JP2017223242A - ボールねじ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この種のボール非循環タイプのボールねじ装置では、低い軸力が負荷される状態でねじ軸が回転駆動されるときには、コイルスプリングは収縮しないので、ボール列のボールとボールナットとは相対移動しない。したがって、ボール列のボールとねじ軸との間に滑りを生じながら、ボールナットがストロークする。
請求項3に記載の発明は、前記スプリングガイド部材は、前記軌道路に収容される本体部(91)と、前記軌道路の前記中心円よりも外側において前記本体部から前記軌道路に沿って突出する柱状部(92)とを含み、前記柱状部は、前記コイルスプリングの前記端部に内嵌している、請求項1または2記載のボールねじ装置である。
なお、前記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項3によれば、中心円よりも外側において本体部から突出する柱状部に、コイルスプリングの第2の端部を内嵌させることにより、コイルスプリングの端部を中心円に対して径方向の外側寄りにガイドする構成を比較的簡単に実現できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るボールねじ装置22が適用されたブレーキ装置1の概略断面図であり、非制動時を示している。ブレーキ装置1は、自動車等の車輪と一体回転するディスク2に摩擦による制動力を付与する装置である。
ブレーキ装置1は、たとえばナックル(図示しない)等に移動可能に支持されたフローティングタイプのキャリパ3と、ディスク2を挟んで配置され、キャリパ3によって互いに接近、離間可能に支持された第1のバックアッププレート4および第2のバックアッププレート5と、第1のバックアッププレート4および第2のバックアッププレート5にそれぞれ固定され、ディスク2の対応する側面をそれぞれ押圧可能な第1のパッド6および第2のパッド7とを備えている。
第2のボディ9は、第1のボディ8の本体部11に固定された箱状のシリンダ13(ブレーキシリンダに相当)と、シリンダ13の開口を開閉可能に塞ぐ蓋16と、シリンダ13から延設された延設板14とを備える。
ピストン17の一端171は、シリンダ13の一端(筒状部15の第1の端部151に相当)の開放部を通してディスク2側へ突出し、第1のバックアッププレート4に固定されている。
ピストン17の外周17aとシリンダ13の内周(筒状部15の内周15b)との両者は、両者に設けられたキー溝に跨がって配置されるキー19を介して連結されている。キー19を用いたキー結合を介して、ピストン17のアキシャル方向AXの移動が案内されると共に、シリンダ13に対するピストン17の回転が規制されている。
キャリパ3は、両パッド6,7をディスク2に押圧して制動力を発生させる機能を果たす。キャリパ3は、電動モータ20と、電動モータ20の回転を減速する減速装置21と、電動モータ20から減速装置21を介して伝達される回転運動を、ピストン17のアキシャル方向AXの直線運動に変換するボールねじ装置22とを備えている。
減速装置21は、電動モータ20の出力軸24の一端に一体回転可能に取り付けられた駆動ギヤ25と、駆動ギヤ25に噛み合うアイドルギヤ26と、アイドルギヤ26に噛み合う被動ギヤ27とを備えている。アイドルギヤ26は、第2のボディ9に回転可能に軸支されている。カバー10は、減速装置21を覆うようにして、第2のボディ9に固定されている。
図1および図2に示すように、ボールねじ装置22は、入力部材としてのねじ軸28と、ねじ軸28に複数の主ボール29を介して螺合した回転可能な出力部材としてのボールナット30と、止め輪40と、ピストン17とを備えている。ねじ軸28は、ボールナット30を挿通している。ねじ軸28は、第2のボディ9によって、軸方向(アキシャル方向AX)に移動不能に且つ回転可能に支持されている。ボールナット30は、第2のボディ9によって、軸方向移動可能に且つ回転不能に支持されている。以下、ねじ軸28およびボールナット30の半径方向を、径方向Rとして説明する。
図3は、ブレーキ装置1の要部の拡大断面図である。図3に示すように、ボールナット30は、外周30aと、雌ねじ溝33が形成された内周30bとを備える。ねじ軸28は、雄ねじ溝34が形成された外周28aを備える。雌ねじ溝33および雄ねじ溝34の間に列をなす主ボール29が介在している。
ボールナット30は、ボールナット軸方向(アキシャル方向AX)に関して、ディスク2側の第1の端部301と、第1の端部301とは反対側の第2の端部302とを備える。
図4は、ボールナット30の拡大断面図である。
ボールねじ装置22は、軌道路Kにおいて主ボール列Lの両側に配置された第1のコイルスプリング(コイルスプリング)51および第2のコイルスプリング52を備える。
図5Aおよび図5Bは、図4の切断面線V−Vに沿って切断した断面図である。図5Aには、第1のコイルスプリング51の第2の端部512側が示され、図5Bには、第1のコイルスプリング51の第1の端部511側が示されている。
図5Aに示すように、ボールねじ装置22は、凹部60に保持されて、凹部60と第1のコイルスプリング51の第2の端部512との間に介在する第1のストッパボール81を備える。第1のコイルスプリング51の第2の端部512は、第1のストッパボール81を介して凹部60に受けられている。
スプリングガイド部材90は、本体部91と、本体部91から軌道路Kに沿って突出する柱状の柱状部92とを一体に含む。スプリングガイド部材90は、たとえば合成樹脂材料を用いて形成されている。
図7は、図5Bの要部を拡大して示す断面図である。第1のコイルスプリング51の第1の端部511へのスプリングガイド部材90の装着状態において、第1のコイルスプリング51の第1の端部511に柱状部92が内嵌しており、この状態で、柱状部92の周面92aは、第1のコイルスプリング51の第1の端部511の内周に当接し、第1のコイルスプリング51の第1の端部511の内径をガイドする。柱状部92が、円弧状をなす中心円を通る中心軸線C2を有している場合、柱状部92の中心軸線C2が軌道路Kの円弧状の中心円C1に対し、径方向Rの外側に偏心している。柱状部92は、第1のコイルスプリング51の第1の端部511を、軌道路Kの中心円C1に対して径方向Rの外側寄りにガイドする。この実施形態では、柱状部92が取り付けられる第1の端部511の外側縁部(端部の外側縁部)511aが、ボールナット30の内周30bに接触している。
ボールねじ装置22は、軌道路Kに収容されて、凸部70と第2のコイルスプリング52の第2の端部522との間に介在する第2のストッパボール82を備える。第2のコイルスプリング52の第2の端部522は、軌道路Kに収容された第2のストッパボール82を介して、凸部70により受けられている。
一方、高い軸力が負荷される状態でねじ軸28が回転駆動されるときには、コイルスプリング51,52が収縮し、主ボール列Lの主ボール29が、ボールナット30およびねじ軸28の双方に対して転動しつつ、ボールナット30がストロークする。これにより高効率のねじ伝動が達成される。
たとえば、スプリングガイド部材90が、第1のコイルスプリング51の第1の端部511ではなく、第1のコイルスプリング51の第2の端部512に装着されていてもよい。この場合、スプリングガイド部材90は、軌道路K内においてスプリングガイド部材90と第1のストッパボール81との間に介在されて、第1のストッパボール81に係合する。
また、第1のコイルスプリング51の第1の端部511がスプリングガイド部材90によりガイドされた状態において、第1の端部511の外側縁部511aがボールナット30の内周30bに接触しなくても、柱状部92の中心軸線C2が、軌道路Kの中心円C1に対して径方向Rの外側寄りに位置していれば足りる。
Claims (5)
- 内周と、前記内周にねじが形成された雌ねじ溝とを含むボールナットと、
外周と、前記外周にねじが形成された雄ねじ溝とを含み、前記ボールナットに挿通されたねじ軸と、
前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝とにより形成される軌道路に収容された複数の主ボールを含む主ボール列と、
前記軌道路に収容され、前記主ボール列の端部の主ボールを前記主ボール列側に弾性押圧するコイルスプリングと、
前記軌道路において前記コイルスプリングとボールとの間に介在され、前記ボールと係合しかつ前記コイルスプリングの端部を前記軌道路の中心円に対して径方向の外側寄りにガイドするスプリングガイド部材とを含む、ボールねじ装置。 - 前記スプリングガイド部材は、前記端部の外側縁部が前記ボールナットの内周に接触するように前記コイルスプリングの前記端部をガイドする、請求項1記載のボールねじ装置。
- 前記スプリングガイド部材は、前記軌道路に収容される本体部と、前記軌道路の前記中心円よりも外側において前記本体部から前記軌道路に沿って突出する柱状部とを含み、
前記柱状部は、前記コイルスプリングの前記端部に内嵌している、請求項1または2記載のボールねじ装置。 - 前記本体部は、外郭略円筒状の周面を含み、
前記周面は、前記雌ねじ溝に対向する第1の周面と、前記雄ねじ溝に対向する第2の周面とを含み、
前記第1の周面は、前記ねじ軸に直交する断面形状が前記雌ねじ溝に沿う円弧状をなし、
前記第2の周面は、前記ねじ軸に直交する断面形状が前記雄ねじ溝に沿う円弧状をなす、請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールねじ装置。 - 前記ボールは、前記主ボール列の端部の前記主ボールを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
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US20150330487A1 (en) * | 2012-11-30 | 2015-11-19 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ball screw drive, in particular for a locking brake of a motor vehicle |
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