JP6776015B2 - 逆梁耐火構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の梁材に設けられる逆梁耐火構造に関する。
従来から、柱梁架構を有する構造物において、構造設計の自由度を高めることを目的として、例えば、特許文献1に開示される構造物が提案されている。
特許文献1に開示された構造物は、第1柱梁架構と、第2柱梁架構と、形鋼及び該形鋼のウェブを覆うコンクリートを有する梁とを備える。特許文献1に開示された構造物は、第1柱梁架構と第2柱梁架構とをコンクリート製の床版で連結して、形鋼のウェブを覆うコンクリートと一体となって床版が形成されている。
特許文献1に開示された構造物は、第1柱梁架構と第2柱梁架構とをコンクリート製の床版で連結することで、第2柱梁架構の面外方向の力を床版から直接的に第1柱梁架構へ伝達できるとされている。このとき、特許文献1に開示された構造物は、第1柱梁架構の面内方向に対する第1柱梁架構の柱位置と第2柱梁架構の柱位置とを全て合わせる必要がなくなることで、構造設計の自由度を高めるものとされている。
特開2012−144863号公報
ここで、特許文献1に開示された構造物は、床版と一体となるコンクリートが、形鋼の下フランジの下面側に設けられることなく、形鋼の上フランジと下フランジとに挟まれた全高に亘って、形鋼のウェブのみを覆うように均一に設けられる。そして、特許文献1に開示された構造物は、形鋼の下フランジ上面から上フランジ下面に亘って、形鋼のウェブがコンクリートで覆われることで、梁の耐火性能を向上できるものとされている。
しかし、特許文献1に開示された構造物は、形鋼の下フランジの下面側にコンクリートが設けられていないため、下階の火災室からの火炎に形鋼の下フランジが直接さらされることで、階層構造の建築物における梁として十分な耐火性能を確保できないおそれがある。また、特許文献1に開示された構造物は、形鋼のウェブの全高に亘ってコンクリートが均一に設けられて耐火被覆の施工範囲が大きくなることで、火炎による入熱を梁上部から十分に放熱できないばかりか、耐火被覆の施工コストが増大するという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであって、その目的とするところは、下階の火災室から上階の鉄骨梁への入熱を低減させる同時に上階の鉄骨梁からの放熱を促進させることのできる逆梁耐火構造を提供することにある。
第1発明に係る逆梁耐火構造は、建築物の梁材に設けられる逆梁耐火構造であって、各階の床スラブから上方に連続して設けられるH形鋼からなる鉄骨梁と、前記鉄骨梁に所定の耐火被覆が施されて形成される耐火被覆部とを備え、前記鉄骨梁は、前記耐火被覆部が、前記鉄骨梁の下フランジの下面、外側端面及び内側端面のうち、少なくとも下面及び外側端面に配置されるとともに、前記耐火被覆部よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆部が前記鉄骨梁の上フランジ及びウェブに配置されることを特徴とする。
発明に係る逆梁耐火構造は、第1発明において、前記耐火被覆部は、シート張り工法、吹付け工法、成形板張り工法、巻付け工法、及び、塗装工法の何れかで設けられた耐火被覆が、前記鉄骨梁に施されて形成されることを特徴とする。
発明に係る逆梁耐火構造は、第1発明において、前記耐火被覆部は、前記鉄骨梁の前記下フランジの下面、外側端面及び内側端面いずれもコンクリートに被覆されることで形成されていることを特徴とする。
発明に係る逆梁耐火構造は、第1発明〜第発明の何れかにおいて、前記鉄骨梁は、耐火被覆が施されない状態の前記減耐火被覆部が前記上フランジ及び前記ウェブに配置されることを特徴とする。
第1発明〜第発明によれば、下階から加熱されるH形鋼からなる鉄骨梁の下フランジの下面、外側端面及び内側端面のうち、少なくとも下面及び外側端面に耐火被覆部が配置されることで、噴出火災時の鉄骨梁への入熱を低減させるとともに、鉄骨梁の上フランジ及びウェブに減耐火被覆部が配置されることで、鉄骨梁の上フランジ及びウェブから大気への放熱を促進させて、鉄骨梁の温度上昇を遅延させて耐火性能を向上させることが可能となる。
また、第1発明〜第4発明によれば、鉄骨梁の下フランジの下面及び外側端面で重点的に耐火被覆が施されることで、噴出火災時に下階の火災室から鉄骨梁への入熱を効率的に低減させることが可能となる。
特に、第2発明〜第発明によれば、鉄骨梁の下フランジの下面等にのみ膨張性シート等の耐火被覆が設けられることで、耐火被覆の材料コストを低減させるとともに、鉄骨梁の上フランジ及びウェブ等の複雑形状となる部位への耐火被覆が不要となることで、耐火被覆の施工手間を削減させて工期短縮を実現することが可能となる。
本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物を示す斜視図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物を示す平面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物の各階を示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物の各階を示す正面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物の専有部分及び共用部分を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物の梁間鉄骨梁を示す断面図であり、(b)は、その桁行鉄骨梁を示す断面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物で下階及び上階の梁間鉄骨梁が鉄骨ブレースで互いに連結された状態を示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物で下階及び上階の梁間鉄骨梁が壁柱で互いに連結された状態を示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物で梁間鉄骨梁と桁行鉄骨梁とコンクリート柱との接合箇所を示す斜視図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物で階層構造の各階の床スラブから上方に連続して設けられる鉄骨梁を示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造のシート張り工法等で耐火被覆が設けられた耐火被覆部を示す側面図である。 (a)は、本発明を適用した逆梁耐火構造の吹付け工法で耐火被覆が設けられた耐火被覆部を示す側面図であり、(b)は、成形板張り工法で耐火被覆が設けられた耐火被覆部を示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造で下フランジの内側端面にも耐火被覆が施された鉄骨梁を示す側面図である。 (a)は、本発明を適用した逆梁耐火構造のコンクリートで被覆することで設けられた耐火被覆部を示す側面図であり、(b)は、鉄骨梁の内側から外側まで連続して打設された床スラブを示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造が梁材に設けられる建築物で下階の火災室からの噴出火災加熱を受ける鉄骨梁を示す側面図である。 (a)は、鉄骨梁の全高に亘って耐火被覆部が設けられる従来技術の解析モデルを示す側面図であり、(b)は、本発明の解析モデルを示す側面図であり、(c)は、放熱無視の解析モデルを示す側面図である。 本発明を適用した逆梁耐火構造の解析モデルと従来技術及び放熱無視の解析モデルとで温度履歴を比較した結果を示すグラフである。
以下、本発明を適用した逆梁耐火構造1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した逆梁耐火構造1は、図1に示すように、主に、階層構造の建築物8の梁材に設けられる。本発明を適用した逆梁耐火構造1は、例えば、桁行方向Xを長手方向とするとともに、梁間方向Zを短手方向とする板状集合住宅等の建築物8に設けられる。本発明を適用した逆梁耐火構造1は、病院やオフィス等の一般建築物に設けられてもよい。
建築物8は、例えば、高さ方向Yで45m程度の全体高さとなる階層構造として、桁行方向Xに延びる一対の桁行外周部81と、梁間方向Zに延びる一対の梁間外周部82とに取り囲まれて、平面形状が略矩形状となるように構築される。
建築物8は、階層構造の各階を区切る床スラブ4と、梁間方向Zに延びる梁間鉄骨梁5と、桁行方向Xに延びる桁行鉄骨梁6と、高さ方向Yに延びるとともに梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6が接合されるコンクリート柱7とを備える。
建築物8は、図2に示すように、梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81が互いに略平行となるように桁行方向Xに延びて設けられるとともに、桁行方向Xの両側で、一対の梁間外周部82が互いに略平行となるように梁間方向Zに延びて設けられる。
建築物8は、階層構造の各階で、住戸等の複数の専有部分Pが桁行方向Xに並べられて設けられる。また、建築物8は、各々の専有部分Pから利用することのできるバルコニーBや、複数の専有部分Pに出入りするための通路C等が、共用部分Sとして設けられる。
専有部分Pは、各々の住戸等の所有者又は入居者等が専有する空間となる。専有部分Pは、梁間方向Zの一方の片側で、共用部分SのバルコニーBに出入りするための開口部Aが設けられるとともに、梁間方向Zの他方の片側で、共用部分Sの通路Cから出入りするための玄関E等が設けられる。
専有部分Pは、桁行方向Xで隣り合った専有部分Pと、梁間方向Zに延びる戸境壁Dで隔てられる。戸境壁Dは、桁行方向Xで互いに隣り合った複数の専有部分Pを隔てる境界の全面に亘って、例えば、200mm〜300mm程度の壁厚として、最小で180mm程度、標準で200mm程度の壁厚で設けられるものとなる。
共用部分Sは、非常時等に隣り合った専有部分Pから互いに通過することのできるように、桁行方向Xに連続してバルコニーBが設けられるとともに、常時から各々の専有部分Pに出入りできるように、桁行方向Xに連続して通路Cが設けられる。
バルコニーB及び通路Cは、図3、図4に示すように、転落防止又は目隠し等を目的として、高さ方向Yで床面から1m程度の高さ寸法となる手摺壁80が、桁行外周部81に沿って設けられる。また、バルコニーB及び通路Cは、必要に応じて、手摺壁80の上方に図示しない手摺り又は目隠しガラス等が取り付けられる。
専有部分P及び共用部分Sは、図5に示すように、高さ方向Yに隣り合った下階Fdと上階Fuとが床スラブ4で区切られるとともに、各々の専有部分Pと、各々の専有部分Pに隣接する共用部分Sとによって、各住戸の単位要素が構成される。
コンクリート柱7は、断面略矩形状等の鉄筋コンクリートが用いられて、必要に応じて、その内部に単一H形鋼又はクロスH形鋼等の鉄骨柱を内蔵した鉄骨鉄筋コンクリートが用いられてもよい。コンクリート柱7は、各住戸の単位要素の四隅に配置されることで、建築物8の梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81の各々に配置されて、専有部分Pに設けられることなく、バルコニーB及び通路Cの共用部分Sに設けられる。
梁間鉄骨梁5は、図6(a)に示すように、断面略H形状のH形鋼が用いられる。梁間鉄骨梁5は、例えば、梁成hが500mm〜600mm程度、フランジ幅wが200mm程度、ウェブ板厚twが9mm程度、フランジ板厚tfが25mm程度となる。
桁行鉄骨梁6は、図6(b)に示すように、断面略H形状のH形鋼が用いられる。桁行鉄骨梁6は、例えば、梁成hが1000mm程度、フランジ幅wが250mm程度、ウェブ板厚twが19mm程度、フランジ板厚tfが28mm程度となる。
梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、図7、図8に示すように、建築物8の高さ方向Yに隣り合った下階Fd及び上階Fuで、上階Fuの下部に配置される桁行鉄骨梁6が、下階Fdの上部に配置される梁間鉄骨梁5の上方に、互いに段違いの状態で設けられる。
梁間鉄骨梁5は、階層構造の各階の上部に配置されるとともに、梁間方向Zに対向する一対のコンクリート柱7に架設される。梁間鉄骨梁5は、必要に応じて、図7に示すように、略同一の断面形状及び断面寸法の鉄骨ブレース51が傾斜して設けられて、鉄骨ブレース51の下端及び上端が、下階Fd及び上階Fuの梁間鉄骨梁5に取り付けられる。
梁間鉄骨梁5は、フランジ幅全体が戸境壁Dの内部に収まるように設けられて、例えば、桁行方向Xの両面に仕上げ材等が設置される。梁間鉄骨梁5は、一対のコンクリート柱7に架設されることで、所定の構造耐力が確保されるとともに、専有部分Pの室内空間に突出させないことで、梁型を形成させずに設けられる。
梁間鉄骨梁5は、必要に応じて、図8に示すように、高さ方向Yに延びるH形鋼の壁柱52が設けられてもよい。壁柱52は、複数のH形鋼が接合された鉄骨柱が用いられて、下階Fdの梁間鉄骨梁5と上階Fuの梁間鉄骨梁5とが、壁柱52で互いに連結される。
壁柱52は、戸境壁Dの内部に収まるように設けられて、例えば、桁行方向Xの両面に仕上げ材等が設置される。壁柱52は、例えば、専有部分PとバルコニーBの共用部分Sとの境界、及び、専有部分Pと通路Cの共用部分Sとの境界の各々に沿って配置される。壁柱52は、複数のH形鋼が接合されて用いられるほか、単一のH形鋼のみが用いられてもよく、断面略長方形状又は断面略正方形状に形成されてもよい。
壁柱52は、例えば、2〜3階程度の階層ごとに、下階FdのH形鋼の鉄骨柱と、上階FuのH形鋼の鉄骨柱とが、高力ボルト摩擦接合又は溶接接合で接合される。壁柱52は、建築物8の水平耐力を向上させるものとなるため、バルコニーB及び通路Cの何れか一方又は両方で梁間鉄骨梁5の寸法を小さくして、又は、梁間鉄骨梁5の設置を省略することができる。
桁行鉄骨梁6は、階層構造の各階の下部に配置されるとともに、桁行方向Xに対向する一対のコンクリート柱7に架設される。桁行鉄骨梁6は、各々の専有部分Pに設けられることなく、バルコニーB及び通路Cの共用部分Sに設けられて、建築物8の梁間方向Zの両側で、一対の桁行外周部81の各々に沿って配置される。
桁行鉄骨梁6は、仕上げ材等が設置されることなく、桁行鉄骨梁6となるH形鋼が露出した状態で設けられる。桁行鉄骨梁6は、必要に応じて、梁間方向Zの両面にパンチングメタル又は仕上げ材等が設置されて、バルコニーB側の手摺壁80の内部、及び、通路C側の手摺壁80の内部に、フランジ幅全体が収まるように設けられてもよい。
梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、図9に示すように、各々がコンクリート柱7に接合される。梁間鉄骨梁5及び桁行鉄骨梁6は、コンクリート柱7に接合される箇所で、下階Fdの上部に配置される梁間鉄骨梁5と、上階Fuの下部に配置される桁行鉄骨梁6とが、ボルト接合、高力ボルト摩擦接合又は溶接接合等により段違いで接合される。
本発明を適用した逆梁耐火構造1は、図10に示すように、階層構造の各階の床スラブ4から上方に連続して設けられる鉄骨梁2と、鉄骨梁2に所定の耐火被覆が施されて形成される耐火被覆部3とを備えて、板状集合住宅等の建築物8の梁材に設けられる。
鉄骨梁2は、主に、断面略H形状のH形鋼が用いられて、上階Fuの下部に配置される桁行鉄骨梁6として設けられる。鉄骨梁2は、コンクリート製等の床スラブ4の下面4aから高さ方向Yに連続して、床スラブ4の上面4bより上方に突出して設けられる。
鉄骨梁2は、建築物8の中央側を内側とするとともに、建築物8の桁行外周部81側を外側として、主に、建築物8の桁行外周部81に沿って設けられる。鉄骨梁2は、建築物8の桁行外周部81に沿って設けられる場合に、建築物8の屋外に鉄骨梁2の外側が配置されるとともに、建築物8の屋内に鉄骨梁2の内側が配置される。
鉄骨梁2は、これに限らず、建築物8の桁行外周部81より中央側に寄せて、建築物8の屋内等に設けられてもよい。鉄骨梁2は、建築物8の中央側に寄せて設けられる場合に、建築物8の中央よりも桁行外周部81側に向けて鉄骨梁2の外側が配置されるとともに、建築物8の中央側に向けて鉄骨梁2の内側が配置される。
鉄骨梁2は、図11〜図14に示すように、断面略H形状に形成されて、高さ方向Yで上部に設けられる上フランジ21と、高さ方向Yで下部に設けられる下フランジ22と、下フランジ22から上フランジ21まで高さ方向Yに延びるウェブ23とを有する。
鉄骨梁2は、図11に示すように、鉄骨梁2の内側に下フランジ22の内側端面22cが形成されるとともに、鉄骨梁2の外側に下フランジ22の外側端面22dが形成される。鉄骨梁2は、建築物8の屋外に鉄骨梁2の外側が配置される場合に、下フランジ22の上面22bと、下フランジ22の内側端面22cと、ウェブ23の下部とが、鉄骨梁2の内側で床スラブ4のコンクリート40に埋め込まれる。
鉄骨梁2は、下フランジ22の下面22aが、床スラブ4の下面4aと略同一平面上に配置される。鉄骨梁2は、これに限らず、下フランジ22の下面22aが、床スラブ4の下面4aより上方又は下方で、床スラブ4の下面4aの近傍に配置されてもよい。鉄骨梁2は、下フランジ22の下面22aが、床スラブ4の下面4aの近傍に配置されることで、下階Fdに近接した位置に下フランジ22が設けられる。
鉄骨梁2は、上フランジ21及びウェブ23の上部が、床スラブ4のコンクリート40に埋め込まれることなく、床スラブ4の上面4bより上方に突出して配置される。鉄骨梁2は、上フランジ21及びウェブ23の上部が、高さ方向Yで鉄骨梁2の上部側αとなるとともに、下フランジ22及びウェブ23の下部が、鉄骨梁2の下部側βとなる。
鉄骨梁2は、パンチングメタル又は仕上げ材等が設置されることなく、鉄骨梁2の内側及び外側が露出した状態で設けられる。鉄骨梁2は、これに限らず、鉄骨梁2の外側のみが露出した状態で設けられて、又は、鉄骨梁2の内側及び外側の何れか一方又は両方に、通気性の良好なパンチングメタル等が設置されてもよい。
鉄骨梁2は、所定の耐火被覆が施されて形成される耐火被覆部3が、鉄骨梁2の下部側βに配置されるとともに、耐火被覆部3よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆部20が、鉄骨梁2の上部側αとなる上フランジ21及びウェブ23の上部に配置される。鉄骨梁2は、主に、耐火被覆が何ら施されない状態の減耐火被覆部20が、鉄骨梁2の上部側αとなる上フランジ21及びウェブ23の上部に配置される。
減耐火被覆部20は、鉄骨梁2にロックウール又はグラスウール等が巻き付けられたり吹き付けられたりすることなく、鉄骨梁2に耐火被覆が施されない状態(ロックウール等の被覆厚0mm)で用いられる。減耐火被覆部20は、これに限らず、耐火被覆部3よりもロックウール等の耐火被覆が削減されているものの、ロックウール等の耐火被覆が幾分か施された状態で用いられてもよい。
減耐火被覆部20は、ロックウール等の耐火被覆が幾分か施される場合には、「吹付けロックウール被覆耐火構造 施工品質管理指針(ロックウール工業会 吹付け部会)」に準拠すると、耐火被覆部3のロックウールの被覆厚を、1時間耐火性能が要求される場合に25mm、2時間耐火性能が要求される場合に45mm、3時間耐火性能が要求される場合に65mmとするのに対して、減耐火被覆部20のロックウールの被覆厚を、例えば、各々の耐火性能に応じた耐火被覆部3の被覆厚の1/10〜1/2程度とする。
耐火被覆部3は、主に、シート張り工法で設けられた耐火被覆が、鉄骨梁2に施されて形成される。また、耐火被覆部3は、吹付け工法、成形板張り工法、巻付け工法、及び、塗装工法の何れかで設けられた耐火被覆が、鉄骨梁2に施されて形成されてもよい。
耐火被覆部3は、シート張り工法で耐火被覆が設けられる場合に、バインダーが有機系である0.5mm〜3.0mm程度の膨張性シート30が、鉄骨梁2の下フランジ22等に巻き付けられて設けられる。また、耐火被覆部3は、塗装工法で耐火被覆が設けられる場合に、熱を受けると発泡して炭化層を形成する薄膜形又は厚膜形の耐火塗料が、鉄骨梁2の下フランジ22等に塗装されて設けられる。
耐火被覆部3は、巻付け工法で耐火被覆が設けられる場合に、裁断された高耐熱ロックウール等の無機繊維フェルト又はセラミックファイバーフェルトと吸熱パックとの複合材が、鉄骨梁2の下フランジ22等に後打ち溶接ピン等で取り付けられて設けられる。また、耐火被覆部3は、図12(a)に示すように、吹付け工法で耐火被覆が設けられる場合に、ロックウール、グラスウール又はモルタル等の不定形材料31が、乾式、半乾式又は湿式の吹付け工法で、鉄骨梁2の下フランジ22等に吹き付けられて設けられる。さらに、耐火被覆部3は、図12(b)に示すように、成形板張り工法で耐火被覆が設けられる場合に、けい酸カルシウム板、強化石膏ボード、ALC板又はGRC板等の成形板32が、鉄骨梁2の下フランジ22等に耐火接着剤等で貼り付けられて設けられる。
耐火被覆部3は、図11に示すように、鉄骨梁2の下部側βとなる下フランジ22及びウェブ23の下部のうち、例えば、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a及び外側端面22dの何れか一方又は両方に、所定の耐火被覆が施されて配置される。耐火被覆部3は、特に、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22aに耐火被覆が施されて、下フランジ22の下面22a及び外側端面22dの両方に耐火被覆が施されることが望ましい。
耐火被覆部3は、図13に示すように、床スラブ4が下フランジ22の上面22bに載せかけられた場合には、下フランジ22の内側端面22cにも耐火被覆が施されてもよい。耐火被覆部3は、これに限らず、鉄骨梁2の下部側βとなる下フランジ22及びウェブ23の下部のうち、鉄骨梁2の下フランジ22の上面22bにも耐火被覆が施されて配置されてもよい。さらに、耐火被覆部3は、必要に応じて、鉄骨梁2の外側におけるウェブ23の下部にも耐火被覆が施されて配置されてもよい。そして、耐火被覆部3は、鉄骨梁2の下部側βに配置された耐火被覆部3以外の部位が減耐火被覆部20となる。
耐火被覆部3は、シート張り工法等で設けられた耐火被覆が、鉄骨梁2に施されて形成されるだけでなく、図14(a)に示すように、鉄骨梁2の下部側βがコンクリート40に被覆されることで設けられた耐火被覆が、鉄骨梁2に施されて形成されてもよい。このとき、耐火被覆部3は、主に、鉄骨梁2の下部側βを被覆するためのコンクリート40が、床スラブ4のコンクリート40から連続して打設されるものとなる。
耐火被覆部3は、建築物8の中央側に鉄骨梁2が設けられる場合には、図14(b)に示すように、鉄骨梁2の内側から外側まで床スラブ4のコンクリート40が連続して打設されて、鉄骨梁2のウェブ23の下部にコンクリート40が設けられる。このとき、耐火被覆部3は、鉄骨梁2のウェブ23の下部が床スラブ4のコンクリート40に被覆されて、鉄骨梁2の下フランジ22にシート張り工法等で耐火被覆が設けられる。
本発明を適用した逆梁耐火構造1は、図15に示すように、下階Fdの火災室FRから上階Fuの鉄骨梁2への入熱を低減させる同時に、上階Fuの鉄骨梁2からの放熱を促進させることで、逆梁となる鉄骨梁2の温度上昇を抑制するものである。ここでは、火災室FRからの噴出火災加熱を受ける上階Fuの鉄骨梁2を対象とした熱伝導解析を実施して、鉄骨梁2の下部側βの耐火被覆部3が鉄骨梁2の梁温度に及ぼす影響を検討した。
この熱伝導解析では、図6(b)に示す鉄骨梁2の梁成hを700mm、フランジ幅wを200mm、ウェブ板厚twを9mm、フランジ板厚tfを12mmとして、図12(a)に示す吹付け工法で、不定形材料31の耐火被覆が設けられる場合を解析対象とした。また、この熱伝導解析では、図16に示すように、不定形材料31となるロックウールの厚さtを45mm(2時間耐火仕様に相当)とした。
この熱伝導解析では、図16(a)に示すように、鉄骨梁2の全高に亘って耐火被覆部3が設けられる場合と、図16(b)、(c)に示すように、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a及び外側端面22dに耐火被覆部3が設けられる場合とを比較する。また、この熱伝導解析では、鉄骨梁2又は耐火被覆の表面での温度境界条件を異ならせることで、上フランジ21、ウェブ23及び下フランジ22の上面22bから放熱がなされる場合と、これらから放熱がなされない場合とを比較する。
鉄骨梁2の全高に亘って耐火被覆部3が設けられる場合は、図16(a)に示すように、下フランジ22の下面22a及び外側端面22dに施された耐火被覆の表面と床スラブ4の下面4a(一点鎖線部分)の温度境界条件を、ISO834標準加熱曲線に準拠した3時間加熱として、それ以外の表面(破線部分)の温度境界条件を20℃とした。
本発明を適用した逆梁耐火構造1で、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a及び外側端面22dにのみ耐火被覆部3が設けられる場合は、図16(b)に示すように、上フランジ21、ウェブ23及び下フランジ22の上面22bから放熱がなされるものとなる。このとき、耐火被覆部3の表面と床スラブ4の下面4a(一点鎖線部分)の温度境界条件は、ISO834標準加熱曲線に準拠した3時間加熱として、減耐火被覆部20の表面と床スラブ4の上面4b(破線部分)の温度境界条件を20℃とした。
さらに、鉄骨梁2の上フランジ21、ウェブ23及び下フランジ22の上面22bから放熱がなされない場合は、図16(c)に示すように、これらの表面(点線部分)の温度境界条件を、20℃から完全断熱へと変更することで、これらの表面から大気への放熱がなされないものとした。なお、この熱伝導解析に使用した各材料の熱物性値は、Eurocode及びAIJ耐火設計指針に掲載の値を採用した。
この熱伝導解析では、耐火被覆部3が鉄骨梁2の梁温度に及ぼす影響を検討するために、下フランジ22の外側端面22dにおける温度履歴を解析した結果が図17に示される。ここでは、図16(a)に示す鉄骨梁2の全高に亘って耐火被覆部3が設けられる場合を従来技術として、図16(b)に示す鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a及び外側端面22dにのみ耐火被覆部3が設けられて減耐火被覆部20の表面から放熱がなされる場合を本発明とする。また、図16(c)に示す鉄骨梁2の上フランジ21、ウェブ23及び下フランジ22の上面22bから放熱がなされない場合を放熱無視とした。
本発明を適用した逆梁耐火構造1は、図17に示すように、従来技術と比較して、加熱開始3時間後の鉄骨梁2の梁温度を40℃程度低減できることがわかる。また、放熱無視の場合の梁温度は、従来技術及び本発明の何れよりも高いため、鉄骨梁2の上部側αから大気への放熱がなされることで、梁温度を低減させる効果が発揮されることがわかる。
ここで、下階Fdの火災室FRで発生した噴出火災は、図11、図15に示すように、上階Fuでの床スラブ4の下面4a及び鉄骨梁2の下フランジ22の下面22aに沿って伸展して、鉄骨梁2の下フランジ22の外側端面22dから屋外に向けて噴出する。
このため、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a及び外側端面22dで重点的に耐火被覆部3が配置されることで、噴出火災時の鉄骨梁2への入熱を効率的に低減させることが可能となる。そして、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、鉄骨梁2の下部側βに配置された耐火被覆部3以外の部位が減耐火被覆部20となることで、鉄骨梁2の全体に耐火被覆部3が配置される場合と比較して、鉄骨梁2の上部側αから大気への放熱が促進される。
このため、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、下階Fdからの加熱面となる鉄骨梁2の下フランジ22の下面22aに耐火被覆部3が配置されることで、噴出火災時の鉄骨梁2への入熱を低減させると同時に、上フランジ21及びウェブ23の上部に減耐火被覆部20が配置されることで、鉄骨梁2の上部側αから大気への放熱を促進させて、鉄骨梁2の温度上昇を遅延させて耐火性能を向上させることが可能となる。
さらに、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、特に、鉄骨梁2の上部側αに配置される減耐火被覆部20が、耐火被覆が何ら施されない状態のものであることが望ましい。このとき、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、鉄骨梁2の下フランジ22の下面22a等にのみ膨張性シート30等の耐火被覆が設けられて、鉄骨梁2の上フランジ21及びウェブ23等の複雑形状となる部位への耐火被覆が不要となる。
これにより、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、耐火被覆の材料コストを低減させるとともに、鉄骨梁2の複雑形状となる部位への耐火被覆を不要とすることで、耐火被覆の施工手間を削減させて工期短縮を実現することが可能となる。さらに、本発明を適用した逆梁耐火構造1は、鉄骨梁2の内側及び外側が露出した状態で設けられて、又は、鉄骨梁2にパンチングメタル等が設置されることで、鉄骨梁2のウェブ23に採光用の開口穴を形成することも可能となる。
なお、実際に噴出火災が発生した場合には、鉄骨梁2及び床スラブ4の表面の加熱条件が、ISO834標準加熱曲線より穏やかになると推測される。また、鉄骨梁2の下フランジ22の外側端面22dから火炎が噴出すると仮定した場合に、下フランジ22の外側端面22dでは床スラブ4の下面4aよりも加熱条件が穏やかになると推測される。このため、この熱伝導解析で設定した加熱条件は、鉄骨梁2の温度履歴が実際より高めに評価されており、実際の建築物8では、鉄骨梁2の温度上昇を遅延させる効果が一段と大きいものと推測される。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
1 :逆梁耐火構造
2 :鉄骨梁
20 :減耐火被覆部
21 :上フランジ
22 :下フランジ
22a :下フランジの下面
22b :下フランジの上面
22c :内側端面
22d :外側端面
23 :ウェブ
3 :耐火被覆部
30 :膨張性シート
31 :不定形材料
32 :成形板
4 :床スラブ
4a :床スラブの下面
4b :床スラブの上面
40 :コンクリート
5 :梁間鉄骨梁
51 :鉄骨ブレース
52 :壁柱
6 :桁行鉄骨梁
7 :コンクリート柱
8 :建築物
80 :手摺壁
81 :桁行外周部
82 :梁間外周部
A :開口部
B :バルコニー
C :通路
D :戸境壁
E :玄関
FR :火災室
Fd :下階
Fu :上階
P :専有部分
S :共用部分
X :桁行方向
Y :高さ方向
Z :梁間方向
α :鉄骨梁の上部側
β :鉄骨梁の下部側

Claims (4)

  1. 建築物の梁材に設けられる逆梁耐火構造であって、
    各階の床スラブから上方に連続して設けられるH形鋼からなる鉄骨梁と、前記鉄骨梁に所定の耐火被覆が施されて形成される耐火被覆部とを備え、
    前記鉄骨梁は、前記耐火被覆部が、前記鉄骨梁の下フランジの下面、外側端面及び内側端面のうち、少なくとも下面及び外側端面に配置されるとともに、前記耐火被覆部よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆部が前記鉄骨梁の上フランジ及びウェブに配置されること
    を特徴とする逆梁耐火構造。
  2. 前記耐火被覆部は、シート張り工法、吹付け工法、成形板張り工法、巻付け工法、及び、塗装工法の何れかで設けられた耐火被覆が、前記鉄骨梁に施されて形成されること
    を特徴とする請求項1記載の逆梁耐火構造。
  3. 前記耐火被覆部は、前記鉄骨梁の前記下フランジの下面、外側端面及び内側端面いずれもコンクリートに被覆されることで形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の逆梁耐火構造。
  4. 前記鉄骨梁は、耐火被覆が施されない状態の前記減耐火被覆部が前記上フランジ及び前記ウェブに配置されること
    を特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の逆梁耐火構造。
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