JP2017502317A - 脱進機のない、または簡易脱進機を有する等方性調和振動子および関連するタイムベース - Google Patents
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Abstract
Description
本PCT出願は、参照により本PCT出願に完全に組み入れられている、Ecole Polytechnique Federale de Lausanne(EPFL)の名義で提出された先出願である、2014年1月13日提出のEP14150939.8、2014年6月25日提出のEP14173947.4、2014年9月3日提出のEP14183385.5、2014年9月4日提出のEP14183624.7、および2014年12月1日提出のEP14195719.1の優先権を主張する。
2.1 ニュートンの等時性ソーラーシステム
周知のように、1687年に、Isaac NewtonはPrincipia Mathematicaを出版し、この中で、惑星の運動に関するケプラーの法則、特に、惑星は太陽を1つの焦点とする楕円上を動くと述べた第1法則と、惑星の公転周期の2乗は軌道の長半径の3乗に比例すると述べた第3法則とを証明した(参考文献[19]参照)。
原点で中心にある中心力
F(r)=−kr
を受ける2次元で動く点質量を考える。ここでrは質量の位置である。次いで、質量mの物体について、これは、初期条件および振動数に応じた定数A1、A2、φ1、φ2について
(A1sin(ω0t+φ1)、A2sin(ω0t+φ2))
の解を有する。
等時性は、この振動子が、本発明の可能な実施形態としてのタイムキーパ用のタイムベースに適した候補であることを意味する。
一方向の運動を有する2つのタイプの等方性調和振動子が可能である。1つは、本体が端部にある線形ばねを利用し、ばねと本体とを固定中心の周りで回転させるものである。これは図58:回転ばねに示される。本体862が端部に取り付けられたばね861は、中心860に固定され、この中心の周りを回転して、本体862の質量の中心が軌道864を有するようにする。ポインタ863の回転によってわかるように、本体862は、軌道全体につき1度、その質量中心の周りを回転する。
等方性振動子を用いる本出願人のタイムベースは、機械タイムキーパを調整し、これは、てん輪と螺旋ばね振動子とを、等方性振動子と、クランクが歯車列の最後の歯車に固定された脱進機とに置き換えることによって実施することができる。これは、図61:伝統的な場合の左側に示される。主ばね900は歯車列901を介してエネルギーをがんぎ車902に伝え、がんぎ車902はアンカ904を介してエネルギーをてん輪905に断続的に伝える。右側は本出願人の機構である。主ばね900は歯車列901を介してエネルギーをクランク906に伝え、クランク906は、このクランクのスロット内を移動するピン907を介してエネルギーを等方性振動子903に連続的に伝える。等方性振動子は固定フレーム908に取り付けられ、その復元力の中心は、クランクピニオンの中心に一致する。
本発明による等方性調和振動子を実現するために、中心復元力の物理的構成が必要である。最初に、中心復元力に対して動く質量の理論は、結果として生じる運動が面内で行われるようになっていることに注目する。したがって、実際上の理由で、物理的構成は平面等方性を実現すべきであるということになる。したがって、ここに記載の構成および実施形態は大部分が平面等方性であるが、本実施形態に限定されず、3次元等方性の例もある。
等方性k。ばね剛性kの等方性(方向から独立)。
半径方向k。半径方向変位から独立したばね剛性k(線形ばね)。
ゼロJ。慣性モーメントJ=0を有する質量m。
等方性m。換算質量mの等方性(方向から独立)。
半径方向m。半径方向変位から独立した換算質量m。
重力。重力の影響を受けない。
直線衝撃。直線衝撃の影響を受けない。
角衝撃。角衝撃の影響を受けない。
平面等方性を2つの方法で実現することができる。
A.1 ばねのニュートラル点がターンテーブルの回転中心にある状態で剛性kのばね2が固定された回転ターンテーブル1を図8に示す。質量のないターンテーブル1およびばね2を想定すると、直線中心復元力はこの機構によって実現される。しかしながら、ターンテーブルおよびばねの物理的実現の場合、この実現には、大きい疑似質量(spurious mass)および慣性モーメントを有するという欠点がある。
調和振動子の理論的特性を保持するのに最適であると思われる実現は、中心力を等方性ばねにより実現するものである。等方性という用語は、再び「あらゆる方向に同じ」であることを意味する。
F(dr)=(−kdx、−kdy)=−kdr
を与え、セクション2の中心直線復元力が実証される。したがって、説明したように、この機構は、一次までの中心直線復元力の実現ということになる。
新しい振動子を、本発明の例示的な実施形態としての携帯型タイムキーパ内に配置するために、振動子の正しい機能に影響し得る力に対処する必要がある。この力は、重力および衝撃を含む。
重力の力に対処する第1の方法は、重力に対して水平位置にあるときにその影響を感じない平面等方性ばねを作ることである。
直線衝撃は直線加速度の一形態であるため、特別な場合として重力を含む。したがって、図20の機構も直線衝撃を補償する。
図20に示す前のセクションの機構を修正することにより、図21に示すように2つの質量の重力中心間の距離を小さくすることによって、角加速度による影響を最小化することができる。2つの重力中心を分離する図21に示す距離「l」を精密に調節することにより、レバー自体の慣性モーメントを考慮することを含む角衝撃の完全な補償が可能になる。これにより、本出願人の振動子の回転軸への角加速度を除いて、すべての可能な回転軸への角加速度を考慮する。
振動子は、摩擦によりエネルギーを失うため、振動子エネルギーを維持する方法が必要である。振動子により管理される時間を表示するために、振動を計数する方法もなければならない。機械時計および腕時計では、これは振動子とタイムキーパの残りの部分との境界面である脱進機によって達成されている。脱進機の原理は図15に示され、そのようなデバイスは腕時計産業において周知である。
等方性調和振動子に対するエネルギーを維持するために、トルクまたは力を加える。振動子エネルギーを維持するために連続的に加えられるトルクTの一般原理については図13を参照されたい。図14は、振動子エネルギーを維持するために力FTを断続的に加える別の原理を示す。実際には、この場合、機構は、適切なトルクを振動子に伝えてエネルギーを維持するのにも必要であり、図25〜図29では、この目的で本発明による様々なクランクの実施形態が示される。図37、図38は同じ目的の脱進機システムを示す。これらすべての復元エネルギー機構を、本明細書に記載の、例えば図19〜図24、図30〜図35(図30に示す機構138のように)、および図40〜図48の振動子および振動子システム(ステージなど)の様々な実施形態と組み合わせて使用してもよい。一般的に、振動子がタイムキーパ、特に腕時計用のタイムベースとして使用される本発明の実施形態では、腕時計の分野で知られるように、脱進機と組み合わせて使用する腕時計のばねによって、トルク/力を加えることができる。本実施形態では、したがって、公知の脱進機を本発明の振動子に置き換えることができる。
前のセクションのXY等方性調和振動子は、X並進運動およびY並進運動を他の運動、特に、回転に置き換えることによって一般化することができる。ラグランジュ力学の一般化座標で表すと、理論は同一であり、機構は、並進運動のXY機構と同じ等方性調和特性を有する。
ある。
脱進機を使用する利点は、振動子が、クロノメータのエラー源であり得るエネルギー源に(歯車列を介して)連続的に接触しないことである。したがって、脱進機は、振動子が振動の大部分について脱進機からの外乱なしで振動する自由脱進機である。
等方性調和振動子用の可能なデテント脱進機の実施形態が、図36〜図38に示される。
7.1 円錐振り子との相違
円錐振り子は、重力の力に垂直な垂直軸の周りを回転する振り子である(図4参照)。円錐振り子の理論は、Christiaan Huygensにより最初に記載され(参考文献[16]および[7]参照)、通常の振り子と同様に、円錐振り子は等時性ではないが、理論上、可撓性のひもと放物面構造とを用いることにより、等時性になり得ることが示された。
調速機は、一定速度を維持する機構であり、最も単純な例は、蒸気機関のためのワット調速機である。19世紀に、これらの調速機は、スムーズな動作、すなわち、脱進機を有する振動子に基づく時計機構の、進んではすぐに止まる断続的な運動のない動作が高い精度よりも重要である適用例において使用された。特に、そのような機構は、比較的短い時間間隔にわたって天球の動きを追い、星の動きをたどる望遠鏡に必要とされた。使用の時間間隔が短いため、この場合、高いクロノメータ精度は必要ない。
機構が進んではすぐに止まる断続的な運動を持たないため不要な繰返しの加速を受けない、少なくとも2つの連続運動腕時計がある。2つの例は、AsulabによるいわゆるSalto腕時計(参考文献[2]参照)と、セイコーによるスプリングドライブ(参考文献[22]参照)である。これらの機構の両方が高レベルのクロノメータ精度を達成しているが、これらは等方性振動子をタイムベースとして使用せず、代わりに水晶音叉の振動に依拠しているため、本発明とは完全に異なる。さらに、この音叉は、振動を維持し計数するための圧電気と、維持および計数を制御するための集積回路とを必要とする。ムーブメントの連続運動は電磁制動によってのみ可能であり、この電磁制動は、衝撃によるクロノメータエラーを訂正するために、メモリに±12秒までの緩衝域を必要とする集積回路によって再び制御される。
いくつかを前述し、かつ詳細に後述する一部の実施形態では、本発明は、タイムベースとして使用するための等方性調和振動子の実現として考えられた。実際に、等方性調和振動子をタイムベースとして実現するために、中心復元力の物理的構成が必要である。最初に、中心復元力に対して動く質量の理論は、結果として生じる運動が平面内で行われるようになっていることに注目する。したがって、実際上の理由で、物理的構成は平面等方性を実現すべきであるということになる。したがって、ここに記載の構成は大部分が平面等方性であるが、これに限定されず、3次元等方性の例もある。平面等方性を2つの方法:等方性等方性ばね、および並進運動等方性ばねで実現することができる。
A.1 前述したように、ばねのニュートラル点がターンテーブルの回転中心にある状態で剛性kのばね2が固定される回転ターンテーブル1を図8に示す。質量のないターンテーブルおよびばねを想定すると、線形中心復元力はこの機構によって実現される。しかしながら、ターンテーブルおよびばねの物理的実現の場合、この実現には、大きい疑似質量および慣性モーメントを有するという欠点がある。
このセクションでは、本出願人による等方性ばねの主要な発明につながる背景について説明する。以後、特に明記のない限り、「等方性ばね」は「平面の並進運動等方性ばね」を指す。
本発明は、コンプライアンス性XYステージに基づく(参考文献[26、27、29、30]、および本明細書で引用された文献による構造の例を示す図39を参照)。コンプライアンス性XYステージは、いずれも並進運動である2自由度を有する機構である。これらの機構はコンプライアンス性ジョイントを含むため(参考文献[28]参照)、平面復元力を示し、平面ばねと考えられる。
等方性ばねは、本発明の1つの目的であり、中心力が等方性ばねにより実現される、調和振動子の理論特性を保持するのに最も適していると思われる。等方性という用語は、再び「あらゆる方向に同じ」であることを意味するために用いられる。
F(dr)=(−kdx、−kdy)=−kdr
を与え、セクション2の中心直線復元力が実証される。したがって、説明したように、この機構は、一次までの中心直線復元力の実現ということになる。
2つのばねを組み合わせるアイデアは、図40に示すように線形ばねを平行ばね171、172に置き換えて、周回質量179を保持するばねステージ173を形成することによって改良される。2自由度平面等方性ばねを得るために、2つの平行ばねステージ173、174(図40に示すように、各々が平行ばね171、172、175、176を有する)が直交して配置される(図19および図41参照)。
中間ブロックの存在により、異なる方向に異なる換算質量が生じる。したがって、セクション2の理想数学モデルは有効ではなくなり、理論等時性欠陥がある。図42に示すこのセクションの本発明は、この相違を最小化する。本発明は、互いに対して90度(z軸周りの回転角度)回転させた図41の2つの同一面内直交平行ばねステージを積み重ねることにより、換算質量の等方性を最小化する。
この機構の目的は、等方性ばね剛性をもたらすことである。等方性欠陥、すなわち完全なばね剛性等方性からの変動は、本発明において最小化される要因である。本発明を、等方性欠陥につながる要因の補償に対応する複雑さの小さいものから順に表す。
− 面内直交補償平行ばねステージ
− 面外直交補償平行ばねステージ
本実施形態は、図44に示す上面図と共に図43に示される。単純な平行ばねステージの代わりに複合平行ばねステージを使用することにより、各ステージで直線運動が生じる。これにより、等方性欠陥につながる主なクロスカップリング効果が抑制される。
面内直交補償平行ばねステージの代替実施形態を図45に示す。
計算された特定の例では、面内直交非補償平行ばねステージ機構は、最悪の場合の等方性欠陥6.301%を有する。他方、補償機構については、最悪の場合の等方性は0.027%である。したがって、補償機構により、最悪の場合の等方性剛性欠陥は200分の1に減少する。
中間ブロックの存在により、異なる角度について異なる換算質量が生じる。したがって、セクション2の理想数学モデルは有効ではなくなり、理論等時性欠陥がある。図46に示すこのセクションの本発明は、この相違を最小化する。本発明は、互いに対して90度(z軸周りの回転角度)回転させた2つの同一面内直交平行ばねステージを積み重ねることにより、換算質量の等方性を最小化する。
別の面外直交補償等方性ばねの実施形態を図47に示す。
等方性ばねのコピーを作り、精密な角度ずれを有してコピーをオリジナルの上に積み重ねることにより、等方性欠陥を低減することができる。
新しい振動子を携帯型タイムキーパに配置するために、振動子の正しい機能に影響し得る力に対処する必要がある。この力は重力および衝撃を含む。
重力の力に対処する第1の方法は、重力に対して水平位置にあるときに、前述したような影響を感じない平面等方性ばねを作ることである。
直線衝撃は直線加速度の形であるため、特別な場合として重力を含む。したがって、図20の機構も直線衝撃を補償する(上記説明を参照)。
図20に示す前のセクションの機構を修正することにより、図21に示すように2つの質量の重力中心間の距離を小さくすることによって、角加速度による影響を最小化することができる。2つの重力中心を分離する図21に示す距離lを精密に調節することにより、レバー自体の慣性モーメントを考慮することを含む角衝撃の完全な補償が可能になる。図49Aおよび図49Bに別の実施形態が示され、ここでは、2つのXY振動子が自転車のクランクセットと同様のクランクシャフトおよび底部ブラケットを介して連結され、クランクが場合によって異なる半径で各XY振動子に衝撃を与える。より正確には、図49A、図49Bは、動的に平衡した、角度連結された二重振動子を示す。2つの平面振動子の周回質量643、644は、上クランク646、下クランク645、およびそれらのシャフト647(自転車の底部ブラケットと同様)を含む二重クランク(自転車のクランクセットと同様)によって連結される。クランクアーム646は、スロットを含み、質量643に堅く連結されたピンがこのスロット内で摺動できるようにする。同様に、質量644は、クランク645のスロット内を摺動するピンに堅く連結される。シャフト647は歯車648により駆動され、歯車648はそれ自体歯車649によって駆動され、歯車649は歯車650によって駆動される。この配置により、両方の質量643、644が互いから180度で周回する(角度連結)。2つの質量の半径方向位置は独立している(半径方向連結なし)。したがって、システム全体が3自由度振動子として動作する。上および下振動子の固定フレーム641、642は、共通の固定フレーム640に取り付けられる。その特性は以下の通りである。
3次元並進運動等方性ばねの発明を図48に示す。3つの垂直ベロー403が並進運動周回質量402を固定ベース401に連結する。セクション10.2の論点を用いると(上記図17参照)、この機構は1次までの3次元等方性を示す。図16〜図18に示す2次元構成と異なり、ベロー403は、3自由度並進運動の吊下装置を提供し、これを外部トルクの影響を受けない現実的な作動機構にする。その特性は以下の通りである。
本明細書に記載の等方性ばねの実施形態に半径方向ディスプレイを加えることにより、本発明は、例えば、乗用車において横G(lateral g force)を測定するのに適した、完全に機械的な2自由度加速度計を構成することができる。
A.1 等方性調和振動子の機械的実現。
A.2 平面の中心直線復元力の物理的実現である等方性ばねの使用(フックの法則)。A.3 タイムベースとしての調和振動子による精密タイムキーパ。
A.4 効率が高まり機械的複雑さが低減した、脱進機のないタイムキーパ。
A.5 走行列(running train)の進んではすぐに止まる断続的な運動、関連する無駄な衝撃および減衰効果、ならびに走行列および脱進機機構の繰返しの加速をなくすことにより、結果として効率が向上する連続運動機械タイムキーパ。
A.6 重力の補償。
A.7 直線衝撃の動的平衡。
A.8 角衝撃の動的平衡。
A.9 振動の一部についてあらゆる機械的外乱から振動子を解放する自由脱進機を使用することによる、クロノメータ精度の向上。
A.10 振動子の回転が方向を変化させないため、てん輪脱進機と比べて簡易な新しい群の脱進機。
A.11 等方性振動子の伝統的なデテント脱進機における改良。
B.1 タイムキーパのタイムベースとしての、等方性調和振動子の最初の適用。
B.2 調和振動子タイムベースを有するタイムキーパからの脱進機の排除。
B.3 重力を補償する新しい機構。
B.4 直線および角衝撃の動的平衡のための新しい機構。
B.5 新しい簡易脱進機。
例示的な特徴
1 ばね剛性等方性欠陥を最小化する等方性調和振動子。
2 換算質量等方性欠陥を最小化する等方性調和振動子。
3 ばね剛性および換算質量等方性欠陥を最小化する等方性調和振動子。
4 ばね剛性、換算質量等方性欠陥を最小化し、あらゆる方向の直線加速度の影響を受けず、特に、機構のあらゆる向きの重力の力の影響を受けない等方性振動子。
5 角加速度の影響を受けない等方性調和振動子。
6 上記特性のすべてを組み合わせた等方性調和振動子:ばね剛性および換算質量等方性を最小化し、直線加速度および角加速度の影響を受けない。
A.1 本発明は中心直線復元力の物理的実現(フックの法則)である。
A.2 本発明は、タイムキーパ用のタイムベースとしての等方性調和振動子の物理的実現をもたらす。
A.3 本発明は、平面等方性からの偏差を最小化する。
A.4 本発明の自由振動は、ばねのニュートラル点を楕円の中心として有する閉鎖楕円軌道に近似している。
A.5 本発明の自由振動は高度な等時性を有する:振動の周期は全エネルギー(振幅)から大きく独立している。
A.5 本発明は、長い時間周期にわたって振動の全エネルギーを比較的一定に維持するために使用される、外部エネルギーを伝える機構に容易に嵌合する。
A.6 機構を修正して3次元等方性をもたらすことができる。
N.1 高度なばね剛性および換算質量等方性を有し、直線加速度および角加速度の影響を受けない等方性調和振動子
N.2 完全な等方性からの偏差が、以前の機構よりも少なくとも1桁小さく、通常、2桁小さい。
N.3 完全な等方性からの偏差が、初めて十分に小さくなり、正確なタイムキーパのタイムベースの一部として本発明を使用することができる。
N.4 本発明は、エネルギーを供給して振動を同じエネルギーレベルで維持するために、断続的な運動を有する脱進機を必要としない調和振動子の最初の実現である。
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Claims (21)
- 等方性および直線復元力特性を有するばね(S)を用いて周回質量(P;22;95;131e〜134e;179、189、199;309)を固定ベース(B;20;140、140a)に対して支持する少なくとも2自由度リンク機構(L1、L2)を含む機械的等方性調和振動子。
- 2自由度リンク機構を形成するXY平面ばねステージ(24、25)に基づくことにより、周回質量の純粋な並進運動を生じさせて、質量が一定の向きを維持したままその軌道に沿って移動するようにする、請求項1に記載の振動子。
- 各ばねステージ(131〜134)は、少なくとも2つの平行ばね(131a〜131d、132a〜132d、133a〜133d、134a〜134d;171、172、174、176;192、194、196、198)を含む、請求項2に記載の振動子。
- 各ステージは、2つの平行ばねステージ(192、194、196、198;302、304、306、308)が直列に取り付けられる複合平行ばねステージから作られる、請求項2または3に記載の振動子。
- 振動子を動的に平衡させる、各自由度について少なくとも1つの補償質量(871、876)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動子。
- 補償質量(871、876)は、機構全体の重力中心が静止したままであるように動く、請求項5に記載の振動子。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の少なくとも2つの振動子を含む、振動子システム。
- 4つの振動子(131、132、133、134)を含む、請求項7に記載の振動子システム。
- 平行または直列に組み立てられた各ステージは、隣のステージに対してある角度で回転する、請求項7または8に記載の振動子システム。
- 角度は約45°または90°または180°である、請求項9に記載の振動子システム。
- XおよびY並進運動を一般化座標に置き換えることができ、XおよびYは回転または並進運動とすることができる、請求項1または2に記載の振動子。
- 振動子または振動子システムに機械エネルギーを連続的に供給するための機構を含む、請求項1〜6、11のいずれか1項に記載の振動子または請求項7〜10のいずれか1項に記載の振動子システム。
- 前記機構がトルクまたは断続的な力を振動子または振動子システムに加える、請求項12に記載の振動子または振動子システム。
- 前記機構は、ピボット(82)を通して固定フレーム(81)の周りを回転する可変半径クランク(83)を含み、直進ジョイント(84)によりクランク端部は可変半径で回転することが可能になる、請求項12または13に記載の振動子または振動子システム。
- 前記機構は、維持トルクMが加えられるクランクシャフト(92)と、クランクシャフト(92)に取り付けられた、直進スロット(93’)を備えるクランク(93)とを保持する固定フレーム(91)を含み、剛性ピン(94)は振動子または振動子システムの周回質量(95)に固定され、前記ピンは前記スロット(93’)に係合する、請求項12または13に記載の振動子または振動子システム。
- 前記機構は、機械エネルギーを振動子に断続的に供給するためのデテント脱進機を含む、請求項12または13に記載の振動子または振動子システム。
- 前記デテント脱進機は、周回質量に固定された2つの平行留め具(151、152)を含み、一方の留め具(152)はばね(155)上で旋回するデテント(154)を変位させてがんぎ車(153)を解放し、前記がんぎ車は他方の留め具(151)に衝撃を与えて、失われたエネルギーを振動子または振動子システムに戻す、請求項16に記載の振動子または振動子システム。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の振動子または振動子システムをタイムベースとして含む時計などのタイムキーパ。
- 前記タイムキーパは腕時計である、請求項18に記載のタイムキーパ。
- 長い速度増加歯車列のみを必要とする、秒の分数を測定するクロノグラフ用のタイムベースとして使用して、例えば100分の1秒を測定するように100Hzの振動数を得る、請求項1〜17のいずれか1項に記載の振動子または振動子システム。
- 打鐘時計または音楽時計および腕時計、ならびにオルゴールの調速機として使用することにより、望ましくない騒音をなくし、エネルギー消費を減らし、かつ音楽または打鐘のリズムの安定性を向上させる、請求項1〜17のいずれか1項に記載の振動子または振動子システム。
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