JP2017511489A - モノシリック3次元磁界センサ及びその製造方法 - Google Patents

モノシリック3次元磁界センサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

モノリシック3次元線形磁界センサとその製造方法であって、そのセンサは、同一の基板(1)に集積化されたX軸センサ(3)、Y軸センサ(4)及びZ軸センサ(5)を備え、X軸センサ(3)及びY軸センサ(4)が同一の構造を有する。すなわち、両者とも参照ブリッジ構造のものである。参照アームの磁気抵抗検出素子(12,14)は、対応する磁束ガイド(8、9)の下方に配置され、磁気抵抗検出素子(11、13)は、対応する磁束ガイド(8,9)の間隙に配置される。しかし、これらの2つのセンサの磁気抵抗素子は、相互に直交するように配列されていて、これらの磁気抵抗素子の固定層の磁化方向が相互に直交する。Z軸センサ(5)は、プッシュ・プルブリッジ構造のものであり、磁気抵抗素子(15、16)のプッシュ・アームとプル・アームは、それぞれ、磁束ガイドの端部の上部又は下部に配列されている。モノリシック3次元線形磁界センサの製造方法も開示されている。このセンサは、使いやすく、且つ、ダイナミックレンジが広いという利点を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、磁界センサの技術分野に関するものであり、特に、モノリシック3次元磁界センサとその製造方法に関する。
磁界センサ技術の発達に伴い、磁界センサは、初期の1次元元磁界センサからその後の2次元磁界センサ、更にその後の3次元磁界センサまで開発されてきており、これらが空間内において包括的にX軸、Y軸及びZ軸の3方向の磁界信号を検出できるようになっている。
AMR、GMR及びTMRといった磁界センサについていえば、磁界の検出方向は、薄膜平面内にあるため、平面内におけるX軸及びY軸の磁界成分の測定は、2つのセンサを直交させることにより実施することもでき、これにより、XY2次元磁界テストシステムを実施することができる。しかしながら、Z軸の磁界成分についていえば、解決方法は、独立した1軸の平面磁界センサを2軸平面センサ上に垂直に立てることである。この例は、中国特許出願201110251902.9に「3次元磁界センサ」という表題で開示されている3次元磁界センサである。しかし、この方法には、次に述べる欠点がある:
1)X,Yの2軸磁界センサとZの1軸は、実装される前は、別々の素子であるので、3軸の磁界センサを統合的に製造することができず、従って、製造工程の複雑性が増加する。
2)統合的な製造システムと比較して、組立てることにより製造された3軸磁界センサシステムにおける素子の位置精度が低く、これにより、センサの測定精度が影響される。
3)Zの単軸磁界センサの検出方向は、X、Yの2軸磁界センサに垂直であるので、3軸磁界センサのZ軸方向の寸法が増大してしまう。よって、装置のサイズが増大してしまい、また、包装における困難性も増大してしまう。
もう一つの解決策は、「3軸磁界センサ」という表題のCNU−202548308に開示されているような、Z方向の磁気信号を検出するための磁界センサユニットを配置するために傾斜を用いることである。
しかしながら、この構造においてセンサ内に傾斜を形成するための角度を制御することは困難であり、傾斜に磁気抵抗薄膜を積層する工程においてシャドウイング効果が発生し易い。従って、磁界センサ素子の性能が落ちてしまう。更には、Z軸方向の磁気信号を計算するためにアルゴリズムが必要となる。
もう一つの解決策は、「三次元デジタルコンパス」という表題の中国特許出願201310202801.1に開示されている解決策であり、これにおいては、磁界におかれた磁束凝縮器の歪関数を用いることにより、平面に垂直なZ軸方向の磁界成分をXY平面の磁界成分に変換する。これにより、Z軸方向における磁気信号の測定を実施する。しかしながら、この構成における磁界センサは、X、Y、Z軸の3次元における磁気信号を得るためには、ASICチップ又はアルゴリズムを用いた計算を必要とする。
現在において、三次元磁界センサは、主に、基板の基板層をエッチングすることにより
傾斜を形成し、その傾斜に磁気抵抗物質フィルムを積層することを2層分行う方法により製造される。例えば、「三次元磁界センサ」という表題のCNU−202548308は、ウェーハの基板層をエッチングすることにより2つの傾斜を形成する工程と、その2つの傾斜の各々に磁気抵抗物質フィルムを二重に積層する工程と、アニーリングを二重に行う工程を本質的に備え、これにより、XZ方向の検出ユニットとYZ方向に検出ユニットが製造される。ヨーロッパ特許EP2267470B1には、三次元センサを製造する方法が開示されており、これにおいては、傾斜を形成するために基板がエッチングされ、Z軸方向の磁界成分を測定するために検出ユニットがスロープ状に形成される。これらの2つの特許においては、エッチングされた傾斜の程度を制御することは困難であり、また、磁気抵抗物質フィルムをスロープに積層することが困難である。従って、実施困難である。
上記課題を解決するため、本発明は、モノリシック三次元磁界センサとそれを製造するための方法を提供する。
このモノリシック3次元磁界センサは、アルゴリズムの計算を実行することなしに、直接的にX、Y及びZの3方向における磁界信号を出力することができる。更に、この製造方法は、傾斜を形成するため溝を形成する必要がなく、また、この3次元磁界センサは、2重積層により直接的に取得することができる。その2重積層においては、X軸センサとY軸センサは、相互に直交し、また、それらの内部に構成されている磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向も相互に直交する。
モノリシック3次元磁界センサは、
当該基板の内部において集積化されたX軸センサ、Y軸センサ及びZ軸センサであって、その各々がX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の磁界を検出するためのものを備えるXY平面内の基板を備え、
前記X軸センサ及び前記Y軸センサは、それぞれ、参照ブリッジと少なくとも2つの磁束ガイドを備え;前記参照ブリッジの参照アームと検出アームは、それぞれ、相互に電気的に接続されている1又は2以上の同一の磁気抵抗検出素子を備え、前記参照アーム上の前記磁気抵抗検出素子は、前記磁束ガイドの上方又は下方に配置されていて、また、前記磁束ガイドの長手方向に沿って配列されていることにより参照素子列を形成し、前記検出アーム上の前記磁気抵抗検出素子は、隣接する2つの前記磁束ガイドの間隔で配置され、また、前記磁束ガイドの長手方向に沿って配列されていることにより、検出素子列を形成し、前記参照素子列と前記検出素子列は、互い違いとなっていて、前記参照素子列の各素子は、前記検出素子列の少なくとも1つの素子に隣接していて;前記検出素子列の各素子は、前記参照素子列の少なくとも1つの素子に隣接していて、
前記Y軸センサ内の素子の配列方向は、前記X軸センサ内の対応する素子の配列方向に対して垂直であり、
前記X軸センサ内及び前記Y軸センサ内の各隣接する2つの前記磁束ガイドの間隙における磁界の全ての利得係数Asnsは、1<Asns<100の関係を満たし、前記X軸センサ内及び前記Y軸センサ内の前記磁束ガイドの上方又は下方における磁界の全ての減衰係数Arefは、0<Aref<1の関係を満たし、
前記Z軸センサは、プッシュ・プル・ブリッジと少なくとも1つの磁束ガイドを備え、ここで、前記プッシュ・プル・ブリッジのプッシュ・アームとプル・アームは、互い違いであり、その各々は、電気的に相互に接続された1又は2以上の同一の磁気抵抗検出素子を備え、前記プッシュ・アーム上の磁気抵抗検出素子と前記プル・アーム上の磁気抵抗検出素子は、Z軸センサ内の前記磁束ガイドの長手方向に沿って配置されていて、また、前記Z軸センサ内の前記磁束ガイドの底部又は頂部において2系列をなしてそれぞれ配置されていて、
前記X軸センサ及び前記Y軸センサの前記磁気抵抗検出素子の固定層は、異なった材質により成り、前記固定層の磁化方向は、相互に垂直であり、前記Z軸センサと前記X軸センサの固定層の磁化方向は同一であり、外部磁界が存在しないときには、全ての前記磁気抵抗検出素子の無磁化層の磁化方向は、前記固定層の磁化方向に対して垂直であり、
X軸、Y軸及びZ軸は、どの2つの組合せをとっても相互に直交するものである。
好ましくは、磁気抵抗検出素子は、GMRスピン・バルブ素子又はTMR検出素子である。
好ましくは、磁束ガイドは、矩形ストリップの配列であり、磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に対して垂直な方向に沿った、その長さは、磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に沿った、その長さよりも長く、磁束ガイドは、柔強磁性の合金より成る。
好ましくは、X軸センサ及びY軸センサの検出アーム及び参照アームの各々における磁気抵抗検出素子の数は、相互に同一である。
好ましくは、固定層の磁化方向に対して垂直な方向に沿った磁気抵抗検出素子の長さは、固定層の磁化方向に沿った磁気抵抗検出素子の長さよりも長い。
好ましくは、Z軸センサの隣接する2つの隣接する前記磁束ガイドの間隙Sは、前記Z軸センサの前記磁束ガイドの3方向の寸法の最小値よりも狭くない。
好ましくは、外部磁界がないときには、前記磁気抵抗検出素子は、無磁化層の磁化方向が、永久磁石バイアス、二重交換相互作用、形状異方性又はこれらの何れかの組合せによる、固定層の磁化方向に対して垂直になることを達成する。
好ましくは、参照ブリッジ及びプッシュ・プルブリッジは、共に、ハーフ・ブリッジ、フル・ブリッジ又は擬似ブリッジ構造のものである。
好ましくは、基板は、その上に置かれるASICチップと集積化され、又は、基板は、別個のASICチップと電気的に接続される。
好ましくは、当該モノリシック3次元磁界センサが、少なくとも3つの結合パッドを備え、又は、前記X軸センサ、前記Y軸センサ及び前記Z軸センサの各々が少なくとも3つの貫通シリコン・ビアスを持つ。
本発明は、モノリシック3次元線形磁界センサの製造方法であって、
(1)半導体ウエーハ上に第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物であって、その固定層として阻害温度TB1の反強磁性層が用いられ、X軸センサとZ軸センサを構築するために用いられる第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積させ、前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の磁化方向を設定する工程、又は、半導体ウエーハ上に同様な第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積させ、アニーリングにより前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の磁化方向を設定する工程と、
(2)前記半導体ウエーハ上の幾つかの領域を選択し、選択された領域において前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を除去する工程と、
(3)前記半導体ウエーハ上に第2の磁気抵抗物質フィルムであって、その固定層として阻害温度TB2(但し、TB1>TB2)の反強磁性層が用いられ、Y軸センサを構築するために用いられる第2の磁気抵抗物質フィルムを堆積し、前記X軸センサと前記Z軸センサの前記固定層の磁化方向に平行な方向の外部磁界とTB1よりも高い温度で第1の高温アニーリングを実施し、温度をTB1からTB2の間まで下げ、前記外部磁界の方向
がY軸センサの固定層の磁化方向と同一になるように外部磁界を回転させ、室温まで温度を下げ、前記外部磁界をゼロ磁界になるまで下げる工程と、
(4)前記第1の磁気抵抗物質フィルムと前記第2の磁気抵抗物質フィルムをマスクで覆い、前記第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物と重複している部分を除去する工程と、
(5)底部電極を構築し、該構築の前に又は後で、同一の構造形成工程で前記X軸センサ、前記Y軸センサ及び前記Z軸センサ内に磁気抵抗検出素子を構築する工程と、
(6)前記磁気抵抗検出素子の上に絶縁層Iを積層し、リフト・オフ・プロセスを有する自動整列技術又はフォトリソグラフィ・プロセス又はエッチング・プロセスを用いて前記絶縁層Iを通して前記磁気抵抗検出素子の頂部において下方に向かって穴を空けることにより、前記絶縁層Iを介して前記磁気抵抗検出素子の頂部に接触穴を形成する工程と、
(7)前記磁気抵抗検出素子の上面層に電気的に接続された上面導電層を堆積し、パターニング処理により上面電極を形成し、素子間配線をする工程と、
(8)絶縁層IIを堆積する工程、又は、絶縁層IIIを堆積し、前記絶縁層IIIの上に導電層を堆積することにより電磁コイル層を構築し、前記電磁コイル層の上面に絶縁層IVを堆積する工程と、
(9)前記絶縁層II又は絶縁層IVの上に複数の磁束ガイドを同一の軟強磁性物質を用いて同時に形成する工程と、
(10)全ての前記磁束ガイドの上方に保護層を堆積し、前記保護層をエッチングし、前記上面導電体と前記底面電極に対応する位置にビアスを空け、センサ・チップに接続される結合パッドを形成する工程;又は、
全ての前記磁束ガイドの上方に保護層を堆積し、前記保護層をエッチングし、前記上面電極と前記底面電極に対応する位置にビアスを空け、センサチップに接続される結合用パッドを形成し、前記結合用パッド頂部に導電性金属をスパッタ蒸着又は電気めっきする工程と、
を有することを特徴とするモノリシック3次元線形磁界センサの製造方法を提供する。
好ましくは、半導体ウエーハは、集積回路がドープされているシリコン・ウエーハ、化学的機械的研磨されるシリコン・ウエーハ、又は、保護膜が被さった平坦な表面を持つブランク・シリコン・ウエーハである。
本発明の実施例におけるこの技術における技術的解決をより明確に記述するために、実施例においてこの技術で用いられる必要がある添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下に続く添付図面は、本発明の単なる例示に過ぎず、当業者は、いかなる創造的な作業をしなくても添付図面に従って更なる添付図面を得ることができる。
本発明によるモノリシック3次元磁界センサの模式的構造図である。 本発明によるモノリシック3次元磁界センサのデジタル信号処理回路の模式図である。 X軸センサ及びY軸センサの模式的構造図である。 X軸センサ内の磁気抵抗素子周辺の磁界分布の図である。 X軸センサ内のMTJ素子の位置と検出された磁界の強度の関係曲線の図である。 X軸センサの反応曲線の図である。 X軸センサの模式的回路図である。 Z軸センサの模式的構造図である。 Z方向の磁界におけるZ軸センサの磁束ガイド周辺における磁界分布の図である。 Z軸センサの模式的回路図である。 X方向磁界内におけるZ軸センサの磁束ガイド周辺における磁界分布の図である。 Y軸方向磁界内におけるZ軸センサの磁束ガイド周辺における磁界分布の模式図である。 Z軸センサの反応曲線である。 本発明におけるモノリシック3次元磁界センサの製造方法の模式的フローチャートである。 ウエーハの二重堆積後のX軸センサ、Y軸センサ及びZ軸センサ上の固定層の磁化方向の模式図である。 製造されたモノリシック3次元磁界センサの模式的断面図である。 ウエーハ切断工程の前におけるウエーハ上の3次元磁界センサの構造的配置の模式図である。
以下、添付図面を参照し、また、実施例を交えて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明によるモノリシック3次元磁界センサのXY平面の模式的構造図である。
このセンサは、基板1を備える。当該基板1においては、X軸センサ3、Y軸センサ4、Z軸センサ5及び複数の入出力用の結合パッド2が集約されており、また、X軸センサ3とY軸センサ4は、同一の構造を有するが、配置方向が異なり、相互に直交する。
図1において、X軸センサ3の要素は、長手方向に配置されていて、Y軸センサ4の要素は、横方向に配置されているが、X軸センサ3の要素が、横方向に配置されていて、Y軸センサ4の要素が、長手方向に配置されていてもよい。
X軸センサ3は、複数の検出素子列11、複数の参照素子列12及び複数のX磁束ガイド8を備え、Y軸センサ4は、複数の検出素子列13、複数の参照素子列14及び複数のY磁束ガイド9を備える。ここで、複数の参照素子列12、14の各々は、それぞれ、X磁束ガイド8の下、Y磁束ガイド9の下に配置される。また、検出素子列11、13は、それぞれ、2つの隣接したX磁束ガイド8の間、2つの隣接したY磁束ガイド9の間に配置される。更に、検出素子列11、13及び参照素子列12、14は、それぞれ、1又は2以上の同一の磁気抵抗検出素子を電気的に接続することにより形成される。
Z軸センサ5は、Z磁束ガイド10及び磁気抵抗検出素子15、16を備える。ここで
、磁気抵抗検出素子15、16は、それぞれ、列状に電気的に接続されていて、Z磁束ガイド10の底部において2系列をなして配置されている。
更に、参照素子列12、14を形成している磁気抵抗検出素子は、それぞれ、X磁束ガイド8の上方、Y磁束ガイド9の上方に配置されていてもよく、この点からみると、Z軸センサ内の磁気抵抗検出素子15、16は、Z磁束ガイド10の頂部において2系列をなして配置されていてもよい。
全ての磁気抵抗検出素子は、GMRスピンバルブ又はTMR検出素子であり、また、これらは、正方形、菱形又は楕円形に形成されていてもよいし、他の形状に形成されていてもよい。X軸センサ3の磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向6と、Z軸センサ5の磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向6は、同一であり、共に、X軸に沿っているが、X軸センサ3の磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向6と、Y軸センサ4の磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向7は、相互に直交する。外部磁界が無いときは、磁気抵抗検出素子は、永久磁化バイアス、二重交換相互作用若しくは形状的な異方性又はこれらの組合せにより、固定層の磁化方向に対して直交する無磁化層の磁化方向を達成する。全ての磁束ガイドは、それぞれ、矩形ストリップの配列であり、磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に対して垂直な方向に沿ったその長さは、磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に沿ったその長さよりも長く、全ての磁束ガイドは、柔強磁性の合金より成る。ここで、合金は、Ni、Fe、Co、Si、B、Ni、Zr又はAlのうちの1又は2以上の要素を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。基板1は、ASICを備えていてもよいし、追加された別個のASICに電気的に接続されていてもよいが、ASICは、図面には示されていない。この例においては、モノリシック3次元線形磁界センサは、結合パッドのワイヤ結合を用いることにより、パッケージ化されているが、貫通シリコン・ビアス、フリップ・チップ、ボール・グリッド・アレイ(BGA)、ウエハー・レベル・パッケージ(WLP)及びチップ・オン・ボード(COB)のような技術を用いることにより、パッケージ化されてもよい。
図2は、モノリシック3次元線形磁界センサのデジタル信号処理回路の模式図である。X軸センサ3、Y軸センサ4及びZ軸センサ5により検出される磁気信号は、デジタル信号処理回路50内のADC41を用いることによりアナログからデジタルに変換され、変換後のデジタル信号は、データ・プロセッサ42に送信され、そこで処理された信号は、I/Oにより外部に出力される。これにより、外部磁界の測定が実施される。デジタル信号処理回路50は、基板1、他のアナログASICチップ、基板1に電気的に接続されたASICチップに載置されてもよい。
図3は、図1に示すX軸センサの模式的構造図である。X軸センサは、参照完全ブリッジ構成のものであり、参照アーム、検出アームを備える。参照アームは、X磁束ガイドの下に配置された複数の参照素子列12を備え、検出アームは、X磁束ガイドのギャップ9に配置された複数の検出素子列11を備える。検出素子列11と参照素子列12は、両者間で互い違いに、そして、それぞれが、X磁束ガイドの長軸方向に沿って配置される。ここで、参照素子列12の各素子は、少なくとも1つの検出素子列11に隣接していて、検出素子列11の各素子は、少なくとも1つの参照素子列12にしている。検出素子列11の各素子は、参照素子列12のうちの隣接する1つの素子から間隔Lだけ離間している。ここで、間隔Lは、非常に狭く、好ましくは20乃至100ミクロンである。検出アーム、参照アーム及び結合パッド17乃至20は、電気的結合導体21により接続されていてもよい。結合パッド17乃至20は、それぞれ、入力端部Vbias、接地端部GND及び出力端部V1、V2として用いられ、図1における左端の4つの結合パッドに対応する。
図4は、図3における検出素子群11と参照素子群12の周辺の磁界分布を示す。X磁束ガイド8のギャップにおいて検出素子群11により検出される磁界強度が増加していることと、X磁束ガイド8の下方に配置される参照素子群12により検出される磁界強度が減少していることとが図面よりがわかり、従って、X磁束ガイド8が、磁界を減衰させる役割を務めていることは明白である。
図5は、図3における検出素子列11及び参照素子列12の位置と、検出された磁界強度の関係曲線である。ここで、Bsns34は、検出素子列11により検出された磁界強度を示し、Bref35は、参照素子列12により検出された磁界強度を示し、外部磁界強度Bextは、100Gである。この図面より、Bsnsは160Gであり、Brefは25Gであることを得ることができる。対応する増幅係数Asnsの大きさと、対応する減衰係数Arefの大きさは、次の式(1)、(2)により得ることができる。
Figure 2017511489
図6は、図3におけるX軸センサの出力電圧と外部磁界の関係曲線である。X軸センサは、X軸方向の磁界成分のみを検出することができ、出力電圧Vx36は、Y軸方向及びZ軸方向の磁界成分には反応しないこと、電圧Vy37、Vz38は共にゼロであること、Vx36は、原点0に関して対称であることが図面よりわかる。
図7は、図3のX軸センサの回路図である。この図面において、2つの検出アーム52、52’と2つの参照アーム53、53’が、完全ブリッジを形成するように間隔をおいて接続されていることがわかり、完全ブリッジの出力電圧は、下式の通りである。
Figure 2017511489
従って、X軸センサの感度は、次のように表せる。
Figure 2017511489
非常に弱い磁界に対しては、つまり、磁界強度Bが非常に小さければ、上記の式(4)を、次の近似式で表すことができる。
Figure 2017511489

Y軸センサ4は、X軸センサ3と同一の構造のものであり、従って、これの動作原理、周辺磁界分布、反応曲線は、全て、X軸センサ3のものと同一であるので重複する説明を省略する。
図8は、Z軸センサの模式的構造図である。Z軸センサは、プッシュ・プル完全ブリッジ構造のものである。Z軸センサは、複数の磁気抵抗検出素子15、16、複数のZ磁束ガイド10、電気的接続導体27及び結合パッド28乃至31を備える。ここで、結合パッド28乃至31は、それぞれ、電源供給端部VBias、接地端部GND及び電圧出力端部V+、V−として用いられ、図1に示す結合パッド2における右端の4つの結合パッドに対応する。全ての磁気抵抗検出素子15は、完全ブリッジのプッシュ・アームを形成するために電気的に相互に接続されていて、全ての磁気抵抗検出素子16は、完全ブリッジのプル・アームを形成するために電気的に相互に接続されている。プッシュ・アームは、プル・アームから離間するように配列されていて、プッシュ・アーム、プル・アーム及び結合パッド28乃至31は、プッシュ・プル完全ブリッジを形成するために電気的結合導体27を介して接続されている。磁気抵抗検出素子15、16は、Z磁束ガイド10の長さ方向に沿って配列されている。図8において、磁気抵抗検出素子15、16は、列をなしているZ磁束ガイド10の底面において2系列に配列されている。プッシュ・アーム磁気抵抗検出素子15の列と、プル・アーム磁気抵抗検出素子16の列は、各Z磁束ガイド10(最上端、最下端及び中央のものを除く。)の底部において2系列をなして配列されていて、もしも必要ならば、磁気抵抗検出素子15、16は、3つのZ磁束ガイド10の下方に配列されてもよい。
図9は、Z軸方向の外部磁界106下におけるZ軸センサの磁場分布図である。図における磁力線の分布より、外部磁界がZ磁束ガイド10の近傍で歪んでいることがわかる。従って、X軸方向の磁界成分が生成され、Z磁束ガイド10の下方にある磁気抵抗素子15、16が丁度この成分を検出することができるが、これらの素子により検出される磁界成分の方向107、108が相互に反対方向であることがわかる。与えられた外部磁界の強度は、検出されたX軸磁界成分から知ることができる。
図10は、Z軸センサの模式的回路図である。幾つかの磁気抵抗検出素子15は、等価磁気抵抗素子R2、R2’を形成するために電気的に接続されている。また、幾つかの磁気抵抗検出素子16は、等価磁気抵抗素子R3、R3’を形成するために電気的に接続されている。そして、これらの4つの磁気抵抗素子は、完全ブリッジを形成するため接続されている。Z軸方向の外部磁界が与えられた時には、変化状況が磁気抵抗素子R2、R2’と磁気抵抗素子R3、R3’間では、相互に反対であり、従って、プッシュ・プル出力を形成する。一般的に、R2’=R2、R3’=R3である。図10より、この回路の出力電圧は、次の通りである。
Figure 2017511489
この式における感度は、次の通りである。
Figure 2017511489
図11は、X軸方向の外部磁界100下におけるZ軸センサ近傍における磁界分布図である。この図より、磁気抵抗検出素子15により検出される磁界と磁気抵抗検出素子16により検出される磁界が同じであることがわかる。従って、変化状況が磁気抵抗素子R2、R2’と磁気抵抗素子R3、R3’間では、同一であり、従って、プッシュ・プル出力が形成されず、センサは反応しないことになる。
図12は、Y軸方向の外部磁界101下におけるZ軸センサの磁界分布図である。この図より、Z磁束ガイド10がY軸方向の外部磁界を完全に遮蔽するため、磁気抵抗素子15、16がY軸方向の磁界に反応しない。
図13は、Z軸センサの出力電圧と外部磁界の関係曲線である。この図より、Z軸センサがZ軸方向の磁界成分のみを検出することができることと、出力電圧Vz38がX軸方向とY軸方向の磁界成分には反応しないことと、電圧Vx36、Vy37が共にゼロであることと、電圧Vz38が原点0について対称であることがわかる。
上記は、X軸センサ、Y軸センサ及びZ軸センサのブリッジが完全ブリッジであるときの状況を説明したものである。半ブリッジと擬似ブリッジについては、動作原理がこれと同一であるので、重複する説明を省略する。上記で得られた結論は、半ブリッジ構造と擬似ブリッジ構造におけるモノリシック3軸線形磁界センサにも適用できる。
図14は、本発明によるモノリシック3次元磁界センサの製造工程流れ図である。センサの製造方法は、次の工程を有する。
(1)半導体ウエーハ上にX軸センサ及びY軸センサとして用いられることになる第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積させた上で、好ましくは、磁界内での高温アニーリングによる固定層の磁化方向を設定するような関連したプロセスを用いることにより、前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の磁化方向を設定する工程;
(2)半導体ウエーハ上の領域を選択し、選択された領域において前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を、フォトリソグラフィ、イオン・エッチング又はその他の技術を利用して除去し、Y軸センサを構成するために用いられることになる第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積する工程;
(3)第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の領域に堆積している第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物を除去して、第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の固定層の磁化方向が、第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の固定層の磁化方向に対して垂直になるように設定するためにアニールを2回実施する工程;
二重の積層の後に、ウエーハ上のセンサの固定層の磁化方向は、図15に示すようになる。ここで、X軸センサとY軸センサの固定層の磁化方向は、符号6に示す通りであり、Y軸センサの固定層の磁化方向は、符号7に示す通りである。
(4)マスキングを実行して、第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の、第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物との重複部分を除去し、好ましくは、リフト・オフ・プロセスを用いることにより、第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の当該重複部分を除去する。
(5)底面電極を形成し、同一のフォトリソグラフィと除去パターニングステップでX軸センサ、Y軸センサ及びZ軸センサの磁気抵抗検出素子のパターンを形成する。ここで、除去パターニングステップは、ウェットエッチング、イオンエッチング及び反応的イオンエッチングのような方法を有する。
(6)上面導電層を積層し、フォトリソグラフィと除去パターニングにより上面の電極を形成し、素子間配線をする。
(7)絶縁層を積層し、絶縁層の上方にX磁束ガイド、Y磁束ガイド及びZ磁束ガイドを、同一の軟強磁性物質を用いて、同時に電気めっきし、もしも必要ならば、絶縁層の上に導電層を積層して電磁コイル層を形成し、コイル層の上にもう一つの絶縁層を積層し、そして、X磁束ガイド、Y磁束ガイド及びZ磁束ガイドを電気めっきする。
(8)全てのX磁束ガイド、Y磁束ガイド及びZ磁束ガイドの上方を保護層で覆い、保護層をエッチングして、上面電極と底面電極に対応する位置にビアスを空け、外部と接続された結合パッドを形成する。コイル層があるときは、センサ・チップに接続された結合パッドを形成するために、ビアスは、上面電極と下面電極に対応する位置にある保護層とコイル層に空けられていてもよい。好ましくは、導体金属は、結合パッドの上面において、更にスパッタされ、又は、電気メッキされてもよい。
上記の工程が実行された後の単一のモノリシック3軸センサを、図16の模式的断面図に示す。図17は、ウエーハ上の全ての3軸センサの模式図である。
上記の工程におけるウエーハは、集積回路のあるシリコン・ウエーハ、化学的機械的研磨されるシリコン・ウエーハ、又は、保護膜が被さった平坦な表面を持つブランク・シリコン・ウエーハであり、また、ウエーハは、コイルを備えていてもよい。更に、第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物内の固定層上の反強磁性層は、第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物内の固定層上の反強磁性層とは異なる。第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の構成は、PtMn/SAF/tunnel barrier/free layer/IrMnであり、第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の構成は、IrMn/SAF/tunnel barrier/free layer/PtMnであり、これらの2つの積層物は、また、相互交換することができる。PtMnの阻害温度TB1は、IrMnの阻害温度TB2よりも高く、このようにして、X軸センサとY軸センサを構成するために用いられるフィルムは、同一の工程でアニールされてもよく、バイアス層と固定層の磁化方向は、同時に交差していてもよい。工程(2)で実行される二重のアニーリングとは、TB1
よりも高い高温及びX軸に沿った磁界の下で第1のアニーリングを実行し、それから、TB1からTB2までの低温及びウエーハにかけられる磁界方向が、第1のアニーリングの高温磁界の方向に対して直交するような磁界の下でアニーリングを実行することである。
上記の説明は、本発明の単なる好適な例のものであり、本発明を限定することを意図したものではない。当業者にとってみれば、本発明は、様々な変形と変更を有する。本発明の精神と原理から離れることのない、如何なる変形、等価置換、改良等も、本発明の保護範囲に入るものである。

Claims (12)

  1. モノリシック3次元磁界センサであって、
    当該基板の内部において集積化されたX軸センサ、Y軸センサ及びZ軸センサであって、その各々がX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の磁界を検出するためのものを備えるXY平面内の基板を備え、
    前記X軸センサ及び前記Y軸センサは、それぞれ、参照ブリッジと少なくとも2つの磁束ガイドを備え;前記参照ブリッジの参照アームと検出アームは、それぞれ、相互に電気的に接続されている1又は2以上の同一の磁気抵抗検出素子を備え、前記参照アーム上の前記磁気抵抗検出素子は、前記磁束ガイドの上方又は下方に配置されていて、また、前記磁束ガイドの長手方向に沿って配列されていることにより参照素子列を形成し、前記検出アーム上の前記磁気抵抗検出素子は、隣接する2つの前記磁束ガイドの間隔で配置され、また、前記磁束ガイドの長手方向に沿って配列されていることにより、検出素子列を形成し、前記参照素子列と前記検出素子列は、互い違いとなっていて;前記参照素子列の各素子は、前記検出素子列の少なくとも1つの素子に隣接していて、前記検出素子列の各素子は、前記参照素子列の少なくとも1つの素子に隣接していて、
    前記Y軸センサ内の素子の配列方向は、前記X軸センサ内の対応する素子の配列方向に対して垂直であり、
    前記X軸センサ内及び前記Y軸センサ内の各隣接する2つの前記磁束ガイドの間隙における磁界の全ての利得係数Asnsは、1<Asns<100の関係を満たし、前記X軸センサ内及び前記Y軸センサ内の前記磁束ガイドの上方又は下方における磁界の全ての減衰係数Arefは、0<Aref<1の関係を満たし、
    前記Z軸センサは、プッシュ・プル・ブリッジと少なくとも1つの磁束ガイドを備え、ここで、前記プッシュ・プル・ブリッジのプッシュ・アームとプル・アームは、互い違いであり、その各々は、電気的に相互に接続された1又は2以上の同一の磁気抵抗検出素子を備え、前記プッシュ・アーム上の磁気抵抗検出素子と前記プル・アーム上の磁気抵抗検出素子は、Z軸センサ内の前記磁束ガイドの長手方向に沿って配置されていて、また、前記Z軸センサ内の前記磁束ガイドの底部又は頂部において2系列をなしてそれぞれ配置されていて、
    前記X軸センサ及び前記Y軸センサの前記磁気抵抗検出素子の固定層は、異なった材質により成り、前記固定層の磁化方向は、相互に垂直であり、前記Z軸センサと前記X軸センサの固定層の磁化方向は同一であり、外部磁界が存在しないときには、全ての前記磁気抵抗検出素子の無磁化層の磁化方向は、前記固定層の磁化方向に対して垂直であり、
    X軸、Y軸及びZ軸は、どの2つの組合せをとっても相互に直交することを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  2. 請求項1に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    前記磁気抵抗検出素子は、GMRスピン・バルブ素子又はTMR検出素子であることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  3. 請求項1に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    前記磁束ガイドは、矩形ストリップの配列であり、磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に対して垂直な方向に沿ったその長さは、前記磁気抵抗検出素子の固定層の磁化方向に沿ったその長さよりも長く、前記磁束ガイドは、柔強磁性の合金より成ることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    前記X軸センサ及び前記Y軸センサの前記検出アーム及び前記参照アームの各々における磁気抵抗検出素子の数は、相互に同一であることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    前記固定層の磁化方向に対して垂直な方向に沿った前記磁気抵抗検出素子の長さは、前記固定層の磁化方向に沿った前記磁気抵抗検出素子の長さよりも長いことを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  6. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    Z軸センサの隣接する2つの隣接する前記磁束ガイドの間隙Sは、前記Z軸センサの前記磁束ガイドの3方向の寸法の最小値よりも狭くないことを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  7. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    外部磁界がないときには、前記磁気抵抗検出素子は、無磁化層の磁化方向が、永久磁石バイアス、二重交換相互作用、形状異方性又はこれらの何れかの組合せによる、固定層の磁化方向に対して垂直になることを達成することを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  8. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    前記参照ブリッジ及び前記プッシュ・プルブリッジは、共に、ハーフ・ブリッジ、フル・ブリッジ又は擬似ブリッジ構造のものであることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  9. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    基板は、その上に置かれるASICチップと集積化され、又は、基板は、別個のASICチップと電気的に接続されることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  10. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモノリシック3次元磁界センサであって、
    当該モノリシック3次元磁界センサが、少なくとも3つの結合パッドを備え、又は、前記X軸センサ、前記Y軸センサ及び前記Z軸センサの各々が少なくとも3つの貫通シリコン・ビアスを更に備えることを特徴とするモノリシック3次元磁界センサ。
  11. モノリシック3次元線形磁界センサの製造方法であって、
    (1)半導体ウエーハ上に第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物であって、その固定層として阻害温度TB1の反強磁性層が用いられ、X軸センサとZ軸センサを構築するために用いられる第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積させ、前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の磁化方向を設定する工程、又は、半導体ウエーハ上に同様な第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を堆積させ、アニーリングにより前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物の磁化方向を設定する工程と、
    (2)前記半導体ウエーハ上の幾つかの領域を選択し、選択された領域において前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物を除去する工程と、
    (3)前記半導体ウエーハ上に第2の磁気抵抗物質フィルムであって、その固定層として阻害温度TB2(但し、TB1>TB2)の反強磁性層が用いられ、Y軸センサを構築するために用いられる第2の磁気抵抗物質フィルムを堆積し、前記X軸センサと前記Z軸センサの前記固定層の磁化方向に平行な方向の外部磁界とTB1よりも高い温度で第1の高温アニーリングを実施し、温度をTB1からTB2の間まで下げ、前記外部磁界の方向がY軸センサの固定層の磁化方向と同一になるように外部磁界を回転させ、室温まで温度を下げ、前記外部磁界をゼロ磁界になるまで下げる工程と、
    (4)前記第1の磁気抵抗物質フィルムと前記第2の磁気抵抗物質フィルムをマスクで覆い、前記第2の磁気抵抗物質フィルムの積層物の前記第1の磁気抵抗物質フィルムの積層物と重複している部分を除去する工程と、
    (5)底部電極を構築し、該構築の前に又は後で、同一の構造形成工程で前記X軸センサ、前記Y軸センサ及び前記Z軸センサ内に磁気抵抗検出素子を構築する工程と、
    (6)前記磁気抵抗検出素子の上に絶縁層Iを積層し、リフト・オフ・プロセスを有する自動整列技術又はフォトリソグラフィ・プロセス又はエッチング・プロセスを用いて前記絶縁層Iを通して前記磁気抵抗検出素子の頂部において下方に向かって穴を空けることにより、前記絶縁層Iを介して前記磁気抵抗検出素子の頂部に接触穴を形成する工程と、
    (7)前記磁気抵抗検出素子の上面層に電気的に接続された上面導電層を堆積し、パターニング処理により上面電極を形成し、素子間配線をする工程と、
    ( 8)絶縁層IIを堆積する工程、又は、絶縁層IIIを堆積し、前記絶縁層IIIの上に導電層を堆積することにより電磁コイル層を構築し、前記電磁コイル層の上面に絶縁層IVを堆積する工程と、
    (9)前記絶縁層II又は絶縁層IVの上に複数の磁束ガイドを同一の軟強磁性物質を用いて同時に形成する工程と、
    (10)全ての前記磁束ガイドの上方に保護層を堆積し、前記保護層をエッチングし、前記上面導電体と前記底面電極に対応する位置にビアスを空け、センサ・チップに接続される結合パッドを形成する工程;又は、
    全ての前記磁束ガイドの上方に保護層を堆積し、前記保護層をエッチングし、前記上面電極と前記底面電極に対応する位置にビアスを空け、センサチップに接続される結合用パッドを形成し、前記結合用パッド頂部に導電性金属をスパッタ蒸着又は電気めっきする工程と、
    を有することを特徴とするモノリシック3次元線形磁界センサの製造方法。
  12. 請求項11に記載のノリシック3次元線形磁界センサの製造方法であって、
    前記半導体ウエーハは、集積回路がドープされているシリコン・ウエーハ、化学的機械的研磨されるシリコン・ウエーハ、又は、保護膜が被さった平坦な表面を持つブランク・シリコン・ウエーハであることを特徴とするモノリシック3次元線形磁界センサの製造方法。
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