JP2017506698A - 建築用コーティング用の親水性連鎖移動剤を用いて誘導されるフッ素化ポリマー添加剤 - Google Patents
建築用コーティング用の親水性連鎖移動剤を用いて誘導されるフッ素化ポリマー添加剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017506698A JP2017506698A JP2016554558A JP2016554558A JP2017506698A JP 2017506698 A JP2017506698 A JP 2017506698A JP 2016554558 A JP2016554558 A JP 2016554558A JP 2016554558 A JP2016554558 A JP 2016554558A JP 2017506698 A JP2017506698 A JP 2017506698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- carbon atoms
- mol
- mmol
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/40—Additives
- C09D7/65—Additives macromolecular
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/38—Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/22—Esters containing halogen
- C08F220/24—Esters containing halogen containing perhaloalkyl radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
Description
式(I)の組成物はランダムコポリマーであり、
Rfは、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aは、O、S、又はN(R')であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qは、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びこのような連結基の組合せであり、
R1は、H又はCH3であり、
R2は、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rは、独立して2〜4であり、
Zは、O又は−NR'−であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4は、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mは、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、Ca、Mg、又はこれらの混合物であり、
R6は、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eは、0〜40であり、
R5は、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
R7は、2〜4個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、
aは、10〜60モル%であり、
bは、0〜90モル%であり、
cは、1〜90モル%であり、及び、
dは、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
かかる式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
gは、1又は2であり、
Xは、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yは、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である。
式(I)の組成物はランダムコポリマーであり、
Rfは、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aは、O、S、又はN(R')であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qは、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びこのような連結基の組合せであり、
R1は、H又はCH3であり、
R2は、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rは、独立して2〜4であり、
Zは、O又は−NR'−であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4は、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mは、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、Ca、Mg、又はこれらの混合物であり、
R6は、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eは、0〜40であり、
R5は、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
R7は、2〜4個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、
aは、10〜60モル%であり、
bは、0〜90モル%であり、
cは、1〜90モル%であり、及び、
dは、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
かかる式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
gは、1又は2であり、
Xは、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yは、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である。
式(I)の組成物はランダムコポリマーであり、
Rfは、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aは、O、S、又はN(R')であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qは、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びこのような連結基の組合せであり、
R1は、H又はCH3であり、
R2は、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rは、独立して2〜4であり、
Zは、O又は−NR'−であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4は、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mは、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、Ca、Mg、又はこれらの混合物であり、
R6は、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eは、0〜40であり、
R5は、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
R7は、2〜4個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、
aは、10〜60モル%であり、
bは、0〜90モル%であり、
cは、1〜90モル%であり、及び、
dは、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
かかる式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
gは、1又は2であり、
Xは、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yは、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である。
F(CF2CF2)mC2H4OC(O)−C(R)=CH2
式中、mは、1〜約3又はこれらの混合であり、好ましくは主に2〜約3又はこれらの混合であり、Rは、H又はメチルである。
(II)(Y−X−S)gH2-g、
式中、gは、1又は2であり、Xは、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、Yは、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である。g=2のとき、連鎖移動剤は、式Y−X−S−S−X−Yのジスルフィド化合物である。好ましい連鎖移動剤として、チオグリセロール、メルカプトエタノール、チオグリコール酸、ジチオエリスリトール、2−メルカプトプロピオン酸、及び3−メルカプトプロピオン酸、又はこれらの混合物が挙げられる。
式中、
式(I)の組成物はランダムコポリマーであり、
Rfは、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aは、O、S、又はN(R')であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qは、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びこのような連結基の組合せであり、
R1は、H又はCH3であり、
R2は、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rは、独立して2〜4であり、
Zは、O又は−NR'−であり、R'はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4は、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4は、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mは、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、Ca、Mg、又はこれらの混合物であり、
R6は、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eは、0〜40であり、
R5は、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
aは、10〜60モル%であり、
bは、0〜90モル%であり、
cは、1〜90モル%であり、及び、
dは、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
かかる式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
gは、1又は2であり、
Xは、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yは、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である。
全ての溶媒及び試薬は、特に指示がない限り、Sigma−Aldrichから購入し、供給された状態で直接使用した。1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート及び1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルアクリレートは、DuPont Chemicals & Fluoroproductsから入手した。分子量分析は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)システム[Alliance 2695(商標)、Waters Corporation(Milford,MA)](示差屈折率検出器、多角度光散乱光度計、及び示差毛管粘度計ViscoStar(商標)を装備)を用いて実施した。
塗料中のポリマー添加剤の添加及び試験パネルへの適用
本発明のフルオロアクリルコポリマーの水性分散液を、選択した市販の室内用及び屋外用ラテックス塗料(添加前はフルオロ添加剤を含まない)に、350ppmのフッ素濃度で加えた。サンプルを、オーバーヘッドコウレスブレードスターラーを用いて、600rpmで10分間混合した。続いて、混合液をガラス瓶に移し、封をして、ロールミル上に一晩置き、フルオロポリマーを均一に混合させた。次に、サンプルを、5mLのバードアプリケータを用いて、BYK−Gardnerのドローダウン装置によって、黒色のLeneta Mylar(登録商標)カード(14cm×26cm(5.5"×10"))又はアルミニウムQパネル(10cm×30cm(4"×12"))上に均一にドローダウンした。続いて、塗膜を室温で7日間乾燥させた。
油接触角測定を用いて、フルオロ添加剤の塗膜の表面への移行について試験した。乾燥塗膜でコーティングされた1インチのLenetaパネルのストリップにおいて、油接触角試験をゴニオメーターで行った。自動分注システム、250μLのシリンジ、及び照明付き試料ステージアセンブリを備えた、DROPimageの標準的ソフトウェアを利用する、Rame−Hart Standard Automated Goniometer Model 200を使用した。ゴニオメーターのカメラをインターフェイスを介してコンピュータにつなぎ、コンピュータスクリーン上で液滴を表示させた。横軸線及び交差線の両方を、ソフトウェアを使用して、コンピュータスクリーン上で独立して調整できた。
DPR試験を用いて、塗布パネルの汚れ蓄積を防止する能力を評価した。シリカゲル(38.7%)、酸化アルミニウム粉末(38.7%)、黒酸化鉄粉末(19.35%)及びランプブラック粉末(3.22%)からなる人工乾燥汚れをこの試験に使用した。埃成分を混合し、完全に混合するためにローラー上に48時間置き、デシケータ(decicator)内で保管した。
ASTMD3450の変法を用いて、塗布パネルの油染み洗浄性を測定した。適用方法に記載されるように、室内用艶なし塗料に加えられた試験材料を、黒色のLenetaカードに適用した。乾燥したサンプルを、試験用に10cm×8cm(4"×3")の寸法に切断した。フィルムの半分に、薄く均一に塗布したLeneta染み付け媒体(Vaseline(登録商標)中Lenetaカーボンブラックの5重量%分散体)の層を置き、1時間放置した。過剰の染みを静かにかき落とし、目に見える染みが拭き取られなくなるまで、清潔なペーパータオルで拭き取った。次に、パネルを、洗浄ブロックを8層の寒冷紗で覆ったGardcoの摩耗試験機に移した。寒冷紗を10mLの1%中性洗剤水溶液で湿らせ、洗浄ブロックを染み付けしたパネルの上面で動かして、耐水洗性を実施した。5サイクル後、パネルを脱イオン水ですすぎ、12時間乾燥させた。未洗浄の染み付き塗料及び洗浄後の染み付き塗料の白色度を、Hunter lab測色計を用いて測定し、L値を得た。洗浄性を、洗浄性=(Lwashed paint−Lunwashed stained paint)×10/(Lunstained paint−Lunwashed stained paint)の等式によって計算した。同様に、フッ素化添加剤を含まない対照サンプルの洗浄性評価を同時に評価した。サンプルと対照の洗浄性評価間の差を求め、洗浄性スコアΔCで表した。ΔCが大きいほど良好な性能であり、対照と比べて、比較的少ない量の染みが処理済みサンプル上に残っていることを示唆している。ΔCがマイナスの値は、サンプルが対照より悪化していることを示す。
還流冷却器、セプタム、及び熱電対を備えた三つ口丸底フラスコに、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(6.80g、15.73ミリモル)、ジエチルアミノエチルメタクリレート(2.19g、11.82ミリモル)、メタクリル酸(1.02g、11.85ミリモル)、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート、メチルエーテル(平均Mn 950、0.20g、0.21ミリモル)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、(3.75g、37.44ミリモル)、イソプロパノール(IPA)(11.25g)、及び1−チオグリセロール、(0.40g、3.70ミリモル)を投入した。フラスコに、N2ガスを1時間室温で注入したままにした。油浴を用いて、フラスコの内部温度が80℃に達するまで加熱し、MIBK(1g)中のVAZO−67(0.20g、1.04ミリモル)溶液をシリンジで一度に加えた。内部温度を再び80℃に上昇させ、その後、反応液を更に16時間撹拌したままにした。反応混合液を室温まで冷却させ、1H NMR分析により>97%のモノマーの変換を確認した。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=11.2kDa、Mw=13.8kDa、PDI=1.24と分析された。
この比較実施例は、連鎖移動剤を使用しない、実施例1に記載のポリマー組成物の合成について記載する。
実施例1に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート、(6.80g、15.73ミリモル)、ジエチルアミノエチルメタクリレート(2.19g、11.82ミリモル)、メタクリル酸、(1.02g、11.85ミリモル)、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート(平均Mn 550、0.20g、0.36ミリモル)のMIBK(3.75g)、IPA(11.25g)及び1−チオグリセロール(0.40g、3.70ミリモル)溶液中、VAZO−67(0.20g、1.04ミリモル)反応開始剤を用いる重合により、黄色のポリマー溶液を得た。1H NMRによるモノマー変換率は>96%であった。分子量分析により、Mn=12.9kDa、Mw=17.4kDa、及びPDI 1.35と推測された。
実施例1に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート、(6.80g、15.73ミリモル)、ジエチルアミノエチルメタクリレート(2.19g、11.82ミリモル)、メタクリル酸(1.02g、11.85ミリモル)、(ヒドロキシエチル)メタクリレート(0.20g、1.54ミリモル)の、MIBK(3.75g)、IPA(11.25g)、1−チオグリセロール(0.40g、3.70ミリモル)、及びVAZO−67(0.20g、1.04ミリモル)溶液によって、黄色の溶液を得た。1H NMRによるモノマー変換率は>94%であった。分子量分析により、Mn=12.6kDa、Mw=17.4kDa、及びPDI 1.39と推測された。
還流冷却器、セプタム、及び熱電対を備えた三つ口丸底フラスコに、21.8mLのMIBK/IPA(1:3w/w)溶液中1−チオグリセロール(0.839g、7.76ミリモル)溶液を投入した。この溶液を80℃に加熱し、その後、40mLのMIBK/IPA中、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.53g、33.64ミリモル)、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(平均Mn 300、6.31g、21.02ミリモル)、メタクリル酸(2.53g、29.44ミリモル)、塩化ナトリウム(0.018g、0.31ミリモル)のモノマー混合物、及び9mLのMIBK/IPA中VAZO−67(0.428g、2.23ミリモル)を同時に、シリンジポンプによって6時間かけて追加した。反応混合液を、窒素下で18時間、80℃において撹拌させた。得られた溶液を水酸化ナトリウム溶液(メタクリル酸の1当量)で中和し、その後、有機溶媒を真空下で除去して、33.9重量%の水性ポリマー溶液を得た。分子量分析により、Mn=9.1kDa、Mw=13.0kDa、及びPDI 1.43と推測された。
実施例4に記載される手順を用い、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.53g、33.64ミリモル)、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(平均Mn 470、9.88g、21.02ミリモル)、メタクリル酸、(2.53g、29.44ミリモル)、塩化ナトリウム(0.018g、0.31ミリモル)、1−チオグリセロール(0.839g、7.76ミリモル)及び、MIBK/IPA中VAZO−67(0.428g、2.23ミリモル)を用いる重合により、淡黄色のポリマー溶液を得た。水酸化ナトリウム水溶液(メタクリル酸の1当量)を用いる中和、続く溶媒の蒸発により、33.5重量%の水性ポリマー溶液が得られた。分子量分析により、Mn=11.1kDa、Mw=18.1kDa、及びPDI 1.63と推測された。
実施例4に記載される手順を用い、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.53g、33.64ミリモル)、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート(平均Mn 526、11.06g、21.02ミリモル)、メタクリル酸(2.53g、29.44ミリモル)、塩化ナトリウム(0.018g、0.31ミリモル)、1−チオグリセロール(0.839g、7.76ミリモル)、及びMIBK/IPA中VAZO−67(0.428g、2.23ミリモル)を用いる重合により、淡黄色のポリマー溶液を得た。水酸化ナトリウム水溶液(メタクリル酸の1当量)を用いる中和、続く溶媒の蒸発により、37.1重量%の水性ポリマー溶液が得られた。分子量分析により、Mn=8.4kDa、Mw=45.6kDa、及びPDI 5.44と推測された。
1−チオグリセロール(1.62g、15ミリモル)及びMIBK/IPA混合物(7mL、1:2.2w/w)を、250mLの三つ口丸底フラスコに、窒素下で撹拌しながら投入した。この溶液を80℃に加熱し、続いて、MIBK/IPA混合液(3mL、1:2.2w/w)中モノマー混合物(2−(ペルフルオロヘキシル)エチル)メタクリレート(式1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート、17.3g、40ミリモル)及びメタクリル酸(4.3g、50ミリモル)、並びに、MIBK/IPA混合液(19mL、1:2.2w/w)中VAZO−67(0.43g、2.24ミリモル)を、6時間かけて別々に投入した。反応混合液を、窒素下で18時間、80℃において撹拌させた。反応混合物を水酸化ナトリウム溶液(メタクリル酸の1当量)で中和した。有機溶媒を除去すると、ポリマーの12.8重量%水溶液が得られた。分子量分析により、Mn=3.1kDa、Mw=6.2kDa、及びPDI 2.0と推測された。
3−メルカプトプロピオン酸(1.8g、17ミリモル)及び水/IPA混合液(7mL、1:4w/w)を、250mLの三つ口丸底フラスコに、窒素下で撹拌しながら投入した。この溶液を80℃に加熱し、続いて、水/IPA(3mL、1:4w/w)中モノマー混合物(1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート、17.3g、40ミリモル)及びメタクリル酸(4.3g、50ミリモル))、並びに、水/IPA(19mL、1:4w/w)中VAZO 68(0.63g、2.24ミリモル)を、6時間かけて別々に投入した。反応混合液を、窒素下で18時間、80℃において撹拌させた。反応混合物を水酸化ナトリウム溶液(メタクリル酸の1当量)で中和した。有機溶媒を除去すると、ポリマーの13.7重量%水溶液が得られた。分子量分析により、Mn=9.5kDa、Mw=13.5kDa、及びPDI 1.43と推測された。
還流冷却器、セプタム、及び熱電対を備えた250mLの三つ口丸底フラスコに、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)、メタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)、その後MIBK(10.0g、100ミリモル)、IPA(27.5g、458ミリモル)、及び2−メルカプトエタノール(0.840g、10.75ミリモル)を投入した。反応溶液に、ニードルを用いて、1時間室温にて表面下にN2を注入した。油浴を用いて、フラスコの内部温度が80℃に達するまで加熱し、メチルイソブチルケトン(2mL)中のVAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)溶液をシリンジで一度に加えた。内部温度を再び80℃に上昇させ、その後、反応液を更に16〜22時間撹拌したままにした。反応混合液を室温まで冷却させ、1H NMR分析により>95%のモノマーの変換を確認した。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=2.8kDa、Mw=5.8kDa、PDI=2.05と分析された。
実施例9に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)、及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤及び1−ドデンチオール(0.840g、4.15ミリモル)連鎖移動剤を用いるバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=7.0kDa、Mw=12.9kDa、PDI=1.86と分析された。
還流冷却器、セプタム、及び熱電対を備えた250mLの三つ口丸底フラスコに、MIBK(9.0g、90.9ミリモル)及びIPA(20.0g、333.3ミリモル)を投入した。反応溶液に、ニードルを用いて、1時間室温にて表面下にN2を注入した。1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)を、100mLの一つ口丸底フラスコに別々に投入し、セプタムで蓋をした。モノマーを含むフラスコに、予め脱気した溶媒を加え、総量を20mLにした。モノマー溶液に、ニードルを用いて、1時間室温にて表面下にN2を注入した。VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)を予め脱気した溶媒に溶解し、総量を20mLにした。1−チオグリセロール(0.840g、7.76ミリモル)を、脱気溶媒の残量を含む反応フラスコに加えた。油浴を用いて、フラスコの内部温度が80℃に達するまで加熱した。モノマー及び反応開始剤を含むシリンジをそれぞれ配置し、デュアルシリンジポンプを用いて6時間かけて内容物を送達した。シリンジ内容物の送達が完了した後、反応槽を更に14時間撹拌させた。反応混合液を室温まで冷却させ、1H NMR分析により>95%のモノマーの変換を確認した。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=13.9kDa、Mw=62.5kDa、PDI=4.6と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸、(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=12.0kDa、Mw=24.2kDa、PDI=2.02と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤、及び連鎖移動剤として1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクタンチオール(0.840g、2.21ミリモル)を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=11.2kDa、Mw=20.5kDa、PDI=1.83と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(3.57g、19.3ミリモル)、及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤、及び、1−チオグリセロール/メルカプトエタノール(0.420g、3.88ミリモル)/(0.420g、5.37ミリモル)混合物である連鎖移動剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=10.6kDa、Mw=18.0kDa、PDI=1.70と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2.51g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=5.3kDa、Mw=9.9kDa、PDI=1.85と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2.51g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤及び1−チオグリセロール(0.840g7.76ミリモル)連鎖移動剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=20.9kDa、Mw=29.5kDa、PDI=1.41と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート(2.78g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤及び1−チオグリセロール(0.840g7.76ミリモル)連鎖移動剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=2.4kDa、Mw=11.5kDa、PDI=4.74と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート(2.78g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=18.9kDa、Mw=26.2kDa、PDI=1.38と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、エチルトリエチレングリコールメタクリレート(ETGMA)(4.75g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸、(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤及び1−チオグリセロール(0.840g7.76ミリモル)連鎖移動剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=14.9kDa、Mw=18.0kDa、PDI=1.21と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(14.58g、33.8ミリモル)、エチルトリエチレングリコールメタクリレート(ETGMA)(4.75g、19.3ミリモル)及びメタクリル酸(2.67g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=22.9kDa、Mw=28.4kDa、PDI=1.24と分析された。
実施例1に記載した類似手順に従う、MIBK(3.75g)、IPA(11.25g)、1−チオグリセロール(0.40g、3.70ミリモル)、及びVAZO−67(0.20g、1.04ミリモル)の溶液中の、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルメタクリレート(6.80g、15.73ミリモル)、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(1.85g、11.82ミリモル)、及びメタクリル酸(1.02g、11.85ミリモル)の重合により、黄色の溶液が得られた。1H NMRによるモノマー変換率は>96%であった。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=11.6/Mw=13.9、PDI=1.2と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルアクリレート(14.13g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルアクリレート(3.30g、19.3ミリモル)、及びアクリル酸(2.23g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤及び1−チオグリセロール(0.840g、7.76ミリモル)連鎖移動剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=7.7kDa、Mw=10.5kDa、PDI=1.4と分析された。
実施例10に記載した類似手順に従う、1H,1H,2H,2H−ペルフルオロオクチルアクリレート(14.13g、33.8ミリモル)、2−(ジエチルアミノ)エチルアクリレート(3.30g、19.3ミリモル)、及びアクリル酸(2.23g、31.0ミリモル)の、VAZO−67(0.395g、2.05ミリモル)反応開始剤を用いるセミバッチ重合により、モノマー変換率(1H NMR)が>95%であるポリマー溶液が得られた。ポリマーサンプルは、GPCによって、平均分子量Mn=8.6kDa、Mw=11.7kDa、PDI=1.4と分析された。
実施例1〜16に記載されるフッ素化ポリマー組成物を含む室内用艶なし塗料及び屋外用艶なし塗料のサンプル、並びに、連鎖移動剤を用いないで、又は、疎水性連鎖移動剤を用いて製造された比較ポリマー組成物を含む塗料サンプルを、試験方法1に記載されるように撥油性について評価した。フッ素化ポリマー添加剤を含む塗料サンプルは、添加剤を含まない対照塗料と比較して、良好な撥油性を示した(表1)。また、実施例1〜16に記載の添加剤は、対応する比較サンプルと比較して良好な撥油性能を示した(1A、9A、10A、10B、12A、13A、14A、及び16A)。
実施例1〜16に記載されるフッ素化ポリマー組成物を含む屋外用艶なし塗料のサンプル、及び、連鎖移動剤を用いないで、又は、疎水性連鎖移動剤を用いて製造された比較ポリマー組成物を含む塗料サンプルを、試験方法2に記載されるように汚れ付着耐性(DPR)について評価した。フッ素化ポリマー添加剤を含む塗料サンプルは、添加剤が存在しない対照塗料と比較して、非常に良好な汚れ付着耐性を示した(値が低いほど性能が良いことを示す)(表2)。また、実施例1〜16に記載の添加剤は、対応する比較サンプルと比較して良好なDPR性能を示した(1A、9A、10A、10B、12A、13A、14A、及び16A)。
実施例1〜14に記載されるフッ素化ポリマー組成物を含む室内用艶なし塗料のサンプル、及び、連鎖移動剤を用いないで、又は、疎水性連鎖移動剤を用いて製造された比較ポリマー組成物を含む塗料サンプルを、試験方法3に記載されるようにleneta油染み洗浄性について評価した。洗浄性評価の差によって示されるように、フッ素化ポリマー添加剤を含む塗料サンプルは、添加剤が存在しない対照塗料よりも、極めて良好であった(表3)。実施例1〜14に記載する添加剤は、対応する比較サンプル(1A、9〜14A、及び10B)と比較して、良好な洗浄性の差を示した。
Claims (15)
- 式(I)の水性エマルションを含む組成物であって、
式(I)の組成物がランダムコポリマーを含み、
Rfが、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aが、O、S、又はN(R’)であり、R’はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qが、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びそのような連結基の組合せであり、
R1が、H又はCH3であり、
R2が、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rが、独立して2〜4であり、
Zが、O又は−NR’−であり、R’はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4が、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4が、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mが、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、又はこれらの混合物であり、
R6が、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eが、0〜40であり、
R5が、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
R7が、2〜4個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、
aが、10〜60モル%であり、
bが、0〜90モル%であり、
cが、1〜90モル%であり、及び、
dが、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
前記式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
gが、1又は2であり、
Xが、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yが、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である、組成物。 - 約1500〜約30,000ダルトンの数平均分子量Mnを有する、請求項1に記載の組成物。
- cが、約1〜約60モル%の範囲内である、請求項1に記載の組成物。
- bが、少なくとも約0.1モル%であるか、又は
dが、少なくとも約0.1モル%であるかのいずれかである、請求項1に記載の組成物。 - チオグリセロール、メルカプトエタノール、チオグリコール酸、ジチオエリスリトール、2−メルカプトプロピオン酸、及び3−メルカプトプロピオン酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される、連鎖移動剤の残部を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記残部が、使用した連鎖移動剤及びモノマーの総量に基づき、約1〜約25モル%の量で連鎖移動剤を使用することにより得られる、請求項1に記載の組成物。
- コーティングベースを式(I)のポリマー組成物と接触させることを含む、コーティング組成物に耐洗浄性を付与する方法であって、
式(I)の組成物がランダムコポリマーであり、
Rfが、2〜6個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、任意選択的に1つ又は2つ以上の−CH2−、−CFH−、又はこれらの組合せによって分断されており、
Aが、O、S、又はN(R’)であり、R’はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
Qが、直鎖、分枝鎖、又は環状構造のアルキレン、アリーレン、アラルキレン、スルホニル、スルホキシ、スルホンアミド、カルボンアミド、カルボニルオキシ、ウレタニレン、ウレイレン、及びこのような連結基の組合せであり、
R1が、H又はCH3であり、
R2が、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルから独立して選択され、
rが、独立して2〜4であり、
Zが、O又は−NR’−であり、R’はH又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、
R3及びR4が、それぞれ独立して、1〜4個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシエチル、ベンジルであり、又は、R3及びR4が、窒素原子と共にモルホリン、ピロリジン、若しくはピペラジン環を形成し、
Mが、H、HN(R6)3、Na、Li、Cs、K、又はこれらの混合物であり、
R6が、H又は1〜12個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、
eが、0〜40であり、
R5が、H又は1〜4個の炭素原子のアルキルであり、
R7が、2〜4個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、
aが、10〜60モル%であり、
bが、0〜90モル%であり、
cが、1〜90モル%であり、及び、
dが、0〜90モル%であり、
a+b+c+dの合計は100%に等しく、並びに、
前記式(I)の組成物は、式(II)(Y−X−S)gH2-gの親水性連鎖移動剤の残部を更に含み、
このとき、
gが、1又は2であり、
Xが、直鎖又は分枝鎖の1〜約4個の炭素原子のアルキレンであり、任意選択的に、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミンから選択される1つ又は2つ以上の親水性官能基で置換されており、及び、
Yが、ヒドロキシル、カルボキシル、チオール、又はアミンから選択される親水性官能基である、方法。 - 前記ポリマー組成物が、約1500〜約30,000ダルトンの数平均分子量Mnを有する、請求項7に記載の方法。
- bが、少なくとも約0.1モル%である、又は
dが、少なくとも約0.1モル%である、のいずれかである、請求項7に記載の方法。 - cが、1〜約60モル%の範囲内である、請求項7に記載の方法。
- 前記ポリマー組成物が、塗料コーティングに添加されるとき、少なくとも2.0の油染み洗浄性スコアΔC、及び最大で4.0の汚れ付着耐性をもたらす、請求項7に記載の方法。
- 前記ポリマー組成物が、チオグリセロール、メルカプトエタノール、チオグリコール酸、ジチオエリスリトール、2−メルカプトプロピオン酸、及び3−メルカプトプロピオン酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される、連鎖移動剤の残部を含む、請求項7に記載の方法。
- 前記コーティングベースが、室内用塗料、屋外用塗料、ステイン、または透明コーティングの形態の、アクリルポリマー、エポキシポリマー、ビニルポリマー、及びポリウレタンポリマーからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
- コーティングベースと、請求項1に記載の組成物と、を含む、コーティング組成物であって、前記コーティングベースが、室内用塗料、屋外用塗料、ステイン、または透明コーティングの形態の、アクリルポリマー、エポキシポリマー、ビニルポリマー、及びポリウレタンポリマーからなる群から選択される、組成物。
- 請求項1に記載のポリマー組成物を形成する方法であって、
式(II)の親水性連鎖移動剤を、
(Y−X−S)gH2-g(II)
10〜60モル%のフッ素化モノマーと、
0〜90モル%のアミン含有モノマーと、
1〜90モル%の酸性モノマーと、
0〜90モル%の親水性モノマーと、を含む、エチレン性不飽和モノマーと接触させることを含み、
前記モノマーの合計が100%に等しい、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201461944092P | 2014-02-25 | 2014-02-25 | |
US61/944,092 | 2014-02-25 | ||
PCT/US2015/017192 WO2015130628A1 (en) | 2014-02-25 | 2015-02-24 | Fluorinated polymer additives derived using hydrophilic chain transfer agents for architectural coatings |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017506698A true JP2017506698A (ja) | 2017-03-09 |
JP6523317B2 JP6523317B2 (ja) | 2019-05-29 |
Family
ID=52627582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016554558A Active JP6523317B2 (ja) | 2014-02-25 | 2015-02-24 | 建築用コーティング用の親水性連鎖移動剤を用いて誘導されるフッ素化ポリマー添加剤 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9777170B2 (ja) |
EP (1) | EP3110853B1 (ja) |
JP (1) | JP6523317B2 (ja) |
CN (1) | CN106164102B (ja) |
MX (1) | MX2016010947A (ja) |
WO (1) | WO2015130628A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016176270A1 (en) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | The Chemours Company Tt, Llc | Durable architectural coatings containing crosslinkable polymeric additives |
CN106189391B (zh) * | 2016-07-20 | 2018-05-18 | 中科院广州化学有限公司南雄材料生产基地 | 一种含氟聚物高防污无机硅酸盐涂料及其制备方法和应用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533230A (ja) * | 2007-07-10 | 2010-10-21 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 紙用両性フルオロケミカル |
WO2013031594A1 (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Agcセイミケミカル株式会社 | 化粧品用共重合体、化粧品粉体用表面処理剤、化粧用粉体および化粧料 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4127711A (en) | 1977-03-31 | 1978-11-28 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fluorine-containing terpolymers |
US5010141A (en) * | 1989-10-25 | 1991-04-23 | Ciba-Geigy Corporation | Reactive silicone and/or fluorine containing hydrophilic prepolymers and polymers thereof |
US5079319A (en) * | 1989-10-25 | 1992-01-07 | Ciba-Geigy Corporation | Reactive silicone and/or fluorine containing hydrophilic prepolymers and polymers thereof |
US5344903A (en) | 1993-04-14 | 1994-09-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Water- and oil-repellent fluoro(meth)acrylate copolymers |
JPH07228618A (ja) | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Nippon Shokubai Co Ltd | 重合体の製造方法 |
ES2173231T3 (es) | 1995-09-21 | 2002-10-16 | Goldschmidt Ag Th | Poli (esteres de acido metacrilico), cuyos grupos de ester en las posiciones alfa y omega se diferencian de los grupos de ester que se encuentran dentro de la cadena. |
US5977256A (en) | 1996-04-29 | 1999-11-02 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Scratch-resistant coating composition |
ATE322524T1 (de) | 2000-08-18 | 2006-04-15 | 3M Innovative Properties Co | Fluoro(meth)acrylatecopolymer-beschichtungsmass n |
US6689854B2 (en) * | 2001-08-23 | 2004-02-10 | 3M Innovative Properties Company | Water and oil repellent masonry treatments |
US7041727B2 (en) | 2002-06-25 | 2006-05-09 | 3M Innovative Properties Company | Latex paint compositions and coatings |
JP2004115691A (ja) | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Daikin Ind Ltd | 多孔質基材の処理剤および処理方法 |
JP4337448B2 (ja) | 2003-07-11 | 2009-09-30 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素内添剤および合成樹脂フィルム |
US7078456B2 (en) | 2003-11-26 | 2006-07-18 | 3M Innovative Properties Company | Fluorochemical oligomeric composition and use thereof |
CA2560392A1 (en) | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Daikin Industries, Ltd. | Surface treating agent, fluorine-containing monomer and fluorine-containing polymer |
US7776983B2 (en) | 2004-12-30 | 2010-08-17 | 3M Innovative Properties Company | Fluorochemical polymeric surfactants |
GB2432836A (en) | 2005-12-01 | 2007-06-06 | 3M Innovative Properties Co | Fluorinated surfactant |
US8176981B2 (en) * | 2007-01-19 | 2012-05-15 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated surfactants and methods of using the same |
US8476385B2 (en) | 2007-06-06 | 2013-07-02 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated ether compositions and methods of using the same |
JP5140498B2 (ja) | 2008-06-23 | 2013-02-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置及び画像形成装置 |
JP5831248B2 (ja) | 2011-02-17 | 2015-12-09 | 東亞合成株式会社 | フッ素系グラフト共重合体及びその用途 |
CN102617783B (zh) | 2012-04-10 | 2014-06-25 | 广东银洋树脂有限公司 | 一种水溶性含氟丙烯酸树脂的制备方法及应用 |
CN102627721A (zh) | 2012-04-13 | 2012-08-08 | 东南大学 | 一种高固体份羟基含氟丙烯酸树脂及其制备方法 |
-
2015
- 2015-02-23 US US14/628,729 patent/US9777170B2/en active Active
- 2015-02-24 JP JP2016554558A patent/JP6523317B2/ja active Active
- 2015-02-24 CN CN201580010414.5A patent/CN106164102B/zh active Active
- 2015-02-24 MX MX2016010947A patent/MX2016010947A/es unknown
- 2015-02-24 WO PCT/US2015/017192 patent/WO2015130628A1/en active Application Filing
- 2015-02-24 EP EP15708086.2A patent/EP3110853B1/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533230A (ja) * | 2007-07-10 | 2010-10-21 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 紙用両性フルオロケミカル |
WO2013031594A1 (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Agcセイミケミカル株式会社 | 化粧品用共重合体、化粧品粉体用表面処理剤、化粧用粉体および化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3110853B1 (en) | 2020-09-09 |
CN106164102A (zh) | 2016-11-23 |
MX2016010947A (es) | 2017-02-08 |
US9777170B2 (en) | 2017-10-03 |
WO2015130628A1 (en) | 2015-09-03 |
CN106164102B (zh) | 2018-12-18 |
EP3110853A1 (en) | 2017-01-04 |
JP6523317B2 (ja) | 2019-05-29 |
US20150240090A1 (en) | 2015-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10442952B2 (en) | Durable architectural coatings containing crosslinkable polymeric additives | |
JP2017507203A (ja) | 改善されたオープンタイムを有する水溶型コーティング組成物 | |
DK146477B (da) | Anvendelse af kunststofdispersioner som bindemiddel i lavtpigmenterede udstrygningsfarver | |
US10696850B2 (en) | Ethylenically crosslinkable fluorinated polymer additives for architectural coatings | |
JP5953094B2 (ja) | 含フッ素高分子化合物の製造方法、表面調整剤、レベリング剤及びコーティング剤 | |
JP6523317B2 (ja) | 建築用コーティング用の親水性連鎖移動剤を用いて誘導されるフッ素化ポリマー添加剤 | |
EP2576716B1 (en) | Fluoropolymer additive for coatings | |
WO2016176261A1 (en) | Fluorinated complex compound additives for architectural coatings | |
WO2016176386A1 (en) | Architectural coatings containing fluorinated polymeric additives | |
EP2576715B1 (en) | Solvent-based fluoropolymer additives and their use in coating compositions | |
JP2010506978A5 (ja) | ||
JP2010506978A (ja) | フッ素化界面活性剤及びその製造方法 | |
WO2016176264A1 (en) | Fluorinated amine complex additives for architectural coatings | |
WO2016176388A1 (en) | Crosslinkable fluorinated inorganic oxide particle for architectural coatings |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171130 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6523317 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |