JP2017507047A - 保護バリアならびにそれらを作製する方法および使用する方法 - Google Patents

Abstract

フロア保護バリアなどの保護バリア、ならびにそれを作製する方法および使用する方法。該保護バリアは、基材シートおよびエネルギー吸収層を含むことができる。該基材シートは、２つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を有することができる。第１の板紙層は、該基材シートの第１の表面を形成することができ、第２の板紙層は該基材シートの第２の表面を形成することができ、および該１つ以上の糊付け層は、該第１の板紙層と該第２の板紙層との間に配置することができる。該エネルギー吸収層は、該第２の板紙層に固定することができる。

Description

記載される実施形態は、一般的に、フロア保護バリアなどの保護バリア、ならびにそれを作製する方法および使用する方法に関する。

関連出願の相互参照
本願は、本願に引用して援用する２０１４年８月５日出願の米国特許仮出願第６２／０３３，４０２号、および２０１４年２月１８日出願の米国特許仮出願第６１／９４１，４３０号の優先権を主張する。

関連技術の説明
建築物または他の構造物における、建築、修繕、および／または他の作業中に、その中の１つ以上の仕上げ面が、擦過、傷、または他の損傷を減少させるかまたは防止するために保護されることがしばしば必要になる。仕上げ面を保護する試みは、仕上げ面にプラスチック、布、または紙のシートあるいは層を置いて一時的バリアとして役立てることを含んできた。プラスチック、布、または紙のこれらの層が、覆われた仕上げ面に若干の保護を提供するとはいえ、保護されることを意図される仕上げ面に所望のレベルの保護を常に提供するとは限らない。

米国特許出願公開第２００８−２５０７２９号明細書

それ故、フロア、デッキ、調理台、あるいは建築物または他の構造物の他の表面に配置することができる改善された保護バリアが必要である。

フロア保護バリアなどの保護バリア、ならびにそれを作製する方法および使用する方法が提供される。該保護バリアは、基材シートおよびエネルギー吸収層を含むことができる。該基材シートは、２つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を有することができる。第１の板紙層は、該基材シートの第１の表面を形成することができ、第２の板紙層は、該基材シートの第２の表面を形成することができ、および該１つ以上の糊付け層は、該第１の板紙層と該第２の板紙層の間に配置することができる。該エネルギー吸収層は、該第２の板紙層に固定することができる。該保護バリアは、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有し得る。該糊付け層は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の平均耐油脂性値を含むことができる。該保護バリアは、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間以上の耐油脂性浮揚値を含むことができる。

該保護バリアは、該第１の板紙層および該第２の板紙層および１つ以上の糊付け層を含むことができる該基材シートを形成することにより、および該エネルギー吸収層を該基材シート上の該第２の板紙層に固定することにより作製することができる。

記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、板紙層、およびエネルギー吸収層を含む実例となる保護バリアの断面図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも２つの板紙層、およびエネルギー吸収層を含む実例となる保護バリアの断面図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも５つの板紙層、およびエネルギー吸収層を含む実例となる保護バリアの断面図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも６つの板紙層、エネルギー吸収層、表面層、および擦過保護層を含む実例となる保護バリアの断面図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも６つの板紙層、エネルギー吸収層、表面層、および擦過保護層を含むさらに別の実例となる保護バリアの断面図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも２つの板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも２つの板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも５つの板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。 記載される１つ以上の実施形態による、糊付け層、少なくとも５つの板紙層、エネルギー吸収層、および複数の支持部材を含む実例となる保護バリアの透視図を示す図である。

図１は、少なくとも１枚の基材シート１１５および基材シート１１５に固定された少なくとも１つのエネルギー吸収層１２５を含むことができる実例となる保護バリア１００の断面図を示す。基材シート１１５は、板紙層などの少なくとも１つの層１１７、および少なくとも１つの糊付け層１１９を含むことができる。糊付け層１１９は、層１１７とエネルギー吸収層１２５の間に配置することができる。

図２は、少なくとも１枚の基材シート２１５および少なくとも１つのエネルギー吸収層２２５を含むことができる実例となる保護バリア２００の断面図を示す。基材シート２１５は、少なくとも１つの第１の層２１７、少なくとも１つの第２の層２３０、および少なくとも１つの糊付け層２１９含むことができる。糊付け層２１９は、第１の層２１７と第２の層２３０の間に配置することができる。第２の層２３０は、糊付け層２１９とエネルギー吸収層２２５の間に配置することができる。保護バリア１００は、第１のまたは「上側の」表面１０２および第２のまたは「下側の」表面１０４（図１に示す）を有することができ、同様に、保護バリア２００は、第１のまたは「上側の」表面２０２および第２のまたは「下側の」表面２０４を有することができる（図２に示す）。

層１１７、２１７、および／または２３０は、１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１、１２、１３、１４、またはそれを超える独立の、離散的な、個々の、またはそうでなければ別の板紙層であってもよく、またはそれらを含むこともできる。糊付け層１１９および／または２１９は、１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１、１２、１３、１４、またはそれを超える独立の、離散的な、個々の、またはそうでなければ別の糊付け層であってもよく、またはそれらを含むことができる。したがって、基材シート１１５は、２つ以上の別の層（少なくとも１つの層１１７および少なくとも１つの糊付け層１１９）を含むことができ、および基材シート２１５は、３つ以上の別の層（少なくとも１つの第１の層２１７、少なくとも１つの糊付け層２１９、および少なくとも１つの第２の層２３０）を含むことができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、複数の天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができる。天然繊維および／またはリサイクルされた繊維は、リグノセルロース繊維であってもよく、またはそれらを含むことができる。リサイクルされた繊維は、天然繊維および／または合成繊維であってもよく、またはそれらを含むことができる。層１１７、２１７、および／または２３０は、板紙であってもよく、またはそれらを含むことができる。実例となる板紙は、石膏壁板の表面紙、厚紙、板紙、クラフト紙、マニラ紙、ニュースライナー紙（newsliner paper）、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、レーヨン繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。

層１１７、２１７、および／または２３０は、材料の１枚以上のフィルムまたはシートであってもよく、またはそれらを含むことができる。例えば、層１１７、２１７、および／または２３０は、１枚以上のポリマーフィルムであってもよく、またはそれらを含むことができる。実例となるポリマーフィルムは、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、レーヨンフィルム、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。層１１７、２１７、および／または２３０の中に繊維またはフィルムとして含まれ得る他のポリマーは、ポリエチレンコポリマー、ポリプロピレンコポリマー、またはそれらの混合物を含むことができるが、これらに限定されない。適当なコモノマーは、Ｃ_２からＣ_２０オレフィンを含むことができるが、これらに限定されない。したがって、用語「コポリマー」は、２種以上のモノマーで構成されるポリマーを含む。コモノマーは、直鎖または分岐であってもよく、または２つの不飽和炭素−炭素結合を含むことができる（ジエン類）。適当なコモノマーの例として、エチレン；プロピレン；１−ブテン；３−メチル−１−ブテン；３，３−ジメチル−１−ブテン；１−ペンテン；１つ以上のメチル、エチル、またはプロピル置換基を有する１−ペンテン；１−ヘキセン；１つ以上のメチル、エチル、またはプロピル置換基を有する１−ヘキセン；１−ヘプテン；１つ以上のメチル、エチル、またはプロピル置換基を有する１−ヘプテン；１−オクテン；１つ以上のメチル、エチル、またはプロピル置換基を有する１−オクテン；１−ノネン；１つ以上のメチル、エチル、またはプロピル置換基を有する１−ノネン；エチル、メチル、またはジメチルで置換された１−デセン；１−ドデセン；スチレン；またはそれらの任意の組合せもしくは混合物が含まれ得るが、これらに限定されない。数種の典型的なコモノマーは、エチレン、１−ブテン、１−ヘキセン、１−オクテン、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、２つ以上の別の板紙層を含む場合には、その２つ以上の板紙層は、互いに貼り合わされ、接着され、結合され、定着されるかまたは別の方法で固定され得る。例えば、複数の板紙層は、一緒に圧縮して隣接する各層の繊維を絡ませ、または別の方法で隣接するまたは近接する層が少なくとも部分的に互いに固定されるように互いに接触させることができる。別の例では、１種以上の接着剤または結合剤を使用して、複数の別の板紙層を互いに固定することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、層１１７、２１７、および／または２３０と同様であってもよいが、１種以上の糊付け剤を含むことができる。例えば、糊付け層１１９および／または２１９は、糊付け剤および複数の天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。糊付け剤は、１種以上の粘土系材料、ロジン、ロジン系化合物、ラテックス、ラテックス系材料、デンプン、加工デンプン、ゼラチン、ワックス、アクリル系コポリマー、アルキルケテンダイマー（ＡＫＤ）、アルキルコハク酸無水物（ＡＳＡ）、ポリアミド−エピハロヒドリン（ＰＡＥ）樹脂（例えば、ポリアミドアミン−エピクロロヒドリン）、スチレン無水マレイン酸（ＳＭＡ）樹脂、スチレンマレイミド（ＳＭＩ）樹脂、スチレンアクリル系エマルション（ＳＡＥ）、スチレンアクリル酸（ＳＡＡ）樹脂、エチレンアクリル酸（ＥＡＡ）樹脂、ポリウレタン（ＰＵＲ）樹脂、グリオキシル化されたポリアクリルアミド（ＧＰＡｍ）樹脂、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができるが、これらに限定されない。糊付け剤は、糊付け層１１９および／または２１９内に実質的に均一に分散していてもまたは非均一に分散していてもよい。

糊付け層１１９および／または２１９が２つ以上の別の糊付け層を含むならば、その２つ以上の糊付け層は、互いに貼り合わされ、接着され、結合され、定着されるかまたは別の方法で固定され得る。例えば、複数の糊付け層は、一緒に圧縮して隣接する各層の繊維を絡ませ、または別の方法で隣接するかまたは近接する層が少なくとも部分的に互いに固定されるように、互いに接触させることができる。別の例では、１種以上の接着剤または結合剤を使用して複数の別の糊付け層を互いに固定することができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、約０．０１ｇ／ｇ（約２３℃における板紙層１ｇ当たりの水のｇ数）、約０．０３ｇ／ｇ、約０．０５ｇ／ｇ、約０．０７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇ、約０．１５ｇ／ｇ、約０．２ｇ／ｇ、約０．３ｇ／ｇ、約０．５ｇ／ｇ、約０．７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇ、約１．３ｇ／ｇ、または約１．５ｇ／ｇから約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約３．５ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約４．５ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、約７ｇ／ｇ、約８ｇ／ｇ、約９ｇ／ｇ、または約１０ｇ／ｇの吸水性を有することができる。層１１７、２１７、および／または２３０は、少なくとも０．０５ｇ／ｇ、少なくとも０．０７ｇ／ｇ、少なくとも０．１ｇ／ｇ、少なくとも０．１３ｇ／ｇ、少なくとも０．１５ｇ／ｇ、少なくとも０．２ｇ／ｇ、少なくとも０．３ｇ／ｇ、少なくとも０．４ｇ／ｇ、少なくとも０．５ｇ／ｇ、少なくとも０．６ｇ／ｇ、少なくとも０．７ｇ／ｇ、少なくとも０．８ｇ／ｇ、少なくとも０．９ｇ／ｇ、少なくとも１ｇ／ｇ、または少なくとも１．１ｇ／ｇおよび約１．５ｇ／ｇ、約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、または約７ｇ／ｇまでの吸水性を有することができる。例えば、層１１７、２１７、および／または２３０は、約０．０１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、または約１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇの吸水性を有することができる。吸水性は、Ｃｏｂｂ試験に従って１８０秒の間および約２３℃の温度で測定することができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、約１、約２、約３、または約４から約７、約８、約９、または約１０の空隙体積比を有することができる。例えば、層１１７、２１７、および／または２３０は、少なくとも１、少なくとも１．５、少なくとも２、少なくとも２．５、少なくとも３、少なくとも３．５、または少なくとも４および約７、約８、約９、または約１０までの空隙体積比を有することができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、層１１７、２１７、および／または２３０の各々は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

層１１７、２１７、および／または２３０は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、層１１７、２１７、および／または２３０の各々は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、ＡＳＴＭ Ｅ９６／Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、１日に６４５．１６平方センチメートル当たり約５、約１０、または約１５グラム（ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間）から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。幾つかの例において、糊付け層１１９および／または２１９は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５、約１８５、約１９５、約２０５、または約２１５グラムから、６．３５ｍｍのたわみ当たり約２２０、約２３０、約２４０、約２５０、約２６０、約２６２、約２６５、または約２７０グラムの乾燥剛性を有することができる。例えば、糊付け層１１９および／または２１９は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５から約２７０、約１７５から約２６２、約１８５から約２７０、または約１８５から約２６５グラムの乾燥剛性を有することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、糊付け層１１９および／または２１９は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、１種以上の油、グリース、脂肪、または他の有機系化合物または材料に対するバリアを提供する耐油脂性（ＯＧＲ）の性質を有することができる。実例となる有機系化合物または材料は、油、グリース、脂肪、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキの流体、自動変速機流体、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。幾つかの例において、１つ以上の層１１７、２１７、および／または２３０および／またはエネルギー吸収層１２５および／または２２５は、糊付け層１１９および／または２１９のようなＯＧＲの性質を有することができる。

１態様において、ＯＧＲの性質は、米国ジョージア州Ｎｏｒｃｒｏｓｓのパルプ製紙業界技術協会（Technical Association of the Pulp and Paper Industry）により確立され、米国ミネソタ州Ｓｔ．Ｐａｕｌの３Ｍ社から市販の「３Ｍ試験キット」といわれる試験キット（ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験）を使用して測定または別の方法で決定することができる。「３Ｍ試験キット」は、種々の濃度を有するヒマシ油、トルエン、およびｎ−ヘプタンで構成される１２種の溶液を含む。各油溶液は、糊付け層１１９および／または２１９の試料部分に適用することができる。糊付け層１１９および／または２１９の表面に、欠陥（例えば、層を通して濡らす）を生じさせずにとどまる最高の点数の溶液（最も攻撃的）が、液体濡れおよび浸透に基づいて０から１２（最悪から最良へ）の整数として評点をつけられてＯＧＲ値として報告される。試験は、複数回繰り返すことができ、平均ＯＧＲ値を各試料について計算することができる。

糊付け層１１９および／または２１９は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６、約６．２、約６．４、約６．６、約６．８、約７、約７．２、約７．４、約７．６、約７．８、約８、約８．２、約８．４、約８．６、約８．８、約９、約９．２、約９．４、約９．６、約９．８、約１０、約１０．１、約１０．２、約１０．３、約１０．４、約１０．５、約１０．６、約１０．７、約１０．８、約１０．９、約１１、約１１．１、約１１．２、約１１．３、約１１．４、約１１．５、約１１．６、約１１．７、約１１．８、約１１．９、約１２の平均ＯＧＲ値を、独立に有することができる。幾つかの例において、糊付け層１１９および／または２１９は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６から約１２、約８から約１２、約１０から約１２、約８から約１１、または約６から約１０のＯＧＲ値または平均ＯＧＲ値を独立に有することができる。

保護バリア１００および２００のＯＧＲの性質は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って、ボート浮遊試験を使用することにより測定または別の方法で決定することができる。ボート浮遊試験において、保護バリア１００および２００は、ボート形の試料に折りたたみ、次に湿潤溶液に所定の時間浮遊させる。ＯＧＲ浮揚値は、ボート形の試料が湿潤溶液中にうまく浮遊したままでいられた（湿潤溶液に沈むのと反対に）時間の長さにより決定することができる。湿潤溶液は、１種以上の有機系化合物、油、グリース、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、標準化された炭化水素溶液、例えば、３Ｍ試験キットからの溶液のいずれか（例えば、溶液は、ヒマシ油、トルエン、またはｎ−ヘプタンを含むことができる）、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができる。本明細書において使用する、ＯＧＲ浮揚値は、特に断らない限り、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って自動車ブレーキ流体について約１００℃の温度で測定することができる。

保護バリア１００および／または２００は、各保護バリア１００、２００のための約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形試料の各辺の約２．５４ｃｍを折りたたむことなどにより、ボート形の試料に折りたたむことができる。各保護バリア１００、２００は、上側の表面１０２、２０２が内側および上側に向いてボート形の試料内にあり、一方、下側の表面１０４、２０４は下側および外側に向いてボート形の試料の外側にあるように折りたたむことができる。ボート形の試料の角の各々はステープラでとめることができる。バット内に入れた湿潤溶液（例えば、液圧の流体または自動車ブレーキ流体）は、加熱して約１００℃の温度に維持することができる。保護バリア１００、２００のボート形の試料は、上側の表面１０２、２０２が湿潤溶液のない方に向いて配置され、下側の表面１０４、２０４は加熱された湿潤溶液中に向いて配置されるように、加熱された湿潤溶液中に置くことができる。保護バリア１００、２００のボート形の試料をモニターして記録することができる時間は、例えば、約３０秒または約３カ月などの任意の期間である。

幾つかの例において、保護バリア１００および／または２００は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約０．１時間、約０．５時間、約１時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。幾つかの特定の例では、保護バリア１００および／または２００は、約４時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア１００および／または２００は、約８時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア１００および／または２００は、２４時間を超える、または４８時間を超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。

保護バリア１００および２００のＯＧＲの性質は、スピルキャッチ試験（spill catch test）を使用することによっても測定または別の方法で決定することができる。スピルキャッチ試験では、保護バリア１００または２００の試料は、床になる表面上に置かれて、次に湿潤流体が上側の表面１０２または２０２に加えられる。所定の時間後、床になる表面が湿潤流体の存在について検査される。ＯＧＲスピルキャッチ値は、湿潤流体を試料に曝したときから床になる表面を検査して湿潤流体が存在しないままであったときまでに経過した時間の長さの最大値によって決定することができる。保護バリア試料は、各保護バリア１００、２００について、約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形の試料であることができる。湿潤流体は、約１０ｍＬの量であってよく、１種以上の有機系流体、例えば、油、グリース、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、３Ｍ試験キットからの溶液の任意のものなどの標準化された炭化水素溶液、またはそれらの任意の混合物などであってもよく、またはそれらを含むことができる。保護バリア１００、２００の試料は、例えば、約１５分から約２４時間または約７日などの任意の期間モニターして記録することができる。本明細書において使用する、ＯＧＲスピルキャッチ値は、特に断らない限り、約２３℃の温度で１０ｍＬの自動変速機流体を参照として提供される。

幾つかの例において、保護バリア１００および／または２００は、約０．１時間、約０．５時間、または約１時間から約１．５時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。幾つかの特定の例で、保護バリア１００および／または２００は、約０．５時間から約２４時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア１００および／または２００は、約１時間から約１８時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア１００および／または２００は、２４時間を超えるかまたは４８時間を超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、層１１７、２１７、および／または２３０と同様であってもよい。例えば、エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物の複数を含むまたは含有することができる。エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、開孔発泡体、閉孔発泡体、または開孔発泡体と閉孔発泡体の組合せまたは混合物を含むことができる。幾つかの特定の例で、エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、硬木繊維、軟木繊維、またはそれらの混合物などの未加工の天然繊維を含有することができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、対応する基材シート１１５および／または２１５に貼り合わされ、接着され、結合され、定着されるかまたは別の方法で固定され得る。例えば、１種以上の接着剤または結合剤を使用して、エネルギー吸収層１２５および／または２２５を、対応する基材シート１１５および／または２１５に固定することができる。任意の２つの隣接する層、すなわち、層１１７、２１７、および２３０、糊付け層１１９および２１９、およびエネルギー吸収層１２５および２２５の任意の２つを固定するために使用することができる、実例となる接着剤としては、デンプン系接着剤、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、酸化的結合剤、またはそれらの任意の混合物が含まれ得るが、これらに限定されない。少なくとも１つの例では、接着剤は、存在する場合には、デンプン系接着剤であってもよく、またはそれらを含むことができる。

開孔または閉孔発泡体などの発泡体を含むエネルギー吸収層１２５および／または２２５のために、発泡体は、任意の所望の形状または外形を有することができる。例えば、発泡体は、連続したシートまたは層の形態であってもよい。別の例では、発泡体は、対応する基材シート１１５、２１５の辺の付近に、非連続の様式で、無作為にまたは系統的に配置されて、エネルギー吸収層１２５および／または２２５の複数の島または領域が対応する基材シート１１５、２１５に固定され得る。別の例では、発泡体は、対応する基材シート１１５、２１５の辺の付近に、複数の線のような規則的なパターンで配置されて、発泡体が、対応する基材シート１１５、２１５の辺の長さまたは幅に沿った複数の隆線を形成することができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約０．９ｍｍ、または約０．３ｍｍから約０．８ｍｍの厚さを有することができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、１つまたは多数の縦溝を含み得る波形の層であってもよい。図１および２には、外面の板を含めずに、エネルギー吸収層１２５および２２５が波形のまたは縦溝のある層として描かれている。しかしながら、他の例では、エネルギー吸収層１２５および２２５は、単一の外面板、単一の壁板、または多壁板、例えば、二重壁板または三重壁板など（図示せず）などであってもよく、またはそれらを含むことができる。それ故、エネルギー吸収層１２５または２２５の各々は、１つ以上の波形のまたは縦溝のある層および１つ以上の壁板または外面板を独立に含むことができる。

１つまたは多数の縦溝を含むエネルギー吸収層１２５および／または２２５について、縦溝の高さおよび／またはエネルギー吸収層１２５および／または２２５の厚さは、平衡点から縦溝の峰の最高の点までの垂直の高さと平衡点から縦溝の谷の最低の点までの垂直の深さとの合計を含むことができる。１つまたは多数の縦溝を含むエネルギー吸収層１２５および／または２２５の幾つかの例において、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層１２５、２２５の厚さ）は、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、約０．２ｍｍ、約０．３ｍｍ、約０．４ｍｍ、または約０．５ｍｍから約０．５５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．６５ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．８５ｍｍ、約０．９ｍｍ、約０．９５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．０５ｍｍ、約１．１ｍｍ、約１．１５ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．３５ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．４５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．５５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．６５ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．８５ｍｍ、約１．９ｍｍ、約１．９５ｍｍ、約２ｍｍ、約２．０５ｍｍ、約２．１ｍｍ、約２．１５ｍｍ、約２．２ｍｍ、約２．２５ｍｍ、約２．３ｍｍ、約２．３５ｍｍ、約２．４ｍｍ、約２．４５ｍｍ、約２．５ｍｍ、約２．５５ｍｍ、約２．６ｍｍ、約２．６５ｍｍ、約２．７ｍｍ、約２．７５ｍｍ、約２．８ｍｍ、約２．８５ｍｍ、約２．９ｍｍ、約２．９５ｍｍ、約３ｍｍ、約３．５ｍｍ、約４ｍｍ、約４．５ｍｍ、約５ｍｍ、約５．５ｍｍ、約６ｍｍ、約６．５ｍｍ、約７ｍｍ、約７．５ｍｍ、約８ｍｍであるか、またはそれを超えることもできる。例えば、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層１２５、２２５の厚さ）は、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．６ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．７ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．８ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１８ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１６ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１４ｍｍ、約１．１４ｍｍから約１．１８ｍｍ、または約１．１６ｍｍから約１．１８ｍｍであってもよい。幾つかの例において、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層１２５、２２５の厚さ）は、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約０．９ｍｍ、または約０．３ｍｍから約０．８ｍｍであってもよい。他の例では、１つまたは多数の縦溝を含むエネルギー吸収層１２５および／または２２５は、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せを含むことができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、エネルギー吸収層１２５および／または２２５と、保護バリア１００および／または２００により保護されるべき表面との間で、保護バリア１００および／または２００のエネルギー吸収層１２５および／または２２５と向かい合う側の表面面積に対して減少した接触を有する接触表面を提供するように配置することができる。例えば、エネルギー吸収層１２５および／または２２５との間の接触面積は、エネルギー吸収層１２５および／または２２５と向かい合う保護バリア１００および／または２００の表面面積より、約５％小さいか、約１０％小さいか、約１５％小さいか、約２０％小さいか、約２５％小さいか、約３０％小さいか、約３５％小さいか、約４０％小さいか、約４５％小さいか、約５０％小さいか、約５５％小さいか、約６０％小さいか、約６５％小さいか、約７０％小さいか、約７５％小さいか、約８０％小さいか、約８５％小さいか、約９０％小さいか、または約９５％小さいことがあり得る。例えば、開孔および／または閉孔発泡体を保護バリア１００および／または２００の辺に沿って固定することにより形成された複数の縦溝または複数の隆線を有する波形の層を含むエネルギー吸収層１２５および／または２２５は、エネルギー吸収層１２５および／または２２５と向かい合う保護バリア１００および／または２００の表面面積よりも、約２５％から約８５％、約５０％から約７５％、約６５％から約８０％、または約３５％から約７５％小さい減少した接触面積を有し得る。エネルギー吸収層１２５および／または２２５と保護されるべき表面との間の接触面積を減少させることは、その上に置かれたときに、保護バリア１００および／または２００が、保護されるべき表面における擦過または他の表面の破壊を生じさせることがある傾向または尤度を減少させることができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約５０ｇ／ｍ^２から約４００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約２００ｇ／ｍ^２、約１１０ｇ／ｍ^２から約１６０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、１つまたは多数の縦溝を含むことができ、各多数の縦溝は、１直線メートル当たり約５０の縦溝、約７５の縦溝、約１００の縦溝、約１５０の縦溝、約２００の縦溝、または約２５０の縦溝から約５００の縦溝、約６００の縦溝、約７００の縦溝、約８００の縦溝、約９００の縦溝、または約１，０００の縦溝を含むことができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層１２５または２２５中における各多数の縦溝は、約５０の縦溝／直線メートルから約１，０００の縦溝／直線メートル、約１００の縦溝／直線メートルから約８００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約７００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約５００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約４００の縦溝／直線メートル、約２５０の縦溝／直線メートルから約３５０の縦溝／直線メートル、または約２８０の縦溝／直線メートルから約３２０の縦溝／直線メートルを含むことができる。

エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の、またはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。例えば、エネルギー吸収層１２５および／または２２５は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

層１１７、２１７、および／または２３０、糊付け層１１９および／または２１９、および／またはエネルギー吸収層１２５および／または２２５のいずれか１つ以上も、１種以上の湿潤強化剤を含むことができる。実例となる湿潤強化剤は、ＰＡＥ樹脂、ＳＭＡ樹脂、ＳＭＩ樹脂、ＧＰＡｍ樹脂の１種以上、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。層１１７、２１７、および／または２３０、糊付け層１１９および／または２１９、および／またはエネルギー吸収層１２５および／または２２５のいずれかの１つ以上も、１種以上の難燃剤も含むことができる。実例となる難燃剤は、スチレンブタジエン、酢酸ビニルエチレン（ＶＡＥ）コポリマー、ラテックス、アルミニウム三水和物（例えば、水酸化アルミニウムまたはアルミナ三水和物）、粘土、炭酸カルシウム、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。

難燃剤または難燃層（存在する場合には）は、保護バリア１００および／または２００に、コーティング、フィルム、または他の別のまたは独立の層として適用することができる。例えば、保護バリア１００および／または２００中の難燃剤または難燃層（存在する場合には）は、液体エマルション、懸濁液、分散、または他の流動性の混合物として、噴霧、浸漬コーティング、霧化、刷毛がけ、または任意の他の適当な方法により、保護バリア１００および／または２００に適用することができる。幾つかの例において、難燃剤または難燃層は、保護バリア１００、２００の上側の表面１０２、２０２および／または下側の表面１０４、２０４に適用することができる。他の例では、難燃剤または難燃層は、層１１７、２１７、および／または２３０、糊付け層１１９および／または２１９、および／またはエネルギー吸収層１２５および／または２２５の１つ以上に適用またはその内部に含有され得る。実例となる難燃剤は、スチレンブタジエン、ＶＡＥコポリマー、ラテックス、アルミニウム三水和物（例えば、水酸化アルミニウムまたはアルミナ三水和物）、粘土、炭酸カルシウム、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。

保護バリア１００および／または２００の厚さは、基材シート１１５および／または２１５の厚さおよびエネルギー吸収層１２５および／または２２５の厚さを含んで測定することができる。保護バリア１００および／または２００は、約０．２ｍｍ、約０．５ｍｍ、約１ｍｍ、約２ｍｍ、または約３ｍｍから約５ｍｍ、約６ｍｍ、約７ｍｍ、約８ｍｍ、約９ｍｍ、または約１０ｍｍの厚さを有することができる。幾つかの例において、保護バリア１００および／または２００は、約０．５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．９ｍｍ、または約１ｍｍから約１．１ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．９ｍｍ、約２ｍｍ、約２．５ｍｍ、または約３ｍｍの厚さを有することができる。例えば、保護バリア１００および／または２００は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍ、約０．２ｍｍから約５ｍｍ、約０．２５ｍｍから約２．５ｍｍ、約０．３ｍｍから約２ｍｍ、約０．３５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．５ｍｍから約１０ｍｍ、約０．５ｍｍから約８ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約１ｍｍから約１０ｍｍ、約１ｍｍから約８ｍｍ、約１ｍｍから約５ｍｍ、約２ｍｍから約１０ｍｍ、約２ｍｍから約８ｍｍ、または約２ｍｍから約５ｍｍの厚さを有することができる。

保護バリア１００および／または２００は、約０．１ｍ、約０．２ｍ、約０．２５ｍ、約０．５ｍ、または約１ｍから約２ｍ、約３ｍ、約４ｍ、または約５ｍの幅および／または長さを有することができる。例えば、保護バリア１００および／または２００は、約０．２ｍから約５ｍ、約０．２ｍから約４ｍ、約０．２ｍから約３ｍ、約０．２ｍから約２ｍ、約０．２ｍから約１ｍ、約０．２５ｍから約２ｍ、約０．２５ｍから約４ｍ、約０．２５ｍから約６ｍ、約０．４ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約５ｍ、約０．５ｍから約４ｍ、約０．５ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約２ｍ、または約０．５ｍから約１ｍの幅および／または長さを有することができる。

保護バリア１００および／または２００は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、保護バリア１００および／または２００は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

保護バリア１００および／または２００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。幾つかの例において、保護バリア１００および／または２００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約１５０、約５から約１００、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

保護バリア１００、２００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５、約１０、約１５、または約２０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００、約１０５、約１１０、約１１５、約１２０、約１２５、約１３０、約１３５、約１４０、約１４５、約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える蒸気透過率を有することができる。幾つかの例において、保護バリア１００、２００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５から約１５０、約１０から約５０、約１５から約４０、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の蒸気透過率を有することができる。

図３は、１枚以上の基材シート３１０および１つ以上のエネルギー吸収層３４０を含み得る別の実例となる保護バリア３００の断面図を示す。エネルギー吸収層３４０は、基材シート３１０に貼り合わされ、接着され、結合され、定着されるかまたは別の方法で固定され得る。基材シート３１０は、１つ以上の層（例えば、板紙層）（３３０、３３１、３３２、３３３、および３３４の５層が図示されている）および１つ以上の糊付け層（３２０、３２１、３２２、および３２３の４層が図示されている）を含むことができる。糊付け層３２０〜３２３は、少なくとも１つ以上の層３３０〜３３４とエネルギー吸収層３４０の間に配置することができる。例えば、図３に示すように、糊付け層３２０〜３２３は、層３３１〜３３４とエネルギー吸収層３４０の間に配置することができる。保護バリア３００もやはり、１つ以上の糊付け層３２０〜３２３とエネルギー吸収層３４０の間に配置された少なくとも１つ以上の層３３０〜３３４を含むことができる。例えば、層３３０は、１つ以上の糊付け層３２０〜３２３とエネルギー吸収層３４０の間に配置することができる。

基材シート３１０は、２つ以上の層３３０〜３３４の間に配置された１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を含むことができ、その結果、２つ以上の層３３０〜３３４の層３３４が保護バリア３００の第１のまたは「上側の」表面３０２を形成することができる。第１の表面３０２は、基材シート３１０の第１のまたは「上側の」表面３１２であることもできる。エネルギー吸収層３４０は、基材シート３１０の第２のまたは「下側の」表面３１４に固定されることができ、保護バリア３００の第２のまたは「下側の」表面３０４を形成することができる。エネルギー吸収層３４０は、複数の縦溝３４２を有することができる。１例では、エネルギー吸収層３４０は、２つ以上の層３３０〜３３４の層３３０に固定することができる。１つ以上の糊付け層３２０〜３２３は、少なくとも層３３０と少なくとも層３３４の間に配置することができる。幾つかの例において、層３３１〜３３３の任意の１つ以上を、１つ以上の糊付け層３２０〜３２３と層３３４の間に（図３に示したように）または１つ以上の糊付け層３２０〜３２３と層３３０の間に（図示せず）独立に配置することができる。

基材シート３１０は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、基材シート３１０は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

基材シート３１０は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、基材シート３１０は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

１例では、図３に示したように、基材シート３１０は、４つの糊付け層３２０〜３２３などの複数の糊付け層３２０〜３２３、および６つの層３３０〜３３４などの複数の層３３０〜３３４を有することができる。他の例では、図示していないが、基材シート３１０は、単一層、２層、３層、または約１０層までまたはそれを超える糊付け層、例えば、糊付け層３２０〜３２３などを有することができ、１層から約１０層またはそれを超える板紙層、例えば層３３０〜３３４などを独立に有することができる。それ故、糊付け層３２０〜３２３は、独立にまたは一緒に、層３３０〜３３４の間に固定され、結合され、または別の方法で配置されることができる。幾つかの例において、基材シート３１０は、２つの板紙層から約１０の板紙層、例えば層３３０〜３３４などを有することができ、１つの糊付け層から約５つの糊付け層、例えば、糊付け層３２０〜３２３なども有することができる。他の例では、基材シート３１０は、４つの板紙層から約８つの板紙層、例えば、層３３０〜３３４などを有することができ、２つの糊付け層から約４つの糊付け層、例えば、糊付け層３２０〜３２３なども有することができる。幾つかの例においては、複数の糊付け層が、互いに連続して配置されて、糊付け層３２０〜３２３を形成することができる。他の例では、複数の板紙層が、互いに連続して配置されて、層３３０〜３３４を形成することができる。

保護バリア３００の基材シート３１０は、１種以上の湿潤強化剤を含むことができる。幾つかの例において、１つ以上の層３３０〜３３４および／または１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を含む（これらに限定されないが）基材シート３１０は、１種以上の湿潤強化剤を含有することができる。湿潤強化剤は樹脂であってもよく、ＰＡＥ樹脂、ＳＭＡ樹脂、ＳＭＩ樹脂、ＧＰＡｍ樹脂、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。基材シート３１０は、１種以上の難燃剤を含むことができる。幾つかの例において、難燃剤または難燃層は、保護バリア３００の上側の表面３０２および／または下側の表面３０４に適用することができる。他の例では、基材シート３１０は、１種以上の難燃剤をさらに含有する１つ以上の層３３０〜３３４を有することができ、または１種以上の難燃剤をさらに含有する１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を有することができる。他の例では、難燃剤または難燃層は、エネルギー吸収層３４０に適用またはその内部に含有され得る。実例となる難燃剤は、スチレンブタジエン、ＶＡＥコポリマー、ラテックス、アルミニウム三水和物（例えば、水酸化アルミニウムまたはアルミナ三水和物）、粘土、炭酸カルシウム、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。

保護バリア３００の層３３０〜３３４は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含有することができる。例えば、層３３０〜３３４は、石膏壁板表面紙、厚紙、板紙、クラフト紙、マニラ紙、ニュースライナー紙、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。

層３３０〜３３４の各々は、約０．０１ｇ／ｇ（約２３℃における板紙層１ｇ当たりの水のｇ数）、約０．０３ｇ／ｇ、約０．０５ｇ／ｇ、約０．０７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇ、約０．１５ｇ／ｇ、約０．２ｇ／ｇ、約０．３ｇ／ｇ、約０．５ｇ／ｇ、約０．７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇ、約１．３ｇ／ｇ、または約１．５ｇ／ｇから約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約３．５ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約４．５ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、約７ｇ／ｇ、約８ｇ／ｇ、約９ｇ／ｇ、または約１０ｇ／ｇの吸水性を有することができる。層３３０〜３３４の各々は、少なくとも０．０５ｇ／ｇ、少なくとも０．０７ｇ／ｇ、少なくとも０．１ｇ／ｇ、少なくとも０．１３ｇ／ｇ、少なくとも０．１５ｇ／ｇ、少なくとも０．２ｇ／ｇ、少なくとも０．３ｇ／ｇ、少なくとも０．４ｇ／ｇ、少なくとも０．５ｇ／ｇ、少なくとも０．６ｇ／ｇ、少なくとも０．７ｇ／ｇ、少なくとも０．８ｇ／ｇ、少なくとも０．９ｇ／ｇ、少なくとも１ｇ／ｇ、または少なくとも１．１ｇ／ｇおよび約１．５ｇ／ｇ、約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、または約７ｇ／ｇまでの吸水性を有することができる。例えば、層３３０〜３３４の各々は、約０．０１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、または約１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇの吸水性を有することができる。吸水性は、Ｃｏｂｂ試験に従って１８０秒の間および約２３℃の温度で測定することができる。

層３３０〜３３４の各々は、約１、約２、約３、または約４から約７、約８、約９、または約１０の空隙体積比を有することができる。例えば、層３３０〜３３４の各々は、少なくとも１、少なくとも１．５、少なくとも２、少なくとも２．５、少なくとも３、少なくとも３．５、または少なくとも４および約７、約８、約９、または約１０までの空隙体積比を有することができる。

層３３０〜３３４の各々は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、層３３０〜３３４の各々は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

層３３０〜３３４の各々は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、層３３０〜３３４の各々は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

第１の層３３４は、保護バリア３００の上側のまたは第１の表面３０２を形成することができ、およびエネルギー吸収層３４０は、保護バリア３００の下側のまたは第２の表面３０４を形成することができる。幾つかの例において、「第１の」層３３４は、１種以上の湿潤強化剤を含有することができる。他の例では、保護バリア３００の上側のまたは第１の表面３０２を形成するかまたはそれに隣接する「第１の２」層３３３、３３４が、１種以上の湿潤強化剤を含有することができる。他の例では、保護バリア３００の上側のまたは第１の表面３０２を形成しているか、またはそれに隣接している「第１の３」層３３２〜３３４が、１種以上の湿潤強化剤を含有することができる。典型的な湿潤強化剤は、ＰＡＥ樹脂、ＳＭＡ樹脂、ＳＭＩ樹脂、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。

保護バリア３００の糊付け層３２０〜３２３は、１つ以上のタイプの繊維および１種以上の糊付け剤を含有することができる。典型的な繊維は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。例えば、糊付け層３２０〜３２３は、石膏壁板表面紙、厚紙、板紙、クラフト紙、マニラ紙、ニュースライナー紙、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。糊付け層３２０〜３２３の各々は、粘土系材料、ロジンまたはロジン系化合物、ラテックスまたはラテックス系材料、デンプンまたは加工デンプン、ゼラチン、ワックス、アクリル系コポリマー、ＡＫＤ、ＡＳＡ、ＰＡＥ、ＳＭＡ、ＳＭＩ、ＳＡＥ、ＳＡＡ、ＥＡＡ、ＰＵＲ、ロジンおよびＡＳＡ組成物、ゼラチンおよびＰＵＲ組成物、またはそれらの任意の混合物を含む１種以上の糊付け剤を含有するかまたは含むことができる。

糊付け層３２０〜３２３の各々は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、糊付け層３２０〜３２３の各々は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

糊付け層３２０〜３２３の各々は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、糊付け層３２０〜３２３の各々は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

糊付け層３２０〜３２３は、油、グリース、脂肪、または他の有機系化合物または材料の１種以上にバリアを提供するＯＧＲの性質を有することができる。実例となる有機系化合物または材料は、油、グリース、脂肪、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。幾つかの例において、１つ以上の層３３０〜３３４が、糊付け層３２０〜３２３および／またはエネルギー吸収層３４０と同様のＯＧＲの性質を有することができる。

１態様において、ＯＧＲの性質は、米国ジョージア州Ｎｏｒｃｒｏｓｓのパルプ製紙業界技術協会（Technical Association of the Pulp and Paper Industry）により確立され、米国ミネソタ州Ｓｔ．Ｐａｕｌの３Ｍ社から市販の「３Ｍ試験キット」といわれる試験キット（ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性ための標準的試験）を使用して測定または別の方法で決定することができる。「３Ｍ試験キット」は、種々の濃度を有するヒマシ油、トルエン、およびｎ−ヘプタンで構成される１２種の溶液を含む。各油溶液は、糊付け層３２０〜３２３の試料部分に適用することができる。糊付け層３２０〜３２３の表面に、欠陥（例えば、層を通して濡らす）を生じさせずにとどまる最高の点数の溶液（最も攻撃的）が、液体濡れおよび浸透に基づいて０から１２（最悪から最良へ）の整数として評点をつけられてＯＧＲ値として報告される。試験は、複数回繰り返すことができ、平均ＯＧＲ値を各試料について計算することができる。

糊付け層３２０〜３２３は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６、約６．２、約６．４、約６．６、約６．８、約７、約７．２、約７．４、約７．６、約７．８、約８、約８．２、約８．４、約８．６、約８．８、約９、約９．２、約９．４、約９．６、約９．８、約１０、約１０．１、約１０．２、約１０．３、約１０．４、約１０．５、約１０．６、約１０．７、約１０．８、約１０．９、約１１、約１１．１、約１１．２、約１１．３、約１１．４、約１１．５、約１１．６、約１１．７、約１１．８、約１１．９、約１２の平均ＯＧＲ値を、独立に有することができる。幾つかの例において、糊付け層３２０〜３２３は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６から約１２、約８から約１２、約１０から約１２、約８から約１１、または約６から約１０のＯＧＲ値または平均ＯＧＲ値を独立に有することができる。

保護バリア３００のＯＧＲの性質は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って、ボート浮遊試験を使用することにより測定または別の方法で決定することができる。ボート浮遊試験において、保護バリア３００は、ボート形の試料に折りたたみ、次に湿潤溶液に所定の時間浮遊させる。ＯＧＲ浮揚値は、ボート形の試料が湿潤溶液中にうまく浮遊したままでいられた（湿潤溶液に沈むのと反対に）時間の長さにより決定することができる。湿潤溶液は、１種以上の有機系化合物、油、グリース、有機溶媒、標準化された炭化水素溶液、例えば、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、３Ｍ試験キットからのいずれかの溶液（例えば、溶液は、ヒマシ油、トルエン、またはｎ−ヘプタンを含むことができる）、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができる。本明細書において使用する、ＯＧＲ浮揚値は、特に断らない限り、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って、自動車ブレーキ流体について約１００℃の温度で測定することができる。

幾つかの例において、保護バリア３００は、保護バリア３００のための約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形試料の各辺の約２．５４ｃｍを折りたたむことなどにより、ボート形の試料に折りたたむことができる。保護バリア３００は、上側の表面３０２が内側および上側に向いてボート形の試料内にあり、一方、下側の表面３０４は下側および外側に向いてボート形の試料の外側にあるように折りたたむことができる。ボート形の試料の角の各々はステープラでとめることができる。バット内に入れた湿潤溶液（例えば、液圧の流体または自動車ブレーキ流体）は、加熱して約１００℃の温度に維持することができる。保護バリア３００のボート形の試料は、上側の表面３０２が湿潤溶液のない方に向いて配置され、下側の表面３０４は加熱された湿潤溶液中に向いて配置されるように、加熱された湿潤溶液中に置くことができる。保護バリア３００のボート形の試料をモニターして記録することができる時間は、例えば、約３０秒または約３カ月などの任意の期間である。

幾つかの例において、保護バリア３００は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約０．１時間、約０．５時間、約１時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。幾つかの特定の例では、保護バリア３００は、約４時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア３００は、約８時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア３００は、２４時間を超える、または４８時間を超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。

保護バリア３００のＯＧＲの性質は、スピルキャッチ試験を使用することによっても測定または別の方法で決定することができる。スピルキャッチ試験では、保護バリア３００の試料は、床になる表面上に置かれて、次に湿潤流体が上側の表面３０２に加えられる。所定の時間後、床になる表面が湿潤流体の存在について検査される。ＯＧＲスピルキャッチ値は、湿潤流体を試料に曝したときから床になる表面を検査して湿潤流体が存在しないままであったときまでに経過した時間の長さの最大値によって決定することができる。保護バリア試料は、保護バリア３００のための約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形試料であることができる。湿潤流体は、油、グリース、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、３Ｍ試験キットからのいずれかの溶液などの標準化された炭化水素溶液、またはそれらの任意の混合物などの約１０ｍＬの量の１種以上の有機系流体であってもよく、またはそれらを含むことができる。保護バリア３００の試料は、例えば、約１５分から約２４時間または約７日などの任意の期間モニターして記録することができる。本明細書において使用する、ＯＧＲスピルキャッチ値は、特に断らない限り、約２３℃の温度で１０ｍＬの自動変速機流体を参照として提供される。

幾つかの例において、保護バリア３００は、約０．１時間、約０．５時間、または約１時間から約１．５時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。幾つかの特定の例で、保護バリア３００は、約０．５時間から約２４時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア３００は、約１時間から約１８時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア３００は、２４時間を超えるかまたは４８時間を超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。

糊付け層３２０〜３２３の各々は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の、またはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。幾つかの例において、糊付け層３２０〜３２３は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を独立に有することができる。

糊付け層３２０〜３２３の各々は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５、約１８５、約１９５、約２０５、または約２１５グラムから、６．３５ｍｍのたわみ当たり約２２０、約２３０、約２４０、約２５０、約２６０、約２６２、約２６５、または約２７０グラムの乾燥剛性を有することができる。例えば、糊付け層３２０〜３２３の各々は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５から約２７０、約１７５から約２６２、約１８５から約２７０、または約１８５から約２６５グラムの乾燥剛性を有することができる。

保護バリア３００のエネルギー吸収層３４０は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含有することができる。多くの例で、エネルギー吸収層３４０は、硬木繊維などの未加工の天然繊維を含有することができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層３４０は、約２以下、約１．８以下、約１．６以下、約１．４以下、約１．２以下、または約１以下のモース硬度を有することができる。他の例では、エネルギー吸収層３４０は波形の媒体であってもよい。

エネルギー吸収層３４０は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、エネルギー吸収層３４０は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約５０ｇ／ｍ^２から約４００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約２００ｇ／ｍ^２、約１１０ｇ／ｍ^２から約１６０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

エネルギー吸収層３４０は、１つまたは多数の縦溝を含むことができる波形の層であってもよい。図３には、外面板を含めずに、エネルギー吸収層３４０が波形のまたは縦溝のある層として描かれている。しかしながら、他の例では、エネルギー吸収層３４０は、単一の外面板、単一の壁板、または多壁板、例えば、二重壁板または三重壁板（図示せず）であってもよく、またはそれらを含むことができる。それ故、エネルギー吸収層３４０は、１つ以上の波形のまたは縦溝のある層および１つ以上の壁板または外面板を含むことができる。

１つまたは多数の縦溝を含むエネルギー吸収層３４０について、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層３４０の厚さ）は、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、約０．２ｍｍ、約０．３ｍｍ、約０．４ｍｍ、または約０．５ｍｍから約０．５５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．６５ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．８５ｍｍ、約０．９ｍｍ、約０．９５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．０５ｍｍ、約１．１ｍｍ、約１．１５ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．３５ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．４５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．５５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．６５ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．８５ｍｍ、約１．９ｍｍ、約１．９５ｍｍ、約２ｍｍ、約２．０５ｍｍ、約２．１ｍｍ、約２．１５ｍｍ、約２．２ｍｍ、約２．２５ｍｍ、約２．３ｍｍ、約２．３５ｍｍ、約２．４ｍｍ、約２．４５ｍｍ、約２．５ｍｍ、約２．５５ｍｍ、約２．６ｍｍ、約２．６５ｍｍ、約２．７ｍｍ、約２．７５ｍｍ、約２．８ｍｍ、約２．８５ｍｍ、約２．９ｍｍ、約２．９５ｍｍ、約３ｍｍ、約３．５ｍｍ、約４ｍｍ、約４．５ｍｍ、約５ｍｍ、約５．５ｍｍ、約６ｍｍ、約６．５ｍｍ、約７ｍｍ、約７．５ｍｍ、約８ｍｍであってもよく、またはそれを超えてもよい。例えば、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層３４０の厚さ）は、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．６ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．７ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．８ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１８ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１６ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１４ｍｍ、約１．１４ｍｍから約１．１８ｍｍ、または約１．１６ｍｍから約１．１８ｍｍであってもよい。幾つかの例において、縦溝の高さ（例えば、エネルギー吸収層３４０の厚さ）は、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約０．９ｍｍ、または約０．３ｍｍから約０．８ｍｍであってもよい。他の例では、１つまたは多数の縦溝を含むエネルギー吸収層３４０は、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せを含むことができる。

エネルギー吸収層３４０は、１つまたは多数の縦溝を有することができ、多数の各縦溝が、１直線メートル当たり約５０の縦溝、約７５の縦溝、約１００の縦溝、約１５０の縦溝、約２００の縦溝、または約２５０の縦溝から約５００の縦溝、約６００の縦溝、約７００の縦溝、約８００の縦溝、約９００の縦溝、または約１，０００の縦溝を含むことができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層３４０中における各多数の縦溝は、約５０の縦溝／直線メートルから約１，０００の縦溝／直線メートル、約１００の縦溝／直線メートルから約８００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約７００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約５００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約４００の縦溝／直線メートル、約２５０の縦溝／直線メートルから約３５０の縦溝／直線メートル、または約２８０の縦溝／直線メートルから約３２０の縦溝／直線メートルを含むことができる。

あるいは、エネルギー吸収層３４０は、場合により糊付けされていてもよく、粘土系材料または糊付け剤、ならびに１種以上の繊維、例えば、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維など、またはそれらの任意の混合物を含有することができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層３４０は、少なくとも１つの波形の厚紙または板紙層および糊付け剤、少なくとも１つ波形のポリマーまたはオリゴマー層、またはそれらの任意の混合物を含有することができる。他の例では、エネルギー吸収層３４０が糊付け剤またはポリマー材料を含有するならば、その場合、エネルギー吸収層３４０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層３４０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

保護バリア３００は、基材シート３１０とエネルギー吸収層３４０の間に、例えば基材シート３１０の下側のまたは第２の表面３１４に接触する縦溝３４２の全域にわたるように配置された接着剤層３４４も含むことができる。幾つかの例において、接着剤層３４４は、デンプン系接着剤を含有することができる。他の例では、接着剤層３４４は、１種以上の接着剤、例えば、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド、フェノールホルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒド、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、酸化的結合剤、またはそれらの任意の混合物などを含有することができる。

保護バリア３００は、約０．２ｍｍ、約０．５ｍｍ、約１ｍｍ、約２ｍｍ、または約３ｍｍから約５ｍｍ、約６ｍｍ、約７ｍｍ、約８ｍｍ、約９ｍｍ、または約１０ｍｍの厚さを有することができる。幾つかの例において、保護バリア１００および／または２００は、約０．５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．９ｍｍ、または約１ｍｍから約１．１ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．９ｍｍ、約２ｍｍ、約２．５ｍｍ、または約３ｍｍの厚さを有することができる。例えば、保護バリア３００は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍ、約０．２ｍｍから約５ｍｍ、約０．２５ｍｍから約２．５ｍｍ、約０．３ｍｍから約２ｍｍ、約０．３５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．５ｍｍから約１０ｍｍ、約０．５ｍｍから約８ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約１ｍｍから約１０ｍｍ、約１ｍｍから約８ｍｍ、約１ｍｍから約５ｍｍ、約２ｍｍから約１０ｍｍ、約２ｍｍから約８ｍｍ、または約２ｍｍから約５ｍｍの厚さを有することができる。

保護バリア３００は、約０．１ｍ、約０．２ｍ、約０．２５ｍ、約０．５ｍ、または約１ｍから約２ｍ、約３ｍ、約４ｍ、または約５ｍの幅および／または長さを有することができる。例えば、保護バリア３００は、約０．２ｍから約５ｍ、約０．２ｍから約４ｍ、約０．２ｍから約３ｍ、約０．２ｍから約２ｍ、約０．２ｍから約１ｍ、約０．２５ｍから約２ｍ、約０．２５ｍから約４ｍ、約０．２５ｍから約６ｍ、約０．４ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約５ｍ、約０．５ｍから約４ｍ、約０．５ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約２ｍ、または約０．５ｍから約１ｍの幅および／または長さを有することができる。

保護バリア３００は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、保護バリア３００は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

保護バリア３００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。例えば、保護バリア３００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約１５０、約５から約１００、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

保護バリア３００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５、約１０、約１５、または約２０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００、約１０５、約１１０、約１１５、約１２０、約１２５、約１３０、約１３５、約１４０、約１４５、約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える蒸気透過率を有することができる。例えば、保護バリア３００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５から約１５０、約１０から約５０、約１５から約４０、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の蒸気透過率を有することができる。

幾つかの例において、保護バリア３００は、１つ以上の層３３０〜３３４および１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を含む基材シート３１０を形成させるかまたは別の方法で作製することにより作製することができる。その後で、エネルギー吸収層３４０は、基材シート３１０に接着させるかまたは別の方法で固定することができる。他の例では、保護バリア３００は、２つ以上の層３３０〜３３４間に配置された１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を含む基材シート３１０を形成させるかまたは別の方法で作製することにより作製することができる。２つ以上の層３３０〜３３４の層３３４などの第１の板紙層は、保護バリア３００の第１の表面３０２を形成することができる。エネルギー吸収層３４０は、基材シート３１０に接着させるかまたは別の方法で固定して、保護バリア３００の第２の表面３０４を形成することができる。エネルギー吸収層３４０は、複数の縦溝３４２を有することができる。

幾つかの例において、保護バリア３００は、２つ以上の層３３０〜３３４および１つ以上の糊付け層３２０〜３２３を含む基材シート３１０を形成させるかまたは別の方法で作製することにより作製することができる。第１の層３３４は、基材シート３１０の第１の表面３１２を形成することができ、第２の層３３０は、基材シート３１０の第２の表面３１４を形成することができる。複数の縦溝３４２を有するエネルギー吸収層３４０は、基材シート３１０の第２の表面３１４、例えば第２の層３３０などに接着させるかまたは別の方法で固定することができる。

他の例では、保護バリア３００は、建築物または他の構造物などの表面に、取り付けるか、置くか、結合するか、接着させるか、固定するか、または別の方法で配置することができる。表面は、１つ以上のフロア、デッキ、壁、調理台、飾り棚、階段、エレベーター内部の表面、塗装された表面、コンクリートまたはセメントの表面、保護されることが望まれる任意の他の表面であってもよい。表面は、石、岩石、花崗岩、石英、テラゾ、大理石、セラミック、コンクリート、着色されたコンクリート、レンガ、モルタル、タイル、石造建築材料、木材、プラスチック、リノリウム、ガラス、金属、複合フローリング、複合調理台、またはそれらの任意の混合物の１つ以上を含むことができる。

図４は、１つ以上の実施形態による実例となる保護バリア４００の断面図を示す。保護バリア４００は、１つ以上の糊付け層４２０および１つ以上の板紙層（４３０、４３１、４３２、４３３、４３４、および４３５の６層が図示されている）を有する基材シート４１０を含むことができる。保護バリア４００は、複数の縦溝４４２を有するエネルギー吸収層４４０および基材シート４１０に接して配置された表面層４５０も含むことができる。１例では、図４に示したように、基材シート４１０は、１層の糊付け層４２０および６つの板紙層などの複数の層４３０〜４３５を有することができる。他の例では、基材シート４１０は、単一層、２層、３層、または約１０層までまたはそれを超える糊付け層４２０を有することができ、および１層から約１０層またはそれを超える層４３０〜４３５を独立に有することができる。それ故、複数の層４３０〜４３５は、糊付け層４２０と表面層４５０の間に配置することができ、エネルギー吸収層４４０は、複数の層４３０〜４３５と表面層４５０との間に配置することができる。

幾つかの例において、図４に描かれているように、糊付け層４２０は、保護バリア４００の第１のまたは上側の表面４０２を形成することができ、表面層４５０は、保護バリア４００の第２のまたは下側の表面４０４を形成することができる。他の例では、任意選択の擦過保護層４６０は、図４で想像線で例示したように、表面層４５０上に配置されて保護バリア４００の第２のまたは下側の表面４０６を形成することができる。

図５は、１つ以上の実施形態による実例となる保護バリア５００の断面図を示す。保護バリア５００は、表面層５５０と任意選択の擦過保護層５６０の間に配置されたエネルギー吸収層５４０を含むことができ、複数の板紙層（５３０、５３１、５３２、５３３、５３４、および５３５の６層が図示されている）が、エネルギー吸収層５４０と擦過保護層５６０との間に配置されることができ、糊付け層５２０は複数の層５３０〜５３５と擦過保護層５６０との間に配置され得る。

幾つかの例において、表面層５５０は、保護バリア５００の第１のまたは上側の表面５０２を形成することができ、任意選択の擦過保護層５６０は、図５で想像線で例示したように、保護バリア５００の第２のまたは「下側の」表面５０６を形成することができる。他の例では、任意選択の擦過保護層５６０は割愛することができ、表面層５５０は、保護バリア５００の第１のまたは「上側の」表面５０２を形成することができ、糊付け層５２０は、保護バリア５００の第２のまたは下側の表面５０４を形成することができる。

保護バリア４００および／または５００は、約０．２ｍｍ、約０．５ｍｍ、約１ｍｍ、約２ｍｍ、または約３ｍｍから約５ｍｍ、約６ｍｍ、約７ｍｍ、約８ｍｍ、約９ｍｍ、または約１０ｍｍの厚さを有することができる。幾つかの例において、保護バリア４００および／または５００は、約０．５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．９ｍｍ、または約１ｍｍから約１．１ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．９ｍｍ、約２ｍｍ、約２．５ｍｍ、または約３ｍｍの厚さを有することができる。例えば、保護バリア４００および／または５００は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍ、約０．２ｍｍから約５ｍｍ、約０．２５ｍｍから約２．５ｍｍ、約０．３ｍｍから約２ｍｍ、約０．３５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．５ｍｍから約１０ｍｍ、約０．５ｍｍから約８ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約１ｍｍから約１０ｍｍ、約１ｍｍから約８ｍｍ、約１ｍｍから約５ｍｍ、約２ｍｍから約１０ｍｍ、約２ｍｍから約８ｍｍ、または約２ｍｍから約５ｍｍの厚さを有することができる。

保護バリア４００および／または５００は、約０．１ｍ、約０．２ｍ、約０．２５ｍ、約０．５ｍ、または約１ｍから約２ｍ、約３ｍ、約４ｍ、または約５ｍの幅および／または長さを有することができる。例えば、保護バリア４００および／または５００は、約０．２ｍから約５ｍ、約０．２ｍから約４ｍ、約０．２ｍから約３ｍ、約０．２ｍから約２ｍ、約０．２ｍから約１ｍ、約０．２５ｍから約２ｍ、約０．２５ｍから約４ｍ、約０．２５ｍから約６ｍ、約０．４ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約５ｍ、約０．５ｍから約４ｍ、約０．５ｍから約３ｍ、約０．５ｍから約２ｍ、または約０．５ｍから約１ｍの幅および／または長さを有することができる。

保護バリア４００および／または５００は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、保護バリア４００および／または５００は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

保護バリア４００および／または５００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、約１５、または約２０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００、約１０５、約１１０、約１１５、約１２０、約１２５、約１３０、約１３５、約１４０、約１４５、約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える蒸気透過率を有することができる。幾つかの例において、保護バリア４００および／または５００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約１５０、約１０から約５０、約１５から約４０、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の蒸気透過率を有することができる。

図４および図５は、１つ以上の糊付け層４２０、５２０を有することができる保護バリア４００、５００を示す。糊付け層４２０、５２０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。幾つかの例において、糊付け層４２０、５２０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約１５０、約５から約１００、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を独立に有することができる。

保護バリア４００および／または５００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５、約１０、約１５、または約２０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００、約１０５、約１１０、約１１５、約１２０、約１２５、約１３０、約１３５、約１４０、約１４５、約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間のまたはそれを超える蒸気透過率を有することができる。幾つかの例において、保護バリア４００および／または５００は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順ＡおよびＢに従って測定して、約５から約１５０、約１０から約５０、約１５から約４０、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の蒸気透過率を有することができる。

糊付け層４２０、５２０は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５、約１８５、約１９５、約２０５、または約２１５グラムから、６．３５ｍｍのたわみ当たり約２２０、約２３０、約２４０、約２５０、約２６０、約２６２、約２６５、または約２７０グラムの乾燥剛性を有することができる。例えば、糊付け層４２０、５２０の各々は、６．３５ｍｍのたわみ当たり約１７５から約２７０、約１７５から約２６２、約１８５から約２７０、または約１８５から約２６５グラムの乾燥剛性を有することができる。

糊付け層４２０、５２０は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。糊付け層４２０、５２０は、複数の繊維および１種以上の糊付け剤を含むことができる。糊付け層４２０、５２０は、１種以上の糊付け剤、例えば、粘土系材料、ロジンまたはロジン系化合物、ラテックスまたはラテックス系材料、デンプンまたは加工デンプン、ゼラチン、ワックス、アクリル系コポリマー、ＡＫＤ、ＡＳＡ、ＰＡＥ、ＳＭＡ、ＳＭＩ、ＳＡＥ、ＳＡＡ、ＥＡＡ、ＰＵＲ、ロジンおよびＡＳＡ組成物、ゼラチンおよびＰＵＲ組成物、またはそれらの任意の混合物などを含むことができる。

糊付け層４２０、５２０の各々は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、糊付け層４２０、５２０の各々は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

糊付け層４２０、５２０の各々は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、糊付け層４２０、５２０の各々は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約７０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

図４および図５は、１つ以上の層４３０〜４３５、５３０〜５３５を有することができる保護バリア４００、５００を示す。層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、２つ以上の板紙層、３つ以上の板紙層、４つ以上の板紙層、５つ以上の板紙層、６つ以上の板紙層、７つ以上の板紙層、８つ以上の板紙層、９つ以上の板紙層、１０以上の板紙層を含むことができる。あるいは、１つ以上の層４３０〜４３５、５３０〜５３５は、糊付け剤を独立に含むことができる。幾つかの例において、２つまたは３つ以上の層４３０〜４３５、５３０〜５３５、例えば、層４３０〜４３２、５３０〜５３２などが、糊付け剤を含むことができる。

糊付け層４２０および／または５２０は、１種以上の油、グリース、脂肪、または他の有機系化合物または材料に対するバリアを提供するＯＧＲの性質を有することができる。実例となる有機系化合物または材料は、油、グリース、脂肪、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、またはそれらの任意の混合物を含むことができるが、これらに限定されない。幾つかの例において、１つ以上の層４３０〜４３５、５３０〜５３５および／またはエネルギー吸収層４４０および／または５４０は、糊付け層４２０および／または５２０のように、ＯＧＲの性質を独立に有することができる。

１態様において、ＯＧＲの性質は、米国ジョージア州Ｎｏｒｃｒｏｓｓのパルプ製紙業界技術協会（Technical Association of the Pulp and Paper Industry）により確立され、米国ミネソタ州Ｓｔ．Ｐａｕｌの３Ｍ社から市販の「３Ｍ試験キット」といわれる試験キット（ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙のためのグリース耐性に関する標準的試験）を使用して測定または別の方法で決定することができる。「３Ｍ試験キット」は、種々の濃度を有するヒマシ油、トルエン、およびｎ−ヘプタンで構成される１２種の溶液を含む。各油溶液は、糊付け層４２０および／または５２０の試料部分に適用することができる。糊付け層４２０および／または５２０の表面に、欠陥（例えば、層を通して濡らす）を生じさせずにとどまる最高の点数の溶液（最も攻撃的）が、液体濡れおよび浸透に基づいて０から１２（最悪から最良へ）の整数として評点をつけられてＯＧＲ値として報告される。試験は、複数回繰り返すことができ、平均ＯＧＲ値を各試料について計算することができる。

糊付け層４２０および／または５２０は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６、約６．２、約６．４、約６．６、約６．８、約７、約７．２、約７．４、約７．６、約７．８、約８、約８．２、約８．４、約８．６、約８．８、約９、約９．２、約９．４、約９．６、約９．８、約１０、約１０．１、約１０．２、約１０．３、約１０．４、約１０．５、約１０．６、約１０．７、約１０．８、約１０．９、約１１、約１１．１、約１１．２、約１１．３、約１１．４、約１１．５、約１１．６、約１１．７、約１１．８、約１１．９、約１２の平均ＯＧＲ値を、独立に有することができる。幾つかの例において、糊付け層４２０および／または５２０は、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６から約１２、約８から約１２、約１０から約１２、約８から約１１、または約６から約１０のＯＧＲ値または平均ＯＧＲ値を独立に有することができる。

保護バリア４００および５００のＯＧＲの性質は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って、ボート浮遊試験を使用することにより測定または別の方法で決定することができる。ボート浮遊試験において、保護バリア４００および５００は、ボート形の試料に折りたたみ、次に湿潤溶液に所定の時間浮遊させる。ＯＧＲ浮揚値は、ボート形の試料が湿潤溶液中にうまく浮遊したままでいられた（湿潤溶液に沈むのと反対に）時間の長さにより決定することができる。湿潤溶液は、１種以上の有機系化合物、油、グリース、有機溶媒、標準化された炭化水素溶液、例えば、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、３Ｍ試験キットからのいずれかの溶液（例えば、溶液は、ヒマシ油、トルエン、またはｎ−ヘプタンを含むことができる）、またはそれらの任意の混合物であってもよく、またはそれらを含むことができる。本明細書において使用する、ＯＧＲ浮揚値は、特に断らない限り、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って、自動車ブレーキ流体について約１００℃の温度で測定することができる。

幾つかの例において、保護バリア４００、５００は、各保護バリア４００、５００のための約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形試料の各辺の約２．５４ｃｍを折りたたむことなどにより、ボート形の試料に折りたたむことができる。各保護バリア４００、５００は、上側の表面４０２、５０２が内側および上側に向いてボート形の試料内にあり、一方、下側の表面４０４、５０４は下側および外側に向いてボート形の試料の外側にあるように折りたたむことができる。ボート形の試料の角の各々は、ステープラでとめることができる。バット内に入れた湿潤溶液（例えば、液圧の流体または自動車ブレーキ流体）は、加熱して約１００℃に維持することができる。保護バリア４００、５００のボート形の試料は、上側の表面４０２、５０２が湿潤溶液のない方に向いて配置され、下側の表面４０４、５０４は加熱された湿潤溶液中に向いて配置されるように、加熱された湿潤溶液中に置くことができる。保護バリア４００、５００のボート形の試料をモニターして記録することができる時間は、例えば、約３０秒または約３カ月などの任意の期間である。

幾つかの例において、保護バリア４００および／または５００は、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約０．１時間、約０．５時間、約１時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。幾つかの特定の例では、保護バリア４００および／または５００は、約４時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア４００および／または５００は、約８時間から約２４時間のＯＧＲ浮揚値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア４００および／または５００は、２４時間を超える、または４８時間を超えるＯＧＲ浮揚値を有することができる。

保護バリア４００および５００のＯＧＲの性質は、スピルキャッチ試験を使用することによっても測定または別の方法で決定することができる。スピルキャッチ試験では、保護バリア４００または５００の試料は、床になる表面上に置かれて、次に湿潤流体が上側の表面５０２または５０２に加えられる。所定の時間後、床になる表面が湿潤流体の存在について検査される。ＯＧＲスピルキャッチ値は、湿潤流体を試料に曝したときから床になる表面を検査して湿潤流体が存在しないままであったときまでに経過した時間の長さの最大値によって決定することができる。保護バリア試料は、各保護バリア４００、５００について、約１５．２４ｃｍの長さの辺を有する正方形の試料であることができる。湿潤流体は、約１０ｍＬの量であってよく、１種以上の有機系流体、例えば、油、グリース、有機溶媒、モータ油、液圧の流体、ブレーキ流体、自動変速機流体、３Ｍ試験キットからの溶液の任意のものなどの標準化された炭化水素溶液、またはそれらの任意の混合物などであってもよく、またはそれらを含むことができる。保護バリア４００、５００の試料は、例えば、約１５分から約２４時間または約７日などの任意の期間モニターして記録することができる。本明細書において使用する、ＯＧＲスピルキャッチ値は、特に断らない限り、約２３℃の温度で１０ｍＬの自動変速機流体を参照として提供される。

幾つかの例において、保護バリア４００および／または５００は、約０．１時間、約０．５時間、または約１時間から約１．５時間、約２時間、約３時間、約４時間、約５時間、約６時間、約７時間、約８時間、約９時間、約１０時間、約１１時間、約１２時間、約１３時間、約１４時間、約１５時間、約１６時間、約１７時間、約１８時間、約１９時間、約２０時間、約２１時間、約２２時間、約２３時間、約２４時間、約２５時間、約２６時間、約２７時間、約２８時間、約２９時間、約３０時間、約５０時間、約１００時間の、またはそれを超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。幾つかの特定の例で、保護バリア４００および／または５００は、約０．５時間から約２４時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア４００および／または５００は、約１時間から約１８時間のＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。他の特定の例では、保護バリア４００および／または５００は、２４時間を超えるかまたは４８時間を超えるＯＧＲスピルキャッチ値を有することができる。

層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約０．０１ｇ／ｇ（約２３℃における板紙層１ｇ当たりの水のｇ数）、約０．０３ｇ／ｇ、約０．０５ｇ／ｇ、約０．０７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇ、約０．１５ｇ／ｇ、約０．２ｇ／ｇ、約０．３ｇ／ｇ、約０．５ｇ／ｇ、約０．７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇ、約１．３ｇ／ｇ、または約１．５ｇ／ｇから約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約３．５ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約４．５ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、約７ｇ／ｇ、約８ｇ／ｇ、約９ｇ／ｇ、または約１０ｇ／ｇの吸水性を有することができる。層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、少なくとも０．０５ｇ／ｇ、少なくとも０．０７ｇ／ｇ、少なくとも０．１ｇ／ｇ、少なくとも０．１３ｇ／ｇ、少なくとも０．１５ｇ／ｇ、少なくとも０．２ｇ／ｇ、少なくとも０．３ｇ／ｇ、少なくとも０．４ｇ／ｇ、少なくとも０．５ｇ／ｇ、少なくとも０．６ｇ／ｇ、少なくとも０．７ｇ／ｇ、少なくとも０．８ｇ／ｇ、少なくとも０．９ｇ／ｇ、少なくとも１ｇ／ｇ、または少なくとも１．１ｇ／ｇおよび約１．５ｇ／ｇ、約２ｇ／ｇ、約２．５ｇ／ｇ、約３ｇ／ｇ、約４ｇ／ｇ、約５ｇ／ｇ、約６ｇ／ｇ、または約７ｇ／ｇまでの吸水性を有することができる。例えば、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約０．０１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、約０．１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約７ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約６ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約５ｇ／ｇ、約１ｇ／ｇから約４ｇ／ｇ、または約１ｇ／ｇから約３ｇ／ｇの吸水性を有することができる。吸水性は、Ｃｏｂｂ試験に従って１８０秒の間および約２３℃の温度で測定することができる。

層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約１、約２、約３、または約４から約７、約８、約９、または約１０の空隙体積比を有することができる。例えば、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、少なくとも１、少なくとも１．５、少なくとも２、少なくとも２．５、少なくとも３、少なくとも３．５、または少なくとも４および約７、約８、約９、または約１０までの空隙体積比を有することができる。

層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約０．００１ｍｍ、約０．００５ｍｍ、約０．０１ｍｍ、約０．０２ｍｍ、約０．０３ｍｍ、約０．０４ｍｍ、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、または約０．１５ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．５ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約２ｍｍの、またはそれを超える厚さを有することができる。例えば、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．２ｍｍから約２ｍｍ、約０．０５ｍｍから約１ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約１ｍｍ、または約０．５ｍｍから約１ｍｍの厚さを有することができる。

層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約１ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２、約１５ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２、約２５ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２、から約６０ｇ／ｍ^２、約７０ｇ／ｍ^２、約８０ｇ／ｍ^２、約９０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、または約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々は、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約５ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約７０ｇ／ｍ^２、約３０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２、または約４０ｇ／ｍ^２から約６０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

保護バリア４００、５００は、１種以上の接着剤層（図示せず）を有することができる。幾つかの例において、複数の接着剤層が、糊付け層４２０、５２０および／または層４３０〜４３５、５３０〜５３５の上および／またはそれらの間に固定され得るかまたは別の方法で配置され得る。１例では、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々および接着剤層の各々は、互いの上に連続して配置され得るか、または接着剤層の各々は、層４３０〜４３５、５３０〜５３５の各々の上に配置され得る。接着剤層は、１種以上の接着剤を含むことができる。典型的な接着剤は、デンプン系接着剤、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド、フェノールホルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒド、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、酸化的結合剤、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。

図４および図５は、中に形成されたエネルギー吸収層４４０、５４０および縦溝４４２、５４２を有することができる保護バリア４００、５００を示す。エネルギー吸収層４４０、５４０および縦溝４４２、５４２は、１種以上の繊維、例えば、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物などを独立に含むかまたは含有することができる。あるいは、エネルギー吸収層４４０、５４０は、粘土系材料または糊付け剤、ならびに上記のような１種以上の繊維を独立に含むことができる。

エネルギー吸収層４４０および／または５４０は、独立に、１つまたは多数の縦溝４４２、５４２を含むことができる波形の層であってもよい。図４および図５は、外面板を含めずに、エネルギー吸収層４４０および５４０を波形のまたは縦溝のある層として示す。しかしながら、他の例では、エネルギー吸収層４４０および５４０は、単一の外面板、単一の壁板、または多壁板、例えば、二重壁板または三重壁板など（図示せず）であってもよく、またはそれらを含むことができる。それ故、エネルギー吸収層４４０または５４０の各々は、１つ以上の波形の層または縦溝のある層および１つ以上の壁板または外面板を独立に含むことができる。

縦溝４４２、５４２の高さおよび／またはエネルギー吸収層４４０および／または５４０の厚さは、平衡点から縦溝の峰の最高の点までの垂直の高さおよび平衡点から縦溝の谷の最低の点までの垂直の深さの合計を独立に含むことができる。縦溝４４２、５４２の高さおよび／またはエネルギー吸収層４４０、５４０の厚さは、約０．０５ｍｍ、約０．１ｍｍ、約０．２ｍｍ、約０．３ｍｍ、約０．４ｍｍ、または約０．５ｍｍから約０．５５ｍｍ、約０．６ｍｍ、約０．６５ｍｍ、約０．７ｍｍ、約０．７５ｍｍ、約０．８ｍｍ、約０．８５ｍｍ、約０．９ｍｍ、約０．９５ｍｍ、約１ｍｍ、約１．０５ｍｍ、約１．１ｍｍ、約１．１５ｍｍ、約１．２ｍｍ、約１．２５ｍｍ、約１．３ｍｍ、約１．３５ｍｍ、約１．４ｍｍ、約１．４５ｍｍ、約１．５ｍｍ、約１．５５ｍｍ、約１．６ｍｍ、約１．６５ｍｍ、約１．７ｍｍ、約１．７５ｍｍ、約１．８ｍｍ、約１．８５ｍｍ、約１．９ｍｍ、約１．９５ｍｍ、約２ｍｍ、約２．０５ｍｍ、約２．１ｍｍ、約２．１５ｍｍ、約２．２ｍｍ、約２．２５ｍｍ、約２．３ｍｍ、約２．３５ｍｍ、約２．４ｍｍ、約２．４５ｍｍ、約２．５ｍｍ、約２．５５ｍｍ、約２．６ｍｍ、約２．６５ｍｍ、約２．７ｍｍ、約２．７５ｍｍ、約２．８ｍｍ、約２．８５ｍｍ、約２．９ｍｍ、約２．９５ｍｍ、約３ｍｍ、約３．５ｍｍ、約４ｍｍ、約４．５ｍｍ、約５ｍｍ、約５．５ｍｍ、約６ｍｍ、約６．５ｍｍ、約７ｍｍ、約７．５ｍｍ、約８ｍｍであっても、またはそれを超えてもよい。例えば、縦溝４４２、５４２の高さおよび／またはエネルギー吸収層４４０、５４０の厚さは、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．５ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．６ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．７ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．８ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．４ｍｍ、約０．９ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．３ｍｍ、約１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１ｍｍから約１．２ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１８ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１６ｍｍ、約１．１２ｍｍから約１．１４ｍｍ、約１．１４ｍｍから約１．１８ｍｍ、または約１．１６ｍｍから約１．１８ｍｍであってもよい。幾つかの例において、縦溝４４２、５４２の高さおよび／またはエネルギー吸収層４４０、５４０の厚さは、約０．５ｍｍから約７ｍｍ、約０．５ｍｍから約６ｍｍ、約０．５ｍｍから約５ｍｍ、約０．５ｍｍから約４ｍｍ、約０．５ｍｍから約３ｍｍ、約０．５ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約２ｍｍ、約０．１ｍｍから約１．５ｍｍ、約０．１ｍｍから約１ｍｍ、約０．２ｍｍから約０．９ｍｍ、または約０．３ｍｍから約０．８ｍｍであってもよい。縦溝４４２、５４２の複数は、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せを含むことができる。

エネルギー吸収層４４０、５４０は、約５０ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２、約１５０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２、約２５０ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２、約３５０ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２、約４５０ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約５５０ｇ／ｍ^２、約６００ｇ／ｍ^２、約７００ｇ／ｍ^２、約８００ｇ／ｍ^２、約９００ｇ／ｍ^２、または約１，０００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。例えば、エネルギー吸収層４４０、５４０は、約５０ｇ／ｍ^２から約１，０００ｇ／ｍ^２、約５０ｇ／ｍ^２から約４００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約１００ｇ／ｍ^２から約２００ｇ／ｍ^２、約１１０ｇ／ｍ^２から約１６０ｇ／ｍ^２、約２００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２、約４００ｇ／ｍ^２から約７００ｇ／ｍ^２、または約５００ｇ／ｍ^２から約６００ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

エネルギー吸収層４４０、５４０は、１つまたは多数の縦溝を含むことができ、各多数の縦溝は、１直線メートル当たり約５０の縦溝、約７５の縦溝、約１００の縦溝、約１５０の縦溝、約２００の縦溝、または約２５０の縦溝から約５００の縦溝、約６００の縦溝、約７００の縦溝、約８００の縦溝、約９００の縦溝、または約１，０００の縦溝を含むことができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層４４０、５４０中における各多数の縦溝は、約５０の縦溝／直線メートルから約１，０００の縦溝／直線メートル、約１００の縦溝／直線メートルから約８００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約７００の縦溝／直線メートル、約１５０の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約６００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約５００の縦溝／直線メートル、約２００の縦溝／直線メートルから約４００の縦溝／直線メートル、約２５０の縦溝／直線メートルから約３５０の縦溝／直線メートル、または約２８０の縦溝／直線メートルから約３２０の縦溝／直線メートルを含むことができる。

図４および図５は、１つ以上の表面層４５０、５５０も有することができる保護バリア４００、５００を示す。表面層４５０、５５０は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。表面層４５０、５５０は、石膏壁板表面紙、厚紙、板紙、クラフト紙、マニラ紙、ニュースライナー紙、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。幾つかの例において、表面層４５０、５５０は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍまたは約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍの厚さ、および約５０ｇ／ｍ^２から５００ｇ／ｍ^２、例えば、約２４４ｇ／ｍ^２から２９３ｇ／ｍ^２などの坪量を有することができる。他の例では、表面層４５０、５５０は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍまたは約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍの厚さ、および約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２から約７０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。

図４および図５は、１つ以上の擦過保護層４６０、５６０も有することができる保護バリア４００、５００を示す。幾つかの例において、擦過保護層４６０、５６０は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さ、および約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。他の例では、擦過保護層４６０、５６０は、約０．０５ｍｍから約２ｍｍまたは約０．１ｍｍから約０．２５ｍｍの厚さ、および約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２、約１０ｇ／ｍ^２から約１００ｇ／ｍ^２、約２０ｇ／ｍ^２から約９０ｇ／ｍ^２、または約３０ｇ／ｍ^２から約７０ｇ／ｍ^２の坪量を有することができる。擦過保護層４６０、５６０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。擦過保護層４６０、５６０は、約２以下、約１．８以下、約１．６以下、約１．４以下、約１．２以下、または約１以下のモース硬度を有することができる。

一般的に、擦過保護層４６０、５６０は、リグノセルロース繊維、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含むことができる。幾つかの例において、擦過保護層４６０、５６０は、以下の１つ以上を含むことができる：エアレイド材料または布帛；水および空気に耐性のバリアを提供する交織ポリオレフィンラップ；約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％のセルロース系繊維と約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％のポリマー繊維との混合物（ポリマー繊維は、第１のポリマーを含む内部の芯および第２のポリマーを含む外部の層を有する二成分繊維であり、第１のポリマーと第２のポリマーとは互いに異なっていてもよい）；ポリマー繊維が二成分繊維を含むことができるような、セルロース系繊維とポリマー繊維との混合物（二成分繊維は、鞘および芯を含むことができ、鞘は第１のポリマーおよび溶融添加剤を含むことができ、芯は第２のポリマーを含むことができ、第１のポリマーと第２のポリマーとは異なっていてもよく、第１のポリマーの融点は、第２のポリマーの融点未満であることができる）；またはセルロース系繊維とポリマー繊維の混合物を含有する不織シート（セルロース系繊維は、セルロース系繊維とポリマー繊維を合わせた重量に基づいて約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％の量で存在することができる）。

幾つかの例において、保護バリア４００は、糊付け層４２０と複数の層４３０〜４３５の上側の層４３５との間；複数の層４３０〜４３５の下側の層４３０とエネルギー吸収層４４０との間；および／またはエネルギー吸収層４４０と表面層４５０との間の境界面に固定されたかまたは別の方法で配置された少なくとも１種以上の接着剤を含むことができる。他の例では、保護バリア５００は、表面層５５０とエネルギー吸収層５４０の間；層５３５とエネルギー吸収層５４０との間；および／または層５３０と糊付け層５２０との間の境界面に固定されたかまたは別の方法で配置された少なくとも１種以上の接着剤を含むことができる。他の例では、保護バリア５００は、表面層５５０とエネルギー吸収層５４０の間；エネルギー吸収層５４０と複数の層５３０〜５３５の上側の層５３０〜５３５との間；複数の層５３０〜５３５の下側の層５３０〜５３５と糊付け層５２０との間；および／または糊付け層５２０と擦過保護層５６０との間の境界面に固定されたかまたは別の方法で配置された少なくとも１種以上の接着剤を含むことができる。１種以上の接着剤は、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド、フェノールホルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒド、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、酸化的結合剤、またはそれらの任意の混合物の１種以上を含むことができる。

あるいは、エネルギー吸収層４４０および／または５４０は、場合により１種以上の糊付け剤をさらに含むことができる。適当な糊付け剤は、糊付け層１１９、２１９、４２０、および／または５２０を参照して上で論じて説明したものを含むことができる。エネルギー吸収層４４０および／または５４０が糊付け剤またはポリマー材料を含有するなら、その場合にはエネルギー吸収層４４０および／または５４０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５、約１０、または約１５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の、またはそれを超える水蒸気透過速度を有することができる。例えば、エネルギー吸収層４４０および／または５４０は、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５から約５０、約１０から約４０、約１５から約３５、または約２０から約３０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有することができる。

図６Ａおよび図６Ｂは、１つ以上の実施形態による、上側の表面６０２および下側の表面６０４を有する実例となる保護バリア６００の透視図を示す。図６Ａは、保護バリア６００の下側の表面６０４を示し、図６Ｂは、保護バリア６００の６Ａで参照された断面図を示す。保護バリア６００は、保護バリア１００を参照して上で論じて説明したように、基材シート１１５、少なくとも１つの層１１７、少なくとも１つの糊付け層１１９、およびエネルギー吸収層１２５を含むことができる。図６Ａおよび図６Ｂに示した保護バリア６００またはその一部と図１に示した保護バリア１００またはその一部とは、多くの共通成分を共有する。上記の図で示し、ここで論じた同様の数字が、本明細書で開示する複数の実施形態を通じて同様の成分を表すことは注意されるべきである。

図６Ａに示したように、保護バリア６００の下側の表面６０４は、エネルギー吸収層１２５内で垂直なまたは実質的に垂直な方向に伸びる複数の縦溝６０８を含むことができる。下側の表面６０４は、エネルギー吸収層１２５内で水平なまたは実質的に水平な方向（例えば、縦溝６０８に垂直または実質的に垂直）に伸びる複数の支持部材６１０も含むことができる。支持部材６１０は、保護バリア６００のための物理的支持を提供することができる。支持部材６１０は、エネルギー吸収層１２５と保護されるべき表面との間の接触面積をさらに減少させて、保護バリア６００が、その位置にあるときに、保護されるべき表面で、擦過または他の表面破壊を生じさせるかもしれない傾向または尤度を減少させることができる。

保護バリア６００は、１つの支持部材６１０を有することができるが、一般的には、エネルギー吸収層１２５中にまたはそれに接して配置された複数の支持部材６１０を有することができる。エネルギー吸収層１２５は、エネルギー吸収層１２５の１直線メートル当たり約５、約１０、または約１５の支持部材６１０からエネルギー吸収層１２５の１直線メートル当たり約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００のまたはそれを超える支持部材６１０を有することができる。例えば、エネルギー吸収層１２５は、エネルギー吸収層１２５の１直線メートル当たり約５から約５０、約１０から約４０、約１２から約３０、または約１５から約２５の支持部材６１０を有することができる。

図７Ａおよび図７Ｂは、１つ以上の実施形態による上側の表面７０２および下側の表面７０４を有する実例となる保護バリア７００の透視図を示す。図７Ａは、保護バリア７００の下側の表面７０４を示し、図７Ｂは、７Ａで参照される保護バリア７００の断面図を示す。保護バリア２００を参照して（図２）上で論じ、説明したように、保護バリア７００は、基材シート２１５、少なくとも１つの層２１７および２３０、少なくとも１つの糊付け層２１９、およびエネルギー吸収層２２５を含むことができる。図７Ａおよび図７Ｂに描かれた保護バリア７００またはその一部と図２に描かれた保護バリア２００またはその一部とは、多くの共通成分を共有する。上記の図で示し、ここで論じた同様の数字が、本明細書で開示する複数の実施形態を通じて同様の成分を表すことは注意されるべきである。

図７Ａに示したように、保護バリア７００の下側の表面７０４は、エネルギー吸収層２２５内で垂直なまたは実質的に垂直な方向に伸びる複数の縦溝７０８を含むことができる。下側の表面７０４は、エネルギー吸収層２２５内で水平なまたは実質的に水平な方向（例えば、縦溝７０８に垂直または実質的に垂直）に伸びる複数の支持部材７１０も含むことができる。支持部材７１０は、保護バリア７００ための物理的支持を提供することができる。支持部材７１０は、エネルギー吸収層２２５と保護されるべき表面との間の接触面積をさらに減少させることもでき、保護バリア７００が、その位置にあるときに、保護されるべき表面に擦過または他の表面破壊を生じさせるかもしれない傾向または尤度を減少させることができる。

保護バリア７００は、１の支持部材７１０を有することができるが、一般的にエネルギー吸収層２２５内またはそれに接して配置された複数の支持部材７１０を有することができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層２２５は、エネルギー吸収層２２５の１直線メートル当たり約５、約１０、約１５、約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００の、またはそれを超える支持部材７１０を有することができる。他の例では、エネルギー吸収層１２５は、エネルギー吸収層２２５の１直線メートル当たり約５から約５０、約１０から約４０、約１２から約３０、または約１５から約２５の支持部材７１０を有することができる。

図８Ａおよび図８Ｂは、１つ以上の実施形態による、上側の表面８０２および下側の表面８０４を有する実例となる保護バリア８００の透視図を示す。図８Ａは、保護バリア８００の下側の表面８０４を示し、図８Ｂは、８Ａで参照された保護バリア８００の断面図を示す。保護バリア８００は、保護バリア３００を参照して上で論じ、説明したように（図３）、基材シート３１０、１つ以上の層３３０〜３３４、１つ以上の糊付け層３２０〜３２３、およびエネルギー吸収層３４０を含むことができる。図８Ａおよび図８Ｂに描かれた保護バリア８００またはその一部と図３に描かれた保護バリア３００またはその一部とは、多くの共通成分を共有する。上記の図で示し、ここで論じた同様の数字が、本明細書で開示する複数の実施形態を通じて同様の成分を表すことは注意されるべきである。

図８Ａに描かれたように、保護バリア８００の下側の表面８０４は、エネルギー吸収層３４０内で垂直なまたは実質的に垂直な方向に伸びる複数の縦溝３４２を含むことができる。下側の表面８０４は、エネルギー吸収層３４０内で水平なまたは実質的に水平な方向（例えば、縦溝３４２に垂直または実質的に垂直）に伸びる複数の支持部材８１０も含むことができる。支持部材８１０は、保護バリア８００のための物理的支持を提供することができる。支持部材８１０は、エネルギー吸収層３４０と保護されるべき表面の間の接触面積をさらに減少させることができ、保護バリア８００が、その位置にあるときに、保護されるべき表面で擦過または他の表面破壊を生じさせるかもしれない傾向または尤度を減少させることができる。

保護バリア８００は、１の支持部材８１０を有することができるが、一般的に、エネルギー吸収層３４０中またはそれに接して配置された複数の支持部材８１０を有することができる。幾つかの例において、エネルギー吸収層３４０は、エネルギー吸収層３４０の１直線メートル当たり約５、約１０、約１５、約２０、約２５、約３０、約３５、約４０、約４５、約５０、約５５、約６０、約６５、約７０、約７５、約８０、約８５、約９０、約９５、約１００の、またはそれを超える支持部材８１０を有することができる。他の例では、エネルギー吸収層１２５は、エネルギー吸収層３４０の１直線メートル当たり約５から約５０、約１０から約４０、約１２から約３０、または約１５から約２５の支持部材８１０を有することができる。

保護バリア１００〜８００の任意のものが、１種以上の着色剤を独立に有することができる。例えば、コーティングを保護バリア１００〜８００の少なくとも１つの表面に適用することができる。コーティングは、少なくとも１種の着色剤を含むことができ、望ましいまたは視覚的に癒やされる繊維板を提供する。着色剤は、上側の表面１０２、２０２、３０２、４０２、５０２、６０２、７０２、および／または８０２および下側の表面１０４、２０４、３０４、４０４、５０４、６０４、７０４、および／または８０４などの、着色剤が適用される保護バリア１００〜８００の表面にわたる熱伝導性も提供することができる。着色剤は、層１１７、２１７、２３０、３３０〜３３４、４３０〜４３５、および／または５３０〜５３５の１つ以上にも、糊付け層１１９、２１９、３２０〜３２３、４２０、および／または５２０の１つ以上にもおよび／またはエネルギー吸収層１２５、２２５、３４０、４４０、および／または５４０の１つ以上にも適用されまたは含まれ得る。

着色剤は、１種以上の顔料、染料、またはそれらの混合物を含むことができる。着色剤は、任意の適当な形態、例えば、液体、粉末、顆粒、結晶、または任意のそれらの組合せであってもよい。着色剤は、有機系、合成系、無機系、または任意のそれらの組合せであってもよい。染料であれば、着色剤は、溶媒に溶解することができ、その溶媒は、水、アルコール、油、ラッカー、またはそれらの任意の混合物であってもよい。顔料であれば、着色剤は、液体に懸濁することができ、その液体は、水、油、アルコール、ラッカー、またはそれらの任意の混合物であってもよい。実例となる着色剤は、粘土、チョーク、バライト、シリカ、タルク、ベントナイト、ガラス粉末、アルミナ、二酸化チタン、グラファイト、カーボンブラック、亜鉛スルフィド、アルミナシリカ、炭酸カルシウム、中空ガラス球、有機球および任意のそれらの組合せを含むことができるが、これらに限定されない。実例となる粘土は、カオリン粘土、処理された粘土、薄片に裂かれた粘土、構造化された粘土、焼成された粘土、およびそれらの組合せを含むことができるが、これらに限定されない。

着色剤は、任意の望ましい色を提供することができる。例えば、着色剤は、緑色、褐色、青色、赤色、黄色、白色、橙色、紫色、ピンク、またはそれらの色調のものであってもよい。実例となるおよび市販の着色剤は、Ｋｅｙｓｔｏｎｅ Ａｎｉｌｉｎｅ社からのＫｅｙａｚｉｎｅマラカイトグリーンを含むことができる。

保護バリア１００〜８００は、保護バリア１００〜８００の合計重量に基づいて約０．００１ｗｔ％から約１０ｗｔ％の着色剤を含むことができる。着色剤は、約０．０１ｗｔ％、０．０５ｗｔ％、または１．０ｗｔ％から約２．０ｗｔ％、５ｗｔ％、または１０ｗｔ％の量で存在することもできる。着色剤は、約０．３ｗｔ％、０．５ｗｔ％、または０．７ｗｔ％から約１．０ｗｔ％、１．５ｗｔ％、または２．５ｗｔ％の量で存在することができる。着色剤の量は、約０．０１ｗｔ％から約２．５ｗｔ％、約０．３ｗｔ％から約２．０ｗｔ％、約０．５ｗｔ％から約１．５ｗｔ％、または約０．５ｗｔ％から約１．０ｗｔ％であってもよい。

着色剤は、保護バリア１００〜８００の塗布面のあたりに均一に分散または分布することができる。例えば、着色剤は、保護バリア１００〜８００の塗布面の少なくとも５０％以上を覆うことができる。着色剤は、保護バリア１００〜８００の塗布面の少なくとも６０％、少なくとも６５％、少なくとも７０％、少なくとも７５％、少なくとも８０％、少なくとも８５％、少なくとも９０％、少なくとも９５％、少なくとも９７％、または少なくとも９９％を覆うことができる。着色剤の分散は、保護バリア１００〜８００の塗布面の約２０％、３０％、または４０％から約７０％、８５％、または９５％であることができる。着色剤は、保護バリア１００〜８００の塗布面の約２０％から約９０％、約３０％から約９０％、約５０％から約９５％、または約５５％から約９０％を覆うことができる。

さらに、着色剤は、熱を均一に吸収する表面を提供することができる。着色剤は、熱を保護バリア１００〜８００の表面のあたりに、よりよく分布させるために使用することができるので、光源、例えば、太陽光またはランプからの光が、保護バリア１００〜８００の方に向けられたときに、保護バリア１００〜８００の表面に熱い箇所が発生しない。

幾つかの例において、１つ以上の保護バリア（例えば、保護バリア１００〜８００の任意のもの）は、作製することができ、少なくとも１つの板紙層および少なくとも１つの糊付け層を含有することができる基材シートを含むことができる。板紙層の１つが、基材シートの第１の外部の表面を形成することができ、糊付け層の１つが、基材シートの第２の外部の表面を形成することができる。エネルギー吸収層は、基材シートの第１の外部の表面を形成している板紙層に結合するかまたは別の方法で連結することができる。表面層は、エネルギー吸収層に結合するかまたは別の方法で連結することができる。エネルギー吸収層と表面層とは、結合するかまたは別の方法で連結して一緒にすることができ、次にエネルギー吸収層を通して組み合わされた層は、基材シートの第１の外部の表面に結合するかまたは別の方法で連結することができる。幾つかの例において、擦過保護層は、表面層に結合するかまたは別の方法で連結することができる。他の例では、擦過保護層は、基材シートの第２の外部の表面を形成する糊付け層に、結合するかまたは別の方法で連結することができる。

１つ以上の保護バリア（例えば、保護バリア１００〜８００の任意のもの）は、保護バリアを建築物、家屋、または他の構造物における１つ以上の表面（例えば、フロアまたはデッキ）に適用することにより取り付けることができる。保護されることが望まれる表面、またはそうではなく保護バリアによって少なくとも部分的に覆われた表面は、１種以上の材料、例えば、石、岩石、花崗岩、石英、テラゾ、大理石、セラミック、コンクリート、着色されたコンクリート、レンガ、モルタル、タイル、石造建築材料、木材、プラスチック、リノリウム、エポキシ、ガラス、金属（例えば、銅、真鍮、ステンレス鋼、アルミニウム、またはそれらの合金）、複合フローリング、複合調理台、またはそれらの任意の混合物を含有するかまたは含むことができる。表面は、１つ以上の内部表面、外部表面、または１つ以上の保護バリア（例えば、保護バリア１００〜８００の任意のもの）により保護されることが望まれる任意の他の表面またはその一部であってもよい。表面は、１つ以上のフロア、デッキ、壁、調理台、飾り棚、階段、エレベーターの内部表面、塗装された表面、コンクリートまたはセメントの表面、または保護バリア（例えば、保護バリア１００〜８００の任意のもの）により保護されることが望まれる任意の他の表面またはその一部であってもよい。表面は、１つ以上の私設車道、側道、歩道、デッキ、構造物のまたは屋根の張り出し（例えば、雨よけに利用できる場所）の下の表面、または保護バリア（例えば、保護バリア１００〜８００の任意のもの）により保護されることが望まれる任意の他の表面またはその一部であってもよい。

本開示の実施形態は、以下の段落の任意の１つ以上にさらに関する：

１． 第１の板紙層、第２の板紙層、および１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、該第１の板紙層が該基材シートの第１の表面を形成し、該第２の板紙層が該基材シートの第２の表面を形成し、該１つ以上の糊付け層が該第１の板紙層と該第２の板紙層との間に配置されている基材シート；および該第２の板紙層に固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、該保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有し、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の平均耐油脂性値を有し、および該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間以上の耐油脂性浮揚値を有する保護バリア。

２． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、該保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有し、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６から１２の平均耐油脂性値を有し、該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間から約２４の耐油脂性浮揚値を有し、該保護バリアが、約０．２ｍｍから約１０ｍｍの厚さを有し、該保護バリアが、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および該保護バリアが、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する保護バリア。

３． １つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

４． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、該２つ以上の板紙層の第１の板紙層が該保護バリアの第１の表面を形成している基材シート；および該基材シートに固定されているエネルギー吸収層を含む保護バリア。

５． ２つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、第１の板紙層が該基材シートの第１の表面を形成し、第２の板紙層が該基材シートの第２の表面を形成している基材シート；および該第２の板紙層に固定されているエネルギー吸収層を含む保護バリア。

６． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート；ならびに該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、約０．２ｍｍから約２．５ｍｍの厚さを有し、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する保護バリア。

７． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート、および基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する保護バリア。

８． 少なくとも１つの板紙層および少なくとも１つの糊付け層を含む基材シート、および少なくとも１つのエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、該糊付け層が、該板紙層と該エネルギー吸収層との間に配置されている保護バリア。

９． 糊付け層；表面層；該糊付け層と該表面層の間に配置された複数の板紙層；および該複数の板紙層と該表面層の間に配置されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１０． 該保護バリアの第１の表面を形成する糊付け層；該保護バリアの第２の表面を形成する表面層；該糊付け層と該表面層との間に配置された複数の板紙層；および該複数の板紙層と該表面層との間に配置されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１１． 表面層；複数の板紙層；および該表面層と該複数の板紙層との間に配置されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１２． 該保護バリアの第１の表面を形成する表面層；該保護バリアの第２の表面を形成する擦過保護層；該表面層と該擦過保護層との間に配置されたエネルギー吸収層；該エネルギー吸収層と該擦過保護層との間に配置された複数の板紙層；および該複数の板紙層と該擦過保護層との間に配置された糊付け層を含む保護バリア。

１３． １つ以上の層および１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１４． ２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、該２つ以上の他の層の第１の層が該保護バリアの第１の表面を形成している基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層であって、該保護バリアの第２の表面を形成しているエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１５． ２つ以上の層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、該２つ以上の層の第１の層が該基材シートの第１の表面を形成し、該２つ以上の層の第２の層が該基材シートの第２の表面を形成している基材シート；および該２つ以上の層の該第２の層に固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリア。

１６． ２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、約０．２ｍｍから約２．５ｍｍの厚さを有し、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する保護バリア。

１７． ２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および該基材シートに固定されたエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する保護バリア。

１８． 少なくとも１つの層および少なくとも１つの糊付け層を含む基材シート；および少なくとも１つのエネルギー吸収層を含む保護バリアであって、該糊付け層が該少なくとも１つの層と該エネルギー吸収層の間に配置されている保護バリア。

１９． 保護バリアを作製する方法であって、第１の板紙層、第２の板紙層、および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップであって、該第１の板紙層が該基材シートの第１の表面を形成し、該第２の板紙層が該基材シートの第２の表面を形成し、および該１つ以上の糊付け層が該第１の板紙層と該第２の板紙層との間に配置されるステップ；およびエネルギー吸収層を該第２の板紙層に固定するステップを含み、該保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有すること、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の平均耐油脂性値を有すること、および、前記保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間以上の耐油脂性浮揚値を有する保護バリアを作製する方法。

２０． １つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；およびエネルギー吸収層を該基材シートに固定するステップを含む保護バリアを作製する方法。

２１． 第１の板紙層が該保護バリアの第１の表面を形成する２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；およびエネルギー吸収層を該２つ以上の板紙層の第２の板紙層に固定して、該保護バリアの第２の表面を形成するステップを含む保護バリアを作製する方法。

２２． 第１の板紙層が該基材シートの第１の表面を形成し、第２の板紙層が該基材シートの第２の表面を形成している２つ以上の板紙層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；およびエネルギー吸収層を該第２の板紙層に固定するステップを含む保護バリアを作製する方法。

２３． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；およびエネルギー吸収層を該基材シートに固定するステップを含む保護バリアを作製する方法であって、該保護バリアが、約０．２ｍｍから約２．５ｍｍの厚さを有し、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する保護バリアを作製する方法。

２４． ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；およびエネルギー吸収層を該基材シートに固定するステップを含む保護バリアを作製する方法であって、該保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する保護バリアを作製する方法。

２５． （Ａ）該基材シートの第１の外部の表面を形成している少なくとも１つの層および該基材シートの第２の外部の表面を形成している少なくとも１つの糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；エネルギー吸収層を、該基材シートの該第１の外部の表面を形成している該少なくとも１つの層の該１つに結合するステップ；および表面層をエネルギー吸収層に結合するステップを含む；または（Ｂ）該基材シートの第１の外部の表面を形成している少なくとも１つの板紙層および該基材シートの第２の外部の表面を形成している少なくとも１つの糊付け層を含む基材シートを形成するステップ；エネルギー吸収層を該第１の外部の表面を形成している該板紙層に結合するステップ；および表面層を該エネルギー吸収層に結合するステップを含む保護バリアを作製する方法。

２６． （Ａ）１つ以上の層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ、およびエネルギー吸収層を該基材シートに固定するステップを含む；（Ｂ）第１の層が該保護バリアの第１の表面を形成している２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ、およびエネルギー吸収層を該２つ以上の他の層の第２の層に固定して該保護バリアの第２の表面を形成するステップを含む；（Ｃ）第１の層が該基材シートの第１の表面を形成し、第２の層が該基材シートの第２の表面を形成している２つ以上の層および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ、およびエネルギー吸収層を該２つ以上の他の層の該第２の層に固定するステップを含む；（Ｄ）２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップ、およびエネルギー吸収層を該基材シートに固定するステップであって、該保護バリアが、約０．２ｍｍから約２．５ｍｍの厚さを有し、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有するステップ；または（Ｅ）２つ以上の他の層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成させるステップ、およびエネルギー吸収層を該基材シートに結合するステップであって、該保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有するステップを含む保護バリアを作製する方法。

２７． 段落１〜２６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約８から約１２の平均耐油脂性値を有する、保護バリアまたは方法。

２８． 段落１〜２７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約４時間から約２４時間の耐油脂性浮揚値を有する、保護バリアまたは方法。

２９． 段落１〜２８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、２４時間を超える耐油脂性浮揚値を有する、保護バリアまたは方法。

３０． 段落１〜２９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが、約４００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する、保護バリアまたは方法。

３１． 段落１〜３０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアの上側の表面が該基材シートの該第１の表面を含み、および該保護バリアの下側の表面が該エネルギー吸収層を含む、保護バリアまたは方法。

３２． 段落１〜３１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該基材シートが、約０．１ｍｍから約５ｍｍの厚さを有し、約１０までの板紙層を含み、および約６までの糊付け層を含む、保護バリアまたは方法。

３３． 段落１〜３２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、各板紙層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、Ｃｏｂｂ試験に従って１８０秒間および約２３℃の温度で測定して、該板紙層の１ｇ当たり約１ｇの水から該板紙層の１ｇ当たり約７ｇの水の吸水性を有する、保護バリアまたは方法。

３４． 段落１〜３３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該糊付け層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、１種以上の糊付け剤および天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２の坪量を有する、保護バリアまたは方法。

３５． 段落１〜３４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該糊付け層が、１種以上の糊付け剤を含み、該１種以上の糊付け剤が、粘土系材料、ロジン、ラテックス、ラテックス系材料、デンプン、加工デンプン、ゼラチン、ワックス、アクリル系コポリマー、アルキルケテンダイマー（ＡＫＤ）、アルキルコハク酸無水物（ＡＳＡ）、ポリアミド−エピハロヒドリン（ＰＡＥ）、スチレン無水マレイン酸（ＳＭＡ）、スチレンアクリル系エマルション（ＳＡＥ）、スチレンアクリル酸（ＳＡＡ）、エチレンアクリル酸（ＥＡＡ）、ポリウレタン（ＰＵＲ）、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

３６． 段落１〜３５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、および約５０ｇ／ｍ^２から約４００ｇ／ｍ^２の坪量を有する、保護バリアまたは方法。

３７． 段落１〜３６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、１直線メートル当たり約５０の縦溝から１直線メートル当たり約１，０００の縦溝を有する波形の層を含む、保護バリアまたは方法。

３８． 段落１〜３７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せの波形の層を含む、保護バリアまたは方法。

３９． 段落１〜３８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、複数の縦溝および複数の支持部材を含み、該縦溝および該支持部材が、該エネルギー吸収層の下側の表面に沿って伸びており、該縦溝と該支持部材とが、互いに実質的に垂直である、保護バリアまたは方法。

４０． 段落１〜３９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、該エネルギー吸収層の１直線メートル当たり約５から約５０の支持部材を含む、保護バリアまたは方法。

４１． 段落１〜４０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該第１の板紙層、該第２の板紙層、該１つ以上の糊付け層、または該エネルギー吸収層の少なくとも１つが、湿潤強化剤を含み、該湿潤強化剤はポリアミド−エピハロヒドリン（ＰＡＥ）樹脂、スチレン無水マレイン酸（ＳＭＡ）、スチレンマレイミド（ＳＭＩ）、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

４２． 段落１〜４１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該基材シートと該エネルギー吸収層の間に配置された接着剤層をさらに含み、該接着剤層は、デンプン系接着剤、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

４３． 段落１〜４２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該第１の板紙層、該第２の板紙層、該１つ以上の糊付け層、または該エネルギー吸収層の少なくとも１つが、難燃剤を含み、該難燃剤は、スチレンブタジエン、酢酸ビニルエチレンコポリマー、ラテックス、アルミニウム三水和物、水酸化アルミニウム、アルミナ三水和物、粘土、炭酸カルシウム、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

４４． 段落１〜４３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、該２つ以上の板紙層の第２の板紙層に固定されている、保護バリアまたは方法。

４５． 段落１〜４４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該１つ以上の糊付け層が、該第１の板紙層と該第２の板紙層との間に配置されている、保護バリアまたは方法。

４６． 段落１〜４５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該基材シートが、少なくとも１つの第２の板紙層をさらに含む、保護バリアまたは方法。

４７． 段落１〜４６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該第２の板紙層が、該糊付け層と該エネルギー吸収層との間に配置されている、保護バリアまたは方法。

４８． 段落１〜４７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該板紙層の第１の板紙層が、該保護バリアの第１の表面を形成し、該エネルギー吸収層が該保護バリアの第２の表面を形成する、保護バリアまたは方法。

４９． 段落１〜４８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が硬木繊維を含む、保護バリアまたは方法。

５０． 段落１〜４９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、開孔発泡体、閉孔発泡体、繊維で構成された浮彫りを施された層、または任意のそれらの組合せを含む、保護バリアまたは方法。

５１． 段落１〜５０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、糊付け剤を含む少なくとも１つの波形の厚紙層、少なくとも１つの波形のポリマーもしくはオリゴマー層、またはそれらの組合せを含む、保護バリアまたは方法。

５２． 段落１〜５１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、糊付け剤またはポリマー材料を含み、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する、保護バリアまたは方法。

５３． 段落１〜５２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、少なくとも１つの波形の厚紙層および糊付け剤、少なくとも１つの波形のポリマーまたはオリゴマー層；あるいはそれらの組合せを含む、保護バリアまたは方法。

５４． 段落１〜５３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、糊付け剤またはポリマー材料を含み、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する、保護バリアまたは方法。

５５． 段落１〜５４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該複数の板紙層が互いの上に連続して配置されている、保護バリアまたは方法。

５６． 段落１〜５５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、複数の接着剤層をさらに含み、該板紙層の各々および該接着剤層の各々が、互いの上に連続して配置されている、保護バリアまたは方法。

５７． 段落１〜５６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該接着剤層が、デンプン系接着剤、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

５８． 段落１〜５７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該表面層が、石膏壁板表面紙、厚紙、板紙、クラフト紙、マニラ紙、ニュースライナー紙、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、または任意のそれらの組合せを含む、保護バリアまたは方法。

５９． 段落１〜５８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該表面層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有する、保護バリアまたは方法。

６０． 段落１〜５９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該表面層が、約５０ｇ／ｍ^２から５００ｇ／ｍ^２の坪量を有する、保護バリアまたは方法。

６１． 段落１〜６０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該第２の表面の上の該表面層の下に配置された擦過保護層をさらに含む、保護バリアまたは方法。

６２． 段落１〜６１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、約２以下のモース硬度を有する、保護バリアまたは方法。

６３． 段落１〜６２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有する、保護バリアまたは方法。

６４． 段落１〜６３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、約１ｇ／ｍ^２から約１５０ｇ／ｍ^２の坪量を有する、保護バリアまたは方法。

６５． 段落１〜６４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有する、保護バリアまたは方法。

６６． 段落１〜６５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含む、保護バリアまたは方法。

６７． 段落１〜６６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該擦過保護層が、以下の１つ以上：すなわち、エアレイド材料または布帛；水および空気に耐性のバリアを提供する交織ポリオレフィンラップ；約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％セルロース系繊維と約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％ポリマー繊維の混合物（該ポリマー繊維は、第１のポリマーを含む内部の芯および第２のポリマーを含む外部の層を有する二成分繊維であり、該第１のポリマーと該第２のポリマーとは、互いに異なる）；およびセルロース系繊維とポリマー繊維との混合物（該ポリマー繊維は二成分繊維を含み、該二成分繊維は、鞘および芯を含み、該鞘は、第１のポリマーおよび溶融添加剤を含み、該芯は第２のポリマーを含み、該第１のポリマーと該第２のポリマーとは異なり、および該第１のポリマーの融点は、該第２のポリマーの融点未満である）；またはセルロース系繊維およびポリマー繊維の混合物を含む不織シート（該セルロース系繊維は、該セルロース系繊維および該ポリマー繊維の合わせた重量に基づいて約５ｗｔ％から約９５ｗｔ％の量で存在する）を含む、保護バリアまたは方法。

６８． 段落１〜６７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、擦過保護層をさらに含む、保護バリアまたは方法。

６９． 段落１〜６８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、糊付け層と該複数の板紙層の上側の板紙層との間、該複数の板紙層の下側の板紙層と該エネルギー吸収層との間、または該エネルギー吸収層と該表面層との間に配置された１種以上の接着剤をさらに含む、保護バリアまたは方法。

７０． 段落１〜６９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該表面層と該複数の板紙層の上側の板紙層との間；または該複数の板紙層の下側の板紙層と該エネルギー吸収層との間に配置された１種以上の接着剤をさらに含む、保護バリアまたは方法。

７１． 段落１〜７０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該表面層と該エネルギー吸収層との間、該エネルギー吸収層と該複数の板紙層の上側の板紙層との間、該複数の板紙層の下側の板紙層と該糊付け層との間、または該糊付け層と該擦過保護層との間に配置された１種以上の接着剤をさらに含む、保護バリアまたは方法。

７２． 段落１〜７１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、エネルギー吸収層が表面層と結合されて一緒にされた後、板紙層が該エネルギー吸収層に結合される、保護バリアまたは方法。

７３． 段落１〜７２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が該板紙層に結合した後、該表面層が該エネルギー吸収層に結合する、保護バリアまたは方法。

７４． 段落１〜７３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、擦過保護層を該表面層に結合するステップをさらに含む、保護バリアまたは方法。

７５． 段落１〜７４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、擦過保護層を該第２の外部の表面を形成している該糊付け層に結合するステップをさらに含む、保護バリアまたは方法。

７６． 段落１〜７５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、該２つ以上の他の層の第２の層に固定されている、保護バリアまたは方法。

７７． 段落１〜７６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該１つ以上の糊付け層が、該第１の層と該第２の層との間に配置されている、保護バリアまたは方法。

７８． 段落１〜７７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該基材シートが、少なくとも１つの第２の層をさらに含む、保護バリアまたは方法。

７９． 段落１〜７８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該少なくとも１つの第２の層が、該糊付け層と該エネルギー吸収層との間に配置されている、保護バリアまたは方法。

８０． 段落１〜７９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、複数の縦溝を有する波形の層を含む、保護バリアまたは方法。

８１． 段落１〜８０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が開孔発泡体を含む、保護バリアまたは方法。

８２． 段落１〜８１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が閉孔発泡体を含む、保護バリアまたは方法。

８３． 段落１〜８２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、繊維で構成された浮彫りを施された層を含む、保護バリアまたは方法。

８４． 段落１〜８３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、基材シートの表面面積より約２５％から約９０％小さい表面面積を有する、保護バリアまたは方法。

８５． 段落１〜８４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の耐油脂性値または平均耐油脂性値を含む、保護バリアまたは方法。

８６． 段落１〜８５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約８から約１２の耐油脂性値または平均耐油脂性値を含む、保護バリアまたは方法。

８７． 段落１〜８６の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約４時間から約２４時間の耐油脂性浮揚値を含む、保護バリアまたは方法。

８８． 段落１〜８７の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、２４時間を超える耐油脂性浮揚値を含む、保護バリアまたは方法。

８９． 段落１〜８８の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、エネルギー吸収層が複数の支持部材を含む、保護バリアまたは方法。

９０． 段落１〜８９の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、複数の縦溝および複数の支持部材を含む、保護バリアまたは方法。

９１． 段落１〜９０の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、複数の縦溝および複数の支持部材を含み、該縦溝および該支持部材が、該エネルギー吸収層の下側の表面に沿って伸びており、該縦溝と該支持部材とが、互いに少なくとも実質的に垂直である、保護バリアまたは方法。

９２． 段落１〜９１の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、該エネルギー吸収層の１直線メートル当たり５以上の支持部材を含む、保護バリアまたは方法。

９３． 段落１〜９２の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該エネルギー吸収層が、該エネルギー吸収層の１直線メートル当たり約５から約５０の支持部材を含む、保護バリアまたは方法。

９４． 段落１〜９３の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該保護バリアが１種以上の着色剤を含む、保護バリアまたは方法。

９５． 段落１〜９４の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、該基材シート、該糊付け層、または該エネルギー吸収層の１つ以上が、１種以上の着色剤を含む、保護バリアまたは方法。

９６． 段落１〜９５の任意の１つによる保護バリアまたは方法であって、各板紙層が、Ｃｏｂｂ試験に従って１８０秒間および約２３℃の温度で測定して、該板紙層の１ｇ当たり約１ｇの水から該板紙層の１ｇ当たり約７ｇの水の吸水性を有する、保護バリアまたは方法。

９７． 段落１〜９６の任意の１つによる保護バリアを取り付ける方法であって、該保護バリアを、建築物または他の構造物の表面に、適用すること、設置すること、調整すること、および／または配置することを含む方法。

９８． 段落９７の方法であって、該表面が、１つ以上のフロア、デッキ、壁、調理台、飾り棚、階段、エレベーター内部表面、塗装された表面、コンクリート表面、またはセメント表面である方法。

９９． 段落９７の方法であって、該表面が、石、岩石、花崗岩、石英、テラゾ、大理石、セラミック、コンクリート、着色されたコンクリート、レンガ、モルタル、タイル、石造建築材料、木材、プラスチック、リノリウム、ガラス、金属、複合フローリング、複合調理台、またはそれらの任意の混合物の１種以上を含む方法。

１００． 段落９７の方法であって、該表面が、木材、処理された木材、タイル、セラミック、コルク、ガラス、または石の少なくとも１種を含む材料で作製される方法。

ある特定の実施形態および特徴を、１組の数の上限および１組の数の下限を使用して説明してきた。特に断りのない限り、任意の２つの値の組合せ、例えば、任意の下側の値と任意の上側の値との組合せ、任意の２つの下側の値の組合せ、および／または任意の２つの上側の値の組合せを含む範囲が予想されていることが認識されるべきである。ある下限、ある上限およびある範囲が、下記の１つ以上の請求項で現れる。全ての数値は、「約」または「およそ」で示される値であり、当業者により予想される実験誤差および変動は考慮に入れている。

種々の用語が上で定義された。請求項で使用される用語が上で定義されない範囲に、少なくとも１つの印刷された発行物または発行された特許で表されているその用語には、直接関係のある当業者が与えた最も広い定義が与えるべきである。さらに、本出願で引用された全ての特許、試験手順、および他の文献は、そのような組み込みが許される全ての司法権に対してそのような開示が本出願と矛盾しない程度に、参照により完全に組み込まれる。

前述のことは、本発明の実施形態に向けられているが、本発明の他のおよびさらなる実施形態は、それらの基本的な範囲から逸脱せずに工夫することができ、それらの範囲は、以下の請求項によって決定される。

Claims (20)

1. 第１の板紙層、第２の板紙層、および１つ以上の糊付け層を含む基材シートであって、前記第１の板紙層が前記基材シートの第１の表面を形成し、前記第２の板紙層が前記基材シートの第２の表面を形成し、前記１つ以上の糊付け層が前記第１の板紙層と前記第２の板紙層との間に配置されている基材シート；および
   前記第２の板紙層に固定されたエネルギー吸収層
   を含む保護バリアであって、
   前記保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有し、
   前記糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の平均耐油脂性値を有し、および
   前記保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間以上の耐油脂性浮揚値を有する
   ことを特徴とする保護バリア。
2. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約８から約１２の平均耐油脂性値を有することを特徴とする保護バリア。
3. 請求項１に記載の保護バリアであって、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約４時間から約２４時間の耐油脂性浮揚値を有することを特徴とする保護バリア。
4. 請求項１に記載の保護バリアであって、約４００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有し、およびＧｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、２４時間を超える耐油脂性浮揚値を有することを特徴とする保護バリア。
5. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記保護バリアの上側の表面が、前記基材シートの前記第１の表面を含み、および前記保護バリアの下側の表面が、前記エネルギー吸収層を含むことを特徴とする保護バリア。
6. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記基材シートが、約０．１ｍｍから約５ｍｍの厚さを有することを特徴とする保護バリア。
7. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記基材シートが、約１０までの板紙層を含み、および前記基材シートが、約６までの糊付け層を含むことを特徴とする保護バリア。
8. 請求項１に記載の保護バリアであって、各板紙層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、約２３℃で前記板紙層の１ｇ当たり約１ｇの水から前記板紙層の１ｇ当たり約７ｇの水の吸水性を有することを特徴とする保護バリア。
9. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記糊付け層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、１種以上の糊付け剤および天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、約２０ｇ／ｍ^２から約８０ｇ／ｍ^２の坪量を有することを特徴とする保護バリア。
10. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記糊付け層が、１種以上の糊付け剤を含み、前記１種以上の糊付け剤が、粘土系材料、ロジン、ラテックス、ラテックス系材料、デンプン、加工デンプン、ゼラチン、ワックス、アクリル系コポリマー、アルキルケテンダイマー（ＡＫＤ）、アルキルコハク酸無水物（ＡＳＡ）、ポリアミド−エピハロヒドリン（ＰＡＥ）、スチレン無水マレイン酸（ＳＭＡ）、スチレンアクリル系エマルション（ＳＡＥ）、スチレンアクリル酸（ＳＡＡ）、エチレンアクリル酸（ＥＡＡ）、ポリウレタン（ＰＵＲ）、またはそれらの任意の混合物を含むことを特徴とする保護バリア。
11. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記エネルギー吸収層が、約０．０５ｍｍから約２ｍｍの厚さを有し、天然繊維、合成繊維、リサイクルされた繊維、またはそれらの任意の混合物を含み、約５０ｇ／ｍ^２から約４００ｇ／ｍ^２の坪量を有することを特徴とする保護バリア。
12. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記エネルギー吸収層が、１直線メートル当たり約５０から１直線メートル当たり約１，０００の縦溝を有する波形の層を含むことを特徴とする保護バリア。
13. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記エネルギー吸収層が、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せの波形の層を含むことを特徴とする保護バリア。
14. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記エネルギー吸収層が、複数の縦溝および複数の支持部材を含み、前記縦溝および前記支持部材が、前記エネルギー吸収層の下側の表面に沿って伸びており、前記縦溝と前記支持部材とが、互いに実質的に垂直であり、および前記エネルギー吸収層が、前記エネルギー吸収層の１直線メートル当たり約５から約５０の支持部材を含むことを特徴とする保護バリア。
15. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記保護バリアの上側の表面が、前記基材シートの前記第１の表面を含み、前記保護バリアの下側の表面が、前記エネルギー吸収層を含み、前記エネルギー吸収層が、１直線メートル当たり約５０から１直線メートル当たり約１，０００の縦溝を有する波形の層を含み、および前記エネルギー吸収層が、サイズＡの縦溝、サイズＢの縦溝、サイズＣの縦溝、サイズＥの縦溝、サイズＦの縦溝、または任意のそれらの組合せの波形の層を含むことを特徴とする保護バリア。
16. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記第１の板紙層、前記第２の板紙層、前記１つ以上の糊付け層、または前記エネルギー吸収層の少なくとも１つが、湿潤強化剤を含み、前記湿潤強化剤が、ポリアミド−エピハロヒドリン（ＰＡＥ）樹脂、スチレン無水マレイン酸（ＳＭＡ）、スチレンマレイミド（ＳＭＩ）、またはそれらの任意の混合物を含むことを特徴とする保護バリア。
17. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記基材シートと前記エネルギー吸収層との間に配置された接着剤層をさらに含み、前記接着剤層が、デンプン系接着剤、イソシアネート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−レソルシノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、またはそれらの任意の混合物を含むことを特徴とする保護バリア。
18. 請求項１に記載の保護バリアであって、前記第１の板紙層、前記第２の板紙層、前記１つ以上の糊付け層、または前記エネルギー吸収層の少なくとも１つが、難燃剤を含み、前記難燃剤が、スチレンブタジエン、酢酸ビニルエチレンコポリマー、ラテックス、アルミニウム三水和物、水酸化アルミニウム、アルミナ三水和物、粘土、炭酸カルシウム、またはそれらの任意の混合物を含むことを特徴とする保護バリア。
19. ２つ以上の板紙層の間に配置された１つ以上の糊付け層を含む基材シート；および
    前記基材シートに固定されたエネルギー吸収層
    を含む保護バリアであって、
    前記保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有し、
    前記糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６から１２の平均耐油脂性値を有し、
    前記保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間から約２４の耐油脂性浮揚値を有し、
    前記保護バリアが、約０．２ｍｍから約１０ｍｍの厚さを有し、
    前記保護バリアが、約０．２５ｍから約４ｍの幅を有し、および
    前記保護バリアが、約３００ｇ／ｍ^２から約８００ｇ／ｍ^２の坪量を有する
    ことを特徴とする保護バリア。
20. 保護バリアを作製する方法であって、
    第１の板紙層、第２の板紙層、および１つ以上の糊付け層を含む基材シートを形成するステップであって、前記第１の板紙層が前記基材シートの第１の表面を形成し、前記第２の板紙層が前記基材シートの第２の表面を形成し、および前記１つ以上の糊付け層が前記第１の板紙層と前記第２の板紙層との間に配置されるステップ；および
    エネルギー吸収層を前記第２の板紙層に固定するステップを含み、
    前記保護バリアが、ＡＳＴＭ Ｅ９６Ｍ−１４の手順Ａに従って測定して、約５ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間から約１５０ｇ／６４５．２ｃｍ^２／２４時間の水蒸気透過速度を有すること、
    前記糊付け層が、ＴＡＰＰＩ Ｔ−５５９紙および板紙に関するグリース耐性のための標準的試験に従って測定して、約６以上の平均耐油脂性値を有すること、および
    前記保護バリアが、Ｇｅｏｒｇｉａ−Ｐａｃｉｆｉｃ浮揚紙飽和試験ＳＴＰ−４１５に従って測定して、約３時間以上の耐油脂性浮揚値を有する
    ことを特徴とする方法。

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