JP2017228405A - 車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セット - Google Patents

車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セット Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の向上を図ることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セットを提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、一方の表面に第1の配線パターンを有し、他方の表面に第2の配線パターンを有する基板と;前記第1の配線パターンまたは前記第2の配線パターンに実装された発光素子と;を具備している。前記基板の前記一方の表面側から見て、前記第1の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心と、前記第2の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心との間の距離が、2mm以下となっている。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セットに関する。
発光ダイオードが実装された基板を有する車両用照明装置と、車両用照明装置を取り付ける筐体とを備えた車両用灯具がある。
そして、一組の車両用灯具が、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称となる位置に設けられる場合がある。この場合、例えば、車体の左側に設けられる車両用灯具と、車体の右側に設けられる車両用灯具とは、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称な平面形状を有するものとなる場合が多い。
対称軸に対して線対称な平面形状を有する車両用灯具の場合には、車両用灯具に設けられる筐体や配線パターンが設けられた基板も対称軸に対して線対称な平面形状を有するものとなる。そのため、配線パターンが設けられた基板が2種類必要となる。
ここで、2種類の基板を製造する際には、以下の様にしている。
まず、1つの板材の一方の表面に2種類の基板となる領域を複数設定し、複数の領域のそれぞれに対応する配線パターンを形成する。次に、配線パターンが設けられた基板を板材から切り出す。この様にすれば、2種類の基板を効率よく製造することができる。
ところが、2種類の基板のうち一方の基板のみが必要となる場合がある。この場合、必要となった基板を前述のようにして製造すると、必要のない他方の基板までもが製造されてしまうので、生産性が低下するおそれがある。
一方、1つの板材から1種類の配線パターンが設けられた基板のみを製造するようにすると、2種類の基板を効率よく製造することができなくなるので、生産性が低下するおそれがある。
そこで、生産性の向上を図ることができる技術の開発が望まれていた。
特開2015−134559号公報
本発明が解決しようとする課題は、生産性の向上を図ることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セットを提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、一方の表面に第1の配線パターンを有し、他方の表面に第2の配線パターンを有する基板と;前記第1の配線パターンまたは前記第2の配線パターンに実装された発光素子と;を具備している。
前記基板の前記一方の表面側から見て、前記第1の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心と、前記第2の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心との間の距離が、2mm以下となっている。
本発明の実施形態によれば、生産性の向上を図ることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用灯具セットを提供することができる。
車両用照明装置1aおよび車両用灯具100aを例示するための模式断面図である。 図1において車両用照明装置1aおよび車両用灯具100aをA方向から見た模式図である。 (a)は、車両用照明装置1aの発光素子13が設けられる側の模式平面図である。(b)は、車両用照明装置1aの発光素子13が設けられる側とは反対側の模式平面図である。 車両用照明装置1bおよび車両用灯具100bを例示するための模式断面図である。 図4において車両用照明装置1bおよび車両用灯具100bをC方向から見た模式図である。 (a)は、車両用照明装置1bの発光素子13が設けられる側の模式平面図である。(b)は、車両用照明装置1bの発光素子13が設けられる側とは反対側の模式平面図である。 本実施の形態に係る車両用灯具セットを例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態に係る車両用灯具100a(第1の車両用灯具の一例に相当する)、車両用灯具100b(第2の車両用灯具の一例に相当する)は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用灯具100a、100bとしては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)、ルームランプなどを例示することができる。ただし、車両用灯具100a、100bの用途は、これらに限定されるわけではない。例えば、車両用灯具100aおよび車両用灯具100bは、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称となる位置に設けられるものであればよい。
(車両用照明装置1aおよび車両用灯具100a)
図1は、車両用照明装置1aおよび車両用灯具100aを例示するための模式断面図である。
なお、図1は、図2における車両用照明装置1aおよび車両用灯具100aのB−B線方向の模式断面図である。
図2は、図1において車両用照明装置1aおよび車両用灯具100aをA方向から見た模式図である。
図3(a)は、車両用照明装置1aの発光素子13が設けられる側の模式平面図である。
図3(b)は、車両用照明装置1aの発光素子13が設けられる側とは反対側の模式平面図である。
まず、車両用照明装置1aについて説明する。
図3(a)、(b)に示すように、車両用照明装置1aには、基板11、配線パターン12a(第1の配線パターンの一例に相当する)、配線パターン12b(第2の配線パターンの一例に相当する)、発光素子13、抵抗14、制御素子15、および給電端子16が設けられている。
基板11は、平板状を呈している。基板11の平面形状は、筐体101aの平面形状に応じて適宜変更することができる。
なお、本明細書における平面形状は、車両用照明装置1a(1b)または車両用灯具100a(100b)における光の出射側から見た場合の対象物の形状である。
基板11の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板11は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板11は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
発光素子13の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板11を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。
なお、高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、熱伝導率の高い酸化アルミニウムなどからなるフィラーを混合させたものである。
また、基板11は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
図3(a)に示すように、配線パターン12aは、基板11の一方の側(例えば、表面側)の表面に設けられている。
配線パターン12aの形状には特に限定はない。例えば、配線パターン12aは、発光素子13、抵抗14、制御素子15、および給電端子16が電気的に接続されるような形状を有するものとすることができる。この場合、配線パターン12aの面積を大きくすれば、放熱性の向上と、配線抵抗の低減を図ることができる。例えば、配線パターン12aの各部分は、面状を呈するものとすることができる。
図3(b)に示すように、配線パターン12bは、基板11の他方の側(例えば、裏面側)の表面に設けられている。
発光素子13は、基板11の光の出射側に設けられる。そのため、車両用照明装置1aにおいては、発光素子13は、配線パターン12aと電気的に接続される。一方、後述する車両用照明装置1bにおいては、発光素子13は、配線パターン12bと電気的に接続される。すなわち、発光素子13は、配線パターン12aまたは配線パターン12bに実装されている。
これに対して、抵抗14および制御素子15は、基板11の少なくともいずれかの面に設けられていればよい。すなわち、抵抗14および制御素子15は、配線パターン12aおよび配線パターン12bの少なくともいずれかに実装されていればよい。
ここで、車両用照明装置1aと後述する車両用照明装置1bとの間において、配線パターン12a、12bが設けられた基板11が兼用部品となるようにすることが好ましい。
配線パターン12a、12bが設けられた基板11を兼用部品とする場合には、基板11の一方の表面側から見て、配線パターン12aにおける発光素子13を実装する領域13aの中心13aaと、配線パターン12bにおける発光素子13を実装する領域13bの中心13baとの間の距離は、2mm以下となるようにすることが好ましい。
この様にすれば、配線パターン12a、12bが設けられた基板11を兼用部品とした場合に、車両用照明装置1aと車両用照明装置1bとの間において、車体の線対称位置に発光素子13を配置することができる。
なお、領域13a、13bには、発光素子13を実装する実装パッドを設けることができる。
なお、抵抗14や制御素子15の配置は、配光特性に与える影響が極めて少ない。
そのため、基板11の一方の表面側から見て、配線パターン12aにおける抵抗14を実装する領域14aの中心14aaと、配線パターン12bにおける抵抗14を実装する領域14bの中心14baとの間の距離には特に限定はない。
また、基板11の一方の表面側から見て、配線パターン12aにおける制御素子15を実装する領域15aの中心15aaと、配線パターン12bにおける制御素子15を実装する領域15bの中心15baとの間の距離には特に限定はない。
ただし、これらの距離も2mm以下となるようにすることが好ましい。
これらの距離が2mm以下となるようにすれば、基板11の一方の表面側から見て、配線パターン12aの形状および大きさと、配線パターン12bの形状および大きさとが同じとなるようにすることが容易となる。そのため、基板11の一方の面側(例えば、表面側)における電気特性や放熱特性と、基板11の他方の面側(例えば、裏面側)における電気特性や放熱特性とが同等となるようにすることができる。すなわち、車両用照明装置1aと車両用照明装置1bとの間において、電気特性や放熱特性が同等となるようにすることができる。
なお、領域14a、14bには、抵抗14を実装する実装パッドを設けることができる。領域15a、15bには、制御素子15を実装する実装パッドを設けることができる。
またさらに、配線パターン12aと配線パターン12bとを電気的に接続する導電ビア12cをさらに設けることができる。導電ビア12cを介して配線パターン12aと配線パターン12bとを電気的に接続すれば、配線抵抗を低減させることができるので、電気特性を向上させることができる。また、導電ビア12cを設ければ、配線パターン12aと配線パターン12bとを熱的に接続することもできる。そのため、基板11の両面からの放熱が容易となるので、放熱特性を向上させることができる。
なお、導電ビア12cの数、配置、大きさなどは、配線パターン12aおよび配線パターン12bの形状や大きさなどに応じて適宜変更することができる。
配線パターン12a、12bは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン12a、12bは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン12a、12bの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン12a、12bは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
導電ビア12cの材料は、配線パターン12aと配線パターン12bの材料と同様とすることができる。
発光素子13は、基板11の上に設けられている。発光素子13は、配線パターン12aと電気的に接続されている。発光素子13は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子13の数には特に限定はなく、複数設けることもできる。複数の発光素子13を設ける場合には、複数の発光素子13は直列接続される。
発光素子13の形式には特に限定はない。
発光素子13は、例えば、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型などの表面実装型の発光素子とすることができる。
発光素子13は、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。
また、発光素子13は、COB(Chip On Board)により実装されるものとすることもできる。
COBにより実装される発光素子13とする場合には、チップ状の発光素子13と、発光素子13と配線パターン12aを電気的に接続する配線と、チップ状の発光素子13や配線などを囲む枠部と、枠部の内部に設けられチップ状の発光素子13や配線などを覆う封止部などとを基板11の上に設けることができる。
この場合、封止部には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。
例えば、発光素子13が青色発光ダイオード、蛍光体がYAG系蛍光体である場合には、発光素子13から出射した青色の光によりYAG系蛍光体が励起され、YAG系蛍光体から黄色の蛍光が放射される。そして、青色の光と黄色の光が混ざり合うことで、白色の光が車両用照明装置1aから出射される。なお、蛍光体の種類や発光素子13の種類は、例示をしたものに限定されるわけではない。蛍光体の種類や発光素子13の種類は、車両用照明装置1aの用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
なお、図1、図2、および図3(a)に例示をした発光素子13は、表面実装型の発光素子である。
光の出射面である発光素子13の上面は、車両用照明装置1aの正面側に向けられており、主に、車両用照明装置1aの正面側に向けて光を出射する。
発光素子13の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1aの大きさ、形状、用途などに応じて適宜変更することができる。
抵抗14は、基板11の上に設けられている。抵抗14は、配線パターン12aと電気的に接続されている。
抵抗14は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。
なお、図1、図2、および図3(a)に例示をした抵抗14は、表面実装型の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗14が膜状の抵抗器であれば、抵抗14と基板11との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗14を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗14における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子13の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子と、グランド端子と、の間の印加電圧を一定にすると、発光素子13から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子13から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗14により、発光素子13に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗14の抵抗値を変化させることで、発光素子13に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗14が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子13の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗14を選択する。
抵抗14が膜状の抵抗器の場合には、抵抗14の一部を除去して除去部を形成する。そして、除去部の大きさなどにより、抵抗14の抵抗値を変化させる。この場合、除去部を形成すれば、抵抗値は増加することになる。例えば、抵抗14にレーザ光を照射すれば除去部を容易に形成することができる。
抵抗14の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子13の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子15は、基板11の上に設けられている。制御素子15は、配線パターン12aと電気的に接続されている。制御素子15は、逆方向電圧が発光素子13に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子13に印加されないようにするために設けられている。
制御素子15は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子15は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。なお、図1、図2、および図3(a)に例示をした制御素子15は、表面実装型のダイオードである。
その他、発光素子13の断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。また、配線パターン12aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
また、近年においては、車両用照明装置1a、1bの高機能化や多機能化が進んでいる。そのため、例えば、点滅回路、定電流回路、点灯回路(駆動回路)の少なくともいずれかを有する集積回路などをさらに設けることもできる。集積回路は、基板11の上に設けることができる。集積回路25は、配線パターン12aと電気的に接続することができる。
給電端子16は、複数設けられている。給電端子16は、線状を呈し、基板11に設けられた孔の内部に設けられている。給電端子16の一方の端部は、配線パターン12aと電気的に接続されている。給電端子16の他方の端部は、基板11の、配線パターン12bが設けられる側の面から突出している。給電端子16は、配線パターン12bと電気的に接続されていてもよい。給電端子16は、銅などの導電性材料から形成されている。なお、給電端子16の数、形状、配置、大きさなどは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。また、給電端子16が、基板11に設けられた孔の内部に設けられる場合を例示したが、これに限定されるわけではない。給電端子16は、基板11の表面に設けることもできる。
次に、車両用灯具100aについて説明する。
図1および図2に示すように、車両用灯具100aには、車両用照明装置1a、筐体101a、ベース102a、光学要素部103a、スペーサ104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101aは、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101aの開口部の近傍には、取り付け部101aaが設けられている。取り付け部101aaは、枠状を呈している。取り付け部101aaの外周端は、筐体101aの内壁面に接続されている。筐体101aと取り付け部101aaは一体に形成することができる。
筐体101aの取り付け部101aaには、ベース102aを介して車両用照明装置1aが取り付けられる。
筐体101aは、例えば、透光性を有する材料から形成することができる。透光性を有する材料は、例えば、ガラスなどの無機材料、透明樹脂などの有機材料などとすることができる。透明樹脂は、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などとすることができる。この場合、筐体101aの開口部側とは反対側の部分(光の出射側の部分)を透光性を有する材料から形成し、筐体101aのその他の部分を、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することもできる。
筐体101aの開口部側とは反対側の部分には、レンズや、微細な凹凸からなる拡散部などを設けることもできる。
ベース102aは、平板状を呈している。ベース102aの平面形状は、基板11の平面形状や筐体101aの平面形状に応じて適宜変更することができる。
ベース102aの一方の面には、発光素子13などが設けられた基板11が取り付けられている。基板11は、ネジなどの締結部材を用いて、ベース102aの一方の面に取り付けることができる。
ベース102aは、ネジなどの締結部材を用いて、取り付け部101aaの、光学要素部103a側とは反対側の面に取り付けられている。ベース102aを取り付け部101aaに取り付けた際には、発光素子13などが設けられた基板11が、ベース102aおよび筐体101aにより画された空間の内部に収納される。
ベース102aには、コネクタ105が挿入される孔が設けられている。
ベース102aと取り付け部101aaとの間にはシール部材102aaが設けられている。シール部材102aaは、環状を呈するものとすることができる。シール部材102aaは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。そのため、ベース102aを取り付け部101aaに取り付けた際には、ベース102aおよび筐体101aにより画された空間が水密となるように密閉される。
ベース102aの材料は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定はない。ただし、ベース102aの材料は、アルミニウムや樹脂などの比重が小さい材料とすることが好ましい。
光学要素部103aは、筐体101aの内部に設けられている。光学要素部103aは、筐体101aの開口部側とは反対側に設けられている。光学要素部103aには、発光素子13から出射した光が入射する。光学要素部103aは、発光素子13から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。
例えば、図1に例示をした光学要素部103aはリフレクタである。この場合、光学要素部103aは、発光素子13から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
なお、光学要素103aが設けられる場合を例示したが、これに限定されるわけではない。光学要素103aは、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
スペーサ104は、ベース102aと取り付け部101aaとの間に設けられている。スペーサ104は、筒状を呈したものとすることができる。スペーサ104は、樹脂などの絶縁性材料から形成することが好ましい。
コネクタ105は、ベース102aに設けられた孔に挿入されている。コネクタ105は、ベース102aに設けられた孔の内部に露出している複数の給電端子16の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子16の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子13とが電気的に接続される。
また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、ベース102aに設けられた孔の内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が、ベース102aに設けられた孔に挿入された際には、シール部材105aにより、孔が水密となるように密閉される。
シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
(車両用照明装置1bおよび車両用灯具100b)
図4は、車両用照明装置1bおよび車両用灯具100bを例示するための模式断面図である。
なお、図4は、図5における車両用照明装置1bおよび車両用灯具100bのD−D線方向の模式断面図である。
図5は、図4において車両用照明装置1bおよび車両用灯具100bをC方向から見た模式図である。
図6(a)は、車両用照明装置1bの発光素子13が設けられる側の模式平面図である。
図6(b)は、車両用照明装置1bの発光素子13が設けられる側とは反対側の模式平面図である。
まず、車両用照明装置1bについて説明する。
図6(a)、(b)に示すように、車両用照明装置1bには、基板11、配線パターン12a、配線パターン12b、発光素子13、抵抗14、制御素子15、および給電端子16が設けられている。
この場合、発光素子13、抵抗14、および制御素子15は、配線パターン12bと電気的に接続されている。給電端子16の一方の端部は、配線パターン12bと電気的に接続されている。給電端子16の他方の端部は、基板11の、配線パターン12aが設けられる側の面から突出している。給電端子16は、配線パターン12aと電気的に接続されていてもよい。
ここで、一般的には、車両用照明装置1aには配線パターン12aのみが設けられた基板を設け、車両用照明装置1bには配線パターン12bのみが設けられた基板を設ける様にしている。しかしながら、この様にすると配線パターンが設けられた基板が2種類必要となる。
この場合、1つの板材から1種類の基板のみを製造するようにすると、2種類の基板を効率よく製造することができない。
一方、1つの板材の一方の表面に2種類の基板となる領域を複数設定し、複数の領域のそれぞれに対応する配線パターン12a(12b)を形成し、配線パターン12a(12b)が設けられた基板を板材から切り出すこともできる。この様にすれば、2種類の基板を効率よく製造することができる。
ところが、修理や在庫管理などにより、2種類の基板のうち一方の基板のみが必要となる場合がある。この場合、必要となった基板を前述のようにして製造すると、必要のない他方の基板までもが製造されてしまうので、生産性が低下するおそれがある。
前述したように、配線パターン12a、12bが設けられた基板11は兼用部品となっているので、車両用照明装置1aに設けられる基板11、および車両用照明装置1bに設けられる基板11のいずれにも対応することが可能となる。すなわち、必要に応じて基板11の実装面を選択することで、車両用照明装置1aに設けられる基板11、および車両用照明装置1bに設けられる基板11のいずれにも対応することが可能となる。そのため、車両用照明装置1a、1b、および車両用灯具100a、100bの生産性を向上させることができる。
またさらに、配線パターン12a、12bが設けられた基板11が兼用部品となっていれば、車両用照明装置1aおよび車両用照明装置1bに設けられる全ての部品を兼用部品とすることができる。そのため、車両用照明装置1a、1b、および車両用灯具100a、100bの生産性をさらに向上させることができる。
次に、車両用灯具100bについて説明する。
図4および図5に示すように、車両用灯具100bには、車両用照明装置1b、筐体101b、ベース102b、光学要素部103b、スペーサ104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101bの平面形状と筐体101aの平面形状は、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称となっている。筐体101bのその他の形態、材料、機能などは、筐体101aのその他の形態、材料、機能などと同様とすることができる。
ベース102bの平面形状とベース102aの平面形状は、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称となっている。ベース102bのその他の形態、材料、機能などは、ベース102aのその他の形態、材料、機能などと同様とすることができる。
光学要素部103bの平面形状と光学要素部103aの平面形状は、車体の中心軸などの所定の対称軸に対して線対称となっている。光学要素部103bのその他の形態、材料、機能などは、光学要素部103aのその他の形態、材料、機能などと同様とすることができる。
なお、光学要素103bが設けられる場合を例示したが、これに限定されるわけではない。光学要素103bは、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
(車両用灯具セット)
図7は、本実施の形態に係る車両用灯具セットを例示するための模式図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る車両用灯具セットは、車両用灯具100aおよび車両用灯具100bを一組有している。一組の車両用灯具100aおよび車両用灯具100bは、車体200の中心軸200aなどの所定の対称軸に対して線対称となる位置に設けられている。
例えば、前述した車両用灯具100aは、外部から車体200を見た場合に、車体200の左側に設けられるものとすることができる。これに対して、車両用灯具100bは、外部から車体200を見た場合に、車体200の右側に設けられるものとすることができる。
この場合、車両用灯具100aにおいては、発光素子13は配線パターン12aに実装される。車両用灯具100bにおいては、発光素子13は配線パターン12bに実装される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1a 車両用照明装置、1b 車両用照明装置、11 基板、12a 配線パターン、12b 配線パターン、12c 導電ビア、13 発光素子、14 抵抗、15 制御素子、16 給電端子、100a 車両用灯具、100b 車両用灯具、101a 筐体、101b 筐体、102a ベース、102b ベース、103a 光学要素部、103b 光学要素部、200 車体、200a 中心軸

Claims (6)

  1. 一方の表面に第1の配線パターンを有し、他方の表面に第2の配線パターンを有する基板と;
    前記第1の配線パターンまたは前記第2の配線パターンに実装された発光素子と;
    を具備し、
    前記基板の前記一方の表面側から見て、前記第1の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心と、前記第2の配線パターンにおける前記発光素子を実装する領域の中心との間の距離が、2mm以下である車両用照明装置。
  2. 前記第1の配線パターンおよび前記第2の配線パターンの少なくともいずれかに実装された抵抗をさらに具備し、
    前記基板の前記一方の表面側から見て、前記第1の配線パターンにおける前記抵抗を実装する領域の中心と、前記第2の配線パターンにおける前記抵抗を実装する領域の中心との間の距離が、2mm以下である請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記第1の配線パターンおよび前記第2の配線パターンの少なくともいずれかに実装された制御素子をさらに具備し、
    前記基板の前記一方の表面側から見て、前記第1の配線パターンにおける前記制御素子を実装する領域の中心と、前記第2の配線パターンにおける前記制御素子を実装する領域の中心との間の距離が、2mm以下である請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを接続する導電ビアをさらに具備した請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
  6. 請求項5記載の車両用灯具を一組具備し、
    前記一組の車両用灯具は、車体の所定の対称軸に対して線対称となる位置に設けられた第1の車両用灯具と、第2の車両用灯具とを有し、
    前記第1の車両用灯具においては、発光素子が第1の配線パターンに実装され、
    前記第2の車両用灯具においては、前記発光素子が第2の配線パターンに実装されている車両用灯具セット。
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