JP6666585B2 - 車両用照明装置 - Google Patents
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Description
ここで、ウェッジベース電球を発光ダイオードを備えた車両用照明装置と置き換える場合、ウェッジベース電球が装着されていたソケットはそのまま用いられる。そのため、発光ダイオードを備えた車両用照明装置のリード部は、ウェッジベース電球のリード部と同じ形状と寸法を有している。
そのため、車両用照明装置をソケットに装着する際にリード部がめくれ上がるのを抑制することができ、且つ、リード部の加工が容易な車両用照明装置の開発が望まれていた。
この車両用照明装置によれば、車両用照明装置をソケットに装着する際にリード部がめくれ上がるのを抑制することができる。また、リード部の加工が容易となる。
また、車両用照明装置をソケットに装着する際に、車両用照明装置が傾くのを抑制することができる。
この様にすれば、リード部の端部の位置を保持するのが容易となる。
この様にすれば、車両用照明装置をソケットに装着する際に、リード部がめくれ上がるのをさらに効果的に抑制することができる。
この様にすれば、車両用照明装置をソケットに装着する際に、車両用照明装置が傾くのを抑制することができる。また、車両用照明装置をソケットに装着するのが容易となる。
この様にすれば、リード部の加工がさらに容易となる。
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、二輪車(オートバイ)、四輪車(自動車)、鉄道車両などに設けることができる。二輪車や四輪車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、制動灯、方向指示灯あるいは尾灯などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1(a)〜図1(c)に示すように、車両用照明装置1には、本体部2、発光モジュール3、カバー4、リード部5、および保持部6が設けられている。
収納部2aの装着部2b側とは反対側には発光モジュール3(基板3a)が設けられている。発光モジュール3は、収納部2aの内部に収納される。そのため、収納部2aは、筒状を呈している。収納部2aは、例えば、円筒状を呈したものとすることができる。収納部2aの装着部2b側の端部は閉鎖されている。収納部2aのカバー4側の端部は開口している。
装着部2bは、車両用灯具に設けられたソケットに装着される。そのため、装着部2bは、平板状を呈している。
そのため、収納部2aおよび装着部2bは絶縁性材料から形成することが好ましい。絶縁性材料は、例えば、樹脂などの有機材料、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)やガラスなどの無機材料などとすることができる。
この場合、軽量化、低コスト化を考慮して、収納部2aおよび装着部2bは、樹脂などの有機材料から形成することが好ましい。
基板3aは、平板状を呈している。基板3aの表面には、配線パターンを設けることができる。配線パターンは、基板3aの両面に設けることもできるし、基板3aの片面に設けることもできる。なお、図1(a)に例示をしたものの場合には、配線パターンは、基板3aの両面に設けられている。
また、基板3aは、単層であってもよいし、多層であってもよい。なお、多層基板の場合には、配線パターンを基板3aの内部に設けることもできる。
発光素子3bは、例えば、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型などの表面実装型の発光素子とすることができる。なお、図1(a)に例示をした発光素子3bは、表面実装型の発光素子である。
発光素子3bは、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。
発光素子3bの数、大きさなどは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
抵抗3cの数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子3bの数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子3dは、逆方向電圧が発光素子3bに印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子3bに印加されないようにするために設けられている。制御素子3dは、例えば、ダイオードとすることができる。
また、制御素子3dは、保護素子の他に、電流を制御する素子としても良い。この場合、制御素子3dは、例えば、抵抗、トランジスタ、コンデンサ等を用いた定電流回路等とすることができる。
発光素子3bを基板3aのカバー4側の表面に実装し、抵抗3cおよび制御素子3dを基板3aの収納部2a側の表面に実装すれば、スペース効率を向上させることができる。そのため、発光モジュール3の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
制御素子3dの数、種類、機能、組み合わせ、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子3bの数や仕様などに応じて適宜変更することができる。また、抵抗3cと制御素子3dを兼用したり、どちらか一方を省略する構成としても良い。
保持部6は、絶縁性材料から形成されている。保持部6の材料は、装着部2bの材料と同じとすることができる。保持部6は、装着部2bと一体に形成することができる。
この様にすれば、リード部5を本体部2に組み付ける際に、リード部5が変形したり、傷や凹みが生じたりするのを抑制することができる。
図2(a)は、比較例に係る車両用照明装置101を例示するための模式図である。
図2(b)は、図2(a)において車両用照明装置101をC方向から見た模式図である。
ところが、製造工程においてリード部105をU字状に折り返す際に、折り返し部分の一部が膨らむと、車両用照明装置1がソケットに装着できなくなるおそれがある。
そのため、本実施の形態においては、リード部5の、収納部2a側とは反対側の端部の位置を保持する保持部6を設けるようにしている。
この様にすれば、車両用照明装置1をソケットに装着する際にリード部5がめくれ上がるのを抑制することができ、且つ、リード部5の加工を容易とすることができる。
図3(b)は、図3(a)において車両用照明装置1をD方向から見た模式図である。 図3(c)は、図3(b)におけるE部の模式拡大図である。
図1(a)〜図1(c)に例示をした保持部6は、リード部5が延びる方向と直交し、且つ、前記装着部の表面に平行な方向において、リード部5の両側に設けられていた。本実施の形態に係る保持部6は、図3(a)〜図3(c)に示すように、リード部5が延びる方向と直交し、且つ、前記装着部の表面に平行な方向において、リード部5の片側に設けられている。
すなわち、保持部6は、リード部5が延びる方向と直交し、且つ、前記装着部の表面に平行な方向において、リード部5の少なくとも片側に設けられていればよい。
図4(b)は、図4(a)において車両用照明装置1をF方向から見た模式図である。 図4(c)は、図4(a)において車両用照明装置1をG方向から見た模式図である。 図5(a)は、図4(c)におけるH部の模式拡大図である。
図5(b)は、図5(a)における車両用照明装置1のI−I線方向の模式断面図である。
保持部16は、装着部2bの、収納部2a側とは反対側の端部の近傍に設けられている。保持部16は、リード部5の、収納部2a側とは反対側の端部の位置を保持している。保持部16は、リード部5の先端部分が挿入される孔とすることができる。保持部16の断面寸法(孔の断面寸法)は、リード部5の断面寸法よりも僅かに長くなっている。
また、装着部2bの、保持部16が設けられる部分の表面2b2は、盛り上がっているようにすることができる。なお、装着部2bの、保持部16が設けられる部分の表面2b2は、平坦となっていてもよい。
この様にすれば、車両用照明装置1をソケットに装着する際に、装着部2bの、保持部16が設けられる部分がソケットに設けられた電極に引っかかるのを抑制することができる。
図6(b)は、図6(a)において車両用照明装置1をJ方向から見た模式図である。
図6(a)、(b)に示すように、装着部2bの保持部6が設けられる側とは反対側の表面と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離は、装着部2bの保持部6が設けられる側の表面と中心軸1aとの間の距離よりも長くしている。すなわち、装着部2bを偏芯させている。また、装着部2bの、保持部6が設けられる側とは反対側の表面は平坦面とすることができる。
この場合、装着部2bの、保持部6が設けられる側とは反対側の表面と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離L6は、リード部5と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離L7と同じとなるようにすることが好ましい。
この様にすれば、車両用照明装置1をソケットに装着する際に、車両用照明装置1が傾くのを抑制することができる。また、車両用照明装置1をソケットに装着するのが容易となる。
図7(b)は、図7(a)において車両用照明装置1をK方向から見た模式図である。 図7(a)、(b)に示すように、装着部2bの表面には、凸部2b4をさらに設けることができる。凸部2b4は、装着部2bの、保持部6が設けられる側とは反対側の表面から突出している。
凸部2b4は、リード部5が延びる方向に延びた形態を有している。凸部2b4は、例えば、装着部2bの収納部2a側の端部と、装着部2bの、収納部2a側とは反対側の端部の近傍との間を延びている。
凸部2b4の断面形状には、特に限定はない。例えば、凸部2b4の断面形状は、半円とすることもできるし、長方形や台形などの多角形とすることもできる。
凸部2b4の材料は、装着部2bの材料と同じとすることができる。凸部2b4は、装着部2bと一体に形成することができる。
また、凸部2b4の頂部2b4aと車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離L6は、リード部5と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離L7と同じとなるようにすることが好ましい。
凸部2b4を設けるようにすれば、車両用照明装置1をソケットに装着する際に、車両用照明装置1が傾くのを抑制することができる。
Claims (8)
- 収納部と;
前記収納部の一方の端部に設けられた装着部と;
前記収納部の前記装着部側とは反対側に設けられた発光素子と;
一方の端部側が前記収納部の内部に設けられ、他方の端部側が前記装着部の表面に設けられ、前記発光素子と電気的に接続されたリード部と;
前記装着部の表面に設けられ、前記装着部の前記収納部側とは反対側の端部の近傍に位置し、前記リード部の前記収納部側とは反対側の端部の位置を保持する保持部と;
前記保持部と対峙し、前記装着部の、前記保持部が設けられる側とは反対側の表面から突出する凸部と;
を具備した車両用照明装置。 - 前記保持部は、前記リード部が延びる方向と直交し、且つ、前記装着部の表面に平行な方向において、前記リード部の少なくとも片側に設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
- 前記リード部の前記収納部側とは反対側の端部近傍は、前記装着部の内部に向けて屈曲している請求項1または2に記載の車両用照明装置。
- 前記装着部の前記保持部が設けられる側とは反対側の表面と車両用照明装置の中心軸との間の距離は、前記装着部の前記保持部が設けられる側の表面と前記中心軸との間の距離よりも長い請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記リード部は、直線状の形態を有している請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記凸部は、前記リード部が延びる方向に延びている請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記凸部は、前記装着部の前記収納部側の端部と、前記装着部の前記収納部側とは反対側の端部の近傍との間を延びている請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記凸部の頂部と車両用照明装置の中心軸との間の距離は、前記リード部と前記中心軸との間の距離と同じである請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
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