JP2016037982A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価なボールねじ装置を提供する。【解決手段】ボールねじ装置22が、雌ねじ溝33を含むボールナット30と、雄ねじ溝34を含むねじ軸28と、ボールナット30の外周30aに嵌合した内周17bを有するハウジング(ピストン17)とを備える。雌ねじ溝33及び雄ねじ溝34間に形成される軌道路Kに、ボール列Lが介在する。ボールナット30に設けられた貫通孔50に少なくとも一部が収容されたコイルスプリング70が、ボール列Lの端部Laのボール29aと、ハウジングの内周17bに設けられたストッパ領域60との間に介在する。【選択図】図3

Description

本発明はボールねじ装置に関する。
ねじ軸の外周の雄ねじ溝とボールナットの内周の雌ねじ溝との間にボール列を介在させるボールねじ装置において、ボール列端のボールと、ボールナットに固定されたストッパピンとの間に、コイルスプリングを介在させることが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
この種のボール非循環タイプのボールねじ装置では、低い軸力が負荷される状態でねじ軸が回転駆動されるときには、コイルスプリングは収縮しないので、ボール列のボールとボールナットとは相対移動しない。したがって、ボール列のボールとねじ軸との間に滑りを生じながら、ボールねじがストロークする。
一方、高い軸力が負荷される状態でねじ軸が回転駆動されるときには、コイルスプリングが収縮するので、ボールが、ボールナットおよびねじ軸の双方に対して転動しつつ、ボールねじがストロークする。これにより高効率のねじ伝動が達成される。
特表2010−505072号公報
特許文献1では、コイルスプリングの端部の位置を規制するために、ボールナットの固定孔に固定されたストッパピンを用いるため、部品点数が多い。また、ストッパピンをボールナットの固定孔に圧入する工程が必要であり、組立コストが高くなる。このため、製造コストが高くなる。
本発明の目的は、安価なボールねじ装置を提供することである。
請求項1の発明は、外周(30a)と、内周(30b)と、前記内周に形成された雌ねじ溝(33)と、前記外周に開口する第1端部(51)と前記雌ねじ溝内に開口する第2端部(52)とを有する貫通孔(50;50P)と、を含むボールナット(30;30P)と、外周(28a)と、前記外周に形成された雄ねじ溝(34)と、を含み、前記ボールナットに挿通されたねじ軸(28)と、前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝とにより形成される軌道路(K)に収容された複数のボール(29)を含むボール列(L)と、前記ボールナットの外周に嵌合された内周(17b)を含み、その内周は、前記貫通孔の前記第1端部に対向するストッパ領域(60)を含む筒状のハウジング(17)と、少なくとも一部が前記貫通孔に収容されたばね部材(70)と、を備え、前記ばね部材は、前記ボール列の端部(La)のボール(29a)に係合する第1端部(71)と、前記ハウジングの前記内周の前記ストッパ領域によって直接受けられた第2端部(72)と、を含むボールねじ装置(22;22P;22Q)を提供する。
請求項2の発明は、外周と、内周と、前記内周に形成された雌ねじ溝と、前記外周に開口する第1端部と前記雌ねじ溝内に開口する第2端部とを有する貫通孔と、を含むボールナットと、外周と、前記外周に形成された雄ねじ溝と、を含み、前記ボールナットに挿通されたねじ軸と、前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝とにより形成される軌道路に介在する複数のボールを含むボール列と、前記ボールナットの外周に嵌合された内周を含み、その内周は、前記貫通孔の前記第1端部に対向するストッパ領域を含む筒状のハウジングと、少なくとも一部が前記貫通孔に収容されたばね部材と、前記貫通孔に遊嵌されたストッパボール(90)と、を備え、前記ばね部材は、前記ボール列の端部のボールに係合する第1端部と、前記ハウジングの前記内周の前記ストッパ領域によって、前記ストッパボールを介して間接的に受けられた第2端部と、を含むボールねじ装置(22Q)を提供する。
請求項3のように、前記ばね部材はコイルスプリング(70)であってもよい。
請求項4のように、前記ボール列の少なくとも前記端部のボールが、前記貫通孔に進入可能であってもよい。
請求項5のように、前記貫通孔は、雌ねじ溝の接線方向(T)であって、雌ねじ溝のリード角の方向(Q)に延びていてもよい。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。
請求項1の発明によれば、ボールナットを貫通する貫通孔に少なくも一部が収容されるばね部材が、ボール列の端部に係合する第1端部を含む。ばね部材の第2端部が、ボールナットの外周に嵌合されたハウジングの内周のストッパ領域によって、直接受けられる。したがって、従来用いられていたストッパピンを廃止することができ、部品点数および組立工数の削減を通じて、製造コストを安くすることができる。
請求項2の発明によれば、ボールナットを貫通する貫通孔に少なくも一部が収容されるばね部材としてのコイルスプリングが、ボール列の端部に係合する第1端部を含む。コイルスプリングの第2端部が、ハウジングの内周のストッパ領域によって、貫通孔内のストッパボールを介して間接的に受けられる。組立時において、ストッパボールを貫通孔内に遊嵌する工程は、従来のストッパピンを固定孔に圧入する工程と比較して、作業が簡単であるため、組立コストを安くすることができる。したがって、製造コストを安くすることができる。
請求項3の発明によれば、ばね部材としてのコイルスプリングの第2端部の姿勢を安定させて、コイルスプリングの姿勢を安定させることができる。これにより、コイルスプリングと貫通孔との間の摩耗の発生を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、ボールの移動量が増大するので、ボールナットとねじ軸との軸方向相対ストローク量を大きくすることができる。
請求項5の発明によれば、ボール列の少なくとも端部のボールが、ボールナットの雌ね溝と貫通孔との間をスムーズに移動することができる。
本発明の第1実施形態のボールねじ装置が適用されたブレーキ装置の概略断面図であり、非制動時を示している。 図1の一部を拡大したブレーキ装置の要部の拡大断面図である。 ボールねじ装置の概略断面図である。 ボールねじ装置の要部の軸直角断面図であり、図3のIV−IV線に沿って切断された断面図に相当する。 ボールねじ装置の要部の軸直角断面図である。図4の状態から、ばね部材としてのコイルスプリングが収縮して、ボールがボールナットの貫通孔に進入した状態を示している。 ボールねじ装置の要部の軸直角断面図であり、図3のVI−VI線に沿って切断された断面図に相当する。 本発明の第2実施形態のボールねじ装置の概略断面図である。 本発明の第3実施形態のボールねじ装置の要部の概略断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のボールねじ装置22が適用されたブレーキ装置1の非制動状態の概略断面図である。ブレーキ装置1は、自動車等の車輪と一体回転するディスク2に摩擦による制動力を付与する装置である。
ブレーキ装置1は、例えばナックル(図示しない)等に移動可能に支持されたフローティングタイプのキャリパ3と、ディスク2を挟んで配置され、キャリパ3によって互いに接近、離間可能に支持された第1バックアッププレート4および第2バックアッププレート5とを備えている。
また、ブレーキ装置1は、第1バックアッププレート4および第2バックアッププレート5にそれぞれ固定され、ディスク2の対応する側面をそれぞれ押圧可能な第1パッド6および第2パッド7を備えている。
キャリパ3は、互いに固定された第1ボディ8および第2ボディ9と、第2ボディ9に固定されたカバー10とを備えている。第1ボディ8は、第2ボディ9の一端が固定された本体部11と、本体部11と直交状に連結された腕部12とを備えている。第2バックアッププレート5は、腕部12に固定されている。
第2ボディ9は、第1ボディ8の本体部11に固定されたシリンダ13(ブレーキシリンダに相当)と、シリンダ13から延設された延設板14とを備える。
シリンダ13は、アキシャル方向に対向する第1端部151および第2端部152を有し、第1端部151が開放された筒状部15と、筒状部15の第2端部152に連結された端面板16とを含む。シリンダ13には、アキシャル方向STに移動可能なピストン17(ブレーキピストンに相当)が収容されている。
ピストン17は、後述するボールねじ装置22のボールナット30を収容するハウジングを構成している。ピストン17の一端171は、閉塞されて端壁を構成している。ピストン17の一端171(端壁)は、シリンダ13の一端(筒状部15の第1端部151に相当)の開放部を通してディスク2側へ突出し、第1バックアッププレート4に固定されている。
ピストン17の外周17aとシリンダ13の内周(筒状部15の内周15bに相当)との両者の間には、両者間を封止する封止部材18が介在している。封止部材18は、シリンダ13の内周(筒状部15の内周15b)に設けられた収容溝に収容されたOリングであってもよい。
ピストン17の外周17aとシリンダ13の内周(筒状部15の内周15b)との両者は、両者に設けられたキー溝に跨がって配置されるキー19を介して連結されている。キー19を用いたキー結合を介して、ピストン17のアキシャル方向STの移動が案内されるとともに、シリンダ13に対するピストン17の回転が規制されている。
図示しない油圧経路から、シリンダ13内に、ピストン17をディスク2側へ付勢する油圧が供給されてもよい。その場合、シリンダ13とピストン17とで油圧アクチュエータが構成される。
キャリパ3は、両パッド6,7をディスク2に押圧して制動力を発生させる機能を果たす。キャリパ3は、電動モータ20と、電動モータ20の回転を減速する減速装置21と、電動モータ20から減速装置21を介して伝達される回転運動をピストン17をアキシャル方向STの直線運動に変換するボールねじ装置22とを備えている。
電度モータ20は、第2ボディ9の延設板14に固定されたモータハウジング23と、出力軸24とを備える。
減速装置21は、電動モータ20の出力軸24の一端に一体回転可能に取り付けられた駆動ギヤ25と、駆動ギヤ25に噛み合うアイドルギヤ26と、アイドルギヤ26に噛み合う被動ギヤ27とを備えている。アイドルギヤ26は、第2ボディ9に回転可能に軸支されている。カバー10は、減速装置21を覆うようにして、第2ボディ9に固定されている。
ボールねじ装置22は、入力部材としてのねじ軸28と、ねじ軸28に複数のボール29を介して螺合した回転可能な出力部材としてのボールナット30を備えている。ねじ軸28は、ボールナット30に挿通されている。ねじ軸28は、第2ボディ9によって、軸方向移動不能に且つ回転可能に支持されている。ボールナット30は、第2ボディ9によって、軸方向移動可能に且つ回転不能に支持されている。
具体的には、ねじ軸28は、シリンダ13の端面板16に設けられた支持孔31の内周に保持された転がり軸受32によって、回転可能に且つ軸方向(アキシャル方向ST)に移動不能に支持されている。ねじ軸28の一端281には、被動ギヤ27が、一体回転可能に連結されている。
図2は、図1の一部を拡大した断面図である。図2に示すように、ボールナット30は、外周30aと、雌ねじ溝33が形成された内周30bとを備える。ねじ軸28は、雄ねじ溝34が形成された外周28aを備える。雌ねじ溝33および雄ねじ溝34の間に列をなすボール29が介在している。
ボールナット30の外周30aは、ピストン17の内周17bの回転規制部35と係合する回転規制部36と、ピストン17の内周17bの円筒面部37と嵌合した円筒面部38とを備える。両回転規制部35,36どうしの係合により、ピストン17とボールナット30との相対回転が規制されている。
ボールナット30は、ボールナット軸方向Xに関して、ディスク2側の第1端部301と、第1端部301とは反対側の第2端部302とを備える。
ボールナット30の第1端部301が、ピストン17の内周17bの位置決め段部39に当接している。また、ピストン17の内周17bに設けられた環状溝に嵌合した止め輪40が、ボールナット30の第2端部302の端面に係合している。これにより、ピストン17とボールナット30とが、アキシャル方向ST(ボールナット軸方向X)に一体移動可能に連結されている。
電動モータ20の出力軸24の回転が、減速装置21を介して伝達されて、ねじ軸28が回転すると、ボールナット30が、ボールナット軸方向X(アキシャル方向ST)に移動する。このとき、キー19による案内によって、ピストン17が、ボールナット30とともにアキシャル方向STに一体に移動する。
図3は、ボールねじ装置22の概略断面図である。図3に示すように、ボールナット30の雌ねじ溝33内に保持された複数のボール29は、雌ねじ溝33および雄ねじ溝34間に形成される軌道路Kに沿って並ぶボール列Lを構成している。ボール列Lは、第1端部Laと第2端部Lbとを備える。
ボールナット30は、前述した外周30aおよび内周30bと、外周30aに開口する第1端部51と雌ねじ溝33内に開口する第2端部52とを有する貫通孔50とを備える。
ボールナット30を収容するハウジングとしてのピストン17は、前述したように、外周17aと、ボールナット30の外周30aに嵌合する内周17bとを備える。
図3および図3のIV−IV線に沿う断面図である図4に示すように、ピストン17の内周17bは、貫通孔50の第1端部51に対向するストッパ領域60を含む。
ボールねじ装置22は、少なくとも一部がボールナット30の貫通孔50に収容されたばね部材としてのコイルスプリング70を備える。コイルスプリング70は、ボール列Lの第1端部Laのボール29aに係合する第1端部71と、ピストン17(ハウジング)の内周17bのストッパ領域60によって直接受けられる第2端部とを含む。
図4に示すように、貫通孔50は、雌ねじ溝33の接線方向Tに延びている。このため、ボール列Lの少なくとも第1端部Laのボール29aが、図5に示すように、貫通孔50に進入可能である。
図3および図3のVI−VI線に沿う断面図である図6に示すように、ボールねじ装置22は、軌道路K内に突出してボール列Lの第2端部Lbのボール29bと係合することにより、ボール29bの変位を規制するストッパとしての凸部80を備える。
図6に示すように、凸部80は、ボールナット30を貫通する固定孔81に圧入されたストッパピン800の部分であって、雌ねじ溝33内に突出する部分により構成されている。固定孔81は、雌ねじ溝33の接線方向Tに延びている。
本実施形態によれば、ボールナット30を貫通する貫通孔50に少なくも一部が収容されるばね部材(コイルスプリング70)が、ボール列Lの第1端部Laに係合する第1端部71を含む。ばね部材(コイルスプリング70)の第2端部72が、ボールナット30の外周30aに嵌合されたハウジング(ピストン17)の内周17bのストッパ領域60によって、直接受けられる。したがって、従来用いられていたストッパピンを廃止することができ、部品点数および組立工数の削減を通じて、製造コストを安くすることができる。
また、図5に示すように、ボール列Lの少なくとも第1端部Laのボール29aが、貫通孔50に進入可能である。したがって、ボール29の移動量が増大するので、ボールナット30とねじ軸28との軸方向相対ストローク量を大きくすることができる。
また、貫通孔50が雌ねじ溝33の接線方向Tに延びているので、ボール列Lの少なくとも第1端部Laのボール29bが、ボールナット30の雌ね溝33と貫通孔50との間をスムーズに移動することができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態のボールねじ装置22Pの要部の概略断面図を示している。図7の第2実施形態のボールねじ装置22Pが、図3の第1実施形態のボールねじ装置22と異なるのは、ボールナット30Pの貫通孔50Pが、雌ねじ溝33のリード角の方向(リード角方向Q)に延びていることである。
図7の第2実施形態の構成要素において、図3の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図3の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。さらに、貫通孔50Pが、雌ねじ溝33の接線方向Tに延びている(この点に関しては、図4、図5の第1実施形態と同じ)のみならず、雌ねじ溝33のリード角の方向(リード角方向Q)に延びている。したがって、ボール列Lの少なくとも第1端部Laのボール29bが、ボールナット30Pの雌ねじ溝33と貫通孔50Pとの間を一層スムーズに移動することができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態のボールねじ装置22Qの要部の概略断面図である。図8の第3実施形態のボールねじ装置22Qが、図4の第1実施形態のボールねじ装置22と主に異なるのは、下記である。
すなわち、ボールねじ装置22Qが、貫通孔50に遊嵌された介在部材としての少なくとも1つのストッパボール90を備える。ストッパボール90は、ばね部材としてのコイルスプリング70の第2端部72とピストン17(ハウジング)の内周17bのストッパ領域60との間に介在している。
ばね部材としてのコイルスプリング70の第2端部72は、ピストン17(ハウジング)の内周17bのストッパ領域60によって、ストッパボール90を介して間接的に受けられている。
図8の第3実施形態の構成要素において、図4の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図4の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
第3実施形態によれば、コイルスプリング70の第2端部72が、ピストン17(ハウジング)の内周17bのストッパ領域60によって、貫通孔50内のストッパボール90を介して間接的に受けられる。
組立時において、ストッパボール90を貫通孔50内に遊嵌する工程は、従来のストッパピンを固定孔に圧入する工程と比較して、作業が簡単であるため、組立コストを安くすることができる。したがって、製造コストを安くすることができる。
また、ストッパボール90が、ばね部材としてのコイルスプリング70の第2端部72を受けるので、コイルスプリング70の第2端部72の姿勢を安定させて、コイルスプリング70の姿勢を安定させることができる。これにより、コイルスプリング70と貫通孔50との間の摩耗の発生を抑制することができる。
本発明は各前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、各前記実施形態において、コイルスプリングに代えて、棒状弾性部材からなるばね部材を用いてもよい。
また、各前記実施形態において、ボール列Lの第2端部Lbのボール29bの変位を規制する機構として、図6のストッパピン800に代えて、ボール列Lの第1端部Laのボール29a変位を規制する機構(図4、図7ないし図8に示されるようなコイルスプリング70と、ハウジングとしてのピストン17の内周17bのストッパ領域60とを含む機構)と同じ機構を用いてもよい。
その他、本発明は特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ブレーキ装置、2…ディスク、3…キャリパ、4…第1バックアッププレート、5…第2バックアッププレート、6…第1パッド、7…第2パッド、8…第1ボディ、9…第2ボディ、13…シリンダ、17…ピストン(ハウジング)、17b…内周、20…電動モータ、21…減速装置、22;22P;22Q…ボールねじ装置、28…ねじ軸、28a…外周、29,29a,29b…ボール、30;30P…ボールナット、30a…外周、30b…内周、33…雌ねじ溝、34…雄ねじ溝、35,36…回転規制部、37,38…円筒面部、39…位置決め段部、40…止め輪、50;50P…貫通孔、51…第1端部、52…第2端部、60…ストッパ領域、70…コイルスプリング(ばね部材)、71…第1端部、72…第2端部、90…ストッパボール、K…軌道路、L…ボール列、La…第1端部、Lb…第2端部、Q:リード角の方向、ST…アキシャル方向、T…接線方向、X…ボールナット軸方向

Claims (5)

  1. 外周と、内周と、前記内周に形成された雌ねじ溝と、前記外周に開口する第1端部と前記雌ねじ溝内に開口する第2端部とを有する貫通孔と、を含むボールナットと、
    外周と、前記外周に形成された雄ねじ溝と、を含み、前記ボールナットに挿通されたねじ軸と、
    前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝とにより形成される軌道路に収容された複数のボールを含むボール列と、
    前記ボールナットの外周に嵌合された内周を含み、その内周は、前記貫通孔の前記第1端部に対向するストッパ領域を含む筒状のハウジングと、
    少なくとも一部が前記貫通孔に収容されたばね部材と、を備え、
    前記ばね部材は、前記ボール列の端部のボールに係合する第1端部と、前記ハウジングの前記内周の前記ストッパ領域によって直接受けられた第2端部と、を含むボールねじ装置。
  2. 外周と、内周と、前記内周に形成された雌ねじ溝と、前記外周に開口する第1端部と前記雌ねじ溝内に開口する第2端部とを有する貫通孔と、を含むボールナットと、
    外周と、前記外周に形成された雄ねじ溝と、を含み、前記ボールナットに挿通されたねじ軸と、
    前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝とにより形成される軌道路に介在する複数のボールを含むボール列と、
    前記ボールナットの外周に嵌合された内周を含み、その内周は、前記貫通孔の前記第1端部に対向するストッパ領域を含む筒状のハウジングと、
    少なくとも一部が前記貫通孔に収容されたばね部材と、
    前記貫通孔に遊嵌されたストッパボールと、を備え、
    前記ばね部材は、前記ボール列の端部のボールに係合する第1端部と、前記ハウジングの前記内周の前記ストッパ領域によって、前記ストッパボールを介して間接的に受けられた第2端部と、を含むボールねじ装置。
  3. 請求項2において、前記ばね部材はコイルスプリングであるボールねじ装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項において、前記ボール列の少なくとも前記端部のボールが、前記貫通孔に進入可能であるボールねじ装置。
  5. 請求項4において、前記貫通孔は、雌ねじ溝の接線方向であって、雌ねじ溝のリード角の方向に延びているボールねじ装置。
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