JP2017217125A - コードロック - Google Patents

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Abstract

【課題】コードロックに関し、付勢手段の付勢力が紐部材に確実に伝わり、紐部材の保持力を向上することを課題とする。
【解決手段】押圧部40は、本体部30内に前後方向に移動可能に収納される。本体部30には、開口部31を構成する側壁(例えば本体部30の外側壁70)の2ヶ所に紐部材20が通る本体部孔71を形成する。押圧部40には、前面に押圧面を有し、内部に2ヶ所の本体部孔71と連通可能で紐部材20が通る押圧部紐挿通部100を設ける。押圧部40の内部で紐部材20を屈曲させて挿通させる屈曲挿通部102を設ける。側壁の内面と2ヶ所の本体部孔71を通る紐部材20の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置に、押圧部40を本体部30の前方に付勢する付勢手段50を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、コードロックに関し、付勢手段の付勢力が紐部材に確実に伝わり、紐部材の保持力を向上することができるようにしたものである。
従来、ボックスタイプの紐留め具で、紐類を直線状に通し、コイルスプリングを紐類に対してオフセットされたずれた位置に配置した「紐留め具」が知られている(特許文献1の段落番号「0027」、並びに図1、図15及び図16参照)。
特開2015-134052号公報
しかし、上記した従来の「紐留め具」では、紐類を直線状に通す中空部とコイルスプリングの軸が横並びのため、雄部材の押圧部を傾かせてバネが押している状態となり、紐類の保持荷重が発生し難いという問題点があった。このため、保持力を高くするために、バネの荷重を高くすると、紐類をリリースするための操作荷重が高くなるおそれがあった。
また、上記した従来の「紐留め具」では、押圧部が傾くと、雌部材に引っ掛かり抵抗となり、リリース荷重の増加となったり、操作性が悪化する要因ともなるおそれがあるという第2の問題点があった。このように、紐類が直線状のため、概して保持力を得るのが難しかった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、付勢手段を、側壁の内面と2ヶ所の本体部孔を通る紐部材の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置に設けることで、付勢手段の付勢力が紐部材に確実に伝わり、又、押圧部の内部で紐部材を屈曲させて挿通させる屈曲挿通部を設けることで、紐部材の保持力を向上することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、付勢手段を、コイルスプリングから構成し、当該コイルスプリングを押圧部に設けた円筒凹部に収納することで、付勢手段の設置スペースを小さくでき、確実に付勢力を発生させることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、屈曲挿通部が円筒凹部の周壁を通るように設けることで、当該屈曲挿通部を小さく設定することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、屈曲挿通部を、2ヶ所の本体部孔の同じ側の孔縁間同士をつなげる仮想線より外側に紐部材を挿通させることで、屈曲挿通部の屈曲を大きくして、より紐部材の保持力を高くすることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、押圧部紐挿通部の2ヶ所の開口と2ヶ所の本体部孔とを略同一位置に配置させることで、押圧部の開口と本体部孔の縁間でも、紐部材の保持力を発生させることができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、押圧部の押圧面の反対面側の一部を屈曲挿通部に開口させて形成することで、屈曲挿通部の形成を容易とすることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、コードロック(10)は、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(1)本体部(30)
本体部(30)は、例えば図1に示すように、前面に開口部(31)を有するものである。
(2)押圧部(40)
押圧部(40)は、例えば図2及び図15に示すように、本体部(30)内に前後方向に移動可能に収納されるものである。
第2に、本体部(30)には、例えば図1に示すように、開口部(31)を構成する側壁(例えば本体部30の外側壁70)の2ヶ所に紐部材(20)が通る本体部孔(71)を形成する。
第3に、押圧部(40)には、例えば図1及び図17に示すように、前面に押圧面(81)を有し、内部に2ヶ所の本体部孔(71)と連通可能で紐部材(20)が通る押圧部紐挿通部(100)を設ける。
第4に、例えば図17及び図18に示すように、押圧部(40)の内部で紐部材(20)を屈曲させて挿通させる屈曲挿通部(102)を設ける。
第5に、例えば図1、図2及び図14に示すように、側壁(例えば本体部30の外側壁70)の内面と2ヶ所の本体部孔(71)を通る紐部材(20)の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置に、押圧部(40)を本体部(30)の前方に付勢する付勢手段(例えばコイルスプリング50)を設けた。
ここで、「側壁(例えば本体部30の外側壁70)の内面と2ヶ所の本体部孔(71)を通る紐部材(20)の外形とが交わる2ヶ所の仮想面」は、簡単に説明すると、例えば図1に示す押圧部孔(101)の方形の孔面が相当する。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、付勢手段は、例えば図1及び図2に示すように、押圧部(40)に設けた円筒凹部(110)に収納されるコイルスプリング(50)である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、屈曲挿通部(102)は、例えば図12に示すように、円筒凹部(110)の周壁(111)を通るように設けられる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、屈曲挿通部(102)は、例えば図12に示すように、2ヶ所の本体部孔(71)の同じ側の孔縁間同士をつなげる仮想線より外側に紐部材(20)を挿通させる。
ここで、「2ヶ所の本体部孔(71)の同じ側の孔縁」とは、例えば図12に示すように、例えば押圧部(40)の「押圧部孔101」の孔縁が相当する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、例えば図17に示すように、押圧部紐挿通部(100)の2ヶ所の開口と2ヶ所の本体部孔(71)とが略同一位置にある。
ここで、「押圧部紐挿通部(100)の2ヶ所の開口」には、例えば図17に示すように、例えば押圧部(40)の「押圧部孔101」が相当する。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、例えば図1及び図2に示すように、押圧部(40)の押圧面(81)の反対面側の一部を屈曲挿通部(102)に開口させて形成されている。
ここで、「押圧部(40)の押圧面(81)の反対面側の一部を屈曲挿通部(102)に開口させて形成されている」部分としては、例えば図14との対比からも明らかなように、図13に示す「窓部101」が相当する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、付勢手段を、側壁の内面と2ヶ所の本体部孔を通る紐部材の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置に設けることで、付勢手段の付勢力が紐部材に確実に伝わり、又、押圧部の内部で紐部材を屈曲させて挿通させる屈曲挿通部を設けることで、紐部材の保持力を向上することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、付勢手段を、コイルスプリングから構成し、当該コイルスプリングを押圧部に設けた円筒凹部に収納することで、付勢手段の設置スペースを小さくでき、確実に付勢力を発生させることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、屈曲挿通部が円筒凹部の周壁を通るように設けることで、当該屈曲挿通部を小さく設定することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、屈曲挿通部を、2ヶ所の本体部孔の同じ側の孔縁間同士をつなげる仮想線より外側に紐部材を挿通させることで、屈曲挿通部の屈曲を大きくして、より紐部材の保持力を高くすることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、押圧部紐挿通部の2ヶ所の開口と2ヶ所の本体部孔とを略同一位置に配置させることで、押圧部の開口と本体部孔の縁間でも、紐部材の保持力を発生させることができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、押圧部の押圧面の反対面側の一部を屈曲挿通部に開口させて形成することで、屈曲挿通部の形成を容易とすることができる。
同図から図18は本発明の第1の実施の形態を示し、同図はコードロックの分解斜視図である。 コードロックの分解断面図である。 本体部の正面図である。 本体部の左側面図である。 本体部の右側面図である。 本体部の底面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 押圧部の正面図である。 押圧部の左側面図である。 押圧部の右側面図である。 押圧部の底面図である。 図8のB−B線に沿う断面図である。 図9のC−C線に沿う断面図である。 図10のD−D線に沿う断面図である。 組み立て状態のコードロックの正面図である。 組み立て状態のコードロックの左側面図である。 図15の縦断面図である。 図17に対応し、紐部材を通した状態の縦断面図である。 同図から図37は本発明の第2の実施の形態を示し、同図はコードロックの分解斜視図である。 組み立て状態のコードロックの斜視図である。 図20の正面図である。 図21の左側面図である。 図21の平面図である。 図21のE−E線に沿う断面図である。 図24に対応し、紐部材を通した状態の縦断面図である。 図22のF−F線に沿う断面図である。 本体部の斜視図である。 図27の正面図である。 図28の左側面図である。 図28の右側面図である。 図28の底面図である。 押圧部の斜視図である。 図32を下側から見た斜視図である。 図32の正面図である。 図32の左側面図である 図32の右側面図である。 図32の平面図である。
(コードロック10)
図1〜図18を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1中、10は、図示しないが、フード付きのアウトドアジャケット等の衣類等のフードや裾等に通した紐部材20を挿通し、当該紐部材20の長さ調整に使用されるものである。
紐部材20としては、丸紐、平紐、テープ、バンド、コード等を含むものである。
なお、コードロック10を衣類等の紐部材20に使用したが、これに限定されず、鞄、リックサック、小物袋、靴或いはハーネス等に使用してもよい。
コードロック10は、図1に示すように、大別すると、次のパーツから構成されている。
なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)本体部30
(2)押圧部40
(3)コイルスプリング50(付勢手段)
(本体部30)
本体部30は、図1、図2、図4及び図7に示すように、前面に開口部31を有するものである。ここで、「前面」とは、図7を例に挙げると、向かって右側が相当し、「前方」ともいう。同図の向かって左側が「後面」側となり、後述する後壁60で塞がれ、「後方」ともいう。
本体部30は、図1〜図7に示すように、ボックス型に形成され、大別すると、次の各部を有し、適度な剛性を有する熱可塑性の樹脂、例えば「POM」(ポリアセタール又はポリオキシメチレン)により一体成形されている。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)後壁60
(2)外側壁70
なお、本体部30の材質として、「POM」を例示したが、これに限定されず、他の樹脂材料を用いてもよいし、或いは金属製としてもよい。
(押圧部40)
押圧部40は、図2及び図15に示すように、本体部30内に前後方向に移動可能に収納されるものである。
押圧部40は、図1、図2、図8〜図11に示すように、大別すると、次の各部を有し、本体部30と同様に、適度な剛性に加え、弾性を有する熱可塑性の樹脂、例えば「POM」(ポリアセタール又はポリオキシメチレン)により一体成形されている。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)前壁80
(2)内側壁90
(3)押圧部紐挿通部100
(4)円筒凹部110
なお、押圧部40の材質として、「POM」を例示したが、これに限定されず、本体部30と同様に、他の樹脂材料を用いてもよいし、或いは金属製としてもよい。また、押圧部40の材質と、本体部30の材質とを一致させたが、異ならせてもよい。
(コイルスプリング50)
コイルスプリング50は、図2及び図15に示すように、本体部30と押圧部40との間に位置し、押圧部40を本体部30の前方に付勢するものであり、「付勢手段」として機能する。
コイルスプリング50は、図1、図2及び図14に示すように、側壁、すなわち押圧部40の後述する内側壁90の内面と、2ヶ所の後述する本体部孔71を通る紐部材20の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置にある。
ここで、「側壁の内面と2ヶ所の本体部孔71を通る紐部材20の外形とが交わる2ヶ所の仮想面」は、簡単に説明すると、図1に示す後述する押圧部孔101の方形の孔面が相当する。
コイルスプリング50は、図1及び図2に示すように、押圧部40に設けた後述する円筒凹部110に収納され、円筒凹部110の底と本体部30の後述する後壁60とにより圧縮される。
なお、付勢手段として、コイルスプリング50を例示したが、これに限定されず、例えば板バネ、クッション部材を使用してもよく、又、金属製にも限定されず、樹脂バネでもよく、本体部30や押圧部40の一方、或いは両方に樹脂バネを一体的に形成してもよい。
(後壁60)
後壁60は、図7に示すように、開口部31と対向する反対側の面、すなわち後面を塞ぐものである。後壁60は、図7に示すように、平面が左右に長い略長方形、或いは下方がすぼまった略台形形を成し、板状に形成されている。
なお、後壁60の平面形状として、略長方形や略台形形を例示したが、これに限定されず、三角形、五角形以上の多角形、楕円形、長円形、或いは動物や花等のキャラクタを模した形状としても良い。
後壁60は、図1、図2〜図4及び図7に示すように、大別すると、次の各部を有する。
(1)ボス部61
ボス部61は、図7に示すように、後壁60から開口部31に向かって延び、コイルスプリング50の一端部が外嵌される。ボス部61は、図3、図4及び図7に示すように、外側壁70の後述する2ヶ所の本体部孔71を結ぶ仮想線上に位置し、当該仮想線上の中点に中心を位置させている。
(2)隆起部62
隆起部62は、図7に示すように、後壁60から開口部31に向かって隆起し、図4に示すように、ボス部61を中心とする、平面が円弧状に形成されている。隆起部62は、押圧部40の後述する押圧部紐挿通部100に対向して位置する。隆起部62は、図7に示すように、外側壁70の後述する2ヶ所の本体部孔71を結ぶ仮想線に対しては、ボス部61とは異なり、ずれた位置に形成されている。
(外側壁70)
外側壁70は、図1〜図4、図6及び図7に示すように、後壁60の周囲を縁取る枠状に形成されている。
外側壁70は、図3〜図7に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)本体部孔71
本体部孔71は、図3、図4、図7及び図18に示すように、開口部31を構成する側壁、すなわち本体部30の外側壁70の2ヶ所に形成され、紐部材20が通るものである。本体部孔71は、外側壁70を内外に貫通し、略方形に形成され、図4に示すように、ボス部61を挟んで左右両側に線対称に形成されている。
(2)スライド溝72
スライド溝72は、図示しないが、押圧部40の後述するスライド突起91がはまり込み、押圧部40の前後方向の移動を規制するものである。スライド溝72は、図7に示すように、外側壁70を内外に貫通し、同図において左右方向に長い溝状に形成されている。スライド溝72は、開口部31側が外側壁70で行き止まりに形成され、押圧部40の最大突出位置を規制するとともに、開口部31からの押圧部40の抜けを阻止する。
スライド溝72は、図7に示すように、外側壁70の上下に一対形成されている。
(3)紐通し枠73
紐通し枠73は、図4及び図5に示すように、スライド溝72の外側に位置し、外側壁70から略コ字形の突出する。
ガイド枠73は、外側壁70の上下に一対形成されている。
紐通し枠73には、図示しないが、紐部材20のほか、幅広なベルト部材を通したり、固定できるようにしている。
なお、一対の紐通し枠73を設けたが、これに限定されず、例えば一対の紐通し枠73を全て省いたり、1個だけ設けたり、3個以上設けてもよい。紐通し枠73を上下に設けたが、これに限定されず、左右方向に設けてもよい。
(前壁80)
前壁80は、図8及び図15に示すように、前面に押圧面81を有し、その外形を本体部30の開口部31の内形以下に設定している。
(内側壁90)
内側壁90は、図8、図10〜図14に示すように、前壁80の厚み方向に隆起している。
内側壁90の外面には、外方に爪状に突出したスライド突起91を設けている。
スライド突起91は、図13に示すように、内側壁90の後方側、同図において向かって左側に位置し、当該内側壁90の上下に一対形成されている。スライド突起91は、本体部30の一対のスライド溝72にそれぞれはまり込み、押圧部40が前後方向に移動する際に、スライド溝72に沿って移動する。
(押圧部紐挿通部100)
押圧部紐挿通部100は、図17に示すように、押圧部40の内部に位置し、本体部30の2ヶ所の本体部孔71と連通可能であり、紐部材20が通るものである。押圧部紐挿通部100は、図12に示すように、紐部材20が通る溝状に形成されている。
押圧部紐挿通部100は、図8、図10及び図12〜図14に示すように、大別すると、次の各部を有する。なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)押圧部孔101
(2)屈曲挿通部102
(3)窓部103
(円筒凹部110)
円筒凹部110は、図10、図12及び図13に示すように、円筒形の凹状に形成され、後方、すなわち図13において向かって左側が開口し、当該開口からコイルスプリング50が収納されるものである。円筒凹部110には、図17に示すように、その開口から本体部30のボス部61がはまり込む。
円筒凹部110には、図12に示すように、押圧部紐挿通部100に向かって円弧状に突出する周壁111を形成し、当該周壁111を、後述する屈曲挿通部102が通るように設けられる。
このため、押圧部紐挿通部100を通る紐部材20は、図18に示すように、円筒凹部110内に収納されたコイルスプリング50と、周壁111を挟んで位置することから、紐部材20が押圧部紐挿通部100に通し易く、又、紐部材20の移動も容易であるばかりでなく、コイルスプリング50の隙間内に紐部材20が噛むことも未然に防止できる利点がある。
(押圧部孔101)
押圧部孔101は、図8及び図12に示すように、押圧部紐挿通部100の両端部に位置し、図17に示すように、押圧部40を本体部30の開口部31から挿入した組み立て状態において、2ヶ所の本体部孔71と略同一位置に配置している。押圧部孔101は、内側壁90を内外に貫通し、本体部孔71と略同一の略方形に形成され、円筒凹部110を挟んで左右両側に線対称に形成されている。
(屈曲挿通部102)
屈曲挿通部102は、図12に示すように、押圧部紐挿通部100の途中に位置し、図17及び図18に示すように、押圧部40の内部で紐部材20を屈曲させて挿通させるものである。屈曲挿通部102は、図12に示すように、円筒凹部110の周壁111を通るように設けられている。屈曲挿通部102は、2ヶ所の押圧部孔101を結び、円筒凹部110を半周するように、円弧状に形成されている。
屈曲挿通部102は、図12に示すように、2ヶ所の本体部孔71の同じ側の孔縁間同士をつなげる仮想線より外側に紐部材20を挿通させる。
ここで、「2ヶ所の本体部孔71の同じ側の孔縁」とは、図12に示すように、押圧部40の「押圧部孔101」の孔縁が相当する。
(窓部103)
窓部103は、図1、図2、図10及び図13に示すように、押圧部40の押圧面81の反対面側の一部を屈曲挿通部102に開口させて形成される。窓部103は、屈曲挿通部102に沿って円弧状に形成している。窓部103を形成することで、成形時の押圧部40の屈曲挿通部102の形成を容易化できる。
(コードロック10の使用方法)
つぎに、組み立て状態のコードロック10の使用方法について説明する。
押圧部40は、図15に示すように、コイルスプリング50のバネ力により、本体部30の開口部31から突出し、このとき、本体部30の本体部孔71と、押圧部40の押圧部孔101とが、前後方向、すなわち図15の左右方向に互い違いにずれて位置する。
紐部材20を通す際には、図示しないが、押圧部40の押圧面81を、コイルスプリング50のバネ力に抗し、本体部30の開口部31に向かって押し込む。
押圧部40を押し込むと、図17に示すように、本体部孔71と押圧部孔101との位置が一致し、本体部孔71と押圧部紐挿通部100とが連通する。
押圧部40の押し込み状態において、紐部材20の先端部を、図18に示すように、2ヶ所の本体部孔71の一方から押圧部紐挿通部100に挿入する。紐部材20を挿入すると、屈曲挿通部102に沿って円弧状に屈曲し、その後、他方の本体部孔71から出る。
紐部材20を通した後、押圧部40を押し込む力を解放すると、コイルスプリング50のバネ力により、押圧部40が本体部30の開口部31から突出する方向に前進する。このため、本体部孔71と押圧部孔101とが、前後方向、すなわち図15の左右方向に互い違いにずれようとすることで、紐部材20がコードロック10内でロックされ、紐部材20の移動が阻止される。
なお、紐部材20の長さを調節する際には、押圧部40を押し込むことでロック状態が解除され、コードロック10に対する紐部材20の相対的な移動が可能となる。
(図19以降を用いた第2の実施の形態の説明)
つぎに、図19〜図37を用いて発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、図示しないが、紐部材220を2本、或いは、図19及び図25に示すように、紐部材220をループさせて2本の両端部221,222を通すことができるようにした点である。
第2に、本実施の形態の特徴は、図1〜図18を用いて先に説明した第1の実施の形態にある、円筒凹部110の周壁111を省くことで、図25に示すように、2本の両端部221,222を近接させて配置でき、同図の左右方向の幅を減少できるようにした点である。
本実施の形態に係るコードロック200は、図19に示すように、大別すると、次の構成を備える。なお、次の(1)〜(3)の各部については後述する。
(1)本体部230
(2)押圧部240
(3)コイルスプリング250
(本体部230)
本体部230は、図25に示すように、紐部材220をループさせて2本の第1、第2端部221,222を通すことができるほか、基本的には先に説明した第1の実施の形態の本体部30と同様の構造を有するので、説明を省略する。
本体部230は、図27〜31に示すように、大別すると、次の各部を備える。なお、次の(1)〜(3)の各部については後述する。
(1)開口部231
(2)後壁260
(3)外側壁270
(押圧部240)
押圧部240は、基本的には先に説明した第1の実施の形態の押圧部40と同様の構造を有するので、説明を省略する。
押圧部240は、図32〜37に示すように、大別すると、次の各部を備える。なお、次の(1)〜(4)の各部については後述する。
(1)前壁280
(2)内側壁290
(3)第1、第2押圧部紐挿通部300,310
(4)分岐部320
(コイルスプリング250)
コイルスプリング250は、図19に示すように、本体部230と押圧部240との間に位置し、押圧部240を本体部230の前方に付勢するものであり、「付勢手段」として機能する。
また、コイルスプリング250は、先に説明した第1の実施の形態のコイルスプリング50と比較し、ピッチを小さくすることで、コイルスプリング250の隙間内に紐部材220が噛むことを未然に防止できるようにしている。
なお、付勢手段として、コイルスプリング250を例示したが、これに限定されず、例えば板バネ、クッション部材を使用してもよく、又、金属製にも限定されず、樹脂バネでもよく、本体部230や押圧部240の一方、或いは両方に樹脂バネを一体的に形成してもよい。
(開口部231)
開口部231は、本体部30の前面、すなわち図27においては上方に向かって開口する。
(後壁260)
後壁260は、基本的には先に説明した第1の実施の形態の後壁60と同様の構造を有するので、説明を省略する。
後壁260は、図26、図27及び図29に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)ボス部261
ボス部261は、図27及び図29に示すように、後壁260の内面の中心に位置し、開口部231に向かって延び、コイルスプリング250の一端部が外嵌される。
(2)第1隆起部262,263
第1隆起部262,263は、図26、図27及び図29に示すように、後壁260から開口部231に向かって隆起し、押圧部240の後述する第1押圧部紐挿通部300に沿って位置する。
第1隆起部262,263は、図29に示すように、一対形成され、外側壁270の後述する2カ所の第1本体部孔271に向かって、平面がハの字に傾斜している。2個の第1隆起部262,263は、図26に示すように、互いに対向する方向に斜面を向けた断面が略台形形に形成されている。
(3)第2隆起部264,265
第2隆起部264,265は、図29に示すように、ボス部261を挟んで、第1隆起部262,263と線対称に形成され、押圧部240の後述する第2押圧部紐挿通部310に沿って位置する。
(外側壁270)
外側壁270は、基本的には先に説明した第1の実施の形態の外側壁70と同様の構造を有するので、説明を省略する。
外側壁270は、図27に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)第1本体部孔271
第1本体部孔271は、図27及び図31に示すように、外側壁270の2ヶ所に対向して形成され、紐部材220の第1端部221が通るものである。
(2)第2本体部孔272
第2本体部孔272は、図27及び図31に示すように、第1本体部孔271と隣接して位置し、外側壁270の2ヶ所に対向して形成され、紐部材220の第2端部222が通るものである。
(3)紐通し枠273
紐通し枠273は、図27〜図31に示すように、外側壁270から略コ字形の突出する。ガイド枠273は、図29及び図30において、外側壁70の左右方向に位置し、一対形成されている。
紐通し枠273には、図示しないが、紐部材220のほか、幅広なベルト部材を通したり、固定できるようにしている。
(前壁280)
前壁280は、基本的には先に説明した第1の実施の形態の前壁80と同様の構造を有するので、説明を省略する。
前壁280は、図32、図34及び図37に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)押圧面281
押圧面281は、前壁280の前面、すなわち図32において上面に位置する。
(内側壁290)
内側壁290は、基本的には先に説明した第1の実施の形態の内側壁90と同様の構造を有するので、説明を省略する。
内側壁290は、図32〜図37に示すように、大別すると、次の各部を有する。
(1)窓部291
窓部291は、図33及び図36に示すように、押圧部240の押圧面281の反対面側の一部を後述する第1、第2屈曲挿通部302,312に開口させて形成される。窓部291を形成することで、成形時の押圧部40の第1、第2屈曲挿通部302,312、及び後述する分岐部320の形成を容易化できる。
(2)スライド突起292
スライド突起292は、図32〜図37に示すように、内側壁90の外面から外方に爪状に突出したものである。
スライド突起292は、図34に示すように、内側壁290の後方側、同図において向かって右側に位置する。スライド突起292は、図34に示すように、内側壁290の上下に位置するとともに、図35及び図36に示すように、左右方向に2個並んで位置し、4カ所に計4個設けられている。
4個のスライド突起292は、図23に示すように、本体部230の第1、第2本体部孔271,272にそれぞれはまり込み、押圧部240が前後方向に移動する際に、第1、第2本体部孔271,272に沿って移動する。スライド突起292は、第1、第2本体部孔271,272において、図23の下側に位置する内縁に当接することで、押圧部240の最大突出位置を規制するとともに、開口部231からの押圧部240の抜けを阻止する。
(第1、第2押圧部紐挿通部300,310)
第1、第2押圧部紐挿通部300,310は、図33及び図34に示すように、押圧部240の内部に位置し、図24及び図25に示すように、本体部30の第1、第2体部孔271,272と連通可能である。
第1、第2押圧部紐挿通部300,310のうち、第1押圧部紐挿通部300は、図25に示すように、紐部材220の第1端部221が通るものである。
他方の第2押圧部紐挿通部310は、紐部材220の第2端部222が通るものであり、図36に示すように、後述する2ヶ所の分岐部320を挟んで、第1押圧部紐挿通部300と線対称に形成されている。
第1、第2押圧部紐挿通部300,310は、図33、図36及び図37に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)第1、第2押圧部孔301,311
第1、第2押圧部孔301,311は、図32、図33及び図37に示すように、第1、第2押圧部紐挿通部300,310の両端部にそれぞれ位置し、図24に示すように、押圧部240を本体部230の開口部231から挿入した組み立て状態において、第1、第2本体部孔271,272と略同一位置に配置している。第1、第2押圧部孔301,311は、内側壁290を内外に貫通し、第1、第2本体部孔271,272と略同一の略方形に形成されている。
(2)第1、第2屈曲挿通部302,312
第1、第2屈曲挿通部302,312は、図24、図33及び図36に示すように、第1、第2押圧部紐挿通部300,310の途中にそれぞれ位置し、図25に示すように、押圧部240の内部で紐部材220の第1、第2端部221,222をそれぞれ屈曲させて挿通させるものである。
第1、第2屈曲挿通部302,312のうち、第1屈曲挿通部302は、図24に示すように、押圧部240を本体部230の開口部231から挿入した組み立て状態において、本体部230のボス部261に外嵌したコイルスプリング250の外周の半周、同図において向かって左側に位置する半周と、後述する第1湾曲部303とで区画される。
他方の第2屈曲挿通部312は、図24に示すように、組み立て状態において、本体部230のボス部261に外嵌したコイルスプリング250の外周の残る半周、同図において向かって右側に位置する半周と、後述する第2湾曲部313とで区画される。
(3)第1、第2湾曲部303,313
第1、第2湾曲部303,313は、図33及び図36に示すように、第1、第2屈曲挿通部302,312の一部を構成し、図24に示すように、組み立て状態において、本体部230のボス部261を中心とする、平面が円弧状に形成されている。
(分岐部320)
分岐部320は、図33及び図36に示すように、押圧部240の内部に位置し、第1、第2押圧部紐挿通部300,310の間に位置する。分岐部320は、図25に示すように、第1、第2押圧部孔301,311からそれぞれ挿入された紐部材220の第1、第2端部221,222をそれぞれ離隔する方向に案内するものである。
分岐部320は、図36に示すように、同図において上下に線対称に一対設けられている。
分岐部320は、大別すると、図33及び図36に示すように、次の各部を備える。
(1)基部321
基部321は、図33及び図36に示すように、第1、第2押圧部孔301,311の間隔内に位置し、板状に形成されている。
(2)二股部312
二股部312は、図33及び図36に示すように、基部321の先端部に略Y字形ないしは略T字形に連接する。二股部312は、基部321から徐々に肉厚を徐々に増加させることで、幅方向の両側に位置する外側面を湾曲させている。二股部312の端面は、図24に示すように、組み立て状態において、本体部230のボス部261を中心として湾曲し、ボス部261に外嵌されたコイルスプリング250の外周と離れて対向する。
(コードロック200の使用方法)
つぎに、組み立て状態のコードロック200の使用方法について説明する。
押圧部240は、図23に示すように、コイルスプリング250のバネ力により、本体部230の開口部231から突出し、このとき、本体部230の第1、第2本体部孔271,272と、押圧部240の第1、第2押圧部孔301,311とが、前後方向、すなわち図23の上下方向に互い違いにずれて位置する。
紐部材220の2本の第1、第2端部221,222を通す際には、図示しないが、押圧部240の押圧面281を、コイルスプリング250のバネ力に抗し、本体部230の開口部231に向かって押し込む。
押圧部240を押し込むと、図24に示すように、第1、第2本体部孔271,272と第1、第1押圧部孔301,311との位置が一致し、第1、第2本体部孔271,272と第1、第2押圧部紐挿通部300,310とが連通する。
押圧部240の押し込み状態において、2本の第1、第2端部221,222の先端部を、図25に示すように、第1、第2本体部孔271,272の一方から第1、第2押圧部紐挿通部300,310に挿入する。2本の第1、第2端部221,222を挿入すると、屈曲挿通部102に沿って円弧状に屈曲し、その後、他方の第1、第2本体部孔271,272から出る。
2本の第1、第2端部221,222を通した後、押圧部240を押し込む力を解放すると、コイルスプリング250のバネ力により、押圧部240が本体部230の開口部231から突出する方向に前進する。このため、第1、第2本体部孔271,272と第1、第2押圧部孔301,311とが、前後方向、すなわち図23の上下方向に互い違いにずれようとすることで、2本の第1、第2端部221,222がコードロック200内でロックされ、2本の第1、第2端部221,222の移動が阻止される。
なお、2本の第1、第2端部221,222の長さを調節する際には、押圧部240を押し込むことでロック状態が解除され、コードロック200に対する2本の第1、第2端部221,222の相対的な移動が可能となる。
(第1の実施の形態)
10 コードロック 20 紐部材
30 本体部 31 開口部
40 押圧部 50 コイルスプリング(付勢手段)
60 後壁
61 ボス部 62 隆起部
70 外側壁 71 本体部孔
72 スライド溝 73 紐通し枠
80 前壁 81 押圧面
90 内側壁 91 スライド突起
100 押圧部紐挿通部 101 押圧部孔
102 屈曲挿通部 103 窓部
110 円筒凹部 111 周壁
(第2の実施の形態)
200 コードロック 220 紐部材
221 第1端部 222 第2端部
230 本体部 231 開口部
240 押圧部 250 コイルスプリング(付勢手段)
260 後壁 261 ボス部
262,263 第1隆起部 264,265 第2隆起部
270 外側壁 271 第1本体部孔
272 第2本体部孔 273 紐通し枠
280 前壁 281 押圧面
290 内側壁
291 窓部 292 スライド突起
300 第1押圧部紐挿通部 301 第1押圧部孔
302 第1屈曲挿通部 303 第1湾曲部
310 第2押圧部紐挿通部 311 第2押圧部孔
312 第2屈曲挿通部 213 第2湾曲部
320 分岐部
321 基部 312 二股部

Claims (6)

  1. 前面に開口部を有する本体部と、
    前記本体部内に前後方向に移動可能に収納される押圧部と、を備え、
    前記本体部は、前記開口部を構成する側壁の2ヶ所に紐部材が通る本体部孔を形成し、
    前記押圧部は、前面に押圧面を有し、内部に前記2ヶ所の本体部孔と連通可能で前記紐部材が通る押圧部紐挿通部を設け、
    前記押圧部の内部で前記紐部材を屈曲させて挿通させる屈曲挿通部を設け、
    前記側壁の内面と前記2ヶ所の本体部孔を通る前記紐部材の外形とが交わる2ヶ所の仮想面を直線でつなげた仮想立体にラップする位置に、前記押圧部を前記本体部の前方に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするコードロック。
  2. 前記付勢手段は、前記押圧部に設けた円筒凹部に収納されるコイルスプリングであることを特徴とする、請求項1に記載のコードロック。
  3. 前記屈曲挿通部は、前記円筒凹部の周壁を通るように設けられること特徴とする、請求項2に記載のコードロック。
  4. 前記屈曲挿通部は、前記2ヶ所の本体部孔の同じ側の孔縁間同士をつなげる仮想線より外側に前記紐部材を挿通させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコードロック。
  5. 前記押圧部紐挿通部の2ヶ所の開口と前記2ヶ所の本体部孔とが略同一位置にあることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコードロック。
  6. 前記押圧部の押圧面の反対面側の一部を前記屈曲挿通部に開口させて形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコードロック。
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