JP2017219995A - シフト管理システム、シフト管理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】医師のシフト表を迅速にかつ効率的に生成すること。
【解決手段】医局から医療機関への医師の派遣を含む医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けてシフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶部と、各々のシフト枠に対して、ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御部と、を備える。なお、制御部は、複数のシフト枠に対して並行して勤務者の登録状態を制御する。また、制御部は、シフト表において、各々のシフト枠におけるステータスを識別可能に表示するよう制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】医局から医療機関への医師の派遣を含む医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けてシフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶部と、各々のシフト枠に対して、ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御部と、を備える。なお、制御部は、複数のシフト枠に対して並行して勤務者の登録状態を制御する。また、制御部は、シフト表において、各々のシフト枠におけるステータスを識別可能に表示するよう制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サービスする時間帯をユーザに割り当てるシフト管理をする技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、医療機関の医師管理者からの求人要請情報と医師端末からの求職情報とをマッチングして、効率的な医師の求人や派遣を管理する医師ネットワークセンタが開示されている。また、特許文献2には、大学病院などの医局におけるスケジュールを医師のスケジュール情報に基づいて調整する事業体の管理サーバが開示されている。
しかしながら、上記文献に記載の技術は、医療機関における医師の管理あるいは医局における医師の管理を行なうが、医局から医療機関への医師の派遣を含むトータルな医療機関における医師のシフト表を迅速にかつ効率的に生成することができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備える。
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含む。
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御プログラムは、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るシフト管理システムは、
医療機関の第1管理者端末と、
前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、
前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末と、
前記第1管理者端末、前記第2管理者端末および前記複数の勤務者端末と接続されて、前記医療機関における勤務のシフト表の生成を支援する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備える。
医療機関の第1管理者端末と、
前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、
前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末と、
前記第1管理者端末、前記第2管理者端末および前記複数の勤務者端末と接続されて、前記医療機関における勤務のシフト表の生成を支援する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るシフト管理方法は、
医療機関の第1管理者端末と、前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末との少なくともいずれかからの操作入力処理に応じて、前記医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて、前記第1管理者端末と、前記第2管理者端末と、前記複数の勤務者端末との少なくともいずれかへメッセージ出力処理を行なって、勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含む。
医療機関の第1管理者端末と、前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末との少なくともいずれかからの操作入力処理に応じて、前記医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて、前記第1管理者端末と、前記第2管理者端末と、前記複数の勤務者端末との少なくともいずれかへメッセージ出力処理を行なって、勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含む。
本発明によれば、医師のシフト表を迅速にかつ効率的に生成することができる。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、医療機関における勤務のシフト管理をする装置である。
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、医療機関における勤務のシフト管理をする装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、記憶部101と、制御部102と、を含む。記憶部101は、医局130から医療機関120への医師の派遣を含む医療機関120における勤務のシフト表110において、各々のシフト枠111に対応付けてシフト枠における勤務者の登録状態113に応じて遷移するステータス112を記憶する。制御部102は、各々のシフト枠111に対して、ステータス112の遷移に応じて勤務者の登録状態113を制御する。
本実施形態によれば、各々のシフト枠に対応付けて記憶するステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御するので、医師のシフト表を迅速にかつ効率的に生成することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、医局から医療機関への医師の派遣を含む勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けてシフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する。そして、ステータスの遷移に応じて各々のシフト枠における勤務者の登録状態を制御するので、複数のシフト枠に対しては並行して勤務者の登録状態を制御する。そして、シフト表において各々のシフト枠におけるステータスを識別可能に表示する。ここで、ステータスには、勤務者が割り当てられていない未登録状態と、勤務者が割り当てられている割当状態と、医療機関内部の勤務者の割当てを調整中の内部調整状態と、医療機関外部の勤務者の割当てを依頼中の外部依頼状態と、が含まれる。
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、医局から医療機関への医師の派遣を含む勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けてシフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する。そして、ステータスの遷移に応じて各々のシフト枠における勤務者の登録状態を制御するので、複数のシフト枠に対しては並行して勤務者の登録状態を制御する。そして、シフト表において各々のシフト枠におけるステータスを識別可能に表示する。ここで、ステータスには、勤務者が割り当てられていない未登録状態と、勤務者が割り当てられている割当状態と、医療機関内部の勤務者の割当てを調整中の内部調整状態と、医療機関外部の勤務者の割当てを依頼中の外部依頼状態と、が含まれる。
ステータスによる各シフト枠の制御は、現在のステータスと、医療機関の管理者、医局の管理者およびシフト枠の勤務に応募する勤務者の少なくともいずれかからの操作入力処理とに対応付けて、次に遷移するステータスと、メッセージ出力処理とを格納する格納部を参照して制御される。メッセージ出力処理は、医療機関の管理者、医局の管理者および応募する勤務者の少なくともいずれかへのメッセージ出力処理を含む。
また、各々のシフト枠に対して、ステータスが医局に所属する勤務者に勤務を依頼する依頼状態に遷移した場合に、依頼状態を維持して、依頼状態中に医局におけるシフト枠の勤務者の募集状態に応じて遷移するサブステータスに従って、医局に所属する勤務者の募集を制御する。そして、医局に所属する勤務者の応募が医療機関により承認された場合に、ステータスをシフト枠に勤務者が割り当てられた割当状態に遷移させる。かかるサブステータスには、医局に勤務者を依頼した外部依頼状態と、医局が医局に所属する勤務者に依頼中の外部調整状態と、医局に所属する勤務者の応募を医局から医療機関に打診中の打診状態と、が含まれる。医師の募集の制御においては、医療機関の管理者端末からの依頼に応じて、医局の管理者端末による医局に所属する勤務者端末に対して勤務を依頼して、勤務者端末からの勤務の応募を受け付ける勤務者端末からの募集を有する。また、医療機関の管理者端末からの依頼に応答する応募として、勤務者端末からの応募から選別された応募を、医療機関の管理者端末が医局の管理者端末から受け付ける募集を有する。
また、医師の募集の制御においては、第1募集期限と、第2募集期限と、応募確定期限と、の少なくとも1つの期限により期限管理される。ここで、第1募集期限は、医局の管理者端末による医局に所属する勤務者端末に対する勤務依頼の期限である。また、第2募集期限は、医療機関の管理者端末から医局の管理者端末に対する勤務依頼の期限である。また、応募確定期限は、勤務者端末からの応募を確定すべき期限である。また、医師の募集には、依頼勤務に対する報酬情報が含まれる。
《シフト管理システム》
図2A〜図4を参照して、本実施形態の情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムの構成と動作について説明する。
図2A〜図4を参照して、本実施形態の情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムの構成と動作について説明する。
(動作概要)
図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムの動作概要を説明する図である。
図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムの動作概要を説明する図である。
図2Aは、医療機関としての病院におけるシフト管理者、例えば診療科の事務局長用のパーソナルコンピュータ(以下、PCとも称す)において、一旦割り当てられた医師を交代するための調整処理を起動する表示画面210での動作概要を示している。図2Aにおいては、6月16日の日直に一旦割り当てられていた猪又医師が都合による交代を申し出て、その調整を起動している。すなわち、表示画面210の右下の[!調整中]をドラッグして、6月16日の日直のシフト枠にドロップする(211)と、6月16日の日直のシフト枠が[!調整中]に変わって(212)、調整が起動する。なお、調整の起動は、事務局長用のパーソナルコンピュータからのみでなく、医療機関外部の医局長用のパーソナルコンピュータや各登録医師用のパーソナルコンピュータからも可能である。
かかるシフト枠の割当医師の調整は、各シフト枠に対応付けて記憶された医師のシフト表への登録状態を示すステータスの遷移により起動される。以降、6月16日の日直のシフト枠においては、事務局長用パーソナルコンピュータやスマートフォン(以下、スマホとも略す)、外部医局長用パーソナルコンピュータやスマートフォン、および、シフト枠に応募可能な医師用パーソナルコンピュータやスマートフォンからの操作入力に従って、ステータスを遷移させる。このステータスの遷移によって、病院内部の医師調整、病院外部の医師依頼および医師応募を実行する。また、ステータスの遷移に従って、事務局長用パーソナルコンピュータやスマートフォン、外部医局長用パーソナルコンピュータやスマートフォン、および、シフト枠に応募可能な医師用パーソナルコンピュータやスマートフォンへのメッセージ出力によりシフト管理支援が行なわれる。この時に、病院から病院内部の医師調整や病院外部の医師依頼に対して、仕事に対する報酬を提示する。かかる報酬は、医師の応募が無い場合に上げることによってシフトへの医師割当てを迅速に確立する、オークション形式とするのが望ましい。
図2Bは、ステータスの遷移に従って、病院内部の医師調整、病院外部の医師依頼および医師応募を実行して、6月16日の日直に新たな久保医師(221)が割り当てされたシフト表の、病院における事務局長用のパーソナルコンピュータの表示画面220を示している。なお、かかる新たな医師の割当てに当たっては、シフト枠のシーケンスの遷移に従って、病院内部であれば事務局長による承認が行なわれ、病院外部であれば医局長による選別と事務局長の承認とが行なわれて、新たな医師の割当てが確定する。なお、新たな医師の割当ては、応募の早い順であってもよいし、期限内の応募から適切な医師を選択してもよい。
本実施形態のシフト管理サーバを含むシフト管理システムにおいては、シフト枠のシーケンスの遷移に従って、シフト枠の割当てが統一的に迅速かつ効率的に実現される。
なお、図2Aおよび図2Bは、事務局長用のパーソナルコンピュータにおける病院側のシフト表を図示したが、同じデータベースに基づいて、病院外部の医局長用のパーソナルコンピュータにおける医局側のシフト表、あるいは、各登録医師用のパーソナルコンピュータにおける医師単位のシフト表を、同様に閲覧あるいは操作することができる。
(システム構成)
図3は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310を含むシフト管理システム300の構成を示すブロック図である。
図3は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310を含むシフト管理システム300の構成を示すブロック図である。
シフト管理システム300は、ネットワーク360に接続される、情報処理装置としてのシフト管理サーバ310と、病院A320の事務局長用PC321および内部医師のスマホ322と、病院B330の事務局長用PC331および内部医師のスマホ332と、を含む。さらに、シフト管理システム300は、ネットワーク360に接続される、大学X340の医局長用PC341および外部医師のスマホ342と、大学Y350の医局長用PC351および外部医師のスマホ352と、を含む。なお、図示しないが、シフト管理システム300には、内部医師用PCあるいは外部医師用PCや、事務局長スマホあるいは医局長スマホも含まれる。
シフト管理サーバ310は、本実施形態のシフト管理方法を実現するために、シフト管理システム300に参加する医師を登録する医師登録データベース311と、シフト管理システム300に参加する医師によるシフト表の生成および管理をするためのシフト管理データベース312と、を備える。
なお、図3には、医師派遣元として大学X340の医局および大学Y350の医局しか図示されていないが、各病院に登録された個人医師や、個人医師のグループ、個人医師が登録された派遣会社なども、医師派遣元として含まれる。また、本シフト管理システム300を、医療関係の看護師、介護士など、教育関係の講師など、派遣業務を必要とする他のシフト管理システムに適用する場合には、本実施形態のシフト管理サーバ310を含むそれぞれ対応する派遣元と派遣先とを含むシステムが形成される。
(動作シーケンス)
図4は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310を含むシフト管理システム300の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図4においては、本実施形態の概略の動作手順を示しており、詳細な動作手順は1つのステップに統合されたり省略されたりしている。また、病院や大学の各PCおよびスマホは、シフト管理アプリケーションを起動して、シフト管理サーバ310と接続することによって、本実施形態のシフト管理サービスに参加することができる。
図4は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310を含むシフト管理システム300の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図4においては、本実施形態の概略の動作手順を示しており、詳細な動作手順は1つのステップに統合されたり省略されたりしている。また、病院や大学の各PCおよびスマホは、シフト管理アプリケーションを起動して、シフト管理サーバ310と接続することによって、本実施形態のシフト管理サービスに参加することができる。
シフト管理アプリケーションを起動した後、シフト管理サーバ310および各PCおよびスマホは、ステップS401において、シフト表のテンプレートを生成する。次に、生成されたシフト表テンプレートに従って、ステップS403において、シフト表の各シフト枠に医師を割り当てる。なお、シフト表テンプレートは、病院内部で医師を割り当てられるシフト枠と、病院外部での医師の割当てを委託したシフト枠とを含む。
以下のステップS411〜S477は、ステップS403において一旦シフト表に医師が割り当てられて承認された後に、担当医師を入れ替えるための調整を行なう場合の動作手順を示している。ステップS411〜S429は、病院A内部における担当医師の調整の動作手順である。ステップS411において、病院AのPC321から図2Aのような操作により、内部調整の調整依頼をシフト管理サーバ310に通知する。この際に、内部募集の期限を設定する。
シフト管理サーバ310は、シフト枠のステータスを遷移させて、ステップS413において、病院Aのシフト表のシフト枠に[!調整中]を表示させる。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS415において、内部医師スマホ322に対して内部募集のメッセージを送付する。この内部募集のメッセージには、勤務科、勤務日時、勤務内容、募集期限の外に報酬額が含まれてよい。
内部医師スマホ322は、ステップS417において、シフト枠の医師募集を表示して内部医師に通知する。そして、内部医師スマホ322が、ステップS419において、募集に応募すると、シフト管理サーバ310は、シフト枠のサブステータスを遷移させて、ステップS421において、内部医師からの応募を病院Aの事務局長PC(スマホ)321に表示して通知する。事務局長PC(スマホ)321は、ステップS423において、応募医師が妥当であることを承認して、割当て確定をシフト管理サーバ310に通知する。なお、図4においては、募集期限内の応募から適切な医師を選択して承認したが、例えば、早く応募した医師が適切であればそのまま確定しても、優先順位や重み付けを行なって選択しても、履歴を参照して選択してもよい。
シフト管理サーバ310は、シフト枠のステータスを遷移させて、ステップS425において、シフト枠に割り当てられた医師の名前を表示させ、ステップS427において、調整中で応募していたシフト枠が確定したことを、事務局長PC(スマホ)321および募集通知をした内部医師スマホ322にメッセージで通知する。事務局長PC(スマホ)321および募集通知をした内部医師スマホ322には、応募していたシフト枠が確定したことを表示して内部医師に通知する。そして、ステップS429において、調整中で応募していたシフト枠が確定したメッセージが表示される。
なお、シフト枠のステータスに対応して記憶されたメッセージ内容は、事務局長PC(スマホ)321と、割り当てられた医師スマホと、割り当てられなかった医師スマホと、で異なる。なお、割り当てられなかった医師スマホにおいて、応募した医師と応募しなかった医師に異なるメッセージを通知してもよい。これら、メッセージの送信先およびメッセージ内容のテンプレートも、シフト枠のステータスに対応して登録されている。
ステップS431〜S477は、病院B外部における担当医師の依頼の動作手順である。図4においては、2つの大学医局に依頼するが、これに限定されない。ステップS431において、病院BのPC331から図2Aと類似の操作により、外部依頼の調整依頼をシフト管理サーバ310に通知する。この際に、外部依頼の期限を設定する。外部依頼のメッセージには、病院名、勤務科、勤務日時、勤務内容、募集期限の外に、報酬額が含まれる。
シフト管理サーバ310は、シフト枠のステータスを遷移させて、ステップS433において、病院Bのシフト表のシフト枠に[!調整中]を表示させ、ステップS435において、選択された外部の大学Xの医局長PC(スマホ)341および大学Yの医局長PC(スマホ)351に外部依頼のメッセージを送付する。そして、ステップS437において、医局長PC(スマホ)341および大学Yの医局長PC(スマホ)351に、依頼のシフト枠と依頼内容のメッセージが表示される。ここで、大学Xおよび大学Yのシフト表のシフト枠には[外部依頼]が表示される。
医局長PC(スマホ)341から、ステップS439において、医局長が選択した大学Xの依頼先医師の情報がシフト管理サーバ310に通知される。この際に、医局における募集の期限を設定してもよい。シフト管理サーバ310は、大学Xのシフト枠のサブステータスを遷移させて、ステップS441において、選択された外部医師スマホ342に依頼のメッセージを通知する。ここで、大学Xのシフト表のシフト枠に対応して[調整中]が表示される。そして、ステップS443において、大学Xの依頼先医師にシフト枠を含む依頼メッセージが表示される。同様に、医局長PC(スマホ)351から、ステップS445において、医局長が選択した大学Yの依頼先医師の情報がシフト管理サーバ310に通知される。シフト管理サーバ310は、大学Yのシフト枠のサブステータスを遷移させて、ステップS447において、選択された外部医師スマホ352に依頼のメッセージを通知する。ここで、大学Yのシフト表のシフト枠に対応して[調整中]が表示される。そして、ステップS449において、大学Yの依頼先医師にシフト枠を含む依頼メッセージが表示される。
ステップS451において、大学Xの依頼先医師スマホ342から応募があると、シフト管理サーバ310は、シフト枠のサブステータスを遷移させて、ステップS453において、応募内容を医局長PC(スマホ)341に通知する。医局長PC(スマホ)341は、ステップS455において、応募した医師から適切な医師を選択して、シフト管理サーバ310に通知する。シフト管理サーバ310は、大学Xで応募され選択された医師を、病院Bの事務局長用PC331に通知する。ここで、大学Xのシフト表のシフト枠に対応して[打診中]が表示される。一方、ステップS461において、大学Yの依頼先医師スマホ352から応募があると、シフト管理サーバ310は、シフト枠のサブステータスを遷移させて、ステップS463において、応募内容を医局長PC(スマホ)351に通知する。医局長PC(スマホ)351は、ステップS465において、応募した医師から適切な医師を選択して、シフト管理サーバ310に通知する。シフト管理サーバ310は、大学Yで応募され選択された医師を、病院Bの事務局長用PC331に通知する。ここで、大学Yのシフト表のシフト枠に対応して[打診中]が表示される。
病院Bの事務局長用PC331は、ステップS471において、病院Bの事務局長により選択して承認された大学Xまたは大学Yの応募医師中の適切な医師を、シフト枠への割当確定として、シフト管理サーバ310に通知する。なお、図4においては、募集期限内の応募から適切な医師を選択して承認したが、例えば、早く応募した医師が適切であればそのまま確定しても、優先順位や重み付けを行なって選択しても、履歴を参照して選択してもよい。
シフト管理サーバ310は、シフト枠のステータスを遷移させて、ステップS473において、シフト枠に割り当てられた医師の名前を表示させ、ステップS475において、調整中で応募していたシフト枠が確定したことを、事務局長PC(スマホ)331、医局長PC(スマホ)341および351、および依頼通知をした外部医師スマホ342および352にメッセージで通知する。そして、ステップS477において、調整中で応募していたシフト枠が確定したメッセージが表示される。
なお、シフト枠のステータスに対応して記憶されたメッセージ内容は、事務局長PC(スマホ)321と、割り当てられた医師が所属する医局長PC(スマホ)と、割り当てられなかった医師が所属する医局長PC(スマホ)と、割り当てられた医師スマホと、割り当てられなかった医師スマホと、で異なる。なお、割り当てられなかった医師スマホにおいて、応募した医師と応募しなかった医師に異なるメッセージを通知してもよい。これら、メッセージの送信先およびメッセージ内容のテンプレートも、シフト枠のステータスに対応して登録されている。
また、図4では、医師からの応募があった場合の手順を説明したが、例えば、依頼した病院に対し、調整依頼(内部調整、外部依頼を含む)に対する応募が無かったことが通知された場合は、条件を変えて依頼を繰り返す。例えば、内部調整で応募が無かった場合は、外部依頼に切り替えてもよい。また、外部依頼で応募が無かった場合は、外部依頼の対象とする派遣元を拡大あるいは切り替えてもよい。また、内部調整や外部依頼で応募が無かった場合に、報酬を高くして再度、調整を行なう。
《シフト管理サーバの機能構成》
図5Aは、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバ310の機能構成を示すブロック図である。
図5Aは、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバ310の機能構成を示すブロック図である。
シフト管理サーバ310は、通信制御部501と、シフト生成部502と、シフト変更受信部503と、医師依頼部504と、応募受信部505と、シフト変更部506と、シフト表表示制御部507と、シフト調整通知部508と、医師登録データベース311と、シフト管理データベース312と、を備える。なお、各機能構成部は、シフト管理データベース312に含まれるシフト管理アルゴリズム510に基づいて動作する。
通信制御部501は、ネットワーク360を介する病院PC、内部医師スマホ、医局PCおよび外部医師スマホなどとの通信を制御する。シフト生成部502は、医師登録データベース311を参照して、シフト表のテンプレートを生成し、このテンプレートを使用して各シフト枠に医師を割り当ててシフト表の生成を行なう。シフト変更受信部503は、一旦割り当てられた医師の変更指示を受信する。医師依頼部504は、医師登録データベース311を参照して、シフト変更受信部503が受信した変更指示が内部調整か外部依頼かに応じた依頼先に医師の募集を依頼する。この応募内容には、内部調整の場合、少なくとも勤務日時、勤務内容、募集期限、報酬額が含まれる。一方、外部依頼の場合、病院名、勤務科、勤務日時、勤務内容、募集期限、報酬額が含まれる。かかる募集期限は、医師依頼部504から応募受信部505に通知される。
応募受信部505は、医師依頼部504の医師募集依頼に応答する応募を受信する。外部依頼において、医師スマホからの応募は医局長PC(スマホ)において医局長により選択されて正式応募となる。そして、内部依頼と外部からの正式応募は、病院PC(スマホ)において事務局長により確認されてシフト確定となる。また、応募受信部505は、募集期限内に医師からの応募が無かったことを、医局PCや病院PCに通知する機能を含む。医師依頼部504は、例えば、募集範囲を拡大あるいは変更したり、報酬額を上げたりした応募内容で依頼を繰り返して、迅速なシフト確定を図る。
シフト変更部506は、医師登録データベース311と医師登録データベース311とを参照して、応募受信部505が受信した応募に基づいてシフト表の各シフト枠を変更する。シフト表表示制御部507は、シフト管理データベース312のシフト表テーブル509を参照して、病院PC、内部医師スマホ、医局PCおよび外部医師スマホなどにそれぞれ対応したシフト表の表示を制御する。シフト調整通知部508は、シフト管理の各ステータスにおける対応するメッセージを病院PC、内部医師スマホ、医局PCおよび外部医師スマホなどにそれぞれに通知する。
医師登録データベース311は、本シフト管理システム300のサービスを受ける医師を登録する。シフト管理データベース312は、シフト表を記憶するシフト表テーブル509と、本実施形態のシフト管理を制御するアプゴリズムを格納する。
(医師依頼部)
図5Bは、本実施形態に係る医師依頼部504の機能構成を示すブロック図である。
図5Bは、本実施形態に係る医師依頼部504の機能構成を示すブロック図である。
医師依頼部504は、内部医師依頼部541と、医局への外部医師依頼部542と、依頼医師受信部543と、医師への外部医師依頼部544と、を有する。
内部医師依頼部541は、シフト変更受信部503から内部調整である旨の通知を受け、通信制御部501を介して内部医師スマホへ医師募集メッセージを送信する。医局への外部医師依頼部542は、シフト変更受信部503から外部依頼である旨の通知を受け、通信制御部501を介して医局PCや医局長スマホへ医師依頼メッセージを送信する。依頼医師受信部543は、医局PCや医局長スマホからの依頼医師情報を受信する。医師への外部医師依頼部544は、通信制御部501を介して医局PCや医局長スマホからの依頼医師情報に対応する外部医師スマホに医師依頼メッセージを送信する。なお、内部医師依頼部541、医局への外部医師依頼部542および医師への外部医師依頼部544から応募受信部505へ、期限管理のため募集期限が通知される。
(応募受信部)
図5Cは、本実施形態に係る応募受信部505の機能構成を示すブロック図である。
図5Cは、本実施形態に係る応募受信部505の機能構成を示すブロック図である。
応募受信部505は、内部医師応募受信部551と、医局からの外部医師応募受信部552と、医局への外部医師応募送信部553と、外部医師応募受信部554と、募集期限管理部555と、を有する。
内部医師応募受信部551は、内部医師スマホからの内部医師の応募情報を受信して、シフト変更部506に送信する。医局からの外部医師応募受信部552は、医局PCや医局長スマホからの外部医師の応募情報を受信して、シフト変更部506に送信する。医局への外部医師応募送信部553は、外部医師からの応募情報を外部医師応募受信部554から受けて、医局PCや医局長スマホへ送信する。外部医師応募受信部554は、外部医師スマホからの応募情報を受信して、医局への外部医師応募送信部553に送る。募集期限管理部555は、医師依頼部504の内部医師依頼部541、医局への外部医師依頼部542および医師への外部医師依頼部544から募集期限を受信する。そして、募集期限管理部555は、医師からの応募が、病院により設定された募集期限や医局により設定された募集期限に入っているかを管理し、募集期限内の医師の応募が無い場合を病院や医局に通知する。なお、図5Cには図示しないが、本実施形態においては、医師からの応募に医師による確定期限(期限までにシフト確定がなければ応募をキャンセルする条件)の設定および管理も行なう。
(シフト表表示制御部)
図5Dは、本実施形態に係るシフト表表示制御部507の機能構成を示すブロック図である。
図5Dは、本実施形態に係るシフト表表示制御部507の機能構成を示すブロック図である。
シフト表表示制御部507は、病院用シフト表生成部571と、医局用シフト表生成部572と、医師用シフト表生成部573と、を有する。
病院用シフト表生成部571は、シフト表テーブル509から所望のシフト表を検索して、病院における勤務管理に使用するシフト表を生成する。医局用シフト表生成部572は、シフト表テーブル509から所望のシフト表を検索して、医局における勤務管理に使用するシフト表を生成する。医師用シフト表生成部573は、シフト表テーブル509から所望のシフト表を検索して、医師個人の勤務管理に使用するシフト表を生成する。
なお、各シフト表生成部は、同じシフト表テーブルから対応内容を検索して、所望のシフト表を生成しても、あらかじめ必要なシフト表をシフト表テーブルに準備して読み出してもよい。
(シフト表テーブル)
図5Eは、本実施形態に係るシフト表テーブル509の構成を示す図である。
図5Eは、本実施形態に係るシフト表テーブル509の構成を示す図である。
シフト表テーブル509は、病院用シフト表テーブル591と、医局用シフト表テーブル592と、医師用シフト表テーブル593と、を有する。なお、病院用シフト表テーブル591のみを有して、医局用シフト表テーブル592と医師用シフト表テーブル593とは、医局用シフト表生成部572、医師用シフト表生成部573によって生成してもよい。
なお、各シフト表テーブルをあらかじめ準備するには、シフト表の各シフト枠の変更が同時に全シフト表テーブルに反映されるような制御が必要である。
(医師登録データベース)
図6は、本実施形態に係る医師登録データベース311の構成を示す図である。医師登録データベース311は、シフト管理システム300によってサービスを受ける医師を登録する。なお、医師登録データベース311の構成は、図6に限定されない。
図6は、本実施形態に係る医師登録データベース311の構成を示す図である。医師登録データベース311は、シフト管理システム300によってサービスを受ける医師を登録する。なお、医師登録データベース311の構成は、図6に限定されない。
医師登録データベース311は、病院に所属する医師を登録するデータベース610と、病院外のグループ、例えば医局に所属する医師を登録するデータベース620と、を含む。
データベース610は、シフト管理システム300を使用する病院ID611に対応付けて、複数の診療科ID612を記憶する。また、各診療科ID612に対応付けて、複数の所属医師ID613を記憶する。そして、各所属医師ID613に対応付けて、医師属性614と医師履歴615とを記憶する。
データベース620は、シフト管理システム300を使用するグループID621とグループ属性622とに対応付けて、複数の所属医師ID623と、医師属性624と、医師履歴625とを記憶する。なお、グループとしては、大学の医局などの外に民間の医師派遣グループや個人も含んでよい。
なお、本実施形態においては、医師属性や医師履歴が、応募医師の選択や承認に利用される。
(病院用シフト表テーブル)
図7Aは、本実施形態に係る病院用シフト表テーブル591の構成を示す図である。病院用シフト表テーブル591は、病院用シフト表生成部571により病院用シフト画面として、病院内部のPC(スマホ)に表示される。なお、病院用シフト画面への展開は、病院内部のPC(スマホ)で行なわれてもよい。
図7Aは、本実施形態に係る病院用シフト表テーブル591の構成を示す図である。病院用シフト表テーブル591は、病院用シフト表生成部571により病院用シフト画面として、病院内部のPC(スマホ)に表示される。なお、病院用シフト画面への展開は、病院内部のPC(スマホ)で行なわれてもよい。
病院用シフト表テーブル591は、病院ID711に対応付けて、複数の診療科ID712を記憶する。各診療科ID712に対応付けて、複数のシフト種類713、例えば、外来や宿直、日直、あるいは手術など、を記憶する。各シフト種類713に対応付けて、複数のシフト枠714、例えば1ヶ月分や1週間分など、と、各シフト枠のステータス715と、割り当てられた医師ID716と、表示色などの枠表示717と、を記憶する。
各シフト枠714には、シフト枠ID、月日(曜日)、時間帯および枠属性などを記憶する。時間帯は、時間の外に午前/午後などであってもよい。また、枠属性としては、病院内部の医師に限定されるシフト枠や、病院外部に割当て契約をした定期枠や、病院内外の医師に開放されたシフト枠や、選択の優先度が設定されたシフト枠などが種々に設定されてよい。本実施形態においては、特に、病院外部に割当て契約をした定期枠の医師割当ての管理、あるいは、病院外部の応募の病院のシフト表に連携させた管理が、効率的に実現できる。
また、ステータス715は、シフト枠の管理制御に使用されるステータス番号と、そのステータス番号の内容とを記憶する。本実施形態においては、ステータス番号として、シフト枠ステータス751、例えば、医師が未登録か/医師が割当て済みか/病院内部で調整中か/病院外部に依頼中かなど、と、内部調整中の調整過程を示す内部調整ステータス752と、外部依頼中の依頼過程を示す外部依頼ステータス753と、を有するが、これに限定されない。
医師ID716は、割り当てられた医師の識別子である。割り当てられた医師には、病院内部の医師も、外部医局や外部グループに登録された医師も、個人の医師も、含まれる。
枠表示717は、表示色の外に、割当てが確定した名前の表示、調整中の表示、病院外部に割当て契約をした定期枠の表示、を識別可能にする。例えば、病院用シフト表と、医局用シフト表と、医師用シフト表とを、色などで識別可能としてもよい。また、同じシフト表において、ステータスあるいはそのシフト枠をどこが管理あるいは現在制御しているかを、色などで識別可能としてもよい。また、割り当てられた医師が内部か外部かなどを識別可能としてもよい。
(医局用シフト表テーブル)
図7Bは、本実施形態に係る医局用シフト表テーブル592の構成を示す図である。医局用シフト表テーブル592は、医局用シフト表生成部572により医局用シフト画面として、医局のPC(スマホ)に表示される。医局用シフト表テーブル592の病院用シフト表テーブル591との大きな違いは、医局用シフト表テーブル592には、複数の病院に派遣された、医局に所属する医師がそれぞれの病院名と共に表示されていることである。なお、医局用シフト画面への展開は、医局のPC(スマホ)で行なわれてもよい。また、図7Bにおいて、図7Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図7Bは、本実施形態に係る医局用シフト表テーブル592の構成を示す図である。医局用シフト表テーブル592は、医局用シフト表生成部572により医局用シフト画面として、医局のPC(スマホ)に表示される。医局用シフト表テーブル592の病院用シフト表テーブル591との大きな違いは、医局用シフト表テーブル592には、複数の病院に派遣された、医局に所属する医師がそれぞれの病院名と共に表示されていることである。なお、医局用シフト画面への展開は、医局のPC(スマホ)で行なわれてもよい。また、図7Bにおいて、図7Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
医局用シフト表テーブル592は、グループID721とグループ属性722とに対応付けて、複数のシフト枠723と、シフト枠のステータス715と、割り当てられた医師ID726と、枠表示727と、を記憶する。各シフト枠723は、シフト枠IDと、月日(曜日)と、時間帯と、枠属性と、依頼元の病院IDと、診療科IDと、シフト種類と、を記憶する。なお、病院用シフト表テーブル591のシフト枠714と共通のシフト枠723には、同じステータスが記憶されている。
医師ID726については、医局に登録された医師に限られる。枠表示727については、病院用シフト表テーブル591の枠表示717と差別化でき、かつ、同じステータスは共有できる枠表示が設定される。例えば、枠表示727と枠表示717との色を変えるなどにより差別化を図る。なお、後の詳細は、病院用シフト表テーブル591と重複するので、説明を省略する。
(医師用シフト表テーブル)
図7Cは、本実施形態に係る医師用シフト表テーブル593の構成を示す図である。医師用シフト表テーブル593は、医師用シフト表生成部573により医師用シフト画面として、医師のPC(スマホ)に表示される。なお、医師用シフト画面への展開は、医師のPC(スマホ)で行なわれてもよい。
図7Cは、本実施形態に係る医師用シフト表テーブル593の構成を示す図である。医師用シフト表テーブル593は、医師用シフト表生成部573により医師用シフト画面として、医師のPC(スマホ)に表示される。なお、医師用シフト画面への展開は、医師のPC(スマホ)で行なわれてもよい。
医師用シフト表テーブル593は、医師ID731と医師属性732とに対応付けて、複数のシフト枠723と、枠表示734と、を記憶する。なお、医師用シフト表テーブル593にシフト枠のステータスを含ませていないのは、医師が病院の事務局長や医局長を介さずシフト表を直接変更するのを避けるためである。
各シフト枠733は、シフト枠IDと、月日(曜日)と、時間帯と、依頼元の病院IDと、診療科IDと、シフト種類と、を記憶する。なお、病院用シフト表テーブル591と共通のシフト枠723には、同じステータスが記憶されている。
枠表示734については、医局用シフト表テーブル592の枠表示717と共有できる枠表示が設定される。なお、後の詳細は、医局用シフト表テーブル592と重複するので、説明を省略する。
(シフト管理アルゴリズム)
図7Dは、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズム510の構成を示す図である。シフト管理アルゴリズム510は、本実施形態における、シフト表の各シフト枠に対応付けて、遷移するステータスを記憶させた構成を用いて、迅速で効率性のある、かつ、確実なシフト生成および管理を実現するアルゴリズムが埋め込まれている。
図7Dは、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズム510の構成を示す図である。シフト管理アルゴリズム510は、本実施形態における、シフト表の各シフト枠に対応付けて、遷移するステータスを記憶させた構成を用いて、迅速で効率性のある、かつ、確実なシフト生成および管理を実現するアルゴリズムが埋め込まれている。
シフト管理アルゴリズム510は、現在のステータス715に対応付けて、複数の表示先への表示画面742を記憶する。そして、各表示画面742に対応付けて、1つまたは複数の操作743を記憶する。そして、現在のステータス715と操作743との組み合わせに基づいて、遷移先のステータス744を記憶する。さらに、現在のステータス715から遷移先ステータス744への遷移に対応付けて、送信先に対応するメッセージ745を記憶する。
操作743は、操作可能者と、操作内容と、を含む。ここで、操作可能者とは、シフト枠のステータスを変更可能な権限を有する者である。例えば、表示画面742に対応して、病院の事務局長、医局長、内部医師、外部医師、システム管理者、などの1人や複数人に操作権限が与えられる。表示画面742は、表示先と、表示先に対応する表示内容、例えば、病院PCへの病院用シフト表など、を含み、メッセージ745は、送信先と、メッセージのテンプレートを指示するメッセージIDと、メッセージ内容と、を含む。なお、表示先および送信先は、シフト管理システム300に含まれる、病院PC、内部医師スマホ、医局PCおよび外部医師スマホなどのそれぞれが設定される。ここで、表示先や送信先の指定により、それぞれのステータスにおける表示画面が見える者を選別することができる。
図7Eは、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズム510の具体例を示す図である。このシフト管理アルゴリズム510に従うステータス遷移が実行されることで、シフト管理サーバ310の各機能が実現されることになる。
なお、図7Eのシフト管理アルゴリズム510は一例であってこれに限定されない。また、図7Eにおいて、図7Dと同様の構成要素には同じ参照番号を付している。また、図7Eにおいては、本実施形態のシフト管理サーバ310におけるシフト枠管理のステータスを明瞭にするために、現ステータス715にステータス名の項を設けている。一方、表示画面742〜メッセージ745については簡略化している。
(メッセージ)
図7Fは、本実施形態に係るメッセージテーブル745の構成を示す図である。なお、メッセージ745は、送信メッセージとして図示するが、かかる送信メッセージは空白の設定パラメータを入力したシフト管理サーバ310における受信メッセージのフォーマットとしても使用される。また、図7Fには、本実施形態で使用するメッセージの一部を示しており、ステータスおよび送信先に対応付けてさらに他のメッセージが用意される。
図7Fは、本実施形態に係るメッセージテーブル745の構成を示す図である。なお、メッセージ745は、送信メッセージとして図示するが、かかる送信メッセージは空白の設定パラメータを入力したシフト管理サーバ310における受信メッセージのフォーマットとしても使用される。また、図7Fには、本実施形態で使用するメッセージの一部を示しており、ステータスおよび送信先に対応付けてさらに他のメッセージが用意される。
メッセージ745は、送信先761のそれぞれに対応付けて、ステータスに対応して識別されるメッセージID762とメッセージ種類763とを記憶する。そして、メッセージID762とメッセージ種類763とに対応付けて、メッセージ内容764を記憶する。
メッセージ内容764は、設定パラメータ部分を空白にしたメッセージフォーマットとしてのテンプレートと、空白部に設定される設定パラメータを記憶する。例えば、病院における内部調整のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、シフトの日時、業務種類(分類)、依頼先医師、依頼日、病院が設定する募集期限、報酬額、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、報酬額は、内部調整においてはオプションでもよい。また、外部医局への外部依頼のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元である病院・科、シフトの日時、業務種類、依頼先医局、依頼日、病院が設定する募集期限、報酬額、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、報酬額は、外部依頼においては応募オークションの条件となる。また、外部医局からの医師応募通知に対する確認(図の外部確認)のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元である病院・科、シフトの日時、業務種類、応募元の医局、医局からの応募医師、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、応募医師が設定可能な確認期限を含んでもよい。かかる確認期限は、その前にシフト確定がなければ応募を無効にするための期限である。
病院から外部依頼を受けた医局における医師依頼のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元の病院・科、シフトの日時、業務種類、依頼先医師、医局が設定する募集期限、報酬額、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、医局が設定する募集期限には、病院が設定する募集期限内の医局処理を考慮した期限が設定される。医局が募集通知をした医師からの応募を選択して病院に通知する医師承認のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元の病院・科、シフトの日時、業務種類、選択された応募医師、病院が設定した募集期限、コメントなどの設定パラメータが設定される。すなわち、選択された応募医師には、医局長が、応募した医局医師から依頼元の病院・科に適切な医師を選択して、依頼元の病院・科に通知する。
医局登録の医師への募集のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元の病院・科、シフトの日時、業務種類、依頼元医局、医局が設定する募集期限、報酬額、コメントなどの設定パラメータが設定される。医師からの応募のためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、応募先の病院・科、シフトの日時、業務種類、応募医師、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、応募医師が確認期限を設定することができる。シフト表の依頼日時に対して医師が確定したことを通知するためのメッセージには、メッセージフォーマットのテンプレートに、依頼元の病院・科、確定したシフトの日時、業務種類、コメントなどの設定パラメータが設定される。なお、医師が確定したことを通知するためのメッセージは、応募が病院で受理された医師と、応募したが不受理となった医師と、募集を受けたが応募しなかった医師に対して、異なるテンプレートやコメントを設定してもよい。また、図7Fには、外部医師の場合を図示したが、内部医師には多少異なったテンプレートやコメントが設定される。
《シフト管理サーバのステータス遷移》
図8は、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズム510によるシフト管理サーバ310のステータス遷移を示す図である。図8は、図7Eに基づくシフト管理サーバ310のステータス遷移であり、本実施形態のシフト管理サーバ310の機能および処理を実現する。なお、図8のステータス遷移は、図5Aのシフト管理サーバ310が図4のシーケンス図に従う処理を実現するための一例であり、限定されない。しかしながら、シフト枠毎のステータス管理により、シフト枠単位の独立したシフト確定が並行して実行できると共に、病院の事務局長と、大学の医局長と、各医師と、が同じシフト枠を共有して操作あるいは観察が可能とした。
図8は、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズム510によるシフト管理サーバ310のステータス遷移を示す図である。図8は、図7Eに基づくシフト管理サーバ310のステータス遷移であり、本実施形態のシフト管理サーバ310の機能および処理を実現する。なお、図8のステータス遷移は、図5Aのシフト管理サーバ310が図4のシーケンス図に従う処理を実現するための一例であり、限定されない。しかしながら、シフト枠毎のステータス管理により、シフト枠単位の独立したシフト確定が並行して実行できると共に、病院の事務局長と、大学の医局長と、各医師と、が同じシフト枠を共有して操作あるいは観察が可能とした。
図8に示すシフト管理サーバ310のステータス遷移は、大きく4つのステータス群に分けられる。左上のステータス群においては、病院内の医師によるシフト作成を行なう。左下のステータス群においては、病院内で調整できない場合に、医局を介した外部医師への依頼を行なう。右上のステータス群においては、医局が、病院と医局との間で契約したシフト枠について外部医師によるシフト作成を行なう。右下のステータス群においては、医局が、病院から随時、外部依頼されたシフト枠について外部医師によるシフト作成を行なう。
《シフト管理サーバによる処理手順》
図9は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310による処理手順を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310による処理手順を示すフローチャートである。
シフト管理サーバ310は、ステップS911において、シフト表テンプレートの生成か否かを判定する。シフト表テンプレートの生成であれば、シフト管理サーバ310は、ステップS913において、シフト表テンプレートの生成処理を実行する。
シフト表テンプレートの生成でなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS921において、シフト生成、すなわちシフト枠に医師を割り当てる処理、か否かを判定する。シフト生成であれば、シフト管理サーバ310は、ステップS923において、シフト表の生成処理を実行する。
シフト表テンプレートの生成でもシフト表の生成でもなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS931において、シフト交代、すなわちシフト枠の医師を他の医師に交代する処理か否かを判定する。シフト交代であれば、シフト管理サーバ310は、ステップS933において、シフト交代処理を実行する。
シフト表テンプレートの生成でもシフト表の生成でもシフト交代でもなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS941において、シフト内部調整、すなわちシフト枠に割り当てた医師の都合で病院内の他の医師を探す処理か否かを判定する。シフト内部調整であれば、シフト管理サーバ310は、ステップS943において、シフト内部調整処理を実行する。
シフト表テンプレートの生成でもシフト表の生成でもシフト交代でもシフト内部調整でもなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS951において、シフト外部依頼、すなわちシフト枠に割り当てた医師の都合で病院外の他の医師を探す処理か否かを判定する。シフト内外部依頼であれば、シフト管理サーバ310は、ステップS953において、シフト外部依頼処理を実行する。
(シフト生成処理)
図10Aは、本実施形態に係るシフト生成処理(S923)の手順を示すフローチャートである。
図10Aは、本実施形態に係るシフト生成処理(S923)の手順を示すフローチャートである。
シフト管理サーバ310は、ステップS1001において、シフト表の表示画面で所定のシフト枠に医師名をドラッグ&ドロップ(以下、D&Dと略す)されたか否かを判定する。シフト枠に医師名がD&Dされた場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1003において、シフト枠に対応するD&Dされた医師の医師IDを記憶する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1005において、シフト表テーブルを更新する。シフト管理サーバ310は、ステップS1007において、シフト表が完成してシフト表を承認したか否かを判定する。シフト表が承認されなければ、シフト枠への医師の割当てを繰り返す。シフト表が承認されれば、シフト生成処理を終了する。
シフト枠に医師名がD&Dされなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1009において、シフト枠に「内部調整」がD&Dされたか否かを判定する。「内部調整」がD&Dされたならば、シフト管理サーバ310は、ステップS1011において、シフト枠に対応して内部調整を記憶する。シフト表ではシフト枠が[!調整中]に変化する。次に、シフト管理サーバ310は、ステップS1013において、選択された所定医師にシフト枠と内部調整を通知して医師を募集する。なお、内部医師の募集メッセージには、勤務日時、勤務内容、募集期限、報酬額などが含まれる。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1015において、内部医師からの応募があったか否かを判定する。かかる募集は、期限が来るまで続けてもよいし、最初に適切な応募があれば終了してもよい。
シフト管理サーバ310は、ステップS1015において、医師からの応募を待つ。応募があれば、シフト管理サーバ310は、ステップS1017において、応募した医師を選択してシフト枠に記憶する。シフト表ではシフト枠に新に割り当てられた医師の名前が表示される。シフト管理サーバ310は、ステップS1019において、関係先、この場合は募集した病院の事務局長用PCや募集先の医師スマホなどに、内部医師の調整済みを通知する。一方、医師からの応募が無ければ、シフト管理サーバ310は、ステップS1023において、外部依頼に進む。
シフト枠に医師名がD&Dされず、内部調整がD&Dされなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1021において、シフト枠に「外部依頼」がD&Dされたか否かを判定する。「外部依頼」がD&Dされたならば、シフト管理サーバ310は、ステップS1023において、外部依頼をシフト枠に設定する。なお、あらかじめ外部依頼が契約されているシフト枠には「!○○大学」などの外部依頼中が表示される。
シフト枠に医師名がD&Dされず、内部調整がD&Dされず、外部依頼がD&Dされなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1025において、外部依頼に応答する外部医師の応募を医局PCから受信したか否かを判定する。外部医師の応募を医局PCから受信した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1027において、病院の事務局長による応募医師の承認入力を判定する。応募医師が承認されなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS1023において、更なる外部依頼に進む。
応募医師が承認されたならば、シフト管理サーバ310は、ステップS1029において、承認された医師IDをシフト枠に記憶する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1031において、関係先、この場合は募集した病院の事務局長用PCや募集先の医局PCや医局に属する医師スマホなどに、外部医師の調整済みを通知する。
(シフト交代処理)
図10Bは、本実施形態に係るシフト交代処理(S933)の手順を示すフローチャートである。
図10Bは、本実施形態に係るシフト交代処理(S933)の手順を示すフローチャートである。
シフト管理サーバ310は、ステップS1041において、シフト表のシフト枠に交代医師がD&Dされたか否かを判定する。交代医師がD&Dされた場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1043において、D&Dされた交代医師と予定されていた医師とのマッチングを行なって、合致するか否かを判定する。合致しなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS1051において、交代処理を取り消して処理を終了する。
合致すれば、シフト管理サーバ310は、ステップS1045において、交代医師をシフト枠に記憶する。シフト管理サーバ310は、ステップS1047において、関係先、この場合は病院の事務局長用PCや交代した医師スマホなどに、医師交代済みを通知する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1049において、シフト表テーブルを更新する。
(内部調整処理)
図10Cは、本実施形態に係る内部調整処理(S943)の手順を示すフローチャートである。
図10Cは、本実施形態に係る内部調整処理(S943)の手順を示すフローチャートである。
内部調整と判定されると、シフト管理サーバ310は、ステップS1061において、病院の事務局長PCから指示された所定の内部医師のPCやスマホに内部調整を通知する通知メッセージを送信する。この通知メッセージには、調整日時、勤務内容、募集期限、報酬額などが含まれる。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1063において、内部医師からの応募を待つ。募集期限内に内部医師からの応募がなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS1069において、シフト枠のステータスを外部依頼に遷移させて、外部依頼処理(S953)を行なう。あるいは、図10Cには図示しないが、可能であれば募集期限の延長、あるいは、報酬額の値上げを行なって応募を繰り返した後に、外部依頼に遷移してもよい。
募集期限内に内部医師からの応募があれば、シフト管理サーバ310は、ステップS1065において、応募した医師を病院の事務局長PCに通知して事務局長が選択した医師を受信して、応募対象のシフト枠に記憶する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1067において、関係先である病院の事務局長PC、業務が確定した応募医師のスマホ、募集を通知した内部医師、などの医師調整済みのメッセージを送信する。
シフト管理サーバ310は、ステップS1071において、内部調整あるいは外部依頼により更新されたシフト枠を含むシフト表にシフト表テーブル509を更新して、病院の事務局長PC、医局長、および、医師が共通のシフト表を共有できるようにする。
(外部依頼処理)
図10Dは、本実施形態に係る外部依頼処理(S953)の手順を示すフローチャートである。なお、図10D、外部依頼対象である医局あるいはグループが複数である場合、ステップS1083〜S1105の処理は複数の医局あるいはグループにおいてステータス制御に応じて並行して実行される。
図10Dは、本実施形態に係る外部依頼処理(S953)の手順を示すフローチャートである。なお、図10D、外部依頼対象である医局あるいはグループが複数である場合、ステップS1083〜S1105の処理は複数の医局あるいはグループにおいてステータス制御に応じて並行して実行される。
外部依頼処理に入ると、シフト管理サーバ310は、ステップS1081において、外部依頼対象である所定の医局長あるいはグループ長のPCあるいはスマホに外部依頼を通知する。なお、外部依頼メッセージには、依頼病院、依頼診療科、依頼日時、勤務内容、募集期限、報酬額などが含まれる。外部依頼を受信した各医局に対応し、シフト管理サーバ310は、ステップS1083において、並行して複数の外部医局による外部医師募集処理を実行する。
シフト管理サーバ310は、ステップS1085において、外部依頼通知に応答して、いずれかの医局長あるいはグループ長からの応募した外部医師の情報を受信したか否かを判定する。外部依頼に対して応募した外部医師の情報を受信しなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1087において、病院の事務局長が設定した募集期限が切れたか否かを判定する。募集期限が切れてなければ、シフト管理サーバ310は、ステップS1085に戻って、医局からの外部依頼に対して応募した外部医師の情報の受信を待つ。募集期限が切れた場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1089において、応募なしを依頼元の病院・科(事務局長PC)に通知して、外部依頼処理を終了する。なお、依頼元の病院・科(事務局長PC)から依頼条件(報酬など)の変更があって、再度の外部依頼があれば、図10Dの処理が再度開始される。
ステップS1085の判定で外部依頼に対して応募した外部医師の情報を受信した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1091において、依頼元の病院・科(事務局長PC)に外部応募医師を通知する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1093において、依頼元の事務局長が外部応募医師を承認した情報を事務局長PCから受診したか否かを判定する。依頼元の事務局長が外部応募医師を承認しなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1085に戻って、医局からの新たな外部応募医師の通知を待つ。
依頼元の事務局長が外部応募医師を承認した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1095において、承認された医師を対象のシフト枠に登録する。そして、シフト管理サーバ310は、ステップS1097において、この外部依頼処理に関係した関係先、例えば、承認された外部医師、医局長、依頼を受けた外部医師に対して、依頼したシフト枠の医師が確定した旨を通知する。なお、本外部依頼処理が内部調整の後に行なわれた場合には、内部調整を依頼した内部医師、内部調整を通知した内部医師に対しても、依頼したシフト枠の医師が確定した旨を通知する。
(医局による外部医師募集処理)
図10Eは、本実施形態に係る医局による外部医師募集処理(S1083)の手順を示すフローチャートである。図10Eの外部医師募集処理(S1083)は、外部依頼をした医局の数(他のグループや個人医師も含む)だけ起動される。なお、本実施形態においては、外部医師募集処理(S1083)の並行した処理は、外部依頼ステータス内の外部医師募集サブステータスによって制御される。
図10Eは、本実施形態に係る医局による外部医師募集処理(S1083)の手順を示すフローチャートである。図10Eの外部医師募集処理(S1083)は、外部依頼をした医局の数(他のグループや個人医師も含む)だけ起動される。なお、本実施形態においては、外部医師募集処理(S1083)の並行した処理は、外部依頼ステータス内の外部医師募集サブステータスによって制御される。
シフト管理サーバ310は、ステップS1101において、外部依頼を受けた外部医局から募集対象に選択された外部医師の情報を受信したか否かを判定する。外部医師の情報を受信しない場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1103において、病院が設定した募集期限が切れたか否かを判定する。病院が設定した募集期限が切れた場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1119において、応募医師なしを記憶する。病院が設定した募集期限が切れてない場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1101に戻って、医局からの募集対象の外部医師の通知を待つ。
募集対象に選択された外部医師の情報を受信した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1105において、選択された外部医師に外部依頼を通知する。なお、図7Fに示したように、選択された外部医師への募集メッセージには、報酬額や医局の募集期限が含まれる。シフト管理サーバ310は、ステップS1107において、外部医師からの応募の受信があったか否かを判定する。外部医師の応募を受信しなかった場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1109において、医局が設定した募集期限が切れたか否かを判定する。医局が設定した募集期限が切れた場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1119において、応募医師なしを記憶する。医局が設定した募集期限が切れてない場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1107に戻って、医師からの応募の通知を待つ。
外部医師の応募を受信した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1111において、医局に外部医師の応募を通知する。なお、図7Fに示したように、外部医師からの応募メッセージには、医師が設定した確認期限が含まれてよい。シフト管理サーバ310は、ステップS1113において、医局から応募医師を病院に通知するか否か、あるいは、複数の応募医師があれば病院に通知する適切な医師が選択されたか否かを判定する。病院への応募通知を医局が承認しない場合、あるいは、選択された医師の通知がない場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1115において、病院が設定した募集期限が切れたか否かを判定する。病院が設定した募集期限が切れた場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1119において、応募医師なしを記憶する。病院が設定した募集期限が切れてない場合は、シフト管理サーバ310は、ステップS1113に戻って、医局からの応募承認、あるいは、選択した応募医師の通知を待つ。
医局から応募医師の承認、あるいは、選択された応募医師の通知を受信した場合、シフト管理サーバ310は、ステップS1117において、病院に承認あるいは選択された応募医師を通知する。
《シフト管理サーバのハードウェア構成》
図11は、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバ310のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11は、本実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバ310のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11で、CPU(Central Processing Unit)1110は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図5A〜図5Eのシフト管理サーバ310の機能構成部を実現する。ROM(Read Only Memory)1120は、初期データおよびプログラムなどの固定データを記憶する。また、通信制御部501は、ネットワークなどを介して病院や医局のPC321〜351、および、病院の事務局長、医局の医局長、医師が携帯するスマホ322〜352、と通信する。なお、CPU1110は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。また、通信制御部501は、CPU1110とは独立したCPUを有して、RAM(Random Access Memory)1140の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。
RAM1140は、CPU1110が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1140には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。シフト枠ID1141は、現在、CPU1110が処理対象としているシフト枠の識別子であり、病院や科や日時により異なるIDが割り振られており、シフト表テーブル509と紐付けられている。シフト枠のステータス情報1142は、図7Dおよび図7Eに示したシフト管理アルゴリズム510に含まれる、現在処理対象となっているシフト枠ID1141のステータス情報である。シフト枠のパラメータ情報1143は、シフト枠のステータス情報1142で使用されるパラメータであり、本実施形態においては、例えば、外部依頼先ID、依頼情報、応募情報を含む。外部依頼先IDは、医局や医師などの識別子であり、依頼情報には依頼毎の変数である報酬額や募集期限などが含まれ、募集情報には医師が設定する応募確定期限などが含まれる。他のシフト枠ID1144は、上記同様に対応するステータス情報およびパラメータ情報を有し、シフト表テーブル509の他のシフト枠に紐付いている。送受信データ1145は、通信制御部501を介して送受信されるデータである。
なお、CPU1110が現在処理対象としているシフト枠の数に制限はない。CPU1110が1つである場合は、イベントが発生したシフト枠、あるいは、処理が必要なステータスに遷移したシフト枠を、優先順位を考慮しながら時分割に処理する。また、CPU1110が複数である場合は、イベントが発生したシフト枠、あるいは、処理が必要なステータスに遷移したシフト枠を、優先順位を考慮しながら分担して処理をすることになる。
ストレージ1150には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。医師登録データベース311は、図6に示した医師を登録するデータベースである。シフト管理データベース312は、図7A〜図7Cに示したシフト表テーブル509と、図7Dおよび図7Eに示したシフト管理アルゴリズム510とを含み、本実施形態によるシフト枠単位のステータス制御を実現するデータを格納する。メッセージテーブル745は、図7Fに示した本実施形態で用いるメッセージを格納する。
ストレージ1150には、以下のプログラムが格納される。シフト管理プログラム1151は、本シフト管理サーバ310の全体を制御する制御プログラムである。ステータス制御モジュール1152は、シフト管理アルゴリズム510に従って、本実施形態におけるシフト枠単位のステータス制御を行なうモジュールである。通信制御モジュール1153は、本シフト管理サーバ310と、病院や医局のPC321〜351、および、病院の事務局長、医局の医局長、医師が携帯するスマホ322〜352、との通信を制御するモジュールである。表示画面制御モジュール1154は、シフト管理アルゴリズム510およびメッセージテーブル745を参照して、病院や医局のPC321〜351、および、病院の事務局長、医局の医局長、医師が携帯するスマホ322〜352、への表示画面を生成して表示させるモジュールである。
なお、図11のRAM1140やストレージ1150には、シフト管理サーバ310が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
《ハードウェアによる処理手順》
図12は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310のハードウェアによる処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図5A〜図5Eの機能構成部を実現する。
図12は、本実施形態に係るシフト管理サーバ310のハードウェアによる処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図5A〜図5Eの機能構成部を実現する。
CPU1110は、ステップS1201において、初期化を行なう。ここでは、特にRAM1140の初期化を行なう。CPU1110は、ステップS1203において、イベントの発生を待つ。本実施形態によるイベントは、病院の事務局長PC(スマホ)または医局の医局長PC(スマホ)または医師PC(スマホ)からの、特定のシフト枠に対する操作入力である。なお、シフト管理サーバ310の管理者による操作入力をイベントとしてもよい。
イベント発生を検出すれば、CPU1110は、ステップS1205において、どのシフト枠に対するイベントであるかを、PCやスマホ画面への操作位置に基づいて、共通のシフト枠IDとして受信して、RAM1140に記憶する。次に、CPU1110は、ステップS1207において、取得したシフト枠IDにより識別された現ステータスを取得して、RAM1140のシフト枠のステータス情報1142に記憶する。そして、CPU1110は、ステップS1209において、PCやスマホ画面におけるシフト枠に関連する操作の受信を待つ。シフト枠への操作の受信がなければ、CPU1110は、ステップS1211において、他のイベントの発生があるか否かを判定する。
他のイベントの発生を検出すれば、本処理と並行して対象とされたシフト枠の処理を開始する。なお、他のイベントに対応するシフト枠の処理は、図11に示したシフト枠ID1141のステータス情報およびパラメータ情報の生成と処理であるが、煩雑となるので図12おける図示および説明は省略する。図11で説明したように、1つのCPU1110による複数のシフト枠の時分割処理や、複数のCPU1110による分散処理により並行処理が実現される。他のイベントの発生を検出しなければ、CPU1110は、ステップS1209に戻って、PCやスマホ画面におけるシフト枠に関連する操作の受信を待つ。
シフト枠に関連する操作を受信すると、CPU1110は、ステップS1213において、操作内容をシフト枠のステータス情報1142に記憶し、現ステータスと操作内容(操作元の識別子を含む)との組み合わせに基づいて、シフト管理アルゴリズム510を参照して遷移先のステータスを取得する。また、CPU1110は、ステップS1215において、現ステータスと操作内容(操作元の識別子を含む)との組み合わせに基づいて、シフト管理アルゴリズム510を参照してメッセージ送信先およびメッセージ内容を取得する。ここで、メッセージ内容は、メッセージフォーマットのテンプレートの空白部にパラメータを埋め込むことで完成させる。そして、CPU1110は、ステップS1217において、取得して完成させたメッセージを送信先に送信する。
CPU1110は、ステップS1219において、対象のシフト枠IDの現ステータスを遷移先のステータスに更新して、遷移したステータスに対応する画面を対象とするPCやスマホに表示させる。この画面には、次の操作入力が必要な場合、操作入力枠が設けられる。なお、ステップS1217のメッセージは必要な通知先に送信され、ステップS1219の画面は操作元に送信されるが、通知先と操作元とが共通であれば1つのステップでもよい。
CPU1110は、ステップS1221において、処理を終了するか否かを判定し、終了でなければステップS1203に戻って、次のイベント(シフト枠に関連する操作入力)を待つ。
《パーソナルコンピュータの機能構成》
図13は、本実施形態に係る通信端末としてのパーソナルコンピュータ321〜351の機能構成を示すブロック図である。
図13は、本実施形態に係る通信端末としてのパーソナルコンピュータ321〜351の機能構成を示すブロック図である。
PC321〜351は、通信制御部1301と、シフト管理アプリケーション1302と、表示部1303と、操作部1304と、を備える。ここで、シフト管理アプリケーション1302は、シフト管理サーバ310からダウンロードされたアプリケーションプログラムを実行することで実現されるが、ブラウザによってシフト管理サーバ310から提供されてもよい。また、表示部1303と操作部1304は、タッチパネル型の一体構造であってもよい。
通信制御部1301は、ネットワーク360を介するシフト管理サーバ310との通信を制御する。表示部1303は、シフト管理サーバ310から提供されたメッセージやシフト表などの画面、あるいは、PC321〜351の状態を表示する。操作部1304は、シフト管理サーバ310へのシフト枠の変化をもたらす操作入力やデータ入力、あるいは、PC321〜351の制御入力を取得する。
シフト管理アプリケーション1302は、表示情報受信部1322と、シフト表生成部1323と、メッセージ生成部1324と、を有する。表示情報受信部1322は、シフト管理サーバ310から送信されたメッセージやシフト表などの画面情報を受信する。シフト表生成部1323は、受信された表示情報からシフト表情報を取得して、シフト表画面データを生成して表示部1303に出力する。メッセージ生成部1324は、受信された表示情報からメッセージ情報を取得して、メッセージ画面データを生成して表示部1303に出力する。
また、シフト管理アプリケーション1302は、シフト表要求部1321と、シフト枠抽出部1325と、メッセージ応答取得部1326と、操作情報送信部1327と、を有する。シフト表要求部1321は、操作部1304からの対応する操作に基づいて、シフト管理サーバ310が保持する、病院、医局および医師が共有できる共通のシフト表をシフト管理サーバ310に要求する。シフト枠抽出部1325は、表示部1303に表示されたシフト表の特定のシフト枠に対する操作に対応して、シフト枠を特定して操作情報送信部1327に伝える。本実施形態においては、医師名、内部調整や外部依頼などをドラッグしてシフト枠にドロップするD&Dによって、シフト枠を特定してステータス遷移を実行する。なお、本実施形態においては、医師がシフト枠を操作できないようにしている。メッセージ応答取得部1326は、表示部1303に表示されたメッセージに対して、操作部1304により空白部を埋めたり選択指示をしたりした応答を取得して、操作情報送信部1327に伝える。操作情報送信部1327は、シフト枠抽出部1325が抽出した操作対象のシフト枠の情報や、メッセージ応答取得部1326が取得した応答情報を、シフト管理サーバ310に送信する。
なお、図13においては、病院PC、医局PCおよび医者PCを共通の機能構成で説明したが、それぞれに役割に応じた特殊な機能の追加や、機能の変形などがあってもよい。
《スマートフォンの機能構成》
図14は、本実施形態に係る通信端末としてのスマートフォン322〜352の機能構成を示すブロック図である。
図14は、本実施形態に係る通信端末としてのスマートフォン322〜352の機能構成を示すブロック図である。
スマホ322〜352は、通信制御部1401と、シフト管理アプリケーション1402と、表示部1403と、操作部1404と、を備える。ここで、シフト管理アプリケーション1402は、基本的に、ブラウザによってシフト管理サーバ310から提供される機能である。また、表示部1403と操作部1404は、タッチパネル型の一体構造である。
通信制御部1401は、ネットワーク360を介するシフト管理サーバ310との通信を制御する。表示部1403は、シフト管理サーバ310から提供されたメッセージやシフト表などの画面、あるいは、スマホ322〜352の状態を表示する。操作部1404は、シフト管理サーバ310へのシフト枠の変化をもたらす操作入力やデータ入力、あるいは、スマホ322〜352の制御入力を取得する。
シフト管理アプリケーション1402は、表示情報受信部1422と、シフト表生成部1423と、メッセージ生成部1424と、を有する。表示情報受信部1422は、シフト管理サーバ310から送信されたメッセージやシフト表などの画面情報を受信する。シフト表生成部1423は、受信された表示情報からシフト表情報を取得して、シフト表画面データを生成して表示部1403に出力する。なお、表示画面のサイズが小さいので、シフト表画面データは例えば一週間分などが望ましい。メッセージ生成部1424は、受信された表示情報からメッセージ情報を取得して、メッセージ画面データを生成して表示部1403に出力する。
また、シフト管理アプリケーション1302は、シフト表要求部1421と、シフト枠抽出部1425と、メッセージ応答取得部1426と、操作情報送信部1427と、を有する。シフト表要求部1421は、操作部1404からの対応する操作に基づいて、シフト管理サーバ310が保持する、病院、医局および医師が共有できる共通のシフト表をシフト管理サーバ310に要求する。シフト枠抽出部1425は、表示部1403に表示されたシフト表の特定のシフト枠に対する操作に対応して、シフト枠を特定して操作情報送信部1427に伝える。なお、本実施形態においては、医師がシフト枠を操作できないようにしている。メッセージ応答取得部1426は、表示部1403に表示されたメッセージに対して、操作部1404により空白部を埋めたり選択指示をしたりした応答を取得して、操作情報送信部1427に伝える。操作情報送信部1427は、シフト枠抽出部1425が抽出した操作対象のシフト枠の情報や、メッセージ応答取得部1426が取得した応答情報を、シフト管理サーバ310に送信する。
なお、図14においては、病院の事務局長シマホ、医局長スマホおよび医者スマホを共通の機能構成で説明したが、それぞれに役割に応じた特殊な機能の追加や、機能の変形などがあってもよい。
《外部依頼処理における各通信端末の表示画面》
図15A〜図20Cは、病院の事務局長、医局長、医師のPCおよびスマホを含む各通信端末の表示画面を示した図である。以下、本実施形態の外部依頼処理の動作手順に従って順に説明する。
図15A〜図20Cは、病院の事務局長、医局長、医師のPCおよびスマホを含む各通信端末の表示画面を示した図である。以下、本実施形態の外部依頼処理の動作手順に従って順に説明する。
(事務局長用パーソナルコンピュータのシフト変更指示画面:S431/ステータス050001に相当)
図15Aは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更指示画面1510を示す図である。なお、図2Aと同様の構成要素については重複する説明を省略する。
図15Aは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更指示画面1510を示す図である。なお、図2Aと同様の構成要素については重複する説明を省略する。
図15Aのシフト変更指示画面1510において、既に16日の日直に割り当てられていた猪又医師が勤務できなくなったため、「!調整中」をシフト枠にD&Dする(1511)と、確認メッセージ1513が表示される。確認メッセージ1513において「OK」を選択することにより、16日の日直のシフト枠が「猪又」から「!調整中」に変更される(1512)。そして、メニューから「調整中一覧」を選択する(1514)と、図15Bの画面1520に変わる。
図15Bは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更指示画面1520を示す図である。
図15Bの「調整中一覧」を表示するシフト変更指示画面1520には、既に調整中となっている他のシフト枠も表示される。この一覧表示の「アサイン医師」は割当てが確認されるとその医師名が表示される。シフト変更指示画面1520において、調整中とした16日の日直1521を選択すると、16日の日直を依頼可能な依頼先が表示される。図15Bにおいては、依頼先から「自由外科」と「東名外科」とを選択する(1522)。次に、依頼1523を選択すると、外部医局へのアサイン依頼メッセージ枠1524が表示される。アサイン依頼メッセージ枠1524には、既に、シフト枠の日時や依頼先が設定されている。病院の事務局長は、回答期限と、報酬と、コメントを入力して、依頼1525を選択すると、アサイン依頼メッセージがシフト管理サーバ310に送信される。
なお、回答期限や報酬が自動的に設定されて、変更を望めば変更可能とする構成でってもよい。
(医局長の通信端末におけるシフト変更通知画面:S437とS439/ステータス050002に相当)
図16Aは、本実施形態に係る大学の医局長のスマートフォンにおけるシフト変更通知画面を示す図である。
図16Aは、本実施形態に係る大学の医局長のスマートフォンにおけるシフト変更通知画面を示す図である。
図16Aの左図は、事務局長PCからアサイン依頼メッセージを受けたシフト管理サーバ310が、依頼先に送信した依頼通知メッセージ1611である。医局長が、依頼通知メッセージ1611の内容を見るために、開く1612を選択すると、図16Aの中央図のように外部依頼内容1613が表示される。この外部依頼内容1613には、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、依頼元期限(4月12日)、が含まれる。また、この外部依頼内容1613には、医局で設定する内部期限の空欄も含まれる。医局長は、内部期限を設定して、右図の次画面1614(あるいはスクロール)において、依頼元を考慮して依頼メッセーシ(募集メッセージ)を送信する医師を選択して依頼ボタンを選択する。図16Aにおいては、久保医師、津川医師、島崎医師から、久保医師と津川医師とが選択されている(1615)。
画面1614には、依頼確認メッセージ1616が表示される。そして、「OK」を選択すると、久保医師と津川医師とに募集通知メッセージを送信するように、シフト管理サーバ310に通知される。
図16Bおよび図16Cは、図16Aのスマホでの医局長の処理を、大学の医局長用のパーソナルコンピュータで行なう場合の表示画面を示した図である。
図16Bは、本実施形態に係る大学の医局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更通知画面1620を示す図である。医局長PCにおいて、医局長がシフト変更通知画面1620を開くと、医局に外部依頼された依頼一覧が表示される。依頼一覧には、医局への他の依頼元病院からの外部依頼も含まれる。図16Bには、集会病院から4月16日(土)の日直を新規に依頼されたことが表示されている。医局長がこの新規依頼1621を選択すると、画面は図16Cのシフト変更通知画面1630に変わる。
図16Cは、本実施形態に係る大学の医局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更通知画面1630を示す図である。シフト変更通知画面1630には、集会病院からの外部依頼メッセージ1631が表示される。外部依頼メッセージ1631には、図16Aの中央図と同様に、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、依頼元期限(4月12日)、が含まれる。また、この外部依頼メッセージ1631には、医局で設定する内部期限の空欄も含まれる。また、医局長が、久保医師、津川医師、島崎医師から、久保医師と津川医師とを選択して、「依頼」1632を選択すると、依頼確認メッセージ1633が表示される。依頼確認メッセージ1633において、「OK」を選択すると、久保医師と津川医師とに募集通知メッセージを送信するように、シフト管理サーバ310に通知される。
なお、外部依頼メッセージ1631の下端の「打診」は、外部医師から応募があった後に病院に打診する場合のボタンである。
図16Dは、本実施形態に係る大学の医局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト画面1640を示す図である。図16Dは、例えば、「東名外科」の医局長PCから「集会病院」への派遣シフト表を示している。
「集会病院」から「4月16日土曜日」の「日直」の外部依頼を受けて場合には、シフト枠の「依頼受」1641が表示される。なお、「東名外科」から外部医師への依頼処理の後にはシフト枠に「依頼中」が表示され、外部医師からの応募があれば「応募有」が表示され、病院への打診中であれば「打診中」が表示されでもよい。あるいは、「依頼受」1641をクリックすると、図16Cの外部依頼メッセージ1631に現在の状況を示して表示するように構成してもよい。
(医局医師の通信端末におけるシフト変更依頼画面および応募画面:S443とS451/ステータス050002に相当)
図17Aは、本実施形態に係る医局医師のスマートフォンにおけるシフト変更依頼画面および応募画面を示す図である。
図17Aは、本実施形態に係る医局医師のスマートフォンにおけるシフト変更依頼画面および応募画面を示す図である。
図17Aの左図は、医局長PCまたはスマホから依頼先医師の情報を受けたシフト管理サーバ310が、依頼先医師のスマホに送信した依頼通知メッセージ1711である。医師が、依頼通知メッセージ1711の内容を見るために、開く1712を選択すると、図17Aの右図のように外部依頼内容1713が表示される。この外部依頼内容1713には、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、医局の回答期限(4月12日)、が含まれる。また、この外部依頼内容1713には、医師が設定する確定の回答を望む回答有効期限の空欄も含まれる。医師は、回答有効期限を設定して、「応募」1714を選択すると、応募メッセージがシフト管理サーバ310に送信される。
図17Bおよび図17Cは、図17Aのスマホでの医師の処理を、医師用のパーソナルコンピュータで行なう場合の表示画面を示した図である。
図17Bは、本実施形態に係る医局医師用のパーソナルコンピュータにおけるシフト変更依頼画面1720を示す図である。医局医師がPCを開くと、シフト変更依頼画面1720に依頼一覧が表示される。依頼一覧から「集会病院/4月16日/日直」1721を選択すると、図17Cの応募メッセージ1731が表示される。
図17Cは、本実施形態に係る医局医師用のパーソナルコンピュータにおける画面1730を示す図である。画面1730は、応募メッセージ1731を含む。この応募メッセージ1731には、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、医局の回答期限(4月12日)、が含まれる。また、この応募メッセージ1731には、医師が設定する確定の回答を望む回答有効期限の空欄も含まれる。医師が「応募」1732を選択すると、応募メッセージ1731がシフト管理サーバ310に送信される。
図17Dは、本実施形態に係る医局医師用のパーソナルコンピュータにおけるシフト画面1740を示す図である。なお、図17Dは、久保医師のPCにおけるシフト画面1740を示す。
シフト画面1740には、4月16日の日直が「集会病院」から依頼されたことが、識別可能に表示されている。かかる4月16日をクリックすることにより、外部依頼の詳細や応募メッセージが表示されてよい。
なお、シフト画面をスマホから要求した場合は、1週間分を表示する、あるいは、1週間分を表示してスクロール可能にするなどが考えられる。
(医局長の通信端末における応募通知画面:S453とS455/ステータス050003に相当)
図18Aは、本実施形態に係る大学の医局長のスマートフォンにおける応募通知画面を示す図である。
図18Aは、本実施形態に係る大学の医局長のスマートフォンにおける応募通知画面を示す図である。
図18Aの左図は、医師PCまたはスマホから応募を受けたシフト管理サーバ310が、医局長のスマホに送信した応募通知メッセージ1811である。医局長が、応募通知メッセージ1811の内容を見るために、開く1812を選択すると、図18Aの右図のように外部依頼に対する応募内容1813が表示される。この応募内容1813には、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、依頼元の回答期限(4月12日)、依頼医師、が含まれる。図18Aにおいては、久保医師からの応募1814があり、津川医師からは応募がない。「打診」が選択されると、確認メッセージ1815が表示され、「OK」1816が選択されると、依頼元(集会病院)に久保医師の応募の打診を、シフト管理サーバ310に送信する。
なお、複数の医師からの応募があった場合、本実施形態においては、1名の適切な医師を選択して依頼先に打診する。医師の選択は、依頼元や依頼されたシフト枠、あるいは、履歴などを参照して行なわれる。
図18Bおよび図18Cは、図18Aのスマホでの医局長の処理を、大学の医局長用のパーソナルコンピュータで行なう場合の表示画面を示した図である。
図18Bは、本実施形態に係る大学の医局長用のパーソナルコンピュータにおける応募通知画面1820を示す図である。医局長PCにおいて、医局長が応募通知画面1820を開くと、医局に外部依頼された依頼一覧が表示される。依頼一覧には、医局への他の依頼元病院からの外部依頼も含まれる。図18Bには、集会病院から4月16日(土)の日直の依頼に対して、1名の医師から応募があったことが表示されている(1822)。医局長がこの応募した氏名1821を選択すると、画面は図18Cの応募打診画面1830に変わる。
図18Cは、本実施形態に係る大学の医局長用のパーソナルコンピュータにおける応募打診画面1830を示す図である。応募打診画面1830には、依頼元への応募打診メッセージ1831が表示される。応募打診メッセージ1831には、図16Aの中央図と同様に、依頼元(集会病院)、依頼の日時(4月16日・土曜日)、勤務内容(日直)、報酬(90,000円)、応募数(単数/複数)、医局の回答期限(4月12日)、応募一覧、が含まれる。応募一覧には、久保医師と津川医師とを選択して依頼し、久保医師から応募があったことが示されている。医局長は、久保医師を選択して(1832)、「打診」1833を選択すると、応募した久保医師の打診メッセージが依頼先に送信されるべく、シフト管理サーバ310に送信される。なお、本例においては、久保医師のみの応募なので、そのまま依頼元への打診をするが、複数医師の応募がある場合は、医局長が打診する医師を選択する。あるいは、複数の応募医師が打診されてもよい。
(事務局長の通信端末における応募結果画面:S471とS473/ステータス470000-490000に相当)
図19Aは、本実施形態に係る病院の事務局長のスマートフォンにおける応募通知画面1911を示す図である。応募通知画面1911は、医局長PCまたはスマホからの打診メッセージを受けたシフト管理サーバ310から送信される。
図19Aは、本実施形態に係る病院の事務局長のスマートフォンにおける応募通知画面1911を示す図である。応募通知画面1911は、医局長PCまたはスマホからの打診メッセージを受けたシフト管理サーバ310から送信される。
応募通知画面1911に表示された応募医師をシフト枠に確定するため、事務局長は「確定」を選択すると「!調整中」となっていたシフト枠に医師名(本例では久保)が表示されて、外部依頼が確定する。
図19Bは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおける応募確定画面1920を示す図である。図19Bは、図19Aのスマホでの事務局長の処理を、病院の事務局長用のパーソナルコンピュータで行なう場合の表示画面を示した図である。
調整中となったシフト枠、4月16日の日直に対して、外部の東名外科の久保医師からの応募1921が表示されている。応募1921が選択されると、確定用メッセージ1922が表示される。事務局長により「確定」が選択されると、4月16日の日直のシフト枠に「久保」が表示されて、担当医師が確定する。
図19Cは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおける更新後のシフト画面1930を示す図である。事務局長用PCからにシフト表の表示要求に対して、図15Aにおいて「!調整中」となった4月16日の日直のシフト枠には、「久保」1931が表示されて、更新後の当直−日直のシフト表が表示される。
(各通信端末における応募確定通知画面:S475とS477/ステータス490000or990000に相当)
図20Aは、本実施形態に係る大学の医局長、確定した医局医師および他の医局医師のスマートフォンにおける応募確定通知画面を示す図である。図20Aは、調整中となったシフト枠に新たな医師が割り当てられたことによる、外部依頼を受けた関係者への医師確定の報告メッセージである。
図20Aは、本実施形態に係る大学の医局長、確定した医局医師および他の医局医師のスマートフォンにおける応募確定通知画面を示す図である。図20Aは、調整中となったシフト枠に新たな医師が割り当てられたことによる、外部依頼を受けた関係者への医師確定の報告メッセージである。
図20Aの左図は、医師応募を打診した医局長のスマホに久保医師の勤務が決定したことを通知する報告メッセージ2011である。図20Aの中央図は、応募して勤務が確定した、本例では久保医師のスマホへの、勤務が決定したことを通知する報告メッセージ2021である。図20Aの右図は、募集を受けて応募したが、あるいは、依頼しないまま、他の医師の勤務が確定した医師のスマホへの、他の医師の勤務が決定したことを通知する報告メッセージ2031である。
(更新後のシフト画面)
図20Bは、本実施形態に係る大学の医局長のパーソナルコンピュータにおける更新後のシフト画面2040を示す図である。「依頼受」となった4月16日の日直のシフト枠には、「久保」2041が表示されて、更新後の集会病院への派遣のシフト表が表示される。なお、病院が選択されると各病院単位のシフト表が表示され、「全て」が選択されると、外部依頼を受けた全病院への派遣を含むソフト表が表示される。
図20Bは、本実施形態に係る大学の医局長のパーソナルコンピュータにおける更新後のシフト画面2040を示す図である。「依頼受」となった4月16日の日直のシフト枠には、「久保」2041が表示されて、更新後の集会病院への派遣のシフト表が表示される。なお、病院が選択されると各病院単位のシフト表が表示され、「全て」が選択されると、外部依頼を受けた全病院への派遣を含むソフト表が表示される。
図20Cは、本実施形態に係る確定した医局医師のパーソナルコンピュータにおける更新後のシフト画面2050を示す図である。図20Cは、外部依頼に応募した久保医師のPCに表示されるシフト表である。「依頼受」となった4月16日の日直のシフト枠には、「集会病院」2051が表示されて、更新後の久保医師のシフト表が表示される。
《事務局長用パーソナルコンピュータのシフト表生成画面》
図21A〜図21Dは、図4のステップS403におけるシフト表テンプレートへの医師割当処理に応答するシフト表生成時の手順に沿った表示画面を示す。
図21A〜図21Dは、図4のステップS403におけるシフト表テンプレートへの医師割当処理に応答するシフト表生成時の手順に沿った表示画面を示す。
図21Aは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト表生成画面2110を示す図である。シフト表生成画面2110においては、初期設定しているシフト枠を生成する。テンプレートで担当医師が設定されている場合は、自動的に医師を設定する。
図21Bは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト表生成画面2120を示す図である。図21Aで生成したシフト枠の内部医師の枠には、担当医師がD&Dされる。一方、外部医師であって医局から医師を派遣してもらう契約になっており、医局側で医師が確定していない場合、「大学名(外部依頼先)」が表示される(2121)。「大学名」枠で外部医師が確定すれば、医師名に変わる。
図21Cは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト表生成画面2130を示す図である。シフト表生成画面2130は、割り当てる医師を交代する場合である。例えば、整形外科の6月8日の「大原」を「佐藤次郎」に変更する場合には、右欄の佐藤次郎をドラッグして、6月8日にドロップする(2131)と、図21Dのように、医師名が佐藤2141に変わる。
図21Dは、本実施形態に係る病院の事務局長用のパーソナルコンピュータにおけるシフト表生成画面2140を示す図である。図21Dは、「大学名(外部依頼先)」以外のシフト枠が確定して、事務局長がこのシフトを一旦確定する時の画面である。確認メッセージ2142が表示され、事務局長が「OK]2143を選択すれば、整形外科の6月のシフト表が確定する。
なお、一旦確定されたシフト表であっても、図15Aのように、医師の都合で変更の必要が発生する。その場合には、シフト枠単位で内部調整や外部依頼が実行され、新たな担当医師が確定すれば、シフト表が再確定される。
図21Bには、病院の事務局長によるシフト表の確定操作を説明したが、医局長による医局のシフト表の確定操作も同様に行なえる。なお、病院の事務局長と医局長とによる共通のシフト枠についての確定は、ステータスにより連動させている。
本実施形態によれば、各々のシフト枠に対応付けて記憶するステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御するので、医局から医療機関への医師の派遣を含む医療機関における医師のシフト表を迅速にかつ効率的に生成することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、上記第2実施形態と比べると、定義されたシフト表の各シフト枠へのドラッグ&ドロップによる簡単な操作でシフト表テンプレートを生成する点で異なる。本実施形態においては、各々のシフト枠に対応する記憶領域に、少なくとも、各々のシフト枠への勤務者の割当条件に応じた前記ステータスの初期値を記憶する。かかる割当条件としては、医療機関外部における勤務者の調整にあらかじめ割り当てられたシフト枠に対する初期値を含む。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、上記第2実施形態と比べると、定義されたシフト表の各シフト枠へのドラッグ&ドロップによる簡単な操作でシフト表テンプレートを生成する点で異なる。本実施形態においては、各々のシフト枠に対応する記憶領域に、少なくとも、各々のシフト枠への勤務者の割当条件に応じた前記ステータスの初期値を記憶する。かかる割当条件としては、医療機関外部における勤務者の調整にあらかじめ割り当てられたシフト枠に対する初期値を含む。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《シフト管理システムの動作概要》
図22Aおよび図22Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含むシフト管理システムの動作概要を説明する図である。本実施形態は、図4のステップS401のシフト表生成処理に相当する。なお、図22Aおよび図22Bにおいて、図2Aおよび図2Bと同様の構成要素については、重複する説明を省略する。また、図22Aおよび図22Bにおいては、病院の事務局長PCにおける病院の特定診療科におけるシフト表テンプレートの生成を説明するが、大学の医局長PCにおける医局医師のシフト表テンプレートの生成も、シフト枠に対応して記憶するテーブルの内容が多少変わるのみで同様の操作で可能である。すなわち、シフトテーブルの内容が図7Aから図7Bに変わるが、これらシフトテーブル間のデータは常に共通となるように制御されている。また、事務局長PCのシフト表と医局長PCのシフト表とは表示色などで識別可能とし、共通のシフト枠は同色で表示するなどの工夫をするのが望ましい。
図22Aおよび図22Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含むシフト管理システムの動作概要を説明する図である。本実施形態は、図4のステップS401のシフト表生成処理に相当する。なお、図22Aおよび図22Bにおいて、図2Aおよび図2Bと同様の構成要素については、重複する説明を省略する。また、図22Aおよび図22Bにおいては、病院の事務局長PCにおける病院の特定診療科におけるシフト表テンプレートの生成を説明するが、大学の医局長PCにおける医局医師のシフト表テンプレートの生成も、シフト枠に対応して記憶するテーブルの内容が多少変わるのみで同様の操作で可能である。すなわち、シフトテーブルの内容が図7Aから図7Bに変わるが、これらシフトテーブル間のデータは常に共通となるように制御されている。また、事務局長PCのシフト表と医局長PCのシフト表とは表示色などで識別可能とし、共通のシフト枠は同色で表示するなどの工夫をするのが望ましい。
図22Aは、シフト枠をあらかじめ特定の医師や、外部医局に割り当てていない「未登録」枠をカレンダーに配置してシフト表テンプレートを生成する操作を示す図である。
カレンダーの欄外には「未登録」のシフト枠が置かれている。事務局長は、欄外の「未登録」のシフト枠をドラッグして、例えば6月1日の午前中の位置にドロップする(2212)。なお、6月1日にドロップされた「未登録」のシフト枠には、図7Aの病院用シフト表テーブル591の、整形外科の外来シフト表の6月1日の午前のシフト枠データ2211に紐付けられ、シフト枠データ2211には医師が未登録であることを示す初期データが設定される。なお、図22Aにおいては、内部医師の割当てが設定されているためステータスは“010000”(01が内部の未登録を示す)と設定されている。しかし、初期設定でのステータスは“000000”であって、事務局長の「未登録」の表示枠の選択時に“010000”に遷移する構成であってもよい。
図22Bは、シフト枠をあらかじめ特定の外部医局(○○大学の医局)に割り当てている「未登録」枠をカレンダーに配置してシフト表テンプレートを生成する操作を示す図である。
カレンダーの欄外には「○○大学」のシフト枠が置かれている。事務局長は、欄外の「○○大学」のシフト枠をドラッグして、例えば6月1日の午後の位置にドロップする(2222)。なお、6月1日にドロップされた「○○大学」のシフト枠には、図7Aの病院用シフト表テーブル591の、整形外科の外来シフト表の6月1日の午後のシフト枠データ2221に紐付けられ、シフト枠データ2221には外部医師が未登録であることを示す初期データが設定される。同時に、図7Bの医局用シフト表テーブル592の、シフト表の6月1日の午後のシフト枠データに紐付けられ、シフト枠データには外部医師が医局で調整中であることを示す初期データが設定されてもよい。なお、図22Bにおいては、外部医師の割当てが設定されているためステータスは“510000”(51が外部の未登録を示す)と設定されている。しかし、初期設定でのステータスは“000000”であって、事務局長や医局長の「未登録」の表示枠の選択時に“510000”に遷移する構成であってもよい。
(病院用シフト表テーブル)
図23は、本実施形態に係る病院用シフト表テーブル2391の生成過程を示す図である。なお、図23において、図7Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図23は、本実施形態に係る病院用シフト表テーブル2391の生成過程を示す図である。なお、図23において、図7Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図23は、例えば6月分のシフト表である図7Aのシフト表テンプレートの内、図22Aおよび図22Bの初期シフト枠を設定した状態を示す図である。シフト枠2314として、6月1日の午前と午後とが設定され、それぞれのステータス2315は“010000”と“510000”とに設定され、シフト表画面にはそれぞれ色などで識別可能とされた「未登録」と「○○大学」とが表示されるように設定されている。
《シフト管理サーバのステータス遷移》
図24は、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズムによるシフト管理サーバのステータス遷移を示す図である。なお、図24において、図8と同様の構成要素には同じステータスを付して、重複する説明を省略する。
図24は、本実施形態に係るシフト管理アルゴリズムによるシフト管理サーバのステータス遷移を示す図である。なお、図24において、図8と同様の構成要素には同じステータスを付して、重複する説明を省略する。
図24には、シフト枠テンプレート作成(ステータス“00XXXX”)が追加されている。なお、シフト枠テンプレート作成(00)後にスタートに戻って、未登録(内部あれは“01”、外部であれば“51”)に遷移しても、各シフト枠作成時の内部あるいは外部の設定で、自動的に未登録(内部あれは“01”、外部であれば“51”)に遷移してもよい。
本実施形態によれば、属性を定義した各シフト枠をドラッグしてシフト表にドロップすることでシフト表テンプレートを生成できるので、医療機関の管理者端末において、効率的に迅速なシフト表生成が実現できる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、上記第2実施形態と比べると、医局の管理者端末が医局に属する勤務者への依頼やその応募を、シフト管理サーバとは独立に制御する点で異なる。例えば、本実施形態においては、メインステータスの遷移はシフト管理サーバで制御され、外部依頼のサブステータスの遷移は医局の管理者端末で制御される。さらに、内部調整のサブステータスの遷移は病院の管理者端末で制御されてもよい。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置としてのシフト管理サーバを含むシフト管理システムについて説明する。本実施形態に係るシフト管理サーバを含むシフト管理システムは、上記第2実施形態と比べると、医局の管理者端末が医局に属する勤務者への依頼やその応募を、シフト管理サーバとは独立に制御する点で異なる。例えば、本実施形態においては、メインステータスの遷移はシフト管理サーバで制御され、外部依頼のサブステータスの遷移は医局の管理者端末で制御される。さらに、内部調整のサブステータスの遷移は病院の管理者端末で制御されてもよい。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《シフト管理システムの動作シーケンス》
図25は、本実施形態に係る情報処理装置を含むシフト管理システムの動作手順を示すシーケンス図である。なお、図25において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
図25は、本実施形態に係る情報処理装置を含むシフト管理システムの動作手順を示すシーケンス図である。なお、図25において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
例えば、病院AのPCやスマホから、ステップS2411において、内部調整を起動すると、ステップS2417において、病院AのPCやスマホから直接、内部医師のPCやスマホに募集が通知される。内部医師は、ステップS2419において、その募集に応募する。
また、外部依頼においても、ステップS437において、病院からの外部依頼を、シフト管理サーバ310を介して大学Xの医局長のPCやスマホが受信すると、医局では、ステップS2441において、募集対象の医師を選択して直接、医師に依頼通知をする。外部医師は、ステップS2443において医局からの募集を受けて、ステップS2447において応募する。ステップS2447〜S2461の動作手順も、大学Yの医局と医局医師とに変わるのみで同様である。
本実施形態によれば、各通信端末がシフト管理アプリケーションの実行を分担するので、情報処理装置としてのシフト管理サーバの負荷を減少して、効率的なシフト管理の分散制御が実現できる。
[他の実施形態]
なお、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
なお、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本実施形態においては、医療機関における医局などからの派遣医師を含むシフト表の生成および管理を説明したが、本発明の技術は、医師のシフト表に限定されず、医療関係では看護師や、介護士などのシフト表にも適用されて同様の効果を奏する。さらに、医療関係に限定されず、例えば、催し物のように複数の異なる参加主体のスケジュールを管理するシフト表の生成および管理にも適用されて同様の効果を奏する。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の各々のシフト枠に対応付けて、前記シフト枠における医師の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御手段と、
を備える。
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の各々のシフト枠に対応付けて、前記シフト枠における医師の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを、医師の登録状態に応じて遷移させる遷移ステップと、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
を含む。
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを、医師の登録状態に応じて遷移させる遷移ステップと、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御プログラムは、
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを、医師の登録状態に応じて遷移させる遷移ステップと、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを、医師の登録状態に応じて遷移させる遷移ステップと、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るシフト管理システムは、
少なくとも1つの医療機関の第1管理者端末と、
前記医療機関外の少なくとも1つの医局の第2管理者端末と、
前記少なくとも1つの医療機関で勤務する複数の医師の複数の勤務者端末と、
前記第1管理者端末、前記第2管理者端末および前記複数の勤務者端末と接続されて、前記少なくとも1つの医療機関における勤務者の第1シフト表の生成、および、前記少なくとも1つの医局における派遣者の第2シフト表の生成を支援する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記勤務者の第1シフト表および前記派遣者の第2シフト表の各々のシフト枠に対応付けて、前記シフト枠における医師の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御手段と、
を備える。
少なくとも1つの医療機関の第1管理者端末と、
前記医療機関外の少なくとも1つの医局の第2管理者端末と、
前記少なくとも1つの医療機関で勤務する複数の医師の複数の勤務者端末と、
前記第1管理者端末、前記第2管理者端末および前記複数の勤務者端末と接続されて、前記少なくとも1つの医療機関における勤務者の第1シフト表の生成、および、前記少なくとも1つの医局における派遣者の第2シフト表の生成を支援する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記勤務者の第1シフト表および前記派遣者の第2シフト表の各々のシフト枠に対応付けて、前記シフト枠における医師の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るシフト管理方法は、
遷移手段が、少なくとも1つの医療機関の第1管理者端末と、前記医療機関外の少なくとも1つの医局の第2管理者端末と、前記医療機関で勤務する複数の医師の複数の医師端末との少なくともいずれかからの操作入力処理による医師の登録状態に応じて、前記少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを遷移させる遷移ステップと、
制御手段が、少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記第1管理者端末と、前記第2管理者端末と、前記複数の勤務者端末との少なくともいずれかへメッセージ出力処理を行なって、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
を含む。
遷移手段が、少なくとも1つの医療機関の第1管理者端末と、前記医療機関外の少なくとも1つの医局の第2管理者端末と、前記医療機関で勤務する複数の医師の複数の医師端末との少なくともいずれかからの操作入力処理による医師の登録状態に応じて、前記少なくとも1つの医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務者の第1シフト表および前記少なくとも1つの医局のそれぞれにおける少なくとも1つの医療機関への派遣者の第2シフト表の、各々のシフト枠に対応付けて記憶されたステータスを遷移させる遷移ステップと、
制御手段が、少なくとも1つの前記勤務者の第1シフト表および少なくとも1つの前記派遣者の第2シフト表のそれぞれの間で共有するシフト枠に対して同じステータスを記憶させて同様に遷移させることにより、前記第1管理者端末と、前記第2管理者端末と、前記複数の勤務者端末との少なくともいずれかへメッセージ出力処理を行なって、前記共有するシフト枠の前記医師の登録状態を共通に制御する制御ステップと、
を含む。
Claims (14)
- 医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記制御手段は、複数の前記シフト枠に対して並行して勤務者の登録状態を制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、前記シフト表において、前記各々のシフト枠における前記ステータスを識別可能に表示するよう制御する表示制御手段をさらに備える請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記ステータスは、勤務者が割り当てられていない未登録状態と、勤務者が割り当てられている割当状態と、前記医療機関内部の勤務者の割当てを調整中の内部調整状態と、前記医療機関外部の勤務者の割当てを依頼中の外部依頼状態と、を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 現在の前記ステータスと、前記医療機関の管理者、前記医療機関外部の医局の管理者および前記シフト枠の勤務に応募する勤務者の少なくともいずれかからの操作入力処理とに対応付けて、次に遷移する前記ステータスと、前記医療機関の管理者、前記医局の管理者および前記応募する勤務者の少なくともいずれかへのメッセージ出力処理とを格納する格納手段、をさらに備え、
前記制御手段は、前記格納手段を参照した前記ステータスの遷移に応じて前記各々のシフト枠に対して勤務者の登録状態を制御する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記各々のシフト枠に対して、
前記ステータスが前記医療機関外部の医局に所属する勤務者に勤務を依頼する依頼状態に遷移した場合に、前記依頼状態を維持して、前記依頼状態中に前記医局における前記シフト枠の勤務者の募集状態に応じて遷移するサブステータスに従って、前記医局に所属する勤務者の募集を制御する募集手段と、
前記医局に所属する勤務者の応募が前記医療機関により承認された場合に、前記ステータスを前記シフト枠に勤務者が割り当てられた割当状態に遷移させる割当手段と、
を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記サブステータスは、前記医局に勤務者を依頼した外部依頼状態と、前記医局が前記医局に所属する勤務者に依頼中の外部調整状態と、前記医局に所属する勤務者の応募を前記医局から前記医療機関に打診中の打診状態と、を含む請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記募集手段は、
前記医療機関の管理者端末からの依頼に応じて、前記医局の管理者端末による前記医局に所属する勤務者端末に対して勤務を依頼して、前記勤務者端末からの応募を前記医局の管理者端末に通知する第1募集手段と、
前記医療機関の管理者端末からの依頼に応答する応募として、前記医局の管理者端末において前記勤務者端末の応募から選別された応募を、前記医局の管理者端末から受け付ける第2募集手段と、
を有する請求項6または7に記載の情報処理装置。 - 前記募集手段は、前記医局の管理者端末による前記医局に所属する勤務者端末に対する勤務依頼の第1募集期限と、前記医療機関の管理者端末から前記医局の管理者端末に対する勤務依頼の第2募集期限と、前記勤務者端末からの応募を確定すべき応募確定期限と、の少なくとも1つの期限により期限管理される、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記募集手段による前記依頼には、依頼勤務に対する報酬情報が含まれる、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含む情報処理装置の制御方法。 - 医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラム。 - 医療機関の第1管理者端末と、
前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、
前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末と、
前記第1管理者端末、前記第2管理者端末および前記複数の勤務者端末と接続されて、前記医療機関における勤務のシフト表の生成を支援する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを記憶する記憶手段と、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて勤務者の登録状態を制御する制御手段と、
を備えるシフト管理システム。 - 医療機関の第1管理者端末と、前記医療機関外の医局の第2管理者端末と、前記医療機関で勤務する複数の勤務者の複数の勤務者端末との少なくともいずれかからの操作入力処理に応じて、前記医局から医療機関への医師の派遣を含む前記医療機関における勤務のシフト表において、各々のシフト枠に対応付けて前記シフト枠における勤務者の登録状態に応じて遷移するステータスを遷移させる遷移ステップと、
前記各々のシフト枠に対して、前記ステータスの遷移に応じて、前記第1管理者端末と、前記第2管理者端末と、前記複数の勤務者端末との少なくともいずれかへメッセージ出力処理を行なって、勤務者の登録状態を制御する制御ステップと、
を含むシフト管理方法。
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