JP2017507255A - マルチボディヘルメット構築及びストラップ取着方法 - Google Patents
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Abstract
ヘルメットは、上部外側シェルと、上部外側シェルと連結される上部エネルギー吸収材料と、を備える上部本体を備えてもよい。本ヘルメットは、下部外側シェルと、外側シェルと連結される下部エネルギー吸収材料と、を備える下部本体を備えてもよく、下部本体は、上部本体内に入れ子になっている。ストラップアンカーは、ウェブを用いずに形成されてもよく、上部本体と入れ子になった下部本体との間の上部本体又は下部本体内に埋め込まれる。ストラップは、ストラップアンカーに連結されてもよく、このストラップは、上部本体と下部本体との間に延在し、下部本体に通されて、ヘルメットを使用者の頭部と連結する。ストラップアンカーは、10〜30ミリメートル(mm)×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備えてもよい。ストラップアンカーは、上部本体と下部本体との間に挟まれ、視界からヘルメット内に隠されてもよい。
Description
本開示は、マルチボディヘルメット構築を備えるヘルメット、並びにマルチボディヘルメットと使用可能なストラップ取着デバイス及び方法に関する。マルチボディヘルメットは、従来のヘルメットが使用されるあらゆる場所で、本明細書に記載される追加の利益を伴って用いられ得る。
保護用ヘッドギア及びヘルメットは、使用者の頭部及び脳への損傷を防ぐために、幅広い用途において、かつスポーツ、運動競技、建築、鉱業、軍事防衛、及びその他を含むいくつかの産業にわたって使用されている。使用者への損傷及び傷害は、硬い物体又は鋭い物体が使用者の頭部に直接接触することを防ぐヘルメットによって防がれるか、又は低減され得る。使用者への損傷及び傷害は、衝撃のエネルギーを吸収するか、分散するか、又はさもなければ管理するヘルメットによっても防がれるか、又は低減され得る。
スポーツ等の多くの用途においてヘルメットを着用した運動選手にとって、保護用ヘルメットの安全面に加え、更に考慮すべき事項として、ヘルメットのフィット及びヘルメットの通気が挙げられる。フィット快適性及び通気の改善により、運動選手の気が散りにくくなり、それによりパフォーマンスが向上する。本書で開示されるマルチボディヘルメット構築及びストラップ取着デバイスは、安全性、並びに顧客の安全性を低下させないフィット、通気、及び快適性の改善に関連する。
使用者の頭部とヘルメットとの間の適切なフィットを提供する一態様は、ヘルメットを使用者の頭部に連結するために使用されるストラップを含んでもよい。図1は、ストラップをインモールド成形ヘルメットに連結するために、スキー用ヘルメット又は他の雪用ヘルメットを含むインモールド成形ヘルメットに従来使用されているストラップアンカー又はスキータイプのストラップアンカー10を示す。ストラップアンカー10は、2つの基礎部分、i)開口部12を有し得るストラップアンカー本体14、及びii)ストラップアンカー10をヘルメット若しくはヘルメット本体に連結するウェブ、補強取着具、フィン、パラシュート、アンカー形状、又は補強取着点16を備えてもよい。
ストラップアンカー10の開口部12は、ストラップをストラップアンカー10に連結するように開口部に挿入され得るストラップを受容することができる。その後、ストラップは、スキー用ヘルメットを使用者の頭部に連結することができる。ストラップアンカー10がヘルメットに連結される場合、ストラップアンカー10のウェブ16は、発泡ポリスチレン(EPS)発泡体又は他の好適な材料の層等のヘルメットのエネルギー吸収材料又は層内に配設されてもよい。ウェブ16は、十分に大きく、ウェブ16をエネルギー吸収材料内に固着することによってストラップアンカー10をヘルメットに固定し、衝撃中に堅く連結された状態を維持するのに十分なアンカー形状を含み得る。スキーアンカー10がヘルメット本体に連結される場合、ウェブ16はヘルメット本体内に埋め込まれてもよい。
ヘルメットのストラップ又はウェビングは、ストラップの末端にループを形成し、かつストラップのループを通してピンを挿入することによって、ストラップアンカー10に連結されてもよい。次いで、ストラップのピン及びループは、開口部12を通過し、ストラップアンカー本体14内に配設されてもよい。ストラップがストラップアンカー10に連結される場合、ストラップアンカー本体14は、開口部12へのアクセスを可能にするようにヘルメットの縁に従来通りに配設される。したがって、ストラップアンカー10の少なくとも一部分、具体的には、ストラップアンカー本体14の少なくとも一部分が、ヘルメットの使用者及びヘルメットを着用している使用者を観察している他者に見えたままである。
ヘルメットストラップ取着及びそれを提供するための方法が必要とされている。したがって、一態様では、ヘルメットは、上部外側シェルと、上部外側シェルと連結される上部エネルギー吸収材料と、を備える上部本体を備えてもよい。本ヘルメットは、下部外側シェルと、外側シェルと連結される下部エネルギー吸収材料と、を備える下部本体を備えてもよく、下部本体は、上部本体内に入れ子になる。ヘルメットは、ウェブを用いずに形成され、上部本体と入れ子になった下部本体との間の上部本体又は下部本体内に埋め込まれるストラップアンカーを備えてもよい。ヘルメットは、ストラップアンカーに連結されるストラップも備えてもよく、ストラップは、上部本体と下部本体との間に延在し、下部本体に通されて、ヘルメットを使用者の頭部と連結する。
ヘルメットは、10〜30ミリメートル(mm)×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備えるストラップアンカーを更に備えてもよい。ストラップアンカーはまた、ストラップアンカー開口部が上部本体の内面と実質的に共平面であり、上部本体の下縁からずらされるように、上部本体内に配設されてもよい。上部エネルギー吸収材料は、発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリウレタン(EPU)、又は発泡ポリオレフィン(EPO)を含んでもよく、下部エネルギー吸収材料は、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含んでもよい。上部エネルギー吸収材料は、70〜100g/Lの範囲の密度を備えてもよく、下部エネルギー吸収材料は、50〜80g/Lの範囲の密度を備えてもよい。ストラップアンカーは、上部本体と下部本体との間に挟まれ、視界からヘルメット内に隠されてもよい。ストラップアンカーはまた、ヘルメットを使用者の頭部に連結するために使用されるストラップの捻れを低減するためにヘルメット内に位置付けられてもよい。
別の態様では、ヘルメットは、上部外側シェルと、上部外側シェルと連結される上部エネルギー吸収材料と、を備える上部本体を備えてもよい。本ヘルメットは、下部外側シェルと、外側シェルと連結される下部エネルギー吸収材料と、を備える下部本体を備えてもよく、下部本体は、上部本体内に入れ子になる。ヘルメットは、上部本体又は下部本体内に埋め込まれ、上部本体と入れ子になった下部本体との間に配設されるストラップアンカーを備えてもよい。ヘルメットは、ストラップアンカーに連結されるストラップも備えてもよく、ストラップは、上部本体と下部本体との間に延在し、下部本体に通されて、ヘルメットを使用者の頭部と連結する。
ヘルメットは、10〜30mm×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備えるストラップアンカーを更に備えてもよい。ストラップアンカーはまた、ウェブを用いずに形成されてもよい。ストラップアンカーはまた、ストラップアンカー開口部が上部本体の内面と実質的に共平面であり、上部本体の下縁からずらされるように上部本体内に配設されてもよい。上部エネルギー吸収材料は、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含んでもよく、下部エネルギー吸収材料は、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含んでもよい。ストラップアンカーはまた、上部本体と下部本体との間に挟まれ、視界からヘルメット内に隠されてもよい。
別の態様では、ヘルメットは、上部エネルギー吸収材料を備える上部本体、下部エネルギー吸収材料を備える下部本体、上部本体と下部本体との間に配設されるストラップアンカー、及びストラップアンカーに連結されるストラップを更に備えてもよく、ストラップは、ヘルメットを使用者の頭部に連結するために上部本体と下部本体との間に延在する。
ヘルメットは、10〜30mm×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備えるストラップアンカーを更に備えてもよい。ストラップアンカーは、ウェブを用いずに形成されてもよい。ストラップアンカーは、ストラップアンカー開口部が上部本体の内面と実質的に共平面であり、上部本体の下縁からずらされるように上部本体内に配設されてもよい。上部エネルギー吸収材料は、発泡EPP、EPS、EPU、又はEPOを含んでもよく、下部エネルギー吸収材料は、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含んでもよい。上部エネルギー吸収材料は、70〜100g/Lの範囲の密度を備えてもよく、下部エネルギー吸収材料は、50〜80g/Lの範囲の密度を備えてもよい。ストラップアンカーは、上部本体と下部本体との間に挟まれ、視界からヘルメット内に隠されてもよい。
本開示、その態様、及び実施態様は、本明細書に開示される特定のヘルメット若しくは材料種類、又はシステム構成要素例、又は方法に限定されない。ヘルメット製造にふさわしい当該技術分野において既知の多くの追加の構成要素、製造、及び組み立て手順は、本開示の特定の実施態様と共に使用することが想到される。したがって、例えば、特定の実施態様が開示されるが、そのような実施態様及び実施構成要素は、意図される動作にふさわしい、そのようなシステム及び実施構成要素のための、当該技術分野において既知の任意の構成要素、モデル、種類、材料、バージョン、数量などを含み得る。
単語「代表的な」、「実施例」、又はこれらの様々な形態は、実施例、例、又は実例として機能することを意味している。本明細書において「代表的」又は「実施例」として記載される任意の態様又は設計は、必ずしも他の態様又は設計よりも好ましいか、又は有利であるものと解釈されない。更に、実施例は、明瞭性及び理解の目的のためのみに提示されており、決して開示される主題又は本開示の関連部分を制限又は制約することを意図するものではない。範囲の異なる多数の追加の又は代替的な実施例を提示することもできるが、簡潔さのために省略されていることが理解される。
本開示がいくつかの実施形態を多くの異なる形態で含むが、特定の実施形態が図面に示され、かつ本明細書に詳細に記載されており、本開示が、開示される方法及びシステムの原理の具体例として見なされるべきであり、それが本開示の概念の広範な態様を例証される実施形態に限定するようには意図されていないと理解される。
本開示は、外側シェル及び発泡体等の内側エネルギー吸収層を含み得る保護用ヘルメットを提供するためのデバイス、装置、システム、及び方法を提供する。保護用ヘルメットは、マウンテンバイクに乗るために、又は道路のサイクリングのために使用されるバイク用ヘルメットであってもよく、同様にスキー選手、スケート選手、ホッケー選手、スノーボード選手、又は他の雪上若しくは水中運動選手、フットボール選手、野球選手、ラクロス選手、ポロ選手、登山者、オートレーサー、オートバイ運転手、モトクロスレーサー、スカイダイバー、又は任意の他のスポーツ運動選手に使用され得るものである。建設作業員、兵士、消防士、パイロット等の他の産業で雇用され、そこで働く個人、又は業務及び活動の種類が、同様の技術及び方法が適用され得る安全ヘルメットも使用し得るか、又は必要とし得るように、他の産業も保護用帽子を使用する。上に列記されたスポーツ、職業、又は活動の各々は、常にではないが典型的には装飾的なカバーにより外側を被覆された単一又は複数の衝撃評価保護材料ベース(impact rated protective material base)のいずれかを含み、かつ内側の少なくとも一部に通常快適性詰め物の形態で快適性材料を含むヘルメットを使用する。
一般に、上に列記される保護用ヘルメット等の保護用ヘルメットは、外側シェル及び内側エネルギー吸収材料を含み得る。便宜上、保護用ヘルメットは、概して、インモールド成形ヘルメット又は硬質シェルヘルメットのいずれかに分類され得る。インモールド成形ヘルメットは、1つの層、又は薄い外側シェル、エネルギー吸収層若しくは衝撃ライナ、及び快適性ライナ若しくはフィットライナを含む2つ以上の層を備えてもよい。硬質シェルヘルメットは、硬質外側シェル、衝撃ライナ、及び快適性ライナを備えてもよい。硬質外側シェルは、射出成形によって形成されてもよく、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)プラスチック又は他の同様の若しくは好適な材料を含み得る。硬質シェルヘルメット用の外側シェルは、典型的には、衝撃及び穿刺に抵抗するのに、かつ関連する安全試験基準を満たすのに十分に硬質にされると同時に、変形によるエネルギーを吸収するように衝撃中にわずかに変形するのに十分に可撓性であり、それによりエネルギー管理に寄与する。硬質シェルヘルメットは、スケート用バケット型ヘルメット、オートバイ用ヘルメット、雪上及び水中スポーツ用ヘルメット、フットボール用ヘルメット、バッティング用ヘルメット、キャッチャー用ヘルメット、ホッケー用ヘルメットとして使用されてもよく、BMX走行及びレース用に使用されてもよい。本開示で提示される様々な態様及び実施態様は、インモールド成形ヘルメットを備える実施形態に着目するが、本開示は、硬質シェルヘルメットにも関し、硬質シェルヘルメットにも適用される。
図2A及び2Bは、通気孔又は開口部31並びに上部本体40及び下部本体50を備えるマルチボディヘルメット30の非限定的な例の側面図を示す。便宜上、マルチボディヘルメット30は、本明細書全体を通して、二体ヘルメット又は二分化ヘルメットと称され、上部本体40及び下部本体50又は第1及び第2の本体若しくは部分を備える。しかしながら、本開示は、3つ、4つ、又は任意の好適な数の本体等の3つ以上の本体を備えるマルチボディヘルメットを包含する。上部本体40及び下部本体50が接合されて、図2Aに示されるように単一のマルチボディヘルメット30を形成することができ、概して上述される従来の単一本体のヘルメットとは一線を画す。図2Bは、上部本体40及び下部本体50が互いに接触かつ隣接して設置される前等に、ある間隙又は間隔で垂直に分離され、同時に互いに対して整列するマルチボディヘルメット30の上部本体40及び下部本体50を示す。
上部本体40は、外側シェル42及びエネルギー吸収層又は衝撃ライナ44を備えてもよいが、上部本体40はこれらの両方を有する必要はない。例えば、いくつかの実施形態では、上部本体40は、外側シェル42なしでエネルギー吸収層44を備えてもよい。通気孔又は開口部41は、通気孔31の少なくとも一部を形成するか、備えるか、又はそれと整列する上部本体40に形成されてもよい。同様に、下部本体50は、外側シェル52及びエネルギー吸収層又は衝撃ライナ54を備えてもよいが、下部本体50はこれらの両方を有する必要はない。例えば、いくつかの実施形態では、下部本体50は、外側シェル52なしでエネルギー吸収層54を備えてもよい。通気孔又は開口部51は、通気孔31、通気孔41、若しくはそれらの両方の少なくとも一部を形成するか、備えるか、又はそれと整列する下部本体50に形成されてもよい。
外側シェル42及び52は各々、限定することなく、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ビニルニトリル(VN)、繊維ガラス、炭素繊維、若しくは他の類似材料を含む、プラスチック、樹脂、繊維、又は他の好適な材料から形成されてもよい。
外側シェル42及び52は、型打ちされるか、インモールド成形されるか、射出成形されるか、真空形成されるか、又は別の好適なプロセスによって形成され得る。外側シェル42及び52は、それぞれ、エネルギー吸収層44及び54が中にインモールド成形され得るシェルを提供することができる。外側シェル42及び52は、性能の改善、美観の改善、又はそれらの両方のために、滑らかな空気力学的仕上げ、装飾仕上げ、又はそれらの両方を提供することもできる。非限定的な例として、外側シェル42及び52は、真空形成シートの形態でインモールド成形されるか、又はそれぞれ、エネルギー吸収層44及び54に接着剤で取着されるPCシェルを備えてもよい。外殻42及び52は、接着剤、永久接着剤、感圧接着剤(PSA)、発泡体−コア接着剤、テープ、両面テープ、取り付け用発泡接着剤、ファスナー、クリップ、クリート、カットアウト、タブ、スナップ、リベット、ホッグリング、若しくは面ファスナーを含むが、これらに限定されない任意の好適な化学的若しくは機械的締結具又は取着デバイス又は物質を使用して、それぞれ、エネルギー吸収層44及び54に永久に又は取り外し可能に連結されてもよい。
エネルギー吸収層44及び54は各々、内部に配設されてもよく、それぞれ、外側シェル42及び52に隣接する。エネルギー吸収層44及び54は、プラスチック、ポリマー、発泡体、又はエネルギーを吸収するか、屈折するか、又はさもなければ管理し、衝撃中に着用者を保護するためのエネルギー管理に寄与する他の好適なエネルギー吸収材料若しくは衝撃ライナで作製されてもよい。エネルギー吸収層44及び54は、EPP、EPS、EPU、EPO、又は他の好適な材料を含み得るが、これらに限定されない。上で示されるように、インモールド成形ヘルメットは、発泡体を外側シェルの中で発泡させることによってエネルギー吸収層に直接固着されているヘルメットの外側シェルを用いて形成され得る。したがって、エネルギー吸収層44及び54は、いくつかの実施形態では、エネルギー吸収材料の単一のモノリス本体として、それぞれ、外側シェル42及び52の中にインモールド成形され得る。あるいは、他の実施形態では、エネルギー吸収層44及び54は、多重部分又は複数の部分から形成され得る。任意の事象では、エネルギー吸収層44及び54は、曲げ、屈曲、粉砕、又は亀裂による衝撃からのエネルギーを吸収することができる。
上部本体40及び下部本体50等の複数の本体又は部分を有するマルチボディヘルメット30を形成することによって、マルチボディヘルメット30は、有利かつ容易に複数の密度設計を提供することができる。例えば、上部本体40及び下部本体50は、異なる密度及びエネルギー管理特性のエネルギー吸収材料で形成されてもよく、エネルギー吸収材料44は、第1の密度を備えてもよく、エネルギー吸収材料54は、第1の密度とは異なる第2の密度を備えてもよい。第1の密度は、第1の密度よりも大きくても小さくてもよい。一実施形態では、エネルギー吸収材料44は、70〜100g/Lの範囲の密度を備えてもよく、エネルギー吸収材料54は、50〜80g/Lの範囲の密度を備えてもよい。更に、増加する密度、減少する密度、又は混合した密度を含む異なる密度の複数の層が組み合わせられてもよい。複数の本体又は構成要素に対して複数の密度を備える単一のマルチボディヘルメット30を形成することによって、ヘルメット重量を含むヘルメット性能及び試験性能は、単一本体のヘルメットで可能なものよりも大きい自由度及び少ない制限で操作及び最適化され得る。
上部本体40及び下部本体50等の複数のインターロッキング本体又は部分でマルチボディヘルメット30を形成することによって、マルチボディヘルメット30は、従来の一体又はモノリス保護用ヘルメットに関して設計柔軟性の増大も提供し得る。設計柔軟性の増大は、単一の本体ライナでは達成するのが困難であろう形状、幾何学的形態、及び配向を備える上部本体40及び下部本体50を形成することによって実現され得る。単一の本体ライナの形状、幾何学的形態、及び配向を制限する制約には、発泡体又はエネルギー吸収材料を成形型の中に注入するための制約、成形された発泡体又はエネルギー吸収材料を成形型から取り外す制約、並びに単一の本体ライナをエネルギー吸収材料のブロック等の材料のテンプレート若しくは標準ブランクから機械加工するか、又は取り外す制約が挙げられる。例えば、単一のヘルメット用の複数のインターロッキング本体部品の使用は、一片成形型から取り外す若しくは引き抜くことが難しい又は不可能であろうヘルメット形状、幾何学的形態、及び配向を可能にし得る。非限定的な例として、マルチボディヘルメット30のヘルメット形状に関して増大した設計柔軟性は、使用者の頭部の後頭部の輪郭又は後頭曲線に従う曲率又はプロファイルを備えるヘルメットを含み得る。更に、上部本体40及び下部本体50を含むマルチボディヘルメット30の形成がEPSプレスでエネルギー吸収材料の組み立てを簡略化することができるため、設計柔軟性の増大が実現され得る。
上部本体40及び下部本体50等の複数の本体又は部分を有するマルチボディヘルメット30を形成することによって、マルチボディヘルメット30は、マルチボディヘルメット30を使用者の頭部に連結するか、又は取り外し可能に取着するために使用され得るストラップ又はウェビング70の取着及び位置付けに関する利点も提供することができる。例えば、図2Bは、ストラップ70が中に入れ子になってもよく、又は隠匿されてもよい上部本体40と下部本体50との間に間隔、間隙、又は空所を備えることができるマルチボディヘルメット30を示す。図2Bは、外側シェル52が、被覆されないか、又は上部本体40の外側シェル42に露出されたままである下部本体50の下部部分に限定され得る非限定的な例を示す。したがって、下部本体50の上部部分は、外側シェル52なしで形成されてもよく、エネルギー吸収材料54を通して形成されてもよく、ストラップ70の一部がマルチボディヘルメット30を使用者の頭部に固定するために上部本体40から下部本体50を通過することを可能にする寸法で構成され得るストラップ開口部55を含んでもよい。下部本体50の上部部分は、ストラップ収納部56がストラップ開口部55に隣接するか、又はそれを備えた状態で形成されてもよい。ストラップ収納部56は、ストラップ70の整列及び位置を、ストラップアンカー60からマルチボディヘルメットの部分を通ってヘルメット使用者の頭部に通過するように方向付けることができる。ストラップ70がマルチボディヘルメット30内にどのように含まれ、それに連結され得るかの更なる詳細は、後続の図面に示され、それらについて論じられる。
マルチボディヘルメット30は、マルチボディヘルメット30内に隠匿されているか、又は隠されているストラップアンカー60に関する利点も提供することができる。更に、非限定的な例として、いくつかの事例では、マルチボディヘルメット30の更なる利点には、図1に示されるストラップアンカー10等の従来のストラップアンカーよりも小さいストラップアンカー60が挙げられる。より具体的には、ストラップアンカー60は、例えば他の実施形態ではウェブが含まれ得るが、ウェブ16を用いずに形成され得る。このため、いくつかの事例では、ストラップアンカー60は、ウェブ16を省くことによって寸法を縮小することができる。ストラップアンカーは、いくつかの理由により寸法が縮小されるが、十分な強度を保持することができる。第1に、上部本体40と下部本体50との間にストラップ70を封入する効果は、ストラップアンカー60自体に加えられる力を低減することができ、それにより、ウェブの必要性を低減する。次に、ストラップ70を上部本体40、外側シェル42、下部本体50、又は外側シェル22のうちの1つ以上のスロット又は開口部を通して供給することにより、抵抗強度の大半がPCキャップ等の外側シェルから与えられ得る従来のアンカー10又はストラップの骨格によって提供されるものと類似の強度を提供することができる。したがって、ストラップアンカー60は、マルチボディヘルメット30内に埋め込まれることによって、かつマルチボディヘルメット30の外面又は露出面で使用者の視界から隠されることによって、従来のストラップの骨格又はストラップアンカー10のようなストラップアンカーとは異なり得る。ストラップアンカー60の様々な例は、図3〜6に示され、それらについて論じられる。
図3は、ストラップアンカーが見えており、エネルギー吸収層44内に埋め込まれた状態で示される上部本体の斜視図を示す。このため、ストラップアンカーの相対数及び位置は異なり得るが、非限定的な例として、ヘルメット30を使用者の頭部に取り外し可能に連結するためのストラップ締め付けシステムの一部としてストラップ70を受容するように構成される2つの前部ストラップアンカー60及び後部ストラップアンカー60を含むように図3に示される。図3は、さもなければ上部本体40によって覆い隠されるであろう前部ストラップアンカー60のうちの1つを示し、破線で上部本体40の内面46に位置付けられるストラップアンカー60の概算相対位置を示す。図3は、単一のストラップアンカー60が使用されている実施形態を示すが、マルチボディヘルメット30は、2つの後部ストラップアンカー60も備えてもよく、ストラップアンカー60の任意の望ましい数及び配向が使用されてもよい。ストラップアンカー60は、ストラップアンカー60が上部本体40の内面46上に存在し、視界から隠されるか、又は上部本体40の外側から、視界から完全に遮られ得るように、エネルギー吸収材料44内に配設され得る。ストラップアンカー60の数及び位置にかかわらず、ストラップアンカー60は、加負荷又は期待加負荷に対してプラス若しくはマイナス0〜20度等の約90度の相対角度で位置付けられるか、配置されるか、配向されるか、又は整列し得る。したがって、ストラップ70は、ヘルメット30を使用者の頭部に取り外し可能に連結することができ、同時にストラップ70は、使用者の顔の上にフラッタを平置し、ストラップ70の捻じれを低減又は最小化するように配向され得る。
図3は、ストラップアンカー60が上部本体40の内面46で露出され得ることを示すが、ストラップアンカー60は、下部本体50が上部本体40に連結されるか、又はその中に入れ子になる場合、マルチボディヘルメット30内で視界から完全に隠されてもよい。図3は、ストラップアンカー60が、ストラップ70をストラップアンカー60にしっかりと連結するための開口部、スロット、ノッチ、チャネル、鍵穴、又は他の好適な受容装置62をストラップアンカー内に備えてもよいことも示す。より具体的には、ストラップアンカー60は、上部本体40の内面46に、上部本体40の内面46と共平面に、又は上部本体40の内面46と実質的に共平面にストラップアンカー60の開口部62を有して設置されることによって、マルチボディヘルメット30内に視界から隠されてもよい。本明細書で使用される場合、ストラップアンカー60又はアンカー60の開口部62が10ミリメートル(mm)、5mm、3mm、2mm、1mm以下、又は1mm未満の距離でずらされる場合、ストラップアンカー60又はアンカー60の開口部62は上部本体40の内面と実質的に共平面であり得る。ストラップアンカー60の開口部62は、ヘルメット30を使用者の頭部に保持するためにストラップ70が通ってストラップアンカー60を出るアンカー60の部分であり得る。図3に示されるように、ストラップアンカー60は、エネルギー吸収層44に埋め込まれてもよく、上部本体の下縁48から離れて露出される開口部62を有する。したがって、アンカー60の開口部62は、上部本体40と下部本体50との間に挟まれるように上部本体40の内面46に沿って位置付けられ得る。このため、ストラップアンカー60はヘルメットの内面上にインモールド成形される必要はないが、従来のストラップアンカー10はそうされなければならない。更に、ピン及びウェビングループを受容するために露出され、かつ使用者から見え、使用者によって分解されるであろう従来のストラップアンカー10とは対照的に、ストラップアンカー60は、使用者から隠匿されてもよく、それ故に不正開封が防止され得る。
図4A〜4Eは、ストラップアンカー60の非限定的な例の更なる詳細を示す。図4Aは、ストラップ70を収納し、かつそれに連結されるようにアンカー本体又はハウジング64内に形成される開口部62を備え得るストラップアンカー60を示す。ストラップ70は、ストラップ70の末端でループ72を通過させる等、ロッド、フック、ボタン、鍵、又はストラップ70に連結される他の好適なデバイス74等の締結デバイスを設置することによって、ストラップアンカー60に連結され得る。図4A〜4Eは、ロッド74が、ロッド、ピン、シリンダー、又は柱として形成される非限定的な例の更なる詳細を示すが、ロッド74、及びストラップカバー60の開口部62等のロッド74の嵌合可能部分又は受容部分は、袋小路設計、又はウェビング末端がボタンのような形状をしたプラスチック部分を用い、組み立て中にボタンが繋止位置に引き込まれるように、そのボタンが、それを受容するための適切な鍵穴スロットを有する形状をしたストラップアンカーハウジング内に嵌合する鍵穴スライドロック設計を備えてもよい。
したがって、ロッドがロッド、ピン、シリンダー、又は柱として形成される場合、ロッド74は、ロッド74を受容するための開口部62の幅W1よりも短い長さLを備え得る。長さL又はロッド74は、ロッド74が開口部62を通過した後にアンカー本体64内にロッド74を保持するための開口部62の幅W2を超える距離を備え得る。非限定的な例として、幅W1は、開口部62の頂部に位置付けられ得、幅W2は、開口部62の底部に位置付けら得る。より具体的には、ロッド74は、ロッド74及び開口部62が、アンカー本体64内の繋止位置に押し込まれるロッドによって一緒に連結又は繋止され得るように、開口部62内に嵌合されてもよい。開口部62は、ロッド74が好ましくないか、又は非意図的に開口部62から出ることを阻止することができる開口部62又はアンカーハウジング64の内部にあるか、又はそれらと連動するタブ、ノブ、ノッチ、ゲート、ラッチ、若しくは他の締結デバイスを更に備えてもよく、それにより、ロッド74及び開口部62の適切な組み立て、取着、又はそれらの両方を確実にする。
ストラップアンカー60内にストラップ70のループ72を固定するために使用されるロッド74に加えて、ストラップアンカー60とストラップ70を連結するための異なる種類の載置システムも使用され得る。ロッド又は金属ピンの使用がスキー用ヘルメットを含む他のヘルメットで使用され、本明細書に開示されるマルチボディヘルメット30内での使用に適合され得るが、当業者であれば、他のアンカーデバイスも企図されることを容易に理解するであろう。このため、ストラップ70の末端をストラップアンカー60に固定するための任意の方法が使用されてもよく、有利には、マルチボディヘルメット30の複数の本体によって可能となるように、ストラップアンカー60を消費者又は使用者から隠すことができる。ストラップアンカー60は、インモールド成形プロセス中にエネルギー吸収層44等のエネルギー吸収層内にインモールド成形され得るが、ストラップ70のループ72及びロッド74は、下記でより詳細に記載されるように、その後、ストラップアンカー60内に配設され得る。
図4Aは、ストラップアンカー60が開口部62の反対側のアンカー本体64の開放外縁65に連結されるように寸法決め及び構成され、かつ開放外縁65上に配設されるカバー又はストラップアンカーカバー66を備え得る非限定的な例も示す。いくつかの実施形態では、ストラップアンカー60は、カバー66及びアンカー本体64等の形成又は成形を促進するための複数の個別の、又は別個に形成される部品を備え得るが、他の実施形態では、ストラップアンカー60は、単一の一体に形成された本体、部品、又はユニットを備えてもよい。例えば、図4Aは、アンカー本体64のツーリングを収納するためのオープンバックを有して形成されるストラップアンカー60及びアンカー本体64の別個の個別部分を示す。ストラップアンカーは、アンカー本体64及びカバー66を用いて等、複数の本体で形成される場合、アンカー本体64及びカバー66は、接着剤、永久接着剤、PSA、発泡体−コア接着剤、テープ、両面テープ、取り付け用発泡接着剤、ファスナー、クリップ、クリート、カットアウト、タブ、スナップ、リベット、ホッグリング、又はアンカー本体64及びカバー66の形状に基づく摩擦によるフィットを含むが、これらに限定されない任意の好適な化学的若しくは機械的締結具又は取着デバイス若しくは物質を使用して一緒に連結され得る。いくつかの実施形態では、アンカー本体64及びカバー66は、図4Bに示されるようにアンカー本体64及びカバー66を一緒にスナッピングすることによって一緒に連結され得る。
図4Bは、図4Aに示されるものと同様のストラップアンカー60、ストラップ70、及びロッド74の斜視図を示す。図4Bは、画角が図4Aとは異なり、ビューワーから離れて配向されるストラップアンカー60の開口部62を示し、アンカー本体64上の適所にあるカバー66を更に示す。非限定的な例として、カバー66は、アンカー本体64に連結されてもよく、係合スナップ68によって一緒に保持されてもよい。係合スナップ68は、係合スナップ開口部68及び係合スナップ突起68bを備え得る。非限定的な例として、図4Aは、カバー66内に形成され得る係合スナップ開口部68aを示し、係合スナップ突起68bは、アンカー本体64の一部として形成され得る。しかしながら、係合スナップ68の部分は、係合スナップ開口部68aがアンカー本体64内に形成されてもよく、係合スナップ突起68bがカバー66の一部として形成されてもよいように逆転してもよい。カバー66は、アンカー本体64に連結され、EPS発泡体又はEPS発泡体ビーズ等の上部本体40のエネルギー吸収材料44が、ストラップ70又はロッド74の部分を受容するように構成されるストラップアンカー60内の開口空洞若しくは空所に侵入すること、又は開口空洞若しくは空所内に配設されることを阻止することができる。
図4A及び4Bに示されるように、ストラップアンカー60は、図1に示されるウェブ16と同様にストラップアンカーとヘルメット本体との間の補強取着点として使用されるウェブ又は補強部材を用いずに形成されてもよい。ウェブ16又は類似のウェブ若しくは構造は、いくつかの理由により、ストラップアンカー60から省かれてもよく、又はより小さく、若しくは縮小した寸法で形成されてもよい。第1に、ウェブ16は、マルチボディヘルメットの外側シェル、例えば外側シェル42又は外側シェル52と直接接触させてストラップアンカー60を連結又は設置することによって、除去又は排除され得る。PCキャップ又は類似の構造等の外側シェルと直接接触させてストラップアンカー60を設置することで、ストラップアンカー60の強度を増大させることができ、外側シェルがウェブ16等のウェブからの補強の代わりとなる補強を提供することを可能にする。第2に、ウェブ16は、ストラップアンカー60の位置付け、並びに上部本体40及び下部本体50等のマルチボディヘルメット30の本体間のストラップ70により、除去又は排除され得る。ストラップアンカー60の位置付け、挟み込み、又は封入、並びに上部本体40と下部本体50との間のストラップ70は、ストラップ70を圧縮状態にして、ストラップ70に沿ってストラップアンカー60自体に加えられる張力又は力を低減することができ、それにより、ストラップアンカー60に連結されるウェブの必要性を低減する。
ウェブを用いずにストラップアンカー60を形成することによって、ストラップアンカーの寸法は、図1に示されるストラップアンカー10等の従来のスキータイプのストラップアンカーと比べて縮小され得る。非限定的な例として、ストラップアンカー60は、高さH、幅W3、及び深さDを備えることができ、これらは一緒になって、ストラップアンカー10等の従来のストラップアンカーの寸法又は体積よりも小さい寸法又は体積を備える製品をもたらす。一実施形態では、ストラップアンカー60の高さHは、10〜30mm若しくは15〜20mmの範囲、又は約17mmであってもよく、ストラップアンカー60の幅W3は、10〜50mm若しくは35〜45mmの範囲、又は約38mmであってもよく、ストラップアンカー60の深さDは、2〜10mm、4〜7mmの範囲、又は約5mmであってもよい。したがって、ストラップアンカー60が占める総体積は、約600〜15,000mm3の範囲であり得る。したがって、エネルギー吸収材料44内等のマルチボディヘルメット30内にストラップアンカー60を埋め込むことは、ウェブ16を備えるスキータイプのストラップアンカー10等のスキータイプのストラップアンカーによって必要とされるであろう寸法、面積、又は体積より小さい寸法、面積、又は体積を必要とする。よって、ストラップアンカー60の使用は、ストラップアンカー10のような従来のストラップアンカーよりも汎用性があり、ストラップアンカー60の低減した寸法、面積、又は体積は、ヘルメットの通気孔開口部又は他の設計制約を妨げることなく、ヘルメット内の設置オプション数の増加を可能にする。
図4C〜4Eは、ストラップ70及びロッド74をストラップアンカー60に取着又は連結するプロセスにおける様々なステップを示す。第1に、図4Cは、ロッドがアンカー本体64の開口部62を通過する直前のストラップ70のループ72内に配設されるロッド74の斜視図を示す。第2に、図4Dは、ロッド74がストラップアンカー内に収容され、アンカー本体64の幅W2が、ロッド74がストラップアンカー60から引き抜かれることを阻止できるようにロッド74及びストラップ70の一部が開口部62を通過した後のストラップ70及びロッド74の斜視図を示す。
図4Eは、図4C及び4Dに示される図と同様のストラップアンカー60の斜視図を示す。図4Eは、ストラップアンカー60内に存在するロッド74を示し、ストラップ70は平らであり、下部本体部分50を通過した後、使用者の頭部に連結される準備ができている。ストラップ70は、上部本体40と下部本体50との間に存在する場合、上部本体40と下部本体50との間に挟まれ得る。図4Eは、ロッド74を受容するためにストラップ70の末端にループ72を形成するためのストラップ70のジグザグの縫い目76の更なる詳細も提供する。当業者であれば理解するように、任意の種類の好適な縫合、製織、機械的、又は化学的取着が、ウェビングループ72を形成するために使用され得る。同様に、任意の種類の好適な縫合、製織、機械的、又は化学的取着が、ウェビング70を形成し、ストラップ70をストラップアンカー60に連結又は取着するためのループ72又は他の望ましい構造を含むために使用され得る。
図5は、図4A〜4Eでこれまでに示されたストラップアンカー60の実施形態の断面側面図を示す。図5は、ストラップアンカー60内に配設され、アンカー本体64に連結されるカバー66を有するロッド74を示す。
図6は、図5でこれまでに示され、図2Aに示される断面線6で示されるマルチボディヘルメット30の部分内に配設されるストラップアンカー60の断面側面図を示す。図6の断面図は、マルチボディヘルメット30を通り、ストラップアンカー60のうちの1つの中心を通って取られたものである。図6は、ストラップアンカー60がどのようにストラップ70に連結され得るかの詳細を示し、ストラップ70は、上部本体40と下部本体50との間に配設されるか、又は挟まれる。図6は、マルチボディヘルメット30内の複数の本体がどのように一緒になって、ストラップアンカー60を挟んで支持し、使用者又は消費者からストラップアンカー60を封鎖することができるかも示す。図6は、上部本体40上の外側シェル42等の1つ以上のシェルが内部本体の内面46で形成され得る非限定的な例を更に示す。図6では、外側シェル52は、外側シェル42及び外側シェル52が反対側に隣接して配設され得、ストラップ70を挟むように下部本体50の外面53に形成されるように示される。
図6は更に、ストラップアンカー60がどのようにマルチボディヘルメット30に連結され得るかの非限定的な例を示す。図6では、上部本体40の外側シェル42は、ストラップアンカー60の周りに配設される溝若しくはチャネル61の内部に配設されるか、又はそこに存在して示される。図6に示されるように、ストラップアンカー60の周りの溝61は、外側シェル42の開口部43等のシェルの開口部内にストラップアンカー60を載置するのに役立ち得る。限定することなく、外側シェル42の開口部43は、開口部43を外側シェル42内に穿孔し、溝61を有するストラップアンカー60を開口部43に設置し、次いで、ストラップアンカー60が外側シェル42に連結されるようにストラップアンカー60の周りにエネルギー吸収層44をインモールド成形することによって形成され得る。外側シェル42の開口部43は、ストラップアンカー60の寸法及び形状とほぼ同等又はそれよりも若干小さい特定の寸法及び形状で寸法決めされ得る。したがって、外側シェル42は、ストラップアンカー60を受容して、エネルギー吸収層44が外側シェル42に隣接して、かつストラップアンカー60の周りに配設され得るように、その後のエネルギー吸収層44の形成又は成形中にストラップアンカー60を適所に保持することができる。
いくつかの実施形態では、マルチボディヘルメット30内のストラップアンカー60の形成は、スキータイプのストラップアンカー10を従来のスキータイプのヘルメット内に形成するために使用される方法と同様の方法によって達成され得る。ストラップアンカー60をマルチボディヘルメット30内に載置するために使用される方法は、EPSプレスの一部であるEPSツールの雄側の基部から突出する刃の上にストラップアンカー60を載置することを含み得る。本明細書で使用される場合、EPSツール及びEPSプレスに関する「EPS」の使用は、例示的及び非限定的なものであり、したがって本明細書で企図される他の任意の好適なエネルギー吸収材料である。刃は、ストラップアンカー60用の頑丈な載置具の役割を果たすことができ、同時に刃は、開口部62がその後にウェブ70、ロッド74、又はそれらの両方を容易に受容できるように、ストラップアンカー60内の開口部62がエネルギー吸収材料で充填されることを退避又は阻止することもできる。成形後、EPSプレスが開いてもよく、ヘルメットは、ツールから、かつマルチボディヘルメット30に存在するストラップアンカー60を有するEPSプレスの雌側から外され得る。いくつかの事例では、ストラップアンカー60をEPSプレスの雄側に載置することにより、EPSプレスが開放及び閉鎖するときに、刃の配向、その結果としてストラップアンカー60の配向が、EPSプレスの引き抜き方向と整列することができる。EPSプレスの引き抜き方向に基づいてストラップアンカー60の配向を決定することにより、ストラップアンカー60の結果として生じる配向がストラップアンカー60に連結されるストラップ70を捻じれさせ得るが、それは、EPSプレスの好ましい整列がストラップ70を使用者の顔面を横断して平置させるための好ましい整列とは異なるためである。
他の実施形態では、ストラップアンカー60は、EPS成形型の引き抜き方向の位置又は配向にかかわらず、ストラップアンカー60を外側シェル42等の外側シェルに対して任意の配向で載置することによって、マルチボディヘルメット30内に形成され得る。そのようにすることにより、ストラップアンカー60の位置及び配向は、加負荷又は期待加負荷に対して約90度の相対角度で位置付けられるか、配置されるか、配向されるか、又は整列し得る。したがって、ストラップ70は、ヘルメット30を使用者の頭部に取り外し可能に連結することができ、同時にストラップ70は、使用者の顔の上にフラッタを平置し、ストラップ70の捻じれを低減又は最小化するように配向され得る。より具体的には、小さいウェブ、ウェブなし、小さい外形寸法、及び溝61のうちの1つ以上を含むストラップアンカー60の性質及び設計は、開口部43が外側シェル42のどこに形成されようと、ストラップアンカー60が外側シェル42に対して所望の位置で保持されることを可能にし得る。したがって、いくつかの実施形態では、ストラップアンカー60は、ロッド74が、ストラップ70の所望の経路に対して垂直であるか、横断しているか、又は約90度の相対角度である配向又は方向でストラップアンカー60内に配設され得るように、マルチボディヘルメット30内に位置付けられ得るか、又は整列し得る。そうすることにより、ロッド74を有するストラップ70をストラップアンカー60に固定することで、マルチボディヘルメット30を使用者の頭部に連結するために使用されるストラップ70の捻じれは低減される。更に、上で示されるように、ストラップアンカー60を上部本体40の外側シェル42等の外側シェルに取着することにより、ストラップアンカー60の強度が改善され、ストラップアンカー60の寸法の減少及びウェブ16の除去又は省略が可能になる。
図6に示されるように、上部本体40と下部本体50との間のストラップ収納部56は、ストラップが、ヘルメットの使用者の頭部、顔、若しくは顎と整合するか、又はそれらの周りに連結されるように、例えばストラップ開口部55を通ってヘルメットから離れて延在する前に、ループ72及びストラップ70をマルチボディヘルメット30内又は上部本体40と下部本体50との間に収納するのに十分大きく、かつ十分なずれを提供する。図6は、ストラップ開口部55が下部本体50内に形成される非限定的な例を示すが、ストラップ開口部55は、上部本体40内又は上部本体40及び下部本体50の両方内に形成されてもよい。
図6は、下部本体50の内面57に隣接する下部本体50の内部に配設され得る任意の快適性ライナ又はフィットライナ90の非限定的な例も示す。快適性ライナ90は、織物、プラスチック、発泡体、ポリエステル、ナイロン、又は他の好適な材料から作製され得る。快適性ライナ90は、一緒に接合され得るか、又はマルチボディヘルメット30に連結される個別の構成要素として形成され得る材料の1つ以上のパッドから形成され得る。快適性ライナ90は、接着剤、永久接着剤、PSA、発泡体−コア接着剤、テープ、両面テープ、取り付け用発泡接着剤、ファスナー、クリップ、クリート、カットアウト、タブ、スナップ、リベット、ホッグリング、若しくは面ファスナー、又は他のインターロッキング面、特徴、若しくは部分を使用して下部本体50等のマルチボディヘルメット30に取り外し可能に又は永久に取着されてもよい。したがって、快適性ライナ90は、インモールド成形ヘルメットの着用者にクッション及び改善されたフィットを提供することができる。
図7は、図2Aに示されるマルチボディヘルメット30の側面図と類似のマルチボディヘルメット30の分解斜視図を示す。図7は、ストラップ70に関連する詳細、並びにより小さい寸法のストラップアンカー60及び隠された位置のストラップアンカー60という利益を実現するために、上部本体40及び下部本体50を連結するためにストラップ70を使用する方法を更に提供する。ストラップ70をマルチボディヘルメット30に連結する方法は、図6に関連して上で論じられるように、ストラップアンカー60を外側シェル42に連結することを含み得る。次いで、エネルギー吸収材料44は、外側シェル42に隣接して、かつストラップアンカー60の周りに形成され得る。カバー66は、ストラップアンカー60の一部として含まれて、エネルギー吸収材料44の形成中、例えば、インモールド成形プロセス中に、エネルギー吸収材料44の一部がストラップアンカー60内に入ることを阻止することができる。エネルギー吸収材料44をストラップアンカー60から締め出すことで、エネルギー吸収材料44がストラップアンカー60内へのロッド74及びストラップ70の後続の受容を妨げることを阻止する。エネルギー吸収層44及び54の形成後、ストラップ70は、マルチボディヘルメット30を一つにまとめるために、かつマルチボディヘルメット30の使用者の頭部への取着を促進するために、上部本体40及び下部本体50に連結されてもよい。
ストラップ70は、ストラップ70にループ72を形成し、かつ下部本体50のストラップ開口部55にそのループ72を通過させることによって、上部本体40及び下部本体50に連結され得る。いくつかのストラップ開口部55は、上部本体40の内面46に配設されるいくつかのストラップアンカー60と一致し得るか、又は同一であり得る。同様に、ストラップ開口部55の位置は、上部本体40の内面46に配設されるストラップアンカー60と一致し、それらと整列し得る。例としてであって、制限するものではなく、ループ72は、下部本体50の内面57から内面57と反対側の下部本体50の外面58に通ることによって、一致するストラップ開口部55を下部本体50内から下部本体50外に通すことができる。ループ72の各々をストラップ開口部55に通した後、いくつかのロッド74は、ストラップ70のループ72の各々に通されてもよい。いくつかの事例では、ループ72がストラップ開口部55を通った後、ロッド74が必ずループ72内に設置されるように、ロッド74の長さLは、ストラップ開口部55の長さ又は開口寸法を上回ってもよい。他の実施形態では、ループ72がストラップ開口部55を通る前又は通った後のいずれかの時点でロッド74がループ72内に設置され得るように、ロッド74の長さLは、ストラップ開口部55の長さ又は開口寸法を下回ってもよい。ストラップ70内のループ72が下部本体50内のストラップ開口部55を通り、ロッド74がループ72内に挿入された後、ロッド74は、図4A〜4Eに示され、かつそれらに関連して記載されるように、ストラップアンカー60の開口部62内に配設され得る。
ストラップ70をストラップアンカー60に連結して、上部本体40及び下部本体50を接合することにより、ストラップ70は徐々に引っ張られ、ストラップ70の緩みを取り除き、張力を増加させ、上部本体40及び下部本体50を一緒に引き寄せて単一のマルチボディヘルメット30を形成することができる。上部本体及び下部本体を一緒に引き寄せることにより、上部本体及び下部本体は、接着剤、永久接着剤、PSA、発泡体−コア接着剤、テープ、両面テープ、取り付け用発泡接着剤、ファスナー、クリップ、クリート、カットアウト、タブ、スナップ、リベット、ホッグリング、若しくは面ファスナー、又は他のインターロッキング面、特徴、若しくは部分を含むが、これらに限定されない任意の好適な化学的若しくは機械的締結具、取着デバイス、又は物質を使用して、下部本体50に連結又は接着されてもよい。そのようなインターロッキング特徴は、上部本体40及び下部本体50等の複数の本体間の望ましくない相対的運動を制限、阻止、又は制御することができる。いくつかの事例では、既定の剪断強度がインターロッキング特徴に組み込まれてもよく、既定のレベルの力で剪断又は機能停止する。非限定的な例として、マルチボディヘルメット30は、上部本体40及び下部本体50を一緒に連結してマルチボディヘルメット30を形成する助けとなるように、突起又はポップアウト80及び84、並びに窪み82及び86を備えてもよい。より具体的には、図7は、突起80が図3の上部本体40の内面46上に示される窪み86と嵌合可能に連結されるような寸法、形状、及び位置で突起80が構成されるように、下部本体50の外面58上に形成されることを示す。図7は、窪み82が図3の上部本体40の内面46上に示される突起84と嵌合可能に連結されるような寸法、形状、及び位置で窪み82が構成されるように、下部本体50の外面58上に形成され得ることも示す。突起80及び84並びに窪み82及び86のインターロッキング特徴は、マルチボディヘルメット30の上部本体40と下部本体50との間のより強力な接続及びより良好な整列を促進する助けとなり得る。
図8A及び8Bは、マルチボディヘルメットが完全に形成され、ストラップ70を有する下部本体50と一緒に連結された上部本体40を備える場合のマルチボディヘルメット30を着用している使用者の様々な図を示す。図8Aは、使用者の顔面上に捻じれることなく平らに据えられたストラップ70を用いて使用者の頭部に連結されるマルチボディヘルメット30を有する使用者の側面図を示す。図8Bは、マルチボディヘルメット30が使用者によって着用されたときのマルチボディヘルメット30の後部及び左側部の斜視図を示す。
ストラップ70による、かつ本明細書に記載される他の化学的及び機械的取着による上部本体40の下部本体50への取着又は連結は、マルチボディヘルメット30にいくつかの利点を提供する。第1に、ストラップアンカー60は、上部本体40の下縁48又は下部本体50の下縁に配設される代わりに上部本体40と下部本体50との間に挟まれることによって、視界から隠されるか、又は見えなくすることができる。隠された位置のストラップアンカー60は、使用者がストラップアンカー60若しくはストラップ70とストラップアンカー60との間の接続に干渉するか、又は危害を加える危険性を低減、最小化、又は除外することができる。いくつかの実施形態では、使用者がストラップアンカー60及びストラップ70の取着又は連結に干渉できるようにするためには、ヘルメットが損傷又は破壊される必要があり、それはほとんどの使用者に、そのような干渉を続けることを思い留まらせるであろう。更に、ストラップの部分又はストラップアンカー60及びストラップ70を含むウェビングアンカーシステムを被覆することにより、ストラップ又はウェビングアンカーシステムは、ヘルメットの美観が改善され得るように視界に露出されない。ヘルメットの外側のストラップ又はウェビングアンカーシステムが一般に見苦しいと見なされるため、ヘルメットの美観は改善され得る。
第2に、上部本体40及び下部本体50等のマルチボディヘルメット30の複数の本体は、ストラップアンカー60に圧力を加え、それによりストラップアンカーをマルチボディヘルメット内の適所にしっかりと保持して、ストラップ70をマルチボディヘルメット30の本体に固定する助けとなるように、互いに隣接し、近接して整列し得る。
第3に、ストラップアンカー60は、ウェブ、補強取着具、フィン、パラシュート、又はウェブ16のようなアンカー形状を有しない軽量構造で形成されて、ストラップアンカー60の寸法及び重量を低減することができ、マルチボディヘルメット30の総重量を低減することもできる。マルチボディヘルメット30及びストラップ70に堅く連結された状態を保つのに十分な強度でストラップアンカー60の最小設計を安全に生み出す能力は、少なくとも一部には、ストラップアンカー60が複数のソースから受容する支持に起因し得る。第1に、ストラップアンカー60は、PCキャップ又は同様の構造等の外側シェルと直接接触している強度を受容することができる。第2に、ストラップアンカー60は、上部本体40と下部本体50との間に挟まれていることによる強度を受容することができる。更に、ストラップアンカー60の全体の輪郭を低減することにより、設計の制約が低減し、通気孔31又はマルチボディヘルメット30の他のヘルメット設計特徴若しくは要素を妨げるストラップアンカー60の位置等のストラップアンカー60の位置付けに関する懸念を生じることなく、ヘルメット設計の汎用性を増加させることができる。
第4に、ストラップアンカー60は、使用者がマルチボディヘルメット30を着用するときのストラップ70の望ましくない捻じれの低減、最小化、又は排除に寄与する有利な配向で設置され得る。ストラップアンカー60の有利な配向は、ストラップアンカー60の外周に、かつストラップアンカー60の主面と実質的に平行に、ストラップアンカー60の上部本体50の外側シェル42の開口部43内へのスナップ留めを可能にする溝61を備えるストラップアンカー60を形成することによって実現され得る。マルチボディヘルメット30の関連利点は、ヘルメットの周りの通気及び風の動きに露出されるウェビングの低減、それによる風の中でのストラップ70の動き、はためき、又はばたつきを低減させることによって得られる空気力学の改善を含み得る。ストラップ70の動きの低減は、マルチボディヘルメット30を着用している使用者への雑音及び刺激も低減することができる。
第5に、ストラップ70は、上部本体40及び下部本体50等のマルチボディヘルメット30の複数の本体間に延在し、それらによって適所に保持され得る。結果として、ストラップ70は、ストラップ70がマルチボディヘルメット30の複数の本体間に挟まれるときに、ストラップ70に圧縮力を加えることによってストラップ70の長さに沿った張力が低減され得るように、マルチボディヘルメット30の複数の本体間で所望の整列で捕捉又は固着され得る。
第6に、マルチボディヘルメット30の複数の本体を一緒に繋ぎ止めるか、又は保持するために複数のヘルメット本体間に連続性を生み出す利点は、ストラップ70を下部本体50に通して、ストラップ70を上部本体40のストラップアンカー60に連結することによって実現され得る。ストラップ70を下部本体50に通して、ストラップ70を上部本体40に固定することによって、ストラップアンカー60は、下部本体50及び上部本体40が衝撃中に互いに分離することを阻止することができ、このようにして、衝突中のマルチボディヘルメット30の完全性を増大させる。いくつかの実施形態では、マルチボディヘルメット30の複数の本体に通され、それらに連結されたストラップ70を有することにより、衝撃又は衝突は、ヘルメットが使用者の頭部から離れて引っ張られるか、又は押し付けられ、次に上部本体40及び下部本体50等のマルチボディヘルメットの複数の本体を一緒に引き寄せるときに、ストラップ70の張力を増加させることができる。
第7に、ストラップアンカー60は、改善されたストラップの骨格の役割を果たし、ヘルメットの機能及びヘルメットの美観を簡素化及び改善することができる。ストラップアンカー60の改善は、構造強度を改善するためにストラップアンカーをヘルメットの外側シェル42等の外側シェルに連結し、同時にストラップ70の捻じれを低減させるように完成したマルチボディヘルメット30に対して有利な位置でインモールド成形されることを含む。ストラップアンカー60の有利な位置は、いったんヘルメットが組み立てられるとストラップアンカー60を使用者の視線から隠すことも含み、ストラップアンカーに干渉する可能性を低減させる。ストラップアンカー60の上述の改善及び利点は、ヘルメットの外側に見え、かつストラップ位置を犠牲にして成形懸念に対して設置される従来のストラップの骨格とは対照的であり得る。
上記の実施例、実施形態、及び実施態様は、例を示しているが、当業者であれば、他のヘルメット及び製造デバイス、及び実施例が、提供される他のものと組み合わされるか、又は置き換えられ得ることを理解すべきである。上記がヘルメット及びカスタマイズ方法の特定の実施形態を指す場合、その趣旨から逸脱することなくいくつの修正が加えられてもよく、これらの実施形態及び実施態様が他のヘルメットカスタマイズ技術にも同様に適用されてもよいことが容易に明らかとなるはずである。したがって、開示される主題は、本開示の趣旨及び範囲内である全てのそのような変更、修正、及び変形、並びに当業者の知識を包含するよう意図されている。
Claims (20)
- ヘルメットであって、
上部外側シェルと、前記上部外側シェルと連結される上部エネルギー吸収材料と、を備える、上部本体と、
下部外側シェルと、前記外側シェルと連結される下部エネルギー吸収材料と、を備える、下部本体であって、前記上部本体内に入れ子になっている、下部本体と、
ウェブを用いずに形成され、前記上部本体と前記入れ子になった下部本体との間の前記上部本体又は前記下部本体内に埋め込まれるストラップアンカーと、
前記ストラップアンカーに連結されるストラップであって、前記上部本体と前記下部本体との間に延在し、前記下部本体に通されて、前記ヘルメットを使用者の頭部に連結する、ストラップと、を備える、ヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、10〜30ミリメートル(mm)×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備える、請求項1に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、ストラップアンカー開口部が前記上部本体の内面と実質的に共平面であり、前記上部本体の下縁からずらされるように前記上部本体内に配設される、請求項2に記載のヘルメット。
- 前記上部エネルギー吸収材料が、発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリウレタン(EPU)、又は発泡ポリオレフィン(EPO)を含み、
前記下部エネルギー吸収材料が、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含む、請求項1に記載のヘルメット。 - 前記上部エネルギー吸収材料が、70〜100g/Lの範囲の密度を備え、
前記下部エネルギー吸収材料が、50〜80g/Lの範囲の密度を備える、請求項4に記載のヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、前記上部本体と前記下部本体との間に挟まれ、視界から前記ヘルメット内に隠される、請求項1に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、前記ヘルメットを前記使用者の前記頭部に連結するために使用される前記ストラップの捻れを低減するために前記ヘルメット内に位置付けられる、請求項1に記載のヘルメット。
- ヘルメットであって、
上部外側シェルと、前記上部外側シェルと連結される上部エネルギー吸収材料と、を備える、上部本体と、
下部外側シェルと、前記外側シェルと連結される下部エネルギー吸収材料と、を備える、下部本体であって、前記上部本体内に入れ子になっている、下部本体と、
前記上部本体又は前記下部本体内に埋め込まれ、前記上部本体と前記入れ子になった下部本体との間に配設されるストラップアンカーと、
前記ストラップアンカーに連結されるストラップであって、前記上部本体と前記下部本体との間に延在し、前記下部本体に通されて、前記ヘルメットを使用者の頭部に連結する、ストラップと、を備える、ヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、10〜30ミリメートル(mm)×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備える、請求項8に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、ウェブを用いずに形成される、請求項9に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、ストラップアンカー開口部が前記上部本体の内面と実質的に共平面であり、前記上部本体の下縁からずらされるように前記上部本体内に配設される、請求項9に記載のヘルメット。
- 前記上部エネルギー吸収材料が、発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリウレタン(EPU)、又は発泡ポリオレフィン(EPO)を含み、
前記下部エネルギー吸収材料が、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含む、請求項8に記載のヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、前記上部本体と前記下部本体との間に挟まれ、視界から前記ヘルメット内に隠される、請求項8に記載のヘルメット。
- ヘルメットであって、
上部エネルギー吸収材料を備える上部本体と、
下部エネルギー吸収材料を備える下部本体と、
前記上部本体と前記下部本体との間に配設されるストラップアンカーと、
前記ストラップアンカーに連結されるストラップであって、前記ヘルメットを使用者の頭部に連結するために前記上部本体と前記下部本体との間に延在する、ストラップと、を備える、ヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、10〜30ミリメートル(mm)×10〜50mm×2〜10mm以下の寸法を備える、請求項14に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、ウェブを用いずに形成される、請求項15に記載のヘルメット。
- 前記ストラップアンカーが、ストラップアンカー開口部が前記上部本体の内面と実質的に共平面であり、前記上部本体の下縁からずらされるように前記上部本体内に配設される、請求項15に記載のヘルメット。
- 前記上部エネルギー吸収材料が、発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリウレタン(EPU)、又は発泡ポリオレフィン(EPO)を含み、
前記下部エネルギー吸収材料が、EPP、EPS、EPU、又はEPOを含む、請求項1に記載のヘルメット。 - 前記上部エネルギー吸収材料が、70〜100g/Lの範囲の密度を備え、
前記下部エネルギー吸収材料が、50〜80g/Lの範囲の密度を備える、請求項18に記載のヘルメット。 - 前記ストラップアンカーが、前記上部本体と前記下部本体との間に挟まれ、視界から前記ヘルメット内に隠される、請求項14に記載のヘルメット。
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