JP2017217996A - 自転車 - Google Patents

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Katsuyuki Kumano
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Abstract

【課題】運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しにより前進力を容易に得て、低速走行はもとより高速走行をも可能な自転車を提供する。【解決手段】自転車1は、左右のペダル20a、20bの踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力をのチェーン19を介して後輪17を駆動する回転駆動輪23に作用させる左右一対で左右のペダル20a、20bを各々チェーン32に連結したチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部31、31と、ペダル20a、20bによる交互の踏み下げ力作用時に左右一対の踏み下げ式前進走行機構部31、31間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、左右のペダル20a、20bのうち、一方のペダル20aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダル20bを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部41とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、自転車に関し、詳しくは、簡略構成の基に運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しにより自転車自体の前進力を容易に得ることができ、自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とし、特に運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の直動的な踏み下げ動作の繰り返しにより前進回転力を得て自転車自体を前進走行可能とした斬新構造の自転車に関するものである。
従来から一般的に使用されている自転車は、左右のペダルに対して左右の足の土踏まず部分を密着させ回転運動を行って左右のペダルを漕ぎ、これにより自転車を前進走行させる構成のものが殆どである。
このような従来の自転車においては、走行速度を上げて前進走行させるためには、運転者の大腿部の筋肉に大きな負担がかかるため、筋肉疲労が生じてしまうことから大腿部の筋肉を強化しないと走行速度を上げての前進走行が困難であった。
また、大腿部の筋肉が衰えている高齢者等においては走行速度を上げての前進走行が不可能であった。
特許文献1には、伝動ベルトの端に、スプリングパーツがフレームに牽引されて取り付けられることで、駆動ユニットのクランク及びペダルが上に跳ね上がり。このペダルを下に踏むと、伝動ベルトによってメイン回転軸フリーホイールが動かされ、メイン回転軸フリーホイールと同軸のチェーンホイールが同時に回転し、メイン伝動ベルトが後輪軸フリーホイール及び後輪を動かして回転する構成の上下往復ペダル式レジャー自転車が開示されている。
特許文献2には、車体の骨組を構成するフレームから左右両側に配設した一対の上下動リンクと、後輪を駆動するための駆動部とを備え、前記一対の上下動リンクは前端側をフレーム側に軸着し、後端側をペダルに連結してあり、前記駆動部は左右方向の駆動軸の両側に180度対称に配置したクランクアームを有し、左右一対のペダルを交互に上下方向に揺動するように踏み込む力を上下動リンクを介してクランクアームに伝達する構成の自転車が開示されている。
しかし、特許文献1、特許文献2の考案、発明の技術内容は、いずれも左右一対のペダルに対する運転者の左右の足の踏み込み力をクランク機構を介して回転軸、チェーンホイールの回転運動に変換する機構を採用しており、煩雑構成のクランク機構を必須とするものであるとともに、運転者が腰かけるサドルを有するものではなく、このため、通常の道路を走行する自転車に適用し、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とするような用途には不向きである。
これに対し、本願出願人は、先に自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて連続的な前進回転力を回転駆動輪に作用させるラック・ピニオン方式とした直線・回転動力変換機構部と、前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する自転車を出願している(特願2015−222840号)。
登録実用新案第3126888号公報 国際公開第2014/065163号
本発明は、本出願人による上記特許出願(特願2015−222840号)に係る自転車の技術を踏まえ、これに更に改良を加え、簡略構成の基に運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しにより自転車自体の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とする自転車を提供するものである。
本発明の自転車は、自転車本体の前輪、後輪間の領域に配置され、前記自転車本体の本体フレームにより軸支された回転駆動輪の両側に備えた左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪からチェーンを介して前記後輪に前進回転力を伝達する自転車であって、前記自転車本体の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪に作用させる左右一対で前記左右のペダルを各々チェーンに連結したチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部と、前記左右のペダルによる交互の踏み下げ力作用時に前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1乃至3記載の発明によれば、チェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部による自転車本体に対する前進力付与と、ペダル位置連動機構部による左右のペダルの円滑な連動と、により運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車1自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができるとともに、運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもできる自転車を実現し、提供することができる。
請求項4、5記載の発明によれば、チェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部と、ペダル移動ガイド機構部との組み合わせ構造による自転車本体に対する前進力付与と、ペダル位置連動機構部による左右のペダルの円滑な連動と、により請求項1乃至3記載の発明の場合と同様に、運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体2の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車1自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができ、このとき、前記チェーンの直線状部分よりも前輪側に位置して固定配置した左右一対のガイド直棒体により運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもできる自転車を実現し、提供することができる。
請求項6、7記載の発明によれば、スプロケット3個構成のチェーン・スプロケット方式に構成し、かつ、ペダル移動ガイド機構部と組み合わせた左右一対の踏み下げ式前進走行機構部によるによる自転車本体2に対する前進力付与と、ペダル位置連動機構部による左右のペダルの円滑、かつ、安定した連動と、により運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができ、このとき、左右一対の保護パイプにより運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもでき、更に、構造がより簡略化した自転車を実現し、提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る自転車の側面から見た概略斜視図である。 図2は本実施例1に係る自転車の斜め前方から見た概略斜視図である。 図3は本発明の実施例2に係る自転車の側面から見た概略斜視図である。 図4は本実施例2に係る自転車の部分拡大概略斜視図である。 図5は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行機構部、ペダル移動ガイド機構部、及び、ペダル位置連動機構部を示す概略拡大斜視図である。 図6は本発明の実施例3に係る自転車の側面から見た概略斜視図である。 図7は本実施例3に係る自転車の斜め前方から見た概略斜視図である。
本発明は、簡略構成の基に運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しにより自転車自体の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とする自転車を提供するという目的を、自転車本体の前輪、後輪間の領域に配置され、前記自転車本体の本体フレームにより軸支された回転駆動輪の両側に備えた左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪からチェーンを介して前記後輪に前進回転力を伝達する自転車であって、前記自転車本体の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪に作用させる左右一対で前記左右のペダルを各々チェーンに連結したチェーン・スプロケット方式に構成し、前記自転車本体の前輪側に位置するチェーンの直線状部分を覆う固定配置の一対の保護パイプを備える踏み下げ式前進走行機構部と、前記左右のペダルによる交互の踏み下げ力作用時に前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を有する構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る自転車について詳細に説明する。
(実施例1)
図1、図2を参照して本発明の実施例1に係る自転車1について説明する。
本実施例1に係る自転車1は、自転車本体2の前輪12、後輪17間の領域に配置され前記自転車本体2の本体フレームにより軸支された回転駆動輪23の両側に備えた左右のペダル20a、20bに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪23からチェーン19を介して前記後輪17に前進回転力を伝達するように構成している。
前記自転車本体2の全体構成について概説すると、この自転車本体2は、トップチューブ5、シートチューブ6、ダウンチューブ7からなる枠組み部に対して、前記シートチューブ6の上部に運転者が腰かけるサドル3、シートポスト4を取り付け、前記トップチューブ5、ダウンチューブ7の先端側(ヘッドチューブ側)上部にハンドルステム8を介してハンドル9を取り付け、また、前記トップチューブ5、ダウンチューブ7の先端側下部にフロントフォーク10を配置し、このフロントフォーク10の先端部に設けた前輪軸11により前輪12を回転可能に支持している。
前記ハンドル9から自転車本体2の所要の部位にわたって、詳細構造は省略するがブレーキユニット13を設けている。
また、前記シートチューブ6の上部から後方に斜め傾斜配置にシートステー14を設け、前記シートチューブ6のボトム側から後方にチェーンステー15を設けて、これらの後端部の連結部分に後輪軸16を配置し、この後輪軸16により後輪17を回転可能に支持している。
更に、前記シートチューブ6のボトム側であるダウンチューブ7との連結部には、主軸筒21を配置し、この主軸筒21に設けた主軸22によりスプロケット形状の回転駆動輪23を回転可能に支持している。
そして、前記回転駆動輪23と、前記後輪軸16に同軸配置した後輪側スプロケット18とにチェーン19を掛け渡し、前記回転駆動輪23の回転をチェーン19、後輪側スプロケット18を介して後輪17に伝達するように構成している。
上述の通り、自転車本体2の本体フレームは前記各チューブ、ステー群により構成している。
更に、本実施例1に係る自転車1は、前記自転車本体2の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダル20a、20bに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪23に作用させる左右一対構成で、前記左右のペダル20a、20bを各々チェーン32に連結したチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部31、31と、前記左右のペダル20a、20bによる交互の踏み下げ力作用時に前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部31、31間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、前記左右のペダル20a、20bのうち、一方のペダル20aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダル20bを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させ、逆に、他方のペダル20bの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して一方のペダル20aを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部41と、を有している。
次に、前記踏み下げ式前進走行機構部31、31について詳述する。
前記踏み下げ式前進走行機構部31、31は、各々左右対称配置にチェーン・スプロケット構造を採用し、かつ、左右のペダル20a、20bを各々連結して前記回転駆動輪23を回転させるように構成している。
すなわち、前記主軸筒21には前記回転駆動輪23と同軸配置に主スプロケット33、33を回転可能に配置し、前記シートチューブ6における前記主軸筒21より上方位置には上軸筒34aを介して左右対称配置に上スプロケット34、34を回転可能に配置し、前記主軸筒21から斜め下方に後ステー39を突設し、前記トップチューブ5、ダウンチューブ7から斜め下方に前ステー38を突設して、これらの連結部分に下軸筒35aを介して左右対称配置に下スプロケット35、35を回転可能に配置し、更に、前記後ステー39の途中位置(主スプロケット33と下スプロケット35との間の位置)に中軸筒36aを介して左右対称配置に中スプロケット36、36を回転可能に配置している。
そして、主スプロケット33、上スプロケット34、下スプロケット35、中スプロケット36を巡る経路で左右一対のチェーン32、32を架け渡している。
更に、前記各上スプロケット34、各下スプロケット35間の各チェーン32の直線部分に各々左右のペダル20a、20bを連結している。
また、各々左右のペダル20a、20bを連結した各チェーン32の直線部分には、この直線部分を覆う左右一対の保護パイプ37、37を例えば前記前ステー38により固定支持する状態で配置して、運転者の衣服(ズボン等)の汚れを防止するように構成している。
前記左右一対の保護パイプ37、37は、完全な筒状ではなくその長さ方向全体にわたって外部からその内部のチェーン32が視認可能な小幅の開口部を具備している。
前記ペダル位置連動機構部41は、前記一対の保護パイプ37、37の上方において下向きで例えば本体フレームに固定配置した一対の直管42、42及びU字管43を連結した略U状を呈する上部U状体44と、一端を前記左右のペダル20a、20bに各々連結し他端側を前記直管42、42内に各々移動可能に嵌装した一対の直棒体45、45と、前記上部U状体44内に挿通され両端を前記一対の直棒体45、45の端部に各々連結した図示しないロープ状体と、を具備している。
前記クラッチ部は、図示しないが前記主軸筒21に内装され、例えば左のペダル20aによる踏み下げ力が左の踏み下げ式前進走行機構部31に作用するとき、すなわち、前記回転駆動輪23が左のペダル20aによる踏み下げ力によって自転車1を進行させる方向に回転するとき、この踏み下げ力が右の踏み下げ式前進走行機構部31に作用することを遮断して右の主スプロケット33をフリー回転状態とし、逆に、右のペダル20bによる踏み下げ力が右の踏み下げ式前進走行機構部31に作用するとき、この踏み下げ力が左の踏み下げ式前進走行機構部31に作用することを遮断して左の主スプロケット33をフリー回転状態とするように構成している。
これにより、前記ペダル位置連動機構部41による左右のペダル20a、20b各々の下降、復帰移動を円滑に実行可能としている。
本実施例1に係る自転車1によれば、チェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部31、31による自転車本体2に対する前進力付与と、ペダル位置連動機構部41による左右のペダル20a、20bの円滑な連動と、により運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体2の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車1自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができる。
このとき、左右一対の保護パイプ37、37により運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもできる。
(実施例2)
次に、図3乃至図5を参照して本発明の実施例2に係る自転車1Aについて説明する。
なお、本実施例2に係る自転車1Aにおいて、実施例1に係る自転車1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例2に係る自転車1Aは、基本的構成は実施例1に係る自転車1と略同様であるが、実施例1の踏み下げ式前進走行機構部31、31に替えて、踏み下げ式前進走行機構部51、51と、ペダル移動ガイド機構部61、61との組み合わせ構造を採用したこと、前記ペダル位置連動機構部41に替えて、前記踏み下げ式前進走行機構部51、51、ペダル移動ガイド機構部61、61に対応したペダル位置連動機構部71を採用したことが特徴である。
本実施例2における前記踏み下げ式前進走行機構部51、51は、図3乃至図5に示すように、各々左右対称配置にチェーン・スプロケット構造を採用することは実施例1の場合と共通するが、左右のペダル20a、20bを左右のチェーン32、32に直付けしない点が相違している。
そして、左右のペダル20a、20bを、ペダル移動ガイド機構部61、61を介して左右のチェーン32、32に連結する構成を採用している。
前記ペダル移動ガイド機構部61、61は、自転車本体2における前記シートチューブ6、前ステー38の両側で、かつ、前記チェーン32、32の直線状部分よりも前輪12側に位置して前記シートチューブ6に固定配置した左右一対のガイド直棒体62、62と、前記一対のガイド直棒体62、62が貫通可能となるように嵌装されるとともに、前記左右一対のチェーン32、32が各々連結され、かつ、左右のペダル20a、20bを各々保持して、前記左右のペダル20a、20bを踏み下げ開始位置、踏み下げ終了位置間で直線的移動状態に、かつ、円滑にガイドする例えばボールベアリング内蔵構造とした左右一対のペダル保持筒体63、63とを具備している。
前記ペダル位置連動機構部71、71は、前記一対のガイド直棒体62、62の上方に下向きで固定配置したU字管からなる上部U状体72と、前記上部U状体72内に挿通され、かつ、両端を前記左右一対のペダル保持筒体63、63に各々連結したロープ状体73と、を具備している。
本実施例2に係る自転車1Aによれば、チェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部51、51と、ペダル移動ガイド機構部61、61との組み合わせ構造による自転車本体2に対する前進力付与と、ペダル位置連動機構部71による左右のペダル20a、20bの円滑な連動と、により実施例1の場合と同様に、運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体2の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車1自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができる。
このとき、前記チェーン32、32の直線状部分よりも前輪12側に位置して固定配置した左右一対のガイド直棒体62、62により運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもできる。
(実施例3)
次に、図6、図7を参照して本発明の実施例3に係る自転車1Bについて説明する。
なお、本実施例3に係る自転車1Bにおいて、実施例1に係る自転車1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例3に係る自転車1Bは、図6、図7に示すように、前記自転車本体2の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダル20a、20bに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪23に作用させる左右一対で前記左右のペダル20a、20bを各々チェーン32、32に連結し、かつ、スプロケット3個構成としたチェーン・スプロケット方式に構成した左右一対の踏み下げ式前進走行機構部81、81と、前記一対の踏み下げ式前進走行機構部81、81間に組み込まれ、前記左右のペダル20a、20bのうち、一方のペダル20aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時における一方の踏み下げ式前進走行機構部81の回転力を利用して他方の踏み下げ式前進走行機構部81を逆転駆動し、他方のペダル20bを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させる図示しないペダル位置連動機構部と、を有している。
以下に、前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部81、81について詳述する。
前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部81、81は、前記主軸筒21から前輪12側に向けて斜め傾斜配置に突設した下ステー82と、前記主軸筒21に前記回転駆動輪23と同軸配置に配置した左右一対の主スプロケット33、33と、前記下ステー82の突出端に配置した下軸筒83aにより回転可能に配置した左右一対の下スプロケット83、83と、前記トップチューブ5に配置した上軸筒84aにより回転可能に配置した左右一対の上スプロケット84、84と、左右一対の前記主スプロケット33、下スプロケット83、上スプロケット84を巡る経路で各々掛け渡した左右一対のチェーン32、32と、を具備している。
図示しないペダル位置連動機構部は、前記主軸筒21内に一対のワンウェイクラッチを使用し、図示しない主軸を左のペダル20aの踏み下げ時と右のペダル20bの踏み下げ時とで同方向に回転させる仕組みにして、左右のペダル20a、20b各々を交互に、かつ、往復移動可能に構成している。
これにより、前記ペダル位置連動機構部による左右のペダル20a、20b各々の交互の下降、復帰移動を円滑に実行可能としている。
また、各々左右のペダル20a、20bを連結した各チェーン32の直線部分には、実施例1の場合と同様、この直線部分を覆う左右一対の保護パイプ37、37を例えば前記上軸筒84aにより固定支持する状態で配置して、運転者の衣服(ズボン等)の汚れを防止するように構成している。
なお、前記左右一対の保護パイプ37、37は、完全な筒状である必要はなくその長さ方向全体にわたって外部からその内部のチェーン32が視認可能な小幅の開口部を具備している。
本実施例3に係る自転車1Bによれば、スプロケット3個構成のチェーン・スプロケット方式に構成し、かつ、ペダル移動ガイド機構部61、61と組み合わせた左右一対の踏み下げ式前進走行機構部81、81による自転車本体2に対する前進力付与と、図示しないペダル位置連動機構部による左右のペダル20a、20bの円滑、かつ、安定した連動と、により運転者の左右の足による小さな踏み下げ力の交互の繰り返しによる自転車本体2の前進力をより容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車1B自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができる。
このとき、左右一対の保護パイプ37、37により運転者の自転車運転時におけるズボン等の衣服の汚れを防止することもできる。
更に、本実施例3によれば、実施例1のペダル位置連動機構部41や実施例2のペダル位置連動機構部71とは異なった要素を採用し、より構造が簡略化した自転車1Bを提供することができる。
本発明は、スポーツジム等における足筋肉鍛練用自転車用、側部にサイドカーを連結したサイドカー方式自転車用、レジャー用自転車用、リハビリ用自転車用等々として広範に適用可能である。
1 自転車
1A 自転車
1B 自転車
2 自転車本体
3 サドル
4 シートポスト
5 トップチューブ
6 ダウンチューブ
8 ハンドルステム
9 ハンドル
10 フロントフォーク
11 前輪軸
12 前輪
13 ブレーキユニット
14 シートステー
15 チェーンステー
16 後輪軸
17 後輪
18 後輪側スプロケット
19 チェーン
20a ペダル
20b ペダル
21 主軸筒
22 主軸
23 回転駆動輪
31 踏み下げ式前進走行機構部
32 チェーン
33 主スプロケット
34 上スプロケット
34a 上軸筒
35 下スプロケット
35a 下軸筒
36 中スプロケット
36a 中軸筒
37 保護パイプ
38 前ステー
39 後ステー
41 ペダル位置連動機構部
42 直管
43 U字管
44 上部U状体
45 直棒体
51 踏み下げ式前進走行機構部
61 ペダル移動ガイド機構部
62 ガイド直棒体
63 ペダル保持筒体
71 ペダル位置連動機構部
72 上部U状体
73 ロープ状体
81 踏み下げ式前進走行機構部
82 下ステー
83 下スプロケット
83a 下軸筒
84 上スプロケット
84a 上軸筒

Claims (7)

  1. 自転車本体の前輪、後輪間の領域に配置され、前記自転車本体の本体フレームにより軸支された回転駆動輪の両側に備えた左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪からチェーンを介して前記後輪に前進回転力を伝達する自転車であって、
    前記自転車本体の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪に作用させる左右一対で前記左右のペダルを各々チェーンに連結したチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部と、
    前記左右のペダルによる交互の踏み下げ力作用時に前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、
    前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、
    を有することを特徴とする自転車。
  2. 前記左右一対のチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部は、前記自転車本体の前輪側に位置するチェーンの直線状部分を覆う固定配置の一対の保護パイプを備えることを特徴とする請求項1記載の自転車。
  3. 前記ペダル位置連動機構部は、前記一対の保護パイプの上方に下向きで固定配置した一対の直管及びU字管を連結した略U状を呈する上部U状体と、一端を前記左右のペダルに各々連結し他端側を前記一対の直管内に各々移動可能に嵌装した一対の直棒体と、前記上部なU状体内に挿通され両端を前記一対の直棒体の端部に各々連結したロープ状体とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の自転車。
  4. 自転車本体の前輪、後輪間の領域に配置され、前記自転車本体の本体フレームにより軸支された回転駆動輪の両側に備えた左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪からチェーンを介して前記後輪に前進回転力を伝達する自転車であって、
    前記自転車本体の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪に作用させる左右一対のチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部と、
    前記自転車本体に対して前記チェーンの直線状部分よりも前輪側に位置して固定配置した左右一対のガイド直棒体と、前記一対のガイド直棒体に嵌装されるとともに、前記左右一対のチェーンが各々連結され、かつ、左右のペダルを各々保持して、前記左右のペダルを踏み下げ開始位置、踏み下げ終了位置間で直線的移動状態にガイドする左右一対のペダル保持筒体と、を具備するペダル移動ガイド機構部と、
    前記左右のペダルによる交互の踏み下げ力作用時に前記左右一対の踏み下げ式前進走行機構部間の動力伝達を各々遮断するクラッチ部と、
    前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、
    を有することを特徴とする自転車。
  5. 前記ペダル位置連動機構部は、前記一対のガイド直棒体の上方に下向きで固定配置したU字管からなる上部U状体と、前記上部U状体内に挿通され、かつ、両端を前記左右一対のペダル保持筒体に各々連結したロープ状体とを備えることを特徴とする請求項4記載の自転車。
  6. 自転車本体の前輪、後輪間の領域に配置され、前記自転車本体の本体フレームにより軸支された回転駆動輪の両側に備えた左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力を利用して前記回転駆動輪からチェーンを介して前記後輪に前進回転力を伝達する自転車であって、
    前記自転車本体の本体フレームにより支持されるとともに、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に連動して連続的な前進回転力を前記回転駆動輪に作用させる左右一対で前記左右のペダルを各々チェーンに連結したチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部と、
    前記一対の踏み下げ式前進走行機構部間に配置した主軸筒内に一対のワンウェイクラッチを使用して主軸を同方向に回転させる仕組みに構成し、前記左右のペダルの踏み下げ開始位置、踏み下げ終了位置間の移動を連動させるペダル位置連動機構部と、
    を有することを特徴とする自転車。
  7. 前記左右一対のチェーン・スプロケット方式に構成した踏み下げ式前進走行機構部は、前記自転車本体の前輪側に位置するチェーンの直線状部分を覆う固定配置の左右一対の保護パイプを備えることを特徴とする請求項6記載の自転車。
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