JP2017501375A - ワイヤレス基地局の非同期測位のための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス基地局の非同期測位のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための様々な構成が提示される。モバイルデバイスは、そのモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することができる。モバイルデバイスは、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込み、関連付けられた第1のロケーションを決定することができ、ここにおいて、第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく。モバイルデバイスは、第2の非同期TOA測定値を取り込み、関連付けられた第2のロケーションを決定することができ、ここにおいて、第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく。モバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、第1のロケーションと、第2のロケーションと、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値とが、基地局のロケーションを決定するために使用され得る。

Description

[0001]正確な測位の有用性はよく知られている。典型的な形態のロケーション決定は、全地球測位システム(GPS)など、衛星ベースの測位システムを使用することを伴う。衛星ベースの測位システムは、高度に正確であり得るが、状況によっては、ワイヤレスモバイルデバイスの正確なロケーション決定を実施するために、十分な数の衛星ベースの測位システム衛星から信号を受信することが可能でないことがある。たとえば、ビルが密集した都市では、他の測位方法がより正確であり得る。レンジベースの測位システムは、セルラーネットワーク基地局と通信するモバイルワイヤレスデバイスにとって有用であり得る。しかしながら、1つまたは複数の基地局とのレンジング情報に基づいてロケーションを決定するために、基地局のロケーションが知られている必要がある。多数のワイヤレスサービスプロバイダは、それらの基地局のロケーションを公開させず、したがって、これらの基地局のロケーションが決定される必要があり得る。そのような基地局のロケーションの決定は、「逆方向測位(reverse positioning)」と呼ばれることがある。
[0002]基地局の位置を特定するための様々な構成が提示される。いくつかの実施形態では、タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための方法が提示される。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することを含み得る。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むこと、ここにおいて、第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、を含み得る。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定すること、ここにおいて、第1のロケーションが第1の非同期TOA測定値に対応する、を含み得る。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、第2の非同期TOA測定値を取り込むこと、ここにおいて、第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、を含み得る。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することを含み得る。第2のロケーションは、第2の非同期TOA測定値に対応し得る。モバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションと、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションと、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値とが、基地局のロケーションを決定するために使用され得る。
[0003]そのような方法の実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の受信基準信号および第2の受信基準信号は、測位基準信号(PRS)であり得、基地局はeノードBであり得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定され得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスが基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれ得る。この方法は、第1のモバイルデバイスによって、サーバへ、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータを送信することを含み得る。この方法は、サーバによって、第1のモバイルデバイスから、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータを受信することを含み得る。この方法は、サーバによって、第1の非同期TOA測定値と第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算することを含み得る。
[0004]追加または代替として、そのような方法の実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。この方法は、サーバによって、第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信することを含み得る。この方法は、サーバによって、第3の非同期TOA測定値と第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算することを含み得る。第2のモバイルデバイスのタイミングは、第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されなくてよい。この方法は、サーバによって、第1のTDOA値と、第2のTDOA値と、第1のロケーションと、第2のロケーションと、第3のロケーションと、第4のロケーションと、基地局のPRS周期とを使用して、基地局のロケーションを計算することを含み得る。第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することは、第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを含み得る。第1のモバイルデバイスによって、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することは、衛星ベースの測位システムを使用することを含み得る。
[0005]いくつかの実施形態では、タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムが提示される。このシステムは、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサと通信可能に結合され、1つまたは複数のプロセッサによって可読であり、プロセッサ可読命令を記憶したメモリとを備える、第1のモバイルデバイスを含み得る。この命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせ得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むこと、ここにおいて、第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、を行わせ得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定すること、ここにおいて、第1のロケーションが第1の非同期TOA測定値に対応する、を行わせ得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第2の非同期TOA測定値を取り込むこと、ここにおいて、第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、を行わせ得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することを行わせ得る。第2のロケーションは、第2の非同期TOA測定値に対応し得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、基地局のロケーションを決定するために、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションと、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションと、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値とを使用し得ることを行わせ得る。
[0006]そのようなシステムの実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の受信基準信号および第2の受信基準信号は、測位基準信号(PRS)であり得、基地局はeノードBであり得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定され得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスが基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれ得る。この命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータが、サーバへ送信されるようにすることを行わせ得る。このシステムは、第1のモバイルデバイスから、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータを受信するように構成されたサーバを含み得る。サーバは、第1の非同期TOA測定値と第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算するようにさらに構成され得る。サーバは、第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信するようにさらに構成され得る。サーバは、第3の非同期TOA測定値と第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算するようにさらに構成され得る。サーバは、第2のモバイルデバイスのタイミングが第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されない、を行うようにさらに構成され得る。
[0007]追加または代替として、そのようなシステムの実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。サーバは、第1のTDOA値と、第2のTDOA値と、第1のロケーションと、第2のロケーションと、第3のロケーションと、第4のロケーションと、基地局のPRS周期とを使用して、基地局のロケーションを計算するようにさらに構成され得る。第1のモバイルデバイスの1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせるプロセッサ可読命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを行わせるプロセッサ可読命令を含み得る。1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することを行わせるプロセッサ可読命令は、実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサに、衛星ベースの測位システムを使用して、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することを行わせるプロセッサ可読命令を含み得る。
[0008]いくつかの実施形態では、タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体が提示される。この非一時的プロセッサ可読媒体は、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含み得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むこと、ここにおいて、第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、を行わせるようにさらに構成され得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定すること、ここにおいて、第1のロケーションが第1の非同期TOA測定値に対応する、を行わせるようにさらに構成され得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第2の非同期TOA測定値を取り込むこと、ここにおいて、第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、を行わせるようにさらに構成され得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することを行わせるようにさらに構成され得る。第2のロケーションは、第2の非同期TOA測定値に対応し得る。モバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションと、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションと、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値とが、基地局のロケーションを決定するために使用され得る。
[0009]そのような非一時的コンピュータ可読媒体の実施形態は、以下のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の受信基準信号および第2の受信基準信号は、測位基準信号(PRS)であり得、基地局はeノードBであり得るある。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定され得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスが基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれ得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータが、サーバへ送信されるようにすることを行わせるようにさらに構成され得る。プロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1のTDOA値と、第2のTDOA値と、第1のロケーションと、第2のロケーションと、第3のロケーションと、第4のロケーションと、基地局のPRS周期とを使用して、基地局のロケーションを計算することを行わせるようにさらに構成され得る。1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含み得る。1つまたは複数のプロセッサに、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサに、衛星ベースの測位システムを使用して、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含み得る。
[0010]いくつかの実施形態では、タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムが提示される。このシステムは、第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定するための手段を含み得る。このシステムは、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むための手段、ここにおいて、第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、を含み得る。このシステムは、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定するための手段、ここにおいて、第1のロケーションが第1の非同期TOA測定値に対応する、を含み得る。このシステムは、第2の非同期TOA測定値を取り込むための手段、ここにおいて、第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、を含み得る。このシステムは、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定するための手段を含み得る。第2のロケーションは、第2の非同期TOA測定値に対応し得る。第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、第1のモバイルデバイスの第1のロケーションと、第1のモバイルデバイスの第2のロケーションと、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値とが、基地局のロケーションを決定するために使用され得る。
[0011]そのようなシステムの実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の受信基準信号および第2の受信基準信号は、測位基準信号(PRS)であり得、基地局はeノードBであり得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定され得る。第1の非同期TOA測定値および第2の非同期TOA測定値は、第1のモバイルデバイスが基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれ得る。このシステムは、サーバへ、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータを送信するための手段を含み得る。このシステムは、第1のモバイルデバイスから、第1の非同期TOA測定値と、第2の非同期TOA測定値と、第1のロケーションと、第2のロケーションとに基づくデータを受信するための手段を含み得る。このシステムは、第1の非同期TOA測定値と第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算するための手段を含み得る。このシステムは、第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信するための手段を含み得る。このシステムは、第3の非同期TOA測定値と第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算するための手段を含み得る。第2のモバイルデバイスのタイミングは、第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されなくてよい。このシステムは、第1のTDOA値と、第2のTDOA値と、第1のロケーションと、第2のロケーションと、第3のロケーションと、第4のロケーションと、基地局のPRS周期とを使用して、基地局のロケーションを計算するための手段を含み得る。第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定するための手段は、第1のモバイルデバイスの加速度を測定するための手段からの測定値を使用することを含み得る。第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定するための手段は、衛星ベースの測位システムを含み得る。
[0012]様々な実施形態の性質および利点のさらなる理解が、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、様々な構成要素は、参照ラベルの後にダッシュと第2のラベルとを続けることによって区別され得る。本明細書で第1の参照ラベルだけが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同一の第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちの任意の1つに適用可能である。
[0013]単一のモバイルデバイスを使用する、基地局の非同期測位のためのシステムの一実施形態を示す図。 [0014]3つのモバイルデバイスを使用する、基地局の非同期測位のためのシステムの一実施形態を示す図。 [0015]基地局の非同期測位において使用するために構成されたモバイルデバイスの一実施形態を示す図。 [0016]基地局の非同期測位のために単一のモバイルデバイスを使用するための方法の一実施形態を示す図。 [0017]基地局の非同期測位のために単一のモバイルデバイスを使用するための方法の別の実施形態を示す図。 [0018]基地局の非同期測位のために2つ以上のモバイルデバイスを使用するための方法の一実施形態を示す図。 [0019]2つ以上のモバイルデバイスからの測定値を使用して、基地局の位置を計算するための方法の一実施形態を示す図。 [0020]コンピュータシステムの一実施形態を示す図。
[0021]従来、基地局の位置を特定する際に使用するためにワイヤレスモバイルデバイスと基地局との間のレンジを決定するために、モバイルデバイスのタイミングが基地局または別の基地局と同期される必要がある。しかしながら、本明細書で詳述される実施形態では、レンジング測定を実施するモバイルデバイスと、基地局(または別の基地局)との間のそのような同期は、必要とされない。したがって、非同期および同期していないという用語の使用は、基地局のタイミングとモバイルデバイスのタイミングとの間の同期の欠如を指す。
[0022]モバイルデバイスのクロックを使用して測定されるような複数の到達時間(TOA)測定と、(たとえば、GPSを介した)関連付けられたロケーション測定とを行うことによって、基地局のロケーションが正確に決定され得る。TOA測定は、あらかじめ定義されたタイミングパターンに従って、少なくとも4G LTE(登録商標)基地局(eノードBと呼ばれることが多い)によってブロードキャストされる、位置基準信号(PRS)に基づいて行われ得る。したがって、各PRSのブロードキャスト間に経過する時間の量は、あらかじめ定義され、知られている。いくつかの構成では、測定は、少なくとも2つのモバイルデバイスによって行われる。最低でも、各モバイルデバイスは、2つのTOA測定と、各TOA測定のおおよその時間におけるモバイルデバイスのロケーションを示す、(たとえば、衛星ベースの測位システムなど、何らかの他の形態のロケーション決定を使用する)2つの関連付けられたロケーション測定とを行い得る。いくつかの実施形態では、測定のすべてが単一のモバイルデバイスによって行われ得る。単一のモバイルデバイスがすべての測定を行っている場合、最低でも、そのモバイルデバイスは、3つのTOA測定と、各ロケーションがTOA測定に対応する、モバイルデバイスの3つのロケーションとを行い得る。いくつかの実施形態では、測定が2つ以上のモバイルデバイスによって行われ得る。2つのモバイルデバイスが測定を行っている場合、最低でも、モバイルデバイスの各々は、2つのTOA測定と、各ロケーションがTOA測定に対応する、2つのロケーション測定とを行い得る。
[0023]TOA測定が1つのモバイルデバイスによって行われるか、2つ以上のモバイルデバイスによって行われるかにかかわらず、TOA測定は、PRSの知られているブロードキャスト間隔(頻度)を使用して、基地局のロケーションを計算するために、モバイルデバイスまたはリモートサーバによって使用され得る、到達時間差(TDOA)値を作成するために使用され得る。どの時点でも、TOA測定は、TOA測定を実施するためにいずれかの他のモバイルデバイスまたはいずれかの基地局のクロックと同期されたモバイルデバイスによって行われない。したがって、測定は、非同期的に行われ−TOA測定は、測定を実施するモバイルデバイスのクロックのみに基づく。
[0024]モバイルデバイスのタイミング測定システム(たとえば、モバイルデバイスのクロック)と、いずれかの基地局のタイミングシステム(たとえば、基地局のクロック)との間で同期が発生しないので、モバイルデバイスのタイミングデバイスの不正確さ(たとえば、クロックドリフト)が、TOA測定の精度に悪影響を及ぼし得る。そのような悪影響に対抗するために、(TDOA値を計算するために組み合わせて使用される)TOA測定間に経過してもよい時間の量は、そのようなクロック不正確さのための誤差の量を制限するために実行可能な限り減少され得る。しかしながら、基地局のロケーションを計算するために有用なTDOA値を取得するために、モバイルデバイスの位置における差が、第1のTOA測定と第2のTOA測定との間に必要とされ得る。(たとえば、モバイルデバイスが動かない場合、TOA測定および位置測定は同じになり、したがって、TDOA値が計算されることが可能にならない。モバイルデバイスが第1のTOA測定と第2のTOA測定との間に短い距離のみ移動した場合、モバイルデバイスのクロックの周波数および他のファクタによる誤差の量が、有用なTDOA値が計算されることを妨げることがある。)したがって、2つのTOA測定値が、少なくともしきい値距離だけ分離された2つのロケーションにおいて、しきい値時間期間内に取得され得るように、十分速い速さで、いつモバイルデバイスが移動中であるかを決定するために、モバイルデバイスの移動が監視され得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスの移動は、モバイルデバイスの衛星ベースのロケーション構成および/または加速度計を使用して測定されたロケーションに基づいて監視され得る。ある時間期間内に位置における十分に大きい変化(速度)が観測される場合、モバイルデバイスのTOA測定値およびロケーションが、基地局のロケーションを決定する際に使用するために取り込まれ得る。これらの測定されたロケーションおよびTOA測定値は、モバイルデバイスによってローカルに使用され得るか、または、基地局のロケーションを決定する際に使用するためにリモートサーバシステムへ送信され得る。
[0025]図1は、単一のモバイルデバイスを使用する、基地局の非同期測位のためのシステム100の一実施形態を示す。システム100では、複数のTOA測定が単一のモバイルデバイス110によって行われる。モバイルデバイス110は、3つの異なるロケーションにおいて図1に示されている。モバイルデバイス110−1は第1のロケーションにあり、第1の時間期間後、モバイルデバイス110は、(モバイルデバイス110−2によって表された)第2のロケーションにあり、第2の時間期間後、モバイルデバイス110は、(モバイルデバイス110−3によって表された)第3のロケーションにある。したがって、モバイルデバイス110−1、モバイルデバイス110−2、およびモバイルデバイス110−3は、異なるロケーションにおける、および異なる時間における、単一のモバイルデバイス(モバイルデバイス110)を表す。そこにおいてTOA測定が行われる、モバイルデバイス110の3つのロケーションが示されているが、モバイルデバイス110が、より多数のロケーションまたはより少数のロケーションのためのTOA測定を行うことができることを理解されたい。たとえば、異なるロケーションにおいて行われるTOA測定が多数であるほど、基地局120のロケーションの高い精度が決定され得る。
[0026]モバイルデバイス110は、セルラーフォンなど、ワイヤレスモバイルデバイスであり得る。モバイルデバイス110は、タブレットコンピュータなど、移動され得、セルラーネットワークと通信することができる、任意のタイプのワイヤレスデバイスを表し得る。モバイルデバイス110は、ロングタームエボリューション(LTE)セルラーネットワークの基地局と通信するように構成され得る。少なくともいくつかのLTEセルラーネットワークは、測位基準信号(PRS:Positioning Reference Signal)と呼ばれる周期信号をブロードキャストし得る。モバイルデバイス110は、そのようなPRSを受信するように構成され得る。
[0027]システム100は、基地局120を含み得る。基地局120は、セルラーネットワーク125など、セルラーネットワークの基地局であり得る。LTEセルラーネットワークの一部であり得る基地局120は、eノードB(eNB)と呼ばれることがある。eノードBは、4G LTEセルラーネットワークに固有の基地局のタイプであり得る。基地局120は、PRSを周期的にブロードキャストし得る。各PRSは、基地局120の識別情報を示し得る。基地局120は、セルラーネットワーク125の一部であり得る。4G LTEネットワークであり得るセルラーネットワーク125は、その各々がPRSをブロードキャストし得る、複数の基地局を含み得る。
[0028]システム100の図示の実施形態では、基地局120のみがモバイルデバイス110と通信中である。したがって、このワイヤレスネットワーク(および、場合によっては、他のワイヤレスネットワーク)の他の基地局は、モバイルデバイス110と通信できないことがあり得る。モバイルデバイス110がこのワイヤレスネットワークの基地局120のみと通信中であることにかかわらず、非同期TOA測定は、モバイルデバイス110によって行われ、基地局120のロケーションを決定するために使用され得る。他の実施形態では、モバイルデバイス110は、基地局120に加えて、1つまたは複数の基地局と通信中であり得る。そのような基地局は、セルラーネットワーク125の一部であってもなくてもよい。ただし、そのような追加の基地局からの同期または他のタイミング情報は、モバイルデバイス110によってTOA測定値の測定のために使用されなくてよい。
[0029]基地局120からPRSを受信するために、モバイルデバイス110が、基地局120が通信する先のセルラーネットワーク125へのアクセスについて認可されることは、必要ではないことがある。むしろ、PRSは、ブロードキャストする基地局の識別子とともにブロードキャストされ得るので、モバイルデバイス110は、必ずしもセルラーネットワーク125にアクセスすることを認可されることなしに、基地局120の識別子とともに、基地局120からPRSを受信することができる。
[0030]モバイルデバイス110は、基地局ロケーションサーバ130と通信するように構成され得る。基地局ロケーションサーバ130と通信するために、モバイルデバイス110は、セルラーネットワーク125を介して基地局ロケーションサーバ130にアクセスするために、基地局120(すなわち、そのためのTOA測定値が測定されている基地局)を使用することができる。代替的に、モバイルデバイス110は、代替通信経路を介して、基地局ロケーションサーバ130と通信することができる。たとえば、802.11ワイヤレスアクセスポイントが、インターネットを介して基地局ロケーションサーバ130と通信するために、モバイルデバイス110によって使用され得る。モバイルデバイス110はまた、セルラーネットワーク125の別の基地局を介して、または、何らかの他のセルラーネットワークの基地局を介して、基地局ロケーションサーバ130と通信することもできる。
[0031]通信は、セルラーネットワーク125を介して、モバイルデバイス110と基地局ロケーションサーバ130との間で発生し得る。セルラーネットワーク125と基地局ロケーションサーバ130との間の通信は、セルラーネットワーク125と基地局ロケーションサーバ130との間の通信を可能にする、インターネットまたは何らかの他のネットワークを介した通信を伴い得る。基地局ロケーションサーバ130は、モバイルデバイス110を含むモバイルデバイスから受信されたTOA測定値とロケーション測定値とに基づいて、基地局120を含む基地局のロケーションを計算するように構成され得る。したがって、基地局ロケーションサーバ130は、第1に、基地局120のロケーションを決定し、第2に、基地局120の決定されたロケーションを記憶するように働くことができる。基地局120のロケーションが十分な精度とともに決定されると、モバイルデバイスと基地局120との間のTOA測定値が、基地局ロケーションサーバ130によって記憶された基地局120の決定されたロケーションとともに、モバイルデバイスのロケーションを決定する際に使用され得る。
[0032]システム100では、TOA測定が、モバイルデバイス110−1によって行われ得る。このTOA測定は、第1の時間に第1のロケーションにおいて行われる。モバイルデバイス110−1によって行われるTOA測定は、PRSが基地局120から受信されることに基づいて行われ得る。TOA測定値は、モバイルデバイス110−1のクロックのみを参照して作成されたタイムスタンプを示し得る。したがって、モバイルデバイス110−1によって行われるTOA測定は、モバイルデバイス110−1の外部のいかなるクロックとも同期されなくてよい。したがって、モバイルデバイス110−1によって行われるTOA測定は、基地局120、セルラーネットワーク125、基地局ロケーションサーバ130、またはいかなる他の基地局のクロックとも同期されない。モバイルデバイス110−1によって行われるTOA測定は、モバイルデバイス110−1によってローカルに維持されたクロックカウンタまたは何らかの他の時間の測定値を示す、タイムスタンプを示し得る。このタイムスタンプは、PRSがモバイルデバイス110−1によって受信された時間におけるクロックカウンタの値を示し得る。
[0033]モバイルデバイス110−1によって取り込まれたTOA測定値に関連して、モバイルデバイス110−1のロケーションが測定され得る。したがって、TOA測定は、知られているロケーションにおいて発生していることになる。ロケーションは、全地球測位システム(GPS)など、衛星ベースの測位システムを使用して測定され得る。他の基地局(セルラーネットワーク125の一部であってもなくてもよい)を使用する三角測量または三辺測量も使用され得る。モバイルデバイス110のための他のロケーション決定方法も可能である。理想的には、モバイルデバイス110−1のロケーションは、TOA測定が実施される場合に決定され得る。しかしながら、ロケーション測定はまた、TOA測定の前または後のある時間期間内にも実施され得る。たとえば、大部分の状況では、モバイルデバイスは、75MPHなど、ある大きさよりも速い速度で進行中になることはないと仮定され得る。したがって、この例では、ロケーション測定が1秒内で実施される場合、(モバイルデバイスが、最悪の場合でも、TOA測定ロケーションの.02マイル内であると仮定されるので、ロケーション測定は、十分に正確であると見なされ得る。
[0034]異なるロケーションにおける、および後の時間におけるモバイルデバイス110−1を表す、モバイルデバイス110−2は、第2のTOA測定値を取り込むことができる。この第2のTOA測定値は、(モバイルデバイス110−1によって受信されたPRS後のある時間において)基地局120によって送信されたPRSに基づき得る。基地局120によって送信されたPRSは、固定時間間隔におけるものであり得る。したがって、基地局120によるPRSの連続したブロードキャスト間にどのくらいの時間が経過することになるかが、あらかじめ決定される。そのような固定間隔は、PRS周期と呼ばれることがある。たとえば、基地局120は、160msごとにPRSを送信し得る。PRS周期は、セルラーネットワーク125のオペレータによって選択され得る。たとえば、PRS周期は、LTE測位プロトコル(LPP:LTE Positioning Protocol)規格に従って、160ms、320ms、640ms、または1280msであり得る。何らかの他のプロトコルによる、何らかの他の時間のPRS周期を使用することが可能であり得る。第2のTOA測定値のためにモバイルデバイス110−2によって使用されるPRSは、第1のTOA測定値のためにモバイルデバイス110−1によって使用されたPRSの直後にくるPRSブロードキャストであり得、または、(モバイルデバイス110−2およびモバイルデバイス110−1によってTOA測定値のために使用されたPRS間に、他のPRSが基地局120によってブロードキャストされたような)後にブロードキャストされたPRSであり得る。
[0035]モバイルデバイス110−2によって取り込まれたTOA測定値に関連して、モバイルデバイス110−2のロケーションが測定され得る。したがって、第2のTOA測定もまた、知られているロケーションにおいて発生していることになる。モバイルデバイス110−2のロケーションは、モバイルデバイス110−1のロケーション決定と同様に実施され得る。
[0036]PRS周期は、少なくとも数十または数百ミリ秒であるので、受信されたPRSに基づいて、PRS周期と、いくつのPRS周期がモバイルデバイスTOA測定間で経過したかとを決定することが可能であり得る。基地局120とモバイルデバイス110との間の距離の変化は、モバイルデバイス110までのPRSの移動時間に影響を及ぼすことになるが、PRSは非常に高いレート(約300,000km/s)で移動中であるので、PRS周期、およびTOA測定間で経過したPRS周期の数が正確に計算され得る。
[0037]モバイルデバイス110−1によって行われたTOA測定、および、モバイルデバイス110−2によって後に行われたTOA測定は、到達時間差(TDOA)値を計算するために使用され得る。TDOA値は、第2の測定されたTOA測定値から第1の測定されたTOA測定値を減算することと、測定された基準信号のブロードキャスト間で経過した時間の量を計算に入れることとによって、計算され得る。より具体的には、以下の式は、どのようにTDOA値が計算され得るかを詳述している。
Figure 2017501375
Figure 2017501375
[0038]式1および式2では、T1およびT2は、そこからPRSが基地局によって送信されたその基地局におけるローカル時間を示す。t1およびt2は、移動局におけるTOA測定値を示す。dt1およびdt2は、基地局とモバイルデバイスとの間のタイミング差を表す。これらの値は同様であるので、dt1はdt2に等しくなるように近似され得る。TOF1およびTOF2は、基地局からモバイルデバイスまでの基準信号の飛行時間を表す。式2から式1を減算すると、TDOA値を計算するために使用され得る式3が生じる。
Figure 2017501375
[0039]式3では、Tは、T1がT2から減算されたものを表す。Tは、(PRS周期が経過したPRS周期の数によって乗算されたものになる)PRS信号のブロードキャスト間で経過した時間の量に基づいて、知られている。
[0040]異なるロケーションにおける、および後の時間におけるモバイルデバイス110−2とモバイルデバイス110−1とを表す、モバイルデバイス110−3は、第3のTOA測定値を取り込むことができる。この第3のTOA測定値は、(第1のTOA測定値のためにモバイルデバイス110−1によって使用されたPRSの後、および、第2のTOA測定値のためにモバイルデバイス110−2によって使用されたPRSの後の、ある時間において)基地局120によって送信されたPRSに基づき得る。第3のTOA測定値のためにモバイルデバイス110−3によって使用されるPRSは、モバイルデバイス110−2によって受信されたPRSの直後にくるPRSブロードキャストであり得、または、(モバイルデバイス110−3およびモバイルデバイス110−2によってTOA測定値のために使用されたPRS間に、他のPRSが基地局120によってブロードキャストされたような)後にブロードキャストされたPRSであり得る。
[0041]モバイルデバイス110−3によって取り込まれたTOA測定値に関連して、モバイルデバイス110−3のロケーションが測定され得る。したがって、第3のTOA測定もまた、知られているロケーションにおいて発生していることになる。モバイルデバイス110−3のロケーションは、モバイルデバイス110−1およびモバイルデバイス110−2のロケーション決定と同様に実施され得る。
[0042]破線矢印140および破線矢印150は、110−1、110−2、および110−3において行われたTOA測定間の、モバイルデバイス110の位置の変化を示す。TOA測定は、モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中であると決定されるときのみ、行われ得、または、その時のみ、基地局120の位置を決定する際に使用され得る。このしきい値速度は、モバイルデバイス110が移動中であると決定するために、複数回、モバイルデバイス110を測位することによって決定され得る。また、加速度計などの移動検出デバイスが、モバイルデバイス110の速度を決定するために使用され得る。したがって、モバイルデバイス110のTOA測定値および関連付けられたロケーション測定値が収集されるか否かは、モバイルデバイス110が十分な速度で移動中であると決定されるか否かに少なくとも部分的に基づき得る。
[0043]モバイルデバイス110によって行われる測定は、非同期である(モバイルデバイス110のクロックを除いて、いかなるクロックとも同期されない)ので、モバイルデバイス110のクロックドリフトが、TOA測定の精度に悪影響を及ぼすことがある。この悪影響の程度を制限するために、モバイルデバイス110の速度は、TOA測定が発生することが許可されるときのための条件として働き得る。基地局120のロケーションを決定する際に有用であるように十分に分離されたTOA測定のロケーションを用いて、しきい値時間期間内で、モバイルデバイス110によって複数のTOA測定が実施されることを保証するために、モバイルデバイス110の速度が監視され得る。
[0044]モバイルデバイス110−2によって行われたTOA測定、および、モバイルデバイス110−3によって後に行われたTOA測定は、別のTDOA値を計算するために使用され得る。TDOA値は、第3の測定されたTOA測定値から第2の測定されたTOA測定値を減算することによって計算され得る。TDOA値はまた、モバイルデバイス110−1によって行われた第1のTOA測定と、モバイルデバイス110−3によって行われた第3のTOA測定とを使用して計算され得る。
[0045]各TDOA値は、各々がモバイルデバイスの2つのロケーション測定値に関連付けられる、2つのTOA測定値に関連付けられる。したがって、TDOA測定では、モバイルデバイスの2つのロケーションがある。このTDOA値は、2つの関連付けられたロケーションとともに、基地局120のロケーションを決定するために使用され得る。基地局120のロケーションを決定するために、少なくとも2つのTDOA値が必要とされることがあり、各TDOA値は、TOA測定値を取り込むために使用されたモバイルデバイスの2つのロケーションに関連付けられている。十分な数のTDOA値とロケーションとが取得されると、基地局のロケーションが計算され得る。計算された基地局のロケーションは、2次元であり得る。(基地局の高度は、地形データベースまたは地形図を使用して決定され得る。)いくつかの実施形態では、TDOA値とモバイルデバイスロケーションとから基地局のロケーションを計算するために、重み付き最小2乗法が使用される。TDOA値と、TDOAの各TOA測定値のためのPRSがブロードキャストされた時間の間に経過した時間の量を決定するために、そこにおいてTOA測定が知られているPRS周期を使用し得るロケーションとを使用する、ロケーションの計算。そのような計算は、基地局ロケーションサーバ130によって、またはモバイルデバイス110によって実施され得る。いくつかの実施形態では、TOA測定値および関連付けられたロケーションが、基地局ロケーションサーバ130へ送信される。いくつかの実施形態では、TDOA値および関連付けられたロケーションが、基地局ロケーションサーバ130へ送信される。いくつかの実施形態では、基地局120のロケーションが、モバイルデバイス110によって計算され、基地局ロケーションサーバ130へ送信される。また、いくつかの実施形態では、TOA、TDOA、またはロケーションデータが、基地局ロケーションサーバ130へ送信されなくてよい。
[0046]したがって、いかなる他の基地局とも通信中ではないことがある、単一のモバイルデバイスが、基地局120のロケーションを計算するために必要なTOA測定値とロケーション測定値とを取り込むために使用され得ることが、可能であり得る。さらに、単一のモバイルデバイスは、モバイルデバイスのクロックがいかなる基地局クロック、セルラーネットワーククロック、またはいかなる信号にも同期されることなしに、非同期的にそのような測定を実施することができる。
[0047]図2は、3つのモバイルデバイスを使用する、基地局の非同期測位のためのシステムの一実施形態を示す。図1のシステム100は、TOAおよびロケーション測定が単一のモバイルデバイス110によって行われることに焦点を合わせたが、図2のシステム200は、基地局120のロケーションを決定する際に使用するための、PRSのTOA測定値とロケーション測定値とをそれぞれ取り込むために、3つのモバイルデバイスが使用されることに焦点を合わせている。図2は、3つの異なるモバイルデバイス(210、220、および230)を示し、各モバイルデバイスは、2つの異なる時間に2つのロケーションにおいて示されている。モバイルデバイス210は、2つの異なる時間に2つのロケーションにおいて示されている。モバイルデバイス210は、モバイルデバイス210−1によって、第1のロケーションおよび第1の時間におけるものとして表され、モバイルデバイス210−2によって、第2の時間に第2のロケーションにおけるものとして表される。モバイルデバイス220は、2つの異なる時間に2つのロケーションにおいて示されている。モバイルデバイス220は、モバイルデバイス220−1によって、第1のロケーションおよび第1の時間におけるものとして表され、モバイルデバイス220−2によって、第2の時間に第2のロケーションにおけるものとして表される。モバイルデバイス230は、2つの異なる時間に2つのロケーションにおいて示されている。モバイルデバイス230は、モバイルデバイス230−1によって、第1のロケーションおよび第1の時間におけるものとして表され、モバイルデバイス230−2によって、第2の時間に第2のロケーションにおけるものとして表される。
[0048]システム200では、2つのTOA測定および関連付けられたロケーション測定が、3つのモバイルデバイスの各モバイルデバイスによって行われる。システム200の代替実施形態では、より多数(たとえば、4つ以上)またはより少数(たとえば、2つ)のモバイルデバイスが、基地局120の位置を決定するために使用され得ることを理解されたい。また、他の実施形態では、各モバイルデバイスは、基地局120の位置を計算するために使用され得る、より多数のTOA測定値を集めることができる。
[0049]システム200では、基地局120、セルラーネットワーク125、および基地局ロケーションサーバ130は、図1のシステム100に関して説明されたように機能することができる。さらに、モバイルデバイス210、220、および230の機能性は、図1のシステム100のモバイルデバイス110と同じまたは同様であり得る。したがって、基地局120はeNBであり得、PRSを周期的にブロードキャストすることができる。モバイルデバイス210、220、および230は、LTEセルラーネットワークを介して通信し、そのようなPRSを受信するように構成され得る。
[0050]システム200では、TOA測定が、モバイルデバイス210−1によって行われ得る。このTOA測定は、第1の時間に第1のロケーションにおいて行われる。モバイルデバイス210−1によって行われるTOA測定は、PRSが基地局120から受信されることに基づいて行われ得る。TOA測定値は、モバイルデバイス210−1のクロックのみを参照して作成されたタイムスタンプを示し得る。したがって、モバイルデバイス210−1によって行われるTOA測定は、モバイルデバイス210−1の外部のいかなるクロック信号または他の信号とも同期されなくてよい。したがって、モバイルデバイス210−1によって行われるTOA測定は、基地局120、セルラーネットワーク125、基地局ロケーションサーバ130、いかなる他の基地局、またはいかなる他のモバイルデバイスのクロックとも同期されない。モバイルデバイス210−1によって行われるTOA測定は、モバイルデバイス110−1によってローカルに維持されたクロックカウンタまたは何らかの他の時間の測定値を示す、タイムスタンプを示し得る。このタイムスタンプは、PRSがモバイルデバイス210−1によって受信された時間におけるクロックカウンタの値を示し得る。
[0051]モバイルデバイス210−1によって取り込まれたTOA測定値に関連して、モバイルデバイス210−1のロケーションが測定され得る。したがって、TOA測定は、知られているロケーションにおいて発生していることになる。ロケーションは、全地球測位システム(GPS)など、衛星ベースの測位システムを使用して測定され得る。他の基地局(セルラーネットワーク125の一部であってもなくてもよい)を使用する三角測量または三辺測量も使用され得る。モバイルデバイス210のための他のロケーション決定方法も可能である。理想的には、モバイルデバイス210−1のロケーションは、TOA測定が実施される場合に決定され得る。しかしながら、ロケーション測定はまた、TOA測定の前または後のある時間期間内にも実施され得る。
[0052]異なるロケーションにおける、および後の時間におけるモバイルデバイス210−1を表す、モバイルデバイス210−2は、第2のTOA測定値を取り込むことができる。この第2のTOA測定値は、(モバイルデバイス210−1によって受信されたPRS後のある時間において)基地局120によって送信されたPRSに基づき得る。基地局120によって送信されたPRSは、固定時間間隔におけるものであり得る。したがって、基地局120によるPRSの連続したブロードキャスト間にどのくらいの時間が経過することになるかが、あらかじめ決定される。そのような固定間隔は、PRS周期と呼ばれることがある。第2のTOA測定値のためにモバイルデバイス210−2によって使用されるPRSは、第1のTOA測定値のためにモバイルデバイス210−1によって使用されたPRSの直後にくるPRSブロードキャストであり得、または、(モバイルデバイス110−2およびモバイルデバイス110−1によってTOA測定値のために使用されたPRS間に、他のPRSが基地局120によってブロードキャストされたような)後にブロードキャストされたPRSであり得る。
[0053]モバイルデバイス210−2によって取り込まれたTOA測定値に関連して、モバイルデバイス110−2のロケーションが測定され得る。したがって、第2のTOA測定もまた、知られているロケーションにおいて発生していることになる。モバイルデバイス210−2のロケーションは、モバイルデバイス210−1のロケーション決定と同様に実施され得る。
[0054]破線矢印235は、収集されたTOA測定値間のモバイルデバイス210の位置の変化を示す。TOA測定は、モバイルデバイス210がしきい値速度を超えて移動中であると決定されるときのみ、行われ得、または、その時のみ、基地局120の位置を決定する際に使用され得る。このしきい値速度は、モバイルデバイス210が十分な速さで移動中であると決定するために、複数回、モバイルデバイス210を測位することによって決定され得る。また、加速度計などの移動検出デバイスが、モバイルデバイス210の速度を決定するために使用され得る。したがって、モバイルデバイス210のTOA測定値および関連付けられたロケーション測定値が収集されるか否かは、モバイルデバイス210が十分な速度で移動中であると決定されるか否かに少なくとも部分的に基づき得る。
[0055]モバイルデバイス210によって行われる測定は、非同期である(モバイルデバイス210のクロックを除いて、いかなるクロックとも同期されない)ので、モバイルデバイス210のクロックドリフトが、TOA測定の精度に悪影響を及ぼすことがある。この悪影響の程度を制限するために、モバイルデバイス210の速度は、TOA測定が発生することが許可されるときのための条件として働き得る。基地局120のロケーションを決定する際に有用であるように十分に分離されたTOA測定のロケーションを用いて、しきい値時間期間内で、モバイルデバイス210によって複数のTOA測定が実施されることを保証するために、モバイルデバイス210の速度が監視され得る。
[0056]モバイルデバイス220は、モバイルデバイス210とは異なるモバイルデバイスを表す。少なくとも2つのTOA測定および関連付けられたロケーション測定が、モバイルデバイス210に関して説明されたものと同様に、モバイルデバイス220によって行われ得る。モバイルデバイス220によって実施される測定は、同じPRS、同じPRSのうちのいくつか、またはモバイルデバイス210によって行われた測定とは異なるPRSに基づき得る。モバイルデバイス220によって使用される各PRSは、基地局120によってブロードキャストされ得る。PRSは同じ基地局から発信するが、ロケーション、および場合によっては、モバイルデバイス220によるTOA測定の時間が異なる。モバイルデバイス220のクロック(および関連付けられたクロックドリフト)は、モバイルデバイス210とは異なることがある。TOA測定は非同期であるので、モバイルデバイス210とモバイルデバイス220との間のタイミング同期はない。モバイルデバイス210に関して説明されたように、モバイルデバイス220は、しきい値速度を超えて移動中であることが必要とされ得る。したがって、有用なTDOA値を取得するために十分な位置の変化が、モバイルデバイス220によるTOA測定値の測定間に存在し得る。モバイルデバイス220の移動は、破線矢印240によって表される。
[0057]モバイルデバイス230は、モバイルデバイス210およびモバイルデバイス220とは異なるモバイルデバイスを表す。少なくとも2つのTOA測定および関連付けられたロケーション測定が、モバイルデバイス210およびモバイルデバイス220に関して説明されたものと同様に、モバイルデバイス230によって行われ得る。モバイルデバイス230によって実施される測定は、同じPRS、同じPRSのうちのいくつか、または、モバイルデバイス210および/もしくはモバイルデバイス220によって行われた測定とは異なるPRSに基づき得る。モバイルデバイス230によるTOA測定のために使用される各PRSは、基地局120によってブロードキャストされ得る。PRSは同じ基地局から発信するが、ロケーション、および場合によっては、モバイルデバイス230によるTOA測定の時間が異なる。モバイルデバイス230のクロック(および関連付けられたクロックドリフト)は、モバイルデバイス210およびモバイルデバイス220とは異なることがある。モバイルデバイス230によるTOA測定は非同期であるので、モバイルデバイス230、モバイルデバイス210、および/またはモバイルデバイス220の間のタイミング同期はない。モバイルデバイス210に関して説明されたように、モバイルデバイス230は、しきい値速度を超えて移動中であることが必要とされ得る。したがって、有用なTDOA値を取得するために十分な位置の変化が、モバイルデバイス230によるTOA測定値の測定間に存在し得る。モバイルデバイス230の移動は、破線矢印250によって表される。
[0058]モバイルデバイス210、220、および230によって行われたTOA測定は、TDOA値(モバイルデバイスごとに少なくとも1つのTDOA値)を計算するために使用され得る。TDOA値ごとに、TOA測定を実施したモバイルデバイスの2つの関連付けられた、決定されたロケーションが存在する。これらのモバイルデバイスの各々のためのクロックは、異なるドリフトを示すことがあり、同期されない。TDOA値は、個々のモバイルデバイスによって計算され、関連付けられたロケーションデータとともに、基地局ロケーションサーバ130へ送信され得る。いくつかの実施形態では、TOA測定値および関連付けられたロケーションデータが、TDOA値を計算することができる基地局ロケーションサーバ130へ送信される。
[0059]複数のモバイルデバイスからのTOA測定値に基づく、TDOA値は、基地局120のロケーションを計算するために、基地局ロケーションサーバ130によって使用され得る。複数のモバイルデバイスからのTDOA値およびロケーションデータは、基地局120のための知られているPRS周期とともに、基地局120のロケーションを計算する際に使用され得る。次いで、基地局120のロケーションが、モバイルデバイスのロケーションを計算するために使用され得る。
[0060]図3は、基地局の非同期測位において使用するために構成されたモバイルデバイス300の一実施形態を示す。モバイルデバイス300は、図1のモバイルデバイス110、ならびに図2のモバイルデバイス210、220、および230の簡略ブロック図を表し得る。モバイルデバイス300は、少なくとも部分的にコンピュータ化され得る。したがって、図7のコンピュータシステム700の1つまたは複数の構成要素、および、そのような構成要素の1つまたは複数のインスタンスが、モバイルデバイス300の一部として組み込まれ得る。モバイルデバイス300の図示の実施形態は、セルラーネットワークインターフェース310と、クロック320と、加速度計330と、TOA測定エンジン350と、ロケーション決定モジュール340と、TOA/ロケーション測定値記憶媒体360とを含む。
[0061]セルラーネットワークインターフェース310は、モバイルデバイス300と1つまたは複数の基地局との間の通信インターフェースとして働き得る。たとえば、図1を参照すると、セルラーネットワークインターフェース310は、基地局120へ/から、データを送り、および/または受信するように働き得る。セルラーネットワークインターフェース310によって受信され得るそのようなデータは、PRSを含む。したがって、セルラーネットワークインターフェース310は、定義されたタイミング間隔において基準信号を送信する、LTEセルラーネットワークまたは何らかの他の形態のセルラーワイヤレスネットワークを使用して、通信するように構成され得る。
[0062]クロック320は、モバイルデバイス300のローカルに維持されたクロックであり得る。したがって、クロック320は、モバイルデバイス300の外部のいかなる他のクロックまたは信号とも同期されなくてよい。したがって、クロック320がタイミング測定(たとえば、TOA測定)のために使用されるとき、クロック320のドリフトまたは他の不正確さによって引き起こされた誤差は、修正されないままであり得る。たとえば、2つのTOA測定間で発生するクロック320のクロックドリフトは、修正されないままであり得る。したがって、そのようなクロック誤差の影響を減少させるために、モバイルデバイス300によって実施されるTOA測定間の時間の量を、できるだけ減少させることが望ましくなり得る。
[0063]モバイルデバイス300は、TOA測定値がしきい値時間期間内に取られ、少なくともしきい値距離だけ分離され得るように十分な速度で、いつモバイルデバイス300が進行中であるかを決定するために使用され得る、1つまたは複数の構成要素を有し得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス300は加速度計330を有する。加速度計330は、いつモバイルデバイス300が十分な速度で移動中であるかを決定するために使用され得る。いくつかの実施形態では、加速度計330に加えて、またはその代わりに、ロケーション決定モジュール340が、モバイルデバイス300の速度を決定するために使用され得る。いくつかの実施形態では、ロケーション決定モジュール340は、GPSまたは別の衛星ベースの測位システムを使用し得る、衛星ベースの測位システムモジュールであり得る。モバイルデバイス300がしきい値時間期間内に少なくともしきい値距離を移動中である(たとえば、モバイルデバイス300が少なくともしきい値速度を有する)か否かを決定するために、モバイルデバイス300の位置が、ロケーション決定モジュール340によって経時的に監視され得る。
[0064]モバイルデバイス300は、加速度計330とロケーション決定モジュール340とを有するとして示されている。モバイルデバイス300の他の実施形態は、モバイルデバイス300の速度を決定するように構成される、何らかの他の形態のモジュールを有し得る。TOA測定エンジン350は、モバイルデバイス300が、基地局の非同期ロケーション測定を実施するために十分な速度で進行中であるか否かを決定するために、加速度計330および/またはロケーション決定モジュール340によって出力されたデータを監視することができる。TOA測定エンジン350が、モバイルデバイス300があらかじめ定義されたしきい値速度よりも速い速度で進行中であると決定する場合、TOA測定が実施され得る。TOA測定エンジン350は、クロック320に基づいて、セルラーネットワークインターフェース310によって受信されたPRSの時間を記録することができる。TOA測定エンジン350は、時間の表示(クロックチックカウントなど)を、TOA/ロケーション測定値記憶媒体360に記録することができる。TOA測定エンジン350は、PRS TOA測定値が収集された同じまたはほぼ同じ時間に、ロケーション決定モジュール340からモバイルデバイス300のロケーションを要求および/または受信することができる。このロケーションは、緯度および経度座標(および、場合によっては、高度)の形式であり得る。ロケーション決定モジュール340からTOA測定エンジン350によって収集されるロケーションは、決定されているセルラーネットワークインターフェース310によって受信されたPRSのTOAのしきい値時間期間内に収集され得る。たとえば、モバイルデバイス300のロケーションは、PRSのTOAが測定される前または後の1秒内に、TOA測定エンジン350によって収集され得る。ロケーションは、測定されたTOAに関連して、TOA/ロケーション測定値記憶媒体360に、TOA測定エンジン350によって記録され得る。
[0065]モバイルデバイス300によるそのようなTOA測定が繰り返され得る。TOA測定は、しきい値時間期間内に、モバイルデバイス300のロケーションが少なくともしきい値量だけ変化しているように、モバイルデバイス300の速度が十分である限りのみ、繰り返され得る。さらに、モバイルデバイス300は、PRSが基地局からそのモバイルデバイスによって受信され得るように、未知の位置を有する基地局の通信レンジ内にとどまることも必要とされ得る。
[0066]基地局ロケーションサーバからの要求時に、または、あらかじめ定義された数のTOA/ロケーション測定値が収集されると、TOAおよびロケーション測定値が基地局ロケーションサーバへ送信され得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス300が基地局ロケーションサーバへTOA測定値を送信するのではなく、TOA測定エンジン350がTDOA値を計算することができる。これらのTDOA値は、そこからPRSがモバイルデバイスによって受信された基地局のロケーションを計算する際に使用するために、基地局ロケーションサーバへ送信され得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス300が十分な数のTDOA値を計算する場合、基地局のロケーションが計算され得る。
[0067]TOA/ロケーション測定値記憶媒体360は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を表し得る。TOA/ロケーション測定値記憶媒体360は、クロック320に基づくTOA測定値と、各TOA測定に関連付けられた、ロケーション決定モジュール340からのロケーション測定値とを、少なくとも一時的に、記憶するために使用され得る。そのようなTOA測定値、またはTOA測定値を使用して計算されたTDOA値が、基地局ロケーションサーバへ送信されると、これらの値は、TOA/ロケーション測定値記憶媒体360から削除され得る。
[0068]図4Aは、基地局の非同期測位のために単一のモバイルデバイスを使用するための方法400Aの一実施形態を示す。方法400Aは、図1のシステム100に対応し得る。方法400Aの各ブロックは、図1のモバイルデバイス110などのモバイルデバイスによって実施され得る。したがって、図3のモバイルデバイス300は、別段に記載されていない限り、方法400Aの各ブロックを実施するために使用され得る。さらに、方法400Aを実施するために使用されるモバイルデバイスは、図7に関して詳述されるものなど、コンピュータ化された構成要素の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。したがって、方法400Aの各ブロックを実施するための手段は、別段に記載されていない限り、図3のモバイルデバイス300の構成要素の1つもしくは複数のインスタンス、および/または、図7のコンピュータシステム700の構成要素の1つもしくは複数のインスタンスを含み得る。さらに、システム100の構成要素のインスタンスは、方法400Aを実施する際に使用され得る。
[0069]ブロック401で、モバイルデバイスがしきい値速度よりも速い速度で移動中であるか否かが決定され得る。TOA測定値は、モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中であると決定された場合のみ、モバイルデバイスによって取り込まれ得る。そのような条件は、TOA測定間に発生し得るクロックドリフトの量を最小限に抑えながら、TOA測定値が互いから十分な距離で取られることを保証し得る。モバイルデバイスは、モバイルデバイスの加速度計から、または、GPSなどの衛星ベースの測位システムを介して収集された測位測定値から、取得された測定値に基づいて、十分な速度で移動中であるか否かを評価することができる。モバイルデバイスの速度(または、経時的な位置の変化)は、しきい値速度であると定義された、記憶された、あらかじめ定義された速度値と比較され得る。いくつかの実施形態では、しきい値速度は、10MPH、15MPH、20MPH、25MPH、30MPH、またはそれ以上である。他の値(たとえば、これらの値のいずれかの間のいずれかの速度)もまた、しきい値であるように定義され得る。モバイルデバイスが、しきい値速度に一致する、および/またはそれよりも速い速度で移動中である場合、TOAおよびロケーション測定値は、基地局のロケーションを決定するために収集および/または使用されるために適格であり得る。モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定する他の形態も、可能であり得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であることを条件とする、TOA測定値および/またはロケーション測定値の収集を行うのではなく、測定が行われるが、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定される場合のみ、基地局のロケーションを決定する際に使用され得る。したがって、TOA測定値およびロケーション測定値が使用されるべきであるか無視されるべきであるかを決定するために、速度が測定され得る。ブロック401を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック420を実施するための手段は、加速度計と衛星ベースの測位システムとを含む。
[0070]ブロック402で、第1のTOA測定値が、モバイルデバイスによって収集され得る。第1のTOA測定値は、いつPRSが基地局から受信されたかを示し得る。ブロック402で収集されるTOA測定値のタイミングは、モバイルデバイスのローカルクロックに基づき得る。モバイルデバイスのこのローカルクロックは、モバイルデバイスの外部のいかなるクロック、またはモバイルデバイスの外部のいかなる信号とも同期されなくてよい。したがって、ブロック402を実施するモバイルデバイスは、PRSをブロードキャストする基地局、または(基地局のセルラーネットワーク、または何らかの他のセルラーネットワークの)いかなる他の基地局とも同期されない。したがって、ブロック402を実施するモバイルデバイスは、未知のロケーションを有する基地局のみと通信中であり得る。未知のロケーションを有する基地局からの第1のPRSが受信される時間の表示は、モバイルデバイスの非一時的コンピュータ可読記憶媒体に、クロックチックカウントの形式などで、モバイルデバイスによって記録され得る。ブロック402を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック402を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。TOA測定値を記録するための手段は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
[0071]ブロック403で、第1のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスのロケーションが決定され得る。理想的には、ブロック403におけるロケーションの決定は、ブロック402の第1のTOA測定と同じ時間に起こり得る。ただし、いくつかの実施形態では、モバイルデバイスのロケーション測定値が、ブロック403におけるTOA測定値が測定されるしきい値時間期間内に収集されることが、受け入れ可能であり得る。たとえば、ブロック403で決定されるロケーションは、ブロック402のTOA測定の1秒内に決定され得る。ブロック403で決定されるロケーションは、ブロック402のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック403を実施するための手段は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック403を実施するための手段はまた、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0072]ブロック404で、第2のTOA測定が、モバイルデバイスによって実施され得る。この第2のTOA測定は、同じ基地局によってブロードキャストされた別の、後のPRSに基づいて実施される。ブロック402におけるTOA測定と、ブロック404で発生するTOA測定との間に経過する時間の量は、モバイルデバイスの速度、モバイルデバイスのクロックドリフトに基づいて期待される誤差の量、および基地局のPRS周期のうちの1つまたは複数を含む、複数のファクタに基づき得る。ブロック404の測定は、非同期TOA測定のために使用されるモバイルデバイスのクロックのクロックドリフトのための誤差の量を減らすために、しきい値時間期間内であり得る。ブロック404で、基地局からの第2のPRSが受信される時間の表示が、モバイルデバイスによって記録され得る。この時間は、クロックチックカウントの形式であり得る。ブロック404を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック404を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。
[0073]ブロック405で、第2のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスの第2のロケーションが決定され得る。ブロック405で決定されるロケーションは、ブロック403で実施されたモバイルデバイスのロケーションの決定と同様に実施され得る。ブロック403および405で決定されるロケーションは、モバイルデバイスが少なくともしきい値距離だけ移動したか否かを決定するために比較され得る。そうでない場合、そのTOA測定値の対のためのTDOA値が計算されなくてよい。ブロック405で決定されるロケーションは、ブロック450のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック405を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック405を実施するための手段は、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0074]ブロック406で、基地局のロケーションが、TOA値と関連付けられたロケーションとを使用して決定され得る。TOA値に基づいてロケーションを計算するための様々な構成が知られている。TOA測定値およびロケーション測定値のすべてが、基地局のいかなるクロックもしくは信号、または同じもしくは異なるセルラーネットワークのいかなる他の基地局にも同期されなかった、単一のモバイルデバイスを使用して収集されていることができる。ブロック406で決定される基地局のロケーションは、(モバイルデバイスによって計算された場合)モバイルデバイスによって記憶され得、および/または(基地局ロケーションサーバなど、サーバによって計算された場合)基地局ロケーションサーバによって記憶され得る。モバイルデバイスによって計算された場合、基地局ロケーションは、(PRSの一部として送信された同じ識別子であり得る)基地局の識別子とともにサーバへ送信され得る。基地局のロケーションが知られると、基地局は、未知のロケーションにあるモバイルデバイスのロケーションを三角測量または三辺測量する(またはさもなければ識別する)ために使用され得る。ブロック406を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素、および/またはシステム100の構成要素を含む。より具体的には、ブロック406を実施するための手段は、TOA測定エンジンと、TOA/ロケーション測定値記憶媒体とを含む。ブロック406を実施するための手段はまた、基地局ロケーションサーバを含み得る。
[0075]方法400Aは、4G LTEネットワークの基地局によるPRSのブロードキャストに焦点を合わせている。PRSのブロードキャストは、あらかじめ定義されたPRS周期に従って発生し、したがって、連続したPRSブロードキャスト間に経過する時間の量は知られている。方法400Aの他の実施形態では、非LTEセルラーネットワーク内などで、PRS以外の基準信号が使用され得る。そのような基準信号は、PRSと同様のあらかじめ定義されたタイミング間隔でブロードキャストされることが必要とされ得る。
[0076]図4Bは、基地局の非同期測位のために単一のモバイルデバイスを使用するための方法400Bの一実施形態を示す。方法400Bは、図1のシステム100に対応し得る。方法400Bの各ブロックは、図1のモバイルデバイス110などのモバイルデバイスによって実施され得る。したがって、図3のモバイルデバイス300は、別段に記載されていない限り、方法400Bの各ブロックを実施するために使用され得る。さらに、方法400Bを実施するために使用されるモバイルデバイスは、図7に関して詳述されるものなど、コンピュータ化された構成要素の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。したがって、方法400Bの各ブロックを実施するための手段は、別段に記載されていない限り、図3のモバイルデバイス300の構成要素の1つもしくは複数のインスタンス、および/または、図7のコンピュータシステム700の構成要素の1つもしくは複数のインスタンスを含み得る。さらに、システム100の構成要素のインスタンスは、方法400Bを実施する際に使用され得る。
[0077]ブロック410で、モバイルデバイスが未知の位置を有する基地局と通信中であるか否かが決定され得る。たとえば、基地局のロケーションは、基地局の正確な位置がまだ決定されていない場合のみ、決定されることが望まれ得る。たとえば、基地局の識別子が、基地局ロケーションサーバのデータベース内の正確な位置に関連付けられていない場合、モバイルデバイスを測位する際に将来使用するために、基地局のロケーションを決定することが望ましくなり得る。ブロック410は、モバイルデバイスが、(モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中である場合)基地局ロケーションサーバから基地局のためのTOA測定値が収集されるべきであるという指示を受信することを含み得る。ブロック410を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素と、システム100の構成要素とを含む。より具体的には、ブロック410を実施するための手段は、コンピュータ化された構成要素を含む、基地局ロケーションサーバと、基地局と、モバイルデバイスとを含む。
[0078]ブロック420で、モバイルデバイスがしきい値速度よりも速い速度で移動中であるか否かが決定され得る。TOA測定値は、モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中であると決定された場合のみ、モバイルデバイスによって取り込まれ得る。そのような条件は、TOA測定間に発生し得るクロックドリフトの量を最小限に抑えながら、TOA測定値が互いから十分な距離で取られることを保証し得る。モバイルデバイスは、モバイルデバイスの加速度計から、または、GPSなどの衛星ベースの測位システムを介して収集された測位測定値から、取得された測定値に基づいて、十分な速度で移動中であるか否かを評価することができる。モバイルデバイスの速度(または、経時的な位置の変化)は、しきい値速度であると定義された、記憶された、あらかじめ定義された速度値と比較され得る。いくつかの実施形態では、しきい値速度は、10MPH、15MPH、20MPH、25MPH、30MPH、またはそれ以上である。他の値(たとえば、これらの値のいずれかの間のいずれかの速度)もまた、しきい値であるように定義され得る。モバイルデバイスが、しきい値速度に一致する、および/またはそれよりも速い速度で移動中である場合、TOAおよびロケーション測定値は、基地局のロケーションを決定するために収集および/または使用されるために適格であり得る。モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定する他の形態も、可能であり得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であることを条件とする、TOA測定値および/またはロケーション測定値の収集を行うのではなく、測定が行われるが、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定される場合のみ、基地局のロケーションを決定する際に使用され得る。したがって、TOA測定値およびロケーション測定値が使用されるべきであるか無視されるべきであるかを決定するために、速度が測定され得る。ブロック420を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック420を実施するための手段は、加速度計と衛星ベースの測位システムとを含む。
[0079]ブロック430で、第1のTOA測定値が、モバイルデバイスによって収集され得る。第1のTOA測定値は、いつPRSが基地局から受信されたかを示し得る。ブロック430で収集されるTOA測定値のタイミングは、モバイルデバイスのローカルクロックに基づき得る。モバイルデバイスのこのローカルクロックは、モバイルデバイスの外部のいかなるクロック、またはモバイルデバイスの外部のいかなる信号とも同期されなくてよい。したがって、ブロック430を実施するモバイルデバイスは、PRSをブロードキャストする基地局、または(基地局のセルラーネットワーク、または何らかの他のセルラーネットワークの)いかなる他の基地局とも同期されない。したがって、ブロック430を実施するモバイルデバイスは、未知のロケーションを有する基地局のみと通信中であり得る。未知のロケーションを有する基地局からの第1のPRSが受信される時間の表示は、モバイルデバイスの非一時的コンピュータ可読記憶媒体に、クロックチックカウントの形式などで、モバイルデバイスによって記録され得る。ブロック430を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック430を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。TOA測定値を記録するための手段は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
[0080]ブロック440で、第1のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスのロケーションが決定され得る。理想的には、ブロック440におけるロケーションの決定は、ブロック430の第1のTOA測定と同じ時間に起こり得る。ただし、いくつかの実施形態では、モバイルデバイスのロケーション測定値が、ブロック430におけるTOA測定値が測定されるしきい値時間期間内に収集されることが、受け入れ可能であり得る。たとえば、ブロック440で決定されるロケーションは、ブロック430のTOA測定の1秒内に決定され得る。ブロック440で決定されるロケーションは、ブロック430のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック440を実施するための手段は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック440を実施するための手段はまた、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0081]ブロック450で、しきい値時間期間内に、第2のTOA測定がモバイルデバイスによって実施され得る。この第2のTOA測定は、同じ基地局によってブロードキャストされた別の、後のPRSに基づいて実施される。ブロック430におけるTOA測定と、ブロック450で発生するTOA測定との間に経過する時間の量は、モバイルデバイスの速度、モバイルデバイスのクロックドリフトに基づいて期待される誤差の量、および基地局のPRS周期のうちの1つまたは複数を含む、複数のファクタに基づき得る。ブロック450の測定は、非同期TOA測定のために使用されるモバイルデバイスのクロックのクロックドリフトのための誤差の量を減らすために、しきい値時間期間内であり得る。ブロック450で、基地局からの第2のPRSが受信される時間の表示が、モバイルデバイスによって記録され得る。この時間は、クロックチックカウントの形式であり得る。ブロック450を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック450を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。
[0082]ブロック460で、第2のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスの第2のロケーションが決定され得る。ブロック460で決定されるロケーションは、ブロック440で実施されたモバイルデバイスのロケーションの決定と同様に実施され得る。ブロック440および460で決定されるロケーションは、モバイルデバイスが少なくともしきい値距離だけ移動したか否かを決定するために比較され得る。そうでない場合、そのTOA測定値の対のためのTDOA値が計算されなくてよい。ブロック460で決定されるロケーションは、ブロック450のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック460を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック460を実施するための手段は、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0083]ブロック465で、追加のTOA測定値が、基地局のPRSに基づいて収集されるべきであるか否かが決定され得る。そうである場合、方法400Bは、基地局によって送信されたPRSに基づいてTOA測定を行い、測定されたTOA測定値に関連付けられたモバイルデバイスのロケーションを収集し続けるために、ブロック450に戻ることができる。ブロック465を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック465を実施するための手段は、モバイルデバイスの1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得る、TOA測定エンジンを含む。
[0084]いくつかの実施形態では、モバイルデバイスのTOA測定値および関連付けられたロケーションが、基地局のロケーションを決定する際に使用するために基地局ロケーションサーバへ送信される。したがって、ブロック460に続いて、収集されたTOA測定値および関連付けられたロケーションが、基地局ロケーションサーバへ送信され得る。そのような送信は、基地局を介する、(同じまたは異なるセルラーネットワークの)別の基地局を介する、または代替ネットワーク接続を介するものであり得る。他の実施形態では、1つまたは複数のTDOA値がモバイルデバイスにおいて計算され、場合によっては、基地局のロケーションが、計算されたTDOA値に基づいてモバイルデバイスにおいて計算される。したがって、ブロック470および/またはブロック480は、モバイルデバイスによってローカルに実施され得、または、TOA(もしくはTDOA)値および関連付けられたロケーションが基地局ロケーションサーバへ転送された後、基地局ロケーションサーバによってリモートで実施され得る。
[0085]ブロック470で、TOA測定値の対のためのTDOA値が計算され得る。TDOA値の計算は、式1〜式3によるものであり得る。基地局の位置を特定するために、少なくとも2つのTOA測定値の対を有することが必要であり得る。したがって、少なくとも3つのTOA測定値(および、関連付けられたモバイルデバイスのロケーション)が収集される必要があり得る。少なくとも3つのTOA測定値を使用して、少なくとも2つのTDOA値が計算され得る。TOA測定が非同期であった(すなわち、モバイルデバイスのクロックのみに基づいており、いかなる外部信号またはクロックとも同期されない)ので、計算されたTDOA値は同様に非同期である。ブロック470で計算されたTDOA値ごとに、(TDOA値を計算するために使用されるTOA測定値が測定された2つのロケーションである)モバイルデバイスの2つのロケーションが関連付けられ得る。少なくとも2つのTDOA値、および、したがって、4つの関連付けられたロケーションが、基地局の2次元ロケーションを決定するために必要であり得る。高度の第3の次元は、基地局ロケーションサーバまたはモバイルデバイスによって記憶されるか、またはそれにとってアクセス可能である、地形図またはデータベースに基づき得る。ブロック470を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素、および/またはシステム100の構成要素を含む。より具体的には、ブロック470を実施するための手段は、TOA測定エンジンと、TOA/ロケーション測定値記憶媒体とを含む。ブロック470を実施するための手段はまた、基地局ロケーションサーバを含み得る。
[0086]ブロック480で、基地局のロケーションが、計算されたTDOA値と関連付けられたロケーションとを使用して決定され得る。TDOA値に基づいてロケーションを計算するための様々な構成が知られている。TOA測定値およびロケーション測定値のすべてが、基地局のいかなるクロックもしくは信号、または同じもしくは異なるセルラーネットワークのいかなる他の基地局にも同期されなかった、単一のモバイルデバイスを使用して収集されていることができる。ブロック480で決定される基地局のロケーションは、(モバイルデバイスによって計算された場合)モバイルデバイスによって記憶され得、および/または(基地局ロケーションサーバによって計算された場合)基地局ロケーションサーバによって記憶され得る。モバイルデバイスによって計算された場合、基地局ロケーションは、(PRSの一部として送信された同じ識別子であり得る)基地局の識別子とともに基地局ロケーションサーバへ送信され得る。基地局のロケーションが知られると、基地局は、未知のロケーションにあるモバイルデバイスのロケーションを三角測量または三辺測量する(またはさもなければ識別する)ために使用され得る。ブロック480を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素、および/またはシステム100の構成要素を含む。より具体的には、ブロック480を実施するための手段は、TOA測定エンジンと、TOA/ロケーション測定値記憶媒体とを含む。ブロック480を実施するための手段はまた、基地局ロケーションサーバを含み得る。
[0087]方法400Bは、4G LTEネットワークの基地局によるPRSのブロードキャストに焦点を合わせている。PRSのブロードキャストは、あらかじめ定義されたPRS周期に従って発生し、したがって、連続したPRSブロードキャスト間に経過する時間の量は知られている。方法400Bの他の実施形態では、非LTEセルラーネットワーク内などで、PRS以外の基準信号が使用され得る。そのような基準信号は、PRSと同様のあらかじめ定義されたタイミング間隔でブロードキャストされることが必要とされ得る。
[0088]図5は、基地局の非同期測位のために2つ以上のモバイルデバイスを使用するための方法500の一実施形態を示す。たとえば、方法500の実施形態は、2つのモバイルデバイス、3つのモバイルデバイス、4つのモバイルデバイス、またはそれ以上の使用を伴い得る。これらのモバイルデバイスの各々のTOA測定は、互いに、またはいかなる基地局とも同期されない。したがって、これらのモバイルデバイスのクロックは同期されず、TOA測定は非同期である。方法500は、図2のシステム200を使用して実施され得る。方法500の各ブロックは、図2のモバイルデバイス210、モバイルデバイス220、およびモバイルデバイス230などのモバイルデバイスによって実施され得る。したがって、図3のモバイルデバイス300の複数のインスタンスは、方法500の各ブロックを実施し得る。さらに、方法500を実施するために使用されるモバイルデバイスは、図7に関して詳述されるものなど、コンピュータ化された構成要素の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。したがって、方法500の各ブロックを実施するための手段は、別段に記載されていない限り、図3のモバイルデバイス300の構成要素の1つもしくは複数のインスタンス、および/または、図7のコンピュータシステム700の構成要素の1つもしくは複数のインスタンスを含み得る。さらに、図2のシステム200の構成要素のインスタンスが、方法500を実施する際に使用され得る。方法400Bのモバイルデバイスによって実施される機能もまた、方法500の一部として1つまたは複数のモバイルデバイスによって実施され得る。
[0089]ブロック510で、モバイルデバイスが未知の位置を有する基地局と通信中であるか否かが決定され得る。たとえば、基地局のロケーションは、基地局の正確な位置がまだ決定されていない場合のみ、決定されることが望まれ得る。たとえば、基地局の識別子が、基地局ロケーションサーバのデータベース内の正確な位置にまだ関連付けられていない場合、基地局のロケーションを決定することが望ましくなり得る。ブロック510は、モバイルデバイスが、(モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中である場合)基地局のためのTOA測定値が収集されるべきであるという指示を受信することを含み得る。ブロック510を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素と、システム100の構成要素とを含む。より具体的には、ブロック510を実施するための手段は、基地局ロケーションサーバと、基地局と、モバイルデバイスとを含む。
[0090]ブロック520で、モバイルデバイスがしきい値速度よりも速い速度で移動中であるか否かが決定され得る。モバイルデバイスは、モバイルデバイスの加速度計から、または、GPSなどの衛星ベースの測位システムを介して収集された測位測定値から、取得された速度測定値に基づいて、十分な速度で移動中であるか否かを評価することができる。モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定する他の形態も、可能であり得る。モバイルデバイスが、しきい値速度に一致する、および/またはそれよりも速い速度で移動中である場合、TOAおよびロケーション測定値は、基地局のロケーションを決定するために収集および/または使用されるために適格であり得る。TOA測定値は、モバイルデバイスがしきい値速度を超えて移動中であると決定された場合のみ、モバイルデバイスによって取り込まれ得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であることを条件とする、TOA測定値および/またはロケーション測定値の収集を行うのではなく、測定が行われるが、モバイルデバイスが十分な速度で移動中であると決定される場合のみ、基地局のロケーションを決定する際に使用され得る。したがって、TOA測定値およびロケーション測定値が使用されるべきであるか無視されるべきであるかを決定するために、速度が測定され得る。ブロック520を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック520を実施するための手段は、加速度計と衛星ベースの測位システムとを含む。
[0091]ブロック530で、第1のTOA測定が、モバイルデバイスによって実施され得る。第1のTOA測定値は、いつPRSが、未知のロケーションを有する基地局から受信されるかを示し得る。ブロック530で収集されるTOA測定値のタイミングは、(いかなる基地局、他のモバイルデバイス、またはいかなる受信信号とも同期されない)モバイルデバイスのローカルクロックのみに基づき得る。したがって、ブロック530を実施するモバイルデバイスは、PRSをブロードキャストする基地局と、またはいかなる他の基地局とも同期されない。したがって、ブロック530を実施するモバイルデバイスは、未知のロケーションを有する基地局のみと通信中であり得る。未知のロケーションを有する基地局からの第1のPRSが受信される時間の表示は、クロックチックカウントの形式などで、モバイルデバイスによって記録され得る。ブロック530を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック530を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。
[0092]ブロック540で、第1のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスのロケーションが決定され得る。理想的には、ブロック540で決定されたロケーションは、ブロック530の第1のTOA測定と同じ時間に発生し得る。ただし、いくつかの実施形態では、モバイルデバイスのロケーション測定値が、ブロック530におけるTOA測定値が測定されるしきい値時間期間内に決定されることが、受け入れ可能であり得る。たとえば、ブロック540で決定されるロケーションは、ブロック530のTOA測定の1秒内に決定され得る。ブロック540で決定されるロケーションは、ブロック530のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック540を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック540を実施するための手段は、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0093]ブロック550で、しきい値時間期間内に、第2のTOA測定がモバイルデバイスによって実施され得る。この第2のTOA測定は、同じ基地局によってブロードキャストされた別の、後のPRSに基づいて実施される。ブロック530におけるTOA測定と、ブロック550で発生するTOA測定との間に経過する時間の量は、モバイルデバイスの速度、モバイルデバイスのクロックドリフトに基づいて期待される誤差の量、および基地局のPRS周期のうちの1つまたは複数を含む、複数のファクタに基づき得る。ブロック550の測定は、非同期TOA測定のために使用されるモバイルデバイスのクロックのクロックドリフトのための誤差の量を減らすために、しきい値時間期間内であり得る。ブロック550で、クロックチックカウントなど、未知のロケーションを有する基地局からの第2のPRSがモバイルデバイスによって記録され得る時間の表示が、記録され得る。ブロック550を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック550を実施するための手段は、PRSを受信するように構成されたセルラーネットワークインターフェースと、1つまたは複数のプロセッサを使用して実装され得るTOA測定エンジンとを含む。
[0094]ブロック560で、第2のTOA測定の時間におけるモバイルデバイスの第2のロケーションが決定され得る。ブロック560で決定されるロケーションは、モバイルデバイスのロケーションがブロック540で決定された方法と同様に実施され得る。ブロック540および560のロケーションは、モバイルデバイスが少なくともしきい値距離だけ移動したか否かを決定するために比較され得る。そうでない場合、TDOA値がそのTOA測定値の対に基づいて計算されなくてよい。ブロック560で決定されるロケーションは、ブロック550のクロックチックカウントに関連して記憶され得る。ブロック560を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック560を実施するための手段は、衛星ベースの測位システム(たとえば、GPS)など、ロケーション決定モジュールを含む。
[0095]ブロック570で、TOA測定値および関連付けられた決定されたロケーションが、リモート基地局ロケーションサーバへ送信され得る。少なくとも2つのTOA測定値および2つの関連付けられたロケーションが、場合によっては、絶対時間推定値とともに、モバイルデバイスから基地局ロケーションサーバへ与えられ得る。基地局の識別子の指示もまた、モバイルデバイスによって基地局ロケーションサーバに与えられ得る。TOA測定値の対のためのTDOA値が計算され得る。TOA測定値が基地局ロケーションサーバへ送信されるのではなく、TOA測定値間の差に基づいて計算されるTDOA値が、モバイルデバイスによって基地局ロケーションサーバへ送信され得る。両方のシナリオで、ロケーションデータが基地局ロケーションサーバへ送信される。基地局のロケーションは、図6の方法600に従って計算され得る。ブロック570を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック570を実施するための手段は、TOA測定エンジン、および/または基地局ロケーションサーバを含む。
[0096]方法500のブロックは、同じ基地局からPRSを受信中である、少なくとも1つの追加のモバイルデバイスについて繰り返され得る。第2のモバイルデバイス(および任意の追加のモバイルデバイス)は、異なる量のクロックドリフトを示すと期待され得る。基地局のロケーションを決定するために収集および使用される、TOA測定値および関連付けられたロケーション測定値の数が多いほど、基地局のロケーションの高い精度が期待され得る。方法500の一部として、異なるモバイルデバイスから収集されたTOA測定値に基づく少なくとも2つのTDOA値が、基地局のロケーションを計算するために使用され得る。異なるモバイルデバイスによる測定値は、基地局によってブロードキャストされた同じPRSのいずれも伴わないか、その一部または全部を伴い得る。基地局のPRS周期は、モバイルデバイスおよび/または基地局ロケーションサーバによって知られ得る。方法500に従って、十分な、または所望の数のTOA測定値が収集される(またはTDOA値が計算される)と、方法600が、基地局のロケーションを決定するために実施され得る。ブロック570を実施するための手段は、モバイルデバイス300の構成要素を含む。より具体的には、ブロック570を実施するための手段は、セルラーネットワークインターフェースと、他の形態のネットワークインターフェースと、TOA/ロケーション測定値記憶媒体とを含み得る。
[0097]方法500は、4G LTEネットワークの基地局によるPRSのブロードキャストに焦点を合わせている。PRSのブロードキャストは、あらかじめ定義されたPRS周期に従って発生し、したがって、連続したPRSブロードキャスト間に経過する時間の量は知られている。方法500の他の実施形態では、非LTEセルラーネットワーク内などで、PRS以外の基準信号が使用され得る。そのような基準信号は、あらかじめ定義されたタイミング間隔でブロードキャストされることが必要とされ得る。
[0098]図6は、2つ以上のモバイルデバイスからのTOA測定値を使用して、基地局のロケーションを計算するための方法600の一実施形態を示す。方法600は、図5の方法500が少なくとも2つのモバイルデバイスによって実施された後、基地局ロケーションサーバによって実施され得る。方法600はまた、図4Bの方法400Bなどに従って、単一のモバイルデバイスから受信されたTOA測定値に基づいて、基地局のロケーションを計算するために使用され得る。たとえば、2つ以上のモバイルデバイスが方法500を実施していることがある。複数のモバイルデバイスのTOA測定がいかなるクロックまたは信号にも同期されなかったので、そのような測定は非同期と呼ばれる。方法600は、図2のシステム200に対応し得る。方法600の各ブロックは、図2の基地局ロケーションサーバ130など、基地局ロケーションサーバによって実施され得る。方法600を実施するために使用される基地局ロケーションサーバは、図7に関して詳述されるものなど、コンピュータ化された構成要素の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。したがって、方法500の各ブロックを実施するための手段は、別段に記載されていない限り、プロセッサおよび非一時的コンピュータ可読記憶媒体の1つまたは複数のインスタンスなど、図7のコンピュータシステム700の構成要素の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。さらに、図2のシステム200の構成要素のインスタンスが、方法500を実施する際に使用され得る。
[0099]ブロック610で、TOA測定値と、そこにおいてTOA測定値が取り込まれた、関連付けられたロケーションとが、第1のモバイルデバイスから受信され得る。TOA測定値および関連付けられたロケーションは、モバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であったと決定された場合のみ、第1のモバイルデバイスから受信され得る。これらのTOA測定値は、特定の基地局に関連付けられ得る。ブロック620で、TOA測定値と、そこにおいてこれらのTOA測定値が取り込まれた、関連付けられたロケーションとが、第2のモバイルデバイスから受信され得る。TOA測定値および関連付けられたロケーションは、モバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であったと決定された場合のみ、第2のモバイルデバイスから受信され得る。これらの測定値は、ブロック610と同じ基地局に関連付けられ得る。ブロック610および620で、TOA測定値が受信される。他の実施形態では、TDOA値が、代わりに第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスから受信され得ることを理解されたい。TDOA値が受信される場合、各TDOA値が(TDOA値を計算するために使用されたTOA測定値が取り込まれた)2つのロケーションに関連付けられ得る。方法600の図示の実施形態では、TOA測定値がモバイルデバイスから受信される。他の実施形態では、TOA測定値および/またはTDOA値が、追加の数のモバイルデバイスから受信され、基地局のロケーションを計算する際に使用され得ることを理解されたい。基地局ロケーションサーバによってブロック610で、およびブロック620で受信されるTOA値またはTDOA値は、そのロケーションが決定されている基地局を介して、何らかの他の基地局を介して、または何らかの代替ネットワーク接続を介して受信され得る。方法600が単一のモバイルデバイスのみからのTOA情報に基づいて実施されている場合、ブロック620が実施されなくてよい。
[0100]ブロック630で、TOA測定値がブロック610および620で受信された場合、TDOA値がこれらのTOA測定値から計算され得る。TDOA値の計算は、式1〜式3によるものであり得る。少なくとも1つのTDOA値が、モバイルデバイスごとに計算され得る。第1のモバイルデバイスのTOA測定値と第2のモバイルデバイスのTOA測定値との間に、同期はない。したがって、第1のモバイルデバイスのためのTDOA値を計算するために使用されるTOA測定値と、第2のモバイルデバイスのためのTDOA値を計算するために使用されるTOA測定値との間の誤差の量を生じる、少なくとも何らかのクロックドリフトがあることが期待され得る。
[0101]ブロック640で、TOA測定が行われたときに1つまたは複数のモバイルデバイスの位置がどこで特定されたかを示すロケーションデータとともに、ブロック630で計算された(または、ブロック610および620でモバイルデバイスから受信された)TDOA値を使用して、基地局のロケーションが計算され得る。また、基地局のロケーションを決定する際に使用されるものは、基地局の既知のPRS周期であり得る。たとえば、特定のセルラープロバイダについて、セルラープロバイダの基地局のすべてが同じPRS周期を有し得る。他の実施形態では、セルラープロバイダの様々な基地局のPRS周期が異なり得るが、基地局からのPRS信号を監視することによって、LPP規格によるどのPRS周期が基地局によって使用されているかが決定され得る。PRS周期は、PRSがブロードキャストされることと、モバイルデバイスによって受信されることとの間に経過した時間の量を決定するために使用され得る。ブロック650で、基地局の決定されたロケーションが、基地局ロケーションサーバによって記憶され得、1つまたは複数のモバイルデバイスの位置を決定するために将来に使用され得る。
[0102]図7は、コンピュータシステムの一実施形態を示す。図7に示されるようなコンピュータシステムは、説明されたモバイルデバイス、基地局、基地局ロケーションサーバ、およびセルラーネットワークなど、前に説明されたコンピュータ化されたデバイスの一部として組み込まれ得る。図7は、様々な実施形態によって提供される方法の様々なブロックを実施することができるコンピュータシステム700の一実施形態の概略図を提供する。図7は、様々な構成要素の一般化された図を提供するものにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得ることに留意されたい。図7は、したがって、個々のシステム要素が、比較的分離された方法または比較的より統合された方法で、どのように実装され得るかを概括的に示している。
[0103]バス705を介して電気的に結合され得る(または、適宜に、他の方法で通信中であり得る)ハードウェア要素を備えるコンピュータシステム700が示されている。ハードウェア要素は、限定はしないが1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/または(デジタル信号処理チップ、グラフィックスアクセラレーションプロセッサ、ビデオデコーダなどのような)1つまたは複数の専用プロセッサを含む1つまたは複数のプロセッサ710と、限定はしないがマウス、キーボード、リモートコントロールなどを含み得る1つまたは複数の入力デバイス715と、限定はしないがディスプレイデバイス、プリンタなどを含み得る1つまたは複数の出力デバイス720とを含み得る。たとえば、プロセッサ710は、図3のモバイルデバイス300のTOA測定エンジン350の機能を実施し得る。
[0104]コンピュータシステム700は、限定はしないがローカルおよび/もしくはネットワークアクセス可能なストレージを備え得、ならびに/または、限定はしないがディスクドライブ、ドライブアレイ、光ストレージデバイス、プログラム可能、フラッシュアップデート可能などであり得るランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/もしくは読取り専用メモリ(「ROM」)のような固体ストレージデバイスを含み得る、1つまたは複数の非一時的ストレージデバイス725をさらに含み得る(および/またはそれと通信中であり得る)。そのようなストレージデバイスは、限定はしないが、様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストアを実装するように構成され得る。たとえば、非一時的ストレージデバイス725は、図3のTOA/ロケーション測定値記憶媒体360の機能を実施し得る。
[0105]コンピュータシステム700はまた、限定はしないが、モデム、ネットワークカード(ワイヤレスまたはワイヤード)、赤外線通信デバイス、(Bluetooth(登録商標)デバイス、802.11デバイス、WiFi(登録商標)デバイス、WiMax(登録商標)デバイス、セルラー通信デバイスなどの)ワイヤレス通信デバイスおよび/またはチップセットなどを含み得る、通信サブシステム730を含み得る。通信サブシステム730は、データが、(一例を挙げると、以下で説明されるネットワークなどの)ネットワーク、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明される任意の他のデバイスと交換されることを可能にし得る。多くの実施形態では、コンピュータシステム700は、上記で説明されたようなRAMまたはROMデバイスを含み得る、作業メモリ735をさらに備えることになる。
[0106]コンピュータシステム700は、また、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得る、ならびに/または、本明細書で説明されているように、他の実施形態によって提供される、方法を実施する、および/もしくは、システムを構成するように設計され得る、オペレーティングシステム740、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/または、1つもしくは複数のアプリケーションプログラム745のような他のコードを含む、作業メモリ735内に現在配置されているように示されているソフトウェア要素を備え得る。単なる例として、上記で説明された方法に関して説明された1つまたは複数のプロシージャは、コンピュータ(および/またはコンピュータ内のプロセッサ)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得、一態様では、次いで、そのようなコードおよび/または命令は、説明された方法に従って1つまたは複数の動作を実施するように汎用コンピュータ(または他のデバイス)を構成するためおよび/または適応させるために使用され得る。
[0107]これらの命令および/またはコードのセットは、上記で説明された非一時的ストレージデバイス725などの非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶され得る。場合によっては、記憶媒体は、コンピュータシステム700などのコンピュータシステム内に組み込まれ得る。他の実施形態では、記憶媒体は、コンピュータシステムとは別個(たとえば、コンパクトディスクなどの取外し可能媒体)であり得、ならびに/あるいは、記憶媒体が、その上に記憶された命令/コードで汎用コンピュータをプログラムし、構成し、および/または適応させるために使用され得るようなインストールパッケージで提供され得る。これらの命令は、コンピュータシステム700によって実行可能である実行可能コードの形態をとる場合があり、ならびに/または、(たとえば、様々な一般に利用可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティなどのいずれかを使用して)コンピュータシステム700上でコンパイルおよび/もしくはインストールしたときに実行可能コードの形態をとる、ソースコードおよび/もしくはインストール可能コードの形態をとる場合がある。
[0108]実質的な変形形態が、特定の要件に従って製作され得ることが当業者には明らかであろう。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、および/または、特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、もしくは両方で実装され得る。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなど、他のコンピューティングデバイスへの接続が採用され得る。
[0109]上述のように、一態様では、いくつかの実施形態は、本発明の様々な実施形態による方法を実施するための(コンピュータシステム700などの)コンピュータシステムを採用し得る。実施形態のセットによれば、そのような方法のプロシージャの一部または全部は、プロセッサ710が、作業メモリ735中に含まれている(オペレーティングシステム740、および/またはアプリケーションプログラム745などの他のコードに組み込まれ得る)1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行したことに応答して、コンピュータシステム700によって実施される。そのような命令は、非一時的ストレージデバイス725のうちの1つまたは複数など、別のコンピュータ可読媒体から作業メモリ735に読み込まれ得る。単なる例として、作業メモリ735に含まれた命令のシーケンスの実行は、プロセッサ710に本明細書で説明されている方法の1つまたは複数のプロシージャを実施させることができる。
[0110]「機械可読媒体」、「コンピュータ可読記憶媒体」、および「コンピュータ可読媒体」という用語は、本明細書で使用されるとき、機械を特定の方法で動作させるデータを提供することに関与する任意の媒体を指す。これらの媒体は、非一時的であり得る。コンピュータシステム700を使用して実装される一実施形態では、様々なコンピュータ可読媒体は、実行のためにプロセッサ710に命令/コードを与えることに関与し得、ならびに/またはそのような命令/コードを記憶および/もしくは搬送するために使用され得る。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は、物理的および/または有形の記憶媒体である。そのような媒体は、不揮発性媒体または揮発性媒体の形態をとり得る。不揮発性媒体は、たとえば、非一時的ストレージデバイス725などの光ディスクおよび/または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、限定はしないが、作業メモリ735などのダイナミックメモリを含む。
[0111]物理的および/または有形のコンピュータ可読媒体の一般的な形態は、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光媒体、マークのパターンをもつ任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、あるいはコンピュータが命令および/またはコードを読み取ることができる任意の他の媒体を含む。
[0112]コンピュータ可読媒体の様々な形態は、実行のためにプロセッサ710に1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを搬送することに関与することができる。単なる例として、命令は、最初に、リモートコンピュータの磁気ディスクおよび/または光ディスク上に担持され得る。リモートコンピュータは、命令をそのダイナミックメモリにロードし、命令を、コンピュータシステム700によって受信および/または実行されるように、伝送媒体を介して信号として送ることができる。
[0113]通信サブシステム730(および/またはそれの構成要素)が、概して信号を受信し、次いで、バス705が、信号(および/またはその信号によって搬送されるデータ、命令など)を作業メモリ735に搬送し得、プロセッサ710が、作業メモリ735から命令を検索し、実行する。作業メモリ735によって受信された命令は、場合によっては、プロセッサ710による実行の前または後のいずれかに非一時的ストレージデバイス725に記憶され得る。
[0114]コンピュータシステム700の構成要素がネットワークにわたって分散され得ることをさらに理解されたい。たとえば、何らかの処理が、第1のプロセッサを使用してあるロケーションにおいて実施され得るが、一方で、他の処理が、第1のプロセッサからリモートである別のプロセッサによって実施され得る。コンピュータシステム700の他の構成要素は、同様に分散され得る。したがって、コンピュータシステム700は、複数のロケーションにおいて処理を実施する分散コンピューティングシステムとして解釈され得る。場合によっては、コンピュータシステム700は、文脈に応じて、別個のラップトップ、デスクトップコンピュータなど、単一のコンピューティングデバイスとして解釈され得る。
[0115]上記で説明された方法、システム、およびデバイスは例である。様々な構成は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、代替構成では、本方法は、説明した順序とは異なる順序で実施され得、ならびに/または様々な段階が追加、省略、および/もしくは組み合わせられ得る。また、いくつかの構成に関して説明された特徴は、様々な他の構成において組み合わせられ得る。構成の異なる態様および要素が、同様にして組み合わせられ得る。また、技術は発展し、したがって、要素の多くは例であり、本開示または特許請求の範囲を限定しない。
[0116]説明では、(実装形態を含む)例示的な構成の完全な理解を与えるように、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、構成はこれらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。たとえば、構成を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不要な詳細を伴わずに示されている。この説明は、例示的な構成を与えるにすぎず、特許請求の範囲の範囲、適用性、または構成を限定しない。そうではなく、構成の上記の説明は、説明された技法を実装することを可能にする説明を当業者に与えるものである。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、要素の機能および構成において様々な変更が行われ得る。
[0117]また、構成は、流れ図またはブロック図として示されるプロセスとして説明されることがある。各々は動作を順次プロセスとして記述することができるが、動作の多くは並行して、または同時に実施され得る。加えて、動作の順序は、並べ替えられ得る。プロセスは、図に含まれていない追加のブロックを有し得る。さらに、本方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはこれらの任意の組合せによって実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装されるとき、必要なタスクを実施するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。プロセッサは、説明されたタスクを実施することができる。
[0118]いくつかの例示的な構成について説明してきたが、様々な修正、代替構成、および均等物は、本開示の趣旨から逸脱することなしに使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素であり得、他のルールが、本発明の適用よりも優先するかまたは他の方法で本発明の適用を変更し得る。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのブロックが行われ得る。
[0118]いくつかの例示的な構成について説明してきたが、様々な修正、代替構成、および均等物は、本開示の趣旨から逸脱することなしに使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素であり得、他のルールが、本発明の適用よりも優先するかまたは他の方法で本発明の適用を変更し得る。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかのブロックが行われ得る。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための方法であって、
第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
前記第1のモバイルデバイスによって、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
前記第1のモバイルデバイスによって、第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
前記モバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する
を備える方法。
[C2]
前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
前記基地局がeノードBである、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C3]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C4]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、C2に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C5]
前記第1のモバイルデバイスによって、サーバへ、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを送信すること
をさらに備える、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C6]
サーバによって、前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信することと、
前記サーバによって、前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算することと
をさらに備える、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C7]
前記サーバによって、第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信することと、
前記サーバによって、前記第3の非同期TOA測定値と前記第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算することと、ここにおいて、
前記第2のモバイルデバイスのタイミングが前記第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されない、
をさらに備える、C6に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C8]
前記サーバによって、前記第1のTDOA値と、前記第2のTDOA値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションと、前記第3のロケーションと、前記第4のロケーションと、前記基地局のPRS周期とを使用して、前記基地局の前記ロケーションを計算すること
をさらに備える、C7に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C9]
前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であると決定することが、前記第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを備える、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C10]
前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することが、衛星ベースの測位システムを使用することを備える、C1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
[C11]
タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムであって、
1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサと通信可能に結合され、前記1つまたは複数のプロセッサによって可読であり、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
前記モバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
を行わせるプロセッサ可読命令を記憶したメモリとを備える、前記第1のモバイルデバイス
を備えるシステム。
[C12]
前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
前記基地局がeノードBである、C11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C13]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、C11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C14]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、C12に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C15]
前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータが、サーバへ送信されるようにすること
をさらに行わせる、C11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C16]
前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信することと、
前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算することと
を行うように構成されたサーバ
をさらに備える、C15に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C17]
前記システムが第2のモバイルデバイスをさらに備え、ここにおいて、前記サーバが、
第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信することと、
前記第3の非同期TOA測定値と前記第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算することと、ここにおいて、
前記第2のモバイルデバイスのタイミングが前記第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されない、
を行うようにさらに構成される、C16に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C18]
前記サーバが、
前記第1のTDOA値と、前記第2のTDOA値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションと、前記第3のロケーションと、前記第4のロケーションと、前記基地局のPRS周期とを使用して、前記基地局の前記ロケーションを計算すること
を行うようにさらに構成される、C17に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C19]
前記第1のモバイルデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせる前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを行わせるプロセッサ可読命令を備える、C11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C20]
前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することを行わせる前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、衛星ベースの測位システムを使用して、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することを行わせるプロセッサ可読命令を備える、C11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C21]
タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体であって、1つまたは複数のプロセッサに、
第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
を行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を備える、非一時的プロセッサ可読媒体。
[C22]
前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
前記基地局がeノードBである、C21に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
[C23]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、C21に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
[C24]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、C22に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
[C25]
タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムであって、
第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定するための手段と、
第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むための手段と、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定するための手段と、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
第2の非同期TOA測定値を取り込むための手段と、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定するための手段と、ここにおいて、
前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
を備えるシステム。
[C26]
前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
前記基地局がeノードBである、C25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C27]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、C25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C28]
前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、C26に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C29]
サーバへ、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを送信するための手段
をさらに備える、C25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
[C30]
前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信するための手段と、
前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算するための手段と
をさらに備える、C25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。

Claims (30)

  1. タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための方法であって、
    第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
    前記第1のモバイルデバイスによって、第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
    前記第1のモバイルデバイスによって、第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
    前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
    前記モバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する
    を備える方法。
  2. 前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
    前記基地局がeノードBである、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  3. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  4. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、請求項2に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  5. 前記第1のモバイルデバイスによって、サーバへ、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを送信すること
    をさらに備える、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  6. サーバによって、前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信することと、
    前記サーバによって、前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算することと
    をさらに備える、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  7. 前記サーバによって、第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信することと、
    前記サーバによって、前記第3の非同期TOA測定値と前記第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算することと、ここにおいて、
    前記第2のモバイルデバイスのタイミングが前記第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されない、
    をさらに備える、請求項6に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  8. 前記サーバによって、前記第1のTDOA値と、前記第2のTDOA値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションと、前記第3のロケーションと、前記第4のロケーションと、前記基地局のPRS周期とを使用して、前記基地局の前記ロケーションを計算すること
    をさらに備える、請求項7に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  9. 前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であると決定することが、前記第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを備える、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  10. 前記第1のモバイルデバイスによって、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することが、衛星ベースの測位システムを使用することを備える、請求項1に記載の基地局のロケーションを決定するための方法。
  11. タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムであって、
    1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサと通信可能に結合され、前記1つまたは複数のプロセッサによって可読であり、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
    第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
    第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
    前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
    前記モバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
    を行わせるプロセッサ可読命令を記憶したメモリとを備える、前記第1のモバイルデバイス
    を備えるシステム。
  12. 前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
    前記基地局がeノードBである、請求項11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  13. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、請求項11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  14. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、請求項12に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  15. 前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータが、サーバへ送信されるようにすること
    をさらに行わせる、請求項11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  16. 前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信することと、
    前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算することと
    を行うように構成されたサーバ
    をさらに備える、請求項15に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  17. 前記システムが第2のモバイルデバイスをさらに備え、ここにおいて、前記サーバが、
    第2のモバイルデバイスから、第3の非同期TOA測定値と、第4の非同期TOA測定値と、第3のロケーションと、第4のロケーションとに基づくデータを受信することと、
    前記第3の非同期TOA測定値と前記第4の非同期TOA測定値とに基づいて、第2のTDOA値を計算することと、ここにおいて、
    前記第2のモバイルデバイスのタイミングが前記第1のモバイルデバイスのタイミングと同期されない、
    を行うようにさらに構成される、請求項16に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  18. 前記サーバが、
    前記第1のTDOA値と、前記第2のTDOA値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションと、前記第3のロケーションと、前記第4のロケーションと、前記基地局のPRS周期とを使用して、前記基地局の前記ロケーションを計算すること
    を行うようにさらに構成される、請求項17に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  19. 前記第1のモバイルデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であると決定することを行わせる前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスの加速度計からの測定値を使用することを行わせるプロセッサ可読命令を備える、請求項11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  20. 前記1つまたは複数のプロセッサに、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することを行わせる前記プロセッサ可読命令が、実行されるとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、衛星ベースの測位システムを使用して、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションを決定することを行わせるプロセッサ可読命令を備える、請求項11に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  21. タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体であって、1つまたは複数のプロセッサに、
    第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定することと、
    第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定することと、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
    第2の非同期TOA測定値を取り込むことと、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定することと、ここにおいて、
    前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
    前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
    を行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を備える、非一時的プロセッサ可読媒体。
  22. 前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
    前記基地局がeノードBである、請求項21に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
  23. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、請求項21に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
  24. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、請求項22に記載の基地局のロケーションを決定するための非一時的プロセッサ可読媒体。
  25. タイミング同期なしに基地局のロケーションを決定するためのシステムであって、
    第1のモバイルデバイスがしきい値速度よりも速く移動中であると決定するための手段と、
    第1の非同期到達時間(TOA)測定値を取り込むための手段と、ここにおいて、前記第1の非同期TOA測定値が、第1の受信基準信号の第1の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第1のロケーションを決定するための手段と、ここにおいて、前記第1のロケーションが前記第1の非同期TOA測定値に対応する、
    第2の非同期TOA測定値を取り込むための手段と、ここにおいて、前記第2の非同期TOA測定値が、第2の受信基準信号の第2の非同期タイミング測定値に基づく、
    前記第1のモバイルデバイスの第2のロケーションを決定するための手段と、ここにおいて、
    前記第2のロケーションが前記第2の非同期TOA測定値に対応し、
    前記第1のモバイルデバイスが前記しきい値速度よりも速く移動中であることに基づいて、前記基地局の前記ロケーションを決定するために、前記第1のモバイルデバイスの前記第1のロケーションと、前記第1のモバイルデバイスの前記第2のロケーションと、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値とを使用する、
    を備えるシステム。
  26. 前記第1の受信基準信号および前記第2の受信基準信号が、測位基準信号(PRS)であり、
    前記基地局がeノードBである、請求項25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  27. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスの非同期クロックのみに基づいて測定される、請求項25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  28. 前記第1の非同期TOA測定値および前記第2の非同期TOA測定値が、前記第1のモバイルデバイスが前記基地局のみからPRSを受信中であるときに取り込まれる、請求項26に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  29. サーバへ、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを送信するための手段
    をさらに備える、請求項25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
  30. 前記第1のモバイルデバイスから、前記第1の非同期TOA測定値と、前記第2の非同期TOA測定値と、前記第1のロケーションと、前記第2のロケーションとに基づくデータを受信するための手段と、
    前記第1の非同期TOA測定値と前記第2の非同期TOA測定値とに基づいて、第1の到達時間差(TDOA)値を計算するための手段と
    をさらに備える、請求項25に記載の基地局のロケーションを決定するためのシステム。
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