JP2017222106A - 透明導電フィルム及びその製造方法、透明導電フィルムを含むタッチパネル - Google Patents

透明導電フィルム及びその製造方法、透明導電フィルムを含むタッチパネル Download PDF

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Abstract

【課題】透明性、アンチブロッキング性及び濡れ性に優れたハードコート層を備えた透明導電フィルム及びその製造方法、並びに、透明導電フィルムを含むタッチパネルを提供する。
【解決手段】透明導電フィルム9a及び9bは、透明基材20の一方面側にインデックスマッチング層21及び透明電極層22を有し、他方面側にアンチブロッキングハードコート層23を有する。算術平均高さSaの値が1〜7nmであり、アンチブロッキングハードコート層の表面に存在する凹凸の平均面からの高さが5nm以上である凸部の数が、1mmあたり600個以上であり、このうち、平均面からの高さが5〜50nmかつ平均面上の面積が20〜200μmである凸部の占める割合が30%以上であり、平均面からの高さが50nm以上かつ平均面上の面積が200μm以上である凸部の占める割合が0.8%以下であり、表面のダイン値が38dyne/cm以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンチブロッキング性を有するハードコート層を備えた透明導電フィルム及びその製造方法、並びに、透明導電フィルムを含むタッチパネルに関する。
電子機器の表示装置として、液晶表示パネルの偏光板の表面に、透明導電フィルムを貼り合わせて構成したタッチパネルが広く利用されている。透明導電フィルムは、透明基材を主体として構成したフィルムに、透明導電材料からなる透明電極層を積層したものである。透明電極層の形成材料としては、酸化インジウムスズ(ITO)が広く用いられている。
透明導電フィルムの裏面側(透明電極層が設けられていない側の面)には、透明基材への傷付き防止や巻き取り時のブロッキング防止のために、アンチブロッキングハードコート層(以下、「ABHC層」という)が設けられる場合がある。アンチブロッキング性を発現させるためには、ABHC層形成用の塗液にフィラーを添加し、ABHC層の表面に微細な凹凸を形成する必要があるが、フィラーの添加により透明性が低下する。
ABHC層の透明性を向上させる手法として、例えば特許文献1及び2に記載されたものがある。特許文献1及び2では、エネルギー線硬化性樹脂にフィラーとして疎水化シリカゾルを添加し、塗膜の表面に疎水化シリカゾルを偏析させることにより、少量の疎水化シリカゾルの添加でアンチブロッキング性を発現させている。また、特許文献1及び2には、算術平均粗さ(Ra)を特定の範囲内とすることにより、アンチブロッキング性と光透過性とを両立できることが記載されている。
特開2015−96297号公報 特開2015−96877号公報
しかしながら、ABHC層表面の算術平均粗さ(Ra)を特許文献1または2に記載された範囲内とした場合でも、実際には、アンチブロッキング性が十分に発現しない場合がある。また、疎水化シリカゾルのような疎水性のフィラーを使用した場合、表面の濡れ性が悪化するので、ABHC層表面と接着層との密着不良を引き起こす可能性がある。特に、透明導電フィルムの周縁部に額縁状に設けた接着層を介して、透明導電フィルムを他の部材に貼り合わせる方式(いわゆる、エアギャップ方式)では、接着層が介在する領域が限られるため、ABHC層表面と接着層との密着不良が生じやすい。
それ故に、本発明は、透明性、アンチブロッキング性及び濡れ性に優れたハードコート層を備えた透明導電フィルム及びその製造方法、並びに、透明導電フィルムを含むタッチパネルを提供することを目的とする。
本発明は、透明基材の一方面側に少なくとも透明電極層を有し、他方面側にアンチブロッキングハードコート層を有する透明導電フィルムに関するものであって、ISO 25178に準拠して測定される、アンチブロッキングハードコート層の表面の算術平均高さSaの値が1〜7nmであり、アンチブロッキングハードコート層の表面に存在する凹凸の平均面からの高さが5nm以上である凸部の数が、1mmあたり600個以上であり、平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが5〜50nmかつ平均面上の面積が20〜200μmである凸部の占める割合が30%以上であり、平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが50nm以上かつ平均面上の面積が200μm以上である凸部の占める割合が0.8%以下であり、アンチブロッキングハードコート層の表面のダイン値が38dyne/cm以上であることを特徴とするものである。
また、本発明に係るタッチパネルは、上記の透明導電フィルムを備えるものである。
また、本発明は、透明基材の一方面側に少なくとも透明電極層を有し、他方面側にアンチブロッキングハードコート層を有する透明導電フィルムの製造方法に関するものであって、少なくとも光硬化性樹脂及びフィラーを含むアンチブロッキングハードコート層形成用塗液を被塗布面に塗布して塗膜を形成する工程と、形成したアンチブロッキングハードコート層形成用塗液の塗膜を光硬化させる工程とを含み、アンチブロッキングハードコート層形成用塗液の塗膜を光硬化させる工程において、酸素濃度が0.5〜5%の雰囲気下で塗膜に光を照射することを特徴とするものである。
本発明によれば、透明性、アンチブロッキング性及び濡れ性に優れたハードコート層を備えた透明導電フィルム及びその製造方法、並びに、透明導電フィルムを含むタッチパネルを提供できる。
タッチパネルを備える画像表示装置の構成例を示す断面図 図1に示す透明導電フィルムの層構成の一例を示す断面図
図1は、タッチパネルを備える画像表示装置の構成例を示す断面図である。
画像表示装置1は、画像表示パネル2と、画像表示パネル2に接着層8を介して貼り合わされたタッチパネル3と、タッチパネル3の表面に接着層11を介して貼り合わされたカバーガラス12とを備える。尚、図1における上側が画像表示装置1の前面側(視認される側)に対応し、図1における下側が画像表示装置1の背面側に対応する。
画像表示パネル2は、画像表示装置1の背面側から順に、バックライト4と、偏光板5と、液晶パネル6と、偏光板7とを備える。タッチパネル3は、透明電極を有する透明導電フィルム9a及び9bを接着層10を介して積層することによって構成されている。画像表示パネル2の偏光板7と、タッチパネル3の透明導電フィルム9aとは、偏光板7の周縁部にのみ設けられた接着層8を介して、エアギャップ方式により貼り合わされている。上述した接着層8、10及び11は、例えば、透明光学粘着フィルム(OCA;Optical Clear Adhesiveフィルム)により構成される。
図2は、図1に示す透明導電フィルムの層構成の一例を示す断面図である。
図2に示す透明導電フィルム9a及び9bは、透明基材20の一方面に、インデックスマッチング層(以下、「IM層」という)21、透明電極層22をこの順に積層し、透明基材20の他方面にアンチブロッキングハードコート層(以下、「ABHC層」という)23を積層したものである。
以下、透明導電フィルム9a及び9bを構成する各層の詳細について説明する。
(透明基材)
透明基材20は、透明導電フィルム9a及び9bの基体となるフィルムであり、可視光線の透過性に優れた材料により形成される。透明基材20の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン等の透明樹脂や無機ガラスを利用できる。この中でも、ポリエチレンテレフタレートからなるフィルムを好適に利用できる。透明基材20の厚みは、特に限定されないが、10〜200μmとすることが好ましい。
(IM層)
IM層21は、透明電極層22がある部分とない部分との光学特性の差を小さくし、透明電極層22のパターンを視認しにくくするために設けられる光学調整層である。IM層21は、低屈折率層により構成しても良いし、高屈折率層により構成しても良いし、低屈折率層及び高屈折率層の組み合わせにより構成してもよい。IM層21を低屈折率層及び高屈折率層の組み合わせにより構成する場合、透明基材20側から順に、高屈折率層及び低屈折率層の層構成とすることが好ましい。また、低屈折率層及び高屈折率層のそれぞれを複数層形成しても良い。
低屈折率層は、ウェットコーティング法またはドライコーティング法のいずれかで形成できる。ウェットコーティング法で形成する場合、低屈折率層は、バインダーと光重合開始剤と必要に応じて添加される低屈折率微粒子とを含有する低屈折率層形成用塗液を被塗布面に塗布し、塗膜を光重合により硬化させることによって形成できる。ドライコーティング法で形成する場合、低屈折率層は、例えば、SiOをスパッタリングターゲットとて用いてスパッタリング法により形成できる。低屈折率層の屈折率は、1.40〜1.55とすることが好ましい。
高屈折率層は、ウェットコーティング法またはドライコーティング法のいずれかで形成できる。ウェットコーティング法で形成する場合、高屈折率層は、バインダーと高屈折微粒子と光重合開始剤とを含有する高屈折率層形成用塗液を被塗布面に塗布し、塗膜を光重合により硬化させることによって形成できる。高屈折率微粒子としては、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化ニオブ、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化スズ、ATO、酸化インジウム、ITO、酸化亜鉛等の高屈折率材料からなる微粒子を用いることができる。また、ドライコーティング法で形成する場合、高屈折率層は、例えば、Ti、Zr、Nbをスパッタリングターゲットとして用いてスパッタリング法により形成できる。高屈折率層の屈折率は、1.62〜1.66とすることが好ましい。
光重合開始剤は、紫外線が照射された際にラジカルを発生するものであれば良く、例えば、アセトフェノン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等のラジカル重合開始剤、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物等のカチオン重合開始剤を単独でまたは混合して使用できる。
上述した低屈折率層及び高屈折率層形成用の塗液には、適宜溶剤を添加しても良い。溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、2−メトキシエタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、エチレングリコール、プロピレングリコール、へキシレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のグリコール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のグリコールエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、N‐メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド等を単独でまたは混合して使用できる。
(透明電極層)
透明電極層22は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタン等の屈折率が1.7〜2.2の透明導電材料を用いて形成される。透明電極層22の形成方法は、特に限定されないが、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレート法、化学気相成長法(CVD法)等により成膜できる。透明電極層22をITOにより形成する場合、ITOを結晶化させるため、成膜後に100〜200℃程度でアニール処理を行う。その後、透明電極層22は、所定形状にパターニングされ、マトリクス状に配列された複数の透明電極が形成される。
(アンチブロッキングハードコート(ABHC)層)
ABHC層23は、フィルム同士の貼り付きを防止するために設けられる層であり、表面に微細な凹凸を有する。この微細な凹凸は、ABHC層23に含まれるシリカ微粒子(シリカフィラー)によって形成される。
従来、アンチブロッキング性を評価する指標としては、JIS B 0601に規定される算術平均粗さRaが用いられてきた。しかしながら、本願の発明者が検討したところ、ABHC層表面の算術平均粗さRa(算術平均高さSa)が、アンチブロッキング性を発現させるために必要であると従来考えられてきた数値範囲内にある場合でも、アンチブロッキング性が十分に発現しない場合があることがわかった。また、本願の発明者は、ABHC層表面の算術平均粗さRa(算術平均高さSa)が条件所定範囲内にあることに加え、表面の凸部の高さ及び面積が所定範囲内になければ、十分なアンチブロッキング性が得られないことを見出した。
具体的に、本実施形態に係るABHC層23は、表面形状に関する以下の条件(1)〜(4)を全て満足する。
(1)ISO 25178に準拠して測定される、ABHC層23の表面の算術平均高さSaの値が1〜7nmである。
(2)ABHC層23の表面に存在する凹凸の平均面からの高さが5nm以上である凸部の数が、1mmあたり600個以上である。
(3)平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが5〜50nmであり、かつ、平均面上の面積が20〜200μmである凸部の占める割合が30%以上である。
(4)平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが50nm以上であり、かつ、平均面上の面積が200μm以上である凸部の占める割合が0.8%以下である。
ここで、「凹凸の平均面」とは、ABHC層23の表面(被測定面)に存在する全ての凸部の頂点及び全ての凹部の最下点の平均レベルを通過する基準面をいう。また、「平均面からの高さ」とは、平均面から、平均面より高い凸部の頂点までの垂直距離をいう。また、「凸部の面積」とは、平均面より高い凸部が、平均面上において占める面積をいう。
上記条件(1)を満足しない場合、アンチブロッキング性と透明性とを両立できなくなる。具体的には、ABHC層23の表面の算術平均高さSaの値が1nm未満の場合、アンチブロッキング性が発現しない。一方、ABHC層23の表面の算術平均高さSaの値が7nmを超える場合、透明性が低下する。尚、算術平均高さSaは、算術平均粗さRaを面方向に拡張したパラメータである。
上記条件(2)を満足しない場合、すなわち、平均面からの高さが5nm以上である凸部の数が1mmあたり600個未満の場合、アンチブロッキング性が発現しない。
上記条件(3)を満足しない場合、すなわち、平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが5〜50nmであり、かつ、面積が20〜200μmである凸部の占める割合が30%未満の場合、透明性には優れるが、アンチブロッキング性が発現しない。
上記条件(4)を満足しない場合、すなわち、平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが50nm以上であり、かつ、面積が200μm以上である凸部の占める割合が0.8%を超える場合、アンチブロッキング性は発現するが、透明性が低下する。
また、本実施形態に係るABHC層23の表面のダイン値は、38dyne/cm以上である。ABHC層23の表面のダイン値が38dyne/cm未満の場合、OCA等の接着層との密着性が悪く、密着不良が発生する。
ABHC層23は、光硬化性樹脂等のバインダーとシリカフィラーと光重合開始剤とを含有する塗液を透明基材20に塗布し、塗膜に光を照射して光重合により硬化させることによって形成することができる。
バインダーとしては、単位分子中にウレタン結合、ヒドロキシル基、芳香環、アミン、カルボキシル基、リン酸エステルの少なくとも1種類を有するものを使用する。
ウレタン結合を有するバインダーの例として、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートトルエンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートトルエンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートイソホロンジイソシアネートウレタンプレポリマー等が挙げられる。
尚、本明細書において、(メタ)アクリロイル(基)とは、アクリロイル(基)及びメタクリロイル(基)の両方の総称である。また、本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレート及びメタクリレートの両方の総称である。
ヒドロキシル基を有するバインダーの例としては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カルボキシル基を有するバインダーの例としては、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートコハク酸変成物、ペンタエリスリトールトリアクリレートコハク酸変成物、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートフタル酸変成物、ペンタエリスリトールトリアクリレートフタル酸変成物等が挙げられる。
芳香環を有するバインダーの例としては、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、1.54 エトキシ化ビスフェノールAジメタクリレート、9,9−ビス(4−(2−アクリロイルオキシエトキシフェニル)フルオレン、エトキシ化フェニルフェノール(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、フェノキシ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性フェノキシ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性フェノキシ(メタ)アクリレート、ノニルフェノール(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
アミン型バインダーの例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
リン酸エステルを有するバインダーの例としては、リン酸(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
尚、上記の単量体は、1種または2種以上を混合して使用することができる。また、一部が重合したオリゴマーをバインダーとして用いても良い。
シリカフィラーとしては、アルキル基、エーテル結合、ヒドロキシル基のいずれかで表面修飾されたものを使用する。シリカフィラーの一例として、商品名:MEC−AC−4130Y、PGM−AC−4130Y(日産化学工業株式会社)を例示できる。
ABHC層23を形成するための塗液に添加する光重合開始剤は、特に限定されずIM層21の形成材料で説明したものを利用できる。また、ABHC層23を形成するための塗液に溶剤を適宜添加しても良く、IM層21の形成材料で説明したものを利用できる。更に、ABHC層23を形成するための塗液には、必要に応じて、防汚剤、表面調製剤、レベリング剤、屈折率調製剤、光増感剤等を加えても良い。
ここで、ABHC層23の形成方法を説明する。
まず、ABHC層形成用塗液を被塗布面(図2の構成例の場合は、透明基材20の一面)に塗布して塗膜を形成する。バインダー及びシリカフィラーとして上述した化学構造を有するものを使用した場合、この塗膜形成時に表面張力の差によって相分離を起こし、シリカフィラーが塗膜の表面に偏析する。
次に、形成した塗膜を乾燥させて、塗膜に含まれる溶剤を除去する。このとき、必要に応じて塗膜を加熱しても良い。
次に、乾燥後の塗膜に紫外線を照射して塗膜を光硬化させる。このとき、露光機内の酸素濃度を0.5〜5%とする。塗膜硬化時の酸素濃度が0.5%未満の場合、光硬化反応が促進され、塗膜硬度と滑り性が向上するため、アンチブロッキング性は発現するが、塗膜中の極性の高い官能基の比率が低下するため、ABHC層23の表面のダイン値が38dyne/cm未満となり、OCA等の接着層との密着不良が発生する。一方、塗膜硬化時の酸素濃度が5%より高い場合、光硬化反応が阻害され、塗膜中の極性の高い官能基の比率が向上するため、ABHC層23の表面の濡れ性は良好であるが、塗膜硬度と滑り性が低下するため、アンチブロッキング性が十分に発現しない。
その後、ABHC層23の硬化膜に、更に、コロナ処理、大気圧プラズマ処理、エキシマUV処理のいずれかにより表面改質処理を施しても良い。ABHC層23に表面改質処理を施すことにより、濡れ性を更に向上させることができる。
尚、塗液の塗布方法は特に限定されず、フローコーティング法、スプレーコーティング法、ロールコーティング法、グラビアロールコーティング法、エアドクターコーティング法、プレードコーティング法、ワイヤードクターコーティング法、ナイフコーティング法、リバースコーティング法、トランスファロールコーティング法、マイクログラビアコーティング法、キスコーティング法、キャストコーティング法、スロットオリフィスコーティング法、カレンダーコーティング法、ダイコーティング法等の公知のウェットコーティング法を採用することができる。紫外線照射は、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、フュージョンランプ等を使用して行うことができる。紫外線照射量は、通常100〜800mJ/cm程度である。
以上説明したように、本実施形態に係るABHC層23は、上記条件(1)〜(4)を同時に満足することによって、高い透明性と良好なアンチブロッキング性を兼ね備える。また、本実施形態に係るABHC層23のダイン値は38dyne/cm以上であり、接着層を介して更に他の部材との貼り合わせに必要な濡れ性も有する。したがって、本実施形態によれば、透明性、アンチブロッキング性及び濡れ性に優れるABHC層23を備えた透明導電フィルム9a及び9bを実現できる。
(その他の変形例)
尚、本実施形態では、透明基材20の一面にABHC層23を形成した例を説明したが、透明基材20とABHC層23との間に他の層が設けられていても良い。
以下、本発明を具体的に実施した実施例を説明する。
以下の実施例及び比較例では、透明基材の一方面にABHC層を積層し、逆面にIM層を積層したサンプルを作製し、ABHC層の諸特性(アンチブロッキング性、透明性、濡れ性等)を評価した。具体的には、まず、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの一方面に、表1に示すABHC層形成用塗液を塗布し、乾燥させた。このとき、ABHC層形成用塗液は、乾燥後の膜厚が1.5μmとなるように塗布した。次に、乾燥後のフィルムを露光機内に載置し、露光機内の酸素濃度を表2に示す値に維持した状態で、塗膜に照射線量300mJ/cmで紫外線照射して塗膜を硬化させた。実施例10では、更に、硬化膜の表面にプラズマ処理による表面改質を施した。その後、ABHC層の逆面側にIM層形成用塗液として住友大阪セメント製MIZR−165を塗布し、乾燥させた。このとき、IM層形成用塗液は、乾燥後の膜厚が1.5μmとなるように塗布した。次に、乾燥後のフィルムを露光機内に載置し、露光機内の酸素濃度を0.05%に維持した状態で、塗膜に照射線量300mJ/cmで紫外線照射して塗膜を硬化させ、評価用サンプルを得た。
[ABHC層の表面形状]
実施例及び比較例に係る評価用サンプルのABHC層の表面形状は、非接触表面・層断面形状計測システム(測定装置:バートスキャンR3300FL−Lite−AC、解析ソフトウェア:VertScan4、株式会社菱化システム製)を用いて光干渉方式により測定した。測定データを装置の粒子解析ソフトウェアを用いて解析し、(i)算術平均高さSa、(ii)平均面からの高さが5nm以上である凸部の数のうち、平均面からの高さが5〜50nmであり、かつ、面積が20〜200μmである凸部の占める割合、(iv)平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、平均面からの高さが50nm以上、かつ、面積が200μm以上である凸部の占める割合を、解析ソフトウェアで計測した。解析にあたっては、平均面からの高さが2.5nm以上であるものを凸部として取り扱った。
[アンチブロッキング性]
10cm角の正方形状の評価用サンプルを5枚重ね、120℃で6時間加熱した後に、貼り付き(ブロッキング)が発生したか否かを目視にて確認した。
[透明性]
評価用サンプルの透明性は、ヘイズを指標として評価した。ヘイズは、JIS K 7105に準拠し、ヘイズメーター(NDH2000、日本電色工業株式会社)を用いて測定した。ヘイズが0.8%以下の場合に、透明性が高いと評価した。
[濡れ性]
ABHC層表面の濡れ性は、ダインペン(acrotest社)を用いて評価した。ABHC層の表面にダインペンで試薬を塗布し、塗布から5秒経過後に試薬がはじかれない上限のダイン値を評価値とした。
表1に、実施例及び比較例で用いたABHC層形成用塗液の組成を示し、表2に、ABHC層の成膜プロセス、得られたABHC層の特性を示す。
表2に示すように、実施例1〜13に係る評価用サンプルは、アンチブロッキング性、透明性及び濡れ性のいずれにおいても優れていた。
これに対して、比較例1及び2では、算術平均高さSaが1nm未満で、高さ5nm以上の凸部の数が600個未満であったため、アンチブロッキング性が発現しなかった。
比較例3及び4では、算術平均高さSaが7nmを越えたため、高さ50nm超かつ面積200μm超の凸部が多数形成され、透明性が悪化した。
比較例5及び6では、算術平均高さSaは1〜7nmの範囲内であるが、高さ5〜50nmかつ面積20〜200μmの凸部の割合が30%未満であったため、いずれもアンチブロッキング性が発現しなかった。
比較例7では、バインダーやフィラーの官能基が共に極性の低いアルキル基であったため、ダイン値が低下した。
比較例8では、算術平均高さSaが1nm未満で、高さ5nm以上の凸部の数が600個未満で、更に、高さ5〜50nmかつ面積20〜200μmの凸部の割合が30%未満であったためアンチブロッキング性が発現しなかった。
比較例9では、フルオロ基で表面修飾されたシリカフィラーを用いたため、ABHC層表面の疎水性が高くなり、ダイン値が低下した。
比較例10では、紫外線硬化時の露光機内の酸素濃度が0.5%未満であったため、濡れ性が悪化した。また、比較例11では、紫外線硬化時の露光機内の酸素濃度が5%を超えため、アンチブロッキング性が発現しなかった。
以上より、本発明によれば、表面形状を上述した条件(1)〜(4)を同時に満足する凹凸形状とすることにより、アンチブロッキング性、透明性及び濡れ性に優れたABHC層を形成できることが確認された。
本発明は、タッチパネルに使用される透明導電性フィルムに利用できる。
1 画像表示装置
2 画像表示パネル
3 タッチパネル
4 バックライト
5 偏光板
6 液晶パネル
7 偏光板
8 接着層
9a、9b 透明導電フィルム
10 接着層
11 接着層
12 カバーガラス
20 透明基材
21 インデックスマッチング層(IM層)
22 透明電極層
23 アンチブロッキングハードコート層(ABHC層)

Claims (5)

  1. 透明基材の一方面側に少なくとも透明電極層を有し、他方面側にアンチブロッキングハードコート層を有する透明導電フィルムであって、
    ISO 25178に準拠して測定される、前記アンチブロッキングハードコート層の表面の算術平均高さSaの値が1〜7nmであり、
    前記アンチブロッキングハードコート層の表面に存在する凹凸の平均面からの高さが5nm以上である凸部の数が、1mmあたり600個以上であり、
    前記平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、前記平均面からの高さが5〜50nmかつ前記平均面上の面積が20〜200μmである凸部の占める割合が30%以上であり、
    前記平均面からの高さが5nm以上である凸部のうち、前記平均面からの高さが50nm以上かつ前記平均面上の面積が200μm以上である凸部の占める割合が0.8%以下であり、
    前記アンチブロッキングハードコート層の表面のダイン値が38dyne/cm以上であることを特徴とする、透明導電フィルム。
  2. 前記アンチブロッキングハードコート層は、バインダーと表面修飾基とを有するシリカフィラーとを含有し、
    前記バインダーの繰り返し構造が、ウレタン結合、ヒドロキシル基、芳香環、アミン、カルボキシル基、リン酸エステルからなる群から選ばれる1種類以上を有し、
    前記シリカフィラーの表面修飾基が、アルキル基、エーテル結合、ヒドロキシル基からなる群から選ばれる1種類以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の透明導電フィルム。
  3. 請求項1または2に記載の透明導電フィルムを含む、タッチパネル。
  4. 透明基材の一方面側に少なくとも透明電極層を有し、他方面側にアンチブロッキングハードコート層を有する透明導電フィルムの製造方法であって、
    少なくとも光硬化性樹脂及びフィラーを含むアンチブロッキングハードコート層形成用塗液を被塗布面に塗布して塗膜を形成する工程と、
    形成したアンチブロッキングハードコート層形成用塗液の塗膜を光硬化させる工程とを含み、
    前記アンチブロッキングハードコート層形成用塗液の塗膜を光硬化させる工程において、酸素濃度が0.5〜5%の雰囲気下で塗膜に光を照射することを特徴とする、透明導電フィルムの製造方法。
  5. 前記アンチブロッキングハードコート層形成用塗液の塗膜を光硬化させた硬化膜に、コロナ処理、大気圧プラズマ処理、エキシマUV処理のいずれかによる表面改質処理を施す工程を更に備える、請求項4に記載の透明導電フィルムの製造方法。
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