JP2013165827A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の進入口が閉状態から開状態に変化したことを遊技者に対して効果的に演出することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】特別可変入賞球装置20は、大入賞口扉20bが閉状態にある場合、可動装飾板310は、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bより遊技者側で該通路の視認がしにくい隠蔽位置に位置し、大入賞口扉20bが開状態にある場合、可動装飾板310は、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認がしやすい非隠蔽位置に位置するため、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
【選択図】図19

Description

本発明は、遊技盤面に形成される遊技領域に遊技球を発射することにより遊技が行われ、遊技球が入賞しやすい開状態と入賞しないまたは入賞しにくい閉状態とに変化する可動部材を有する可変入賞装置を備えた遊技機に関する。
この種の遊技機として、遊技媒体である遊技球を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると、所定個の遊技球が景品(賞球)として遊技者に払い出されるものがある。さらに、始動入賞口に遊技球が入賞したことにもとづいて可変表示部において開始される特別図柄(識別情報)の可変表示の表示結果として、あらかじめ定められた特定の表示態様(特定表示結果)が導出表示された場合に、大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行させる遊技機がある。大当りが発生すると、例えば、大入賞口(入賞領域の一つ)が所定回数(例えば16回)開放して打球が入賞しやすい特定遊技状態に移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。以下、各々の大入賞口の開放期間をラウンドという。
また、この種の入賞口に、所定の条件が成立すると遊技球が入賞不可能な閉鎖状態から遊技球が入賞可能な開放状態となる動作を行う可変入賞装置を備えたものの一例として、遊技球が進入可能な通路に設けた進退部材を、該通路内にて遊技領域側へと進出させて遊技球を始動領域に誘導可能となる状態と、遊技領域側から後退させて遊技球を始動領域に誘導しない状態と、の間で前後方向に往復動可能に設けるとともに、大入賞口の周辺に、進退部材の状態を遊技者に示す指標部材を該進退部材と連動可能に設け、開放状態のときに指標部材を遊技者から視認可能とすることにより、遊技者側から進退部材の動きが分かりにくい構造でも、大入賞口が開放しているのか閉鎖しているのかを遊技者が容易に判別できるようにしたもの等があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−206205号公報
しかし、上記特許文献1に記載の遊技機にあっては、大入賞口が開放したことを、該大入賞口の周辺にある進退部材とは別個の指標部材により報知するものであり、実際に遊技者側から見える大入賞口の態様が変化するわけではないので、大入賞口が閉鎖状態から開放状態に変化したことを遊技者に効果的に演出できなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技球の進入口が閉状態から開状態に変化したことを遊技者に対して効果的に演出することができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技機は、
遊技盤面(遊技盤面6a)に形成される遊技領域(遊技領域7)に遊技球を発射することにより遊技が行われ、遊技球が入賞しやすい開状態(例えば、図12(b)/図21/図22(b)参照)と入賞しないまたは入賞しにくい閉状態(例えば、図12(a)/図20/図22(a)参照)とに変化する可動部材(大入賞口扉20b/大入賞口扉520b/大入賞口羽根620b)を有する可変入賞装置(特別可変入賞球装置20/特別可変入賞球装置520/特別可変入賞球装置620)を備えた遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記可変入賞装置は、該可変入賞装置に入賞した遊技球を排出する排出部(例えば、第1大入賞通路302b、第2大入賞通路303bの下流側端開口)に向けて該遊技球を誘導する誘導通路(例えば、第1大入賞通路302a,302b、第2大入賞通路303a,303b/大入賞通路502/大入賞通路602)を有し、
前記遊技機は、
前記誘導通路より遊技者側で該誘導通路の視認がしにくい第1位置(隠蔽位置、図18/図20/図22(a)参照)と該第1位置よりも該誘導通路の視認がしやすい第2位置(非隠蔽位置、図19/図21/図22(b)参照)との間で変化(移動)可能に設けられる装飾部材(可動装飾板310/可動装飾板510/可動装飾板610)と、
前記可動部材が前記閉状態から前記開状態に変化することに基づいて、該装飾部材を前記第1位置から前記第2位置に変化させる変化手段(例えば、演出制御用CPU及び装飾駆動ユニット340)と、を備える、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、可動部材が閉状態の場合、遊技者側からは装飾部材が邪魔になって誘導通路の視認が困難とされるが、可動部材が開状態に変化する場合、装飾部材が第2位置に変化することにより誘導通路が遊技者側に露呈する。すなわち、可動部材が開状態になるだけでなく、装飾部材が第1位置から第2位置に変化することで誘導通路の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
本発明の手段1に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記可変入賞装置(特別可変入賞球装置20)は、前記遊技領域(遊技領域7)の遊技球が進入可能な進入口(大入賞口20a)を有し、
前記誘導通路(例えば、第1大入賞通路302a,302b、第2大入賞通路303a,303b)は、前記進入口を上面に有し遊技者側の少なくとも一部に該誘導通路の遊技球を視認可能とする視認部(凹部324の前面開口)が形成された通路部材(大入賞通路部材323)にて構成され、
前記可動部材(大入賞口扉20b)は、前記遊技盤面(遊技盤面6a)側に退避して前記進入口を開放する開放位置と前記遊技領域側に進出して前記進入口を閉鎖する閉鎖位置との間で前記遊技盤面に対し交差する方向に変化可能に設けられ、
前記装飾部材(可動装飾板310)は、前記視認部に対応する前記第1位置(隠蔽位置、図18参照)と該視認部から前記遊技盤面に沿って退避した前記第2位置(非隠蔽位置、図19参照)との間で変化(移動)可能に設けられる、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、進入口が上方に開口、つまり、遊技盤面に対し交差する方向に設けられ、かつ、可動部材が遊技者に対し進退する方向に動作することで、遊技者側から進入口が開放していることが分かりにくい場合でも、装飾部材が第2位置に退避することにより視認部を介して誘導通路が遊技者側に露呈するため、誘導通路の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
尚、前記視認部は、透光性を有する透光性部材にて構成されていてもよいし、開口や切欠部にて構成されていてもよい。
本発明の手段2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記可変入賞装置(特別可変入賞球装置520)は、前記遊技領域(遊技領域7)の遊技球が進入可能な進入口(大入賞口520a)を有し、
前記可動部材(大入賞口扉520b)は、前記遊技盤面(遊技盤面6a)に形成された前記進入口の下辺を中心として前記進入口を開放する開放位置と前記進入口を閉鎖する閉鎖位置との間で回動可能に設けられ(図20及び図21参照)、
前記誘導通路(大入賞通路502)は、前記進入口から前記遊技盤面の反対側(背面側)に向けて延設され、
前記装飾部材(可動装飾板510)は、前記進入口に対応する前記第1位置(隠蔽位置、図20参照)と該進入口から前記遊技盤面方向に退避した前記第2位置(非隠蔽位置、図21参照)との間で変化(移動)可能に設けられている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、進入口は遊技者側を向いているものの、可動部材が遊技者に対し進退する方向に傾倒することで、遊技者側から進入口が開放していることが分かりにくい場合でも、装飾部材が第2位置に退避することにより誘導通路が遊技者側に露呈するため、誘導通路の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
本発明の手段3に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記可変入賞装置(特別可変入賞球装置620)は、前記遊技領域(遊技領域7)の遊技球が進入可能な進入口(大入賞口620a)を有し、
前記誘導通路(大入賞通路602)は、前記進入口を側面(左側面)に有し遊技者側の少なくとも一部に該誘導通路の遊技球を視認可能とする視認部(通路カバー603の前面)が形成された通路部材(透光性を有する通路カバー603)にて構成され、
前記可動部材(大入賞口羽根620b)は、前記遊技盤面(遊技盤面6a)に対し略直交する方向を向く回動軸(回動軸621)を中心として前記進入口を開放する開放位置と前記進入口を閉鎖する閉鎖位置との間で開閉可能に軸支され、
前記装飾部材(可動装飾板610)は、前記視認部に対応する前記第1位置(隠蔽位置、図22(a)参照)と該視認部から退避した前記第2位置(非隠蔽位置、図22(b)参照)との間で変化(移動)可能に設けられている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、進入口が側方に開口、つまり、遊技盤面に対し交差する方向に設けられ、遊技者側から進入口が開放していることが分かりにくい場合でも、装飾部材が第2位置に退避することにより視認部を介して誘導通路が遊技者側に露呈するため、誘導通路の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
尚、前記視認部は、透光性を有する透光性部材にて構成されていてもよいし、開口や切欠部にて構成されていてもよい。
本発明の手段4に記載の遊技機は、請求項1または手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
始動条件の成立にもとづいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(飾り図柄)の可変表示を行い表示結果を導出する可変表示手段(例えば、第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8b)と、
前記識別情報の表示結果が導出される以前に、該表示結果として複数種類の特定表示結果(大当り表示結果)を含む表示結果のうちからいずれかを決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用CPUがステップS26の特別図柄プロセス処理を実行する部分)と、
前記可変表示手段に前記複数種類のうちいずれかの特定表示結果が導出されたことに基づいて、該特定表示結果の種類に応じて前記可変入賞装置を前記開状態とする条件(例えば、ラウンド開放期間等)が異なる複数種類の特定遊技状態(例えば、非確変大当り、確変大当りA〜C等)のうちいずれかに制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御用CPUが特別図柄プロセス処理におけるステップS305〜S308を実行する部分)と、を備え、
前記変化手段(例えば、演出制御用CPU及び装飾駆動ユニット340)は、前記可変表示手段の表示結果として導出された前記特定表示結果の種類に応じて、前記装飾部材の前記第1位置から前記第2位置までの変化態様(例えば、移動距離)を異ならせる、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、可変入賞装置を開状態とする条件に応じて装飾部材の変化態様も変わるため、特定遊技状態の種別の違いに応じた演出を行うことができる。
本発明の手段5に記載の遊技機は、請求項1または手段1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
始動条件の成立にもとづいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(飾り図柄)の可変表示を行い表示結果を導出する可変表示手段(例えば、第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8b)と、
前記識別情報の表示結果が導出される以前に、該表示結果として複数種類の特定表示結果(大当り表示結果)を含む表示結果のうちからいずれかを決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用CPUがステップS26の特別図柄プロセス処理を実行する部分)と、
前記可変表示手段に前記複数種類のうちいずれかの特定表示結果が導出されたことに基づいて、該特定表示結果の種類に応じて前記可変入賞装置を前記開状態とする条件(例えば、ラウンド開放期間等)が異なる複数種類の特定遊技状態(例えば、非確変大当り、確変大当りA〜C等)のうちいずれかに制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御用CPUが特別図柄プロセス処理におけるステップS305〜S308を実行する部分)と、を備え、
前記遊技制御手段は、前記可変表示手段の表示結果として導出された特定表示結果の種別に応じて、第1特定遊技状態(例えば、確変大当りA,Bなど)及び前記開放条件が該第1特定遊技状態よりも遊技者にとって不利(ラウンド数が少ない)な第2特定遊技状態(例えば、確変大当りC)のうちからいずれかに制御可能であり、
前記変化手段は、前記第2特定遊技状態に制御される場合、前記装飾部材の前記第1位置から前記第2位置までの移動量を、前記第1特定遊技状態に制御される場合よりも少なくする、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2特定遊技状態に制御される場合、装飾部材は第1特定遊技状態に制御される場合と同じように移動しないので、開放条件が不利であるにも関わらず誘導部材が遊技者に露呈して、第1特定遊技状態に制御される場合よりも入賞しにくい状態が遊技者に見られてしまうことを回避できる。
パチンコ遊技機を示す正面図である。 パチンコ遊技機を示す背面図である。 主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行するタイマ割込処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行する特別図柄プロセス処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行する特別図柄プロセス処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行する大入賞口開放前処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行する大入賞口開放中処理を示すフローチャートである。 遊技制御用マイクロコンピュータが実行する大入賞口開放後処理を示すフローチャートである。 (a)は特別可変入賞球装置の正面図、(b)は背面図である。 (a)は特別可変入賞球装置の閉状態を示す斜視図、(b)は開状態を示す斜視図である。 特別可変入賞球装置の構造を斜め前から見た状態示す分解斜視図である。 特別可変入賞球装置の構造を斜め後から見た状態示す分解斜視図である。 大入賞口扉及び装飾板の駆動機構を示す斜視図である。 (a)は大入賞口扉が閉鎖位置、(b)は開放位置にある状態を示す図である。 (a)は装飾板が隠蔽位置、(b)は非隠蔽位置にある状態を示す図である。 (a)は装飾板が隠蔽位置にあるときの正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は装飾板が非隠蔽位置にあるときの正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 (a)は本発明の変形例1としての特別可変入賞球装置の閉状態を示す正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 (a)は図20の特別可変入賞球装置の開状態を示す正面図、(b)は(a)のC’−C’断面図である。 (a)は本発明の変形例2としての特別可変入賞球装置の閉状態を示す正面図、(b)は開状態を示す正面図である。 導光板ユニットを示す斜視図である。 導光板ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図23のD−D断面図である。 導光板ユニットの内部構造を示す断面図である。 第1演出ユニットを示す斜視図である。 第1演出ユニットを斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。 第1演出ユニットを斜め後から見た状態を示す分解斜視図である。 昇降ユニットを示す正面図である。 昇降ユニットの昇降状態を示す概略背面図である。 発光盤の動作態様を示す概略背面図である。 第2演出ユニットを示す斜視図である。 第2演出ユニットを斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。 第2演出ユニットを斜め後から見た状態を示す分解斜視図である。 第2演出ユニットの回動状況を示す正面図である。 第2演出ユニットの回動状況を示す背面図である。
本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。図2は、パチンコ遊技機を示す背面図である。図3は、主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。
パチンコ遊技機1は、図1及び図2に示すように、縦長の方形枠状に形成された外枠100と、外枠100に開閉可能に取り付けられた前面枠101と、で主に構成されている。前面枠101の前面には、ガラス扉枠102及び下扉枠103がそれぞれ左側辺を中心に開閉可能に設けられている。
下扉枠103の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4(下皿)や、打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠102の背面には、遊技盤6が前面枠101に対して着脱可能に取り付けられている。
遊技盤6は、遊技領域7が遊技盤面(前面)6a側に形成されたベニヤ板からなり、遊技盤6の背面側には、演出表示装置9及び演出制御基板80等を含む変動表示制御ユニット(図示略)等の遊技に関連する遊技用部品が組み付けられる遊技盤ユニット260が一体的に組み付けられている(図2参照)。
図1に戻って、遊技領域7の中央付近には、それぞれが演出用の飾り図柄(演出図柄)を可変表示する複数の可変表示部を含む演出表示装置(飾り図柄表示装置)9が設けられている。演出表示装置9には、例えば「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。演出表示装置9は、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bによる特別図柄の可変表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての演出図柄の可変表示を行う。演出図柄の可変表示を行う演出表示装置9は、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。
遊技盤6における右側下部位置には、第1識別情報としての第1特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器(第1可変表示手段)8aが設けられている。この実施例では、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。また、第1特別図柄表示器8aの上方位置には、第2識別情報としての第2特別図柄を可変表示する第2特別図柄表示器(第2可変表示手段)8bが設けられている。第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。
この実施例では、第1特別図柄の種類と第2特別図柄の種類とは同じ(例えば、ともに0〜9の数字)であるが、種類が異なっていてもよい。また、第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bは、それぞれ、例えば2つの7セグメントLED等を用いて00〜99の数字(または、2桁の記号)を可変表示するように構成されていてもよい。
以下、第1特別図柄と第2特別図柄とを特別図柄と総称することがあり、第1特別図柄表示器8aと第2特別図柄表示器8bとを特別図柄表示器と総称することがある。
第1特別図柄の可変表示は、可変表示の実行条件である第1始動条件が成立(例えば、遊技球が第1始動入賞口13aに入賞したこと)した後、可変表示の開始条件(例えば、保留記憶数が0でない場合であって、第1特別図柄の可変表示が実行されていない状態であり、かつ、大当り遊技が実行されていない状態)が成立したことにもとづいて開始され、可変表示時間(変動時間)が経過すると表示結果(停止図柄)を導出表示する。また、第2特別図柄の可変表示は、可変表示の実行条件である第2始動条件が成立(例えば、遊技球が第2始動入賞口13bに入賞したこと)した後、可変表示の開始条件(例えば、保留記憶数が0でない場合であって、第2特別図柄の可変表示が実行されていない状態であり、かつ、大当り遊技が実行されていない状態)が成立したことにもとづいて開始され、可変表示時間(変動時間)が経過すると表示結果(停止図柄)を導出表示する。なお、入賞とは、入賞口などのあらかじめ入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄(識別情報の例)を最終的に停止表示させることである。
演出表示装置9は、第1特別図柄表示器8aでの第1特別図柄の可変表示時間中、および第2特別図柄表示器8bでの第2特別図柄の可変表示時間中に、装飾用(演出用)の図柄としての演出図柄(飾り図柄ともいう)の可変表示を行う。第1特別図柄表示器8aにおける第1特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。また、第2特別図柄表示器8bにおける第2特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。同期とは、可変表示の開始時点および終了時点がほぼ同じ(全く同じでもよい。)であって、可変表示の期間がほぼ同じ(全く同じでもよい。)であることをいう。また、第1特別図柄表示器8aにおいて大当り図柄が停止表示されるときと、第2特別図柄表示器8bにおいて大当り図柄が停止表示されるときには、演出表示装置9において大当りを想起させるような演出図柄の組み合せが停止表示される。
演出表示装置9の下方には、第1始動入賞口13aを有する入賞装置が設けられている。第1始動入賞口13aに入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ14a(例えば、近接スイッチ)及び第1入賞確認スイッチ14b(例えば、フォトセンサ)によって検出される。
また、第1始動入賞口(第1始動口)13aを有する入賞装置の下側には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口13bを有する可変入賞球装置15が設けられている。第2始動入賞口(第2始動口)13bに入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ15a及び入賞確認スイッチ15bによって検出される。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。可変入賞球装置15が開状態になることによって、遊技球が第2始動入賞口13bに入賞可能になり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態になる。可変入賞球装置15が開状態になっている状態では、第1始動入賞口13aよりも、第2始動入賞口13bに遊技球が入賞しやすい。また、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態では、遊技球は第2始動入賞口13bに入賞しない。なお、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態において、入賞はしづらいものの、入賞することは可能である(すなわち、遊技球が入賞しにくい)ように構成されていてもよい。
また、第1始動口スイッチ14aと第1入賞確認スイッチ14bの検出結果及び第2始動口スイッチ15aと第2入賞確認スイッチ15bの検出結果にもとづいて異常入賞の発生の有無が判定され、異常入賞の発生を検出したことにもとづいてセキュリティ信号が外部出力される。
以下、第1始動入賞口13aと第2始動入賞口13bとを総称して始動入賞口または始動口ということがある。
可変入賞球装置15が開放状態に制御されているときには可変入賞球装置15に向かう遊技球は第2始動入賞口13bに極めて入賞しやすい。そして、第1始動入賞口13aは演出表示装置9の直下に設けられているが、演出表示装置9の下端と第1始動入賞口13aとの間の間隔をさらに狭めたり、第1始動入賞口13aの周辺で釘を密に配置したり、第1始動入賞口13aの周辺での釘配列を、遊技球を第1始動入賞口13aに導きづらくして、第2始動入賞口13bの入賞率の方を第1始動入賞口13aの入賞率よりもより高くするようにしてもよい。
第2特別図柄表示器8bの上部には、第1始動入賞口13aに入った有効入賞球数すなわち第1保留記憶数(保留記憶を、始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)を表示する第1特別図柄保留記憶表示部と、該第1特別図柄保留記憶表示部とは別個に設けられ、第2始動入賞口13bに入った有効入賞球数すなわち第2保留記憶数を表示する第2特別図柄保留記憶表示部と、が設けられた例えば7セグメントLEDからなる特別図柄保留記憶表示器18が設けられている。第1特別図柄保留記憶表示部は、第1保留記憶数を入賞順に4個まで表示し、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第1特別図柄表示器8aでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。また、第2特別図柄保留記憶表示部は、第2保留記憶数を入賞順に4個まで表示し、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第2特別図柄表示器8bでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。なお、この例では、第1始動入賞口13aへの入賞による始動記憶数及び第2始動入賞口13bへの入賞による始動記憶数に上限数(4個まで)が設けられているが、上限数を4個以上にしてもよい。
また、演出表示装置9の表示画面には、第1保留記憶数を表示する第1保留記憶表示部9aと、第2保留記憶数を表示する第2保留記憶表示部9bとが設けられている。なお、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計である合計数(合算保留記憶数)を表示する領域(合算保留記憶表示部)が設けられるようにしてもよい。そのように、合計数を表示する合算保留記憶表示部が設けられているようにすれば、可変表示の開始条件が成立していない実行条件の成立数の合計を把握しやすくすることができる。
なお、この実施例では、図1に示すように、第2始動入賞口13bに対してのみ開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられているが、第1始動入賞口13aおよび第2始動入賞口13bのいずれについても開閉動作を行う可変入賞球装置が設けられている構成であってもよい。
また、図1に示すように、可変入賞球装置15の右斜め上方位置には、特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は、左右方向に向けて略水平に配設された大入賞口扉20b(図11及び図12参照)を備え、第1特別図柄表示器8aに特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたとき、および第2特別図柄表示器8bに特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)において、ソレノイド21によって大入賞口扉20bが開放状態に制御されることによって、入賞領域となる大入賞口20a(図11及び図12)が開放状態になる。
大入賞口20a内には、大入賞口20a内に入賞した遊技球を検出可能な2つのスイッチ(カウントスイッチ23aと第3入賞確認スイッチ24a、カウントスイッチ23bと第3入賞確認スイッチ24b)が2箇所に設けられている。この実施例では、大入賞口20a内で、カウントスイッチ23a,23bと第3入賞確認スイッチ24a,24bとが配置されている(本例では、カウントスイッチ23a,23bが上側に配置され、第3入賞確認スイッチ24a,24bが下側に配置されている)。従って、この実施例では、大入賞口20a内に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、まずカウントスイッチ23a,23bで検出され、次いで第3入賞確認スイッチ24a,24bで検出される。
カウントスイッチ23a,23bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。こうして、特別可変入賞球装置20において開放状態となった大入賞口20aを遊技球が通過(進入)したときには、例えば第1始動入賞口13aや第2始動入賞口13bといった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払い出される。したがって、特別可変入賞球装置20において大入賞口20aが開放状態となれば、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置20において大入賞口20aが閉鎖状態となれば、大入賞口20aに遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることができないため、遊技者にとって不利な第2状態となる。
第1特別図柄表示器8aの右側には、普通図柄表示器10が設けられている。普通図柄表示器10は、例えば2つのランプからなる。遊技球がゲート32を通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。この実施例では、上下のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に下側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器10の下側のランプが点灯して当りである場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、下側のランプが点灯して当りである場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(第2始動入賞口13bに遊技球が入賞可能な状態)に変化する。特別図柄保留記憶表示器18の上部には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つの表示部(例えば、7セグメントLEDのうち4つのセグメント)を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、すなわちゲートスイッチ32aによって遊技球が検出される毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯する表示部を1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯する表示部を1減らす。
なお、7セグメントLEDからなる普通図柄保留記憶表示器41には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つの表示部(セグメント)とともに、例えば大当り時における特別可変入賞球装置20の開放回数(大当りラウンド数)を示す2つの表示部(セグメント)、及び遊技状態を示す2つの表示部(セグメント)が設けられているが、これら表示部を普通図柄保留記憶表示部とは別個の表示器にて構成してもよい。また、普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(例えば、「○」および「×」)を可変表示可能なセグメントLED等にて構成してもよい。
特別可変入賞球装置20の周辺には普通入賞装置の入賞口29a〜29dが設けられ、左側の入賞口29a〜29cに入賞した遊技球は入賞口スイッチ30aによって検出され、右側の入賞口29dに入賞した遊技球は入賞口スイッチ30bによって検出される。各入賞口29a〜29dは、遊技球を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、第1始動入賞口13a、第2始動入賞口13bや大入賞口20aも、遊技球を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。
遊技領域7の左側には、遊技中に点滅表示される装飾LED25aを有する装飾部材25が設けられ、下部には、入賞しなかった遊技球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上下部には、効果音を発する4つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cおよび装飾LED25aは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
図1および図2では、図示を省略しているが、左枠ランプ28bの近傍に、賞球払出中に点灯する賞球ランプが設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れランプが設けられている。なお、賞球ランプおよび球切れランプは、賞球の払出中である場合や球切れが検出された場合に、演出制御基板に搭載された演出制御用マイクロコンピュータによって点灯制御される。さらに、特に図示はしないが、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、「カードユニット」という。)50が、パチンコ遊技機1に隣接して設置されている。
遊技者の操作により、打球発射装置(図示略)から発射された遊技球は、遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技領域7は、略中央に配設される演出表示装置9の左側の左領域7aと右側の右領域7bとに区画されており、第1の操作態様で発射された遊技球は左領域7aを流下し、例えば第1の操作態様よりも操作ノブ5の回動操作量が大きい第2の操作態様で発射された遊技球は右領域7bを流下する。
本実施例では、左領域7aに発射された遊技球は、第1始動入賞口13a及び第2始動入賞口13b、入賞口29a〜29cに入賞可能であり、右領域7bに発射された遊技球は、第2始動入賞口13b、大入賞口20a、入賞口29dに入賞可能となるように、図示しない障害釘や風車等の障害物が配列されている。
遊技球が第1始動入賞口13aに入り第1始動口スイッチ14aで検出されると、第1特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第1の開始条件が成立したこと)、第1特別図柄表示器8aにおいて第1特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄(飾り図柄)の可変表示が開始される。すなわち、第1特別図柄および演出図柄の可変表示は、第1始動入賞口13aへの入賞に対応する。第1特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第1保留記憶数を1増やす。
遊技球が第2始動入賞口13bに入り第2始動口スイッチ15aで検出されると、第2特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第2の開始条件が成立したこと)、第2特別図柄表示器8bにおいて第2特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄(飾り図柄)の可変表示が開始される。すなわち、第2特別図柄および演出図柄の可変表示は、第2始動入賞口13bへの入賞に対応する。第2特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第2保留記憶数を1増やす。
第1特別図柄表示器8aにおける第1特別図柄の可変表示及び第2特別図柄表示器8bにおける第2特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄(停止図柄)が大当り図柄(特定表示結果)であると「大当り」となり、停止時の特別図柄(停止図柄)が大当り図柄とは異なる所定の小当り図柄(所定表示結果)であると「小当り」となり、停止時の特別図柄(停止図柄)が大当り図柄及び小当り図柄とは異なる特別図柄が停止表示されれば「ハズレ」となる。
特図ゲームでの可変表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。また、特図ゲームでの可変表示結果が「小当り」になった後には、大当り遊技状態とは異なる小当り遊技状態に制御される。
この実施例では、特図ゲームにおける確定特別図柄が「非確変」及び「確変A」に対応する大当り図柄が停止表示された場合には、多ラウンド特定遊技状態としての第1大当り状態(15ラウンド大当り状態)に移行する。第1大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置20の大入賞口扉20aが、第1期間となる所定期間(例えば29.5秒間)あるいは所定個数(例えば8個)の入賞球が発生するまでの期間にて大入賞口20bを開放状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)に変化させるラウンドが実行される。こうしてラウンドの実行中に大入賞口20bを開放状態とした大入賞口扉20aは、遊技盤6の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口20bを閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。15ラウンド大当り状態では、大入賞口20bの開放サイクルであるラウンドの実行回数が、第1ラウンド数(例えば「15」)となる。ラウンドの実行回数が「15」となる15ラウンド大当り状態における遊技は、15回開放遊技とも称される。このような15ラウンド大当り状態では、大入賞口20bに遊技球が入賞するたびに15個の出玉(賞球)が得られる。なお、15ラウンド大当り状態は、第1特定遊技状態ともいう。
特図ゲームにおける確定特別図柄が「確変B」に対応する大当り図柄が停止表示された場合には、多ラウンド特定遊技状態としての第2大当り状態(7ラウンド大当り状態)に移行する。第2大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置20の大入賞口扉20aが、第1期間となる所定期間(例えば29.5秒間)あるいは所定個数(例えば8個)の入賞球が発生するまでの期間にて大入賞口20bを開放状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)に変化させるラウンドが実行される。こうしてラウンドの実行中に大入賞口20bを開放状態とした大入賞口扉20aは、遊技盤6の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口20bを閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。8ラウンド大当り状態では、大入賞口20bの開放サイクルであるラウンドの実行回数が、第2ラウンド数(例えば「7」)となる。
特図ゲームにおける確定特別図柄として「確変C」に対応する大当り図柄が停止表示された場合には、多ラウンド特定遊技状態としての第3大当り状態(高速2ラウンド大当り状態)に移行する。第3大当り状態では、特別可変入賞球装置20の大入賞口扉20aが、第1大当り状態における第1期間よりも短い第2期間(例えば0.5秒間)あるいは所定個数(例えば3個)の入賞球が発生するまでの期間にて大入賞口20bを開放状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)に変化させるラウンドが実行される。こうしてラウンドの実行中に大入賞口20bを開放状態とした大入賞口扉20aは、遊技盤6の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口20bを閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置20を遊技者にとって不利な第3状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。第3大当り状態では、大入賞口20bの開放サイクルであるラウンドの実行回数が、第4ラウンド数(例えば「2」)となる。
このような第3大当り状態では、大入賞口20bに遊技球が入賞すれば15個の出玉(賞球)が得られるが、大入賞口20bの開放期間が第2期間(0.5秒間)であって、非常に短い。そのため、第3大当り状態は実質的には出球(賞球)が得られない大当り遊技状態である。なお、第3大当り状態は第3特定遊技状態ともいう。また、第3大当り状態は、第1大当り状態や第2大当り状態と同じラウンドの実行回数が少ないものであってもよい。すなわち、第3大当り状態は、各ラウンドで大入賞口20bを開放状態に変化させる期間(開放条件)が第1大当り状態における第1期間よりも短い第2期間となることと、ラウンドの実行回数が第1大当り状態における第1ラウンド数よりも少ない第2ラウンド数となることのうち、少なくともいずれか一方となるものであってもよい。
また、「非確変」に対応する大当り図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づき第1大当り状態が終了した後には、特別遊技状態の1つとして、通常状態に比べて特図ゲームにおける特別図柄の可変表示時間(特図変動時間)が短縮される時間短縮制御(時短制御)が行われる時短状態に制御される。ここで、通常状態とは、大当り遊技状態等の特定遊技状態や確変状態及び時短状態とは異なる遊技状態としての通常遊技状態であり、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合のように、電源投入後に初期化処理を実行した状態)と同一の制御が行われる。時短状態は、所定回数(例えば70回)の特図ゲームが実行されることと、可変表示結果が「大当り」となることのうち、いずれかの条件が先に成立したときに、終了すればよい。このように「非確変」に対応する大当り図柄特別図柄のように、特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく第1大当り状態が終了した後に時短状態に制御される大当り図柄は、非確変大当り図柄(「通常大当り図柄」ともいう)と称される。また、大当り図柄のうち非確変大当り図柄が停止表示されて可変表示結果が「大当り」となることは、「非確変大当り」(「通常大当り」ともいう)と称される。
「確変A」「確変B」「確変C」に対応する大当り図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づき第1大当り状態、第2大当り状態、第3大当り状態が終了した後には、時短状態とは異なる特別遊技状態の1つとして、例えば通常状態に比べて特図変動時間が短縮される時短制御とともに、継続して確率変動制御(確変制御)が行われる確変状態(高確率状態)に制御される。この確変状態では、各特図ゲームや飾り図柄の可変表示において、可変表示結果が「大当り」となって更に大当り遊技状態に制御される確率が、通常状態や時短状態よりも高くなるように向上する。このような確変状態は、特図ゲームの実行回数にかかわりなく、次に可変表示結果が「大当り」となるまで継続する。
こうした「確変A」「確変B」「確変C」に対応する大当り図柄のように、特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り状態が終了した後に確変状態に制御される大当り図柄は、確変大当り図柄と称される。また、「確変C」に対応する大当り図柄のように、特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了した後に確変状態に制御される大当り図柄は、突確大当り図柄と称される。また、大当り図柄のうち確変大当り図柄が停止表示されて可変表示結果が「大当り」となることは、「確変大当り」と称される。突確大当り図柄が停止表示されて可変表示結果が「大当り」となることは、「突確大当り」(「突確大当り」ともいう)と称される。なお、これら大当り図柄は任意であり、例えば、遊技者に大当り図柄であることや、大当り種別を認識されないようにするために、大当り図柄を数字とせずに予め定められた記号等にしてもよい。
確変状態や時短状態では、普通図柄表示器10による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、可変表示結果が「普図当り」となったことに基づく可変入賞球装置15における可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御といった、遊技球が第2始動入賞口13bを通過(進入)しやすくして第2始動条件が成立する可能性を高めることで遊技者にとって有利となる制御が行われる。なお、確変状態や時短状態では、これらの制御のいずれか1つが行われるようにしてもよいし、複数の制御が組み合せられて行われるようにしてもよい。このように、確変状態や時短状態において第2始動入賞口13bに遊技球が進入しやすくして遊技者にとって有利となる制御は、高開放制御ともいう。高開放制御が行われることにより、第2始動入賞口13bは、高開放制御が行われていないときよりも拡大開放状態となる頻度が高められる。これにより、第2特別図柄表示器8bにおける第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立しやすくなり、特図ゲームが頻繁に実行可能となることで、次に可変表示結果が「大当り」となるまでの時間が短縮される。したがって、確変状態や時短状態では、通常状態に比べて大当り遊技状態となりやすくなる。高開放制御が実行可能となる期間は、高開放制御期間ともいい、この期間は、パチンコ遊技機1における遊技状態が確変状態と時短状態のいずれかに制御されている期間と同一であればよい。また、高開放制御期間であるときには、遊技状態が高ベース中であるともいう。これに対して、高開放制御期間でないときには、遊技状態が低ベース中であるともいう。この実施例における時短状態は、低確高ベース状態とも称される遊技状態であり、通常状態は、低確低ベース状態とも称される遊技状態であり、高開放制御期間ではない確変状態である潜伏確変状態は高確低ベース状態とも称される遊技状態である。
尚、確変状態のうちには、確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われるものの他に、確変制御のみが行われて時短制御や高開放制御が行われないもの(潜伏確変)が含まれていてもよい。また、例えば、特図ゲームにおける可変表示結果が「確変大当り」となったことに基づく第1大当り状態の終了後には、確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われる第1確変状態(高確高ベース状態ともいう)に制御され、その後、特図表示結果が「大当り」となることなく、特図ゲームの実行回数が所定回数(例えば70回)に達したときには、確変制御は継続して行われるものの、時短制御や高開放制御が終了して行われなくなる第2確変状態(高確低ベース状態ともいう)に制御されるようにしてもよい。
また、この実施例では、確変状態であるときに特図ゲームにおける可変表示結果が「突確大当り」となったことに基づく第3大当り状態の終了後には第1確変状態へと移行するようになっていたが、確変状態だけでなく、時短状態であるときに特図ゲームにおける可変表示結果が「突確大当り」となったことに基づく第2大当り状態の終了後にも第1確変状態へと移行するようにしてもよい。あるいは、「確変大当り」に基づく第1大当り状態の終了後には、再び特図表示結果が「大当り」となるまで第1確変状態に制御される一方、「突確大当り」に基づく第2大当り状態の終了後には、第1確変状態に移行して、特図表示結果が「大当り」となることなく特図ゲームの実行回数が所定回数に達したときに第2確変状態へと移行するようにしてもよい。時短制御と高開放制御は、それらの開始と終了が同時に(連動して)行われる一方で、確変制御の開始と終了は、時短制御や高開放制御の開始や終了と必ずしも連動するものでなくてもよい。
演出表示装置9に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリアでは、第1特別図柄表示器8aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示器8bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示(変動表示)が開始される。そして、飾り図柄の可変表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリアにおける確定飾り図柄の停止表示により可変表示が終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示状態が所定のリーチ状態となることがある。ここで、リーチ状態とは、演出表示装置9の表示領域にて仮停止表示された飾り図柄が大当り組み合せの一部を構成しているときに未だ仮停止表示もされていない飾り図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部又は一部の飾り図柄が大当り組み合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリアにおける一部(例えば「左」及び「右」の飾り図柄表示エリアなど)では予め定められた大当り組み合せを構成する飾り図柄(例えば「7」の英数字を示す飾り図柄)が仮停止表示されているときに未だ仮停止表示もしていない残りの飾り図柄表示エリア(例えば「中」の飾り図柄表示エリアなど)では飾り図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリアにおける全部又は一部で飾り図柄が大当り組み合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
次に、パチンコ遊技機1の背面の構造について図2を参照して説明する。図2は、遊技機を背面から見た背面図である。図2に示すように、パチンコ遊技機1の背面側では、演出表示装置9を制御する演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80を含む変動表示制御ユニット49、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31、音声制御基板70、ランプドライバ基板35、および球払出制御を行なう払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37等の各種基板が設置されている。なお、遊技制御基板31は基板収納ケース150に収納されている。
さらに、パチンコ遊技機1背面側には、DC30V、DC21V、DC12VおよびDC5V等の各種電源電圧を作成する電源回路が搭載された電源基板90やタッチセンサ基板(図示略)が設けられている。電源基板90には、パチンコ遊技機1における遊技制御基板31および各電気部品制御基板(演出制御基板80および払出制御基板37)やパチンコ遊技機1に設けられている各電気部品(電力が供給されることによって動作する部品)への電力供給を実行あるいは遮断するための電力供給許可手段としての電源スイッチ、遊技制御基板31の遊技制御用マイクロコンピュータ156のRAM55をクリアするためのクリアスイッチが設けられている。さらに、電源スイッチの内側(基板内部側)には、交換可能なヒューズが設けられている。
なお、この実施例では、主基板31は遊技盤側に設けられ、払出制御基板37は遊技枠側に設けられている。このような構成であっても、後述するように、主基板31と払出制御基板37との間の通信をシリアル通信で行うことによって、遊技盤を交換する際の配線の取り回しを容易にしている。
なお、各制御基板には、制御用マイクロコンピュータを含む制御手段が搭載されている。制御手段は、遊技制御手段等からのコマンドとしての指令信号(制御信号)に従って遊技機に設けられている電気部品(遊技用装置:球払出装置97、演出表示装置9、ランプやLED(発光ダイオード)などの発光体、スピーカ27等)を制御する。以下、主基板31を制御基板に含めて説明を行うことがある。その場合には、制御基板に搭載される制御手段は、遊技制御手段と、遊技制御手段等からの指令信号に従って遊技機に設けられている電気部品を制御する手段とのそれぞれを指す。また、主基板31以外のマイクロコンピュータが搭載された基板をサブ基板ということがある。なお、球払出装置97は、遊技球を誘導する通路とステッピングモータ等により駆動されるスプロケット等によって誘導された遊技球を上皿や下皿に払い出すための装置であって、払い出された賞球や貸し球をカウントする払出個数カウントスイッチ等もユニットの一部として構成されている。なお、この実施例では、払出検出手段は、払出個数カウントスイッチによって実現され、球払出装置97から実際に賞球や貸し球が払い出されたことを検出する機能を備える。この場合、払出個数カウントスイッチは、賞球や貸し球の払い出しを1球検出するごとに検出信号を出力する。
パチンコ遊技機1の背面には、各種情報をパチンコ遊技機1の外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板91が設置されている。ターミナル基板91には、例えば、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報等の情報出力信号(始動口信号、図柄確定回数1信号、大当り1信号、大当り2信号、大当り3信号、時短信号、セキュリティ信号、賞球信号1、遊技機エラー状態信号)を外部出力するための情報出力端子が設けられている。なお、遊技機エラー状態信号に関しては必ずしもパチンコ遊技機1の外部に出力しなくてもよく、該情報出力端子から、この遊技機エラー状態信号の替わりに遊技枠が開放状態であることを示すドア開放信号等を出力するようにしてもよい。
貯留タンク38に貯留された遊技球は誘導レールを通り、カーブ樋を経て払出ケース97aで覆われた球払出装置97に至る。球払出装置97の上方には、遊技媒体切れ検出手段としての球切れスイッチ43が設けられている。球切れスイッチ43が球切れを検出すると、球払出装置97の払出動作が停止する。球切れスイッチ43が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置島に設けられている補給機構からパチンコ遊技機1に対して遊技球の補給が行なわれる。
入賞にもとづく景品としての遊技球や球貸し要求にもとづく遊技球が多数払出されて打球供給皿3が満杯になると、遊技球は、余剰球誘導通路を経て余剰球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払出されると、感知レバー(図示略)が貯留状態検出手段としての満タンスイッチ(図示略)を押圧して、貯留状態検出手段としての満タンスイッチがオンする。その状態では、球払出装置内の払出モータの回転が停止して球払出装置の動作が停止するとともに打球発射装置の駆動も停止する。
図3は、主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御手段に相当)156が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ156は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施例では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ156に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ156は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータには、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、外付けであってもよい。遊技制御用マイクロコンピュータ156には、さらに、ハードウェア乱数(ハードウェア回路が発生する乱数)を発生する乱数回路60が内蔵されている。
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ156においてCPU56がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ156(またはCPU56)が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ156には、乱数回路60が内蔵されている。乱数回路60は、特別図柄の可変表示の表示結果により大当りとするか否か判定するための判定用の乱数を発生するために用いられるハードウェア回路である。乱数回路60は、初期値(例えば、0)と上限値(例えば、65535)とが設定された数値範囲内で、数値データを、設定された更新規則に従って更新し、ランダムなタイミングで発生する始動入賞時が数値データの読出(抽出)時であることにもとづいて、読出される数値データが乱数値となる乱数発生機能を有する。
乱数回路60は、特別図柄の可変表示の表示結果により大当りとするか否か判定するための判定用の乱数を発生するために用いられるハードウェア回路である。乱数回路60は、初期値(例えば、0)と上限値(例えば、65535)とが設定された数値範囲内で、数値データを、設定された更新規則に従って更新し、ランダムなタイミングで発生する始動入賞時が数値データの読出(抽出)時であることにもとづいて、読出される数値データが乱数値となる乱数発生機能を有する。
乱数回路60は、数値データの更新範囲の選択設定機能(初期値の選択設定機能、および、上限値の選択設定機能)、数値データの更新規則の選択設定機能、および数値データの更新規則の選択切換え機能等の各種の機能を有する。このような機能によって、生成する乱数のランダム性を向上させることができる。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ156は、乱数回路60が更新する数値データの初期値を設定する機能を有している。例えば、ROM54等の所定の記憶領域に記憶された遊技制御用マイクロコンピュータ156のIDナンバ(遊技制御用マイクロコンピュータ156の各製品ごとに異なる数値で付与されたIDナンバ)を用いて所定の演算を行って得られた数値データを、乱数回路60が更新する数値データの初期値として設定する。そのような処理を行うことによって、乱数回路60が発生する乱数のランダム性をより向上させることができる。
遊技制御用マイクロコンピュータ156は、第1始動口スイッチ14aまたは第2始動口スイッチ15aへの始動入賞が生じたときに乱数回路60から数値データをランダムRとして読み出し、特別図柄および演出図柄の変動開始時にランダムRにもとづいて特定の表示結果としての大当り表示結果にするか否か、すなわち、大当りとするか否かを決定する。そして、大当りとすると決定したときに、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態としての大当り遊技状態に移行させる。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ156には、払出制御基板37(の払出制御用マイクロコンピュータ)や演出制御基板80(の演出制御用マイクロコンピュータ)とシリアル通信で信号を入出力(送受信)するためのシリアル通信回路61が内蔵されている。なお、払出制御用マイクロコンピュータや演出制御用マイクロコンピュータにも、遊技制御用マイクロコンピュータ156とシリアル通信で信号を入出力するためのシリアル通信回路が内蔵されている(図示略)。
また、RAM55は、その一部または全部が電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグや保留記憶数カウンタの値など)と未払出賞球数を示すデータ(具体的には、後述する賞球コマンド出力カウンタの値)は、バックアップRAMに保存される。遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータとを遊技の進行状態を示すデータと定義する。なお、この実施例では、RAM55の全部が、電源バックアップされているとする。
遊技制御用マイクロコンピュータ156のリセット端子には、電源基板からのリセット信号が入力される。電源基板には、遊技制御用マイクロコンピュータ156等に供給されるリセット信号を生成するリセット回路が搭載されている。なお、リセット信号がハイレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ156等は動作可能状態になり、リセット信号がローレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ156等は動作停止状態になる。従って、リセット信号がハイレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ156等の動作を許容する許容信号が出力されていることになり、リセット信号がローレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ156等の動作を停止させる動作停止信号が出力されていることになる。なお、リセット回路をそれぞれの電気部品制御基板(電気部品を制御するためのマイクロコンピュータが搭載されている基板)に搭載してもよい。
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ156の入力ポートには、電源基板からの電源電圧が所定値以下に低下したことを示す電源断信号が入力される。すなわち、電源基板には、遊技機において使用される所定電圧(例えば、DC30VやDC5Vなど)の電圧値を監視して、電圧値があらかじめ定められた所定値にまで低下すると(電源電圧の低下を検出すると)、その旨を示す電源断信号を出力する電源監視回路が搭載されている。なお、電源監視回路を電源基板に搭載するのではなく、バックアップ電源によって電源バックアップされる基板(例えば、主基板31)に搭載するようにしてもよい。また、遊技制御用マイクロコンピュータ156の入力ポートには、RAMの内容をクリアすることを指示するためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号が入力される。
また、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ14a、第1入賞確認スイッチ14b、第2始動口スイッチ15a、第2入賞確認スイッチ15b、カウントスイッチ23a,23b、第3入賞確認スイッチ24a,24bおよび各入賞口スイッチ30a,30bからの検出信号を基本回路に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載され、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21と、基本回路からの指令に従って駆動する出力回路59も主基板31に搭載され、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ156をリセットするためのシステムリセット回路(図示せず)や、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報等の情報出力信号を、ターミナル基板91を介して、ホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路64も主基板31に搭載されている。
この実施例では、演出制御基板80に搭載されている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ156から演出内容を指示する演出制御コマンドを受信し、演出図柄を可変表示する演出表示装置9との表示制御を行う。
演出制御基板80は、演出制御用CPUおよびRAMを含む演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)を搭載している。なお、RAMは外付けであってもよい。演出制御基板80において、演出制御用CPU(図示略)は、内蔵または外付けのROM(図示略)に格納されたプログラムに従って動作し、中継基板77を介して入力される主基板31からの取込信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ドライバおよび入力ポートを介して演出制御コマンドを受信する。また、演出制御用CPU(図示略)は、演出制御コマンドにもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)に演出表示装置9の表示制御を行わせる。
演出制御用CPU(図示略)は、受信した演出制御コマンドに従ってキャラクタROM(図示せず)から必要なデータを読み出す。キャラクタROMは、演出表示装置9に表示されるキャラクタ画像データ、具体的には、人物、文字、図形または記号等(演出図柄を含む)をあらかじめ格納しておくためのものである。演出制御用CPU(図示略)は、キャラクタROMから読み出したデータをVDPに出力する。VDPは、演出制御用CPUから入力されたデータにもとづいて表示制御を実行する。
演出制御コマンドおよび演出制御INT信号は、演出制御基板80において、まず、入力ドライバに入力する。入力ドライバは、中継基板77から入力された信号を演出制御基板80の内部に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80の内部から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路でもある。
中継基板77には、主基板31から入力された信号を演出制御基板80に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路(図示略)が搭載されている。単方向性回路として、例えばダイオードやトランジスタが使用される。さらに、単方向性回路であるI/Oポート部を介して主基板31から演出制御コマンドおよび演出制御INT信号が出力されるので、中継基板77から主基板31の内部に向かう信号が規制される。すなわち、中継基板77からの信号は主基板31の内部(遊技制御用マイクロコンピュータ156側)に入り込まない。
さらに、演出制御用CPU(図示略)は、出力ポート(図示略)を介してランプドライバ基板35に対してLEDを駆動する信号を出力する。また、演出制御用CPUは、出力ポートを介して音声制御基板70に対して音番号データを出力する。また、演出制御用CPUは、出力ポートを介して装飾板用ソレノイド341に対して駆動信号を出力する。
ランプドライバ基板35において、LEDを駆動する信号は、入力ドライバ(図示略)を介してLEDドライバに入力される。LEDドライバは、駆動信号を天枠LED28a、左枠LED28b、右枠LED28cなどの枠側に設けられている各LEDに供給する。また、遊技盤側に設けられている装飾LED25aに駆動信号を供給する。なお、LED以外の発光体が設けられている場合には、それを駆動する駆動回路(ドライバ)がランプドライバ基板35に搭載される。
音声制御基板70において、音番号データは、入力ドライバ(図示略)を介して音声合成用IC(図示略)に入力される。音声合成用ICは、音番号データに応じた音声や効果音を発生し増幅回路(図示略)に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリュームで設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。音声データROM(図示略)には、音番号データに応じた制御データが格納されている。音番号データに応じた制御データは、所定期間(例えば演出図柄の変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである。
次に、遊技機の動作について説明する。図4は、主基板31における遊技制御用マイクロコンピュータ156が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入され電力供給が開始されると、リセット信号が入力されるリセット端子の入力レベルがハイレベルになり、遊技制御用マイクロコンピュータ156(具体的には、CPU56)は、プログラムの内容が正当か否か確認するための処理であるセキュリティチェック処理を実行した後、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、CPU56は、まず、必要な初期設定を行う。
初期設定処理において、CPU56は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスの初期化(内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化など)を行った後(ステップS4)、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS5)。なお、割込モード2は、CPU56が内蔵する特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)とから合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。
次いで、CPU56は、入力ポートを介して入力されるクリアスイッチ(例えば、電源基板に搭載されている。)の出力信号(クリア信号)の状態を確認する(ステップS6)。その確認においてオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期化処理(ステップS10〜S15)を実行する。
クリアスイッチがオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS7)。そのような保護処理が行われていないことを確認したら、CPU56は初期化処理を実行する。バックアップRAM領域にバックアップデータがあるか否かは、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。
電力供給停止時処理が行われたことを確認したら、CPU56は、バックアップRAM領域のデータチェックを行う(ステップS8)。この実施例では、データチェックとしてパリティチェックを行う。よって、ステップS8では、算出したチェックサムと、電力供給停止時処理で同一の処理によって算出され保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行する。
チェック結果が正常であれば、CPU56は、遊技制御手段の内部状態と演出制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理(ステップS41〜S43の処理)を行う。具体的には、ROM54に格納されているバックアップ時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS41)、バックアップ時設定テーブルの内容を順次作業領域(RAM55内の領域)に設定する(ステップS42)。作業領域はバックアップ電源によって電源バックアップされている。バックアップ時設定テーブルには、作業領域のうち初期化してもよい領域についての初期化データが設定されている。ステップS41およびS42の処理によって、作業領域のうち初期化してはならない部分については、保存されていた内容がそのまま残る。初期化してはならない部分とは、例えば、電力供給停止前の遊技状態を示すデータ(特別図柄プロセスフラグ、確変フラグ、時短フラグなど)、出力ポートの出力状態が保存されている領域(出力ポートバッファ)、未払出賞球数を示すデータが設定されている部分などである。
また、CPU56は、電力供給復旧時の初期化コマンドとしての停電復旧指定コマンドを送信する(ステップS43)。そして、ステップS14に移行する。なお、この実施例では、CPU56は、ステップS43の処理において、バックアップRAMに保存されていた合算保留記憶数カウンタの値を設定した合算保留記憶数指定コマンドも演出制御基板80に対して送信する。
なお、この実施例では、バックアップフラグとチェックデータとの双方を用いてバックアップRAM領域のデータが保存されているか否か確認しているが、いずれか一方のみを用いてもよい。すなわち、バックアップフラグとチェックデータとのいずれかを、遊技状態復旧処理を実行するための契機としてもよい。
初期化処理では、CPU56は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS10)。なお、RAMクリア処理によって、所定のデータ(例えば、普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータ)は0に初期化されるが、任意の値またはあらかじめ決められている値に初期化するようにしてもよい。また、RAM55の全領域を初期化せず、所定のデータ(例えば、普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータ)をそのままにしてもよい。また、ROM54に格納されている初期化時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS11)、初期化時設定テーブルの内容を順次作業領域に設定する(ステップS12)。
ステップS11およびS12の処理によって、例えば、普通図柄当り判定用乱数カウンタ、特別図柄バッファ、総賞球数格納バッファ、特別図柄プロセスフラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグに初期値が設定される。
また、CPU56は、サブ基板(主基板31以外のマイクロコンピュータが搭載された基板。)を初期化するための初期化指定コマンド(遊技制御用マイクロコンピュータ156が初期化処理を実行したことを示すコマンドでもある。)をサブ基板に送信する(ステップS13)。例えば、演出制御用マイクロコンピュータは、初期化指定コマンドを受信すると、演出表示装置9において、遊技機の制御の初期化がなされたことを報知するための画面表示、すなわち初期化報知を行う。
また、CPU56は、乱数回路60を初期設定する乱数回路設定処理を実行する(ステップS14)。CPU56は、例えば、乱数回路設定プログラムに従って処理を実行することによって、乱数回路60にランダムRの値を更新させるための設定を行う。
そして、ステップS15において、CPU56は、所定時間(例えば2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ156に内蔵されているCTCのレジスタの設定を行う。すなわち、初期値として例えば2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。この実施例では、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるとする。
初期化処理の実行(ステップS10〜S15)が完了すると、CPU56は、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)を繰り返し実行する。表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理を実行するときには割込禁止状態に設定し(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態に設定する(ステップS19)。この実施例では、表示用乱数とは、大当りとしない場合の特別図柄の停止図柄を決定するための乱数や大当りとしない場合にリーチとするか否かを決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。この実施例では、初期値用乱数とは、普通図柄に関して当りとするか否か決定するための乱数を発生するためのカウンタ(普通図柄当り判定用乱数発生カウンタ)のカウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技の進行を制御する遊技制御処理(遊技制御用マイクロコンピュータ156が、遊技機に設けられている演出表示装置、可変入賞球装置、球払出装置等の遊技用の装置を、自身で制御する処理、または他のマイクロコンピュータに制御させるために指令信号を送信する処理、遊技装置制御処理ともいう)において、普通図柄当り判定用乱数のカウント値が1周(普通図柄当り判定用乱数の取りうる値の最小値から最大値までの間の数値の個数分歩進したこと)すると、そのカウンタに初期値が設定される。
なお、この実施例では、リーチ演出は、演出表示装置9において可変表示される演出図柄(飾り図柄)を用いて実行される。また、特別図柄の表示結果を大当り図柄にする場合には、リーチ演出は常に実行される。特別図柄の表示結果を大当り図柄にしない場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ156は、乱数を用いた抽選によって、リーチ演出を実行するか否か決定する。ただし、実際にリーチ演出の制御を実行するのは、演出制御用マイクロコンピュータである。
タイマ割込が発生すると、CPU56は、図5に示すステップS20〜S34のタイマ割込処理を実行する。タイマ割込処理において、まず、電源断信号が出力されたか否か(オン状態になったか否か)を検出する電源断検出処理を実行する(ステップS20)。電源断信号は、例えば電源基板に搭載されている電源監視回路が、遊技機に供給される電源の電圧の低下を検出した場合に出力する。そして、電源断検出処理において、CPU56は、電源断信号が出力されたことを検出したら、必要なデータをバックアップRAM領域に保存するための電力供給停止時処理を実行する。次いで、入力ドライバ回路58を介して、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23a,23bの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。
次に、CPU56は、第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8b、普通図柄表示器10、第1特別図柄保留記憶表示器18a、第2特別図柄保留記憶表示器18b、普通図柄保留記憶表示器41の表示制御を行う表示制御処理を実行する(ステップS22)。第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8bおよび普通図柄表示器10については、ステップS32,S33で設定される出力バッファの内容に応じて各表示器に対して駆動信号を出力する制御を実行する。
また、遊技制御に用いられる普通図柄当り判定用乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(判定用乱数更新処理:ステップS23)。CPU56は、さらに、初期値用乱数および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(初期値用乱数更新処理,表示用乱数更新処理:ステップS24,S25)。
さらに、CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。特別図柄プロセス処理では、第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8bおよび大入賞口20aを所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。CPU56は、特別図柄プロセスフラグの値を、遊技状態に応じて更新する。
次いで、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS27)。普通図柄プロセス処理では、CPU56は、普通図柄表示器10の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。CPU56は、普通図柄プロセスフラグの値を、遊技状態に応じて更新する。
また、CPU56は、演出制御用マイクロコンピュータに演出制御コマンドを送出する処理を行う(演出制御コマンド制御処理:ステップS28)。
さらに、CPU56は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
また、CPU56は、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23a,23bの検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23a,23bのいずれかがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータに賞球個数を示す払出制御コマンド(賞球個数信号)を出力する。払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数を示す払出制御コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。
この実施例では、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられているのであるが、CPU56は、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域におけるソレノイドのオン/オフに関する内容を出力ポートに出力する(ステップS31:出力処理)。
また、CPU56は、特別図柄プロセスフラグの値に応じて特別図柄の演出表示を行うための特別図柄表示制御データを特別図柄表示制御データ設定用の出力バッファに設定する特別図柄表示制御処理を行う(ステップS32)。CPU56は、例えば、特別図柄プロセス処理でセットされる開始フラグがセットされると終了フラグがセットされるまで、変動速度が1コマ/0.2秒であれば、0.2秒が経過する毎に、出力バッファに設定される表示制御データの値を+1する。また、CPU56は、出力バッファに設定された表示制御データに応じて、ステップS22において駆動信号を出力することによって、第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bにおける第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示を実行する。
さらに、CPU56は、普通図柄プロセスフラグの値に応じて普通図柄の演出表示を行うための普通図柄表示制御データを普通図柄表示制御データ設定用の出力バッファに設定する普通図柄表示制御処理を行う(ステップS33)。CPU56は、例えば、普通図柄の変動に関する開始フラグがセットされると終了フラグがセットされるまで、普通図柄の変動速度が0.2秒ごとに表示状態(「○」および「×」)を切り替えるような速度であれば、0.2秒が経過する毎に、出力バッファに設定される表示制御データの値(例えば、「○」を示す1と「×」を示す0)を切り替える。また、CPU56は、出力バッファに設定された表示制御データに応じて、ステップS22において駆動信号を出力することによって、普通図柄表示器10における普通図柄の演出表示を実行する。
その後、割込許可状態に設定し(ステップS34)、処理を終了する。
以上の制御によって、この実施例では、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。なお、遊技制御処理は、タイマ割込処理におけるステップS21〜S33(ステップS29を除く。)の処理に相当する。また、この実施例では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
図6および図7は、主基板31に搭載される遊技制御用マイクロコンピュータ156(具体的には、CPU56)が実行する特別図柄プロセス処理(ステップS26)のプログラムの一例を示すフローチャートである。上述したように、特別図柄プロセス処理では第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bおよび大入賞口20aを制御するための処理が実行される。特別図柄プロセス処理において、CPU56は、第1始動入賞口13に遊技球が入賞したことを検出するための第1始動口スイッチ13aがオンしていたら、すなわち、第1始動入賞口13への始動入賞が発生していたら、第1始動口スイッチ通過処理を実行する(ステップS311,S312)。また、CPU56は、第2始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための第2始動口スイッチ14aがオンしていたら、すなわち第2始動入賞口14への始動入賞が発生していたら、第2始動口スイッチ通過処理を実行する(ステップS313,S314)。そして、ステップS300〜S310のうちのいずれかの処理を行う。第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aがオンしていなければ、内部状態に応じて、ステップS300〜S310のうちのいずれかの処理を行う。
ステップS300〜S312の処理は、以下のような処理である。
特別図柄通常処理(ステップS300):特別図柄プロセスフラグの値が0であるときに実行される。遊技制御用マイクロコンピュータ156は、特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数(合算保留記憶数)を確認する。保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数は合算保留記憶数カウンタのカウント値により確認できる。また、合算保留記憶数カウンタのカウント値が0でなければ、第1特別図柄または第2特別図柄の可変表示の表示結果を大当りとするか否かを決定する。大当りとする場合には大当りフラグをセットする。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS301に応じた値(この例では1)に更新する。なお、大当りフラグは、大当り遊技が終了するときにリセットされる。
変動パターン設定処理(ステップS301):特別図柄プロセスフラグの値が1であるときに実行される。また、変動パターンを決定し、その変動パターンにおける変動時間(可変表示時間:可変表示を開始してから表示結果を導出表示(停止表示)するまでの時間)を特別図柄の可変表示の変動時間とすることに決定する。また、特別図柄の変動時間を計測する変動時間タイマをスタートさせる。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に対応した値(この例では2)に更新する。
表示結果指定コマンド送信処理(ステップS302):特別図柄プロセスフラグの値が2であるときに実行される。演出制御用マイクロコンピュータに、表示結果指定コマンドを送信する制御を行う。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS303に対応した値(この例では3)に更新する。
特別図柄変動中処理(ステップS303):特別図柄プロセスフラグの値が3であるときに実行される。変動パターン設定処理で選択された変動パターンの変動時間が経過(ステップS301でセットされる変動時間タイマがタイムアウトすなわち変動時間タイマの値が0になる)すると、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS304に対応した値(この例では4)に更新する。
特別図柄停止処理(ステップS304):特別図柄プロセスフラグの値が4であるときに実行される。第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bにおける可変表示を停止して停止図柄を導出表示させる。また、演出制御用マイクロコンピュータに、図柄確定指定コマンドを送信する制御を行う。そして、大当りフラグがセットされている場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に対応した値(この例では5)に更新する。なお、演出制御用マイクロコンピュータは、遊技制御用マイクロコンピュータ156が送信する図柄確定指定コマンドを受信すると演出表示装置9において演出図柄が停止されるように制御する。
大入賞口開放前処理(ステップS305):特別図柄プロセスフラグの値が5であるときに実行される。大入賞口開放前処理では、大入賞口20aを開放する制御を行う。具体的には、カウンタ(例えば、大入賞口20aに入った遊技球数をカウントするカウンタ)などを初期化するとともに、ソレノイド21を駆動して大入賞口20aを開放状態にする。また、タイマによって大入賞口開放中処理の実行時間を設定し、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に対応した値(この例では6)に更新する。なお、大入賞口開放前処理は各ラウンド毎に実行されるが、第1ラウンドを開始する場合には、大入賞口開放前処理は大当り遊技を開始する処理でもある。
大入賞口開放中処理(ステップS306):特別図柄プロセスフラグの値が6であるときに実行される。大当り遊技状態中のラウンド表示の演出制御コマンドを演出制御用マイクロコンピュータに送信する制御や大入賞口20aの閉成条件の成立を確認する処理等を行う。大入賞口20aの閉成条件が成立し、かつ、賞球検出待ち時間が経過した場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS307に対応した値(この例では7)に更新する。
大入賞口開放後処理(ステップS307):特別図柄プロセスフラグの値が7であるときに実行される。大当り遊技状態中のラウンド表示の演出制御コマンドを演出制御用マイクロコンピュータに送信する制御や大入賞口20aの閉成条件の成立を確認する処理等を行う。大入賞口20aの閉成条件が成立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に対応した値(この例では5)に更新する。また、全てのラウンドを終えた場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS308に対応した値(この例では8)に更新する。
大当り終了処理(ステップS308):特別図柄プロセスフラグの値が8であるときに実行される。大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出制御用マイクロコンピュータに行わせるための制御を行う。また、遊技状態を示すフラグ(例えば、確変フラグや時短フラグ)をセットする処理を行う。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS300に対応した値(この例では0)に更新する。
図8は、大入賞口開放前処理として、図7のステップS305にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す大入賞口開放前処理において、CPU56は、まず、大当り状態開始前フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS391)。このとき、大当り状態開始前フラグがオンであれば(ステップS391;Yes)、大当り状態開始待ち時間が経過したか否かを判定する(ステップS392)。そして、大当り状態開始待ち時間が経過していなければ(ステップS392;No)、大入賞口開放前処理を終了することで、大当り状態開始待ち時間が経過するまで待機する。演出制御基板80の側では、例えば大当り状態開始待ち時間が経過するまでの期間において、大当り遊技状態が開始されることを報知する演出動作などが実行されるようにすればよい。
ステップS392にて大当り状態開始待ち時間が経過したときには(ステップS392;Yes)、大当り状態開始前フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS393)。また、演出制御基板80に対して大当り開始コマンドを送信するための設定を行う(ステップS394)。そして、ラウンド開始待ち時間を設定してから(ステップS395)、大入賞口開放前処理を終了する。
ステップS391にて大当り状態開始前フラグがオフであるときには(ステップS391;No)、ラウンド開始待ちが経過したか否かを判定する(ステップS396)。このとき、ラウンド開始待ち時間が経過していなければ(ステップS396;No)、大入賞口開放前処理を終了することで、ラウンド開始待ち時間が経過するまで待機する。
ステップS396にてラウンド開始待ち時間が経過したときには(ステップS396;Yes)、入賞個数カウンタをクリアして、その格納値である入賞個数カウント値を「0」に初期化する(ステップS397)。また、大入賞口最大開放時間(例えば29500msや500ms)を設定する(ステップS398)。このときには、例えばソレノイド21を駆動して大入賞口扉20bにより大入賞口20aを開放状態とする設定を行う(ステップS399)。さらに、演出制御基板80に対してラウンド開始コマンドを送信するための設定を行う(ステップS400)。そして、特図プロセスフラグの値を大入賞口開放中処理に対応した値である“6”に更新してから(ステップS401)、大入賞口開放前処理を終了する。
図9は、大入賞口開放中処理として、図7のステップS306にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図9に示す大入賞口開放中処理において、CPU56は、まず、賞球検出待ち時間が設定されているか否かを判定し(ステップS410)、賞球検出待ち時間が設定されていない場合には(ステップS410;No)、大入賞口最大開放時間が経過したか否かを判定する(ステップS411)。このとき、大入賞口最大開放時間が経過していなければ(ステップS411;No)、カウントスイッチ23a,23bがオンであるか否かを判定し(ステップS412)、カウントスイッチ23a,23bがオンであれば(ステップS412;Yes)、入賞個数カウント値を1加算するように更新した後(ステップS413)、賞球個数コマンドを払出制御基板37に送信し(ステップS414)、ステップS415に進む。また、カウントスイッチ23a,23bがオンでなければ(ステップS412;No)、そのままステップS415に進む。
ステップS415においては、入賞個数カウント値が所定の最大入賞判定値(例えば「9」)に達したか否かを判定し(ステップS415)、所定の最大入賞判定値に達していなければ、大入賞口開放中処理を終了する。
ステップS411にて大入賞口最大開放時間が経過している場合(ステップS411;Yes)またはステップS415にて入賞個数カウント値が所定の最大入賞判定値に達したことによりラウンド終了条件が成立した場合には、例えばソレノイド21の駆動を停止して大入賞口扉20bにより大入賞口20aを閉鎖状態とする設定を行う(ステップS416)。続いて、ラウンド終了コマンドを演出制御基板80に対して送信するための設定を行った後(ステップS417)、賞球検出待ち時間を設定して(ステップS418)、大入賞口開放中処理を終了する。
ここで、賞球検出待ち時間は、大入賞口扉20bを閉鎖する直前に入賞した遊技球がカウントスイッチ23a,23bを通過するまでにかかる時間であり、大入賞口20aからカウントスイッチ23a,23bまでの第1大入賞通路302a,302b、第2大入賞通路303a,303b(図11参照)の長さに応じて設定される。つまり、上記ラウンドの終了条件が成立したことに基づき大入賞口扉20bを閉鎖してからカウントスイッチ23a,23bにて検出された遊技球は、当該ラウンドにてオーバー入賞した遊技球として検出され、次のラウンドで入賞した遊技球として検出されないようになっている。
ステップS410にて賞球検出待ち時間が設定されている場合には(ステップS410;Yes)、賞球検出待ち時間が経過したか否かを判定し(ステップS420)、賞球検出待ち時間が経過していない場合には(ステップS420;No)、カウントスイッチ23a,23bからの検出信号がオンであるか否かを判定し(ステップS422)、カウントスイッチ23a,23bからの検出信号がオンである場合には(ステップS422;Yes)、賞球個数コマンドを払出制御基板37に送信し(ステップS423)、大入賞口開放中処理を終了する。
また、ステップS420にて賞球検出待ち時間が経過した場合には(ステップS420;Yes)、特図プロセスフラグの値を大入賞口開放後処理に対応した値である“7”に更新してから(ステップS421)、大入賞口開放中処理を終了する。
図10は、大入賞口開放後処理として、図7のステップS307にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す大入賞口開放後処理において、CPU56は、まず、大入賞口開放カウント値が1減算されるように更新する(ステップS431)。このときには、更新後の大入賞口開放カウント値が「0」となったか否かを判定する(ステップS432)。そして、大入賞口開放カウント値が「0」以外であれば(ステップS432;No)、ラウンド開始待ち時間を設定するとともに(ステップS433)、特図プロセスフラグの値を大入賞口開放前処理に対応した値である“5”に更新してから(ステップS434)、大入賞口開放後処理を終了する。こうして、ステップS432の処理により更新後の大入賞口開放カウント値が「0」であると判定されるまでは、図7に示すステップS305〜S307の処理を繰り返し実行することにより、大当り遊技状態にて特別可変入賞球装置20を開放状態とする複数回のラウンド遊技を実行させることができる。
ステップS432にて大入賞口開放カウント値が「0」であるときには(ステップS432;Yes)、大当り終了前時間を設定する(ステップS435)。このときには、大当りフラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS436)。そして、特図プロセスフラグの値を大当り終了処理に対応した値である“8”に更新してから(ステップS437)、大入賞口開放後処理を終了する。
次に、本実施例の特別可変入賞球装置20について、図面に基づいて説明する。図11は、(a)は特別可変入賞球装置の正面図、(b)は背面図である。図12は、(a)は特別可変入賞球装置の閉状態を示す斜視図、(b)は開状態を示す斜視図である。図13は、特別可変入賞球装置の構造を斜め前から見た状態示す分解斜視図である。図14は、特別可変入賞球装置の構造を斜め後から見た状態示す分解斜視図である。図15は、大入賞口扉及び装飾板の駆動機構を示す斜視図である。図16は、(a)は大入賞口扉が閉鎖位置、(b)は開放位置にある状態を示す図である。図17は、(a)は装飾板が隠蔽位置、(b)は非隠蔽位置にある状態を示す図である。図18は、(a)は装飾板が隠蔽位置にあるときの正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。図19は、(a)は装飾板が非隠蔽位置にあるときの正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。尚、以下の説明においては、パチンコ遊技機1の正面に対峙した状態での上下左右方向を基準として説明する。
図11及び図12に示すように、特別可変入賞球装置20を構成する入賞ユニット300は、正面視略三角形状をなす取付板301と、該取付板301の前面側に配設される大入賞口20a、入賞口29d及びゲート32と、大入賞口20aに入賞した遊技球を取付板301の背面側に誘導する第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aと、入賞口29dに入賞した遊技球を取付板301の背面側に誘導する一般入賞通路304aと、取付板301の背面側に配設され、取付板301に形成された連通口302cを介して第1大入賞通路302aに連通する第1大入賞通路302b、取付板301に形成された連通口303cを介して第2大入賞通路303aに連通する第2大入賞通路303b、取付板301に形成された連通口304cを介して一般入賞通路304aに連通する一般入賞通路304bと、からなる。
ゲート32は、取付板301の前面上部に設けられており、その下方には該ゲート32を通過した遊技球を左側に誘導する誘導板32bが設けられている。入賞口29dは、ゲート32の左斜め下方に右斜め上方に向けて開口するように設けられている。大入賞口20aは、入賞口29dの下方位置に、上方に向けて開口するように左側に向けて僅かに下方に傾斜するように平面視略横長長方形状に形成されている。
詳しくは、大入賞口20aは、第1大入賞通路302a及びその右側に並設される第2大入賞通路303aそれぞれの上方位置に連続して形成される開口であるため、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303a双方に連通している。
第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aからなる大入賞通路内は、左右側面及び背面が閉塞され、上面及び前面が開放されているとともに、第1大入賞通路302aと第2大入賞通路303aとの間には、双方を区画する三角柱状の区画壁305が立設されている。よって、大入賞口20aは区画壁305により左右に区画されている。また、取付板301における大入賞口20aに対応する位置には、大入賞口扉20bを挿通可能な横長のスリット306が形成されており、大入賞口扉20bを取付板301の前後に移動させることができるようになっている。
大入賞口20aの前方位置には、前面に「BONUS」の文字が刻設されてなる装飾部材としての可動装飾板310が、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303a内を遊技者側から視認困難となるように隠蔽する隠蔽位置(図17(a)参照)と該隠蔽位置から下方に退避して第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの内部を遊技者側から視認可能に開放する非隠蔽位置(図17(b)参照)との間で、斜め方向に上下移動可能に設けられている。
より詳しくは、可動装飾板310は、取付板301の前面から所定距離離間した前方位置に、ガラス扉枠102に形成された遊技盤6を透視するための透視窓102aに接触しないように近接した位置に遊技盤面6aに沿って配置されている。よって、取付板301の前面との間には、遊技球Pの直径2Rよりも長寸の離間幅が設けられている(図18(b),19(b)参照)。
また、可動装飾板310は、本実施例では非透光性を有する合成樹脂材にて構成されていることにより、遊技者側からの第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの内部の視認性が困難となるように構成されている。尚、遊技者側からの第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの内部の視認性が困難となれば、例えば透光性を有する部材により構成される無色透明または有色透明の合成樹脂材にて構成され、例えば光拡散作用を生じさせるためのローレット加工等が施されていたり、装飾絵柄が印刷されていること等により視認性が困難とされているものであってもよい。
このように構成される入賞ユニット300は、右領域7bにおける演出表示装置9の右側下方位置に設けられる。演出表示装置9の右側を回りこむように右領域7bを落下する遊技球は、図12に示すように、一部はゲート32を通過して誘導板32bにより左側に誘導され、一部はゲート32と入賞口29dとの間または入賞口29dの左側に誘導され、一部は入賞口29dに誘導される。
入賞口29dに進入した入賞球以外は、閉状態のときは大入賞口扉20b上を左側に向けて転動して左端部から落下し、第2可変入賞球装置15側に誘導される。また、開状態のときは大入賞口20a内に進入し、第1大入賞通路302a,302bまたは第2大入賞通路303a,303bにより取付板301の背面側に誘導された後、排出部としての第1大入賞通路302b、第2大入賞通路303bの下流側端開口から排出された後、図示しない通路を流下してパチンコ遊技機1から外部に排出される。
このように、大入賞口20aに進入した遊技球を前記排出部に誘導する誘導通路が、区画壁305を挟んで左右側の第1大入賞通路302a,302bと第2大入賞通路303a,303bとに区画されているとともに、それぞれの入賞通路に別々にカウントスイッチ23a,23bが配設されていることで、大入賞口20aに進入した遊技球を極力早くカウントスイッチ23a,23bにて検出することができ、これにより大当り遊技状態におけるラウンドインターバルにおいて遊技球を検出する検出待ち時間を短縮できるため、大当り遊技状態を極力短時間で消化することが可能となり、ひいては遊技機の稼動を向上させることができる。
具体的には、大入賞口20aが左右方向に延びる横長長方形状をなすとともに、右領域7bに打ち込まれた遊技球は、演出表示装置9の右側を回りこむようにして大入賞口20aの右側から左側に向けて進入してくる。
そして、例えば底面324aが左右方向に横長で、大入賞口20aの左端部に1つのみ大入賞通路がある場合、大入賞口20aから底面324aの右側に流下した遊技球が該底面324a上を転動して左側の大入賞通路まで誘導され、そこでカウントスイッチ23aにより検出される場合、大入賞口20aに進入してからカウントスイッチ23aに検出されるまでの時間が長くなる。すなわち、大入賞口20aの下方に位置する大入賞通路上を左右方向に転動する時間、つまり大入賞口20aからカウントスイッチ23aまでの距離が長くなるため、ラウンドインターバルにおける検出待ち時間を長く設定しなければならない。
よって、本実施例のように、大入賞通路を左右に区画し、それぞれにカウントスイッチを設けることで、極力ラウンドインターバルを短縮化することが可能となる。
尚、本実施例では、可変入賞装置の一例である特別可変入賞球装置20に入賞した遊技球を排出する排出部は、第1大入賞通路302b、第2大入賞通路303bの下流側端開口とされていたが、このようにパチンコ遊技機1に設けられた所定の通路から他の通路に排出される排出部や、パチンコ遊技機1に設けられた所定の通路から遊技機外部に排出される排出部等を含む。
また、本実施例では、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bにカウントスイッチ23a,23bが設けられていたが、例えば、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bを合流して1つの合流通路を形成し、該合流通路に1つのカウントスイッチを設けてもよい。
図13及び図14に示すように、取付板301の前面には、ゲート32及び誘導板32bを形成するゲート部材320と、一般入賞通路304aを形成する入賞通路部材321と、が前面側に突出するように形成されている。また、これらの下方には、スリット306、連通口302c,303cが形成されているとともに、連通口302c,303cの下方位置には、横長の透光孔322が形成されている。
スリット306、連通口302c,303c、透光孔322の前面側には、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aからなる大入賞通路を形成する大入賞通路部材323が前面側から組み付けられている。大入賞通路部材323は、透光性を有する合成樹脂材にて構成されている。また、大入賞通路部材323の前面側には、装飾板310が上下動可能に組み付けられている。
大入賞通路部材323は、背面が開口する横長箱状に形成され、上面には、左側に向けて漸次下方に傾斜する底面324a及び左右側面324bにより凹部324が上向きに開放するように形成されている。底面324aにおける左右方向の略中央位置には、区画壁305が立設されている。また、底面324aにおける区画壁305の右側及び左側面324bの右側には、後側に向けて下方に傾斜する傾斜部325a,325bがそれぞれ形成されており、左側に誘導され区画壁305及び左側面324bに当接した遊技球の方向を後向きに変換して誘導する。
凹部324の左右側には、左右側壁326a,326bが形成されている。左右側壁326a,326bの上面は、底面324aに対し略平行をなすように形成されている。また、左右側壁326a,326bの上面における凹部324側の縁部には、大入賞口扉20bの左右端部がスライド可能に載置されるガイド溝部327a,327bが前後方向に向けて形成されている。つまり、大入賞口扉20bは、左右端部がガイド溝部327a,327bにより下方から支持された状態で前後方向に移動案内されるとともに、閉状態において、左右端部がガイド溝部327a,327bに支持されるとともに、長手方向の略中央位置が区画壁305の上端に当接して下方から受支され、これにより遊技球の落下による飛び跳ね等が防止される。
また、大入賞通路部材323の前面における凹部324の下方位置における可動装飾板310に対応する領域は、光を透光可能な透光領域329として形成されている。そしてこの透光領域329には、上部が右斜め方向に傾倒する左右一対の案内長孔328a,328bが形成されている。
このように構成される大入賞通路部材323は、取付板301の前面側に組み付けられることで、底面324a、左右側面(左右側壁326a,326b)及び背面が取付板301により閉鎖され、上面及び前面が開口する箱状の大入賞通路(第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路302b)が形成される。
取付板301の背面側には、大入賞口扉20bを開閉するための開閉駆動ユニット330と、可動装飾板310を昇降するための装飾駆動ユニット340と、が組み付けられている。また、大入賞通路部材323を背面側から照らす装飾LED350が前面に複数配設された装飾LED基板351と、該装飾LED基板351を背面側から被覆する基板カバー352と、第1大入賞通路302b及び第2大入賞通路303bそれぞれの背面及び左右側壁を形成する大入賞通路カバー353と、一般入賞通路304bの背面及び左右側壁を形成する一般入賞通路カバー354と、が取り付けられている。
大入賞通路部材323が装飾LED350により背面側から照らされることにより、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303a内の遊技球が光により演出されるようになっている。
大入賞通路カバー353に形成された第1大入賞通路302b及び第2大入賞通路303b内には、それぞれカウントスイッチ23a,23bが配設されている。一般入賞通路カバー354に形成された一般入賞通路304bには、入賞口スイッチ30bが配設されている。
図15及び図16に示すように、開閉駆動ユニット330は、本体に対して伸縮するプランジャ21aが左側に向けて突出するように固設されたソレノイド21と、プランジャ21aの先端に固設され、下方に延設される第1リンク部材331と、一端が第1リンク部材331に連結され、他端が大入賞口扉20bに連結される第2リンク部材332と、から主に構成される。
第1リンク部材331の下面には、前後方向を向くとともに、下面及び前端が開口する係合溝333が形成されている。第2リンク部材332は、取付板301の背面側に固設された上下方向を向く回動軸334に右端が回動可能に枢支されているとともに、他端には大入賞口扉20bの後端に形成された上下方向を向く連結軸336が挿入される連結長孔335が形成されている。また、回動軸334の長手方向に対し交差する方向に離れた位置には、係合溝333に係合する係合軸337が上方に向けて突設されている。
このように構成された開閉駆動ユニット330は、閉状態ではソレノイド21の励磁が解除されることで、第2リンク部材332が回動軸334を中心として平面視反時計回りに付勢されるため、取付板301よりも遊技領域7側に進出して大入賞口20aを閉鎖する(図16(a)参照)。
また、開状態ではソレノイド21が励磁されることで、第2リンク部材332が回動軸334を中心として平面視時計回りに付勢されるため、取付板301よりも遊技領域7と反対側に退避して大入賞口20aを開放する(図16(b)参照)。
図15及び図17に示すように、装飾駆動ユニット340は、本体に対して伸縮するプランジャ341aが下方向に向けて突出するように固設された装飾板用ソレノイド341(図15(b)では図示を省略)と、プランジャ341aの先端に固設され、右方に延設される第1リンク部材342と、一端が第1リンク部材342に連結される第2リンク部材343と、第2リンク部材343に連結される第3リンク部材344と、第3リンク部材344に連結される可動装飾板310と、から構成される。
第1リンク部材342の右側端部には、連結長孔342aが形成されており、第2リンク部材343の右端背面に突設された連結軸343aが挿入されている。第2リンク部材343は、取付板301に固設された前後方向を向く回動軸(図示略)に軸支される軸孔343bを中心として回動可能に設けられているとともに、左側端部には連結長孔343cが形成されており、第3リンク部材344の背面長手方向略中央位置に突設された連結軸344cが挿入されている。また、第3リンク部材344の前面両端部には、可動装飾板310を取り付けるためのネジ(図示略)の取付孔344a,344bが形成されている。
このように構成された装飾駆動ユニット340は、装飾板用ソレノイド341の励磁が解除され、第2リンク部材343が正面視時計回りに付勢されることで、第3リンク部材344が上昇し、案内長孔328a,328bの上端に取付孔344a,344bが位置することで、可動装飾板310が、凹部324の前面開口を覆う上方の隠蔽位置に維持される(図17(a)参照)。
また、装飾板用ソレノイド341が励磁され、第2リンク部材343が正面視反時計回りに付勢されることで、第3リンク部材344が下降し、案内長孔328a,328bの下端に取付孔344a,344bが位置することで、可動装飾板310が、凹部324の前面開口を開放する下方の非隠蔽位置に維持される(図17(b)参照)。
次に、図18及び図19に基づいて、大入賞口扉20bの開閉動作に伴う可動装飾板310の動作態様について説明する。
図18に示すように、特別可変入賞球装置20が閉状態の場合、大入賞口扉20bは遊技領域7側に進出していることで、大入賞口20aは大入賞口扉20bにより閉鎖されており、可動装飾板310は、上方の隠蔽位置に維持されている。よって、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの前面開口のほぼ全域は可動装飾板310により前面側から閉塞されている。
また、この閉状態において、大入賞口扉20bの下面から可動装飾板310の上端までの離間幅L1は極めて狭いため、例えば、このパチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者の所定の視点EPから、大入賞口扉20bと可動装飾板310との間に形成される隙間S1を介して、その大入賞口20a内部の第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bが見える範囲は極めて狭い。よって、遊技者側からは可動装飾板310が邪魔になって第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認が困難とされている。
尚、視点EPは、一般的に、例えば遊技盤6から約50cm前後離れるとともに、演出表示装置9の前方位置であることが多いので、演出表示装置9よりも下方位置に配設される特別可変入賞球装置20を視認する際には、やや上方位置から見下ろすことになる。但し、遊技者の視点EPからの大入賞通路内の視認領域は、遊技者の座高や遊技盤6に対する特別可変入賞球装置20の配置位置等に応じて異なるものとする。
また、可動装飾板310は、大入賞通路部材323に形成された凹部324の前面開口に対応する前方位置に配置されるが、その上方の大入賞口扉20bにより大入賞口20aが閉鎖されることで、遊技球が接触することがない。
一方、特別可変入賞球装置20が開状態の場合、大入賞口扉20bは遊技領域7側から反対側に退避していることで、大入賞口扉20bが開放されて大入賞口20aは開放された状態で維持されており、可動装飾板310は、下方の非隠蔽位置に維持されている。よって、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの前面開口のほぼ全域は可動装飾板310により前面側から閉塞されている。
また、この閉状態において、大入賞口扉20bの下面から可動装飾板310の上端までの離間幅L1は極めて狭いため、例えば、このパチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者の所定の視点EPから、大入賞口扉20bと可動装飾板310との間に形成される隙間S1を介して、その大入賞口20a内部の第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bが見える範囲は極めて狭い。よって、遊技者側からは可動装飾板310が邪魔になって第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認が困難とされている。
図19に示すように、特別可変入賞球装置20が開状態の場合、大入賞口扉20bは遊技領域7側から退避していることで大入賞口20aは開放されており、可動装飾板310は、下方の非隠蔽位置に維持されている。よって、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aの前面開口の下半部のみが可動装飾板310により前面側から閉塞されているだけで、上面の大入賞口20a及び前面開口の上半部は開放されている。
また、この開状態において、大入賞口扉20bの下面から可動装飾板310の上端までの離間幅L2は、閉状態の離間幅L1よりも広い(L1<L2)ため、例えば、このパチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者の所定の視点EPから、大入賞口扉20bと可動装飾板310との間に形成される隙間S2(S1<S2)を介して、その大入賞口20a内部の第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bが見える範囲は、閉状態よりも広い。よって、閉状態のときほど遊技者側からは可動装飾板310が邪魔になることはないので、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認性が向上する。
また、可動装飾板310は、大入賞通路部材323に形成された凹部324の前面開口に対応する前方位置よりも下方位置に配置されるため、その上方の大入賞口20aが開放されて凹部324内、つまり、第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303a内に進入してきた遊技球が接触することはない。
また、本実施例では、演出制御用CPUは、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bの表示結果として大当り表示結果が導出されたことに基づいて、大当り遊技状態に制御された場合、大当り遊技状態における各ラウンドの開始時において大入賞口扉20bが開放する開放動作に連動させて、可動装飾板310を隠蔽位置から非隠蔽位置まで移動させる。また、大当り遊技状態における各ラウンドの終了時において大入賞口扉20bが閉鎖する閉鎖動作に連動させて、可動装飾板310を非隠蔽位置から隠蔽位置まで移動させる。
このように演出制御用CPUは、遊技制御用CPU56により制御される大入賞口扉20bの開閉動作に連動して、可動装飾板310を非隠蔽位置から隠蔽位置まで移動させる制御を行う。尚、このような連動制御は、例えば、ラウンドが実行中である旨及び該ラウンド数を特定可能な大入賞口開放中表示指定通知コマンド及びラウンドが終了する旨及び該終了ラウンド数を特定可能な大入賞口開放後表示指定通知コマンド等、演出制御用CPUがラウンド数を演出表示装置9にて表示するために遊技制御用CPU56から出力される演出制御コマンドを受信したことに基づき、演出制御用CPUが実行するようにすればよい。
また、本実施例では、大当り表示結果が導出された場合、該導出された大当り表示結果の種類に応じて、可動装飾板310の隠蔽位置から非隠蔽位置までの移動距離を異ならせるようにしている。
具体的には、例えば確変大当りA,Bの場合は、隠蔽位置と非隠蔽位置との間を移動し、非確変大当りの場合は確変大当りA,Bの場合の約2/3の距離、確変大当りCの場合は確変大当りA,Bの場合の約1/3の距離しか移動させないようにしている。これにより、大当りのラウンド数を遊技者に示唆することができるようになっている。
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、可動部材としての大入賞口扉20bが閉状態の場合、遊技者側からは可動装飾板310が邪魔になって第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認が困難とされるが、大入賞口扉20bが開状態に変化する場合、可動装飾板310が非隠蔽位置に移動することにより、凹部324の前面開口を通して第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bが遊技者側に露呈する。すなわち、大入賞口扉20bが開状態になるだけでなく、可動装飾板310が隠蔽位置から非隠蔽位置に移動することで第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを、遊技者に対し視覚的に演出することができる。
特に、第1大入賞通路302a,302b、第2大入賞通路303a,303bは、大入賞口20aを上面に有し、遊技者側に第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの遊技球を視認可能とする視認部として凹部324の前面開口が形成された大入賞通路部材323にて構成され、大入賞口扉20bは、遊技盤面6a側に退避する開放位置と遊技領域7側に進出する閉鎖位置との間で遊技盤面6aに対し交差する方向に移動可能に設けられ、可動装飾板310は、凹部324の前面開口に対応する隠蔽位置と該凹部324の前面開口から遊技盤面6aに沿って退避した非隠蔽位置との間で変化可能に設けられている。
すなわち、大入賞口20aが上方に開口、つまり、遊技盤面6aに対し交差する方向に設けられ、かつ、大入賞口扉20bが遊技者に対し進退する前後方向に動作することで、遊技者側から大入賞口20aがどの程度開放していることが分かりにくい場合でも、可動装飾板310が非隠蔽位置に退避することにより凹部324の前面開口を介して第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bが遊技者側に露呈して視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
尚、本実施例では、視認部は凹部324の前面開口にて構成されていたが、透光性を有する透光性部材にて覆われるように構成されていてもよいし、開口や切欠部にて構成されていてもよい。
また、隠蔽位置においては、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの前面開口を閉塞することで、通常遊技状態において、これら第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303b内のカウントスイッチ23a,23b等に対する不正行為や、第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bを効果的に低減することができる。
また、遊技者としては、ラウンド遊技の実行中においてはオーバー入賞をさせて少しでも多くの賞球を得たいため、大入賞口20aに進入した遊技球が第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303b内でできるだけ滞留することを期待する。よって、大入賞口扉20bの開放動作に伴い、可動装飾板310が非隠蔽位置に移動して第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303b内が視認しやすくなることで、遊技者は、大入賞口20aに進入した遊技球の流下状況を確認しやすくなる。
また、演出制御用CPUは、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bの表示結果として導出された大当り表示結果の種類に応じて、可動装飾板310の隠蔽位置から非隠蔽位置までの移動距離を異ならせるようにしてもよい。具体的には、例えばラウンド数が多い確変大当りAの表示結果が導出された場合、ラウンド数が確変大当りAよりも少ない確変大当りB,Cの表示結果が導出された場合よりも、可動装飾板310の移動量が長くする。言い換えると、確変大当りAよりもラウンド数が少ない大当り表示結果が導出された場合、可動装飾板310があまり移動させずに、凹部324の前面開口が大きく開口しないようにする。
このようにすることで、遊技者にとって有利な、つまり、遊技者に付与される遊技価値が高い大当り表示結果が導出されたことを積極的にアピールできる。すなわち、大当り種別に応じて可動装飾板310の移動量が変わるため、大当り種別に応じた演出を行うことができる。
さらに、確変大当りCに制御される場合、可動装飾板310の隠蔽位置から非隠蔽位置までの移動量を、確変大当りA,B等に制御される場合よりも少なくすることで、確変大当りCに制御される場合、可動装飾板310は確変大当りA,Bに制御される場合と同じように移動しないので、開放条件が不利であるにも関わらず第1大入賞通路302a,302b、第2大入賞通路303a,303bが遊技者に露呈して、確変大当りA,Bに制御される場合よりも入賞しにくい状態が遊技者に見られてしまうことを回避できる。
また、本実施例では、非確変、確変大当りA〜Cのいずれにおいても、大入賞口扉20bの開閉動作に伴って可動装飾板310が上下動するようになっていたが、複数の大当りのちの特定の大当り(例えば確変大当りAのみ)においてのみ動作するようにしてもよい。
また、本実施例では、非確変、確変大当りA〜Cのいずれにおいても、各ラウンドにおいて大入賞口扉20bが開閉動作するたびに可動装飾板310が上下動するようになっていたが、例えば特定のラウンドにおいてのみ可動装飾板310が上下動するようにしてもよいし、最初のラウンドにて非隠蔽位置に移動した後、最終ラウンドの終了時に隠蔽位置に復帰するものであってもよい。
次に、本発明の変形例1としての特別可変入賞球装置520について説明する。図20は、(a)は本発明の変形例1としての特別可変入賞球装置の閉状態を示す正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。図21は、(a)は図20の特別可変入賞球装置の開状態を示す正面図、(b)は(a)のC’−C’断面図である。
前記実施例の特別可変入賞球装置20は、大入賞口20aを上面に有し、遊技者側に第1大入賞通路302a,302b及び第2大入賞通路303a,303bの遊技球を視認可能とする視認部として凹部324の前面開口が形成された大入賞通路部材323にて構成され、大入賞口扉20bは、遊技盤面6a側に退避する開放位置と遊技領域7側に進出する閉鎖位置との間で遊技盤面6aに対し交差する方向に移動可能に設けられ、可動装飾板310は、凹部324の前面開口に対応する隠蔽位置と該凹部324の前面開口から遊技盤面6aに沿って退避した非隠蔽位置との間で変化可能に設けられていたが、本変形例1の特別可変入賞球装置520は、可動部材としての大入賞口扉520bは、遊技盤面6aに形成された横長長方形状の大入賞口520aの下辺を中心として、上端が前側に傾倒する開放位置と、鉛直方向に起立して大入賞口520aを閉鎖する閉鎖位置と、の間で回動可能に設けられ、可動装飾板510は、大入賞口520aに対応する隠蔽位置と下方に退避した非隠蔽位置との間で昇降可能に設けられている。
具体的には、図20に示すように、可動装飾板510は、該可動装飾板510の背面の左右側に突設された連結アーム523が、取付板521に形成された上下方向を向く案内溝522内に挿入され、図示しない装飾モータ(図示略)等にて上下動可能とされている。そして閉状態では、可動装飾板510は、大入賞口520aに対して前後に重畳するように、大入賞口520aを遊技者側から隠蔽する位置に配置されている。特に、可動装飾板510の上端は大入賞口520aの上端よりも上方に位置している。
また、図21に示すように、開状態では、可動装飾板510は、大入賞口520aに対してその上部のみが前後に重畳するように、大入賞口520aを遊技者側から隠蔽しない位置に配置されている。特に、前方に傾倒する大入賞口扉520bに当接しない下方位置に位置している。
このようにすれば、大入賞口520aは遊技者側を向いているものの、大入賞口扉520bが遊技者側に傾倒することで、大入賞口扉520bが遊技盤面6a方向に退避しないため、遊技者側から大入賞口520aが開放していることが分かりにくい。このような場合でも、可動装飾板510が非隠蔽位置に退避することにより、大入賞通路502が遊技者側に露呈するため、大入賞通路502の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
また、可動装飾板510は、開状態において大入賞口520aの下部位置までしか移動しないようになっていたが、大入賞口520aよりも下方位置まで開放するようにしてもよく、このようにすることで、大入賞口扉520b全体が見えるようになるので、より開放感を演出することができる。
次に、本発明の変形例2としての特別可変入賞球装置620について説明する。図22は、(a)は本発明の変形例2としての特別可変入賞球装置の閉状態を示す正面図、(b)は開状態を示す正面図である。
本変形例2の特別可変入賞球装置620は、可動部材としての大入賞口羽根620bは、遊技盤面6aに対し略直交する方向を向く回動軸621により開閉可能に軸支され、遊技盤面6aに対し左側方に開放するように形成された大入賞口620aを閉鎖する閉鎖位置と、左側に傾倒して大入賞口620aを開放する開放位置と、の間で回動可能に設けられ、可動装飾板610は、大入賞口620aの前方位置で該大入賞口620aに対応する隠蔽位置と該隠蔽位置から右側方に退避した非隠蔽位置との間で昇降可能に設けられている。
具体的には、図22(a)に示すように、閉状態では、可動装飾板610は、大入賞通路602に対して前方に重畳するように、該大入賞通路602を遊技者側から隠蔽する位置に配置されている。特に、可動装飾板610の上端は大入賞口620aよりも左方に位置している。尚、大入賞通路602は、大入賞口620aから連設されて下方に向けて延設され、透光性を有する合成樹脂材により通路内部を視認可能に構成された通路カバー603にて形成されている。
また、図22(b)に示すように、開状態では、可動装飾板610は、大入賞通路602に対して前方位置に重畳せずに、大入賞通路602を遊技者側から隠蔽しない側方位置に配置されている。
このようにすれば、大入賞口620aが左側方に開口、つまり、遊技盤面6aに対し交差する方向に設けられ、遊技者側から大入賞口620aが開放していることが分かりにくい場合でも、可動装飾板610が非隠蔽位置に退避することにより、視認部である通路カバー603の前面を介して大入賞通路602が遊技者側に露呈するため、大入賞通路602の視認性が向上するので、遊技球が入賞しやすい開状態に変化したことを遊技者に対し視覚的に演出することができる。
また、可動装飾板610は、大入賞口羽根620bの開放動作に伴い、該開放移動方向と反対側に移動することで、動作が逆になるので、動作が目立つとともに、開放感を演出することができる。
尚、前記実施例では、大入賞口20aに入賞した遊技球を排出部に誘導する誘導通路が、遊技盤面6aよりも前方の遊技領域7に設けられる第1大入賞通路302a及び第2大入賞通路303aと、遊技盤6の背面側に連設される第1大入賞通路302b及び第2大入賞通路303bと、により構成されていたが、例えば変形例1に示すように、遊技盤面6aに直接大入賞口520aが形成されているものの場合等では、誘導通路が遊技盤6の背面側に延設される大入賞通路502のみで形成されていてもよい。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310,510,610は、上下方向に移動可能に設けられていたが、誘導通路を遊技者側から視認しにくい隠蔽位置と視認しやすい非隠蔽位置との間で移動可能とするものであれば、左右方向に移動可能としてもよいし、前後方向に移動可能としてもよい。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310,510,610は、上下方向に直線移動可能に設けられていたが、曲線移動してもよいし、あるいは、振動しながら移動してもよい。また、移動速度も種々に変更可能である。すなわち、動作態様は種々に変更可能である。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310は、可動部材を駆動する開閉駆動ユニット330とは別個に設けた装飾駆動ユニット340にて、大入賞口扉20bとは別個に駆動可能に設けられていたが、例えば大入賞口扉20bに対して機械的なリンク機構等を介して連結することで、該大入賞口扉20bと連動可能としてもよい。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310,510,610は、大入賞口を開閉可能とする可動部材の開閉動作に連動するように設けられていたが、必ずしも可動部材の開閉動作に連動させなくてもよい。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310,510,610は、可変入賞装置としての入賞ユニット300に一体に設けられていたが、例えば、このような入賞ユニット300とは別個の部材、例えば遊技盤6等に設けられていてもよい。
また、前記実施例では、装飾部材としての可動装飾板310,510,610は、隠蔽位置において大入賞口の前面側に遊技者から視認可能に配設されていたが、例えば隠蔽位置または非隠蔽位置において、遊技盤に設けられた演出用可動役物や構造部等に収納されるように設けられていてもよい。
また、前記実施例では、本発明の可動装飾部材を特別可変入賞球装置20に適用した例を説明したが、大当り遊技状態にて開放する入賞装置だけでなく、可変入賞球装置15や他の入賞口等における可変入賞装置にも、本発明を適用可能である。
また、前記実施例では、特別可変入賞球装置20の可動部材としての大入賞口扉20bは、上方に開口する大入賞口20aを開閉可能とするものであったが、例えば遊技盤面6aに形成した大入賞口から背面側に延設される誘導通路内に、遊技領域7流下する遊技球を受けることが可能な可動板を、遊技領域7側に進出する進出位置と誘導通路内に退避する退避位置との間に移動可能に設け、進出位置において受けた遊技球を退避動作により誘導通路内に引き込むことが可能な可変入賞装置にも、本発明の装飾部材を適用可能である。
また、前記実施例の特別可変入賞球装置20,520,620は、可動部材としての大入賞口扉20b,520b、大入賞口羽根620bにより直接大入賞口20a,520a,620aを開閉することにより、特別可変入賞球装置が開状態と閉状態とに変化するようになっていたが、例えば、可変入賞装置に進入可能な進入口に開閉部材を設け、該開閉部材により開閉可能とし、該進入口から進入した遊技球が誘導通路にて誘導された後、特定の入賞領域に進入することで入賞が発生する可変入賞装置であってもよい。つまり、可動部材により開閉される進入口が入賞口と別個に設けられていてもよい。
次に、図23〜図26に基づいて、導光板ユニット700について説明する。図23は、導光板ユニットを示す斜視図である。図24は、導光板ユニットの構成を示す分解斜視図である。図25は、図23のD−D断面図である。図26は、導光板ユニットの内部構造を示す断面図である。尚、以下の説明においては、パチンコ遊技機1の正面に対峙した状態での上下左右方向を基準として説明する。
図23〜図26に示すように、導光板ユニット700は、光を透過可能な透光性を有する前導光板701及び後導光板702と、該前導光板701及び後導光板702の端面に光を入射可能に設けられる発光体としての表示用LED704a〜704cが配設されたLED基板703a〜703cと、前導光板701及び後導光板702それぞれの背面に所定の表示情報(例えば、文字や図柄等)を表す態様にて設けられ、前導光板701及び後導光板702それぞれの端面から内部に入射された表示用LED704a〜704cからの入射光を誘導して前面から出射させることで表示情報を表示する反射部705(図25参照)と、前導光板701及び後導光板702と表示用LED704a〜704cとの間に配置され、該表示用LED704a〜704cからの入射光を導光板側に誘導しながら板厚方向に集光して該前導光板701及び後導光板702の端面に向けて出射する前レンズ706a及び後レンズ706bからなる集光レンズ706A〜706Cと、透光性を有する合成樹脂材により四角枠状に形成されたフレーム枠体707a〜707cと、フレーム708と、前導光板701と後導光板702とを所定の隙間を隔てた状態で押える押え部材709と、から主に構成されている。
フレーム枠体707a〜707cは、透光性を有する合成樹脂材にて構成され、内側面には、前導光板701が差し込まれる差込溝710と、後導光板702が差し込まれる差込溝711とが長手方向にわたり連続して、かつ平行に形成されている。これら差込溝710,711の外側には、LED基板703a〜703cがそれぞれ前導光板701及び後導光板702の端面に向けて光を出射可能に設けられているとともに、LED基板703a〜703cと差込溝710,711との間には、集光レンズ706A〜706Cが配設されている。
前導光板701及び後導光板702は、所定の前後幅寸法{板厚(例えば、5mm)}を有するアクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂板により形成されている。尚、これら導光板は、透光性を有していれば必ずしも透明でなくてもよく、例えば着色されていてもよいし、半透明とされていてもよい。
前導光板701及び後導光板702の背面には、表示用LED704a〜704cからの光を反射して前面から出射させるための反射部705がそれぞれ形成されている(図25参照)。反射部705は、例えば文字や図柄等を表す態様に形成され、前導光板701及び後導光板702それぞれで異なる態様に形成されている。
反射部705は、特に詳細な図示はしないが、前導光板701及び後導光板702内を導光される光の進行方向の断面視が一定ピッチの略三角波形状をなす凹凸状態(粗面)に形成されている。具体的には、スタンパーやインジェクションにより前導光板701及び後導光板702の背面に凹凸部をつける成型方式にて構成されているが、例えばアクリル板に白色インクで反射ドットを印刷したシルク印刷方式や、アクリル板と反射板とをドット状の粘着材で貼り付けた貼着ドット方式や、溝加工方式等により反射部を構成してもよい。
尚、前導光板701及び後導光板702の背面における反射部705を光の進行方向の断面視が略三角波形状の凹凸部としているが、これら反射部705の断面形状を略半円形状等、光を前面に向けて反射可能な反射面を構成するものであれば種々に変形可能である。尚、反射部705は上記ドット等の集まりにより文字や絵柄が形成されている。
また、前導光板701及び後導光板702により表示可能とする表示情報として、文字や絵柄以外にも、記号、図柄、あるいは模様等の装飾も含む他の表示情報を表示可能としてもよい。
前レンズ706a及び後レンズ706bは、アクリルまたはポリカーボネート等の透光性を有する合成樹脂材により横長板状に形成され、前導光板701及び後導光板702の端面に沿うように延設され、前導光板701及び後導光板702の端面と表示用LED704a〜704cとの間に配設される(図25,26参照)。
具体的には、前レンズ706a及び後レンズ706bには、略半円形状の複数の凸部が長手方向に複数連続して並設されている。各凸部は、表示用LED704a〜704c各々に対応して1つずつ形成され、各凸部の先端面、つまり前レンズ706a及び後レンズ706bにおいて前導光板701及び後導光板702の端面に対向する端面(出射面)は、複数の湾曲面(レンズ面)にて構成されている。
このように構成された導光板ユニット700は、例えば演出表示装置9の前面側に組み付けられ、前面側に組み付けられた状態において、前後一対の前導光板701及び後導光板702により表示画面全域が覆われる。
また、後導光板702は、演出表示装置9の表示画面に対して所定の隙間(例えば、約20mm)を隔てて前面側に配置され、前導光板701は、後導光板702に対して所定の隙間(例えば、約15mm)を隔てて前面側に配置される。
次に、表示用LED704a〜704cからの出射光の導光状態について説明する。
各表示用LED704a〜704cから出射された出射光は、集光レンズ706A〜706Cの平坦状の端面に入射される。表示用LED704a〜704cからの出射光は、前後方向に拡散せずにほぼ集光レンズ706A〜706Cの端面に入射される。
集光レンズ706A〜706Cに入射された入射光は、前導光板701及び後導光板702に向けて誘導される。LEDの光は指向性が高いが、レンズ面をなすように湾曲状に形成された端面を通して入射されることで、入射光は左右方向に放射状に拡散される(図26中拡大図参照)。そして、前導光板701及び後導光板702に向けて誘導されながら、前後(板厚)方向に全反射を繰り返し、該前後方向の略中央位置に向けて集光され(図25参照)、最終的に前導光板701及び後導光板702側の端面から出射される。
このように、指向性が高い表示用LED704a〜704cからの出射光を、集光レンズ706A〜706Cによりある程度左右方向に放射状に拡散させて発光領域を広げることが可能となるとともに、端面における長手方向の異なる位置から出射される光は放射状に拡がることはないので、各表示用LED704a〜704cに対応する領域のみを部分的に発光させることが可能となる。
集光レンズ706A〜706Cの前導光板701及び後導光板702側の端面から出射された光は、前導光板701及び後導光板702の端面に入射され、前後面により全反射を繰り返しながら下方に誘導されていく。そして、反射部705に到達したときに、凹部により形成された反射面にて入射光が前面側に向けて反射されることで、遊技者からは、それぞれの反射部705に対応する箇所が反射光により発光されることで、所定の文字やキャラクタ等の表示情報が表示される(図示略)。
このように、前導光板701及び後導光板702それぞれの左側辺には、複数の表示用LED704aが配列され、前導光板701及び後導光板702それぞれの下辺にも複数の表示用LED704b,704cが配列されている。そして、特に図示しないが、反射部705は、左側辺の表示用LED704aからの光により反射する第1反射部と、下辺の表示用LED704b,704cからの光により反射する第2反射部と、を備えている。
よって、前導光板701及び後導光板702それぞれにおいて、左側辺の表示用LED704aからの光により第1反射部を反射させる場合と、下辺の表示用LED704b,704cからの光により第2反射部を反射させる場合とで、異なる表示情報を表示可能である。すなわち、前導光板701で2パターン、後導光板702で2パターンの表示が可能であるため、それぞれの発光パターンを組み合せることで、複数種類の表示情報を表示することが可能となる。
また、表示用LED704a〜704cが各辺の長手方向に沿って複数配列されていることで、これらのうち一部の表示用LED704a〜704cのみを発光させることで、例えば、前導光板701及び後導光板702の左、中、右領域や、上、中、下領域それぞれに設けられている表示情報のみを部分的に表示させること等が可能となる。
次に、図27〜図32に基づいて、第1演出ユニット800について説明する。図27は、第1演出ユニットを示す斜視図である。図28は、第1演出ユニットを斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。図29は、第1演出ユニットを斜め後から見た状態を示す分解斜視図である。図30は、昇降ユニットを示す正面図である。図31は、昇降ユニットの昇降状態を示す概略背面図である。図32は、発光盤の動作態様を示す概略背面図である。尚、以下の説明においては、パチンコ遊技機1の正面に対峙した状態での上下左右方向を基準として説明する。
図27〜図30に示すように、第1演出ユニット800は、遊技盤6等の遊技機本体の所定箇所に固設され、前面及び下面が開口する略箱状に形成される固定部材801と、固定部材801に対し上下動可能に前面側に設けられる昇降ユニット802と、固定部材801の背面側に設けられ、昇降ユニット802を昇降させる昇降駆動ユニット803と、固定部材801の背面側に設けられ、昇降ユニット802内に設けられる発光盤812を左右方向にスライド移動させるスライド駆動ユニット807と、から主に構成される。
昇降ユニット802は、固定部材801の前面に配置される略横長長方形状をなすベース板804と、ベース板804の前面側に固定されるカバー部材805と、ベース板804の前面に左右方向に移動可能に設けられたスライドアーム806と、スライドアーム806を左右方向にスライド移動させるスライド駆動ユニット807と、を備える。
カバー部材805は、前面に左右方向に延びる凹部810を有するとともに、凹部810底壁には左右方向に延びる案内溝811が形成されている。凹部810内には、内部に演出用のLED(図示略)が内蔵された円盤状の発光盤812が左右方向に移動可能に収容されるとともに、その前面は発光盤812を透視可能とする透視板813により被覆される。
図30に示すように、ベース板804の左右側には、上下方向を向くガイド溝821a,821bが形成され、該ガイド溝821a,821b内に固定部材801の背板前面に突設されるガイド軸820a,820bが挿入され、該ガイド軸820a,820bにより昇降案内されている。また、これらガイド溝821a,821bの間には、左右方向を向く上ガイド溝822及び下ガイド溝823が上下位置に略平行に形成されており、上ガイド溝822にはスライドアーム806に突設されたガイド軸824aが挿入され、下ガイド溝823にはスライドアーム806に突設されたガイド軸824b,824cが挿入されることにより、左右方向にスライド案内される。さらに、上ガイド溝822の左斜め上方には、左右方向を向く左ガイド溝823a(図31参照)が形成され、左ガイド溝823aにはスライドアーム806に突設されたガイド軸824d(図31参照)が挿入されることにより、左右方向にスライド案内される。
スライドアーム806は、左側から右側に向けて延設され、途中で下側に向けて屈曲した後、さらに右側に向けて延設されていることで、右側の水平部がベース板804の略中央部に位置するように、ベース板804の前面に左右方向に移動可能に設けられている。この右側の水平部には、左右方向を向く移動ラックギヤ825が左右方向に移動可能に設けられている。そしてその下方位置には、この移動ラックギヤ825に噛合するピニオンギヤ826が、前後方向を向く回動軸826aを中心として回動可能に設けられている。このピニオンギヤ826は、ベース板804の下辺に沿って設けられる左右方向を向く固定ラックギヤ827にも噛合している。また、スライドアーム806のピニオンギヤ826の上方位置には、発光盤812を取り付けるための取付部828が形成されている。
よって、スライドアーム806がベース板804に対して左右方向に移動することにより、固定ラックギヤ827に噛合しているピニオンギヤ826が回動され、移動ラックギヤ825がスライドアーム806に対し左右方向に移動する。つまり、移動ラックギヤ825は、ベース板804に対するスライドアーム806の移動量の2倍移動することになるため、発光盤812を小さな駆動量で大きく移動させることができる。
図31及び図32に示すように、スライドアーム806の左端部は、スライド駆動ユニット807に連結されている。スライド駆動ユニット807は、固定部材801に固設された固定板830と、固定板830の背面に固定されたスライドモータ831と、固定板830の前面側に配設され、該前面側に突出した駆動軸の先端に固着された駆動ギヤ832及び該駆動ギヤ832に噛合する従動ギヤ833と、固定板830の背面側において従動ギヤ833の回動軸833aの後端に固着されるとともに、該回動軸833aに対して偏心した位置に突設される連結軸835を有する回動板834と、固定板830の背面における回動板824の上方位置に設けられた前後方向を向く揺動軸836を中心に揺動可能に吊支されたリンクアーム837と、から構成される。
リンクアーム837には、前後方向に貫通するリンク溝838が長手方向に向けて形成されている。つまり、このリンクアーム837は、長枠状に形成され、前後方向に所定の板厚を有している。そしてこのリンク溝838には、前面側から連結軸835が挿入されているとともに、背面側からスライドアーム806の左端部に突設された連結軸839が挿入されている。これら連結軸835,839の突出長さを合計した長さは、リンク溝838の板厚方向(前後方向)の長さに満たないため、互いに前後方向に重畳したときでも干渉しない。
図29及び図31に示すように、昇降駆動ユニット803は、固定部材801の背面に取り付けられる取付板841の背面に固設された昇降モータ840と、固定部材801の背面右側に突設された前後方向を向く回動軸842に右端が軸支され、該回動軸842を中心に回動可能に設けられた昇降アーム843と、固定部材801の背面右側に前後方向を向く回動軸を中心として回動可能に設けられ、昇降モータ840の駆動軸に固着された駆動ギヤ844に噛合する従動ギヤ845と、固定部材801の背面に上下方向にスライド可能に設けられ、昇降アーム843の左端が上下方向に移動可能に挿通される昇降板846と、から主に構成されている。
従動ギヤ845の背面における回動軸から周方向にずれた偏心位置には、連結軸867が突設されており、昇降アーム843における長手方向の略中央位置に形成された連結長孔868に挿入されている。よって、昇降モータ840により駆動ギヤ844が回動することにより従動ギヤ845が回動し、これにより連結軸867が回動軸を中心に周回することで、昇降アーム843は、回動軸842を中心として上昇位置(図31(a)参照)と下降位置(図31(b)参照)との間で揺動する。
昇降板846は、中央に形成される上下方向を向くアーム挿通溝848と、アーム挿通溝848の左右側に形成される上下方向を向く左右一対の固定ガイド溝849と、を備え、固定部材801に突設された左右一対のガイド軸850が左右一対の固定ガイド溝849に挿入されることで、固定部材801に対し上下方向に移動可能にガイドされている。また、アーム挿通溝848には、ベース板804の背面に突設された連結軸851が長手方向に移動可能に挿通されているとともに、該連結軸851は、昇降アーム843の左端に形成された長孔852に挿入され連結されている。
このように構成された第1演出ユニット800の動作態様について、図27及び図31、図32に基づいて説明する。
図27及び図31(a)に示すように、駆動初期状態において昇降ユニット802は、固定部材801の背板前面に重畳する上昇位置に位置する。この状態において、昇降アーム843は斜めに傾倒しており、ベース板804を上昇位置に維持する。このとき、ベース板804に枢支された昇降アーム843の先端の連結軸851は、アーム挿通溝848の上端に当接して昇降板846を上昇位置に押し上げたまま維持している。
ここで、昇降モータ840により昇降ユニット802を下降させる場合、昇降アーム843が回動軸842を中心として反時計回り(背面視時計回り)に回転され、これにより連結軸851を介して連結されているベース板804が固定部材801(図示略)に対し下降するとともに、これに伴い昇降板846が、ガイド軸850により案内されながら自重により下降していく。
次いで、ベース板804とともに昇降板846が下降することにより、ガイド軸850に固定ガイド溝849の上端が当接すると、該昇降板846の下降が規制される(図31(b)参照)。さらに昇降アーム843が回転して連結軸851がアーム挿通溝848内を移動することにより、ベース板804のみが下降していく。そして連結軸851がアーム挿通溝848の下端に到達する位置で昇降モータ840の駆動が停止することで、昇降ユニット802が下降位置に維持される(図27中1点鎖線位置、図31(c)参照)。
尚、上昇する際には昇降モータ840を逆駆動させることで、図31(c)、図31(b)、図31(a)の順にベース板804が上昇していく。
また、回動板834は連結軸835が揺動軸836の鉛直下方に位置するように停止していることで、リンク溝838は上下方向を向く姿勢で維持されている。よって、昇降ユニット802が昇降する場合、ベース板804に対し左右方向に移動可能に設けられたスライドアーム806の左端に形成された連結軸839は、リンク溝838の上端と下端との間を移動するため、昇降の途中でスライドアーム806とリンクアーム837との連結が解除されることはない。
次いで、図32に示すように、スライドモータ831により発光盤812を左方向に移動させる場合、スライドモータ831により回動板834が時計回りに回動することで、リンクアーム837が時計回りに揺動し、これにより連結軸839を介してスライドアーム806が左側に引張られ、ベース板804に対し左側に移動する。このスライドアーム806の移動により、固定ラックギヤ827に噛合するピニオンギヤ826が反時計回りに回転し、移動ラックギヤ825をスライドアーム806に対し左側に移動させる。すなわち、ベース板804に対しスライドアーム806を所定距離左側へ移動させることで、移動ラックギヤ825はその2倍の距離移動する。
また、スライドモータ831により発光盤812を右方向に移動させる場合、スライドモータ831により回動板834が反時計回りに回動することで、リンクアーム837が反時計回りに揺動し、これにより連結軸839を介してスライドアーム806が右側に引張られ、ベース板804に対し右側に移動する。このスライドアーム806の移動により、固定ラックギヤ827に噛合するピニオンギヤ826が時計回りに回転し、移動ラックギヤ825をスライドアーム806に対し右側に移動させる。すなわち、ベース板804に対しスライドアーム806を所定距離右側へ移動させることで、移動ラックギヤ825をその2倍の距離移動する。
このように第1演出ユニット800は、遊技盤6等に固定された固定部材801(ベース部)に対し昇降ユニット802(第1可動部)が昇降可能に設けられているとともに、昇降ユニット802に設けられた発光盤812(第2可動部)が左右方向に移動可能に設けられている。そして、昇降ユニット802を昇降させる昇降モータ840だけでなく、発光盤812を左右方向に移動させるスライドモータ831も固定部材801に固設されており、昇降する昇降ユニット802にスライドモータ831を搭載しないため、昇降モータ840にかかる負荷が軽減される。
また、スライドアーム806を左右に移動させるリンクアーム837には、リンク溝838が昇降ユニット802の昇降ストロークと同じ長さに形成されていることで、昇降中においてもスライドアーム806とリンクアーム837との連結が解除されることがないとともに、昇降モータ840とスライドモータ831とは別個に設けられていることで、特に図示はしないが、上昇位置と下降位置との間の任意の位置においても、スライドアーム806を左右移動させることができる。
尚、この第1演出ユニット800は、遊技機の任意の箇所に設けることが可能であり、例えば、遊技領域7における演出表示装置9の上部等に配設され、昇降ユニット802は、下降位置において演出表示装置9の表示画面の前方に配置されるように配設されることが好ましい。
次に、図33〜図37に基づいて、第2演出ユニット900について説明する。図33は、第2演出ユニットを示す斜視図である。図34は、第2演出ユニットを斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。図35は、第2演出ユニットを斜め後から見た状態を示す分解斜視図である。図36は、第2演出ユニットの回動状況を示す正面図である。図37は、第2演出ユニットの回動状況を示す背面図である。尚、以下の説明においては、パチンコ遊技機1の正面に対峙した状態での上下左右方向を基準として説明する。
図33〜図35に示すように、第2演出ユニット900は、ベース板901と、ベース板901に対して該ベース板901の前面に突設された前後方向を向く軸部902を中心として回動可能に設けられた第1回動体903と、発光回動体903の前面を被覆するようにベース板901に固定される固定部材906と、固定部材906の周縁を周回可能に環装される第2回動体904と、固定部材906の前面側に軸部902を中心として回動可能に配設される第3回動体905と、これら第1〜3回動体903〜905を回動させる回動モータ907と、から主に構成される。
第1回動体903は、前面に複数のLED(発光ダイオード)910が配設されたLED基板910a及びその前面側の保護フィルム911からなるドーナツ状の発光部903bと、透光性を有する合成樹脂材にてドーム状に形成され、背面周縁部に外向きの第1ギヤ部920が環状に形成されたレンズ部材903aと、が一体に組み付けられてなり、軸部902により軸心周りに回動可能に支持されている。
第2回動体904は、背面に外向きの第2ギヤ部921が環状に形成されたギヤ部材904aと、ギヤ部材904aの前面に取り付けられる装飾リング904bと、が一体に組み付けられてなる。また、これらギヤ部材904aと装飾リング904bとの間には、固定部材906が挟持されるように配置される。
固定部材906は、発光部903bの前面を被覆するドーム状のレンズ部906aと、レンズ部906aの周縁に形成される環状のフランジ部906bと、レンズ部906aの背面に形成される円筒状の取付部906cと、から構成され、取付部906cを介してベース板901に固定される。また、フランジ部906bがギヤ部材904aと装飾リング904bとの間に挟持されることで、第2回動体904を周回可能に支持する。
第3回動体905は、コンパス形状の装飾回動部905aと、装飾回動部905aの背面略中央位置に突設された回動軸905bと、からなり、回動軸905bは、第2回動体904、固定部材906、第1回動体903を挿通して軸部902内に挿入され、ベース板901の背面側に突出されている。
このように、これら第1〜3回動体903〜905は、それぞれ同一の軸部902を中心として回動可能に設けられている。
図34,35及び図37に示すように、ベース板901の下部右側には、回動モータ907が背面に固定されている。前方に突出した駆動軸907aの先端には駆動ギヤ930が固着されている。また、ベース板901の前面には、駆動ギヤ930に噛合する第1従動ギヤ931の回動軸931aと、第1従動ギヤ931に噛合する第2従動ギヤ932及びその前面に形成される該第2従動ギヤ932よりも小径の第5従動ギヤ935の回動軸932aと、第2従動ギヤ932に噛合する第3従動ギヤ933の回動軸933aと、が形成されている。
ベース板901の背面における軸部902に対応する位置には、第3従動ギヤ933に噛合する第4従動ギヤ934が配設され、ベース板901の背面側に突出された回動軸905bの後端に固着されている。尚、この第4従動ギヤ934は、ベース板901の背面側から、前面側に膨出するように配設されており、図示しない切欠部を介して第3従動ギヤ933に噛合されている。
また、第1従動ギヤ931は、前後方向の歯幅が駆動ギヤ930の歯幅よりも長寸とされていることで、歯幅の後部に第2従動ギヤ932が噛合されているとともに、歯幅の前部に第2ギヤ部921が噛合されている。また、第2従動ギヤ932の前面側に固着された第5従動ギヤ935は、第1ギヤ部920に噛合されている。
ここで、第2演出ユニット900の動作態様について、図36及び図37に基づいて説明する。
回動モータ907により、駆動ギヤ930が時計回りに回転すると、第1従動ギヤ931は反時計回り、第2従動ギヤ932及び第5従動ギヤ935は時計回り、第3従動ギヤ933は反時計回り、第4従動ギヤ934は時計回りに回動する。
よって、第1従動ギヤ931に噛合する第2ギヤ部921が時計回りに回転することで、第2回動体904は時計回りに回転する。また、第5従動ギヤ935に噛合する第1ギヤ部920が反時計回りに回転することで、第1回動体903は反時計回りに回転する。また、第4従動ギヤ934が時計回りに回転することで、第3回動体905は時計回りに回転する。
このように、同一軸心を中心として回動可能に設けられた第1〜3回動体903〜905は、一の駆動源である回動モータ907により、第2,3回動体904,905と第1回動体903とが異なる方向に回転するとともに、各従動ギヤ931〜935のギヤ比の違いによりそれぞれが異なる速度で回動する。
すなわち、同一軸心を中心として回動可能に設けた複数の回動体に、単一の駆動源の動力を複数のギヤ機構にて伝達することで、それぞれの回転方向や回転速度を異ならせることができるので、駆動源を増加することなく、複雑な動作で駆動させることが可能となる。
尚、この第2演出ユニット900は、遊技機の任意の箇所に設けることが可能であり、例えば、遊技領域7における演出表示装置9の右側方等に配設されることが好ましい。
また、上記導光板ユニット700、第1演出ユニット800、第2演出ユニット900は、前記実施例のパチンコ遊技機1以外の遊技機(例えばスロットマシン等)にも適用可能である。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
また、前記実施例では、遊技媒体の一例として、球状のパチンコ球(遊技球)が適用されていたが、球状の遊技媒体に限定されるものではなく、例えばメダル等の非球状の遊技媒体であってもよい。
1 パチンコ遊技機
6 遊技盤
7 遊技領域
20 特別可変入賞球装置
20a 大入賞口
20b 大入賞口扉
300 入賞ユニット
302a,302b 第1大入賞通路
303a,303b 第2大入賞通路
310 可動装飾板
323 大入賞通路部材
330 開閉駆動ユニット
340 装飾駆動ユニット
341 装飾板用ソレノイド

Claims (1)

  1. 遊技盤面に形成される遊技領域に遊技球を発射することにより遊技が行われ、遊技球が入賞しやすい開状態と入賞しないまたは入賞しにくい閉状態とに変化する可動部材を有する可変入賞装置を備えた遊技機であって、
    前記可変入賞装置は、該可変入賞装置に入賞した遊技球を排出する排出部に向けて該遊技球を誘導する誘導通路を有し、
    前記遊技機は、
    前記誘導通路より遊技者側で該誘導通路の視認がしにくい第1位置と該第1位置よりも該誘導通路の視認がしやすい第2位置との間で変化可能に設けられる装飾部材と、
    前記可動部材が前記閉状態から前記開状態に変化することに基づいて、該装飾部材を前記第1位置から前記第2位置に変化させる変化手段と、を備える、
    ことを特徴とする遊技機。
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