JP2017505450A5 - - Google Patents

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本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕血液サンプルを交差適合させる方法であって、
第1の血液サンプル由来の血漿および/または血清を用意する工程と;
血漿および/または血清と、第2の血液サンプル由来の赤血球とを接触させて、血漿および/または血清/赤血球の混合物を得る工程と;
血漿および/または血清/赤血球の混合物を、赤血球の感作を可能にする条件下でインキュベートする工程と;
赤血球を液相から分離する工程と;
赤血球と、抗体に結合することができる因子とを接触させる工程と
を含み、
液相からの赤血球の分離が、遠心分離なしに生じ、抗体に結合することができる因子に結合した感作された赤血球の検出は、ドナーの血液が、意図したレシピエントの血液と不適合であることを示す、方法。
〔2〕血漿および/または血清が、全血から調製される、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕血漿および/または血清が、輸血を受ける患者から得られるか、その患者によって提供されるか、またはその患者由来である、前記〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕赤血球が、ドナー血液から得られるか、ドナー血液によって提供されるか、またはドナー血液由来である、前記〔1〕から〔3〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔5〕赤血球の感作が、血漿および/または血清に存在する抗体と赤血球の抗原との間の結合を通じて生じる、前記〔1〕から〔4〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔6〕抗原が、血液型抗原である、前記〔5〕に記載の方法。
〔7〕血漿および/または血清/赤血球の混合物が、約30〜40℃で、約10秒〜数時間の間インキュベートされる、前記〔1〕から〔6〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔8〕血漿および/または血清/赤血球の混合物が、約37℃で、約5分間、約10分間、約15分間、約20分間、約25分間または約30分間インキュベートされる、前記〔1〕から〔7〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔9〕血漿および/または血清/赤血球の混合物が、細胞混合物の液相からの細胞混合物の赤血球成分の分離を可能にする条件下でインキュベートされる、前記〔1〕から〔8〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔10〕血漿および/または血清/赤血球の混合物が、赤血球の沈降を容易にしてペレットを形成する条件下でインキュベートされる、前記〔1〕から〔9〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔11〕液相からの赤血球の分離の工程が、遠心分離の使用を必要としない、前記〔1〕から〔10〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔12〕液相からの赤血球の分離の工程が、上清を除去して、赤血球のみを残す工程、および/またはペレットにした赤血球のサンプルを取り出す工程をさらに含む、前記〔1〕から〔11〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔13〕上清が、ピペッティング、デカント、および/またはアスピレーションによって除去される、前記〔12〕に記載の方法。
〔14〕抗体に結合することができる因子と接触させる前に、赤血球を適切な緩衝液中で再懸濁する、前記〔1〕から〔13〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔15〕抗体に結合することができる因子が、
(i)1つまたは複数の抗体アイソタイプに特異性を有する、抗体またはその抗原結合フラグメント;
(ii)低分子抗体模倣物;
(iii)アプタマー;
(iv)核酸リガンド;
(v)他の細胞由来の受容体;および
(vi)使用されてもよいレクチン
からなる群から選択される、前記〔1〕から〔14〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔16〕抗体に結合することができる因子が、基板に対してまたは基板上に結合しているか、または固定されている、前記〔1〕から〔15〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔17〕基板が、官能化および/またはコーティングされた基板である、前記〔16〕に記載の方法。
〔18〕基板が、
(i)官能化ポリマー;
(ii)グリシドキシプロピルトリエトキシシラン;
(iii)ポリ−l−リジン;
(iv)アミノプロピルシラン;
(v)カルボキシシラン;
(vi)ヒドロゲル;
(vii)ポリマー−ブラシ、官能化アルキルチオールの自己組織化単分子層;
(viii)シランベースのコーティング;および
(ix)疎水性連結および目的の生物学的分子に結合する能力を有する官能基を有する、シラン化合物
からなる群から選択される1つまたは複数の化合物で官能化および/またはコーティングされている、前記〔16〕または〔17〕に記載の方法。
〔19〕抗体に結合することができる因子が、アレイとして基板に結合または固定されている、前記〔1〕から〔18〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔20〕抗体に結合することができる因子が、スポッティングまたはプリンティングによって基板に適用される、前記〔19〕に記載の方法。
〔21〕基板を、抗体に結合することができる因子を備えていない基板の領域が非特異的結合部位として作用することを防ぐためのブロッキングプロトコールに供する、前記〔16〕から〔20〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔22〕官能化および/またはコーティングされた基板が、乾燥された基板としての使用のために保管される、前記〔17〕または〔18〕に記載の方法。
〔23〕マイクロアレイフォーマットで行われる、前記〔1〕から〔22〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔24〕1つまたは複数の他の試験および/またはマイクロアレイ試験と組み合わされる、前記〔1〕から〔23〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔25〕1つまたは複数の他の試験および/またはマイクロアレイ試験が、血液型の表現型判定試験および/または血液感染性の疾患の試験からなる群から選択される、前記〔24〕に記載の方法。
〔26〕感作された赤血球と、抗体に結合する因子との間の結合を可能にする条件下でのインキュベーション後、未結合の赤血球が洗浄によって除去される、前記〔1〕から〔25〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔27〕抗体に結合することができる因子に結合した感作された赤血球の検出が、二次的な標識検出技術、ならびに/または蛍光、化学発光複合体化抗体および/もしくは赤血球自己蛍光の使用を含む、前記〔1〕から〔26〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔28〕抗体に結合することができる因子に結合した感作された赤血球の検出が、蛍光シグナルおよび/または画像生成の使用を含む、前記〔1〕から〔27〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔29〕1つまたは複数の対照の使用をさらに含む、前記〔1〕から〔28〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔30〕対照が、赤血球の添加を確認するための陽性対照を含む、前記〔29〕に記載の方法。

Claims (16)

  1. 血液サンプルを交差適合させる方法であって、
    第1の血液サンプル由来の血漿および/または血清を用意する工程と;
    前記血漿および/または血清と、第2の血液サンプル由来の赤血球とを接触させて、血漿および/または血清/赤血球の混合物を得る工程と;
    前記血漿および/または血清/赤血球の混合物を、赤血球の感作を可能にする条件下でインキュベートする工程と;
    前記赤血球を液相から分離する工程と;
    前記赤血球と、抗体に結合することができる因子とを接触させる工程と
    を含み、
    液相からの赤血球の分離が、遠心分離なしに生じ、抗体に結合することができる因子に結合した感作された赤血球の検出は、ドナーの血液が、意図したレシピエントの血液と不適合であることを示す、方法。
  2. 前記血漿および/または血清が、輸血を受ける患者から得られるか、その患者によって提供されるか、またはその患者由来である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記赤血球が、ドナー血液から得られるか、ドナー血液によって提供されるか、またはドナー血液由来である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記血漿および/または血清/赤血球の混合物が、(i)約30〜40℃で、約10秒〜数時間の間インキュベートされる、および/または(ii)約37℃で、約5分間、約10分間、約15分間、約20分間、約25分間または約30分間インキュベートされる、および/または(iii)細胞混合物の液相からの細胞混合物の赤血球成分の分離を可能にする条件下でインキュベートされる、および/または(iv)赤血球の沈降を容易にしてペレットを形成する条件下でインキュベートされる、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  5. 液相からの赤血球の分離の工程が、遠心分離の使用を必要としない、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  6. 液相からの赤血球の分離の工程が、上清を除去して、赤血球のみを残す工程、および/またはペレットにした赤血球のサンプルを取り出す工程をさらに含む、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  7. 上清が、ピペッティング、デカント、および/またはアスピレーションによって除去される、請求項に記載の方法。
  8. 抗体に結合することができる因子が、
    (i)1つまたは複数の抗体アイソタイプに特異性を有する、抗体またはその抗原結合フラグメント;
    (ii)低分子抗体模倣物;
    (iii)アプタマー;
    (iv)核酸リガンド;
    (v)他の細胞由来の受容体;および
    (vi)使用されてもよいレクチン
    からなる群から選択される、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  9. 抗体に結合することができる因子が、基板に対してまたは基板上に結合しているか、または固定されており
    基板が、官能化および/またはコーティングされた基板であってもよい、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  10. 基板が、
    (i)官能化ポリマー;
    (ii)グリシドキシプロピルトリエトキシシラン;
    (iii)ポリ−l−リジン;
    (iv)アミノプロピルシラン;
    (v)カルボキシシラン;
    (vi)ヒドロゲル;
    (vii)ポリマー−ブラシ、官能化アルキルチオールの自己組織化単分子層;
    (viii)シランベースのコーティング;および
    (ix)疎水性連結および目的の生物学的分子に結合する能力を有する官能基を有する、シラン化合物
    からなる群から選択される1つまたは複数の化合物で官能化および/またはコーティングされている、請求項に記載の方法。
  11. 抗体に結合することができる因子が、アレイとして基板に結合または固定されている、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 抗体に結合することができる因子が、スポッティングまたはプリンティングによって基板に適用される、請求項11に記載の方法。
  13. マイクロアレイフォーマットで行われ、および/または、1つまたは複数の他の試験および/またはマイクロアレイ試験と組み合わされ、
    前記1つまたは複数の他の試験および/またはマイクロアレイ試験が、血液型の表現型判定試験および/または血液感染性の疾患の試験からなる群から選択されてもよい、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 感作された赤血球と、抗体に結合する因子との間の結合を可能にする条件下でのインキュベーション後、未結合の赤血球が洗浄によって除去される、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 抗体に結合することができる因子に結合した感作された赤血球の検出が、二次的な標識検出技術、ならびに/または蛍光、化学発光複合体化抗体および/もしくは赤血球自己蛍光、ならびに/または蛍光シグナルおよび/または画像生成の使用を含む、請求項1から14までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 1つまたは複数の対照の使用をさらに含
    対照が、赤血球の添加を確認するための陽性対照を含んでもよい、請求項1から15までのいずれか1項に記載の方法。
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