JP2017227130A - 独立配置型地熱回収装置及びこれを備えた地熱発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】地下から実際に回収できる地熱エネルギー量に最適にマッチングする容量(エネルギー消費量)を有する一台又は複数台の発電用機器等の負荷装置を設置することが容易にできる、独立配置型地熱回収装置及びこれを備えた地熱発電システムを提供する。
【解決手段】地上又は地上近傍に設置された大型タンクと、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管と、前記大型タンク内の流体が有する地熱エネルギーを消費する1つ又は複数の熱交換機、発電用タービンその他の負荷装置とを備えた、負荷装置とは独立に設けられる独立配置型地熱回収装置、及びこれを備えた地熱発電システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電用機器などの負荷装置とは独立に配置可能な独立配置型の地熱回収装置、及びこれを備えた地熱発電システムに関する。
従来より、地下深部の地熱貯留層の地熱を利用して発電を行う地熱発電システムが実用化されている。図4は特許文献1に開示されている従来のバイナリー方式の地熱発電システムの例を示す図である。図4に示す例では、生産井1から取り出された地熱流体を蒸発器(熱交換機)8の一次側に供給することにより、蒸発器8の二次側において低沸点の熱媒体(例えばアンモニア、イソブタン、代替フロン)を加熱し蒸気化させる。この蒸気化された熱媒蒸気はタービン4に送られ、タービン4を駆動して発電機5での発電が行われる。前記タービン4の駆動のために使用された後の熱媒蒸気は、循環ポンプ9により凝縮器(復水器)6に送られて冷却塔7からの冷却水により液体に戻され、前記蒸発器8の前段のプレヒーター(予熱器)10で予熱されてから、再び前記蒸発器8に送られる。また、前記蒸発器8において熱媒体の加熱及び蒸気化(熱交換)に使用された地熱流体(地熱蒸気と熱水)は前記プレヒーター10を通って還元井2から地中に還元される。
また、図5は同じ特許文献1に開示されている従来のフラッシュ方式の地熱発電システムの一例を示す図である。この図5に示す例では、生産井1から取り出された地熱流体をセパレータ(気水分離器)3で地熱蒸気と熱水に分離する。分離された地熱蒸気は、タービン4に供給され、タービン4を駆動し、これにより発電機5での発電が行われる(なお、前記の地熱蒸気をタービン4に供給する配管などに関しては、配管での移送中に地熱蒸気が冷やされて液化することを防止するため、配管に加熱器を設置することなどが従来より行われている)。また、図示していないが、前記生産井1から取り出された地熱流体中からセパレータ3で地熱蒸気と分離された後の熱水を減圧装置で減圧(及び/又は加熱)等して蒸気を発生させ、この蒸気をタービン4に供給することも行われる。以上のようにして発電のために使用された後の地熱蒸気は、復水器6において冷却水により冷却されて復水され、前記セパレータ3からの熱水と一緒に還元井2から地中に還元される。
ところで、上記の図4,5に示すような従来の地熱回収装置(生産井と還元井を使用するもの)に関しては、近くの温泉を枯渇させるなど地熱貯留層周辺の地下水系に悪影響を与えてしまう、地熱発電の過程で地熱貯留層から取り出した熱水又は蒸気中の硫黄等の成分が地熱発電装置中にスケールとして固着・堆積し配管等が劣化したりスケールを取り除くために多額のメンテナンス費用が発生してしまうなどの問題点が存在していた。そこで、このような問題点を解決するものとして、図6に示すような循環型地熱回収装置を備えた循環型地熱発電システムが提案されている(特許文献2参照)。図6において、11は地中の約300〜600m深さ、例えば約500m深さの地熱貯留層13まで埋設された外管、12は前記外管11内に配置される内管、10は外管11と内管12により構成される二重管構造の地熱回収管である。図6において、前記外管11は、内径が例えば30mmに形成され側方及び下方部分は全て閉塞されている。前記内管12は、内径が例えば15mmに形成され上端側開口部12bと底部(下端部)12a又はその近傍部分が共に開口部となっている。前記内管12の底部12aは、前記外管11の底部11a(又は底部の上面11aa)の近傍の位置(例えば約100mだけ上方の位置)に配置されている。
図6の循環型地熱発電システム(フラッシュ方式を採用した場合の例)では、流体、例えば工業用水(熱媒体でもよい)が、循環ポンプ19により、前記外管11と内管12との間の隙間15内を下降させられ、前記内管12の底部12aと前記外管11の底部11aとの間の例えば約100mの長さを有する底部近傍領域14に送られて、この底部近傍領域14の中を流動している間に、外部の地熱貯留層13中の地熱と外管11を介して熱交換されて高温流体(蒸気と熱水)となった後、前記内管12内を地上方向へ上昇する。また図6において、16は、セパレータ及び減圧等装置であって、前記内管12から送られる高温流体から蒸気を分離する(及び前記高温流体から分離された熱水を減圧(及び/又は加熱等)して蒸気を発生させる)ための装置である。前記外管11と内管12との間の隙間15中を下降した後に前記外管11内の底部近傍領域14において地熱と熱交換されて前記内管12内を地上まで上昇した高温流体(蒸気と熱水)は、前記内管12の上端側開口部12bを介して前記セパレータ及び減圧等装置16に供給される。17は前記セパレータ及び減圧等装置16からの蒸気により駆動される発電用タービン、17aは前記タービン17により駆動される発電機、18は前記タービン17の駆動に使用された蒸気を水に戻す復水器、19aは前記復水器18からの水(熱水)及び前記セパレータ及び減圧等装置16において蒸気と分離された熱水をいったん貯留する貯水槽、19は前記貯水槽19aからの熱水を外管11と内管12との間の隙間15の上方の開口部11bから前記隙間15内に加圧注入する循環ポンプである。
また図6において、20は、前記内管12と外管11の隙間15、前記外管11内の底部近傍領域14、前記内管12、前記セパレータ及び減圧等装置16、前記タービン17、前記復水器18、及び前記貯水槽19aを繋ぐ閉流路であって、前記循環ポンプ19により前記蒸気と熱水が循環される閉流路又はこれを構成するパイプである。このような循環型地熱発電システム(図6)においては、地熱貯留層13中の地熱流体(地熱蒸気及び熱水)そのものを地上に汲み上げることがないので近くの温泉を枯渇させるなど地熱貯留層13周辺の地下水系に悪影響を与えることを避けることができる、地熱発電の過程で地熱貯留層13からの地熱流体(地熱蒸気及び熱水)中に含まれている硫黄等の成分が装置にスケールとして固着・堆積してしまうことによる配管等の劣化やスケールを除去するためのランニングコストの増大化を防ぐことができるなどのメリットが存在する。なお、図6では、循環型地熱発電システムにおいてフラッシュ方式を採用した場合の例を示したが、同様の循環型地熱発電システムにおいてバイナリー方式を採用することもできることはもちろんである。
特開2010−270679号公報 特開2016−98806号公報
しかしながら、上記の図4〜6に示すような従来の地熱発電システムにおいては、バイナリー方式(図4)かフラッシュ方式(図5,6)か、及び生産井を使う方式(図4,5)か循環方式(図6)かを問わず、地熱エネルギーを取り込み回収する装置(図4,5では生産井、還元井及び循環ポンプなど。図6では地熱回収管10と循環ポンプ19など)と前記地熱エネルギーを活用又は消費する負荷装置(例えば、発電用のタービン、バイナリー方式における蒸発器など)とが施工前から密接に(いわば表裏一体的に)組み合わせられているため、循環方式(図6)において地熱と熱交換されて取り出された高温流体(又は生産井を使う方式(図4,5)において取り出された地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つエネルギー総量と地上の負荷装置(発電用の機器など)が消費するエネルギー量とがミスマッチを生じてしまい、地熱と熱交換されて取り出された高温流体(又は地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギー量の全部を負荷装置で消費することができないままとなり地熱エネルギーの一部が無駄になってしまう、又は逆に負荷装置の消費するエネルギー量を取り出した地熱エネルギー量だけでは賄えないため負荷装置を部分的にしか稼働できなくなってしまう、などの不都合が存在していた。
すなわち、地下から取り出される地熱エネルギーの大きさは、もともと、図4〜6に示すような生産井1又は地熱回収管10が設置されるエリア(地熱貯留層13との距離等)により様々にバラツキが生じるものであるが、地熱エネルギーを回収する装置と地熱エネルギーを消費する装置とが施工前から密接に(表裏一体的に)組み合わせられている従来のシステムでは、実際にどの程度の地熱エネルギーが地下から得られるのかは実際にシステムを施工し稼動してみなければ分からないため、もともとバラツキのある地熱エネルギーの回収量を適切に予測してそれにマッチする大きさの消費エネルギー量を有する発電用機器等の負荷装置を当初から設置することは、実際上極めて難しかった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目して為されたものであって、もともとエリア(地熱貯留層13との距離等)などにより様々にバラツキが存在する「地下から実際に回収できる地熱エネルギー量」にマッチした最適な容量(エネルギー消費量)を有する一台又は複数台の発電用機器等の負荷装置を設置することが容易にできる、独立配置型地熱回収装置及びこれを備えた地熱発電システムを提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本発明による独立配置型地熱回収装置は、地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管(より望ましくは、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送すると共に前記大型タンク内の流体を地下に移送するように、前記流体を地下と地上との間で相互に移送させる1つ又は複数の地熱回収管)と、前記大型タンク内又は前記大型タンクの外に配置される1つ又は複数の発電用機器などの負荷装置であって前記大型タンク内の流体からの熱エネルギーを消費する発電用機器などの負荷装置とを備えた、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられる、独立配置型地熱回収装置である。
また、本発明による独立配置型地熱回収装置は、地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管(より望ましくは、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送すると共に前記大型タンク内の流体を地下に移送するように、前記流体を地下と地上との間で相互に移送させる1つ又は複数の地熱回収管)と、前記大型タンク内に配置される1つ又は複数の熱交換機であって自らの内部を流通する熱媒を前記大型タンク内の流体からの熱により蒸発させる熱交換器とを備え、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられるものである。
また、本発明による独立配置型地熱回収装置は、地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管(より望ましくは、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送すると共に前記大型タンク内の流体を地下に移送するように、前記流体を地下と地上との間で相互に移送させる1つ又は複数の地熱回収管)と、前記大型タンク外に配置される1つ若しくは複数の気水分離器又は減圧による蒸気発生装置であって前記大型タンクからの流体の少なくとも一部を蒸気として負荷装置に移送する気水分離器又は減圧による蒸気発生装置とを備え、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられるものである。
また、本発明による独立配置型地熱回収装置において、前記地熱回収管は、地下において地熱が伝導される外管であって少なくとも底部を含む下方部分が閉塞されている外管と、前記外管内に配置された内管であって上端部及び底部又はそれらの近傍部分に開口が形成されている内管又は各上端部又はその近傍部分が開口された略U字状の内管とを含み、流体が地中の前記の外管及び/又は内管の内部と前記大型タンクとの間を循環的に流通されるように構成されていてもよい。
また、本発明は、前記独立配置型地熱回収装置を備え、前記熱交換器において蒸発された熱媒蒸気を発電機を駆動するタービンに供給するようにした、独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システムである。
さらに、本発明は、前記独立配置型地熱回収装置を備え、前記気水分離器又は減圧による蒸気発生装置により得られた蒸気を発電機を駆動するタービンに供給するようにした、独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システムである。
本発明の独立配置型地熱回収装置においては、前述のように、地上又は地上近傍に設置された大型タンクと、地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する地熱回収管とを、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けるようにしている。このような本発明によるときは、(a)前記大型タンク内に配置される負荷装置、例えば発電装置の一部を構成する熱交換機(例えば二次媒体を蒸気化する蒸発器)の台数や1台毎の消費エネルギー量を、又は(b)前記大型タンクの外に配置される1つ若しくは複数の負荷装置(例えば発電装置の一部を構成するタービンなど)の台数や1台毎の容量(消費エネルギー量)を、前記大型タンク内に移送・回収される地熱エネルギーの総量が判明した後に、それに最適にマッチングするように設計及び施工することができるようになる。
よって、本発明によれば、もともとエリア(地下の地熱貯留層との距離等)などにより様々にバラツキが存在する「地下から取り出される地熱エネルギーの総量」に最適にマッチングする容量(エネルギー消費量)を有する一台又は複数台の発電用機器などの負荷装置を設置すること、すなわち、発電用機器などの負荷装置を、地熱回収装置と独立に設計し設置することが、容易にできるようになる。その結果、本発明によれば、従来技術における問題点、すなわち、地熱と熱交換された後に回収される高温流体(又は地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギー総量と地上の負荷装置(発電用機器など)が消費するエネルギー量とがミスマッチを生じてしまい、地熱と熱交換された後に回収される高温流体(又は地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギーの全部を負荷装置で消費することができないまま地熱エネルギーの一部が無駄になってしまう、又は上記とは逆に負荷装置の消費するエネルギー量を回収した地熱エネルギーだけでは賄えないため負荷装置を部分的にしか稼働できなくなってしまうなどの問題点を、解決することができる(なお、従来は、地熱貯留層からの地熱流体又は地熱で加熱された流体を取り出しその後地下に戻す部分(図4,5では生産井、還元井及び循環ポンプなど。図6では地熱回収管10と循環ポンプ19など)と前記地熱エネルギーを活用又は消費する負荷装置(例えば、二次媒体を蒸気化する蒸発器、発電用タービンなど)とが施工前から密接に(いわば表裏一体的に)組み合わせられていたため、前述のような問題点を解決することはできなかった)。
また、本発明による地熱発電システムにおいて、前記独立配置型地熱回収装置を備え、前記大型タンク内に、1つ若しくは複数の熱交換器(二次媒体を蒸気化する蒸発器)を配置するようにしたとき(バイナリー発電方式の場合)は、前記大型タンク内に配置される蒸発器の1台当たりの容量(消費エネルギー量)及び/又は台数を、前記大型タンク内に移送される流体の持つ地熱エネルギー総量が判明した後に、それに最適にマッチングするように設置することができるようになる。
さらに、本発明による地熱発電システムにおいて、前記独立配置型地熱回収装置を備え、前記大型タンクの外に、1つ若しくは複数の気水分離器又は減圧等による蒸気発生装置を配置するようにしたとき(フラッシュ発電方式の場合)は、前記気水分離器又は減圧等による蒸気発生装置からの蒸気で駆動される発電用タービン等の負荷機器の容量(消費エネルギー量)及び/又は台数を、前記大型タンクに移送される流体の持つ地熱エネルギー総量が判明した後に、それに最適にマッチングするように設置することができるようになる。
本発明の実施形態1に係る独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム(バイナリー発電方式)を示す概略図である。 本実施形態1における大型タンク及び蒸発器などを説明するための概略斜視図である。 本発明の実施形態2に係る独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム(フラッシュ発電方式)を示す概略図である。 従来の地熱発電システム(バイナリー発電方式)の一例を示す概略図である。 従来の地熱発電システム(フラッシュ発電方式)の一例を示す概略図である。 従来の、外部の温泉等に影響を与えない循環型地熱回収装置とこれを備えた循環型地熱発電システムを示す概略図である。
〔実施形態1〕
図1は本発明の実施形態1による独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム(バイナリー発電方式)を示す概略図、図2は本実施形態1における大型タンクと熱交換器を説明するための斜視図である。図1において、11は図6で説明したような循環型地熱回収装置に使用される外管、12は前記外管11の中に挿入・配置される内管である。外管11は例えば地上から約50〜1500mの深さの地中まで挿入されている。上記外管11及び内管12により、地熱を回収するための二重管構造の地熱回収管10が構成されている。
本実施形態では、前記地熱回収管10中の外管11の上端側開口部11bが前記大型タンク21内の下方部分(底部近傍部分)21aに配置されている。また前記地熱回収管10中の内管12の上端側開口部12bが前記大型タンク21内の上方部分21bに配置されている。これにより、前記地熱回収管10と前記大型タンク21との間では、循環ポンプ(図示省略)により、熱水が循環するように構成されている。すなわち、前記大型タンク21内の下方部分(底部近傍部分)21aの熱水は、循環ポンプにより、外管11の上端側開口部11bから、外管11と内管12との間の隙間15内に流入される(図1の矢印A参照)。この熱水は、前記隙間15内を下降するが、その過程で、及び前記熱水が前記隙間15内を下降した後に外管11の底部11aの近傍の領域14内を流動する過程で、地熱と熱交換され、高温流体(蒸気と熱水)となる。この高温流体は、内管12中を上昇してその上端側開口部12aから前記大型タンク21の上方部分2bに吐出される(図1の矢印B参照)。
また、図1,2において、21は地上に設置された大型タンク、22はこの大型タンク21内に配置される熱交換器である。本実施形態1では、図1,2に示すように、前記大型タンク21内に例えば4個の熱交換器(蒸発器)22が配置されている。前記熱交換器22内では、循環ポンプ(図示省略)により、低沸点の熱媒体(二次媒体。例えばアンモニア、イソブタン、代替フロンなど)が配管26’(図2参照)中を流通させられている。前記熱媒体は、前記熱交換器22内の配管26’中を流れる過程で、前記大型タンク21の上方部分21bに吐出された高温流体(蒸気と熱水)により加熱され蒸気化される。この蒸気化された熱媒蒸気は、循環ポンプ(図示省略)により、配管26(図2参照)を介してタービン23に送られ、タービン23を駆動して発電機24を駆動させる。前記タービン23の駆動のために使用された後の熱媒蒸気は、凝縮器(復水器)25に送られて液体に戻され、再び前記熱交換器22内に送られる。
以上のように、本実施形態1では、地上に設置された大型タンク21と地下まで延びる地熱回収管10との間で流体を循環させながら当該流体を地熱と熱交換して高温流体(蒸気と熱水)として前記大型タンク21内に貯留する地熱回収装置を備えるようにした。また本実施形態では、これと共に、前記大型タンク21内に、低沸点の熱媒体(二次媒体)を蒸気化するための熱交換器(蒸発器)22であって任意の容量(エネルギー消費量)を有する熱交換器(蒸発器)22を、任意の台数だけ、地熱回収装置とは独立に、配置できるようにした。
このように、本実施形態1では、前記大型タンク21内に配置する熱交換器(蒸発器)22の1台当たりのエネルギー消費量(発電量に対応)及びその台数を、前記大型タンク21内に移送される高温流体の持つ地熱エネルギーの総量が判明した後に、それに最適にマッチングするように、前記地熱回収装置とは別個に任意に設計し設置することができる。よって、本実施形態1によれば、もともとエリア等により様々にバラツキが存在する「地下から取り出され回収される地熱エネルギーの総量」に最適にマッチングする容量(エネルギー消費量)を有する一台又は複数台の熱交換器22(負荷装置である発電用機器)を設置することが、容易にできるようになる。その結果、本実施形態1によれば、従来技術における問題点、すなわち、地熱と熱交換された後に回収される高温流体(又は地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギー総量と地上の負荷装置(発電用機器など)が消費するエネルギー量とがミスマッチを生じてしまい、地熱と熱交換された後に回収される高温流体(又は地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギーの全部を負荷装置で消費することができないまま地熱エネルギーの一部が無駄になってしまう、又は逆に負荷装置の消費するエネルギー量を回収した地熱エネルギーだけでは賄えないため負荷装置を部分的にしか稼働できなくなってしまうなどの問題点を、解決することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2による独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム(フラッシュ発電方式)を、図3を参照して説明する。本実施形態2では、地熱発電の方式としてフラッシュ発電方式を採用している点を除いては、前記実施形態1(バイナリー発電方式)と基本的構成が同様であるので、以下では、異なる部分を中心に説明する。
本実施形態2でも、循環ポンプ(図示省略)により、地熱回収管10と大型タンク21との間で熱水が循環するように構成されていることは前記実施形態1と同様である。すなわち、前記大型タンク21内の下方部分(底部近傍部分)21aの熱水は、循環ポンプ(図示省略)により、外管11と内管12との間の隙間15内に流入され(図1の矢印A参照)、その熱水が前記隙間15内を下降する過程で、及び前記水が前記隙間15内を下降した後に外管11の底部11aの近傍の領域14内を流動する過程で、地熱と熱交換され高温流体(蒸気と熱水)となる。この高温流体は、内管12中を上昇して上端側開口部12aから前記大型タンク21の上方部分2bに吐出される(図1の矢印B参照)。
よって、前記大型タンク21内では、概ね、その上方部分21bには高温の高温流体(蒸気と熱水)が存在し、その下方部分21aにはそれよりも低い温度の流体(熱水)が存在している。前記大型タンク21内の上方部分21b中にある高温流体(蒸気と熱水)は、循環ポンプ36により大型タンク21内から引き上げられ(図1の矢印C参照)、セパレータ31で蒸気と熱水に分離される。この分離された蒸気はタービン32に供給されてタービン32を駆動し、これにより発電機33での発電が行われる。また、前記セパレータ31で分離された熱水(少なくともその一部)については、減圧等装置により減圧して蒸気を発生させるようにし、この蒸気を前記タービン32に供給して前記タービン32を駆動させることも可能である。
このようにして前記タービン32を駆動するために使用された後の蒸気は、復水器34において冷却水により冷却されて復水され、いったん貯留槽35に貯留された後、循環ポンプ36により前記大型タンク21の下方部分21aに吐出される(図1の矢印D参照)。この吐出された水は、地熱回収管10に設置された循環ポンプ(図示省略)により、前記外管11の上端側開口部11bから、外管11と内管12との間の隙間15内に流入され、その中を下降しながら地熱と熱交換されさらに外管11の底部11a近傍部分14で地熱と熱交換されて高温流体(蒸気と熱水)になった後、再び前記内管12中を上昇して前記大型タンク21の上方部分21bに吐出される。
よって、この実施形態2によっても、前記実施形態1におけると同様の作用効果を奏することができる。すなわち、本実施形態2においては、前記大型タンク21の上方部分21bの高温流体(蒸気と熱水)中の蒸気(高温流体からセパレータにより熱水と分離された地熱蒸気、及び/又は高温流体が減圧されて発生した蒸気)により発電用タービン32(負荷装置)を駆動するようにしたので、前記発電用タービン32(負荷装置)の1台毎の容量(消費エネルギー量)や台数を、前記大型タンク21内に移送される高温流体の持つ地熱エネルギー総量が判明した後に、それに最適にマッチングするように設置することができる。よって、本実施形態2によれば、もともとエリア等により様々にバラツキが存在する「地下から取り出され回収される地熱エネルギーの総量」に最適にマッチングする容量(エネルギー消費量)を有する一台又は複数台の発電用タービン32(負荷装置)などを設置することが容易に可能となる。このように、本実施形態2によれば、高温流体を大型タンク21に移送しその後大型タンク21から地下に戻す部分(図6では地熱回収管10と循環ポンプ19など)と前記高温流体の持つ地熱エネルギーを活用又は消費する負荷装置の部分(発電用タービン32など)とを互いに独立に設計・設置することが可能となった。よって、本実施形態2によれば、従来技術において問題点とされていた、地熱と熱交換された後に取り出された高温流体(又は取り出された地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギーの総量と地上の負荷装置(発電用機器など)が消費するエネルギー量とがミスマッチを生じてしまい、地熱と熱交換された後に取り出された高温流体(又は取り出された地下深部の地熱貯留層からの地熱流体)の持つ地熱エネルギーの全部を負荷装置で消費することができないまま高温流体の持つエネルギーの一部が無駄になってしまう、又は逆に負荷装置の消費するエネルギー量を高温流体の持つエネルギー量だけでは賄えないため負荷装置を部分的にしか稼働できなくなってしまうなどの問題点を、有効に解決することができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、前記実施形態1では、前記大型タンク21内に配置(水没)する負荷装置としての熱交換器(蒸発器)22を計4台として図示したが、本発明においては、地熱と熱交換されて大型タンク21内に流入される高温流体の持つ地熱エネルギーの総量に合わせて、前記熱交換器(蒸発器)22の1台当たりの容量(エネルギー消費量)や台数を任意に設定することができる。また同様に、前記実施形態2では、前記大型タンク21の外にそれに対応して配置する負荷機器としての発電用タービン32を計3台として図示したが、本発明においては、地熱と熱交換されて大型タンク内に流入される高温流体の持つ地熱エネルギーの総量に合わせて、前記発電用タービン32(負荷装置)の1台当たりの容量(エネルギー消費量)や台数を任意に設定することができる。
また前記各実施形態1,2では、前記外管11内に配置される内管12の形状を、図1,3に示すような1本の直線状のパイプとしたが、本発明ではこれに限られるものではなく、例えば、前記外管11内に配置される内管を、(a)その内壁面に凹凸があるもの(内壁面の表面積が増大化されたもの)、(b)1つ又は複数のU字状内管であって各上端部又はその近傍が開口されているもの、などとしてもよい。また、本発明においては、前記外管11と内管12との間の外管11の内壁面側に複数の細管を配置し、その各細管中を水が流通するとき外管及び当該細管を介して前記水が効率的に地熱と熱交換されるように構成してもよい。
また、前記各実施形態1,2では、地中に対して直接に外管11を埋設した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、地中の例えば500m以上の深さまで埋設された温泉井用管であって過去には温泉井用に使用されていたが現在は温泉井用として使用されていない温泉井用管(その下方部分には、外部の地熱貯留層13中の熱水及び蒸気を自ら(温泉井用管)の内部に導入するための多数のスリット又は穴を有するストレーナが形成されている)の内部に、前記外管11などを配置するようにしてもよい。
また、前記各実施形態1,2では、循環ポンプ(図示省略)により前記外管11及び内管12内で流通されながら地熱と熱交換される流体を水としたが、本発明では他の様々な種類の流体(熱媒体を含む)を使用することができる。また、前記各実施形態1,2では、前記外管11が地中の50〜1500m、例えば500m程度まで埋設されている典型的な場合を想定して説明したが、本発明においてはこのような場合に限られるものではなく、例えば外管11が50〜400m程度の深さに埋設される場合や600〜1500mの深さに埋設される場合でもよい。
また、前記各実施形態1,2では、いずれも、循環ポンプにより閉流路中を循環する水を地熱と熱交換して高温流体としたものを大型タンク21内に吐出する循環方式の例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、生産井を使って地下深部の地熱貯留槽から直接取り出した地熱流体を前記大型タンク21内に吐出するようにしてもよい。また、本発明による地熱回収装置は、典型的には図1,3に示すような地熱発電システムに適用されることを予定しているが、これに限られるものではなく他の用途、例えば住宅の暖房システムなどにも適用することができる。さらに、本発明では、前記大型タンク21内の流体が戸外の気温等の影響で必要以上に冷めないように、前記発電機24,33での発電により得られた電力(地熱発電で得られた電力)の一部を使用して前記大型タンク21の底部及び/又は側面を加温するようにしてもよい。
10 地熱回収管
11 外管
11a 外管の底部
11aa 外管の底部の上面
11b 外管の上端側開口部
12 内管
12a 内管の底部
12a 内管の上端側開口部
13 地熱貯留層
14 底部近傍領域
15 隙間
16,31 セパレータ及び減圧等装置
21 大型タンク
21a 大型タンクの下方部分(底部近傍部分)
21b 大型タンクの上方部分
22 熱交換器(蒸発器)
23,32 タービン
24,33 発電機
26,26’ 配管
34 復水器
35 貯留槽
36 循環ポンプ

Claims (6)

  1. 地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、
    地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管と、
    前記大型タンク内又は前記大型タンクの外に配置される1つ又は複数の発電用機器などの負荷装置であって前記大型タンク内の流体からの熱エネルギーを消費する発電用機器などの負荷装置と、
    を備え、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられる、独立配置型地熱回収装置。
  2. 地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、
    地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管と、
    前記大型タンク内に配置される1つ又は複数の熱交換機であって自らの内部を流通する熱媒を前記大型タンク内の流体からの熱により蒸発させる熱交換器と、
    を備え、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられる、独立配置型地熱回収装置。
  3. 地上又は地上近傍に設置された少なくとも1つの大型タンクと、
    地熱で加熱された流体又は地熱貯留層からの流体を地下から前記大型タンク内に移送する1つ又は複数の地熱回収管と、
    前記大型タンクの外に配置される1つ若しくは複数の気水分離器又は減圧による蒸気発生装置であって前記大型タンクからの流体の少なくとも一部を蒸気として発電用機器などの負荷装置に移送する気水分離器又は減圧による蒸気発生装置と、
    を備え、発電用機器などの負荷装置とは独立に設けられる、独立配置型地熱回収装置。
  4. 前記地熱回収管は、地下において地熱が伝導される外管であって少なくとも底部を含む下方部分が閉塞されている外管と、前記外管内に配置された内管であって上端部及び底部又はそれらの近傍部分に開口が形成されている内管又は各上端部又はその近傍部分が開口された略U字状の内管とを含み、流体が地中の前記の外管及び/又は内管の内部と前記大型タンクとの間を循環的に流通されるように構成されている、請求項1,2又は3に記載の独立配置型地熱回収装置。
  5. 請求項2に記載の独立配置型地熱回収装置を備え、前記熱交換器において蒸発された熱媒蒸気を発電機を駆動するタービンに供給するようにした、独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム。
  6. 請求項3に記載の独立配置型地熱回収装置を備え、前記気水分離器又は減圧による蒸気発生装置により得られた蒸気を発電機を駆動するタービンに供給するようにした、独立配置型地熱回収装置を備えた地熱発電システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112412717A (zh) * 2020-12-09 2021-02-26 四川大学 一种多区域复合型原位地热发电系统
JP2021124094A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 株式会社エスト 地熱交換器および地熱発電装置
CN113446174A (zh) * 2021-07-23 2021-09-28 张妮 一种高效发电的地热能发电系统

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