JP2017224957A - 通信装置、および通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置、および通信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】着信音として、連続する一連の音を出力する場合でも、発信者情報を適切に音声出力する。【解決手段】着信中に、着信の発信元に関する音声を出力する出力音声制御部(14)と、着信中に、着信音として連続する一連の音(連続音)を出力するとともに、出力音声制御部(14)が音声を出力中は、上記連続音の音量を非可聴音とするメロディー音制御部(13)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、連続する一連の音を着信音として出力する通信装置等に関する。
従来から、電話機の着信音として、着信の呼出信号(例えば、CI(Call Indicator)信号)に同期させた鳴動音(いわゆるリンガー音)の他に、呼出信号とは同期しない鳴動音(いわゆるメロディー音)がある。様々なメロディー音を着信音として設定することにより、ユーザは、電話の着信そのものを楽しむことができる。
また、近年、テキストを音声として出力するTTS(Text to Speech)機能を備えた電話機も普及してきている。TTS機能を備えることにより、よりユーザの利便性を高めることができる。例えば、TTS機能を用いて、着信時に音声として発信者の情報を出力すれば、電話を受けたユーザは、電話に出る前に音声により電話の発信者を認識することができる。
例えば、特許文献1には、ベル入来の間隙をぬって発呼者情報を音声出力する電話装置が記載されている。
特開2002−199086号公報(2002年7月12日公開)
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、着信の呼出信号に同期させた、いわゆるリンガー音(ベル音)の間隙をぬって発呼者情報(発信者情報)を音声出力するものであり、着信の呼出信号に同期しない、いわゆるメロディー音の場合は対応することができない。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、着信音として、連続する一連の音を出力する場合でも、発信者情報を適切に音声出力することができる通信装置等を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置であって、上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力部と、上記着信中に、上記の連続音を出力するとともに、上記音声出力部が上記音声を出力中は、上記連続音を非可聴音とする着信音制御部と、を備えている構成である。
上記の課題を解決するために、本発明に係る通信装置の制御方法は、着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置の制御方法であって、上記着信中に上記連続音を再生する連続音再生ステップと、上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力ステップと、を含み、上記音声出力ステップで上記音声を出力中は、上記連続音再生ステップで再生している上記連続音を非可聴音とする方法である。
本発明によれば、着信音として、連続する一連の音(連続音)を出力する場合で、着信中に、発信元に関する音声を出力しているとき、連続音が上記音声とともにユーザに聞こえてしまうことを防止することができる。これにより、ユーザに対し、出力中の音声をクリアーに認識させることができるという効果を奏する。
本実施形態に係る電話機の要部構成を示すブロック図である。 上記電話機の概要を説明するための図である。 メロディー音制御部によるメロディー音の音量の調整タイミングを説明するための比較例を示す図である。 メロディー音制御部によるメロディー音の音量の調整タイミングを示す図である。 上記電話機における鳴動処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るメロディー音の音量とテキスト音声出力との関係を示す図である。 本実施形態に係る区切音の出力位置を説明するための図である。 本実施形態におけるメロディー音の音量を戻す位置(再開位置)を説明するための図である。
〔実施形態1〕
〔概要〕
以下、本発明の実施の形態について図1〜図5を参照して詳細に説明する。まず、図2を参照して本実施形態の概要について説明する。図2は、本実施形態に係る電話機(通信装置)1の概要を説明するための図である。
本実施形態に係る電話機1は、着信音として、着信中に、CI信号と同期する鳴動音(以下、リンガー音と呼ぶ)の他に、CI信号と同期しない鳴動音(以下、メロディー音と呼ぶ)を出力することが可能なものである。すなわち、メロディー音とは、連続する一連の音(連続音)である。さらに、TTS(Text to Speech)機能を有し、着信の発信元の情報を音声で出力可能なものである。
そして、従来であれば、着信音としてメロディー音が設定され、TTS機能によるテキスト音声出力を行う場合、メロディー音とテキスト音声出力とが重なって出力されていたところ、本実施形態では、図2に示すように、テキスト音声出力中は、メロディー音の音量とゼロとする。図2に示す例では、着信があったとき、メロディー音(着信音)が流れ、音声出力中(「○○さんから電話です」)は、メロディー音は流れない。
これにより、従来では、出力された音声が、メロディー音と重なることにより聞き取りにくかったものを、聞き取り易くすることができる。
なお、本実施形態では、電話機を例に挙げて説明するが、本発明は電話機に限られるものではなく、ファクシミリ装置であってもよい。また、外部装置からの着信を受け付け、その旨を報知する通信装置であればどのようなものであってもよい。
〔電話機1の構成〕
次に、図1を参照して電話機1について説明する。図1は、電話機1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、電話機1は、制御部10、記憶部20、出力部30、および音声入出力部40を含む。
制御部10は、電話機1における鳴動音の出力を制御する他、電話機1における各種処理を統括して制御するものであり、CI信号取得部11および鳴動出力制御部12を含む。なお、電話機1の電話機能については、公知技術を用いて実行可能であるので、その説明は省略する。
CI信号取得部11は、着信を示す呼出信号であるCI信号を取得し、CI信号のONおよびOFFを鳴動出力制御部12に通知する。
鳴動出力制御部12は、電話機1から出力する鳴動音(着信音)を制御するものであり、メロディー音制御部(着信音制御部)13および出力音声制御部(音声出力部)14を含む。
メロディー音制御部13は、着信時の鳴動音としてメロディー音が設定されている場合、記憶部20に格納されている着信音データ(音声データ)21を用いて、着信時にメロディー音を出力させるとともに、後述する出力音声制御部14が音声出力を行っている間は、メロディー音の音量をゼロとする。すなわち、本実施形態では、音声出力中のためメロディー音が聞こえない状態であっても、メロディー音の再生自体は継続している。なお、メロディー音の音量調整のタイミングの詳細については後述する。
なお、本実施形態では、メロディー音制御部13はメロディー音の音量をゼロする例を挙げて説明するが、音量をゼロとするのではなく、ユーザが聞くことのできない音量としてもよいし、ユーザが聞くことのできない周波数音とするものであってもよい。すなわち、ユーザが聞こえない音(非可聴音)であれば、どのようなものであってもよい。
出力音声制御部14は、記憶部20に格納されているTTSデータ22を用いて、テキストデータの音声出力(テキスト音声出力)を行う。本実施形態では、発信元の情報と対応付けられた情報、例えば、発信者の名前のテキスト音声出力を行う。なお、発信元の情報の取得は、公知技術で可能であるので、その説明は省略する。
記憶部20は、電話機1で用いる各種データ等を格納するものであり、着信音データ21およびTTSデータ22を含む。着信音データ21は、メロディー音制御部13によって出力されるメロディー音のデータである。また、TTSデータ22は、出力音声制御部14によって出力される音声のテキストデータである。
出力部30は、鳴動出力制御部12の制御に従い鳴動音を出力するものであり、例えばスピーカである。
音声入出力部40は、通話中の相手方の音声を出力するとともに、ユーザの音声の入力を受け付けるものであり、例えば受話器である。
〔メロディー音の音量調整のタイミングについて〕
次に、図3、4を参照して、メロディー音制御部13が実行するメロディー音の音量の調整タイミングについて説明する。図3は、メロディー音制御部13によるメロディー音の音量の調整タイミングを説明するための比較例を示す図である。また、図4は、メロディー音制御部13によるメロディー音の音量の調整タイミングを示す図である。
まず、図3の比較例について説明する。比較例では、CI信号を受信する(CI信号:ON)と着信音としてメロディー音の鳴動を開始する。そして、CI信号がOFFとなったときにテキストデータの音声出力を開始するとともに、鳴動しているメロディー音の音量を下げる。したがって、比較例では、着信時に電話機からメロディー音が出力されるとともに、テキスト音声出力中はメロディー音の音量が下げられることになる。
このように、比較例では、テキスト音声出力中であっても、メロディー音が出力されているため、出力されている音声が聞き取りにくくなるという問題がある。
一方、図4に示す本実施形態では、電話機1は、CI信号を受信する(CI信号:ON)と、鳴動出力制御部12は、着信音としてメロディー音の鳴動を開始する。この点は、上記比較例と同様である。そして、CI信号がOFFとなったときに、出力音声制御部14はテキストデータの音声出力を開始するとともに、メロディー音制御部13は、鳴動しているメロディー音の音量をゼロとする。したがって、本実施形態では、着信時に電話機からメロディー音が出力されるとともに、テキスト音声出力中はメロディー音の音量がゼロとなる。換言すれば、テキスト音声出力中は音声のみが出力されることになる。
これにより、本実施形態では、出力される音声をクリアーにユーザに聞かせることができる。
なお、上記では、CI信号がOFFとなったときに、出力音声制御部14はテキストデータの音声出力を開始するとしたが、これは同時でなくてもよい。すなわち、CI信号がOFFとなった後、所定時間経過後(例えば、100ms後)に、テキストデータの音声出力を開始してもよい。これにより、メロディー音の音量がゼロとなった後、若干、空白の期間ができるの、ユーザに対し、テキストデータの音声を聞き取り易くすることができる。
〔電話機1における処理の流れ〕
次に、図5を参照して、電話機1における鳴動処理の流れについて説明する。図5は、電話機1における鳴動処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、電話機1は、まず、着信を受け付けると(S101)、鳴動出力制御部12は鳴動処理を開始し、メロディー音制御部13にメロディー音を出力させる(S102、連続音再生ステップ)。
次に、CI信号取得部11は、CI信号がONかOFFかを判定し(S103)、CI信号がONであれば(S103でYES)、メロディー音制御部13は、メロディー音の音量を維持したまま(ゼロにせずに)、出力を続ける(S104)。
一方、CI信号がOFFであれば(S103でNO)、メロディー音制御部13は、メロディー音の音量をゼロとする(S105)。また、出力音声制御部14は、TTSデータ22を参照してテキストデータの音声出力を行う(S106、音声出力ステップ)。
その後、着信が切れる(S107)まで、または、ユーザが応答する(S108)まで、ステップS103〜ステップS106を繰り返す。
そして、着信が切れた場合(S107でYES)、またはユーザが応答した場合(S108でYES)、鳴動出力制御部12は鳴動処理を終了する(S109)。
なお、上述した実施形態では、CI信号のON/OFFに合わせてメロディー音の音量を調整したが、これに限らず、例えば、テキストデータの音声出力終了後(ステップS106終了後)、CI信号がOFFとなることを待たずに、メロディー音の音量を元に戻してもよい。
〔付記事項〕
上述した実施形態では、メロディー音制御部13は、出力音声制御部14がテキスト音声出力中は、メロディー音の音量をゼロとし、テキスト音声出力完了後、メロディー音の音量を元に戻して出力していた。
メロディー音が、音楽等で、出力音声制御部14による音声出力が完了したときのメロディー音の再生位置が、当該音楽の終盤に差し掛かっている場合、そのまま音量を元に戻すと、ユーザに対し、興ざめな印象を与える可能性がある。そこで、出力音声制御部14によるテキスト音声出力が完了したときのメロディー音の再生位置が、当該音楽の終盤に差し掛かっている場合、メロディー音の音量を元に戻すときに、当該音楽の最初の時点から再生を開始してもよい。すなわち、出力音声制御部14によるテキスト音声出力が完了したときのメロディー音の再生位置が、当該音楽の終了時点から所定範囲にある場合、メロディー音の音量を元に戻すときに、当該音楽の最初の時点から再生を開始してもよい。
これにより、上述したユーザに与える興ざめな印象を拭うことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図6は、本実施形態に係るメロディー音の音量とテキスト音声出力との関係を示す図である。
上述した実施形態1では、出力音声制御部14による音声出力中は、メロディー音制御部13はメロディー音の音量をゼロにする構成であった。本実施形態では、出力音声制御部14による音声出力の前後で、メロディー音制御部13は、メロディー音の音量をいきなりゼロ、または元に戻すのではなく、テキスト音声出力の前から徐々にメロディー音の音量を下げていき、テキスト音声出力中の大部分はメロディー音の音量をゼロとするとともに、テキスト音声出力の完了間際、または完了後から、メロディー音の音量を徐々に上げていき、メロディー音の音量を元に戻す。
図6を参照して、より詳細に説明する。図6に示すように、本実施形態では、出力音声制御部14によるテキスト音声出力が開始される前に、メロディー音制御部13は、メロディー音の音量を徐々に下げる。また、出力音声制御部14によるテキスト音声出力が完了する直前、または完了後に、メロディー音制御部13は、メロディー音の音量を徐々に上げる。
なお、メロディー音制御部13がメロディー音の音量を徐々に下げる時点は、出力音声制御部14によるテキスト音声出力開始の所定時間前であればよい。また、メロディー音制御部13がメロディー音の音量を徐々に上げる時点は、出力音声制御部14によるテキスト音声出力が完了する所定時間前でもよく、音声出力完了時点であってもよい。
本実施形態の構成によれば、突然メロディー音が消えたり、出力されたりすることがなくなるので、ユーザを驚かせてしまうことを防止することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図7は、本実施形態に係る区切音の出力位置を説明するための図である。
本実施形態では、出力音声制御部14による音声出力後、メロディー音制御部13がメロディー音の音量を元に戻す前に、区切音を出力する。図7を参照して説明する。図7に示すように、出力音声制御部14によるテキスト音声出力後、メロディー音制御部13がメロディー音の音量を元に戻す前、すなわち、音声出力とメロディー音の出力との間において、出力音声制御部14は区切音を出力する。なお、区切音は、出力される音声およびメロディー音と異なればどのような音であってもよく、例えば、ビープ音等であってもよい。
本実施形態によれば、ユーザに対し、テキスト音声出力とメロディー音の出力との境を明確に区別させることができるので、ユーザが、音声が出力されているのかメロディー音が出力されているのか戸惑うことを防止することができる。
また、区切音は、テキスト音声出力完了後ではなく、テキスト音声出力前に出力してもよいし、音声出力の前後で出力してもよい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図8は、本実施形態におけるメロディー音の音量を戻す位置(再開位置)を説明するための図である。
本実施形態では、出力音声制御部14が出力するテキスト音声の長さが、CI信号のON/OFFの1回の周期を超える場合、メロディー音の再開位置をテキスト音声の出力完了後としている。
図8を参照して説明する。図8に示すように、テキスト音声の長さが、CI信号のON/OFFの一回の周期を超える場合、メロディー音制御部13は、メロディー音の再開位置をテキスト音声出力完了後とする。また、テキスト音声の出力(再開)は、CI信号がONからOFFとなったときである。これにより、テキスト音声出力中に、CI信号がONとなり、メロディー音の音量が元に戻る(メロディー音が再開されてしまう)ことを防止することができる。また、テキスト音声出力後は、直ちにメロディー音の音量が元に戻るので、ユーザに対し、より長時間、メロディー音を楽しませることができる。
なお、出力音声制御部14が出力するテキスト音声の長さが、CI信号のON/OFFの1回の周期を超える場合、メロディー音の再開位置をテキスト音声の出力完了後に、CI信号がONとなったときとしてもよい。
すなわち、テキスト音声の長さが、CI信号のON/OFFの一回の周期を超える場合、メロディー音制御部13は、メロディー音の再開位置をテキスト音声出力完了後の次のCI信号のONの時とする。
本実施形態によれば、テキスト音声出力中に、CI信号がONとなり、メロディー音の音量が元に戻る(メロディー音が再開されてしまう)ことを防止することができる。
〔実施形態5〕
〔変形例〕
上述した実施形態では、メロディー音制御部13は、出力音声制御部14がテキスト音声を出力しているときは、メロディー音の音量をゼロにするのみで、メロディー音の再生自体は継続していた。
本変形例では、メロディー音制御部13は、出力音声制御部14がテキスト音声を出力しているときは、メロディー音の再生を停止し、テキスト音声の出力完了後、メロディー音の再生を再開する。メロディー音の再生は、停止した時点からであってもよいし、最初からであってもよい。
本変形例の構成であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔実施形態6〕
〔ソフトウェアによる実現例〕
電話機1の制御ブロック(特にCI信号取得部11、鳴動出力制御部12、メロディー音制御部13、および出力音声制御部14)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電話機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通信装置(電話機1)は、着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置であって、上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力部(出力音声制御部14)と、上記着信中に、上記連続音の再生を継続するとともに、上記音声出力部が上記音声を出力中は、上記連続音の音量を非可聴音とする着信音制御部(メロディー音制御部13)と、を備えている構成である。
上記の構成によれば、着信音として、連続する一連の音(連続音)を再生する場合で、着信中に、発信元に関する音声を出力しているとき、連続音が上記音声とともにユーザに聞こえてしまうことを防止することができる。これにより、ユーザに対し、出力中の音声をクリアーに認識させることができる。
本発明の態様2に係る通信装置は、上記の態様1において、上記着信音制御部は、上記連続音として音声データを再生するとともに、上記音声出力部が上記音声の出力を終了したときの上記連続音の再生位置が、該音声データの末尾から所定の範囲にある場合、上記音声の出力終了後の上記連続音の再生を、上記音声データの最初からとする構成としてもよい。
上記の構成によれば、音声出力終了後における連続する一連の音(連続音)の再生位置が、連続音の音声データの末尾から所定の範囲にある場合、すなわち、連続音の終盤である場合、終盤部分を再生せずに、連続音の最初から再生する。これにより、連続音の出力音量がゼロで無くなったときに、連続音の終盤部分が再生されることを防止することができる。よって、ユーザに対し、突然、連続音の終盤部分を聞かせることにより、違和感を与えてしまうことを防止することができる。
本発明の態様3に係る通信装置は、上記の態様1または2において、上記着信音制御部は、上記連続音を上記非可聴音とするとき、音量の変化を徐々に行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えば、非可聴音として、ユーザに聞こえないような音量に変化させる場合、連続する一連の音(連続音)の音量が徐々に下がって、音声出力が開始されるとともに、音声出力終了後、連続音の音量が徐々に上がり、連続音の再生が続く。これにより、連続音の再生と音声出力とを流れ良くユーザに認識させることができる。
本発明の態様4に係る1〜3のいずれか1項に記載の通信装置は、上記音声出力部は、上記の連続音の再生位置が所定の位置となったときに、上記音声の出力を開始する構成である。
上記の構成によれば、連続する一連の音(連続音)の再生位置が所定位置となったときに、音声出力部は音声の出力を開始する。そして、例えば、所定位置を、連続音の区切りの良い位置とすれば、連続音の区切りの良いタイミングで音声出力を開始することができる。
本発明の態様5に係る通信装置は、上記の態様1〜4のいずれかにおいて、上記音声出力部は、上記音声を出力する直前、および出力した直後の少なくとも一方の時点において、上記音声と上記連続音とを区切る区切音を出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、連続する一連の音(連続音)の再生と音声出力との境において区切音が出力される。これにより、出力されているものが連続音なのか、または音声なのか、明確にユーザに認識させることができる。
本発明の態様6に係る通信装置は、上記の態様1〜5のいずれかにおいて、上記着信音制御部は、上記連続音を、呼出信号と同期せずに出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、着信音制御部は、連続する一連の音を、呼出信号とは同期させずに出力することができる。なお、呼出信号とは、例えば、CI(Call Indicator)信号である。
本発明の態様7に係る通信装置は、上記態様6において、上記着信音制御部は、上記音声出力部が上記音声を出力中に、上記呼出信号を受信した場合、上記連続音を上記非可聴音のままとする構成としてもよい。
上記の構成によれば、音声出力中は、呼出信号を受信したとしても、連続する一連の音(連続音)は上記非可聴音のままとなる。よって、音声出力中に、呼出信号を受信して、連続音がユーザに聞こえてしまい、出力中の音声が聞き取りにくくなることを防止することができる。
本発明の態様8に係る通信装置は、上記態様1〜7のいずれかにおいて、上記非可聴音は、音量がゼロまたは人間の耳では聞き取り難い音量、もしくは、人間の耳では聞き取り難い周波数音であってもよい。
上記の構成によれば、非可聴音は、音量がゼロまたは人間の耳では聞き取り難い音量、もしくは、人間の耳では聞き取り難い周波数音なので、ユーザに聞こえてしまうことがない。
本発明の態様9に係る通信装置の制御方法は、着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置の制御方法であって、上記着信中に上記連続音を再生する連続音再生ステップと、上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力ステップと、を含み、上記音声出力ステップで上記音声を出力中は、上記連続音再生ステップで再生している上記連続音の音量を非可聴音とする方法である。
上記の方法によれば、上述した態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る通信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記通信装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記通信装置をコンピュータにて実現させる通信装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 電話機(通信装置)
10 制御部
11 CI信号取得部
12 鳴動出力制御部
13 メロディー音制御部(着信音制御部)
14 出力音声制御部(音声出力部)
20 記憶部
21 着信音データ
22 TTSデータ
30 出力部
40 音声入出力部

Claims (9)

  1. 着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置であって、
    上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力部と、
    上記着信中に、上記連続音の再生を継続するとともに、上記音声出力部が上記音声を出力中は、上記連続音を非可聴音とする着信音制御部と、を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 上記着信音制御部は、上記連続音として音声データを再生するとともに、上記音声出力部が上記音声の出力を終了したときの上記連続音の再生位置が、該音声データの末尾から所定の範囲にある場合、上記音声の出力終了後の上記連続音の再生を、上記音声データの最初からとすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記着信音制御部は、上記連続音を上記非可聴音とするとき、音量の変化を徐々に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 上記音声出力部は、上記連続音の再生位置が所定の位置となったときに、上記音声の出力を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 上記音声出力部は、上記音声を出力する直前、および出力した直後の少なくとも一方の時点において、上記音声と上記連続音とを区切る区切音を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 上記着信音制御部は、上記連続音を、呼出信号と同期せずに再生することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 上記着信音制御部は、上記音声出力部が上記音声を出力中に、上記呼出信号を受信した場合、上記連続音を上記非可聴音のままとすることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 上記非可聴音は、音量がゼロまたは人間の耳では聞き取り難い音量、もしくは、人間の耳では聞き取り難い周波数音であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 着信中に、着信音として、連続する一連の音である連続音を出力可能な通信装置の制御方法であって、
    上記着信中に上記連続音を再生する連続音再生ステップと、
    上記着信中に、上記着信の発信元に関する音声を出力する音声出力ステップと、を含み、
    上記音声出力ステップで上記音声を出力中は、上記連続音再生ステップで再生している上記連続音の音量を非可聴音とすることを特徴とする通信装置の制御方法。
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