JP2017509816A - 骨格構造体 - Google Patents

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Abstract

バリケードまたは支持構造体を提供するための骨格構造体は、フレームと、接続要素とを備えている。フレームは、枢動可能に接続された一組の支持体を備え、一組の支持体が当該骨格構造体を展開形態と折り畳み形態との間で変化させるために相手方に対して第1軸周りに回転可能であり、展開形態におけるフレームの設置面積が折り畳み形態における設置面積よりも大きい。接続要素は、フレームに枢動可能に接続されるとともに、隣接した物体または構造体と解放可能に接続されるように構成され、第2軸周りに回転可能であり、第2軸が第1軸に対して平行であるか第1軸と同一である。【選択図】図1

Description

本発明は、骨格構造体、特に、バリケードまたは支持構造体を提供する骨格構造体に関する。
骨格構造体は、多くの異なった環境で使用される。例えば、一時的な骨格構造体は、群衆の分離や封じ込めのための、または往来を阻止するためのバリアとして使用される。また、骨格構造体は、看板や広告を支持するために、または領域の区分け手段を提供するために使用される。
通常、一時的なバリアは、個々の「平らな」フェンスまたはパネルで構成されており、奥行きが大きいというよりかなり幅が広い。長いバリアを形成するために、通常、それらは、個々のフェンス・ユニットの各々の端部を接続して一列に並べることにより組み立てられる。通常、これらのバリアは、スチール製フェンスのような硬い材料で形成されてはいるものの、大規模な群衆または正面からの力に直面した場合に安定なバリアを形成するための奥行きが不足している。加えて、バリアの各々をそれぞれの場所に運んで、通常、その場で隣接するバリアと接続しなければならないので、バリアの組み立ては労働集約的である。また、バリアの長さに関連して、これらのバリアが分解される場合、多くのマンパワーと、保管および輸送のための比較的多くのスペースとが必要になる。また、その場でバリアを分解することなく、このようなタイプのバリアを利用して管理された往来を実現することは困難である。
例えば、正方形セクションの網目を提供することにより、奥行きがあるバリアを形成するために「平らな」フェンス構造体が使用される場合でさえ、バリアは、取り除かれる個々のフェンス・パネルの影響を受けやすいため、当該バリアを突破しようとする何者かによって分解されてしまう。また、これらは、標準的なフェンス構造体に比べて、はるかに多くのマンパワーと組み立て時間を必要とする。
また、「展開可能」なバリアもある。このバリアは、比較的少ないスペースを占める折り畳み形態から、当該折り畳み形態よりも実質的に長いバリアを形成する展開形態へと広げることができる。この手のバリアは、通常、バリアの前面に加えられる力に対して構造的に弱く、当該バリアによって区分けされた領域が強引に往来される可能性が低い状況で使用される。この手のバリアは付加的な構造によって強化できるが、これは、バリアのコスト、設置時間および必要とされる保管スペースを増大させる。また、従来の展開可能なバリアは、通常、斜交平行格子状部材(cross-hatched trellis-like members)の複雑な旋回ネットワークを有している。これらのタイプの展開可能なバリアは、規定の長さに制限されており、長さを追加するためには第1バリアに接続される付加的な独立したバリアが必要となる。これらのバリアを接続する手段は、多くの場合、弱点を生じさせる。
本発明によれば、独立請求項で規定された骨格構造体が提供される。
本発明の第1の態様は、バリケードまたは支持構造体を提供するための骨格構造体を提供する。この骨格構造体は、枢動可能に接続された一組の支持体を備えたフレームであって、一組の支持体が、当該骨格構造体を展開形態(expanded configuration)と折り畳み形態(collapsed configuration)との間で変化させるために相手方に対して第1軸周りに回転可能であり、展開形態におけるフレームの設置面積が折り畳み形態における設置面積よりも大きいものと、フレームに枢動可能に接続されるとともに、隣接した物体または構造体と解放可能に接続されるように構成された接続要素(connecting element)であって、第2軸周りに回転可能であり、第2軸が第1軸に対して平行である(または、第1軸と同一である)ものとを備えている。
したがって、実施形態は、バリケードまたは支持構造体の役割を果たす骨格(scaffold)または構造体を提供することができる。これらは、相手方に対して回転可能に接続された一組だけの支持体またはサブ・フレームを有するフレームであって、一組の支持体またはサブ・フレームが、相手方に対して回転することにより、支持体の基部(すなわち、支持体の最も地面に近い部分)が互いに離間した姿勢(すなわち、展開された姿勢)から、支持体の基部が互いに離間した場合に比べて互いに接近した姿勢へと変化させるものを備えている。同様に、一組の支持体またはサブ・フレームは、縮まった構成と展開して離間した構成との間で反対方向に回転してもよい。骨格は、支持体がお互いに対して回転するときの回転軸と同じ軸(または、これに対して平行な軸)周りに回転する接続要素またはクロス・バーをさらに備えている。
実施形態は、フレームを備えた多用途で組み立て容易な骨格または骨格構造体を提供することができる。フレームは、展開形態(この形態において、フレームは頑丈な基部(solid base)を提供する)、および、保管または往来を許可(例えばバリアとして使用される場合)するための圧縮または折り畳み形態へと変形することができる。骨格構造体は、「使用時の」構成よりも設置面積が比較的小さい圧縮形態で効率的に保管され得る構造体を提供することが理解されるであろう。このことは、他のバリアに比べ、スペースの効率的な使用になるとともに、保管および輸送のコストを低減する。具体的には、折り畳み形態におけるフレームの設置面積は、実質的に直立するように位置決めされたときの、結合した第1支持体および第2支持体の設置面積と実質的に同じであってもよいし、それよりも小さくてもよい。
さらに、フレームおよび回転可能な接続要素は、例えば、必要な場所に骨格を配置して支持体の1つを展開することにより、骨格の迅速かつ容易な組み立てを可能にすることができる。これは、付加的な高さや支持を提供するための使用者の要求に応じて幅が調整され得る頑丈な三角形支持フレームを形成することができる。別の実施形態において、バリアの高さは固定されていてもよい。“接続要素”とは、隣接した構造(剛性部材、圧縮可能部材、チェーン、ストラップまたは任意の他の好適な手段のようなもの)に対して圧縮力または引張力を付与し得る任意の構造体を意味する。接続要素は、隣接した構造体または物体にしっかりと固定することができるので、骨格構造体を強化および支持する手段をさらに提供することもできる。接続要素は、例えば、往来を阻止したり看板や広告を取り付けるための手段を提供したりするための、フレームによって支持されたバリアとしての役割を果たしてもよい。さらに、骨格構造体がバリアとして使用される場合、接続要素は、バリアの構造を損なうことなく持ち上げることができるので、正当な使用者がバリアを横断するためのアクセス点として使用されてもよい。
“一組”とは、枢動可能な支持体またはサブ・フレームの組を1つだけ備えているような個別の各構造体のフレームに言及していることを意味する。したがって、付加的な特徴や構成要素が存在していてもよいが、枢動可能に接続された支持体は2つだけである。例えば、支持体は、多数の脚部および/または接続手段(connecting means)を備えていてもよい。言い換えると、フレームは、2つの個別のサブ・フレームのみからなっている。
この設計は、製造および組み立てが簡単で、かつ容易にカスタマイズ可能な骨格構造体を提供することができる。このような設計を採用することにより、骨格構造体の各々が多数のフレームまたは多数組の支持体を備えたより複雑な設計に比べ、製造コストを低減することもできる。また、バリアまたは支持構造体として使用される場合、当該バリアまたは支持構造体は、個々の付加的な骨格構造体ユニットを追加することによって容易に拡張することができる。このことは、既存の従来の展開可能な構造体とは異なり、1つのフレームの幅を単位とした支持構造体またはバリアの長さの増加を可能にする。加えて、これらの隣接した骨格構造体の接続は、弱点を生じさせることなく、バリア/支持構造体の強度を高めることができる。また、全てではない骨格構造体は、剛性を有する構造体となるために展開される必要がある。例えば、展開された幾つかの骨格構造体と折り畳まれた(または部分的に折り畳まれた)幾つかの骨格構造体とを備えた部分的に展開された構造体は、剛性構造体を提供する。
“設置面積”とは、問題となっている物体によって占有された地面の二次元的な領域を意味する。言い換えると、物体が配置された面に対して当該物の突出した輪郭が垂直に描かれた場合、設置面積は、その輪郭によって規定された形状の断面積である。
上述したように、これは、展開形態から折り畳み形態への骨格構造体の変形を可能にする。ある実施形態において、展開形態は、折り畳み形態に比べて少なくとも5倍幅(すなわち、旋回軸(pivot)から最も離れたところに位置する支持体の端部の間の距離)が広くてもよい。別の実施形態において、展開形態における旋回軸から最も離れたところに位置する支持体の端部の間の距離は、折り畳み形態における旋回軸から最も離れたところに位置する支持体の端部の間の距離に比べて少なくとも10倍長くてもよい。
ある実施形態において、折り畳み形態におけるフレームの設置面積は、第1支持体または第2支持体の設置面積と実質的に同一であってもよい。この実施形態において、フレームは、当該フレームが占有するスペースの総量が第1支持体自身または第2支持体自身の一方が占有するスペースと同一である折り畳み形態へとつぶれる。言い換えると、フレームが占有するスペースが一方のフレームの寸法によって実質的に規定されるように、フレームは、第1支持体および第2支持体の一方が他方に入れ子になっている(または、収容されている)形態へとつぶれる。これは、骨格構造体をコンパクト化する効率的な方法であり、骨格構造体の保管に必要なスペースを大幅に減少させる。別の実施形態においては、折り畳み形態における第1および第2支持体の総設置面積は、第1および第2支持体が別々に占有する面積の和よりも小さくてよい。
別の実施形態において、接続要素は、他の骨格構造体に係合するように構成されていてもよい。さらに別の実施形態において、接続要素は、別の骨格構造体のフレームを解放可能に接続するように構成された係合手段を備えていてもよく、フレームは、別の骨格構造体の接続要素に接続するための手段をさらに備えていてもよい。
別の実施形態において、フレームは、別の骨格構造体の接続要素をフレームにロックさせるように構成されたロッキング構成を備えていてもよい。これは、過誤により取り外されないような位置、またはロッキング構成を第1アンロックしないと取り外しができないような位置に、隣接する骨格構造体の接続要素をロックすることを可能にする。これは、バリアを横断する往来を制限し、かつバリアの分解を防ぐので、例えば、骨格構造体がバリアとして使用される場合に追加の安全性を提供する。例えば、骨格構造体が設置されたままの支持構造体(support structure that is left unattended)として使用される場合も同様である。
別の実施形態において、第1支持体は少なくとも2つの脚部を備えていてもよく、第2支持体は少なくとも2つの脚部を備えていてもよい。さらに別の実施形態において、第1支持体の少なくとも2つの脚部は第1接続バーによって接続されていてもよく、第2支持体の少なくとも2つの脚部は第2接続バーによって接続されていてもよい。接続要素は、第1支持体の第1接続バーに枢動可能に接続されていてもよく、第1接続バーは、付加的な骨格構造体の接続要素に係合するように構成されていてもよい。
別の実施形態において、骨格構造体は、バリア・ユニットを別の骨格構造体に接続するように構成された接続手段をさらに備えている。必要に応じて、接続手段は、第1支持体に設けられ、バリア・ユニットを別の骨格構造体の第2支持体に接続するように構成される。接続手段は、折り畳み形態におけるフレームの設置面積内に収まっていてもよいし、収まっていなくてもよい。一実施形態において、接続手段は隣り合った2つの骨格構造体の設置面積内に収まり、これにより、構造体によって占有される設置面積が増大しないようになっていてもよい。
別の実施形態において、接続要素はフレームの設置面積からはみ出していてもよい。別の実施形態においては、折り畳み形態において、接続要素はフレームの設置面積からはみ出していない。この構成は、骨格構造体の効率的な保管を可能にする。
別の実施形態において、フレームは、第1方向からのバリア・ユニットに対するアクセスを妨げるように構成された取り外し可能なパネルをさらに備えていてもよい。必要に応じて、パネルは、先行するいずれかの請求項に係る別の骨格構造体のパネルと互いに連結するように構成される。
別の実施形態において、骨格構造体は、第2接続要素をさらに備えていてもよい。この実施形態において、第2接続要素は、第1接続要素と同じような役割を果たす。第2接続要素は、骨格構造体をさらに強化するとともに、骨格構造体の奥行き方向のいたる所において追加的なバリアを提供する。特に、構造体がバリアとして使用される場合、第2接続要素は、バリアの第1面への往来を阻止するように配置される。そして、第1接続要素がバリアの第2面へのアクセスを阻止する。この例では、一方の面からのバリアの横断を妨げる2つの接続要素の間において、バリアの奥行きに相当する間隔が生じていてもよい。ある実施形態において、間隔は少なくとも1メートルである。この実施形態では、バリアの一方側にいる者がバリアを超えて手を伸ばされることが防がれる。
さらなる実施形態において、骨格構造体は一時的な骨格構造体であってもよい。別の実施形態において、骨格構造体は展開可能なバリア・ユニットであってもよい。
別の実施形態において、接続要素はバリア・アームである。
本発明の第2の態様は、第1および第2骨格構造体を備えたバリケードを提供する。骨格構造体の各々は、枢動可能に接続された一組の支持体であって、当該骨格構造体を展開形態と折り畳み形態との間で変化させるために相手方に対してA軸周りに回転可能であり、展開形態におけるフレームの設置面積が折り畳み形態における設置面積よりも大きいものと、フレームに枢動可能に接続されるとともに、隣接した物体または構造体と解放可能に接続されるように構成された接続要素であって、A軸と同一の軸に対して平行な軸周りに回転可能であるものとを備えている。
ある実施形態では、使用時に、第1および第2骨格構造体が展開形態とされ、この状態において、第1骨格構造体の接続要素が第2骨格構造体に接続される。
本発明の第3の態様は、上記骨格構造体のバリアとしての使用を提供する。
添付図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施形態の側面図である。 図2aは、本発明の実施形態の正面図である。 図2bは、本発明の実施形態の側面図である。 図3aは、第1支持体の正面図である。 図3bは、第2支持体の正面図である。 図4は、本発明の実施形態の側面図である。 図5aは、ロッキング機構の構成要素を示す。 図5aは、ロッキング機構の構成要素を示す。 図5aは、ロッキング機構の構成要素を示す。 図6aは、本発明の実施形態の正面図である。 図6bが、本発明の実施形態の側面図である。 図7は、本発明の実施形態の側面図である。 図8は、ロッキング機構を示す。
本発明の第1実施形態が図1〜図5に示されている。図1は、単一の構造体10を形成するように互いに結合された、複数の個々の骨格構造体12を示す。
骨格構造体12の各々は、バリア・アーム40の形態を有する2つの接続要素と、第1支持フレーム20および当該第1支持フレーム20に一組のヒンジ26によって接続された第2支持フレーム30を備えたフレームとを備えている。全ての骨格構造体12は、展開形態をとっている。この形態においては、第1支持フレーム20の基部(ここには、車輪48が取り付けられている)と第2支持フレーム30の基部(ここには、接続手段36が取り付けられている)とが互いに離間している。この形態は、図2aおよび図2bに示された折り畳み形態または入れ子形態(nested configuration)とは対照的である。これらの形態では、第1および第2支持フレーム20,30が実質的に平らになるように、第2支持フレーム30が第1支持フレーム20に収容されている。
図2a、図3aおよび図3bの平面図から分かるように、第1支持フレーム20は、2つの脚部22,23と、2つの脚部22,23の上端部(すなわち、車輪48の反対側の端部)に接続された上側接続バー21(upper connecting bar)と、下側接続バー24(lower connecting bar)とを備えている。下側接続バー24は、脚部22,23の基部(すなわち、車輪48の近くにある端部)の間において延び、これらを接続している。下側接続バー24に取り付けられているのは、骨格構造体12(幾つかの実施形態においては構造体10)の再配置を容易にするロック可能な一組の車輪48である。第1支持フレーム20の上側接続バー21に設けられているのは、2つのバリア・アーム40である。第1支持フレーム20は、隣接する骨格構造体12の第2支持フレーム、または終端車輪49を接続するように構成された2つの接続プレート36(connecting plate)の形態を有する接続手段を備えている。
第2支持フレーム30も、2つの脚部32,33(これらは、脚部32,33の頂部(上端部)を接続する上側接続バー31と、脚部32,33の基部を接続する下側接続バー34とを伴っている)を備えている。
この実施形態において、1つの骨格構造体12における2つの支持フレーム20,30は、第2支持部材30の上側接続バー31に設けられた一組のヒンジ26によって互いに接続されている。ヒンジ26は、第1支持フレーム20の上側接続バー21に係合する。この構成は、第1および第2支持フレーム20,30が他方に対して回転することを可能にする。この実施形態では、第1および第2支持フレーム20,30は、折り畳み構成における実質的に垂直な姿勢(図2a,図2bおよび図4)から広がった/展開された姿勢(図1)へと変形するために、第1支持フレーム20の上側接続バー21によって規定される軸の周りを反対方向に回転する。この構成は、骨格構造体12(組み立てられてより大きな構造体10になっている場合は、構造体10)が折り畳み形態へと簡単かつ迅速に変形することを可能にし、これにより、骨格構造体の容易な折り畳みおよび保管が実現される。さらに、この構成は、迅速かつ効率的に構造体10を撤去する手段を提供する。
図2aの平面図、並びに図2bおよび図4の側面図に示すように、折り畳み形態は、構造体の設置面積を大幅に減少させ、結果的に、構造体10または骨格構造体12を保管するのに必要となる場所を減少させる。第2支持構造体30の寸法は、第1支持構造体20の内側の寸法よりも小さいので、第2支持構造体30は、入れ子方式で第1支持構造体20に収容されるように回転することができる(図2aおよび図2b参照)。この実施形態では、少なくとも部分的にはヒンジの位置が原因で、バリア・アーム40を第1支持手段20に収容することができない。したがって、この実施形態では、図4に示すように、バリア・アーム40が構造体の折り畳みを妨げないようにするために、バリア・アーム40は上方に回転することができる。この実施形態では、バリア・アーム40を直立姿勢に保持するロッキング機構(locking mechanism)を当該バリア・アーム40が有していてもよいことが理解されるであろう。このロッキング機構は、当該分野において知られた任意のロッキング機構であってもよい。ロッキング機構は、バリア・アーム40を直立姿勢に保持するのに十分なレベルの抵抗をもたらす旋回軸の使用によっても実現することができる。バリア・アーム40は、隣接するバリア・アーム40によって支持されていてもよいし(例えば、バリア・アーム40がお互いに乗り掛かっている。図4参照)、隣接するバリア・アーム40が存在しないバリア・アーム40は、隣接する骨格構造体12に乗り掛かっていてもよい。保管方法についての優先事項は、使用者の要求に依存するであろう。
(図1に示されている)展開形態において、第1および第2支持手段20,30は、第1および第2支持手段20,30の基部が分離するように、間隔をおいて配置されている。この展開構成は、頑丈な基部と剛性のある構造とを有する骨格構造体12をもたらす。したがって、図1に示されているように、多数の骨格構造体12を接続することにより、強くて剛性のある構造を有する長い構造体10が得られる。この構造体10の強さおよび剛性は、骨格構造体12のバリア・アーム40を使用することによりさらに高められる。この実施形態において、バリア・アーム40は、第1支持フレーム20の上側接続バー21の周り(すなわち、結果的に第1および第2支持フレームと同一の軸の周り)を回転するとともに、隣接した骨格構造体12における第1支持構造体の上側接続バーに係合する。この構成は、構造体10をさらに安定化させ、衝撃に対する構造体10の抵抗力を改善させるであろうことが分かる。別の実施形態において、バリア・アームは、1つだけであってもよいし、3つ以上であってもよい。
この実施形態において、バリア・アーム40は、ロッキング機構を介して第1支持フレーム20の上側接続バー21に係合する。この実施形態におけるロッキング機構の特徴は、図5a〜cに示されている。ロッキング機構は、各バリア・アーム40の端部に配置された3つの構成要素(上側接続バー21、内部ロッキング・プレート50(inner locking plate)およびロッキング・クリップ46(locking clip))からなっている(図1参照)。
ロッキング・クリップ46は、その内部に上側接続バー21を受け入れることができるような大きさのヘッド47を備えている。ヘッド57内には、ヘッド57の外側に向かって延びたキノコ状の頭を有するピン56がある。
図5bにおいて詳細に示されている内部ロッキング・プレート50は、上側接続バー21の中心にある空洞を通る細長い条片である。この実施形態における内部ロッキング・プレート50は、上側接続バー21の外側にはみ出すように、上側接続バー21よりも僅かに長い(図5a参照)。内部ロッキング・プレート50は、細長い部分と当該細長い部分の中心に位置する広い円形の切欠きとを有する、(2つのバリア・アーム40が存在するために)2つのスロット51を有している。スロット51は、プレート50を貫通している。プレートの中央には、両端が広い円形部分で終わった細長い部分を有する第3スロット55も設けられている。内部ロッキング・プレート50のスロット51は、上側接続バー21における2つの穴54と位置が合っている。中央のスロット55は、キノコ状の頭部分を有するバネ付きピン52によって係合される。バネ付きピン52は、スロット55の細長い部分の中に入り込むことはないが、内部ロッキング・プレート50の広い円形部分の1つとバネ付きピン52とが整列するところまで内部ロッキング・プレート50が第1方向に移動させられると、キノコ状の頭部分が付勢されて広い円形部分に係合し、バーのさらなる移動を阻止するような大きさを有する。この係合を解放するために、使用者はピン52を引っ張る必要がある。また、細長いスロットは、逆方向(すなわち、第1方向とは反対の方向)への内側接続バー50の移動が低抵抗となるように、テーパ状を有していてもよい。
この構成では、隣接した骨格構造体のバリア・アーム40が下がると、隣接した骨格構造体のロッキング・クリップ46のキノコ状の頭を有するピン56が上側接続バー21の穴54の中まで延び、スロット51に到達する。このとき、ピンのキノコ状部分は、スロット51を超えて延びる。その後、内部ロッキング・プレート50は、上側接続バー21の長さ方向に沿ったいずれかの方向にスライドすることができる。キノコ状の頭を有するピン56の直径はスロット51の細長い部分の幅よりも大きいので、ピン56の取り外し(ひいては、バリア・アーム40の取り外し)は、内部ロッキング・プレート50によって妨げられる。この実施形態では、内部ロッキング・プレート50がロッキング位置に移動すると、当該内部ロッキング・プレート50が上側接続バー21の一方の端部のみから外側にはみ出すように、内部ロッキング・プレート50の大きさが決められている。したがって、バリア・アーム40が所定の位置において一旦ロックされると、この実施形態における内部ロッキング・プレート50は、骨格構造体12の一方の側からのみアクセスすることができ、反対側において内部ロッキング・プレート50にアクセスすることはできないことが分かるであろう。したがって、バリアとして使用する場合、防御側は、容易に内部ロッキング・プレート50を移動させて、往来および/またはバリアの分解が可能となるようにバリア・アーム40を上げることができるが、バリアの反対側にいる人は、バリア・アーム40のロックを解除することはできない。防御側においてバリア・アーム40を上げることができることは、例えば火事や緊急事態の場合に特に重要である。この構成によれば、安全性を損なうことなく、セキュリティと使いやすさの両方を提供することができる。
別の実施形態において、上側接続バー21は中空円筒形状を有していてもよいし、内部ロッキング・バー50を収容できる大きさのスロットを有する栓(plug)が上側接続バー21の両端に設けられていてもよい。したがって、栓は、上側接続バー21の内部において内部ロッキング・バー50を支持するであろう。そして、ロック位置において、内部ロッキング・バー50は、一方の側にある栓と面一な位置をとってもよく、当該内部ロッキング・バー50へのアクセスを阻止するであろう。
他の実施形態において、内部ロッキング・プレート50は、ロックされた構成(不図示)をとっているときに、例えば、内部ロッキング・プレート50を一方の端部において貫通する南京錠によってさらに固定されていてもよい。別の実施形態において、内部ロッキング・プレート50は、ロック位置またはロック解除位置のどちらにおいて当該内部ロッキング・プレート50が上側接続バー21の端部の外側にはみ出さないように、上側接続バー21よりも長さが短くてもよく、また、ピン52ではなく鍵構造(key arrangement)によって操作されてもよい。この構成では、バリア・アーム40は、図5a〜cの実施形態と同様の方法で下降および係合することができるが、一旦係合すると、内部ロッキング・プレート50は、鍵構造を用いて、上側接続バー21の内側に沿ってスライドすることができる。さらに別の実施形態において、自動クリップ機構(automatic clip mechanism)が使用されてもよい。
使用時に、骨格構造体12(「第1骨格構造体」)は、構造体10(例えば、図1に示された構造体10)を形成するために使用される。構造体10の最初の組み立ては、図2aおよび図2bに示された形態をとり得る折り畳まれた骨格構造体ユニット12の準備工程を含んでいる(骨格構造体ユニット12は、保管されていたか、現場に運ばれてきたと考えられるので)。その後、骨格構造体12は展開形態へと展開される。この展開において、第1支持フレーム20および第2支持フレーム30は、実質的に三角形の配置(例えば、図1参照)を形成するために、回転して相手方から離れる。行き過ぎた展開位置にまで第1および第2支持フレーム20,30が回転するのを防ぎ、かつ構成を強化するために、第1および第2支持フレーム20,30にチェーン47が付加的に取り付けられてもよい。ユニットが正しく配置されるまで、バリア・アーム40は直立姿勢をとり続けてもよい。その後、第2骨格構造体12は、第1骨格構造体12の隣に配置され、同じように展開される。その後、第2骨格構造体12の第2支持フレーム20は、第1および第2骨格構造体12が接続されるように、第1骨格構造体12のブラケット36に接続され、固定される。第1骨格構造体12のバリア・アーム40は、下降して、第2骨格構造体12の第1支持フレームの上側接続バー21に係合する。必要に応じて、バリア・アーム40は所定位置にロックされる。これにより、安定かつ高剛性な、2つの骨格構造体の大きさを有する頑丈な構造体が得られる。第2骨格構造体12の2つのバリア・アーム40は、壁にある係合機構のような外部に取り付けられてもよいし、付加的な骨格構造体12に取り付けられてもよい。同様に、付加的な骨格構造体12が、上述した方法で第1骨格構造体12に取り付けられてもよい。また、終端車輪49が、構造体10の末端にある骨格構造体12の第2支持フレーム30(ここで、第2支持フレーム30は、隣接した構造体や物体に取り付けられていない)に取り付けられてもよい。この構成によれば、車輪48,49を介して必要な位置に移動させることができる頑丈な構造体10を提供することができる。車輪48,49は、所定位置にあるときに固定またはブレーキが付与されるように、ロッキング機構(不図示)を有していてもよい。
骨格構造体12の構造体10への組み立てが一旦完了した後においても、骨格構造体12は、展開形態および折り畳み形態へと変形することができる。例えば、図1の構造体10は、図4の折り畳み形態へとコンパクト化することができる。これを行うために、折り畳まれるべき骨格構造体12のバリア・アーム40は、それが取り付けられている構造体または物体から解放される。そして、隣接した骨格構造体12が折り畳まれるべき骨格構造体12に取り付けられている場合は、隣接した構造体のバリア・アーム40が折り畳まれるべき骨格構造体12から解放される。構造体10の全体が折り畳まれる場合は、全ての骨格構造体12の全てのバリア・アーム40を解放すべきであることが理解されるであろう。折り畳まれると、図4の折り畳み形態が得られる。そのとき、バリア・アーム40は、フレームひいては骨格構造体12の折り畳みを妨げることがないように、回転してフレームから離れてもよい。折り畳まれると、図4に示された構造体が得られる。
そのとき、第1および第2支持フレーム20,30は、隣接する骨格構造体12に取り付けられたままフレームの各々を個別に折り畳むことによって、または、フレームの上側接続バー21,31に対して実質的に垂直な方向に作用する押し込み動作(pushing acting)を用いてフレームの全てを折り畳むことによって、入れ子形態に折り畳むことができる。この動作により、フレームひいては骨格構造体12が、例えば図4に示されている折り畳み形態または入れ子形態の状態にされることが理解されるであろう。このことは、折り畳み形態における構造体10の設置面積が展開形態における設置面積よりもかなり小さいために、構造体10の容易な保管および搬送を可能にするであろう。
さらなる実施形態において、構造体10は、迅速に設置可能なバリアまたはバリケードとして使用することができる。この実施形態では、構造体10は、図4に示された形態にて保管されている複数の個々の骨格構造体12を備えていてもよい。必要な場合に、構造体10の一方の末端にある骨格構造体12は、上側接続バー21,31に対して実質的に垂直な方向に使用者によって引っ張られる。これにより、フレームは、折り畳み形態から展開形態へと変形する。第1支持フレーム20および隣接する骨格構造体12(バリアの末端に位置する骨格構造体12を除く)の第2支持フレーム30が接続されており、骨格構造体12が引っ張られるにつれて、第1および第2支持フレーム20,30がその基部において引き離され、第1および第2支持フレーム20,30を接続する旋回軸周りの回転が生じるからである。図4に示された形態(例えば、バリア・アーム40が上方に回転した形態)にて構造体10が保管されている場合は、フレームが展開形態に変形するとバリア・アーム40は下がる。あるいは、バリア・アーム40は、それ自身が所定の位置において隣接する骨格構造体12に自動的に係合するように、構造体が展開されるにつれて下がるように構成されていてもよい。この構成は、本技術分野において知られた任意の手段によって実現することができる。例えば、この構成は、低抵抗な旋回軸、または、骨格構造体12のフレームが展開されるにつれてバリア・アーム40をたぐり寄せる付加的なチェーンを使用することによって実現することができる。
さらなる実施形態において、構造体は、バリアとして、車両を使用して設置されてもよい。この構成は、折り畳まれた構造体10の一方の端部に位置する骨格構造体12を車両に接続し、上記の方法で構造体10を展開するために車両を使用することによって実現することができる。これの一実施形態においては、構造体10の展開を妨げる付加的なロックまたはストラップが存在していてもよい。この場合は、車両を使用することによって構造体10が所定の位置まで移動させられ、その場所で上記のロックまたはストラップが開放され、車両のさらなる移動によって構造体10の設置(展開形態への変形)が行われる。これにより、多用途かつ迅速に配備可能な、展開可能なバリアがもたらされる。
本発明のさらなる実施形態が、図6aおよび図6bに示されている。この実施形態の骨格構造体112は、先の実施形態の骨格構造体12と同様の構造を有している。骨格構造体112は、2つのバリア・アーム140と、第1支持フレーム120および当該第1支持フレーム120に一組のヒンジ126によって接続された第2支持フレーム130を備えたフレームとを備えている。骨格構造体112は、折り畳み形態または入れ子形態にて示されている。これらの形態では、第1および第2支持フレーム120,130が実質的に平らな配置を形成するように、第2支持フレーム130が第1支持フレーム120に収容されている。この実施形態では、図2aおよび図2bに示された先の実施形態とは異なり、バリア・アーム140および支持フレーム120,130が、バリア・アーム140が大きめの第1フレーム120に収容されるようなサイズとされている。第1支持フレーム120は一組の車輪148を備え、第2支持フレーム130には一組の接続手段136が備えられている。
さらなる実施形態において、バリア・アーム40,140は、当該バリア・アーム40,140が隣接する物から切り離されたときに少なくとも部分的に引っ込むように、その長さに沿って少なくとも部分的に格納可能(retractable)であってもよい。この構成によれば、フレームの折り畳み形態内(例えば、折り畳まれたフレームの設置面積内)に入れ子にできる程度の長さにまで、長めのバリア・アームが引っ込むことを可能になる。この構成によれば、隣接するユニットに接続される際に、バリア・アームが引っ込むことも可能になる。この構成は、キノコ状の頭を有するピン146がバリア・アーム140の端部に配置され、隣接する骨格構造体に水平様式で接続される、図6aおよび図8の構成において特に有益である。
構造体がバリアとして使用される本発明のさらなる実施形態において、さらに付加的な特徴が存在していてもよい。例えば、図7に示された一実施形態では、バリアへの往来を妨げるために、または付加的なバリアや分割壁を設けるために、付加的なパネル60が構造体10,110に取り付けられてもよい。これらのパネル60は、バリア10,110の長さ方向に沿って設けられてもよいし、使用者の要求に応じて、特定のポイントのみに設けられてもよい。別の実施形態において、パネル60は、広告板または情報板であってもよい。
構造体10,110とともに使用することができる付加的の特徴として、ステップ・オーバー・プレート70(step over plate)がある。ステップ・オーバー・プレート70は、2つの骨格構造体12,112の間において構造体10,110に取り付けられるように構成されたプレートであり、人が構造体10,110を奥行き方向において跨ぐために使用する台(platform)を提供する。構造体10,110の寸法によっては、構造体を跨ぐために、ステップ・オーバー・プレート70の上方に設けられたバリア・アームを切り離して持ち上げる必要があるかもしれない。この特徴によれば、構造体10,110を横断する簡単かつ安全な方法を提供することができる。
さらなる実施形態において、骨格構造体12,112は、ハウジング(不図示)を備えていてもよい。展開形態から折り畳み形態へと変形する際に、構造体10,110は、その内部に格納される。ある実施形態において、構造体10,110は、例えば道路脇のウジング内に折り畳み形態にて保管されていてもよい。構造体の端部にある骨格構造体12,112の1つがハウジングに固定され、構造体10,110の反対側の端部にある骨格構造体12,112がハウジングの外側からアクセスされ得るようになっていてもよい。その結果、構造体10,110がハウジングから引き出されると、構造体10,110が展開形態へと変形し、道路を横切って配置される。
本発明に従った骨格構造体は、骨格フレームに酷似した構造体のための支持体として使用することもできる。例えば、骨格構造体は、付加的な構造体を支持するために使用されてもよいし、台として使用されてもよい。
バリアまたは構造体10,110の長さは、単一の骨格構造体12,112を取り外す/追加するか、展開形態におけるフレームの幅を調整すること(例えば、フレームを多少なりとも拡張すること)により、短く/長くなることが理解されるであろう。したがって、展開されたフレームの幅が変更されたときにバリア・アームの長さを調整できるように、バリア・アームが調整可能な長さを有しているのであれば、好都合であろう。この構成は、本技術分野において知られた任意の手段によって実現することができる。
さらなる実施形態において、バリア・アーム140は、図5a〜cに関連して説明したものとは別の構成を有していてもよい。例えば、バリア・アーム140は、水平様式でロッキング・プレート150に係合するピン187を有するロッキング機構186を備えた図8に示す様式で、隣接するフレーム・ユニットと係合する。この構成では、バリア・アーム140が長さ方向において伸びたり引っ込んだりすることが必要である。あるいは、本技術分野において知られた任意のロック機構を使用することができることが理解されるであろう。
さらなる実施形態において、接続手段36は、ボール・ジョイントを介して接続が行われる構成であってもよい。例えば、ボールは、第1支持フレームの下側接続バーの外側へ延び、隣接する骨格構造体の第2支持フレームの下側接続バーにある凹部に係合してもよい。この構成は、相手方に対する骨格構造体の回動を可能にし、不整地での当該骨格構造体の使用の役に立つであろう。任意の好適な接続手段を使用できることが理解されるであろう。
図面、開示および添付の請求項の検討から、特許請求された発明の実施において、開示された実施形態に対する他の変形例が当業者によって理解され、もたらされることがあり得る。例えば、上記の例としては:
骨格構造体は、任意の好適な材料、例えば、スチール、銅、アルミニウムのような任意の好適な金属または合金、あるいは、プラスティック、木材またはその他の好適な材料で形成することができる;
多くの車輪またはヒンジが存在していてもよい;
少なくとも1つの接続要素またはバリア・アーム(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の数の接続要素)が存在していてもよい。また、バリア・アームがいずれかの方向(時計回りまたは反時計回り)に回転してもよい;
支持体が、任意の好適な構造を有していてもよいし、多くの脚部を備えていてもよい;
終端車輪の代わりに、任意の他の好適な手段、例えば、下側接続バーに取り付けられた足部(foot)が使用されてもよい。あるいは、下側接続バーが、路面(surface)に支えられているだけであってもよいし、路面に固定されていてもよい;
チェーン48は、ストラップ、ケーブル、またはフレームを支持するための任意の他の好適な手段であってもよいし、省略されてもよい。
請求項において、単語「備える(comprising)」は、他の要素またはステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」または「an」は、複数を除外するものではない。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されていることは、これらの手段の組み合わせが生かされないことを示すものではない。請求項におけるいかなる参照符号は、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (23)

  1. バリケードまたは支持構造体を提供するための骨格構造体であって、
    枢動可能に接続された一組の支持体を備えたフレームであって、前記一組の支持体が、当該骨格構造体を展開形態と折り畳み形態との間で変化させるために相手方に対して第1軸周りに回転可能であり、前記展開形態における前記フレームの設置面積が前記折り畳み形態における設置面積よりも大きいものと、
    前記フレームに枢動可能に接続されるとともに、隣接した物体または構造体と解放可能に接続されるように構成された接続要素であって、第2軸周りに回転可能であり、前記第2軸が前記第1軸に対して平行であるか前記第1軸と同一であるものと、
    を備えていることを特徴とする骨格構造体。
  2. 前記折り畳み形態における前記フレームの設置面積が、前記第1支持体または前記第2支持体の設置面積と実質的に同一であることを特徴とする請求項1に記載の骨格構造体。
  3. 前記接続要素が、別の骨格構造体と係合するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の骨格構造体。
  4. 前記接続要素が、別の骨格構造体の前記フレームを解放可能に接続するように構成された係合手段を備え、
    前記フレームが、別の骨格構造体の接続要素と接続するための手段をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項3に記載の骨格構造体。
  5. 前記フレームが、別の骨格構造体の接続要素を当該フレームに固定するように構成されたロッキング構成を備えていることを特徴とする請求項4に記載の骨格構造体。
  6. 前記第1支持体が少なくとも2つの脚部を備え、前記第2支持体が少なくとも2つの脚部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  7. 前記第1支持体の前記少なくとも2つの脚部が第1接続バーによって接続され、前記第2支持体の前記少なくとも2つの脚部が第2接続バーによって接続されていることを特徴とする請求項6に記載の骨格構造体。
  8. 前記接続要素が、前記第1支持体の前記第1接続バーに枢動可能に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の骨格構造体。
  9. 前記第1接続バーが、付加的な骨格構造体の接続要素と係合するように構成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  10. 前記バリア・ユニットを別の骨格構造体に接続するように構成された接続手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  11. 前記接続手段が、前記第1支持体に設けられ、前記バリア・ユニットを別の骨格構造体の第2支持体に接続するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の骨格構造体。
  12. 前記展開形態において、前記接続要素が前記フレームの前記設置面積からはみ出していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  13. 前記折り畳み形態において、前記接続要素が前記フレームの前記設置面積からはみ出していないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  14. 前記フレームが、第1方向からの前記バリア・ユニットに対するアクセスを妨げるように構成された取り外し可能なパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  15. 前記パネルが、請求項1〜請求項14のいずれか一項に係る別の骨格構造体の前記パネルと連結するように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の骨格構造体。
  16. 前記骨格構造体が、第2接続要素をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  17. 前記第1接続要素および前記第2接続要素の間の距離が、少なくとも1メートルの間隔を規定することを特徴とする請求項16に記載の骨格構造体。
  18. 前記骨格構造体が、一時的な骨格構造体であることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  19. 前記骨格構造体が、展開可能なバリア・ユニットであることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  20. 前記接続要素が、バリア・アームであることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の骨格構造体。
  21. 請求項1〜20のいずれか一項に係る第1骨格構造体と、
    請求項1〜20のいずれか一項に係る第2骨格構造体と、
    を備えていることを特徴とするバリケード。
  22. 使用時に、前記第1および第2骨格構造体が前記展開形態をとり、
    前記第1骨格構造体の前記接続要素が、前記第2骨格構造体に接続される
    ことを特徴とする請求項21に記載のバリケード。
  23. 請求項1〜20のいずれか一項に記載の前記骨格構造体のバリアとしての使用。
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