JP2017501136A5 - - Google Patents

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Claims (19)

  1. 一般式:
    −(X)−(Y)−Z’
    (式中、
    Zは、N末端保護基であり、
    aは、0又は1であり、
    Xは、出現ごとに、脂肪族D−又はL−アミノ酸及び脂肪族D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から独立して選択され、全体の疎水性は、N末端からC末端へと減少し、
    bは、1〜7の整数であり、
    Yは、極性D−又はL−アミノ酸及び極性D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から選択され、
    cは、0、1又は2であり、
    Z’は、C末端極性頭部基であり、
    dは、1であり、
    及びb+cは少なくとも2である)
    を有する、自己組織化及びヒドロゲルの形成が可能なペプチド及び/又はペプチド模倣体のバイオファブリケーションにおける使用。
  2. 前記脂肪族アミノ酸が、アラニン(Ala、A)、ホモアリルグリシン、ホモプロパルギルグリシン、イソロイシン(Ile、I)、ノルロイシン、ロイシン(Leu、L)、バリン(Val、V)及びグリシン(Gly、G)からなる群から選択され、及び、
    前記脂肪族アミノ酸のすべて又は一部が、N末端からC末端への方向にアミノ酸サイズが小さくなる順に配列されており、脂肪族アミノ酸のサイズが、I=L>V>A>Gと定義される、及び/又は、
    前記脂肪族アミノ酸が、
    LIVAG(配列番号1)、
    ILVAG(配列番号2)、
    LIVAA(配列番号3)、
    LAVAG(配列番号4)、
    AIVAG(配列番号5)
    GIVAG(配列番号6)
    VIVAG(配列番号7)
    ALVAG(配列番号8)
    GLVAG(配列番号9)
    VLVAG(配列番号10)
    IVAG(配列番号11)
    LIVA(配列番号12)
    LIVG(配列番号13)
    IVA(配列番号47)及び
    IV(配列番号48)
    から選択される配列を有し、及び/又は、N末端のそのような配列の前にAがある、及び/又は、
    bが、1〜7、2〜7又は2〜6の整数である、請求項1に記載の使用
  3. 前記極性アミノ酸が、アスパラギン酸(Asp、D)、アスパラギン(Asn、N)、グルタミン酸(Glu、E)、グルタミン(Gln、Q)、5−N−エチル−グルタミン(テアニン)、シトルリン、チオ−シトルリン、システイン(Cys、C)、ホモシステイン、メチオニン(Met、M)、エチオニン、セレノメチオニン、テルロメチオニン、トレオニン(Thr、T)、アロトレオニン、セリン(Ser、S)、ホモセリン、アルギニン(Arg、R)、ホモアルギニン、オルニチン(Orn)、リシン(Lys、K)、N(6)−カルボキシメチルリシン、ヒスチジン(His、H)、2,4−ジアミノ酪酸(Dab)、2,3−ジアミノプロピオン酸(Dap)及びN(6)−カルボキシメチルリシンからなる群から選択され、及び/又は、
    cが2であり、前記極性アミノ酸が同一のアミノ酸であるか、又は
    cが1であり、前記極性アミノ酸が、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、リシン、オルニチン、2,4−ジアミノ酪酸(Dab)及びヒスチジンのうちの1つを含む、請求項1又は2に記載の使用
  4. (Y) が、Asp、Asn、Glu、Gln、Ser、Thr、Cys、Met、Lys、Orn、Dab、His、Asn−Asn、Asp−Asp、Glu−Glu、Gln−Gln、Asn−Gln、Gln−Asn、Asp−Gln、Gln−Asp、Asn−Glu、Glu−Asn、Asp−Glu、Glu−Asp、Gln−Glu、Glu−Gln、Asp−Asn、Asn−AspThr−Thr、Ser−Ser、Thr−Ser、Ser−Thr、Asp−Ser、Ser−Asp、Ser−Asn、Asn−Ser、Gln−Ser、Ser−Gln、Glu−Ser、Ser−Glu、Asp−Thr、Thr−Asp、Thr−Asn、Asn−Thr、Gln−Thr、Thr−Gln、Glu−Thr、Thr−Glu、Cys−Asp、Cys−Lys、Cys−Ser、Cys−Thr、Cys−Orn、Cys−Dab、Cys−Dap、Lys−Lys、Lys−Ser、Lys−Thr、Lys−Orn、Lys−Dab、Lys−Dap、Ser−Lys、Ser−Orn、Ser−Dab、Ser−Dap、Orn−Lys、Orn−Orn、Orn−Ser、Orn−Thr、Orn−Dab、Orn−Dap、Dab−Lys、Dab−Ser、Dab−Thr、Dab−Orn、Dab−Dab、Dab−Dap、Dap−Lys、Dap−Ser、Dap−Thr、Dap−Orn、Dap−Dab、Dap−Dapから選択される配列を有する、及び/又は、
    (X) −(Y) が、
    LIVAGD(配列番号14)、
    ILVAGD(配列番号15)、
    LIVAAD(配列番号16)、
    LAVAGD(配列番号17)、
    AIVAGD(配列番号18)、
    LIVAGE(配列番号19)、
    LIVAGK(配列番号20)、
    ILVAGK(配列番号21)、
    LIVAGT(配列番号22)、
    AIVAGT(配列番号23)、
    AIVAGK(配列番号24)、
    LIVAD(配列番号25)、
    LIVGD(配列番号26)、
    IVAD(配列番号27)、
    IVAK(配列番号28)、
    IIID(配列番号29)、
    IIIK(配列番号30)、
    IVD(配列番号49)、
    IID(配列番号50)、
    LVE(配列番号51)、
    IVE(配列番号52)、
    LVD(配列番号53)、
    VIE(配列番号54)、
    VID(配列番号55)、
    VLD(配列番号56)、
    VLE(配列番号57)、
    LLE(配列番号58)、
    LLD(配列番号59)、
    IIE(配列番号60)、
    ID(配列番号61)、
    IE(配列番号62)、
    LIVAGOrn(配列番号31)、
    ILVAGOrn(配列番号32)、
    AIVAGOrn(配列番号33)、
    LIVAGDab(配列番号34)、
    ILVAGDab(配列番号35)、
    AIVAGDab(配列番号36)、
    LIVAGDap(配列番号37)、
    ILVAGDap(配列番号38)、
    AIVAGDap(配列番号39)、
    IVOrn(配列番号63)、
    IVDab(配列番号64)、
    IVDap(配列番号65)、
    IVK(配列番号66)、
    VIK(配列番号67)、
    VIOrn(配列番号68)、
    VIDab(配列番号69)、
    VIDap(配列番号70)、
    LIVAGDD(配列番号40)、
    LIVAGEE(配列番号41)、
    LIVAGKC(配列番号42)、
    LIVAGS(配列番号43)、
    ILVAGS(配列番号44)、
    AIVAGS(配列番号45)、及び
    ILVAGT(配列番号46)
    からなる群から選択される配列を有する、及び/又は
    aが1であり、前記N末端保護基Zが、一般式−C(O)−Rを有し、式中Rが、H、非置換又は置換アルキル、及び非置換又は置換アリールからなる群から選択され、式中Rが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル及びイソブチルからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用
  5. b+cが、少なくとも2、2〜9、3〜7又は2〜7である、及び/又は、
    前記使用が、自己組織化中のペプチド及び/又はペプチド模倣体のランダムコイル立体構造からヘリックス中間構造へ、そして最終βターン又はクロスβ立体構造への立体構造変化、を含み、前記立体構造変化が、ペプチド濃度、イオン環境、pH及び温度に依存する、及び/又は、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体がヒドロゲルを形成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体の刺激応答性ゲル化を含み、前記刺激又はゲル化条件がpH、塩濃度及び/又は温度から選択され、及び、
    前記ペプチド及び/又はペプチド模倣体が、極性頭部基として、リシン又はリシン様分子を含む塩基性アミノ酸、又はアミド化塩基性アミノ酸を含み、前記ペプチドが、塩の存在下、生理条件で及び/又は生理的pHより上のpHであるpH7〜10で、刺激応答性ゲル化、又はゲル化の増進を示す、又は、
    前記ペプチド及び/又はペプチド模倣体が、極性頭部基として酸性アミノ酸を含み、前記ペプチドが、生理的pH7未満のpHであるpH2〜6で、刺激応答性ゲル化、又はゲル化の増進を示し、前記酸性アミノ酸のアミド化又はエステル化が前記pH感受性を除去する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体を水に溶解し、得られた溶液針及びプリントヘッドによって分注される、請求項1〜のいずれか一項に記載の使用。
  8. 前記ペプチド及び/又はペプチド模倣体が、前記ヒドロゲルの総重量に対して、0.1%〜30%(重量/重量)、0.1%〜20%(重量/重量)、0.1%〜10%(重量/重量)、0.1%〜5%(重量/重量)、又は0.1%〜3%(重量/重量)の範囲の濃度で存在する、及び/又は、
    前記使用が、ゲル化前又は中に、ヒドロゲルによってカプセル化される細胞の添加又は混合を含み、前記細胞が、間葉系細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞及び線維芽細胞、髄核を含む患者試料から単離された初代細胞のいずれか一つから選択され、ゲル化前又は中に、ヒドロゲルによって共カプセル化されるさらなる化合物の添加を含む、及び/又は、
    前記使用が、プリントされたヒドロゲル上への細胞の添加を含み、前記細胞が、成熟細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞、並びに患者から単離された初代細胞及び上皮細胞、神経細胞、造血細胞及び癌細胞を含む細胞株のいずれか一つから選択される、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用
  9. ペプチド及び/又はペプチド模倣体への架橋剤の添加を含み、
    前記架橋剤が、短鎖リンカー、直鎖状及び分岐ポリマー、生理活性分子又は部分と結合しているポリマーを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の使用。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体を水溶液又は極性溶媒に溶解する工程を含む、ヒドロゲルを調製する方法であって、
    前記方法は、請求項1に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体の刺激応答性ゲル化工程を含み、前記刺激又はゲル化条件がpH、塩濃度及び/又は温度から選択される、方法
  11. 前記少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体が、極性頭部基として、リシン又はリシン様分子を含む塩基性アミノ酸、又はアミド化塩基性アミノ酸を含み、ゲル化工程が、塩の存在下、生理条件で及び/又は生理的pHより上のpHであるpH7〜10で行われる、又は、
    前記少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体が、極性頭部基として酸性アミノ酸を含み、ゲル化工程が、生理的pH7未満のpHであるpH2〜6で行われる、
    請求項10に記載の方法
  12. 溶解されたペプチド及び/又はペプチド模倣体が、さらに加温又は加熱され、その温度が、20℃〜90℃、30℃〜70℃、又は37℃〜70℃の範囲である、及び/又は、
    前記少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体が、0.01μg/ml〜100mg/ml、1mg/ml〜50mg/ml、又は1mg/ml〜20mg/mlの濃度で溶解される、
    請求項10に記載の方法
  13. 連続繊維を調製する方法であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の少なくとも1つのペプチド及び/又はペプチド模倣体を水溶液に溶解する工程と、
    得られた溶液を針、プリントヘッド、細管及び/又はマイクロ流体デバイスによって緩衝溶液に分注する工程と
    を含む方法。
  14. ゲル化/自己組織化工程前又は中に、ヒドロゲルによってカプセル化されるさらなる化合物の添加工程を含み、
    前記さらなる化合物は
    成長因子、サイトカイン、脂質、細胞受容体リガンド、ホルモン、プロドラッグ、薬物、ビタミン、抗原、抗体、抗体断片、DNA、メッセンジャーRNA、短鎖ヘアピンRNA、短鎖干渉RNA、マイクロRNA、ペプチド核酸又はアプタマーを含むオリゴヌクレオチド若しくはサッカリドを含む、生理活性分子又は部分、
    イメージング造影剤を含む、標識、色素
    ウイルス、細菌及び寄生虫を含む病原体、
    量子ドット、ナノ及びマイクロ粒子;又は
    これらの組み合わせ
    のいずれか一つから選択される及び/又は、
    前記方法は、ゲル化/自己組織化工程前又は中に、ヒドロゲルによってカプセル化される細胞の添加又は混合工程を含み、前記細胞が、間葉系細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞及び線維芽細胞、髄核を含む患者試料から単離された初代細胞のいずれか一つから選択され、ゲル化工程前又は中に、ヒドロゲルによって共カプセル化されるさらなる化合物の添加工程を含む、又は、
    前記方法は、プリントされたヒドロゲル上への細胞の添加工程を含み、前記細胞が、成熟細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞、並びに患者から単離された初代細胞及び上皮細胞、神経細胞、造血細胞及び癌細胞を含む細胞株のいずれか一つから選択される、及び/又は、
    前記方法は、ゲル化/自己組織化工程前、中又は後に、ペプチド及び/又はペプチド模倣体への架橋剤の添加工程を含み、前記架橋剤が、短鎖リンカー、直鎖状及び分岐ポリマー、生理活性分子又は部分と結合しているポリマーを含み、前記架橋剤が、自己組織化中に前記ペプチド及び/又はペプチド模倣体と静電相互作用する、
    請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法
  15. 一般式:
    −(X) −(Y) −Z’
    (式中、
    Zは、N末端保護基であり、
    aは、0又は1であり、
    Xは、出現ごとに、脂肪族D−又はL−アミノ酸及び脂肪族D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から独立して選択され、全体の疎水性は、N末端からC末端へと減少し、
    bは、1〜7の整数であり、
    Yは、極性D−又はL−アミノ酸及び極性D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から選択され、
    cは、0、1又は2であり、
    Z’は、C末端極性頭部基であり、
    dは、1であり、
    及びb+cは少なくとも2である)
    を有する、ヒドロゲルの基質媒介遺伝子送達のための使用であって、
    オリゴヌクレオチドがヒドロゲル中にカプセル化され、細胞が前記ヒドロゲル上に共カプセル化又は播種される、又は、
    前記使用は、プリンター、ピンツール及びマイクロコンタクトプリンティングを使用することを含む、又は、
    前記使用は、電流を伝導する電気回路又は圧電面に2Dミニヒドロゲルをプリントすることを含む、
    使用
  16. 注射剤としての又は注射剤治療のための、又は、注射可能な足場、注射可能なインプラント、及び/又はインプラント可能な足場としての、又は、椎間板変性症の処置のための、請求項1〜のいずれか一項に記載の使用。
  17. バイオプリンティング、3D微小液滴プリンティング、又はバイオ成形を含む、又は、
    3Dオルガノイド構造又は3D高分子生物学的構築物を得るための、又は、
    3Dでヒドロゲルにパターン形成するための、シリコーンの鋳型を含む鋳型の使用を含む、又は、
    前記使用は多細胞構築物を得るためのものであって、異なる細胞/細胞タイプを含み、共カプセル化されたさらなる化合物及び/又は架橋剤を含む、及び/又は、
    前記使用は、カプセル化された細胞、及びプリントされた/作製された足場の表面に堆積された又はプリントされた細胞を含む、3D細胞構築物又は足場を得るためのものである、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用
  18. 多細胞構築物を得るための方法であって、
    請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法によってヒドロゲルを調製する工程であり、
    ゲル化/自己組織化段階前又は中に、ヒドロゲルによってカプセル化される様々な細胞又は細胞タイプの添加又は混合段階を含み、
    前記細胞は、間葉系細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞及び線維芽細胞、髄核を含む患者試料から単離された初代細胞のいずれか一つから選択され
    ル化段階前又は中に、ヒドロゲルによって共カプセル化されるさらなる化合物の添加段階を含み、
    ル化/自己組織化段階前又は中に、ペプチド及び/又はペプチド模倣体への架橋剤の添加段階を含む工程、
    多細胞構築物を得る工程
    を含む、方法、又は、
    多細胞構築物を得るための方法であって、
    請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法によってヒドロゲルを調製する工程であり、
    (1)ゲル化段階前又は中の、ヒドロゲルによってカプセル化される細胞の添加又は混合段階、及び
    (2)その後、プリントされたヒドロゲル上への細胞の添加段階
    を含み、
    (1)及び(2)の前記細胞は異なり、並びに
    成熟細胞、前駆細胞、胎性細胞及び誘導多能性幹細胞を含む幹細胞、分化転換した前駆細胞、並びに患者から単離された初代細胞及び上皮細胞、神経細胞、造血細胞及び癌細胞を含む細胞株のいずれか一つから選択され、
    ゲル化段階前又は中に、ヒドロゲルによって共カプセル化されるさらなる化合物の添加段階を含み、
    ゲル化/自己組織化段階前又は中に、ペプチド及び/又はペプチド模倣体への架橋剤の添加段階を含む工程、
    多細胞構築物を得る工程
    を含む、方法
  19. 一般式:
    −(X) −(Y) −Z’
    (式中、
    Zは、N末端保護基であり、
    aは、0又は1であり、
    Xは、出現ごとに、脂肪族D−又はL−アミノ酸及び脂肪族D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から独立して選択され、全体の疎水性は、N末端からC末端へと減少し、
    bは、1〜7の整数であり、
    Yは、極性D−又はL−アミノ酸及び極性D−又はL−アミノ酸誘導体からなる群から選択され、
    cは、0、1又は2であり、
    Z’は、C末端極性頭部基であり、
    dは、1であり、
    及びb+cは少なくとも2である)
    を有するヒドロゲル及び異なる細胞又は細胞タイプを含有する多細胞構築物であって、マイクロドメインを含む、多細胞構築物
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