JP2017223075A - 耐火構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐火被覆材の材料コスト及び施工コストを抑制すると同時に、建築物の構造材の耐火性能を十分に向上させることのできる耐火構造を提供する。【解決手段】本発明を適用した耐火構造1は、建築物の構造材に設けられるものであり、梁材又は柱材等の構造材として設けられる鉄骨材2と、鉄骨材2から離間させて設けられる仕上材3とを備える。仕上材3と鉄骨材2との間には、仕上材3が鉄骨材2に最も接近した位置で鉄骨材2から離間させて形成される接近隙間部30に、耐火被覆材が設けられることなく、空気層Gが形成される。【選択図】図10

Description

本発明は、建築物の構造材に設けられる耐火構造に関する。
従来から、構成を簡素にしつつ、耐火性能を向上した鉄骨造の壁や床、屋根を構成するものとして、例えば、特許文献1に開示される鉄骨造が提案されている。
特許文献1に開示された鉄骨造は、耐火被覆の部材を取付ける下地材として板厚2.3mm未満の薄板軽量形鋼を採用し、構造躯体とそれ以外の部分を包含して耐火被覆を構成する。そして、特許文献1に開示された鉄骨造は、構造躯体とそれ以外の部分を包含した壁又は床、屋根として耐火被覆を構成することで耐火性能が向上するものとされている。
特開2010−24811号公報
ここで、特許文献1に開示された鉄骨造は、構造躯体となる柱又は梁にロックウール等が吹き付けられて、柱又は梁と仕上げ用面材との間にロックウール等の耐火被覆材が充填される。このため、特許文献1に開示された鉄骨造は、柱又は梁と仕上げ用面材との間にロックウール等が充填されるため、耐火被覆材の材料コストや耐火被覆材を充填するための施工コスト、施工工期が増大するという問題点があった。
また、特許文献1に開示された鉄骨造は、ロックウール等の耐火被覆材に替えて、石膏ボード等の面材の耐火被覆材を、構造躯体となる柱又は梁に取り付けできるとされている。このとき、特許文献1に開示された鉄骨造は、石膏ボード等の面材の耐火被覆材が、柱又は梁に当接されて取り付けられているため、柱又は梁と石膏ボード等との間に空気層が形成されず、構造躯体の耐火性能が十分に向上しないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであって、その目的とするところは、耐火被覆材の材料コスト及び施工コストを抑制すると同時に、建築物の構造材の耐火性能を十分に向上させることのできる耐火構造を提供することにある。
第1発明に係る耐火構造は、建築物の構造材に設けられる耐火構造であって、梁材又は柱材等の構造材として設けられる鉄骨材と、前記鉄骨材から離間させて設けられる仕上材とを備え、前記仕上材と前記鉄骨材との間には、前記仕上材が前記鉄骨材に最も接近した位置で前記鉄骨材から離間させて形成される接近隙間部に、耐火被覆材が設けられることなく、空気層が形成されることを特徴とする。
第2発明に係る耐火構造は、第1発明において、前記仕上材は、建築物の専有部分を隔てる戸境壁の一部として、前記戸境壁の両側面に一対となって設けられて、前記戸境壁は、一対の前記仕上材に挟まれて前記鉄骨材が設けられるとともに、前記戸境壁の火災時に加熱される片側面又は両側面での前記接近隙間部に、前記空気層が形成されることを特徴とする。
第3発明に係る耐火構造は、第2発明において、前記鉄骨材は、一対のフランジと、一対の前記フランジに架設されるウェブとを有するH形鋼が用いられて、前記フランジと前記仕上材とが前記鉄骨材の側方で互いに略直交する方向に配置されて、一対の前記仕上材に挟まれて設けられることを特徴とする。
第4発明に係る耐火構造は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記鉄骨材は、一対のフランジと、一対の前記フランジに架設されるウェブとを有して、一対の前記フランジを互いに離間させた部材成よりも、各々の前記フランジでの部材幅を小さくした細幅H形鋼が用いられることを特徴とする。
第5発明に係る耐火構造は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記仕上材は、石膏ボード、ロックウール板、けい酸カルシウム板、ALC板又はGRC板等の耐火板が用いられることを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、鉄骨材にロックウール等の耐火被覆材が設けられないことで、過剰な耐火性能とならないものとして、耐火被覆材の材料コスト及び施工コストが抑制されると同時に、仕上材と鉄骨材とを離間させた接近隙間部に空気層が形成されることで、火災時に鉄骨材の温度上昇を遅延させて、梁材又は柱材等の構造材となる鉄骨材の耐火性能を十分に向上させることが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、仕上材と鉄骨材との間の接近隙間部に、耐火被覆材が設けられることなく、空気層が形成されるため、仕上材から鉄骨材への振動伝播が抑制されて、戸境壁等での遮音性能を向上させることが可能となり、また、仕上材と鉄骨材との間の接近隙間部に空気層が形成されることで、梁材又は柱材等の構造材となる鉄骨材の建方誤差にかかわらず、鉄骨材の片側又は両側に仕上材を容易に設置することが可能となる。
特に、第2発明によれば、戸境壁の両側面で鉄骨材が一対の仕上材に挟まれて、鉄骨材の梁間方向又は高さ方向等で接近隙間部よりも大きい空間の中空隙間部が形成されることで、薄壁の戸境壁が設けられて接近隙間部の空気層が小さくなった場合でも、接近隙間部以外の位置での中空隙間部の空気層が十分に断熱効果を発揮するため、戸境壁の火災時に加熱される一方の片側面から他方の片側面への伝熱を抑制することが可能となる。
特に、第3発明、第4発明によれば、鉄骨材として細幅H形鋼が用いられて、鉄骨材のフランジと仕上材とが、互いに略直交する方向に配置されることで、一対の仕上材に挟まれて戸境壁の内部に収まるように鉄骨材が設けられる場合であっても、鉄骨材の耐火性能を十分に向上させると同時に、鉄骨材による梁型又は柱型等を形成させることなく、薄壁の戸境壁を設けることが可能となる。
特に、第5発明によれば、石膏ボード等の仕上材の断熱性能を活用しながら、接近隙間部の空気層に断熱効果を発揮させて、仕上材から鉄骨材への伝熱が抑制されることで、鉄骨材の温度上昇を遅延させることが可能となる。
本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物を示す斜視図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物を示す平面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物の各階を示す側面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物の各階を示す正面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物の専有部分及び共用部分を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物の梁間鉄骨梁を示す断面図であり、(b)は、その桁行鉄骨梁を示す断面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物で下階及び上階の梁間鉄骨梁が鉄骨ブレースで互いに連結された状態を示す側面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物で下階及び上階の梁間鉄骨梁が壁柱で互いに連結された状態を示す側面図である。 本発明を適用した耐火構造が構造材に設けられる建築物で梁間鉄骨梁と桁行鉄骨梁とコンクリート柱との接合箇所を示す斜視図である。 本発明を適用した耐火構造を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した耐火構造で梁間鉄骨梁となる鉄骨材を示す断面図であり、(b)は、その壁柱となる鉄骨材を示す断面図である。 (a)は、本発明を適用した耐火構造で複数の細幅H形鋼が連結された鉄骨材を示す断面図であり、(b)は、その桁行方向及び梁間方向の両側方に仕上材が設置された鉄骨材を示す断面図である。 (a)は、本発明を適用した耐火構造でフランジと仕上材とが略直交する方向に配置された鉄骨材を示す断面図であり、(b)は、そのフランジと仕上材とが略平行となるように配置された鉄骨材を示す断面図である。 (a)は、本発明を適用した耐火構造で接近隙間部に空気層が形成された仕上材を示す断面図であり、(b)は、従来の鉄骨造で構造躯体と仕上げ用面材との間に充填された耐火被覆材を示す断面図である。 (a)は、構造躯体と仕上げ用面材とが当接された従来技術の解析モデルを示す断面図であり、(b)は、本発明の弱軸直交の解析モデルを示す断面図であり、(c)は、本発明の強軸直交の解析モデルを示す断面図である。 本発明を適用した耐火構造の解析モデルと従来技術の解析モデルとで温度履歴を比較した結果を示すグラフである。
以下、本発明を適用した耐火構造1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した耐火構造1は、図1に示すように、主に、階層構造の建築物8の構造材に設けられる。本発明を適用した耐火構造1は、例えば、桁行方向Xを長手方向とするとともに、梁間方向Zを短手方向とする板状集合住宅等の建築物8に設けられる。本発明を適用した耐火構造1は、病院やオフィス等の一般建築物に設けられてもよい。
建築物8は、例えば、高さ方向Yで45m程度の全体高さとなる階層構造として、桁行方向Xに延びる一対の桁行外周部81と、梁間方向Zに延びる一対の梁間外周部82とに取り囲まれて、平面形状が略矩形状となるように構築される。
建築物8は、階層構造の各階を区切る床スラブ4と、梁間方向Zに延びる梁間鉄骨梁5と、桁行方向Xに延びる桁行鉄骨梁6と、高さ方向Yに延びるとともに梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6が接合されるコンクリート柱7とを備える。
建築物8は、図2に示すように、梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81が互いに略平行となるように桁行方向Xに延びて設けられるとともに、桁行方向Xの両側で、一対の梁間外周部82が互いに略平行となるように梁間方向Zに延びて設けられる。
建築物8は、階層構造の各階で、住戸等の複数の専有部分Pが桁行方向Xに並べられて設けられる。また、建築物8は、各々の専有部分Pから利用することのできるバルコニーBや、複数の専有部分Pに出入りするための通路C等が、共用部分Sとして設けられる。
専有部分Pは、各々の住戸等の所有者又は入居者等が専有する空間となる。専有部分Pは、梁間方向Zの一方の片側で、共用部分SのバルコニーBに出入りするための開口部Aが設けられるとともに、梁間方向Zの他方の片側で、共用部分Sの通路Cから出入りするための玄関E等が設けられる。
専有部分Pは、桁行方向Xで隣り合った専有部分Pと、梁間方向Zに延びる戸境壁Dで隔てられる。戸境壁Dは、桁行方向Xで互いに隣り合った複数の専有部分Pを隔てる境界の全面に亘って、例えば、200mm〜300mm程度の壁厚として、最小で180mm程度、標準で200mm程度の壁厚で設けられるものとなる。
共用部分Sは、非常時等に隣り合った専有部分Pから互いに通過することのできるように、桁行方向Xに連続してバルコニーBが設けられるとともに、常時から各々の専有部分Pに出入りできるように、桁行方向Xに連続して通路Cが設けられる。
バルコニーB及び通路Cは、図3、図4に示すように、転落防止又は目隠し等を目的として、高さ方向Yで床面から1m程度の高さ寸法となる手摺壁80が、桁行外周部81に沿って設けられる。また、バルコニーB及び通路Cは、必要に応じて、手摺壁80の上方に図示しない手摺り又は目隠しガラス等が取り付けられる。
専有部分P及び共用部分Sは、図5に示すように、高さ方向Yに隣り合った下階Fdと上階Fuとが床スラブ4で区切られるとともに、各々の専有部分Pと、各々の専有部分Pに隣接する共用部分Sとによって、各住戸の単位要素が構成される。
コンクリート柱7は、断面略矩形状等の鉄筋コンクリートが用いられて、必要に応じて、その内部に単一H形鋼又はクロスH形鋼等の鉄骨柱を内蔵した鉄骨鉄筋コンクリートが用いられてもよい。コンクリート柱7は、各住戸の単位要素の四隅に配置されることで、建築物8の梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81の各々に配置されて、専有部分Pに設けられることなく、バルコニーB及び通路Cの共用部分Sに設けられる。
梁間鉄骨梁5は、図6(a)に示すように、断面略H形状のH形鋼が用いられる。梁間鉄骨梁5は、例えば、部材成hを500mm〜600mm程度として、部材幅wを200mm程度、ウェブ板厚twを9mm程度、フランジ板厚tfを25mm程度とする。
桁行鉄骨梁6は、図6(b)に示すように、断面略H形状のH形鋼が用いられる。桁行鉄骨梁6は、例えば、部材成hを1000mm程度として、部材幅wを250mm程度、ウェブ板厚twを19mm程度、フランジ板厚tfを28mm程度とする。
梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、図7、図8に示すように、建築物8の高さ方向Yに隣り合った下階Fd及び上階Fuで、上階Fuの下部に配置される桁行鉄骨梁6が、下階Fdの上部に配置される梁間鉄骨梁5の上方に、互いに段違いの状態で設けられる。
梁間鉄骨梁5は、階層構造の各階の上部に配置されるとともに、梁間方向Zに対向する一対のコンクリート柱7に架設される。梁間鉄骨梁5は、必要に応じて、図7に示すように、略同一の断面形状及び断面寸法の鉄骨ブレース51が傾斜して設けられて、鉄骨ブレース51の下端及び上端が、下階Fd及び上階Fuの梁間鉄骨梁5に取り付けられる。
梁間鉄骨梁5は、フランジ幅全体が戸境壁Dの内部に収まるように設けられて、例えば、桁行方向Xの両側に仕上材3等が設置される。梁間鉄骨梁5は、一対のコンクリート柱7に架設されることで、所定の構造耐力が確保されるとともに、専有部分Pの室内空間に突出させないことで、梁型を形成させずに設けられる。
梁間鉄骨梁5は、必要に応じて、図8に示すように、高さ方向Yに延びるH形鋼の壁柱52が設けられてもよい。壁柱52は、複数のH形鋼が接合された鉄骨柱が用いられて、下階Fdの梁間鉄骨梁5と上階Fuの梁間鉄骨梁5とが、壁柱52で互いに連結される。
壁柱52は、戸境壁Dの内部に収まるように設けられて、例えば、桁行方向Xの両側に仕上材3等が設置される。壁柱52は、例えば、専有部分PとバルコニーBの共用部分Sとの境界、及び、専有部分Pと通路Cの共用部分Sとの境界の各々に沿って配置される。壁柱52は、複数のH形鋼が接合されて用いられるほか、単一のH形鋼のみが用いられてもよく、断面略長方形状又は断面略正方形状に形成されてもよい。
壁柱52は、例えば、2〜3階程度の階層ごとに、下階FdのH形鋼の鉄骨柱と、上階FuのH形鋼の鉄骨柱とが、高力ボルト摩擦接合又は溶接接合で接合される。壁柱52は、建築物8の水平耐力を向上させるものとなるため、バルコニーB及び通路Cの何れか一方又は両方で梁間鉄骨梁5の寸法を小さくして、又は、梁間鉄骨梁5の設置を省略することができる。
桁行鉄骨梁6は、階層構造の各階の下部に配置されるとともに、桁行方向Xに対向する一対のコンクリート柱7に架設される。桁行鉄骨梁6は、各々の専有部分Pに設けられることなく、バルコニーB及び通路Cの共用部分Sに設けられて、建築物8の梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81の各々に沿って配置される。
桁行鉄骨梁6は、必要に応じて、梁間方向Zの両側にパンチングメタル又は仕上材3等が設置されて、バルコニーB側の手摺壁80の内部、及び、通路C側の手摺壁80の内部に、フランジ幅全体が収まるように設けられる。
梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、図9に示すように、各々がコンクリート柱7に接合される。梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、コンクリート柱7に接合される箇所で、下階Fdの上部に配置される梁間鉄骨梁5と、上階Fuの下部に配置される桁行鉄骨梁6とが、ボルト接合、高力ボルト摩擦接合又は溶接接合等により段違いで接合される。
本発明を適用した耐火構造1は、図10に示すように、梁材又は柱材等の構造材として設けられる鉄骨材2と、鉄骨材2から離間させて設けられる仕上材3とを備える。
鉄骨材2は、図11、図12に示すように、図7、図8に示す梁間鉄骨梁5等の梁材として設けられるほか、図7に示す鉄骨ブレース51等の斜材、又は、図8に示す壁柱52等の柱材等として設けられて、主に、戸境壁Dの内部に収まるように設けられる。
鉄骨材2は、主に、断面略H形状のH形鋼が用いられて、一対のフランジ20と、一対のフランジ20に架設されるウェブ23とを有する。鉄骨材2は、図6(a)に示すように、特に、一対のフランジ20を互いに離間させた部材成hよりも、各々のフランジ20での部材幅wを小さくして、断面略H形状の細幅H形鋼が用いられることが望ましい。
鉄骨材2は、図11(a)に示すように、梁間鉄骨梁5等の梁材として設けられる場合には、高さ方向Yで上部側の上フランジ21と下部側の下フランジ22とが一対となって、下フランジ22から上フランジ21まで高さ方向Yに延びてウェブ23が架設される。
鉄骨材2は、図11(b)に示すように、壁柱52等の柱材として設けられる場合には、梁間方向Zで一方側の上フランジ21と他方側の下フランジ22とが一対となって、下フランジ22から上フランジ21まで梁間方向Zに延びてウェブ23が架設される。
鉄骨材2は、1個の細幅H形鋼等が単独で用いられるほか、図12(a)に示すように、複数の細幅H形鋼等が互いのフランジ20でボルト接合、摩擦接合又は溶接接合等で接合されることで、互いに連結された複数の細幅H形鋼等が用いられてもよい。
鉄骨材2は、戸境壁Dの両側面で一対となった仕上材3が、桁行方向Xの両側方にのみ設置されることで、梁間方向Zの両側方には仕上材3が設置されることなく、戸境壁Dの内部に収まるように設けられる。鉄骨材2は、これに限らず、図12(b)に示すように、桁行方向X及び梁間方向Zの両側方に仕上材3が設置されてもよい。
鉄骨材2は、戸境壁D等の内部に収まるように設けられる場合に、鉄骨材2の断面方向で、図13に示すように、細幅H形鋼等の強軸α又は弱軸βと、戸境壁Dの両側面で一対となった仕上材3とが、互いに略直交して配置されることが望ましい。
鉄骨材2は、図13(a)に示すように、各々のフランジ20と仕上材3とが鉄骨材2の側方で互いに略直交する方向に配置されて、一対の仕上材3に挟まれて設けられる。このとき、鉄骨材2は、細幅H形鋼等の強軸αと仕上材3とが互いに略直交して配置されるものとなる。
鉄骨材2は、図13(b)に示すように、各々のフランジ20と仕上材3とが、互いに略平行となるように配置されて、一対の仕上材3に挟まれて設けられる。このとき、鉄骨材2は、細幅H形鋼等の弱軸βと仕上材3とが互いに略直交して配置されるものとなる。
鉄骨材2は、鉄骨材2となる細幅H形鋼等の外周に、ロックウール又はグラスウール等が巻き付けられたり吹き付けられたりすることなく、耐火被覆が施されない状態(ロックウール等の被覆厚0mm)で用いられる。なお、鉄骨材2は、鉄骨材2となる細幅H形鋼等の外周に、耐火被覆が施されない状態となるものの、遮音性能の向上のみを目的としたグラスウール等のインシュレーションが設けられてもよい。
仕上材3は、略平板状等に形成された石膏ボード、ロックウール板、けい酸カルシウム板、ALC板(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート板)又はGRC板(セメントモルタルとガラス繊維との複合板)等、所定の断熱性能を発揮する耐火板が用いられる。仕上材3は、単一種類の耐火板が複層となって用いられるほか、複数種類の耐火板が複層となって用いられてもよい。仕上材3は、鉄骨材2の断面方向で、鉄骨材2から桁行方向X等に離間させて設けられる。
仕上材3は、戸境壁Dの両側面で一対となって設けられて、一対の仕上材3が戸境壁Dの一部として設けられる。戸境壁Dは、一対の仕上材3に挟まれて鉄骨材2が設けられて、一対の仕上材3を互いに離間させた戸境壁Dの内部に収まるように鉄骨材2が設けられる。
仕上材3と鉄骨材2との間には、図11〜図13に示すように、仕上材3が鉄骨材2に最も接近した位置で鉄骨材2から離間させて接近隙間部30が形成される。また、仕上材3は、接近隙間部30以外の位置でも、鉄骨材2から離間させて中空隙間部31が形成される。
仕上材3と鉄骨材2との間には、図11〜図13に示す何れの場合においても、図14(a)に示すように、鉄骨材2から離間させて形成される接近隙間部30に、所定の層厚dで空気層Gが形成される。なお、接近隙間部30での空気層Gの層厚dは、例えば、0mm以上、50mm以下程度となる。また、仕上材3は、接近隙間部30以外の位置で、鉄骨材2から離間させて形成される中空隙間部31にも、空気層Gが形成される。
仕上材3は、図13(a)に示すように、鉄骨材2のフランジ20と略直交する方向に配置される場合に、フランジ20の側端部20aが最も接近した位置に配置されて、フランジ20の側端部20aと仕上材3とが離間して形成された隙間が接近隙間部30となる。そして、仕上材3は、フランジ20の外面20b側となる片側又は両側に、接近隙間部30よりも大きい空間の中空隙間部31が形成される。
仕上材3は、図13(b)に示すように、鉄骨材2のフランジ20と略平行となるように配置される場合に、フランジ20の外面20bが最も接近した位置に配置されて、フランジ20の外面20bと仕上材3とが離間して形成された隙間が接近隙間部30となる。そして、仕上材3は、フランジ20の側端部20a側となる片側又は両側に、接近隙間部30よりも大きい空間の中空隙間部31が形成される。
本発明を適用した耐火構造1は、図14(a)に示すように、戸境壁D等となる仕上材3の断熱性能を活用するとともに、接近隙間部30に形成された空気層Gで仕上材3から鉄骨材2への伝熱を抑制することで、鉄骨材2の耐火性能を向上させるものである。このため、本発明を適用した耐火構造1は、特に、戸境壁Dの火災時に加熱される片側面又は両側面での接近隙間部30に、熱伝導を低減させるための空気層Gが形成されるものとなる。
ここで、従来の鉄骨造9は、図14(b)に示すように、構造躯体91となる柱又は梁と仕上げ用面材92との間に、ロックウール等の耐火被覆材90が充填されるため、構造躯体91と仕上げ用面材92との間に空気層Gが形成されないものとなる。これに対して、本発明を適用した耐火構造1は、図14(a)に示すように、鉄骨材2に最も接近した位置で鉄骨材2から離間させて形成される接近隙間部30に、ロックウール等の耐火被覆材90が設けられることなく、空気層Gが形成される。このとき、本発明を適用した耐火構造1は、接近隙間部30に形成された空気層Gの断熱効果で、仕上材3から鉄骨材2への伝熱を抑制することができる。
図15では、接近隙間部30に形成された空気層Gの断熱効果を検証するために、専有部分Pの火災室FRでの盛期火災を火災外力として、火災加熱を受ける戸境壁Dを対象とした熱伝導解析を実施して、戸境壁Dの内部に設けられる鉄骨材2の温度を評価した。
この熱伝導解析では、図6(a)に示す鉄骨材2の部材成hを400mm、部材幅wを200mm、ウェブ板厚twを8mm、フランジ板厚tfを13mmとして、仕上材3となる石膏ボードの板厚tを12.5mmとした。また、この熱伝導解析では、接近隙間部30以外の位置に形成される中空隙間部31にも空気層Gが形成されるものとした。
この熱伝導解析では、図15(a)に示すように、構造躯体91と仕上げ用面材92とが当接されて空気層Gが形成されないものを従来の鉄骨造9とした。また、本発明を適用した耐火構造1は、図15(b)に示すように、鉄骨材2の弱軸βと仕上材3とが略直交して配置される場合、及び、図15(c)に示すように、鉄骨材2の強軸αと仕上材3とが略直交して配置される場合を、従来の鉄骨造9と比較した。
この熱伝導解析では、図15(b)、(c)に示すように、仕上材3と鉄骨材2との間で接近隙間部30に形成された空気層Gの層厚dを25mmとした。加熱条件は、火災時に加熱される戸境壁Dの一方の片側面をISO834標準加熱曲線に準拠した30分加熱として、他方の片側面を常温の空気に接した状態とした。なお、この熱伝導解析における各材料の熱物性値は、Eurocode及びAIJ耐火設計指針に掲載の値を採用した。
この熱伝導解析では、火災時に加熱される戸境壁Dの片側面で、フランジ20の側端部20aにおける温度履歴を解析した結果が図16に示される。ここでは、図15(a)に示す構造躯体91と仕上げ用面材92とが当接されて空気層Gが形成されない場合を従来技術とした。また、図15(b)に示す鉄骨材2の弱軸βと仕上材3とが略直交して配置される場合を本発明の弱軸直交として、図15(c)に示す鉄骨材2の強軸αと仕上材3とが略直交して配置される場合を本発明の強軸直交とした。なお、図16では、図14(b)に示す耐火被覆材90が充填される従来の鉄骨造9の場合を耐火被覆材ありとした。
本発明を適用した耐火構造1は、図16に示すように、従来技術と比較して、加熱開始30分後におけるフランジ20の側端部20aの温度が、本発明の弱軸直交で50℃程度低減するとともに、本発明の強軸直交で30℃程度低減することがわかる。このことから、本発明を適用した耐火構造1は、従来技術と比較して、本発明の弱軸直交及び強軸直交の何れにおいても、加熱開始30分後におけるフランジ20の側端部20aの温度が低減するため、接近隙間部30の空気層Gが断熱効果を発揮することがわかる。
このとき、本発明を適用した耐火構造1は、石膏ボード等の仕上材3の断熱性能を活用しながら、接近隙間部30の空気層Gに断熱効果を発揮させて、仕上材3から鉄骨材2への伝熱が抑制されることで、鉄骨材2の温度上昇を遅延させることが可能となる。さらに、本発明を適用した耐火構造1は、鉄骨材2に耐火被覆材90が設けられないため、耐火被覆材90の材料コストを削減して、また、鉄骨材2の複雑形状となる部位への耐火被覆材90の施工を不要として、施工手間の削減により工期を短縮させることが可能となる。
これにより、本発明を適用した耐火構造1は、鉄骨材2にロックウール等の耐火被覆材90が設けられないことで、耐火被覆材90の材料コスト及び施工コストが抑制されると同時に、仕上材3と鉄骨材2とを離間させた接近隙間部30に空気層Gが形成されることで、火災時に鉄骨材2の温度上昇を遅延させて、梁材又は柱材等の構造材となる鉄骨材2の耐火性能を十分に向上させることが可能となる。
また、本発明を適用した耐火構造1は、従来の鉄骨造9で耐火被覆材90が充填される場合と比較して、加熱開始30分後における鉄骨材2の温度が高くなる。しかし、防耐火性能試験・評価業務方法書(一般財団法人日本建築総合試験所)によると、一般の壁構造においては、加熱開始30分後の温度が400℃を下回ればよいとされており、本発明を適用した耐火構造1でも、鉄骨材2の温度上昇が十分に遅延することがわかる。このとき、本発明を適用した耐火構造1は、加熱開始30分後の温度が400℃を下回り、十分な耐火性能を発揮するため、図14(b)に示す耐火被覆材90が充填される従来の鉄骨造9(耐火被覆材あり)では、図14(a)に示す本発明を適用した耐火構造1と比較して、過剰な耐火性能となることがわかる。
本発明を適用した耐火構造1は、仕上材3と鉄骨材2との間の接近隙間部30に、耐火被覆材90が設けられることなく、空気層Gが形成されるため、仕上材3から鉄骨材2への振動伝播が抑制されて、戸境壁D等での遮音性能を向上させることが可能となる。また、本発明を適用した耐火構造1は、仕上材3と鉄骨材2との間の接近隙間部30に空気層Gが形成されることで、梁材又は柱材等の構造材となる鉄骨材2の建方誤差にかかわらず、鉄骨材2の片側又は両側に仕上材3を容易に設置することが可能となる。
本発明を適用した耐火構造1は、特に、鉄骨材2として細幅H形鋼が用いられるとともに、図13(a)に示すように、鉄骨材2のフランジ20と仕上材3とが、互いに略直交する方向に配置されることが望ましい。このとき、本発明を適用した耐火構造1は、一対の仕上材3に挟まれて戸境壁Dの内部に収まるように鉄骨材2が設けられる場合であっても、鉄骨材2の耐火性能を十分に向上させると同時に、鉄骨材2による梁型又は柱型等を形成させることなく、薄壁の戸境壁Dを設けることが可能となる。
また、本発明を適用した耐火構造1は、図13に示すように、戸境壁Dとして鉄骨材2が一対の仕上材3に挟まれることで、鉄骨材2のフランジ20の外面20b側又は側端部20a側に、接近隙間部30よりも大きい空間の中空隙間部31が形成される。このとき、本発明を適用した耐火構造1は、薄壁の戸境壁Dが設けられて接近隙間部30の空気層Gが小さくなった場合でも、接近隙間部30以外の位置での中空隙間部31の空気層Gが大きくなり、中空隙間部31の空気層Gが十分に断熱効果を発揮して、戸境壁Dの火災時に加熱される一方の片側面から他方の片側面への伝熱を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
1 :耐火構造
2 :鉄骨材
20 :フランジ
20a :側端部
20b :外面
21 :上フランジ
22 :下フランジ
23 :ウェブ
3 :仕上材
30 :接近隙間部
31 :中空隙間部
4 :床スラブ
5 :梁間鉄骨梁
51 :鉄骨ブレース
52 :壁柱
6 :桁行鉄骨梁
7 :コンクリート柱
8 :建築物
80 :手摺壁
81 :桁行外周部
82 :梁間外周部
A :開口部
B :バルコニー
C :通路
D :戸境壁
E :玄関
FR :火災室
Fd :下階
Fu :上階
G :空気層
P :専有部分
S :共用部分
X :桁行方向
Y :高さ方向
Z :梁間方向
α :強軸
β :弱軸

Claims (5)

  1. 建築物の構造材に設けられる耐火構造であって、
    梁材又は柱材等の構造材として設けられる鉄骨材と、前記鉄骨材から離間させて設けられる仕上材とを備え、
    前記仕上材と前記鉄骨材との間には、前記仕上材が前記鉄骨材に最も接近した位置で前記鉄骨材から離間させて形成される接近隙間部に、耐火被覆材が設けられることなく、空気層が形成されること
    を特徴とする耐火構造。
  2. 前記仕上材は、建築物の専有部分を隔てる戸境壁の一部として、前記戸境壁の両側面に一対となって設けられて、
    前記戸境壁は、一対の前記仕上材に挟まれて前記鉄骨材が設けられるとともに、前記戸境壁の火災時に加熱される片側面又は両側面での前記接近隙間部に、前記空気層が形成されること
    を特徴とする請求項1記載の耐火構造。
  3. 前記鉄骨材は、一対のフランジと、一対の前記フランジに架設されるウェブとを有するH形鋼が用いられて、前記フランジと前記仕上材とが前記鉄骨材の側方で互いに略直交する方向に配置されて、一対の前記仕上材に挟まれて設けられること
    を特徴とする請求項2記載の耐火構造。
  4. 前記鉄骨材は、一対のフランジと、一対の前記フランジに架設されるウェブとを有して、一対の前記フランジを互いに離間させた部材成よりも、各々の前記フランジでの部材幅を小さくした細幅H形鋼が用いられること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の耐火構造。
  5. 前記仕上材は、石膏ボード、ロックウール板、けい酸カルシウム板、ALC板又はGRC板等の耐火板が用いられること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の耐火構造。
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