JP2017226148A - 印字ユニット及びプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジが列方向に不意に移動するのを抑制し、商品性を向上させることができる印字ユニット及びプリンタを提供する。【解決手段】改行動作領域において、キャリッジ33とともに移動する改行板101と、ユニットフレームに設けられるとともに、改行板101に係合して、改行動作領域においてキャリッジ33及び改行板101の前後方向の一方への移動に伴いキャリッジ33及び改行板101を前後方向の一方に案内する案内部材102と、を備え、案内部材102は、前後方向の一方に向かうに従い左右方向の一方に向けて延在し、改行動作領域においてキャリッジ33の前後方向の一方に向けた移動に伴い、キャリッジ33を左右方向の一方に案内する改行ガイド121と、改行ガイド121のうち少なくとも前後方向の一方端部に連なり、キャリッジ33の左右方向の移動を規制する規制部122,123と、を有している。【選択図】図6

Description

本発明は、印字ユニット及びプリンタに関するものである。
例えばタイムスタンプ等に用いられるプリンタとして、ドットインパクト式のプリンタが知られている。この種のプリンタは、行方向に往復移動するキャリッジと、キャリッジに搭載された印字ヘッドと、キャリッジに装着されるとともに、インクリボンが収納されたカートリッジと、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。
この構成によれば、キャリッジが被記録媒体上を行方向に往復移動する過程で、インクリボンを介して印字ヘッドのヘッドピンを被記録媒体に打ち付けることで、被記録媒体に印字を行うようになっている。
特許第2791350号公報
ところで、近時では、キャリッジの往路及び復路間において行方向に直交する列方向で異なる位置を移動させ、往路及び復路の双方で印字ヘッドによる印字を行う構成が検討されている。この構成によれば、被記録媒体のうち列方向で異なる2列の印字領域に印字を行うことができるので、被記録媒体に一度に印字できる情報量を向上させ、商品性を向上させることができると考えられる。
しかしながら、上述したプリンタにおいては、キャリッジに対して列方向に外力が作用した場合に、キャリッジが列方向に予期せず移動するおそれがある。この場合には、往路で印字された往路情報と復路で印字された復路情報が重なり合ったり、往路情報と復路情報とが列方向に離れすぎたりする等の不具合が生じる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、キャリッジが列方向に不意に移動するのを抑制し、商品性を向上させることができる印字ユニット及びプリンタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係る印字ユニットは、行方向に延在する印字動作領域において、被記録媒体に印字を行う印字ヘッドが搭載されたキャリッジと、前記キャリッジを前記行方向に往復移動可能に支持するシャフトと、前記シャフトを前記行方向に直交する列方向に移動可能に支持するユニットフレームと、前記行方向で前記印字動作領域の外側に位置する改行動作領域において、前記キャリッジとともに移動する連動部材と、前記ユニットフレームに設けられるとともに、前記連動部材に係合して、前記改行動作領域において前記キャリッジ及び前記連動部材の前記行方向の一方への移動に伴い前記キャリッジ及び前記連動部材を前記列方向の一方に案内する案内部材と、を備え、前記連動部材及び前記案内部材のうち、第1部材は、前記行方向の一方に向かうに従い前記列方向の一方に向けて延在し、前記改行動作領域において前記キャリッジの前記行方向の一方に向けた移動に伴い、前記キャリッジを前記列方向の一方に案内する改行ガイドと、前記改行ガイドのうち少なくとも前記行方向の一方端部に連なり、前記キャリッジの前記列方向の移動を規制する規制部と、を有している。
この構成によれば、改行動作領域において、キャリッジが連動部材とともに行方向の一方へ移動するのに伴い案内部材に案内されて列方向の一方に移動する。そのため、キャリッジは、往路及び復路の印字動作領域において、列方向で異なる位置を移動することになる。この場合、例えば往路及び復路の双方で印字ヘッドによる印字を行うことで、被記録媒体のうち列方向で異なる印字領域に印字を行うことができる。その結果、一度に印字できる情報量を向上させ、商品性を向上させることができる。
特に、本態様では、改行ガイドにおける行方向の一方端部に連なり、キャリッジの列方向の移動を規制する規制部を有している。
この構成によれば、連動部材及び案内部材のうち第2部材が規制部に位置しているときに、キャリッジに対して列方向に外力が作用した場合であっても、案内部材に対するキャリッジの列方向の移動が規制される。そのため、キャリッジが列方向に予期せず移動するのを抑制することができる。この場合、例えば往路情報(一行目に印字される情報)と復路情報(二行目に印字される情報)とが重なり合ったり、往路情報と復路情報とが列方向に離れすぎたりする等の不具合が生じるのを抑制できる。その結果、印字ユニットの商品性を向上させることができる。
しかも、本態様では、改行時における連動部材の移動軌跡に進入しない位置で連動部材の列方向への移動を規制できる。そのため、例えば改行時における連動部材の移動軌跡上に連動部材が乗り越え可能な突起等を設ける場合に比べて、キャリッジを駆動させる駆動源に掛かる負荷を低減できる。これにより、駆動源の大型化を抑制し、省エネ化を実現できる。
上記態様において、前記規制部は、前記改行ガイドのうち前記行方向の両端部にそれぞれ連なっていてもよい。
この構成によれば、改行ガイドの行方向両端部に規制部がそれぞれ連なっているため、キャリッジが列方向に予期せず移動するのを往路及び復路双方の印字動作領域において規制できる。これにより、更なる商品性の向上を図ることができる。
上記態様において、前記規制部は、前記行方向に沿って直線状に延在していてもよい。
この構成によれば、規制部が行方向に直線状に延在しているため、キャリッジが外力によって列方向に予期せず移動しようとした場合のキャリッジの列方向への移動量を最小限に抑えることができる。
上記態様において、前記連動部材及び前記案内部材のうち第2部材には、前記第1部材に向けて突出する係合凸部が形成され、前記第1部材には、前記係合凸部を係合する係合凹部が形成され、前記係合凹部は、前記改行ガイド及び前記規制部を有していてもよい。
この構成によれば、改行ガイドや規制部が係合凹部に形成されているため、改行時において係合凸部をスムーズに案内することができる。また、係合凸部が列方向の両側から囲まれることになるので、キャリッジに外力が作用した場合に、案内部材に対する連動部材の列方向の両側への移動を規制できる。
上記態様において、前記連動部材は、前記行方向に移動可能に前記シャフトに支持され、前記連動部材は、前記改行動作領域のうち前記印字動作領域に対して一方に連なる往路改行領域で前記キャリッジが係合する往路係合部と、前記改行動作領域のうち前記印字動作領域に対して他方に連なる復路改行領域で前記キャリッジが係合する復路係合部と、を備えていてもよい。
この構成によれば、キャリッジが往路改行領域で連動部材の往路係合部に係合することで、その後往路終点に向かう際に、連動部材とともに列方向の一方に移動することになる。また、キャリッジが復路改行領域で連動部材の復路係合部に係合することで、その後復路終点に向かう際に、連動部材とともに列方向の他方に移動することになる。これにより、改行動作領域において、キャリッジをスムーズに改行させることができる。
上記態様において、前記改行ガイド及び前記規制部の少なくとも一方には、前記第1部材が乗り越え可能な段差部が形成されていてもよい。
この構成によれば、キャリッジに対して予期せず外力が作用した場合に、連動部材及び案内部材のうち第2部材が段差部に係止されることで、第2部材が列方向に不意に移動するのを抑制できる。なお、キャリッジの改行時には、キャリッジが連動部材とともに移動することで、第2部材が段差部を乗り越える。
上記態様において、前記キャリッジを前記行方向に移動させる駆動源と、前記駆動源が搭載されるとともに、前記シャフトを支持する印字フレームと、前記ユニットフレームに設けられ、前記シャフトを前記列方向に往復移動可能に支持するとともに、前記印字フレームに連結されて前記印字フレームの前記シャフト周りの揺動を規制する軸受部と、を有していてもよい。
この構成によれば、軸受部がシャフトを列方向に移動可能に支持した上で、印字フレームのシャフト周りの揺動を規制するため、それぞれの機能を別々の部品で行う場合に比べて部品点数の削減や低コスト化、組立性の向上を図ることができる。
上記態様において、前記印字ヘッドは、インパクト式であり、前記キャリッジに着脱可能に装着されるカートリッジに接続され、前記カートリッジ内のインクリボンを巻き取る巻取機構を備え、前記巻取機構は、前記キャリッジに配設された巻取歯車と、前記巻取歯車に噛合する巻取ラックを有するラック板と、を備え、前記巻取機構は、前記キャリッジの前記行方向への移動に伴い前記巻取歯車が回転して、前記インクリボンの巻き取りを行ってもよい。
この構成によれば、キャリッジの移動に伴い、インクリボンが巻き取られるため、印字濃度の変化や印字かすれ等の発生を抑制し、印字品質を良好に保つことができる。
上記態様において、前記ラック板は、前記行方向の両端部において前記巻取歯車と前記巻取ラックとの噛合を解除する欠歯領域を有していてもよい。
この構成によれば、巻取歯車と巻取ラックとの噛合を解除する欠歯領域が形成されているため、キャリッジの改行時において、キャリッジがラック板の行方向における両端部を通過する際、キャリッジの移動によって巻取歯車が回転しないことになる。すなわち、欠歯領域を移動中は、インクリボンの巻き取りが行われないことになる。そのため、改行時において巻き取りに要する負荷トルクが駆動源に作用するのを抑制し、改行動作をスムーズに行うことができる。また、改行時において、インクリボンが無駄に巻き取られるのを抑制できるので、インクリボンを有効に使用できる。
本発明に係るプリンタは、上記本発明の印字ユニットと、前記印字ユニットを収納するとともに、被記録媒体を挿入するスロットを有するケーシングと、を備えていてもよい。
この構成によれば、上記本発明の印字ユニットを備えているため、商品性を向上させることができる。
本発明によれば、キャリッジが列方向に不意に移動するのを抑制し、商品性を向上させることができる印字ユニット及びプリンタを提供することができる。
第1実施形態に係るプリンタを左側から見た斜視図である。 第1実施形態に係る印字ユニットを左側から見た斜視図である。 図2に示す印字ユニットの分解斜視図である。 第1実施形態に係るカートリッジを取り外した状態における印字ブロックを左側から見た側面図である。 図4のV−V線に相当する断面図である。 第1実施形態に係るキャリッジ及び改行機構の平面視である。 第1実施形態に係る案内部材の平面図である。 第1実施形態に係るプリンタの動作方法を説明するための説明図であって、図4に相当する側面図である。 第1実施形態に係るプリンタの動作方法を説明するための説明図であって、図4に相当する側面図である。 第1実施形態に係るプリンタの動作方法を説明するための説明図であって、キャリッジ及び改行機構の平面図である。 第1実施形態に係るプリンタの動作方法を説明するための説明図であって、図5に相当する断面図である。 第1実施形態に係るプリンタの動作方法を説明するための説明図であって、図5に相当する断面図である。 第2実施形態に係る改行機構において、図7のXIII−XIII線に相当する断面図である。 変形例に係る係合凹部の平面図である。 変形例に係る係合凹部の平面図である。 変形例に係る係合凹部の平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
[プリンタ]
図1は、プリンタ1を左側から見た外観斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタ1は、例えばタイムスタンプ等に用いられるものであって、カード状の記録紙(被記録媒体)Pの印字領域に対して日付や時刻等の時に関する情報を印字する。具体的に、プリンタ1は、ケーシング2と、ケーシング2内に収納された印字ユニット3(図2参照)と、を備えている。なお、以下の説明では、図1における紙面の左下側を前方(矢印FR方向)、右上側を後方、上側を上方(矢印UP方向)、下側を下方とする。また、図1において、紙面に対して右下側をプリンタ1から見て左側(矢印LH方向)、左上側をプリンタ1から見て右側とする。
ケーシング2は、樹脂材料等により構成されている。ケーシング2は、直方体形状に形成されている。ケーシング2の前壁2aにおいて、上下方向の中央部には、後方に向けて窪むスロット5が形成されている。スロット5には、記録紙Pが前方から挿抜可能に挿入される。なお、スロット5は、ケーシング2を左右方向に貫通している。記録紙Pの厚さは、スロット5に挿抜可能な厚さであれば適宜変更が可能である。
ケーシング2の上壁2bには、鍵穴6や各種操作を行う操作ボタン7、時刻等を表示する表示部8が配設されている。なお、図1の例において、上壁2bの前部は、前方に向かうに従い下方に傾斜している。
<印字ユニット>
図2は、印字ユニット3を左側から見た斜視図である。
図3は、図2に示す印字ユニット3の分解斜視図である。
図2、図3に示すように、印字ユニット3は、ユニットフレーム11と、ユニットフレーム11に搭載された印字ブロック12及びプラテンブロック13と、を主に備えている。
ユニットフレーム11は、金属等が屈曲形成されて構成されている。具体的に、ユニットフレーム11は、フレームベース15と、印字ブロック12を支持する印字ブロック支持部17と、プラテンブロック13を支持するプラテン支持部18と、を有している。
フレームベース15は、上方から見た平面視で矩形状に形成されている。フレームベース15における左側端部には、フレームベース15を上下方向に貫通する印字用開口21が形成されている。フレームベース15のうち、印字用開口21の開口縁には、図示しないストッパゴムが下方から取り付けられている。なお、フレームベース15は、上述したスロット5に対して上方に位置している。
印字ブロック支持部17は、フレームベース15の前後両端部から上方に向けて立設された支持壁17a,17bを備えている。
プラテン支持部18は、フレームベース15に対して下方に位置している。プラテン支持部18は、上方から見た平面視で矩形枠状に形成されている。なお、プラテン支持部18は、上述したスロット5に対して下方に位置している。すなわち、スロット5内に挿入される記録紙Pは、フレームベース15とプラテン支持部18との間に前方から進入するようになっている。
(プラテンブロック)
プラテンブロック13は、プラテン本体22と、プラテン本体22を駆動させるプラテン駆動機構23と、を備えている。
プラテン本体22は、上方から見た平面視で板状に形成されている。プラテン本体22は、プラテン支持部18に上下動可能に支持されている。具体的に、プラテン本体22は、フレームベース15に下方から当接する挟持位置と、フレームベース15から下方に離間する退避位置と、の間を上下動する。なお、プラテン本体22は、挟持位置においてフレームベース15に取り付けられた上述したストッパゴムを介してフレームベース15に当接する。また、プラテン本体22は、退避位置において、上述したスロット5よりも下方に退避する。
プラテン駆動機構23は、プラテン用モータ24や、プラテン用モータ24とプラテン本体22とを接続するプラテン輪列25等を有している。
(印字ブロック)
印字ブロック12は、印字フレーム31と、シャフト32と、キャリッジ33と、印字ヘッド34と、巻取機構35と、印字用駆動機構36と、を主に備えている。
印字フレーム31は、上方及び左側が開放された箱型に形成されている。図3に示すように、印字フレーム31における前壁31a及び後壁31bの下部には、前壁31a及び後壁31bをそれぞれ前後方向(行方向)に貫通する貫通孔41(図3では前壁31aの貫通孔41のみ示す)が形成されている。
前壁31a及び後壁31bにおいて、貫通孔41に対して右側に位置する部分には、前後方向の内側に向けて窪む規制凹部42(図3では前壁31aの規制凹部42のみ示す)が形成されている。規制凹部42は、前後方向から見た正面視で左右方向(列方向)を長手方向とする長円形状に形成されている。
シャフト32は、前後方向を軸方向とする円柱状に形成されている。シャフト32は、その前後両端部が前壁31a及び後壁31bの下部に形成された貫通孔41内で各別に支持されている。シャフト32の前後両端部のうち、前壁31a及び後壁31bに対して前後方向の外側に位置する部分は、上述した印字ブロック支持部17の支持壁17a,17bに支持されている。具体的に、支持壁17a,17bには、支持壁17a,17bを前後方向に貫通する軸支持孔45が形成されている。シャフト32の前後両端部は、軸支持孔45内に軸受部46を介してそれぞれ支持されている。
上述した軸支持孔45は、左右方向を長手方向とする長孔とされている。したがって、シャフト32は、軸支持孔45内を左右方向に移動可能に構成されている。
上述した軸受部46は、軸支持孔45内に挿入されたカラー部47と、カラー部47における前後方向の外側端部から張り出すフランジ部48と、フランジ部48から前後方向の内側に向けて突出する突起部49と、を有している。
カラー部47は、軸支持孔45の内面に倣って形成された筒状に形成されている。カラー部47は、軸支持孔45の内面を覆っている。したがって、上述したシャフト32は、カラー部47を介して軸支持孔45内に支持されている。
フランジ部48は、前後方向から見た正面視で左右方向を長手方向とする長円形状に形成されている。フランジ部48における左側端部には、上述したカラー部47が連設されている。
突起部49は、フランジ部48における右側端部に配設されている。突起部49は、上述した印字ブロック支持部17の支持壁17a,17bを貫通して、支持壁17a,17bに対して前後方向の内側に突出している。突起部49における前後方向の内側端部は、上述した規制凹部42内にそれぞれ収容されている。規制凹部42は、その内面に突起部49が当接することで、印字ブロック12のシャフト32周りの揺動を規制する。
キャリッジ33は、直方体形状に形成されている。キャリッジ33の下部には、上述したシャフト32が前後方向に貫通している。これにより、キャリッジ33は、前後方向に往復移動可能にシャフト32に支持されている。
キャリッジ33には、図示しないインクリボンが収納されたカートリッジ51が左側から着脱可能に装着されている。
キャリッジ33には、右側に向けて突出する走査ラック52が形成されている。走査ラック52は、前後方向に沿って延在している。
図4は、カートリッジ51を取り外した状態における印字ブロック12を左側から見た側面図である。
図4に示すように、キャリッジ33の上部には、輪列収容部54が形成されている。輪列収容部54は、は、左側に向けて開口する収容凹部55と、収容凹部55を左側から覆うカバー56と、を備えている。
図2、図3に示すように、印字ヘッド34は、キャリッジ33の下部に左側から取り付けられている。印字ヘッド34は、フレームベース15の上述した印字用開口21を上方から臨んでいる。印字ヘッド34には、上下動可能な図示しないヘッドピンが複数内蔵されている。印字ヘッド34の下方には、カートリッジ51から繰り出されるインクリボンが前後方向に走行可能とされている。
図5は、図4のV−V線に相当する断面図である。
図4、図5に示すように、巻取機構35は、上述した輪列収容部54内に収容された巻取輪列61〜65と、キャリッジ33の上方に配設されたラック板67と、を備えている。
巻取輪列61〜65は、巻取軸61と、第1移動歯車62及び第2移動歯車63と、これら第1移動歯車(巻取歯車)62及び第2移動歯車(巻取歯車)63の間に配設された中間歯車64及び逆転歯車65と、を備えている。
巻取軸61は、輪列収容部54内における前側に位置する部分に配置されている。巻取軸61は、左右方向に沿って延びる軸線周りに回転可能に輪列収容部54内で支持されている。巻取軸61の左側端部は、カバー56を貫通して輪列収容部54の外部に突出している。巻取軸61の左側端部は、カートリッジ51の図示しないボビンに連結される。巻取軸61の右側端部には、巻取軸61の外周側に張り出す伝達歯車71(図5参照)が形成されている。
第1移動歯車62には、右側から巻取軸61が挿通されている。そして、第1移動歯車62は、巻取軸61のうち伝達歯車71よりも左側に位置する部分に、左右方向に沿って延びる軸線周りに回転可能、かつ前後方向に移動可能に支持されている。図5に示すように、第1移動歯車62は、左側に位置する第1大歯車72と、右側に位置する第1小歯車73と、これら第1大歯車72及び第1小歯車73間に位置し、第1大歯車72よりも大径の第1フランジ部74と、を有している。図4に示すように、第1大歯車72及び第1フランジ部74の上端部は、輪列収容部54から上方に突出している。
第2移動歯車63は、輪列収容部54内において、第1移動歯車62よりも後方に配設されている。第2移動歯車63は、左右方向に沿って延びる軸線周りに回転可能、かつ前後方向に移動可能に輪列収容部54内で支持されている。図5に示すように、第2移動歯車63は、左側に位置する第2大歯車77と、右側に位置する第2小歯車78と、これら第2大歯車77及び第2小歯車78間に位置し、第2大歯車77よりも大径の第2フランジ部79と、を有している。各移動歯車62,63の大歯車72,77同士、小歯車73,78同士及びフランジ部74,79同士は、左右方向において同等の位置に配置されている。図4に示すように、第2大歯車77及び第2フランジ部79の上端部は、輪列収容部54から上方に突出している。
また、輪列収容部54内において、各移動歯車62,63の間に位置する部分には、スペーサ81が配置されている。スペーサ81は、円板状に形成されている。スペーサ81は、前後方向に移動可能に輪列収容部54内で支持されている。スペーサ81には、各移動歯車62,63のフランジ部74,79が前後方向の外側から当接する。これにより、各移動歯車62,63間の前後方向における最小軸間距離が保持されている。
図5に示すように、中間歯車64は、輪列収容部54内において、上述したスペーサ81よりも右側に位置する部分で、左右方向に延びる軸線周りに回転可能に支持されている。中間歯車64は、左側に位置する中間大歯車83と、右側に位置する中間小歯車84と、を有している。
中間大歯車83は、上述した第1移動歯車62の前後方向における移動に伴い、第1小歯車73との噛合及び噛合の解除が切り替えられる。
中間小歯車84は、上述した巻取軸61の伝達歯車71に噛合している。
逆転歯車65は、輪列収容部54内において、中間歯車64よりも後方に配設されている。逆転歯車65は、左右方向に延びる軸線周りに回転可能に構成されている。逆転歯車65は、中間大歯車83に噛合している。また、逆転歯車65は、第2移動歯車63の前後方向における移動に伴い、第2小歯車78との噛合及び噛合の解除が切り替えられる。
図3、図4に示すように、ラック板67は、上述した印字フレーム31の前壁31aと後壁31bとの上端部同士を架け渡している。ラック板67は、上下方向から見た平面視で少なくとも一部がキャリッジ33に重なる位置に配置されている。ラック板67には、下方に突出する巻取ラック87が前後方向に延設されている。図4に示すように、巻取ラック87は、上述した各移動歯車62,63における大歯車72,77の上端部(輪列収容部54から突出した部分)に上方から噛合可能に構成されている。なお、巻取ラック87は、ラック板67のうち、前後方向における両端部を回避した部分に形成されている。すなわち、ラック板67のうち、前後方向における両端部は、巻取ラック87が形成されない欠歯領域K1,K2になっている。なお、図3に示すように、ラック板67における後端部には、キャリッジ33の位置検出を行う位置センサ68が搭載されている。
印字用駆動機構36は、正逆回転可能な印字用モータ(駆動源)91や、印字用モータ91とキャリッジ33とを接続する走査歯車92等を有している。
印字用モータ91は、印字フレーム31内において、キャリッジ33よりも右側に位置する部分に配設されている。
走査歯車92は、印字フレーム31内において、印字用モータ91とキャリッジ33との間を接続している。走査歯車92は、印字用モータ91の出力軸に連結された図示しない出力歯車に噛合する一方、上述したキャリッジ33の走査ラック52に噛合している。上述したキャリッジ33は、印字用モータ91の駆動力が走査歯車92及び走査ラック52を介して伝達されることで、シャフト32に沿って前後方向に往復移動する。
(改行機構)
ここで、本実施形態の印字ユニット3は、上述したキャリッジ33を左右方向に移動させる改行機構100を備えている。改行機構100は、前後方向に移動可能にシャフト32に支持された改行板(連動部材、第2部材)101と、改行板101の前後方向の移動に伴い改行板101を左右方向に案内する案内部材(第1部材)102と、を備えている。
図6は、キャリッジ33及び改行機構100の平面視である。
図6に示すように、改行板101は、上下方向から見た平面視で左側に開口するC字状に形成されている。具体的に、改行板101は、キャリッジ33に対して前方に位置する往路係合部110と、キャリッジ33に対して後方に位置する復路係合部111と、これら各係合部110,111間を架け渡す改行ベース112と、を備えている。
往路係合部110の左側端部には、シャフト32が貫通している。往路係合部110は、キャリッジ33に前後方向で対向している。これにより、キャリッジ33の前方への移動(往路)に伴いキャリッジ33が後方から係合(当接)する。なお、往路係合部110は、上述した巻取ラック87よりも前方に位置している。
復路係合部111の左側端部には、シャフト32が貫通している。復路係合部111は、キャリッジ33に前後方向で対向している。これにより、キャリッジ33の後方への移動(復路)に伴いキャリッジ33が前方から係合(当接)する。なお、復路係合部111は、上述した巻取ラック87よりも後方に位置している。なお、図4に示す例において、各係合部110,111における前後方向の内側端面同士の間の距離は、欠歯領域K1,K2における前後方向の外側端縁同士の間の距離よりも長くなっている。
図6に示すように、改行ベース112は、前後方向に沿ってシャフト32と平行に延びる板状に形成されている。改行ベース112は、各係合部110,111の右側端部同士を接続している。改行ベース112における前後方向の両端部には、下方に向けて突出する一対の係合凸部113が形成されている。
案内部材102は、上述したフレームベース15における前後方向の両端部のうち、上下方向から見て改行板101と重なり合う位置にそれぞれ配設されている。各案内部材102には、係合凸部113が上方から各別に収容された係合凹部115が形成されている。
図7は、案内部材102の平面図である。
図6、図7に示すように、係合凹部115は、改行ガイド121と、往路規制部122及び復路規制部123と、を備えている。
改行ガイド121は、前方(行方向の一方)に向かうに従い右側(列方向の一方)に向けて傾斜している。改行ガイド121は、係合凸部113を前後方向の移動に伴い左右方向に案内する。なお、改行ガイド121の傾斜角度(改行ガイド121の延在方向と前後方向とのなす角度)や寸法等は、適宜変更が可能である。
往路規制部122は、改行ガイド121の後端部に連なっている。往路規制部122は、前後方向に沿って直線状に延在している。往路規制部122の内側面は、係合凸部113が左右方向で当接可能とされている。これにより、往路規制部122(案内部材102)に対する係合凸部113(改行板101)の左右方向への移動が規制される。
復路規制部123は、改行ガイド121の前端部に連なっている。復路規制部123は、前後方向に沿って直線状に延在している。復路規制部123の内側面は、係合凸部113が左右方向で当接可能とされている。これにより、復路規制部123(案内部材102)に対する係合凸部113(改行板101)の左右方向への移動が規制される。なお、往路規制部122における左右方向の中央部と、復路規制部123における左右方向の中央部と、の離間距離が、印字ブロック12の改行幅になっている。
[プリンタの動作方法]
次に、上述したプリンタ1の動作方法について説明する。
まず、図1に示すように、スロット5内に記録紙Pを前側から挿入する。スロット5内に進入した記録紙Pは、ケーシング2内において図2に示すフレームベース15とプラテン支持部18との間に配置される。記録紙Pがスロット5内における所定の位置に到達すると、プラテンブロック13が作動する。具体的には、プラテン用モータ24が作動することで、その駆動力がプラテン輪列25を介してプラテン本体22に伝達される。すると、プラテン本体22が上昇することで、上述したフレームベース15との間に記録紙Pが挟持される。
続いて、印字ブロック12が作動する。ここで、本実施形態のプリンタ1は、キャリッジ33が前後方向に往復移動する際に、往路と復路とで左右方向の異なる位置を通る。そして、往路及び復路の双方で印字を行うことで、記録紙Pに対して二行分の印字が可能になっている。
具体的に、本実施形態のプリンタ1は、往路印字工程と、改行工程と、復路印字工程と、復帰工程と、を有している。
往路印字工程では、キャリッジ33が往路始点から前方に移動する過程(印字動作領域)で記録紙Pの印字領域に対して一行目の印字を行う。
改行工程では、記録紙Pに対して一行目の印字を行った後、キャリッジ33が往路終点に向かう過程(往路改行領域)で、前方に移動しながら右側(二行目)に移動する。
復路印字工程では、キャリッジ33が復路始点(往路終点)から後方に移動する過程(印字動作領域)で記録紙Pの印字領域に対して二行目の印字を行う。
復帰工程では、記録紙Pに対して二行目の印字を行った後、キャリッジ33が復路終点(往路始点)に向かう過程(復路改行領域)で、後方に移動しながら左側に移動する。なお、以下の説明では、キャリッジ33が印字フレーム31内における後側に位置している場合を往路始点(復路終点)として説明する。往路始点において、上述した第2移動歯車63は、ラック板67における後側の欠歯領域K1(図4参照)に位置し、巻取ラック87と第2大歯車77との噛合が解除されている。また、往路始点において、キャリッジ33は、少なくとも往路係合部110に対して後方に離間している。さらに、往路始点において、係合凸部113は、係合凹部115の往路規制部122内に位置している。
<往路印字工程>
図2、図4、図6に示すように、往路印字工程では、印字用モータ91が正転することで、その駆動力が走査歯車92を介して走査ラック52に伝達される。すると、キャリッジ33が往路始点から前方に移動する。このとき、図4、図5に示すように、第1移動歯車62は、第1大歯車72が巻取ラック87に噛合しているため、キャリッジ33の前方移動に伴い、第1移動歯車62がキャリッジ33に対して後方に相対移動する。これにより、図5に示すように、第1移動歯車62の第1小歯車73が中間大歯車83に噛合する。
図8は、プリンタ1の動作方法を説明するための説明図であって、図4に相当する側面図である。なお、図8では、上述したカートリッジ51やカバー56等の図示を省略している。
その後、図5、図8に示すように、さらにキャリッジ33が前方に移動することで、第1移動歯車62が軸線周りの一方(図8における時計回り)に回転する。第1移動歯車62が一方に回転すると、中間歯車64が第1移動歯車62とは逆方向(軸線周りの他方)に回転する。中間歯車64が回転すると、逆転歯車65及び巻取軸61が中間歯車64とは逆方向(軸線周りの一方)に回転する。巻取軸61が回転することで、カートリッジ51のボビンが回転する。これにより、カートリッジ51のインクリボンが巻き取られながら、キャリッジ33が前方に移動する。なお、往路印字工程において、第2移動歯車63が後側の欠歯領域K1から抜け出し、巻取ラック87に噛合すると、第2移動歯車63がキャリッジ33に対して後方に移動する。これにより、図5に示すように、第2移動歯車63の第2小歯車78と逆転歯車65の噛合が解除される。すなわち、往路印字工程において、第2移動歯車63は第2大歯車77が巻取ラック87に噛合した状態で、第2小歯車78が逆転歯車65から離間することで、空回りする。
そして、図2に示すように、往路印字工程において、記録紙Pがインクリボンを介して印字ヘッド34のヘッドピンにより打ち付けられることで、記録紙Pに一行目の印字が行われる。その後、印字ヘッド34が記録紙Pの一行目の印字領域を通過することで、往路印字工程が終了する。
<改行工程>
図9は、プリンタ1の動作方法を説明するための説明図であって、図4に相当する側面図である。図10は、プリンタ1の動作方法を説明するための説明図であって、図5に相当する平面図である。
図9、図10に示すように、改行工程では、印字ヘッド34が記録紙Pの一行目の印字領域を通過した後、キャリッジ33が改行板101の往路係合部110に後方から当接する。この状態でキャリッジ33がさらに前方に移動することで、改行板101がキャリッジ33とともに前方に向けて移動する。このとき、改行板101が案内部材102に対して前方に移動することで、係合凸部113が係合凹部115の往路規制部122内を前方に移動する。その後、係合凸部113は、往路規制部122を抜け出し、改行ガイド121内に後方から進入する。すると、キャリッジ33及び改行板101が前方に移動するのに伴い、係合凸部113は改行ガイド121内を前方(行方向の一方)に向かうに従い右側(列方向の一方)に移動する。これにより、印字ブロック12全体が前方に向かうに従い右側に移動する。
図11は、プリンタ1の動作方法を説明するための説明図であって、図5に相当する平面図である。
そして、図11に示すように、係合凸部113が前方に移動する過程において、改行ガイド121を前方に抜け出すと、復路規制部123内に進入する。その後、係合凸部113が復路規制部123内を前方に移動することで、印字ブロック12全体が前方に移動する。そして、係合凸部113が復路規制部123の前端部に近接又は当接する時点で、キャリッジ33が往路始点(復路終点)に到達する。この時点で、印字用モータ91の正転方向への駆動を一旦停止する。なお、図9に示すように、キャリッジ33が記録紙Pにおける一行目の印字領域を通過した後であって、往路係合部110に当接する前後には、第1移動歯車62がラック板67のうち前側の欠歯領域K2に進入するようになっている。そのため、改行工程に差し掛かる前後からは、第1移動歯車62が回転せず、インクリボンの巻き取りが行われないようになっている。なお、第1移動歯車62が欠歯領域K2に進入するタイミングは適宜変更が可能である。
<復路印字工程>
復路印字工程では、キャリッジ33が復路始点(往路終点)に位置する状態で印字用モータ91を逆転させると、キャリッジ33が後方に向けて移動する。このとき、キャリッジ33は、往路に対して右側に位置する部分(復路)を後方に移動する。
図12は、プリンタ1の動作方法を説明するための説明図であって、図5に相当する断面図である。
図9、図12に示すように、復路印字工程において、第2移動歯車63は、第2大歯車77が巻取ラック87に噛合しているため、キャリッジ33の後方移動に伴い、第2移動歯車63がキャリッジ33に対して前方に相対移動する。これにより、第2移動歯車63の第2小歯車78が逆転歯車65に噛合する。
この状態で、さらにキャリッジ33が後方に移動することで、第2移動歯車63が軸線周りの他方に回転する。第2移動歯車63が軸線周りの他方(図8における反時計回り)に回転すると、逆転歯車65が第2移動歯車63とは逆方向(軸線周りの一方)に回転する。逆転歯車65が回転すると、中間歯車64が逆転歯車65とは逆方向(軸線周りの他方)に回転する。中間歯車64が軸線周りの他方に回転することで、中間小歯車84を介して巻取軸61が中間歯車64とは逆方向(軸線周りの一方)に回転する。巻取軸61が軸線周りの一方に回転することで、カートリッジ51のボビンが回転する。これにより、図8に示すように、カートリッジ51のインクリボンが巻き取られながら、キャリッジ33が後方に移動する。すなわち、本実施形態では、往路印字工程及び復路印字工程ともに巻取軸61が一方側に回転することで、インクリボンが同一方向に巻き取られる。
なお、復路印字工程において、第1移動歯車62が前側の欠歯領域K2から抜け出し、巻取ラック87に噛合すると、第1移動歯車62がキャリッジ33に対して前方に移動する。これにより、第1移動歯車62の第1小歯車73と逆転歯車65の噛合が解除される。すなわち、復路印字工程において、第1移動歯車62は第1大歯車72が巻取ラック87に噛合した状態で、第1小歯車73が逆転歯車65から離間することで、空回りする。
そして、復路印字工程において、記録紙Pがインクリボンを介して印字ヘッド34のヘッドピンにより打ち付けられることで、記録紙Pに二行目の印字が行われる。その後、印字ヘッド34が記録紙Pの二行目の印字領域を通過することで、復路印字工程が終了する。
<復帰工程>
図4、図6に示すように、復帰工程では、印字ヘッド34が記録紙Pの二行目の印字領域を通過した後、キャリッジ33が改行板101の復路係合部111に前方から当接する。この状態でキャリッジ33がさらに後方に移動することで、改行板101がキャリッジ33とともに後方に向けて移動する。このとき、改行板101が案内部材102に対して後方に移動することで、係合凸部113が係合凹部115の復路規制部123内を後方に移動する。その後、係合凸部113は、復路規制部123を抜け出し、改行ガイド121内に前方から進入する。すると、キャリッジ33及び改行板101が後方に移動するのに伴い、係合凸部113は改行ガイド121内を後方(行方向の一方)に向かうに従い左側(列方向の一方)に移動する。これにより、印字ブロック12全体が後方に向かうに従い左側に移動する。
そして、係合凸部113が後方に移動する過程において、改行ガイド121を後方に抜け出すと、往路規制部122内に進入する。その後、係合凸部113が往路規制部122内を後方に移動することで、印字ブロック12全体が後方に移動する。そして、係合凸部113が往路規制部122の後端部に近接又は当接する時点で、復路終点(往路始点)に到達する。この時点で、印字用モータ91の逆転方向への駆動を停止する。なお、キャリッジ33が記録紙Pにおける二行目の印字領域を通過した後であって、復路係合部111に当接する前後には、第2移動歯車63がラック板67のうち後側の欠歯領域K1に進入することになる。そのため、復帰工程に差し掛かる前後からは、第2移動歯車63が回転せず、インクリボンの巻き取りが行われないようになっている。すなわち、本実施形態の印字ブロック12は、各移動歯車62,63のうち、双方が巻取ラック87に噛合している領域が印字動作領域に設定されている。一方、各移動歯車62,63のうち、何れか一方が欠歯領域K1,K2に位置している領域が改行領域に設定されている。但し、第2移動歯車63が欠歯領域K1に進入するタイミングは適宜変更が可能である。
図2に示すように、キャリッジ33が往路始点に復帰すると、プラテン用モータ24が作動する。すると、プラテン用モータ24の駆動力がプラテン輪列25を介してプラテン本体22に伝達されることで、プラテン本体22が下降する。これにより、フレームベース15とプラテン本体22とによる記録紙Pの挟持が解除される。その後、記録紙Pをスロット5から抜き取ることで、印字動作が終了する。
ところで、本実施形態のプリンタ1では、印字ブロック12に対して上方には、駆動基板(不図示)が配置される。そして、駆動基板から引き出された配線は、印字ブロック12の右側を通して図2に示す印字用モータ91や各種センサ(例えば、位置センサ68)に接続されている。この場合、低温環境下等において、配線を被覆するチューブが硬化すると、印字ブロック12を例えば左側に移動させるような外力が印字ブロック12に作用する。また、その他の外力がプリンタ1の左右方向に作用した場合にも、印字ブロック12が左右方向に移動しようとする。
ここで、本実施形態において、係合凸部113は、少なくともキャリッジ33が往路始点から印字動作領域を経て往路改行領域に到達するまで往路規制部122内に留まっている。そのため、仮に印字ブロック12を左右方向に移動させるような外力が作用して、係合凸部113が案内部材102に対して左右方向に相対移動しようとした場合、係合凸部113は往路規制部122の内側面に左右方向で当接する。これにより、係合凸部113は、案内部材102に対するそれ以上の左右方向への移動が規制される。
また、係合凸部113は、少なくともキャリッジ33が復路始点から印字動作領域を経て復路改行領域に到達するまで復路規制部123内に留まっている。そのため、仮に印字ブロック12を左右方向に移動させるような外力が作用して、係合凸部113が案内部材102に対して左右方向に相対移動しようとした場合、係合凸部113は復路規制部123の内側面に左右方向で当接する。これにより、係合凸部113は、案内部材102に対するそれ以上の左右方向への移動が規制される。
このように、本実施形態では、印字動作領域の外側に位置する改行動作領域でキャリッジ33とともに移動する改行板101と、改行板101に係合して、印字ブロック12の前後方向への移動に伴い印字ブロック12を左右方向に案内する案内部材102と、を備える構成とした。
この構成によれば、改行動作領域において、キャリッジ33が改行板101とともに前後方向に移動するのに伴い左右方向に移動することで、往路及び復路の印字動作領域において、左右方向で異なる位置を移動することになる。この場合、例えば往路及び復路の双方で印字ヘッド34による印字を行うことで、記録紙Pのうち左右方向で異なる2列の印字領域に印字を行うことができる。その結果、一度に印字できる情報量を向上させ、商品性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、改行ガイド121の前後方向に連なり、キャリッジ33の左右方向の移動を規制する規制部122,123を有する構成とした。
この構成によれば、上述したように印字ブロック12に対して左右方向に外力が作用した場合であっても、案内部材102に対する改行板101の左右方向の移動が規制される。そのため、印字ブロック12が左右方向に予期せず移動するのを抑制することができる。この場合、例えば往路情報(一行目に印字される情報)と復路印字(二行目に印字される情報)とが重なり合ったり、往路情報と復路情報とが左右方向に離れすぎたりする等の不具合が生じるのを抑制できる。その結果、印字ユニット3の商品性を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、係合凹部115内において係合凸部113の移動軌跡に進入しない位置で係合凸部113の左右方向への移動を規制できる。そのため、例えば係合凸部113の移動軌跡(例えば、係合凹部115の底面や内側面)上に係合凸部113が乗り越え可能な突起等を設ける場合に比べて、上述した改行工程で印字用モータ91に掛かる負荷を低減できる。これにより、印字用モータ91の大型化を抑制し、省エネ化を実現できる。
本実施形態では、改行ガイド121の前後両端部に規制部122,123がそれぞれ連なっているため、印字ブロック12が左右方向に予期せず移動するのを往路及び復路双方の印字動作領域において規制できる。これにより、更なる商品性の向上を図ることができる。
本実施形態では、規制部122,123が前後方向に直線状に延在しているため、印字ブロック12が外力によって左右方向に予期せず移動しようとした場合の印字ブロック12の左右方向への移動量を最小限に抑えることができる。
本実施形態では、溝状に形成された係合凹部115に上述した改行ガイド121や規制部122,123が形成されているため、係合凸部113をスムーズに案内することができる。また、係合凸部113が左右方向の両側から囲まれることになるので、印字ブロック12に外力が作用した場合に、案内部材102に対する係合凸部113の左右方向の両側への移動を規制できる。
本実施形態の改行板101は、往路改行領域でキャリッジ33が係合する往路係合部110と、復路改行領域でキャリッジ33が係合する復路係合部111と、を有する構成とした。
この構成によれば、キャリッジ33が往路を移動中に改行板101の往路係合部110に係合することで、その後往路終点に向かう際に、改行板101とともに右側に移動することになる。また、キャリッジ33が復路を移動中に改行板101の復路係合部111に係合することで、その後復路終点に向かう際に、改行板101とともに左側に移動することになる。これにより、改行動作領域において、印字ブロック12をスムーズに改行させることができる。
しかも、本実施形態では、軸受部46がシャフト32を左右方向に移動可能に支持した上で、印字フレーム31のシャフト32周りの揺動を規制するため、それぞれの機能を別々の部品で行う場合に比べて部品点数の削減や低コスト化、組立性の向上を図ることができる。
本実施形態では、キャリッジ33の移動に伴い、インクリボンが巻き取られるため、印字濃度の変化や印字かすれ等の発生を抑制し、印字品質を良好に保つことができる。
本実施形態では、キャリッジ33の改行工程及び復帰工程において、各移動歯車62,63のうち、巻き取り側(巻取軸61を回転させる側)の大歯車72,77と巻取ラック87との噛合を解除する欠歯領域K1,K2がラック板67に形成されている構成とした。
この構成によれば、キャリッジ33がラック板67の前後方向における両端部を通過する際、キャリッジ33の移動によって巻き取り側の移動歯車62,63が回転しないことになる。すなわち、欠歯領域K1,K2を移動中(改行動作領域)は、インクリボンの巻き取りが行われないことになる。そのため、改行工程や復帰工程において巻き取りに要する負荷トルクが印字用モータ91に作用するのを抑制し、改行動作をスムーズに行うことができる。また、改行工程や復帰工程において、インクリボンが無駄に巻き取られるのを抑制できるので、インクリボンを有効に使用できる。
そして、本実施形態のプリンタ1では、上述した印字ユニット3を備えているため、商品性を向上させることができる。
[第2実施形態]
図13は、第2実施形態に係る改行機構200において、図7のXIII−XIII線に相当する断面図である。本実施形態では、係合凹部201内において、係合凸部113の移動軌跡上に乗り越え可能な段差部202を形成した点で、上述した実施形態と相違している。なお、以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示す改行機構200において、案内部材210(係合凹部201)の改行ガイド121には、係合凸部113に係止される段差部202が形成されている。具体的に、段差部202は、改行ガイド121の底面から上方に向けて膨出している。段差部202は、その延在方向に沿う断面が台形状に形成されている。具体的に、段差部202は、延在方向の両端部が中央部に向かうに従い上方に延びる傾斜面とされている。また、段差部202における延在方向の中央部は平坦面とされている。
この構成によれば、印字ブロック12に外力が作用することで、係合凸部113が仮に規制部122,123から抜け出し、改行ガイド121内に進入した場合であっても、改行ガイド121内での延在方向の中央部への係合凸部113の移動が段差部202によって規制されることになる。これにより、印字ブロック12に外力が作用した場合に、印字ブロック12が往路と復路との間を予期せず移動するのを抑制できる。なお、上述した改行工程及び復帰工程においては、キャリッジ33が往路係合部110又は復路係合部111に係合した状態で、改行板101がキャリッジ33とともに前後方向に移動することで、係合凸部113が段差部202を乗り越える。これにより、上述した実施形態と同様の作用により改行工程及び復帰工程が行われる。
なお、上述した実施形態では、改行ガイド121の底面に段差部202を設けた場合について説明したが、この構成のみに限らず、改行ガイド121の内側面に段差部202を設けても構わない。
また、段差部202は、係合凹部201の底面及び内側面の少なくとも一部に設けられていれば構わない。この場合、各規制部122,123に段差部を設けても構わない。これにより、係合凸部113が各規制部122,123から改行ガイド121に進入するのを抑制できる。
[変形例]
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。図14〜図16は、変形例に係る係合凹部301を示す平面図である。
上述した実施形態では、規制部122,123が前後方向に沿って直線状に形成された場合について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図14に示す規制部122,123のように、前後方向の外側に向かうに従い左右方向の外側に僅かに傾斜(仰角)して延在していても構わない。また、図15に示す規制部122,123のように、前後方向の外側に向かうに従い左右方向の内側に僅かに傾斜していても構わない。このように、規制部122,123は、前後方向に沿って延在し、係合凸部113が往路及び復路の印字動作領域に進入しない範囲で左右方向の移動を規制できれば構わない。すなわち、各規制部122,123は、改行ガイド121と異なる傾斜角度で延在していれば構わない。
上述した実施形態では、規制部が改行ガイド121における前後方向の両端部に連なる構成について説明したが、この構成のみに限られない。図16に示す係合凹部305のように、規制部310は、改行ガイド121における前後方向の少なくとも一方端部に連なっていれば構わない。この構成によれば、往路及び復路の何れかの印字動作領域において、印字ブロック12が左右方向に予期せず移動するのを抑制できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、本発明のプリンタ1をドットインパクト式のプリンタ1に適用した場合について説明したが、これに限られない。例えば、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ等に適用しても構わない。また、プリンタ1の用途としても、タイムスタンプに限られない。
上述した実施形態では、往路及び復路の双方で印字を行う構成について説明したが、往路及び復路の少なくとも一方で印字を行う構成(例えば、一行目のみ印字する構成や、二行目のみ印字する構成)にしても構わない。
上述した実施形態では、改行板101に係合凸部113を形成し、案内部材102に係合凹部を形成した場合について説明したが、これとは逆に、改行板(第1部材)101に係合凹部を形成し、案内部材(第2部材)102に係合凸部を形成しても構わない。
上述した実施形態では、係合凹部が溝状に形成された構成について説明したが、この構成のみに限らず、係合凸部113の移動を案内できる構成であれば、係合凸部113の移動軌跡に沿って延びる壁等であっても構わない。
また、改行板と案内部材との係合方法は適宜変更が可能である。例えば、ウォームギヤ機構やリンク機構によって係合させても構わない。
上述した実施形態では、係合凸部113が乗り越え可能な段差部202によって係合凸部113の予期せぬ移動を規制する構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば付勢部材等によって印字ブロック12を左右方向の外側(往路及び復路の互いの印字動作領域から離間する方向)に付勢する構成であっても構わない。
上述した実施形態では、係合凸部113及び係合凹部を2つずつ設ける構成について説明したが、これに限らず、単数でも3つ以上設けても構わない。仮に係合凸部113及び係合凹部が単数の場合には、印字ブロック12の左右方向の移動を案内するレール等を別途設けても構わない。
なお、キャリッジ33と各係合部110,111との係合タイミングや係合方法は適宜設計変更が可能である。
また、ラック板67の欠歯領域K1,K2はなくてもよい。
上述した実施形態では、左右方向で異なる二行に印字を行う構成について説明したが、三行以上の複数行の印字を行うプリンタに本発明の構成を採用しても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1…プリンタ
3…印字ユニット
5…スロット
11…ユニットフレーム
31…印字フレーム
32…シャフト
33…キャリッジ
34…印字ヘッド
35…巻取機構
46…軸受部
51…カートリッジ
62…第1移動歯車(巻取歯車)
63…第2移動歯車(巻取歯車)
91…印字用モータ(駆動源)
100…改行機構
101…改行板(連動部材、第1部材、第2部材)
102…案内部材(第1部材、第2部材)
110…往路係合部
111…復路係合部
113…係合凸部
115…係合凹部
121…改行ガイド
122…往路規制部(規制部)
123…復路規制部(規制部)
201…係合凹部
202…段差部
210…案内部材
301…係合凹部
305…係合凹部
310…規制部

Claims (10)

  1. 行方向に延在する印字動作領域において、被記録媒体に印字を行う印字ヘッドが搭載されたキャリッジと、
    前記キャリッジを前記行方向に往復移動可能に支持するシャフトと、
    前記シャフトを前記行方向に直交する列方向に移動可能に支持するユニットフレームと、
    前記行方向で前記印字動作領域の外側に位置する改行動作領域において、前記キャリッジとともに移動する連動部材と、
    前記ユニットフレームに設けられるとともに、前記連動部材に係合して、前記改行動作領域において前記キャリッジ及び前記連動部材の前記行方向の一方への移動に伴い前記キャリッジ及び前記連動部材を前記列方向の一方に案内する案内部材と、を備え、
    前記連動部材及び前記案内部材のうち、第1部材は、
    前記行方向の一方に向かうに従い前記列方向の一方に向けて延在し、前記改行動作領域において前記キャリッジの前記行方向の一方に向けた移動に伴い、前記キャリッジを前記列方向の一方に案内する改行ガイドと、
    前記改行ガイドのうち少なくとも前記行方向の一方端部に連なり、前記キャリッジの前記列方向の移動を規制する規制部と、を有していることを特徴とする印字ユニット。
  2. 前記規制部は、前記改行ガイドのうち前記行方向の両端部にそれぞれ連なっていることを特徴とする請求項1に記載の印字ユニット。
  3. 前記規制部は、前記行方向に沿って直線状に延在していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印字ユニット。
  4. 前記連動部材及び前記案内部材のうち第2部材には、前記第1部材に向けて突出する係合凸部が形成され、
    前記第1部材には、前記係合凸部を係合する係合凹部が形成され、
    前記係合凹部は、前記改行ガイド及び前記規制部を有していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の印字ユニット。
  5. 前記連動部材は、前記行方向に移動可能に前記シャフトに支持され、
    前記連動部材は、
    前記改行動作領域のうち前記印字動作領域に対して一方に連なる往路改行領域で前記キャリッジが係合する往路係合部と、
    前記改行動作領域のうち前記印字動作領域に対して他方に連なる復路改行領域で前記キャリッジが係合する復路係合部と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の印字ユニット。
  6. 前記改行ガイド及び前記規制部の少なくとも一方には、前記第1部材が乗り越え可能な段差部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の印字ユニット。
  7. 前記キャリッジを前記行方向に移動させる駆動源と、
    前記駆動源が搭載されるとともに、前記シャフトを支持する印字フレームと、
    前記ユニットフレームに設けられ、前記シャフトを前記列方向に往復移動可能に支持するとともに、前記印字フレームに連結されて前記印字フレームの前記シャフト周りの揺動を規制する軸受部と、を有していることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の印字ユニット。
  8. 前記印字ヘッドは、インパクト式であり、
    前記キャリッジに着脱可能に装着されるカートリッジに接続され、前記カートリッジ内のインクリボンを巻き取る巻取機構を備え、
    前記巻取機構は、
    前記キャリッジに配設された巻取歯車と、
    前記巻取歯車に噛合する巻取ラックを有するラック板と、を備え、
    前記巻取機構は、前記キャリッジの前記行方向への移動に伴い前記巻取歯車が回転して、前記インクリボンの巻き取りを行うことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の印字ユニット。
  9. 前記ラック板は、前記行方向の両端部において前記巻取歯車と前記巻取ラックとの噛合を解除する欠歯領域を有していることを特徴とする請求項8に記載の印字ユニット。
  10. 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の印字ユニットと、
    前記印字ユニットを収納するとともに、被記録媒体を挿入するスロットを有するケーシングと、を備えていることを特徴とするプリンタ。
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