JP2017227846A - 画像形成装置 - Google Patents

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浩一 今仲
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毅 石井
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喬 楠川
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Abstract

【課題】帯電部材の劣化状態にかかわらず、クリーニング装置によるトナーの回収を高い回収率で行わせる。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、トナー像形成部と、転写部材と、クリーニング装置と、複数のブラシ毛が植毛されてなるブラシ状の帯電部材であって、電源装置から印加される帯電バイアスにより、像担持体上に残存するトナーに正規帯電極性と同極性の電荷を付与する帯電部材と、動作制御部とを備える。動作制御部は、トナー像を転写させた記録紙の枚数をカウントし、当該カウントした枚数が予め定められた第1の数に到達するまでは、帯電部材に帯電バイアスを印加させず、当該カウントした枚数が第1の数に到達した後は、帯電部材に予め定められた第1の強度の帯電バイアスを印加させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、像担持体上に残存するトナーを除去する技術に関する。
所謂電子写真方式の画像形成装置では、転写ベルトなどの像担持体上にトナー像を形成して、当該トナー像を電気的に記録紙に転写することで、記録紙上に画像を形成している。トナー像の転写時において適切な転写バイアスを印加したとしても、像担持体上のトナーを全て残らず記録紙側に転写させることは難しく、トナー像の転写後に像担持体上にトナーが残存する場合がある。このため、画像形成装置では、像担持体上に残存するトナーを除去するクリーニング装置が設けられている(例えば、下記特許文献1〜4を参照)。
特開平2−212866号公報 特開平4−204785号公報 特開平7−306620号公報 特開平11−73080号公報
ここで、上記のクリーニング装置よりも像担持体の走行方向における上流側にブラシ状の帯電部材を設ける技術が知られている。当該帯電部材は、電源装置から印加される帯電バイアスにより、像担持体上に残存するトナーに正規帯電極性と同極性の電荷を付与する。これにより、像担持体上に残存するトナーの極性を正規帯電極性と同極性に統一することができ、上記のクリーニング装置のトナーの回収率を高めることができる。
しかしながら、上記のブラシ状の帯電部材は、印字動作を繰り返すにつれてブラシ性能が低下して帯電能力が劣化する。帯電部材の帯電能力が劣化した場合を想定して、帯電部材に印加する帯電バイアスの強さを予め強い強度に設定することが考えられるが、この場合、帯電部材が劣化していない時に、像担持体上に残存するトナーに必要以上の電荷を付与してしまうことになる。この結果、トナーが飛散したり、クリーニング装置のトナーの回収率が低下する場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、帯電部材の劣化状態にかかわらず、クリーニング装置によるトナーの回収を高い回収率で行わせることを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体にトナーを供給して、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、転写バイアスが印加され、当該転写バイアスにより前記トナー像を前記像担持体上から記録紙に転写させる転写部材と、記録紙にトナー像が転写された後に前記像担持体上に残存するトナーを除去するクリーニング装置と、複数のブラシ毛が植毛されてなるブラシ状の帯電部材であって、前記像担持体の走行方向における前記クリーニング装置よりも上流側に、前記ブラシ毛が前記像担持体上に接触した状態で配置され、電気的に接続された電源装置から印加される帯電バイアスにより、前記像担持体上に残存するトナーに正規帯電極性と同極性の電荷を付与する帯電部材と、前記帯電部材による帯電動作を制御する動作制御部と、を備え、前記動作制御部は、トナー像を転写させた記録紙の枚数をカウントし、当該カウントした枚数が予め定められた第1の数に到達するまでは、前記帯電部材に帯電バイアスを印加させず、当該カウントした枚数が前記第1の数に到達した後は、前記帯電部材に予め定められた第1の強度の帯電バイアスを印加させる、画像形成装置である。
上記の構成によれば、帯電部材の劣化状態にかかわらず、クリーニング装置によるトナーの回収を高い回収率で行わせることができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置のクリーニング装置及びその周りの構造を示す断面図である。 本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置のクリーニング装置の構造を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。 (A)は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置における、帯電バイアス印加部が帯電ブラシに印加する帯電バイアスの強度と印字回数との関係を示す図であり、(B)は、一般的な画像形成装置における、帯電バイアスの強度と印字回数との関係を示す図である。 変形例にかかる画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。 (A)および(B)は、変形例にかかる画像形成装置の回収ローラー上のトナーおよび紙粉を模式的に示す図である。 変形例にかかる画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の構造を示す断面図である。図2は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14などを備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から指示を受け付ける。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データなどに基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー画像を形成する。
画像形成部12の画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム121と、現像装置122と、トナーを収容するトナーカートリッジ(不図示)と、帯電装置123と、露光装置124と、一次転写ローラー126と、をそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121の外周面にトナー画像を形成する。
一次転写ローラー126は、中間転写ベルト125(像担持体)を介して、感光体ドラム121に対向して配置されている。各感光体ドラム121と各一次転写ローラー126との間にはニップ部が形成される。また、一次転写ローラー126は、電源である一次転写バイアス印加部1261と接続されており、一次転写バイアスが印加される。当該一次転写バイアスにより、上記のニップ部において各感光体ドラム121の外周面に形成された各色のトナー画像が中間転写ベルト125の外周面に電気的に転写される。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125Aによって駆動され、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間を無端走行する。中間転写ベルト125の外周面には、各色のトナー画像が重ね合わされて、カラーのトナー画像が形成される。
二次転写ローラー210(転写部材)は、中間転写ベルト125を介して、駆動ローラー125Aに対向して配置されている。二次転写ローラー210は、電源である二次転写バイアス印加部2101と接続されており、二次転写バイアスが印加される。当該二次転写バイアスにより、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー画像が、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125Aとのニップ部において、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙に電気的に転写される。この後、定着部13が、記録紙上のトナー画像を熱圧着により記録紙に定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙は、排出トレイ151に排出される。
上記の構成において、現像装置122、帯電装置123、及び露光装置124が、像担持体としての中間転写ベルトにトナーを供給して、像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部としての役割を果たす。
画像形成装置1は、更に、従動ローラー125Bに張架された中間転写ベルト125部分に、クリーニング装置70を備えている。クリーニング装置70は、中間転写ベルト125の外周面に形成されたトナー画像が記録紙に転写された後に、中間転写ベルト125の外周面上に残存するトナーを回収する。また、中間転写ベルト125の走行方向におけるクリーニング装置70よりも上流側には、帯電ブラシ(帯電部材)80が設けられている。
図3は、クリーニング装置70及びその周りの構造を示す断面図である。図4は、クリーニング装置70の構造を示す斜視図である。
帯電ブラシ80は、固定ブラシであって、中間転写ベルト125の外周面にそのブラシ面が接触するように配置されている。また、帯電ブラシ80は、帯電バイアス印加部(電源装置)801と接続されている。帯電バイアス印加部801は、後述する動作制御部101によりその動作が制御され、画像形成動作時に、正規帯電極性と同極性のバイアスを帯電ブラシ80に対して印加する。一方、帯電ブラシ80に対向する位置にある従動ローラー125Bは接地されている。ここで、記録紙へのカラー画像の転写後に中間転写ベルト125の外周面に残存する残存トナーの帯電電荷は均一でない。例えば、中間転写ベルト125から記録紙が分離する際に生じる剥離放電等により、正規帯電極性(本実施の形態ではプラス)とは逆極性(本実施の形態ではマイナス)に帯電する残存トナーが存在する。帯電ブラシ80は、帯電バイアス印加部801から正規帯電極性と同極性のバイアスが印加されることで、残存トナーに対して正規帯電極性と同極性の電荷を付与する。これにより、残存トナーの帯電電荷を均一にすることができ、クリーニング装置70での残存トナーの回収性を向上させることができる。
クリーニング装置70は、ファーブラシ71(除去ローラー)と、回収ローラー72と、シール部材73と、クリーニングブレード74と、トナー貯留部75と、トナー搬送スクリュー76とを有している。
ファーブラシ71は、従動ローラー125Bに張架された状態の中間転写ベルト125の外周面に接触して、画像形成時に当該外周面上に残存しているトナーをファーブラシ71に移動させることによって除去する。ファーブラシ71は、回転軸と回転軸の周面に立設された複数の起毛とで構成されている。ファーブラシ71の回転軸は、従動ローラー125Bの回転軸方向に延び、ケーシング77に軸支されている。ファーブラシ71は、不図示の駆動機構により、回転軸を回転中心として従動ローラー125Bの回転方向と同一方向に回転される。
また、ファーブラシ71は不図示の電源部から、回収ローラー72を介して正規帯電極性とは逆極性のバイアスが印加されている。これにより、中間転写ベルト125の外周面に残存しているトナーを電気的に吸着して回収することができる。
回収ローラー72は、ファーブラシ71の表面に接触して、画像形成時にファーブラシ71が除去したトナーをファーブラシ71から回収ローラー72に移動させることによって回収する。回収ローラー72の回転軸は、ファーブラシ71の回転軸方向に延び、ケーシング77に軸支されている。回収ローラー72は、回転軸を回転中心としてファーブラシ71の回転方向とは逆方向に回転する。
回収ローラー72は、不図示の電源部と接続され、画像形成時に、トナーの正規帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。このため、回収ローラー72の電位が、ファーブラシ71の電位より低くなるので、ファーブラシ71が回収したトナーを電気的に吸着して回収することができる。
クリーニングブレード74は、平板状部材からなり、回収ローラー72の回転軸方向に延びる。クリーニングブレード74は、先端部が回収ローラー72の表面に接触するようにケーシング77に取り付けられている。クリーニングブレード74は、回収ローラー72の表面から、回収ローラー72が回収したトナーを掻き取る。当該掻き取られたトナーは、トナー貯留部75に落下して溜まる。
シール部材73は、例えばウレタン等の可撓性素材からなり、その一部が回収ローラー72の表面に柔軟に接触するようにトナー貯留部75に取り付けられている。シール部材73は、シール部材73の先端部と回収ローラー72の表面との接触位置においては、回収ローラー72の表面に付着したトナーを通過させる。また、シール部材73は、クリーニングブレード74により回収ローラー72から掻き取られたトナーについて、トナー貯留部75からファーブラシ71側への逆流を規制する。
トナー貯留部75は、ファーブラシ71及び回収ローラー72からはシール部材73によって仕切られ、回収ローラー72により回収されてクリーニングブレード74により掻き取られたトナーを収容する。トナー貯留部75には、トナー搬送スクリュー76が設けられている。トナー搬送スクリュー76は、回収ローラー72の回転軸方向に延び、その回転軸761はケーシング77に軸支されている。トナー搬送スクリュー76の回転軸761の周面には、螺旋状にトナー搬送羽根762が設けられており、当該トナー搬送羽根762によって、トナー貯留部75内のトナーが、回転軸761方向における所定位置に集められる。これにより、中間転写ベルト125の外周面上の残存トナーが回収される。
図2に戻って、画像形成装置1は、更に、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及び専用のハードウェア回路等から構成される。制御ユニット10は、上記のROMや内蔵のHDDに記憶されたプログラムが上記のCPUに実行されることにより、制御部100及び動作制御部101として機能する。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部47などと接続されている。制御部100は、接続されている上記各部の動作制御や、各部との間での信号又はデータの送受信を行う。
動作制御部101は、画像形成部12による画像形成動作を制御する機能を有する。
続いて、上記の構成を備える画像形成装置1の動作の流れを説明する。図5は、画像形成時おける画像形成装置1の動作の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、制御部100は、印刷ジョブを開始する旨の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。
印刷ジョブを開始する旨の指示を受け付けた場合(ステップS10においてYES)、動作制御部101は、工場出荷時以降に画像形成装置1が行ってきた印字回数に基づき、帯電バイアス印加部801が帯電ブラシ80に印加する帯電バイアスの強度を決定する(ステップS11)。
図6(A)は、帯電バイアス印加部801が帯電ブラシ80に印加する帯電バイアスの強度と印字回数との関係を示す図である。本図に示すように、動作制御部101は、印字回数が0回から予め定められた第1の数N1に到達するまでは、帯電バイアスの強度を0に決定する。すなわち、動作制御部101は、帯電バイアス印加部801に帯電バイアスを印加させない。また、動作制御部101は、印字回数が第1の数N1に到達した場合、帯電バイアスの強度を予め定められた第1の強度E1(>0)に決定する。更に、動作制御部101は、印字回数が予め定められた第2の数N2(>N1)に到達した場合、帯電バイアスの強度を予め定められた第2の強度E2(>E1)に決定する。
動作制御部101は、ステップS11の処理で決定した帯電バイアスを帯電バイアス印加部801に印加させたうえで、画像形成動作を実行する(ステップS12)。
以下では、上記の処理を行うことによる効果を説明する。帯電ブラシ80は、複数のブラシ毛が植毛されてなるブラシ状の帯電部材であり、当該ブラシ毛が中間転写ベルト125の外周面に接触した状態で、中間転写ベルト125が走行する。この結果、帯電ブラシ80と中間転写ベルト125との間の摩擦により、正規帯電極性と同極性の電荷が中間転写ベルト125上のトナーに付与される。
印字回数が少ない場合、帯電ブラシ80のブラシ性能が劣化しておらず、帯電ブラシ80に帯電バイアスを印加しなくても、上記の摩擦により発生する電荷により中間転写ベルト125上のトナーを正規帯電極性に均一にすることができる。
図6(B)は、一般的な画像形成装置における帯電バイアスの強度と印字回数との関係を示す図である。本図に示すように、一般的な画像形成装置では、画像形成装置の工場出荷時の直後から一律に帯電バイアス(強度E3)を帯電ブラシに印加させている。このため、印字回数が少なく帯電ブラシ80のブラシ性能が劣化していない場合には、上記の摩擦により発生する電荷に加えて、更に帯電バイアスによる電荷が加えられるため、中間転写ベルト125上のトナーに必要以上の電荷が付与されることになる。この結果、トナーが飛散したり、クリーニング装置70のファーブラシ71によるトナーの回収率が低下する。
この点、画像形成装置1では、動作制御部101は、印字回数が0回から予め定められた第1の数N1に到達するまでは、帯電バイアスの強度を0に決定して、帯電バイアス印加部801に帯電バイアスを印加させない。これにより、上記のように中間転写ベルト125上のトナーに必要以上の電荷が付与される事態を回避することができ、クリーニング装置70によるトナーの回収を高い回収率で行わせることができる。
また、画像形成装置1では、印字回数が予め定められた第1の数N1に到達した後は、予め定められたN1の強度の帯電バイアスを帯電バイアス印加部801が帯電ブラシ80に印加させる。印字回数が多くなり帯電ブラシ80のブラシ性能が劣化した場合に、摩擦により発生する電荷に加えて、更に帯電バイアスによる電荷が加えられるため、中間転写ベルト125上のトナーに適切な量の電荷が付与することができる。以上のように、画像形成装置1では、帯電ブラシ80の劣化状態にかかわらず、クリーニング装置70によるトナーの回収を高い回収率で行わせることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。
<変形例1>
図7は、変形例1にかかる画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートで説明した処理と同様の処理については同符号を付して説明を略する。
変形例1にかかる画像形成装置では、ステップS11の処理後に、動作制御部101が、画像形成動作を通常の動作モードで行うか否かを判定する(ステップS21)。
ここで動作制御部101は、画像形成時の動作モードとして、2つの動作モードを有する。第1の動作モードは、通常の動作モードであり、動作制御部101は、印刷対象とされる画像データに基づいて形成されたトナー画像の転写時において、予め定められた第1の強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させる。この予め定められた第1の強度の転写バイアスは、中間転写ベルト125の外周面に形成されたトナー画像が記録紙側に適切な品質で転写されるために、画像形成装置1の設計時におけるパラメーターの調整により設定された値である。
第2の動作モードは、清掃動作モードであり、動作制御部101は、トナー画像の転写時において、予め定められた第1の強度よりも弱い強度である第2の強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させる。当該2つの動作モードは、二次転写バイアスの強度が異なること以外は同じものである。
操作部47に対するユーザー操作により、第1の動作モードで動作すべきことが設定されている場合(ステップS21においてYES)、動作制御部101は、第1の動作モードで画像形成動作を実行する(ステップS22)。すなわち、動作制御部101は、トナー画像の転写時において第1の強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させて、画像形成動作を実行する。
一方、第2の動作モードで動作すべきことが設定されている場合(ステップS21においてNO)、動作制御部101は、第2の動作モードで画像形成動作を実行する(ステップS23)。すなわち、動作制御部101は、トナー画像の転写時において第2の強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させて、画像形成動作を実行する。ここで、第1の強度の転写バイアスが、中間転写ベルト125の外周面に形成されたトナー画像が記録紙側に適切な品質で転写されるために設定された値であるため、この第1の強度よりも弱い第2の強度の転写バイアスによりトナー画像の転写を行った場合、中間転写ベルト125上に残存するトナーの量が増加することになる。このことによる効果を以下で説明する。
既述の通り、回収ローラー72は、画像形成時にトナーの正規帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。回収ローラー72上のトナーは、電気的な力で引き付けられているのでシール部材73を通過する。しかし、紙粉など異物が回収ローラー72上に来た場合、シール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり溜まることがある。その場合、図8(A)に示すように、シール部材73と回収ローラー72との間に隙間ができ、トナーの逆流が生じるおそれがある。トナーの逆流が生じると、クリーニング装置70で回収したトナーが中間転写ベルト125側に移動してトナー像が汚れるおそれがあり、画像形成の品質が低下する(トナー落ち)。
上記の事態を回避するために、画像形成装置1では、動作制御部101がトナー画像の転写時において第1の強度よりも弱い強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させて、画像形成動作を実行することにより、中間転写ベルト125上に残存するトナーの量をあえて増加させる。これにより、図8(B)に示すように、回収ローラー72上のトナーの量が増加する。その結果、紙粉等の異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり溜まることを防止される。また、紙粉等の異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり留まったとしても、トナーにより紙粉等の異物を流すことができる。
また、上記の実施形態にかかる構成と、変形例1にかかる構成とを組み合わせたことによる効果を説明する。
既述の通り、回収ローラー72により回収されるトナーの量が少なくなると、紙粉など異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり溜まりやすくなる。上記の実施形態の構成によれば、帯電ブラシ80の劣化状態にかかわらず、クリーニング装置70によるトナーの回収を高い回収率で行わせることができるため、紙粉など異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり溜まりやすくなる事態も少なくすることができる。
<変形例2>
上記の変形例1では、操作部47に対するユーザー操作に基づいて、動作制御部101が第1の動作モードで動作するか、または第2の動作モードで動作するのかを決定していたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。動作制御部101は、トナー像を転写させた記録紙の枚数をカウントし、当該枚数が予め定められた枚数以上となった場合に第2の動作モードを実行するとしてもよい。
<変形例3>
上記の変形例1では、動作制御部101がトナー画像の転写時において第1の強度よりも弱い強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させて画像形成動作を実行することにより、中間転写ベルト125上に残存するトナーの量をあえて増加させる場合を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。
図9は、変形例3にかかる画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートで説明した処理と同様の処理については同符号を付して説明を略する。
変形例3にかかる画像形成装置では、動作制御部101は、第1の動作モードにおいて、印刷対象とされる画像データに基づいて形成されたトナー画像の転写時に第1の強度の転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させて画像形成動作を実行し、印刷対象とされる画像データに基づいて形成されたトナー画像の非転写時(紙間)に転写バイアスを二次転写バイアス印加部2101に印加させずに画像形成動作を実行する(ステップS31)。
一方、動作制御部101は、第1の動作モードとは異なる動作モードでは、トナー画像の転写時においては、第1の動作モードと同じ動作を行うが、印刷対象とされる画像データに基づいて形成されたトナー画像の非転写時(紙間)においては、現像装置122、帯電装置123、及び露光装置124などのトナー像形成部を制御して、予め定められたパターンのトナー像(例えばベタ画像)を中間転写ベルト125上に形成させる(ステップS32)。また、ステップS21の処理では、動作制御部101は、二次転写バイアス印加部2101に転写バイアスを印加させない状態で、クリーニング装置70を動作させる。
上記の処理を行うことで、トナー像の非転写中においてトナー像をクリーニング装置70に回収させて回収ローラー72にトナーを供給することができる。その結果、紙粉等の異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり溜まることを防止される。また、紙粉等の異物がシール部材73と回収ローラー72のニップ部で引っ掛かり留まったとしても、トナーにより紙粉等の異物を流すことができる。
なお上記では、紙間において二次転写バイアス印加部2101に転写バイアスを印加させる場合を説明したが、画像形成ジョブを実行していない時に二次転写バイアス印加部2101に転写バイアスを印加させることで、トナー画像の非転写時に中間転写ベルト125上にトナーを流してもよい。
<変形例4>
上記の変形例3にかかる画像形成装置において、動作制御部101は、画像形成装置1が備える複数のトナーコンテナーのうち、トナーの残量が最も多いトナーコンテナーを特定し、当該特定したトナーコンテナーから供給されるトナーを用いて、トナー画像の非転写時に中間転写ベルト125上にトナーを流してもよい。
これにより、残量の少ないトナーを紙粉等の異物を流すために用いることで、本来の画像形成に用いるトナーが不足するという事態を回避することができる。
<その他の変形例>
上記の実施形態では、中間転写ベルト125上の残存トナーを清掃するクリーニング装置70に適用する場合を説明したが、感光体ドラム121上の残存トナーを清掃するクリーニング装置が設けられている場合には、当該クリーニング装置に上記の構成を適用してもよい。
また、上記の実施形態および変形例を組み合わせてもよい。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
12 画像形成部
70 クリーニング装置
71 ファーブラシ
72 回収ローラー
73 シール部材
74 クリーニングブレード
75 トナー貯留部
76 トナー搬送スクリュー
77 ケーシング
80 帯電ブラシ
100 制御部
101 動作制御部
121 感光体ドラム
122 現像装置
123 帯電装置
124 露光装置
125 中間転写ベルト
126 一次転写ローラー
151 排出トレイ
190 搬送路
210 二次転写ローラー
801 帯電バイアス印加部
1261 一次転写バイアス印加部
2101 二次転写バイアス印加部

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体にトナーを供給して、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    転写バイアスが印加され、当該転写バイアスにより前記トナー像を前記像担持体上から記録紙に転写させる転写部材と、
    記録紙にトナー像が転写された後に前記像担持体上に残存するトナーを除去するクリーニング装置と、
    複数のブラシ毛が植毛されてなるブラシ状の帯電部材であって、前記像担持体の走行方向における前記クリーニング装置よりも上流側に、前記ブラシ毛が前記像担持体上に接触した状態で配置され、電気的に接続された電源装置から印加される帯電バイアスにより、前記像担持体上に残存するトナーに正規帯電極性と同極性の電荷を付与する帯電部材と、
    前記帯電部材による帯電動作を制御する動作制御部と、を備え、
    前記動作制御部は、トナー像を転写させた記録紙の枚数をカウントし、当該カウントした枚数が予め定められた第1の数に到達するまでは、前記帯電部材に帯電バイアスを印加させず、当該カウントした枚数が前記第1の数に到達した後は、前記帯電部材に予め定められた第1の強度の帯電バイアスを印加させる、画像形成装置。
  2. 前記動作制御部は、前記カウントした枚数が前記第1の数より大きい予め定められた第2の数に到達した後は、前記帯電部材に前記第1の強度より大きい予め定められた第2の強度の帯電バイアスを印加させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング装置は、前記像担持体に接触しながら回転して、記録紙にトナー像が転写された後に当該像担持体上に残存するトナーを除去する除去ローラーを備え、
    前記除去ローラーは、電源装置と電気的に接続され、当該電源装置により正規帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング装置は、前記除去ローラーに接触しながら回転して、前記除去ローラー上のトナーを前記除去ローラーから回収する回収ローラーと、前記回収ローラーに接触して前記回収ローラー上のトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードよりも前記回収ローラーの回転方向上流側に配置され、前記回収ローラーに接触して前記回収ローラー上のトナーの逆流を規制するシール部材と、前記除去ローラー及び前記回収ローラーからは前記シール部材によって仕切られ、前記回収ローラーにより回収されて前記クリーニングブレードにより掻き取られたトナーを収容するトナーコンテナーと、を更に備え、
    前記動作制御部は、印刷対象とされる画像データに基づいて前記トナー像形成部により形成されたトナー像の転写時において、予め定められた第1の強度の転写バイアスを前記転写部材に印加させる動作を行う通常動作モードに加えて、前記転写部材に印加される転写バイアスを調整して、前記通常動作モードよりも前記トナー像の転写時または前記トナー像の非転写時において前記像担持体上に残存するトナーの量を増加させて、前記回収ローラーに回収されるトナーの量を増加させる動作を行う清掃動作モードを有する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記動作制御部は、前記清掃動作モードにおける前記トナー像の転写中に、前記第1の強度の転写バイアスよりも弱い強度の第2の転写バイアスを前記転写部材に印加させることで、トナー像の転写中において前記通常動作モード時よりも前記像担持体上に残存するトナーの量を増加させ、前記回収ローラー上のトナーの量を増加させる、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記動作制御部は、前記清掃動作モードにおける前記トナー像の非転写中に、前記トナー像形成部に予め定められたトナー像を前記像担持体上に形成させるとともに、前記転写部材に転写バイアスを印加させない状態で前記クリーニング装置を動作させることで、前記トナー像を前記クリーニング装置に回収させて前記回収ローラーにトナーを回収させる、請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記動作制御部は、本画像形成装置が複数のトナーコンテナーを備える場合、当該複数のトナーコンテナーのうちトナーの残量が最も多いトナーコンテナーから供給されるトナーを用いて、前記清掃動作モードにおけるトナー像の非転写中に、前記トナー像形成部に前記予め定められたトナー像を前記像担持体上に形成させる、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記動作制御部は、トナー像を転写させた記録紙の枚数をカウントし、当該枚数が予め定められた枚数以上となった場合に前記清掃動作モードを実行する、請求項4乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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