さまざまな図を参照して具体的な実施形態の詳細な説明についてこれより説明する。本説明は、可能な実装の詳細な例を提供しているが、それらの詳細は、例示的であることを意図し、決してその適用範囲を限定するものではないことに留意されたい。
図1Aは、開示された1つまたは複数の実施形態を実装することができる例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多元接続システムにすることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にできる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を用いることができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(一般的にまたは集合的にWTRU102と呼ぶことができる)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが認識されよう。それぞれのWTRU102a、102b、102c、102dは、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。一例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成することができ、そしてユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家電製品などを含むことができる。
通信システム100はまた、基地局114aと基地局114bを含むこともできる。それぞれの基地局114a、114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインタフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112など1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。一例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ基地局(BTS)、NodeB、eNodeB、Home NodeB、Home eNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってよい。基地局114a、114bはそれぞれ、単一要素として示されているが、基地局114a、114bは、相互接続された任意の数の基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが認識されよう。
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどといった他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むこともできる、RAN103/104/105の一部にすることができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ぶことができる特定の地理的領域内で無線信号を送信するおよび/または受信するように構成することができる。セルをセルセクタにさらに分割することができる。例えば、基地局114aと関連付けられたセルを3つのセクタに分割することができる。従って、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、例えば、セルの各セクタに1トランシーバを含むことができる。別の実施形態において、基地局114aは、MIMO(multiple-input multiple output)技術を用いることができ、従って、セルの各セクタに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、適した任意の無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)であってよい、エアインタフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインタフェース115/116/117は、適した任意の無線アクセス技術(RAT)を使用して確立することができる。
より詳細には、上記のように、通信システム100は、多元接続システムにすることができ、そして、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなど1つまたは複数のチャネルアクセススキームを用いることができる。例えば、RAN103/104/105の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、WCDMA(登録商標)(広域帯CDM)を使用してエアインタフェース115/116/117を確立することができる、UTRA(ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上波無線アクセス)など無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)など通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、LTE(ロングタームエボリューション)および/またはLTE−A(LTEアドバンスト)を使用してエアインタフェース115/116/117を確立することができる、E−UTRA(発展型UMTS地上波無線アクセス)など無線技術を実装することができる。
他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、CDMA20001X、CDMA2000EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などといった無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home NodeB、Home eNodeB、またはアクセスポイントにすることができ、職場、自宅、車、キャンパスなど局所的な場所で無線接続性を容易にするために適した任意のRATを利用することができる。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するIEEE802.11など無線技術を実装することができる。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するIEEE802.15など無線技術を実装することができる。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110に直接接続できる。従って、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109経由でインターネット110にアクセスする必要がない。
RAN103/104/105は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってよい、コアネットワーク106/107/109と通信することができる。例えば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド電話、インターネット接続性、ビデオ分散などを提供し、および/またはユーザ認証などハイレベルのセキュリティ機能を遂行できる。図1Aに示していないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いる、他のRATとの直接または間接通信であってもよいことが認識されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用することができるRAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
コアネットワーク106/107/109はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、旧来の音声電話サービス(POST)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)およびインターネットプロトコル(IP)など共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される有線または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いることができる1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード能力を含むことができる。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信する複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示したWTRU102cは、セルベースの無線技術を用いることができる基地局114aと、IEEE802無線技術を用いることができる基地局114bとの通信を行うように構成することができる。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステムである。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、ノンリムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態と整合性を保った上で、上述の要素の任意の組み合わせを含んでもよいことが認識されよう。さらに、実施形態は、基地局114aおよび114b、および/または基地局114aおよび114bが、限定されないが、とりわけトランシーバ基地局(BTS)、NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノード−B、発展型ホームノード−B(eNodeB)、ホーム発展型ノード−B(HeNBまたはHeNodeB)、ホーム発展型ノード−Bゲートウェイ、およびプロキシノードを表すことができるノードが図1Bおよび本明細書で説明される要素の一部またはすべてを含むことができることを企図する。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)回路、その他のタイプの集積回路(IC)、ステートマシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にするその他の機能性を遂行できる。プロセッサ118をトランシーバ120に結合することができ、そのトランシーバを送信/受信要素122に結合することができる。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120とを別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120とを電子パッケージまたはチップに統合できることが認識されよう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース115/116/117を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信する、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信するおよび/または受信するように構成されたアンテナにすることができる。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光線信号を送信するおよび/または受信するように構成されたエミッタ/検出器にすることができる。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送受信するように構成することができる。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信するおよび/または受信するように構成することができることが認識されよう。
さらに、送信/受信要素122を単一要素として図1Bに示しているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を用いることができる。従って、一実施形態において、WTRU102は、エアインタフェース115/116/117を介して無線信号を送信するおよび受信するための2または3以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調して、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成することができる。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有することができる、従って、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11など複数のRAT経由で通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーバッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、そしてそれらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーバッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、ノンリムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など適した任意のタイプのメモリからの情報にアクセスして、それらのメモリにデータを記憶することができる。ノンリムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。リムーバブルメモリ132は、契約者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)など物理的にWTRU102に置かれていないメモリからの情報にアクセスして、それらのメモリにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、その電力をWTRU102の他のコンポーネントに分散および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力供給するのに適した任意のデバイスであってよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136を、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、経緯度)を提供するように構成することができる、GPSチップセット136にも結合され得る。追加または代替として、GPSチップセット136からの情報により、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース115/116/117を介してロケーション情報を受信し、および/または2または3以上の近隣の基地局から受信される信号のタイミングに基づいてWTRUのロケーションを判定することができる。WTRU102は、実施形態と整合性を保った上で、適した任意のロケーション判定の実装によってロケーション情報を獲得できることが認識されよう。
プロセッサ118は、付加的な特徴、機能性および/または有線または無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる、他の周辺機器138にさらに結合され得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、実施形態に従ったRAN103とコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103は、UTRA無線技術を用いてエアインタフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信することもできる。図1Cに示すように、RAN103は、エアインタフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる、NodeB140a、140b、140cを含むことができる。NodeB140a、140b、140cのそれぞれをRAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けることができる。RAN103はまた、RNC142a、142bを含むこともできる。RAN104aは、実施形態と整合性を保った上で、任意の数のNode−BおよびRNCを含んでもよいことが認識されよう。
図1Cに示すように、Node−B140a、140bは、RNC142aと通信することができる。さらに、Node−B140cは、RNC142bと通信することができる。Node−B140a、140b、140cは、Iubインタフェース経由でそれぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインタフェース経由で互いに通信することができる。それぞれの142a、142bは、接続されているそれぞれのNode−B140a、140b、140cを制御するように構成することができる。さらに、それぞれのRNC142a、142bは、外ループ電力制御、読み込み制御、許可制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバー制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ関数、データ暗号化などといった他の機能性を実行するするまたはサポートするように構成することができる。
図1Cに示したコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイル交換センター(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。それぞれの上述した要素をコアネットワーク106の一部として示しているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
RAN103のRNC142aをIuCSインタフェース経由でコアネットワーク106のMSC146に接続することができる。MSC146をMGW144に接続することができる。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線の通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
RAN103のRNC142aをIuPSインタフェース経由でコアネットワーク106aのSGSN148に接続することもできる。SGSN148をGCSN150に接続することができる。SGSN148およびGCSN150は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
上記のように、コアネットワーク106を他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線ネットワークを含むことができる、ネットワーク112に接続することもできる。
図1Dは、実施形態に従ったRAN104とコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するE−UTRA無線技術を用いることができる。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信することもできる。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態と整合性を保った上で、任意の数のeNode−Bを含んでもよいことが認識されよう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、eNode−B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。従って、eNode−B160aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信し、そしてそのWTRUから無線信号を受信するための複数のアンテナを使用することができる。
それぞれのeNode−B160a、160b、および160cを特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、そして無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクのユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。図1Dに示すように、eNode−B160a、160b、160cは、X2インタフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dに示したコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。それぞれの上述した要素をコアネットワーク107の一部として示しているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
MME162をS1インタフェース経由でそれぞれのRAN104のeNode−B160a、160b、160cに接続することができ、制御ノードとして機能することができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期接続(initial attach)中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどに関与することができる。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなど他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)とを切り替える制御プレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ164をS1インタフェース経由でRAN104のそれぞれのeNode−B160a、160b、および160cに接続することができる。サービングゲートウェイ164は一般に、WTRU102a、102b、102cへの/からのユーザデータパケットをルートしてフォワードすることができる。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間のハンドオーバー中にユーザプレーンをアンカーすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに使用可能になった時にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理して記憶することなどといった他の機能を遂行することもできる。
サービングゲートウェイ164はまた、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる、PDNゲートウェイ166に接続されることもできる。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にすることもできる。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線による通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインタフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、またはこれと通信することができる。さらに、コアネットワーク107は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線通信ネットワークを含むことができる、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
図1Eは、実施形態に従ったRAN105とコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインタフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するIEEE802.16無線技術を用いるアクセスサービスネットワーク(ASN)にすることができる。以下でさらに論じられるように、WTRU102a、102b、102cの異なる機能エンティティとRAN105とコアネットワーク109cとの間の通信リンクを参照ポイントとして定義することができる。
図1Eに示すように、RAN105は、基地局180a、180b、180cおよびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は、実施形態と整合性を保った上で、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含んでもよいことが認識されよう。基地局180a、180b、180cをそれぞれ、RAN105の特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、そしてそれぞれは、エアインタフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。従って、基地局180aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信する、およびそのWTRUから無線信号を受信するための複数のアンテナを使用することができる。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー強制などといったモビリティ管理機能を提供することもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック収集ポイントとして機能することができ、そしてページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109cへのルーティングなどに関与することができる。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインタフェース117を、IEEE802.16仕様を実装するR1参照ポイントとして定義することができる。さらに、それぞれのWTRU102a、102b、102cは、コアネットワーク109との論理インタフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インタフェースを、認証、承認、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用することができる、R2参照ポイントとして定義することができる。
それぞれの基地局180a、180b、180c間の通信リンクを、WTRUハンドオーバーおよび基地局間のデータ転送を容易にするためのプロトコルを含むR8参照ポイントとして定義することができる。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクをR6参照ポイントとして定義することができる。R6参照ポイントは、それぞれのWTRU102a、102b、102cと関連付けられるモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図1Eに示すように、RAN105をコアネットワーク109に接続できる。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクを、例えば、データ転送およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3参照ポイントとして定義することができる。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証、承認、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。上述したそれぞれの要素はコアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
MIP−HAは、IPアドレス管理に関与することができ、そしてWTRU102a、102b、および102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でロームできるようにする。MIP−HA184は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証およびユーザサービスをサポートすることに関与することができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互作用を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線の通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。さらに、ゲートウェイ188は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線ネットワークを含むことができる、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
図1Eに示していないが、RAN105を他のASNに接続でき、およびコアネットワーク109を他のコアネットワークに接続できることが認識されよう。RAN104cと他のASNとの間の通信リンクを、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含むことができる、R4参照ポイントとして定義することができる。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクを、ホームコアネットワークと移動してきた(visited)コアネットワークとの間の相互作用を容易にするためのプロトコルを含むことができる、R5参照ポイントとして定義することができる。
本明細書で開示される主題は、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ)およびセットトップボックス、ストリーミングデバイス、ゲーミングコンソール、消費者/商用TVおよびSmartTV、およびパーソナルコンピュータといったホームデバイス用のマルチメディア配信システムに使用することができる。限定されないが、ケーブル、IPTV、プログレッシブダウンロード、ストリーミング技術、および帯域幅適応ストリーミングを含むマルチメディア配信フレームワークをサポートすることができる。
マルチメディア配信システムのシステムは、ネットワーク帯域幅、電力および他のシステムリソースの使用量を削減するまたは最小限にするエンコーディングおよび配信プロセスに適応するためにユーザのビューイング条件に関する情報を使用することができる。システムは、視聴者のプレゼンスを検知するデバイス(例えば、スマートフォンまたはタブレット)センサ(例えば、正面カメラ、環境光センサ、加速度計など)を使用することができる。適応システムは、この情報を使用して、視聴者が見えるようにすることができ、状況に応じてエンコーディングおよび配信オプションを調節することができるビジュアルコンテンツのパラメータを判定することができる。この適応機構は、配信システムにネットワーク帯域幅および他のシステムリソースを節約しながら満足できるユーザ経験を実現させることができる。システムは、IRリモート制御装置、レンジファインダー、TVカメラなどのセンサ、リモート制御装置およびセカンドスクリーンとして使用されるスマートフォンまたはタブレット、および自宅で利用可能にできる能力を使用してユーザのプレゼンスを検知して適応することができる。
図2は、メディアコンテンツを配信するために使用することができる例示的なマルチメディアシステム200を示している。システム200は、帯域幅適用にすることができる。マルチメディアシステム200は、コンテンツプロバイダ210、クライアント250および通信ネットワーク260を含むことができる。コンテンツプロバイダ210は、通信ネットワーク260を介してメディアコンテンツ(例えば、マルチメディアコンテンツ)をクライアント250に送信することができる。
コンテンツプロバイダ210は、メディアコンテンツ212を格納することができる。メディアコンテンツ212は、広告212aおよび/または広告でないメディアコンテンツ212bを備えることができる。広告でないメディアコンテンツ212bは、例えば、映画、番組などにすることができる。メディアコンテンツ212は、メディアコンテンツ212を識別することができるメディアコンテンツ識別子214を含むことができる。メディアコンテンツ識別子214は、広告212aを識別することができる広告識別子214aを含むことができる。メディアコンテンツ識別子214は、広告でないメディアコンテンツ212bを識別することができるメディアコンテンツ識別子214bを含むことができる。
コンテンツプロバイダ210は、メディアコンテンツ212をデータストア216に格納することができる。データストア216は、広告(複数)212aを格納することができる広告データストアを含むことができる。データストア216は、広告でないメディアコンテンツ212bを格納することができる広告でないメディアコンテンツデータストアを含むことができる。コンテンツプロバイダ210は、コンピュータデバイス220を含むことができる。コンピュータデバイス220は、1つまたは複数のサーバを含むことができる。コンピュータデバイス220は、プロセッサ222を含むことができる。プロセッサ222は、以下のうちの1つまたは複数を行うように構成することができる。プロセッサ222は、データストア216にアクセスすることができる。プロセッサ222は、データストア216からメディアコンテンツ212を読み出して、メディアコンテンツ212をクライアント250に提供することができる。
ユーザ252は、クライアント250を制御することができる。クライアント250の例をWTRU(例えば、WTRU102)とすることができる。ユーザ252は、例えば、コンテンツプロバイダ210に特定のメディアコンテンツ212を要求することができる。ユーザ252は、コンテンツプロバイダ210からメディアコンテンツ212を購入することができる。ユーザ252は、支払い情報、例えば、クレジットカード情報をクライアント250経由でコンテンツプロバイダ210に提供することができる。通信ネットワーク260は、インターネット262を含むことができる。通信ネットワーク260は、セルラー通信ネットワークを含むことができる。セルラー通信ネットワークは、ゲートウェイ264を含むことができる。セルラー通信ネットワークは、基地局、例えば、eNodeB266を含むことができる。セルラー通信ネットワークは、ワイヤレスリンク268を含むことができる。通信ネットワーク260は、WiFiネットワーク270を含むことができる。通信ネットワーク260は、ホームゲートウェイ272を含むことができる。通信ネットワーク260は、ストリーミングデバイス274を含むことができる。
システム200は、コンテンツ分配ネットワーク280を含むことができる。コンテンツプロバイダ210は、コンテンツ分配ネットワーク280経由でメディアコンテンツ212を受信することができる。コンテンツソース282(例えば、ビデオソース、例えば、カメラ)は、メディアコンテンツ(例えば、ビデオ、オーディオ、またはその両方)をキャプチャすることができる。エンコーダ284は、コンテンツソース282によってキャプチャされたメディアコンテンツを符号化することができる。エンコーダ284は、コンテンツ分配ネットワーク280を介して符号化されたメディアコンテンツをコンテンツプロバイダ210に送信することができる。コンテンツプロバイダ210は、メディアコンテンツをコンテンツソース282からコンテンツ分配ネットワーク280経由で受信することができる。コンテンツプロバイダ210は、受信したメディアコンテンツをデータストア216に格納することができる。
ユーザプレゼンス、画面への近接度、およびビデオコンテンツの注目度は、例えば、モバイルデバイスの内蔵センサ(例えば、カメラの加速度計)またはTV、セットトップボックス、リモート制御装置の内蔵センサ、または他のTV付属デバイス(例えば、ゲームコンソール、Kinectその他)をホーム環境で使用して確立することができる。マルチメディア配信を最適化するためにユーザプレゼンスおよび近接度に関する情報を使用することができる。例えば、ユーザ252のプレゼンスおよび/またはユーザ252のクライアント250への近接度に関する情報を(例えば、クライアント250によってまたはコンテンツプロバイダ210によって)使用してクライアント250のメディアコンテンツ212の配信を最適化することができる。
コンテンツディストリビュータ(例えば、コンテンツプロバイダ210)は、コンテンツ(例えば、メディアコンテンツ212)を地方局および全国のケーブルテレビ会社に分配することができる。コンテンツを、例えば、デジタルテレビシステム(例えば、クライアント250)またはビデオオンデマンド(VOD)システムによってレンダリングすることができるビデオストリームとして分配することができる。ビデオストリームは、全国レベルで見ることができるだけでなく、地域および/または地方広告がメディアストリームに(例えば、広告でないメディアコンテンツ212bの間に)挿入されることを可能にできる広告(例えば、広告212a)も搬送することができる。アナログテレビにおいて、インバンドのドゥアルトーン多重周波数(DTMF)サブキャリアオーディオキュートーンを使用して番組または全国広告から地域または地方広告までのカットオーバーをトリガすることができる。キューメッセージをMPEG−2 TSに組み込むことができる。
1つまたは複数の広告スプライサは、メッセージ(例えば、キューメッセージ)の着信コンテンツをスキャンすることができる。広告スプライサは、表示することができる1つまたは複数の広告のための広告決定サーバをクエリすることができる。広告スプライサは、広告(複数)を視聴者に到達するメディアコンテンツに挿入することができる。図3は、メディアストリーム内の広告を挿入するまたはスプライスするために使用することができる例示的なシステム300を示している。システム300は、広告スプライサ310を含むことができる。広告スプライサ310は、ネットワークフィード320を受信することができる。ネットワークフィード320は、メディアストリームを含むことができる。例えば、ネットワークフィード320は、広告でないメディアコンテンツ(複数)212bを含むことができる。ネットワークフィード320は、1つまたは複数のキューメッセージを含むことができる。キューメッセージは、広告を挿入することができるネットワークフィード320内の位置322(例えば、挿入ポイント)を指示することができる。キューメッセージは、広告のタイプを指示することができる。キューメッセージは、ネットワークフィード320に挿入することができる特定の広告を指示することができ、例えば、キューメッセージは、特定の広告識別子214aを指定することができる。
システム300は、広告サーバ340(例えば、データストア216)を含むことができる。広告サーバ340は、1つまたは複数の広告342(例えば、広告212a)を含むことができる。広告スプライサ310は、以下のうちの1つまたは複数を構成することができる。広告スプライサ310は、ネットワークフィード320を受信するように構成することができる。広告スプライサ310は、1つまたは複数のキューメッセージのネットワークフィード320をスキャンすることができる。広告スプライサ310は、広告スプライサ310が広告342を挿入することができるネットワークフィード320内の位置322を識別することができる。広告スプライサ310は、広告サーバ340にアクセスすることができる。広告スプライサ310は、広告サーバ340から広告342を読み出すことができる。広告スプライサ310は、キューメッセージによって示されている位置322において広告342をネットワークフィード320に挿入することができる。広告スプライサ310は、変更されたネットワークフィード350を出力することができる。変更されたネットワークフィード350は、ネットワークフィード320の第1の部分320a、挿入された広告342およびネットワークフィード320の第2の部分320bを含むことができる。広告スプライサ310は、変更されたネットワークフィード350を別のネットワークエンティティ、例えば、クライアント250および/またはコンテンツプロバイダ210などに送信することができる。
システム300は、コンテンツプロバイダ210によって完全にまたは部分的のいずれかで実装することができる。システム300は、異なるネットワークエンティティによって実装することができる。例えば、広告サーバ340は、コンテンツプロバイダ210によって実装することができる。広告342は、広告212aを含むことができる。ネットワークフィード320は、広告でないメディアコンテンツ(複数)212bを含むことができる。システム300および/または広告スプライサ310は、コンピュータデバイス(例えば、コンピュータデバイス220)によって実装することができる。コンピュータデバイスは、広告スプライサ310を実装するように構成することができるプロセッサ(例えば、プロセッサ222)を有することができる。
ウェブサイトをホストするメディアコンテンツ(例えば、YouTube(登録商標)、Hulu、Facebook、CBS、Yahooなど)は、マルチメディア配信セッション(例えば、プログレッシブダウンロードまたはストリーミング)中にアドをユーザに見せることによって収入を得ることができる。配信セッションの開始時(プレロール)、終了時(ポストロール)、および/または間中(ミッドロール)においてアドを見せることができる。ビデオ広告がレンダリングされると、ユーザの再生制御を変えるルールが挿入される。例えば、ユーザがアドを飛ばすまたは早送りすることを防止することができる。
広告主は、ウェブコンテンツ制作者が自分達のコンテンツにアドを挿入することに対して補償することができる。Cost Per Mille(CPM)モデルにおいて、例えば、広告主は、潜在顧客への自分達のメッセージを1000回表示する度に支払うことができる。広告が表示される時の各インスタンスは、インプレッションと呼ぶことができる。インプレッションのカウントおよび/または検証を正確に遂行することができる。インプレッションが視聴者に見られたと検証される場合、そのインプレッションは、視聴者の注目を得たと検証できないインプレッションよりも価値がある。他の補償モデルは、Cost Per Click(CPC)およびCost Per Action(CPA)モデルを含む。
広告検証技術は、限定されないが、広告が(例えば、クッキーまたは不可視または透過的な画像を使用して)提供されたかどうか、広告を有するページが(例えば、インプレッションの数のかさ上げによる不正を防止するために)人間によって要求されたかどうか、および/または(例えば、「一大ニュース」と呼ばれる、ページロードでユーザに可視の)ウェブページ内の広告のロケーションを判定することなど、画像アドに関する技術に関係することができる。
IAB Video Ad Serving Template(VAST)を広告追跡に使用することができる。広告の第1のフレームが表示された(例えば、インプレッション)という事実を追跡すること以外に、追跡イベントのより豊富なセット(例えば、到達した広告、ミュート/非ミュートの割合、その他)を提供することができる。これらのイベントは、HTTP GET要求などの要求をトリガして、URLがVASTで表現される広告サーバ応答で指定されるようにすることができる。SCTE35を適応ストリーミング、例えば、バイナリフォーマットまたはXMLフォーマットにおける広告挿入に使用することができる。
広告インプレッションは、例えば、放送やケーブルTVの場合のように、コンテンツ配信システムに内蔵フィードバック機構がなければ、直接検証されない。ユーザがアクティブである時にアドを提供することができ、ユーザのプレゼンスを、例えば、インターネットに接続しているラップトップおよびPCのビデオストリーミングの場合のように、マウスまたはキーボードを使用することによって判定することができる。
ターゲットを定めた広告は、例えば、人口統計学的属性、心理学的属性、行動変数(例えば、商品購入履歴)、および/またはこのような消費者特性に対するプロキシとして機能することができる他の二次アクティビティなどのさまざまな特性に基づいて消費者に到達するように広告を出すことに関与することができる。
ターゲットを定めたメディア広告は、ターゲティング用の二次プロキシを使用することができる。例えば、ターゲットを定めた広告は、ウェブページ履歴のある消費者の人口統計学的属性を新しい消費者のウェブページアクセスと関連付けて、および/またはそれとなく興味を引かせるまたは文脈的広告の基準とする検索語を使用して消費者のオンラインまたはモバイルのウェブアクティビティを追跡することができる。
アドレス可能な広告システムは、広告にさらされた消費者(複数)と関連付けられた人口統計学的属性、心理学的属性、および/または行動属性に基づいてアドを提供する(例えば、アドを直接提供する)ことができる。これらのシステムは、デジタルにすることができ、広告を提供するエンドポイント(例えば、セットトップボックス、ウェブサイト、またはデジタルサイン)が、広告が提供される時間にそのエンドポイントに固有の消費者属性に基づいてその他のエンドポイントとは無関係に広告をレンダリングすることができるという点でアドレス可能にすることができる。アドレス可能な広告システムは、アドを選択するおよび提供することを基準とするエンドポイントと関連付けられた消費者特性を使用することができる。
ターゲットを定めた広告は、ネットワーク規模のアドよりも価値があり、ターゲティングが遂行される広告との特異性が重要である。年齢は、顔の静止画像から推定することができる。人種、民族性などといった他の人体計測パラメータを推定することができる。これらの技術は、人口統計学的属性/民族性パラメータを推定するために入力としての画像データに依存することができる。
加速度計、ジャイロスコープ、IRカメラなどといった他のセンサ入力を使用して、年齢および/または他の人口統計学的属性情報を推定することができる。例えば、スマートフォンの加速度計を使用して、年齢と相関させることができる特徴を有する、ユーザの重要な生理的な運動性振戦をモニタすることができる。他のセンサ(例えば、ジャイロスコープ)を使用して、この情報を取得するまたは補完することもできる。付加的な人口統計学的属性データの場合、性別、身長および体重に関する加速度計データを取り出すことができる。
広告を、例えば、アプリケーション駆動のアーキテクチャまたはサーバ駆動のアーキテクチャを使用してビデオストリームに挿入することができる。サーバ駆動のアーキテクチャは、クライアント(例えば、DASHクライアント)を使用することができ、広告決定サービスとの通信をサーバ側で遂行することができる。通信は、セグメントのクライアント要求、リモート要素、またはメディアプレゼンテーション記述(MPD)によってトリガすることができる。アプリケーション駆動のアーキテクチャは、1つまたは複数のDASH要素を制御することができる無線送信/受信ユニット(WTRU)上で稼働しているアプリケーションを使用することができる。
サーバ駆動のアーキテクチャは、DASH機能性を担うことができる。アプリケーション駆動のアーキテクチャは、複数のDASHクライアントを制御するアプリケーションを使用することができる。例えば、複数のクライアントインスタンスは、例えば、主コンテンツと広告とのコンテキストの切り替えまたは別の目的のためにクライアントデバイス上で実行することができる。
図4は、メディアコンテンツ(例えば、メディアコンテンツ212)の例示的なプレゼンテーションシーケンス400を示している。記述子要素402は、多期間資産(例えば、多期間メディアコンテンツ)のプレゼンテーションを可能にすることができる。記述子要素の例をAssetIdentifierとすることができる。記述子要素402をメディアプレゼンテーション記述(MPD)ファイル404に含むことができる。記述子要素402は、メディアコンテンツを識別することができるコンテンツ識別子414を含むことができる。メディアコンテンツの例を図2の広告でないメディアコンテンツ212bとすることができる。コンテンツ識別子414は、メディアコンテンツを識別することができる。コンテンツ識別子の例を広告でないメディアコンテンツ識別子214bとすることができる。記述子要素402は、メディアコンテンツ固有の(例えば、資産固有の)タイムラインを確立することができる。多期間メディアコンテンツは、いくつかの期間に分割することができるメディアコンテンツにすることができる。例えば、45分映画を3つの15分期間M1、M2、およびM3に分離することができる。2つの1分アドA1とA2を映画期間の間中に挿入することができる。プレゼンテーションは、図4に示すように、5つの期間M1、A1、M2、A2、およびM3から成るシーケンス400にすることができる。
期間(例えば、各期間)を、期間が属するメディアコンテンツを識別することができる記述子要素402と関連付けることができる。M1、M2、およびM3の同等の記述子要素は、これら3つの期間が同じメディアコンテンツ(例えば、45分映画オブジェクトを含むことができる特定のメディアコンテンツ212b)に属することを確立することができる。この記述構造を使用してメディア再生クライアント(例えば、DASHクライアントまたはクライアント250)に、単一のコンテンツオブジェクトが期間M1、M2、およびM3にわたってフローすること、M2がM1の延長であること、M3がM2の延長であることを通知することができる。
記述子要素(例えば、記述子要素402)への期間(例えば、期間M1、M2、およびM3)のマッピングは、メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)が適正な時間に異なるメディアコンテンツ間でコンテキストを適切に切り替えることによって使用することができる。記述子要素への期間のマッピングは、メディア再生クライアントが、現在の再生位置を見せることができる再生プログレスバー(例えば、スクラブバー)を適切に表示することによって使用することができる。記述子要素への期間のマッピングは、メディア再生クライアントがメディアコンテンツ内で早送りまたは巻き戻しシーキングなどのトリックモードを適正に処理することを可能にできる。
MPD404をメディア再生クライアント(例えば、クライアント250)に配信することができる。MPD404は、期間M1、M2、およびM3の記述を備えることができる。MPD404は、各期間の関連付けられた記述子要素を指定することができる。例えば、MPD404は、記述子要素402が期間M1、M2、およびM3と関連付けられていることを指定することができる。メディア再生クライアントは、異なる期間に指定された記述子要素が同等であるかどうかを判定するために同等のルールを使用して記述子要素を比較することができ、そして同じメディアコンテンツ(例えば、45分映画オブジェクトのメディアコンテンツ212)にマップすることができる。例えば、第1の記述子要素と関連付けられたフィールドおよび/またはペイロードが、第2の記述子要素の対応するフィールドおよび/またはペイロードとマッチすれば、2つの記述子要素は、同等と見なされる。空白文字を無視することができる。同等の固有の定義は、異なることもある。
HTTPをステートレスおよびクライアント駆動にすることができる。周波数ポーリングを使用してPush型イベントをエミュレートすることができる。ケーブル/IPTVシステムにおいて、次に来る広告ブレーク、例えば、広告のスタート前の3秒から8秒をシグナルすることができる。直接的なポーリングベースの実装は効率が悪い可能性がある。イベントはこのような使用事例に取り組むことができる。
イベントを明示的な時間および期間情報を有するブロブとすることができ、アプリケーション固有のペイロードを含むことができる。アプリケーションは、あるタイプのイベントを予約してそのイベントを処理することができる。これを例えば、シンクとすることができ、アプリケーションのイベント処理モデルは、DASHクライアントに完全に不透明にすることができ、そしてDASHクライアントは、イベントに関するフィードバックを全く予測することができない。
インバンドイベントは、メディアセグメントの開始時に出現するスモールメッセージボックスを参照することができる。MPDイベントは、時限イベントの期間レベルリストを参照することができる。DASHは、MPD Validity ExpirationおよびMPD Patchイベントを定義することができる。MPD Validity Expirationイベントは、新しく発行されたMPDがいつ有効になるか(およびフェッチされるか)をクライアントに通知することができる。MPD Patchイベントは、パッチを現在のMPDに適用することができる。DASHクライアントは、イベントをアプリケーションに渡すというよりはむしろ、これらのイベントを処理することができる。
DASHは、いくつかのテンプレートパラメータを定義することができる。テンプレートパラメータは、事前定義された名および/またはセマンティクスを有することができる。テンプレートパラメータをURL生成に使用することができる。DASHは、汎用パラメータを定義することができる。汎用パラメータは、作成者がMPDの変数を宣言することによって使用することができる。宣言された変数をMPDのフェッチ時間またはリアルタイムにインスタンス化することができる。アプリケーションは、宣言された変数の値を提供することができる。宣言された変数を使用して、テンプレートが使用される時にURLを生成することができる。例えば、‘$UserID$’という名の変数を宣言し、期間の開始時に‘$UserID$’をインスタンス化し、そして‘$UserID$’の値をセグメント要求に添付することができる。
広告挿入プリミティブをDASH機能性にマップすることができる。広告を期間要素(例えば、期間A1またはA2)とすることができる。広告キューをリモート期間要素とすることができる。主コンテンツ(例えば、広告でないメディアコンテンツ212bの期間M1、M2、およびM3)は、記述子要素を使用して、挿入されたコンテンツ(例えば、広告212aの期間A1またはA2)と区別することができる。MPDアップデートを、例えば、クライアント側のポーリング(例えば、所与の周波数で)を使用してまたはワンセグブランドおよび/またはインバンドイベントを非同期的に使用して、クライアントに新しい期間を通知するために使用することができる。
ハイブリッド手法を提供することができる。ハイブリッド手法は、サーバ側の広告挿入のための汎用DASH機能性を使用しておよびトラッキング、レポーティングの広告インフラストラクチャと統合するためにDASH MPDイベント内に組み込まれたVAST、およびコンパニオン広告機能性を使用して関与することができる。
HTTP GET要求をログすることができる。この手法は、例えば、セッションの概念の確立および/またはコンテンツ配信ネットワーク(CDN)にわたるデータ収集の複雑さに関して問題がある。
例えば、MPEG DASHおよび/または3GPP DASHシステムにおいて、記述子要素を使用して主コンテンツ(例えば、広告でないメディアコンテンツ212b、例えば、映画)と挿入された広告コンテンツ(例えば、広告212a)とを区別することができる。記述子要素404は、コンテンツ識別子414(例えば、識別子コンポーネント、例えば、ストリングなど)を備えることができる。コンテンツ識別子414は、メディアコンテンツを識別することができる。コンテンツ識別子414は、例えば、記述子要素が広告を含む場合に広告を指定することができる広告識別子を含むことができる。例えば、所与のビデオ広告オブジェクトの記述子要素は、広告識別子を備えることができる。広告識別子は、システム、例えば、www.ad−id.orgにおいて提供することができるAd−IDを含むことができる。広告識別子は、MovieLabs Content ID URNまたは別の識別子を含むことができる。これにより、メディア再生クライアントが例えば、読み出し、再生、および/またはレポーティングといった機能の広告オブジェクトを識別することを可能にできる。例えば、クライアント250は、対応する広告212aを読み出すコンテンツ識別子414(例えば、広告識別子214a)の値を使用することができる。
例えば、AssetIdentifier記述子要素を以下のようにすることができる。
数値属性は、広告コンテンツオブジェクト(例えば、広告212a)を識別することができるコンテンツ識別子414(例えば、MovieLabs Content ID)を含むことができる。
記述子要素において使用可能にすることができるメディアコンテンツ識別子(例えば、メディアコンテンツ識別子214または識別子ストリング)は、メディアコンテンツオブジェクト(例えば、メディアコンテンツ212)を識別することができる。メディアコンテンツ識別子は、メディアコンテンツオブジェクトの後続の挿入または配置を変更することができない。例えば、広告プロバイダは、広告を作り出すことができる。広告プロバイダは、広告(例えば、広告212a)の広告識別子(例えば、広告識別子214aまたはAd−ID)を作成するAd−IDシステムを使用することができる。広告識別子を使用して広告の配置を参照することができる。広告主は、その広告の個々の挿入/配置のための新しい広告識別子を作成することを省力することができる。各広告の配置を識別するために1広告当たり2以上の広告識別子を作成することは法外な費用がかかるので、Ad−IDおよび/または他の識別レジストリ機構は、広告識別子の作成に料金を請求することができる。例えば、A1とA2の広告識別子を同じにすることができる。
同じ広告識別子を有する複数の広告は、メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)に問題を引き起こす。例えば、同じ広告が二度以上プレゼンテーションに配置されると、同じ広告の複数の配置が、同じまたは同等の記述子要素を有する複数の期間に生じる。複数の期間が同じまたは同等の記述子要素を有していると判定した後、メディア再生クライアントは、同じ広告の複数の配置が単一の広告の延長であると解釈することができる。メディア再生クライアントは、主ビデオコンテンツ(例えば、期間M1、M2、およびM3)と同じ広告の複数の配置(例えば、期間A1およびA2)との間でコンテキストを正しく切り替える能力がない。メディア再生クライアントは、同じ広告のさまざまな配置を再生する場合(例えば、A2を再生する場合)、再生プログレス(例えば、スクラブバー)を正しく表示する能力がない。メディア再生クライアントは、同じ広告のさまざまな配置を再生する場合(例えば、A2を再生する場合)、トリックモードオペレーション(例えば、早送り、逆再生、またはシーク)を正しく処理する能力がない。
図5は、例示的なメディアストリーム500を示している。メディアストリーム500は、期間M1、M2、およびM3を含むことができる。期間M1、M2、およびM3は、広告でないメディアコンテンツ(例えば、メディアコンテンツ212b、例えば、映画)に属することができる。メディアストリーム500は、広告期間A1およびA2を含むことができる。広告期間A1およびA2を広告の代表(例えば、広告212a)とすることができる。広告期間A2を広告期間A1の反復とすることができる(例えば、広告期間A1と広告期間A2を同じ広告にすることができる)。記述子要素502(例えば、AssetIdentifier記述子要素)を期間M1、M2、M3、A1およびA2のうちの1つまたは複数に含むことができる。例えば、期間(例えば、各期間)は、1つまたは複数の記述子要素を含むことができる。1つまたは複数の記述子要素をメディアプレゼンテーション記述(MPD)、期間、AdaptationSet、および/またはRepresentation要素に含むことができる。記述子要素は、記述子要素のスキーム(例えば、記述子要素が行うこと)を識別することができる統一資源識別子(URL)を含むことができる。記述子要素は、単一のストリング値、XML要素、および/またはその他を備えることができる。例えば、MDP504は、1つまたは複数の記述子要素502を備えることができる。
第1の記述子要素502aを広告、例えば、A1の第1の発生に使用することができる。第2の記述子要素502bを広告、例えば、A2の第2の(例えば、反復)発生に使用することができる。記述子要素502aと502bを同じMPD、例えば、MPD504に含むことができる。記述子要素502aと502bをMPDの異なるバージョンに含むことができる。例えば、第1の記述子要素502aをMPD504の第1のバージョン504aに含むことができる。第2の記述子要素502bをMPD504の第2のバージョン504bに含むことができる。
記述子要素502および502bは、広告識別子514を含むことができる。第1の記述子要素502aは、広告A1を識別することができる第1の広告識別子514aを含むことができる。第2の記述子要素502bは、広告A2を識別することができる第2の広告識別子514bを含むことができる。第1の広告識別子514aと第2の記述子要素502bは、同じ広告を参照することができる。第1の広告識別子514aと第2の記述子要素502bは、同じまたは同等にすることができる。図示したように、第1の広告識別子514aと第2の記述子要素502bは、‘01’のAd−IDを有する広告を参照する。
メディア再生クライアントは、A1とA2に対応する記述子要素が、例えば、その記述子要素が同じ広告識別子を含むので等しいと誤って判定する可能性がある。メディア再生クライアントは、例えば、A1とA2の対応する記述子要素が等しいと判定した可能性があるので、A2がA1の延長であると誤って判定する可能性がある。メディア再生クライアントは、A2が参照する広告の最初からではなく途中でA2を再生することができる。メディア再生クライアントは、例えば、A2がA1の延長であると誤って判定した可能性があるので、プログレスバーを正しく表示することができない。メディア再生クライアントは、例えば、A2がA1の延長であると誤って判定した可能性があるので、A2のプレゼンテーション中にトリックモードオペレーション(例えば、早送り、巻き戻しなど)を許可することができない。
記述子要素502は、対応するメディアコンテンツ(例えば、広告)の発生(複数)(例えば、反復発生)を指示することができる。メディアコンテンツの反復発生を指示することによって、メディア再生クライアントがメディアコンテンツの反復発生をそのメディアコンテンツの最初からプレゼンテーションすることを可能にできる。反復発生を指示することは、メディア再生クライアントがメディアコンテンツを途中から誤って再生することを防止することができる。反復発生を指示することによって、メディア再生クライアントがプログレスバーを正しく表示することを可能にできる。反復発生を指示することによって、メディア再生クライアントが反復発生のプレゼンテーション中にトリックモードオペレーションを許可することを可能にできる。メディア再生クライアントは、例えば、記述子要素の反復発生の指示がその反復発生と一致するので、反復発生が前の発生の延長ではないと判定することができる。
記述子要素502は、発生識別子516を備えることができる。発生識別子516は、広告の発生を指定することができる。発生識別子516を記述子要素502のフィールドまたはサブフィールド、例えば、識別フィールドまたは数値フィールドに含むことができる。例えば、第1の発生識別子516aは、A1がメディアストリーム500内の広告(例えば、Ad−ID:01)の第1の発生であることを指定することができる。第2の発生識別子516bは、A2がメディアストリーム500内の同じ広告(例えば、Ad−ID:01)の第2の(例えば、反復)発生であることを指定することができる。図5の例で示すように、第1の発生識別子516aは、例えば、A1がメディアストリーム500内の広告の第1の発生であることを指定するために、‘01’のOccurrence−IDを参照する。第2の発生識別子516bは、例えば、A2がメディアストリーム500内の同じ広告の第2の発生であることを指定するために、‘02’のOccurrence−IDを参照する。
メディア再生クライアント(例えば、DASHクライアント、クライアント250、および/またはその他)は、1つまたは複数の記述子要素502を受信することができる。メディア再生クライアントは、例えば、発生識別子516aと516bが異なるので、第1の記述子要素502aと第2の記述子要素502が異なる(例えば、同等でない)と判定することができる。メディア再生クライアントは、A2がA1の延長ではないと判定することができる。メディア再生クライアントは、A2がA1の反復発生であると判定することができる。メディア再生クライアントは、広告(例えば、A2)の反復発生を広告の最初からプレゼンテーションする(例えば、再生する)ことができる。メディア再生クライアントは、例えば、A2を最初から再生すると判定したので、A2の再生中に再生プログレスバー(例えば、スクラブバー)を正しく表示することができる。メディア再生クライアントは、例えば、A2がA1の延長ではないと判定したので、トリックモードオペレーション(例えば、早送り、逆再生、またはシーク)を正しく処理することができる。
ネットワークエンティティは、例えば、メディア再生クライアントが記述子要素502aと502bが異なると判定することを保証するために、記述子要素502aと502bのうちの1つを変更することができる。ネットワークエンティティは、広告の反復発生と一致する記述子要素に反復標識(repetition indicia)を含むことができる。ネットワークエンティティは、例えば、ネットワークエンティティが反復標識を第2の記述子要素502bに含むのであれば、発生識別子516aを第1の記述子要素502aに含むことができない。メディア再生クライアントは、例えば、たとえ第1の記述子要素502aが第1の発生識別子516aを含まなくても、第2の記述子要素502bが反復標識を含むのであれば、A2がA1の延長ではないと判定する。例えば、第2の記述子要素502bは、A2が反復発生でありA1の延長ではないことを指示する‘r’を識別フィールドに含むことができる。反復標識の例は、第2のコンテンツ識別子516bである。
トラッキングアドインプレッションは、アドの25%、50%および/または75%の再生レポーティングを必要とする。言い換えれば、トラッキングアドインプレッションは、メディアのタイムラインに同期したコールバックを必要とする。アドインプレッションは、HTTP GET要求をログすることによってまたはVASTを介して追跡することができる。
HTTP GETのトラッキングが効率的であっても、HTTP GETのトラッキングは、ダウンロードセグメントが再生されるようにこれまでスケジュールされていたことを保証しない。異なるContent Delivery Nodes(CDN)から要求ログを収集することおよび要求ログを固有のセッションと関連付けることは、計算的に高価である。汎用のURLパラメータの使用は、セグメント要求において一意のセッション識別子を可能にすることによって収集を単純化することができる。MPDがフェッチされる時または期間の開始時にセッション識別子を割り当てることができる。
VASTを介したトラッキングアドインプレッションをHTTP GETよりも単純にすることができる。しかしながら、VASTは、比較的複雑な非DASHエンティティを必要とする。VASTトラッキングは、MPDに含まれている同じURLを使用することができ、識別するセッションは、セッション毎に一意のMPDを必要とする。
HTTP GETおよびVASTは、トラッキングアドインプレッションをある程度可能にできるが、クライアント側で作成された情報を報告することは不可能である。HTTP GETおよびVASTがクライアントのロケーション(例えば、GPD座標)、プレイアウト状態(例えば、早送り、巻き戻しなど)、顔検知結果、ソーシャルネットワーク情報などといった情報の送信を許可することができないので、クライアント側のレポーティングは不可能である。
例えば、正しい広告識別子を報告するおよび/またはメディアコンテンツの反復に従って(例えば、メディアプレゼンテーション内の同じ広告の複数の発生、例えば、メディアストリーム500内のA1とA2に従って)正しい再生機能を有する要素を記述子要素(例えば、記述子要素502)に付加することができる。同一のメディアコンテンツ(例えば、A1およびA2)の基本的なメディアコンテンツ識別子(例えば、メディアコンテンツ識別子514、広告識別子214aなど)を同じにすることができる。発生識別子516(例えば、広告配置ストリング)を記述子要素502の属性のうちの1つに含むおよび/または記述子要素502のペイロードに含むことができる。
発生識別子516は、同じ広告の複数の発生が異なるまたは同等ではない記述子要素502aと502bを有するようにさせることができる。発生識別子516は、バックエンドデバイスまたはネットワークコンポーネント(例えば、コンテンツプロバイダ210)によって作成することができる。ネットワークコンポーネントは、広告コンテンツA1とA2の記述子要素502aと502bを提供または作成することができる。例えば、発生識別子516を含む記述子要素502aと502bは、コンテンツエンコーダ、コンテンツパッケージャ、HTTPサーバ、HTTPプロキシ、オリジンサーバ、CDNノード、または同様のコンポーネントによって作成または提供することができる。発生識別子516を含むことができる記述子要素502aと502bは、広告期間要素をビデオ再生クライアントに返すプロセス中にXLinkレゾルバによって返すことができる。
発生識別子516を記述子要素502aと502bの属性で搬送することができる。例えば、発生識別子516を以下のように識別属性で搬送することができる。
メディアストリームは、同じ広告識別子(例えば、コンテンツ識別子514または広告識別子214a)を有することができる広告の複数の発生を有することができる。広告の各発生は、識別属性に格納することができる異なる広告発生識別子(例えば、発生識別子516)を有することができる。例えば、同じ広告の複数の発生に対する記述子要素502aと502bは、異なる広告発生識別子(例えば、発生識別子516aと516b)に起因して同等にすることができない。
広告発生識別子(例えば、発生識別子516)を記述子要素のペイロードまたはコンテンツエリアで搬送することができる。例えば、それを(例えば、UUIDにすることができる)ストリング“2905e3a2−dee1−46a2−ac0b−98526e45a27b”にすることができ、例えば、以下の例で示す。
広告発生識別子(例えば、発生識別子516)を日付および/または時間フィールドの形式にすることができる。例えば、記述子要素502aと502bの作成の日付および/または時間を使用することができる。広告の予測されるプレイアウトの日付および/または時間を使用することができる。日付および/または時間を記述子要素502aと502bの属性(例えば、日付)で搬送することができる。以下の例で示すように、日付および/または時間を記述子要素502aと502bのペイロードまたはコンテンツで搬送することができる。
メディアストリーム(例えば、メディアストリーム500)は、広告の同じ広告識別子(例えば、メディアコンテンツ識別子314)を有することができる広告の複数の発生を有することができる。各広告発生は、(例えば、属性で、またはペイロードまたはコンテンツで搬送される)異なる日付および/または時間フィールドを有することができる。同じ広告の複数の発生の記述子要素502aと502bは、異なる広告発生識別子(例えば、発生識別子516aと516b)に起因して同等にすることができない。
広告を挿入するためのシステムは、メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)への配信用のMPDを作成することができる第1のネットワークコンポーネントを含むことができる。第2のネットワークコンポーネントは、MPD(例えば、MPD504)に挿入することができる記述子要素(例えば、記述子要素502aと502b)を作成することができる。第2のネットワークコンポーネントは、例えば、パッケージャ、エンコーダ、HTTP Server、HTTP Proxyおよび/またはその他といったさまざまな任意の形態をとることができる。第2のネットワークコンポーネントは、MPD504がメディア再生クライアント(例えば、クライアント250)に配信される前に記述子要素502aと502bをMPD504に挿入することができる。例えば、記述子要素を解決する要求に応答して、記述子要素をMPDに挿入することができる。この要求は、メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)によって、例えば、Xlink Resolverコンポーネントに対して行うことができる。
メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)は、動的または生のコンテンツをプレゼンテーションしている時(例えば、スポーツの生放送)に問題を経験する。動的コンテンツがプレゼンテーションされると、MPDは、そのプレゼンテーション中に更新される。例えば、MPDは、定期的に更新される。プレゼンテーション中にMPDを更新することによって、異なる時間に有効になる同じMPDの異なるバージョンをもたらす。結果的に、特定のMPDバージョンに存在する期間要素は、後のMPDバージョンをプレゼンテーションすることができない。例えば、MPDのバージョン1である期間要素をバージョン2にすることができない。
図6に示すように、MPDファイル604は、1つまたは複数のバージョンを含むことができる。例えば、MPDファイル604は、第1のバージョン604a、第2のバージョン604b、第3のバージョン604c、第4のバージョン604dおよび第5のバージョン604eを含むことができる。MPDファイル604を(例えば、定期的に)更新することができる。30分目のマーク後に有効になるMPDのより新しいバージョンは、期間M1を含むことができない。例えば、3番目のバージョン604cは、期間M1を含むことができない。メディア再生クライアントは、期間M2が15分目のマークにおいてスタートすることを表示することが不可能である。図示したように、期間M4は、48分目のマークにおいてスタートすることができる。MPD604の5番目のバージョン604eは、期間M4がプレゼンテーションされた時に有効になり、MPD604の前の全てのバージョン604a、604b、604c、604dは、無効にされる。MPD604の5番目のバージョン604eが期間M1およびM2を含むことができないので、再生プログレスバーは、正しくない情報を表示する可能性がある。例えば、再生プログレスバーは、期間M4がコンテンツの2分目のマークにおいてスタートしたことを示す可能性があるのに対して、期間M4は、実際には48分目のマークにおいてスタートした。
メディアコンテンツ時間(例えば、資産時間)を例えば、本明細書で説明するように指示することができる。メディアコンテンツ時間は、メディアコンテンツがスタートした時間を指示することができる。メディアコンテンツ時間は、メディアコンテンツが終了すると予測される時間を指示することができる。メディアコンテンツ時間は、メディアコンテンツの時間期間を指示することができる。メディアコンテンツ時間をMPD、例えば、MPDファイル604で指示することができる。メディアコンテンツ時間をMPDの第1のバージョン、例えば、第1のバージョン604aで指示することができる。メディアコンテンツ時間は、MPDの最後のバージョン、例えば、5番目のバージョン604eによって指示することができる。メディアコンテンツ時間は、MPDの各バージョン、例えば、バージョン604a−604eによって指示することができる。メディアコンテンツ時間を記述子要素、例えば、AssetIdentifier記述子要素、SupplementalProperty記述子要素などに含むことができる。
メディア再生クライアントは、MPDを受信することができる。MPDは、メディアコンテンツの時間、例えば、メディアコンテンツがスタートした時間を指示することができる。メディア再生クライアントは、メディアコンテンツ時間に基づいてメディアコンテンツの再生位置を判定することができる。例えば、メディア再生クライアントは、5番目のバージョン604eに含まれているメディアコンテンツのスタート時間に基づいて、期間M4が48分目のマークにおいてスタートすると正しく判定することができる。メディア再生クライアントは、たとえMPDの現在のバージョンが前の期間を含むことができなくても、期間M4が48分目のマークにおいてスタートすることを正しく表示することができる。
メディア再生クライアントは、メディアコンテンツ(例えば、各メディアコンテンツ)のリソースを保存することができる。メディア再生クライアントは、過度にリソースを消費する傾向がある。例えば、ドラマを見せる24/7放送チャネルは、一日中異なるメディアコンテンツを見せる。メディア再生クライアントは、チャネルを代えずにいる(stay tuned)ことができ、たとえメディアコンテンツがプレゼンテーションされた後でもメディアコンテンツの状態を維持することができる。メディア再生クライアントによって消費されるリソースの量は、増え続ける。メディア再生クライアントが維持することができる例示的な状態は、プレイアウトバッファ、デコーダメモリ、状態変数などを含む。
メディアコンテンツの最後の期間を指示することは、メディア再生クライアントによる過度なリソース消費を防止する、または少なくとも削減することができる。メディアコンテンツの少なくとも1つの期間(例えば、各期間)は、メディアコンテンツの最後の期間を指示する標識を含むことができる。図7Aに示すように、各期間は、その期間がメディアコンテンツの最後の期間であるかどうかが示されている。例えば、期間M1とM2は、メディアコンテンツが後続期間(複数)を継続することを指示することができる継続標識704を含むことができる。期間M3は、最後の期間であることを指示することができる最後の期間標識708を含むことができる。図7Bに示すように、最後の期間M3は、メディアコンテンツの最後の期間であることを指示することができる最後の期間標識708を含むことができる。他の期間期間M1とM2は、標識を含むことができない。図7Cに示すように、第1の期間M1は、メディアコンテンツの期間の総数を指示することができる期間カウント標識712を含むことができる。他の期間(例えば、各期間)は、残りの期間の数またはすでにプレゼンテーションされた期間の数を指示することができるカウンタ716を含むことができる。標識704または708は、ネットワークエンティティ(例えば、コンテンツプロバイダ210)によってMPD(例えば、MPD404、504または604)に挿入することができる。
図8に示すように、メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)は、以下のうちの1つまたは複数を構成することができる。810において、メディア再生クライアントは、期間(例えば、期間M1、M2およびM3)を受信することができる。メディア再生クライアントは、ネットワークエンティティ、例えば、コンテンツプロバイダ210から期間を受信することができる。820において、メディア再生クライアントは、現在の期間がメディアコンテンツの最後の期間であるかどうかを判定することができる。メディア再生クライアントは、現在の期間をスキャンして例えば、現在の期間が最後の期間であることを指示する標識を探すことによって、現在の期間が最後の期間であるかどうかを判定することができる。例えば、メディア再生クライアントは、最後の期間標識708をスキャンすることができる。メディア再生クライアントは、例えば、現在の期間において最後の期間標識708を見つけると、現在の期間が最後の期間であると判定する。メディア再生クライアントは、例えば、現在の期間において継続標識704を識別するまたは最後の期間標識708が見つからないことによって、期間が最後の期間ではないと判定することができる。メディア再生クライアントは、最後の期間を例えば、期間カウント標識712に基づいて、受信した期間の数をカウントすることおよび最後の期間を識別することによって判定することができる。
830において、メディア再生クライアントは、判定に基づいて再生リソース(例えば、再生バッファ(複数)、デコーダメモリ、状態変数(複数)など)を管理することができる。再生リソースを管理することは、以下のうちの1つまたは複数を含むことができる。832において、メディア再生クライアントは、現在の期間がメディアコンテンツの最後の期間であるかどうかを判定することができる。この判定は、上記のように行うことができる。834において、メディア再生クライアントは、例えば、現在の期間が最後の期間でないならば、チャネルを代えないままにする(stay tuned)および/または再生リソースを維持することができる。例えば、メディア再生クライアントは、メディアコンテンツと関連付けられた再生バッファ(複数)、メディアコンテンツと関連付けられたデコーダメモリの一部、および/またはメディアコンテンツと関連付けられた状態変数(複数)を維持し続けることができる。836において、メディア再生クライアントは、別の期間を受信することができる。
838において、メディア再生クライアントは、例えば、メディアコンテンツの最後の期間を再生した後に再生状態を切り替えることができる。メディア再生クライアントは、再生リソース(例えば、再生バッファ(複数)、デコーダメモリ、または状態変数(複数)など)を維持することを中止することができる。メディア再生クライアントは、例えば、メディアコンテンツの最後の期間を再生した後に(例えば、その後即座に)再生リソースをパージすることができる。メディア再生クライアントは、メディアコンテンツと関連付けられた再生バッファ(複数)をパージすることができる。メディア再生クライアントは、例えば、最後の期間が再生された後に(例えば、その後即座に)メディアコンテンツと関連付けられたメモリ(例えば、デコーダメモリの一部)をパージすることができる。メディア再生クライアントは、期間の少なくとも1つに含まれる標識、例えば、継続標識704、最後の期間標識708および/または期間カウント標識712に基づいてメディアコンテンツの最後の期間を判定することができる。
EIDRをメディアコンテンツの識別として使用することができる。Ad−IDを広告資産のクロスプラットフォームの識別に使用することができる。あまり多用途ではないがより単純な統合方法により、2つの異なる資産(例えば、メディアコンテンツ)の識別子スキームの定義に関与することができる。1つの資産(例えば、メディアコンテンツ)の識別子スキーム、例えば、Ad−IDを広告コンテンツに使用することができる。別の資産(例えば、メディアコンテンツ)の識別子スキーム、例えば、EIDRを主コンテンツに使用することがでる。EIDRを例えば、トラッキングおよびレポーティングに使用することができる。
MPDイベントを使用して、アプリケーション層によって使用することができる1期間当たりの注釈を提供することができる。VASTを複数のベンダーのサーバによってサポートすることができる。VASTトラッキング要素を使用することができるトラッキングモジュールによって統合を容易にさせることができる。VAST応答、またはVAST応答の一部をMPDイベントに含むことができる。
サーバベースのワークフローにおいて、XLinkレゾルバは、VASTトラッキング要素を含むことができる広告決定サーバからの応答を受信することができる。これらのトラッキング要素は、固有のイベント(例えば、広告が再生をスタートしたこと、広告の25%がプレイアウトされたことなど)が与えられたHTTP GET要求を使用してアクセスすることができるリソースのURLを含むことができる。このリソースを例えば、1×1透過ピクセル画像にすることができる。要素をXLinkレゾルバ応答の期間要素内のMPDイベントにラッピングすることができる。デリファレンシング(dereferencing)が終了すると、DASHクライアントは、トラッキング要素を外部のVAST処理モジュールに渡すことができる。
VASTを統合してトラッキングおよびレポーティングインプレッションに使用することができる。認証されたイベントは、認証されていないイベントに比べ、広告主にとってより価値が高い。認証されたイベントと認証されていないイベントを区別するために、付加的なVASTイベントを定義することができる。フラグメントまたはクエリパラメータをトラッキングURLに添付することができる。
いくつかの事例において、アップリンクは、ダウンリンクよりもかなり高価である(例えば、eMBMS(electronic Multimedia Broadcast Multicast Service)を介したDASH)。複数のインプレッションレポートを収集することができる。同じHTTP GET要求は、それらが使用可能になると問題になる。組み合わされたレポートをアップリンク使用が実行可能な時に送信することができる。組み合わされたレポートを送信する相互運用可能な方法がある。
記述子要素(例えば、AssetIdentifier記述子要素)のコンテンツをトラッキングおよびレポーティングの目的に使用することができる。Ad−IDなどの識別スキームを使用することができる。記述子要素のコンテンツを使用して、広告サーバ応答に関する情報を提供することができる。記述子要素のコンテンツをVAST仕様で定義することができるアド要素にすることができる。
期間レベルまたはAdaptationSetレベルにおける1つまたは複数の汎用記述子要素を使用して、メディアコンテンツ(例えば、資産)内の固有の期間(例えば、最後の期間)の位置を指示することができる。記述子要素(複数)は、メディアコンテンツのためにリソースを節約することが可能であるおよび/または有益であるかどうかを指示することができる。記述子要素(例えば、補足的なプロパティ記述子要素、例えば、SupplementalProperty)は、この期間の最も早いプレイアウト時間に対応するメディアコンテンツ内の時間を指示することができる。記述子要素は、メディアコンテンツの予測される長さを指示することができる。記述子要素は、例えば、以下の例に示すように、メディアコンテンツからのより長い期間が予測されるかどうかを指示することができる。
記述子要素(例えば、SupplementalProperty)を使用して、例えば、本明細書で示すように、メディアコンテンツの最後の期間を指示することができる。記述子要素(例えば、“urn:org:example”)は、現在の期間が所与のメディアコンテンツ、例えば、“urn:org:example:to−be−continued”の最後の期間ではないことを指示することができる。記述子要素は、他の期間が予測されることを指示することができる。記述子要素は、例えば、“urn:org:example:end−of−asset”を含むことによって、現在の期間が所与のメディアコンテンツの最後の期間であることを指示することができる。記述子要素は、メディアコンテンツの他の期間が予測されないことを指示することができる。
メディア再生クライアント(例えば、MPEG−DASHクライアントまたはクライアント250)は、例えば、現在の期間がSupplementalProperty記述子要素を含むかどうかを判定することによって、現在の期間が最後の期間であるかどうかを判定することができる。例えば、メディア再生クライアントは、現在の期間において“end−of−asset”記述子を識別することによって、現在の期間が最後の期間であると判定することができる。メディア再生クライアントは、例えば、現在の期間が“end−of−asset”記述子を含まない場合、現在の期間が最後の期間ではないと判定することができる。
記述子要素は、新しい期間がスタートするメディアコンテンツ内の時間および/またはメディアコンテンツの予測される全長を指示することができる1つまたは複数の値を格納することができる。上記の例において、3番目の期間は、3番目の期間がメディアコンテンツ内の時間00:20;00(20分)にスタートすることを指示する数値フィールドを有するSupplementalProperty記述子(“urn:org:example:asset−time”)を含むことができる。数値フィールドは、メディアコンテンツの予測される全長が00:42:42(42分42秒)であることをさらに指示することができる。
図9Aに示すように、メディア再生クライアントは、メディアコンテンツ(例えば、映画)と関連付けられた期間M1、M2およびM3を受信することができる。メディア再生クライアントは、広告A1とA2を受信することができる。広告A1とA2は、広告を識別することができる広告識別子914を含むことができる。広告識別子914aと914bは、例えば、広告A1とA2が同じ(例えば、同一)である場合、同じにすることができる。広告A1とA2は、広告の発生を指示することができる発生識別子916を含むことができる。発生識別子916を記述子要素(例えば、SupplementalProperty)に含むことができる。広告A1は、A1が広告の第1の発生であることを指示することができる、ID#01で記された第1の発生識別子916aを含むことができる。広告A2は、A2が広告の第2の発生であることを指示することができる、ID#01で記された第2の発生識別子916bを含むことができる。
メディア再生クライアント(例えば、クライアント250)は、以下のうちの1つまたは複数を構成することができる。メディア再生クライアントは、例えば、異なっている発生識別子916aと916bに基づいて、A2がA1の反復でありA1の延長ではないと判定することができる。メディア再生クライアントは、A2を途中からではなく最初からプレゼンテーションする(例えば、再生する)ことができる。広告の反復発生(例えば、反復発生のみ)は、発生識別子を含むことができ、広告の初期発生は、発生識別子を含むことができない。例えば、A2(例えば、A2のみ)は、発生識別子916を含むことができ、A1は、発生識別子916を含むことができない。
図9Bに示すように、広告A1とA2は、メディア再生クライアントが広告を再生することができる広告内の時間を指示することができる再生ポインタ918を含むことができる。例えば、“?t=0s”は、メディア再生クライアントが広告A2を最初からプレゼンテーションできることを指示することができる。再生ポインタ918を記述子要素(例えば、SupplementalProperty)に含むことができる。メディア再生クライアントは、広告A2を受信することができる。メディア再生クライアントは、広告A2内の再生ポインタを識別するおよび/または広告A2を再生ポインタ918から再生することができる。広告A2の開始をポイントする再生ポインタ918を含むことによって、メディア再生クライアントは、広告A2を途中からではなく最初から再生することを可能にできる。広告の反復発生(例えば、反復発生のみ)は、再生ポインタを含むことができ、広告の初期発生は、再生ポインタを含むことができない。例えば、A2(例えば、A2のみ)は、再生ポインタ918を含むことができ、A1は、再生ポインタ918を含むことができない。
MPDイベントの機構を汎用URLパラメータと共に使用して、拡張されたネイティブレポーティングフレームワークを提供することができる。例えば、新しいイベントスキームを登録することができる。イベントスキームにおいて、ペイロードは、URLテンプレートを含むことができる。タイミングは、ビデオ再生クライアントがURLを構築して、構築されたURLへのHTTP GETを発行することができる時間を含むことができる。ビデオ再生クライアントは、HTTP GET要求へのHTTP応答を無視することができる。デフォルトHTTP GETに加えて、例えば、ビデオ再生クライアントを使用することができるHTTP方法をイベントが搬送する時にHTTP PUTまたはHTTP POSTを使用することが可能である。
汎用URLパラメータの使用により、クライアント側で計算されるまたはサーバによってリアルタイムに割り当てられる新しいパラメータの使用が可能になる。クライアント側のパラメータは、GPS座標、ソーシャルネットワークID、視聴者に関する情報(例えば、視聴者の数、デバイスが手で握られているか休止であるか、情緒的反応など)を含むことができる。クライアント側のパラメータは、デバイスと接続に関する情報(例えば、デバイスモデル)を含むこともできる。サーバ割り当てのパラメータは、ユーザとセッションの識別を含むことができる。
DASHイベントをメディアのタイムラインに結合することができる。しかしながら、拡張されたイベントモデルがプレイアウト中にリアルタイムに起きているイベントに定義されると、同じモデルをQoS(Quality of Service)またはQoE(Quality of Experience)情報に適用することができる。イベントフレームワークを反復(recurring)イベント、例えば、ある周波数で発生するイベントと関連付けられたデータを報告するように拡張することができる。例えば、イベントヘッダまたはペイロードは、イベントの周波数を記述するフィールド、イベントが呼び出される回数またはイベントが呼び出される最新の時間に対する上限を含むことができる。
本明細書で説明されるプロセスおよび手段は、任意の組み合わせにおいて適用することができ、他の無線技術および/または他のサービスに適用することができる。
WTRUは、物理的デバイスのアイデンティティ、または例えば、MSISDN、SIP URIなど予約に関係するアイデンティティといったユーザのアイデンティティを参照することができる。WTRUは、アプリケーションベースのアイデンティティ、例えば、1アプリケーション当たりに使用されるユーザ名を参照することができる。
上記のプロセスは、コンピュータおよび/またはプロセッサによって実行されるコンピュータ可読媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、および/またはファームウェアに実装することができる。コンピュータ可読媒体の例は、限定されないが、(有線および/または無線接続を介して送信される)電子信号および/またはコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定されないが、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、限定されないが、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、および/またはCD−ROMディスク、および/またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアと協働するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末機、基地局、RNC、および/または任意のホストコンピュータで使用される無線周波数トランシーバを実装することができる。