JP2017217462A - 遊技機 - Google Patents

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Toshio Ogura
敏男 小倉
岡野 哲也
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哲也 岡野
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【課題】多様な演出により興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。【解決手段】遊技が可能な遊技機1であって、演出部材2L、2C、2Rと、画像を表示可能であるとともに演出部材2L、2C、2Rを視認可能な透過領域51L、51C、51Rを有する表示手段51と、透過領域51L、51C、51Rの少なくとも一部における演出部材2L、2C、2Rの視認状態を、演出部材2L、2C、2Rを視認可能な第1視認状態より視認が困難な第2視認状態となるように演出部材2L、2C、2Rを遮蔽することが可能な遮蔽手段200と、を備え、透過領域51L、51C、51Rのうち遮蔽手段200により第2視認状態とされた領域に表示した画像と領域以外の透過領域において視認できる演出部材2L、2C、2Rの図柄とで演出を行う。【選択図】図18

Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
この種の遊技機として、例えば、ゲームの進行や演出に関係する画像を表示可能な液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの背面側に設けられる液晶シャッタと、該液晶シャッタの背面側に設けられる反射透過切替手段と、該反射透過切替手段の背面側に設けられる演出部材と、を備え、反射透過切替手段の反射面を演出部材と照明手段の間に配置して該照明手段からの光を液晶シャッタ側へ反射させて液晶表示パネルに導くことで、液晶表示パネルに画像を表示させる場合に該液晶表示パネルに演出部材の影が映るのを防止する一方、反射透過切替手段の透過面を演出部材と照明手段の間に配置するとともに、液晶表示パネルの全画素を最大の透過率に制御して液晶表示パネル及び液晶シャッタを透過状態とすることで、液晶表示パネルの前面側から演出部材を認識できる状態とすることができるようにしたもの等があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−7288号公報
上記特許文献1に記載の遊技機では、液晶表示パネルの全域を、演出部材を視認できない非透過状態と演出部材を視認できる透過状態とのいずれかに切り替えることはできるが、画像の表示による演出と演出部材による演出とのうち一方を行っているときに他方を行うことができないため、演出が単一となり興趣を向上させることができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、多様な演出により興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の手段1の遊技機は、
遊技が可能な遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、
演出部材(例えば、リール2L、2C、2R)と、
画像を表示可能であるとともに前記演出部材を視認可能な透過領域(例えば、透過領域51L、51C、51R)を有する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、
前記透過領域の少なくとも一部における前記演出部材の視認状態を、該演出部材を視認可能な第1視認状態(例えば、シャッタ部材210L、210C、210Rを退避位置に配置することによって、各リール2L、2C、2Rの上段を遊技者から視認可能な状態)より視認が困難な第2視認状態(例えば、シャッタ部材210L、210C、210Rを遮蔽位置に配置することによって、リール2L、2C、2Rの上段の図柄を遮蔽部222によって遊技者から視認不能な状態)となるように該演出部材を遮蔽することが可能な遮蔽手段(例えば、シャッタ部材210L、210C、210R)と、
を備え、
前記透過領域のうち前記遮蔽手段により前記第2視認状態とされた領域に表示した画像と該領域以外の透過領域において視認できる前記演出部材とで演出を行う(例えば、透過領域51C、51Rから視認できるリール2C、2Rの中段及び下段の図柄からなる連図柄(「7」図柄)と、透過領域51L、51C、51Rの上段に対応した領域を含む領域L2、C2、R2に表示した画像(「7」図柄)とによって関連する演出(組合せ演出A)や、透過領域51L、51Cから視認できるリール2L、2Cの下段及び中段の図柄(「7」図柄)と、透過領域51Rの上段に対応した領域に表示した画像(「7」図柄)とによって関連する演出(組合せ演出B)を実行可能な部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、透過領域から視認できる演出部材と該透過領域の一部に表示した画像とのうちいずれか一方だけでなく双方による演出が可能となることで、多様な演出により興趣を向上させることができる。また、表示された画像に演出部材が重なることで画像の視認性が低下することを抑制できる。
尚、手段1における表示手段は、画像を表示可能で、かつ背面の演出部材を視認可能な液晶表示器、EL表示器、光の入射により画像を表示可能で、かつ背面の演出部材を視認可能な導光板などが該当する。
本発明の手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
前記演出部材は複数設けられ(例えば、3つのリール2L、2C、2R)、
前記遮蔽手段は、複数の前記演出部材各々に対応して設けられる(例えば、シャッタ部材210Lはリール2L、シャッタ部材210Cはリール2C、シャッタ部材210Rはリール2Rにそれぞれ対応して設けられている。図9参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、画像と演出部材とによる演出を各演出部材で個別に行うことが可能となるため、多様な演出を実行できるようになる。
本発明の手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記表示手段は、前記透過領域以外に非透過領域(例えば、表示領域51a)を有し、
前記透過領域のうち前記遮蔽手段により前記第2視認状態とすることが可能な領域は前記非透過領域に隣接して配置され(例えば、図15に示すように、各遮蔽部222によって遮蔽される領域F1が非透過領域の一部である領域F2と上方で隣接している部分)、
前記表示手段は、前記透過領域のうち前記遮蔽手段により前記第2視認状態とされた領域と前記非透過領域とに跨るように画像を表示可能である(例えば、図15に示すように領域F1とF2とに跨って画像Nを表示可能な部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、透過領域だけでなく非透過領域を利用して画像を表示できるので、多様な演出を実行できるようになる。また、表示された画像において第2視認状態とされた領域に表示される部分と非透過領域に表示される部分とで視認性が過度に異なることにより遊技者に違和感を与えてしまうことを抑制できる。
本発明の手段4の遊技機は、手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遮蔽手段は、駆動源(例えば、各遮蔽用モータ260L、260C、260R)により動作することにより前記透過領域の少なくとも一部における前記演出部材の視認状態を前記第1視認状態と前記第2視認状態とに変化させることが可能な遮蔽部材(例えば、各シャッタ部材210L、210C、210Rの遮蔽部222)を有し、
前記駆動源は、前記透過領域に対応しない位置に配置されている(例えば、透過領域51L、51C、51Rの上方に設けられた遮蔽ユニット200における第2ベース体250の背面に取付けられている部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、透過領域から駆動源が見えることを防止できる。
本発明の手段5の遊技機は、手段1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出部材は、各々が識別可能な複数種類の識別情報が配列された可変表示部(リール2L、2C、2R)であり、
前記遮蔽手段は、前記透過領域における前記可変表示部に配列された一の識別情報の視認状態を前記第2視認状態とし(例えば、図18に示すように、リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽する部分)、
前記表示手段は、前記遮蔽手段により前記第2視認状態とされた領域に前記一の識別情報とは異なる識別情報を表示する(例えば、図17に示すように、組合せ演出Aでは、実際にリール2L、2C、2Rの上段に停止した図柄が「7」図柄でなくても、あるいは、図柄の可変表示中でも、透過領域51C、51Rにおいて遮蔽部222によって遮蔽された領域を含む領域C2、R2に「7」図柄を表示することができるので透過領域51C、51Rにおいて遮蔽部222によって遮蔽された領域に「7」図柄を表示する部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、可変表示部に配列された一の識別情報とは異なる識別情報を表示することができるため、多様な演出を実行することが可能となる。
本発明の手段6の遊技機は、手段1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出部材は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)であり、
可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出する表示結果導出手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域(例えば、入賞ラインLNが通る領域)における識別情報(例えば、図柄)に応じて価値(例えば、入賞)を付与することが可能な価値付与手段(例えば、メイン制御部41)と、
を備え、
前記遮蔽手段は、前記透過領域のうち前記特定領域以外の領域における前記可変表示部の視認状態を前記第2視認状態とする(例えば、無効ラインLM1が通る領域に対応する各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽部222によって遮蔽する部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、価値の付与に影響する識別情報が導出される特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域に表示する画像の視認性を向上させることができる。
本発明の手段7の遊技機は、手段1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、
前記表示手段は液晶表示器(液晶表示器51)であり、
前記遮蔽手段は、前記透過領域のうち前記第2視認状態に変化させた領域に光を供給可能に発光する発光手段(例えば、シャッタ部材用LED225)を有する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、液晶表示器が透過領域に表示する画像の視認性を確保することができる。
本発明の手段8の遊技機は、手段1〜7のいずれかに記載の遊技機であって、
各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)と、
可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出する表示結果導出手段(メイン制御部41)と、
前記可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域(入賞ラインLNが通る領域)における識別情報(図柄)に応じて価値(入賞)を付与することが可能な価値付与手段(メイン制御部41)と、
前記可変表示部の表示領域(透過領域51b)に画像を表示することで識別情報の視認性を変化させる画像表示手段(液晶表示器51)と、
前記画像表示手段(液晶表示器51)による表示制御を実行する表示制御手段(サブ制御部91)と、
を備え、
前記演出部材は、前記可変表示部であり、
前記表示手段は、前記画像表示手段であり、
前記可変表示部において変動表示される識別情報は、連続して配置された複数の識別情報(図柄)により一の関連する関連識別情報群(連図柄)を含み、
前記表示制御手段は、
前記可変表示部の表示領域(透過領域51b)のうち特定領域(入賞ラインLNが通る領域)以外の領域(入賞ラインLNが通らない領域)に画像を表示させる場合には、第1の透過度(透過率0%)にて画像を表示させる制御を行うことが可能であり、
前記可変表示部の表示領域のうち特定領域(入賞ラインLNが通る領域)に画像を表示させる場合には、第1の透過度よりも高い第2の透過度(透過率20%)にて画像を表示させる制御を行うことが可能であり、
前記可変表示部の表示領域(透過領域51b)のうち関連識別情報群(連図柄)を構成する識別情報(図柄)がいずれも特定領域以外の領域(入賞ラインLNが通らない領域)に導出された場合に該関連識別情報群(連図柄)に重畳して画像を表示させる場合には、第1の透過度(透過率0%)にて画像を表示させる制御を行い、
前記可変表示部の表示領域のうち関連識別情報群(連図柄)を構成する識別情報の一部の識別情報(図柄)が特定領域(入賞ラインLNが通る領域)に導出され、残りの識別情報(図柄)が特定領域以外の領域(入賞ラインLNが通らない領域)に導出された場合に該関連識別情報群(連図柄)に重畳して画像を表示させる場合には、第2の透過度(透過率20%)にて画像を表示させる制御を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、可変表示部の表示領域のうち特定領域以外の領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度にて画像を表示させることが可能となる一方で、可変表示部の表示領域のうち特定領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度よりも高い第2の透過度にて画像を表示させることが可能となるため、価値の付与に影響する識別情報が導出される特定領域の視認性を確保しつつ演出効果を高めることができる。
また、可変表示部において変動表示される識別情報は、連続して配置された複数の識別情報により一の関連する関連識別情報群を含み、可変表示部の表示領域のうち関連識別情報群を構成する識別情報がいずれも特定領域以外の領域に導出された場合に該関連識別情報群に重畳して画像を表示させる場合には、第1の透過度にて画像を表示させる一方で、可変表示部の表示領域のうち関連識別情報群を構成する識別情報の一部の識別情報が特定領域に導出され、残りの識別情報が特定領域以外の領域に導出された場合に該関連識別情報群に重畳して画像を表示させる場合、すなわち特定領域以外の領域と特定領域に跨って画像を表示させる場合には、関連識別情報群を構成する識別情報が導出された特定領域以外の領域及び特定領域のいずれについても第2の透過度にて画像を表示させるので、価値の付与に影響する識別情報が導出される特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域と特定領域の双方に表示された画像の透過度が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
本発明の手段9の遊技機は、手段1〜7のいずれかに記載の遊技機であって、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な複数の可変表示部(リール2L、2C、2R)と、
可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出する表示結果導出手段(メイン制御部41)と、
前記可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域(入賞ラインLNが通る領域)における識別情報(図柄)に応じて価値(入賞)を付与することが可能な価値付与手段(メイン制御部41)と、
前記可変表示部の表示領域(透過領域51b)に画像を表示することで識別情報の視認性を変化させる画像表示手段(液晶表示器51)と、
前記画像表示手段(液晶表示器51)による表示制御を実行する表示制御手段と、
を備え、
前記演出部材は、前記可変表示部であり、
前記表示手段は、前記画像表示手段であり、
前記表示制御手段は、
前記可変表示部の表示領域(透過領域51b)のうち特定領域以外の領域(入賞ラインLNが通らない領域)に画像を表示させる場合には、第1の透過度(透過率0%)にて画像を表示させる制御を行うことが可能であり、
前記可変表示部の表示領域のうち特定領域(入賞ラインLNが通る領域)に画像を表示させる場合には、第1の透過度よりも高い第2の透過度(透過率20%)にて画像を表示させる制御を行うことが可能であり、
前記複数の可変表示部に跨る複数のラインのうちいずれも特定領域以外の領域(入賞ラインLNが通らない領域)を通るラインに対応する領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度(透過率0%)にて画像を表示させる制御を行い、
前記複数のラインのうち一部でも特定領域(入賞ラインLNが通る領域)を通るラインに対応する領域に画像を表示させる場合には、第2の透過度(透過率20%)にて画像を表示させる制御を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、可変表示部の表示領域のうち特定領域以外の領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度にて画像を表示させることが可能となる一方で、可変表示部の表示領域のうち特定領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度よりも高い第2の透過度にて画像を表示させることが可能となるため、価値の付与に影響する識別情報が導出される特定領域の視認性を確保しつつ演出効果を高めることができる。
また、複数の可変表示部に跨る複数のラインのうちいずれも特定領域以外の領域を通るラインに対応する領域に画像を表示させる場合には、第1の透過度にて画像を表示させる一方で、複数のラインのうち一部でも特定領域を通るラインに対応する領域に画像を表示させる場合には、第2の透過度にて画像を表示させるので、価値の付与に影響する識別情報が導出される特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域と特定領域の双方に表示された画像の透過度が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
尚、手段8、9において前記可変表示部の表示領域に画像を表示することで識別情報の視認性を変化させる画像表示手段とは、例えば、可変表示部の表示領域の前面側(遊技者側)に透過表示装置(液晶表示器、EL表示器、導光板等)を配置し、可変表示部の表示領域の前面側に画像を表示させることで識別情報の視認性を変化させるものなどが該当する。
また、手段8において前記可変表示部において変動表示される識別情報は、連続して配置された複数の識別情報により一の関連する関連識別情報群とは、例えば、同一の識別情報が連続して配置されたもの、複数の連続する図柄を組み合わせることで一の形状が形成されるものなどが該当する。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 液晶表示ユニット及びリールユニットの構成を示す分解斜視図である。 (a)は各シャッタ部材が退避位置に配置されている状態を示す液晶表示器の正面図、(b)は各シャッタ部材が遮蔽位置に配置されている状態を示す液晶表示器の正面図である。 図5(a)におけるA−A断面図である。 (a)は各シャッタ部材が退避位置に配置されている状態を示す断面図、(b)は各シャッタ部材が遮蔽位置に配置されている状態を示す断面図である。 遮蔽ユニットの構成を示す分解斜視図である。 各シャッタ部材が退避位置と遮蔽位置に配置されている状態を示す遮蔽ユニットの正面図である。 サブ制御部が実行するリール前面演出の実行態様を示す図である。 液晶表示器の透過領域における透過率を説明するための図である。 サブ制御部が実行する非遊技中前面演出の実行態様を示す図である。 サブ制御部が実行する非遊技中前面演出の実行態様を示す図である。 入賞ライン、図柄、非遊技中前面演出の変形例を説明するための図である。 サブ制御部が透過領域の一部である領域F1と非透過領域である領域F2とに跨って画像を表示する態様を示す図である。 サブ制御部が透過領域の一部である領域F1と領域F3とに跨って画像を表示する態様を示す図である。 サブ制御部が実行する組合せ演出Aの実行態様を示す図である。 サブ制御部が実行する組合せ演出Bの実行態様を示す図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例について図面を用いて説明すると、本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。
本実施例のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3L、3C、3Rから見えるように配置されている。リール2L、2C、2Rにおける透視窓3L、3C、3Rを透して見える領域は図柄が変動表示される可変表示部とされている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、例えば、それぞれ「BAR」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」、「リプレイ」、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3L、3C、3Rにおいて各々上段、中段、下段の三段に表示される。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L、32C、32R(図3参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3L、3C、3Rに連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3L、3C、3Rに3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L、33C、33Rと、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄(可変表示部における上段、中段、下段に表示される図柄)に対応する18のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。具体的には、図6及び図7に示すように、リールLED55は、各リール2L、2C、2Rの可変表示部における上段を照射可能なリールLED55U、各リール2L、2C、2Rの可変表示部における中段を照射可能なリールLED55M、各リール2L、2C、2Rの可変表示部における下段を照射可能なリールLED55Lと、から構成されており、これらリールLED55U、55M、55Lが各リール2L、2C、2Rに対応してそれぞれ複数設けられている。
尚、リール2L、2C、2Rは透過性を有する合成樹脂材からなる表示帯を有し、リールLED55から出射された光により透視窓3L、3C、3Rを透して視認できる領域(可変表示部)が明るくなるとともに、該リール2L、2C、2Rを透過した光が液晶表示器51に供給されるようになっている(図7参照)。
前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51における表示領域51aが配置されている。また、液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネル61(図6参照)を有しており、表示領域51aに囲まれた透視窓3L、3C、3Rに対応する透過領域51L、51C、51Rを介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。また、液晶表示器51は、後述する表示枠300を介して前面扉1bの背面側に着脱可能に取付けられており、該液晶表示器51の背面側には、リール2L、2C、2Rの上段の図柄を遮蔽することが可能な遮蔽ユニット200が設けられている。尚、液晶表示器51や遮蔽ユニット200の詳細については後述する。
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、演出に用いられる演出用スイッチ56が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
尚、本実施例では、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。同様に、2番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称し、3番目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停止と称する。
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14a、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED14b、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED14c、後述するAT中である旨を点灯により報知するAT中LED15、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図3参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図3参照)がそれぞれ設けられており、演出用スイッチ56の内部には、演出用スイッチ56の操作が有効である旨を点灯により報知する演出用LED56a(図3参照)が設けられている。
前面扉1bの内側には、図2に示すように、所定のキー操作により後述するエラー状態及び後述する打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、後述する設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、所定の契機に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36a、所定の契機に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1aの内部に設けられた後述のホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31、投入メダルセンサ31の上流側で異物の挿入を検出する投入口センサ26を有するメダルセレクタ29、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図3参照)が設けられている。
筐体1aの内部には、図2及び図3に示すように、前述したリール2L、2C、2R、リールモータ32L、32C、32R(図3参照)、各リール2L、2C、2Rのリール基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L、33C、33R(図3参照)を有するリールユニット2、遊技の制御を行うメイン制御部41が搭載され、基板ケースに封入された遊技制御基板40、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図3参照)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34aに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図3参照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34c(図3参照)からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。
ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留されるオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、貯留されたメダルが満タン状態となったことを検出する満タンセンサ35a(図3参照)が設けられている。
電源ボックス100の前面には、図2に示すように、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
尚、電源ボックス100は、筐体1aの内部に設けられており、さらに前面扉1bは、店員等が所持する所定のキー操作により開放可能な構成であるため、これら電源ボックス100の前面に設けられた設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39は、キーを所持する店員等の者のみが操作可能とされ、遊技者による操作ができないようになっている。また、所定のキー操作により検出されるリセットスイッチ23も同様である。特に、設定キースイッチ37は、キー操作により前面扉1bを開放したうえで、さらにキー操作を要することから、遊技場の店員のなかでも、設定キースイッチ37の操作を行うキーを所持する店員のみ操作が可能とされている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLN(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3L、3C、3Rに表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施例では、図1に示すように、リール2Lの下段、リール2Cの下段、リール2Rの下段、すなわち下段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。尚、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
また、本実施例では、入賞ラインLNに入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするために、入賞ラインLNとは別に、無効ラインLM1〜4を設定している。無効ラインLM1〜4は、これら無効ラインLM1〜4に揃った図柄の組合せによって入賞が判定されるものではなく、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃った際に、無効ラインLM1〜4のいずれかに入賞ラインLNに揃った場合に入賞となる図柄の組合せ(例えば、ベル‐ベル‐ベル)が揃う構成とすることで、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするものである。
本実施例では、図1に示すように、リール2Lの上段、リール2Cの上段、リール2Rの上段、すなわち上段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM1、リール2Lの中段、リール2Cの中段、リール2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM2、リール2Lの上段、リール2Cの中段、リール2Rの下段、すなわち右下がりに並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM3、リール2Lの下段、リール2Cの中段、リール2Rの上段、すなわち右上がりに並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM4の4種類が無効ラインLMとして定められている。
また、本実施例では、入賞役として、入賞ラインLNに役として定められた所定の図柄の組合せが揃ったときに入賞するとともに、かつ所定の図柄組合せが揃うことにより無効ラインLM1〜LM4のいずれかに所定の図柄組合せよりも認識しやすい指標となる図柄の組合せが揃うことにより、無効ラインLM1〜LM4のいずれかに揃った図柄の組合せによって入賞したように見せることが可能な役を含む。以下では、所定の図柄の組合せが入賞ラインLNに揃ったときに無効ラインLM1〜LM4のいずれかに揃う図柄の組合せを、指標となる図柄の組合せと呼び、指標となる図柄の組合せを構成する図柄を指標図柄と呼ぶ。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3L、3C、3Rに表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ライン上に予め定められた図柄の組合せ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ライン上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。
尚、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。
また、本実施例では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良く、2以上のリールを用いた構成においては、2以上の全てのリールに導出された表示結果の組合せに基づいて入賞を判定する構成とすれば良い。また、本実施例では、物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示装置が構成されていても良い。
また、本実施例におけるスロットマシン1にあっては、ゲームが開始されて各リール2L、2C、2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリールの回転が停止して図柄が停止表示される。ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作から対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は190ms(ミリ秒)である。
リール2L、2C、2Rは、1分間に80回転し、80×21(1リール当たりの図柄コマ数)=1680コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分の図柄である。
このため、例えば、ストップスイッチ8L、8C、8Rのいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの下段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を下段に表示させることができるため、リール2L、2C、2R各々において、ストップスイッチ8L、8Rのうちいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの中段に表示されている図柄を含めて5コマ以内に配置されている図柄を入賞ライン上に表示させることができる。
以下では、特に区別する必要がない場合にはリール2L、2C、2Rを単にリールという場合がある。また、リール2Lを左リール、リール2Cを中リール、リール2Rを右リールという場合がある。また、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作によりリール2L、2C、2Rを停止させる操作を停止操作という場合がある。
図3は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図3に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。
電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び演出制御基板90に供給されるようになっている。また、電源基板101には、前述したホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、前述したMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述した払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。また、遊技制御基板40には、前述したクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14a、14b、14c、AT中LED15、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述したホッパーモータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、CPU、RAM、ROM等を搭載し、遊技の進行に関する処理を行うととともに遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御するメイン制御部41と、制御用クロックを生成する制御用クロック生成回路42と、乱数用クロックを生成する乱数用クロック生成回路43と、遊技制御基板40に直接または電源基板101を介して接続されたスイッチ類から入力された検出信号を取り込んでメイン制御部41に伝送するスイッチ検出回路44と、メイン制御部41から出力されたモータ駆動信号(ステッピングモータの位相信号)をリールモータ32L、32C、32Rに伝送するモータ駆動回路45と、メイン制御部41から出力されたソレノイド駆動信号を流路切替ソレノイド30に伝送するソレノイド駆動回路46と、メイン制御部41から出力されたLED駆動信号を遊技制御基板40に接続された各種表示器やLEDに伝送するLED駆動回路47と、スロットマシン1に供給される電源の電圧を監視して電圧の低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48と、電源投入時または電源遮断時等の電力供給が不安定な状態においてメイン制御部41にシステムリセット信号を与えるリセット回路49と、が搭載されている。
メイン制御部41は、サブ制御部91に各種のコマンドを送信する。メイン制御部41からサブ制御部91へ送信されるコマンドは一方向のみで送られ、サブ制御部91からメイン制御部41へ向けてコマンドが送られることはない。
演出制御基板90には、演出用スイッチ56や位置センサ241が接続されており、演出用スイッチ56、位置センサ241の検出信号が入力されるようになっている。また、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、後述する遮蔽用モータ260L、260C、260R、シャッタ部材用LED225等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
尚、本実施例では、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、遮蔽用モータ260L、260C、260R、シャッタ部材用LED225等の演出装置の制御が行われる構成であるが、サブ制御部91とは別に演出装置の制御を直接的に行う制御部を演出制御基板90または他の基板に搭載し、サブ制御部91がメイン制御部41からのコマンドに基づいて演出装置の制御パターンを決定し、サブ制御部91が決定した制御パターンに基づいて出力制御部が演出装置の制御を行う構成としても良く、このような構成では、サブ制御部91及び制御部の双方によって演出装置の制御が行われることとなる。また、本実施例では、演出装置として液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、遮蔽用モータ260L、260C、260R、シャッタ部材用LED225を例示しているが、演出装置は、これらに限られず、例えば、機械的に駆動する表示装置や機械的に駆動する役モノなどを演出装置として適用しても良い。
演出制御基板90は、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにより構成されて演出の制御を行うサブ制御部91と、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う表示制御回路92と、演出効果LED52と、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93と、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94と、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95と、演出制御基板90に接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96と、日付情報及び時刻情報を含む時間情報を出力する時計装置97と、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する電断検出回路98と、その他の回路等、が搭載されている。
サブ制御部91は、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、ROM91bに記憶されている演出制御用のプログラム等に従って演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
本実施例のスロットマシン1は、遊技状態に応じて設定可能な賭数の規定数が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。尚、本実施例では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、入賞ラインLNが有効化される。
そして、本実施例では、全てのリール2L、2C、2Rが停止した際に、有効化された入賞ライン(本実施例の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化された入賞ラインを単に入賞ラインという)上に役と呼ばれる図柄の組合せが揃うと入賞となる。役は、同一図柄の組合せであっても良いし、異なる図柄を含む組合せであっても良い。
入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがメイン制御部41のRAMに設定されている必要がある。尚、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。
次に、本実施例の内部抽選について説明する。内部抽選は、メイン制御部41が、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。内部抽選では、まず、スタートスイッチ7の検出時に内部抽選用の乱数値(0〜65535の整数)を取得する。詳しくは、乱数回路(図示略)により生成され、乱数回路の乱数値レジスタに格納されている値をメイン制御部41のRAMに割り当てられた抽選用ワークに設定する。そして、遊技状態に応じて定められた各役について、抽選用ワークに格納された数値データと、現在の遊技状態、賭数及び設定値に応じて定められた各役の判定値数に応じて入賞を許容するか否かの判定が行われる。
内部抽選では、内部抽選の対象となる役、現在の遊技状態及び設定値に対応して定められた判定値数を、内部抽選用の乱数値(抽選用ワークに格納された数値データ)に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される。このため、判定値数の大小に応じた確率(判定値数/65536)で役が当選することとなる。
そして、内部抽選の結果を示す当選番号をメイン制御部41のRAMに設定する。当選番号は、内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等に用いられる。
また、いずれかの役の当選が判定された場合には、当選番号に基づいて当選が判定された役に対応する当選フラグをメイン制御部41のRAMに割り当てられた内部当選フラグ格納ワークに設定する。内部当選フラグ格納ワークは、2バイトの格納領域にて構成されており、そのうちの上位バイトが、特別役の当選フラグが設定される特別役格納ワークとして割り当てられ、下位バイトが、一般役の当選フラグが設定される一般役格納ワークとして割り当てられている。詳しくは、特別役が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、一般役が当選した場合には、当該一般役が当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。尚、いずれの役及び役の組合せにも当選しなかった場合には、特別役格納ワーク及び一般役格納ワークをクリアする。
また、内部抽選では、後述するATに制御されていない状態においてATに制御するか否かが決定されるとともに、ATに制御されている状態において当該ATの残りゲーム数を上乗せするか否かが決定される。内部抽選でATが当選した場合には、その後ATに制御され、ATの残りゲーム数の上乗せが当選した場合には、当選したゲーム数がATの残りゲーム数に加算されることとなる。
次に、リール2L、2C、2Rの停止制御について説明する。メイン制御部41は、リールの回転が開始したとき、及びリールが停止し、かつ未だ回転中のリールが残っているときに、当選番号及びメイン制御部41のROMに格納されているテーブルインデックス、テーブル作成用データを参照して、回転中のリール別に停止制御テーブルを作成する。そして、ストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作が有効に検出されたときに、該当するリールの停止制御テーブルを参照し、参照した停止制御テーブルの滑りコマ数に基づいて、操作されたストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御を行う。
本実施例では、滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できるようになっている。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。
本実施例では、いずれかの役に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、最大4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で小役が当選した場合など、特別役と小役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を引き込めない場合には、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している特別役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも小役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、小役を引き込めない場合にのみ、特別役を入賞させることが可能となる。尚、特別役と小役を同時に引き込める場合には、小役のみを引き込み、特別役と同時に小役が入賞ライン上に揃わないようになる。また、特別役と小役が同時に当選している場合に、小役よりも特別役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、特別役を引き込めない場合にのみ、小役を入賞ライン上に揃える制御を行っても良い。
また、本実施例では、特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で再遊技役が当選した場合など、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で再遊技役の図柄を揃えて停止させる制御を行う。尚、この場合、再遊技役を構成する図柄または同時当選する再遊技役を構成する図柄は、リール2L、2C、2Rのいずれについても5図柄以内、すなわち4コマ以内の間隔で配置されており、4コマの引込範囲で必ず任意の位置に停止させることができるので、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作タイミングに関わらずに、必ず再遊技役が揃って入賞することとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも再遊技役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、必ず再遊技役が入賞することとなる。尚、特別役と再遊技役を同時に引き込める場合には、再遊技役のみを引き込み、再遊技役と同時に特別役が入賞ライン上に揃わないようになる。
尚、本実施例では、停止操作が行われたタイミング別の滑りコマ数を特定可能な停止制御テーブルを用いてリールの停止制御を行う構成であるが、停止可能な位置を特定可能な停止位置テーブルから停止位置を特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに、停止操作がされたタイミングで停止可能な停止位置を検索・特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルを用いた停止制御、停止位置テーブルを用いた停止制御、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに停止可能な停止位置を検索・特定することによる停止制御を併用する構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを一部変更して停止制御を行う構成としても良い。
本実施例におけるスロットマシン1では、メイン制御部41により、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利となる停止順を遊技補助表示器12の点灯態様により報知するナビ報知を実行可能な報知期間となるアシストタイム(以下、ATという)に制御可能となっている。
メイン制御部41は、ATの制御を開始したとき、すなわち内部抽選においてATに制御することが決定されたときに、AT中LED15の点灯態様を点灯状態に制御し、その後、ATに制御されている状態でゲームが行われて、ATの残りゲーム数が0となったときに、AT中LED15の点灯態様を消灯状態に制御する。これにより、メイン制御部41においてATに制御している期間にわたりAT中LED15が点灯状態に維持される一方で、ATに制御していない期間にわたりAT中LED15を消灯状態に維持されることとなり、ATに制御される状態であるか否かを、遊技者等が認識可能となっている。
そして、メイン制御部41は、内部抽選において、ATに制御することが決定された後、所定の開始条件(例えば、所定の前兆期間が経過すること等)が成立することで、ATの制御を開始し、ATに制御している場合には、遊技状態に応じたナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行して、当選したナビ報知役の当選番号に基づいて遊技者にとって有利となる停止順を報知するとともに、当該当選番号に基づいて遊技者にとって有利となる停止順を特定可能な押し順コマンドをサブ制御部91に対して送信することで、液晶表示器51等を用いたナビ演出を実行させる。また、本実施例においてメイン制御部41は、ATに制御していない通常状態であっても、一定の条件を満たすことにより、ナビ報知を実行し、ナビ演出を実行させることが可能である。
次に、図4〜図9に基づいて、遮蔽ユニット200の詳細について説明する。図4は、液晶表示ユニット及びリールユニットの構成を示す分解斜視図である。図5は、(a)は各シャッタ部材が退避位置に配置されている状態を示す液晶表示器の正面図、(b)は各シャッタ部材が遮蔽位置に配置されている状態を示す液晶表示器の正面図である。図6は、図5(a)におけるA−A断面図である。図7は、(a)は各シャッタ部材が退避位置に配置されている状態を示す断面図、(b)は各シャッタ部材が遮蔽位置に配置されている状態を示す断面図である。図8は、遮蔽ユニットの構成を示す分解斜視図である。図9は、各シャッタ部材が退避位置と遮蔽位置に配置されている状態を示す遮蔽ユニットの正面図である。
図4〜図6に示すように、表示枠300は、非透過性の合成樹脂材により正面視略四角形状をなすように形成され、下部には正面視略四角形状をなす開口301が形成されている。前面には、液晶表示器51が組付けられ、該液晶表示器51が組付けられた状態において、透過領域51L、51C、51R及びその周辺の表示領域51aが開口301に対応する位置に配置され、透過領域51L、51C、51R及び開口301を透して背面側を視認できるようになっている。
表示枠300の背面における開口301の上部には、遊技者側から透過領域51L、51C、51Rを透して視認できるリール2L、2C、2Rの一部を遮蔽することが可能な遮蔽部222を有する遮蔽ユニット200が組付けられている。また、表示枠300の背面における遮蔽ユニット200の上方には液晶制御基板(図示略)が収納される液晶制御基板ケース(図示略)が取付けられ、さらにその背面側には、遮蔽ユニット200や表示制御回路92を背面側から被覆する背面カバー400が取付けられ、該背面カバー400の背面側には演出制御基板90が取付けられている。
このように、液晶表示器51、遮蔽ユニット200、表示制御回路92及び演出制御基板90等が一体的に組付けられた表示枠300は、透視窓3L、3C、3Rに各透過領域51L、51C、51Rが対応して近接するように前面扉1bの背面に取付けられる(図6参照)。
図6及び図7に示すように、液晶表示器51は、液晶パネル61と、液晶パネル61の背面側に設けられる導光板63と、導光板63に白色の光を供給するバックライトLED62と、を有し、バックライトLED62により導光板63の前面が面発光して液晶パネル61に光が供給されるようになっている。また、導光板63における透過領域51L、51C、51Rに対応する領域には開口63aが形成されており、透過領域51L、51C、51Rには光が供給されないようになっている。つまり、導光板63及びバックライトLED62は、液晶表示器51における非透過領域である表示領域51aに対応するバックライトであり、バックライトLED62からの光により表示領域51aに画像を表示できるようになっている。
また、導光板63の背面には非透過性材である反射シート(図示略)等が設けられており、遊技者側から表示領域51aを透して背面側を視認することはできない。つまり、表示領域51aは非透過領域とされている。
一方、透過領域51L、51C、51Rには、バックライトLED62からの光が供給されないため、各リール2L、2C、2Rの内側に設けられた後述するリールLED55やシャッタ部材用LED225から光が供給されるようになっている。つまり、リールLED55やシャッタ部材用LED225は、液晶表示器51における透過領域51L、51C、51Rに対応するバックライトであり、リールLED55やシャッタ部材用LED225からの光により透過領域51L、51C、51Rに画像を表示できるようになっている。
図5に示すように、液晶表示器51は、表示領域51a(図5において斜線で示す領域)と該表示領域51aを囲むように表示領域51aに近接して設けられる透過領域51L、51C、51R(図5において網点で示す領域)と、を有し、表示領域51a及び透過領域51L、51C、51Rに画像を表示することが可能である。そして、遊技者側から非透過領域である表示領域51aを介して背面側を視認することは不可能であり、遊技者側から透過領域51L、51C、51Rを介して背面側を視認することが可能とされている。
表示枠300の背面における開口301の上方には、透過領域51L、51C、51Rの一部(本実施例では、リール2L、2C、2Rの上段に対応する領域)からリール2L、2C、2Rを視認したときの視認状態を、リール2L、2C、2Rを視認可能な第1視認状態より視認が困難、つまり、視認不可能な第2視認状態となるようにリール2L、2C、2Rを遮蔽することが可能な遮蔽ユニット200が設けられている。
遮蔽ユニット200は、第1ベース体230と、第1ベース体230に対し上下方向に移動可能に設けられるシャッタ部材210L、210C、210Rと、第1ベース体230の背面側に配置される第2ベース体250と、第2ベース体250と、第1ベース体230との間に配置される回動板240L、240C、240Rと、シャッタ部材210L、210C、210Rを駆動するための遮蔽用モータ260L、260C、260Rと、第2ベース体250の背面下部を被覆する背面カバー270と、を備えている。シャッタ部材210Lはリール2L、シャッタ部材210Cはリール2C、シャッタ部材210Rはリール2Rにそれぞれ対応して設けられており、各シャッタ部材210L、210、210Rは各遮蔽用モータ260L、260C、260Rの駆動によって個別に上下方向に移動可能となっている。
尚、遮蔽ユニット200において、各シャッタ部材210L、210C、210R及び該シャッタ部材210L、210C、210Rの駆動機構についてはそれぞれ同様に構成されているため、以下においては、左側のシャッタ部材210L及びその駆動機構についてのみ説明し、中、右のシャッタ部材210L及びその駆動機構についての説明は省略する。
図6〜図9に示すように、シャッタ部材210Lは、基部221と、該基部221の下端部に取付けられた遮蔽部222と、から主に構成されている。基部221は、正面視縦長略長方形状に形成され、基部221の下左部、下右部及び上部における左右方向の中央部には、それぞれ上下方向を向く長孔221a、221b、221cが形成されている。また、基部221における長孔221cの上方位置には、基部221の左右方向を向く長孔221dが形成されている。
特に図7に示すように、遮蔽部222は、非透過性を有する合成樹脂材等で構成された遮光板222bと、遮光板222bの前側に離間して配置され透過性を有する合成樹脂材等で構成された透過板222aと、を有し、遮蔽部222の内部は中空に形成されている。遮蔽部222の内部には、LED基板が水平に配置されており、該LED基板の下面には、複数のシャッタ部材用LED225が下向きに光を照射可能に設けられている。遮光板222bの下部内面は、光を反射可能な反射面とされ、後側に膨出するように湾曲して形成されている。よって、図7(B)に示すように、シャッタ部材用LED225から下方に向けて照射された光は、湾曲する遮光板222bの下部内面に反射することで、透過板222aを透して光がむらなく略均一に出射されるように、つまり、透過板222aが面発光するようになっている。
第1ベース体230は、横長略長方形状に形成されている。第1ベース体230の前面には、3つの突部230a、230b、230cが前方に向けて突出して形成されており、シャッタ部材210Lが第1ベース体230の前面側に配置されたときに、突部230aが長孔221a、突部230bが長孔221b、突部230cが長孔221cにそれぞれ挿通される。また、第1ベース体230の前面における突部230cの上方には、正面視略円弧状の長孔230dが形成されている。
また、第1ベース体230の前面上部には、シャッタ部材210Lの基部221に下端が係止されたバネ231(引張バネ)の上端が係止されているため、シャッタ部材210Lは常時上方向に向けて付勢されている。
第1ベース体230と第2ベース体250との間には、第2ベース体250の背面側に固定され第2ベース体250を挿通して前側に突出した遮蔽用モータ260Lの駆動軸に固着される回動板240Lが回動可能に配置されている。回動板240Lの前面における周縁近傍位置には突部240dが前方に向けて突出形成されており、該突部240dは、シャッタ部材210Lが第1ベース体230の前面側に配置されたときに長孔230dに挿通される。
また、第1ベース体230と第2ベース体250との間には、回動板240Lの周面に突設されている検出片を検出する位置センサ241が設けられている。サブCPU91aは、位置センサ241から検出片の検出信号が入力されることにより、シャッタ部材210Lが後述する退避位置に位置していると判定する。
このように構成された遮蔽ユニット200のシャッタ部材210Lは、長孔221a〜221cに第1ベース体230の突部230a〜230cが挿入されていることにより上下方向に移動可能に案内されている。そして、遮蔽用モータ260Lにより回動板240Lが回動して突部240dが円弧状に移動することにより、長孔221dを介して連結されたシャッタ部材210Lは、透過領域51Lの上方の表示領域51aの背面側に退避する退避位置(図7(a)参照)と、透過領域51Cの上部に対応する位置であってリール2Lにおける可変表示部の上部領域を遮蔽する遮蔽位置(図7(b)参照)と、の間で上下方向に移動する。
尚、シャッタ部材210Lが退避位置にあるときは(例えば、図9におけるシャッタ部材210C、210R参照)、突部240dが遮蔽用モータ260Lの駆動軸の直上よりも右側にずれていること、バネ231の付勢力及び遮蔽用モータ260Lの負荷が作用することで、遮蔽用モータ260Lがオフ状態となったときにシャッタ部材210Lが自重により落下することが防止される。また、シャッタ部材210Lが遮蔽位置へ移動したときは(例えば、図9におけるシャッタ部材210L参照)、突部240dが遮蔽用モータ260Lの駆動軸の直下に位置すること及び遮蔽用モータ260Lの負荷が作用することで、遮蔽用モータ260Lがオフ状態となったときにシャッタ部材210Lがバネ231の付勢力により上昇することが防止される。
また、液晶表示器51及び遮蔽ユニット200が組付けられた表示枠300が前面扉1bの背面に取付けられた状態において、前面扉1bにより筐体1aの前面開口を閉鎖すると、図6に示すように、筐体1aに設けられたリールユニット2のリール2L、2C、2Rが、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rの背面側に近接して配置される。
また、遮蔽ユニット200が表示枠300の背面側上部に取付けられていることによって、各シャッタ部材210L、210C、210Rは、退避位置においては、正面視で透過領域51L、51C、51R及び透視窓3L、3C、3Rの上方位置に各遮蔽部222が配置される。つまり、図5(a)及び図7(a)に示すように、本実施例における退避位置とは、液晶表示器51における各透過領域51L、51C、51Rの上方である非透過領域の後方位置である。このため、退避位置に配置されているときの各シャッタ部材210L、210C、210Rは、液晶表示器51の非透過領域によって正面視から視認不能となっている。
遮蔽位置においては、各シャッタ部材210L、210C、210Rは、各リール2L、2C、2Rと透過領域51L、51C、51Rとの間であって、透過領域51L、51C、51R及び透視窓3L、3C、3Rの上段を対応する位置に各遮蔽部222が配置される。つまり、図5(b)に示すように、遮蔽位置とは、各リール2L、2C、2Rと透過領域51L、51C、51Rとの間であって各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽する位置ある。よって、各シャッタ部材210L、210C、210Rの各遮蔽部222が遮蔽位置へ移動して各リール2L、2C、2Rの上段の前方に配置されることで、透視窓3L、3C、3R及び透過領域51L、51C、51Rを透して各リール2L、2C、2Rの上段を視認することができなくなる。
図7(a)及び図7(b)に示すように、各シャッタ部材210L、210C、210Rが退避位置に配置されている場合、透過領域51L、51C、51Rでは、各リール2L、2C、2Rの内側に設けられたリールLED55(各リールLED55U、55M、55L)から供給される光によって画像を表示可能となっている。一方で、各シャッタ部材210L、210C、210Rが遮蔽位置に配置されると、各リール2L、2C、2Rの上段の図柄が見えなくなるとともに、各リール2L、2C、2Rの内側に設けられたリールLED55Uから透過領域51L、51C、51Rの上部に供給される光が、これらシャッタ部材210L、210C、210Rの各遮蔽部222によって遮断されるので、透過領域51L、51C、51Rの上部が暗くなる。
このため、各シャッタ部材210L、210C、210Rが遮蔽位置に配置されているときは、各シャッタ部材用LED225を発光させることにより、各シャッタ部材210L、210C、210Rの遮蔽部222によって遮断された各リール2L、2C、2Rの上段に対応するリールLED55Uからの光に替えて、各シャッタ部材用LED225から発せられる光が透過領域51L、51C、51Rの上部に供給されるので、透過領域51L、51C、51Rの上部が明るくなるため、表示する画像が見えやすくなる。
このように、各シャッタ部材210L、210C、210Rを遮蔽位置に配置することで、シャッタ部材210L、210C、210Rの遮蔽部222が各リール2L、2C、2Rの上段と透過領域51L、51C、51Rとの間に位置し、各リール2L、2C、2Rの上段が透過領域51L、51C、51Rを透してから視認不能となる。また、各遮蔽部222に設けられたシャッタ部材用LED225を点灯することで、透過領域51L、51C、51Rに表示する画像が見えやすくなる。
次に、本実施例のサブ制御部91が液晶表示器51の表示領域51a及び透過領域51L、51C、51Rを用いて実行する演出について、図10〜図18に基づいて説明する。
サブ制御部91は、メイン制御部41より受信した各種コマンドに基づいて、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置の出力制御を行うことで、遊技の進行状況やメイン制御部41の制御状況に応じた演出を実行することが可能である。特に、本実施例のサブ制御部91は、遊技の進行状況に応じて、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rに画像等を表示させることで、リール2L、2C、2Rの前面に画像等を重ねて表示するリール前面演出を実行可能である。
リール前面演出には、遊技中である期間において、受信した各種コマンドに基づいて特定される遊技の進行状況に応じて実行する遊技中前面演出(図10(a)参照)と、非遊技中である期間において、遊技の結果等に応じて実行する非遊技中前面演出(図10(b)(c))と、を含む。
尚、本実施例において、遊技中とは、払出を伴う役すなわち小役が入賞したゲームについては、当該ゲームを開始させるために賭数が規定数に設定された状態で、スタートスイッチ7が操作され、ゲームが開始したときから、当該払出を伴う役が入賞したことに伴うメダルの払出が完了したときまでであり、払出を伴わない役すなわち再遊技役、特別役が入賞したゲーム、及びいずれの役も入賞しなかったゲームすなわち内部抽選結果がはずれまたは内部当選した役を入賞させることができずいわゆる取りこぼしたゲームについては、当該ゲームを開始させるために賭数が規定数に設定された状態で、スタートスイッチ7が操作され、ゲームが開始したときから、当該ゲームの進行に伴い全てのリール2L、2C、2Rが停止されたときまでである。サブ制御部91は、内部当選コマンドを受信することで、ゲームが開始されたことを特定し、入賞判定コマンドを受信することで、払出を伴う役が入賞したことが特定される場合には、その後、払出終了コマンドを受信することで、当該ゲームが終了されたことを特定する一方、入賞判定コマンドを受信することで、払出を伴わない役が入賞したことまたははずれが特定される場合には、当該入賞判定コマンドを受信したことに基づいて当該ゲームが終了されたことを特定する。また、本実施例では、遊技中とは、リール回転処理において少なくとも1つのリールが回転制御されている期間であり、スタートスイッチ7が操作された後、リール2L、2C、2Rの回転開始が遅延される遅延期間中や、リールの回転が開始された後にリールを停止させるための停止操作が無効とされるフリーズ状態に制御される期間も含まれる。
図10(a)に示すように、遊技中前面演出では、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域が、画像等の表示を禁止する演出禁止領域として設定されており、液晶表示器51の表示領域51a及び透過領域51L、51C、51Rのうち当該演出禁止領域を除く領域に画像等を表示させることで、リール2L、2C、2Rの前面に画像等を重ねて表示する演出を行うようになっており、遊技中に、例えば、所定のキャラクタの画像を当該演出禁止領域を除く領域に表示させることで、所定の役が当選した可能性等を示唆する。
これにより、遊技中の期間では、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち少なくとも入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域に重ねて画像等が表示されることがなく、入賞ラインLNに対応するリール2L、2C、2Rの視認性が低下してしまうことがないようになっている。
また、遊技中前面演出では、透過領域51L、51C、51Rのうち演出禁止領域以外の領域に表示される画像等の透過率は、0%〜100%の範囲で設定されており、当該画像等が表示されることで、該画像等の背面のリール2L、2C、2Rの視認性を、該画像等が表示されていない通常時の視認性よりも低下させる一方で該画像等の視認性を高めて演出を行うようになっている。
透過領域51L、51C、51Rに画像等を表示させる際の透過率とは、画像を構成する色のうち液晶表示器51の透過率が最も低い黒色を表示するときを基準とした透過率であり、透過率0%の場合に黒色を表示した領域については、背面側の光が通過不可能ととなり、リール2L、2C、2Rの図柄が視認不可能となるが、コントラストが最も高く画像を鮮明に表示させることが可能となる。一方、透過率を高めることで、リール2L、2C、2Rの図柄の視認性は高まるが、その分コントラストが低くなり画像の鮮明さが失われることとなる。
また、遊技中前面演出では、回転中前面演出を実行する前の通常の演出を行っているときから表示しているクレジット数や遊技者にとって有利な状態が終了してからのゲーム数、払出メダル数等の遊技の履歴に関する遊技履歴情報を、表示領域51aに表示させるようになっている。
図10(b)(c)に示すように、非遊技中前面演出では、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rに遊技中前面演出のような演出禁止領域が設定されておらず、入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含む全ての透過領域51L、51C、51R及び表示領域51aに画像等を表示させることで、リール2L、2C、2Rの前面に画像等を重ねて表示する演出を行うようになっており、例えば、入賞した役に対応する図柄の画像を表示して当該役が入賞したことを報知したり(図10(b))、AT等の遊技者にとって有利な特典が付与された旨を示す画像を表示して、その旨を報知する(図10(c))。
また、非遊技中前面演出では、クレジット数等の遊技の履歴に関する遊技履歴情報を、表示領域51aに表示させ、払出がある場合には、払出に応じて払出されたメダル数及びクレジット数の表示を更新するようになっている。
また、図11(a)に示すように、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rには、その部分毎に表示させる画像等の透過率の範囲が設定されており、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域(図11(a)中の領域D)の透過率の範囲は、20%〜100%であり、入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域以外の領域(図11(a)中の領域E)の透過率の範囲は、0%〜100%である。
サブ制御部91は、液晶表示器51に画像等を表示させる場合には、図示しないCGROMに予め記録された画像データに基づいて、画像等を表示させる制御を行うようになっており、透過領域51L、51C、51Rのうち透過率の範囲を0%〜100%とする領域Eに画像等を表示させる場合には、当該画像データに補正等を行うことなく用いて当該領域Eに当該画像等を表示させる一方で、透過領域51L、51C、51Rのうち透過率の範囲を20%〜100%とする領域Dに画像等を表示させる場合であって、表示させる画像等の画像データに、透過率が20%未満となるデータが含まれている場合には、透過率を20%に高めるように階調値を加算する等の補正を行い、補正後の画像データを用いて当該領域Dに当該画像等を表示させる。
これにより、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域以外の領域Eにおいては、透過率を0%、すなわち背面のリール2L、2C、2Rを視認できない部分を含み得る態様で画像等を表示させる一方で、入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域Dにおいては、透過率を少なくとも20%として当該領域Dの背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならないように部分を含まない態様で画像等を表示させる。
また、図11(b)に示すように、遊技中前面演出及び非遊技中前面演出すなわちリール前面演出では、透過領域51L、51C、51R以外の表示領域51a及び上述の透過率が0%〜100%の領域Eにわたって一体的に表示させる画像等(例えば、図11(b)中の画像A)は、透過率を0%として、すなわち背面のリール2L、2C、2Rを視認できない部分を含み得る態様で表示させる一方で、透過率が20%〜100%の領域Dを含む透過領域51L、51C、51Rにわたって一体的に表示させる画像等(例えば、図11(b)中の画像B)は、透過率を20%として、すなわち領域Dの最低の透過率以上の透過率であり、当該一体的に表示する一の画像のいずれの部分においても背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならない態様で表示させる。
これにより、透過領域51L、51C、51Rにおいて一体的に表示する一の画像等を、透過率が20%〜100%の領域Dと透過率が0%〜100%の領域Eとにわたって表示する場合には、その一の画像等の全体の透過率を、透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて透過領域51L、51C、51Rに表示するので、透過率の異なる領域の境目で画像等の視認態様が変化することがなく、当該一の画像全体の視認性に一体的性を持たせることができるようになっている。
また、サブ制御部91は、非遊技中前面演出として、透過領域51L、51C、51Rにおいて入賞ラインLNまたは無効ラインLM1〜4のいずれかのラインに対応させて画像等を表示させることで、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLN以外の各無効ラインLM1〜4上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する第1の領域、及び、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する第2の領域の背面側のリール2L、2C、2Rの視認性を変化させる演出を行うことが可能である。そして、この演出では、第1の領域内に一の画像等を表示させる際に、当該第1の領域が入賞ラインLN上の領域を含む場合には、該一の画像等の透過率を20%として、当該第1の領域のいずれの部分においても背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならない態様で当該一の画像等を表示させる一方で、当該第1の領域が入賞ラインLN上の領域を含まない場合には、該一の画像等の透過率を0%として、当該第1の領域内において背面のリール2L、2C、2Rが視認できなくなり得る態様で当該一の画像等を表示させる。
詳しくは、図12(a)に示すように、例えば、透過領域51L、51C、51Rにおいて入賞ラインLNと並行な無効ラインLM1に対応させて、一の画像等としてキャラクタ画像G1を表示させる場合には、キャラクタ画像G1の透過率0%として、無効ラインLM1に沿って移動させつつ表示させることで、第1の領域として、無効ラインLM1上すなわち各リール2L、2C、2Rの上段に停止した各図柄に対応する領域の視認性を変化させるようにして演出を行う。一方で、図12(b)に示すように、例えば、透過領域51L、51C、51Rにおいて入賞ラインLNと交差する無効ラインLM3に対応させて、一の画像等としてキャラクタ画像H1を表示させる場合には、キャラクタ画像H1の透過率を20%として、無効ラインLM3に沿って移動させつつ表示させることで、第1の領域として、無効ラインLM3上すなわちリール2Lの上段、リール2Cの中段、リール2Rに停止した各図柄に対応する領域の視認性を、背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならないように変化させるようにして演出を行う。
また、サブ制御部91は、非遊技中前面演出として、入賞ラインLN上に特定の図柄の組合せが揃う第1の役の入賞が発生した場合、入賞ラインLN上に所定の図柄の組合せが揃うことで無効ラインLM1〜4のいずれかのライン上に特定の図柄の組合せが揃う第2の役の入賞が発生した場合に、透過領域51L、51C、51Rのうち当該特定の図柄の組合せが揃ったラインに対応する特定図柄領域に画像等を表示させることで、当該特定図柄領域の背面側のリール2L、2C、2Rの視認性を変化させる演出を行うことが可能である。そして、この演出では、特定図柄領域に画像等を表示させる際に、当該特定図柄領域が、入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含む場合には、当該特定図柄領域に表示させる全ての画像等の透過率を20%として、当該特定図柄領域のいずれの部分においても背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならない態様で当該画像等を表示させる一方で、当該特定図柄領域が入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含まない場合には、当該特定図柄領域に表示させる全ての画像等の透過率を0%として、当該特定図柄領域内において背面のリール2L、2C、2Rが視認できなくなり得る態様で当該画像等を表示させる。
詳しくは、図13(a)に示すように、第1の役として入賞ラインLN上に特定の図柄として「7」が揃う役が入賞した場合、図13(b)に示すように、第2の役として無効ラインLM4上に特定の図柄として「7」が揃う役が入賞した場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち特定図柄領域、すなわち各リール2L、2C、2Rの「7」に対応する各領域に、「7」を飾る飾り画像(本実施例では、冠の画像J1〜J6)を、透過率20%として表示させることで、入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含む特定図柄領域のいずれの部分においても背面のリール2L、2C、2Rが視認不可能とならないようにして演出を行う。
一方で、図13(c)に示すように、第2の役として無効ラインLM2上に特定の図柄として「7」が揃う役が入賞した場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち特定図柄領域、すなわち各リール2L、2C、2Rの「7」に対応する各領域に、「7」を飾る飾り画像(本実施例では、冠の画像K1〜K3)を、透過率0%として表示させることで、入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含まない特定図柄領域内において背面のリール2L、2C、2Rが視認できなくなり得る態様で演出を行う。
また、サブ制御部91は、非遊技中前面演出において、透過領域51L、51C、51Rのうち当該特定の図柄の組合せが揃ったラインに対応する特定図柄領域に画像等を表示させる際に、透過領域51L、51C、51Rのうち当該特定図柄領域以外の領域にも画像等を表示させることが可能であり、このような場合には、当該特定図柄領域以外に表示させる画像等の透過率を、当該特定図柄領域に表示させる画像等の透過率に合わせて表示させる。詳しくは、図13(a)(b)に示すように、入賞ラインLN上に停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含む特定図柄領域に飾り画像J1〜J6を透過率20%として表示させる場合には、特定図柄領域以外の透過領域51L、51C、51Rに表示する画像L1、L2も透過率を20%として表示させ、図13(c)に示すように、入賞ラインLNに停止した各リール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域を含まない特定図柄領域に飾り画像K1〜3を透過率0%とし表示させる場合には、特定図柄領域以外の透過領域51L、51C、51Rに表示する画像L3も透過率を0%として表示させる。
これにより、特定図柄領域を含む透過領域51L、51C、51Rにおいて表示する画像等を、透過率が20%〜100%の領域Dと透過率が0%〜100%の領域Eとにわたって表示させる場合には、その画像等の全体の透過率を、透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて透過領域51L、51C、51Rに表示するので、透過率の異なる領域の境目で画像等の視認態様が変化することがなく、当該画像全体の視認性に一体的性を持たせることができるようになっている。
また、特定図柄領域を含む透過領域51L、51C、51Rにおいて表示する画像等を、透過率が20%〜100%の領域Dを含む領域に表示させる場合には、その画像等の全体の透過率を、透過率を20%として透過領域51L、51C、51Rに表示するので、当該画像等が表示される領域の背面側のリール2L、2C、2Rを視認不可能とすることを防ぐことができる。
このように、本実施例のサブ制御部91は、リール2L、2C、2Rの前面側(遊技者側)に透過領域51L、51C、51Rが配置された液晶表示器51に、画像等を表示させるリール前面演出を行うことによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能であり、リール前面演出であって、リール2L、2C、2Rの回転制御が行われているときに実行される遊技中前面演出では、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞が判定される入賞ラインLNが通る領域では、リール2L、2C、2Rの視認態様を変化させる演出を実行せず、入賞ラインLNが通らない領域においてリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させる演出を実行する一方で、リール前面演出であって、全リールの停止後に実行される非遊技中前面演出では、入賞ラインLNが通る領域を含めてリールの視認態様を変化させる演出を実行する。
このような構成では、全リールの停止後においては、入賞ラインLNが通る領域を含めてリールの視認態様を変化させる非遊技中演出を実行することで、演出効果を高めることができるものの、リールの停止後に入賞ラインLNに停止した図柄の組合せを確認することが困難となる。
これに対して、本実施例のサブ制御部91は、リール2L、2C、2Rの前面側(遊技者側)に透過領域51L、51C、51Rが配置された液晶表示器51に、画像等を表示させるリール前面演出を行うことによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能であり、全リールの停止後のリール前面演出である非遊技中前面演では、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域以外の領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率(0%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行い、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率よりも高い第2の透過率(20%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行うことが可能であるので、入賞の判定対象となる図柄が停止され、入賞ラインLNが通る特定領域の視認性を確保しつつ演出効果を高めることができる。
また、サブ制御部91は、透過領域51L、51C、51Rにおいて、リール2L、2C、2Rに跨る複数のラインのうち、入賞ラインLNが通る特定領域以外の領域(本実施例では、無効ラインLM1、LM2が通る領域)を通るラインに対応する領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率(0%〜100%)にて画像等を表示させる一方で、当該複数のラインのうち、入賞ラインLNが通る特定領域(本実施例では、入賞ラインLN、無効ラインLM3、LM4)を通るラインに対応する領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率よりも高い第2の透過率(20%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行うので、入賞の判定対象となる図柄が停止され、入賞ラインLNが通る特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域と特定領域の双方に表示された画像等の透過率が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、リール2L、2C、2Rの前面側(遊技者側)に透過領域51L、51C、51Rが配置された画像表示手段である液晶表示器51に、画像等を表示させるリール前面演出を行うことによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能な構成であるが、リール2L、2C、2Rの視認態様を変化させる画像表示手段は、透過領域51L、51C、51Rを備える液晶表示器51以外であっても良く、例えば、リール2L、2C、2Rの前面側(遊技者側)に透過表示装置(EL表示器、導光板等)を配置し、リール2L、2C、2Rの前面側に画像等を表示させることで、表示された画像等の背面側のリール2L、2C、2Rにおける図柄の視認性を変化させる構成であっても良い。
本実施例のサブ制御部91は、非遊技中前面演では、リール2L、2C、2Rに跨る複数のラインのうち、一部でも入賞ラインLNが通る特定領域を通るラインに対応する領域(本実施例では、入賞ラインLN、無効ラインLM3、LM4が通る領域)に画像等を表示させるとともに、特定領域以外の領域のうち当該ラインが通らない領域にも画像等を表示させる場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち画像が表示されているいずれの領域についても第2の透過率(20%〜100%)として、これらの全ての画像等を表示させるので、透過領域51L、51C、51R内に表示された画像等の透過率が画像等毎に変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
本実施例のスロットマシン1では、第1の入賞が発生するときには、複数のラインのうち入賞ラインLNと交差することで少なくとも一部が入賞ラインLNの通る特定領域を通る無効ラインLM4に、特定の組合せとして「7−7−7」の図柄の組合せが揃い、第2の入賞が発生するときには、入賞ラインLNと交差することがない無効ラインLM2に、特定の組合せとして「7−7−7」の図柄の組合せが揃う構成であり、サブ制御部91は、第1の入賞が発生したときには、「7−7−7」の図柄の組合せが揃う無効ラインLM4に対応する領域に画像等を表示させる制御を行い、第2の入賞が発生したときには、「7−7−7」の図柄の組合せが揃う無効ラインLM2に対応する領域に画像等を表示させる制御を行うことで、第1の入賞または第2の入賞が発生したときに特定の組合せが揃ったラインに対応する領域に画像等が表示されるので、第1の入賞または第2の入賞が発生したことを明確に認識させることができる。
本実施例の液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rは、黒色の画像を表示するときに透過率が0%となり、サブ制御部91は、非遊技中前面演において、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域以外の領域を第1の透過率(0%〜100%)または当該第1の透過率よりも高い第2の透過率(20%〜100%)として画像等を表示させる制御を行ことが可能であり、第1の透過率は、所定画像として黒色の画像等を表示したときに、当該画像等の背面側のリールの図柄が視認不能となる透過率(0%)であるので、透過領域51L、51C、51Rのうち特定領域以外の領域で画像等を表示させるときに最もコントラストが高く鮮やかに画像を表示することができ、最も画像を見やすい状態とすることができるため、演出効果を高めることができる。
本実施例のサブ制御部91は、リール2L、2C、2Rの前面側(遊技者側)に透過領域51L、51C、51Rが配置された液晶表示器51に、画像等を表示させるリール前面演出を行うことによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能であり、リール前面演出であって、リール2L、2C、2Rの回転制御が行われているときに実行される遊技中前面演出では、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域を演出禁止領域として画像等を表示させないように制御するので、遊技中すなわちリール2L、2C、2Rの回転制御中おいて、入賞の判定対象となる図柄が停止することとなる入賞ラインLNが通る所定領域の視認性を確保することができる。
尚、本実施例では、入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定される入賞ラインLN及び入賞を構成する図柄の組合せが入賞ラインに揃ったことを認識しやすくするために入賞ラインLNとは別に設定される無効ラインが、遊技状態、設定された賭数、抽選の結果等に関わらず、一律に設定される構成であるが、入賞ライン及び無効ラインが遊技状態、設定された賭数、抽選の結果等に応じて変化する構成としても良い。
また、本実施例では、入賞ライン及び無効ラインが通るリール上の領域が、左リールにおいては、入賞ラインと無効ラインの双方が通る領域(下段)、無効ラインのみが通る領域(上段、中段)から構成され、中リールにおいては、入賞ラインのみが通る領域(下段)、無効ラインのみが通る領域(上段、中段)から構成され、右リールにおいては、入賞ラインと無効ラインの双方が通る領域(下段)、無効ラインのみが通る領域(上段、中段)から構成されているが、入賞ライン及び無効ラインが通るリール上の領域が、入賞ラインのみが通る領域、無効ラインのみが通る領域、有効ラインと無効ラインの双方が通る領域のいずれかとなる構成であれば良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、リール前面演出において液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rに画像等を表示させることによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能な構成であるが、リール2L、2C、2Rの背面に配置されたリールLED55の点灯態様を変化させることによりリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能な構成としても良い。このような構成においては、入賞ラインLNが通る特定領域以外の領域に対応するリールLED55の点灯態様を変化させる場合には、第1の輝度度(例えば、0%〜100%)にて点灯させる制御を行い、入賞ラインLNが通る特定領域に対応するリールLED55の点灯態様を変化させる場合には、第1の輝度よりも高い第2の輝度(例えば、20%〜100%)にて点灯させる制御を行うことで、入賞の判定対象となる図柄が停止され、入賞ラインLNが通る特定領域の視認性を確保しつつ演出効果を高めることができる。
また、このような構成においては、入賞ラインLNが通る特定領域及び当該特定領域以外の領域に対応するリールLED55の点灯態様を変化させる場合には、いずれの領域についても第2の輝度(例えば、20%〜100%)にて点灯させる制御を行うことで、入賞ラインLNが通る特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域と特定領域の双方のリールLED55の輝度が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
本実施例では、リール2Lに、連続する複数の図柄により一の関連する図柄をなす連図柄(本実施例では、一対の上枠と下枠の図柄)が配置されている。
また、本実施例では、前述のように、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域Dが透過率20%〜100%に設定されており、入賞ラインLNが通るリール2L、2C、2Rの図柄に対応する領域以外の領域Eが透過率0%〜100%に設定されている。
図14(b)に示すように、左リールには、一対の枠をなす連図柄が連続する図柄の領域に配置されており、連図柄を構成する上枠の図柄及び下枠の図柄が連続して配置されている。これらの上枠及び下枠からなる一の枠内は、当該図柄の前面側の透過領域51L、51C、51Rに表示される画像等の視認性が高まるように白色としている。
サブ制御部91は、非遊技中前面演出として、左リールにおいて、連図柄を構成する一対の図柄がリールの上段及び中段、または中段及び下段のいずれかに停止した場合に、透過領域51L、51C、51Rのうち当該連図柄の白色の領域に対応する領域に画像等を表示させることで、左リールの白色の領域の前面側に画像等を重ねて表示する演出を行う。
詳しくは、図14(a)に示すように、左リールの上段及び中段に連図柄が停止した場合、すなわち入賞ラインLNが通る左リールの下段の領域以外の領域に連図柄(上枠図柄及び下枠図柄)が停止した場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち当該連図柄の白色の領域に対応する領域に、一のキャラクタ画像M1を透過率0%で表示させる。また、図14(b)に示すように、左リールの中段及び下段に連図柄が停止した場合、すなわち入賞ラインLNが通る左リールの下段の領域を含む領域に連図柄(上枠図柄及び下枠図柄)が停止した場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち当該連図柄の白色の領域に対応する領域に、一のキャラクタの画像M2を透過率20%で表示させる。
これにより、特定図柄領域を含む透過領域51L、51C、51Rにおいて表示する画像等を、連図柄の白色の領域、すなわち透過率が20%〜100%の領域Dと透過率が0%〜100%の領域Eとにわたって表示させる場合には、その画像等の全体の透過率を、透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて透過領域51L、51C、51Rに表示するので、連図柄を構成する複数の図柄にわたって表示される画像等において、各図柄の境目で画像等の視認態様が変化することがなく、当該画像全体の視認性に一体的性を持たせることができるようになっている。
また、図14(b)に示すように、非遊技中前面演出において、透過領域51L、51C、51Rのうち連図柄に対応する領域に画像M2を表示させるとともに、連図柄が停止した左リールに対応する領域であって連図柄に対応する領域以外の領域にも画像等(本変形例では、画像M3)を表示させる場合には、これら全ての画像等の透過率を、当該画像等が表示される領域の透過率または画像M2を表示させる領域の透過率のうち高い方の透過率に合わせて、すなわち透過率を20%として表示させる。
これにより、透過領域51L、51C、51Rのうち左リールに対応する領域であって、停止した連図柄に対応する領域及び左リールに対応するその他の領域に複数の画像等を表示させる場合に、それら全部の画像等の透過率を、透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて表示させるので、透過領域51L、51C、51Rにおける左リールに対応する領域において、当該複数の画像等毎に透過率が異なることにより視認態様が変化することがなく、当該複数の画像全体の視認性に一体的性を持たせることができるようになっている。
尚、本実施例では、左リールにおいて連図柄を配置して、当該連図柄がリールの所定位置に停止したときに、非遊技中前面演出を行う構成について説明したが、連図柄が中リールや右リールにも配置され、これらのリールにおいて連図柄が停止したときにも、非遊技中前面演出を実行する構成としても良く、このような構成においても、透過領域51L、51C、51Rのうち連図柄が停止したリールに対応する領域であって、停止した連図柄に対応する領域及び当該リールに対応するその他の領域に複数の画像等を表示させる場合に、それら全部の画像等の透過率を、透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて表示させることで、透過領域51L、51C、51Rにおける連図柄が停止したリールに対応する領域において、当該複数の画像全体の視認性に一体的性を持たせることができる。
また、複数のリールにおいて連図柄を配置して、当該連図柄がリールの所定位置に停止したときに、非遊技中前面演出を行う構成においては、透過領域51L、51C、51Rのうち連図柄が停止したリールに対応する領域であって、停止した連図柄に対応する領域、及びその他の領域(連図柄が停止したリール以外のリールに対応する領域も含む)に複数の画像等を表示させる場合には、それら全部の画像等の透過率を、これらの画像等が表示される領域のうち透過率の最低値が高い領域の透過率に合わせて表示させることで、透過領域51L、51C、51Rに表示させる当該複数の画像全体の視認性に一体的性を持たせることができる。
また、連図柄は、左リール以外の中リール、右リールにも配置される構成であってもよく、一の連図柄が、2図柄分の領域にわたる構成であっても、3図柄分以上の領域にわたる構成であっても良い。また、連図柄は、複数の図柄領域に配置された一対の図柄により、一体的な一の図柄が現される構成であるが、対となる図柄に限らず、同一の図柄が、連続して複数の図柄領域に配置されること、例えば、連続する図柄領域に同じ「赤7」が夫々配置されることで、リールの一連の領域に一体的な図柄が描かれているかのうように視認できるような態様であっても良い。
このように、本実施例のスロットマシン1では、左リールにおいて、連続する複数の図柄により一の関連する図柄をなす連図柄(本変形例では、一対の上枠と下枠の図柄)が配置されており、サブ制御部91は、全リールの停止後のリール前面演出である非遊技中前面演では、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域以外の領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率(0%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行い、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域に画像等を表示させる場合には、第1の透過率よりも高い第2の透過率(20%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行ことが可能な構成であり、サブ制御部91は、連図柄を構成する図柄のいずれもが透過領域51L、51C、51Rの特定領域以外の領域に対応する位置に停止された場合に、該連図柄に重畳させて画像等を透過領域51L、51C、51Rに表示させる場合には、第1の透過率(0%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行う一方、連図柄を構成する少なくとも一部の図柄が透過領域51L、51C、51Rの特定領域に対応する位置に停止され、残りの図柄が特定領域以外の領域に対応する位置に停止された場合に、該連図柄に重畳させて画像等を表示させる場合には、第2の透過率(20%〜100%)にて画像等を表示させる制御を行う、すなわち透過領域51L、51C、51Rのうち特定領域以外の領域と特定領域に跨って画像等を表示させる場合には、停止された連図柄に対応する透過領域51L、51C、51Rにおける特定領域以外の領域及び特定領域のいずれについても、第1の透過率よりも高い第2の透過率(20%〜100%)にて画像を表示させるので、入賞の判定対象となる図柄が導出される特定領域の視認性を確保しつつ特定領域以外の領域と特定領域の双方に表示された画像等の透過率が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
本実施例のサブ制御部91は、連図柄を構成する図柄が、透過領域51L、51C、51Rのうち入賞ラインLNが通る特定領域に導出された場合に、該連図柄に重畳して画像等を表示させるとともに、連図柄を構成する図柄が導出されていない領域にも画像等を表示させる場合には、透過領域51L、51C、51Rのうち画像等を表示させるいずれの領域についても第2の透過率(20%〜100%)にて画像を表示させる制御を行うので、透過領域51L、51C、51R内に表示された画像の透過率が変化してしまうことによる違和感をなくすことができる。
図15(a)及び図15(b)に示すように、サブ制御部91は、リール前面演出として、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち各遮蔽部222によって遮蔽可能なリール2L、2C、2Rの上段に対応した領域F1と、該領域F1に隣接する非透過領域の一部である領域F2とに跨って一の画像Nを表示することが可能である。以下においては、説明の便宜上、形状が分かりやすい円形状をなし、かつ、視認性が高い白色の画像Nを領域F1、F2に跨って表示する場合について説明する。
先ず、図15(a)に示すように、各遮蔽部222にて各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽せずに一の画像Nを領域F1、F2に跨って表示する場合、領域F1では画像Nの下部が各リール2L、2C、2Rの内側に設けられたリールLED55(リールLED55U、55M、55L)から供給される光によって表示され、領域F2では画像Nの上部が導光板63から供給される光によって表示される。このとき、領域F1では、画像Nの下部が各リール2L、2C、2Rの上段の図柄に重畳して表示されるため、画像Nの下部を当該画像Nの背面側のリール2L、2C、2Rの上段の図柄が視認可能となる透過率にて表示する場合、該画像Nの下部を透して各リール2L、2C、2Rの上段の図柄が見えることにより、画像Nの下部の視認態様が変化する。
すなわち、領域F2に表示される画像Nの上部は白色で無地の略半円形状に見えるが、領域F1に表示される画像Nの下部には図柄が透けて見えるため、画像Nは、領域F1と領域F2との境目で視認態様が異なってしまう。
そこで、領域F1と領域F2とに跨って一の画像Nを表示する場合、図15(b)に示すように、サブ制御部91は、遮蔽用モータ260L、260C、260Rを駆動させることによってシャッタ部材210L、210C、210Rを退避位置から遮蔽位置へ移動させ、各遮蔽部222によって各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽する。このように各遮蔽部222によって各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽することで、画像Nの下部を透して図柄が見えなくなるので、画像Nの下部が各リール2L、2C、2Rの上段の図柄に重畳して表示されることが防止される。よって、図15(b)に示すように、各リール2L、2C、2Rの上段の図柄を遮蔽部222により遮蔽した状態で領域F1に画像Nの下部を表示した場合、遮蔽部222により遮蔽せずに領域F1に画像Nの下部を表示するよりも表示される画像Nの下部の視認性が高まり、画像Nの下部の視認態様を画像Nの上部の視認態様に近づけることができるため、画像Nの上部と下部とで視認態様が大きく異なってしまうことを抑制できる。
但しこの場合、各遮蔽部222によって各リールLED55から供給される光が遮断されることにより暗くなって画像Nの下部の視認性が低下するため、サブ制御部91が各シャッタ部材用LED225を点灯させることによって、画像Nの下部の視認性を維持することができる。
このように、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち各リール2L、2C、2Rの上段の図柄に対応する領域F1と、該領域F1の上部に隣接する非透過領域の一部である領域F2とに跨って一の画像Nを表示する場合においては、リール2L、2C、2Rの上段を各シャッタ部材210L、210C、210Rの遮蔽部222によって遮蔽することで、領域F1において画像Nの下部が各リール2L、2C、2Rの上段の図柄に重畳して表示されることにより画像Nの下部の視認態様が変化することを抑制できる。さらに、領域F1では、リールLED55からの光に替えてシャッタ部材用LED225からの光によって画像Nの下部の視認性を維持することができるので、画像Nの上部と下部との境目で視認態様が異なることを防止できる。
また、図16(a)及び図16(b)に示すように、サブ制御部91は、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち各遮蔽部222によって遮蔽可能なリール2L、2C、2Rの上段に対応した領域F1と、リール2L、2C、2Rの中段に対応した領域F3とに跨って一の画像Nを表示することが可能である。以下においては、一の画像Nを領域F1、F3に跨って表示する場合における画像Nの見え方について説明する。
先ず、図16(a)に示すように、各遮蔽部222にて各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽して一の画像Nを領域F1、F3に跨って表示する場合、領域F1では画像Nの上部が各遮蔽部222内に設けられたシャッタ部材用LED225から供給される光によって表示され、領域F3では画像Nの下部が各リール2L、2C、2Rの内側に設けられたリールLED55Mから供給される光によって表示される。このとき、領域F1では、画像Nの上部は、各遮蔽部222が各リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽していることにより各リール2L、2C、2Rの上段の図柄と重畳することなく表示される。一方、領域F3に表示される画像Nの上部は、各リール2L、2C、2Rの中段の図柄と重畳して表示されるため、画像Nの下部を当該画像Nの背面側のリール2L、2C、2Rの中段の図柄が視認可能となる透過率にて表示する場合、該画像Nの下部を透して各リール2L、2C、2Rの中段の図柄が見えることにより、画像Nの下部の視認態様が変化する。
すなわち、領域F1に表示される画像Nの上部は白色で無地の略半円形状に見えるが、領域F3に表示される画像Nの下部には図柄が透けて見えるため、画像Nは、領域F1と領域F3との境目で視認態様が異なってしまう。
そこで、領域F1と領域F3とに跨って一の画像Nを表示する場合、図16(b)に示すように、サブ制御部91は、遮蔽用モータ260L、260C、260Rを駆動させることによってシャッタ部材210L、210C、210Rを遮蔽位置から退避位置へ移動させ、画像NをリールLED55U、55M、55Lから供給される光によって表示する。
このように、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち、遮蔽部222により遮蔽することが可能な各リール2L、2C、2Rの上段に対応する領域F1と、遮蔽部222により遮蔽することができない各リール2L、2C、2Rの中段に対応する領域F3とに跨って一の画像Nを表示する場合においては、リール2L、2C、2Rの上段を遮蔽部222によって遮蔽せずに、領域F1を領域F3と同じ状態、つまり、画像Nの上部が各リール2L、2C、2Rの上段の図柄に重畳して表示される状態に合わせることで、画像Nの上部と下部とで視認態様が大きく異なってしまうことを抑制できる。
このように本実施例では、図15(a)及び図15(b)に示すように、透過領域51L、51C、51Rの一部である領域F1と非透過領域である領域F2とに跨って一の画像Nを表示する場合は、各リール2L、2C、2Rの上段を各遮蔽部222によって遮蔽し、透過領域51L、51C、51Rの一部である領域F1を非透過領域である領域F2と同じ状態に近づけることで、画像Nの上部と下部とで視認態様が大きく異なってしまうことを抑制できる。
また、図16(a)及び図16(b)に示すように、透過領域51L、51C、51Rの一部であり遮蔽部222によって遮蔽することが可能な領域F1と遮蔽部222によって遮蔽することができない透過領域51L、51C、51Rの一部である領域F3とに跨って一の画像Nを表示する場合は、各リール2L、2C、2Rの上段を各遮蔽部222によって遮蔽せず、透過領域51L、51C、51Rの上部である領域F1を同じく透過領域51L、51C、51Rの中央部である領域F3と同じ状態とすることで、画像Nの上部と下部とで視認態様が大きく異なってしまうことを抑制できる。
本実施例においてサブ制御部91は、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rのうち遮蔽部222にて遮蔽された領域(前述の領域F1)に表示された画像と、透過領域51L、51C、51Rのうち遮蔽部222にて遮蔽されていない領域を介して視認可能なリール2L、2C、2Rの表示態様と、による組合せ演出を実行する。
組合せ演出の一例として、図17、図18に示す演出について説明する。
図17に示す組合せ演出Aは、リール2L、2C、2Rの中段及び下段の表示態様と、液晶表示器51の表示領域51aの非透過領域と透過領域51L、51C、51Rのうちリール2L、2C、2Rの上段に跨る左側の領域L2、中央の領域C2、右側の領域R1の表示態様と、表示領域51aのうち領域L2、領域C2、領域R1の上方における左側の領域L1、中央の領域C1、右側の領域R1の表示態様と、による演出である。
組合せ演出Aを実行する場合には、図17(a)に示すように、ゲーム開始時に、リール2L、2C、2Rの変動が開始するとともに、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2の一部の領域(図17(a)では、領域C2、R1、R2)には、リール2L、2C、2Rに停止し得る図柄(図17(a)では「7」図柄)を表示させるとともに、残りの領域(図17(a)では、領域L1、C1、L2)には図柄を変動表示させる。
次いで、図17(b)(c)に示すように、第1停止時、第2停止時において、対応するリールの中段及び下段に図柄(図17(b)(c)では、中段の図柄と下段の図柄とが連続することで1つの「7」図柄を構成する図柄)が停止する。
次いで、図17(d)に示すように、第3停止時において、対応するリールの中段及び下段に図柄(図17(d)では、中段の図柄と下段の図柄とが連続することで1つの「7」図柄を構成する連図柄)が停止するとともに、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2のうち変動中の領域(図17(d)では、領域L1、L2、C1)に、リール2L、2C、2Rに停止し得る図柄(図17(d)では「7」図柄)を表示させることで、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2に表示された図柄と、リール2L、2C、2Rに停止した図柄と、によって関連する演出を行うことができる。
例えば、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2、左リール2Lの中段及び下段、2Cの中段及び下段、2Rの中段及び下段からなる3×3の領域において、垂直方向、横方向、斜め方向のいずれかに特定の図柄(例えば「7」)が揃うか否かによって遊技者にとって有利な特典が付与されている旨を報知したり、特定の図柄が揃った数によって特典の有利度を報知することができる。
また、内部抽選の結果が特定の結果(例えば、ハズレ、再遊技役等)となったときに、特定の結果に対応する操作態様(特定の停止順、特定の操作タイミング等)で停止操作が行われたことを条件に、リールの中段及び下段に、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2に表示される図柄と関連する図柄が停止可能となるように制御するとともに、組合せ演出Aにおいて関連する図柄を停止させる場合には、内部抽選の結果が特定の結果となったときに、組合せ演出Aを実行するとともに、特定の結果に対応する操作態様を報知して当該操作態様での停止操作を促すことにより、意図的に組合せ演出Aにおいて領域L1、L2、C1、C2、R1、R2に表示される図柄と関連する図柄を停止させることができる。また、組合せ演出Aにおいて意図的に領域L1、L2、C1、C2、R1、R2に表示される図柄と関連する図柄を停止させないようにする場合や、組合せ演出Aとは関連しないゲームにおいて関連する図柄を停止させないようにする場合には、特定の結果に対応する操作態様以外の操作態様を報知して、当該操作態様での停止操作を促すことにより、意図せずに関連する図柄が停止してしまうことを防止できる。
また、このような構成では、複数種類の特定の結果からなり、特定の結果の種類に応じて、関連する図柄が停止可能となる操作態様が変化することが好ましく、このような構成とすることで、関連する図柄を停止させる操作態様が遊技者に特定されてしまうことがなく、また、報知された操作態様によって事前に結果が特定されてしまうことも防止できる。
尚、上記組合せ演出Aにおいて、リール2L、2C、2Rの2図柄分の領域にわたり配列された「7」の連図柄は、7の上部を示す図柄と7の下部を示す図柄の2つで一の図柄として視認可能なものであり、実際には7の上部と下部とは離間しているため、「7」の連図柄の上下方向の中間位置には白ラインが入っているように見える。よって、領域L1、L2、C1、C2、R1、R2に、リール2L、2C、2Rに停止し得る「7」の連図柄を表示する場合、該「7」の連図柄と同じように白ラインが入った「7」の連図柄の画像を表示するようにしている。このように、非透過領域である表示領域51aや透過領域51L、51C、51Rに表示する画像をリール2L、2C、2Rに配列された図柄とする場合、リール2L、2C、2Rに配列された図柄と表示態様(形状、大きさ、色、模様等)を同一とすることで、表示した図柄を用いてあたかもリール2L、2C、2Rの図柄が揃ったように見せる演出等を行う際において、遊技者に違和感を与えることを回避できる。
また、上記組合せ演出Aにおいては、非透過領域である表示領域51aや透過領域51L、51C、51Rに、リール2L、2C、2Rに配列された図柄と表示態様が同じ図柄を表示する形態を例示したが、例えば、表示態様が類似(近似)する図柄としてもよい。尚、表示態様が類似(近似)する画像とは、例えば、同じ「7」図柄であるが、形状、大きさ、色、模様といった表示態様を構成する複数の要素のうち一部または複数の要素が微妙に異なる別図柄(例えば、同じ「7」図柄で形状や大きさは同じであるが、色や模様の一部が異なる別図柄など)等を含む。また、非透過領域である表示領域51aや透過領域51L、51C、51Rに、リール2L、2C、2Rに配列された図柄とは異なる図柄、つまり、リール2L、2C、2Rに配列されていない図柄を表示してもよい。
図18に示す組合せ演出Bは、リール2L、2C、2Rの表示態様と、液晶表示器51の表示領域51aの透過領域51L、51C、51Rのうちリール2L、2C、2Rの上段と重なる領域の表示態様と、による演出である。
組合せ演出Bを実行する場合には、図18(a)に示すように、ゲーム開始時に、リール2L、2C、2Rの変動が開始するとともに、リール2L、2C、2Rのいずれかの上段と重なる領域(図18(a)では、リール2Rの上段と重なる領域)には、リール2L、2C、2Rに停止し得る図柄(図18(a)では「7」図柄)を表示させる。
そして、図18(b)に示すように、リール2L、2C、2Rが停止することで、リール2L、2C、2Rのいずれかの上段と重なる領域に表示された図柄と、リール2L、2C、2Rに停止した図柄と、によって関連する演出を行うことができる。
例えば、リール2L、2C、2Rのいずれかの上段と重なる領域に表示された図柄と、リール2L、2C、2Rに停止した図柄と、によって、一直線上に特定の図柄(例えば「7」)が揃うか否かによって遊技者にとって有利な特典が付与されている旨を報知したり、特定の図柄が揃った数、特定の図柄の種類によって特典の有利度を報知することができる。
また、内部抽選の結果が特定の結果(例えば、ハズレ、再遊技役等)となったときに、特定の結果に対応する操作態様(特定の停止順、特定の操作タイミング等)で停止操作が行われたことを条件に、リール2L、2C、2Rのいずれかの上段と重なる領域に表示された図柄と、リール2L、2C、2Rに停止した図柄と、によって、一直線上に特定の図柄が揃い得るように制御するとともに、組合せ演出Bにおいて一直線上に特定の図柄を揃える場合には、内部抽選の結果が特定の結果となったときに、組合せ演出Bを実行するとともに、特定の結果に対応する操作態様を報知して当該操作態様での停止操作を促すことにより、意図的に組合せ演出Bにおいて一直線上に特定の図柄を揃えさせることができる。また、組合せ演出Bにおいて意図的に特定の図柄が揃わないようにする場合や、組合せ演出Bとは関連しないゲームにおいて特定の図柄が揃わないようにする場合には、特定の結果に対応する操作態様以外の操作態様を報知して、当該操作態様での停止操作を促すことにより、意図せずに特定の図柄が揃ってしまうことを防止できる。
また、このような構成では、複数種類の特定の結果からなり、特定の結果の種類に応じて、特定の図柄が揃い得る操作態様が変化することが好ましく、このような構成とすることで、特定の図柄が揃い得る操作態様が遊技者に特定されてしまうことがなく、また、報知された操作態様によって事前に結果が特定されてしまうことも防止できる。
また、組合せ演出A、組合せ演出Bにおいて、リール2L、2C、2Rの上段と重なる領域に画像を表示させる場合には、遮蔽部222が配置されるため、リール2L、2C、2Rの上段と重なる領域に表示された画像を鮮明に表示させることができる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのスロットマシン1にあっては、演出部材であるリール2L、2C、2R)と、画像を表示可能であるとともにリール2L、2C、2Rを視認可能な透過領域51L、51C、51Rを有する表示手段としての液晶表示器51と、透過領域51L、51C、51Rの少なくとも一部におけるリール2L、2C、2Rの視認状態を、該リール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄を視認可能な第1視認状態(例えば、シャッタ部材210L、210C、210Rを退避位置に配置することによって、各リール2L、2C、2Rの上段を遊技者から視認可能な状態)より視認が困難な第2視認状態(例えば、シャッタ部材210L、210C、210Rを遮蔽位置に配置することによって、リール2L、2C、2Rの上段の図柄を遮蔽部222によって遊技者から視認不能な状態)となるようにリール2L、2C、2Rを遮蔽することが可能なシャッタ部材210L、210C、210Rと、を備え、透過領域51L、51C、51Rのうちシャッタ部材210L、210C、210Rの遮蔽部222により遮蔽されたリール2L、2C、2Rの上段に対応する領域に表示した画像と、該領域以外の透過領域、つまり、透過領域51L、51C、51Rのうちリール2L、2C、2Rの中段及び下段に対応する領域において視認できるリール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄とで演出(例えば、透過領域51C、51Rから視認できるリール2C、2Rの中段及び下段の図柄からなる連図柄(「7」図柄)と、透過領域51L、51C、51Rの上段に対応した領域を含む領域L2、C2、R2に表示した画像(「7」図柄)とによって関連する演出(組合せ演出A)や、透過領域51L、51Cから視認できるリール2L、2Cの下段及び中段の図柄(「7」図柄)と、透過領域51Rの上段に対応した領域に表示した画像(「7」図柄)とによって関連する演出(組合せ演出B)など)を行うことが可能である。
このように、透過領域51L、51C、51Rから視認できるリール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄と、透過領域51L、51C、51Rにおいてリール2L、2C、2Rの上段を遮蔽することが可能な領域に表示した画像の図柄とのうちいずれか一方だけで演出を行うのではなく、リール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄と透過領域51L、51C、51Rの一部に表示した画像の図柄の双方により関連した演出(例えば、7図柄が並んで見える演出など)が可能となることで、多様な演出により興趣を向上させることができる。
特に、透過領域51L、51C、51Rの全域をシャッタ部材210L、210C、210Rにより遮蔽するのではなく、一部を遮蔽して該遮蔽した領域に画像を表示するので、透過領域51L、51C、51Rにおいてリール2L、2C、2Rの図柄による演出(例えば、リーチ表示演出など)の視認性を担保しつつ、リール2L、2C、2Rの図柄による演出の対象とならない領域を画像の表示領域として有効に利用することができる。また、透過領域51L、51C、51Rにおいて、視認できるリール2L、2C、2Rの図柄に近い位置に画像を表示できるので、図柄と画像により関連性を持たせることが可能となる。
尚、透過領域51L、51C、51Rを透して視認できるリール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄と、透過領域51L、51C、51Rにおいてシャッタ部材210L、210C、210Rにより遮蔽された領域に表示した画像の図柄とによって関連する演出とは、例えば、図17及び図18に示すように、リール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄と透過領域51L、51C、51Rに表示した画像の図柄とが無効ライン上に揃うように見せるなど、リール2L、2C、2Rの中段及び下段の表示態様と透過領域51L、51C、51Rに表示した画像の表示態様とによる演出であればよい。よって、透過領域51L、51C、51Rに表示する画像は、上記のようにリール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄に対応する図柄に限定されるものではなく、例えば、リール2L、2C、2Rの中段及び下段の図柄に対応する図柄が揃うことを示唆する図柄以外の画像(例えば、キャラクタ画像)であってもよいし、内部当選役を示唆する画像であってもよい。
また、リール2L、2C、2Rの上段をシャッタ部材210L、210C、210Rにより遮蔽して視認不能な状態とすることで、透過領域51L、51C、51Rにおいてシャッタ部材210L、210C、210Rにより遮蔽された領域に表示した画像に、リール2L、2C、2Rの上段の図柄が重なることで該表示した画像の視認性が低下することを抑制できる。
また、シャッタ部材210L、210C、210Rによりリール2L、2C、2Rの上段の図柄を遮蔽することができるので、前述したように、サブ制御部91が透過領域51L、51C、51Rに表示する画像の透過率を変更するといった表示制御を行うことなく、シャッタ部材210L、210C、210Rにて遮蔽された領域に表示する画像の視認性を高めることができるので、サブ制御部91の表示制御負荷を軽減することができる。
また、シャッタ部材210Lはリール2L、シャッタ部材210Cはリール2C、シャッタ部材210Rはリール2Rにそれぞれ対応して設けられていることで、画像とリール2L、2C、2Rとによる演出を、各リール2L、2C、2Rで個別に行うことが可能となるため、多様な演出を実行できるようになる。
また、図15に示すように、各遮蔽部222によって遮蔽されたリール2L、2C、2Rに対応する領域F1だけでなく、非透過領域である領域F1を利用して画像を表示できるので、多様な演出を実行できるようになる。また、遮蔽部222によってリール2L、2C、2Rの上段に配置された図柄が領域F1に表示される画像に重畳して見えることが防止されるので、領域F1に表示される画像Nの一部と非透過領域である領域F2に表示される画像Nの他部とで視認性が過度に異なることにより遊技者に違和感を与えてしまうことを抑制できる。
また、各遮蔽部222を有するシャッタ部材210L、210C、210Lの駆動源である各遮蔽用モータ260L、260C、260Rは、透過領域51L、51C、51Rの上方に設けられた非透過領域である表示領域51aの背面側であって、表示枠300における開口301の上方の壁部の背面側に取付けられていることによって、遊技者側から透過領域51L、51C、51Rを介してこれら遮蔽用モータ260L、260C、260Rが視認されることを防止できる。
また、例えば、組合せ演出Aでは、実際にリール2L、2C、2Rの上段に停止した図柄が「7」図柄でなくても、あるいは、図柄の可変表示中でも、透過領域51C、51Rにおいて遮蔽部222によって遮蔽された領域を含む領域C2、R2に「7」図柄を表示することができるので透過領域51C、51Rにおいて遮蔽部222によって遮蔽された領域に「7」図柄を表示することができるので、多様な演出を実行することが可能となる。
また、各遮蔽部222によって入賞ラインLNを通る領域ではなく、無効ラインLM1を通る領域に対応するリール2L、2C、2Rの上段を遮蔽することによって、入賞を構成する図柄の組合せが停止する入賞ラインLN視認性を確保しつつ、該入賞ラインLN以外の無効ラインLM1を通る領域に表示する画像の視認性を向上させることができる。
また、各遮蔽部222によってリール2L、2C、2Rを遮蔽した場合、リールLED55U、55M、55Lに替えてシャッタ部材用LED225の光を透過領域51L、51C、51Rに対して供給することで、液晶表示器51の透過領域51L、51C、51Rに表示する画像の視認性を確保することができる。
以上、本発明の実施例及び変形例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、表示手段の一例として、液晶表示器51を適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示手段は、画像を表示可能であるとともに演出部材を視認可能な透過領域を有するものであれば、液晶表示器以外の透過表示装置(例えば、EL表示器や導光板表示装置など)等を適用してもよい。
また、前記実施例では、演出部材の一例として、メイン制御部41が制御する部材であって各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部であるリール2L、2R、2Cを適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、演出部材は上記リール2L、2R、2Cに限定されるものではなく、例えば、メイン制御部41が制御する部材であっても、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部であるリール2L、2R、2C以外であって演出を行うことが可能な部材であってもよい。また、サブ制御部91が制御する部材であって演出を行うことが可能な演出用の役物、可動体、装飾体、発光体のうち少なくともいずれかであってもよい。
また、前記実施例では、リール2L、2R、2Cの上段を各遮蔽部222によって遮蔽することで、遊技者からリール2L、2R、2Cの上段を視認不能とする形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リール2L、2R、2Cの上段を各遮蔽部222によって遮蔽した状態は、リール2L、2R、2Cの上段を各遮蔽部222によって遮蔽する前の状態よりも遊技者からリール2L、2C、2Rの上段が視認困難な状態であれば、必ずしも遊技者からリール2L、2C、2Rの上段が視認不能でなくともよい。
また、前記実施例では、リール2L、2R、2Cの上段を各遮蔽部222によって遮蔽することで遊技者からリール2L、2R、2Cの上段を視認不能とする形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各遮蔽部222によって遮蔽する箇所はリール2L、2R、2Cの上段以外の領域(例えば、リールの中段や下段)であってもよい。また、リール2L、2R、2Cの一部を遮蔽することが可能であれば、リール2L、2R、2Cの全部を遮蔽することができるようにしてもよい。
また、前記実施例では、遮蔽部222によってリール2L、2C、2Rの上段を遮蔽した場合、シャッタ部材用LED225からの光を透過領域51L、51C、51Rに供給して画像を鮮明に表示できるようにした形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、必ずしもシャッタ部材210L、210C、210Rに搭載した発光体(シャッタ部材用LED225)により光を供給可能としなくてもよい。つまり、遮蔽部222によってリール2L、2C、2Rの上段を遮蔽した状態でも、リールLED55U、55M、55Lからの光が周囲に漏れて透過領域51L、51C、51Rに供給されることで画像が表示可能となっていてもよいし、リールLED55U、55M、55Lやシャッタ部材用LED225以外に設けた発光体からの光により画像を表示可能としてもよい。
また、前記実施例では、遮蔽手段の一例であるシャッタ部材210L、210C、210Rは、透過領域51L、51C、51Rから該透過領域51L、51C、51Rの上方の非透過領域へ退避可能に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、透過領域51L、51C、51Rの左右側方や下方の非透過領域以外の領域(表示領域以外の領域)に退避するようにしてもよい。
また、前記実施例では、遮蔽手段は、リール2L、2C、2Rの一部を視認可能な第1視認状態と視認不能または困難な第2視認状態とに変化させることができれば、シャッタ部材210L、210C、210Rのように遮蔽位置と退避位置との間で移動可能なものでなくても、例えば、常時透過領域51L、51C、51Rの背面側に配置され、第1視認状態において遊技者の視線に対し略平行となる遮蔽状態と、第2視認状態において遊技者の視線に対し交差する非遮蔽状態と、に変化可能なシャッタ部材にて構成されていてもよい。
また、前記実施例では、遮蔽手段の一例として、非透過性の遮蔽部222を有する物理シャッタであるシャッタ部材210L、210C、210Rを適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、背面側を視認可能としたり視認不能または視認困難とすることが可能な液晶シャッタ等を適用してもよい。
また、前記実施例では、表示手段としての液晶表示器51は、遊技者側から該液晶表示器51の背面側を視認可能な透過領域51L、51C、51Rと、該透過領域51L、51C、51Rに隣接して配置され遊技者側から該液晶表示器51の背面側を視認不能な非透過領域としての表示領域51aとを有する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶表示器51は必ずしも非透過領域を有していなくてもよい。また、表示手段が透過領域のみを有する形態とした場合、該表示手段とは別個に非透過領域を有する非透過表示手段を設け、該非透過表示手段を透過領域を有する表示手段に隣接して配置可能とし、前記実施例のように、非透過表示手段と表示手段とに跨って画像を表示可能としてもよい。
また、前記実施例及び変形例では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
また、前記実施例及び変形例では、本発明が遊技機の一例であるスロットマシン1に適用された例が示されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機の他の一例であり、遊技領域に遊技球を発射することにより遊技を行うパチンコ遊技機であって、例えば、図柄の変動表示が可能な表示装置(演出表示装置)として、前記実施例に記載した遮蔽ユニット200、液晶表示器51及びリール2L、2C、2Rを搭載した遊技機等においても適用可能である。
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
41 メイン制御部
51 液晶表示器
51C,51L,51R 透過領域
51a 表示領域
55 リールLED
91 サブ制御部
200 遮蔽ユニット
210L,210C,210R シャッタ部材
222 遮蔽部
225 シャッタ部材用LED
260C 遮蔽用モータ

Claims (1)

  1. 遊技が可能な遊技機であって、
    演出部材と、
    画像を表示可能であるとともに前記演出部材を視認可能な透過領域を有する表示手段と、
    前記透過領域の少なくとも一部における前記演出部材の視認状態を、該演出部材を視認可能な第1視認状態より視認が困難な第2視認状態となるように該演出部材を遮蔽することが可能な遮蔽手段と、
    を備え、
    前記透過領域のうち前記遮蔽手段により前記第2視認状態とされた領域に表示した画像と該領域以外の透過領域において視認できる前記演出部材とで演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
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