化材料と実質的に非混和性であり、分散体は、カプセル化材料を媒体中に分散させるための界面活性剤を含まない。このような分散体は、化粧品および日焼け止めを含む局所用組成物において有用である。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年3月28日に出願された米国特許仮出願第61/971,982号の利益を主張するものであり、これによりその開示全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
本開示は、カプセル化材料と実質的に非混和性である媒体中に分散されたカプセル化材料の分散体に関する。このような分散体は、媒体、例えば水性ゲルなどの水性媒体中に、またはポリオルガノシロキサンなどの油中に分散された、カプセル化材料、例えば、ポリオルガノシロキサンまたは水のいずれかを含む組成物を含み、カプセル化材料および媒体は、実質的に非混和性であり、カプセル化材料は、ポリマー膜によってカプセル化されている。分散体は、化粧品、皮膚科用、パーソナルケア、ヘルスケア、および家庭用の用途で使用するための組成物中に含むことができる。
背景
カプセル化は、薬剤を制御放出または送達すること、および意図する送達前の分解から薬剤を保護することという主な目的で多くの形態をとる。さらに、カプセル化は、刺激量の乳化剤または界面活性剤などの安定化剤なしでは送達することが困難または不可能であり得る薬剤を組み込むために使用され得る。
いくつかの参照文献で、コアセルベーションによるカプセル化が記載されている。例えば、米国特許第5,540,927号明細書では、ゼラチンおよびポリアスパラギン酸を用いる複雑なコアセルベーションによって、材料をマイクロカプセル化する方法が開示されている。ポリアスパラギン酸またはその塩を使用して、冷却および/またはpH変化によって溶液からの沈殿を誘発すると、材料の周囲に壁を形成するゼラチンに対イオンを与えている。この参照文献では、漏出して、標的溶液をカプセル化できないことを取り上げている。国際公開第2013/113830号パンフレット、国際公開第2012/120043号パンフレット、および米国特許出願公開第2014/0045949号明細書では、多成分液滴を形成するステップ、ゲル化ステップ、およびカプセル化される液滴形成物の界面に導入されるコアセルベート前駆体系の相互作用による硬化ステップを含む、液体コア、硬化した中間シェル、および外側ゲルシェルを含むカプセルを調製する複雑な方法が記載されている。
しかしながら、従来技術には、カプセル化材料と非カプセル化材料との間の位相混合、カプセル化材料の分解をもたらす環境条件へのカプセル化材料の曝露、および工程中の長期にわたるステップなどのいくつかの欠点がある。さらに、先行技術の大部分で、局所製剤は簡潔に記載されるのみである。
開示の概要
本開示の利点は、カプセル化材料と実質的に非混和性である媒体中に分散されたカプセル化材料を含む分散体である。カプセル化材料の分散体は、界面活性剤を使用することなく、実質的に非混和性の媒体中で存在することができかつ形成することができる。
本開示の別の利点は、このような分散体を、化粧品、皮膚科用、パーソナルケア、ヘルスケア、および家庭用の用途で使用することである。
これらの他の利点は、媒体、例えば水性ゲルなどの水性媒体中に、またはポリオルガノシロキサンなどの油中に分散された、カプセル化材料、例えば、ポリオルガノシロキサンまたは水のいずれかを含む組成物を含み、カプセル化材料と媒体が実質的に非混和性であり、カプセル化材料がポリマー膜によってカプセル化されている分散体によって少なくとも一部満たされる。有利には、分散体は、カプセル化材料を媒体中に分散させるための界面活性剤を含まない。
カプセル化ポリオルガノシロキサンの分散体は、界面活性剤を使用することなく、実質的に非混和性の媒体中で存在することができかつ形成することができる。分散体は、ポリオルガノシロキサンをカプセル化するポリマー膜を形成する界面コアセルベーションによって形成することができる。同様に、カプセル化水性組成物の分散体は、界面活性剤を使用することなく、実質的に非混和性の媒体中で存在することができかつ形成することができる。
本開示の実施形態は、媒体中に分散されたカプセル化材料の平均径が、500μm未満であること、例えばカプセル化材料の平均径が10μmから100μmの間などの、5μmから300μmの間であることを含む。他の実施形態において、カプセル化ポリオルガノシロキサンは、主にジメチルシロキサン単位から構成される1つもしくは複数のポリオルガノシロキサン(例えば、ジメチコンおよび/もしくは架橋ジメチコン)、および/または1つもしくは複数の活性剤、例えば日焼け止め剤とすることができる。いくつかの実施形態において、ポリオルガノシロキサンをカプセル化するポリマー膜は、アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、およびカチオン性ポリマー、例えば、アミン官能化メチコンまたはアミン官能化ジメチコン、例えばアモジメチコンなどのアミン官能化ポリオルガノシロキサンから構成することができる。
本開示の別の態様は、任意の上記の分散体を含む局所用組成物、例えば、化粧品、日焼け止めなどを含む。
実施形態は、皮膚へ塗布することができ、肉眼では半透明または完全に透明である、局所用の化粧品組成物または日焼け止め組成物を含み、その媒体は、グリセリンを含有する水性の媒体またはゲルである。いくつかの実施形態において、組成物は高濃度のグリセリン、例えば全製剤中10重量%を超えるグリセリンを含む。他の実施形態において、組成物は、全組成物の15重量%から65重量%の間の量のグリセリンを含み、グリセリンによる明らかなべたつき感覚は伴わない。
本発明のさらなる利点は、下記の詳細な記述より当業者に容易に明らかになるであろう。その記述では、発明の好ましい実施形態のみが、単に、発明の実施を考慮した最良の形態の説明によって、示されかつ記述される。理解されるように、本発明は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、本発明からまったく逸脱することなく、種々の自明な点において改良することが可能である。
開示の詳細な説明
本開示は、カプセル化材料と実質的に非混和性である媒体中に分散されたカプセル化材料を含む分散体に関する。本開示の一態様において、カプセル化材料は、水性媒体中に分散された疎水性ポリオルガノシロキサンを含む。カプセル化ポリオルガノシロキサンの分散体は、界面活性剤を使用することなく、例えば、洗浄剤、湿潤剤、乳化剤などを使用することなく、実質的に非混和性の媒体、例えば水性媒体中で存在することができかつ形成することができる。
本開示の分散体はまた、比較的高粘度、例えば、約30,000cP、約40,000cP、約50,000cP超などの、約20,000cP超またはそれらより高い粘度とすることもでき、局所用組成物中の成分として使用することができる。本開示の一態様において、本開示の分散体およびそれらを含む局所用組成物は、視覚的に半透明にまたは視覚的に透明に作製することができる。視覚的に透明な材料は、光を通過させ、このような材料に隠れた物体の詳細を、材料を通して視覚的に観察させることができる。一方、視覚的に半透明な材料は、散光を通過させ、このような材料に隠れた物体の詳細は、不鮮明または不明瞭に、その材料を通して視覚的に観察される。視覚的に不透明な材料は、光をまったく通過させない。
本開示の一態様において、カプセル化ポリオルガノシロキサンの平均径は変更することができるが、好ましくは約500μm未満である。5から300μmの間、例えば10から100μmの間などの、500μm未満の平均径を有するカプセル化材料は、優れた感触を促進し、さらに可視領域における光散乱を減少させ、それによって、カプセル化材料を含む分散体および分散体を含む組成物の透明度が向上すると考えられる。
本開示の別の態様において、カプセル化材料は、疎水性媒体中に分散された親水性水性組成物を含む。水性組成物の分散体は、界面活性剤を使用することなく、例えば、洗浄剤、湿潤剤、乳化剤などを使用することなく、実質的に非混和性の媒体、例えばポリオルガノシロキサン中で存在することができかつ形成することができる。本開示の分散体はまた、比較的高粘度、例えば、約30,000cP、約40,000cP、約50,000cP超などの約20,000cP超またはそれらより高い粘度とすることもでき、局所用組成物中の成分として使用することができる。本開示の一態様において、本開示の分散体およびそれらを含む局所用組成物は、視覚的に半透明にまたは視覚的に透明に作製することができる。カプセル化親水性水性組成物の平均径は変更することができるが、好ましくは、5から300μmの間、例えば10から100μmの間など、約500μm未満である。このような平均径が、優れた感触および透明度を促進すると考えられる。
本開示に適したポリオルガノシロキサンは、液体、ペースト、もしくは粉末形態の任意の流体、ゴム、ワックス、樹脂、エラストマー、またはそれらの混合物の形態とすることができる。ポリオルガノシロキサンが1,000,000cPを超える粘度を有する場合、ヘキサメチルジシロキサンもしくは他の短直鎖シロキサンおよびシクロペンタシロキサンもしくは他の環状シロキサンまたは分岐鎖シロキサンあるいは混合物などの、低粘性の揮発性シロキサンまたは不揮発性シロキサンと混合することができる。本開示に適したポリオルガノシロキサンは、1つまたは複数の直鎖または分岐鎖ポリオルガノシロキサンを含む。好ましくは、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンは、モノメチルシロキサン、トリメチルシロキサン、メチルビニルシロキサン、メチルエチルシロキサン、ジエチルシロキサン、メチルフェニルシロキサン、ジフェニルシロキサン、エチルフェニルシロキサン、ビニルエチルシロキサン、フェニルビニルシロキサン、3,3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサン、ジメチルジフェニルシロキサン、ジメチルフェニルシロキサン、メチルフェニルビニルシロキサン、ジメチルエチルシロキサン、3,3,3−トリフルオロプロピルメチルジメチルシロキサン、モノ−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン、ポリエチレングリコールメチルシロキサンおよび/またはポリプロピレングリコールメチルシロキサン、ポリエチレングリコールフェニルシロキサンおよび/またはポリプロピレングリコールフェニルシロキサン、ポリエチレングリコールアルキルシロキサンおよび/またはポリプロピレングリコールアルキルシロキサン ポリエチレングリコール3,3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサンおよび/またはポリプロピレングリコール3,3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサン、C〜C60アルキルメチルシロキサン、C〜C60アルキルフェニルシロキサン、アミノアルキルシロキサン、ジアミノアルキルシロキサン、モノフェニルシロキサン、モノビニルシロキサン、および他の組合せによって表わされる他の単位とともに、主にジメチルシロキサン単位から構成される。ヘルスケアで使用される医療グレードおよび医療品質の超高純度ポリオルガノシロキサンが特に適する。本開示の一態様において、ポリオルガノシロキサンは、ジメチルシロキサン単位から主に構成される1つまたは複数のポリオルガノシロキサン(例えば、ジメチコンおよび/または架橋ジメチコン)を含む。
本開示の分散体において、カプセル化材料は、ポリマー膜によってカプセル化される。次に、ポリマー膜は、コアセルベーションによって、すなわち、反対の電荷を有する帯電したポリマーの沈殿によって形成することができる。コアセルベート内では、帯電したポリマーが互いに連結する結合はイオン性であり、界面活性剤の膜内に存在する静電気性の結合より概して強力である。
本開示の一態様において、材料、例えばポリオルガノシロキサンまたは水性組成物をカプセル化するポリマー膜は、反対の極性を有する少なくとも2つの帯電したポリマー(またはポリマー電解質)のコアセルベーションによって、好ましくは第1のアニオン性ポリマーおよび第1のポリマーと異なる第2のカチオン性ポリマーの存在下で形成することができる。
本開示の1つまたは複数のポリオルガノシロキサンをカプセル化するポリマー膜の形成に有用なアニオン性ポリマーは、アニオン性基を有する1つまたは複数のポリマーを含む。このようなポリマーはまた、アニオン性ポリマー電解質と称してもよい。アニオン性基によって、アニオン(A−)を得るためのプロトン(H)を生成することが可能な化学基、例えばAHが意味される。したがって、それが見出される媒体の条件によって、アニオン性ポリマーは、AH形態、またはその共役塩基A−の形態の化学的官能基を含む。例示的なアニオン性基は、任意でカルボン酸アニオン、例えば−COO−の形態で存在するカルボン酸基、例えば−COOHを含む。本開示に適したアニオン性ポリマーは、モノマーの重合によって形成されるポリマーを含み、そのモノマーの少なくとも一部分は、カルボン酸官能基などのアニオン性基を有する。このようなモノマーとしては、例えば、少なくとも1つのカルボン酸官能基を含む、アクリル酸、マレイン酸、または任意のエチレン性不飽和モノマーがある。本開示に適したアニオン性ポリマーの例としては、アクリルアミド、アクリル酸アルキル、アクリル酸C〜Cアルキル、アクリル酸C10〜C30アルキル、メタクリル酸C12〜C22アルキル、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール、アクリル酸ヒドロキシルエステルなどの、アクリル酸またはマレイン酸のおよび他のモノマーの、直鎖または分岐鎖ポリマーまたはコポリマーが含まれる。本開示の一態様において、アニオン性ポリマーは、ポリアクリル酸、例えばカルボマーである。
本開示の1つまたは複数のポリオルガノシロキサンをカプセル化するポリマー膜の形成に有用なカチオン性ポリマーは、カチオン性基を有するポリマーを含む。このようなポリマーはまた、カチオン性ポリマー電解質と称してもよい。カチオン性基によって、BH+基を得るためにプロトンを捕捉することが可能な化学基(例えばB)が意味される。したがって、それが見出される媒体の条件によって、カチオン性ポリマーは、B形態、またはその共役酸であるBH+形態の化学的官能基を含む。カチオン性基の例としては、任意でアンモニウムカチオンの形態で存在する、第一級アミン基、第二級アミン基、および第三級アミン基が含まれる。
カチオン性ポリマーの例は、モノマーの少なくとも一部分が、第一級アミン官能基、第二級アミン官能基、または第三級アミン官能基などのカチオン性基を有するモノマーの重合によって形成されるポリマーを含む。カチオン性基を有するモノマーには、例えばアジリジン、または、少なくとも1種の第一級アミン官能基、第二級アミン官能基、または第三級アミン官能基を含む任意のエチレン性不飽和モノマーが含まれる。適切なカチオン性ポリマーとしては、例えば、コポリマーであるアモジメチコン、アミノプロピルジメチコン、およびアミン官能基を含むより一般的なシリコーンポリマーなどの、アモジメチコン、アモジメチコン誘導体が含まれる。さらなるカチオン性ポリマーとしては、コポリマーであるビス−イソブチルPEG−14/アモジメチコンおよびビス−ヒドロキシ/メトキシアモジメチコン、キトサンまたはグアーガム誘導体(グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド)などのアミン官能基を含む多糖、ポリリジンなどのアミン官能基を含むポリペプチド、直鎖または分岐鎖ポリエチレンイミンなどのアミン官能基を含むポリエチレンイミンが含まれる。
本開示の一態様において、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンは、概して、アニオン性ポリマーを水性媒体中に含有する第1の製剤と、ポリオルガノシロキサンおよびカチオン性ポリマーを含有する第2の製剤とを組み合わせることを含む、コアセルベーションによってカプセル化することができる。次いで、アニオン性ポリマーおよびカチオン性ポリマーは、水性媒体中に分散されたポリオルガノシロキサンをカプセル化するポリマー膜を形成する。これらの2つのポリマーによるポリマー膜の形成は、反応媒体の条件(温度、pH、試薬の濃度など)を変更することによって概して引き起こされる。コアセルベーション反応は、反対の極性を有するこれらの2つの帯電したポリマーの中和より生じ、第1のポリマーと第2のポリマーとの間の静電相互作用によって膜構造の形成を可能にする。その結果、形成された膜がポリオルガノシロキサンをカプセル化し、それを、非親和性の媒体、例えば水性媒体から分離する。カプセル化親水性水性組成物の平均径は、好ましくは、5から300μmの間、例えば10から100μmの間などの約500μm未満である。
第1および第2の製剤を組み合わせて分散体を形成することは、マイクロ流体デバイス、静的ミキサー、および/または動的ミキサーによって行うことができる。このようなコアセルベーションの形成についてのさらなる情報は、国際公開第2012/120043号パンフレットに見出すことができ、参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示の一態様において、1つまたは複数のポリオルガノシロキサン、例えば、主にジメチルシロキサン単位から構成される1つまたは複数のポリオルガノシロキサン(ジメチコンおよび/または架橋ジメチコン)は、ポリアクリル酸、例えばカルボマー、およびアミン官能化ポリオルガノシロキサン(アミン官能化メチコンまたはアミン官能化ジメチコン、例えばアモジメチコン)から構成されるポリマー膜によってカプセル化される。カプセル化ポリオルガノシロキサンは、水性の媒体中またはゲル中に分散することができる。分散体中のカプセル化ポリオルガノシロキサンの割合は、変更することができる。一実施形態において、さらなる成分および活性体を含むまたは含まないカプセル化ポリオルガノシロキサンの割合は、重量基準で全分散体の約1%〜70%、例えば、約40%などの約30%〜50%とすることができる。カプセル化水性組成物の平均径は、好ましくは、約500μm未満である。カプセル化ポリオルガノシロキサンを構成するカチオン性ポリマーの量は、変更することができる。一態様において、カプセル化ポリオルガノシロキサンを構成するカチオン性ポリマーの量は、カプセル化ポリオルガノシロキサンの約0.01%〜約10%である。本開示の分散体はまた、比較的高粘度、例えば、約30,000cP、約40,000cP超または約50,000cP超などの約20,000cP超とすることもできる。
類似の方法で、実質的に非混和性のポリオルガノシロキサン媒体中の水性組成物の分散体を調製することができる。水性組成物をカプセル化するポリマー膜は、反対の極性を有する少なくとも2つの帯電したポリマー(またはポリマー電解質)のコアセルベーションによって、好ましくは第1のアニオン性ポリマーおよび第1のポリマーと異なる第2のカチオン性ポリマーの存在下で、形成することができる。1つまたは複数のポリオルガノシロキサンを水性媒体中でカプセル化するための上述と同一のカチオン性ポリマーおよびアニオン性ポリマーは、水性組成物をポリオルガノシロキサン媒体中にカプセル化するために使用することができる。
例えば、水性組成物は、概して、カチオン性ポリマーをポリオルガノシロキサン媒体中に含有する第1の製剤と、アニオン性ポリマーおよび水性組成物を含有する第2の製剤とを組み合わせることを含む、コアセルベーションによってカプセル化することができる。次いで、カチオン性ポリマーおよびアニオン性ポリマーは、ポリオルガノシロキサン媒体中に分散された水性組成物をカプセル化するポリマー膜を形成する。これらの2つのポリマーによるポリマー膜の形成は、反応媒体の条件(温度、pH、試薬の濃度など)を変更することによって概して引き起こされる。コアセルベーション反応は、反対の極性を有するこれらの2つの帯電したポリマーの中和より生じ、第1のポリマーと第2のポリマーとの間の静電相互作用によって膜構造の形成を可能にする。その結果、形成された膜が、水性組成物をカプセル化し、それを、非混和性のポリオルガノシロキサン媒体より分離する。
本開示の一態様において、水性組成物は、ポリアクリル酸、例えばカルボマー、およびアミン官能化ポリオルガノシロキサン(アミン官能化メチコンまたはアミン官能化ジメチコン、例えばアモジメチコン)から構成されるポリマー膜によってカプセル化される。カプセル化水性組成物は、ポリオルガノシロキサン媒体、例えば、主にジメチルシロキサン単位から構成される1つまたは複数のポリオルガノシロキサン(ジメチコンおよび/または架橋ジメチコン)中に分散することができる。分散体中のカプセル化水性組成物の割合は、変更することができる。一実施形態において、さらなる成分および活性体を含むまたは含まないカプセル化水性組成物の割合は、重量基準で全分散体の約1%〜70%、例えば、約40%などの約30%〜50%とすることができる。カプセル化水性組成物の平均径は、好ましくは、約500μm未満である。カプセル化水性組成物を構成するアニオン性ポリマーの量は、変更することができる。一態様において、カプセル化水性組成物を構成するアニオン性ポリマーの量は、カプセル化材料の約0.01%〜約10%である。本開示の分散体はまた、比較的高粘度、例えば、約30,000cP、約40,000cP超または約50,000cP超などの約20,000cP超、とすることもできる。
ポリマー膜によってカプセル化された材料を含む分散体は、カプセル化材料を媒体中に分散させるための界面活性剤を含まないが、さらなる成分を含むことができる。他の成分は、材料をカプセル化するポリマー膜を形成するときに、カプセル化する材料とともに他の成分を製剤中に含ませることによって、材料とともにカプセル化することができる。さらなる成分はまた、媒体とともにさらなる成分を組み込むことによって、媒体中に含ませることもできる。
本開示の分散体は、そのようにして使用することができ、または他の組成物、例えば、ヒト皮膚および/または毛髪へ塗布することができる局所用組成物を調製するために使用することができる。このような組成物は、限定はされないが、セラム、ローション、クリーム、ペースト、リキッドパウダー、パウダー、洗浄剤および石鹸、リンス、スプレー、シャンプー、コンディショナー、ラッカー、香油、グロス、ポマード、定着剤、包帯剤、滑沢剤、シェービングエイドおよびシェービングフォーム、染料、漂白剤、油、ゲル、マスク、パッチなどのパーソナルケアおよびヘルスケアの用途に適する。
局所用組成物の調製における本開示の分散体の使用にはいくつかの利点がある。例えば、本開示の分散体は、実質的に疎水性の成分をポリオルガノシロキサンとともに取り込む能力を含み、界面活性剤を使用することなく、非混和性の水性媒体中に分散されたその疎水性成分を有する。界面活性剤は皮膚刺激を引き起こす恐れがあるため、界面活性剤を含まない局所用皮膚用組成物は利点とすることができる。
本開示の分散体は、ポリオルガノシロキサン、例えばアミン官能化ポリオルガノシロキサンとともにカチオン性成分を取り込むことができ、保存料を使用することなく、非混和性の水性媒体中に分散されたカチオン性成分を有することができる。保存料は皮膚刺激を引き起こす恐れがあるため、保存料を含まない局所用皮膚用組成物は利点とすることができる。
さらに、ポリオルガノシロキサン媒体中の水性組成物の分散体は、なめらかなシリコーン触感、それに続く、さわやかで軽い手触り、および粉状ベールを伴う仕上がりを有する分散体をもたらすことができる。このような分散体は、成分を保護し、皮膚上へ塗布する間に成分が送達されるように、1つまたはいくつかの水溶性成分、特に水溶性活性体を内相中へカプセル化することによってカスタマイズすることができる。これらの分散体はまた、水中油製剤中または油中水製剤中または無水顔用セラムもしくは無水顔用プライマーなどの無水製剤中に組み入れ、水溶性成分を皮膚へ送達するとともに軽さおよび粉状触感の両方をもたらすこともできる。美容ケア市場における多くの活性体は水性であり、そのため、ポリオルガノシロキサン媒体中の水性組成物の分散体は特に有用である。
さらに、本開示の分散体はまた、ポリオルガノシロキサンを同じ組成物へ直接組み込むことによっては容易に実現され得ない、多様な質感、外観、および官能的側面を有することができる、種々の局所用組成物の形成を可能にする。本開示の分散体は、より高い分子量のまたはより高い粘性の疎水性材料を所与の水性媒体中に組み込むことをより容易に可能にする。
本開示の分散体はまた、化粧品および日焼け止めなどの、視覚的に透明なまたは視覚的に半透明な局所用組成物の形成も可能にする。さらなる利点は、ポリオルガノシロキサンフィルムの均質性を高めることを含み、より軽いまたはより重い皮膚触感を有するより薄いまたはより厚いフィルムを、組成物の質感を変えずに製造し得る。他の利点は、送達する活性剤の用量および速度を制御することを含む。
カプセル化ポリオルガノシロキサンとともに含むことができるさらなる成分は、例えば、1つまたは複数の合成油または天然油を含む。本開示に有用な油としては、(i)有機化合物、(ii)上記に列挙されるようなケイ素原子を含有する化合物、(iii)有機化合物の混合物、(iv)ケイ素原子を含有する化合物の混合物、または(v)有機化合物およびケイ素原子を含有する化合物の混合物が含まれる。
油は、他の材料を溶解し、懸濁し、または物理学的特性を変化させるように働く。適切な油としては、限定はされないが、ココナッツ油などの天然油;鉱油および水添ポリイソブテンなどの炭化水素;オクチルドデカノールなどの脂肪アルコール;安息香酸C12〜C15アルキルなどのエステル;ジペラルゴン酸プロピレンなどのジエステル;およびトリオクタン酸グリセリルなどのトリエステルが含まれる。有機油成分はまた、異なる粘度の油の混合物とすることもできる。低粘度油の例としては、イソノナン酸イソトリデシル、ジヘプタン酸PEG−4、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオペンタン酸トリデシル、オクタン酸セチル、パルミチン酸セチル、リシノール酸セチル、ステアリン酸セチル、ミリスチン酸セチル、ココ−ジカプリレート/カプレート、イソステアリン酸デシル、オレイン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソヘキシル、パルミチン酸オクチル、リンゴ酸ジオクチル、オクタン酸トリデシル、ミリスチン酸ミリスチル、オクチルドデカノールもしくはオクチルドデカノールの混合物、アセチル化ラノリンアルコール、酢酸セチル、イソドデカノール、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3、またはそれらの混合物が含まれる。高粘度油としては、ヒマシ油、ラノリンおよびラノリン誘導体、クエン酸トリイソセチル、セスキオレイン酸ソルビタン、C1018トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸/トリグリセリド、ココナッツ油、トウモロコシ油、綿実油、トリアセチルヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリアセチルリシノレイン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、硬化ヒマシ油、アマニ油、ミンク油、オリーブ油、パーム油、菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、獣脂、トリカプリン、トリヒドロキシステアリン、トリイソステアリン、トリラウリン、トリリノレイン、トリミリスチン、トリオレイン、トリパルミチン、トリステアリン、クルミ油、小麦胚芽油、コレステロール、またはそれらの混合物を含むことができる。任意の他の非シリコーン脂肪性物質としては、流動パラフィンもしくは流動石油などの鉱油、ペルヒドロスクアレン油もしくはアララ油などの動物油、またはスイートアーモンド油、カロフィラム油、パーム油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、オリーブ油、もしくはシリアルジャーム油などの植物油が挙げられる。また、例えば、オレイルアルコール、リノレイルアルコールもしくはリノレニルアルコール、イソステアリルアルコール、またはオクチルドデカノールなどのアルコールの、ラノリン酸エステル、オレイン酸エステル、ラウリル酸エステル、ステアリン酸エステル、またはミリスチン酸エステル;あるいはアルコールのまたは多価アルコールの、アセチルグリセリド、オクタノエート、デカノエート、またはリシノレートの使用も可能である。
パーソナルケア用、ヘルスケア用、および/または薬学的活性剤用の活性剤などの1つまたは複数の活性剤を、ポリオルガノシロキサンとともに含むことができる。本明細書において使用される場合、パーソナルケア活性体とは、毛髪または皮膚の治療を目的として通常添加され、化粧品効果、審美的効果、保護効果、または触感効果をもたらすパーソナルケア組成物中の添加物として、当技術分野において既知である任意の薬剤または薬剤の混合物を意味する。ヘルスケア活性体とは、薬学的効果または医学的効果をもたらすことが当技術分野において既知である、任意の薬剤または薬剤の混合物を意味する。したがって、ヘルスケア活性体は、一般的に使用され、連邦規則集のタイトル21、チャプターI、パート200〜299およびパート300〜499に含有される、米国保健福祉省食品医薬品局によって定められた有効成分または活性薬物成分とみなされる材料を含む。
したがって、有効成分は、疾患の診断、治癒、軽減、治療、または予防において薬理活性または別の直接的効果をもたらすこと、あるいは、ヒトまたは他の動物の身体の構造または任意の機能に影響を与えることを意図した任意の薬剤を含むことができる。この語句は、薬物製品の製造中に化学的変化を受ける恐れがあり、特定の活性または効果をもたらすことを意図する改良形態の薬物製品中に存在し得る薬剤を含むことができる。有効成分のいくつかの代表例としては、薬物、ビタミン、ミネラル;ホルモン;抗生物質の有効成分、足白癬、いんきんたむし、または輪癬の治療用の抗真菌性有効成分、およびざ瘡有効成分などの局所用抗菌剤;収斂有効成分;脱臭有効成分;イボ除去有効成分;ウオノメおよびタコ除去有効成分;シラミ駆除有効成分;ふけ、脂漏性皮膚炎、または乾癬を抑えるための有効成分;ならびに日焼け予防剤および治療剤が含まれる。
活性剤としては、「プロビタミン」を含むビタミンおよびその誘導体を含むことができる。本明細書において有用なビタミンとしては、限定はされないが、ビタミンA、レチノール、レチノールのC〜C18エステル、ビタミンE、トコフェロール、ビタミンEのエステル、およびそれらの混合物が含まれる。レチノールとしては、トランス−レチノール、1,3−cis−レチノール、11−cis−レチノール、9−cis−レチノール、および3,4−ジデヒドロレチノール、ビタミンCおよびその誘導体、ビタミンB、ビタミンB、プロビタミンB5、パンテノール、ビタミンB、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、ならびにパントテン酸が含まれる。本明細書に含まれるとみなされる他の適切なビタミンおよびビタミンのINCI名としては、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビルメチルシラノールペクチン、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド、リン酸アスコルビルナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、硫酸アスコルビル二ナトリウム、リン酸(アスコルビル/トコフェリル)カリウムがある。
有効成分は、医薬品有効成分とすることができる。本発明による方法で使用される有効成分は、水溶性または油溶性の有効薬物成分とすることができる。使用することができるいくつかの適切な水溶性有効薬物成分の代表例としては、ヒドロコルチゾン、ケトプロフェン、チモロール、ピロカルピン、アドリアマイシン、マイトマイシンC、モルヒネ、ヒドロモルホン、ジルチアゼム、テオフィリン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ヘパリン、ペニシリンG、カルベニシリン、セファロチン、セフォキシチン、セフォタキシム、5−フルオロウラシル、シタラビン、6−アザウリジン、6−チオグアニン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、硫酸ブレオマイシン、アウロチオグルコース、スラミン、およびメベンダゾールがある。使用することができるいくつかの適切な油溶性有効薬物成分の代表例としては、クロニジン、スコポラミン、プロプラノロール、フェニルプロパノールアミン塩酸塩、ウアバイン、アトロピン、ハロペリドール、イソソルビド、ニトログリセリン、イブプロフェン、ユビキノン、インドメタシン、プロスタグランジン、ナプロキセン、サルブタモール、グアナベンズ、ラベタロール、フェニラミン、メトリホネート、およびステロイドがある。
使用することができるいくつかの適切な有効薬物成分の代表例としては、ヒドロコルチゾン、ケトプロフェン、チモロール、ピロカルピン、アドリアマイシン、マイトマイシンC、モルヒネ、ヒドロモルホン、ジルチアゼム、テオフィリン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ヘパリン、ペニシリンG、カルベニシリン、セファロチン、セフォキシチン、セフォタキシム、5−フルオロウラシル、シタラビン、6−アザウリジン、6−チオグアニン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、硫酸ブレオマイシン、アウロチオグルコース、スラミン、メベンダゾール、クロニジン、スコポラミン、プロプラノロール、フェニルプロパノールアミン塩酸塩、ウアバイン、アトロピン、ハロペリドール、イソソルビド、ニトログリセリン、イブプロフェン、ユビキノン、インドメタシン、プロスタグランジン、ナプロキセン、サルブタモール、グアナベンズ、ラベタロール、フェニラミン、メトリホネート、およびステロイドがある。本発明の目的のための有効薬物成分として、本明細書に含まれるとみなされるものとしては、過酸化ベンゾイルおよびトレチノインなどの抗ざ瘡剤;グルコン酸クロルヘキシジンなどの抗菌剤;硝酸ミコナゾールなどの抗真菌剤;抗炎症剤;コルチコステロイド薬物;ジクロフェナクなどの非ステロイド性抗炎症剤;プロピオン酸クロベタゾールなどの抗乾癬剤;リドカインなどの麻酔剤;抗掻痒剤;抗皮膚炎剤;ならびに概してバリアフィルムとみなされる薬剤がある。
活性体は、酵素などのタンパク質とすることができる。カプセル化効果は、製剤中の他の成分による分解に対して活性剤を隔離することを含む。酵素としては、限定はされないが、市販型、改良型、組換え体型、野生型、自然には見出されない変異体、およびそれらの混合物が含まれる。例えば、適切な酵素としては、加水分解酵素、クチナーゼ、酸化酵素、転移酵素、還元酵素、ヘミセルラーゼ、エステル分解酵素、異性化酵素、ペクチナーゼ、乳糖分解酵素、過酸化酵素、ラッカーゼ、カタラーゼ、およびこれらの混合物が含まれる。加水分解酵素としては、限定はされないが、タンパク質分解酵素(細菌性、真菌性、酸性、中性またはアルカリ性)、アミラーゼ(αまたはβ)、脂質分解酵素、マンナン分解酵素、セルロース分解酵素、コラゲナーゼ、リゾチーム、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、およびこれらの混合物が含まれる。前記タンパク質分解酵素としては、限定はされないが、トリプシン、キモトリプシン、ペプシン、パンクレアチンおよび他の哺乳動物酵素;パパイン、ブロメラインおよび他の植物酵素;サブチリシン、エピデルミン、ナイシン、ナリンギナーゼ(L−ラムノシダーゼ) ウロキナーゼおよび他の細菌酵素が含まれる。前記脂質分解酵素としては、限定はされないが、トリアシルグリセロールリパーゼ、モノアシルグリセロールリパーゼ、リポタンパク質リパーゼ、例えば、ステアプシン、エレプシン、ペプシン、他の哺乳動物性の、植物性の、細菌性のリパーゼ、および精製されたもの、が含まれる。天然のパパインが前記酵素がとして好ましい。さらに、刺激ホルモン、例えばインスリンが、これらの効果を高めるために、これらの酵素とともに使用することができる。
活性剤はまた、日焼け止め剤とすることもできる。日焼け止め剤は、太陽光線に対する曝露の有害な影響から皮膚を保護するための、当技術分野において既知である任意の日焼け止め剤より選択することができる。日焼け止め化合物は通常、紫外線(UV)光を吸収する、有機化合物、無機化合物、またはそれらの混合物より選ばれる。したがって、日焼け止め剤として使用できる代表的な非限定例としては、アミノ安息香酸、シノキセート、メトキシ桂皮酸ジエタノールアミン、トリオレイン酸ジガロイル、ジオキシベンゾン、エチル4−[ビス(ヒドロキシプロピル)]アミノベンゾエート、アミノ安息香酸グリセリル、ホモサレート、ジヒドロキシアセトンを含むラウソン、アントラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サルチル酸オクチル、オキシベンゾン、パディメートO、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、赤色ワセリン、スルイソベンゾン、二酸化チタン、およびサリチル酸トロラミン、セタミノサロール(cetaminosalol)、アラントインPABA、ベンザルフタリド、ベンゾフェノン、ベンゾフェノン1−12、3−ベンジリデンカンファー、ベンジリデンカンファー加水分解コラーゲンスルホンアミド、ベンジリデンカンファースルホン酸、サリチル酸ベンジル、ボルネロン、ブメトリオゾール、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ブチルPABA、セリア/シリカ、セリア/シリカタルク、シノキセート(Cinoxate)、DEA−メトキシシンナメート、ジベンゾキサゾールナフタレン、ジ−t−ブチルヒドロキシベンジリデンカンファー、トリオレイン酸ジガロイル、桂皮酸ジイソプロピルメチル、ジメチルPABA エチルセテアリルジモニウムトシレート、ジオクチルブタミドトリアゾン、ジフェニルカルボメトキシアセトキシナフトピラン、ビスエチルフェニルトリアミノトリアジンスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルトリアミノトリアジンスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ドロメトリゾール、ドロメトリゾールトリシロキサン、エチルジヒドロキシプロピルPABA、ジイソプロピル桂皮酸エチル、メトキシ桂皮酸エチル、エチルPABA、ウロカン酸エチル、エトロクリレンフェルラ酸、グリセリルオクタノエートジメトキシシンナメート、グリセリルPABA、サリチル酸グリコール、ホモサレート、p−メトキシ桂皮酸イソアミル、サリチル酸イソプロピルベンジル、イソプロピルジベンゾイルメタン、メトキシ桂皮酸イソプロピル、アントラニル酸メンチル、サリチル酸メンチル、4−メチルベンジリデン、カンファー、オクトクリレン、オクトリゾール、オクチルジメチルPABA、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オクチルトリアゾン、PABA、PEG−25 PABA、ペンチルジメチルPABA、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、メトキシ桂皮酸カリウム、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸カリウム、赤色ワセリン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸ナトリウム、ウロカン酸ナトリウム、TEA−フェニルベンズイミダゾールスルホネート、TEA−サリチレート、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、二酸化チタン、二酸化亜鉛、二酸化セリウム、トリPABAパンテノール、ウロカニン酸、およびVA/クロトネート/メタクリロキシベンゾフェノン−1コポリマーが含まれる。これらの日焼け止め剤は、1つまたは2つ以上の組合せを選択することができる。あるいは、日焼け止め剤は、桂皮酸エステル系有機化合物であり、または、日焼け止め剤は、パラメトキシ桂皮酸と2−エチルヘキサノールとのエステルであるParsol MCXまたはUvinul(登録商標)MC80のようなメトキシ桂皮酸オクチルである。
特定の用途では、組成物はまた、芳香剤または香料を含有することもできる。香料は、香料産業で通常使用される任意の香料または芳香剤の有効成分とすることができる。これらの組成物は通常、種々の化学的分類に属し、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、エーテル、アセテート、ナイトライト、テルペン系炭化水素、複素環式窒素含有化合物または複素環式硫黄含有化合物、および天然由来または合成由来の精油のように多様である。香料ケトンの実例としては、ブッコキシム;イソジャスモン;メチルβ−ナフチルケトン;ムスクインダノン;トナリド/ムスクプラス;α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、イソ−ダマスコン、ダマセノン、ダマロース、ジヒドロジャスモン酸メチル、メントン、カルボン、カンファー、フェンコン、α−ロノン、β−ロノン、γ−メチルいわゆるイオノン、フルーラモン、ジヒドロジャスモン、Cis−ジャスモン、イソ−E−スーパー、メチルセドレニルケトンまたはメチルセドリロン、アセトフェノン、メチルアセトフェノン、パラメトキシアセトフェノン、メチル−β−ナフチルケトン、ベンジルアセトン、ベンゾフェノン、パラヒドロキシフェニルブタノン、セルリーケトンまたはリベスコン、6−イソプロピルデカヒドロ−2−ナフトン、ジメチルオクテノン、フレスコメンテ、4−(1−エトキシビニル)−3,3,5,5,−テトラメチルシクロヘキサノン、メチルヘプテノン、2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)−シクロペンタノン、1−(p−メンテン−6(2)−イル)−1−プロパノン、4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−2−ブタノン、2−アセチル−3,3−ジメチルノルボルナン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、4−ダマスコール、ダルシニルまたはカシオン(Cassione)、ゲルソン、ヘキサロン、イソシクレモンE、メチルシクロシトロン、メチルラベンダーケトン、オリボン、パラ−tert−ブチルシクロヘキサノン、ベルドン、デルフォン、ムスコン、ネオブテノン、プリカトン、ベロウトン、2,4,4,7−テトラメチル−オクタ−6−エン−3−オン、およびテトラメランがある。好ましくは、香料アルデヒドは、アドキサール;アニスアルデヒド;シマール;エチルバニリン;フロルヒドラール;ヘリオナール;ヘリオトロピン;ヒドロキシシトロネラール;コアボン;ラウリンアルデヒド;リラール;メチルノニルアセトアルデヒド;P.T.ブシナール;フェニルアセトアルデヒド;ウンデシレンアルデヒド;バニリン;2,6,10−トリメチル−9−ウンデセナール、3−ドデセン−1−アール、α−n−アミル桂皮アルデヒド、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、3−(4−tert−ブチルフェニル)−プロパナール、2−メチル−3−(パラ−メトキシフェニルプロパナール、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2(1)−シクロヘキセン−1−イル)ブタナール、3−フェニル−2−プロペナール、cis/trans−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アール、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−アール、[(3,7−ジメチル−6−オクテニル)オキシ]アセトアルデヒド、4−イソプロピルベンズアルデヒド、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトアルデヒド、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチル−3−(イソプロピルフェニル)プロパナール、1−デカナール;デシルアルデヒド、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、4−(トリシクロ[5.2.1.0(2,6))−デシリデン−8)−ブタナール、オクタヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデンカルボキシアルデヒド、3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、パラエチル−α,α−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、α−メチル−3,4−(メチレンジオキシ)−ヒドロシンナムアルデヒド、3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド、α−n−ヘキシル桂皮アルデヒド、m−シメン−7−カルボキシアルデヒド、α−メチルフェニルアセトアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、ウンデセナール、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、4−(3)(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセン−カルボキシアルデヒド、1−ドデカナール、2,4−ジメチルシクロヘキセン−3−カルボキシアルデヒド、4−(4−ヒドロキシ4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、7−メトキシ−3,7−ジメチルオクタン−1−アール、2−メチルウンデカナール、2−メチルデカナール、1−ノナナール、1−オクタナール、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、2−メチル−3−(4−tert−ブチル)プロパナール、ジヒドロ桂皮アルデヒド、1−メチル−4−(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、5または6メトキシ0ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1または2−カルボキシアルデヒド、3,7−ジメチルオクタン−1−アール、1−ウンデカナール、10−ウンデセン−1−アール、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、1−メチル−3−(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、trans−4−デセナール、2,6−ノナジエナール、パラトリルアセトアルデヒド;4−メチルフェニルアセトアルデヒド、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテナール、オルト−メトキシ桂皮アルデヒド、3,5,6−トリメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、3,7−ジメチル−2−メチレン−6−オクテナール、フェノキシアセトアルデヒド、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナール、ピオニーアルデヒド(6,10−ジメチル−3−オキサ−5,9−ウンデカジエン−1−アール)、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチルオクタナール、α−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼンアセトアルデヒド、6,6−ジメチル−2−ノルピネン−2−プロピオンアルデヒド、パラメチルフェノキシアセトアルデヒド、2−メチル−3−フェニル−2−プロペン−1−アール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、ヘキサヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトアルデヒド、3−プロピル−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタ−5−エン−2−カルバルデヒド、9−デセナール、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタナール、メチルノニルアセトアルデヒド、ヘキサナール、trans−2−ヘキサナール、1−p−メンテン−q−カルボキシアルデヒド、およびそれらの混合物からその香りの特徴で選択される。好ましくは、香料アルデヒドは、アドキサール;アニスアルデヒド;シマール;エチルバニリン;フロルヒドラール;ヘリオナール;ヘリオトロピン;ヒドロキシシトロネラール;コアボン;ラウリンアルデヒド;リラール;メチルノニルアセトアルデヒド;P.T.ブシナール;フェニルアセトアルデヒド;ウンデシレンアルデヒド;バニリン;2,6,10−トリメチル−9−ウンデセナール、3−ドデセン−1−アール、α−n−アミル桂皮アルデヒド、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、3−(4−tert−ブチルフェニル)−プロパナール、2−メチル−3−(パラ−メトキシフェニルプロパナール、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2(1)−シクロヘキセン−1−イル)ブタナール、3−フェニル−2−プロペナール、cis/trans−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アール、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−アール、[(3,7−ジメチル−6−オクテニル)オキシ]アセトアルデヒド、4−イソプロピルベンズアルデヒド、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトアルデヒド、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチル−3−(イソプロピルフェニル)プロパナール、1−デカナール;デシルアルデヒド、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、4−(トリシクロ[5.2.1.0(2,6))−デシリデン−8)−ブタナール、オクタヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデンカルボキシアルデヒド、3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、パラエチル−α,α−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、α−メチル−3,4−(メチレンジオキシ)−ヒドロシンナムアルデヒド、3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド、α−n−ヘキシル桂皮アルデヒド、m−シメン−7−カルボキシアルデヒド、α−メチルフェニルアセトアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、ウンデセナール、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、4−(3)(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、1−ドデカナール、2,4−ジメチルシクロヘキセン−3−カルボキシアルデヒド、4−(4−ヒドロキシ4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、7−メトキシ−3,7−ジメチルオクタン−1−アール、2−メチルウンデカナール、2−メチルデカナール、1−ノナナール、1−オクタナール、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、2−メチル−3−(4−tert−ブチル)プロパナール、ジヒドロ桂皮アルデヒド、1−メチル−4−(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、5または6メトキシ0ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1または2−カルボキシアルデヒド、3,7−ジメチルオクタン−1−アール、1−ウンデカナール、10−ウンデセン−1−アール、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、1−メチル−3−(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、trans−4−デセナール、2,6−ノナジエナール、パラトリルアセトアルデヒド;4−メチルフェニルアセトアルデヒド、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテナール、オルト−メトキシ桂皮アルデヒド、3,5,6−トリメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、3,7−ジメチル−2−メチレン−6−オクテナール、フェノキシアセトアルデヒド、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナール、ピオニーアルデヒド(6,10−ジメチル−3−オキサ−5,9−ウンデカジエン−1−アール)、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチルオクタナール、α−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼンアセトアルデヒド、6,6−ジメチル−2−ノルピネン−2−プロピオンアルデヒド、パラメチルフェノキシアセトアルデヒド、2−メチル−3−フェニル−2−プロペン−1−アール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、ヘキサヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトアルデヒド、3−プロピル−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタ−5−エン−2−カルバルデヒド、9−デセナール、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタナール、メチルノニルアセトアルデヒド、ヘキサナール、trans−2−ヘキサナール、1−p−メンテン−q−カルボキシアルデヒド、およびそれらの混合物からその香りの特徴で選択される。
植物抽出物をまた、添加してもよい。これらの成分の例は下記のとおりである。アシタバ抽出物、アボカド抽出物、アジサイ属抽出物、タチアオイ属(Althea)抽出物、ウサギギク属(Arnica)抽出物、アロエ抽出物、アンズ抽出物、キョウニン抽出物、イチョウ(Ginkgo Biloba)抽出物、ウイキョウ抽出物、ターメリック(ウコン属(Curcuma))抽出物、ウーロン茶抽出物、エイジツ抽出物、ムラサキバレンギク属(Echinacea)抽出物、タツナミソウ属(Scutellaria)根抽出物、キハダ属(Phellodendron)樹皮抽出物、日本オウレン(Japanese Coptis)抽出物、オオムギ属(Barley)抽出物、オトギリソウ属(Hypericum)抽出物、オドリコソウ抽出物、オランダガラシ抽出物、オレンジ抽出物、脱水塩水(Dehydrated saltwater)、海草抽出物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ粉末、加水分解シルク、カモミール抽出物、ニンジン抽出物、ヨモギ属(Artemisia)抽出物、カンゾウ属(Glycyrrhiza)抽出物、ハイビスカス茶抽出物、カキョク(Pyracantha Fortuneana)果実抽出物、キウイ抽出物、キナ属(Cinchona)抽出物、キュウリ抽出物、グアノシン、クチナシ属(Gardenia)抽出物、クマザサ(Sasa Albo-marginata)抽出物、エンジュ属(Sophora)根抽出物、クルミ抽出物、グレープフルーツ抽出物、クレマチス属(Clematis)抽出物、クロレラ抽出物、クワの実抽出物、リンドウ属(Gentiana)抽出物、紅茶抽出物、酵母抽出物、ゴボウ抽出物、米糠発酵抽出物、コメ胚芽油、ヒレハリソウ抽出物、コラーゲン、コケモモ抽出物、クチナシ属(Gardenia)抽出物、アシアサルム属(Asiasarum)根抽出物、サイコ科(Family of Bupleurum)抽出物、臍帯抽出物、サルビア属(Salvia)抽出物、サボンソウ属(Saponaria)抽出物、タケ抽出物、サンザシ属(Crataegus)果実抽出物、サンショウ属(Zanthoxylum)果実抽出物、シイタケ抽出物、レーマンニア属(Rehmannia)根抽出物、ムラサキ属(gromwell)抽出物、シソ属(Perilla)抽出物、シナノキ抽出物、フィリペンデュラ属(Filipendula)抽出物、シャクヤク抽出物、トウ属(Calamus)根抽出物、シラカバ抽出物、トクサ抽出物、セイヨウキズタ(Hedera Helix)(アイビー)抽出物、サンザシ抽出物、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)抽出物、セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)抽出物、セイヨウハッカ(Mentha piperita)抽出物、セージ抽出物、ゼニアオイ抽出物、センキュウ(Cnidium officinale)根抽出物、センブリ(Japanese green gentian)抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ抽出物、タイム抽出物、茶抽出物、チョウジ抽出物、グラミネアエインペラタキュリロ(Gramineae imperata cyrillo)抽出物、ウンシュウミカン皮抽出物 トウキ(Japanese Angellica)根抽出物、キンセンカ属(Calendula)抽出物、トウニン抽出物、ダイダイ皮抽出物、ドクダミ(Houttuyna cordata)抽出物、トマト抽出物、納豆抽出物、ニンジン属(Ginseng)抽出物、緑茶抽出物(チャノキ(camellica sinesis))、ブドウ種子抽出物、ニンニク抽出物、野バラ抽出物、ハイビスカス抽出物、バクモンドウ抽出物、ハス(Nelumbo nucifera)抽出物、パセリ抽出物、蜂蜜、ハマメリス抽出物、ヒカゲミズ属(Parietaria)抽出物、エンメイソウ(Isodonis herba)抽出物、ビサボロール抽出物、ビワ抽出物、フキ抽出物、フキノトウ抽出物、ブクリョウ(Poria cocos Wolf)抽出物、ナギイカダ抽出物、ブドウ抽出物、プロポリス抽出物、ヘチマ抽出物、ベニバナ抽出物、ペパーミント抽出物、リンデンツリー(linden tree)抽出物、ボタン属(Paeonia)抽出物、ホップ抽出物、マツノキ抽出物、セイヨウトチノキ抽出物、ミズバショウ(リシチトン・カムチャトセス(Lysichiton camtschatcese))抽出物、ムクロジ皮抽出物、セイヨウヤマハッカ属(Melissa)抽出物、モモ抽出物、ヤグルマギク抽出物、ユーカリ抽出物、ユキノシタ抽出物、シトロン抽出物、ヨクイニン抽出物、ヨモギ抽出物、ラベンダー抽出物、リンゴ抽出物、レタス抽出物、レモン抽出物、レンゲ抽出物、バラ抽出物、ローズマリー抽出物、ローマンカモミール抽出物、およびローヤルゼリー抽出物。
ウィンターグリーン油;ペパーミント油;スペアミント油;メントール;バニラ;桂皮油;チョウジ油;ベイ油;アニス油;ユーカリ油;タイム油;ヒマラヤスギ葉油;ニクズク油;セージ油;カッシア油;ココア;カンゾウ;異性化糖;レモン、オレンジ、ライム、およびグレープフルーツなどの柑橘油;リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、およびアンズなどの果実エキス;ならびに、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、ギ酸オイゲニル、p−メチルアニソール、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シトラール、ネラール、デカナール、バニリン、トリルアルデヒド、2,6−ジメチルオクタナール、および2−エチルブチルアルデヒドなどのアルデヒドおよびエステルを含む他の有用な香味剤、などの香味剤を添加することもできる。
色を作り出すために組み合わせる、顔料、染料、インクまたは活性剤などの着色剤、視覚的外観に作用するまたはZnOの抗菌特性のような皮膚を予防または治療する粉末などの、粉末を化粧品効果または健康効果のために、分散体または局所用組成物へ添加することができる。TiO、ZnO、および処理顔料などの典型的な顔料、顔料マスターバッチ、または顔料分散体を添加することができる。適切なフェイスパウダーは、0.02〜200μm、好ましくは0.5〜100μmの粒径を有する乾燥粒子物質を概して含有する。粒子物質は、着色されたものまたは非着色(例えば白色)のものであってよい。適切な粉末としては、オキシ塩化ビスマス、チタン化雲母、フュームドシリカ、球状シリカ、ポリメタクリル酸メチル、微粉化テフロン、窒化ホウ素、アクリレートポリマー、ケイ酸アルミニウム、オクテニルコハク酸アルミニウムデンプン、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、セルロース、チョーク、コーンスターチ、珪藻土、フラー土、グリセリルデンプン、ヘクトライト、水和シリカ、カオリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、マルトデキストリン、モンモリロナイト、微結晶セルロース、米デンプン、シリカ、タルク、雲母、二酸化チタン、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ネオデカン酸亜鉛、ロジン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ポリエチレン、アルミナ、アタパルジャイト、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、デキストラン、カオリン、ナイロン、シリル化シリカ、シルクパウダー、セリサイト、ダイズ粉末、酸化スズ、水酸化チタン、リン酸三マグネシウム、クルミ殻粉末、またはそれらの混合物が含まれる。上述の粉末は、粉末表面を被覆し、事実上、粒子を疎水性にする、レシチン、アミノ酸、鉱油、シリコーン油、または種々の他の薬剤で、単独または組合せのいずれかで表面処理されていてよい。有機顔料としては概して、D&CおよびFD&Cのブルー、ブラウン、グリーン、オレンジ、レッド、イエローなどして表記される、アゾ染料、インジゴイド染料、トリフェニルメタン染料、アントラキノン染料、およびキサンチン染料を含む種々の芳香族型がある。有機顔料は概して、レーキと称される認定色添加剤の難溶性金属塩からなる。無機顔料としては、酸化鉄、ウルトラマリン、およびクロムまたは水酸化クロムの着色料、ならびにそれらの混合物が含まれる。
ポリオルガノシロキサンとともにカプセル化されたさらなる成分を含む能力は、局所用組成物のような他の組成物の調製に有利である。本開示の一態様において、局所用組成物、例えば化粧品または日焼け止めは、ポリマー膜によってカプセル化された、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンおよび任意で1つまたは複数のさらなる成分を含む。カプセル化材料は、好ましくは、水性の媒体またはゲル中に分散される。有利には、局所用組成物は、カプセル化材料を媒体中に分散させるための界面活性剤を含まない。局所用組成物はまた、合成の、天然の、または改質された油、ワックス、エステル、芳香剤、香味剤、植物抽出物、ビタミン、タンパク質および生物由来薬剤、日焼け止め、微粒子の粉末および顔料、着色料、染料、パーソナルケア活性剤、ヘルスケア活剤、ならびに薬学的活性剤などの他の成分を、水性媒体中またはカプセル化材料中に含むこともできる。
本開示の一態様において、局所用組成物は、水性媒体中に分散されたカプセル化材料を含有し、カプセル化材料は、ポリマー膜によってカプセル化された、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンおよび任意で1つまたは複数のさらなる成分を含む。局所用組成物は、局所用組成物の水性媒体に対するカプセル化材料の屈折率を整合させることによって、視覚的に透明にまたは視覚的に半透明に作製することができる。一実施形態において、このような透明なまたは半透明な局所用組成物を調製するために、グリセリンを水性媒体へ添加することができる。グリセリンはまた有利には、質感の点で、カプセル化材料との相乗効果も有する。
グリセリンは、保湿特性を有し、かつ1.46の高屈折率を有する、水溶性でかつ安価な成分である。グリセリンは通常、美容ケア製品で使用される。しかしながら、このような製品中のグリセリンの感触には非常にべたつきがあり、特に高濃度、例えばグリセリンが10重量%を超えて製品に含まれる場合に非常にべたつきがある。グリセリンは、約1.40の屈折率を通常有するポリオルガノシロキサンの屈折率を整合させ、透明な製剤を得るために、本開示の分散体とともに使用することができる。たいていの場合、水性媒体中で視覚的に透明なカプセル化ポリオルガノシロキサンにするために使用するグリセリン量は、全製剤の15重量%から65重量%の間、例えば、全製剤の20重量%から55重量%の間または25重量%から50重量%の間である。しかしながら、こうした大量のグリセリンを水性媒体中に含んでいても、本開示の特定の分散体および組成物の感触にはべたつきがまったくない。したがって、グリセリンとカプセル化ポリオルガノシロキサン分散体との間には、感触の点で、相乗作用があることが考えられる。有利には、本開示の分散体は、同一のものを含む組成物の分散体中での高濃度のグリセリンの使用、および明らかなべたつき感覚をまったく伴わない高い水和をもたらすことを可能にする。
本開示の一態様において、局所用組成物は、水性媒体中に分散されたカプセル化材料を含み、カプセル化材料は、ポリマー膜によってカプセル化された、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンおよび任意で1つまたは複数のさらなる成分を含む。局所用組成物は、依然として有利な質感特性を示すとともに、予め所望した量よりも多くの量でグリセリンを含むことができる。こうした相乗的な質感特性は、高濃度のグリセリンと概して関連するべたつきを減少することを含む。高濃度のグリセリンを使用すると、局所的に塗布するときに、保湿および水和を高める能力が与えられる。
下記の実施例は、本発明の特定の好ましい実施形態をさらに例示することを目的とし、事実上限定するものではない。当業者なら、単に慣例の実験を用いて、本明細書に記載される特定の物質および手順の均等物の多くを理解し、または解明することが可能であろう。
分散体
媒体中のカプセル化材料の分散体を調製した。その方法は、内部製剤(IF)および外部製剤(OF)を別々に調製することを含んでいた。カプセル化ポリオルガノシロキサンの調製では、IFは、カチオン性ポリマー、例えばアモジメチコン、および1つまたは複数のポリオルガノシロキサンを含んでいた。OFは、アニオン性ポリマー、例えばカルボマーを水性媒体に含んでいた。カプセル化水性組成物の調製では、IFは、アニオン性ポリマー、例えばカルボマーを含有し、OFは、1つまたは複数のポリオルガノシロキサンとともにカチオン性ポリマー、例えばアモジメチコンを含んでいた。
媒体中のカプセル化材料の分散体は、IFをOFと組み合わせることによって調製した。それぞれIFおよびOFからのポリマーがシリコーン/水界面に到達するとき、それら両方が荷電し、互いに引き付け合うようになる。界面で新たに生じるコアセルベートは、各相へ部分的に溶解するが、いずれにしてもほぼ完全には溶解しない。次いで、ポリマー膜を界面で捕捉する。ポリマー膜は、融合(液滴の融解)に対して優れた保護をもたらし、自己回復をする。それは、カプセル化材料がいくつかの液滴に分かれる場合、新しいシリコーン/水界面上に膜が形成され(各相に十分なポリマーがある場合)、材料がカプセル化されることを意味する。この自己回復能力は、下記の分散体を製造する間に用いられる。
さらに、OF(例えば、カルボマーを含む水相)の粘度を制御した。粘度は、カルボマーの種類、その濃度、およびまたそのpHの関数である。カルボマー溶液は、多くの場合、低pH(<4.5)で流体、pH5を超えると粘性であるため、第3の溶液(実施例中ではBASEと名付けられる)を用いて、工程の間の粘度を制御した。この溶液は、水、および塩基、例えば水酸化ナトリウムで作製された。
分散体は、OFおよびIF溶液からマイクロフルイディクスまたは古典的乳化方法によって作製された、粗大エマルション(液滴>500μm)より製造された。次いで、液滴の直径を、制御分割によって均質化した。制御分割は、マイクロ流体デバイス、静的ミキサー、または動的ミキサーによって行うことができる。
BASE溶液の添加は、所望の液滴径および用いられる方法に応じて、直接OF中に、または制御分割の前もしくは制御分割の後に行うことができる。
下記の分散体を調製し、それぞれの相(例えば、シリコーン相を含有するIFおよび水相を含有するOF)の屈折率を整合することによって、視覚的に半透明なまたは透明な材料を形成した。グリセリンを用い、水相の屈折率を増加させた。IF中で用いられるポリオルガノシロキサンおよびカチオン性ポリマーの種類によって、屈折率は異なり得るため、水相(例えばIF)で使用されるグリセリンの量を調整することが必要になる。
分散体1(水中シリコーン)
下記の製剤を別々に調製した。
IFは、カチオン性ポリマーとしてのアモジメチコンとともにいくつかのポリオルガノシロキサンを含有した。OFは、アニオン性ポリマーとしてのカルボマー、グリセリン、およびいつくかの保存料を含有した。
次いで、IFをOFへ添加し、二相混合物を形成し、それを、粗大分散体を得るために、オーバーヘッドミキサーを用いて素早く混合した。次いで、粗大分散体を、静的ミキサーに注入することによって均質化し、微細分散体を得た。次いで、得られた微細分散体を、pHを上げ、最終粘度にするために、BASE溶液と静かに混合した。
3つの溶液間の割合を下記の表に示す。
この工程後に、下記の組成を有する半透明のゲルが得られた。
分散体2(水中シリコーン)
下記の製剤を別々に調製した。
IFは、カチオン性ポリマーとしてのアモジメチコンとともにいくつかのポリオルガノシロキサンを含有した。OFは、アニオン性ポリマーとしてのカルボマー、グリセリン、およびいつくかの保存料を含有した。
次いで、IFをOFへ添加し、二相混合物を形成し、それを、粗大分散体を得るために、オーバーヘッドミキサーを用いて素早く混合した。次いで、粗大分散体を、静的ミキサーに注入することによって均質化し、微細分散体を得た。次いで、得られた微細分散体を、pHを上げ、最終粘度にするために、BASE溶液とともに静かに混合した。
3つの溶液間の割合を下記の表に示す。
この工程後、下記の組成を有する半透明のゲルが得られた。
分散体3(水中シリコーン)
下記の製剤を別々に調製した。
IFは、カチオン性ポリマーとしてのアモジメチコンとともにいくつかのポリオルガノシロキサンを含有した。OFは、アニオン性ポリマーとしてのカルボマー、グリセリン、およびいつくかの保存料を含有した。
次いで、IFをOFへ添加し、二相混合物を形成し、それを、粗大分散体を得るために、オーバーヘッドミキサーを用いて素早く混合した。次いで、粗大分散体を、静的ミキサーに注入することによって均質化し、微細分散体を得た。次いで、得られた微細分散体を、pHを上げ、最終粘度にするために、BASE溶液とともに静かに混合した。
3つの溶液間の割合を下記の表に示す。
この工程後、下記の組成を有する半透明のゲルが得られた。
分散体4(水中シリコーン)
下記の製剤を別々に調製した。
IFは、カチオン性ポリマーとしてのアモジメチコンとともにいくつかのポリオルガノシロキサンを含有した。OFは、アニオン性ポリマーとしてのカルボマー、グリセリン、およびいつくかの保存料を含有した。
次いで、IFをOFへ添加し、二相混合物を形成し、それを、粗大分散体を得るために、オーバーヘッドミキサーを用いて素早く混合した。次いで、粗大分散体を、静的ミキサーに注入することによって均質化し、微細分散体を得た。次いで、得られた微細分散体を、pHを上げ、最終粘度にするために、BASE溶液とともに静かに混合した。
3つの溶液間の割合を下記の表に示す。
この工程後、下記の組成を有する半透明のゲルが得られた。
分散体5(シリコーン中水)
下記の製剤を別々に調製した。
OFは、カチオン性ポリマーとしてのアモジメチコンとともにいくつかのポリオルガノシロキサンを含有した。IFは、アニオン性ポリマーとしてのカルボマー、グリセリン、およびいつくかの保存料を含有した。
次いで、IFをOFへ添加し、二相混合物を形成し、それを、粗大分散体を得るために、オーバーヘッドミキサーを用いて素早く混合した。次いで、粗大分散体を、静的ミキサーに注入することによって均質化し、微細分散体を得た。
2つの溶液間の割合を下記の表に示す。
この工程後に、下記の組成を有する半透明のゲルが得られた。
局所用組成物
分散体1、2、3、4または5から、局所用化粧品組成物および局所用日焼け止め組成物を調製した。
局所用組成物1:抗老化デイクリーム
スキンケア用の水中油局所用組成物を、分散体4を用いて高温工程によって調製した。組成物は、カプセル化3,3,3−トリフルオロプロピルメチルジメチルポリシロキサンを含有した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、(i)相A成分を、完全に融解するまで静かに混合しながら、70℃で加熱することと、(ii)相B成分を、均質になるまで混合し、70℃で加熱することと、(iii)相Bを相Aへ添加し、ローターステーターデバイスを用いて混合することとを含んでいた。混合物は、分散体が形成されるまで、中速せん断の撹拌下で保持された。温度が40℃未満のときに、相Cを混合物へ添加し、クリームが均質になるまで混合を継続した。
局所用組成物2:抗老化ナイトクリーム
スキンケア用の油中水局所用組成物を、分散体4を用いて高温工程によって調製した。組成物は、カプセル化3,3,3−トリフルオロプロピルメチルジメチルポリシロキサンを含有する。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、(i)相A成分を、混合しながら、70℃で加熱することと、(ii)相B成分を、完全に融解するまで静かに混合しながら、70℃で加熱することと、(iii)ローターステーターデバイスを用いて混合しながら、相Aを相Bへ添加することとを含んでいた。混合は、分散体が形成されるまで、中速せん断デバイスを用いて継続した。温度が40℃未満のときに、相Cを、合わせた相ABへ添加し、クリームが均質になるまで混合した。
局所用組成物3:パーフェクティングCCクリーム(Perfecting CC cream)
着色化粧品用のシリコーン中水局所用組成物を、分散体3を用いて低温工程によって調製した。組成物は、カプセル化ゴムおよび低粘度ジメチルポリシロキサンを含有した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、(i)相B成分を予備混合し、次いで、中速せん断デバイスを用いて相Aおよび相Bをともに混合することと、(ii)相C成分を、NaClが溶解するまで、スパーテルを用いて予備混合することと、(iii)相ABを、ローターステーターを用いて混合し、相Cをゆっくりと添加し、分散体を形成することとを含んでいた。相D成分を直接分散体中へ添加し、大量のカプセルの破壊を回避するために、スパーテルを用いて極めて慎重に撹拌した。最終混合が行われた後、カプセルの加水分解を、約10分間行う。
局所用組成物4、5、6、7:保湿ヒドロゲル
水中油局所用組成物を、分散体1、3、または4のいずれかを用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物4
局所用組成物5
局所用組成物6
局所用組成物7
4、5、6、および7の局所用組成物を調製するための方法は、実質的に同様の方法でそれぞれ実施された。その方法は、(i)相A成分を、中速せん断デバイスを用いて混合することと、(ii)相B成分を混合することと、(iii)2000rpmで混合しながら、相Bを相Aへ添加することとを含んでいた。相C成分を、合わせた相ABへ添加し、ヒドロゲルが均質になるまで混合を継続した。
局所用組成物8:UVプロテクションボディクリーム(Protection Body cream)SPF50
日光ケア用の水中油局所用組成物を、日焼け止め活性体および分散体2を用いて高温工程によって調製した。組成物は、カプセル化3,3,3−トリフルオロプロピルメチルジメチルポリシロキサンを含有した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、(i)相A成分を、連続的に撹拌しながら、80〜85℃まで加熱混合することと、(ii)相B成分を80〜85℃まで加熱し、相Aを、均質になるまで、高速せん断(Ultra Turax/Silverson)下で相Aへゆっくりと添加することとを含んでいた。混合物の温度を40℃未満に冷却後、相Cを、中速せん断下で添加した。次いで、pHを、水酸化ナトリウムを用いて約6に調整した。
局所用組成物8:スノーホワイトプライマー(Snow White Primer)
油中水局所用組成物を、分散体5を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相A成分を、混合物が白色、泡状、および均質になるまで、高速せん断(Ultra Turax/Silverson)下で混合することを含んでいた。
局所用組成物9:
透明な水性セラムを、低温工程によって調製した。その方法は、分散体1(CES−1104@40%)をカルボマー溶液(Carbopol Ultrez10またはCarbopol Ultrez30、Lubrizol製)で希釈することを含んでいた。保湿および抗老化活性体(Actiphyte of Cucumber、Active Organics製およびHyaluronsaure1%PHE、GfN製)を添加する。香料(Coconut&Vanilla Cream933、IFF製)およびグリッター(MST−3 DK Pearl Gold、大東化成工業株式会社製)を添加する。セラムを、均質になるまで混合する。グリセリンを添加し、透明度を調整する。
局所用組成物10:
透明な水性セラムを、低温工程によって調製した。その方法は、分散体2(CES−3401@1,000cP@40%)を、Seppic製のSepimax Zen溶液(ポリアクリル酸塩水溶液)で希釈することを含んでいた。保湿および抗老化活性体(Vivillume、Lonza製およびBlack Quinoa、Crodarom製)を添加する。香料(Soft&Creamy133、IFF製)およびグリッター(MST−3 DK Pearl Violet、大東化成工業株式会社製)を添加する。セラムを、均質になるまで混合する。グリセリンを添加し、透明な組成物を形成する。
局所用組成物11:CEH−1104を含む無水ムースファンデーション
無水ムースを、低温工程によって調製した。局所用組成物を調製するための方法は、相A成分および相B成分の両方を混合し、相Bを相Aへ、混合しながら添加することを含んでいた。
局所用組成物12:ピュアセラム(Pure Serum)
水中油局所用組成物を、分散体1を使用して、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、カルボマーを、ゆっくりと混合しながら水へゆっくりと添加し、続いて水性媒体の他の成分を混合しながら添加することによって、カルボマー、水、グリセリン、およびNaOHを含む水性媒体を調製することを含む。次いで、分散体1を製剤へ添加し、均質になるまでゆっくりと混合した。溶液が液体状態のときに、気泡を、バキュームベルを用いて除去した。ナトリウムヒドロジドを、所望の粘度およびpHに達するまで中速混合で添加した。
局所用組成物12(ピュアセラム)の保湿特性を、角質測定法(corneometry)によって試験し、48時間の水和作用があるとされる市販のベンチマーク品(NutriExtra Body Vichy)と比較した。試験は、Corneometer CM825(登録商標)(COURAGE & KHAZAKA)を用いて、11名のパネリストで実施した。測定は、治療および未治療の領域(前腕)で、t=0で行われた。次いで、標準量(2μL/cm2)のNutriExtraまたはピュアセラム製品を、無作為にパネリストへ塗布し、t=0、t=24h、t=48hおよびt=72hで測定を行った。下記のデータが得られた。
上記表におけるデータにより、1回の塗布後、両製品は72時間まで保湿をもたらすことが示された。エマルションに由来する油相は、皮膚内部の水分を保持するために皮膚上に半閉塞バリアを形成するフィルムとして作用するため、エマルションは、水性製品よりも保湿をもたらすことが知られている。しかしながら、約30〜35%の油を含有するNutriExtraと比較して、ピュアセラムはわずかな量の油(4%、分散体1(CES1104によってもたらされる)しか含まないにもかかわらず、水性ピュアセラム組成物は、油性エマルションNutriExtraと比較して、有意に同等の保湿を経時的にもたらす。ピュアセラム組成物中で分散体1を使用すると、高濃度(約43.5重量%)のグリセリンが、明らかなべたつき感覚をまったく有することなく高い水和を得ることを可能にする。
局所用組成物13:ピュアミスト(Pure Mist)
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相B成分を混合し、相Bを、均質になるまでゆっくりと相Aへ添加することを含んでいた。
局所用組成物14:キウイエクスフォリエーティングゲル
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aおよび相Bの両成分を別々に混合することを含んでいた。相Aを、混合しながら相Bへ添加する。相C成分を、均質になるまでゆっくりと添加する。
局所用組成物15:フロストアイクリーム(Frosted Eye Cream)
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相A、相C、および相Dを予備混合し、相Bを、白色クリームが得られるまで相Aへゆっくりと添加することを含んでいた。相Cを混合物へ添加し、つやのない外観が得られるまで撹拌する。次いで、相Dを、均質になるまで混合物へ添加する。
局所用組成物16:ゲル染料(Gelee de Teint)
水中油局所用組成物を、分散体1および分散体2を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aおよび相Cを予備混合することを含んでいた。相B成分を、混合しながら相Aへ添加する。相C成分を、均質になるまで混合物へ添加する。次いで、相D成分を混合物へ添加する。
局所用組成物17:ピュアムース(Pure Mousse)
油中水局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aおよび相Bを予備混合することを含んでいた。相B成分を、混合しながら相Aへゆっくりと添加する。相C成分を、均質になるまで混合物へ添加する。次いで、相D成分を、均質になるまで混合物へ添加する。
局所用組成物18:エアロゾルムース
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相A成分および相Cを予備混合することを含んでいた。相Bを、混合しながら相Aへ添加する。次いで、相Cを、均質になるまで混合物へ添加する。次いで、相Dを、均質になるまで混合物へ添加する。次いで、混合物を、エアロゾル容器へ注入し、相Eを注入するが、容器は分離されている。
局所用組成物19:ツインクリングスプレー(Twinkling Spray)
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aを予備混合することを含んでいた。相Bを、均質になるまで相A中へ混合する。相Cを、均質になるまで混合物へ添加する。
局所用組成物20:液体水性リップスティック
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aおよび相Bを予備混合することを含んでいた。相Bを、均質になるまで相Aへ添加する。
局所用組成物21:パウダークリーム製剤
水中油局所用組成物を、分散体1を用いて、低温工程によって調製した。次の表に示される下記の成分を、組成物に使用した。
局所用組成物を調製するための方法は、相Aを粉砕機中で混和し、次いで、均質になるまで撹拌しながら、相Aを相Bへ添加することを含んでいた。
本発明の好ましい実施形態およびその汎用性の例のみが、本開示において示され、記載される。本発明は、種々の他の組合せおよび環境で使用することが可能であり、本明細書に示されるような発明概念の範囲内で変化または改良することが可能であることが理解されるべきである。したがって、例えば、当業者なら、単に慣例の実験を用いて、本明細書に記載される特定の物質、手順、および設備の均等物の多くを理解し、または解明することが可能であろう。このような均等物は、本発明の範囲内であるとみなされ、下記の請求項によってカバーされる。

Claims (14)

  1. カプセル化材料と実質的に非混和性である媒体中に分散されたカプセル化材料を含む分散体であって、前記カプセル化材料が、ポリマー膜によってカプセル化されており、前記分散体が、前記カプセル化材料を前記媒体中に分散させるための界面活性剤を含まない、分散体。
  2. 前記カプセル化材料がポリオルガノシロキサンであり、前記媒体が水性媒体である、請求項1に記載の分散体。
  3. 前記材料をカプセル化する前記ポリマー膜が、ポリアクリル酸およびアミン官能化ポリオルガノシロキサンから構成される、請求項1に記載の分散体。
  4. 前記カプセル化材料が水性組成物であり、前記媒体がポリオルガノシロキサンを含む、請求項1に記載の分散体。
  5. グリセリンを前記水性組成物または前記水性媒体中に含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の分散体。
  6. 視覚的に透明な分散体となるのに十分な量の前記グリセリンを前記水性組成物または前記水性媒体中に含む、請求項5に記載の分散体。
  7. 20,000cPを超える粘度を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の分散体。
  8. 請求項1に記載の分散体を含む局所用組成物。
  9. 化粧品である、請求項8に記載の局所用組成物。
  10. 透明である、請求項8に記載の局所用組成物。
  11. 前記組成物が透明な化粧品であり、前記媒体が、全製剤の10重量%を超える量のグリセリンを含有する水性媒体である、請求項8に記載の局所用組成物。
  12. 日焼け止めである、請求項8に記載の局所用組成物。
  13. 前記組成物が透明または半透明の日焼け止めであり、前記媒体がグリセリンを含有する水性媒体である、請求項8に記載の局所用組成物。
  14. 請求項1に記載の分散体の製造方法であって、アニオン性ポリマーを含有する第1の製剤およびカチオン性ポリマーを含有する第2の製剤を組み合わせることを含み、前記アニオン性ポリマーおよびカチオン性ポリマーが、前記媒体中に分散される前記材料をカプセル化する前記ポリマー膜を形成する、方法。
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