JP2017227571A - 移動体検出装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、磁気検出素子や磁石等の構成部材を接着剤で固定しようとすると、接着剤の塗布工程がそれぞれの挿入に伴って必要となり、製造工程が増大し煩雑になるという問題もある。
被検出体の移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子と、
前記磁気検出素子に磁界を加える磁石と、
前記磁気検出素子に接続される基板と、
前記磁気検出素子、前記磁石および前記基板が収容されるケースと、を備え、
前記ケースには、
前記ケースの一方側に設けられ前記磁石が収容される第1凹部と、
前記ケースの前記第1凹部に隣接して設けられ前記磁気検出素子が収容される第2凹部と、
前記ケースの一方側に設けた前記磁石と前記ケースの他方側に設けた前記基板との間を連通する連通孔と、が形成され、
前記連通孔内には、前記磁石および前記基板を連結する接着剤が設けられる、
ことを特徴とする。
前記移動体検出装置を製造するに際し、
前記第1凹部に前記磁石を収容する第1の工程と、
前記連通孔内に前記接着剤を塗布する第2の工程と、
前記第1凹部の他方側に前記基板を配置して前記接着剤で前記磁石および前記基板を連結する第3の工程と、
前記第2凹部に前記磁気検出素子を収容する第4の工程と、を備える、
ことを特徴とする。
なお、以下の説明では、図3に示した移動体検出装置100の状態を基準として、前後方向をX方向、左右方向をY方向、上下方向をZ方向とする。また、X方向、Y方向及びZ方向を示す矢印が向く方向を+(プラス)方向、その反対方向を−(マイナス)方向として説明する。
本発明の移動体検出装置100は、被検出体の移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子10と、磁気検出素子10に磁界を加える磁石20と、磁気検出素子10に接続される基板30と、磁気検出素子10、磁石20および基板30が収容されるケース40と、を備え、ケース40には、ケース40の一方側に設けられ磁石20が収容される第1凹部41と、ケース40の第1凹部41に隣接して設けられ磁気検出素子10が収容される第2凹部42と、ケース40の一方側に設けた磁石20とケース40の他方側に設けた基板30との間を連通する連通孔43と、が形成され、連通孔43内には、構成部材である磁石20および基板30を連結する接着剤50が設けられて構成される。
ケース40は、第1凹部41に隣接する先端側(+X方向側)に仕切壁45を介して矩形の第2凹部42が設けられ、第2凹部42に磁気検出素子10が収容される。
第2凹部42は、本体部40aの他方側(+Z側)である表側に磁気検出素子10を挿入できる開口が形成されるとともに、先端側は左右両側(Y方向両側)を残して磁気検出素子10を係止できる検出用の開口が形成されている(図3参照)。
ケース40は、第1凹部41に収容された磁石20の露出面20a(−Z側の面)と、第2凹部42の底板の外壁面42bとが面一(一平面となる状態)となるように形成されている(図5(a)参照)。この面一状態は、ケース40の第1凹部41の深さや磁石20の大きさなどを調整するようにして得られる。
これにより、後述するカバー60の取り付けの際に磁石20と干渉することなく、円滑に組み立てできるようにしている。
第1凹部41は、図2に示すように、前後方向(X方向)中央部の左右両側面(Y方向の両側面)に上下方向(Z方向)に沿ってリブ41aが形成されている。リブ41aは、リブ41aによって磁石20の左右方向(Y方向)の両側を挟み込んで保持できる形状としてある。リブ41aは、例えばくさび状や直方体状、半円柱状などに形成される。
また、第1凹部41は、仕切壁45の内面(−X方向の内面)に2つのリブ41bが上下方向(Z方向)に沿って形成される。リブ41bは、磁石20を仕切壁45から離すようにする形状で、しかも磁石20を第1凹部41の仕切壁45と対向する後方(−X方向)の対向面に押し付けて保持できる形状としてある。リブ41bは、例えばくさび状や直方体状、半円柱状などに形成される。
第1凹部41の磁石20と仕切壁45との間に、リブ41bによって形成される隙間は、接着剤50の塗布空間とされる。
第2凹部42の磁気検出素子10と仕切壁45との間に、リブ42aによって形成される隙間は、接着剤50の塗布空間とされる。
ケース40は、第1凹部41の底板41cの左右方向(Y方向)の両側に、基板30の位置決め部41dと固定フック41eとが上方(+Z方向)に突き出すように一体に形成されている。
ケース40は、本体部40aの左右方向(Y方向)の両側面(カバー固定部40cの円柱の半径方向)に、カバー60の装着をガイドする板状のガイド部40eが突き出して一体に設けてある(図2,図3参照)。
本体部60aは、ケース40に設けた左右両側(Y方向両側)に突き出すガイド部40eをガイドするガイド溝60cが内周部に対向して半径方向両側およびこれと直交する半径方向両側に形成されている。
これにより、ケース40のガイド部40eに対してカバー60の対向するガイド溝60cに90度角度を変えてカバー60を装着することができ、移動体検出装置100の実装の自由度を高めることができる。
カバー60の本体部60aの外周面には、図1(b)に示すように、Oリング溝が形成され、Oリング61が装着され、被検出部への取り付けの際に水密状態にできるようにしてある。
移動体検出装置100の製造の第1の工程は、図5(a)に示すように、ケース40を上下反転させて、ケース40の第1凹部41に開口から磁石20を収容し、Y方向両側のリブ41aおよび先端側(仕切壁45側)のリブ41bに圧入して保持固定する。この磁石20の保持固定状態では、仕切壁45と磁石20との間に接着剤50の塗布空間となる隙間が形成される。また、磁石20の露出面20aは、ケース40の第2凹部42の底板の外壁面42bと面一状態となる。
そして、第1凹部41の連通孔43内に露出する磁石20の表面を接着剤溜まりとして接着剤50を塗布充填する。この接着剤50の塗布充填量は、磁石20とケース40との接着、仕切壁45の前後の塗布空間への充填、ケース40と基板30との接着に必要な量とされる。すなわち、ケース40と磁石20との接着に必要な容量から見れば、余剰な量の接着剤50が塗布充填される。
また、基板30をケース40に取り付けることで、接着剤50は、連通孔43内に押し込まれて、仕切壁45の前後の第1凹部41および第2凹部42の塗布空間に入り、第1凹部41内で磁石20が基板30およびケース40と接着固定される。
また、接着剤50を仕切壁45に形成する塗布空間となる隙間に充填することで、接着に必要な接着剤50の容量を確保することができる。
これにより、移動体検出装置100の耐振動性を向上することができ、検出精度の低下を抑制することができる。
また、ケース40にカバー60を装着する場合には、磁石20の露出面20aとケース40の第2凹部42の外壁面42bとが面一となっているので、カバー60が干渉することなく、スムーズに装着することができる。
また、カバー60の側面に突き出している固定部60bの方向をケース40に対して90度ずつ変えることができる。また、被検出体に固定した移動体検出装置100のコネクタ部40bの取り出し方向を変えることができる。
これにより、構成部材である磁石20および基板30をケース40に確実に固定することで検出精度の低下を招くことのない移動体検出装置100を提供することができる。また、移動体検出装置100の耐振動性を向上することができ、検出精度の低下を抑制することができる。
これにより、磁石20および基板30をケース40に確実に固定することで検出精度の低下を招くことのない移動体検出装置100の製造方法を提供することができる。また、移動体検出装置100の耐振動性を向上することができ、検出精度の低下を抑制することができる。
これにより、磁石20、基板30および磁気検出素子10をケース40に確実に固定することで検出精度の低下を招くことのない移動体検出装置100の製造方法を提供することができる。また、移動体検出装置100の耐振動性を向上することができ、検出精度の低下を抑制することができる。
また、磁気検出素子10は、ホールICで構成した場合を例に説明したが、他の形式など任意である。
さらに、ケース40やカバー60の素材については、特に限定するものではなく、通常使用される合成樹脂などを用いることができる。
また、本発明は、上記実施の形態に何ら限定するものではない。
10 磁気検出素子
10a 端子
20 磁石
20a 露出面
30 基板
30a 接続端子
40 ケース
40a 本体部
40b コネクタ部
40c カバー固定部
40d Oリング溝
40e ガイド部
41 第1凹部
41a リブ
41b リブ
41c 底板
41d 位置決め部
41e 固定フック
42 第2凹部
42a リブ
42b 外壁面
43 連通孔
44 導体
44a 他端部
45 仕切壁
46 Oリング
50 接着剤
60 カバー
60a 本体部
60b 固定部
60c ガイド溝
60d リブ
61 Oリング
Claims (7)
- 被検出体の移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子と、
前記磁気検出素子に磁界を加える磁石と、
前記磁気検出素子に接続される基板と、
前記磁気検出素子、前記磁石および前記基板が収容されるケースと、を備え、
前記ケースには、
前記ケースの一方側に設けられ前記磁石が収容される第1凹部と、
前記ケースの前記第1凹部に隣接して設けられ前記磁気検出素子が収容される第2凹部と、
前記ケースの一方側に設けた前記磁石と前記ケースの他方側に設けた前記基板との間を連通する連通孔と、が形成され、
前記連通孔内には、前記磁石および前記基板を連結する接着剤が設けられる、
ことを特徴とする移動体検出装置。 - 前記連通孔は、前記ケースに収容される前記基板、前記磁石および前記磁気検出素子の間を連通し、
前記接着剤は、前記基板、前記磁石および前記磁気検出素子を連結する、
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体検出装置。 - 前記第1凹部および/または前記第2凹部には、前記磁石および/または前記磁気検出素子を保持するとともに、前記第1凹部および/または前記第2凹部と前記磁石および/または前記磁気検出素子との間に前記連通孔と連通する隙間を形成するリブが設けられる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動体検出装置。 - 前記ケースは、前記第1凹部および前記第2凹部を覆うカバーを備え、
前記ケースと前記カバーとの間には、互いを案内し位置決めするガイド部と、ガイド溝とが設けられる、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の移動体検出装置。 - 前記ケースは、前記第1凹部が、前記第1凹部に収容された前記磁石の露出面を前記第2凹部の底板の外壁面と面一とする形状に形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載の移動体検出装置。 - 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の移動体検出装置を製造するに際し、
前記第1凹部に前記磁石を収容する第1の工程と、
前記連通孔内に前記接着剤を塗布する第2の工程と、
前記第1凹部の他方側に前記基板を配置して前記接着剤で前記磁石および前記基板を連結する第3の工程と、
前記第2凹部に前記磁気検出素子を収容する第4の工程と、を備える、
ことを特徴とする移動体検出装置の製造方法。 - 前記第4の工程では、前記連通孔内に塗布された前記接着剤を前記第2凹部に流出させ前記接着剤で前記基板、前記磁石および前記第2凹部に収容する前記磁気検出素子を連結する、
ことを特徴とする請求項6に記載の移動体検出装置の製造方法。
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