JP2012506207A - 無線ネットワーク・ベースの位置推定 - Google Patents
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Abstract
本発明は、無線ネットワーク(100)の中で、例えば、アクセス・ポイント(「AP」)(102A、102B、102C)及びクライアント装置(104A、104B、104C)などの装置の位置を概算することに関する。位置推定値は、APによって送信又は受信されたパケット(314)を観察/分析することによって得ることができる。例えば、パケットに関連したデータ転送速度情報は、装置とAPとの間の距離を概算するために使用される。これは既知の位置決め情報と接続して、APの概略の位置を推定することができる。装置がAPであるか又はその位置についての信頼度やメトリクス(404、406、408、410)も決定される。位置決定の精度は、伝搬及び環境要因、送信電力、アンテナ利得及びダイバーシチなどによって影響される。APの位置情報データベース(112)は、種々の装置からの時間にわたる測定値を使用できる。そのような情報は、クライアント装置の位置を特定し、かつそれらに位置ベースのサービスを提供できる。
Description
[関連出願の相互参照]
本出願は、2008年10月15日に出願された「Wireless Network-Based Location Approximation」という名称の米国仮特許出願第61/196,167号の出願日に関する優先権及び利点を請求する。その全ての開示内容は、参照することによって本願に組み込まれるものとする。
本出願は、2008年10月15日に出願された「Wireless Network-Based Location Approximation」という名称の米国仮特許出願第61/196,167号の出願日に関する優先権及び利点を請求する。その全ての開示内容は、参照することによって本願に組み込まれるものとする。
[発明の分野]
本発明は、全体的に、無線アクセス・ポイント(「AP」)及びクライアント装置などの電子装置の位置を近似することに関する。
本発明は、全体的に、無線アクセス・ポイント(「AP」)及びクライアント装置などの電子装置の位置を近似することに関する。
無線ネットワークは、多数の異なるアーキテクチャを用いる多種多様のサービスを提供している。携帯電話、ラップトップ及びPDAなどのクライアント装置は、セルラー/PCS式ネットワーク及びIEEE802.11、ブルーテュース(登録商標)又は他のWi−Fi(登録商標)ネットワークなどの無線ローカルエリア・ネットワーク(「WLAN」)を介してAPに接続することができる。
位置ベースのサービスは、クライアント装置の物理的位置を活用して、ユーザに対して高度のサービス又は技術を提供することができる。位置ベースのサービスは、位置を決定するための幾つかの技術の1つを用いることによって、ユーザの位置を決定し、次に、この位置及び可能な他の情報を用いて、個別のアプリケーションやサービスを提供することができる。
従来のセルラー/PCS式ネットワークは、特定のカバレッジ基準に基づいて自身のAP(例えば、基地局)を位置付けることができる。これらの基地局の位置は、周知の位置に配置されている。そのようなネットワーク内のクライアント装置はGPS使用可能式ハンドセットを含むことができ、これにより、装置の位置は正確に決定されることができる。
対照的に、WLANネットワークは、比較的小さい又は携帯用のAP(例えば、小型基地局又は無線ルータ)を含むことができ、これらは必要な位置に配置される。この状態でAPの正確な位置を知ることはできない。例えば、会社の無線ネットワークは、会社の構内の全体にわたって分散された多数のAPを有している。APが十分なカバレッジを提供する限り、どのビルにAPが存在するかといった全体的な知識で十分である。
APの特定の位置が知られていない別の種類のシナリオは、ビル全体(例えば、空港ターミナル)又は都市全体のメッシュ又は特別なWiFiネットワークの中に存在する。そのような場合、ユーザは1つ以上のサービス・プロバイダによって設定されたAPにアクセスできる。
そのような場合には、APやクライアント装置自身はGPSを使用できない。又は装置が室内若しくはGPSが動作しない他の環境の中に配置されている可能性がある。このため、AP及び/又はクライアント装置の位置を決定する何らかの方法がない場合は、位置ベースのサービスを提供することは困難又は不可能である。
本発明は、AP位置及びそのような位置に対する信頼度及び精度を推定するシステム及び方法を提供する。そのような情報を使用して、クライアント装置の位置も決定され、これは、位置ベースのサービスを使用可能にする。
本発明の実施形態では、無線装置の位置を推定するコンピュータによる方法が提供される。この方法は、第1の無線装置から第2の無線装置に送信されたデータ・パケットを取得するステップ、第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントであるかどうかを判断するステップ、送信されたデータ・パケットのデータ転送速度を測定するステップ、第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントである場合、測定されたデータ転送速度を所定の基準に対して評価するステップ、及びその評価に基づいて、推定された位置を無線アクセス・ポイントに割り当てるステップを含んでいる。
1つの別の実施形態では、所定の基準は、ルックアップ・テーブルなどのデータベースに記憶される。ここで、評価するステップは、測定されたデータ転送速度に関連したルックアップ・テーブル内の距離を識別するステップを含んでいる。1つの実施例では、送信されたデータ・パケットはクライアント装置によって取得され、この方法はデータ転送速度に関連した距離を識別するステップをさらに含む。ここで、この距離は、第1の無線装置とクライアント装置との間を分離するものとして使用される。このとき、クライアント装置が既知の位置にある場合、この方法は、無線アクセス・ポイントとクライアント装置との間の距離を、第1の無線装置とクライアント装置との間の距離と同じになるように割り当てるステップ、及び推定位置を得るために、クライアント装置の既知の位置、第1の無線装置とクライアント装置との間の距離、及び無線アクセス・ポイントとクライアント装置との間の距離を用いて無線アクセス装置の位置を三角測量するステップをさらに含む。この実施例では、クライアント装置はGPS受信機を用いて、既知の位置を得ることができる。
別の実施例では、所定の基準は、少なくとも1つのパラメータに基づいた最悪の場合の距離推定値を含んでいる。1つの実施例では、この少なくとも1つのパラメータは、1つ以上のチャネル伝搬特性、送信機特性及び受信機特性を含んでいる。
さらに別の実施例では、この方法は、無線アクセス・ポイントによって送信又は受信された複数のデータ・パケットに基づいて、無線アクセス・ポイントの推定位置を変更するステップをさらに含む。
別の実施例では、この装置は、無線アクセス・ポイントの推定位置に基づいて、クライアント装置の位置を決定するステップ、及びこの決定された位置に基づいて、位置ベースのサービスをクライアント装置に提供するステップをさらに含む。
本発明の別の実施形態によれば、無線装置の状態の信頼度を推定するコンピュータによる方法が提供される。この方法は、第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得するステップ、各データ・パケットのフレーム・タイプを識別するために、1つ以上の送信されたデータ・パケットを評価するステップ、少なくとも1つのデータ・パケットに対する識別されたフレーム・タイプに基づいて、第1の無線装置又は第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別するステップ、及び無線アクセス・ポイントの識別に対して信頼度を割り当てるステップを含んでいる。
1つの実施形態では、それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが管理フレームである場合、第1の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別する。この場合、この方法は、無線アクセス・ポイントの識別に対する信頼度を最大信頼度に設定する。オプションとして、それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが管理フレームでない場合、この装置は、それぞれのデータ・パケットの幾つかのフレーム・タイプが制御フレームであるかどうかを判断する。ここで、それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが制御フレームである場合、この方法は、第1の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別し、この無線アクセス・ポイントの識別に対する信頼度を最大信頼度と最小信頼度との間の値に設定する。
別の実施形態では、第1の無線装置又は第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別するステップは、各装置によって送信又は受信された多数のフレームを分析するステップをさらに含む。
本発明の別の実施形態によれば、無線装置の位置の信頼度を評価するコンピュータによる方法が提供される。この場合、この方法は、第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得するステップ、送信されたパケットに基づいて、第1又は第2の無線装置が無線アクセス・ポイントであると判断するステップ、この無線アクセス・ポイントの推定位置を明らかにするステップ、及び信頼度を推定位置に割り当てるステップを含む。
1つの実施形態では、信頼度は、無線アクセス・ポイントが着目する特定の領域内に含まれるパーセンテージ確度を示す。別の実施形態では、推定位置は複数のデータ・ポイントに基づく。この場合、信頼コード(confidence code)が各データ・ポイントに対して適用される。1つの実施例では、各データ・ポイントに対する信頼コードが、重み関数を用いて計算される。別の実施例では、各データ・ポイントに対する信頼コードは、そのデータ・ポイントが有効又は異常値である確度を示す。
本発明のさらに別の実施形態では、無線ネットワークの中で使用する装置は、無線ネットワーク内の複数の装置に関連した情報を記憶するためのメモリ、無線ネットワーク内で複数の装置の1つ以上と通信するための手段及びプロセッサを備えている。このプロセッサは、アクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信されたデータ・パケット情報に基づいて、無線ネットワーク内のアクセス・ポイント装置の位置を推定するように動作できる。このプロセッサは、位置を推定すると、アクセス・ポイント装置に関連した1つ以上のクライアント装置に位置ベースのサービス情報を提供するように適合されている。
1つの別の実施形態では、所定のデータ・パケットに対するデータ・パケット情報は、この所定のデータ・パケットに関するデータ転送速度を含む。ここで、メモリ内に記憶された情報は、様々なデータ転送速度に関連した距離推定値を含んでいる。プロセッサは、所定のデータ・パケットのデータ転送速度を、メモリ内に記憶された様々なデータ転送速度及び距離推定値と比較することによって、アクセス・ポイント装置の位置推定値を求める。
別の実施形態では、プロセッサは、アクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信された複数のデータ・パケットに対するデータ・パケット情報を使用して、アクセス・ポイント装置の位置を推定するように動作できる。このプロセッサは、複数のデータ・パケットのそれぞれに対してデータ・パケット情報を格付けして、それぞれのそのようなパケットに基づいて概算の距離を得るようにさらに動作することができる。1つの実施例では、このプロセッサは、概算距離の図心を用いて位置を推定する。別の実施例では、このプロセッサは、信頼度をアクセス・ポイント装置の推定位置に割り当てるようにさらに動作することができる。この信頼度は、アクセス・ポイント装置が所定の領域内に存在する確度を示すことができる。オプションとして、この信頼度は、アクセス・ポイント装置に関連した選択された装置の空間ダイバーシチ、選択された装置の受信機特性、選択された装置の送信機特性、及びメモリ内に記憶された情報又はアクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信されたデータ・パケット情報の鮮度の少なくとも1つに立脚する。
さらに別の実施形態では、プロセッサは、分散されたアーキテクチャの中に複数のプロセッシング装置を具備し、また1つ以上の複数のプロセッシング装置が情報にアクセス可能になるように、メモリが情報を記憶する。
前述された方法及び処理のそれぞれは、CPU、マイクロプロセッサ、ASIC又は他のコンピュータ装置などのプロセッサによって実行される。さらに、そのような方法や処理は、プロセッサが実行するために、コンピュータ可読の記録媒体(例えば、CD−ROM、DVD、ブルー・レイ・ディスク、フラッシュ・メモリなど)に記憶される。
本発明の態様、特徴及び利点は、下記の好ましい実施形態の説明及び添付された図面を参照して考察すれば理解されるであろう。種々の図面の同じ参照番号は、同じ又は同様の構成部品を識別することができる。さらに、下記の説明は、本発明を限定するものではない、より正確に言えば、本発明の範囲は添付された請求の範囲及び同等物によって定義される。
図1は、代表的なWLAN100を提供している。このWLAN100は、図示のように、多数のAP102(例えば、102A、102B及び102C)及び1つ以上のクライアント装置104(例えば、104A、104B及び104C)を有している。このAP102は、様々な製造業者による様々な種類の装置を備えることができ、また種々の機能を有している。幾つかのAP102は、何十ものクライアント装置をサポートできる無線ルータとすることができ、同時に幾つかのAPは信号中継器として動作できる。クライアント装置104も様々な種類があり、種々の機能を有している。例えば、図示のように、クライアント装置104AはPDAとし、104Bはラップトップ/ノートブック・コンピュータ、及び104Cは携帯電話とすることができる。
このWLAN100は、幾つかの又は全てのAP102と有線又は無線で通信するサーバ110も備えている。データベース112が、サーバ110と関連付けられている。このデータベース112は、AP102及び/又はクライアント装置104に関連したデータを記憶するように使用されることができる。例えば、このデータベース112は、AP102に対する位置に関連した記録を保持することができる。
各AP102、各クライアント装置104及びサーバ110は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ及び一般にコンピュータの中に存在する他の部品を備えている。図2は、1つのAP102、1つのクライアント装置104及びそのような構成要素を識別するサーバ110の別の図200を例示している。図示のように、AP102は、プロセッサ202及びメモリ204を備えている。トランシーバや電源機構などの構成要素は、図2のどの装置にも示されていない。
メモリ204は、プロセッサ202がアクセス可能な情報を記憶しており、プロセッサ202が実行可能な命令206及びプロセッサが検索、操作又は記憶することができるデータ208を含んでいる。このメモリは、ハード・ドライブ、ROM、RAM、CD−ROM、フラッシュ・メモリ、書込み可能又は読み出し専用メモリなどの、プロセッサがアクセス可能な情報を記憶できる任意の種類のものとすることができる。プロセッサ202は、Intel Corporationが販売しているプロセッサなどの任意の数の周知のプロセッサを備えることができる。別の方法では、プロセッサは、操作を実行するための、ASICなどの専用のコントローラとすることができる。
命令206は、プロセッサによって直接的(マシン・コードなど)又は間接的に(スクリプトなど)実行される命令の任意のセットを含むことができる。その点において、「命令」、「ステップ」及び「プログラム」という用語は、本願では交換できるように使用される。これらの命令は、オブジェクト・コード又はソース・コードのモジュールといった任意のコンピュータ言語又はフォーマットで記憶される。本発明による命令の機能、方法及びルーチンは、下記でより詳細に説明される。
データ208は、命令206に基づきプロセッサ202によって検索、記憶又は変更されることができる。このデータは、データの集合として記憶される。例えば、本発明は特定のデータ構造によって限定されることはないが、データは、複数の種々のフィールド及びレコードを有するテーブルとして、コンピュータ・レジスタやリレーショナル・データベースの中に記憶されることができる。
このデータは、限定されることはないが、バイナリ値、ASCII又はEBCDIC(拡張2進化10進コード)などの任意のコンピュータ可読の形式でフォーマットされることもできる。さらに、このデータは、説明文、商標コード、ポインタ、他のメモリの中に記憶されたデータへの参照(他のネットワーク位置を含む)、関連したデータを計算するための関数として使用される情報などの、関連した情報を識別するに十分な任意の情報を含むことができる。
プロセッサ202及びメモリ204は図2では、同じブロック内にあるように機能的に例示されているが、プロセッサ及びメモリは、実質的には、同じ物理的な筐体又は位置内に記憶される又は記憶されない複数のプロセッサ及びメモリを含むことができることは理解されよう。例えば、幾つかの又は全ての命令やデータは、着脱可能なCD−ROMや読取り専用のコンピュータ・チップの中の他の装置に記憶される。幾つかの又は全ての命令やデータは、プロセッサ202から物理的に離れているが、プロセッサ202がアクセス可能な位置に記録される。同様に、プロセッサ202は、並列に動作できる又は動作できないプロセッサの集合を、実際に含むことができる。データは、ハード・ドライブなどの複数のメモリ204にわたって分散されかつ記憶される。
1つの態様では、AP102は、無線ネットワーク210(例えば、802.11gネットワーク又はブルーテュース(登録商標)形ネットワークなどのWi−Fi(登録商標)形ネットワーク)を経由して、1つ以上のクライアント装置104及びサーバ110と通信する。各クライアント装置104及びサーバ110は、プロセッサ202、メモリ204及び命令206、並びに1つ以上のユーザ入力装置212及びディスプレイ214などのユーザ出力装置を備えるAP102と同様に構成されることができる。各クライアント装置104及びサーバ110は、人が使用するように意図された汎用コンピュータとすることができる。この汎用コンピュータは、中央処理ユニット(「CPU」)、ディスプレイ、CD−ROM又はDVDドライブ、ハード・ドライブ、マウス、キーボード、タッチ・センシティブ・スクリーン、スピーカ、マイクロフォン、無線モデム及びこれらの構成部品を互いに接続するために使用される全ての部品などの、パーソナル・コンピュータの中で通常見つけられる全ての構成要素を有している。
ネットワーク100上の各装置は、割り当てられたスペクトル部分(周波数帯域)のセグメント(チャネル)の中で、周知のプロトコルに基づいてデータ(パケット)を送信及び受信することができる。例えば、IEEE802.11プロトコル・シリーズは、様々な種類のパケットのフォーマットを規定している。これらのパケットは、2.4GHz周波数範囲の中に配置されたISM帯域又は4.9GHz周波数範囲内に配置された公衆安全周波数帯域などの、スペクトルのプリセット・チャネルの中で送信されることができる。
それらの構成によって決まるが、各APは、図1に示されているように、カバレッジ領域106A、106B及び106Cなどのカバレッジ領域106を有している。多くの場合、隣り合ったAP102のカバレッジ領域106は、重なり領域108によって示されるように、重なり合うことがある。現実世界の実施形態の中で、カバレッジ領域106は、送信電力に関する要求事項、信号の減衰、多重通路及び他の要因のために影響さることに注意されたい。
前述したように、位置ベースのサービスをクライアント装置に提供することが望ましい。幾つかのクライアント装置はGPS受信機又は他のツールを有して、その装置の位置を決定する及び/又はそれと通信するが、多くのクライアント装置はそのような機器又は機能を備えていない。このため、本発明の1つの態様によれば、所定のクライアント装置の位置は、単独で又は他のネットワーク関連情報と併せて、1つ以上のAPの位置に基づいて決定されることができる。
そのようなシナリオでは、1つの重要な問題では、多くの場合、AP102の特定の位置が知られていないことである。このため、本発明の別の態様によれば、APと1つ以上のクライアント装置との間のデータ転送速度情報を用いて、APの位置を推定するためのシステム及び方法が提供される。図3は、カバレッジ領域304を有する1つのAP302の具体例としての構成300を例示している。第1のクライアント装置306と第2のクライアント装置308とが、カバレッジ領域304の中に配置されている。
この実施例では、クライアント装置306がAP302に「関連付けられて」いて、AP302にパケットを送信したり、AP302からパケットを受信している。ここで、クライアント装置306はGPSを使用できない、また別の方法で自分の位置を決定するように構成されていない。それにひきかえ、クライアント装置308は、GPS受信機又は位置決めを行う他の手段を備えている。
この実施例では、クライアント装置306はAP302から第1の距離310に位置付けられ、一方クライアント装置308はAPから第2の距離312に位置付けられている。さらに、クライアント装置306は、クライアント装置308から第3の距離316に位置付けられている。クライアント装置308は、GPS受信機又は自身の位置を正確に決定する他の手段を用いて位置決めを行う。
さらに、このクライアント装置308は、AP302に又はそこから送信されたフレーム314などのデータ・パケットを観察又は取り込むように構成される。一例として、クライアント装置308は、無線トランシーバを備えたラップトップとすることができ、この無線トランシーバは、「スニファ(sniffer)」モード又は「モニタ」モードで動作して、これにより、AP302に関連付けるようにクライアント装置308に要求することなく、送信されたフレーム314を処理することができる。
1つの実施形態によれば、このクライアント装置308は、フレーム314を受信して取り込む。クライアント装置308は、そのプロセッサによって実行される分析プログラムを用いて、フレーム314を分析することができる。別の方法では、サーバ110が分析プログラムを実行できる。この分析プログラムは、フレーム314の様々な部分を構文解析し、またフレーム314上でエラー・チェックを行うことができる。分析の一部として、どの装置(例えば、AP302又はクライアント装置306)がフレーム314を送信したか、及び送信機がフレーム314を送信したデータ転送速度が決定される。データ転送速度は、フレーム314自身の中のデータによって識別される、又は他の場合は特定可能である。例えば、このデータ転送速度は、AP302からクライアント装置306に対する又はクライアント装置306からAP302への送信速度である。あるいはまた、クライアント装置308がAP302と関連付けられて、AP302と通信している場合(単にスニフィング・パケットではなく)、このデータ転送速度は、AP302からクライアント装置308に対して又はクライアント装置308からAP302に送信された速度になる。
この情報を用いて、クライアント装置308又はサーバ110は、AP302及び/又はクライアント装置306に対するクライアント装置308の距離を推定することができる。例えば、このデータ転送速度は、クライアント装置308とAP302との間又はクライアント装置308とクライアント装置306との間の物理的な分離を示すチャネル品質の評価値として使用される。1つの実施例では、ルックアップ・テーブルが、距離を推定するために使用されることができる。具体例としてのルックアップ・テーブルが、以下に提供される、
この実施例に示されているように、データ転送速度が高ければそれだけ距離は短い。しかしながら、この距離は、以下で説明されるように、種々のパラメータによって調整されることができる。ルックアップ・テーブルの中の距離は、伝搬特性、送信電力、アンテナ利得、受信機の感度及び送信機及び受信機の両方に対する他の無線特性、並びに地形のタイプなどの種々のチャネル・パラメータに基づいて、最悪事態の推定値を用いて概算されることができる。
別の態様によれば、クライアント装置308が送信されたフレームを含むパケットを取り込みそして適切にデコードできる限り、クライアント装置308と送信エンティティ(例えば、AP302又はクライアント装置306)との間の距離が必ず最悪事態の推定値の中に入ると判断される。クライアント装置308がAP302に関連付けられていない場合は、幾つかのプラットフォームがフレームを提供又は処理しないことがある。クライアント装置308がAP302に関連付けられている場合は、AP302に関するより多くの情報を入手することができ、これはAPの位置の精度を向上するように使用される。例えば、クライアント装置308がAP302とクライアント装置306との間で観察するフレームに加えて、クライアント装置308はAP302によって自身に送信されたフレームも有する。これらのフレームは、それらに関連したデータ転送速度情報も有しているため、これはAP302とクライアント装置308との間の距離の推定値を得る別の機会である。
このため、1つの別の態様では、AP302とクライアント装置306との間で観察されたフレームは、第1の推定値又は複数の推定値を提供し、この推定値は、第1の概算距離310を決定するために使用される。同時に、AP302からクライアント装置308によって受信されたフレームは、第2の概算距離312を決定するために使用できる第2の推定値又は複数の推定値を提供する。この場合、重み又は格付けを第1及び第2の概算距離に与えて、合成距離312に到達する。言うまでもなく、領域304の中にはAP302と通信する他のクライアント装置が存在する可能性があることは理解されたい。そのような場合には、より正確な合成距離312に到達するために計算された/重み付けられたより多くの概算距離312が存在する。
パッケージがデコードされることができない場合又は修正不能エラーでデコードされた場合、距離を概算することは実行されない。別の方法では、パケットが適切にデコードされることができない場合は、AP302とクライアント装置308との間の距離312はAP302とクライアント装置306との間の距離310よりも大きいと推論される。
上記のルックアップ・テーブルは、距離に加えて付加的な要因に基づいて、補足又は別の方法ではパラメータ化されることができる。例えば、このテーブルは、送信機の送信電力値に基づいてパラメータ化されることができる。又は、送信電力値が未知の場合、一般の送信電力値の特定の分布が近似値として使用される。このテーブルは、パケット/フレームが取り込まれた環境に基づいてパラメータ化されることもできる。例えば、高密度の都会の環境では、高いマルチパス係数が期待される。これに引き換え、田舎の環境では、伝搬パターンが極めて対称的な形をしているため、同じデータ転送速度に対してより大きな距離をもたらすことが期待される。このテーブルは、感度、アンテナ利得及び該当する任意のダイバーシチ・メトリクス(diversity metrics)(例えば、複数のアンテナ)などの受信機の無線特性に基づいてパラメータ化されることもできる。
ルックアップ・テーブルのキャリブレーション又はさもなければ更新は、電力、無線感度及び/又は種々の装置のベンダー情報に基づいて行われる。例えば、各種の無線機は大変異なるRF特性を有している。幾つかのAPは、他よりも高い電力で送信するように動作できる。このため、同じデータ転送速度で、より高い電力のAPは、低い電力のAPよりもより遠く離して配置されることができる。
同様に、クライアント装置308の受信機の感度を評価することは有益である。一例として、専用のスニファ/スキャナは、ラップトップ上の無線受信機よりも遙かに高い利得のアンテナ/受信機チェーンを有し、これは今度は、携帯電話上の無線機よりも高い利得を有することができる。
所定の装置及びその無線機/受信機に関するベンダー及びモデル情報は、装置のMACアドレス(例えば、オブジェクト識別子(「OID」)を用いて)及び装置によって送信されたフレームに基づいて判断されることができる。これは今度は、無線機/受信機の電力及び感度を評価するために使用される。
フレームを含むパケットが適切にデコードされると、このフレームはそれはAP302又はクライアント装置306(又は他のエンティティ)によって送信されたものかどうかを判断するために検査される。この情報は、個別のAP302又はクライアント装置306の指定に付加的な見通しを提供することができる。例えば、フレーム情報がAP302を特定のタイプであると識別すると、それはAP302が動作する電力レベルを示すことができる。
デコードされたフレームがAP302によって送信されると、ルックアップ・テーブルを用いて決定された距離は、クライアント装置308とAP302との間の隔離距離に対して正確な上限を与える。これは、その自己位置決めによって与えられたクライアント装置308の位置と連結される。このため、カバレッジ領域304に類似した円の中心におけるクライアント装置308から始めると、AP302はこの円の半径内に存在すると判断される。ここで、この半径は、ルックアップ・テーブルによって識別された距離である。
デコードされたフレームがクライアント装置306によって送信された場合、ルックアップ・テーブルを用いて識別された距離は、クライアント装置306とクライアント装置308との間の最大隔離距離を特定する。同様に、ルックアップ・テーブル内のデータ転送速度(及び恐らく他の情報)を用いて決定された距離も、クライアント装置306とAP302との間の最大隔離距離を提供する。三角不等式として周知の幾何学的原理を用いて、AP302とクライアント装置308との最大隔離距離は、ルックアップ・テーブルを用いて決定された距離の2倍に過ぎない。
前述されたように、クライアント装置308はGPS受信機を有しているか、又は他の場合は、位置決め手段を用いて自身の位置を決定できるため、クライアント装置308の位置は知られている。このため、本発明の別の態様によれば、AP302の位置は、クライアント装置306と308との間の距離及びAP302とクライアント装置308との間の距離を用いる三角測量によって決定される。
この工程は、AP302とクライアント装置306との間(又はカバレッジ領域304の中にある他のクライアント装置)で送信された複数のパケットを分析することによって繰り返される。AP302の位置に関する複数の推定が、クライアント装置308及び/又は位置決め機能を有する他のクライアント装置によって行われる。
別の方法では、AP302の位置の推定が、AP302に関連した複数の点の図心(平均位置)を用いて行うことができる。これらの点は、同じ又は異なる時間でAP302を用いて同じ又は異なるクライアント装置308によって得られた位置に対応する。AP302のカバレッジ半径は、コレクション内のほとんどの又は全ての点がカバーされるように推定されることもできる。
所定のパケット/フレームがクライアント装置308によって取り込まれかつデコードされると、AP302に対する位置推定工程がクライアント装置308、AP302又は図1のサーバ110などの他のエンティティによって行われる。ほんの一例として、ルックアップ・テーブルがデータベース112の中に記憶される。このデータベースは、サーバ110だけ、幾つかの又は全てのAP102、及び/又は幾つかの又は全てのクライアント装置104がアクセス可能である。別の方法では、このデータベース112は、幾つかのAP102及び/又はサーバ110を含む無線ネットワークの様々なノードの中に拡散された分散形データベースとすることができる。
図3に戻ると、AP302の位置が推定されると、その情報は位置ベースのサービスをクライアント装置306に提供するように使用されることができる。例えば、これは単にAP302の位置に依存して行われ、そしてその位置推定値はクライアント装置306のユーザに対して位置決め可能な機能を提供するときに使用される。別の方法では、クライアント装置306自身の位置は、AP302に関して前述された処理を用いて判断される。ここで、例えば、AP302の位置が推定値されると、三角不等式又は他の位置決め技術(例えば、到来時間差(「TDOA」)、到来角(「AOA」)、など)を使用して、クライアント装置306の位置を推定することができる。上記のように、繰り返された測定値を使用して、位置決め可能なサービスをクライアント装置306のユーザに提供する前又はその間に位置を決定することができる。
本発明の別の態様によれば、APの位置の信頼度が評価される。この信頼度決定動作には、送信しているエンティティが実際にはAPであるかどうかについて評価する動作が含まれる。また、この信頼度決定動作には、その送信しているエンティティに対する物理的位置の相対精度を評価する動作が含まれる。
1つの評価では、着目する装置が実際にAPであるかどうかを判断することは重要である。これは、着目する装置に送信された(又はそこから受信された)フレームの種々のタイプを評価することによって行われることができる。WLANのプロトコルによるが、ネットワーク内で装置によって送信及び受信される、管理フレーム、制御フレーム、データ・フレームなどが存在する。図3の実施例では、クライアント装置308がビーコン・フレームなどの管理フレームをデコードすると、送信エンティティはAP302であることが決定される。しかしながら、デコードされたフレームが「送信要求」(「RST」)、「送信可」(「CTS」)、「肯定応答」(「ACK」)、「パワー・セーブ−ポール(Power Save - Poll)」(「PS−POLL」)、「コンテンション・フリー−エンド(Contention Free - End)」(「CF−END」)などの制御フレームである場合、送信者はAP302の可能性がある、又はその可能性はない。
着目する装置がAP302であるかどうかに関する別のインジケータは、装置が送信するフレームの数である。例えば、短い時間で送信される制御フレームなどの多数のフレーム(例えば、2分で送信される100個の制御フレーム)は、この装置がAPであることを暗示する。同様に、多数のフレームが受信される場合も、この装置がAPであることを暗示する。
着目する装置に関するデータや計量は、同じ又は異なる時間で種々のクライアント装置308によって得ることができる。そのような情報は、データベース112などのデータベースに記録される。これらの種々のインジケータは分析されて、この装置がAPであるという信頼度を提供する。ほんの一例として、この信頼度は、着目する装置がAPであるとのパーセント値(例えば、90%)として表される。代表的なアルゴリズムは多数の要因に依存して、信頼レベル/信頼度を得ることができる。例えば、GPS測定値の空間的ダイバーシチ、時間的ダイバーシチ及び/又はプラットフォーム・ダイバーシチは関連しているであろう。その上、データ・フレーム、管理フレーム及び/又は制御フレームなどの、測定において使用されるフレームのタイプは、信頼度に影響する可能性がある。そして、測定のソースがOpen APIインプリメンテーションを通してGPS測定値のアップロードに対するGPS測定値の読取りを提供する信頼された集まりである場合ように、測定のソースは関連要因である場合がある。
別の実施形態では、AP302の位置における信頼度が判断される。ここでは、例えば、着目する装置がある半径/領域の中に存在する可能性が90%であるというように、信頼度をパーセンテージで表すことができる。この分析に影響する要因には、APと相互作用する種々のクライアント装置の空間ダイバーシチが含まれる。さらに、クライアント装置のタイプが異なっているかどうかは、評価に関係する。例えば、受信機のアンテナ利得や全体的な堅牢性は、行われる測定の精度に影響する可能性がある。ここで、利得が高い、複数の空間的に多様なアンテナを有する高品質の受信機によって得られたデータは、1つの低利得のアンテナを有する受信機から得られたデータよりも、分析において高い重みが与えられる。
さらに、GPS又は他の位置決め装置の精度は、精度計算に影響する可能性がある。ここで、例えば、差動式GPS受信機は、クライアント装置308の位置を1メートル以下で決定することができるが、一方非差動式GPS受信機は位置を、5〜25メートルを超える範囲で決定する。さらに、晴天の屋外でのGPS測定の精度は最適に近いが、都会の谷間の環境では性能劣化が生じることがある。この環境では、「目に見える」衛星の数は少なく、また特に、GPS受信機が屋内にある場合はそうである。後者の場合、GPS受信機は、位置を決定することは全く不可能である。その上、収集されたデータの「鮮度」が、信頼度決定に影響する可能性がある。ここで、より最近のデータには、分析においてより古いデータよりも高い重みが与えられる。前述されたように、例証的なアルゴリズムは、精度を得るために多数の付加的な要因に依存する。例えば、GPS測定値の空間的ダイバーシチ、時間的ダイバーシチ及び/又はプラットフォーム・ダイバーシチは関連しているであろう。その上、データ・フレーム、管理フレーム及び/又は制御フレームなどの、測定において使用されるフレームのタイプは、信頼度に影響する可能性がある。そして、測定のソースがOpen APIインプリメンテーションを通してGPS測定値のアップロードに対するGPS測定値の読取りを提供する信頼された集まりである場合ように、測定のソースは関連要因である場合がある。
本発明の別の態様によれば、AP位置の精度を決定する工程が提供される。1つの実施形態では、種々のクライアント装置によって得られた測定値は、所定のAPが一定の領域の中に存在する信頼度を決定する。所定のAPの予想位置を表す1つ以上のデータ点は、本願で説明された種々の要因に基づいて計算される。「信頼コード」が、各データ点に適用される。
この信頼コードは、加重関数を用いて計算される。加重関数によって使用される重みは、コレクションの大きさ(例えば、コレクション内の点の濃度すなわち数)、クライアント装置のプラットフォーム情報、クライアント装置に対応する点の時間的及び/又は空間的ダイバーシチなどの収集されたデータの情報に基づいて取得される。APの位置に関する1つ以上の推定値は、計算された信頼コードに基づいて調整されることができる。モンテカルロ式分析も実行することができる。
AP位置及びカバレッジ領域に対してより正確な推定を行うために、幾つかの要因を考慮に入れて、そのような推定値の精度を分析することができる。これらの要因には、ポストの数、対応するクライアント装置のプラットフォーム情報、ポイントの時間的ダイバーシチ、ポイントの空間的ダイバーシチなどが含まれる。例えば、所定のAPに対する推定位置は、推定により多くのポイントを使用すれば一層正確になるであろう。
クライアント装置のより多くの様々なプラットフォームは、このAPに対してより多くのユーザを示すため、推定の精度を高めることができる。時間的ダイバーシチに関して、複数の別個の時間にわたる点は、より少ない別個の時間にわたる点よりも、より正確な推定を行うことに貢献することができる。また、空間的ダイバーシチに関しては、より大きな空間に広がる点を用いることによって、より小さな領域に群がる点よりも一層正確な推定を実現することができる。多重関数を使用して、上記の情報に基づいて信頼コードを計算することができる。その結果、所定のAPに対する推定位置及びカバレッジ半径は、信頼コードに基づいて調整される。
1つの実施例では、信頼コードは、特定のデータ点が有効であるか又は異常値であるかに関する可能性を表す。例えば、この可能性は、パーセンテージとして(例えば、データ点が有効である可能性は90%)、ランキングとして(例えば、1〜5のスケールで4、この場合、1は最低の信頼度であり5は最高の信頼度を表す)、又は他の相対インジケータで表すことができる。この信頼コードは、次に、異常値を廃棄するために使用されることができる。これが行われると、システムは着目するAPの有望な位置を表す「最良の円(best circle)」を計算することができる。
別の実施例では、図4の信頼度・位置決め図400の中で示されているように、複数の円が提供される。この実施例では、AP402は、複数の同心円404、406、408及び410の中心に配置される。各円は、領域と信頼度の両方に関連付けられている。例えば、最も内側の円404は、AP402がその円の中心点から10メータ以内に存在する可能性が50%であることを示している。2番目に小さい円406は、AP402がその円の中心点から25メータ以内に存在する可能性が67パーセントであることを示すために用いられる。次の円408は、AP402がその円の中心点から50メータ以内に存在する可能性が75パーセントであることを示すために用いられる。そして、最も外側の円410は、AP402がその円の中心点から125メータ以内に存在する機会が90%であることを示すために使用される。1つの実施例では、O(n2)アルゴリズムを使用して、異常値を検出することができる。これは、下記のように行われる。最初に、所定の数の点の図心が計算される。次に、各点に対して、図心までのその距離が計算される。所定の点に対する距離がしきい値を超える場合、その点は異常値としてマークされるか、又は別の方法では区別される。この工程は、幾つかの/全ての異常値を除くことによって、また上記を繰り返すことによって磨かれる。この工程は、異常値がなくなるまで又はアルゴリズムが集束するまで繰り返される。
本願で説明されたように、所定のAPの位置は、1つ以上のクライアント装置によって取り込まれた多数の測定値に基づいている。クライアント装置によって収集された未加工データは、ローカルに処理されるか又は処理するために中央の記憶装置(例えば、図1のサーバ110)に送られる。どの装置が計算を実行したかには関係なく、各距離及び/又は各位置に関する推定値が、例えば、位置テーブルの一部としてデータベースの中に記憶される。この位置テーブルは、1つ以上のAPに対して、APに対する特別な識別子(MACアドレス、IPアドレス又はSSIDなど)、位置推定値(例えば、緯度及び経度座標及び/又は高度)、位置推定値が取得/計算された時間、AP用のカバレッジ半径、位置推定値に対する信頼度(例えば、特定の位置から50メータ以内に存在する可能性が90%)、装置のタイプ(例えば、トランシーバのブランド/モデル)及び/又はRSSI情報を記憶することができる。複数の位置測定値が作られると、それらの幾つか又は全てが位置テーブルの中に記憶されることができる。図4に関連して上述された計算された位置及び関連した推定値も、位置テーブル内に記憶される。
サーバ110は、要求に応じて、AP位置情報を位置テーブルからユーザに提供することができる。さらに、位置が所定のクライアント装置に対して必要とされる場合は、このサーバ110は、1つ以上のAPに対する関連情報を位置テーブルから得て、それらをクライアント装置に提供するか、又はクライアント装置の位置に対する位置計算を実行することができる。
一例として、位置決め機能がないクライアント装置はスキャニング又はスニフィング動作を実行して、クライアント装置が観察できる全てのAPのリストを得ることができる。次に、このリストは前述された位置テーブルなどのAPのデータベースに対して評価されて、観察されたAPの特定の又は推定された位置を決定することができる。(有望な)AP位置が与えられると、クライアント装置の位置が、前述されたように推定される。
本発明の別の態様によれば、クライアント装置が静止している又は移動していることがある。どちらかの状態でも、所定のクライアント装置と機能しているAPとの間のデータ転送速度が変化することがある。これは、マルチパス干渉やエラー率などの多数の要因に起因する可能性がある。例えば、クライアント装置は、最初にAPと通信するために最大データ転送速度(例えば、54Mbps)を使用することがある。ACK制御フレームをAPから受け取れない場合、クライアント装置はそのデータ転送速度を24Mpbs以下に、ACKを受信するまで落とす又は低下させる。このため、1つの実施例では、所定のクライアント装置とAPとの間のデータ転送速度における変化を、位置推定値の精度を高めるために使用することができる。様々な測定値が種々のデータ転送速度で生じるため、所定のAPに対して複数の距離推定値及び/又は位置推定値が存在する。統計処理が、所定の信頼レベルに対して平均距離又は最も有望な位置推定値を得るために使用される。クライアント装置がGPS受信機を備えている場合は、その装置がAPに関連した複数のフレームを取り込むと、その装置は複数のGPS測定値も得ることができ、データ転送速度を境界要因として使用できる。そのようなGPS信号の測定値及び/又はフレームは位置工程の中に集められて、APの位置に関してより正確な推定値を得ることができる。
フレーム寸法及びフレーム/パケットのチェックサムを用いて、距離及び精度を推定することもできる。例えば、フレーム寸法が大きければそれだけ、フレームが送信の間に損なわれる可能性が大きくなる。このため、クライアント装置が大きなフレーム(例えば、500バイト)をAPから受け取る/スニフする(sniff)場合、このAPはパケット/フレームが送信されるデータ転送速度に対する平均距離よりも近い可能性がある。逆に、フレームが極めて小さい(例えば、10バイト以下)場合、その距離は平均距離よりも遠い可能性がある。この平均距離は、計算されるか又は別の方法では、ルックアップ・テーブルの発展の一部として決定される。例えば、平均値又は中央値の計算が、平均距離を得ために、複数のデータ点に対して行われる。さらに、ルックアップ・テーブルは、ビット・エラー率に対する分析モデルを用いて構築され、そしてその情報を用いて、パケットが特定のデータ転送速度で受信される装置がどの位離れているかを決定する。あるいは、さらに又は別の方法では、このルックアップ・テーブルは、実験データを用いて構築することができる。
さらに別の方法では、着目するWLANは、広帯域ベースアーキテクチャなどで複数のAPが単一周波数チャネルを共有することができるようにする。しかしながら、実施形態によれば、特定の周波数チャネルを使用する種々のAP及び/又はクライアント装置は、許容できるノイズ又はエラー率を維持しながらチャネルを共有するために、それらのデータ転送速度及び/又は電力レベルを調整する必要がある場合もある。このシナリオでは、同じチャネルを使用する複数のAPが存在して、しかもデータ転送速度が比較的低い(例えば、54Mbpsではなく1Mbps)場合、所定の送信機に対する距離推定値が増加する可能性がある。増加する大きさは、同じチャネルの中のAPの数に関係する可能性がある。ほんの一例として、距離推定値は、およそ5〜20%程度というような一定のパーセンテージで増加される場合がある。
図5は、別のシナリオ500を例示している。このシナリオでは、1つのAP502と、このAP502から第1の距離506でAP502に関連付けられた第1のクライアント装置504とが存在する。この第1のクライアント装置504は、静止している。対照的に、第2のクライアント装置508は、時間T1で第1の位置から時間T2で第2の位置に移動する。時間T1でクライアント装置508とAP502との間の距離は線510で示され、一方時間T2では、クライアント装置508とAP502との間の距離は線512で示される。
本発明の別の態様によれば、このシステムは、時間T1での受信された信号強度示度(「RSSI」)及びデータ転送速度を時間T2でのRSSI及びデータ転送速度と比較することができる。時間T1及びT2におけるパケット・デコーディング成功率がRSSI及びデータ転送速度と比較及び評価されて、距離推定値をさらに向上することができる。2つの点しか示されていないが、任意の数の点を使用することができる。このため、クライアント装置508を自動車の中に配置して、データを連続的に又は所定の時間増分で得ることができる。さらに、クライアント装置508の速度は、同様に要因の1つとして分析に含められうる。
さらに別の実施例では、送信されたフレームをスキャニング又はスニフィングするクライアント装置は、複数のアンテナ及び/又は複数の受信チェーン(receive chain)を備えた受信機を内蔵している。そのようなアーキテクチャは、空間的及び/又は時間的なダイバーシチを提供するために、また三角測量計算の精度を向上することができる「ステレオ」効果を与えるために使用される。例えば、1つの実施形態では、2つの別個の受信機が自動車の各側に配置されている。両方の受信機は1つの処理装置(例えば、ラップトップ)に電気的に接続され、また両方ともデータ・パケットを同時にスキャンすることができる。図5に関連して説明された移動式の実施例と同様に、各受信機に対するRSSI及びパケット・デコーディングにおける成功率の差により、距離推定値が改善されることがあり得る。言うまでもなく、3つ以上の受信機及び/又はアンテナも使用できる。
図6A及び図6Bは、本発明に基づいて使用するための無線装置の一般的なアーキテクチャを例示している。特に、図6Aは代表的なGPS使用可能な装置600を提供し、一方、図6BはGPSを使用できない代表的な装置602を提供する。図6A及び図6Bで示されているように、各装置600おび602は、Wi−Fi(登録商標)又は他の種類の、アンテナ606を使用する、WLAN上でデータ・パケットを送信及び受信するように動作できるトランシーバ604を備えている。1つのアンテナ606しか示されていないが、複数のアンテナ(及び/又は複数の受信チェーン)が、本願で説明されたように多様性を求めるために使用される。
各装置は、マイクロプロセッサ又はコントローラ608及び命令及び/又はデータを記録するためのメモリ610も備えている。ユーザ・インターフェース612が、1つ以上のアプリケーション614と一緒に設けられている。このアプリケーション614は、アプリケーション・メモリ(図示せず)又はメモリ610に記憶されることができる。装置600と602との間に示された主要な相違点は、装置600のGPS受信機616及び関連したアンテナ618である。このGPS受信機616は、ハードウェア、ソフトウェア又はその組合せで実現される。GPS受信機616は、装置600の位置を特定するために使用される。図3の前の実施例に戻って参照すると、クライアント装置308は、装置600などのGPS使用可能装置とすることができ、一方、クライアント装置306及び/又はAP302は、装置602のようにGPS受信機なしで構成される。
本願の発明を特定の実施形態を参照して説明してきたが、これらの実施形態は本発明の原理及びアプリケーションを単に例証するものであることは理解されよう。このため、これらの例証となる実施形態に対して多数の変形例を作ることができ、また添付のクレームによって定義された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、別の装置を発明することができることは理解されよう。さらに、特定の処理が添付された図面の中で具体的な順序で示されているが、そのような処理は、そのような順序が本願で明白に記述されない限り、いずれの特定の順序にも限定されることはない。
本発明は、ネットワーク・サービスや無線装置用のアプリケーションを含む広い産業上の利用可能性を有しているが、これらに限定されることはない。
Claims (33)
- 第1の無線装置から第2の無線装置に送信されたデータ・パケットを取得するステップと、
前記第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントであるかどうかを判断するステップと、
前記送信されたデータ・パケットのデータ転送速度を測定するステップと、
前記第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントである場合、測定されたデータ転送速度を所定の基準に対して評価するステップと、
前記評価に基づいて、推定された位置を前記無線アクセス・ポイントに割り当てるステップと
を含む、無線装置の位置を推定するコンピュータによる方法。 - 前記所定の基準が、ルックアップ・テーブルの中に記憶され、前記評価するステップが、測定されたデータ転送速度に関連した前記ルックアップ・テーブル内の距離を識別するステップを含む請求項1に記載の方法。
- データ転送速度に関連した距離を識別するステップをさらに含み、前記送信されたデータ・パケットがクライアント装置によって取得され、前記距離が、前記第1の無線装置と前記クライアント装置との間を分離するものとして使用される請求項1に記載の方法。
- 前記クライアント装置が既知の位置にある場合、前記無線アクセス・ポイントと前記クライアント装置との間の距離を、前記第1の無線装置と前記クライアント装置との間の距離と同じになるように割り当てるステップと、推定位置を得るために、前記クライアント装置の既知の位置、前記第1の無線装置と前記クライアント装置との間の距離、及び前記無線アクセス・ポイントと前記クライアント装置との間の距離を用いて前記無線アクセス装置の位置を三角測量するステップとをさらに含む請求項3に記載の方法。
- 前記クライアント装置がGPS受信機を用いて既知の位置を取得する請求項4に記載の方法。
- 前記所定の基準が、少なくとも1つのパラメータに基づいた最悪の場合の距離推定値を含む請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのパラメータが、1つ以上のチャネル伝搬特性、送信機特性及び受信機特性を含む請求項6に記載の方法。
- 前記無線アクセス・ポイントによって送信又は受信された複数のデータ・パケットに基づいて、前記無線アクセス・ポイントの推定位置を変更するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記無線アクセス・ポイントの推定位置に基づいて、前記クライアント装置の位置を決定するステップと、
前記決定された位置に基づいて、位置ベースのサービスを前記クライアント装置に提供するステップと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得するステップと、
前記各データ・パケットのフレーム・タイプを識別するため、前記1つ以上の送信されたデータ・パケットを評価するステップと、
前記少なくとも1つのデータ・パケットに対する識別されたフレーム・タイプに基づいて、前記第1の無線装置又は前記第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別するステップと、
前記無線アクセス・ポイントの識別に対して信頼度を割り当てるステップと
を含む、無線装置の状態の信頼度を評価するコンピュータによる方法。 - 前記それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが管理フレームである場合、前記第1の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別し、前記無線アクセス・ポイントの識別に対する信頼度を最大信頼度に設定する請求項10に記載の方法。
- 前記それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが管理フレームでない場合、前記それぞれのデータ・パケットの幾つかのフレーム・タイプが制御フレームであるかどうかを判断し、前記それぞれのデータ・パケットの少なくとも1つのフレーム・タイプが制御フレームである場合、前記第1の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別し、前記無線アクセス・ポイントの識別に対する信頼度を最大信頼度と最小信頼値との間の値に設定する請求項11に記載の方法。
- 前記第1の無線装置又は前記第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別するステップが、前記各装置によって送信又は受信された多数のフレームを分析するステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
- 第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得するステップと、
送信されたパケットに基づいて、前記第1又は第2の無線装置が無線アクセス・ポイントであると判断するステップと、
前記無線アクセス・ポイントの推定位置を明らかにするステップと、
信頼度を前記推定位置に割り当てるステップと
を含む、無線装置の位置の信頼度を評価するコンピュータによる方法。 - 前記信頼度が、前記無線アクセス・ポイントが着目する特定の領域内に含まれるパーセンテージ確度を示す請求項14に記載の方法。
- 前記推定位置が複数のデータ・ポイントに基づく請求項14に記載の方法。
- 信頼コードが前記各データ・ポイントに対して適用される請求項16に記載の方法。
- 前記各データ・ポイントに対する信頼コードが、重み関数を用いて計算される請求項17に記載の方法。
- 前記各データ・ポイントに対する信頼コードは、前記データ・ポイントが有効又は異常値である確度を示す請求項17に記載の方法。
- 無線装置の位置を推定するように動作できるプロセッサを備えた装置であって、
プロセッサが、
第1の無線装置から第2の無線装置に送信されたデータ・パケットを取得し、
前記第1又は第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントであると判断し、
前記送信されたデータ・パケットのデータ転送速度を測定し、
前記第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントである場合、前記測定されたデータ転送速度を所定の基準に対して評価し、
前記評価に基づいて、推定された位置を前記無線アクセス・ポイントに割り当てる、装置。 - 第1の無線装置から第2の無線装置に送信されたデータ・パケットを取得するステップと、
前記第1又は第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントであると判断するステップと、
前記送信されたデータ・パケットのデータ転送速度を測定するステップと、
前記第1及び第2の無線装置の1つが無線アクセス・ポイントである場合、前記測定されたデータ転送速度を所定の基準に対して評価するステップと、
前記評価に基づいて、推定された位置を前記無線アクセス・ポイントに割り当てるステップと
を含む、無線装置の位置を推定する工程を実行するプロセッサによって使用される、コンピュータ・プログラムを用いて記録されたコンピュータ可読の記憶媒体。 - 無線装置の状態の信頼度を評価するように動作できるプロセッサを備えた装置であって、
前記プロセッサが、
第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得し、
前記各データ・パケットのフレーム・タイプを識別するために、前記1つ以上の送信されたデータ・パケットを評価し、
前記少なくとも1つのデータ・パケットに対する識別されたフレーム・タイプに基づいて、前記第1の無線装置又は前記第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別し、
前記無線アクセス・ポイントの識別に対して信頼度を割り当てる、装置。 - 第1の無線装置から第2の無線装置に送信されたデータ・パケットを取得するステップと、
前記各データ・パケットのフレーム・タイプを識別するため、前記1つ以上の送信されたデータ・パケットを評価するステップと、
前記少なくとも1つのデータ・パケットに対する識別されたフレーム・タイプに基づいて、前記第1の無線装置又は前記第2の無線装置を無線アクセス・ポイントとして識別するステップと、
前記無線アクセス・ポイントの識別に対して信頼度を割り当てるステップと
を含む、無線装置の状態の信頼度を推定する工程を実行するプロセッサによって使用される、コンピュータ・プログラムを用いて記録されたコンピュータ可読の記憶媒体。 - 無線装置の位置に対する信頼度を評価するように動作できるプロセッサを備える装置であって、
前記プロセッサが、
第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得し、
前記送信されたパケットに基づいて、前記第1又は第2の無線装置が無線アクセス・ポイントであると判断し、
前記無線アクセス・ポイントの評価された位置を決定し、
前記評価された位置に信頼度を割り当てる、装置。 - 第1の無線装置から第2の無線装置に送信された1つ以上のデータ・パケットを取得するステップと、
前記送信されたパケットに基づいて、前記第1又は第2の無線装置が無線アクセス・ポイントであると判断するステップと、
前記無線アクセス・ポイントの推定された位置を決定するステップと、
前記推定された位置に信頼度を割り当てるステップと
を含む、無線装置の位置の信頼度を推定する工程を実行するプロセッサによって使用される、コンピュータ・プログラムを用いて記録されたコンピュータ可読の記憶媒体。 - 無線ネットワーク内の複数の装置に関連した情報を記憶するためのメモリと、
無線ネットワーク内で1つ以上の複数の装置と通信するための手段と、
アクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信されたデータ・パケット情報に基づいて、前記無線ネットワーク内の前記アクセス・ポイント装置の位置を推定するように動作するプロセッサと
を具備する、無線ネットワークの中で使用するための装置であって、前記プロセッサは、位置を推定すると、前記アクセス・ポイント装置に関連した1つ以上のクライアント装置に位置ベースのサービス情報を提供するように適合される、装置。 - 所定のデータ・パケットに対する前記データ・パケット情報は、前記所定のデータ・パケットに関するデータ転送速度を含み、前記メモリ内に記憶された情報は、様々なデータ転送速度に関連した距離推定値を含み、また前記プロセッサは、所定のデータ・パケットのデータ転送速度を、メモリ内に記憶された様々なデータ転送速度及び距離推定値と比較することによって、アクセス・ポイント装置の位置推定値を決定する請求項26に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記アクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信された複数のデータ・パケットに対するデータ・パケット情報を使用して、前記アクセス・ポイント装置の位置を推定するように動作することができ、かつ前記プロセッサは、複数のデータ・パケットのそれぞれに対してデータ・パケット情報を格付けして、それぞれのそのようなパケットに基づいて概算の距離を得るようにさらに動作することができる請求項26に記載の装置。
- 前記プロセッサが、概算距離の図心を用いて位置を推定する請求項28に記載の装置。
- 前記プロセッサが、信頼度を前記アクセス・ポイント装置の推定位置に割り当てるようにさらに動作することができる請求項28に記載の装置。
- 前記信頼度が、前記アクセス・ポイント装置が所定の領域内に存在する確度を示す請求項30に記載の装置。
- 前記信頼度が、前記アクセス・ポイント装置に関連した選択された装置の空間ダイバーシチ、選択された装置の受信機特性、選択された装置の送信機特性、及びメモリ内に記憶された情報又は前記アクセス・ポイント装置に送信された又はそこから受信されたデータ・パケット情報の鮮度の少なくとも1つに基づく請求項30に記載の装置。
- 前記プロセッサが、分散されたアーキテクチャの中に複数のプロセッシング装置を具備し、また1つ以上の複数のプロセッシング装置が情報にアクセス可能になるように、メモリが情報を記憶する請求項26に記載の装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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