JP2017227730A - 画像形成装置、画像形成方法および画像形成制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および画像形成制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置のリアルタイム調整において、調整用画像の無駄な印刷によるトナー消費を防止する。【解決手段】画像を形成して転写媒体に画像を印刷する画像形成部と、画像形成部を制御する制御部とを有し、制御部は、画像形成部でジョブに基づいて転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、転写媒体に調整用画像を印刷して調整用画像の読取結果を取得し、読取結果に基づいて画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整機能を有し、リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、調整用画像の印刷時に、調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に画像形成部でジョブ出力の対象となる転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、調整用画像の印刷を停止する機能を有する。【選択図】図4

Description

この発明は、ジョブの出力中にリアルタイムで画質の調整を行うことができる画像形成装置、画像形成方法および画像形成制御プログラムに関する。
画像形成装置では、ジョブの出力画像の枠外などに出力されたパッチをインラインセンサで読み取ってリアルタイムに階調補正など(以下リアルタイム調整という)を行う技術がある。リアルタイム調整は、断裁される余白領域に、毎ページなどに、階調パッチなどを印字し、イメージセンサなどで読み取って補正値を演算し、その演算値を印刷中の画像に適用することで、画像形成装置の色の安定化などを行う。
例えば、特許文献1には、記録媒体に形成されたテスト画像をインラインセンサで読み取り、読み取られたテスト画像に基づいて色校正を実施する画像形成装置が記載されている。
特開2005−266212号公報
特許文献1に示された技術では、用紙上に印字したリアルタイム調整のパッチをインラインセンサで測定し、その結果をジョブの出力画像の補正に用いることができる。しかし、パッチは複数枚の用紙の計測結果に基づき補正値を算出することもあるため、パッチの印刷から補正値の適用までにはタイムラグが生じてしまう。そのためジョブの残出力枚数が少ない場合には補正値を適用する前にジョブの出力が完了してしまうこともあり、その場合にはパッチに使用したトナーが無駄となってしまうという問題がある。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、リアルタイム調整を実施しながらジョブを出力する際に、無駄なトナーの消費を防止することが可能な画像形成装置、画像形成方法、画像形成制御プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、画像を形成して転写媒体に前記画像を印刷する画像形成部と、前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像形成部でジョブに基づいて前記転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、前記転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整機能を有し、リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する機能を有することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記調整用画像を、前記ジョブが印刷される転写媒体上であって前記ジョブの印刷領域外に印刷することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、調整後の印刷が実行可能であるかを、転写媒体のページ枚数単位において判定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、調整後の印刷が実行可能であるかを、画質調整反映に必要な未印刷の所定のページ枚数に対しジョブに対する未印刷の残りの転写媒体枚数が足りているかによって判定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記所定のページ枚数を、印刷時に調整用画像の印刷に必要な未印刷のページ枚数と、画質調整において生じるタイムラグのページ枚数とを加算したページ枚数とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定された場合、次のジョブが予約されているときは、前記調整用画像の印刷を停止することなくリアルタイム調整を継続することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、前記次のジョブがリアルタイム調整を行う設定がされているときは、前記調整用画像の印刷を停止することなくリアルタイム調整を継続し、前記次のジョブがリアルタイム調整を行う設定でないときは、前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、前記次のジョブが現在のジョブと印刷条件が同じときに、リアルタイム調整を継続し、前記次のジョブが現在のジョブと印刷条件が異なるときは、前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記印刷条件が、スクリーン種別と転写媒体種別であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、現在のジョブの終了後、次のジョブの開始前に、安定化制御を実施する設定がされているときは前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、転写媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成方法のうち、第1の形態は、画像形成部でジョブに基づいて転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整機能を有する画像形成方法であって、
リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する機能を有することを特徴とする。
本発明の画像形成制御プログラムのうち、第1の形態は、 画像形成装置を制御する制御部で実行される画像形成制御プログラムであって、
画像形成装置に備えられた画像形成部でジョブに基づいて前記転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、前記転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得する制御を行う調整用画像取得ステップと、
前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整ステップと、を備え、
リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する制御を行う判定ステップを、さらに有することを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイム調整の実施中に不要な調整用画像の印刷を停止することで、無駄なトナー消費を防止することができる効果がある。
本発明の画像形成装置における一実施形態の画像形成装置の機械構成の概略を示す図である。 同じく、一実施形態の制御ブロックを示す図である。 同じく、リアルタイム調整の調整値適用タイミングを示す図である。 同じく、リアルタイム調整のパッチ印字の停止判断フローチャートを示す図である。
本発明の画像形成装置の一実施形態について、添付図面に基づいて以下に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の概略構造を示す図である。
本実施形態の画像形成装置1は、用紙の搬送方向に沿って、上流側から大容量給紙段を有する大容量給紙装置40、装置本体10、読取装置20、後処理装置30を備えており、各装置は用紙の搬送方向に連なって接続されている。大容量給紙装置40は装置本体10へ給紙することが可能である。
本実施形態では、これらの装置によって画像形成装置が構成されているものとする。なお、本発明としては画像形成装置の構成がこれに限定されるものではなく、装置本体10と読取装置20とで画像形成装置が構成されるものでもよく、また、装置本体10のみで画像形成装置を構成し、読取装置20、後処理装置30、大容量給紙装置40などを備えるものを画像形成システムとして構成してもよい。
まず、装置本体10について説明する。
装置本体10の上部側に、自動原稿給送装置(ADF)14が設けられている。自動原稿給送装置(ADF)14で給送される原稿は、図2で示されるスキャナー部130によって画像の読み取りが可能となっている。なお、原稿は図示しないプラテンガラス上で読み取ることも可能である。
装置本体10の上部側には、さらに、操作部140が配置されている。操作部140はタッチパネル式のLCD141を有しており、LCD141によって情報の表示および操作の受付が可能となっている。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。
装置本体10の下部側には、本体給紙部12が配置されている。本体給紙部12は、用紙を収納して給紙する複数の本体給紙段を有している。また、装置本体10に付設されている大容量給紙装置40は複数の大容量給紙段を有しており、用紙を収納して装置本体10に対し用紙を供給する。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、転写媒体は紙に限定されるものでもなく、布やプラスチックなどであってもよい。
装置本体10の内部には、搬送経路13が設けられている。搬送経路13は、本体給紙部12または大容量給紙装置40から給紙される用紙を搬送するものであり、読取装置20の搬送経路23へ接続されている。
装置本体10の搬送経路13の途中には、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))用にそれぞれ感光体11aを有しており、各感光体11aの周囲には、図示しない帯電器、LD、現像器を有している。さらに、画像形成部11は、感光体11aの画像が転写される中間転写ベルト11b、および中間転写ベルト11bの画像を用紙に転写する二次転写部11cを有している。
二次転写部11cの下流側の搬送経路13には、定着器11dが配置されている。
上記した感光体11a、図示しない帯電器、LD、現像器、中間転写ベルト11b、二次転写部11c、定着器11dなどによって画像形成部11が構成されている。なお、画像形成部としては、単色で画像形成を行うものであってもよい。単色のみが印刷可能な画像形成部であってもよい。
また、搬送経路13では、定着器11dの下流側でストレート側から分岐した反転搬送経路13aを有している。反転搬送経路13aからは、下流搬送経路13cが分岐しており、その下流側では退避搬送経路13bが分岐している。反転搬送経路13aは、退避搬送経路13bが分岐した以降の下流側では、画像形成部11よりも上流側で搬送経路13に合流している。
反転搬送経路13aに搬送された用紙は、フェイス面切り替えのみを行う場合は、一旦退避搬送経路13bに送られた後、逆走して下流搬送経路13cに送られる。下流搬送経路13cは、搬送方向下流側で搬送経路13に合流しており、下流搬送経路13cに送られる用紙は、フェイス面の切り替えが行われた状態で搬送経路13を通って下流側に搬送される。
用紙を反転して画像形成部11に環流する場合、反転搬送経路13aから一旦退避搬送経路13bに送った後、逆走して下流側の反転搬送経路13aに送り、画像形成部11の上流側で搬送経路13に合流させて用紙の裏面側への画像形成を行う。
また、装置本体10の制御部100は、画像形成装置1全体を制御するものであり、CPUやCPUで実行されるプログラム、パラメータや作業領域となる記憶部などによって構成される。
装置本体10の下流側には読取装置20が接続されており、装置本体10の搬送経路13の下流側は、読取装置20の搬送経路23に接続されている。
搬送経路23の中途には、用紙の片面の画像を読み取る画像読取部24が備えられている。画像読取部24は、搬送経路23を搬送される用紙のフェイス面における画像を読み取り、読み取り結果を制御部100へ送信する。画像読取部24はラインセンサーでもよく、また、ポイントで画像を読み取る測色器であってもよい。
搬送経路23は、画像読取部24の下流側でストレート側から分岐した反転搬送経路23aを有している。反転搬送経路23aの中途では退避搬送経路23bが分岐している。反転搬送経路23aは、退避搬送経路23bが分岐した以降の下流側では、画像読取部24の上流側で搬送経路23に合流している。
搬送経路23を搬送される用紙は、画像読取部24を通過した後、フェイス面切り替えを行う場合は、反転搬送経路23aに搬送される。
フェイス面の切り替えのみ行う場合は、反転搬送経路23aに搬送された用紙は、一旦、退避搬送経路23bに送られた後、退避搬送経路23bを逆走して搬送経路23に戻って下流側に送られる。
両面の読み取りを行う場合は、用紙は退避搬送経路23bに送られた後、反転搬送経路23aに戻され、フェイス面の切り替えが行われた状態で反転搬送経路23aを順方向に送られて搬送経路23を通して下流側に搬送される。この用紙は、先に読み取られた面と反対側の面に印刷された画像が画像読取部24で読み取られる。
なお、片面の画像読み取りのみを行い、フェイス面の切り替えを行わない場合は、反転搬送経路23aに送ることなく搬送経路23をストレートに搬送する。
さらに、画像読取部24では、用紙の反転を行うことなく、表面および裏面の画像を一度に読み込める構成としてもよい。
読取装置20の下流側には後処理装置30が接続されており、読取装置20に備える搬送経路23の下流側は、後処理装置30の搬送経路33に接続されている。
搬送経路33は、分岐して第1排紙部31および第2排紙部32に接続されており、第2排紙部32に至る搬送経路33の中途に後処理部34が設けられている。後処理部34では所定の後処理が実行される。後処理としてはステープル、パンチ、冊子処理などの適宜の処理が挙げられる。後処理を行わない用紙は第1排紙部31に排紙される。
搬送経路23で送られる用紙は、後処理装置30の搬送経路33に送られて、後処理を行うことなく第1排紙部31に排紙するか、後処理部34で所定の後処理が行われて第2排紙部32に排紙する。後処理部34では複数の後処理を行うものであってもよい。
なお、上記実施形態では、カラーの画像形成を前提にして説明しているが、画像形成装置が単色の画像形成部を有するものであってもよい。
次に、画像形成装置1の制御ブロックを図2に基づいて説明する。
図2は、本実施形態のデジタル複合機(コピア・プリンタ・スキャナー)として機能する画像形成装置1の回路ブロック図および画像形成システムを構成するネットワーク構成を示す図である。なお、図2では、装置本体10以外の制御構成は省略している。
画像形成装置1は、デジタルコピア本体と、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。デジタルコピア本体は、制御ブロック110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有している。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、LAN3を通して外部装置4などの外部機器から入力される画像データーを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データーを、LAN3を通して外部装置4などの外部機器に転送可能にする。
なお、外部装置4は、画像形成装置1を管理する管理装置として動作するものとしてもよい。外部装置4は、外部装置4の制御を行う外部装置制御部400と表示操作を行う表示操作部410とを有しており、外部装置4を管理装置として使用する場合、外部装置制御部400は、画像形成装置を管理する制御部に相当する。また、表示操作部410は、操作部と表示部とをそれぞれ個別に備えるものであってもよい。外部装置制御部400は、CPUとCPU上で実行されるプログラム、動作パラメータを格納した記憶部などにより構成される。外部装置制御部400でリアルタイム調整を管理する場合、外部装置制御部400で実行されるプログラムは、本発明の画像形成制御プログラムに相当する。
なお、本発明の画像形成制御プログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されたものであってもよい。
制御ブロック110では、前記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続されたPCIバス112を有しており、該PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、圧縮メモリー121とページメモリー122とからなる画像メモリー120が接続されている。圧縮メモリー121は、ジョブ管理情報や原稿などの圧縮画像データーを格納するためのメモリーであり、ページメモリー122は、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データーを一時的に格納するためのメモリーである。
PCIバス112にはHDD127が接続されている。HDD127は、画像形成装置1や画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続される外部装置4などにより生成されたジョブ等を保存する。HDD127には、複数のジョブの保存が可能である。各ジョブには、ジョブ全体の情報とページ単位の情報と画像データーと印刷条件とが含まれている。また、ジョブの印刷条件には、リアルタイム調整のON/OFF設定情報、スクリーン種別、印刷する用紙の種別などの情報が含まれているものであってもよい。
制御ブロック110には、画像制御CPU113を備えており、該画像制御CPU113に前記DRAM制御IC111が接続されている。
画像制御CPU113には、ROM114と不揮発メモリー115が接続されている。不揮発メモリー115には、画像制御CPU113で実行されるプログラムや画像形成装置における設定データー、画像形成条件を含むプロセス制御パラメータなどが格納されている。
不揮発メモリー115には、プログラム、画像形成部の画質調整に際し使用されるパッチ等の調整用画像のデーター、調整用画像の印刷に必要な用紙枚数情報、調整用画像の印刷から補正値の適用までのタイムラグ分の用紙枚数情報、ジョブの残り枚数、安定化制御を実施するタイミング情報、安定化制御に用いる画像データーなどが参照可能に格納されている。不揮発メモリー115のデーターは、読み書き可能とするものであってもよい。
なお、これらの内容の一部または全部を、ROM114やHDD127、RAMなどに格納するものであってもよい。上記した設定内容が格納された不揮発メモリー115やROM114、HDD127、RAMなどは本発明の記憶部に相当する。
ROM114には、上記画像制御CPU113で所定の動作を実行させるためのプログラムが読み出し可能に格納されている。なお、プログラムは、外部から提供されて不揮発メモリーやHDDなどに格納されるものであってもよい。なお、本発明の画像形成制御プログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されたものであってもよい。
画像制御CPU113は、前記ROM114や不揮発メモリー115に格納された不揮発データーを読み取ることが可能であり、また、所望のデーターを不揮発データーとして不揮発メモリー115に書き込むことを可能にしてもよい。画像制御CPU113は、上記設定データーなどに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。
画像制御CPU113は、画像形成装置1全体を制御するものであり、ROM114に格納されたプログラムや、不揮発メモリー115などとともに本発明の制御部100を構成する。
画像制御CPU113は、画像データーの取得や画像出力のための制御のほか、画像形成装置の調整を実現するための制御、画像形成装置の機内情報の取得等を行う。
また、画像制御CPU113には、IO128が接続されており、画像形成装置1内の各種センサーの信号が取得可能になっており、例えば画像読取部24における画像の読み取り結果を取得する。
スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、前記画像制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、前記CCD131は、該CCD131で読み取った画像データーを処理する読み取り処理部116に接続され、該読み取り処理部116には画像データーを圧縮処理する圧縮IC118が接続され、該圧縮IC118は前記したDRAM制御IC111に接続されている。
操作部140は、タッチパネルを有するLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えている。操作部140は、表示と操作とを兼ね、本発明の表示操作部に相当する。該操作部制御部142は前記画像制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、画像形成装置1の各部に対する各種の設定が可能で、設定に基づいて画像制御CPU113によって画像形成と用紙の搬送や後処理が制御される。さらに、操作部140では、画像形成装置1における印刷設定や動作制御条件などの機械設定入力、出力などに関する設定や、各給紙トレイの用紙情報の設定(サイズ、紙種)や、出力モード設定(例えば通常コピーモード、確認コピーモード)、ジョブのリアルタイム調整のOnOffを含めた設定などが可能になっている。また、操作部140は、設定内容の表示、通知の表示など、所望の情報等の表示が可能になっている。
また、前記DRAM制御IC111には、圧縮された画像データーを伸長する伸長IC125が接続されており、該伸長IC125には書き込み処理部126が接続されている。書き込み処理部126は、プリンター部150のLD151A(レーザダイオード)に接続され、該LD151Aの動作に用いられる書き込みデーターの処理を行う。また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部152を備えており、プリンター制御部152は前記した画像制御CPU113に接続されている。プリンター制御部152は画像制御CPU113の制御指令に従って動作してプリンター部150を制御する。
また、前記DRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、前記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。前記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、画像形成装置をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部装置4などから画像データー等を画像形成装置1で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データーをLAN3に接続される外部装置4などに送信したりするものである。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリー(DRAM)162が接続されている。また、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、共通バスに、前記DRAM制御IC161と、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160全体の制御を行うコントローラー制御CPU163と、LANインターフェース165と、HDD166と、が接続されている。LANインターフェース165は、LAN3に接続されている。
次に、画像形成装置1の基本動作について説明する。
まず、画像形成装置1において画像データーを蓄積する手順について説明する。
第1に、画像形成装置1において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データーを生成する場合について説明する。
画像制御CPU113は、操作部140による操作に基づいてスキャナー部130への指令を発行する。スキャナー部130では、画像制御CPU113から指令を受けたスキャナー制御部132がCCD131の動作制御を行い、スキャナー部130においてCCD131により原稿から画像を光学的に読み取る。この際には、原稿の読み取りは、自動原稿搬送装置(ADF)14によって行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデーター処理がなされ、データー処理された画像データーは、圧縮IC118において所定の方法によって圧縮され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。また、HDD127を用いる場合は、DRAM制御IC111を介して、圧縮メモリー121に格納された画像データーをHDD127に格納する。
第2に、画像データーを外部から取得する場合について説明する。
画像データーは、LAN3を介して画像形成装置1に入力される。上記画像データーとしては、例えば外部装置4などのアプリケーションプログラム等により生成されたものや他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。該データーは、LAN3、LANインターフェース165を介して画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリー(DRAM)162やHDD166に一旦格納される。上記画像メモリー(DRAM)162やHDD166に一旦格納されたデーターは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデーターは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。圧縮処理されたデーターをHDD127に格納する場合には、圧縮メモリー121に格納されたデーターを、DRAM制御IC111を介してHDD127に格納する。
次に、画像形成装置1において画像を出力する場合について説明する。
画像形成装置1で印刷を行う場合、圧縮メモリー121に格納された画像データーを、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出してデーターを伸長する。HDD127に格納された画像データーを画像出力する場合は、DRAM制御IC111を介して一旦圧縮メモリー121に格納し、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出してデーターを伸長する。
伸長したデーターは、DRAM制御IC111を介して書き込み処理部126に送出して書き込みデーターを生成し、プリンター部150のLD151Aによって感光体11aへの書き込みを行う。また、プリンター部150では、画像制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部152によって、本体給紙部12、大容量給紙装置40、搬送路13、画像形成部11などの各部の制御が行われる。これにより、プリンター部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路による後処理装置30への搬送、後処理装置30での後処理などが順次行われて印刷出力が行われる。
また、画像データーとしては、不揮発メモリー115やHDD127などの記憶部に予め格納されたものを用いることができる。例えば、調整用の画像パッチや画像マークなどの画像を記憶部から読み出して一旦画像メモリー(DRAM)に格納した後、用紙に画像形成をすることができる。
次に、ジョブの出力中に画質調整を行うリアルタイム調整について説明する。
画像形成装置1は、画像形成装置における経時的な印刷画像の変化などを防止するため、ジョブの出力中にパッチ等の調整用画像を出力し、出力された画像の読み取り結果に基づいて画質調整を行うリアルタイム調整機能を有している。画質調整の項目としては、階調補正、濃度補正、色むら補正等が可能である。リアルタイム調整を実施するかどうかはジョブごとに設定が可能であり、リアルタイム調整の設定では、リアルタイム調整のON/OFFだけでなく、リアルタイム調整の項目設定、調整周期の設定(ページ毎、所定の周期等)等が可能となっている。リアルタイム調整の設定は、操作部140を通じて行うことができるほか、外部装置4からジョブを入力する場合には外部装置側にて設定することも可能である。
以下、リアルタイム補正を行う場合の実施手順について説明する。
リアルタイム調整が設定されているジョブを出力する場合、制御部100の指令によって階調補正などのパッチの画像データーが用意され、ページメモリー122に格納される。パッチの画像データーまたはこれを生成するための指示内容は、不揮発メモリー115などに格納しておくことができる。なお、この例では、リアルタイム調整として階調補正を説明しているが、リアルタイム調整がこれに限定されるものではなく、画像形成部を調整する各種の補正を行うことが可能である。
ページメモリー122に格納された画像データーは画像形成部11へ送られて、ジョブの出力中に、設定された調整周期毎に画像形成部11により用紙にパッチが印刷される。パッチの印刷は、ジョブの画像形成領域外であって、最終的に断裁される余白領域へ行うのが通常であるが、これに限定されるものではなく、例えば断裁されない領域などに形成されるものであってもよく、本発明としては調整用画像の形成箇所が特に限定されるものではない。なお、パッチの印刷場所はこれに限定されず、出力される原稿画像に影響のない場所であればよい。例えば、ジョブ中にパッチを印刷するための専用の用紙を割り込ませるようにして、その用紙上に印刷するようにしても良い。また、調整用画像はパッチに限定されるものではなく、調整に用いることができれば画像の形状等が特定のものに限定されるものではない。
印刷されたパッチは、読取装置20の画像読取部24によって画像読み取りがされる。画像読取部24は、パッチの読み取り結果を制御部100へ送信し、制御部100は読み取り結果に基づいて階調補正の調整値を算出し、画像形成部11で印刷される画像に適用する。画質の補正の方法は、帯電装置の帯電バイアス、露光装置の露光光量および露光位置、現像装置の現像バイアス、濃度補正特性などにより行うことができる。これによりジョブの出力中の画像の変化を防ぎ、色の安定化などを行うことができる。
次に、リアルタイム調整を実施中にパッチの印刷を停止する動作について説明する。
パッチを用紙に印刷する画像形成部11と、パッチを読み取る画像読取部24との間には距離があるため、リアルタイム調整が設定されているジョブでは、パッチの印刷から補正値の適用までにタイムラグが生じる。そのため、ジョブの残り出力枚数が少ない場合には補正値を適用する前にジョブの出力が完了してしまう場合があり、その場合にはパッチに使用したトナーが無駄となってしまう。そこで、無駄なトナーの消費を防止するために、パッチの印刷時点で以下の条件1〜条件5について判定を行い、以下の条件1が成立すると同時に、以下の条件2から5のいずれかが成立する場合には、パッチの印字を停止するように制御を行う。
条件1:X+Y≧Z
(X:リアルタイム調整の補正値の計算に必要な用紙の枚数、Y:補正値が適用されるまでのタイムラグの用紙枚数、Z:現在出力中のジョブの未印字の用紙枚数)
条件2:次のジョブの入力が無い場合
条件3:次のジョブのリアルタイム設定がOFFである場合
条件4:次のジョブのスクリーン設定、紙種設定が現在出力中のジョブと異なる場合
条件5:現在出力中のジョブ終了時に安定化制御を行うことが確定している場合
以下、条件1〜条件5について順に説明する。
条件1:X+Y≧Z
制御部100は、リアルタイム調整の補正値の計算に必要な用紙枚数(パッチ枚数)と補正値が適用されるまでのタイムラグの用紙枚数とを算出し、それらの合計がパッチ印刷時点でのジョブの未印字の用紙枚数以上であるかどうかを判定する。
すなわち、リアルタイム調整の補正値の計算に必要な用紙枚数をX、補正値が適用されるまでのタイムラグの用紙枚数をY、現在出力中のジョブの未印字の用紙枚数をZとした場合に、X+Y≧Zを満たすかどうかを判定する。これにより、リアルタイム調整が行われるジョブを出力する際に、パッチの印刷時点で、パッチに基づいて画質調整が行われた画像形成部で、ジョブ出力の対象となる用紙でジョブに基づく画像の印刷が実行可能であるかどうかが判定される。なお、X、Yの値は、ジョブの用紙サイズ等に基づいて制御部100がジョブごとに算出してもよく、また、予め不揮発メモリー115等に保存しておいてもよい。また、補正値に必要な枚数の印刷を進めていくと、未印字である用紙の枚数Xは逐次減少する。
図3は、リアルタイム調整の適用のタイミング例を示す図である。なお、この例ではパッチの印刷に必要な用紙枚数は1枚(X=1)であり、ジョブの全ページにパッチを印刷するように設定されている。パッチの印刷に必要な枚数が複数枚である場合もある。
図3においては、先頭の用紙P1ではパッチ画像の読み取りが完了しており、用紙P2は画像読取部24のCCDでパッチ画像の読み取りが行われている途中である。用紙P3、P4は、画像読取部24のCCDと画像形成部11の描画位置との間に位置しており、パッチ画像および原稿画像の印刷は終わっているが読み取りはまだ行われていない。用紙P5、P6は、画像形成部11の描画位置よりも搬送方向上流側に位置しており、パッチ画像および原稿画像の印刷はまだ行われていない。
この例では、用紙P1のパッチによって算出された補正値は、次に印刷される画像、すなわち用紙P5の画像に適用される。この場合、パッチの印刷から補正値が適用されるまでのタイムラグは3枚(Y=3)である。同様に、用紙P2上のパッチの測定によって得られた補正値は用紙P6に印刷される画像に適用される。
この場合、パッチの印刷に必要な用紙枚数は1枚(X=1)、パッチの印刷から補正値が適用されるまでのタイムラグは3枚(Y=3)であるため、ジョブの残り出力枚数ZがX+Y≧Zを満たす場合、残り出力枚数が4枚以下の場合に条件1を満たすと判定される。残り出力枚数Zが4枚以下のときには、パッチを印刷しても、補正値が適用される時点ではジョブの出力が完了しているため、調整後の画像形成部による印刷は現在のジョブ中には実行されない。
条件2:次のジョブの入力が無い場合
条件1を満たす場合、次のジョブがなければ、画質調整の結果を印刷に反映できないため、調整用画像の印刷を停止する。そのため、条件2では次のジョブの入力がないかについて判定を行い、次のジョブが無い場合には条件2を満たすとする。
「次のジョブ」は直後のジョブに限定されず、次以降(次々ジョブ)も含む。
条件3:次のジョブのリアルタイム設定がOFFである場合
次のジョブがある場合でも、次のジョブのリアルタイム設定がOFFであれば、画質調整の結果を印刷に反映できないため、調整用画像の印刷を停止する。そのため、条件3として、次のジョブのリアルタイム設定がOFFであるかを判定し、次のジョブのリアルタイム設定がOFFであれば条件3を満たすものとする。
条件4:次のジョブのスクリーン設定、紙種設定が現在出力中のジョブと異なる場合
条件1を満たし、次のジョブがある場合であっても、次のジョブのスクリーン設定、紙種設定が現在出力中のジョブと同じでなければ、画質調整の結果を印刷に反映できるといえないため、調整用画像の印刷を停止する。そのため、条件4として、次のジョブのスクリーン設定、紙種設定が現在出力中のジョブと異なるかどうかを判定し、いずれかが異なる場合には条件4を満たすものとする。なお、印刷条件としては、その他の条件を設定してもよい。出力画像の画素数、カラー・モノクロの別などが挙げられる。
条件5:現在出力中のジョブ終了時に安定化制御を行うことが確定している場合
画像形成装置では、累積印刷枚数などによって、画質のパラメータの一部である画像の最高濃度や階調特性、色味などが変動するため、定期的に、安定化処理を行っている。安定化処理では、画像パッチなどを像担持体や転写媒体に形成し、これを光学式センサーなどで読み取り、読み取り結果に応じて、帯電装置の帯電バイアス、露光装置の露光光量、現像装置の現像バイアスなどを調整する。
ジョブの終了時に安定化制御を行う場合であれば、次のジョブがあったとしても、パッチに印刷された画像による調整結果が次のジョブの出力に反映されない場合があり、パッチ画像が無駄となる。
そのため、条件5では、現在出力中のジョブの終了時に安定化制御を行うことが確定しているかどうかを判定し、現在出力中のジョブの終了時に安定化制御を行うことが確定している場合に、条件5を満たすものとする。
上記のように、条件1と、条件2〜条件5のいずれかと、を満たす場合に、パッチの印刷を停止することにより、無駄なパッチの印刷が行われず、無駄なトナーの消費を防止することができる。
次に、リアルタイム調整のパッチ印字の停止判断の具体的な手順を、図4のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部100の制御によって実行される。
リアルタイム調整が設定されているジョブの開始後、未印字の用紙が存在するかどうかを判定する(ステップs1)。未印字の用紙が存在しなければ(ステップs1、No)、ジョブを終了する。
未印字の用紙が存在する場合(ステップs1、Yes)、条件1が成立するかを判定する(ステップs2)。すなわち、リアルタイム調整の補正値の計算に必要な用紙枚数をX、補正値が適用されるまでのタイムラグの用紙枚数をY、現在出力中のジョブの未印字の用紙枚数をZとした場合に、X+Y≧Zを満たすかを判定する。条件1を満たさなければ(ステップs2、No)、ステップs8に進み、画質調整用のパッチの印刷を実行し(ステップs8)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
ステップs2で、条件1を満たす場合、すなわちX+Y≧Zを満たす場合(ステップs2、Yes)、ステップs3に進み、条件2が成立するか、すなわち次のジョブの入力がないかを判定する(ステップs3)。条件2が成立する場合、すなわち次のジョブがない場合(ステップs3、Yes)、パッチの印字を行わないものとし(ステップs7)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
ステップs3において条件2が成立しないと判定した場合、すなわち次のジョブがある場合(ステップs3、No)、条件3が成立するか、すなわち、次のジョブのリアルタイム設定がOFFであるかを判定する(ステップs4)。条件3が成立する場合、すなわち次のジョブのリアルタイム調整がOFFに設定されている場合(ステップs4、Yes)、パッチの印字を行わないものとし(ステップs7)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
ステップs4において、条件3が成立しない場合、すなわち次のジョブのリアルタイム調整がONに設定されている場合(ステップs4、No)、条件4が成立するかどうか、すなわち次のジョブのスクリーン設定および紙種設定が現在出力中のジョブと異なるかを判定する(ステップs5)。条件4が成立する場合、すなわち次のジョブのスクリーン設定と紙種設定のいずれかが現在出力中のジョブと異なる場合(ステップs5、Yes)、パッチの印字を行わないものとし(ステップs7)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
ステップs5において、条件4が成立しない場合、すなわち次のジョブのスクリーン設定および紙種設定が現在出力中のジョブと同じである場合(ステップs5、No)、条件5が成立するか、すなわち現在出力中のジョブの終了時に安定化制御を行うことが確定しているかを判定する(ステップs6)。条件5が成立する場合、すなわち現在出力中のジョブの終了時に安定化制御を行うことが確定している場合(ステップs6、Yes)、パッチの印字を行わないものとし(ステップs7)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
ステップs6で、現在出力中のジョブの終了時に安定化制御を行うことが確定していない場合(ステップs6、No)、パッチを印字し(ステップs8)、ステップs1に戻って次の用紙について判定する。
上記したステップによりパッチの停止判断を行い、リアルタイム調整における不要なパッチの印刷を自動的に停止して無駄なトナーの消費を防止することができる。
なお、本実施形態では、次のジョブが無い場合にパッチの印字を中止するものとしたが(条件2)、次に入力されるジョブの出力設定によっては現在出力中のジョブの補正値を使用することができるため、パッチの印字を行う、もしくは中止することを予めユーザに指定させるようにしてもよい。その場合は、操作部140や外部装置4から設定をすることができる。
また、ステップs4、ステップs5の「次のジョブ」は直後のジョブに限定されず、次以降(次次ジョブ)も含むものとしても良い。例えば、ステップs5において、次のジョブのスクリーン設定および紙種が現在のジョブと異なっていたとしても、次次ジョブのスクリーン設定および紙種が現在のジョブと同じであれば、現在のジョブで行われる画質調整の結果が次次ジョブで適用可能であり、パッチの印字を停止しないようにしてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱
しない限りは、上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
3 LAN
4 外部装置
10 装置本体
11 画像形成部
20 読取装置
24 画像読取部
30 後処理装置
34 後処理部
100 制御部
113 画像制御CPU
115 不揮発メモリー
127 HDD
400 外部装置制御部

Claims (13)

  1. 画像を形成して転写媒体に前記画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部でジョブに基づいて前記転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、前記転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整機能を有し、
    リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する機能を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記調整用画像を、前記ジョブが印刷される転写媒体上であって前記ジョブの印刷領域外に印刷することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、調整後の印刷が実行可能であるかを、転写媒体のページ枚数単位において判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、調整後の印刷が実行可能であるかを、画質調整反映に必要な未印刷の所定のページ枚数に対しジョブに対する未印刷の残りの転写媒体枚数が足りているかによって判定することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記所定のページ枚数を、印刷時に調整用画像の印刷に必要な未印刷のページ枚数と、画質調整において生じるタイムラグのページ枚数とを加算したページ枚数とすることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定された場合、次のジョブが予約されているときは、前記調整用画像の印刷を停止することなくリアルタイム調整を継続することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、前記次のジョブがリアルタイム調整を行う設定がされているときは、前記調整用画像の印刷を停止することなくリアルタイム調整を継続し、前記次のジョブがリアルタイム調整を行う設定でないときは、前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、前記次のジョブが現在のジョブと印刷条件が同じときに、リアルタイム調整を継続し、前記次のジョブが現在のジョブと印刷条件が異なるときは、前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷条件が、スクリーン種別と転写媒体種別であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記判定で、調整後の印刷が実行できないと判定され、かつ次のジョブが予約されている場合、現在のジョブの終了後、次のジョブの開始前に、安定化制御を実施する設定がされているときは前記調整用画像の印刷を停止することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 転写媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成部でジョブに基づいて転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整機能を有する画像形成方法であって、
    リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する機能を有することを特徴とする画像形成方法。
  13. 画像形成装置を制御する制御部で実行される画像形成制御プログラムであって、
    画像形成装置に備えられた画像形成部でジョブに基づいて前記転写媒体に画像を印刷するジョブ出力中に、前記転写媒体に調整用画像を印刷して前記調整用画像の読取結果を取得する制御を行う調整用画像取得ステップと、
    前記読取結果に基づいて前記画像形成部で形成される画像の画質調整をリアルタイムで行うリアルタイム調整ステップと、を備え、
    リアルタイム調整が行われているジョブの出力中、前記調整用画像の印刷時に、前記調整用画像に基づいて画質調整が行われた場合に前記画像形成部でジョブ出力の対象となる前記転写媒体で調整後の印刷が実行可能であるかを判定し、調整後の印刷が実行できない場合、前記調整用画像の印刷を停止する制御を行う判定ステップを、さらに有することを特徴とする画像形成制御プログラム。
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