JP2017216922A - おにぎり製造装置 - Google Patents

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【課題】コンベアベルト上に適正に配置されていない米飯、例えば、適正配置姿勢よりもやや傾いた配置となっている米飯であっても、筒状に形成した米飯の両端部からの具材の露出を防止できるおにぎり製造装置の提供。
【解決手段】シート状に形成した米飯SRを載置可能であり、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルト20と、コンベアベルト20の幅方向に規定間隔を置いて立設された一対のベルト持上げ体40と、ベルト持上げ体40によりその両側端が略U字状に起立されたコンベアベルト20に沿ってすのこ巻き状に成形した米飯をその上方から転圧して略筒状とする米飯上面整形ローラ50と、米飯上面整形ローラ50の下流側に設けられ、前記略筒状に成形された米飯の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とするカム山部を備えた間欠押圧ローラ60を備えるおにぎり製造装置A。
【選択図】図1

Description

本発明は、おにぎり製造装置に関する。
おにぎりは日本人の食生活のなかで古くから親しまれており、その携行性の高さから、時間や場所を選ばず、手軽に喫食することができる食品の一つとして親しまれている。
なかでも、梅干しやタラコなど様々な具材を内包したおにぎりは、食するときの楽しみがあり、老若男女問わず高い人気を有している。
スーパーやコンビニエンスストアなどの店頭に並ぶおにぎりは、米飯を所定形状に成形可能なおにぎり製造装置にて生産されるのが近年では一般的である。
特に、具入りのおにぎりにあっては、過去に本願出願人が提案した如く、米飯をコンベアベルト上で搬送しつつコンベアベルトの左右両端を徐々に折り曲げて、米飯をコンベアベルトの内方で湾曲させながら具材と共に包み込む方法が広く利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
このコンベアベルトを用いる方法によれば、コンベアベルト内で具材と共にすのこ巻き状態とした米飯を上方よりローラを用いて押さえて突き合わせ部分を閉じ、コンベアベルトから開放した後に型枠内に収容して成形することで具入りのおにぎりが得られる。
特開第2010−187564号公報
ところで、上記従来のコンベアベルトを用いたおにぎりの製造では、シート状に成形した米飯が湾曲された際に、シート状米飯の端部が対称状態で突き合わされるようコンベアベルト上に配置される必要がある。
例えば矩形シート状に形成した米飯であれば、長辺をコンベアベルトの搬送方向と直交する方向へ向けて配置することで、コンベアベルトの幅方向中央部を境に対称的な具材内包動作が行われる。以下、このように適正な具材内包動作が可能な米飯の配置姿勢を適正配置姿勢という。
ところが、米飯がコンベアベルト上に適正に配置されていない場合、例えば、コンベアベルト上の米飯が適正配置姿勢よりもやや傾いた配置となっている場合(以下、不適正姿勢という。)、米飯のシート状端部の突き合わせがずれてしまい、端部が偏倚して筒状に成形された米飯(以下、巻きズレ米飯という。)となり、この巻きズレ米飯の両端開口部分から具材が露出してしまう場合があった。
このような具材が露出した巻きズレ米飯は、成形型枠内に収容しておにぎり型とした際、具材の一部が漏出したり表出するなどして、著しく商品価値が失われることとなる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、コンベアベルト上に不適正姿勢で配置された米飯であっても、筒状に形成した米飯の両端部から具材が露出してしまうことを防止できるおにぎり製造装置を提供する。
上記従来の課題を解決するために、この発明は、(1)シート状に形成した米飯を載置可能であり、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルトと、同コンベアベルトの幅方向に規定間隔を置いて立設された一対のベルト持上げ体と、同ベルト持上げ体によりその両側端が略U字状に起立された前記コンベアベルトに沿ってすのこ巻き状に成形した米飯をその上方から転圧して略筒状とする米飯上面整形ローラと、同米飯上面整形ローラの下流側に設けられ、前記略筒状に成形された米飯の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とするカム山部を備えた間欠押圧ローラと、を備えることを特徴とするおにぎり製造装置を提供するものである。
また、本発明に係るおにぎり製造装置では、以下の点に特徴を有する。
(2)前記ベルト持上げ体よりも上流側に設けられ、前記コンベアベルト上で搬送中の米飯との当接により前記米飯の姿勢を修正する姿勢修正機構を備えること。
(3)前記米飯上面整形ローラは、幅方向中央へ小径となる略鼓状に形成したこと。
本発明に係るおにぎり製造装置によれば、シート状に形成した米飯を載置可能であり、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルトと、同コンベアベルトの幅方向に規定間隔を置いて立設された一対のベルト持上げ体と、同ベルト持上げ体によりその両側端が略U字状に起立された前記コンベアベルトに沿ってすのこ巻き状に成形した米飯をその上方から転圧して略筒状とする米飯上面整形ローラと、同米飯上面整形ローラの下流側に設けられ、前記略筒状に成形された米飯の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とするカム山部を備えた間欠押圧ローラと、を備えることとしたため、コンベアベルト上に不適正姿勢で配置された米飯であっても、筒状に形成した米飯の両端部から具材が露出してしまうことを防止できる。
また、前記ベルト持上げ体よりも上流側に設けられ、前記コンベアベルト上で搬送中の米飯との当接による反作用により前記米飯の姿勢を修正する姿勢修正機構を備えることとしたため、不適正姿勢で配置された米飯を適正配置姿勢にして巻ズレ米飯の発生を防止することができる。
また、前記米飯上面整形ローラは、幅方向中央へ小径となる略鼓状に形成したこととしたため、コンベアベルトに沿ってすのこ巻き状に成形した米飯を上方から転圧する際に、略鼓状の幅方向両端部から幅方向中央部の方向にシート状に形成された米飯の両端部を絞り込むように収束しつつ押圧し、すのこ巻き状に成形された米飯の具材を同米飯の両端部で確実に被包封止して米飯を筒状に成形することができる。
本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の構成を示した説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の巻きベルト成形部に備えられた各種ローラの構成を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の構成を示す側面図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置による米飯の成形工程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の姿勢修正ローラによる米飯の姿勢修正工程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置のベルト持上げ体の配設位置における米飯の成形状態を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の米飯上面整形ローラの配設位置における米飯の成形状態を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のおにぎり製造装置の間欠押圧ローラによる米飯の成形状態を示す説明図である。
本発明は、コンベアベルト上に不適正姿勢で配置された米飯であっても、筒状に形成した米飯の両端部から具材が露出してしまうことを防止できるおにぎり製造装置を提供するものである。
特に、本発明に係るおにぎり製造装置に特徴的には、シート状に形成した米飯(以下、単に「シート状米飯」とも言う。)を載置可能であり、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルトと、同コンベアベルトの幅方向に規定間隔を置いて立設された一対のベルト持上げ体と、同ベルト持上げ体によりその両側端が略U字状に起立された前記コンベアベルトに沿ってすのこ巻き状に成形した米飯(以下、単に「すのこ巻き状米飯」とも言う。)をその上方から転圧して略筒状とする米飯上面整形ローラと、同米飯上面整形ローラの下流側に設けられ、前記略筒状に成形された米飯(以下、単に「筒状米飯」とも言う。)の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とするカム山部を備えた間欠押圧ローラと、を備えることを特徴とする。
かかるおにぎり製造装置は、上記構成を備えることで、米飯に具材を確実に内包させ、しかも型崩れしにくく、かつ口中で容易に解れる食感のおにぎりを製造できることは勿論、具材入りおにぎり製造作業に要する検品等の作業負担や、おにぎり製造に要する時間的、経済的負担を根本的に解決することを可能とするものとも言える。
本実施形態に係るおにぎり製造装置は、シート状米飯を搬送供給する米飯シート供給部と、米飯シート供給部に隣接するように下流側に設けられ、米飯シート供給より供給されたシート状米飯をコンベアベルト上で巻き込んで閉端米飯に成形する巻きベルト成形部と、巻型枠成形部に隣接するように下流側に設けられ、巻きベルト成形部より供給される閉端米飯をおにぎり型枠にはめ込みおにぎり形状に成形する型枠成形部と、を備えている。
コンベアベルトは、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能なゴム製もしくは樹脂製などの可撓性部材により形成されるフラットベルト(平ベルト)を適用することができる。
また、コンベアベルトのベルト駆動方式は、並行する軸間の動力伝導に柔軟な素材でできたベルトを利用するものであり、駆動部からの動力伝達を摩擦に依存するものと、歯形の噛み合いによる形式のものとがある。
本実施形態に係るおにぎり製造装置の駆動方式は、駆動軸に円筒または円盤状のプーリを取り付け、このプーリの外周にベルトを掛けて駆動部からの動力を伝達するものである。
なお、上述のプーリ駆動方式によらず、コンベアベルト裏面の中央に沿ってラック部を設け、これに噛合するピニオンギアによるラックアンドピニオン駆動方式を適用するようにしてもよい。
ベルト側端起立用ガイドは、コンベアベルト本体の基台上面にコンベアベルトの幅方法で所定間隔を置いて2つ平行に固定されたベルト案内部である。
ベルト側端起立用ガイドは、走行するコンベアベルトの両側端をベルト上のシート米飯を巻き込むようにして搬送方向視で略U字状に湾曲起立させ、同米飯の端部同士を対称に突き合わせてシート状米飯に載置された具材を内包するすのこ巻き状米飯に成形する作用を有していればよく、その形状や部材については特に限定されることはない。例えば、略円柱状の一対のガイドを、互いの円弧側面を対向するようにコンベアベルト本体の基台上面に所定間隔を隔てて平行に配置してもよい。
米飯上面整形ローラは、すのこ巻き状米飯を筒状米飯に成形するためのローラ状押圧整形部であって、前記ベルト側端起立用ガイドの下流側に設けられる。米飯上面整形ローラ形状は、すのこ巻き状米飯の端部同士の接合部に対して上方より押圧して筒状米飯を成形できるものであれば、特に限定されることない。
間欠押圧ローラは、上面成形ローラよりも下流位置に設けられ、その周面に筒状に成形した米飯の前後端を押圧するための押圧突起を間欠的に形成して構成している筒状米飯を閉端米飯に成形するローラ状押圧閉塞部である。この押圧突起は、筒状米飯の搬送方向両端の開口を上方から押圧して閉塞するためのカム山部としてもよい。
この間欠押圧ローラの形状や押圧突起であるカム山部の数は、搬送方向側面視で、一方のカム山部側面から他方のカム山部側面までの距離が、搬送されてくる筒状の米飯の長さと略同じ長さとなるように形成していれば特に限定されることはなく、例えば四角形状や星型形状であってもよい。
また、巻ベルト成形部には、ベルト持上げ体よりも上流側に、コンベアベルト上で搬送中の米飯との当接により米飯の姿勢を修正する姿勢修正機構を設けることができる。
姿勢修正機構は、コンベアベルト上で搬送されてくるシート状米飯と当接して進行方向に整列、すなわち不適正姿勢となった米飯を適正配置姿勢に修正配列するものであり、下流側で巻ズレ米飯が発生することを防止する。
姿勢修正機構としては、ベルト持上げ体よりも上流側で米飯と当接して適正配置姿勢とするものであれば、特に限定されることはない。例えば、コンベアベルト上に搬送されるシート状米飯との当接部を複数有するローラ状姿勢修正部として、姿勢修正ローラを搬送方向側面視でコンベアベルトの上方位置、且つ、コンベアベルト搬送方向に沿って回転可能に設けてもよい。
このようにおにぎり製造装置に備えられる米飯上面整形ローラや間欠押圧ローラ、姿勢修正ローラの材質としては、金属材、プラスチック材、ゴム材を適用することができ、また、各ローラにおいて米飯と接触するローラ面には、微小凹凸部を設けるようにしてローラ面と米飯との間の過度の滑動を規制することもできる。
また、巻ベルト成形部は、姿勢修正ローラと米飯上面整形ローラと間欠押圧ローラとが、駆動モータを介してそれぞれローラ軸支持部により駆動回転可能に支持され、シート状に形成された米飯の大きさや搬送速度、具材、食材種別条件に応じてその回転速度や回転軸支持位置を制御するローラ駆動制御機構を備えている。
これにより、各種ローラの回転速度や軸支持位置を制御して、具材をシート状の米飯の中心部に位置付け、具材を覆う米飯の圧密状態を均一かつ適切に維持し、商品としての形態や食感に優れたおにぎりを提供することができる。
ローラ駆動制御機構は、例えばローラ支持部を介して支持された各種ローラを回転駆動させる駆動モータ、ローラ支持部の高さ位置調整モータ、及びこれらに接続する制御部などを備えたものである。
制御部は、おにぎり製造装置全体の動作を制御するとともに、当該おにぎり製造装置に設けられた各種センサやキーボードなどの入力デバイスなどを介して取得されるシート状の米飯の大きさや搬送速度や具材種別に応じた各種条件の適切な制御量を判定して制御する機能を担っている。
すなわち、この制御部を介してコンベアベルトの駆動部と各種ローラの駆動モータとを連動させ、コンベアベルトの間欠的な搬送動作と各種コンベアの間欠的な回転動作とが同期することを可能としている。
これにより、コンベアベルト上の米飯が上流側から下流側に至るまでに、各種ローラが設置された位置で、各種ローラが個々の米飯に対して正しく作用する。
このようなおにぎり製造装置を用いたおにぎりの製造方法は、具材が中央に配置されたシート状米飯をコンベアベルト上に搬送しながら丸め込むことで具材を内包するおにぎりを製造する方法であり、具体的には以下のようにして行う。
すなわち、ベルト搬送幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルトにより具材を載置したシート状米飯を搬送する搬送工程と、搬送中の前記シート状米飯のコンベアベルト上における姿勢を適正配置位置に修正する姿勢修正工程と、前記コンベアベルトの両側端を略U字状に起立させるとともにコンベアベルト両端側を内側に押圧してシート状米飯の搬送方向幅方向の端部同士を突き合わせるようして絞り込こみすのこ巻き状米飯を形成する湾曲形成工程と、前記コンベアベルト上で絞り込まれて形成されたすのこ巻き状米飯の上部から米飯上面整形ローラを転圧して筒状米飯に整形する筒状整形工程と、前記略筒状米飯の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とする閉端整形工程と、を有する。これにより、米飯に具材を確実に内包させ、しかも型崩れしにくく、かつ口中で容易に解れる食感のおにぎりを供給できる。
また、本実施形態に係るおにぎり製造装置は、巻きベルト成形部の上流側に、シート状米飯を供給する米飯シート供給部が備えられる。この米飯シート供給部は、巻きベルト成形部の米飯整形用コンベアに連設される米飯シート供給コンベアを備えており、連続的に一定の間隔を開けながら巻きベルト成形部へ米飯シートを供給する。
また、巻きベルト成形部の下流側には、上面に略三角形状のおにぎり型枠が環状に複数形成された円盤状の成形テーブルを有する型枠成形部が備えられる。巻きベルト成形部にて形成された閉端米飯は、この型枠成形部に供給され、成型テーブルの型枠内に収容されておにぎり型に成型され、必要に応じて更に次工程へ供給される。
以下、図面に基づいて、本発明に係るおにぎり製造装置を説明する。図1は、巻きベルト成形部を中心におにぎり製造装置の一部構成を示した説明図である。また、図2は、巻きベルト成形部に備えられた各種ローラの構成を示す説明図であり、図3は、おにぎり成形装置の構成を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るおにぎり製造装置Aの巻きベルト成形部10には、装置本体11の前面側に水平方向に突設した矩形板状の基台12の周囲に無端状に形成されたコンベアベルト20が配置されている。
さらに、コンベアベルト20上面側の上方には、上流側から順に一定間隔を隔てて姿勢修正ローラ30、米飯上面整形ローラ50、間欠押圧ローラ60が、装置本体11の前面側にそれぞれのローラ軸31、51、61を介して水平方向に突設している。
また、姿勢修正ローラ30と米飯上面整形ローラ50の間の基台12上面には、コンベアベルト20の幅方向に規定間隔を置いて一対のベルト持上げ体40,40’が設けられている。
このような構成を備えるおにぎり製造装置Aの装置本体11によれば、以下のような巻きベルト成形を行う。
すなわち、上流側の米飯シート供給部80から供給されるシート状米飯SRは、姿勢修正ローラ30により適正配置姿勢にあるものはそのまま、不適正姿勢にあるものは適正配置姿勢に修正され、ベルトの両端縁の下方の基台12に立設した一対のベルト持上げ体40により起立したコンベアベルト20に巻き込まれるに伴いシート状米飯SRの両端同士を突き合わされてすのこ巻き状米飯URに成形される。
次いで、すのこ巻き状米飯URは、同米飯の端部同士の当接線上を中心に搬送方向に沿って米飯上面整形ローラ50で上方より押圧されて米飯の端部同士が接合され、筒状米飯TRに成形される。
次いで、筒状米飯TRは、ベルトの開放を受けながら間欠押圧ローラ60により上方より押圧されて閉端米飯CRに成形され、下流側に配置した型枠成形部90に同閉端米飯CRが供給される。
姿勢修正ローラ30は、図1及び図2に示すように、装置本体11前面側から水平に突出する所定長さのローラ軸31と、同ローラ軸31の先端部に装着した姿勢修正ローラ本体32と、により構成されている。
姿勢修正ローラ本体32は、図2中破線で示す搬送方向側面視略円形状のローラベース33の接線方向に沿ってシート状米飯SRと半円弧状の先端部分で当接するフィン34を突設している。すなわちフィン34は、搬送方向側面視において、ローラ軸31を中心に点対象となる位置でローラベース33周面に2つ突出して形成される。
米飯上面整形ローラ50は、装置本体11前面側から水平に突出する所定長さのローラ軸51と、ローラ軸51の先端部に装着された米飯上面整形ローラ本体52と、により構成している。そして、米飯上面整形ローラ本体52は、厚み方向中央部を小径とした略鼓状に形成している。
間欠押圧ローラ60は、装置本体11前面側から所定長さで水平に突出するローラ軸61と、その先端に間欠押圧ローラ本体62を装着して構成している。
間欠押圧ローラ本体62は、図2中破線で示す一定半径の円形のローラベース63に対し、回動半径を増大すように形成したカム山部64を搬送方向側面視でローラ軸61を中心に120°毎に3つ配置して構成しており、各カム山部64の間を凹状のカム谷部65としている。
カム山部64は、その頂部64cの両端側に筒状米飯TRの搬送方向前部に当接して同米飯前部を押圧する前部押圧斜面64aと、筒状米飯TRの搬送方向後部に当接して同米飯後部を押圧する後部押圧斜面64bと、を備えており、カム谷部65を挟んだ前部押圧斜面64aと後部押圧斜面64bとによって筒状米飯TR前後端の開口を閉塞する。
また、前部押圧斜面64aと後部押圧斜面64bとには、各斜面の下端縁略中央部からカム山部64の頂部64cに向かって徐々に浅くなる楕円状凹部64dが切り欠いて形成されており、筒状米飯TRと当接した際に筒状米飯TRの前後端縁に向かって漸次押圧力が増大するようにしている。
すなわち、間欠押圧ローラ本体62は、米飯に内包された具材Gによる凸部分をなぞって具材Gを押圧せずに米飯の前後端のみを押圧して具材Gの漏出を防止するように構成している。
また、上述の各種ローラは、装置本体11内部に配設された各駆動モータとそれぞれのローラ軸31、51、61のそれぞれの基端側で連結して回動し、その回動動作をそれぞれの駆動モータと連絡した制御部を介して同期して間欠回動するように構成している。
すなわち、装置本体11に内蔵された制御部により、コンベアベルト20の搬送動作と米飯上面整形ローラ50及び間欠押圧ローラ60の回動動作は、それぞれ米飯に対して正しく作用する所定の回動距離と搬送距離で動作するように関連付けがなされ、動作状態と停止状態を完全に一致させる間欠的動作を行うように同期制御される。
また、姿勢修正ローラ30の回動動作は、制御部により、コンベアベルト20の搬送動作に対して、タイムラグを有して所定の回動距離で間欠的な回動動作を行うように同期制御されている。
次に、図3〜図8を参照しながら、巻きベルト成形部10の成形動作について説明する。図4は、おにぎり製造装置による米飯の成形工程示す平面図であり、図5は、姿勢修正ローラ30の回動動作を示す側面図である。また、図6は、図4(4)の破線で示したベルト持上げ体40の配設位置における搬送方向視断面を示し、図7は、図4(5)の破線で示した米飯上面整形ローラ50の配設位置における搬送方向視断面を示す説明図である。図8は、搬送方向側面視における間欠押圧ローラ60による米飯の成形状態を示す説明図である。
図3及び図4に示すように、米飯シート供給部80より供給されたシート状米飯SRは、コンベアベルト20により搬送され、まず、姿勢修正ローラ30に至る。
姿勢修正ローラ30では、図5(a)及び図5(b)に示すように、コンベアベルト20上の不適正位置にあるシート状米飯SRを、コンベアベルト20が始動して停止状態の姿勢修正ローラ30のフィン34aにシート状米飯SRの前側端部SR3を突き当てて適正配置姿勢に近づける。
次いで、図5(c)に示すように、コンベアベルト20の動作状態時に姿勢修正ローラ30が回動を始め、フィン34aとローラ軸31を中心に約180°反対側にあるフィン34bが、シート状米飯SRの後側端部を搬送方向に向けて押し出すことで、図4(1)に示すように、コンベアベルト20におけるシート状米飯SRの適正配置姿勢へ修正を行う。
次に、このように適正配置姿勢に修正されたシート状米飯SRは、図4(2)〜図4(4)及び図6に示すように、ベルト持上げ体40の作用によりコンベアベルト20の両側端SR1,SR2が徐々に立ち上がってU字状となるに伴い、具材Gを被包するように端部SR1,SR2同士が突き合わされた状態、すなわち、すのこ巻き状米飯URに成形されて米飯上面整形ローラ50に供給される。
米飯上面整形ローラ50では、図4(5)及び図7に示すように、すのこ巻き状米飯URの突き合わされた端部が米飯上面整形ローラ50の米飯上面整形ローラ本体52により上方押圧されて接合することにより、すのこ巻き状米飯URが具材Gを内包する筒状米飯TRに成形される。
次いで、筒状米飯TRは、間欠押圧ローラ60に供給される。間欠押圧ローラ60では、まず筒状米飯TRの前端部TR1が間欠押圧ローラ60の前部押圧斜面64aにより押圧されることで、図4(6)に示すように、筒状米飯TRの前端部TR1の開口が閉塞される。
次いで、コンベアベルト20の米飯の搬送移動と同期して間欠押圧ローラ60の回動に伴い、図8に示すように、筒状米飯TRの中途部上面TR3が間欠押圧ローラ60のカム谷部65により押圧形成される。このときの成形押圧力は前端部の成形押圧力よりも低い。
また、筒状米飯TRの後端部TR2が間欠押圧ローラ60の後部押圧斜面64bと当接することにより、図4(7)に示すように、後端部TR2の開口が閉塞されて閉端米飯CRが形成される。
すなわち、筒状米飯TRは、間欠押圧ローラ本体62により、内包された具材Gによる凸部分である中途部の上面TR3をカム谷部65でなぞられる程度に押圧され、内包された具材Gを押圧されずに、米飯の前端部TR1と後端部TR2が押圧されて前後開口が閉塞され、具材Gの漏出を防止した閉端米飯CRに成形される。
そして、このように成形された閉端米飯CRは、次工程である型枠成形部90に供給されて最終的にはおにぎり製品が製造されることとなる。
なお、本実施形態に係るおにぎり製造装置Aの巻きベルト成形部10には、姿勢修正ローラ30を備えた構成としているが、姿勢修正ローラ30を配設しなくても閉端米飯CRを成形することは十分に可能である。
すなわち、米飯シート供給部80より順次供給される複数のシート状米飯SRにおいて、隣接するシート状米飯SRは、コンベアベルト20が一定周期の間欠的な搬送動作を行うことで互いに所定間隔を保持した状態でコンベアベルト20上に整然と配置されるため、下流側の種々の成形工程に巻きズレ米飯を供給してしまうことは極めて少ない。
また、巻ズレ米飯を供給してしまった場合であっても、コンベアベルト20の間欠的な搬送動作に同期して回動動作する米飯上面整形ローラ50や間欠押圧ローラ60により、同米飯は具材Gを確実に内包して封止するように成形されながら搬送されて閉端米飯CRに成形されることとなる。
そして、このような閉端米飯CRが型枠成形部90に供給されることで、製造されたおにぎり製品に具漏れや具にじみが発生してしまうことを防止している。
このように、本発明に係るおにぎり製造装置によれば、米飯に具材を確実に内包させ、しかも型崩れしにくく、かつ口中で容易に解れる食感のおにぎりを量産することができることは勿論、コンベアベルト上に不適正姿勢で配置された米飯であっても、筒状に形成した米飯の両端部から具材が露出してしまうことを防止して、おにぎり製造作業に要する検品等の作業負担や、おにぎり製造に要する時間的、経済的負担を軽減することを可能としている。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
A おにぎり製造装置
10 巻きベルト成形部
11 装置本体
12 基台
20 コンベアベルト
30 姿勢修正ローラ
40 ベルト持上げ体
50 米飯上面整形ローラ
60 間欠押圧ローラ
80 米飯シート供給部80
90 型枠成形部90
SR シート状米飯
UR すのこ巻き状米飯
TR 筒状米飯
CR 閉端米飯
G 具材

Claims (3)

  1. シート状に形成した米飯を載置可能であり、搬送方向幅方向に両端側が折り曲げ可能な可撓性部材により形成されたコンベアベルトと、
    同コンベアベルトの幅方向に規定間隔を置いて立設された一対のベルト持上げ体と、
    同ベルト持上げ体によりその両側端が略U字状に起立された前記コンベアベルトに沿ってすのこ巻き状に成形した米飯をその上方から転圧して略筒状とする米飯上面整形ローラと、
    同米飯上面整形ローラの下流側に設けられ、前記略筒状に成形された米飯の前後端開口部近傍に上方より当接して前記前後端開口が閉塞された閉端米飯とするカム山部を備えた間欠押圧ローラと、
    を備えることを特徴とするおにぎり製造装置。
  2. 前記ベルト持上げ体よりも上流側に設けられ、前記コンベアベルト上で搬送中の米飯との当接により前記米飯の姿勢を修正する姿勢修正機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  3. 前記米飯上面整形ローラは、幅方向中央へ小径となる略鼓状に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のおにぎり製造装置。
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KR20200124557A (ko) * 2019-04-24 2020-11-03 조길영 자동화시스템을 이용한 주먹밥 제조 방법 및 이에 의해 제조된 주먹밥
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