JP2017218121A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Takanori Aoki
孝典 青木
宏太郎 稲岡
Kotaro Inaoka
宏太郎 稲岡
優 仲尾
Masaru Nakao
優 仲尾
俊也 小林
Toshiya Kobayashi
俊也 小林
康行 藤原
Yasuyuki Fujiwara
康行 藤原
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Abstract

【課題】ワンウェイクラッチに耐久を超える過大なトルクが入力されるのを防止する。
【解決手段】プラネタリギヤのサンギヤ,キャリア,リングギヤにそれぞれモータMG1の回転軸,エンジンのクランクシャフト,駆動軸が接続され、駆動軸にモータMG2が接続されたものにおいて、クランクシャフトの負回転を禁止するワンウェイクラッチを設ける。また、エンジンとモータMG1,MG2の制御モードとして、エンジンの運転を停止してモータMG1,MG2から要求動力に見合う動力を駆動軸に出力するよう駆動制御するMG両駆動モードを設ける。そして、MG両駆動モード中に、エンジン慣性トルクT1とモータMG1からのトルクがキャリアに作用するトルクT2との和に基づきワンウェイクラッチに入力されるトルクを推定し、推定したトルクが閾値Tref以上となると予測される場合に、MG両駆動モードをキャンセルする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、より詳しくは、エンジンと第1モータと遊星歯車機構と第2モータと二次電池とを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、発電機モータと、サンギヤに発電機モータの回転軸が接続されキャリアにエンジンの出力軸が接続されリングギヤに駆動軸が接続されたプラネタリギヤと、駆動軸に動力を入出力可能な電気モータと、両モータと電力をやり取り可能なバッテリとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、エンジンの逆方向の回転を禁止するワンウェイクラッチを備え、エンジンの運転を停止させた状態で発電機モータを逆回転駆動し、発電機モータトルクの反力をワンウェイクラッチで受け持たせることにより、発電機モータからのトルクを前進方向のトルクとして駆動軸に出力することができる。
特開平08−295140号公報
上述したハイブリッド自動車では、エンジンの運転を停止させた状態で発電機モータを逆回転駆動すると、ワンウェイクラッチはかみ合い状態となるが、この状態で、例えば駆動輪の空転によるスリップによって駆動軸の回転数が急上昇すると、ワンウェイクラッチのかみ合いが外れて、エンジンの回転数が急上昇する。その後、駆動輪のグリップが急激に回復して駆動軸の回転数が急降下すると、発電機モータが逆回転駆動している状態でエンジンの回転数が急降下するため、その回転エネルギがワンウェイクラッチに入力し、ワンウェイクラッチに耐久性に悪影響を及ぼす場合がある。
本発明のハイブリッド自動車は、ワンウェイクラッチに耐久を超える過大なトルクが入力されるのを防止することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、第1モータと、共線図上で第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素の順に並び前記第1回転要素に前記第1モータの回転軸が接続され前記第2回転要素に前記エンジンの出力軸が接続され前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸に接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやり取り可能な二次電池と、前記エンジンの逆方向の回転を禁止するワンウェイクラッチと、を備え、前記第1モータを逆回転駆動すると共に前記第2モータを正回転駆動することにより前記駆動軸に出力される動力により走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記第1モータを逆回転駆動すると共に前記第2モータを正回転駆動している最中に、前記第1モータの逆回転駆動によって前記エンジンの出力軸に作用するトルクと前記エンジンの慣性トルクとに基づいて前記ワンウェイクラッチに入力されるトルクを予測し、該予測したトルクが所定トルク以上となる場合に、前記ワンウェイクラッチに入力されるトルクが低減されるよう前記第1モータまたは前記第2モータを制御する制御手段
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、エンジンと第1モータと遊星歯車機構と第2モータと二次電池とを備えるものにおいて、エンジンの逆方向の回転を禁止するワンウェイクラッチを設け、第1モータを逆回転駆動すると共に第2モータを正回転駆動することにより駆動軸に出力される動力により走行可能とする。第1モータを逆回転駆動すると共に第2モータを正回転駆動している最中に、第1モータの逆回転駆動によってエンジンの出力軸に作用するトルクとエンジンの慣性トルクとに基づいてワンウェイクラッチに入力されるトルクを予測する。そして、予測したトルクが所定トルク以上となる場合に、ワンウェイクラッチに入力されるトルクが低減されるよう第1モータまたは第2モータを制御する。これにより、ワンウェイクラッチに過大なトルクが入力されるのを防止し、その耐久性を確保することができる。ここで、「ワンウェイクラッチに入力されるトルクが低減されるよう第1モータまたは第2モータを制御する」とは、第1モータを逆回転駆動すると共に第2モータを正回転駆動する運転モードを禁止したり、第1モータまたは第2モータから出力する駆動力を制限したり、エンジンの慣性トルクを打ち消すトルクを第1モータから出力したりするものが含まれる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 MG両駆動モード時のプラネタリギヤ30の各回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図である。 MG両駆動モード時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 MG両駆動モード中に駆動輪38a,38bにスリップが発生し、その後、グリップが回復したときにワンウェイクラッチOWCに入力されるトルクを説明する説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1と、モータMG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されており、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により運転制御される。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤ,キャリア,リングギヤには、モータMG1の回転子,エンジン22のクランクシャフト26,駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36がそれぞれ接続されている。
エンジン22のクランクシャフト26(プラネタリギヤ30のキャリア)は、ワンウェイクラッチ28の作動により逆方向の回転が禁止される。なお、ワンウェイクラッチ28は、例えば、図示しないケースに固定されたアウターレースと、クランクシャフト26(キャリア)に固定されたインナーレースと、両者の間に設けられたスプラグと、を備えるスプラグ式のワンウェイクラッチとして構成されている。このワンウェイクラッチ28は、アウターレースに対してインナーレースが一方に回転する場合には、スプラグのかみ合いが外れてフリーとなり、逆回転する場合には、スプラグがかみ合ってその回転を禁止する。なお、ワンウェイクラッチ28としては、スプラグ式のワンウェイクラッチに限られず、ラチェット式のワンウェイクラッチなど他の構成を採用することもできる。
モータMG1は、同期発電電動機として構成されており、上述したように回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、同期発電電動機として構成されており、上述したように回転子が駆動軸36に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40によってインバータ41,42の図示しないスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、バッテリ50からの直流電力が三相交流電力に変換されて供給されることにより駆動する。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号が入力ポートを介して入力されている。例えば、モータECU40には、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する図示しない回転位置検出センサからの回転位置θm1,θm2、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力ポートを介して入力されている。また、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをHVECU70に送信する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりをする。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理される。バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号が入力ポートを介して入力されている。例えば、バッテリECU52には、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度Tbなどが入力されている。また、バッテリECU52は、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算している。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutも演算している。また、バッテリECU52は、HVECU70と通信しており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に送信する。
HVECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に、処理プログラムを記憶するROM74やデータを一時的に記憶するRAM76,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトレンジSR,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信可能に接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を計算し、この要求トルクTr*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては以下の(1)〜(4)のものがある。(1)のトルク変換運転モードと(2)の充放電運転モードは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モード(ハイブリッドモード)という。また、(3)の1モータ運転モードと(4)の2モータ運転モード(MG両駆動モード)は、いずれも、エンジン22を運転停止させて要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1,MG2を制御するモードであるため、両者を合わせてモータ運転モードともいう場合がある。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによりトルク変換されて要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(3)1モータ運転モード:エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう駆動制御する運転モード。
(4)2モータ運転モード(MG両駆動モード):エンジン22の運転を停止してモータMG1およびモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう駆動制御する運転モード。
エンジン運転モード(ハイブリッドモード)の制御は、具体的には、以下のようにして行なわれる。即ち、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとから設定された要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。続いて、計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づくバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22に要求されるエンジン要求パワーPe*を設定する。そして、エンジン要求パワーPe*に基づいて目標回転数Ne*および目標トルクTe*により定まるエンジン22の目標運転ポイント(動作点)を設定する。ここで、エンジン22の目標運転ポイント(目標回転数Ne*および目標トルクTe*)は、エンジン要求パワーPe*を効率よくエンジン22から出力することができるエンジン22の動作ライン(燃費用動作ライン)と、エンジン要求パワーPe*と、の交点として求めることができる。次に、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
また、1モータ運転モードの制御は、以下のようにして行われる。即ち、HVECU70は、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、トルク指令Tm2*をモータECU40に送信する。トルク指令Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG2がトルク指令Tm2*で駆動されるようインバータ42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
さらに、2モータ運転モード(MG両駆動モード)の制御は、以下のようにして行われる。即ち、HVECU70は、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG1のトルク指令Tm1*とモータMG2のトルク指令Tm2*とを設定し、トルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されると共にモータMG2がトルク指令Tm2*で駆動されるようインバータ42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
図2は、2モータ運転モード(MG両駆動モード)時のプラネタリギヤ30の各回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図である。なお、図中、左のS軸はモータMG1の回転数であるサンギヤの回転数を示し、中央のC軸はエンジン22の回転数であるキャリアの回転数を示し、右のR軸は駆動軸36の回転数であるリングギヤの回転数を示す。また、図中の「ρ」は、プラネタリギヤ30のギヤ比(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)である。R軸上の太線矢印は、MG両駆動モードにおいてモータMG1から出力されるトルクにより駆動軸36に作用するトルク(−Tm1/ρ)とモータMG2から出力されるトルクTm2とを示す。図示するように、プラネタリギヤ30は、3つの回転要素が共線図上でモータMG1の回転軸,エンジン22のクランクシャフト26,駆動軸36の順に並ぶように接続されている。このため、モータMG1から負のトルクを出力すると、クランクシャフト26に接続されたワンウェイクラッチ28がモータトルクの反力を受け持つことで、モータMG1からのトルクを駆動軸36に伝達する。これにより、モータMG2のトルクにモータMG1のトルクを付加することができるから、モータMG2の最大トルクを超えるトルクを駆動軸36に出力することができる。但し、モータMG1,MG2はいずれもバッテリ50からの電力を用いて動力を出力するから、要求トルクTr*は、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内に制限されることとなる。
ここで、エンジン運転モード(ハイブリッドモード)は、走行用パワーPdrに充放電要求パワーPb*を減じて得られるエンジン要求パワーPe*が所定パワー以上の場合に選択され、モータ運転モードは、エンジン要求パワーPe*が所定パワー未満の場合に選択される。モータ運転モードが選択されると、要求トルクTr*がモータMG2の最大トルク以下である場合に、1モータ運転モードが選択され、要求トルクTr*がモータMG2の最大トルクを超える場合に、2モータ運転モード(MG両駆動モード)が選択される。
次に、こうして構成された本実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、MG両駆動モード時の動作について説明する。図3は、HVECU70のCPU72により実行されるMG両駆動モード時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、運転モードとしてMG両駆動モードが選択されているときに、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
MG両駆動モード時制御ルーチンが実行されると、HVECU70のCPU72は、まず、エンジン回転数Ne[rpm]やモータトルクTm1[N・m]を入力する(S100)。なお、エンジン回転数Neは、クランクポジションセンサからの信号に基づいてエンジンECU24により演算されたものを通信により入力するものとした。また、回転位置検出センサからの信号に基づいて演算されたモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2をモータECU40から通信により入力し、入力した回転数Nm1,Nm2とプラネタリギヤ30のギヤ比ρとに基づいてエンジン回転数Neを演算するものとしてもよい。また、モータトルクTm1は、前周回のS170で設定したトルク指令Tm1*を入力するものとした。続いて、入力したエンジン回転数Ne[rpm]に基づいて次式(1)によりエンジン22の角加速度ωe[rad/s2]を算出し(S110)、算出した角加速度ωeに基づいて次式(2)によりエンジン22の慣性トルクT1[N・m]を算出する(S120)。なお、式(1)中の「前回Ne」は、前周回のS100で入力したエンジン回転数Neを示し、式(2)中の「I」はエンジン22の慣性モーメント[kg・m2]を示す。
ωe=(Ne−前回Ne)・2π/60 …(1)
T1=I・ωe …(2)
そして、モータMG1からのトルクがプラネタリギヤ30のキャリア軸に寄与するトルク(MG1寄与トルク)T2[N・m]を次式(3)により算出する(S130)。慣性トルクT1とMG1寄与トルクT2とを算出すると、算出した慣性トルクT1とMG1寄与トルクT2とに基づいて次式(4)によりワンウェイクラッチ28に入力されるトルク(OWC推定入力トルク)Tinを算出する(S140)。
T2=−Tm1・(1+ρ)/ρ …(3)
Tin=|T1+T2| …(4)
こうしてOWC推定入力トルクTinを算出すると、OWC推定入力トルクTinが閾値Tref未満であるか否かを判定する(S150)。ここで、閾値Trefは、ワンウェイクラッチ28を構成するスプラグ等の耐久を超えない上限トルクに所定のマージンを差し引いたトルクとして定められている。OWC推定入力トルクTinが閾値Tref未満であると判定すると、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に要求される要求トルクTr*を設定する(S160)。そして、要求トルクTr*を駆動軸36に出力するためのモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を次式(5)により設定し(S170)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(S180)、MG両駆動モード時制御ルーチンを終了する。なお、トルク指令Tm1*,Tm2*は、式(5)を満たば、どのような分担比でトルク指令Tm1*,Tm2*を設定するものとしてもよいが、モータMG1,MG2が効率よく運転可能な組み合わせを設定するのが望ましい。
Tr*=−Tm1*/ρ+Tm2* …(5)
S150でOWC推定入力トルクTinが閾値Tref以上であると判定すると、MG両駆動モードを禁止して(S190)、MG両駆動モード時制御ルーチンを終了する。ここで、S190の処理は、例えば、1モータ運転モードによる制御を実行することにより行うことができる。なお、1モータ運転モードによる制御は、モータMG1のトルク指令Tm1*を値0とし、要求トルクTr*がモータMG2の最大トルクの範囲内で出力されるようトルク指令Tm2*を設定してモータMG2を制御することにより行われる。これにより、MG1寄与トルクT2に相当するトルクがワンウェイクラッチ28に入力されないようにすることができる。
図4は、MG両駆動モード中に駆動輪38a,38bにスリップが発生し、その後、グリップが回復したときにワンウェイクラッチOWCに入力されるトルクを説明する説明図である。いま、MG両駆動モードにおいて駆動系が共振する路面(例えば、波状路)を走行している場合を考える。図示するように、MG両駆動モードで走行している最中(図中の実線の状態)に、駆動輪38a,38bの空転によるスリップが発生すると、駆動軸36の回転が急上昇すると共に、ワンウェイクラッチ28のかみ合いが外れて、プラネタリギヤ30のキャリアの回転数も急上昇する(図中の破線の状態)。この状態から駆動輪38a,38bのグリップが急激に回復すると、駆動軸36の回転が急下降すると共に、プラネタリギヤ30のキャリアの回転数も急下降し、エンジン22が回転し続けようとするエネルギー(慣性力)がワンウェイクラッチ28に入力される(図中の1点鎖線参照)。MG両駆動モードでは、モータMG1からプラネタリギヤ30のキャリアの回転数を押し下げるトルク(負のトルク)を出力しているから、駆動輪38a,38bのグリップが回復したときにキャリアに入力されるトルク(OWC推定入力トルクTin)は、クランクシャフト26の回転変動に伴って生じるエンジン22の慣性トルクT1と、モータMG1から出力される負トルクによりキャリアに作用するトルク(MG1寄与トルクT2)との和により推定(予測)することができる。本実施例では、OWC推定入力トルクTinが閾値Tref以上と予測されるときには、MG両駆動モードを禁止するため、ワンウェイクラッチ28にその耐久を超えるトルクが入力されないようにすることができる。
以上説明した本実施例のハイブリッド自動車20によれば、プラネタリギヤ30のサンギヤ,キャリア,リングギヤにそれぞれモータMG1の回転軸,エンジン22のクランクシャフト26,駆動軸36が接続され、駆動軸36にモータMG2が接続されたものにおいて、クランクシャフト26(キャリア)の負回転を禁止するワンウェイクラッチ28を設ける。また、エンジン22とモータMG1,MG2の制御モードとして、エンジン22の運転を停止してモータMG1およびモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう駆動制御する2モータ運転モード(MG両駆動モード)を設ける。そして、MG両駆動モード中に、ワンウェイクラッチ28に入力されるトルク(OWC推定入力トルクTin)を予測し、OWC推定入力トルクTinが閾値Tref以上となると予測される場合に、MG両駆動モードを禁止する。これにより、ワンウェイクラッチ28にその耐久を超えるトルクが入力されないようにすることができ、ワンウェイクラッチ28の寿命の低下や破損を防止することができる。
実施例では、OWC推定入力トルクTinが閾値Tref以上となる場合、MG両駆動モードを禁止する(モータMG1から出力するトルクを値0とする)ものとしたが、これに限定されるものではなく、エンジン22の慣性トルクT1の少なくとも一部を相殺するようにモータMG1を駆動制御するものとしてもよい。例えば、慣性トルクT1の全てをモータMG1から出力するトルクによって相殺する場合、次式(6)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すればよい。
Tm1*=−T1・ρ/(1+ρ) …(6)
また、MG両駆動モードを禁止せずに、駆動輪38a,38bの回転速度の変動が抑制されるように、モータMG1,MG2から駆動軸36に出力するトルクを制限するものとしてもよい。例えば、OWC推定入力トルクTinが閾値Tref以上の場合に、駆動軸36に出力可能な上限トルクを設定し、設定した上限トルクの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、ワンウェイクラッチ28が「ワンウェイクラッチ」に相当し、図3のMG両駆動モード時制御ルーチンを実行するHVECU70のCPU72が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業に利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ワンウェイクラッチ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、第1モータと、共線図上で第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素の順に並び前記第1回転要素に前記第1モータの回転軸が接続され前記第2回転要素に前記エンジンの出力軸が接続され前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸に接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやり取り可能な二次電池と、前記エンジンの逆方向の回転を禁止するワンウェイクラッチと、を備え、前記第1モータを逆回転駆動すると共に前記第2モータを正回転駆動することにより前記駆動軸に出力される動力により走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記第1モータを逆回転駆動すると共に前記第2モータを正回転駆動している最中に、前記第1モータの逆回転駆動によって前記エンジンの出力軸に作用するトルクと前記エンジンの慣性トルクとに基づいて前記ワンウェイクラッチに入力されるトルクを予測し、該予測したトルクが所定トルク以上となる場合に、前記ワンウェイクラッチに入力されるトルクが低減されるよう前記第1モータまたは前記第2モータを制御する制御手段
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018039433A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
CN108515965A (zh) * 2018-03-29 2018-09-11 科力远混合动力技术有限公司 深度混合动力汽车离合器起动发动机的控制方法
CN108515878A (zh) * 2018-03-02 2018-09-11 东风柳州汽车有限公司 纯电动汽车档位驱动控制方法

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