JP2017222579A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】コラーゲン産生促進作用、コラーゲン分解抑制作用を有し、優れた歯周病の予防改善効果、歯周組織再生効果を有する口腔用組成物を提供する。【解決手段】オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有する口腔用組成物に、コラーゲン産生促進作用、コラーゲン分解抑制作用を見出した。本発明の口腔用組成物を使用することで、優れた歯周病予防改善効果、歯周組織再生効果が得られる。また、請求項に示す用途として食品組成物としても利用できる。【選択図】なし

Description

本発明は、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有するコラーゲン産生促進剤、コラーゲン分解抑制剤、歯周組織再生剤、歯周病予防改善剤、口腔用組成物に関する。
歯周病は、歯周病原細菌の感染によって発症・進行する細菌感染性疾患であり、歯肉の腫脹、発赤、出血等の炎症状態を呈する。歯周病原細菌による炎症状態が継続すると、歯肉結合組織の破壊、歯肉上皮細胞と歯表面との接着破綻が起こり、歯周ポケットが形成され、その部位に歯垢が蓄積しやすくなり、歯周病原細菌がさらに繁殖するという悪循環に陥る。そして、歯周組織における炎症がさらに続くと、最終的には歯槽骨の吸収まで引き起こし、歯の喪失につながる。
歯周病は単なる口腔内疾患に留まらず、最近では、様々な全身疾患、例えば心血管系疾患、糖尿病、アルツハイマー型認知症等との相関が数多く報告されている。歯周組織の健康維持が全身の健康維持にもつながると認識されるようになり、口腔ケアの重要性が高まってきている(非特許文献1〜2)。
歯周病の初期は、炎症が歯肉部位に限定され、適切なブラッシング等の処置により、歯垢を取り除くことで治癒する。しかし、炎症が深部にまで及んだ場合は、歯肉結合組織や歯槽骨を含む歯周組織の広範な破壊が起こる。
歯周組織は、軟組織である歯肉上皮組織、歯肉結合組織、歯根膜の他、硬組織である歯槽骨、セメント質で構成されており、それぞれの部位には固有の細胞が存在する。歯肉上皮組織には歯肉上皮細胞が、結合組織には歯肉線維芽細胞が、歯根膜には歯周組織幹細胞が存在し、それぞれの機能を果たしている。歯槽骨、セメント質にもそれぞれ歯槽骨芽細胞、セメント質芽細胞が存在するが、これらは歯根膜に存在する歯周組織幹細胞から分化したものである。
歯周病を治療する最もオーソドックスな方法は、スケーリングやプラークコントロールによる歯垢やバイオフィルムの除去に始まり、抗生物質を用いた化学療法、抗炎症剤を用いた対症療法が行われてきた。ところが、これらの方法は、歯周病の進行を抑制し、症状を和らげるのには効果的であるものの、破壊された歯周組織を修復することはできないことから、歯周組織全体を再生できる根本的な治療方法が望まれている。
歯周組織を構成する細胞の中で、歯肉結合組織に存在する歯肉線維芽細胞は、歯肉の中心部に位置することから、歯肉上皮細胞及び歯周組織幹細胞の両者と、綿密な連携を行うことで、歯周組織全体の健康の保持、機能維持に関与していると考えられている。
また、歯肉線維芽細胞は、結合組織のマトリックスのコラーゲンを産生することで、健康的な歯肉の保持、増進に関与している。歯肉線維芽細胞は、歯周病原細菌の内毒素(リポポリサッカライド等の炎症性物質)によってダメージを受けると、歯肉結合組織のコラーゲン線維の分解亢進、あるいは歯肉線維芽細胞のコラーゲン産生能が低下することが知られている(非特許文献3)。
従って、歯周病を予防あるいは改善するためには、歯肉線維芽細胞自身を増殖させる等活性化すること、コラーゲン産生促進及び分解抑制させる等、歯周組織の再生を積極的に行うことが重要である。
歯周組織を再生する方法としては、例えば、ヘパリンとペプチド性細胞増殖因子を含む歯周組織再生促進薬(特許文献1)、塩基性アミノ酸残基が2つ以上連続した特定のペプチドを配合した歯周組織再生促進剤(特許文献2)、神経栄養因子を有効成分とする歯周病と歯髄疾患の治療剤(特許文献3)、オリーブ葉抽出物を含有する歯周組織健康維持剤(特許文献4)、コエンザイムQ10を配合した歯周細胞増殖剤及び食品(特許文献5)等が開示されている。
また、オオムギについては基底膜安定化剤(特許文献6)、ラフマについては抗ストレス剤(特許文献7)、ジュンサイについては抗皮膚老化用組成物(特許文献8)が提案されているが、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを組み合わせたものは提案されていない。さらに、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを利用した歯周組織再生剤、コラーゲン産生促進剤、コラーゲン分解抑制剤、及びこれらを含有する口腔用組成物は、全く知られていない。
歯周病の進行に伴う歯周ポケットの変化は、プロービングデプスの増加、アタッチメントレベルの増加として表れる。ここで、プロービングデプスとは、歯肉辺縁からポケット底までの距離を指し、アタッチメントレベルとは、歯におけるセメント−エナメル境からポケット底までの距離を指す。歯肉辺縁の高さは、歯肉の腫れの状態により変化するため、プロービングデプスが相対的な深さであるのに対し、アタッチメントレベルは絶対的な深さと言える。歯周組織再生には、歯周組織付着器官を再生させることであり、アタッチメントレベルの獲得がどれだけ得られたかを評価することが重要である(非特許文献4)。つまり、歯周組織再生は、プロービングデプスの減少のみならず、アタッチメントレベルの減少の両方が同時に認められることが重要であると考えられる。
特開平10−231251号公報 特開平6−234653号公報 国際公開番号WO2005/025605号公報 特開2009−263332号公報 特開2007−77023号公報 特許4939766号公報 特開2011−93842号公報 特開2014−227403号公報
Cochran DL.,J. Periodontology,2008,79,1569−1576 Beck J.,et al., J. Periodontology,1996,67,1123−1137 田方義弘,日歯周誌,1989,31,755−772 歯周病患者における再生治療のガイドライン2012(医歯薬出版株式会社)
本発明は、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有するコラーゲン産生促進剤、コラーゲン分解抑制剤、歯周組織再生剤、歯周病予防改善剤、口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題の解決に向けて鋭意検討を行った結果、イネ科オオムギ属に属するオオムギ、キョウチクトウ科バシクルモン属に属するラフマ及びスイレン科ジュンサイ属に属するジュンサイを組み合わせて含有する口腔用組成物に、極めて優れた歯周組織再生効果と歯周病予防改善効果を見出したことにより、本発明を完成させるに至った。
本発明に用いるオオムギ(Hordeum vulgare L.)は、イネ科オオムギ属に属し、主に北半球と南米の温帯及び南アフリカに広く分布する一年草あるいは多年草のイネ科の植物である。オオムギは、穂の形状の違いから、二条オオムギ、四条オオムギ、六条オオムギ、裸オオムギ、野生オオムギ等に分類されるが、何れも本発明に用いることができる。また、例えば頴や頴果が紫色、黒色、白色(有色ではない)等のオオムギを用いることもできる。場合によっては、茎や葉も有色であるオオムギも本発明に用いることができる。使用するオオムギの部位は、特に限定されないが、例えば、植物体全体、器官(花、葉、茎、根、樹皮、果実、果皮もしくは種子又はこれらの混合物等)等が挙げられ、特に茎、葉及び種子を使用することが好ましい。
本発明に用いるラフマ(Apocynum Venetum L.)は、キョウチクトウ科バシクルモン属に属し、主に中国の北西部に自生する多年生の草木である。ラフマは葉、茎、根等の何れの部位も使用できるが、特に葉を用いることが好ましい。
本発明に用いるジュンサイ(Brasenia schreberi J.F.G mel.)は、スイレン科ジュンサイ属に属し、温帯から熱帯にかけて広く分布する多年生の水草である。ジュンサイは葉、茎、根等の何れの部位も使用できるが、特に粘質物で覆われた芽あるいは若葉を用いることが好ましい。
本発明は、植物体あるいは植物体の部位や器官をそのまま用いても良く、乾燥、粉砕、細切等の処理を行ったものでも良い。また、溶媒での抽出物を用いても良い。抽出には、植物体あるいは植物体の部位や器官をそのまま用いても良く、乾燥、粉砕、細切等の処理を行ってから抽出を行っても良い。抽出する溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール類(1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)が挙げられる。これらの溶媒は、1種又は2種以上を混合して用いても良い。好ましくは、水、低級アルコール等の極性溶媒が良く、特に好ましくは、水である。
抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、活性炭等による脱色、脱臭、エタノール沈殿等の処理をして用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物として用いても良い。
上記抽出物の含有量は、形態、使用目的、年齢、体重等によって異なるが、0.00001〜10重量%、より好ましくは0.0001〜1重量%である。また、抽出物の固形分は、1日当りの使用量として、0.01μg〜1mgが好ましい。上記範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて含有する必要がある場合もある。
本発明の口腔用組成物、歯周病予防改善剤、歯周組織再生剤、コラーゲン産生促進剤、コラーゲン分解抑制剤は、医薬品、医薬部外品、食品に用いることができる。製剤形態は種々のものを選択でき、例えば、練歯磨き、液体歯磨き、洗口液、軟膏剤、クリーム、口腔用ゲル、マウススプレー、マウスリンス、トローチ剤等が挙げられる。さらに、散剤、顆粒剤、錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、シロップ剤、丸剤、懸濁剤、液剤、乳剤等の通常の医薬品の形態、飲料、タブレット、飴、グミ、ガム等の食品の形態を採用することもできる。
本発明には、上記抽出物をそのまま使用しても良く、抽出物の効果を損なわない範囲内において、他の成分を含有することもできる。他の成分としては、固体、液体、半固体でも良く、例えば、研磨剤、発泡剤、湿潤剤、保湿剤、結合剤、他の薬効成分等を含有することができる。さらに、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の他に、乳糖、デンプン、セルロース、マルチトール、デキストリン等の賦形剤、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の界面活性剤、ゼラチン、プルラン、シェラック、ツェイン等の被膜剤、小麦胚芽油、米胚芽油、サフラワー油等の油脂類、ミツロウ、米糠ロウ、カルナウバロウ等のワックス類、ショ糖、ブドウ糖、果糖、ステビア、サッカリン、スクラロース等の甘味料、並びにクエン酸、リンゴ酸、グルコン酸等の酸味料等を適宜含有することができる。
本発明の口腔用組成物、歯周病予防改善剤、歯周組織再生剤は、歯肉線維芽細胞におけるコラーゲン産生促進効果とコラーゲン分解抑制効果を発揮することで、歯周病の予防改善と歯周組織の再生に優れた効果を発揮する。
本発明を詳細に説明するため実施例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例に示す含有量の%は重量%を示す。
以下に、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを用いた溶媒抽出物の製造例を示す。
製造例1 オオムギの熱水抽出物
オオムギの種子の破砕物25gに精製水500mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮し、凍結乾燥することでオオムギの熱水抽出物2.1gを得た。
製造例2 オオムギの50%エタノール抽出物
オオムギの種子の破砕物25gに50(v/v)%エタノール500mLを加え、常温で5日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固してオオムギの50%エタノール抽出物を0.9g得た。
製造例3 オオムギのエタノール抽出物
オオムギの種子の破砕物100gにエタノール1Lを加え、常温で7日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固して、オオムギのエタノール抽出物を3.1g得た。
製造例4 ラフマの熱水抽出物
ラフマの葉の乾燥物150gに精製水10Lを加え、95〜100℃で2時間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮し、凍結乾燥することでラフマの熱水抽出物11.5gを得た。
製造例5 ラフマの50%エタノール抽出物
ラフマの葉の乾燥物100gに50(v/v)%エタノール3Lを加え、常温で5日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固して、ラフマの50%エタノール抽出物を5.5g得た。
製造例6 ラフマのエタノール抽出物
ラフマの葉の乾燥物200gにエタノール1Lを加え、常温で7日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固して、ラフマのエタノール抽出物を8.3g得た。
製造例7 ジュンサイの熱水抽出物
ジュンサイの若葉の乾燥物2000gに精製水20Lを加え、95〜100℃で2時間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮し、凍結乾燥することでジュンサイの熱水抽出物を35.2g得た。
製造例8 ジュンサイの50%エタノール抽出物
ジュンサイの若葉の乾燥物1000gに50(v/v)%エタノール8Lを加え、常温で5日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固して、ジュンサイの50%エタノール抽出物を15.7g得た。
製造例9 ジュンサイのエタノール抽出物
ジュンサイの若葉の乾燥物200gにエタノール1Lを加え、常温で7日間抽出した。ろ液を減圧下で濃縮乾固してジュンサイのエタノール抽出物を2.7g得た。
次に、本発明に用いる抽出物を用いた口腔用組成物の処方例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
処方例1 練歯磨き
処方 含有量(%)
1.リン酸水素カルシウム 22.0
2.ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
3.トラネキサム酸 0.01
4.βグリチルレチン酸 0.2
5.イソプロピルメチルフェノール 0.1
6.塩化セチルピリジニウム 0.05
7.オオムギの熱水抽出物(製造例1) 0.001
8.ラフマの熱水抽出物(製造例4) 0.001
9.ジュンサイの熱水抽出物(製造例7) 0.001
10.グリセリン 20.0
11.カラギーナン 0.9
12.サッカリンナトリウム 0.001
13.香料 1.0
14.安息香酸ナトリウム 0.5
15.水にて全量を100とする
[製造方法]成分3〜15をよく混合した後、成分1〜2を加えて練和し、脱泡後チューブに充填して練歯磨きを得た。1回に1g、1日3回使用する。
処方例1における抽出物のうち、オオムギの熱水抽出物のみを0.003%含有したものを処方例2、ラフマの熱水抽出物のみを0.003%含有したものを処方例3、ジュンサイの熱水抽出物のみを0.003%含有したものを処方例4とした。
比較例 従来の練歯磨き
処方例1において、オオムギの熱水抽出物、ラフマの熱水抽出物及びジュンサイの熱水抽出物を全て除き、水にて全量を100としたものを比較例とした。
処方例5 洗口液
処方 含有量(%)
1.エタノール 20.0
2.オオムギの50%エタノール抽出物(製造例2) 0.01
3.ラフマの50%エタノール抽出物(製造例5) 0.01
4.ジュンサイの50%エタノール抽出物(製造例8) 0.01
5.グリセリン 10.0
6.サッカリンナトリウム 0.1
7.香料 0.1
8.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.5
9.パラオキシ安息香酸エチル 0.1
10.水にて全量を100とする
[製造方法]成分1に成分2〜4を溶解する(組成物A)。次いで成分10に成分5〜9を溶解する(組成物B)。組成物Aと組成物Bをよく混合し、洗口液を得た。1回に10mL、1日3回使用する。
処方例6 トローチ
処方 含有量(%)
1.オオムギのエタノール抽出物(製造例3) 0.0001
2.ラフマのエタノール抽出物(製造例6) 0.0001
3.ジュンサイのエタノール抽出物(製造例9) 0.0001
4.マルチトール 22.5
5.アラビアガム 1.5
6.クエン酸 4.0
7.キシリトール 全量が100となる様に加える
8.ショ糖脂肪酸エステル 1.0
9.粉末香料 0.1
[製造方法]成分1〜7を常温下で混合し、顆粒を成形する。得られた顆粒に成分8〜9を加えて打錠し、トローチを得た。1粒2g、1日9粒摂取する。
処方例7 マウススプレー
処方 含有量(%)
1.オオムギの熱水抽出物(製造例1) 0.0001
2.ラフマの熱水抽出物(製造例4) 0.0001
3.ジュンサイの熱水抽出物(製造例7) 0.0001
4.エタノール 15.0
5.グリセリン 10.0
6.クエン酸ナトリウム 0.2
7.安息香酸ナトリウム 0.2
8.ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
9.サッカリン 0.05
10.l−メントール 0.05
11.水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜11を混合し、溶解してろ過した後、滅菌容器に充填して、容量6mLのマウススプレーを得た。1回の噴霧量は30mg、1日12回使用する。
処方例8 タブレット
処方 含有量(%)
1.オオムギの50%エタノール抽出物(製造例2) 0.005
2.ラフマの50%エタノール抽出物(製造例5) 0.005
3.ジュンサイの50%エタノール抽出物(製造例8) 0.005
4.エリスリトール 60.4
5.マルチトール 全量が100となる様に加える
6.クエン酸 5.0
7.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
8.香料 0.1
[製造方法]成分1〜6を混合し、10%の水を結合剤として加え、流動層造粒する。成形した顆粒に成分7及び8を加えて混合し、打錠してタブレットを得た。1粒2g、1日6粒を口腔内で溶解させるように摂取する。
処方例9 粒チューインガム
処方 含有量(%)
1.オオムギのエタノール抽出物(製造例3) 0.001
2.ラフマのエタノール抽出物(製造例6) 0.001
3.ジュンサイのエタノール抽出物(製造例9) 0.001
4.ガムベース 全量が100となる様に加える
5.キシリトール 10.0
6.スクラロース 0.01
7.アスパルテーム 0.01
8.香料 1.0
[製造方法]成分1〜8を混合し、混練し、成形してチューインガムを得た。1粒2.2g、1日9粒摂取する。
以下に、実施例1で示した製造例1〜9の抽出物を用いた、歯肉線維芽細胞における細胞増殖促進効果の実験例とその結果を示す。
実験例1 歯肉線維芽細胞における細胞増殖促進効果
24wellプレートに、ヒト歯肉線維芽細胞(ScienCell社製)を播種し、製造例1〜9の抽出物を最終濃度が1μg/mLとなるように添加し、培養を行った。また、抽出物の組み合わせを検討するため、オオムギの熱水抽出物(製造例1)、ラフマの熱水抽出物(製造例4)及びジュンサイの熱水抽出物(製造例7)を等量混合し、混合物の最終濃度が1μg/mLとなるように添加する群を設けた。培養後、Cell Counting Kit(DOJIN社製)を用いて細胞生存活性を測定した。抽出物未添加の細胞生存活性をコントロールとし、コントロールを100とした場合の抽出物添加時の細胞生存活性を測定することにより、歯肉線維芽細胞における細胞増殖促進効果を評価した。陽性対象として、一般的に線維芽細胞の増殖促進因子として使用されるbasic Fibroblast Growth Factor(bFGF、Pepro Tech社製)10ng/mLを用い、比較対象とした。
試験結果を表1に示した。製造例1〜9の抽出物の全てに細胞増殖促進効果が認められた。オオムギ、ラフマ及びジュンサイの抽出物を組み合わせた場合には、特段高い効果が認められた。各々の抽出物を単独で最終濃度1μg/mLとなる様に試験系に加えた場合と比較して、オオムギ、ラフマ及びジュンサイの抽出物を混合し、最終濃度で1μg/mLとなる様に試験系に加えた場合は、著しく高い細胞増殖促進効果が得られた。
以下に、実施例1で示した製造例1〜9の抽出物を用いた、歯肉線維芽細胞におけるコラーゲン産生促進効果及びコラーゲン分解抑制効果の実験例とその結果を示す。
実験例2 コラーゲン産生促進効果と分解抑制効果
24wellプレートに、ヒト歯肉線維芽細胞(ScienCell社製)を播種し、製造例1〜9の抽出物を最終濃度が1μg/mLとなるように添加し、培養を行った。また、抽出物の組み合わせを検討するため、オオムギの熱水抽出物(製造例1)、ラフマの熱水抽出物(製造例4)及びジュンサイの熱水抽出物(製造例7)を等量混合し、混合物の最終濃度が1μg/mLとなるように添加する群を設けた。培養後、細胞を回収し、結合組織における主要なコラーゲンであるI型コラーゲンと、主要なコラーゲン分解酵素であるMMP1について、遺伝子発現解析を行った。抽出物未添加時のI型コラーゲン及びMMP1の遺伝子発現量をコントロールとし、コントロールを100とした場合の抽出物添加時のI型コラーゲン及びMMP1遺伝子発現量を算出した。陽性対象として、basic Fibroblast Growth Factor(bFGF、Pepro Tech社製)10ng/mLを用い、比較対象とした。尚、遺伝子発現解析に使用したプライマーは次の通りである。
I型コラーゲン用プライマーセット
AGGACAAGAGGCATGTCTGGTT(配列番号1)
TTGCAGTGGTAGGTGATGTTCTG(配列番号2)
MMP1用プライマーセット
ATTCTACTGATATCGGGGCTTTGA(配列番号3)
ATGTCCTTGGGGTATCCGTGTAG(配列番号4)
GAPDH用のプライマーセット
TGCACCACCAACTGCTTAGC(配列番号5)
TCTTCTGGGTGGCAGTGATG(配列番号6)
試験結果を表2に示した。製造例1〜9の抽出物の全てにI型コラーゲン産生促進効果とMMP1産生抑制効果が認められた。オオムギ、ラフマ及びジュンサイの抽出物を組み合わせた場合には、特段高い効果が認められた。各々の抽出物を単独で最終濃度1μg/mLとなる様に試験系に加えた場合と比較して、オオムギ、ラフマ及びジュンサイの抽出物を混合し、最終濃度で1μg/mLとなる様に試験系に加えた場合は、著しく高いI型コラーゲン産生促進効果及びコラーゲン分解酵素の産生抑制効果が得られた。
実験例3 ヒト有効性試験
軽度〜中等度歯周病(歯周ポケットの深さ2〜5mm)と診断された被験者50人を対象に、10人ずつ5群に分け、各群の被験者にそれぞれ処方例1〜4又は比較例の練歯磨きを使用させた。歯磨きは1日3回、毎食後に行った。以下の5つの項目について、試験開始前、試験開始1ヶ月後、試験開始3ヶ月後に、歯科医師による評価を行った。
評価項目1 プロービングデプスの測定
1本の歯における歯周ポケットごとに6箇所(頬側近心、中央、遠心、舌側近心、中央、遠心)にプローブを差し込み(プロービング)、歯肉辺縁からポケット底までの距離を測定した。この測定を全ての歯について行い、プロービングデプスの平均値を被験者毎に算出した。試験開始前のプロービングデプスの各群の被験者の平均値を100%とし、1ヶ月後、3ヶ月後に同様の測定を行い、プロービングデプスの平均値の変化を調べ、結果を表3に示した。
評価項目2 アタッチメントレベルの測定
1本の歯における歯周ポケットごとに6箇所(頬側近心、中央、遠心、舌側近心、中央、遠心)にプロービングを行い、セメント−エナメル境からポケット底までの距離を測定した。この測定を全ての歯について行い、アタッチメントレベルの平均値を被験者毎に算出した。試験開始前のアタッチメントレベルの各群の被験者の平均値を100%とし、1ヶ月後、3ヶ月後に同様の測定を行い、アタッチメントレベルの平均値の変化を調べ、結果を表4に示した。
評価項目3 プロービング時の出血測定
プロービング時に出血箇所を記録しておき、出血箇所の合計数を被験者毎に算出した。試験開始前の出血箇所数の各群の被験者の平均値を100%とし、1ヶ月後、3ヶ月後に同様の測定を行い、プロービング時の出血箇所数の平均値の変化を調べ、結果を表5に示した。
評価項目4 唾液中腫瘍壊死因子α(TNFα)濃度の測定
歯周病により歯肉に炎症が起こると組織破壊が生じ、唾液中にTNFαが漏れ出てくる。このため、唾液中のTNFα濃度は、歯肉の炎症状態を反映すると考えられることから、歯周病改善の指標とした。被験者から試験開始前、試験開始1ヶ月後、試験開始3ヶ月後に、5分間に分泌される唾液を流涎法で回収した。唾液中のTNFα濃度は、Human TNFα Elisa Kit(R&D systems社製)を用いて測定した。試験開始前の唾液中TNFα濃度の各群の被験者の平均値を100%とし、1ヶ月後、3ヶ月後に同様の測定を行い、TNFα濃度の変化を調べ、結果を表6に示した。
評価項目5 歯肉の外観観察
歯科医師が歯肉の腫脹、発赤、色味について目視にて評価を行い、試験開始前と比較して、試験1ヶ月後と3ヶ月後の状態を総合的に判定した。目視判定は6段階のスコア(0:変化なし、1:わずかに改善、2:やや改善、3:改善、4:明らかに改善、5:顕著に改善)にて数値化し、各群の被験者の平均値を表7に示した。

0:変化なし
1:わずかに改善
2:やや改善
3:改善
4:明らかに改善
5:顕著に改善
表3〜表7に示したヒト有効性試験の結果から、比較例と比べて、処方例1〜4の練歯磨きは、いずれの項目においても改善を示し、歯周病改善効果が明らかとなった。中でも、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有した処方例1の練歯磨きは、いずれの評価項目においても、処方例2〜4の練歯磨きより優れた歯周病改善効果を示した。
また、オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有する処方例1の練歯磨きは、表3に示すプロービングデプス、及び表4に示すアタッチメントレベルの何れも、処方例2〜4の各々オオムギ、ラフマ、ジュンサイを単独で含有する練歯磨きよりも、格段に優れた効果を示した。処方例1の練歯磨きは、プロービングデプス及びアタッチメントレベルの何れにおいても優れた改善効果が見られたことから、処方例1のオオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有する練歯磨きは優れた歯周組織再生効果があると考えられる。なお、試験期間中、口腔内のトラブルは一人もなく、安全性についても全く問題なかった。
処方例5〜9についても同様にヒト有効性試験を行ったところ、処方例1と同様の試験結果を得た。
本発明のオオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有する口腔用組成物は、優れた歯周病予防改善効果、歯周組織再生効果、コラーゲン産生促進効果、コラーゲン分解抑制効果を発揮し、医薬品、医薬部外品、食品として利用できる。

Claims (6)

  1. オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有することを特徴とする口腔用組成物。
  2. オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有することを特徴とする歯周病予防改善剤。
  3. オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有することを特徴とする歯周組織再生剤。
  4. オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有することを特徴とするコラーゲン産生促進剤。
  5. オオムギ、ラフマ及びジュンサイを含有することを特徴とするコラーゲン分解抑制剤。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項記載の食品組成物。
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