JP2017229166A - 交流電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システムの大型化および過渡応答特性の低下を招くことなく、DC/ACインバータ間の横流を抑制することが可能な交流電源システムを提供する。【解決手段】負荷300に交流電圧を供給する交流電源システム100であって、並列接続されたDC/ACインバータ1A〜1Cと、インバータ制御装置3A〜3Cと、上位制御装置4とを備え、上位制御装置4は、交流電圧の電圧値と第1指令値との差分をゼロに近付けるための電圧フィードバック制御を行い、インバータ制御装置3A〜3Cは、電圧フィードバック制御の結果に基づいて算出した交流電圧の第2指令値と、仮想インピーダンスに基づいて算出した電圧降下と、に基づいて交流電圧の第3指令値を算出する仮想インピーダンス制御を行うことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、交流電源システムに関し、特に、並列接続された複数のDC/ACインバータからなる交流電源システムに関する。
図4に示すように、従来の交流電源システム100’は、並列接続された複数のDC/ACインバータ1A〜1Cと、DC/ACインバータ1A〜1Cに直流電圧を供給する直流電圧源2A〜2Cと、複数のDC/ACインバータ1A〜1Cを1対1で制御する複数のインバータ制御装置3A’〜3C’と、リレー5とを備える。
交流電源システム100’は、三相交流電源(例えば、系統)200から負荷300への電圧供給が停止した場合に、リレー5を開状態にした上で、DC/ACインバータ1A〜1Cから負荷300へ三相交流電圧を供給する非常用電源システムである。
インバータ制御装置3A’〜3C’は、DC/ACインバータ1A〜1Cの電圧フィードバック制御を行う。具体的には、インバータ制御装置3A’は、DC/ACインバータ1Aの出力電圧を検出する第1電圧センサを備え、第1電圧センサで検出した電圧値が負荷300に供給する三相交流電圧の指令値に一致するように、DC/ACインバータ1Aを制御する。インバータ制御装置3B’は、DC/ACインバータ1Bの出力電圧を検出する第2電圧センサを備え、第2電圧センサで検出した電圧値が上記指令値に一致するように、DC/ACインバータ1Bを制御する。また、インバータ制御装置3C’は、DC/ACインバータ1Cの出力電圧を検出する第3電圧センサを備え、第3電圧センサで検出した電圧値が上記指令値に一致するように、DC/ACインバータ1Cを制御する。
ところで、交流電源システム100’では、第1〜第3電圧センサが同じ電圧値の出力電圧を検出しても、検出誤差により、第1〜第3電圧センサの検出値にばらつきが生じる場合がある。この場合、交流電源システム100’では、インバータ制御装置3A’〜3C’の電圧フィードバック制御が発散してしまい、DC/ACインバータ1A〜1C間で横流が発生・拡大してしまう。例えば、インバータ制御装置3A’がDC/ACインバータ1Aの出力電圧を減少させようする一方で、インバータ制御装置3B’がDC/ACインバータ1Bの出力電圧を増加させようとした場合、DC/ACインバータ1Bの出力電流がDC/ACインバータ1Aに流れてしまうという問題(横流の問題)が生じる。
この横流の問題を解消するために、下記の(1)〜(3)の方法が存在する。
(1)インバータ制御装置3A’〜3C’が出力電圧の位相同期信号を共有するとともに、DC/ACインバータ1A〜1Cの出力側にそれぞれリアクトルを介装させる方法(例えば、特許文献1参照)。
(2)上位制御装置を設け、上位制御装置に、直流電圧源2A〜2Cの各電圧値に関する情報および負荷300に供給されている三相交流電圧の電圧値に関する情報を入力し、上位制御装置がインバータ制御装置3A’〜3C’を緻密に制御する方法。
(3)一のインバータ制御装置(例えば、インバータ制御装置3A’)が電圧フィードバック制御を行い、他のインバータ制御装置(例えば、インバータ制御装置3B’,3C’)が電流フィードバック制御を行う、いわゆるマスタースレーブ制御を行う方法。
これらの方法によれば、横流の問題を解消することができる反面、別の問題が生じる。例えば、上記(1)の方法では、DC/ACインバータ1A〜1Cと同数のリアクトルが必要になるので、交流電源システム100’が大型化してしまうという問題が生じる。
上記(2)の方法では、上位制御装置に多数の情報を入力する必要があるので、上位制御装置に情報を入力するための多数のハーネスが必要になり、しかも、ハーネスの数はインバータ制御装置3A’〜3C’の数に比例して増加するので、交流電源システム100’が大型化してしまうという問題が生じる。
上記(3)の方法では、マスターとなるインバータ制御装置3A’が、負荷300に供給される三相交流電流の電流値に基づいて電流指令値を生成して、上記電流指令値をスレーブとなるインバータ制御装置3B’,3C’に出力し、インバータ制御装置3B’,3C’が、上記電流指令値に基づいて電流フィードバック制御を行うので、制御が一歩遅れ、過渡応答特性が低下してしまうという問題が生じる。
特開2007−104822号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、システムの大型化および過渡応答特性の低下を招くことなく、DC/ACインバータ間の横流を抑制することが可能な交流電源システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る交流電源システムは、
負荷に交流電圧を供給する交流電源システムであって、
並列接続された複数のDC/ACインバータと、
前記複数のDC/ACインバータを1対1で制御する複数のインバータ制御装置と、
前記複数のインバータ制御装置を制御する上位制御装置と、を備え、
前記上位制御装置は、
前記交流電圧の電圧値と前記複数のDC/ACインバータの出力目標電圧である第1指令値との差分をゼロに近付けるための電圧フィードバック制御を行い、
前記インバータ制御装置は、
前記電圧フィードバック制御の結果に基づいて算出した前記交流電圧の第2指令値と、予め設定された仮想インピーダンスに基づいて算出した前記仮想インピーダンスによる電圧降下と、に基づいて前記交流電圧の第3指令値を算出する仮想インピーダンス制御を行い、
前記DC/ACインバータは、
前記第3指令値に応じた出力電圧を出力する
ことを特徴とする。
この構成によれば、仮想インピーダンスによる電圧降下を算出するので、DC/ACインバータの出力側に仮想インピーダンスを生じさせることがき、その結果、システムの大型化を招くことなく(DC/ACインバータの出力側にリアクトル等のインピーダンス要素を介装させることなく)、DC/ACインバータ間の横流を抑制することが可能になる。また、この構成によれば、上位制御装置に入力する情報が交流電圧に関する情報だけになるので、ハーネスの増加を抑制することができる。さらに、この構成によれば、上位制御装置で統合的な制御(電圧フィードバック制御)を行い、下位の各インバータ制御装置で負荷の急峻な変化に対応する制御(仮想インピーダンス制御)を行うので、過渡応答特性の低下を抑制することができる。
上記交流電源システムにおいて、
前記上位制御装置は、
前記交流電圧の電圧値と前記第1指令値との差分を算出する第1演算部と、
前記差分をゼロに近付けるための前記交流電圧の振幅指令値および位相指令値を算出し、前記振幅指令値および前記位相指令値を前記複数のインバータ制御装置に出力する電圧フィードバック制御部と、を備え、
前記インバータ制御装置は、
前記振幅指令値および前記位相指令値に応じた前記第2指令値を算出する第2演算部と、
予め設定された仮想リアクタンスまたは予め設定された仮想抵抗の少なくとも一方を含む前記仮想インピーダンスと、前記DC/ACインバータの出力電流の電流値とに基づいて、前記仮想インピーダンスによる電圧降下を算出する電圧降下算出部と、
前記第2指令値から前記仮想インピーダンスによる電圧降下を減算した第3指令値を出力する第3演算部と、を備える
ことが好ましい。
上記交流電源システムにおいて、
前記電圧降下算出部は、
前記仮想リアクタンスによる電圧降下と前記仮想抵抗による電圧降下とを加算したものを、前記仮想インピーダンスによる電圧降下として算出する
ように構成することができる。
上記交流電源システムにおいて、
前記電圧降下算出部は、
前記出力電流の電流値が予め設定された閾値を超えた場合に、超えた分に比例して前記仮想インピーダンスを増加させる
ように構成することができる。
上記交流電源システムにおいて、
前記電圧フィードバック制御部は、
dq変換を行うことにより、前記振幅指令値としてd軸およびq軸の指令値を算出するとともに、前記位相指令値として位相角の指令値を算出し、
前記第2演算部は、
前記d軸およびq軸の指令値と前記位相角の指令値とに基づいて、前記第2指令値を算出する
ように構成することができる。
本発明によれば、システムの大型化および過渡応答特性の低下を招くことなく、DC/ACインバータ間の横流を抑制することが可能な交流電源システムを提供することができる。
本発明に係る交流電源システムの構成を示す図である。 本発明の上位制御装置の構成を示す図である。 本発明のインバータ制御装置の構成を示す図である。 従来の交流電源システムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る交流電源システムの実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る交流電源システム100を示す。交流電源システム100は、三相交流電源(例えば、系統)200から負荷(例えば、家庭内負荷)300への電圧供給が停止した場合に、複数(本実施形態では、3台)のDC/ACインバータ1A〜1Cから負荷300へ、三相交流電圧を供給する非常用電源システムである。
交流電源システム100は、並列接続された3台のDC/ACインバータ1A〜1Cと、DC/ACインバータ1A〜1Cに直流電圧を供給する直流電圧源2A〜2Cと、DC/ACインバータ1A〜1Cを1対1で制御する複数(本実施形態では、3台)のインバータ制御装置3A〜3Cと、インバータ制御装置3A〜3Cを制御する1台の上位制御装置4と、開閉手段5とを備える。
開閉手段5は、三相交流電源200と負荷300とを接続する電圧ラインL1に介装されており、三相交流電源200から負荷300への電圧供給が可能な場合に閉状態となり、三相交流電源200から負荷300への電圧供給が不能な場合(例えば、停電の場合)に開状態となる。開閉手段5としては、例えば、リレーを用いることができる。
DC/ACインバータ1Aは、電圧ラインL1の点X0から分岐した電圧ラインL2の点X1に接続されている。DC/ACインバータ1Bは、電圧ラインL2の点X2に接続されている。DC/ACインバータ1Cは、電圧ラインL2の点X3に接続されている。
DC/ACインバータ1A〜1Cは、開閉手段5が開状態の場合に、インバータ制御装置3A〜3Cの制御下で、直流電圧源2A〜2Cから入力された直流電圧に基づいて三相交流電圧を生成し、生成した三相交流電圧を負荷300に供給する。すなわち、DC/ACインバータ1A〜1Cは、インバータ制御装置3A〜3Cの制御下でDC/AC変換動作を行う。直流電圧源2A〜2Cとしては、例えば、蓄電池を用いることができる。
上位制御装置4は、図2に示すように、第1演算部41と、電圧フィードバック制御部42とを備える。第1演算部41には、負荷300に供給される三相交流電圧の各相の電圧値(実測値および第1指令値)に関する情報のみが入力される。この点、多数の情報が入力される従来の交流電源システム(従来の(2)の方法を採用した交流電源システム100’)と大きく異なり、本実施形態ではハーネスの増加を抑制することができる。
三相交流電圧の実測値は、例えば、電圧ラインL1の点X0と負荷300との間に設けられた電圧センサから、所定の周期で取得することができる。第1指令値は、負荷300に供給される三相交流電圧の指令値であり、複数のDC/ACインバータ1A〜1Cの出力目標電圧である。第1指令値は、予め設定しておくことができ、負荷300の状態に応じて変更することもできる。第1演算部41は、第1指令値と実測値との差分を算出し、当該差分に関する信号を電圧フィードバック制御部42に出力する。
電圧フィードバック制御部42は、第1演算部41から入力された差分に関する信号に基づいて、当該差分をゼロに近付けるための三相交流電圧の指令値(振幅指令値および位相指令値)を算出する。具体的には、電圧フィードバック制御部42は、第1演算部41から入力された差分に関する信号に基づいて、dq変換(三相/dq変換)を行い、振幅指令値としてd軸およびq軸の指令値を算出するとともに、位相指令値として位相角θの指令値を算出する。電圧フィードバック制御部42は、d軸およびq軸の指令値と位相角θの指令値とを、インバータ制御装置3A〜3Cに共通の指令値(振幅指令値および位相指令値)として出力する。
インバータ制御装置3Aは、図3に示すように、第2演算部31と、電圧降下算出部32と、第3演算部33とを備える。同様に、インバータ制御装置3B,3Cも、第2演算部31と、電圧降下算出部32と、第3演算部33とを備える。インバータ制御装置3B,3Cの動作は、インバータ制御装置3Aと同様であるため、以下では、インバータ制御装置3Aについてのみ説明する。
第2演算部31は、振幅指令値および位相指令値に基づいて、三相交流電圧の第2指令値を算出する。具体的には、第2演算部31は、d軸、q軸および位相角θの指令値に基づいて逆dq変換(dq/三相変換)を行い、第2指令値に相当する正弦波関数を算出する。例えば、d軸および位相角θの指令値に所定の正弦波関数を乗算したものと、q軸および位相角θの指令値に所定の正弦波関数を乗算したものとを加算して、三相交流電圧の各相の第2指令値を算出する。第2指令値は、上記実測値を第1指令値に近付けるための三相交流電圧の指令値である。
電圧降下算出部32は、予め設定された仮想インピーダンスと、DC/ACインバータ1Aの出力電流の電流値とに基づいて、仮想インピーダンスによる電圧降下を算出する。本実施形態では、仮想インピーダンスは、仮想リアクタンスK1および仮想抵抗K2である。また、DC/ACインバータ1Aの出力電流の電流値は、例えば、DC/ACインバータ1Aの出力端に設けられた電流センサから、所定の周期で取得することができる。
具体的には、電圧降下算出部32は、DC/ACインバータ1Aの出力電流の一の相の電流値を微分し、それに仮想リアクタンスK1を乗算することで、仮想リアクタンスK1による電圧降下を算出するとともに、上記電流値に仮想抵抗K2を乗算することで、仮想抵抗K2による電圧降下を算出する。そして、電圧降下算出部32は、仮想リアクタンスK1による電圧降下と仮想抵抗K2による電圧降下とを加算して仮想インピーダンスによる電圧降下を求め、当該電圧降下の値を第3演算部33に出力する。また、電圧降下算出部32は、DC/ACインバータ1Aの出力電流の残りの相についても、同様の演算を行い、仮想インピーダンスによる電圧降下を算出する。
第3演算部33は、第2指令値から仮想インピーダンスによる電圧降下を減算したものを、第3指令値としてDC/ACインバータ1Aに出力する。DC/ACインバータ1Aは、第3指令値に応じた三相交流電圧を出力する。
結局、インバータ制御装置3Aによれば、DC/ACインバータ1Aの出力側に仮想インピーダンス(仮想リアクタンスK1および仮想抵抗K2)を生じさせることができ、あたかもDC/ACインバータ1Aの出力側に実在のリアクトルおよび抵抗を配置したのと同様な効果を得ることができる。同様に、インバータ制御装置3B,3Cによれば、DC/ACインバータ1B,1Cの出力側に仮想インピーダンス(仮想リアクタンスK1および仮想抵抗K2)を生じさせることができ、あたかもDC/ACインバータ1B,1Cの出力側に実在のリアクトルおよび抵抗を配置したのと同様な効果を得ることができる。
これにより、DC/ACインバータ1A〜1Cは、出力側にリアクトルおよび抵抗が設けられている場合と同様に、三相交流電圧を出力することができる。その結果、本実施形態では、システムの大型化を招くことなく(DC/ACインバータ1A〜1Cの出力側にリアクトル等のインピーダンス要素を介装させることなく)、DC/ACインバータ1A〜1C間の横流を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、上位制御装置4が統合的な制御(電圧フィードバック制御)を行い、下位の各インバータ制御装置3A〜3Cがフィードフォワード的な個別の制御(仮想インピーダンス制御)を行うので、負荷300の急峻な変化にも対応することができる。言い換えれば、本実施形態では、上位制御装置4とインバータ制御装置3A〜3Cによって2段階のカスケード制御が行われるので、過渡応答特性の低下を抑制することができる。
以上、本発明に係る交流電源システムの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上位制御装置4は、三相交流電圧の電圧値と第1指令値との差分をゼロに近付けるための電圧フィードバック制御を行い、当該電圧フィードバック制御の結果を下位の各インバータ制御装置3A〜3Cに出力するのであれば、その構成を適宜変更することができる。
インバータ制御装置3A〜3Cは、電圧フィードバック制御の結果に基づいて算出した三相交流電圧の第2指令値と、仮想インピーダンスに基づいて算出した電圧降下と、に基づいて三相交流電圧の第3指令値を算出する制御(仮想インピーダンス制御)を行うのであれば、その構成を適宜変更することができる。
本発明の仮想インピーダンスは、仮想リアクタンスK1または仮想抵抗K2の少なくとも一方を含んでいればよい。また、仮想インピーダンスが仮想抵抗K2を含む場合、電圧降下算出部32は、出力電流の電流値が予め設定された閾値を超えた際に、閾値を超えた分に比例して仮想抵抗K2の値を増加させてもよい。
DC/ACインバータの数は、2台でもよいし、4台以上でもよい。また、本発明の交流電源システムは、並列接続された複数のDC/ACインバータと、複数のDC/ACインバータを1対1で制御する複数のインバータ制御装置と、複数のインバータ制御装置を制御する上位制御装置とを備え、負荷に交流電圧を供給することが可能な任意の交流電源システムを含む。
上記実施形態では、三相交流電圧を負荷に供給する場合について説明しているが、これに限定されず、単相交流電圧を負荷に供給する場合にも本発明を適用することができる。
1A〜1C DC/ACインバータ
2A〜2C 直流電圧源
3A〜3C インバータ制御装置
4 上位制御装置
5 開閉手段
31 第2演算部
32 電圧降下算出部
33 第3演算部
41 第1演算部
42 電圧フィードバック制御部
100 交流電源システム

Claims (5)

  1. 負荷に交流電圧を供給する交流電源システムであって、
    並列接続された複数のDC/ACインバータと、
    前記複数のDC/ACインバータを1対1で制御する複数のインバータ制御装置と、
    前記複数のインバータ制御装置を制御する上位制御装置と、を備え、
    前記上位制御装置は、
    前記交流電圧の電圧値と前記複数のDC/ACインバータの出力目標電圧である第1指令値との差分をゼロに近付けるための電圧フィードバック制御を行い、
    前記インバータ制御装置は、
    前記電圧フィードバック制御の結果に基づいて算出した前記交流電圧の第2指令値と、予め設定された仮想インピーダンスに基づいて算出した前記仮想インピーダンスによる電圧降下と、に基づいて前記交流電圧の第3指令値を算出する仮想インピーダンス制御を行い、
    前記DC/ACインバータは、
    前記第3指令値に応じた出力電圧を出力する
    ことを特徴とする交流電源システム。
  2. 前記上位制御装置は、
    前記交流電圧の電圧値と前記第1指令値との差分を算出する第1演算部と、
    前記差分をゼロに近付けるための前記交流電圧の振幅指令値および位相指令値を算出し、前記振幅指令値および前記位相指令値を前記複数のインバータ制御装置に出力する電圧フィードバック制御部と、を備え、
    前記インバータ制御装置は、
    前記振幅指令値および前記位相指令値に応じた前記第2指令値を算出する第2演算部と、
    予め設定された仮想リアクタンスまたは予め設定された仮想抵抗の少なくとも一方を含む前記仮想インピーダンスと、前記DC/ACインバータの出力電流の電流値とに基づいて、前記仮想インピーダンスによる電圧降下を算出する電圧降下算出部と、
    前記第2指令値から前記仮想インピーダンスによる電圧降下を減算した第3指令値を出力する第3演算部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の交流電源システム。
  3. 前記電圧降下算出部は、
    前記仮想リアクタンスによる電圧降下と前記仮想抵抗による電圧降下とを加算したものを、前記仮想インピーダンスによる電圧降下として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の交流電源システム。
  4. 前記電圧降下算出部は、
    前記出力電流の電流値が予め設定された閾値を超えた場合に、超えた分に比例して前記仮想インピーダンスを増加させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の交流電源システム。
  5. 前記電圧フィードバック制御部は、
    dq変換を行うことにより、前記振幅指令値としてd軸およびq軸の指令値を算出するとともに、前記位相指令値として位相角の指令値を算出し、
    前記第2演算部は、
    前記d軸およびq軸の指令値と前記位相角の指令値とに基づいて、前記第2指令値を算出する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の交流電源システム。
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