JP7440474B2 - 基地局、無線通信ネットワーク及びその動作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信ネットワークまたはシステムの分野に関し、より具体的には、基地局、その動作方法、無線通信ネットワークおよびその動作方法に関する。本発明はさらに、移動セルラー通信システムにおけるビームフォーミング支援位置決め(localization)に関する。
現在の移動通信ネットワークでは、位置決めは、 [1、2]で記述されるように、物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)で送信される位置決め基準信号 (PRS) シーケンスに基づくことがある。複数のユーザ機器(UE)は、 [3] で記述されるように到来時間差(TDoA)の推定のためにPRSシーケンスを使用することがある。
無線通信ネットワークにおける位置決めを改善する必要がある。
この目的は、独立請求項において定義される主題によって達成される。
本件発明者(複数)は、位置を決定すべきユーザ機器に向かう方向に位置決め信号を送信することにより、すなわち、UEに向かう方向に高い信号電力で、または異なる方向と比較した場合に、位置の決定を改善することができることを見出した。より高い精度および/または位置決め信号を受信することができるより多くのユーザ機器を考慮して、改善を得ることができる。この方向付けは、ユーザ機器において、高い信号電力および/または見通し内パス(経路)の高い信号対雑音比(S/N比)を可能にし、したがって、改善を可能にすることができる。
一実施形態によれば、基地局は、無線通信ネットワークの無線通信ネットワークセルを制御するように構成される。基地局は、ユーザ機器の粗い位置に関する粗位置情報を使用するように構成される。ユーザ機器に関する精細位置情報を決定するために、基地局は、位置決め信号をユーザ機器に送信し、位置決め信号の送信をユーザ機器に向けるように構成される。基地局は、ユーザ機器からの応答信号を受信するように構成され、この応答信号は、位置決め信号に関連するデータを含み、位置決め信号の受信パラメータを示す。基地局は、シーケンスの受信パラメータを、精細位置情報を決定する計算器に提供するように構成される。計算器は、基地局、別の基地局、またはロケーション・サーバなどのさらなるネットワークノードに配置されてもよい。位置決め信号の送信をユーザ機器に向けることは、ユーザ機器における位置決め信号の信号電力を高くすることができ、したがって、位置決めを決定する精度を高くすることができ、および/またはユーザ機器によって受信および検出するのに信号電力レベルを十分高くすることができる。
一実施形態によれば、受信パラメータは、位置決め信号の到来時間、多数の位置決め信号の到来時間差、および/または位置決め信号の到来方向のうちの少なくとも1つに関連する。これにより、ユーザ機器の正確な位置確認が可能になる。
一実施形態によれば、基地局は、無線通信ネットワークのロケーション・サーバから、または別の基地局から、粗位置情報を受信するように構成される。これにより、実際の粗位置情報を使用して、位置決め信号をユーザ機器の実際の位置に向けることができる。一実施形態によれば、基地局は、位置情報を含むユーザ機器から信号を受信するように構成され、基地局は、受信した位置情報を粗情報として使用するように構成される。ユーザ機器によって受信される位置情報は、例えば、衛星測位システムに基づくユーザ機器の位置決めサービスによって得られる情報を含むことができる。これにより、位置決め信号をユーザ機器に正確に向けることができる。
一実施形態によれば、ユーザ機器は第1のユーザ機器である。基地局は、第1および第2のユーザ機器にサービスを提供するように構成される。基地局はさらに、第2のユーザ機器に向かう方向および/またはさらなる基地局に向かう方向を位置決め信号の方向から除去するように構成される。これにより、第2のユーザ機器および/またはさらなる基地局における干渉が低くなることを可能にする。一実施形態によれば、基地局は、後続のステップにおいてユーザ機器の位置の決定を繰り返すように構成される。基地局は、第1のステップで決定されたユーザ機器の精細位置情報を、第1のステップに続く第2のステップで粗位置情報として使用するように構成される。これにより、その後各精細位置情報の精度をさらに高めることができる。
一実施形態によれば、基地局は、ビームフォーミング技術を用いて位置決め信号を指向するように構成される。基地局は、第1のステップで使用される第1のビーム幅と比較して、第2ステップで使用される第2のビーム幅を縮小するように構成される。したがって、ビーム幅は反復的に縮小され得る。これは、ユーザ機器における信号電力のその後の増加、および/またはユーザ機器以外の干渉信号のその後の減少を可能にし得る。
一実施形態によれば、基地局は、ユーザ機器から制御情報を受信し、第1の送信パターンを実現するように、制御情報に応答して位置決め信号の送信をユーザ機器に向けるように構成される。基地局は、制御情報がない場合に、第2の送信パターンに従って位置決め信号を送信するように構成される。これにより、ユーザ機器によって必要とされまたは要求されたときには、位置決め信号をユーザ機器に向け、そのような要求が信号化されていないときには、異なるパターンを使用することが可能になる。
一実施形態によれば、ユーザ機器は第1のユーザ機器であり、位置決め信号は第1の位置決め信号である。基地局は、位置決め信号のための複数の所定のシーケンスの第1のシーケンスを含むように第1の位置決め信号を送信するように構成される。基地局は、第2のユーザ機器の方向に複数のシーケンスの第2のシーケンスを含む第2の位置決め信号を送信する一方、第2の位置決め信号を第1のユーザ機器の方向に送信しないように構成される。これにより、干渉、特にシーケンス間干渉を回避することができる。個々のユーザ機器への個々のシーケンスのビームフォーミングは、例えば同時に多数のアドレス指定されたユーザ機器を可能にし得る。
一実施形態によれば、無線通信ネットワークは、本明細書に記載する実施形態によれば、第1の基地局および第2の基地局を含み、ユーザ機器を含む。第1の基地局及び第2の基地局は、第1及び第2の位置決め信号を送信するビームフォーミング技術を協調的に使用するように構成される。これにより、異なる基地局から送信される位置決め信号を受信した場合に、ユーザ機器における信号電力をさらに増加させることができる。
一実施形態によれば、無線通信ネットワークの無線通信ネットワークセルを制御する基地局を動作させる方法は、ユーザ機器の粗い位置に関連する粗位置情報を使用することを含む。この方法は、位置決め信号をユーザ機器に送信するステップと、位置決め信号の送信をユーザ機器に向けて、ユーザ機器に関する精細位置情報を決定するステップとを含む。この方法は、ユーザ機器から応答信号を受信するステップを含み、この応答信号は、位置決め信号に関連するデータを含み、位置決め信号の受信パラメータを示す。この方法は、シーケンスの受信パラメータを、精細位置情報を決定する計算器に提供することを含む。
さらなる実施形態は、無線通信ネットワークを動作させる方法を提供する。本方法は、無線通信ネットワークにおいてユーザ機器を動作させるステップを含み、ここに記載される実施形態に従って、第1の基地局を動作させるステップと、第2の基地局を動作させるステップとを含む。この方法は、第1および第2の位置決め信号を送信するためのビームフォーミング技術を協調して使用するように第1および第2の基地局を動作させることを含む。
さらなる実施形態は、コンピュータ上で実行されると、本明細書に記載する実施形態に従って方法を実行する命令を格納するコンピュータ可読媒体を含む、非一時的コンピュータプログラム製品に関する。
さらなる実施形態は、従属請求項において定義される。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。
図1は、一実施形態による例示的なネットワークインフラストラクチャの概略図である。 図2aは、一実施形態による、異なる選択されたTxアンテナポートのための2つのアンテナポートを有する例示的なLTE OFDMAベースのサブフレームを示す図である。 図2bは、PRSシーケンスのマッピングの概略図を示す図である。 図3は、一実施形態による基地局の概略ブロック図を示す。 図4は、実施形態によって得られる信号対雑音比の概略図を示す。 図5は、一実施形態による基地局を動作させるための方法の概略フロー図を示す。 図6aは、一実施形態による、図5の方法のための粗位置情報を得るために実行され得る方法の概略フローチャートを示す。 図6bは、一実施形態による、図6aの方法に代えて、または追加して使用され得るさらなる方法の概略図を示す。 図7は、ロバスト性を増大させるための一実施形態による方法の概略図を示す。 図8は、一実施形態による、基地局によって送信され得るビームの概略上面図を示す。 図9は、一実施形態による無線通信ネットワークの概略ブロック図を示す。 図10は、制御平面位置決め概念の概略図を示す。
なお、以下の説明においては、同一または同等の要素または同一または同等の機能を有する要素には、異なる図であっても同一または同等の符号を付して示す。
以下の説明では、本発明の実施形態をより詳細に説明するために、複数の詳細を説明する。しかしながら、本発明の実施形態がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは当業者には明らかであろう。他の例では、本発明の実施形態を不明瞭にすることを回避するために、よく知られた構造およびデバイスが、詳細ではなくブロック図形式で示されている。さらに、特に注記しない限り、以下に説明する異なる実施形態の特徴を互いに組み合わせることができる。
以下に説明する実施形態は、無線通信ネットワークの少なくとも1つの無線通信ネットワークセルを動作させる基地局を参照することができる。以下、LTE(Long Term Evolution)に準拠して動作する無線通信ネットワークを参照する。本明細書に記載されている、LTEに関連する実施形態に関連する説明は、限定されることなく、例えば、5G/新無線などに従って運用される他の移動通信ネットワークにも関連する可能性がある。本明細書に記載される実施形態の1つの態様は、信号が送信される方向を決定するか、または少なくとも影響を与えることに基づく。これは、例えば、ビームフォーミング技術を用いる場合に得られる。また、LTEとは異なる通信規格においても、ビームフォーミング技術や信号の向きに影響を与えるその他の技術を用いることによる利点が得られる。
本明細書に記載される実施形態は、無線通信ネットワークで動作するユーザ機器を指すが、実施形態は、IoTデバイスも指すことができる。IoTデバイスは、電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなどが組込まれた物理デバイス、車両、建物、およびその他のアイテムと、これらのデバイスが既存のネットワークインフラストラクチャを介してデータを収集および交換できるようにするネットワーク接続とを含むことができる。図1は、複数の基地局eNB1~eNB5を含む無線通信システムのような、その種のネットワークインフラストラクチャの一例の概略図であり、各基地局は、それぞれのセル1001~1005によって概略的に表される基地局を取り囲む特定の領域にサービスを提供する。基地局は、セル内のユーザにサービスを提供するために提供される。ユーザは、固定装置または移動装置であってもよい。さらに、無線通信システムは、基地局またはユーザに接続するIoTデバイスによってアクセスされてもよい。図1は、5つのセルのみの例示的な図を示すが、無線通信システムは、より多くのそのようなセルを含み得る。図1は、セル1002内にあり、基地局eNB2によってサービスされる、ユーザ機器(UE)とも呼ばれる2つのユーザUE1およびUE2を示している。別のユーザUE3は、基地局eNB4によってサービスされるセル1004内に示している。矢印102、1022および1023は、ユーザUE1、UE2およびUE3から基地局eNB2、eNB4にデータを送信するための、または基地局eNB2、eNB4からユーザUE1、UE2、UE3にデータを送信するための、アップリンク/ダウンリンク接続を模式的に表している。さらに、図1は、セル1004内の2つのIoTデバイス1041および1042を示しており、これらは固定装置または移動装置であり得る。IoTデバイス1041は、基地局eNB4を介して無線通信システムにアクセスし、矢印1051で模式的に表されるようにデータを送受信する。IoTデバイス1042は、矢印1052で模式的に表されるように、ユーザUE3を介して無線通信システムにアクセスする。UEと比較すると、IoTデバイスは、例えば、チャンネルにアクセスする頻度が低い、および/またはより低い帯域幅を使用してもよいが、チャンネルアクセスの要求などの観点からは、他のネットワークノードであってもよい。
無線通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM)システム、LTE規格で定義された直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムのような、周波数分割多重に基づく任意のシングルトーンまたはマルチキャリアシステムであってもよく、CPを伴うまたは伴わない他のいかなるIFFTベース信号、例えば、DFT-s-OFDMであってもよい。多元接続用の非直交波形、例えばフィルターバンクマルチキャリア(FBMC)のような他の波形を使用してもよい。
ユーザUE1, UE2, UE3などの標準LTE装置は、第1の帯域幅内で動作し、IoT装置1041,1042は、第1の帯域幅よりも狭い第2の帯域幅内で動作してもよい。第2の帯域幅は、LTE Rel.13規格のNB-IoT拡張(以下 「NB-IoT」 ともいう)に応じて定義される。LTE規格に準拠して動作する無線通信システムは、 1.4MHz,3.0MHz,5MHz,10MHz,15MHz,20MHzのシステム帯域幅、またはこれらを任意に組み合わせた集約システム帯域幅と、LTE Rel.13規格のNB-IoT拡張に従った帯域幅は200kHz単位とすることができる。
データ伝送のためのOFDMAシステムは、OFDMAベースの物理リソース・グリッドを含むことができ、この物理リソース・グリッドは、各々が12個のサブキャリアによって7個のOFDMシンボルによって定義され、様々な物理チャンネルおよび物理信号がマッピングされる一組のリソース要素を含む複数の物理リソースブロック(PRB)を含む。リソース要素は、時間領域の1つのシンボルと、周波数領域の1つのサブキャリアで構成される。例えば、LTE規格では1.4MHzのシステム帯域幅は6個のPRBを含み、LTE Rel.13規格のNB-IoT拡張では200kHzの帯域幅には1PRBが含まれている。LTEやNB-IoTでは、物理チャンネルにダウンリンクペイロードデータとも呼ばれるユーザ固有のデータを含む物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)、例えばマスタ情報ブロック(MIB)やシステム情報ブロック(SIB)を含む物理ブロードキャストチャンネル(PBCH)、例えばダウンリンク制御情報(DCI)などを含む物理ダウンリンク制御チャンネル(PDCCH)などが含まれる。物理信号は、参照信号(RS)や同期信号などを含んでもよい。LTEのリソース・グリッドは、時間領域では10msのフレームから構成され、周波数領域では例えば1.4MHzの帯域幅が確保されている。フレームは1ms長の10のサブフレームを有し、各サブフレームは巡回プレフィックス(CP)長に依存して6または7のOFDMシンボルの二つのスロットを含む。
図2aは、異なる選択されたTxアンテナポートに対して2つのアンテナポートを有する例示的なLTE OFDMAベースのサブフレームを示す。サブフレームは、各々がサブフレームの1つのスロット及び周波数領域における12のサブキャリアから構成される2つのリソースブロック(RB)を含む。周波数領域におけるサブキャリアは、サブキャリア0からサブキャリア11として示され、時間領域において、各スロットは、例えば、スロット0 OFDMシンボル0から6およびスロット1 OFDMシンボル7から13において、7つのOFDMシンボルを含む。ホワイトボックス106は、ペイロードまたはユーザデータを含むPDSCHに割当てられたリソース要素を表し、ペイロード領域とも呼ばれる。PDSCHの1つ以上のリソース要素は、位置決め基準信号(PRS)の送信のために使用されてもよい。PRSは、ユーザ機器および/またはIoTデバイスの位置を決定するために使用され得る。制御領域とも呼ばれる物理制御チャンネル (非ペイロードまたは非ユーザデータを含む) のためのリソース要素は、ハッチングされたボックス108によって表される。例に従って、リソース要素108は、PDCCH、物理制御フォーマットインジケータチャンネル(PCFICH)、および物理ハイブリッドARQインジケータチャンネル(PHICH)に割り当てられてもよい。クロスハッチングを付したボックス110は、チャンネル推定に使用することができるRSに割り当てられるリソース要素を表す。ブラックボックス112は、他のアンテナポート内のRSに対応し得る現在のアンテナポート内の未使用リソースを表す。物理制御チャンネルおよび物理基準信号に割り当てられたリソース要素108,110,112は、時間の経過とともに均等に分散されない。より具体的には、サブフレームのスロット0において、シンボル0およびシンボル1に関連するリソース要素が物理制御チャンネルまたは物理基準信号に割り当てられ、シンボル0および1内のリソース要素はペイロードデータに割り当てられない。スロット0内のシンボル4に関連するリソース要素、ならびにサブフレームのスロット1内のシンボル7および11に関連するリソース要素は、部分的に物理制御チャンネルまたは物理基準信号に割り当てられる。図2aに示される白いリソース要素は、ペイロードデータまたはユーザデータに関連付けられたシンボルを含むことができ、シンボル2、3、5、および6のスロット0において、すべてのリソース要素106がペイロードデータに割り当てられ、一方、より少ないリソース要素106がスロット0のシンボル4におけるペイロードデータに割り当てられ、リソース要素はシンボル0および1におけるペイロードデータに割り当てられない。スロット1において、シンボル8、9、10、12、および13に関連付けられたリソース要素はすべてペイロードデータに割り当てられ、シンボル7および11については、より少ないリソース要素がペイロードデータに割り当てられる。
図2bは、 [6] に記載されるようなPRSシーケンスのマッピングの概略図を示す。位置決め基準信号は、位置決め基準信号送信用に構成されたダウンリンクサブフレーム内のリソースブロック内で送信される。通常のサブフレームとMBSFN(Muto-broadcast Single-Frequency Network)サブフレームの両方がセル内の位置決めサブフレームとして構成されている場合、位置決め基準信号送信用に構成されたMBSFNサブフレーム内のOFDMシンボルは、サブフレーム#0で使用されているのと同じサイクリックプレフィックスを使用できる。MBSFNサブフレームのみがセル内の位置決めサブフレームとして構成されている場合、これらのサブフレームのMBSFN領域内の位置決め基準信号用に構成されたOFDMシンボルは、拡張サイクリックプレフィックス長を使用できる。位置決め基準信号送信用に構成されたサブフレームにおいて、位置決め基準信号送信用に構成されたOFDMシンボルの開始位置は、全てのOFDMシンボルが位置決め基準信号送信用に構成されたOFDMシンボルと同一のサイクリックプレフィックス長を有するサブフレームにおける開始位置と同一であってもよい。位置決め基準信号は、アンテナポート6で送信されてもよく、アンテナポートpに関係なく、PBCH、PSSまたはSSSに割り当てられた(k、l)とは異なるリソース要素にマッピングされてもよい。位置決め基準信号は、例えば、中心周波数の周りのf±15kHzのような特定の周波数範囲に対して定義することができる。左側では、PRSは1つおよび2つのPBCHアンテナポートにマッピングされ、右側では4つのPBCHアンテナポートが使用される。PRSを送信するためのスロット214はR6でマークされ、偶数スロットおよび奇数スロットについて示される。基準信号を位置決めするための帯域幅は、より高い層によって構成することができる。
図3は、一実施形態による基地局eNBの概略ブロック図を示す。eNBは、無線通信ネットワークセル100、例えば、図1のセル1001~1005の1つを制御するように構成されており、基地局eNBは、ユーザ機器UEに関する粗位置情報123を使用するように構成されている。ユーザ機器は、無線通信ネットワークセル100内に配置され、基地局eNBによって動作されてもよい。より詳細には後述するように、UEは、セル100の外側に配置され、および/または、異なる基地局によって動作されてもよい。
粗位置情報は、空間分解能および/または時間分解能に関して粗い、無線通信ネットワークセル100内のUEの粗配置または粗位置123に関する情報を含んでもよく、またはそれであってもよい。例えば、粗位置情報は、ユーザ機器が配置されているセル100のセクタ127a~dに関する情報を含んでいてもよいし、配置されると考えられていてもよい。これは、粗位置123を示す正確な情報を含むことができ、ここで、正確な情報、示された粗位置123は、それぞれ不確実性要素の影響を受ける。不確実性要素は、例えば、許容範囲内のxまたはyなどの座標に沿ったUEの位置であってもよい。許容範囲は、例えば、少なくとも500m、少なくとも100m、または少なくとも10mとすることができる。また、代替的に、または追加的に、粗位置情報は、UEがセル100の複数のセクタ127a~dの1つ、例えばセクタ127bに存在すると予想される情報であってもよい。代替的に、または追加的に、粗位置情報は、以前に決定された位置情報であってもよく、および/または、許容範囲内のUEの以前に既知の位置を含むセル100内または無線通信ネットワーク内の領域であってもよい。許容範囲は、例えば、位置が分かってからの時間間隔で乗算された最小、最大、または平均速度であってもよい。概略的には、粗位置情報123は、UEが配置されている無線通信ネットワークセル100内のセクションまたは領域を示すことができる。
基地局は、少なくともUEの位置決めをサポートするように構成することができる。例えば、UEまたは任意の他のネットワークノードは、UEの位置決めをトリガまたは開始することができる。UEによってトリガされる場合、UEのアプリケーションは、UEの正確な位置決めを必要とすることがある。例えば、GPS、GalileoまたはGlonassなどの全地球的航法衛星システムのUEの他のサービスは、不正確であるか、または利用できないことがある。これに基づいて、UEは、その位置を決定するようにネットワークに要求することができる。あるいは、ネットワークは、例えば、緊急事態シナリオにおいて、UEの位置の決定をトリガすることができる。
UEの精細な位置を決定するために、基地局はUEに位置決め信号124を送信するように構成されている。位置決め信号は、例えば、 PRSであってもよい。代わりに、位置決め信号124は、ユーザ機器が受信パラメータを決定するための異なる信号であってもよい。特に、LTEと異なる通信規格では、PRSに類似した信号を呼称したり、類似した機能を異なる名前で提供したりする場合がある。例えば、基地局は、位置決め信号124を無線通信ネットワークセル100の共有チャンネル、例えばPDSCHチャンネルで送信するように構成することができる。基地局eNBは、位置決め信号124を粗位置123の方向に向けるように構成されている。例えば、基地局eNBは、ビームフォーミング技術や他の技術を用いて、低信号電力で信号が送信される第2の方向と比較して、高信号電力で第1の方向に位置決め信号124を送信することができる。例えば、eNBは、複数のアンテナを含むことができ、各アンテナは、セル100のセクタ127aから127dにサービスを提供するように構成されている。eNBは、ユーザ機器が配置されていないセル100内のセクタや領域にサービスを提供するアンテナを、信号電力を低減するように、あるいは、非アクティブにするように構成されてもよい。これに対して、eNBは、ユーザ機器が配置されている領域やセクタをサービスするアンテナを起動または使用するように構成されてもよく、すなわち、eNBは粗位置情報を使用する。ビームフォーミング技術を使用する場合、eNBは、位置決め信号124をセル100内のスポットに向けて指向する、すなわち、送信角度の他に位置決め信号の範囲が影響を受けるように構成することができる。
ビームフォーミング技術等を使用する場合、eNBは、粗位置情報を使用して、確実に、または少なくとも15%未満、10%未満、または5%未満である低いエラー率で、位置決め信号124でユーザ機器に到達するように構成されてもよく、すなわち、エラー率は、ビットエラー率よりむしろ送信成功のチャンスに関連してもよい。
基地局は、ユーザ機器からの応答信号126を待ちおよび/または受信するように構成され、UEは、応答信号を基地局および/またはロケーション・サーバのような異なるネットワークノードに送信することができる。図10に関連してより詳細に説明されるように、位置決めは、制御平面上で、すなわち、応答信号が基地局によって受信される、および/またはユーザ平面上で行われてもよい。以下および実施形態によれば、基地局は、応答信号を受信および/または評価するように構成される。本明細書に記載される実施形態の1つの態様は、位置決め信号の送信のためのビームフォーミングの使用である。この態様は、それぞれの応答信号を受信および/または評価するノードから独立している。したがって、UEは、限定することなく、応答信号をロケーション・サーバなどの別のノードに送信することができる。
応答信号126は、ユーザ機器における位置決め信号124の受信パラメータを示す情報を含むことができる。パラメータは、例えば、信号対雑音比(SNR)、位置決め信号124が受信された1つ以上のパスに対する信号対干渉雑音比(SINR)、位置決め信号124の到来時間(ToA)、位置決め信号124の到来時間差(TDoA)および/または到来方向(DoA)であってもよい。後に詳述するように、複数の基地局が異なる時間にユーザ機器に到着する位置決め信号を送信してもよい。ユーザ機器は、異なる位置決め信号の到来間の観測された到来時間差(OTDoA)を決定し、応答信号126を送信することによってこれらの時間差または他のパラメータを示すことができる。したがって、基地局は、ユーザ機器から受信した信号に基づいて到来方向を決定するように構成されてもよく、基地局は、到来方向に基づいて粗位置情報を決定するように構成されてもよい。
基地局は、パラメータまたは受信パラメータであることを示す情報128を抽出し、受信パラメータを計算器132に供給するように構成されてもよい。計算器132は、受信パラメータを用いてユーザ機器の精細位置125を決定するように構成されてもよい。精細位置125は、粗位置123と比較した場合より正確であり得る。各位置情報の精度は、ユーザ機器の実際の位置または実際の位置の周囲の空間的許容範囲に関連してもよく、および/または位置情報の世代に関連してもよい。精細位置情報は、粗位置情報123と比較した場合、少なくとも5%、少なくとも10%、または少なくとも20%、より正確であり得る。例えば、eNBに対するユーザ機器の可能な向きの開き角度、eNBに対するUEの距離、UEの位置を中心とした許容範囲の寸法、不確定要素の影響を受ける許容範囲、セル100内のセクタの広がり等が粗位置情報の第1の値で想定され、精細位置情報を取得する際により正確に決定されてもよい。精細位置情報は、ユーザ機器および/またはユーザ機器位置自体に向かう座標および/または方向を含み得る。UEがチャンネル損失の低いPRSシーケンスを受信し、ビーム形成されていないまたは全方向に位置決め信号を送信する場合でも十分に高いSNRを有するシナリオが存在する可能性がある。例えば、eNBとUE間の距離が小さい自由場(free-field)のシナリオがあり得る。これはSNRが一定および/または低い、あるいは、位置決め信号の指向精度が低い、あるいは全く改善されない結果をもたらす。この場合、精細位置情報は、粗位置情報と同じ精度であってもよいが、十分に高いレベルであってもよい。
コントローラ132は、eNBの中に、またはその近くに配置されてもよく、すなわち、eNBの一部であってもよい。あるいは、コントローラ132は、無線通信ネットワーク内のネットワークノードの位置決めデータを提供するロケーション・サーバなどの異なるネットワークノードの一部であってもよい。
基地局eNBは、ユーザ機器UEから制御情報、例えば各信号を受信するように構成されてもよい。基地局は、第1の送信パターンを実現するように、制御情報に応答してユーザ機器に向けて位置決め信号の送信を指示するように構成されてもよい。基地局eNBは、制御情報がなくても、異なる送信パターンに従って位置決め信号124を送信するように構成してもよい。したがって、基地局eNBは、制御情報に応答して位置決め信号124の指示を実行するようにトリガされ得る。制御情報は、ユーザ機器、さらなる基地局、および/またはネットワークの異なる実体(entity)、例えばロケーション・サーバから受信されてもよい。異なるパターンは、例えば、全方位パターンであってもよい。これは、例えば、緊急事態または優先順位付けを要求する他のシナリオの場合に、一時的に位置決め信号を指向するためのオプションとして理解され得る。
UEによって送信される応答信号126は、ロケーション・サーバや基地局などの受信ノードに対して透過的であってもよく、すなわち、信号構造は、他の応答信号と比較して変化しなくてもよい。位置決め信号を受信したUEは、位置決め信号を受信しなかったり、低品質の位置決め信号を受信したりする場合のシナリオに比べて、位置決め信号を受信する場合および/またはより高品質な位置決め信号を受信する場合に、UEとの間に差が生じることがある。
換言すれば、特定のUEにおけるPRSシーケンスの受信SNRを向上させるために、基地局においてビームフォーミングベクトルを適用してPRSを送信することを説明する。これはアナログおよび/またはデジタルビームフォーミングを用いて実現することができる。通知されたPRS信号はUEで受信でき、サービス基地局からの複数のLoS/NLoSパスと周辺eNB(複数)の到来時間(ToA)、到来時間差(TDoA)測定、および到来方向(DoA)推定を実行し、DoA測定は複数のアンテナUEに対して実行される。ビームフォーミングベクトル計算はUE(複数)に関連する推定チャンネル応答に基づくことができ、サービス基地局に適用可能である。ビームフォーミングベクトル計算は、ユーザ機器またはユーザ機器位置に向かう方向に基づいてもよい。例えば、予め取得した位置情報を利用してもよい。ビームフォーミングベクトルは、サービス基地局および/または他の周辺基地局に適用可能であり得る。多数のLOS/NLOSパスのパスに沿った品質または損失に基づいて、基地局は、UEと基地局との間のLOSパスの方向を決定または推定するように構成されてもよく、LOSパスを構成するようにビームを形成してもよい。例えば、UEからの信号振幅が最大となる方向をLoSパスと考えることができる。さらに、基地局は、いくつかの、最大のあるいは好ましくはすべてのNLoSパスを除去するように、ビームを狭く形成するように構成することができる。これにより、高い伝送品質が得られる可能性がある。したがって、基地局は、ユーザ機器と基地局との間の見通し内パスを決定するように構成することができる。基地局は、見通し外パスの方向を除去しながら、見通し内パスの方向に沿って位置決め信号を送信するように構成することができる。
図4は、縦軸に示す信号対雑音比SNRと横軸に示す周波数fとの概略図である。例えば、位置決め信号124は、シーケンスのプールからPRSシーケンスのような所定のシーケンスを含むことができる。ユーザ機器は、非限定的な例によってのみ、受信した位置決め信号124と、可能なまたは待ち受けシーケンスとの間の相互相関のような相関を実行することができる。そのような相関は、1つ以上のピークを生じ得る。ここで、図4は、単一のピークを概略的に示す。異なるパスを介してシーケンスを受信すると、ピークの数が多くなる結果を生じる。
位置決め信号124をユーザ機器の方向に向けることにより、全方向送信と比較してUEにおける信号電力を高くすることができる。これは、送信電力を維持しながら、例えば全方向性のようなビーム形成されていない、またはセクタアンテナの方向または特性によって決定される、より大きな領域に位置決め信号124を送信するときに得られるレベルL2と比較して、レベルL1を含むSNRが高くなる結果となり得る。従って、位置決め信号を指向することによって、より高いSNRまたはSINRを含むユーザ機器でより良い信号を可能にするより高い信号電力がユーザ機器で得られる。このより高品質な信号は、基地局からユーザ機器への伝送特性のより正確な決定を可能にし、および/または伝送パラメータの適切な決定を可能にする信号品質または信号電力レベルを可能にする。これは、ユーザ機器が隠れているか、または長距離を見ていて、ビーム形成されていないか、せいぜい低いSNRまたはSINRで送信されている位置決め信号を認識しないシナリオの場合である。
換言すれば、本明細書に記載する実施形態は、ダウンリンク観測到来時間差(OTDoA)測定値に基づいて、LTEシステムなどの移動通信ネットワーク内の特定のユーザ機器に対する位置推定を改善することができる。ダウンリンクOTDoAの測定はeNBが送信しUEが受信したPRSシーケンスに基づく。UE固有のビームフォーミングPRSシーケンスを用いてPRSシーケンスの受信SNRを増加させる。さらに、いわゆる有効ビームフォーミングチャンネルは、非ビームフォーミングマルチパスチャンネルと比較して、より少ない鏡面反射(見通し内/見通し外;LOS/NLOS)パス成分を示すことができる。その結果、PRS相互相関関数は単一のピークのみを示すか、解決可能であれば複数のピークをほとんど示さず、UEにおけるToA/TDoA推定を大幅に単純化する。
図5は、一実施形態による、無線通信ネットワークの無線通信ネットワークセルを制御する基地局を動作させるための方法1000の概略フロー図を示す。
本方法は、ステップ1100を含み、ユーザ機器の粗位置に関する粗位置情報が得られ、粗位置123を示すことができる。
ステップ1200では、粗位置情報を使用して、ユーザ機器に向かう方向を決定する。方向は、絶対値であってもよいし、相対値であってもよいし、基地局からのベクトルであってもよい。方向は、他の方向と比較して、高い信号電力で位置決め信号が送信される方向を示す値またはパラメータであってもよい。例えば、基地局は、ロケーション・サーバまたは異なる基地局からベクトルまたは方向を受信することができる。ベクトルは基地局からUEの大まかな位置までの方向を示し得る。基地局は受信したベクトルに沿って位置決め信号を指向するようにアンテナの送信特性を決定することで方向を決定できる。
換言すれば、サービス基地局は、送信前のPRS信号に用いるビームフォーミングフォーミングベクトルを、先のステップ1100からの位置情報または角度情報(到来方向)に基づいて算出する。目標UEにおけるPRS信号の受信SNRを最大にすることをビームフォーミングベクトル設計の目標とすることができる。同一セルまたは隣接セル内の他のUEに対する干渉を最小にすることを第2の目標とすることができる。ビームフォーミングベクトル計算は、UEに向かう方向またはその位置に関連するeNBのアンテナ形状及びアンテナ応答に基づいて行うことができる。さらに、ビームフォーミング重みは、チャンネル、他のUEおよび/または他の基地局の方向または位置に基づいてもよい。
ステップ1300では、位置決め信号、例えば位置決め信号124などがユーザ機器に送信される。位置決め信号の送信は、位置決め信号に応答する応答信号の受信に基づいてユーザ機器に関する精細位置情報を決定するために、ユーザ機器に向けて、すなわちユーザ機器に向かう方向に沿って行われる。
ステップ1400では、応答信号がユーザ機器から受信される。応答信号は、位置決め信号に関連し、位置決め信号の受信パラメータを示すデータを含む。
ステップ1500では、受信パラメータを計算器に与えて、例えば計算器132に精細位置情報を決定できる。
ステップ1600では、精細位置情報を、計算器を用いて決定する。この計算器は、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはハードウェアまたはソフトウェアによってプログラム可能な任意の他の装置であってよく、精細位置情報を決定するためのステップを実行する。
オプションのステップ1700は、方法1000の繰り返し、すなわち、ステップ1100、1200、1300、1400、1500および/または1600の一つ以上の繰り返しを含んでもよい。例えば、ステップ1600で決定された決定された精細位置情報は、方法1000の繰り返しの間の粗位置情報として使用され得る。
図6aは、ステップ1100において粗位置情報を得るために実行され得る方法1010の概略フローチャートを示す。ステップ1110において、ユーザ機器のサービス基地局は、ユーザ機器からいわゆるサウンディング基準信号(SRS)を受信できる。代わりに、基地局は、基地局におけるチャンネル推定を可能にし得る任意の他の適切な信号を受信してもよい。
ステップ1120において、サービス基地局は、受信したSRSを使用して、ユーザ機器からチャンネルおよび/または複数のチャンネルを推定することができる。これには、見通し内パスおよび/または見通し外パスを含むことができる。
ステップ1130において、基地局は、チャンネル推定値から到来方向を得ることができる。基地局は、到来方向を粗位置情報として使用するように構成されてもよく、すなわち、基地局は、粗位置情報をステップ1200で決定された方向として使用するように構成されてもよい。
図6bは、粗位置情報を得るために、代替的にまたは方法1020に加えて使用できる方法1020の概略図を示す。ステップ1150において、基地局は、ロケーション・サーバからユーザ機器の位置を取得することができる。ネットワーク内で利用可能なロケーション・サーバが、適切な情報源である場合がある。代替的に、または追加的に、基地局は、ロケーション・サーバに記憶され、ステップ1160で提供される以前の位置に基づいて、ユーザ機器を推定できる。例えば、古くなっていて、そのために不正確である可能性があるが、それでも使用可能な位置情報が、ロケーション・サーバから取得されてもよい。
代替的にまたは追加で、ステップ1170において、ユーザ機器からユーザ機器の位置を取得してもよい。例えば、ユーザ機器は、その位置に関する知識を有する限り、その位置を送信してもよい。例えば、ユーザ機器は、粗位置に関する情報を提供するように構成された位置決め装置を備えることができる。例えば、ユーザ機器は、グローバルナビゲーション衛星システムに基づいてその位置を決定することができる。代替的にまたは追加で、ユーザ機器は、自身の位置を示すユーザコマンドに基づいてその位置を送信するように構成されてもよい。
代替的にまたは追加で、基地局は、ステップ1180においてユーザ機器から以前に取得された位置からユーザ機器の位置を推定するように構成されてもよく、例えば、基地局は、ステップ1170において、ユーザ機器から以前に受信された古い情報を使用するように構成されてもよい。
また、他の方法では、ユーザ機器の粗位置を示す粗位置情報を取得するように実装してもよい。
基地局において多くのアンテナが利用可能である場合、アプローチのロバスト性は、図7に関連して説明された方法1030の以下のステップのうちの一つ以上を適用することによって増加できる。方法1030は、ステップ1300の一部として実施できる。ステップ1310において、ユーザ機器の方向におけるビームフォーマとして、可能な限り最小のHPBWよりも大きい半値電力ビーム幅(HPBW)を有するビームが使用される。HPBWの大きさは、粗位置情報に関する不確実性に基づいてもよい。たとえば、情報が古いほど、またはユーザ機器の移動が速いほど、HPBWは大きくなる。広いビームは、PRSシーケンスの受信SNRがユーザ機器において増加する確率を増加できる。これは、最初に、UEによるロバストな受信を可能にする広いビームを使用することを可能にし、次に、UEによる確実な受信を維持しながら、SNRの増加を可能にする連続的に狭いビームを使用することを可能にする。
例えば、方法1000の繰り返しの間および/またはユーザ機器の位置がより信頼できることが知られているとき、すなわち、精細位置情報が得られるときに実行され得るステップ1320において、ビームのHPBWは減少させて、ステップ1310と比較してより狭いビームを得るために減少できる。これにより、これは、ユーザ機器におけるPRSシーケンスの受信SNRのさらなる増加が可能となり、特に送信電力が変化しないか、または少なくともほとんど変化しない場合、すなわち、同じまたはほぼ同じ送信電力がより狭いビーム内で収束される場合に可能となる。
ステップ1330では、ステップ1320をあるステップサイズで繰り返すことができる。例えば、HPBWは、ハードウェア固有のパラメータである可能な限り最小のHPBWが達成されるまで、各ステップにおいて、例えば3dBのように、0.5から10の間、1から6の間、または2から4の間の値だけ減少されてもよい。可能な最小のHPBWは、多数のアンテナおよび/またはアレイ開口に基づいてもよく、または依存してもよい。したがって、基地局は、後続のステップでユーザ機器の位置の決定を繰り返すように構成されてもよい。基地局は、第1のステップで決定されたユーザ機器の精細位置情報を、第1のステップに続く第2のステップで粗位置情報として使用するように構成されてもよい。基地局は、ビームフォーミング技術を用いて位置決め信号を指向するように構成されてもよい。基地局は、第1のステップで使用される第1のビームの幅と比較して、第2のステップで使用される第2のビームの幅を小さくするように構成されてもよい。
図8は、図3に示されるeNBのような基地局によって送信され得るビームまたはローブ134の概略上面図を示す。方向136aに沿って、ビーム134の最大電力を送信できる。境界138aおよび138bは、最大電力の50%に対応する半値電力、すなわち-3dBの領域を示すことができる。境界138aと138bとの間の角度αは、HPBWを示すことができる。HPBWは、ビーム134のピーク実効輻射電力を基準とした場合のビーム134の半値電力点間の角度αであることができる。ビーム幅は、角度および/または水平面において非限定的な例によって表すことができるが、方位角等に関連することもできる。
本明細書で提供される説明は、位置決め信号が送信される1つの方向に関連しているが、実施形態は、少なくとも第1および第2のパスに沿って、すなわち第1および第2の方向に沿って、位置決め信号の送信をユーザ機器に向けるように構成された基地局を提供する。基地局は、基地局とユーザ機器との間の少なくとも第1のパスの第1の到来方向および第2のパスの第2の到来方向に関する情報を取得し、第1の方向および第2の方向に沿って位置決め信号を送信するように構成されてもよい。再び図3を参照すると、位置決め信号124は、少なくとも第1および第2のビームを使用して送信され、各ビームは、基地局eNBとユーザ機器UEとの間のパスに関連付けられる。
換言すれば、複数のパスの到来方向(DoA)が知られている場合、例えば、見通し内および強い見通し外パスの場合、複数のビームは、複数の検出された強いパスの方向に設計することができる。強いパスは、あるパワー閾値を超えるチャンネル品質を含む、および/またはあるパス損失閾値を下回るパス損失を含むパスであってもよい。あるいは、他の閾値を使用してもよい。パスは、方法1010に関連して記載されたように、SRS信号に応答するようなチャンネル推定中に非限定的な例によって決定されてもよい。これは、ユーザ機器における多重仮説基準信号時間差(RSTD)測定を可能にし、これはまた、位置決め精度を改善し得る。多重仮説RSTD測定は、報告される相関受信PRSシーケンスの最大ピークに加えて、他のピークもユーザ機器から基地局に報告されるという点で理解され得る。多重仮説RSTD測定は、例えば [4] に記述されている。複数のピークに関する報告は、異なる到来パスに関連する情報であってもよい。基地局は、それに基づいてパスの位置を決定するように構成されてもよい。あるいは、ユーザ機器は、例えば、基地局の位置を使用するときに、それ自体で情報を提供してもよい。
図9は、図1に示される無線通信ネットワークに基づくことができ、および/またはその拡張バージョンであり得る無線通信ネットワーク900の概略ブロック図を示す。無線通信ネットワーク900は、少なくとも第1および第2のそしておそらくそれ以上の基地局eNB1~eNB7を含み、各基地局は、無線通信ネットワークセル1001~1007を動作させるように構成される。ユーザ機器UE1は、複数の基地局、例えば、3つの基地局eNB2、eNB4およびeNB5の間の移行ゾーンに配置されてもよい。移行ゾーンにおいて、複数の基地局のうちの1つは、ユーザ機器UE1を動作またはサービスすることができるが、他の基地局は、UE1に信号を送信することができる。実施形態によれば、セルの大部分は、他のセルまたは基地局によって囲まれており、隣接する基地局は、大面積のセルに到達することができ、セルの実質的にそれぞれの位置またはそれぞれの位置において、少なくとも3つの異なる基地局から位置決め信号を受信することができる。あるいは、ユーザ機器UE1は、例えば、単一または多くとも2つの基地局から受信される信号で実行され得る送信パラメータを決定する方法を使用する場合に、移行ゾーンの外側に配置されてもよい。
ユーザ機器UE1のサービス基地局eNB4に加えて、ユーザ機器UE1の方向にそれぞれの位置決め信号を送信する範囲内に、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つのさらなる基地局eNB2および/またはeNB5があってもよく、すなわち、位置決め信号1242、1244-1および1245が、ユーザ機器UE1に異なる時間に到来してもよい。異なる時間に到来しても、位置決め信号1242、1244-1および1245の受信時間が一部重複してもよい。これは、TDoA、特に、ユーザ機器UE1で観測されたダウンリンクTDoAを決定することを可能にする。しかしながら、ユーザ機器UE1は、位置決め信号1242、1244-1および1245の各々について受信パラメータを決定することができ、eNB4のようなサービス基地局に受信パラメータを報告することができる。位置決め信号1242、1244-1および1245の各々は、シーケンスのプールのうちの異なるシーケンスを含むことができる。例えば、プールは、4、5または6、または互いに異なる、異なる数のシーケンスを含むことができる。各基地局は、UE1において識別要素を許容するために、異なるシーケンスを使用するように構成されてもよい。したがって、UE1は、位置決め信号1242、1244-1、および1245をそれぞれ特定の基地局eNB2、eNB4、およびeNB5に割り当ててもよく、到来時間差を決定してもよく、それらの値についてサービス基地局に通知してもよく、すなわち、信号126を使用して受信パラメータを送信してもよい。
サービス基地局eNB4は、無線通信ネットワーク900内の他の基地局に、ユーザ機器UE1に関する粗位置情報を通知するように構成されてもよい。例えば、基地局eNB4は、他の基地局eNB2および/またはeNB5と直接通信してもよい。代替的にあるいは追加して、コントローラ132をオプションで構成してもよいロケーション・サーバ142は、基地局eNB1~eNB7と通信するように構成されてもよい。基地局eNB4は、ユーザ機器UE1の粗位置をロケーション・サーバ142に通知してもよい。eNB2および/またはeNB5は、粗位置に関する情報をロケーション・サーバ142から受信してもよく、すなわち、基地局eNB2、eNB4およびeNB5のそれぞれと、おそらく他の基地局は、粗位置に関する知識を有していてもよい。基地局eNB2, eNB4およびeNB5は、位置決め信号をユーザ機器UE1の方向に指向させてもよく、すなわち、基地局eNB2, eNB4およびeNB5は、協調ビームフォーミングを行うように構成されてもよく、あるいは、協調的なビームフォーミング技術を用いて位置決め信号を送信するように構成されてもよい。ここでは、3台の基地局について説明したが、ユーザ機器UE1に向かう方向に位置決め信号を送信する2台、3台、4台以上の基地局を協調して使用するビームフォーミングを実現することも可能である。
第2のユーザ機器UE2は、例えば、eNB3、eNB4によって無線通信ネットワーク内で動作またはサービスされ得る。基地局eNB3およびeNB4は、無線通信ネットワーク900のユーザ機器UE2に向かう方向に位置決め信号1243および1244-2を送信するように構成できる。位置決め信号1243および1244-2は、互いに異なるシーケンスを含み得る。基地局eNB4は、位置決め信号1244-1および1244-2を送信する際に同じシーケンスを使用するように構成することができる。したがって、基地局eNB4は、複数のシーケンスの同じシーケンスを含むように、位置決め信号1244-2をユーザ機器UE2の方向に送信するように構成することができる。これにより、位置決め信号1244-1および1244-2を同じまたは同等の信号として生成すること、および/または、同じ信号をUE1に向かう方向に沿っておよびUE2に向かう方向に沿って通過させることができる。ビームの外側などの他の方向に沿って、最大50%、最大40%または最大30%の信号電力が基地局によって生成できる。例えば、位置決め信号1244-1の送信の低電力側ローブは、異なるUEにヒットしてもよいが、少なくとも高電力側ローブ又は全ての高電力側ローブは、UE2に向かう方向を除去するように形成されている。これにより、セル内干渉を低く抑え得る。
異なるシーケンスの使用に代えて、複数のeNBのうちの少なくとも1つは、UE1またはUE2が異なる基地局から同じシーケンスを受信するように、同一のシーケンスを使用するように構成されてもよい。これは、時間的な分離によって行うことができ、すなわち、シーケンスは、時間またはスロットの第1のインスタンスにおいてeNB4のような第1の基地局から、および第2のスロットにおいてeNB2またはeNB5のような第2の基地局から受信することができる。代替的に、または追加して、このような時間的な分離、すなわち異なるスロットの使用は、異なるシーケンスの送信にも使用され得る。これはまた、UEにおけるSNRおよび/またはSINRのさらなる増加を可能にすることができる。これは、基地局eNB4が、ユーザ機器UE2の方向に位置決め信号1344-2を送信する一方で、ユーザ機器UE1の方向に異なる位置決め信号を送信しないようにオプションとして構成されることとして理解できる。
換言すれば、UE1および/またはUE2を参照する場合、ビームフォーミングされたPRS信号は、各UEによって受信されることができ、それは、サービスを提供する基地局およびおそらく周囲の基地局からの複数のLoSパスに対して、到来時間(ToA)および/または到来時間差(TDoA)測定を実行する。ユーザ機器が複数のアンテナを備えている場合、UEは、ビームフォーミングされていないシグナリングよりも少ないマルチパス成分から高い確率で影響を受ける有効なビームフォーミングチャンネルのパス成分の方位角および/または仰角に関して、到来方向(DoA)を推定してもよい。測定に基づいて、いわゆるRSTD値 (基準信号時間差) およびオプションで対応するDoA値が、支配的または任意選択の複数の強い伝搬パスについて得られる。ToA、LTEにおいてRSTDと呼ばれるTDoA、および/またはDoA推定値は、サービス基地局またはロケーション・サーバに送信されてもよい。ロケーション・サーバは、3 Dチャンネルモード記述を適用することができ、ここで、各パスは、設定されたToA/TDoAおよびおそらくDoA角度によって記述され、UEに向かう方向またはUE位置を直接計算できる。
換言すれば、サービス基地局は、ユーザ機器に向かう方向またはUE位置情報を、例えば直接又はロケーション・サーバを介して周辺基地局に分配することができる。次に、より精度の高い位置をロケーション・サーバで計算することができる。任意の可能性として、ビームフォーミングベクトルの精密化は、先に述べた手順から改良された推定位置に基づいて行うことができる。位置がより正確であると知られるほどに、ビーム形成をより良好に設計することができ、PRSの受信SNRをUEにおいてより高くすることができ、その結果、位置のより正確な決定が可能になる。さらに別の任意のステップは、他の基地局が、例えば、ロケーション・サーバまたはUEからユーザの位置を取得することができ、および/または、それは、サービスを提供する基地局によって分配されるか、またはUEから受信されたSRS上で推定されることを定義することができる。異なるPRSシーケンス、例えば、関係するすべての基地局から、UEによって受信される場合、すべての基地局は、ビームフォーミングPRSをターゲットUEに適用して、各PRSシーケンスの受信SNRを増加させることができる。現在、 [3] で記述されているように、6の再利用が利用可能である。互いに直交しないPRSシーケンスの設計により、UEで受信されるPRSシーケンスのSINRをさらに増加させるために、協調ビームフォーミングを使用することができる。例えば、タイムスロット1において、基地局1はビームフォーミングPRSシーケンスを送信してSNRを増加させる一方で、他の基地局はビームフォーミングPRSシーケンスを使用してUEにおける信号のSNRを減少させるか、換言すれば、UEの方向にヌルをビームフォーミングすべきである。再び図9を参照すると、基地局eNB1はユーザ機器UE3にサービスを提供することができ、UE1および/またはUE2のような他のユーザ機器への送信を除去しながら、ユーザ機器UE3の方向に位置決め信号1241を送信するように構成することができる。次のタイムスロットにおいて、これは次の基地局にシフトされる。同じPRSシーケンスがいくつかの基地局によって使用される場合、基地局に沿った協調ビームフォーミングは、先の説明と同様に行うことができる。例えば、基地局1は、ビームフォーミングされたPRSシーケンスを送信してSNRを増加できる一方で、他の基地局は同じシーケンスを使用することができ、ビームフォーミングされたPRSシーケンスを使用してUEにおける信号のSNRを減少させることができ、あるいは換言すれば、ヌルはユーザ機器の方向にビームフォーミングされるべきである。
更新された、例えば、より正確な、ユーザ機器に向かう方向またはUE位置情報は、前のステップで使用されたビームフォーミングPRSシーケンスに基づいて、周囲の基地局間に分配されてもよい。
本明細書に記載する実施形態は、ユーザ機器のPRSシーケンスの受信SNRに関するものであってもよく、改善された位置決め精度が可能になる。他のユーザ機器については、SNRは、例えば、ビームフォーミング中に他のユーザ機器の位置が考慮されない場合に減少し得る。したがって、緊急コールなどに使用できる。緊急呼出しの場合、位置は [5] で記述されるように、ネットワークセルによって得られなければならない。説明された方法および/または基地局は、例えば、緊急呼出しのための位置決め精度を高めるために使用され得る。実施形態は、追加的に、または代替的に、時間、周波数、およびコードリソースの再利用を増加させる助けとなり得る。
いくつかの実施形態は、基地局が応答信号126のような応答信号を受信するように構成される方法で説明されるが、代替的に、または追加的に、ネットワークの異なるノードが、応答信号を受信するように構成されてもよく、例えば、ロケーション・サーバ142のようなロケーション・サーバが挙げられる。図3に関連して説明される実施形態は、図10に関連して説明される制御平面位置決めと呼ばれてもよい。制御平面実装では、緊急サービスで最も一般的に使用されるが、位置決めメッセージは、シグナリング接続を介してネットワークとUEとの間で交換される。LTEでは、E-SMLC(Serving Mobile Location Center)からUEへのLPPメッセージを、図10のシナリオに適用可能なNAS(Non-Access Stratum)ダウンリンク転送メッセージを用いてルーティングするモビリティ管理エンティティ(MME)により、制御平面の位置決めが可能となっている。この制御平面位置決めは迅速で信頼性が高く安全である。
基地局への送信に加えて、または代替的に、UEからロケーション・サーバへ送信される応答126または同様のメッセージは、ユーザ平面位置決めと呼ばれ得る。このような場合、計算の一部または全部が計算サーバによって実行されてもよい。
したがって、基地局は、位置決め信号に関連するデータに基づいて精細位置情報を決定できるように、位置決め信号を適応させるように構成されてもよい。そのようなデータは、受信パラメータ、すなわち、UEにおける応答信号の受信を示すデータを含むことができる。そのデータおよび/またはパラメータは、UEから基地局および/またはロケーション・サーバなどの異なるノードに送信される応答信号の少なくとも一部であってもよい。精細位置情報の決定は、基地局または異なるノードに配置または位置され得る計算器によって得ることができる。制御平面位置決めの場合、基地局は、ユーザ機器から応答信号を受信するように構成されてもよく、ここで、応答信号は、位置決め信号に関連するデータを含んでもよく、位置決め信号の受信パラメータを示してもよい。基地局は、シーケンスの受信パラメータを、精細位置情報を決定する計算器に提供するように構成されてもよい。
いくつかの態様は、装置の文脈で説明されているが、これらの態様は、ブロックまたはデバイスが方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する、対応する方法の記述も表すことは明らかである。同様に、方法ステップに関連して説明される態様は、対応する装置の対応するブロックまたはアイテムまたは特徴の説明も表す。
特定の実施要件に応じて、本発明の実施形態をハードウェアまたはソフトウェアで実施することができる。実施は、デジタル記憶媒体、例えば、フロッピーディスク(フロッピーは登録商標)、DVD、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはFLASHメモリを使用して実行することができ、これらの記憶媒体は、それぞれの方法が実行されるようにプログラマブル・コンピュータ・システムと協働する (または協働することができる) 、電子的に読取り可能な制御信号を記憶する。
本発明によるいくつかの実施形態は、ここに記載される方法の1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを備えたコンピュータプログラム製品として実施することができ、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、方法の1つを実行するために動作する。プログラムコードは、例えば、機械可読キャリアに記憶されてもよい。
他の実施形態は、機械可読キャリアに記憶された、本明細書に記載された方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。
換言すれば、本発明の方法の一実施形態は、したがって、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムをその上に記録したデータキャリア(またはデジタル記憶媒体、またはコンピュータ可読媒体)である。
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号のシーケンスである。データストリームまたは信号のシーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成することができる。
さらなる実施形態は、本明細書に記載された方法の1つを実行するように構成された、または適合された、処理手段、例えばコンピュータ、またはプログラマブルロジックデバイスを含む。
さらなる実施形態は、本明細書に記載する方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムをその上にインストールしたコンピュータを含む。
いくつかの実施形態では、プログラマブル論理デバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)を使用して、本明細書に記載する方法の機能の一部または全部を実行することができる。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載される方法の1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働することができる。一般に、本方法は、任意のハードウェア装置によって実施されることが好ましい。
上述した実施形態は、本発明の原理を単に例示するものである。本明細書に記載される構成および詳細の変更および変形は、当業者には明らかであることが理解される。したがって、本明細書の実施形態の記述および説明によって示される特定の詳細によってではなく、差し迫った特許請求の範囲の範囲によってのみ制限されることが意図される。
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Claims (33)

  1. 無線通信ネットワーク(900)の無線通信ネットワークセル(100)を制御するように構成された基地局(eNB)であって、

    ユーザ機器の位置決めのために、前記基地局(eNB)は、ユーザ機器(UE)の粗い位置に関連する粗位置情報(123)を使用して前記ユーザ機器(UE)への方向を決定するように構成され、

    前記基地局(eNB)は、位置決め信号(124)を前記ユーザ機器(UE)に送信して、前記位置決め信号(124)の送信を前記ユーザ機器(UE)に指向させるように構成され、

    前記位置決め信号は、前記位置決め信号の受信パラメータの決定に基づく前記ユーザ機器(UE)の位置決めのために、前記ユーザ機器(UE)に関する精細位置情報(125)の決定が可能になるように適合される、
    基地局(eNB)。
  2. 記基地局(eNB)は、前記位置決め信号(124)に関連するデータであって、前記ユーザ機器における前記位置決め信号(124)の受信パラメータを示すデータを含む応答信号(126)を前記ユーザ機器(UE)から受信して、前記受信パラメータを用いて前記精細位置情報(125)を決定するように構成され、前記基地局は後続のステップにおいて前記ユーザ機器(UE)の位置決定を繰り返すように構成され、前記基地局(eNB)は、第1のステップで決定された前記ユーザ機器(UE)の前記精細位置情報(125)を、前記第1のステップに続く第2のステップで粗位置情報(123)として使用するように構成され、

    前記基地局(eNB)は、ビームフォーミング技術を用いて前記位置決め信号(124)を指向させるように構成され、前記基地局(eNB)は、前記第2のステップで使用される第2のビームの幅を、前記第1のステップで使用される第1のビーム幅と比較して減少させるように構成される、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記粗位置情報は、前記無線通信ネットワークセルにおける前記UEの粗位置に関する情報であるまたは前記無線通信ネットワークセルにおける前記UEの粗位置に関する情報を含み、時間分解能に関して粗い、請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記位置決め信号は、前記位置決め信号(124)に関連するデータに基づいて精細位置情報(125)を決定することが可能であるように適合され、前記データは前記位置決め信号(124)の受信パラメータを示す、請求項1ないし3の1項に記載の基地局。
  5. 前記基地局(eNB)は前記ユーザ機器(UE)から応答信号(126)を受信するように構成され、前記応答信号(126)は、前記位置決め信号(124)に関連し、且つ前記位置決め信号(124)の受信パラメータを示すデータを含み、

    前記基地局(eNB)は、シーケンスの受信パラメータを計算器に提供して前記精細位置情報(125)を決定するように構成される、請求項1ないし4の1項に記載の基地局。
  6. 前記基地局(eNB)は前記計算器を備える、請求項5に記載の基地局。
  7. 前記基地局は、前記位置決め信号(124)に関連し、且つ前記位置決め信号(124)の受信パラメータを示すデータを含む単一の応答信号に基づいて前記精細位置情報(125)を決定するように構成された計算器を備える、請求項1ないし6の1項に記載の基地局。
  8. 前記受信パラメータは、到来時刻、到来時間差、および到来方向のうちの少なくとも1つに関連する、請求項4ないし7の1項に記載の基地局。
  9. 前記基地局(eNB)は、ビームフォーミング技術を用いて前記位置決め信号(124)の送信を指向させるように構成される、請求項1ないし8の1項に記載の基地局。
  10. 前記基地局(eNB)は、前記無線通信ネットワークセル(100)の共有チャンネル(PDSCH)において前記位置決め信号(124)を送信するように構成される、請求項1ないし9の1項に記載の基地局。
  11. 前記基地局(eNB)は、前記ユーザ機器(UE)から受信した信号に基づいて到来方向を決定するように構成され、前記基地局(eNB)は前記到来方向に基づいて前記粗位置情報(123)を決定するように構成される、請求項1ないし10の1項に記載の基地局。
  12. 前記基地局(eNB)は、前記無線通信ネットワークのロケーション・サーバまたは別の基地局(eNB)から前記粗位置情報(123)を受信するように構成される、請求項1ないし11の1項に記載の基地局。
  13. 前記基地局(eNB)は、位置情報を含む信号を前記ユーザ機器(UE)から受信するように構成され、前記基地局(eNB)は、受信した前記位置情報を前記粗位置情報(123)として使用するように構成される、請求項1ないし12の1項に記載の基地局。
  14. 前記ユーザ機器(UE)は第1のユーザ機器(UE1)であり、前記基地局(eNB)は、第2のユーザ機器(UE2)に向かう方向、または別の基地局(eNB)に向かう方向を前記位置決め信号(124)の方向から除去するように構成される、請求項1ないし13の1項に記載の基地局。
  15. 前記精細位置情報(125)は、前記粗位置情報に比べて少なくとも5%より正確である、請求項1ないし14の1項に記載の基地局。
  16. 前記位置決め信号(124)の送信を前記ユーザ機器(UE)に向けるために、前記基地局(eNB)は、少なくとも前記基地局(eNB)と前記ユーザ機器(UE)との間の第1のパスの第1の到来方向および第2のパスの第2の到来方向に関する情報を取得し、前記第1の到来方向および前記第2の到来方向に沿って前記位置決め信号(124)を送信するように構成される、請求項1ないし15の1項に記載の基地局。
  17. 前記基地局(eNB)は、前記ユーザ機器(UE)から制御情報を受信し、前記制御情報に応答して前記位置決め信号(124)の送信を前記ユーザ機器(UE)に指向させて第1の送信パターンを実施するように構成され、前記基地局(eNB)は、前記制御情報が存在しない場合には、第2の送信パターンに従って前記位置決め信号(124)を送信するように構成される、請求項1ないし16の1項に記載の基地局。
  18. 前記ユーザ機器(UE)は前記無線通信ネットワークの別の基地局(eNB)に関連付けられ、前記基地局(eNB)は、前記無線通信ネットワークのロケーション・サーバまたは前記別の基地局(eNB)から前記粗位置情報(123)を受信するように構成される、請求項1ないし17の1項に記載の基地局。
  19. 前記ユーザ機器(UE)は第1のユーザ機器(UE1)であり、前記位置決め信号(124)は第1の位置決め信号(1244-1)であり、前記基地局(eNB)は、位置決め信号のための複数の既定のシーケンスのうちの第1のシーケンスを含むようにして、前記第1の位置決め信号(1244-1)を送信するように構成され、前記基地局(eNB)は、前記複数の既定のシーケンスのうちの第2のシーケンスを含む第2の位置決め信号(1244-2)を第2のユーザ機器(UE2)の方向に送信する一方で、前記第2の位置決め信号(1244-2)を前記第1のユーザ機器(UE1)の方向には送信しないように構成される、請求項1ないし18のいずれかに記載の基地局。
  20. 前記シーケンスは位置決め基準信号を含む、または位置決め基準信号である、請求項1ないし19のいずれかに記載の基地局。
  21. 前記無線通信ネットワーク(900)はLTEネットワークである、請求項1ないし20のいずれかに記載の基地局。
  22. 前記基地局は、前記ユーザ機器(UE)と前記基地局との間の見通し内(Line of Sight)パスを決定するように構成され、前記基地局は、見通し外(Non-Line of Sight)パスの方向を除去しながら、前記見通し内パスの方向に沿って、前記位置決め信号(1241-4)を送信するように構成される、請求項1ないし21のいずれかに記載の基地局。
  23. 請求項1ないし22の1項に記載の基地局である第1の基地局(eNB4)および請求項1ないし22の1項に記載の基地局である第2の基地局を含む無線通信ネットワークであって、前記第1の基地局(eNB4)は第1の位置決め信号(1244-1、1244-2)を送信するように構成され、前記第2の基地局は第2の位置決め信号を送信するように構成される、第1の基地局(eNB4)および無線通信ネットワークと、
    ユーザ機器(UE1)と、
    を備え、
    前記第1の基地局(eNB4)および前記第2の基地局は、ビームフォーミング技術を協調的に使用して、前記第1および第2の位置決め信号を送信するように構成される、
    無線通信ネットワーク。
  24. 前記位置決め信号(124)に関連するデータを含み、かつ前記位置決め信号(124)の受信パラメータを示す単一の応答信号に基づいて、前記精細位置情報(125)を決定するように構成された計算器を備える、請求項23に記載の無線通信ネットワーク。
  25. 前記第1の基地局(eNB4)は前記第1の位置決め信号(1244-1)を、位置信号のための複数の既定のシーケンスのうちの第1のシーケンスを含むようにして、前記ユーザ機器(UE1)の方向に送信するように構成され、前記第2の基地局は前記第2の位置決め信号を、前記複数の既定のシーケンスのうちの第2のシーケンスを含むようにして、前記ユーザ機器(UE1)の方向に送信するように構成される、請求項23または24に記載の無線通信ネットワーク。
  26. 前記第1の基地局(eNB4)は、第1の時間間隔の間に、前記第1の位置決め信号(1244-1)を前記ユーザ機器(UE1)に送信して、前記第1の時間間隔に続く第2の時間間隔の間には送信しないように構成され、前記第2の基地局は、前記第2の時間間隔の間に、前記第2の位置決め信号を前記ユーザ機器(UE)に送信し、前記第1の時間間隔の間には送信しないように構成される、請求項25に記載の無線通信ネットワーク。
  27. 前記ユーザ機器(UE1)は第1のユーザ機器であり、前記無線通信ネットワークは第2のユーザ機器(UE2)を含み、前記第1の基地局(eNB4)は、前記複数の既定のシーケンスのうちの前記第1のシーケンスを含み、かつ前記複数の既定のシーケンスのうちの前記第2のシーケンスは含まないようにして、第3の位置決め信号を前記第2のユーザ機器(UE2)の方向に送信するように構成される、請求項25または請求項6に記載の無線通信ネットワーク。
  28. 前記第1の基地局(eNB4)は、前記第1の位置決め信号(1244-1)を、位置信号のための複数の既定のシーケンスのうちの第1のシーケンスを含むようにして、前記ユーザ機器(UE1)の方向に送信するように構成され、前記第2の基地局は、前記第2の位置決め信号を、前記第1のシーケンスを含むようにして、前記ユーザ機器(UE1)の方向に送信するように構成され、前記第1の基地局(eNB4)は、第1の時間間隔の間に前記第1の位置決め信号(1244-1)を前記ユーザ機器(UE1)に送信して、前記第1の時間間隔に続く第2の時間間隔の間には送信しないように構成され、前記第2の基地局は、前記第2の時間間隔の間に前記第2の位置決め信号を前記ユーザ機器(UE1)に送信して、前記第1の時間間隔の間は送信しないように構成される、請求項26または請求項27に記載の無線通信ネットワーク。
  29. 請求項23ないし28の1項に記載の無線通信ネットワークである無線通信ネットワーク(900)で動作するように構成されたユーザ機器(UE)であって、前記UEは、

    基地局から位置決め信号(124)を受信し、前記位置決め信号(124)の受信パラメータを決定し、

    応答信号(126)を前記基地局および/または別のネットワークノードに送信し、前記応答信号は前記受信パラメータを示す情報を示す
    ように構成され、

    前記UEは、

    異なる位置決め信号の到来の間の観測到来時間差(OTDoA)、

    異なる基地局から受信した位置決め信号の到来時間(ToA)および/または到来時間差(TDoA)、および

    有効ビーム形成チャンネルのパス成分の到来方向(DoA)

    のうちの少なくとも1つを含むように前記受信パラメータを決定するように構成される、
    ユーザ機器(UE)。
  30. 請求項23ないし28の1項に記載の無線通信ネットワークである無線通信ネットワーク(900)で動作するように構成されたユーザ機器(UE)を動作させるための方法であって、前記方法は、

    基地局から位置決め信号(124)を受信し、前記位置決め信号(124)の受信パラメータを決定するステップと、

    応答信号(126)を前記基地局および/または別のネットワークノードに送信するステップであって、前記応答信号は前記受信パラメータを示す情報を示す、ステップと、

    前記受信パラメータを、
    異なる位置決め信号の到来の間の観測到来時間差(OTDoA)、

    異なる基地局から受信した位置決め信号の到来時間(ToA)および/または到来時間差(TDoA)、および

    有効ビーム形成チャネルのパス成分の到来方向(DoA)

    のうちの少なくとも1つを含むように決定するステップと、
    を含む、
    方法。
  31. 無線通信ネットワークの無線通信ネットワークセルを制御する基地局を動作させるための方法であって、

    ユーザ機器の位置決めのために、前記ユーザ機器の粗い位置に関連する粗位置情報を使用して前記ユーザ機器に向かう方向を決定するステップ(1200)と、

    前記ユーザ機器(UE)に関する精細位置情報(125)の決定が可能になるように適合された位置決め信号を前記ユーザ機器に送信し(1300)、前記位置決め信号の送信を前記ユーザ機器に指向させて、前記位置決め信号の受信パラメータの決定に基づいて前記ユーザ機器(UE)を位置決めするために前記ユーザ機器に関する精細位置情報を決定するステップと、
    を含む、方法。
  32. 無線通信ネットワークを動作させるための方法であって、

    前記無線通信ネットワーク内のユーザ機器を動作させるステップと、

    請求項1ないし24の1項に記載の基地局である第1の基地局(eNB4)を動作させ、請求項1ないし24の1項に記載の基地局である第2の基地局(eNB2、eNB3、eNB5)を動作させて、ビームフォーミング技術を協調的に使用して、前記第1および第2の位置決め信号を送信するステップと、
    を含む、
    方法。
  33. コンピュータ上で実行されたときに、請求項30ないし32の1項に記載の方法を実行する命令を記憶した、非一時的コンピュータ可読媒体。
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