JP2017512260A - 高強度アルミニウム合金 - Google Patents

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Abstract

本発明は、微細粒組織をもつ新規の6XXX系高強度アルミニウム合金の群、製造方法及び押出品である。本発明のアルミニウム合金は、約0.90〜約1.2重量%のケイ素、約0.5重量%以下の鉄、約0.05〜約0.30重量%の銅、約0.75重量%以下のマンガン、約0.70〜約1.0重量%のマグネシウム、約0.25重量%以下のクロム、約0.05重量%以下の亜鉛、約0.1重量%以下のチタン、及びアルミニウムから本質的になる残部を含む。合金は、鋳造及び均質化され、次に、押出加工、焼入れ及び人工時効され、優れた降伏強度及び伸張特性を示す最終アルミニウム製品において微細粒結晶を生成する。

Description

(関連出願の相互参照)
この国際PCT出願は、2014年3月11日に出願された「高強度6XXX合金(HS6X)」という題名の米国仮特許出願第61/951,309号明細書の優先権の利益を主張すると共に、2014年3月17日に出願された「高強度6XXX合金(HS6X)」という題名の米国仮特許出願第61/954,358号明細書の優先権の利益を主張し、それらの各々は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、新規の高強度アルミニウム合金(より詳細には6XXX系アルミニウム合金)及びその製造方法に一般的に向けられる。
(発明の背景)
自動車産業は、アルミニウムのより軽い重量のため、鋼部品を有するものよりもアルミニウムで押出加工された車両用部品に向かって進んでいる。より軽い重量は、CAFE(メーカー平均燃費)規則によって要求される燃費経済を良好にする。鋼からアルミニウムへの移動は、高強度合金への需要を著しく増大させた。典型的に、7XXXアルミニウム合金は、増大した強度のために用いられる。しかしながら、7XXX合金は、鋳造するのに高価であり、押出加工するのに時間がかかり、そして完全な強度に時効するのに追加の時間がかかる(顧客に費用を増大させる要因)。
高強度合金は、重量を低減するための、より薄い押出品及び機会増加の可能性を増大させる。とはいえ、見込みのある引張降伏強さの結果をもつ合金は、所望の伸びよりも低く示すことがある。伸びは、未再結晶粒と粗い結晶粒との混合粒組織を避け、代わりに、完全に再結晶化した微細粒組織を作ることによって改善することができる。
したがって、7XXX合金の製造と関連した費用及び努力を低減する新規の高強度アルミニウム合金に対するニーズがある。7XXX合金の製造と関連した費用及び努力を低減する新規の6XXX系アルミニウム合金に対するニーズがある。再結晶微細粒組織をもつ高強度を示す新規の6XXX系アルミニウム合金に対するニーズがある。
(発明の概要)
本発明は、微細粒組織をもつ新規の6XXX系高強度アルミニウム合金の種類、製造方法及び押出品に関する。本発明の独創的なアルミニウム合金は、約0.90〜約1.2重量%のケイ素、約0.5重量%以下の鉄、約0.05〜約0.3重量%の銅、約0.75重量%以下のマンガン、約0.70〜約1.0重量%のマグネシウム、約0.25重量%以下のクロム、約0.05重量%以下の亜鉛、約0.1重量%以下のチタン、及びアルミニウムから本質的になる残部を含む。
鋳塊として鋳造され、均質化して様々な元素を均一に分散するアルミニウム合金を提供することが本発明の1つの目的である。初期ビレット温度及び特定の押出速度でのプレスにより、鋳造アルミニウムを押出加工することが本発明の他の目的である。プレスによって押出加工された後にアルミニウム材料を焼入れすることが本発明の他の目的である。他の態様において、再結晶粒組織を有する押出品を形成する方法が開示され、その押出品は、約0.050インチ(約0.127cm)〜約0.500インチ(約1.27cm)の範囲の厚さを有する。
本発明の1つの目的は、押出加工されたアルミニウム材料を人工時効し、優れた降伏強さ及び伸張特性を示す最終アルミニウム製品において微細粒組織を生成することである。本発明の1つの目的は、約320MPaの最小引張降伏強さをもつアルミニウム合金を提供することである。
自動車開発のための7XXX系アルミニウム合金の適切な代わりとなる高強度アルミニウム合金を提供することが本発明の1つの目的である。
アルミニウム押出品(形材569310)の概略断面図である。 アルミニウム押出品(形材569510)の概略断面図である。 アルミニウム押出品形材569310の様々な装入物(charge)のための水焼入れ速度のグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569510の様々な装入物のための水焼入れ速度のグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569310の引張試験用の配置である。 アルミニウム押出品形材569510の引張試験用の配置である。 アルミニウム押出品形材569310の自然時効の時効時間に対する極限引張強さのグラフ表示である アルミニウム押出品形材569310の自然時効の時効時間に対する降伏強さのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569310の自然時効の時効時間に対する伸びのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569310の人工時効の時効時間に対する極限引張強さのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569310の人工時効の時効時間に対する降伏強さのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569310の人工時効の時効時間に対する伸びのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569510の人工時効の時効時間に対する極限引張強さのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569510の人工時効の時効時間に対する降伏強さのグラフ表示である。 アルミニウム押出品形材569510の人工時効の時効時間に対する伸びのグラフ表示である。 本発明のアルミニウム合金丸材(log)の研磨部分の顕微鏡写真である(200倍拡大での頂部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨部分の顕微鏡写真である(500倍拡大での頂部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨部分の顕微鏡写真である(100倍拡大での頂部、端部)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨部分の顕微鏡写真である(200倍拡大での底部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨部分の顕微鏡写真である(500倍拡大での底部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨部分の顕微鏡写真である(50倍拡大での底部、端部)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨及び電解エッチングされた部分の顕微鏡写真である(50倍拡大での頂部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨及び電解エッチングされた部分の顕微鏡写真である(頂部、端部) 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨及び電解エッチングされた部分の顕微鏡写真である(50倍拡大での底部、中央)。 本発明のアルミニウム合金丸材の研磨及び電解エッチングされた部分の顕微鏡写真である(底部、端部)。 未再結晶領域を示すアルミニウム押出品形材569310の断面の写真である。 未再結晶領域を示すアルミニウム押出品形材569310の断面の写真である。 微細粒再結晶を示すアルミニウム押出品形材569510の断面の写真である。 微細粒再結晶を示すアルミニウム押出品形材569510の断面の写真である。 粗粒再結晶をもつ未再結晶領域を示すアルミニウム押出品形材569310の電解エッチングされた断面の写真である。 完全に再結晶された粒組織を示すアルミニウム押出品形材569510の電解エッチングされた断面の写真である。 アルミニウム押出品形材569510の横接合部(transverse weld)の写真である。 アルミニウム押出品形材569310の接合部の写真である。 形材569310用のダイ設計の概略図である。 形材569510用のダイ設計の概略図である。 338/347°F(170/175℃)で6時間、人工時効されたアルミニウム押出品形材569310の様々な装入物についての押出品出口温度に対する降伏強さのグラフ表示である。
(発明の詳細な説明)
本発明の実施形態は、アルミニウム及び追加の元素を含む高強度6XXX系合金に関する。合金は、鋳塊に鋳造した後、特定の温度範囲で加熱又は均質化され、アルミニウムマトリックス全体に合金添加元素を均一に分散させる。次に、本発明のアルミニウム合金のビレットは、初期ビレット温度及び特定の押出速度でプレスによって押出加工され、その後、結果として得られた押出加工されたアルミニウム製品が焼入れされる。押出工程は、微細粒再結晶組織のための適切な条件を与えるようなものである。微細粒再結晶は、本明細書中に記載された本発明の合金の主要な目的である。微細粒結晶は、優れた降伏強さ及び伸張特性をもつ最終アルミニウム製品をもたらす。
押出加工されたアルミニウム材料の、特定の温度で特定の時間にわたる人工時効は、強度及び伸びを最大化するための適切な条件を与える。
化学的性質及び鋳造
本発明のアルミニウム合金は、高強度6XXX合金である。1つの実施形態において、本発明のアルミニウム合金は、少なくとも約1.05重量%のケイ素、少なくとも約0.12重量%の銅、約0.20重量%のマンガン、及び少なくとも0.76重量%のマグネシウムと共に、大部分はアルミニウムを含む。特に言及しない限り、合金成分の量は重量%で述べられる。
1つの実施形態において、本発明のアルミニウム合金は、約0.90重量%〜約1.2重量%のケイ素と、約0.5重量%以下の鉄と、約0.05重量%〜約0.3重量%の銅と、約0.75重量%以下のマンガンと、約0.70重量%〜約1.0重量%のマグネシウムと、約0.25重量%以下のクロムと、約0.05重量%以下の亜鉛と、約0.1重量%以下のチタンと、アルミニウムから本質的になる残部とを含む。
1つの実施形態において、本発明のアルミニウム合金は、約1.13重量%のケイ素と、約0.17重量%の鉄と、約0.16重量%の銅と、約0.21重量%のマンガンと、約0.80重量%のマグネシウムと、約0.004重量%のクロムと、約0.006重量%の亜鉛と、約0.014重量%のチタンと、アルミニウムから本質的になる残部とを含む。
1つの実施形態において、アルミニウム合金中の不純物の合計量は、おおよそ0である。1つの実施形態において、アルミニウム合金中の不純物の合計量は、約0.15重量%含む。1つの実施形態において、あらゆる単一の不純物の量は、約0.05重量%を超えない。
ケイ素は、約0.90重量%〜約1.20重量%の間の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、ケイ素は、約1.05〜約1.12重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、ケイ素は、約1.05〜約1.10重量%の間の量で存在する。ケイ素は、約0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、1.00、1.01、1.02、1.03、1.04、1.05、1.06、1.07、1.08、1.09、1.10、1.11、1.12、1.13、1.14、1.15、1.16、1.17、1.18、1.19又は1.20重量%の量で合金中に存在することができる。
鉄は、約0.50重量%以下の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、鉄は、約0.25重量%以下の量で存在する。鉄は、約0、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.20、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、0.30、0.31、0.32、0.33、0.34、0.35、0.36、0.37、0.38、0.39、0.40、0.41、0.42、0.43、0.44、0.45、0.46、0.47、0.48、0.49又は0.50重量%の量で合金中に存在することができる。
銅は、約0.05重量%〜約0.3重量%の間の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、銅は、約0.05〜約0.30重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、銅は、約0.12〜約0.18重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、銅は、約0.09〜約0.15重量%の間の量で存在する。銅は、約0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.20、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29又は0.30重量%の量で合金中に存在することができる。
マンガンは、約0.75重量%以下の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、マンガンは、約0.15〜約0.75重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、マンガンは、約0.15〜約0.20重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、マンガンは、約0.51〜約0.56重量%の間の量で存在する。
マンガンは、約0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.20、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、0.30、0.31、0.32、0.33、0.34、0.35、0.36、0.37、0.38、0.39、0.40、0.41、0.42、0.43、0.44、0.45、0.46、0.47、0.48、0.49、0.50、0.51、0.52、0.53、0.54、0.55、0.56、0.57、0.58、0.59、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74又は0.75重量%の量で合金中に存在することができる。合金中に存在するマンガンの量は、0.10%未満又は0であってもよいが、破壊靭性の低下のために好ましくない。マンガンは、再結晶工程に対する耐性、及び完全な再結晶粒組織を形成することをもたらし、マンガンは、できるだけゼロに近くなるように保持すべきことが好ましい。しかしながら、マンガンを加えることは、材料の破壊靱性に対して好ましい効果を有する。マンガンは、合金の破壊靱性に悪影響を与えることなく、微細粒再結晶を得るために加えられる。
マグネシウムは、約0.70重量%〜約1.0重量%の間の量で合金に存在することができる。1つの実施形態において、マグネシウムは、約0.74〜約0.80重量%の間の量で存在し;1つの実施形態において、マグネシウムは、約0.76〜約0.82重量%の間の量で存在する。マグネシウムは、約0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99又は1.0重量%の量で合金中に存在することができる。
クロムは、再結晶工程に対する耐性、及び完全な再結晶粒組織を形成することをもたらし、クロムは、できるだけゼロに近くなるように保持すべきことが好ましい。クロムは、合金に不在(すなわち、0重量%)であってもよい。クロムは、約0.250重量%以下の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、クロムは、約0.030重量%以下の量で存在し;1つの実施形態において、クロムは、約0.010重量%以下の量で存在し;1つの実施形態において、クロムは、約0.005重量%以下の量で存在する。クロムは、約0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、0.030、0.035、0.040、0.045、0.050、0.055、0.060、0.065、0.070、0.075、0.080、0.085、0.090、0.095、0.100、0.105、0.110、0.115、0.120、0.125、0.130、0.135、0.140、0.145、0.150、0.155、0.160、0.165、0.170、0.175、0.180、0.185、0.190、0.195、0.200、0.205、0.210、0.215、0.220、0.225、0.230、0.235、0.240、0.245又は0.250重量%の量で合金中に存在することができる。クロムは、分散質が生じる様々な位置のため、マンガンよりも再結晶を妨げるのに優れている。
亜鉛は、約0.050重量%以下の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、亜鉛は、約0.020重量%以下の量で存在し;1つの実施形態において、亜鉛は、約0.005重量%以下の量で存在する。亜鉛は、約0、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、0.030、0.035、0.040、0.045重量%の量で合金中に存在することができる。
チタンは、約0.100重量%以下の量で合金中に存在することができる。1つの実施形態において、チタンは、約0.040重量%以下の量で存在し;1つの実施形態において、チタンは、約0.015重量%以下の量で存在する。チタンは、約0、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、0.030、0.035、0.040、0.045、0.050、0.055、0.060、0.065、0.070、0.075、0.080、0.085、0.090、0.095又は0.100重量%の量で合金中に存在することができる。
不純物は、約0.150重量%以下の合計量で合金中に存在することができる。不純物は、約0、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、0.030、0.035、0.040、0.045、0.050、0.055、0.060、0.065、0.070、0.075、0.080、0.085、0.090、0.095、0.100、0.105、0.110、0.115、0.120、0.125、0.130、0.135、0.140、0.145又は0.150の合計量で合金中に存在することができる。
本発明のアルミニウム合金に含まれる各元素(すなわち、ケイ素、鉄、銅、マンガン、マグネシウム、クロム、亜鉛、チタン及び不純物)の量は、所望の値の約1%〜約25%の間で異なることができる。各元素の量は、所望の値の約1%、2%、3%%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%又は25%で異なることができる。非限定的な例として、約1.0重量%でケイ素を含み、ケイ素の量が10%異なっていてもよいように作られた本発明の合金では、最終合金が約0.9重量%〜約1.1重量%の間でケイ素を含む。他の非限定的な例では、約0.15重量%で銅を含み、銅の量が20%異なっていてもよいように作られた本発明の合金では、最終合金が約0.12重量%〜約0.18重量%で銅を含む。
合金は、従来の方法に従い、丸材(logs)又はビレットに鋳造することができる。特に、合金は、約1300°F(約704.4℃)を超える温度、より詳細には約1310°F(約710℃)〜約1330°F(約721.1℃)の間の温度で鋳造することができる。丸材は、必要に応じて、あらゆる適切なサイズ又は形状に鋳造することができる。
鋳造の直後、丸材又はビレットの微細組織は、凝固工程のために均一でないことがある。凝固は、相図の性質により、α−アルミニウムで開始する。デンドライトを取り囲む領域が、溶解される必要があるMgSiをもつ溶質リッチである間に、アルミニウムは熱伝達の方向に対して単結晶デンドライトを形成する。α−アルミニウムマトリックス全体中に合金添加元素を均一に分散させるために、鋳造アルミニウムが均質化される。
均質化は、鋳造温度未満の温度、好ましくは約1045°F(約562.8℃)〜約1070°F(約576.7℃)の間の温度で行うことができる。鋳造アルミニウムは、昇温にて、必要な合金添加元素エネルギーをアルミニウムデンドライトアームに拡散して、より均一な微細組織を成長させることができる十分な時間、均質化されるべきである。1つの実施形態において、均質化は、数時間の範囲を超えて起こり、1つの実施形態では、均質化は、約4時間を超えて起こる。均質化は、Canefco炉などの炉内で起こることができる。
押出加工及び焼入れ
アルミニウム合金を丸材又はビレットに鋳造した後、アルミニウムは、プレスによって押出加工され、所望の形状又は外形を得る。ビレットは、押出品のサイズ及び形状に基づき、任意の適切な温度でプレスによって押出加工することができる。初期ビレット温度は、材料が容易に押出加工される能力をもつことを保証するように選択されるべきである。温度は、生産性のため、及び微細粒再結晶組織を保証するために選択される。初期ビレット温度は、均質化温度未満であることができる。1つの実施形態において、初期ビレット温度は、約800°F(約426.7℃)を超え;1つの実施形態において、初期ビレット温度は、約840°F(約448.9℃)〜約880°F(約471.1℃)の間であり;1つの実施形態において、初期ビレット温度は、約850°F(約454.4℃)〜約870°F(約465.6℃)の間であり;初期ビレット温度は、約850°F(約454.4℃)、約855°F(約457.2℃)、約860°F(約460℃)、約865°F(約462.7℃)又は約870°F(約465.6℃)であることができる。
ビレットは、押出品のサイズ及び形状に基づき、任意の適切な速度で、ラムを用いたプレスによって押出加工することができる。1つの実施形態において、プレスラム速度は、毎分約9.0〜約13.0インチ(約22.86〜約33.02cm)の間であり;1つの実施形態において、プレスラム速度は、毎分約9.0〜約10.0インチ(約22.86〜約25.4cm)の間であり;1つの実施形態において、プレスラム速度は、毎分約12.0〜約12.5インチ(約30.48〜31.75cm)の間である。
アルミニウム材料は、初期ビレット温度よりも高い出口温度で押出機を出る。1つの実施形態において、アルミニウム材料の出口温度は、約1040°F(約560℃)である。より低い出口温度は、金属の強度に悪影響を与えるため、より低い出口温度よりも高い温度であることが好ましい。
押出プレスから出ていった後、アルミニウム材料は、水で焼入れされる。温度は、おおよそ出口温度の温度から、数分の範囲にわたって、おおよそ周囲温度まで低下する。1つの実施形態において、アルミニウム材料は、約8〜約16秒の間で焼入れされ;1つの実施形態において、アルミニウム材料は、約10〜約14秒の間で焼入れされ;アルミニウム材料は、約8秒、約9秒、約10秒、約11秒、約12秒、約13秒、約14秒、約15秒又は約16秒で焼入れされることができる。
アルミニウム押出品の形材は、あらゆる適切な厚さを有することができ、押出品形材の好ましい厚さは、約0.050インチ(約0.127cm)〜約0.500インチ(約1.27cm)の範囲であることができる。1つの実施形態では、アルミニウム押出品の各壁の厚さは、約0.080〜約0.200インチ(約0.2032〜約0.508cm)の間であり;1つの実施形態において、アルミニウム押出品の各壁の厚さは、約0.080〜約0.150インチ(約0.2032〜約0.381cm)の間である。
人工時効
焼入れの後、押出加工されたアルミニウム材料は、炉内に配置され、安定化される。安定化は、あらゆる適切な炉温にて、あらゆる適切な時間で起こることができ;1つの実施形態では、炉温は、約250°F(約121.1℃)であり、アルミニウムは、約2時間、炉内で安定化される。
完全な強度を達成するために、アルミニウム押出品は、適切な時間、適切な温度にアルミニウム材料を加熱することにより、人工時効しなければならない。人工時効温度は、約300°F(約148.9℃)〜約450°F(約232.2℃)の範囲であることができ;1つの実施形態において、その温度は、約320°F(約160℃)〜約385°F(約196.1℃)の範囲であり;1つの実施形態において、その温度は、約320°F(約160℃)〜約330°F(約165.6℃)の範囲であり;1つの実施形態において、その温度は、約335°F(約168.3℃)〜約350°F(約176.7℃)の範囲であり;1つの実施形態において、その温度は、約355°F(約168.3℃)〜約365°F(約185℃)の範囲であり;1つの実施形態において、その温度は、約370°F(約187.8℃)〜約385°F(約196.1℃)の範囲であり;その温度は、約300°F(約148.9℃)、約305°F(約151.7℃)、約310°F(約154.4℃)、約315°F(約157.2℃)、約320°F(約160℃)、約325°F(約162.8℃)、約330°F(約165.6℃)、約335°F(約168.3℃)、約340°F(約171.1℃)、約345°F(約173.9℃)、約350°F(約176.7℃)、約355°F(約179.4℃)、約360°F(約182.2℃)、約365°F(約185℃)、約370°F(約187.8℃)、約375°F(約190.6℃)、約380°F(約193.3℃)、約385°F(約196.1℃)、約390°F(約198.9℃)、約395°F(約201.7℃)、約400°F(約204.4℃)、約405°F(約207.2℃)、約410°F(約210℃)、約415°F(約212.8℃)、約420°F(約215.6℃)、約425°F(約218.3℃)、約430°F(約221.1℃)、約435°F(約223.9℃)、約440°F(約226.7℃)、約445°F(約229.4℃)又は約450°F(約232.2℃)であることができる。好ましい実施形態では、人工時効温度は、約335°F(約168.3℃)〜約350°F(約176.7℃)の範囲である。
人工時効条件は、約1〜約16時間の間に適用することができ;1つの実施形態において、人工時効条件は、約2〜約12時間に適用され;1つの実施形態では、人工時効条件は、約2〜約10時間に適用され;1つの実施形態では、人工時効条件は、約4〜約16時間に適用され;1つの実施形態において、人工時効条件は、約1〜約6時間に適用され;人工時効条件は、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間又は約16時間の間に適用される。好ましい実施形態では、人工時効条件は、約6時間の間に適用される。1つの好ましい実施形態において、人工時効温度は約335°F(約168.3℃)〜約350°F(約176.7℃)の範囲であり、その条件は約6時間の間に適用される。
材料試験−引張特性
引張強さは、手動又は自動化プロセスによって測定することができる。自動化試験は、例えば、Zwick自動化引張試験機で行うことができる。
押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の極限引張強さは、約310MPa超過であることができ;1つの実施形態において、極限引張強さは、約310MPa〜約370MPaの範囲であることができる。極限引張強さは、約310MPa、約315MPa、約320MPa、約325MPa、約330MPa、約335MPa、約340MPa、約345MPa、約350MPa、約355MPa、約360MPa、約365MPa又は約370MPaであることができる。比較すると、押出加工及び自然時効された本発明のアルミニウム合金の極限引張強さは、約260MPa〜約295MPaの範囲であることができる。好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の極限引張強さは、約320MPa超過であり;好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の極限引張強さは、約340MPa〜約360MPaの間であり;好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の極限引張強さは、約350MPaである。
押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の降伏強さは、約275MPa超過であることができ;1つの実施形態において、極限引張強さは、約285MPa〜約350MPaの範囲であることができる。極限引張強さは、約285MPa、約290MPa、約295MPa、約300MPa、約305MPa、約310MPa、約315MPa、約320MPa、約325MPa、約330MPa、約335MPa、約340MPa、約345MPa又は約350MPaであることができる。比較すると、押出加工及び自然時効された本発明のアルミニウム合金の降伏強さは、約140MPa〜約180MPaの範囲であることができる。好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の降伏強さは、約320MPa超過であり;好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の降伏強さは、約325MPa〜約335MPaの間である。
押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の伸びは、約17%未満であることができ;1つの実施形態において、その伸びは、約17%〜約7.0%の範囲であることができる。その伸びは、約17.0%、約16.5%、約16.0%、約15.5%、約15.0%、約14.5%、約14.0%、約13.5%、約13.0%、約12.5%、約12.0%、約11.5%、約11.0%、約10.5%、約10.0%、約9.5%、約9.0%、約8.5%、約8.0%、約7.5%又は約7.0%であることができる。比較すると、押出加工及び自然時効された本発明のアルミニウム合金の伸びは、約24.5%〜約21.0%の範囲であることができる。好ましい実施形態において、押出加工及び人工時効されたアルミニウム材料の伸びは、約11.0%〜約14.0%の間である。
材料試験−粒組織及びダイ構造
本明細書中に記載される新規の化学的性質の主目的は、微細粒再結晶を達成することである。典型的に、粒組織が微細粒で完全に再結晶化される場合、伸長特性は、粒内のすべり距離(slip distance)のために良好である。より小さな粒におけるすべり距離は、より大きな粒と比較した場合、かなり低減される。三次元空間において粒がランダムに配向するので、すべり面配向もランダムな方向に沿う。
単一の粒が引張又は圧縮負荷の下にある場合、すべり面は剪断応力を経験し始める。この応力は、粒のすべり系にわたって増大し始め、結晶を分離するであろう。しかしながら、ランダムに配向された粒及びすべり面の全体の系を考慮する場合、その問題は、より複雑になる。ランダムに配向したすべり面は、すべり面の1つが崩れて断片が砕けるまで、材料に伸びをもたらす様々な方向に引っ張られるであろう。粒の数が増大すると共に、すべり距離が短くなることにより、粒界不適合のために発展する局所応力は、より大きな粒をもつ材料と比べて、より低くなる。
微細粒再結晶をもつ合金を助けるため、分散質元素(すなわち、マンガン及びクロム)の量が調節される。1つの実施形態では、マンガンは、約0.15〜0.2の範囲で存在し、クロムは、最大約0.3で存在する。マンガン及びクロムの両方は、再結晶プロセスに対する耐性をもたらすので、完全に再結晶化された粒組織を形成するために、該元素は、できるだけ0に近く保持される。しかしながら、マンガンの添加は、材料の破壊靱性に対して好ましい効果を有する。マンガンは、破壊靭性に悪影響することなしに微細粒再結晶を得る目的で添加される。
合金組成に加えて、押出プロセスは、合金の再結晶特性に影響を与える。押出機ダイ設計は、押出加工されたアルミニウム材料の粒組織に影響を与えることがある。類似の速度及び温度で2つの異なるダイを通過する2つのアルミニウムビレットは、ダイ設計に基づいた異なる粒組織を生じることがある。特に、チョーク、及びアルミニウムが通過するポートの数は、再結晶プロセスに影響を与えることがある。
チョークは、順番に、存在するひずみエネルギーを引き起こすことが少ないダイを通してアルミニウム金属をゆっくり動かすことを助ける。そうするためにエネルギーが十分でなければ、粒は、鋳放し組織から再結晶化しないであろう。金属がダイを通して押され、未再結晶領域をもたらすことがあるので、チョークの存在は、ひずみエネルギーを低減するであろう。チョークが不在であると、金属がダイを通して押され、再結晶領域をもたらすことがあるので、ひずみエネルギーが増大するであろう。
また、ポートの数も、再結晶プロセスに影響を与える。追加のポート、又はより大きなポートは、より容易に、金属を通過させることを可能にする。押出加工されるアルミニウムは、流動に対する抵抗が低いこれらの経路を選択するであろう。増大した金属流動は、次に、金属中の剪断応力を増大させ、増大した剪断応力は、再結晶化するためのより多くのエネルギーを金属に与える。
初期ビレット温度、押出速度、及び出口温度もまた、再結晶プロセス、及び最終的には、押出加工された合金の強度に影響を与える。初期ビレット温度は、材料が、所望の強度及び粒組織を達成しつつ容易に押出加工されることを保証するように選択されるべきである。
押出加工されたアルミニウム材料の伝導率は、自然時効又は人工時効であっても、約40.0〜50.0の間であることができる。その伝導率は、約40.0、約41.0、約42.0、約43.0、約44.0、約45.0、約46.0、約47.0、約48.0、約49.0又は約50.0であることができる。1つの好ましい実施形態において、伝導率は、約46.0〜約48.0の間であり;1つの好ましい実施形態において、伝導率は、約46.0である。
今回、主題の合金及び方法を完全に説明し、それらの範囲又はそれらの実施形態に影響を与えることなく、同様のことが、同等の範囲の条件、処方及び他のパラメータ内で行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。全ての引用特許、特許出願、及び文献は、それらの全体を参照することにより、完全に組み込まれる。
本明細書中に記載された組成及び方法は、以下の非限定的な実施例を参照することにより、より良く理解されるであろう。
(実施例1)
鋳造
新規の合金設計HS6Xが、テーブル1に示される化学限定(chemistry limits)で与えられる。
Figure 2017512260
HS6Xは、36個の個々の丸材に鋳造され、各丸材は、直径が10インチ(25.4cm)、長さが140インチ(355.6cm)であった。使用された鋳造実行をチャート1に示す。
Figure 2017512260
3つのサンプル(A1、B1及びC1)において、鋳造する際にHS6Xの化学を取った。サンプルA1は鋳造の初期から取り、サンプルB2は中期から取り、サンプルC1は終期から取った。このデータは、テーブル2で報告される。
Figure 2017512260
鋳造直後、丸材の微細組織は、凝固プロセスのために均一でなかった。α−アルミニウムマトリックス全体に合金添加元素を均一に分散させるために、丸材を均質化させた。
全ての丸材は、1045〜1065°F(562.8℃〜573.9℃)で4時間、均質化した。この昇温は、アルミニウムデンドライトアームに拡散して、より均一な微細組織を成長させるのに必要な合金添加元素エネルギーを与える。
(実施例2)
押出加工
2つの自動車用バンパー形材が、実施例1のHS6X合金で押出加工された。その形材を図1及び図2に示す。形材は同様に見えるけれども、少しの目立った違いがある。形材569510は、形材569310と比較した場合、より薄い壁を有する。また、形材569510の中央壁及び底壁もまた、領域が一貫しておらず、縮小領域(reduced areas)としても知られる領域を含有する。各形材の7つの装入物を実行し、全ての装入物について、プレスを出た後に水焼入れした。縮小領域は、図2において矢印によって示される。
ビレット温度、ラム速度及び出口温度についての情報は、押出加工中にプレスで収集された。収集されたデータがテーブル3に表示される。ブレークアウト速度及び温度が、合金が可能なものよりも低いので、速度及び温度が一定であることを保証する各装入物の中間近くで完了の半ばであった場合に、各装入物のデータが収集された。両方の形材からの装入物1及び2は、よりゆっくりと実行し、低い出口温度を有していたため、全体を代表していないと決定された。
Figure 2017512260
水焼入れ速度は、取り付けられた2つの熱電対をもつ焼入れ速度メーターを用いて見出される。焼入れ速度のグラフは、形材569310については図3、形材569510については図4に表示される。
様々な装入物についての焼入れ速度データがテーブル4に示される。
Figure 2017512260
(実施例3)
実施例2の形材569310のみに対して自然時効試験を行った。この時効プロセスの時限は、0、1、2、3、5、10、15、20、25、30、35、40、50及び60日であった。各時限を完了した後、伝導率測定及び引張試験を用いて強度の変化を決定した。形材569310の引張試験位置が図5に表示される(楕円で示される)。569310の形材はほとんど対称であるので、両側が試験に利用することができるように、破線にそって押出品を切断した。
形材569310の自然時効伝導率及び引張データは、テーブル5で報告される。自然時効時間の関数としての極限引張強さ、降伏強さ及び伸びは、図7、図8及び図9にそれぞれ表示される。
Figure 2017512260
Figure 2017512260
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(実施例4)
実施例3で自然時効試験に用いなかった実施例2のアルミニウムを、安定化させるために、250°F(121.1℃)で2時間、炉内に配置した。金属を安定化させることは、6XXX合金が多大な自然時効時間を有する場合に6XXX合金で起こる人工時効反応の損失(例えば、強度損失)を防止した。次に、安定化された断片は、強度に対して自然時効時間を変動させる効果と無関係である人工時効試験のために用いることができた。
実施例3の自然時効試験とは異なり、実施例2の押出加工された形材569310及び569510の両方を時効して試験した。形材569510の引張試験位置が図6に表示される(楕円によって示される)。569510の形材は、片側の底部に沿って矢印によって示される縮小領域を有していたので、試験目的のために両側を用いることができなかった。
いくつかの人工時効条件を用いて新規の合金の時効動力学及び特性を決定した。テーブル6は、時効プロセスに使用した条件を記載する。金属が時効された後、伝導率測定及び引張試験を使用して材料の強度を決定した。
Figure 2017512260
形材569310の人工時効伝導率及び引張データが、テーブル7で報告される。形材569310の時効時間及び温度の関数としての極限引張強さ、降伏強さ及び伸びは、図10〜12に表示される。
Figure 2017512260
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形材56951の人工時効伝導率及び引張データが、テーブル8で報告される。形材569510の時効時間及び温度の関数としての極限引張強さ、降伏強さ及び伸びは、図13、図14及び図15にそれぞれ表示される。
Figure 2017512260
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この形材の引張特性は、形材569310のそれと比較して、極限引張強さ及び降伏強さの間に少しの違いがあり、伸びも僅かに異なることを示す。
より高い温度及びより短い時間を要求した人工時効実行は、過時効を表示した。形材569310では、その引張及び降伏強さの両方が低下し、形材569510では、共通ではない高強度で残存する降伏強さをもち、引張強さのみが低下した。テーブル5及び7における収集データを調査すると、並外れた降伏強さの原因が、サンプリング位置のためであることが決定された。形材569310は、試験された各装入物からの同じ位置を有していたが、形材569510は、よりランダム(各条件について同じ位置を用いるよりも、前部、中央部及び後部のからのサンプリング)であった。
完全に再結晶化された形材569510にもかかわらず、形材569310は、より良好な伸びを経験した。これは、中央壁における未再結晶粒組織のためであり得る。すなわち、伸びを妨げるために粗い再結晶粒が十分でなかった。本明細書に記載される本発明の化学は、端部に沿って粗粒からもたらされる乏しい伸びの問題を避けるために作られたけれども、形材569310のダイ設計のため、使用された押出加工プロセスで未再結晶部分が避けられなかった。
(実施例5)
冶金学的結果−鋳塊
特性評価目的のための均質化後に、実施例1の1つの丸材からサンプル薄片をとった。1つの薄片を頭部(頂部)からとり、他のものを丸材の尻部(底部)からとった。薄片からの2つの微小物(micros)を取り付けた(横方向の端部に沿ったもの、及び鋳造方向に対して縦方向の中央部からのもの)。研磨した状態(as-polished)の断片の像を、図16A、16B、17、18A、18B及び19に示す。
研磨した状態の微小物の像をとった後、次に、微小物を電解エッチングして粒組織をさらに定義した。微小物の電解エッチングされた像を図20〜23に示す。
(実施例6)
冶金学的結果−押出品
実施例2の様々な装入物からサンプル形材をとった。形材569510は微細粒再結晶を示すが、形材569310は、未再結晶及び粗粒の混合粒組織を示す。
形材569310の押出加工された粒組織を図24及び25に示す。形材569510を通して押出加工された断片の粒組織を図26及び27に示す。
両方の形材からの電解エッチングされたサンプルを含有する像が、図28及び29に配置される。端部及び接合部に沿った粗粒再結晶は、形材569310について、より明らかである。また、形材569510についての微細粒組織も、より一目瞭然である。
(実施例7)
冶金学的結果−接合部完全性
各断片の接合部を調査した。形材569510は、前部のサンプルにおいて横接合の証拠を示した。横接合の像を図30に示す。横接合は、調査された中間部のサンプルでは存在せず、押出長さのための前部トリムが接合に打ち勝つのに十分でないことが決定された。前部トリムは、それを弱めるために、12フィート(3.66m)から14フィート(4.27m)に変更された。
形材569310は、図31に示されるように、中央壁で不良接合の証拠を示した。接合部の全域で明確な分離が存在する。中央壁の不良接合は、装入物4、5及び6の前部、中間部及び後部サンプル、並びに装入物7の前部及び中間部で見つかった。不良接合は、相当量のサンプルに存在したので、ダイの設計が、発生の最も有力な原因であると決定された。接合は、この実施例について試験することに影響しなかったけれども、ダイは、不良接合が生じることを防止するために再設計する必要があるであろう。
(実施例7)
粒組織及びダイ設計
同じ合金を用いて2つの同様の形材を押出加工する場合、違い(もしあれば、使用されるダイの設計における)に言及することが重要である。2つの形材(569310及び569510)は、同様の速度及び温度で押出機によって実行される(上記の実施例2で示されるような)が、非常に異なる粒組織を有していた(上記の実施例6で示されるような)。
形材569310用のダイ設計を図32に示し、形材569510用のダイ設計を図33に示す。これらのダイの間には少しの相違点があった。形材569310用のダイは、形状物の外側の周りに、アルミニウムが通過する4つのポートと共に、6度チョーク(six degree choke)を含有する。対照的に、形材569510用のダイは、5つのポートを有し、チョークを有さない。チョーク及びポートの数は、再結晶プロセスに影響を与える。
チョークは、粒の再結晶(特に、再結晶の不足)において大きな役割を果たす。チョークは、順番に、存在するひずみエネルギーを引き起こすことが少ないダイを通してアルミニウム金属をゆっくり動かすことを助ける。そうするためにエネルギーが十分でなければ、粒は、鋳放し組織から再結晶化しないであろう。このエネルギー不足は、形状物の外側に6度チョークを有した(図32)形材569310(図1)における未再結晶領域を引き起こすものである。比較の形材569510(図2)は、如何なる存在するチョークがない(図33)。チョークの不在(例えば、形材569510について)は、金属が押し通されるので、ひずみエネルギーが増大し、それは外壁における再結晶を説明することができる。
ダイ設計に存在するポートの数は、少し違った影響を形状に与えた。形材569510に対する追加の5番目のポートは、他の4つのサイズの約2倍であり、それは、より自由で少し容易に金属を通過させた。アルミニウムは、流動に対してその抵抗が低いため、この経路をとりたかった。これは、中央を通した金属流動を増大させ、次に、金属中の剪断応力を増大させた。増大した剪断応力は、再結晶するのに必要なより多くのエネルギーを金属に与え、中央壁全体は再結晶化することができた。
少なくともクロム及びマンガンを含む添加物のための組成と共に、押出加工の実行は、形材569510によって押出加工する際に合金を再結晶化すること助ける。
(実施例8)
機械的特性−押出加工による効果
実施例2の形材のために実行された工程は、ビレット温度及び出口温度と共に押出速度(上記のテーブル3)が許容可能であり、適切な量の強度を合金に与えたことを示した。ビレット温度は、材料が押出加工を容易にする能力を有することを保証するようなものであった。出口温度は、存在したMgSi沈殿物が溶解するように設定された。速度は、材料を引き裂くことなく材料を取り扱うことができると共に、MgSiが溶解した後に沈殿することができないように金属がそれを焼入れしたことを確かめるくらい速かった。
押出加工中の実施例2の各形材の出口温度は、装入物に応じて変えた。両方の形材の最初の装入物は、他の5つよりも低い出口温度を有していた。これは、金属の強度に好ましくない影響を与える。より低い出口温度は、完全に溶解しないMgSi沈殿物の原因となり、それは粗くなり、さらに互いに離れることを引き起こし、それはより多くの転位が断片を通して動くことを可能にする。図34は、形材569310の338/347°F(170/175℃)での6時間の人工時効実行について、出口温度の関数としての降伏強さを示す。装入物1及び2は、より低い出口温度のために、他のグループよりも低い強度を経験した。この強度低下のため、最初の2つの装入物を試験結果から捨てた。
(実施例9)
比較
実施例4に記載された338/347°F(170/175℃)での6時間の人工時効実行は、本明細書の実施例に記載の他の条件の全てと比較して最良の選択であると決定された。この時間及び温度での形材569310及び形材569510の平均降伏強さは、330〜335MPaの間であった(320MPaの最低必要量を超える)。形材569310の伸びは平均12%を有し、形材569510の伸びは10%であった。伸びは必要条件ではないが、材料にとって有益である。この時効実行を用いることにより、HS6Xは、自動車開発用の7003アルミニウム合金の適切な代用品として作用する能力を有する。
(実施例10)
以下の実施形態は、一例であり且つ予言的であることだけが意図される。特に言及されない限り、値は重量%で表示され、残部アルミニウムを有する。
第1の実施形態において、1つのHS6X組成は、以下の通りである。
Figure 2017512260
第2の実施形態において、1つのHS6X組成は、以下の通りである。
Figure 2017512260
第3の実施形態において、1つのHS6X組成は、以下の通りである。
Figure 2017512260
第4の実施形態において、1つのHS6X組成は、以下の通りである。
Figure 2017512260
本発明は、範囲を変えた多くの実施形態で説明及び記載されたが、このような開示は、実施例のみによって提示されており、限定されるものではない(本発明の精神及び範囲の範囲内で変更を行うことができる)と理解されるべきである。したがって、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲は、前述の記載及び上記の例示した実施形態における特定の表現に限定されないことが意図される。

Claims (26)

  1. 約0.90〜約1.2重量%のケイ素、
    約0.5重量%以下の鉄、
    約0.05〜約0.30重量%の銅、
    約0.75重量%以下のマンガン、
    約0.70〜約1.00重量%のマグネシウム、
    約0.25重量%以下のクロム、
    約0.05重量%以下の亜鉛、
    約0.10重量%以下のチタン、及び
    アルミニウムから本質的になる残部
    を含むアルミニウム合金。
  2. 前記各元素が約10%異なってもよい、請求項1に記載の合金。
  3. 微細粒組織を有する、請求項1に記載の合金。
  4. 約0.03重量%以下のクロムを含む、請求項1に記載の合金。
  5. 約0.20重量%以下のマンガンを含む、請求項1に記載の合金。
  6. 約0.15重量%以下の不純物を含む、請求項1に記載の合金。
  7. 約1.13重量%のケイ素、
    約0.17重量%の鉄、
    約0.16重量%の銅、
    約0.21重量%のマンガン、
    約0.80重量%のマグネシウム、
    約0.004重量%のクロム、
    約0.006重量%の亜鉛、
    約0.014重量%のチタン、及び
    アルミニウムから本質的になる残部
    を含む、請求項1に記載の合金。
  8. 微細粒組織を有する、請求項7に記載の合金。
  9. 約0.15重量%以下の不純物を含む、請求項7に記載の合金。
  10. 微細粒組織を有する押出品であって、
    約0.90〜約1.2重量%のケイ素、
    約0.5重量%以下の鉄、
    約0.05〜約0.3重量%の銅、
    約0.75重量%以下のマンガン、
    約0.70〜約1.0重量%のマグネシウム、
    約0.25重量%以下のクロム、
    約0.05重量%以下の亜鉛、
    約0.1重量%以下のチタン、及び
    アルミニウムから本質的になる残部
    を含む押出品。
  11. 前記押出品が、少なくとも約290MPaの引張降伏強さ及び少なくとも約310MPaの極限引張強さを有する、請求項10に記載の押出品。
  12. 前記押出品が、約0.050インチ(約0.127cm)〜約0.500インチ(約1.27cm)の厚さを有する、請求項10に記載の押出品。
  13. 前記押出品が、6XXXアルミニウム合金である、請求項10に記載の押出品。
  14. 前記各元素が約10%異なってもよい、請求項10に記載の押出品。
  15. 約0.03重量%以下のクロムを含む、請求項10に記載の押出品。
  16. 約0.20重量%以下のマンガンを含む、請求項10に記載の押出品。
  17. 約0.15重量%以下の不純物を含む、請求項10に記載の押出品。
  18. 少なくとも約800°F(約426.7℃)の初期ビレット温度にて毎分約40フィート(約12.192m)の押出速度でのプレスにより、初期のアルミニウムビレットを押出加工すること、及び
    前記初期ビレット温度よりも高い出口温度で押出アルミニウム材料を得ること
    を含む、アルミニウムを形成する方法。
  19. 前記押出アルミニウム材料を水焼入れすることを更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記押出アルミニウム材料を約340°F(約171.1℃)に約6時間加熱することを更に含む、請求項18に記載の方法。
  21. 前記押出アルミニウム材料が、少なくとも約320MPaの引張降伏強さを有する、請求項18に記載の方法。
  22. 前記押出アルミニウム材料が、微細粒組織を有する、請求項18に記載の方法。
  23. 前記初期のアルミニウムビレットが、
    約0.90〜約1.2重量%のケイ素、
    約0.5重量%以下の鉄、
    約0.05〜約0.3重量%の銅、
    約0.75重量%以下のマンガン、
    約0.70〜約1.0重量%のマグネシウム、
    約0.25重量%以下のクロム、
    約0.05重量%以下の亜鉛、
    約0.1重量%以下のチタン、及び
    アルミニウムから本質的になる残部
    を含む合金である、請求項18に記載の方法。
  24. 前記合金が、約0.03重量%以下のクロムを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記合金が、約0.20重量%以下のマンガンを含む、請求項23に記載の方法。
  26. 前記合金が、約0.15重量%以下の不純物を含む、請求項23に記載の方法。
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