JP2017229114A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で管理することができるブラシレスモータを提供する。【解決手段】回転軸11と一体回転するロータ20の軸方向の両側には、第1のコイル32が巻装された第1のステータコア31を有する第1のステータ30と、第2のコイル42が巻装された第2のステータコア41を有する第2のステータ40とが配置されている。また、第1及び第2のステータ30,40を保持するハウジング60は、回転軸11を回転可能に支持している。そして、位置決め部材50は、第1のステータ30と第2のステータ40との間で各ステータ30,40に軸方向から当接している。【選択図】図2

Description

本発明は、アキシャルギャップ型のブラシレスモータに関するものである。
従来、ブラシレスモータには、回転軸に一体回転可能に固定されたロータと、同ロータの軸方向の両側に配置された一対のステータとを備えたアキシャルギャップ型のものがある。このようなブラシレスモータでは、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップが不均一であると、振動等の問題が生じるため、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップが均一(一定)になるように管理することが重要である。
例えば、特許文献1に記載されたブラシレスモータでは、一対のステータの内周側端部が、ハウジングに回転可能に支持された回転軸に対して相対回転可能に支持されている。また、各ステータの外周側端部は、各ステータを内側に収容したハウジングに対して軸方向に相対移動可能且つ周方向に相対回転不能に支持されている。更に、各ステータの内周側端部は、回転軸に設けられた位置決め手段によって軸方向の位置決めがなされている。位置決め手段は、各ステータに対して、各ステータにおけるロータと反対側の軸方向の端部に設けられている。そして、この位置決め手段によって、回転軸に固定されたロータと各ステータとの間の軸方向のエアギャップが管理されている。
特開2005−304101号公報
ところで、特許文献1に記載されたブラシレスモータでは、各ステータの内周側端部を回転軸に対して相対回転可能に支持し、更に、同回転軸に設けた位置決め手段によって各ステータの軸方向の位置決めを行っている。そのため、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを管理するための構成が複雑となり、当該ブラシレスモータの組付けが煩雑になってしまうという問題があった。また、各ステータは、ハウジングに対して軸方向に相対移動可能であるとともに、位置決め手段は、各ステータに対してロータと反対側の軸方向の端部に設けられているのみである。そのため、振動等により、各ステータが軸方向に沿ってロータ側に移動してしまい、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップにばらつきが生じる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で管理することができるブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するブラシレスモータは、回転軸と一体回転するロータと、コイルが巻装されたステータコアをそれぞれ有し前記ロータの軸方向の両側に配置された一対のステータと、前記回転軸を回転可能に支持し前記一対のステータを保持するハウジングと、を備えたアキシャルギャップ型のブラシレスモータであって、一方の前記ステータと他方の前記ステータとの間で各前記ステータに軸方向から当接した位置決め部材を有する。
この構成によれば、一対のステータの間の軸方向の間隔は、一対のステータの間で各ステータに軸方向から当接する位置決め部材によって決定される。従って、一対のステータの間に各ステータに軸方向から当接するように位置決め部材を設けるだけで容易に一対のステータの間の軸方向の間隔を決定することができる。そして、位置決め部材によって軸方向の間隔が一定に維持される一対のステータの間にロータが配置されることになるため、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを均一(一定)にしやすくなる。従って、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で管理することができる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記位置決め部材は、前記ロータの外周を囲む円筒状をなし、前記位置決め部材の軸方向の一端部が一方の前記ステータに軸方向から当接し、前記位置決め部材の軸方向の他端部が他方の前記ステータに軸方向から当接していることが好ましい。
この構成によれば、円筒状をなす位置決め部材の軸方向の両端部が一対のステータに軸方向から当接するため、周方向の何れの位置でも、一対のステータの間の軸方向の間隔が位置決め部材によって一定に保たれる。従って、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で高精度に管理することができる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記位置決め部材は、前記コイルよりも径方向外側に位置することが好ましい。
この構成によれば、位置決め部材がコイルに接触することを抑制しやすくなる。また、各ステータと位置決め部材との当接面積を稼ぎやすくなる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記位置決め部材は、非磁性体であることが好ましい。
この構成によれば、位置決め部材に磁束が流れることを抑制することができる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記ハウジングは、前記位置決め部材との間に一方の前記ステータを軸方向に挟持する第1のエンドフレームと、前記位置決め部材との間に他方の前記ステータを軸方向に挟持する第2のエンドフレームと、前記第1のエンドフレームと前記第2のエンドフレームとを軸方向に連結し前記第1及び第2のエンドフレームを軸方向に前記位置決め部材側に押圧する連結部材とを有することが好ましい。
この構成によれば、第1のエンドフレームを介して一方のステータが位置決め部材側に軸方向に押圧されるとともに、第2のエンドフレームを介して他方のステータが位置決め部材側に軸方向に押圧される。従って、各ステータが位置決め部材に対して密着されるため、一対のステータの間の軸方向の間隔を位置決め部材に応じてより高精度に管理することができる。その結果、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成でより高精度に管理することができる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記位置決め部材は、前記ロータの外周を囲み外周面が各前記ステータよりも径方向外側に位置する筒状をなし、前記第1及び第2のエンドフレームの各々と前記位置決め部材の外周面との間に、前記第1及び第2のエンドフレームの各々と前記位置決め部材の外周面との間を液密に封止するシール部材がそれぞれ配置されていることが好ましい。
この構成によれば、位置決め部材を利用した簡単な構成でブラシレスモータの内部への水の浸入を抑制することができる。
本発明のブラシレスモータによれば、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で管理することができる。
実施形態のブラシレスモータの一部分解斜視図。 (a)は実施形態のブラシレスモータを模式的に示す断面図、(b)及び(c)は同断面図における部分拡大図。 別の形態のブラシレスモータを模式的に示す断面図。
以下、ブラシレスモータの一実施形態について説明する。
図1及び図2(a)に示すように、ブラシレスモータ10は、円柱状をなす回転軸11に一体回転可能に固定された円盤状のロータ20と、ロータ20に対して軸方向の両側に配置された一対のステータ30,40(即ち第1のステータ30及び第2のステータ40)とを備えたアキシャルギャップ型のブラシレスモータである。
ロータ20は、略円環状をなすロータコア21と、ロータコア21の軸方向の両端部に固定された第1の磁石22及び第2の磁石23とを備えている。ロータコア21は、その径方向の中央部に回転軸11が圧入されることにより回転軸11と一体回転可能となっている。また、ロータコア21の軸方向の一端部(図2(a)において上端部)に固定された第1の磁石22、及びロータコア21の軸方向の他端部(図2(a)において下端部)に固定された第2の磁石23は、それぞれN極とS極とが周方向に交互に並ぶように設けられている。なお、第2の磁石23は、第1の磁石22に対して磁極1つ分だけ周方向にずれるようにロータコア21に対して固定されている。そのため、軸方向に重なる第1の磁石22の各磁極と第2の磁石23の各磁極は、互いに異なる磁極(N極とS極)となっている。
ロータ20の軸方向の一方側(図2(a)において上側)に配置された前記第1のステータ30は、第1のステータコア31と、第1のステータコア31に巻装された複数の第1のコイル32とを備えている。
第1のステータコア31は、円環状の板状をなす第1のベース部34と、第1のベース部34からロータ20側に向けて軸方向に突出した(軸方向に延びる)複数の第1のティース35とを有する。複数の第1のティース35は、周方向に等角度間隔に設けられている。そして、各第1のティース35に、集中巻にて第1のコイル32が巻回されている。また、第1のベース部34の外周縁部は、複数の第1のコイル32よりも径方向外側に位置している。そして、第1のベース部34におけるロータ20側の軸方向の端面であって第1のコイル32よりも径方向外側の部分には、軸方向と直交する平面状をなす第1のステータ側当接面36が設けられている。また、第1のベース部34におけるロータ20と反対側の軸方向の端面(図2(a)において上端面)は、軸方向と直交する平面状をなす第1の被押圧面37となっている。
ロータ20の軸方向の他方側(図2(a)において下側)に配置された前記第2のステータ40は、第1のステータ30と同様の構成をなしている。即ち、第2のステータ40は、第1のステータコア31と同様の形状をなす第2のステータコア41と、第2のステータコア41の複数の第2のティース45にそれぞれ巻回された複数の第2のコイル42とを有する。そして、第2のベース部44の外周縁部は、複数の第2のコイル42よりも径方向外側に位置し、第2のベース部44におけるロータ20側の軸方向の端面であって第2のコイル42よりも径方向外側の部分には、軸方向と直交する平面状をなす第2のステータ側当接面46が設けられている。また、第2のベース部44におけるロータ20と反対側の軸方向の端面(図2(a)において下端面)は、軸方向と直交する平面状をなす第2の被押圧面47となっている。
また、第1のステータ30と第2のステータ40との間には、第1のステータ30と第2のステータ40との間の軸方向の間隔を均一にするための位置決め部材50が配置されている。本実施形態の位置決め部材50は、非磁性体の金属(例えば、アルミニウム合金)から形成されている。位置決め部材50は、周方向に沿って軸方向の高さが一定の円筒状をなすとともに、同位置決め部材50の内周面は、第1及び第2のコイル32,42よりも径方向外側に位置する。即ち、位置決め部材50は、ロータ20の外周を囲む円筒状をなすとともに、第1及び第2のコイル32,42よりも径方向外側に位置している。更に、位置決め部材50の外径は、第1及び第2のステータ30,40の外径(本実施形態では第1及び第2のベース部34,44の外径)よりも大きい。そのため、位置決め部材50の外周面は、第1及び第2のステータ30,40よりも径方向外側に位置している。また、位置決め部材50は、第1のステータ30側の軸方向の端面が、軸方向と直交する平面状をなす第1の当接面51となっており、第2のステータ40側の軸方向の端面が、軸方向と直交する平面状をなす第2の当接面52となっている。第1の当接面51と第2の当接面52とは互いに平行をなすとともに、それぞれ円環状をなしている。
このような位置決め部材50は、第1のステータ30と第2のステータ40との間で各ステータ30,40に軸方向から当接している。詳述すると、位置決め部材50は、第1の当接面51が第1のステータ30の第1のステータ側当接面36に軸方向から当接するとともに、第2の当接面52が第2のステータ40の第2のステータ側当接面46に軸方向から当接している。従って、第1のステータ30と第2のステータ40との間の軸方向の間隔は、位置決め部材50の軸方向の長さに応じた間隔になっている。そして、位置決め部材50によって軸方向の間隔が決定された第1のステータ30と第2のステータ40との間にロータ20が配置されることにより、軸方向に対向する第1のステータ30とロータ20との間に第1のエアギャップG1が設けられ、軸方向に対向する第2のステータ40とロータ20との間に第2のエアギャップG2が設けられている。
また、ブラシレスモータ10は、第1及び第2のステータ30,40を保持するハウジング60を有する。本実施形態のハウジング60は、第1及び第2のステータ30,40の軸方向の両側に配置された一対のエンドフレーム61,62(即ち第1のエンドフレーム61及び第2のエンドフレーム62)を有する。以下、第1のエンドフレーム61を第1のフレーム61、第2のエンドフレーム62を第2のフレーム62と記載する。
第1及び第2のフレーム61,62の各々は、例えば被磁性体の金属から形成されており、それぞれ第1及び第2のステータ30,40よりも外径の大きい略円板状をなしている。第1のフレーム61は、第1のステータコア31よりも外径の大きい略円板状をなし第1のステータ30を保持する第1の保持部61aと、第1の保持部61aの外周縁部であって第1のステータ30よりも径方向外側となる部分から軸方向に第2のフレーム62側に突出した第1の突出部61bとを有する。同様に、第2のフレーム62は、第2のステータコア41よりも外径の大きい略円板状をなし第2のステータ40を保持する第2の保持部62aと、第2の保持部62aの外周縁部であって第2のステータ40よりも径方向外側となる部分から軸方向に第1のフレーム61側に突出した第2の突出部62bとを有する。
第1及び第2の保持部61a,62aは、各々の内側面(ブラシレスモータ10の内部側の側面)に、軸方向と直交する平面状をなし前記第1及び第2のベース部34,44の第1及び第2の被押圧面37,47に軸方向から当接する第1及び第2の押圧面61c,62cをそれぞれ有する。そして、第1のフレーム61は、前記位置決め部材50との間に第1のステータ30の第1のステータコア31(第1のベース部34の外周縁部)を軸方向に挟持し、第2のフレーム62は、同位置決め部材50との間に第2のステータ40の第2のステータコア41(第2のベース部44の外周縁部)を軸方向に挟持している。また、第1及び第2の保持部61a,62aは、各々の中央部に、それぞれ第1及び第2の軸受63,64を保持している。これら第1及び第2の軸受63,64によって、前記回転軸11が回転可能に支持されている。即ち、第1及び第2のフレーム61,62は、第1及び第2の軸受63,64を介して回転軸11を回転可能に支持している。
また、前記第1及び第2の突出部61b,62bは、前記位置決め部材50の外周でそれぞれ同位置決め部材50と径方向に重なる位置まで軸方向に突出しており、円筒状をなしている。そして、第1及び第2の突出部61b,62bの内径は、位置決め部材50の外径と略等しい。また、図2(a)、図2(b)及び図2(c)に示すように、第1及び第2の突出部61b,62bの内周面には、位置決め部材50と径方向に対向する位置に、周方向に沿って延びる円環状の第1及び第2の収容溝61d,62dがそれぞれ形成されている。そして、各収容溝61d,62dには、第1及び第2のフレーム61,62の各々と位置決め部材50の外周面との間を液密に封止するシール部材65,66が収容されている。本実施形態では、各シール部材65,66はOリングである。第1の収容溝61dに収容されたシール部材65は、第1の突出部61bと位置決め部材50の外周面とに液密に密着し、第2の収容溝62dに収容されたシール部材66は、第2の突出部62bと位置決め部材50の外周面とに液密に密着している。
また、第1のフレーム61と第2のフレーム62とは、第1及び第2のステータ30,40よりも径方向外側で連結部材67によって軸方向に連結されている。本実施形態では、連結部材67は、第1のフレーム61を貫通し第2のフレーム62に螺合された複数のボルトである。そして、連結部材67は、第1及び第2のフレーム61,62を軸方向に連結して固定するとともに、これら第1及び第2のフレーム61,62を軸方向に位置決め部材50側に押圧している。
上記のようなブラシレスモータ10を組み付ける際には、まず、第2のフレーム62の第2の押圧面62c上に、第2のステータコア41の第2の被押圧面47が第2の押圧面62cに当接するように第2のステータ40を配置する。なお、このとき、第2のフレーム62の第2の収容溝62dには、シール部材66(本実施形態ではOリング)が収容されている。その後、ロータ20が固定された回転軸11を第2の軸受64を介して第2のフレーム62に対して回転可能に支持させて、ロータ20を第2のステータ40と軸方向に対向させる。また、位置決め部材50の第2の当接面52側の軸方向の端部を第2の保持部62a内に挿入し、第2の当接面52を第2のステータコア41の第2のステータ側当接面46に軸方向から当接させる。なお、ロータ20と位置決め部材50とは、どちらが先に組み付けられてもよい。その後、第1のステータコア31の第1のステータ側当接面36を第1の当接面51に軸方向から当接させつつ、第1のステータ30をロータ20と軸方向に対向させて配置する。その後、第1の突出部61b内に位置決め部材50の第1の当接面51側の軸方向の端部を挿入しつつ、第1のフレーム61を第1のステータ30に対して組み付ける。このとき、第1のフレーム61は、第1の押圧面61cを第1のステータコア31の第1の被押圧面37に当接させるとともに、第1の軸受63を介して同回転軸11を回転可能に支持するように組み付けられる。その後、連結部材67にて第1のフレーム61と第2のフレーム62とを連結することにより、ブラシレスモータ10が完成する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
対をなす第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔は、第1及び第2のステータ30,40の間で第1及び第2のステータ30,40の第1及び第2のステータコア31,41にそれぞれ軸方向から当接する位置決め部材50によって決定される。従って、第1及び第2のステータ30,40の間に各ステータ30,40に軸方向から当接するように位置決め部材50を設けるだけで容易に第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔を決定することができる。そして、位置決め部材50によって軸方向の間隔が一定に維持される第1及び第2のステータ30,40の間にロータ20が配置されることになるため、各ステータ30,40とロータ20との間の軸方向のエアギャップ(第1及び第2のエアギャップG1,G2)を均一(一定)にしやすくなる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1及び第2のステータ30,40とロータ20との間の軸方向のエアギャップ(即ち第1及び第2のエアギャップG1,G2)を簡単な構成で管理することができる。
(2)円筒状をなす位置決め部材50の軸方向の両端部(第1及び第2の当接面51,52)が第1及び第2のステータ30,40に軸方向から当接するため、周方向の何れの位置でも、第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔が位置決め部材50によって一定に保たれる。従って、各ステータ30,40とロータ20との間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で高精度に管理することができる。
(3)位置決め部材50は、第1及び第2のコイル32,42よりも径方向外側に位置する。そのため、位置決め部材50が第1及び第2のコイル32,42に接触することを抑制しやすくなる。また、第1及び第2のステータ30,40の各々と位置決め部材50との当接面積を稼ぎやすくなる。本実施形態では、位置決め部材50が円筒状をなすため、当該位置決め部材50が第1及び第2のコイル32,42よりも径方向外側に位置することにより、位置決め部材50の直径をより大きくすることができるため、第1及び第2の当接面51,52の面積をより大きくすることができる。従って、第1及び第2のステータ30,40と位置決め部材50との当接状態をより安定させることができるため、第1及び第2のステータ30,40の軸方向の間隔をより安定して均一(一定)にすることができる。
(4)位置決め部材50は、非磁性体であるため、位置決め部材50に磁束が流れることを抑制することができる。即ち、位置決め部材50によって漏れ磁束が生じることを抑制することができる。
(5)第1のフレーム61を介して第1のステータ30が位置決め部材50側に軸方向に押圧されるとともに、第2のフレーム62を介して第2のステータ40が位置決め部材50側に軸方向に押圧される。従って、各ステータ30,40が位置決め部材50に対して密着されるため、第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔を位置決め部材50に応じてより高精度に管理することができる。その結果、各ステータ30,40とロータ20との間の軸方向のエアギャップを簡単な構成でより高精度に管理することができる。
(6)位置決め部材50は、ロータ20の外周を囲み外周面が第1及び第2のステータ30,40よりも径方向外側に位置する筒状をなしている。更に、第1及び第2の突出部61b,62bの各々と位置決め部材50の外周面との間には、第1及び第2のフレーム61,62の各々と位置決め部材50の外周面との間を液密に封止するシール部材65,66がそれぞれ配置されている。そのため、位置決め部材50を利用した簡単な構成でブラシレスモータ10の内部への水の浸入を抑制することができる。
(7)位置決め部材50は、第1及び第2のステータ30,40の第1及び第2のステータコア31,41に軸方向から当接しているため、各ステータ30,40と位置決め部材50との当接状態を安定させやすくなる。従って、第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔を位置決め部材50によって均一(一定)にしやすくなる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、シール部材65,66はOリングである。しかしながら、第1のフレーム61と位置決め部材50の外周面とに液密に密着するもの、また、第2のフレーム62と位置決め部材50の外周面とに液密に密着するものであれば、シール部材65,66は必ずしもOリングでなくてもよい。例えば、シール部材65,66は、ガスケットや、第1及び第2のフレーム61,62の各々と位置決め部材50の外周面との間にそれぞれ充填された接着剤であってもよい。また、ブラシレスモータ10は、必ずしもシール部材65,66を備えなくてもよい。
・上記実施形態では、第1のフレーム61と第2のフレーム62とを軸方向に連結する連結部材67にはボルトが用いられている。しかしながら、連結部材67は、ボルトに限らず、第1のフレーム61と第2のフレーム62とを軸方向に連結し各フレーム61,62を軸方向に位置決め部材50側に押圧するものであればよい。
・上記実施形態では、各ステータ30,40を軸方向に位置決め部材50側に押圧する押圧部材を、第1及び第2のフレーム61,62、並びに連結部材67が構成している。しかしながら、押圧部材の構成はこれに限らない。例えば、押圧部材にバネ等を用いて、各ステータ30,40を軸方向に位置決め部材50側に押圧してもよい。このようにしても、押圧部材によって、第1及び第2のステータ30,40が軸方向に位置決め部材50側に押圧される。従って、各ステータ30,40が位置決め部材50に対して密着されるため、第1及び第2のステータ30,40の間の軸方向の間隔を位置決め部材50に応じてより高精度に管理することができる。その結果、各ステータ30,40とロータ20との間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で高精度に管理することができる。
・上記実施形態では、ハウジング60は、第1及び第2のステータ30,40の軸方向の両側に配置された第1及び第2のフレーム61,62を備えた構成となっている。しかしながら、第1及び第2のステータ30,40を保持するハウジングの構成は、これに限らない。
例えば、図3に示す例では、ハウジング70は、有底筒状をなすハウジング本体71と、ハウジング本体の開口部を閉塞するエンドフレーム72とから構成されている。なお、図3では、上記実施形態と同一の構成及び対応する構成に同一の符号を付している。そして、ハウジング本体71の底部71aの中央部に第2の軸受64が配置されるとともに、エンドフレーム72の中央部に第1の軸受63が配置されている。また、第1及び第2のステータ30,40は、ハウジング本体71の側壁部71bの内周面に固定(例えば、圧入固定)されている。なお、図3に示す例では、第2のステータ40は、ハウジング本体71の底部71aから軸方向に離間しているが、底部71aに当接していてもよい。そして、軸方向に対向する第1及び第2のステータ30,40の間に配置された位置決め部材50は、第1及び第2のコイル32,42よりも径方向外側に位置するとともに、その外径が側壁部71bの内径よりも小さくなっている。このようにしても、上記実施形態の(1)〜(4),(7)と同様の効果を得ることができる。
・位置決め部材50は、アルミニウム合金以外の非磁性体(例えば、非磁性のステンレス鋼等)から形成されてもよい。また、位置決め部材50は、必ずしも非磁性体でなくてもよい。
・上記実施形態では、位置決め部材50は円筒状をなしている。しかしながら、位置決め部材50の形状は、これに限らない。例えば、位置決め部材50は、多角筒状や、軸方向視楕円形状の筒状等であってもよい。また、位置決め部材50は、筒状に限らず、円弧状、平板状等であってもよい。また、位置決め部材50は、軸方向に延びる柱状をなし、ロータ20の外周で周方向に複数配置されるものであってもよい。
・上記実施形態では、位置決め部材50は、第1及び第2のステータ30,40の第1及び第2のステータコア31,41に軸方向から当接している。しかしながら、第1及び第2のステータ30,40において、位置決め部材50が軸方向から当接する場所は、必ずしも第1及び第2のステータコア31,41でなくてもよい。例えば、位置決め部材50は、第1及び第2のステータコア31,41に第1及び第2のコイル32,42との間の電気的絶縁のために装着されたインシュレータに軸方向から当接するものであってもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のブラシレスモータにおいて、各前記ステータを軸方向に前記位置決め部材側に押圧する押圧部材を備えたことを特徴とするブラシレスモータ。
この構成によれば、押圧部材によって、一方のステータが位置決め部材側に軸方向に押圧されるとともに、他方のステータが位置決め部材側に軸方向に押圧される。従って、各ステータが位置決め部材に対して密着されるため、一対のステータの間の軸方向の間隔を位置決め部材に応じてより高精度に管理することができる。その結果、各ステータとロータとの間の軸方向のエアギャップを簡単な構成で高精度に管理することができる。
(ロ)請求項1乃至請求項6及び前記(イ)の何れか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記位置決め部材は、一対の前記ステータの前記ステータコアに軸方向から当接することを特徴とするブラシレスモータ。
同構成によれば、各ステータと位置決め部材との当接状態を安定させやすくなる。従って、一対のステータの間の軸方向の間隔を位置決め部材によって均一にしやすくなる。
10…ブラシレスモータ、11…回転軸、20…ロータ、30…ステータとしての第1のステータ、31…ステータコアとしての第1のステータコア、32…コイルとしての第1のコイル、40…ステータとしての第2のステータ、41…ステータコアとしての第2のステータコア、42…コイルとしての第2のコイル、50…位置決め部材、60,70…ハウジング、61…第1のエンドフレーム、62…第2のエンドフレーム、65,66…シール部材、67…連結部材。

Claims (6)

  1. 回転軸と一体回転するロータと、
    コイルが巻装されたステータコアをそれぞれ有し前記ロータの軸方向の両側に配置された一対のステータと、
    前記回転軸を回転可能に支持し前記一対のステータを保持するハウジングと、
    を備えたアキシャルギャップ型のブラシレスモータであって、
    一方の前記ステータと他方の前記ステータとの間で各前記ステータに軸方向から当接した位置決め部材を有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記位置決め部材は、前記ロータの外周を囲む円筒状をなし、前記位置決め部材の軸方向の一端部が一方の前記ステータに軸方向から当接し、前記位置決め部材の軸方向の他端部が他方の前記ステータに軸方向から当接していることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記位置決め部材は、前記コイルよりも径方向外側に位置することを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記位置決め部材は、非磁性体であることを特徴とするブラシレスモータ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記ハウジングは、前記位置決め部材との間に一方の前記ステータを軸方向に挟持する第1のエンドフレームと、前記位置決め部材との間に他方の前記ステータを軸方向に挟持する第2のエンドフレームと、前記第1のエンドフレームと前記第2のエンドフレームとを軸方向に連結し前記第1及び第2のエンドフレームを軸方向に前記位置決め部材側に押圧する連結部材とを有することを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 請求項5に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記位置決め部材は、前記ロータの外周を囲み外周面が各前記ステータよりも径方向外側に位置する筒状をなし、
    前記第1及び第2のエンドフレームの各々と前記位置決め部材の外周面との間に、前記第1及び第2のエンドフレームの各々と前記位置決め部材の外周面との間を液密に封止するシール部材がそれぞれ配置されていることを特徴とするブラシレスモータ。
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