JP2017507720A - 載置装置 - Google Patents

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Abstract

針又は他の針形の機器を使用して穿刺により生検又は治療を支援するように構成された位置決め装置を提供する。第1の回転部材と、針又は他の針形の機器を長手方向に誘導するためのガイドと、異なる回転軸を有する第2の回転部材と、直接又は間接的に摩擦力を第1の回転部材に印加するように構成された摩擦力印加部とを備え、且つ摩擦トルクを生成する装置によりこの位置決め装置が例示される。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年2月27日に出願された米国特許仮出願第61/945,543号に対する優先権を主張するものであり、その内容は参照によりその全体が本願に組み込まれるものとする。
本発明は、針形の機器を使用して穿刺により生検又は治療を支援するように構成された位置決め装置に関する。
医学において患者のクオリティオブライフ(QOL)を向上させるために、低侵襲薬の需要が高まっている。低侵襲治療として、経皮穿刺切除治療及び経皮穿刺凍結治療等の経皮穿刺治療が開発されている。
しかし、穿刺対象である部分が経皮穿刺治療において直接観察できないため、外科医は、例えば磁気共鳴画像装置(MRI)又はコンピュータ断層撮影法(CT)等の医用画像に基づいて穿刺を行わなければならない。しかし、これらの医用画像撮影装置を採用する場合、外科医がリアルタイムで画像を取得するのは困難である。特殊なMRIを採用することにより、外科医はリアルタイムで画像を取得できる。しかし、この場合、外科医は狭い空間で作業しなければならない。どちらの場合でも、外科医が対象に正確に到達するのは困難であり、手術に時間がかかる。
米国特許出願公開第2011/0190787号明細書において説明されたような穿刺作業を補助するように構成された機構は、例えばMRI又はCT等の医用画像を使用する手術支援として提案されている。米国特許出願公開第2011/0190787号明細書によれば、デバイスに装着されたマーカは、デバイスの姿勢を取得するために医用画像上で認識される。次に、この姿勢及び穿刺対象の位置に基づいて、穿刺作業を補助するように穿刺の方向を決定する。この機構によれば、外科医は、同一の挿入点から針形の機器を異なる穿刺対象位置に挿入できる。これにより、外傷を軽減できる。また、この機構は小型化可能である。これにより、この装置を装着する患者は、この装置を取り外すことなく既存の医用画像撮影装置に入る。
近年、QOLを向上させるために、より侵襲的でない治療を実現するための穿刺位置の精度の向上が要求されている。
本発明の一実施形態に係る位置決め装置は、第1の回転自由度を有する第1の回転部材と、針形の医療機器の長手方向に針形の医療機器を誘導するように構成されたガイドと、回転軸が第1の回転部材の回転軸に平行でない第1の回転部材に接続され、ガイドを含み、且つ第2の回転自由度を有する第2の回転部材と、第1の回転部材に摩擦トルクを生成させるために直接又は間接的に摩擦力を第1の回転部材に印加するように構成された摩擦力印加部とを備える。第1の回転部材の摩擦トルクの第1の回転自由度成分が第2の回転部材の回転に基づいて生成される摩擦トルクの第1の回転自由度成分より大きいように、摩擦力印加部は、直接又は間接的に摩擦力を第1の回転部材に印加する。
2種類の回転自由度を有する穿刺作業を支援するように構成された穿刺支援装置として動作する位置決め装置は、少なくとも1つのガイドの回転を抑制するように構成されたユニットとして摩擦力印加部を含む。従って、位置決め装置は、他のガイドの動作に干渉することなく、高精度に穿刺のための位置決めを行える。
添付の図面を参照して、以下の例示的な実施形態の説明から本発明の更なる特徴が明らかになるだろう。
本発明の例示的な実施形態を示す添付の図面と共に記載された以下の詳細な説明から、本発明の更なる目的、特徴及び利点が明らかになるだろう。
図1Aは、第1の実施形態に係る穿刺支援装置を示す斜視図である。 図1Bは、第1の実施形態に係る穿刺支援装置を示す上面図である。 図2Aは、第1の実施形態に係る摩擦力印加機構を操作することにより第1の回転部材を回転抑制状態にする図である。 図2Bは、第1の実施形態に係る摩擦力印加機構を解除することにより第1の回転部材を回転可能状態にする図である。 図3は、各回転部材における可動部の構成を省略した概略図である。 図4は、第2の実施形態に係る穿刺支援装置を示す斜視図である。 図5Aは、第2の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す詳細図である。 図5Bは、第2の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す別の詳細図である。 図6は、第3の実施形態に係る穿刺支援装置を示す斜視図である。 図7Aは、上から見た場合の第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す図である。 図7Bは、横から見た場合の第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す別の図である。 図7Cは、横から見た場合の第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す図である。 図8Aは、第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す斜視図である。 図8Bは、第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す別の斜視図である。 図8Cは、第3の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す別の斜視図である。 図9A−図9Bは、摩擦接触部分の変形例を示す図である。 図10は、異なる摩擦力印加機構を含む第3の実施形態に係る別の穿刺支援装置を示す斜視図である。 図11Aは、上から見た場合の変形例である摩擦力印加機構を示す図である。 図11Bは、上から見た場合の変形例である摩擦力印加機構を示す別の図である。 図11Cは、上から見た場合の変形例である摩擦力印加機構を示す別の図である。 図12は、第4の実施形態に係る穿刺支援装置を示す斜視図である。 図13Aは、第4の実施形態に係る穿刺支援装置を示す側面図である。 図13Bは、第4の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す概略図である。 図14は、第4の実施形態に係る別の穿刺支援装置を示す斜視図である。 図15Aは、第4の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す詳細図である。 図15Bは、第4の実施形態に係る摩擦力印加機構を示す概略図である。 図16は、別の実施形態に係る穿刺支援装置を示す斜視図である。 図17は、別の実施形態に係る別の穿刺支援装置を示す斜視図である。 図18は、第5の実施形態における穿刺支援装置(位置決め装置)1を示す横断面図である。 図19は、図18の左側に示された円部分を示す詳細な横断面図である。 以下の説明において、開示される発明が実施されてもよい実施形態を示す添付の図面を参照する。しかし、当業者は、本開示の新規性及び範囲から逸脱することなく、他の構造的な変更及び機能的な変更を開発してもよいことが理解されるべきである。
本発明の出願人は、外科医が挿入点にアクセスできる空間を確保し、更に相対的に駆動する2つの環状の回転部材を有する2つの回転機構が図1A及び図1Bに示されるように組み合わされた装置を使用して向上した剛性を有するように構成された穿刺支援装置(位置決め装置)を研究してきた。上述した米国特許出願公開第2011/0190787号明細書において開示された機構は、接合構成及びアーチ部分が板状の部材で形成される構成を有する。従って、これには、不十分な剛性が高精度な穿刺の実現を妨げるという問題がある。
一方、図1A及び図1Bに示されるような機構が相互に接続されることにより、傾斜した回転機構を支持するため、高い剛性が実現され、米国特許出願公開第2011/0190787号明細書における問題を解決できる。しかし、図1A及び図1Bに示された構成の場合、2つの回転機構の回転軸は直交しない。従って、上部回転機構を位置決めするために外力が上部回転部材に印加されると、この外力による力のモーメントは、下部回転部材を回転させるのに十分な力のモーメントを含む。操作者が上部回転部材を位置決めするために外力を上部回転部材に印加する場合、回転機構の静摩擦トルクを上回る力のモーメントは、相対的な回転を開始する回転機構のために上部回転部材に追加されなければならず、更に回転機構の動摩擦トルクは、相対的な回転中に上部回転部材に印加される。この摩擦トルクに2つの回転機構の回転軸の傾斜角のコサインを乗算することにより得られた力のモーメントは、下部回転機構を相対的に回転させるためのトルクとして伝達される。従って、このトルクが下部回転機構の静摩擦トルクを上回る場合、下部回転機構は回転し、更に、対象に従って上部回転機構を回転させるのは困難である。従って、摩擦力印加機構11が取り外されている例えば図1A及び図1Bにおける機構には、上部回転部材上でのみ位置決めを行っている場合でも下部回転機構が回転し、且つ取得された穿刺位置が所望の穿刺位置からずれるという問題がある。下部ガイドを支持しつつ上部ガイドを回転させることができるが、操作者が外科医である場合、別の医療デバイスを取り扱いつつ両手でガイドを操作することにより医療処置が増加するため、外科医又は患者にかかる負担が増加する恐れがある。
また、一般に、外科医が触れる可能性のあるものは何でも消毒する必要がある。図1A及び図1Bの場合、外科医が装置の表面に触れる可能性があるため、装置の表面を消毒するか、あるいは消毒したシートで覆う必要がある。下部回転機構のみを相対的に回転させて位置決めを行う場合、外科医は、下部回転部材に触れることで外力を下部回転部材に印加する必要があり、下部回転部材が消毒したシートで覆われている場合にはシートを介して下部回転部材に触れる必要があるため、操作性が低下する。一方、最上部分において突出する上部回転部材に外力を印加することで下部回転機構を回転できる場合、操作は容易である。しかし、下部回転機構を回転させるための力のモーメントが上部回転機構を回転させるための力のモーメントを含むため、上部回転機構の摩擦トルクが小さい場合、上部回転機構が非自発的に回転し、結果として下部回転機構の回転を妨害する恐れがある。
上述の問題のうちの1つ又は他の問題に鑑みて、実施形態を詳細に説明する。
第1の実施形態
図1A〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1Aは、第1の実施形態に係る穿刺支援装置1の外観を示す斜視図である。図1Bは、穿刺支援装置1を示す上面図である。図3は、説明を簡単にするために各回転部材を相対的に回転させるように構成された回転機構の構成を省略しつつ、各回転部材の回転及び回転軸を示す概略図である。
穿刺支援装置1は、第1のベース2a及び第2のベース2bから構成されたベース2と、ベース2に回転可能に配設された第1の回転部材3と、第1の回転部材3に関して回転可能に配設された第2の回転部材4と、第2の回転部材4に配設され且つ針5を所定の方向に誘導するように構成された針ガイド6と、第1の回転部材3の回転を制止するように構成された摩擦力印加機構11とから構成される。第1の回転部材3は、第1の環部分3−1と、第1の環部分3−1から傾斜した第2の環部分3−2とを含む。尚、針ガイド6による誘導対象は針5に限定されない。別のデバイスが針形の医療機器であれば、これが誘導対象として使用されてもよい。
最初に、穿刺支援装置1のベース2bは、不図示の固定部を使用して穿刺対象上に固設される。無線周波数(RF)コイル10は、ベース2aとベース2bとの間に配設され、穿刺対象は、MRI及びこのRFコイル10の動作によりMRI画像として検出される。また、環状の第1の回転部材3の第1の環部分3−1をベース2aに回転可能に装着することにより、下部回転機構を構成する。次に、環状の第2の回転部材4を第1の回転部材3の第2の環部分3−2に回転可能に装着することにより、上部回転機構を構成する。第1の回転部材3を支持するベース2aが第1のベースとして使用される場合、第2の回転部材の部分を構成する環部分3−1を第2のベースと呼ぶ。そのように示されるように、一体に接続される上部回転機構及び下部回転機構の2つが構成される。
また、図3に示されるように、第1の回転部材3及び第2の回転部材4は、ベース2bの下部分に位置する交点9において、第2の回転部材4の回転中心を示す第2の回転自由度を有する回転軸8が第1の回転部材3の回転中心を示す第1の回転自由度を有する回転軸7と交差するように構成される。即ち、第1の回転部材3の回転軸と第2の回転部材4の回転軸とは平行ではない。針ガイド6は、第2の回転部材4の上部分に装着される。貫通孔が針ガイド6に提供され、針形の機器5はそこに嵌合される。これにより、針ガイド6は機器5の挿入方向を誘導する。
また、不図示の位置検出部は、第1の回転部材3及び第2の回転部材4の内部に提供され、対応する回転部材の回転角度を検出できる。位置検出部の例には、光学的又は電気的に位置を検出するように構成された検出部、例えば符号器又はポテンショメータ等が含まれる。操作者がスケールを視覚的に認識するのに用いる検出部は、回転部材に提供される。また、第2の回転部材4に関して着脱自在に装着可能なホルダ型が針ガイド6として採用されてもよい。
第1の回転部材3の回転動作と第2の回転部材4の動作とを組み合わせることにより、穿刺位置である交点9の位置を変更せずに、所望の角度から穿刺を行うことができる。
第1の回転部材3及び第2の回転部材4に回転動作を実行させるために、操作者は、各回転部材の回転軸上にトルクを印加するように、第1の回転部材3及び第2の回転部材4を手動で回転させる。第1の回転部材3とベース2a及び第2の回転部材4と第1の回転部材3は、本発明の実施形態において対応する装着部分の回転支持構成としてスライド部分を各々に提供することにより接続される。スライド部分に加えて、玉軸受又は針軸受等が回転支持構成として採用されてもよい。外力により2つの回転部材を相対的に移動させる場合、外力は、回転支持部の摩擦トルクを生成するために回転半径を乗算されるスライド部分の摩擦又は回転部材の回転摩擦等により回転支持部において生成される。第2の回転部材4に回転動作を実行させる場合、操作者が回転力を第2の回転部材に印加すると、第1の回転部材に関して回転支持部の摩擦トルクに回転軸を構成する角度のコサインを乗算することにより取得されたトルクは、第1の回転部材を回転させるためのトルクになる。このトルクが第1の回転部材3とベース2aとの間の摩擦トルクを上回る場合、第1の回転部材3は、回転トルクを第2の回転部材4に印加する場合であっても非自発的に回転する。このため、第2の回転部材4を所望の角度へ動作させるのは困難である。
回転を制止するように第1の回転部材3とベース2aとの間に印加される摩擦力を増加させるように構成された摩擦力印加機構を11は、本発明の実施形態に係る穿刺支援装置1に配設される。図2A及び図2Bに示されるように、摩擦力印加機構11は、第1の回転部材3を支持するベース2aに固定される。図2Aは、摩擦力印加機構11を操作することにより第1の回転部材3を回転抑制状態にする図である。図2Bは、摩擦力印加機構11を解除することにより第1の回転部材3を回転可能状態にする図である。摩擦力印加機構11は、ボルト16a及び16bによりベース2aの上部に固定され、第1の回転部材3の第1の環部分3−1の半径方向の外径側に配設される。
摩擦部材12は、摩擦部材保持部材13により保持され、第1の回転部材3の第1の環部分3−1の側に直交する方向(半径方向)に移動可能であり、第1の回転部材3の回転方向(円周方向)に移動するのを阻止される。ピン15a及び15bは、摩擦部材保持部材13に配設される。ピン15a及び15bは、摩擦部材12の側に提供された穴(不図示)に挿入される。摩擦部材12は、第1の環部分3−1の半径方向に移動可能であり、円周方向及び軸方向に移動するのを阻止される。摩擦部材12は、上記のピンを配設することにより穿刺支援装置1から落下するのを抑制される。ねじ穴は、第1の回転部材3の半径方向の摩擦部材保持部材13の側に提供される。ねじ穴に装着されたボルト14を回転させることにより、半径方向に第1の回転部材3の側に対して摩擦部材12を押圧する。この押圧力によれば、円周方向の摩擦力は、摩擦部材12と第1の回転部材3の第1の環部分3−1の側との間に印加され、摩擦トルクは、第1の回転部材3の第1の環部分3−1の側の回転中心からの距離を乗算される力のモーメントとして、第1の回転部材3に印加される。従って、摩擦力印加機構に係る摩擦トルクは、第1の回転部材3の摩擦トルクを増加させるように、ベース2a及び第1の回転部材3の回転機構の摩擦トルクに追加される。従って、第1の回転部材3の摩擦トルクの第1の回転自由度成分が第2の回転部材4の回転により生成された摩擦トルクの第1の回転自由度成分より大きくなるように摩擦部材の押圧力を増加させることにより、第1の回転部材3の回転を抑制できる。第1の回転部材3に関する摩擦部材12の摩擦接触面は、一般に第1の回転部材3の第1の環部分3−1の半径方向の側の曲率と一致する形状を有する。この場合、摩擦を軽減するように摩擦接触面を広げることにより、例えばダスト等のデブリの生成を抑制する。
摩擦力印加機構11がベース2aの固定位置に固定されるため、視覚認識は良好であり、操作者は、作業中に摩擦力印加機構11を見失うことなく摩擦力印加機構11を正確に操作できる。また、穿刺位置を決定した後、ボルト16a及び16bを取り外すことにより、摩擦力印加機構11を全体的に取り外すことができ、摩擦力印加機構11が穿刺作業を妨げることを抑制できる。
第1の回転部材3は、±180度で回転することが望ましい。摩擦力印加機構11は、本発明の実施形態において第1の回転部材3の回転軸に関して回転対称である第1の環部分3−1の外径側に配設される。これにより、第1の回転部材3を±180度で回転させることができる。しかし、回転角度はこれに限定されず、本発明は、回転角度が±180度未満の場合でも適用されてもよい。従って、摩擦部材12は、第1の環部分3−1の軸方向の上部分に配設されてもよく、第1の摩擦部材12とディスクブレーキ等のベース2aとの間に第1の回転部材3を挟むことにより、回転を抑制してもよい。
上述したように、本発明の実施形態によれば、摩擦力印加機構11は、第1の回転部材3とベース2bとの間に印加される摩擦トルクを増加させる。これにより、摩擦トルクは、第2の回転部材4と第1の回転部材3との間の摩擦力により第1の回転部材3に印加される回転トルクを上回ることができる。従って、第2の回転部材4の動作のために第1の回転部材3の回転を抑制することにより、不具合を除去できる。特に、第1の回転部材3を動作させることで位置決めを行った後、摩擦力印加機構11は回転を抑制し、第2の回転部材4の位置決めは次の処理において行われる。これにより、第2の回転部材4の位置決め時に第1の回転部材3を回転させることなく、穿刺位置決めを高い精度で行うことができる。
第2の実施形態
次に、図4、図5A及び図5Bを参照して、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態における構成と同一の構成を有するため、同一の図中符号を用いて第1の実施形態における構成と同一の部分を示し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図4は、第2の実施形態に係る穿刺支援装置1を示す斜視図である。図5Aは、本発明の実施形態に係る摩擦力印加機構11を示す詳細図である。図5Bは、本発明の実施形態に係る摩擦力印加機構11の側部を示す詳細図である。摩擦部材12が脱落するのを防止するためのカバー(不図示)は、摩擦力印加機構11に装着される。
本発明の実施形態に係る摩擦部材12は、第1の回転部材3から突出する3つの板形状を構成する摩擦部材保持部材13の空間と篏合されることにより提供される。摩擦部材12は、第1の回転部材3と一体に回転可能に保持される。摩擦部材12は、第1の回転部材3の回転軸に直交する方向にスライドされることにより、第1の回転部材3に着脱自在に装着可能である。
摩擦部材12は摩擦部分17で構成され、その押圧部分は2つのボタン18a及び18bと、2つのボタン18a及び18bに接続された薄い傾斜部分であるヒンジ部分32とで構成される。ヒンジ部分32は、2つのボタン18a及び18bと摩擦部分17との間に配設される。ボタン18a及び18b、ヒンジ部分32、並びに摩擦部分17は、一体に形成される。両側にヒンジ部分32を含む摩擦部分17は、弾性部材として機能する。より具体的には、各々が水平状態に復元するための復元力を有するバネである押圧部分として機能する傾斜ヒンジ部分32は、相対的に上方の摩擦部材保持部材13に対してボタン18a及び18bを押圧し、ベース2aを有する接触面に対して摩擦部分17を押圧する。ボタン18a及び18bは操作部として機能する。外部動作に応じて、その操作部として機能するボタン18a及び18bの位置は変化する。例えば、図5Bにおける実線のボタン18a及び18bと点線のボタン18a及び18bとの差異はこの変位に相当する。摩擦部分17(弾性部材)に対向して配設されたベース2aに関する圧力は、この変位に従って増加又は解除される。
摩擦力印加機構11は、第1の回転部材3と一体に形成され、ベース2aに対して摩擦部材12の摩擦部分17を押圧する。これにより、第1の回転部材3の回転を抑制できる。摩擦部材12が第1の回転部材3と直接接触して、摩擦力をそれに直接印加するモードが、第1の実施形態において説明されている。一方、第2の実施形態によれば、摩擦力は、摩擦力印加機構11を介して間接的に第1の回転部材3に印加される。摩擦部分17とベース2bとの間の摩擦接触面は、平坦面を形成する。ベース2aの平坦面と接触する摩擦部分17に係る摩擦力が第1の回転部分3の回転を抑制するため、例えばダスト等のデブリの生成を抑制するように、摩擦部分17とベース2aとの間の接触面の摩耗を減少させる。摩擦力を解放するためのユニットであるベース2に対する摩擦部分12の押圧方向に直交する方向に、ヒンジ形状のボタン18a及び18bが提供される。操作者がこれらのボタンを把持すると、摩擦部材12は、図5Bの破線で示されるように変形し、摩擦力を低減又は解放する。
第1の回転部材3及び摩擦力印加機構11が一体に形成されるため、第1の回転部材3の位置決めは、摩擦力印加機構11のボタン18a及び18bを把持した状態で行われ、把持力は位置の決定後に解放される。これにより、第1の回転部材3の回転を抑制できる。従って、片手による一連の動作として摩擦力の解放、位置決め及び固定化を実行でき、これにより作業性が向上する。
2つのボタン18a及び18bは、本発明の実施形態においていわゆるねじれの位置に配設される。この場合、2つのボタン18a及び18bを把持するための力の軸線は、第1の回転部材3の回転軸に交差しない。しかし、ボタン18a及び18bは、2つのボタン18a及び18bを把持するための力の軸線が第1の回転部材3の回転軸に交差する方向に配設されてもよい。また、ボタン18a及び18bのうちの一方が固定され、他方が移動可能であることにより、動作を1つのボタンで行うことができるように構成されてもよい。また、摩擦部分17の押圧方向は、第1の回転部材3の回転軸に平行な方向ではなく、第1の回転部材3の回転軸に交差する方向に配設されてもよい。本発明の実施形態においてボタンを握持する操作者は、第1の回転部材3の回転抑制力を解放するが、第1の回転部材3の回転を抑制してもよい。また、第1の回転部材3及び摩擦力印加機構11は、一体に形成されるが着脱自在であってもよい。
第3の実施形態
第3の実施形態は、第1の実施形態の構成と同一の構成を有するため、同一の図中符号を用いて第1の実施形態における構成と同一の部分を示し、その説明を省略し、異なる部分のみを第3の実施形態の説明において説明する。
図6は、第3の実施形態に係る穿刺獅子装置1を示す斜視図である。図7A及び図7Bは、上から見た場合の摩擦力印加機構11を示す図である。図7Aは、操作者が第1の回転部材3を回転抑制状態に変更するように摩擦力印加機構11を操作する図である。図7Bは、操作者が第1の回転部材3を回転可能状態に変更するように摩擦力印加機構11を解放する図である。摩擦力印加機構11は、摩擦部材12と、押圧部分31と、レバー19と、保持部材20とから構成される。保持部材20は、ベース2aと一体に形成される。レバー19はプリズム形状を有する。図7A及び図7Bに示されるように、押圧部分31はレバー19を介して押圧され、摩擦部材12は、押圧部分31の軸に沿って適応的に移動することが理解される。
図7Cは、横から見た場合の摩擦力印加機構11を示す図である。レバー19は、摩擦部材12及び保持部材20に回転可能に装着される。レバー19が矢印方向に回転されると、レバー19は、保持部材20の傾斜部分に沿って移動し、摩擦部材12は、その回転を抑制するように第1の回転部材3の側部を押圧する。
また、図8A〜図8Cは、図7A〜図7Cにおいて説明した摩擦力印加機構11の変形例を示す。図8Aは、摩擦力印加機構11を示す分解斜視図である。図8Bは、組み付け状態における摩擦力印加機構11を示す斜視図である。図8Bは、操作者が第1の回転部材3を回転抑制状態に変更するように摩擦力印加機構11を操作する図である。図8Cは、操作者が第1の回転部材3を回転可能状態に変更するように摩擦力印加機構11を解放する図である。押圧部分31はレバー19を介して押圧され、摩擦部材12は、押圧部分31の軸に沿って適応的に移動することがこれらの図8A〜図8Cからも理解できる。
凹部21a、21b及び21cは、保持部材20に形成される。レバー19は、各凹部の位置に回転される際に凹部と篏合することにより、外力を印加されない状態に一時的に停止することができるため、不具合を抑制できる。図8Cは、レバー19が凹部21cと篏合する場合を示す図である。また、第1の回転部材3は、レバー19が凹部21a及び21bに位置する場合に回転抑制状態であり、レバー19が凹部21cに位置する場合には回転可能状態である。レバー19がベース2aにほぼ垂直な状態が第1の回転部材3の回転可能状態であるため、レバー19の視覚認識は向上し、操作者は動作状態を容易に視覚的に認識できる。これにより、操作者は不具合を抑制できる。更に、レバー19がベース2aにほぼ垂直に位置する状態は、第1の回転部材3の回転抑制状態であってもよく、操作者は、動作状態を更に容易に視覚的に認識できる。柱状のノブ22がレバー19に回転可能に装着されることにより、操作を容易にする。また、ノブ22の形状は、円柱形状に限定されず、球形状、円柱形状、ドーム形状又はテーパー形状であってもよい。ノブは、滑りを防止するための横断設計をその表面に提供されてもよく、あるいはレバー19と一体に形成されてもよい。柱状のローラ23は、本発明の実施形態においてレバー19と保持部材20との間に装着される。従って、レバー19が保持部材20の傾斜部分に沿って移動する際に回転することにより、平滑な操作が可能になる。
操作者が開口部分から摩擦部材12の側部を視覚的に認識できるようにする表示部28は、摩擦部材12に提供される。レバー19の位置に対応するマーク29は、摩擦部材12に提供される。操作者は、表示部28からレバー19に提供されたマーク29を確認することにより、第1の回転部材3が回転可能状態又は回転抑制状態であるかを容易に視覚的に認識できる。図8Cの場合、マーク29は、摩擦部材12が第1の回転部材3から分離されることを通知するように構成された通知部として機能する。また、マークの割り当てに関して、図8Bの場合により、操作者がマーク29を視覚的に認識でき、図8Cの場合により、操作者が例えば現在の図8Bにおけるような視覚状態を有することができるように構成されてもよい。
また、図8A〜図8Cの場合、第2の実施形態(図5A及び図5B)において説明したように、第1の回転部材3との摩擦部材12の接触又は第1の回転部材3からの摩擦部材12の分離を説明したが、ベース2aとの摩擦部材12の接触又はベース2aからの摩擦部材12の分離が通知されてもよい。また、この構成は、第1の回転部材3に対応する摩擦力印加機構11だけではなく、第2の回転部材4に対応する摩擦力印加機構11にも適用されてもよい。マーク29の例には、他の部分の色とは異なる色を用いたコーティング又は材料及び発光ダイオード(LED)等を使用して異なる色の光を発するように構成されたユニットが含まれる。
図9Aは、第3の実施形態に係る摩擦接触部分の変形例に係る穿刺支援装置1の摩擦力印加機構11の外観を上から見た状態を示す図である。図9Aにおいて、レバー19及び摩擦部材12は一体に形成される。摩擦部材12の摩擦接触部分は、球面を有し、一点において第1の回転部材3と接触する。これにより、回転を確実に抑制できる。略球状のノブ22は、レバー19に回転可能に装着される。図9Bは、複数の突起した凹部24aが提供される摩擦部材12の摩擦接触面を有する回転部材である第1の回転部材3の側部に複数の突起した凹部24bが提供されることにより、回転を確実に抑制できる第3の実施形態に係る摩擦接触部分の更に別の変形例を示す。第1の回転部材3の接触面は、そのような突起した凹部のない平坦面であってもよい。形状は、図11A〜図11Cに示されたように突起した凹部が係合する形状に限定されず、不規則な凹凸を接触面の表面に提供することにより、摩擦力が向上してもよい。
図10は、第3の実施形態において異なる摩擦力印加機構11を有する穿刺支援装置1の外観を上から見た状態を示す斜視図である。摩擦力印加機構11は、摩擦力を印加した後にごく少量だけ移動できるように構成された可動部材26を含む。
図11A及び図11Bは、上から見た場合の摩擦力印加機構11を示す図である。図11Aは、摩擦力印加機構11を操作することにより第1の回転部材3を動作抑制状態にする図である。図11Bは、摩擦力印加機構11を解放することにより第1の回転部材3を回転可能状態にする図である。図11Cは、摩擦力印加機構11を操作することにより第1の回転部材3の回転を抑制し、また摩擦部材12及び可動部材26が、第1の回転部材3の回転方向にごく少量だけ移動できる図である。図11Aと図11Bを比較することで理解されうるように、摩擦部材保持部材13は、第1の回転部材3の半径方向に摩擦部材12を移動可能に保持する。また、図2A及び図2Bにおける第1の回転部材3の回転方向(円周方向)に関する移動は、第1の実施形態においては許可されていなかったが、本発明の実施形態においては所定の範囲で許可される。より具体的には、可動部材26と一体に提供された位置決めピン25a及び25bが、摩擦部材保持部材13に提供されたスロット27により、第1の回転部材3の回転方向と同一の方向にごく少量(所定の範囲)だけ移動可能又は調整可能であることにより、半径方向の移動は抑制される。2つのスライド部分に対する摩擦力の差異を提供するように、摩擦力の低い材料は、位置決めピン25a及び25b、並びにスロット27として採用され、摩擦力の高い材料は、第1の回転部材3及び摩擦部材12として採用される。これにより、摩擦力印加機構11を操作することにより第1の回転部材3を回転抑制状態にした後、回転方向を綿密に調整できる。
第4の実施形態
図12は、第4の実施形態に係る穿刺支援装置1を示す斜視図であり、表示装置28はベース2aに配設される。また、摩擦力印加機構11は、各々が本発明の実施形態において第1の回転部材3に対応する摩擦力印加機構及び第2の回転部材4に対応する摩擦力印加機構として機能する第1の回転部材3の第1の環部分3−1及び第2の環部分3−2に設置される。また、2つの表示部28は、摩擦力印加機構11に対応して提供される。また、摩擦部材12の落下を防止するためのカバー(不図示)は、摩擦力印加機構11に装着される。表示部28は、ケーブル(不図示)により摩擦力印加機構11に接続され、摩擦力印加機構11のステータスは、表示部28上に表示される。
図13Aは、第4の実施形態の変形例に係る穿刺支援装置1を示す側面図である。図13Bは、摩擦力印加機構11(第2の回転部材4の回転を抑制するように構成された摩擦力印加機構11のみ)を示す概略図である。尚、図13Aは、第2の回転部材4に摩擦トルクを生成させるように摩擦力を第2の回転部材4に直接印加するモードを示すが、摩擦力を第2の回転部材4に間接的に印加するモードが採用されてもよい。後述する図14において、摩擦力を間接的に印加するモードを詳細に説明する。第1の回転部材3に対応する摩擦力印加機構11の詳細は、図5A及び図5Bにおいて説明した通りであるため、ここでは詳細な説明を省略する。第2の回転部材4の外径は、第2の回転部材4と係合する第1の回転部材3の第2の環部分3−2の外径より広く突出し、摩擦力印加機構11は、第1の回転部材3の第2の環部分3−2の外径における側面と一体に形成される。
図13Bに示されるように、摩擦部材保持部材13は、摩擦部材12が嵌合される第1の回転部材3の第2の環部分3−2に提供される。ボタン18a及び18bと摩擦部分17との間の接続部分として提供された摩擦部材12のヒンジ部材32の復元力によれば、回転方向を制止するために摩擦部分17と第2の回転部材4との間に摩擦力を印加するように、摩擦部材保持部材13と第2の回転部材4との間に相対力を生成する。従って、第1の回転部材3に関する第2の回転部材4の相対的な回転は抑制される。更に摩擦部分17は、ヒンジ部分32を変形させるように図13Bの矢印方向に摩擦部材12のボタン18a及び18bを押圧することにより、第2の回転部材4との接触面から分離される。これにより、第2の回転部材4を第1の回転部材3に関して回転可能にできる。
図14は、第4の実施形態の別の変形例に係る穿刺支援装置1を示す斜視図である。摩擦力印加機構11は、各々が第1の回転部材3の回転及び第2の回転部材4の回転を抑制する本発明の変形例における第1の回転部材3及び第2の回転部材4に設置される。2つの表示部28がそれに対応して更に提供される。また、摩擦部材12の落下を防止するためのカバー(不図示)は、摩擦力印加機構11に装着される。表示部28は、ケーブル(不図示)により摩擦力印加機構11に接続される。これにより、摩擦力印加機構11のステータスは、表示部28上に表示される。
図15Aは、第4の実施形態の別の変形例に係る摩擦力印加機構11を示す詳細図である。図15Bは、摩擦力印加機構11を示す概略図である(第2の回転部材4の回転を抑制するように構成された摩擦力印加機構11のみを示す)。摩擦力印加機構11は、本発明の変形例において第2の回転部材4と一体に形成される。摩擦部材12は、第1の回転部材3の第2の環部分3−2の外径側と接触して、これを第2の回転部材4の回転中心方向に抑制する。これにより、回転を抑制する。操作者が摩擦力印加機構11を操作することにより、第1の回転部材3の第2の環部分3−2の側を押圧する摩擦部材12から第2の回転部材4を解放して、回転部材4を回転可能にできる。従って、操作者は、一連の動作として片手で第1の回転部材3及び第2の回転部材4の双方に関する摩擦力の解放、位置決め及び固定化を実行でき、結果として作業性が向上する。
更に本発明の実施形態により、2つの摩擦力印加機構11が押圧状態の際に第1の回転部材3の回転軸上の第2の回転部材4の摩擦トルクのトルク成分が第1の回転部材3の摩擦トルクのトルク成分を上回るように、2つの摩擦力印加機構11のヒンジ部分32の弾性格納力を設定することも可能である。従って、第1の回転部材3は、第2の回転部材4の手動操作によってのみ回転されうる。
他の実施形態
図16は、別の実施形態に係る穿刺支援装置1を示す斜視図である。より具体的には、図16は、表示部28及び/又は操作部を摩擦力印加機構11から遠く離れた位置に配設するための構成が示される穿刺支援装置1を示す斜視図である。摩擦力印加機構11から延出したケーブル30は、ベース2aに配設された表示部28に接続される。摩擦力印加機構11を動作させるためのワイヤ(不図示)は、ケーブル30に配設される。表示部28は、遠隔操作のためにベース2aから取り外されてもよい。
図17は、摩擦力印加機構11から延出するケーブル30が表示部28に接続される更に別の変形例に係る穿刺支援装置1を示す斜視図である。摩擦力印加機構11のステータスを送信するように構成された光ファイバ又は光回線(不図示)は、ケーブル30に配設される。本発明の変形例により、穿刺支援装置1及びその操作者からの遠隔地において摩擦力印加機構11のステータスを検出できるため、別の制御器の表示装置に表示部28を収容することにより、この装置は、医療システムの一部又はオーディオ等の別の表示部として機能できる。更に、位置検出部である符号器を第1の回転部材3及び第2の回転部材4内に提供する場合、これらの位置検出信号を送信するように構成された光ファイバ又は光回線は、ケーブル30に収容される。これにより、摩擦力印加機構11のステータス及び更には各回転部材の回転角度情報を表示部28に提供できる。
また、第1の回転部材3及び第2の回転部材4は、別の変形例として駆動源31を含んでもよい。駆動源31は、不図示の伝達機構を介して第1の回転部材3及び第2の回転部材4に接続される。これにより、第1の回転部材及び第2の回転部材の可動部分は、駆動源31により駆動される。この駆動機構は、例えばギア又はタイミングベルト等を使用して実現されうる。第1の回転部材及び第2の回転部材の各々は、上述の実施形態と同一の方法で摩擦力印加機構11を含む。本発明の変形例が駆動源31を含むことにより、自動位置決めが可能になる。しかし、位置決めが完了し且つ回転部材が停止される状態において回転部材を手動で精細に調整する場合又は操作者自身が手動で回転部材を操作するように位置決めする場合があってもよい。通常の停止時に駆動源31として機能するモータの保持力を外部から操作するのは、操作者にとって困難である。従って、本発明の変形例に係る摩擦力印加機構11を提供することにより、駆動デバイスを含む支援装置においてであっても上記の問題を解決できる。
第5の実施形態
図19において、振動により駆動されるリング状のアクチュエータ100及び101の各々は、摩擦力印加機構11として回転部材3及び4の各々の内部に構築される。詳細を以下において説明する。
アクチュエータ100は、振動子101と、振動子101と接触するスライダ102と、加圧部材103とを含む。加圧部材103は、振動子101を押圧し、環部分3−1と一体に形成されてもよい。振動子101は、弾性材料で構成された振動子体104と、振動子体104に付着した圧電素子105とを含む。振動子101は、加圧部材103によりスライダに加圧される。尚、アクチュエータ100−1及び加圧部材103−1の構造及び機能は、基本的に、アクチュエータ100及び加圧部材103に関して説明した構造及び機能と同一である。
スライダ102はケース106に固定される。ケース106は、ベース2a上に固定される。スライダ102は、ケース106を介してベース2a(第1のベース)に間接的に固定される。スライダ102は、ケース106と一体に形成されてもよい。更にケース106は、ベース2aと一体に形成されてもよい。スライダ102−1と回転部材4との関係に関しても同じことが言える。振動子101は、振動子101と回転部材3(環部分3−1)との間の相対的な回転移動を制限するように、加圧部材103を介して回転部材3(環部分3−1)に接続される。図19の右側において、振動子101−1及び加圧部材103−1は、環部分3−2に固定される。加圧部材103−1は、環部分3−2と一体に形成されてもよい。更に環部分3−2は、環部分3−1に固定されるか、あるいは環部分3−1と一体に形成される。振動子101−1は、振動子101−1と環部分3−2との間の相対的な回転移動を制限するように、加圧部材103−1を介して環部分3−2(第2のベースに対応する)に固定される。
回転部材3(環部分3−1)の回転方向の摩擦力は、加圧部材103の加圧力に従ってスライダ102と振動子101との間に生成される。従って、振動子101及び加圧部材103は、スライダ102及びケース106を介して環部分3−1とベース2aとの間に間接的に摩擦力を生成する摩擦力印加機構として作動する。また、スライダ102は、ケース106、振動子101及び加圧部材103を介して環部分3−1とベース2aとの間に間接的に摩擦力を生成する摩擦力印加機構として作動すると言うこともできる。
本実施形態において、スライダ102と振動子101との間に生成された摩擦力に振動子101及びスライダ102の半径によって規定された接触部分を乗算することに基づいて取得された第1の回転部材3(環部分3−1)の摩擦トルクは、第1の回転部材の軸周りの第2の回転部材4の摩擦トルクの成分より大きい。第2の回転部材4の摩擦トルクの成分は、スライダ102−1と振動子101−1との間に生成された摩擦力に振動子101−1及びスライダ102−1の半径によって規定された接触部分を乗算することに基づいて取得される。従って、操作者は、第1の回転部材3が予期せず回転することなく第2の回転部材のみを処理することにより、第2の回転部材のみを回転できる。
[他の実施形態は第5の実施形態に関連する]
(振動によるトルクの低減)
特定の振動を用いて振動子101及び101−1を発振させることにより、振動子体104及び104−1とスライダ102及び102−1との間の圧力により生成されたアクチュエータ100及び101−1の摩擦力を変更できる。
振動子体104とスライダ102との間に摩擦を生成する機構を以下において説明する。振動子体104−1及びスライダ102−1上の機構は、基本的に同一である。電気ケーブルを介して交流電圧を圧電素子105に印加することにより、振動子は、振動し、リング状の振動子体104の周りを進む進行波を生成する。振動子体104と接触するスライダ102は、振動子体104の接触面上に生成された進行波により駆動される。駆動力は、スライダ102と振動子体104との間の摩擦により作られる。従って、回転部材3(環部分3−1)は、振動駆動アクチュエータ100により電気的に回転する。
また、振動子体104上に定在波を生成することにより、摩擦トルクを変更できる。これは、別の特定の振動である。上述したような進行波型のアクチュエータの場合、同一の位相を有する交流電圧又は1つの交流電圧のみを圧電素子105に印加することにより、定在波を生成できる。圧電素子105に印加される電圧を変動させることにより、摩擦トルクを変更できる。
第1の回転部材3及び第2の回転部材4の各々の内部に構築された1つ以上のアクチュエータは、図18及び図19に示された実施形態、穿刺支援装置を電気的に駆動/移動できる。手動調整が必要な場合、各アクチュエータは、圧電素子105及び/又は105−1に印加する電圧を変更することにより回転可能な部材の各々において調整可能なトルクを生成する摩擦力印加部として作動する。
従って、位置決め調整又は第1の回転部材3及び第2の回転部材4の位置決めのための移動は、同一のメカ構造を用いて電気的に又は手動で実行される。
本実施形態において説明するアクチュエータは、リング状の進行波型のアクチュエータに限定されない。他のあらゆる振動型のアクチュエータは、例えば圧電アクチュエータとして知られている屈曲、剪断、収縮伸張振動の組み合わせで使用されうる。振動源も圧電材料に限定されない。他の電歪材料、磁歪材料又は電磁部品も適用可能である。
上記の説明において、スライダ102はケース106に接続され、加圧部材103は環部分3−1に接続され、スライダ102−1は回転部材4に接続され、加圧部材103−1は環部分3−2に接続されるが、本発明の実施形態はそれらに限定されない。スライダ102と、振動子101と、加圧部材103との間の構成は、上下反対であってもよい。図19において、加圧部材103はケース106に固定されてもよく、スライダ102は環部分3−1に固定されてもよい。加圧部材103はケース106と一体に形成されてもよく、スライダ102は環部分3−1と一体に形成されてもよい。また、加圧部材103−1は回転部材4に接続されてもよく、スライダ102−1は環部分3−2に接続されてもよい。加圧部材103−1は回転部材4と一体に形成されてもよく、スライダ102−1は環部分3−2と一体に形成されてもよい。
スライダ102と、振動子101と、加圧部材103との間の構成は、更に変更されてもよい。図19において、加圧部材103及び103−1は振動子100及び101に固定されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。上述した振動子101及びスライダ102の構成は切り替えられてもよい。従って、振動子101−1及びスライダ102−1の構成も切り替えられてもよい。
例えば図19において、加圧部材103はケース106に固定されてもよく、スライダ102は加圧部材103に固定されてもよい。振動子101は、振動子101と環部分3−1との間の回転/軸方向運動を制限する第1の環部分3−1に固定されてもよい。この構成において、スライダ102は、加圧部材103により振動子101に押圧される。また、加圧部材103−1は第2の回転部材4に固定されてもよく、スライダ102−1は加圧部材103−1に固定されてもよい。振動子101−1は、振動子101−1と環部分3−2との間の回転/軸方向運動を制限する環部分3−2に固定されてもよい。この構成において、スライダ102−1は、加圧部材101−1により振動子101−1に押圧される。
例示的な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、開示された例示的な実施形態に限定されないことが理解されるべきである。以下の特許請求の範囲の範囲は、そのような変更、並びに等価の構造及び機能の全てを含むように広範に解釈されるべきである。

Claims (23)

  1. 位置決め装置であって、
    第1の回転自由度を有する第1の回転部材と、
    針形の医療機器の長手方向に前記針形の医療機器を誘導するように構成されたガイドと、
    回転軸が前記第1の回転部材の回転軸に平行でない前記第1の回転部材に接続され、前記ガイドを含み、且つ第2の回転自由度を有する第2の回転部材と、
    前記第1の回転部材に摩擦トルクを生成させるために直接又は間接的に摩擦力を前記第1の回転部材に印加するように構成された摩擦力印加部とを備え、
    前記第1の回転部材の前記摩擦トルクの第1の回転自由度成分が前記第2の回転部材の回転に基づいて生成される摩擦トルクの前記第1の回転自由度成分より大きいように、前記摩擦力印加部は、直接又は間接的に摩擦力を前記第1の回転部材に印加することを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記摩擦力印加部は、前記第1の回転部材を支持するように構成された第1のベースに配設されて、摩擦力を前記第1の回転部材に印加するか、あるいは前記第1の回転部材に配設されて、摩擦力を前記第1のベースに印加することを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  3. 前記第2の回転部材に摩擦トルクを生成させるために直接又は間接的に摩擦力を前記第2の回転部材に印加するように構成された第2の摩擦力印加部を更に備え、
    前記第2の摩擦力印加部は、前記第2の回転部材又は前記第2の回転部材を支持するように構成された第2のベースに配設され、
    前記第2の回転部材に配設された前記第2の摩擦力印加部は、摩擦力を前記第2のベースに印加し、前記第2のベースに配設された前記第2の摩擦力印加部は、前記摩擦力を前記第2の回転部材に印加することを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  4. 前記摩擦力印加部は、
    摩擦部材と、
    前記摩擦部材を押圧するように構成された押圧部分とを含み、
    前記摩擦部材は、前記押圧部分による圧力により移動し、接触面である前記第1のベース又は前記第1の回転部材と接触して、それに摩擦力を印加することを特徴とする請求項2記載の位置決め装置。
  5. カムを更に備え、
    前記押圧部分は、前記カムにより押圧されて前記摩擦部材を移動させることを特徴とする請求項4記載の位置決め装置。
  6. レバーは前記押圧部分に提供され、
    前記レバーが、中心としての前記押圧部分の軸と共に回転する場合、前記カムは、前記レバーを介して前記押圧部分を押圧して前記摩擦部材を移動させることを特徴とする請求項5記載の位置決め装置。
  7. 前記摩擦力印加部が摩擦力を印加したか否かを通知するように構成された通知部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  8. 前記摩擦部材は、バネ性を有する弾性部材を含み、
    前記押圧部分は、前記弾性部材に印加される力の大きさを外部から変更するように構成された操作部を含み、
    前記操作部を介して前記弾性部材に力を伝達し、前記弾性部材は前記操作部の変位により変形し、前記接触面に対する前記摩擦部材による接触力は変化することを特徴とする請求項4記載の位置決め装置。
  9. 前記操作部は、前記摩擦部材と一体に形成されることを特徴とする請求項8記載の位置決め装置。
  10. 前記摩擦力印加部は、
    前記第1の回転部材の直径方向に移動可能に前記摩擦部材を保持するように構成された保持部材を含み、
    前記保持部材は、
    前記第1の回転部材の回転方向と同一の方向に前記摩擦部材を所定の範囲において移動できるように構成された調整部を含むことを特徴とする請求項4記載の位置決め装置。
  11. 遠隔から前記摩擦力印加部を操作するように構成された遠隔操作部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  12. (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記振動子に接触するスライダと、
    (iii)前記振動子と、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動される前記スライダとの間の接触面上に押圧力を生成する加圧部材とを更に備え、
    前記加圧部材は、前記第1のベース又は前記第1の回転部材に固定され、前記振動子又はスライダを押圧し、前記スライダ又は前記振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項2記載の位置決め装置。
  13. 前記第1のベースに固定されるか、あるいは前記第1のベースと一体に形成されるスライダを更に備え、前記第1の回転部材は、
    (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記振動子、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動される前記スライダを押圧する加圧部材とを備え、前記スライダ又は前記振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項2記載の位置決め装置。
  14. (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記第1のベースに固定されるか、あるいは前記第1のベースと一体に形成される前記振動子を押圧する加圧部材とを更に備え、前記第1の回転部材は、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動されるスライダを含み、前記スライダ又は前記振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項2記載の位置決め装置。
  15. (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記振動子に接触するスライダと、
    (iii)前記振動子と、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動される前記スライダとの間の接触面上に押圧力を生成する加圧部材とを更に備え、
    前記加圧部材は、前記第2のベース又は前記第2の回転部材に固定され、前記振動子又はスライダを押圧し、前記スライダ又は前記振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項3記載の位置決め装置。
  16. (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記第2のベースに固定されるか、あるいは前記第2のベースと一体に形成される前記振動子を押圧する加圧部材とを更に備え、前記第2の回転部材は、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動されるスライダを含み、前記スライダ又は前記振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項3記載の位置決め装置。
  17. 前記第2のベースに固定されるか、あるいは前記第2のベースと一体に形成されるスライダを更に備え、前記第2の回転部材は、
    (i)電気機械エネルギー変換素子を含む振動子と、
    (ii)前記振動子、前記電気機械エネルギー変換素子が実行する際に前記振動子の接触面上に生成された波により駆動される前記スライダを押圧する加圧部材とを含み、前記スライダ又は振動子は、前記摩擦力印加部として作用することを特徴とする請求項3記載の位置決め装置。
  18. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記波に従って変更可能であることを特徴とする請求項12記載の位置決め装置。
  19. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記少なくとも1つの交流信号に従って変更可能であることを特徴とする請求項13記載の位置決め装置。
  20. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記少なくとも1つの交流信号に従って変更可能であることを特徴とする請求項14記載の位置決め装置。
  21. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記少なくとも1つの交流信号に従って変更可能であることを特徴とする請求項15記載の位置決め装置。
  22. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記少なくとも1つの交流信号に従って変更可能であることを特徴とする請求項16記載の位置決め装置。
  23. 少なくとも1つの交流信号は、前記電気機械エネルギー変換素子に印加されて前記振動子を発振させ、前記摩擦力は、前記少なくとも1つの交流信号に従って変更可能であることを特徴とする請求項17記載の位置決め装置。
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