JP2017226229A - テープカートリッジ - Google Patents
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Description
このテープカセットには、テープ送りローラーと、第1のテープが巻回された第1テープスプールと、インクリボンが巻回されたリボンスプールと、インクリボンを巻き取るリボン巻取スプールとが収容されている。また、テープカセットのカセットケースには、テープ送りローラーに対応するローラー支持孔と、第1テープスプールに対応する第1テープ支持孔と、リボン巻取スプールに対応する巻取支持孔とが形成されている。さらに、カセットケースには、テープカセットの装着をガイドするためのガイド孔と、カセットケースを位置決めするための2つのピン孔とが形成されている。
一方、テープ印字装置のカセット装着部には、ローラー支持孔に対応するテープ駆動軸と、巻取支持孔に対応するリボン巻取軸と、ガイド孔に対応するガイド軸と、2つのピン孔に対応する2本の位置決めピンとが立設されている。
カセット装着部にテープカセットを装着すると、テープ送りローラーにテープ駆動軸が嵌装され、リボン巻取スプールにリボン巻取軸が嵌装され、ガイド孔にガイド軸が挿入され、2つのピン孔に2本の位置決めピンが挿入される。
この場合、テープ駆動軸とガイド軸とは、カセット装着部から大きく突出しており、これら対応するテープ送りローラー(ローラー支持孔)とガイド孔とは、テープカセットにおける平面視対角位置に配置されている。これにより、テープカセットは、カセット装着部に対し、正確かつスムーズに装着される。
この場合、被ガイド部は、プラテンローラーと被ガイド部とを結ぶ仮想線と交差する壁があるような方向に凹設されていることが好ましい。
この場合、テープカートリッジの装着方向から見て、被ガイド部は、プラテンローラーから2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで最遠位となる部位に配設されていることが好ましい。
この場合、被ガイド部は、外周面を、プラテンローラー側に向かって略半円状に窪入するように形成されていることが好ましい。
この場合、カートリッジケースは、テープカートリッジをカートリッジ装着部に装着した際、装着方向の奥側となる下ケースと、装着方向の手前側となる上ケースと、で構成され、被ガイド部は、上ケースの上周壁部および下ケースの下周壁部を、プラテンローラー側に向かって略半円状に窪入するように形成されていることが好ましい。
この場合、カートリッジケースには、プラテンローラーが回転自在に支持された軸支部が設けられ、軸支部は、プラテンローラーと被ガイド部とを結ぶ方向に長い形状に形成されていることが好ましい。
この場合、把持部は、外周面に設けた凸部であることが好ましい。
この場合、把持部は、カートリッジ装着部に装着される際、カートリッジ装着部の壁面がえぐれている部分に対向する位置であることが好ましい。
この場合、カートリッジケースは、テープ印刷装置に装着されたとき、平面視において、L字状の外観を呈するが好ましい。
本発明の他のテープカートリッジは、テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、第1の軸と、第2の軸と、を備えたテープ印刷装置の、カートリッジ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、テープカートリッジの外郭を構成するカートリッジケースと、カートリッジケースに収容されたテープロールと、カートリッジケースに収容されたリボンロールと、カートリッジケースに収容された巻取りコアと、カートリッジケースに収容されたプラテンローラーと、を備え、カートリッジ装着部に装着される際、カートリッジ装着部の壁面がえぐれている部分に対向する位置にあり、着脱する際に、テープカートリッジを把持することを可能とする把持部を、カートリッジケースの互いに対向する側面の2箇所に有し、カートリッジ装着部に装着される際、プラテンローラーには第1の軸が挿入され、カートリッジケースの外周面には、カートリッジ装着部に装着される際に第2の軸をガイドする被ガイド部が、プラテンローラー側に向かって窪入するように形成され、被ガイド部は、テープカートリッジの装着方向から見て、プラテンローラーに対し、2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで反対側であり、かつ、2箇所の把持部のうちプラテンローラーからより遠い位置の把持部と被ガイド部との間の距離が、2箇所の把持部のうちプラテンローラーからより近い位置の把持部と被ガイド部との間の距離より小さくなる部位に配設されている、ことを特徴とする。
なお、以下の構成でもよい。
本発明のテープカートリッジは、テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、第1の軸と、第2の軸と、を備えたテープ印刷装置の、カートリッジ装着部に着脱可能に装着される為のテープカートリッジであって、着脱する際に、指でテープカートリッジを掴むことを可能とする把持部を、互いに反対側となる側面側の2箇所に有し、テープ印刷装置に装着される場合には、第1の軸が挿入される第1受入部を備えたプラテンと、第2の軸が挿入される第2受入部と、を備え、テープカートリッジの装着方向から見て、第2受入部は、第1受入部に対し、2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで反対側であり、かつ、2箇所の把持部のうち、第1受入部からより遠い位置の把持部との間の距離が、第1受入部からより近い位置の把持部との間の距離より近い部位に配設されていることを特徴とする。
図1は、テープ印刷装置およびこれに装着されるテープカートリッジの外観斜視図である。同図に示すように、テープ印刷装置1は、外殻を構成する装置ケース3と、テープカートリッジ100が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部5と、カートリッジ装着部5を開閉する開閉蓋7と、を備えている。装置ケース3の上面には、奥側にカートリッジ装着部5が設けられ、中央にディスプレイ11が設けられ、手前側にキーボード13が設けられている。開閉蓋7の近傍には、指掛け用の窪入部15が設けられている。開閉蓋7は、この窪入部15に指を掛け引き上げることにより開放される。そして、装置ケース3の側面(左側面)には、印刷テープ102が排出される縦長のテープ排出口17が設けられている。
図2および図5に示すように、テープカートリッジ100は、印刷テープ102をテープコア104に巻回したテープロール106と、インクリボン110を繰出しコア112に巻回したリボンロール114と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、使用後のインクリボン110を巻き取る巻取りコア116と、印刷ヘッド21が当接すると共に印刷テープ102およびインクリボン110を送るプラテンローラー120(プラテン)と、を備えている。さらに、テープカートリッジ100は、これらテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120を収容したカートリッジケース130と、を備えている。このように、本実施形態のテープカートリッジ100は、外殻をカートリッジケース130で覆われた、いわゆるシェル構造を有している。
図1および図3に示すように、カートリッジ装着部5は、テープカートリッジ100の平面形状と相補的な平面形状に形成されると共に、装着可能な複数種のテープカートリッジ100のうち、最大厚のテープカートリッジ100に対応する深さを有して、窪入形成されている。この場合、カートリッジ装着部5の底板部を構成する装着ベース31と側板部33とは、樹脂等で一体に形成(成形)されている。カートリッジ装着部5と上記のテープ排出口17との間には、スリット状のテープ排出経路35が形成されており、この部分に、上記のテープ切断機構部27が内蔵されている。
次に、図2、図5および図6を参照して、テープカートリッジ100について詳細に説明する。なお、テープカートリッジ100の説明では、図2を例に、テープカートリッジ100の上正面である装着方向手前の面を「表面」と、逆側の装着方向奥側の面を「裏面」と、左側の側面を「左側面」と、右側の側面を「右側面」と、上側の円弧状の側面を「先端面」と、下側の側面を「基端面」と、称呼するものとする。
次に、図7ないし図9を参照して、第1実施形態に係るテープカートリッジ100の被ガイド部182(第2被ガイド部)およびプラテンローラー120の構造について、カートリッジ装着部5のガイドピン50(第2ガイドピン)およびプラテン駆動軸45の構造と共に詳細に説明する。上述のように、カートリッジ装着部5には、相互に離間してプラテン駆動軸45およびガイドピン50が設けられ、これに対応して、テープカートリッジ100には、プラテンローラー120および被ガイド部182が設けられている。
次に、図10を参照して、第2実施形態に係るテープカートリッジ100Aの被ガイド部182Aおよびプラテンローラー120の構造について、カートリッジ装着部5のガイドピン50およびプラテン駆動軸45の構造と共に詳細に説明する。また、第2実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
Claims (10)
- テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、第1の軸と、第2の軸と、を備えたテープ印刷装置の、前記カートリッジ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、
前記着脱する際に、前記テープカートリッジを把持することを可能とする把持部を、互いに対向する側面となる2箇所に有し、
前記カートリッジ装着部に装着される際に、前記第1の軸が挿入されるプラテンローラーと、前記カートリッジ装着部に着脱されるときに前記第2の軸によりガイドがなされる被ガイド部と、を備え、
前記テープカートリッジの装着方向から見て、前記被ガイド部は、
前記プラテンローラーに対し、前記2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで反対側であり、かつ、前記2箇所の把持部のうち前記プラテンローラーからより遠い位置の前記把持部と前記被ガイド部との間の距離が、前記2箇所の把持部のうち前記プラテンローラーからより近い位置の前記把持部と前記被ガイド部との間の距離より小さくなるように、前記テープカートリッジの外郭を構成するカートリッジケースの外周面に凹設されていることを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記被ガイド部は、前記プラテンローラーと前記被ガイド部とを結ぶ仮想線と交差する壁があるような方向に凹設されていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
- 前記テープカートリッジの装着方向から見て、前記被ガイド部は、前記プラテンローラーから前記2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで最遠位となる部位に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
- 前記被ガイド部は、前記外周面を、前記プラテンローラー側に向かって略半円状に窪入するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
- 前記カートリッジケースは、前記テープカートリッジを前記カートリッジ装着部に装着した際、装着方向の奥側となる下ケースと、前記装着方向の手前側となる上ケースと、で構成され、
前記被ガイド部は、前記上ケースの上周壁部および前記下ケースの下周壁部を、前記プラテンローラー側に向かって略半円状に窪入するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。 - 前記カートリッジケースには、前記プラテンローラーが回転自在に支持された軸支部が設けられ、
前記軸支部は、前記プラテンローラーと前記被ガイド部とを結ぶ方向に長い形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のテープカートリッジ。 - 前記把持部は、前記外周面に設けた凸部であることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
- 前記把持部は、前記カートリッジ装着部に装着される際、前記カートリッジ装着部の壁面がえぐれている部分に対向する位置であることを特徴とする請求項7に記載のテープカートリッジ。
- テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、第1の軸と、第2の軸と、を備えたテープ印刷装置の、前記カートリッジ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、
前記テープカートリッジの外郭を構成するカートリッジケースと、
前記カートリッジケースに収容されたテープロールと、
前記カートリッジケースに収容されたリボンロールと、
前記カートリッジケースに収容された巻取りコアと、
前記カートリッジケースに収容されたプラテンローラーと、を備え、
前記カートリッジ装着部に装着される際、前記カートリッジ装着部の壁面がえぐれている部分に対向する位置にあり、前記着脱する際に、前記テープカートリッジを把持することを可能とする把持部を、前記カートリッジケースの互いに対向する側面の2箇所に有し、
前記カートリッジ装着部に装着される際、前記プラテンローラーには前記第1の軸が挿入され、
前記カートリッジケースの外周面には、前記カートリッジ装着部に装着される際に前記第2の軸をガイドする被ガイド部が、前記プラテンローラー側に向かって窪入するように形成され、
前記被ガイド部は、前記テープカートリッジの装着方向から見て、前記プラテンローラーに対し、前記2箇所の把持部を結ぶ仮想線を跨いで反対側であり、かつ、前記2箇所の把持部のうち前記プラテンローラーからより遠い位置の前記把持部と前記被ガイド部との間の距離が、前記2箇所の把持部のうち前記プラテンローラーからより近い位置の前記把持部と前記被ガイド部との間の距離より小さくなる部位に配設されている、ことを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記カートリッジケースは、前記テープ印刷装置に装着されたとき、平面視において、L字状の外観を呈する、請求項8に記載のテープカートリッジ。
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