JP2017215858A - ウェアラブル機器、情報処理装置、撮影装置、及びそれらの制御方法、並びにプログラム - Google Patents

ウェアラブル機器、情報処理装置、撮影装置、及びそれらの制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影装置を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減又は防止することができる通知システム、並びにウェアラブル機器、情報処理装置、撮影装置、及びそれらの制御方法を提供する。【解決手段】無線通信で撮影装置と通信を確立する通信部と、撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断する判断部と、撮影装置と通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断部が判断したときに、撮影機会の到来のユーザへの通知を行う通知制御部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェアラブル機器、情報処理装置、撮影装置、及びそれらの制御方法、並びにプログラムに関する。
カメラのユーザは、旅行等でよく知らない土地を訪れることがある。このとき、予め名所や有名建造物に関する情報について調べておくことができれば、ユーザは、その場所に赴くこともできるし、偶然通りかかった道沿いにあった建造物が歴史的建造物であることを判断することができる。したがって、この場合、カメラにより撮影すべき撮影機会をユーザが逃すことはない。
しかしながら、旅行先の観光情報を十分に入手していなかった場合には、観光地へ訪れても名所に行きそびれたり、有名建造物のすぐ横を通りかかったとしても写真を撮ることなく通り過ぎたりしてしまうことがある。このような場合、撮影機会を逃してしまうことになる。
そこで、センターサーバにおいて、多くの人々により撮影されている同一の被写体を検出し、その被写体が見える範囲を算出して見所スポットとして蓄積し、適切な見所スポットをユーザの端末へ配信する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−095867号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ユーザが検索条件を入力することによって、見所スポットの情報がユーザの端末に配信される。つまり、ユーザが端末を操作しなければ、そのような情報を得ることができない。このように、特許文献1に記載された技術では、ユーザが端末を操作して初めて見所スポットに関する情報が得られるため、ユーザがカメラを携帯している場合にもかかわらず、撮影機会を逃す場合が多く生じうる。例えば、ユーザが町歩きをしている最中で、ユーザの端末がカバンの中に入っているようなときは、撮影機会の到来を知ることができない。
本発明の目的は、撮影装置を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減又は防止することができる技術を提供することにある。
本発明の一観点によれば、無線通信で撮影装置と通信を確立する通信部と、前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断する判断部と、前記撮影装置と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと前記判断部が判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を行う通知制御部とを有することを特徴とするウェアラブル機器が提供される。
本発明の他の観点によれば、無線通信で撮影装置と通信を確立するステップと、前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断するステップと、前記撮影装置と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を行うステップとを有することを特徴とするウェアラブル機器の制御方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、無線通信で撮影装置及びウェアラブル機器と通信を確立する通信部と、前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断する判断部と、前記撮影装置及び前記ウェアラブル機器と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと前記判断部が判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を前記ウェアラブル機器又は前記撮影装置に行わせる通知制御部とを有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、無線通信で撮影装置及びウェアラブル機器と通信を確立するステップと、前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断するステップと、前記撮影装置及び前記ウェアラブル機器と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を前記ウェアラブル機器又は前記撮影装置に行わせるステップとを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、表示部と、無線通信で外部装置と通信を確立する通信部と、前記外部装置と通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断した前記外部装置からの表示要求に基づき、前記撮影機会の到来を通知する通知画面を前記表示部に表示する表示制御部とを有することを特徴とする撮影装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、無線通信で外部装置と通信を確立するステップと、前記外部装置と通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断した前記外部装置からの表示要求に基づき、前記撮影機会の到来を通知する通知画面を表示部に表示するステップとを有することを特徴とする撮影装置の制御方法が提供される。
本発明によれば、撮影装置を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減又は防止することができる。
本発明の第1の実施形態による通知システムの全体構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるウェアラブル機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による通知システムにおいてユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態によるウェアラブル機器の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるウェアラブル機器の表示部に表示される撮影機会到来の通知画面の例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態による通知システムの構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態によるスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による通知システムにおいてユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態によるスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるウェアラブル機器の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による通知システムにおいてユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態によるウェアラブル機器の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるデジタルカメラの表示部に表示される撮影機会到来の通知画面の例を示す模式図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態による通知システム、並びにウェアラブル機器、撮影装置、及びそれらの制御方法について図1乃至図6を用いて説明する。
はじめに、本実施形態による通知システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態による通知システムの全体構成を示す模式図である。
本実施形態による通知システムは、撮影装置であるデジタルカメラのユーザに、そのデジタルカメラによる撮影機会の到来を通知するものである。
図1に示すように、本実施形態による通知システム1は、ユーザが撮影に用いるデジタルカメラ100と、撮影機会の到来を判断してユーザに対して撮影機会の到来を通知するウェアラブル機器200とを含んでいる。デジタルカメラ100とウェアラブル機器200とは、無線通信で互いに通信可能に構成されている。以下、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200の構成についてそれぞれ詳述する。
<デジタルカメラの構成>
まず、本実施形態による通知システム1におけるデジタルカメラ100の構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態による通知システム1における撮影装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、デジタルカメラ100は、静止画を撮影可能なデジタルスチルカメラであってもよいし、動画を撮影可能なデジタルビデオカメラであってもよいし、両カメラの機能を有するものであってもよい。また、本実施形態では、撮影装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、撮影装置はこれに限られない。撮影装置は、例えば、それぞれカメラ機能及び通信機能を有する携帯型のメディアプレーヤ、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等の撮影機能及び通信機能を有する情報処理装置であってもよい。撮影装置は、静止画及び動画の少なくとも一方を撮影できるものであればよい。
図2に示すように、デジタルカメラ100は、制御部101と、撮像部102と、不揮発性メモリ103と、作業用メモリ104とを有している。さらに、デジタルカメラ100は、操作部105と、表示部106と、記録媒体110と、接続部111とを有している。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、レンズと撮像素子と信号処理部とを含み、レンズで結像された被写体光を撮像素子で電気信号に変換する。撮像部102は、撮像素子で変換された電気信号に対して、信号処理部でノイズ低減処理等を行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像部102により撮像された画像データは、バッファメモリに蓄えられた後、制御部101にて所定の演算処理が行われ、その後、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は、例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタン等の操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部106は、必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は、内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。表示部106は、例えばタッチパネルを用いて構成することができ、操作部105の一部又は全部の機能を兼ねることができる。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なように構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は、少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態によるデジタルカメラ100は、接続部111を介して、ウェアラブル機器200等の外部装置と接続し、接続した外部装置とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部111はアンテナを含み、制御部101は、アンテナを含む接続部111を介して、ウェアラブル機器200等の外部装置と無線で接続することができる。なお、ウェアラブル機器200等の外部装置との接続では、直接接続してもよいし、中継サーバーを介して通信してもよい。
例えば、接続部111は、Bluetooth(登録商標)モジュールであり、データを通信するためのプロトコルとして、Bluetoothを通じた独自プロファイルを用いることができる。なお、ウェアラブル機器200等の外部装置との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部111は、近距離無線通信の通信モジュールであり、赤外線通信モジュール、無線LAN(Local Area Network)通信モジュール等の無線通信モジュールを含むことができる。また、接続部111は、Wireless USB(Universal Serial Bus)モジュール等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、接続部111として、USBケーブルやHDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、IEEE1394等、有線接続によるものを採用してもよい。
デジタルカメラ100は、後述するように、接続部111を介して、ウェアラブル機器200と通信可能に接続することができる。また、ウェアラブル機器200と接続すべきデジタルカメラ100は、事前にウェアラブル機器200とペアリングを行ってウェアラブル機器200に登録しておくことができる。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
<ウェアラブル機器の構成>
次に、本実施形態による通知システム1におけるウェアラブル機器200について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態による通知システム1における情報処理装置の一例であるウェアラブル機器200の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、デジタルカメラ100のユーザの身体に装着できるウェアラブルな情報処理装置の一例として、スマートウォッチという無線通信機能付きの腕時計を想定したウェアラブル機器について述べるが、ウェアラブル機器はこれに限られない。例えば、ウェアラブル機器は、無線通信機能付きのメガネ、無線通信機能付きの体温計や体組成計、あるいは無線通信機能付きのヘルメット等であってもよい。
図3に示すように、ウェアラブル機器200は、制御部201と、不揮発性メモリ203と、作業用メモリ204とを有している。また、ウェアラブル機器200は、操作部205と、表示部206と、RTC(Real Time Clock)207と、生体情報検出部208と、加速度情報検出部209と、記録媒体210と、接続部211とを有している。さらに、ウェアラブル機器200は、公衆網接続部212と、位置情報取得部213とを有している。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってウェアラブル機器200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーションが格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、ウェアラブル機器200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は、例えば、ユーザがウェアラブル機器200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、RTC207を設定する操作部材や、表示部206に形成されるタッチパネル等の操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部206は、必ずしもウェアラブル機器200が備える必要はない。ウェアラブル機器200は、表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。表示部206は、例えばタッチパネルを用いて構成することができ、操作部205の一部又は全部の機能を兼ねることができる。
RTC207は、時刻管理を行う。なお、RTC207は、時刻管理を行うことができるものであれば、あらゆる方式をとることができる。例えば、RTC207は、ユーザが操作部205により行った時刻設定に基づき時刻管理を行ってもよい。また、例えば、RTC207は、接続部211を介して時刻情報を取得して時刻設定を行うことにより時刻管理を行ってもよい。また、例えば、RTC207は、電波時計によって捕捉された時計設定に基づき時刻管理を行ってもよい。また、RTC207は、アナログ時計のようなメカニカル機構から検出機構により時刻情報を検出して取得することができるものであってもよい。この場合、RTC207には、アナログ時計から時刻情報を検出する検出機構が含まれるものとする。
生体情報検出部208は、ウェアラブル機器200が身体に装着されたユーザの生体情報を検出するセンサーである。生体情報検出部208は、生体情報を検出することと、検出できなくなったことを感知することとができればよい。生体情報検出部208は、例えば、脈拍を検出するセンサーや、心拍を検出するセンサーや、血流を検出するセンサーや、導電性高分子による皮膚の接触によって電位の変化を検出したことを検知するセンサーを含む。
加速度情報検出部209は、加速度の変化を検出するセンサーである。加速度情報検出部209は、加速度が発生した場合を感知することができればよい。加速度情報検出部209は、この加速度の変化又加速度の発生の有無に関する情報に基づき、ユーザがウェアラブル機器200を身体に装着して移動しているかどうかを判定することができるものである。
記録媒体210は、例えば、デジタルカメラ100から送信されて接続部211を介して制御部201に転送された画像データを記録することができる。また、記録媒体210は、画像データ以外の他の情報を記録することができ、例えば、生体情報検出部208により検出された生体情報を記録することができる。記録媒体210は、ウェアラブル機器200に着脱可能なように構成してもよいし、ウェアラブル機器200に内蔵されていてもよい。すなわち、ウェアラブル機器200は、少なくとも記録媒体210にアクセスする手段を有していればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態によるウェアラブル機器200は、接続部211を介して、デジタルカメラ100等の外部装置と接続し、接続した外部装置とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部211はアンテナを含み、制御部201は、アンテナを含む接続部211を介して、デジタルカメラ100等の外部装置と無線で接続することができる。なお、デジタルカメラ100等の外部装置との接続では、直接接続してもよいし、中継サーバーを介して通信してもよい。
例えば、接続部211は、Bluetoothモジュールであり、データを通信するためのプロトコルとして、Bluetoothを通じた独自プロファイルを用いることができる。なお、デジタルカメラ100等の外部装置との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部211は、近距離無線通信の通信モジュールであり、赤外線通信モジュール、無線LAN通信モジュール、Wireless USB等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、USBケーブルやHDMI、IEEE1394等、有線接続によるものを採用してもよい。
公衆網接続部212は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。ウェアラブル機器200は、公衆網接続部212を介して、データ通信を行ってインターネット等のネットワークにアクセスすることができる。これにより、制御部201は、ネットワークから観光スポットや名所に関する情報を取得することができる。本実施形態では、公衆網接続部212は、3Gを用いた通信を行うためのインターフェースを含むものとする。なお、3Gに限らず、LTE(Long Term Evolution)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)といった他の通信方式を用いてもよい。また、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)、いわゆる4Gといった他の通信方式を用いてもよい。また、接続部111及び公衆網接続部212は、必ずしも互いに独立したハードウェアで構成する必要はなく、例えば一つのアンテナで兼用することも可能である。
位置情報取得部213は、ウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報を取得するものである。ウェアラブル機器200の現在位置は、ウェアラブル機器200を装着したユーザの現在位置に対応する。例えば、位置情報取得部213は、GPS(Global Positioning System)モジュールであり、GPS衛星からの電波を受信して測位を行い、ウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報を取得する。なお、位置情報取得部213が位置情報を取得する方式はこれに限定されるものではない。位置情報取得部213は、GPSによる測位のほか、例えば、ウェアラブル機器200が通信に利用している基地局の位置情報、無線LANのアクセスポイントの位置情報を利用して、ウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報を取得することができる。
以上がウェアラブル機器200の説明である。
<ユースケース その1>
続いて、本実施形態による通知システム1のユースケースの一例について図4を用いて説明する。図4は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200とを含む本実施形態による通知システム1において、ユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。
ウェアラブル機器200は、デジタルカメラ100により撮影を行うべき撮影機会が到来したことを判断することができる。
例えば、デジタルカメラ100により朝食、昼食、及び夕食の毎食の料理の写真を撮影するユーザは、朝食、昼食、及び夕食の食事の時刻をウェアラブル機器200に予め設定しておく。この場合、ウェアラブル機器200は、ユーザにより予め設定された食事の時刻が到来したら、撮影機会が到来したと判断する。また、例えば、ユーザは、旅の行程等に基づき、イベントの時刻をウェアラブル機器200に予め設定しておく。この場合、ウェアラブル機器200は、イベントの時刻が到来するたびに撮影機会が到来したと判断する。また、例えば、ユーザは、撮影ペースを配分した一定の時間間隔をウェアラブル機器200に予め設定しておく。この場合、ウェアラブル機器200は、ユーザにより予め設定された一定の時間間隔が経過した時刻が到来するたびに、撮影機会が到来したと判断する。
他の例では、ウェアラブル機器200は、位置情報取得部213により取得されたウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報に基づき、公衆網接続部212を介してインターネット等のネットワークから観光スポットや名所に関する情報を取得する。ウェアラブル機器200は、ウェアラブル機器200の現在位置の周辺又は近傍の観光スポットや名所に関する情報を取得することができる。この場合、ウェアラブル機器200は、ウェアラブル機器200を装着したユーザが観光スポットや名所等の撮影すべき撮影対象に所定の距離範囲内に近づいたときに、撮影機会が到来したと判断することができる。
また、ウェアラブル機器200は、例えば、スマートウォッチ等にみられる腕時計の形状をしており、ユーザはその手首等の身体に装着することができる。
ウェアラブル機器200は、Bluetooth等により、接続部211を使用して、デジタルカメラ100を探索し、デジタルカメラ100を発見したらデジタルカメラ100の接続部111と無線で接続する。これにより、ウェアラブル機器200は、デジタルカメラ100と通信を確立することができる。ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100とは、予めペアリング操作による相手機器の登録を行うことで、接続可能な距離圏内に相手機器が存在していれば接続して通信可能となる。つまり、通信できれば相手機器が通信圏内に存在していることを確認でき、ペアリング相手であれば無線で接続して通信を確立することができる。これにより、ウェアラブル機器200は、ユーザが手元近くにデジタルカメラ100を持ち備えており、デジタルカメラ100による撮影が可能な状態であると判断することができる。
ウェアラブル機器200は、デジタルカメラ100と事前にペアリングを行っておくことで、撮影機会の到来を通知する撮影機会通知モードで動作する。ウェアラブル機器200が、撮影機会が到来したと判断し、かつ、ユーザがデジタルカメラ100を手元近くに持ち備えていると判断した場合に、ユーザが身体に装着しているウェアラブル機器200に撮影機会が到来したことを通知する。
ウェアラブル機器200による撮影機会到来の通知方法は、特に限定されるものではないが、例えば、ウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会が到来した旨のメッセージを表示することができる。図4に示すように、ウェアラブル機器200は、例えば「撮影チャンスだよ!」といった撮影機会の到来を通知するメッセージを表示部206に表示することができる。この際、撮影すべき対象の名称をあわせて表示してもよいし、ウェアラブル機器200の現在位置から撮影すべき対象までの距離をあわせて表示してもよい。また、ウェアラブル機器200は、表示部206へのメッセージの表示とともに又はメッセージの表示に代えて、撮影機会の到来を通知する通知音を鳴らすことにより、ユーザに撮影機会の到来を通知することもできる。
なお、ウェアラブル機器200の撮影機会通知モードは、ウェアラブル機器200又はデジタルカメラ100の操作でペアリングを解除することで終了することができる。ペアリング解除ではなく、モードをオフする設定があってもよい。
<ウェアラブル機器の動作>
次に、本実施形態による通知システム1におけるウェアラブル機器200の動作及び制御方法について図5Aを用いて説明する。図5Aは、本実施形態によるウェアラブル機器200の動作を示すフローチャートである。図5Aは、撮影機会通知モードで動作しているときのウェアラブル機器200の動作を示すものである。
ステップS1201において、まず、ウェアラブル機器200の制御部201は、Bluetooth等による接続部211を使用して、近距離無線通信でデジタルカメラ100を探索する。制御部201は、デジタルカメラ100が送信するアドバタイズ信号を探索することにより、デジタルカメラ100を探索する。
ステップS1202で、制御部201がペアリング済みのデジタルカメラ100を発見したら(ステップS1202、Yes)、制御部201は、ステップS1203で、接続部211を介してデジタルカメラ100と無線で接続する。制御部201は、デジタルカメラ100に対して接続要求を送信してデジタルカメラ100と接続する。これにより、制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間でBluetooth通信等の通信を確立する。このように、制御部201は、接続部211とともに、無線通信でデジタルカメラ100を探索して発見したらデジタルカメラ100と通信を確立する通信部として機能する。
一方、発見していない場合には(ステップS1202、No)、制御部201は、ステップS1208で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1208、No)、ステップS1201に戻り、制御部201は、ペアリング済みのデジタルカメラ100を探索し続ける。
ウェアラブル機器200がペアリング済みのデジタルカメラ100との通信を確立した後、制御部201は、ステップS1204で撮影機会が到来したか否かの判断を行う。このように、制御部201は、撮影機会が到来したか否かを判断する判断部として機能する。
この撮影機会の到来の判断は、前述のとおり、観光スポット等に近づいたときでもよいし、ユーザにより予め設定された食事等の時刻が到来したときでもよい。
例えば、制御部201は、位置情報取得部213により取得されたウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報に基づき、撮影機会が到来したか否かを判断する。この場合、制御部201は、公衆網接続部212を介してインターネット等のネットワークから、ウェアラブル機器200の現在位置の周辺又は近傍の観光スポットや名所等の撮影すべき撮影対象に関する情報を取得する。制御部201は、位置情報取得部213で取得されたウェアラブル機器200の現在位置に関する位置情報に基づき、撮影すべき撮影対象に所定の距離範囲内にユーザが近づいたと判断したときに、撮影機会が到来したと判断する。
また、例えば、制御部201は、ユーザにより予め設定された食事の時刻等の所定の時刻が到来した場合に、撮影機会が到来したと判断することもできる。
ステップS1205で撮影機会が到来したと判断した場合には(ステップS1205、Yes)、制御部201は、ステップS1206でウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会到来の通知画面を表示する。このときの通知画面の例を図6に示すが、説明は後述する。このように、制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断したときに、撮影機会到来のユーザへの通知を行う通知制御部として機能する。一方、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との通信が確立していない場合、制御部201は、撮影機会が到来したか否かの判断を行わず、当然に撮影機会到来のユーザへの通知を行わない。制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との通信が確立している場合においてのみ、撮影機会到来のユーザへの通知を行う。
ステップS1205で撮影機会が到来していないと判断した場合(ステップS1205、No)、ステップS1207に移行する。また、撮影機会が到来してステップS1206で通知画面を表示した後も、ステップS1207に移行する。ステップS1207で、制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間の通信が切断されたか否かを判断する。制御部201は、通信が切断されたと判断しない限りは(ステップS1207、No)、ステップS1204に戻り、撮影機会が到来したか否かを判断し続ける。
一方、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS1207、Yes)、制御部201は、撮影機会の到来を待機する処理を終了する。続いて、制御部201は、ステップS1208で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断すると(ステップS1208、No)、ステップS1201に戻る。この場合、制御部201は、上記と同様に、ペアリング済みのデジタルカメラ100を探索し、発見すれば再度通信を確立して撮影機会の到来を通知できるようにする。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS1208、Yes)、制御部201は、撮影機会通知モードでのウェアラブル機器200の動作を終了する。なお、撮影機会通知モードは、例えば、ウェアラブル機器200又はデジタルカメラ100の操作でペアリングを解除することにより終了することができる。
<デジタルカメラの動作>
次に、本実施形態による通知システム1におけるデジタルカメラ100の動作及び制御方法について図5Bを用いて説明する。図5Bは、本実施形態によるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。図5Bは、撮影機会通知モードで動作しているときのデジタルカメラ100の動作を示すものである。
ステップS1101において、まず、デジタルカメラ100の制御部101は、Bluetooth等による接続部111を使用して、ウェアラブル機器200の制御部201がデジタルカメラ100を発見できるようにアドバタイズ信号を発信する。ウェアラブル機器200の制御部201は、このアドバタイズ信号を発見すると、デジタルカメラ100に接続要求を送信する。
ステップS1102で、制御部101は、ウェアラブル機器200から接続要求を受信すると(ステップS1102、Yes)、ステップS1103で、接続部111を介してウェアラブル機器200に無線で接続する。これにより、制御部101は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間でBluetooth通信等の通信を確立する。
一方、ウェアラブル機器200から接続要求を受信していない場合には(ステップS1102、No)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続ける。
デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間で通信が確立されると、制御部101は、ステップS1104で通信が切断されたと判断しない限り(ステップS1104、No)、ウェアラブル機器200との通信が確立された状態を維持する。
一方、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS1104、Yes)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続け、次回のウェアラブル機器200からの接続要求を待機する。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS1105、Yes)、制御部101は、撮影機会通知モードでのデジタルカメラ100の動作を終了する。
<ウェアラブル機器における撮影機会到来の通知画面>
次に、ウェアラブル機器200の表示部206に表示される撮影機会到来の通知画面について図6を用いて説明する。図6は、ウェアラブル機器200の表示部206に表示される撮影機会到来の通知画面の例を示す模式図である。
前述のとおり、図5Aにおいて、ステップS1205で撮影機会が到来したと判断した場合には、ステップS1206で、ウェアラブル機器200の表示部206には、撮影機会の到来を通知する通知画面2001が表示される。
この通知画面2001には、撮影機会が到来したことをユーザへ伝えるべく、どのような撮影機会であるかを伝えるメッセージが表示される。図6の例では、ユーザが東京タワーの300m付近まで到達したことを示しており、有名な観光スポットである東京タワーの存在をユーザに伝えることで、撮影対象として東京タワーを撮影する撮影機会が到来していることをユーザに通知している。
また、通知画面2001中には、「OK」ボタン2002と「No Thanks」ボタン2003とが選択可能に配置されている。例えば、表示部206はタッチパネルで構成され、「OK」ボタン2002又は「No Thanks」ボタン2003の表示領域に触れることにより、いずれかのボタンを選択することが可能になっている。ユーザが「OK」ボタン2002を選択した場合には、そのまま通知画面2001が閉じられる。一方、ユーザが「No Thanks」ボタン2003を選択した場合には、通知不要が設定され、以後、通知画面2001に通知されていた情報である東京タワーの情報を表示しないように、制御部201は、ウェアラブル機器200の動作を制御する。
このように、特定の撮影対象について、ユーザによるウェアラブル機器200に対する入力により通知不要が設定された場合、制御部201は、その特定の撮影対象について撮影機会の到来を表示部206に通知しないように制御することができる。
以上のとおり、本実施形態によれば、ウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会の到来を通知するので、デジタルカメラ100を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減し又は防止することができる。また、本実施形態によれば、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間で通信が確立している場合にだけ撮影機会の到来を通知するので、ユーザがデジタルカメラ100を携帯している場合にだけ撮影機会の到来を通知することができる。したがって、本実施形態によれば、デジタルカメラ100を携帯していないユーザへの通知を抑制して、無駄なく撮影機会の到来を通知することができる。
なお、上記では、ウェアラブル機器200の表示部206に表示された撮影機会到来の通知画面でユーザが選択した項目を元に、以後、東京タワーの情報を表示しないように動作すると説明した。このような動作に加えて又は代えて、撮影機会到来の通知に応じて実際にデジタルカメラ100で撮影したかどうかの撮影経験の有無を記憶して、以後、表示しないように制御してもよい。
この実施形態は次のとおりである。
デジタルカメラ100は、Bluetooth通信等の通信をウェアラブル機器200との間で確立している場合に、撮影処理実行時にその通信の接続相手であるウェアラブル機器200へ撮影したことを通知する通知部を備える。デジタルカメラ100の制御部101は、このような通知部として機能することができる。
一方、ウェアラブル機器200の制御部201は、デジタルカメラ100から上記の通知を受けたら、直近に撮影機会の到来を通知していたかどうかを判断する。撮影機会の到来を通知していた場合には、制御部201は、その撮影機会到来の通知で通知した特定の撮影対象についてユーザは撮影済みで撮影経験があると判断し、以後、同内容の撮影機会到来の通知を行わない。制御部201は、この撮影済みとの撮影経験の判断結果を例えば不揮発性メモリ203、記録媒体210等の記憶部にデータベースとして記録することができ、そのデータベースに基づき通知を行うか否かを決定することができる。こうして、撮影機会到来の通知に応じた撮影経験のある撮影対象について、以後、制御部201は、ウェアラブル機器200での撮影機会到来の通知を行わない。
このようにして、不要な撮影機会到来の通知を行わず、必要な撮影機会到来のみを通知することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態による通知システム、並びにウェアラブル機器、情報処理装置、撮影装置、及びそれらの制御方法について図7乃至図10Cを用いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
はじめに、本実施形態による通知システムの全体構成について図7を用いて説明する。図7は、本実施形態による通知システムの構成を示す模式図である。
本実施形態による通知システムも、上記第1の実施形態による通知システムと同様に、撮影装置であるデジタルカメラのユーザに、そのデジタルカメラによる撮影機会の到来を通知するものである。本実施形態による通知システムは、ウェアラブル機器200とは別個の情報処理装置であるスマートフォンにおいて、撮影機会の到来を判断する点で、第1の実施形態とは異なるものである。
図7に示すように、本実施形態による通知システム2は、ユーザが撮影に用いるデジタルカメラ100と、ユーザに対して撮影機会の到来を通知するウェアラブル機器200とを含んでいる。さらに、本実施形態による通知システム2は、撮影機会の到来を判断するスマートフォン300を含んでいる。スマートフォン300とデジタルカメラ100とは、無線通信で互いに通信可能に構成されている。また、スマートフォン300とウェアラブル機器200とは、無線通信で互いに通信可能に構成されている。以下、スマートフォン300の構成について詳述する。なお、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200の構成は、それぞれ上記第1の実施形態の構成と同様である。
<スマートフォンの構成>
本実施形態による通知システム2におけるスマートフォン300の構成について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態による通知システム2における情報処理装置の一例であるスマートフォン300の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、情報処理装置の一例として通信機能を有するスマートフォンについて述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば、情報処理装置は、無線通信機能付きのデジタルカメラ、携帯型のメディアプレーヤ、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等の通信機能を有する情報処理装置であってもよい。
図8に示すように、スマートフォン300は、制御部301と、撮像部302と、不揮発性メモリ303と、作業用メモリ304とを有している。また、スマートフォン300は、操作部305と、表示部306と、記録媒体310と、接続部311と、公衆網接続部312と、位置情報取得部313とを有している。さらに、スマートフォン300は、マイク314と、スピーカ315とを有している。
制御部301は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってスマートフォン300の各部を制御する。なお、制御部301が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部302は、レンズと撮像素子と信号処理部とを含み、レンズで結像された被写体光を撮像素子で電気信号に変換する。撮像部302は、撮像素子で変換された電気信号に対して、信号処理部でノイズ低減処理等を行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像部302により撮像された画像データは、バッファメモリに蓄えられた後、制御部301にて所定の演算が行われ、その後、記録媒体310に記録される。
不揮発性メモリ303は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部301で実行される各種プログラム等が格納される。デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200と通信するためのプログラムも不揮発性メモリ303に保持され、通信アプリケーションとしてインストールされているものとする。なお、本実施形態によるスマートフォン300の処理は、通信アプリケーションにより提供されるプログラムを読み込むことにより実現される。なお、通信アプリケーションは、スマートフォン300にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのプログラムを有しているものとする。なお、スマートフォン300のOSが本実施形態における処理を実現するためのプログラムを有していてもよい。
作業用メモリ304は、撮像部302で生成された画像データを一時的に保存するバッファメモリや、表示部306の画像表示用メモリや、制御部301の作業領域等として使用される。
操作部305は、スマートフォン300に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部305は、例えば、ユーザがスマートフォン300の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部306に形成されるタッチパネル等の操作部材を含む。
表示部306は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部306は、必ずしもスマートフォン300が内蔵する必要はない。スマートフォン300は、表示部306と接続することができ、表示部306の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。表示部306は、例えばタッチパネルを用いて構成することができ、操作部305の一部又は全部の機能を兼ねることができる。
記録媒体310は、例えば、撮像部302から出力された画像データを記録することができる。また、記録媒体310は、画像データ以外の他の情報を記録することができる。記録媒体310は、スマートフォン300に着脱可能なように構成してもよいし、スマートフォン300に内蔵されていてもよい。すなわち、スマートフォン300は、少なくとも記録媒体310にアクセスする手段を有していればよい。
接続部311は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態によるスマートフォン300は、接続部311を介して、デジタルカメラ100、ウェアラブル機器200等の外部装置と接続し、接続した外部装置とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部311はアンテナを含み、制御部301は、アンテナを含む接続部311を介して、デジタルカメラ100、ウェアラブル機器200等の外部装置と無線で接続することができる。なお、デジタルカメラ100、ウェアラブル機器200等の外部装置との接続では、直接接続してもよいし、中継サーバーを介して通信してもよい。
例えば、接続部311は、Bluetoothモジュールであり、データを通信するためのプロトコルとして、Bluetoothを通じた独自プロファイルを用いることができる。なお、デジタルカメラ100、ウェアラブル機器200等の外部装置との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部311は、近距離無線通信の通信モジュールであり、赤外線通信モジュール、無線LAN通信モジュール、Wireless USB等の無線通信モジュールを含むことができる。さらには、USBケーブルやHDMI、IEEE1394等、有線接続を採用してもよい。
公衆網接続部312は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。スマートフォン300は、公衆網接続部312を介して、他の機器と通話をしたり、データ通信をしたりすることができる。通話の際には、制御部301は、マイク314及びスピーカ315を介して音声信号の入力と出力を行う。本実施形態では、公衆網接続部312は、3Gを用いた通信を行うためのインターフェースを含むものとする。なお、3Gに限らず、LTEやWiMAX、ADSL、FTTH、いわゆる4Gといった他の通信方式を用いてもよい。また、接続部311及び公衆網接続部312は、必ずしも互いに独立したハードウェアで構成する必要はなく、例えば一つのアンテナで兼用することも可能である。
位置情報取得部313は、スマートフォン300の現在位置に関する位置情報を取得するものである。スマートフォン300の現在位置は、スマートフォン300を携帯したユーザの現在位置に対応する。例えば、位置情報取得部313は、GPSモジュールであり、GPS衛星からの電波を受信して測位を行い、スマートフォン300の現在位置に関する位置情報を取得する。なお、位置情報取得部313が位置情報を取得する方式はこれに限定されるものではない。位置情報取得部313は、GPSによる測位のほか、例えば、スマートフォン300が通信に利用している基地局の位置情報、無線LANのアクセスポイントの位置情報を利用して、スマートフォン300の現在位置に関する位置情報を取得することができる。
以上がスマートフォン300の説明である。
<ユースケース その2>
続いて、本実施形態による通知システム2のユースケースの一例について図9を用いて説明する。
図9は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200とに加え、スマートフォン300を含む本実施形態による通知システム2において、ユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。
スマートフォン300は、ウェアラブル機器200に比べて高機能であり、より高度に撮影機会が到来したことを判断することができる。スマートフォン300は、デジタルカメラ100のユーザに携帯されて使用される。
また、Bluetooth通信等の通信のサーバー及びクライアントの機能のうち、ウェアラブル機器200がクライアント機能を備えない場合がある。本実施形態では、クライアント機能を備えるスマートフォン300が、サーバー機能を備えるデジタルカメラ100と、サーバー機能を備えるウェアラブル機器200とに通信可能に接続することで、第1の実施形態と同様の機能を提供することができる。
本実施形態による通知システム2の場合、スマートフォン300が、Bluetooth通信等の通信によるデジタルカメラ100とウェアラブル機器200との接続状態を判断する。スマートフォン300は、接続部311を使用して、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を探索し、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を発見したらデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200と無線で接続する。これにより、スマートフォン300は、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200と通信を確立することができる。スマートフォン300は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200とに通信可能に接続されている場合に、ユーザが手元近くにそれぞれを持ち備えており、デジタルカメラ100による撮影が可能な状態であると判断することができる。また、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を手元近くに持ち備えていると判断した場合、スマートフォン300は、ユーザが身体に装着しているウェアラブル機器200に撮影機会の到来を通知することが可能であると判断することができる。
スマートフォン300は、第1の実施形態によるウェアラブル機器200と同様にして、デジタルカメラ100により撮影を行うべき撮影機会が到来したことを判断することができる。
例えば、デジタルカメラ100により朝食、昼食、及び夕食の毎食の料理の写真を撮影するユーザは、朝食、昼食、及び夕食の食事の時刻をスマートフォン300に予め設定しておく。この場合、スマートフォン300は、ユーザにより予め設定された食事の時刻が到来したら、撮影機会が到来したと判断する。また、例えば、ユーザは、旅の行程等に基づき、イベントの時刻をスマートフォン300に予め設定しておく。この場合、スマートフォン300は、イベントの時刻が到来するたびに撮影機会が到来したと判断する。また、例えば、ユーザは、撮影ペースを配分した一定の時間間隔をスマートフォン300に予め設定しておく。この場合、スマートフォン300は、ユーザにより予め設定された一定の時間間隔が経過した時刻が到来するたびに、撮影機会が到来したと判断する。
他の例では、スマートフォン300は、位置情報取得部313により取得されたスマートフォン300の現在位置に関する位置情報に基づき、公衆網接続部312を介してインターネット等のネットワークから観光スポットや名所に関する情報を取得する。スマートフォン300は、スマートフォン300の現在位置の周辺又は近傍の観光スポットや名所等の撮影すべき撮影対象に関する情報を取得することができる。この場合、スマートフォン300は、スマートフォン300を携帯したユーザが観光スポットや名所等の撮影すべき撮影対象に所定の距離範囲内に近づいたときに、撮影機会が到来したと判断することができる。
撮影機会が到来したと判断したスマートフォン300は、ウェアラブル機器200に撮影機会到来の通知要求を送信する。
スマートフォン300から撮影機会の到来の通知要求を受信したウェアラブル機器200は、第1の実施形態と同様にして、ユーザに撮影機会の到来を通知することができる。
<スマートフォンの動作>
次に、本実施形態による通知システム2におけるスマートフォン300の動作及び制御方法について図10Aを用いて説明する。図10Aは、本実施形態によるスマートフォン300の動作を示すフローチャートである。図10Aは、撮影機会通知モードで動作しているときのスマートフォン300の動作を示すものである。
スマートフォン300がデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200とBluetooth通信を行う場合、スマートフォン300は、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200の両方とペアリングを済ませておく必要がある。こうしてペアリングを済ませておくことにより、スマートフォン300は、撮影機会通知モードで動作することができる。
ステップS2301において、まず、スマートフォン300の制御部301は、Bluetooth等による接続部311を使用して、近距離無線通信でデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を探索する。制御部301は、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200がそれぞれ送信するアドバタイズ信号を探索することにより、デジタルカメラ100及びウェアラブル機器200をそれぞれ探索する。
ステップS2302で、制御部301がペアリング済みのデジタルカメラ100又はウェアラブル機器200を発見したら(ステップS2302、Yes)、制御部301は、ステップS2303で、接続部311を介して発見した機器に無線で接続する。制御部301は、発見したデジタルカメラ100又はウェアラブル機器200に対して接続要求を送信してデジタルカメラ100又はウェアラブル機器200と接続する。これにより、制御部301は、スマートフォン300と、発見したデジタルカメラ100又はウェアラブル機器200との間でBluetooth通信等の通信を確立する。このように、制御部301は、接続部311とともに、無線通信でデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を探索して発見したらデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200と通信を確立する通信部として機能する。
また、ステップS2304で、制御部301は、スマートフォン300がペアリング済みのデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200の両方と接続中であるか否かを判断する。
両方と接続中であると判断できない場合(ステップS2304、No)、制御部301は、ステップS2309で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS2309、No)、ステップS2301に戻り、ペアリング済みのデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200のうちの接続していない機器を探索し続ける。
スマートフォン300がペアリング済みのデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200の両方と通信を確立した後(ステップS2304、Yes)、制御部301は、ステップS2305で撮影機会が到来したか否かの判断を行う。このように、制御部301は、撮影機会が到来したか否かを判断する判断部として機能する。
この撮影機会の到来の判断は、前述のとおり、観光スポット等に近づいたときでもよいし、ユーザにより予め設定された食事等の時刻が到来したときでもよい。
例えば、制御部301は、位置情報取得部313により取得されたスマートフォン300の現在位置に関する位置情報に基づき、撮影機会が到来したか否かを判断する。この場合、制御部301は、公衆網接続部312を介してインターネット等のネットワークから、スマートフォン300の現在位置の周辺又は近傍の観光スポットや名所等の撮影すべき撮影対象に関する情報を取得する。制御部301は、位置情報取得部313で取得されたスマートフォン300の現在位置に関する位置情報に基づき、撮影すべき撮影対象の所定の距離範囲内にユーザ近づいたと判断したときに、撮影機会が到来したと判断する。
また、例えば、制御部301は、ユーザにより予め設定された食事の時刻等の所定の時刻が到来した場合に、撮影機会が到来したと判断することもできる。
ステップS2306で撮影機会が到来したと判断した場合(ステップS2306、Yes)、制御部301は、ステップS2307で、撮影機会到来の通知要求として、撮影機会到来の通知画面の表示要求をウェアラブル機器200へ送信する。ここで送信する表示要求は、ウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会到来の通知画面を表示するようにウェアラブル機器200に要求するものである。制御部301は、スマートフォン300とデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200との通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断したときに、撮影機会到来のユーザへの通知をウェアラブル機器200に行わせる。このように、制御部301は、撮影機会到来のユーザへの通知をウェアラブル機器200に行わせる通知制御部として機能する。一方、スマートフォン300とデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200との通信が確立していない場合、制御部301は、撮影機会が到来したか否かの判断を行わず、当然に撮影機会到来のユーザへの通知をウェアラブル機器200に行わせない。制御部301は、スマートフォン300とデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200との通信が確立している場合においてのみ、撮影機会到来のユーザへの通知をウェアラブル機器200に行わせる。
ステップS2306で撮影機会が到来していないと判断した場合(ステップS2306、No)、ステップS2308に移行する。また、撮影機会が到来してステップS2307で通知画面の表示要求を送信した後も、ステップS2308に移行する。ステップS2308で、制御部301は、スマートフォン300とデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200のいずれかとの間の通信が切断されたか否かを判断する。制御部301は、通信が切断されたと判断しない限りは(ステップS2308、No)、ステップS2305に戻り、撮影機会が到来したか否かを判断し続ける。
一方、スマートフォン300とデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200のいずれかとの間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS2308、Yes)、制御部301は、撮影機会の到来を待機する処理を終了する。続いて、制御部301は、ステップS2309で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断すると(ステップS2309、No)、ステップS2301に戻る。この場合、制御部301は、ペアリング済みのデジタルカメラ100及びウェアラブル機器200を探索し、発見すれば再度通信を確立して撮影機会の到来を通知できるようにする。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS2309、Yes)、制御部301は、撮影機会通知モードでのスマートフォン300の動作を終了する。なお、撮影機会通知モードは、スマートフォン300、又はウェアラブル機器200若しくはデジタルカメラ100の操作でペアリングを解除することにより終了することができる。
<ウェアラブル機器の動作>
次に、本実施形態による通知システム2におけるウェアラブル機器200の動作及び制御方法について図10Bを用いて説明する。図10Bは、本実施形態によるウェアラブル機器200の動作を示すフローチャートである。図10Bは、撮影機会通知モードで動作しているときのウェアラブル機器200の動作を示すものである。
ステップS2201において、まず、ウェアラブル機器200の制御部201は、Bluetooth等による接続部211を使用して、スマートフォン300の制御部301がウェアラブル機器200を発見できるようにアドバタイズ信号を発信する。スマートフォン300の制御部301は、このアドバタイズ信号を発見すると、ウェアラブル機器200に接続要求を送信する。
ステップS2202で、制御部201は、スマートフォン300から接続要求を受信すると(ステップS2202、Yes)、ステップS2203で、接続部211を介してスマートフォン300に無線で接続する。これにより、制御部201は、ウェアラブル機器200とスマートフォン300との間でBluetooth通信等の通信を確立する。
一方、スマートフォン300から接続要求を受信していない場合には(ステップS2202、No)、制御部201は、ステップS2207で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS2207、No)、ステップS2201に戻り、制御部201は、アドバタイズ信号を送信し続ける。
ウェアラブル機器200とスマートフォン300との間で通信が確立されると、制御部201は、ステップS2204でスマートフォン300から撮影機会到来の通知画面の表示要求を待機する。
通知画面の表示要求を受信したと判断した場合(ステップS2204、Yes)、制御部201は、ステップS2205でウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会到来の通知画面を表示する。この場合も、第1の実施形態と同様の通知画面を表示することができ、例えば、図6に示す通知画面を表示することができる。
通知画面の表示要求を受信していないと判断した場合(ステップS2204、No)、ステップS2206に移行する。また、通知画面の表示要求を受信してステップS2205で通知画面を表示した後も、ステップS2206に移行する。ステップS2206で、制御部201は、ウェアラブル機器200とスマートフォン300との間の通信が切断されたか否かを判断する。制御部201は、通信が切断されたと判断しない限りは(ステップS2206、No)、ステップS2204に戻り、スマートフォン300からの通知画面の表示要求を待機し続ける。
一方、ウェアラブル機器200とスマートフォン300との間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS2206、Yes)、通知画面の表示要求を待機する処理を終了する。続いて、制御部201は、ステップS2207で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断すると(ステップS2207、No)、ステップS2201に戻る。この場合、制御部201は、上記と同様に、でアドバタイズ信号を送信し続け、次回のスマートフォン300からの接続要求を待機する。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS2207、Yes)、制御部201は、撮影機会通知モードでのウェアラブル機器200の動作を終了する。なお、撮影機会通知モードは、例えば、スマートフォン300、又はウェアラブル機器200若しくはデジタルカメラ100の操作でペアリングを解除することにより終了することができる。
<デジタルカメラの動作>
次に、本実施形態による通知システム2におけるデジタルカメラ100の動作及び制御方法について図10Cを用いて説明する。図10Cは、本実施形態によるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。図10Cは、撮影機会通知モードで動作しているときのデジタルカメラ100の動作を示すものである。
本実施形態によるデジタルカメラ100の動作は、第1の実施形態によるデジタルカメラ100の動作とほぼ同様である。本実施形態によるデジタルカメラ100は、ウェアラブル機器200からの接続要求に代えて、スマートフォン300からの接続要求を受信してスマートフォン300と接続する点で、第1の実施形態によるデジタルカメラ100とは異なっている。
ステップS1101において、まず、デジタルカメラ100の制御部101は、Bluetooth等による接続部111を使用して、スマートフォン300の制御部301がデジタルカメラ100を発見できるようにアドバタイズ信号を発信する。スマートフォン300の制御部301は、このアドバタイズ信号を発見すると、デジタルカメラ100に接続要求を送信する。
ステップS1102で、制御部101は、スマートフォン300から接続要求を受信すると(ステップS1102、Yes)、ステップS1103で、接続部111を介してスマートフォン300に無線で接続する。これにより、制御部101は、デジタルカメラ100とスマートフォン300との間でBluetooth通信等の通信を確立する。
一方、ウェアラブル機器200から接続要求を受信していない場合には(ステップS1102、No)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続ける。
デジタルカメラ100とスマートフォン300との間で通信が確立されると、制御部101は、ステップS1104で通信が切断されたと判断しない限り(ステップS1104、No)、ウェアラブル機器200との通信が確立された状態を維持する。
一方、デジタルカメラ100とスマートフォン300の間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS1104、Yes)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続け、次回のスマートフォン300からの接続要求を待機する。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS1105、Yes)、制御部101は、撮影機会通知モードでのデジタルカメラ100の動作を終了する。
以上のとおり、本実施形態によれば、ウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会の到来を通知するので、デジタルカメラ100を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減し又は防止することができる。また、本実施形態によれば、デジタルカメラ100とスマートフォン300との間で通信が確立している場合にだけ撮影機会の到来を通知するので、ユーザがデジタルカメラ100を携帯している場合にだけ撮影機会の到来を通知することができる。したがって、本実施形態によれば、デジタルカメラ100を携帯していないユーザへの通知を抑制して、無駄なく撮影機会の到来を通知することができる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、特定の撮影対象について、ユーザによるウェアラブル機器200に対する入力により、撮影機会到来の通知不要を設定することができる。特定の撮影対象について通知不要が設定された場合、スマートフォン300の制御部301は、その特定の撮影対象について撮影機会到来の通知画面の表示要求をウェアラブル機器200に送信しないように制御することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、撮影機会到来の通知に応じて実際にデジタルカメラ100で撮影したかどうかの撮影経験の有無を記憶して、以後、通知画面の表示要求をウェアラブル機器200に送信しないように制御してもよい。
この実施形態は次のとおりである。
デジタルカメラ100は、Bluetooth通信等の通信をスマートフォン300との間で確立している場合に、撮影処理実行時にその通信の接続相手であるスマートフォン300へ撮影したことを通知する通知部を備える。デジタルカメラ100の制御部101は、このような通知部として機能することができる。
一方、スマートフォン300の制御部301は、デジタルカメラ100から上記の通知を受けたら、直近に撮影機会到来の通知画面の表示要求をウェアラブル機器200に送信していたかどうかを判断する。表示要求を送信していた場合には、制御部301は、その撮影機会到来の通知で通知した特定の撮影対象についてユーザは撮影済みで撮影経験があると判断し、以後、同内容の撮影機会到来の通知画面の表示要求をウェアラブル機器200に送信しない。制御部301は、この撮影済みとの撮影経験の判断結果を例えば不揮発性メモリ303、記録媒体310等の記憶部にデータベースとして記録することができ、そのデータベースに基づき通知画面の表示要求の送信を行うか否かを決定することができる。こうして、撮影機会到来の通知に応じた撮影経験のある撮影対象について、以後、制御部301は、ウェアラブル機器200に撮影機会到来の通知を行わせない。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態による通知システム、並びにウェアラブル機器、撮影装置、及びそれらの制御方法について図11乃至図13を用いて説明する。なお、上記第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
<ユースケース その3>
本実施形態による通知システムの構成は、第1の実施形態による通知システム1の構成とほぼ同様である。以下、本実施形態による通知システムのユースケースの一例について図11を用いて説明する。図11は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200とを含む本実施形態による通知システム3において、ユーザに撮影機会の到来を通知する動作を示す模式図である。
本実施形態による通知システム3が第1の実施形態による通知システム1と異なる点は、デジタルカメラ100の表示部106にも撮影機会通知を可能とした構成である。
本実施形態による通知システム3では、ユーザの身体に装着されたウェアラブル機器200が、Bluetooth通信等の通信によるデジタルカメラ100との接続状態を判断し、ユーザが手元近くにデジタルカメラ100を持ち備えていると判断できる。本実施形態による通知システム3では、ウェアラブル機器200が撮影機会の到来を判断する。これらの点は、第1の実施形態と同じである。
ここで、本実施形態では、デジタルカメラ100のモード状態に応じて、撮影機会到来の通知画面をウェアラブル機器200の表示部206に表示したり、デジタルカメラ100の表示部106に表示したりすることができる。
上記デジタルカメラ100のモードとは、撮影スタンバイ中の「撮影モード」、撮影画像を表示部106に再生表示する「再生モード」、及び、ユーザが使用していない間に移行した省電力状態や電源オフ状態等の「待機モード」である。
デジタルカメラ100が「撮影モード」や「再生モード」にある場合、ユーザはデジタルカメラ100を操作しているケースが主であると推定される。このため、ウェアラブル機器200で撮影機会の到来を通知するよりも、デジタルカメラ100で通知をした方が効果的である。本実施形態による通知システム3では、デジタルカメラ100が「撮影モード」や「再生モード」にある場合、デジタルカメラ100で撮影機会の到来をユーザに通知する。
一方、デジタルカメラ100が「待機モード」にある場合、ユーザがデジタルカメラ100を操作しておらずカバンの中に収容しているようなケースが主であると推定される。このため、この場合、デジタルカメラ100で撮影機会の到来を通知するよりも、ウェアラブル機器200で通知する方が効果的である。本実施形態による通知システム3では、デジタルカメラ100が「待機モード」にある場合、ウェアラブル機器200で撮影機会の到来をユーザに通知する。
このようにして、本実施形態による通知システム3では、デジタルカメラ100のモード状態に応じて、より効果的な手段でユーザに撮影機会の到来を通知することができる。
<ウェアラブル機器の動作>
次に、本実施形態による通知システム3におけるウェアラブル機器200の動作及び制御方法について図12Aを用いて説明する。図12Aは、本実施形態によるウェアラブル機器200の動作を示すフローチャートである。図12Aは、撮影機会通知モードで動作しているときのウェアラブル機器200の動作を示すものである。
ステップS1201において、まず、ウェアラブル機器200の制御部201は、Bluetooth等による接続部211を使用して、近距離無線通信でデジタルカメラ100を探索する。制御部201は、デジタルカメラ100が送信するアドバタイズ信号を探索することにより、デジタルカメラ100を探索する。
ステップS1202で、制御部201がペアリング済みのデジタルカメラ100を発見したら(ステップS1202、Yes)、制御部201は、ステップS1203で、接続部211を介してデジタルカメラ100と無線で接続する。制御部201は、デジタルカメラ100に対して接続要求を送信してデジタルカメラ100と接続する。これにより、制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間でBluetooth通信等の通信を確立する。
一方、発見していない場合には(ステップS1202、No)、制御部201は、ステップS1208で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1208、No)、ステップS1201に戻り、制御部201は、ペアリング済みのデジタルカメラ100を探索し続ける。
ウェアラブル機器200がペアリング済みのデジタルカメラ100との通信を確立した後、制御部201は、ステップS1204で撮影機会が到来したか否かの判断を行う。
この撮影機会の到来の判断は、前述のとおり、観光スポット等に近づいたときでもよいし、ユーザにより予め設定された食事等の時刻が到来したときでもよい。
制御部201は、第1の実施形態と同様にして撮影機会の到来を判断することができる。
ステップS1205で撮影機会が到来したと判断した場合には、ステップS3201で、制御部201は、デジタルカメラ100へデジタルカメラ100のモード状態の取得要求を送信する。モード状態の取得要求を受信したデジタルカメラ100は、そのモード状態を示すモード情報をウェアラブル機器200に送信する。
続いて、ステップS3202において、制御部201は、デジタルカメラ100から送信されたモード情報に基づき、デジタルカメラ100のモード状態を判断する。このように、制御部201は、デジタルカメラ100のモードの状態を取得するモード取得部として機能する。
デジタルカメラ100のモードが「撮影モード」又は「再生モード」であると判断した場合(ステップS3201、「撮影・再生モード」)、制御部201は、ステップS3203でデジタルカメラ100へ撮影機会到来の通知画面の表示要求を送信する。なお、この場合において、制御部201は、ウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会到来の通知画面を表示することもできるし、表示しなくてもよい。
一方、デジタルカメラ100のモードが「待機モード」であると判断した場合(ステップS3202、「待機モード」)、制御部201は、ステップS1206でウェアラブル機器200の表示部206に撮影機会到来の通知画面を表示する。このときの通知画面の例は、図6に示したとおりである。
ステップS1205で撮影機会が到来していないと判断した場合(ステップS1205、No)、ステップS1207に移行する。また、撮影機会が到来してステップS3203で通知画面の表示要求を送信し又はステップS1206で通知画面を表示した後も、ステップS1207に移行する。ステップS1207で、制御部201は、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間の通信が切断されたか否かを判断する。制御部201は、通信が切断されたと判断しない限りは(ステップS1207、No)、ステップS1204に戻り、撮影機会が到来したか否かを判断し続ける。
一方、ウェアラブル機器200とデジタルカメラ100との間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS1207、Yes)、制御部201は、撮影機会の到来を待機する処理を終了する。続いて、制御部201は、ステップS1208で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断すると(ステップS1208、No)、ステップS1201に戻る。この場合、制御部201は、上記と同様に、ペアリング済みのデジタルカメラ100を探索し、発見すれば再度通信を確立して撮影機会の到来を通知できるようにする。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS1208、Yes)、制御部201は、撮影機会通知モードでのウェアラブル機器200の動作を終了する。なお、撮影機会通知モードは、例えば、ウェアラブル機器200又はデジタルカメラ100の操作でペアリングを解除することにより終了することができる。
<デジタルカメラの動作>
次に、本実施形態による通知システム3におけるデジタルカメラ100の動作及び制御方法について図12Bを用いて説明する。図12Bは、本実施形態におけるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。図12Bは、撮影機会通知モードで動作しているときのデジタルカメラ100の動作を示すものである。
ステップS1101において、まず、デジタルカメラ100は、Bluetooth等による接続部111を使用して、ウェアラブル機器200の制御部201がデジタルカメラ100を発見できるようにアドバタイズ信号を発信する。ウェアラブル機器200の制御部201は、このアドバタイズ信号を発見すると、デジタルカメラ100に接続要求を送信する。
ステップS1102で、制御部201は、ウェアラブル機器200から接続要求を受信すると(ステップS1102、Yes)、ステップS1103で、接続部111を介してウェアラブル機器200に無線で接続する。これにより、制御部101は、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間でBluetooth通信等の通信を確立する。
一方、ステップS1102でウェアラブル機器200から接続要求を受信していない場合には(ステップS1102、No)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判定する。撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続ける。
デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間で通信が確立されると、制御部101は、ステップS3101でウェアラブル機器200からのモード状態の取得要求を待機する。
取得要求を受信したと判断したら(ステップS3101、Yes)、制御部101は、ステップS3102で現在のデジタルカメラ100のモード状態を示すモード情報をウェアラブル機器200へ送信する。
モード情報の送信後、ステップS3103で、制御部101は、ウェアラブル機器200からの撮影機会到来の通知画面の表示要求を待機する。なお、取得要求を受信していないと判断した場合も(ステップS3101、No)、ステップS3103に移行して、通知画面の表示要求を待機する。
表示要求を受信したと判断したら(ステップS3103、Yes)、制御部101は、ステップS3104においてデジタルカメラ100の表示部106に撮影機会到来の通知画面を表示する。このときの通知画面の例を図13に示すが、説明は後述する。このように、制御部101は、撮影機会が到来したと判断した外部装置であるウェアラブル機器200からの表示要求に基づき、撮影機会の到来を通知する通知画面を表示部106に表示する表示制御部として機能する。なお、表示要求を受信したと判断しない場合(ステップS3103、No)、ステップS1104に移行する。
デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間で通信が確立されると、制御部101は、ステップS1104で通信が切断されたと判断しない限り(ステップS1104、No)、ウェアラブル機器200との通信が確立された状態を維持する。この場合、ステップS3101に戻り、制御部101は、ウェアラブル機器200からのモード状態の取得要求を待機する。
一方、デジタルカメラ100とウェアラブル機器200との間の通信が切断されたと判断した場合には(ステップS1104、Yes)、制御部101は、ステップS1105で撮影機会通知モードが終了しているか否かを判断する。
撮影機会通知モードが終了していないと判断する限り(ステップS1105、No)、ステップS1101に戻り、制御部101は、アドバタイズ信号を送信し続け、次回のウェアラブル機器200からの接続要求を待機する。
また、撮影機会通知モードが終了していると判断すると(ステップS1105、Yes)、制御部101は、撮影機会通知モードでのデジタルカメラ100の動作を終了する。
<デジタルカメラにおける撮影機会到来の通知画面>
次に、デジタルカメラ100の表示部106に表示される撮影機会到来の通知画面について図13を用いて説明する。図13は、デジタルカメラ100の表示部106に表示される撮影機会到来の通知画面の例を示す模式図である。
前述のとおり、図12Bにおいて、ステップS3103でウェアラブル機器200から撮影機会到来の通知画面の表示要求を受信したと判断した場合には、デジタルカメラ100で撮影機会の到来が通知される。すなわち、ステップS3104で、デジタルカメラ100の表示部106には、撮影機会到来の通知画面1001が表示される。
この通知画面1001には、ウェアラブル機器200が表示する図6に示す通知画面2001と同様、撮影機会が到来したことをユーザへ伝えるべく、どのような撮影機会であるかを伝えるメッセージが表示される。図13の例でも、ユーザが東京タワーの300m付近まで到達したことを示しており、有名な観光スポットである東京タワーの存在をユーザに伝えることで、撮影対象として東京タワーを撮影する撮影機会が到来していることをユーザに通知している。
また、通知画面1001中には、「OK」ボタン1002と「No Thanks」ボタン1003とが選択可能に配置されている。例えば、表示部106はタッチパネルで構成され、「OK」ボタン1002又は「No Thanks」ボタン1003の表示領域に触れることにより、いずれかのボタンを選択することが可能になっている。ユーザが「OK」ボタン1002を選択した場合には、そのまま通知画面が閉じられる。一方、ユーザが「No Thanks」ボタン1003を選択した場合には、通知不要が設定され、以後、通知画面1001に通知されていた情報である東京タワーの情報を表示しないようにデジタルカメラ100が動作する。
なお、撮影機会到来の通知に応じた撮影経験がある撮影対象については、上記第1及び第2実施形態で説明したウェアラブル機器200での撮影機会到来の通知と同様に、デジタルカメラ100での撮影機会到来の通知も行わないようにすることができる。
以上のとおり、本実施形態によれば、デジタルカメラ100のモード状態に応じて、デジタルカメラ100の表示部106に撮影機会の到来を通知するので、デジタルカメラ100を携帯するユーザの撮影機会の逸失を低減し又は防止することができる。
なお、上記では、第1の実施形態に基づいて、ウェアラブル機器200及びデジタルカメラ100の二者の構成で説明したが、これに限定されるものではない。第2の実施形態に基づいて、ウェアラブル機器200及びデジタルカメラ100にスマートフォン300を加えた三者の構成で、上記と同様にデジタルカメラ100で撮影機会到来の通知を実現してもよい。この場合、デジタルカメラ100は、上記と同様に、そのモード状態を示すモード情報をスマートフォン300へ通知する。スマートフォン300の制御部301は、モード取得部として機能し、デジタルカメラ100から通知されたモード情報に基づき、デジタルカメラ100のモード状態を取得する。さらに、制御部301は、その取得したデジタルカメラ100のモード状態に応じて、撮影機会到来の通知画面の表示要求をデジタルカメラ100又はウェアラブル機器200に送信する。撮影機会到来の通知画面の表示要求を受信したデジタルカメラ100は、上記と同様に撮影機会到来の通知画面をその表示部106に表示する。また、撮影機会到来の通知画面の表示要求を受信したウェアラブル機器200は、上記第2の実施形態と同様に撮影機会到来の通知画面をその表示部206に表示する。このように、スマートフォン300の制御部301が、デジタルカメラ100の表示部106に表示させるか、ウェアラブル機器200の表示部206に表示させるかを判断してもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1、2、3…通知システム
100…デジタルカメラ
200…ウェアラブル機器
300…スマートフォン

Claims (19)

  1. 無線通信で撮影装置と通信を確立する通信部と、
    前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断する判断部と、
    前記撮影装置と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと前記判断部が判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を行う通知制御部と
    を有することを特徴とするウェアラブル機器。
  2. 表示部をさらに有し、
    前記通知制御部は、前記撮影機会の前記到来を通知する通知画面を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のウェアラブル機器。
  3. 位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、
    前記判断部は、前記位置情報取得部により取得された前記位置情報に基づき、撮影すべき撮影対象に前記ユーザが所定の距離範囲内に近づいたと判断したときに、前記撮影機会が到来したと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェアラブル機器。
  4. 前記判断部は、前記ユーザにより予め設定された所定の時刻が到来したときに、前記撮影機会が到来したと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェアラブル機器。
  5. 前記ユーザが前記撮影装置を操作していないと推定される待機モードを有する前記撮影装置のモードの状態を取得するモード取得部をさらに有し、
    前記通知制御部は、前記撮影装置の前記モードの状態が前記待機モードでない場合に、前記撮影装置の表示部に、前記撮影機会の前記到来を通知する通知画面を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のウェアラブル機器。
  6. 前記通知制御部は、特定の撮影対象について前記ユーザにより通知不要が設定された場合、又は特定の撮影対象について前記撮影装置による撮影経験がある場合に、前記特定の撮影対象について前記撮影機会の前記到来の前記ユーザへの通知を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のウェアラブル機器。
  7. 無線通信で撮影装置と通信を確立するステップと、
    前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断するステップと、
    前記撮影装置と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を行うステップと
    を有することを特徴とするウェアラブル機器の制御方法。
  8. コンピュータを請求項1乃至6のいずれか1項に記載のウェアラブル機器の各部として機能させるプログラム。
  9. 無線通信で撮影装置及びウェアラブル機器と通信を確立する通信部と、
    前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断する判断部と、
    前記撮影装置及び前記ウェアラブル機器と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと前記判断部が判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を前記ウェアラブル機器又は前記撮影装置に行わせる通知制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記通知制御部は、前記撮影機会の前記到来を通知する通知画面を前記ウェアラブル機器の表示部に表示させることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  11. 位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、
    前記判断部は、前記位置情報取得部により取得された前記位置情報に基づき、撮影すべき撮影対象に前記ユーザが所定の距離範囲内に近づいたと判断したときに、前記撮影機会が到来したと判断することを特徴とする請求項9又は10に記載の情報処理装置。
  12. 前記判断部は、前記ユーザにより予め設定された所定の時刻が到来したときに、前記撮影機会が到来したと判断することを特徴とする請求項9又は10に記載の情報処理装置。
  13. 前記ユーザが前記撮影装置を操作していないと推定される待機モードを有する前記撮影装置のモードの状態を取得するモード取得部をさらに有し、
    前記通知制御部は、前記撮影装置の前記モードの状態が前記待機モードでない場合に、前記撮影装置の表示部に、前記撮影機会の前記到来を通知する通知画面を表示させることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記通知制御部は、特定の撮影対象について前記ユーザにより通知不要が設定された場合、又は特定の撮影対象について前記撮影装置による撮影経験がある場合に、前記特定の撮影対象について前記撮影機会の前記到来の前記ユーザへの通知を前記ウェアラブル機器に行わせないことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 無線通信で撮影装置及びウェアラブル機器と通信を確立するステップと、
    前記撮影装置により撮影を行うべき撮影機会が到来したか否かを判断するステップと、
    前記撮影装置及び前記ウェアラブル機器と前記通信が確立している場合において、前記撮影機会が到来したと判断したときに、前記撮影機会の到来のユーザへの通知を前記ウェアラブル機器又は前記撮影装置に行わせるステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  16. コンピュータを請求項9乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置の各部として機能させるプログラム。
  17. 表示部と、
    無線通信で外部装置と通信を確立する通信部と、
    前記外部装置と通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断した前記外部装置からの表示要求に基づき、前記撮影機会の到来を通知する通知画面を前記表示部に表示する表示制御部と
    を有することを特徴とする撮影装置。
  18. 無線通信で外部装置と通信を確立するステップと、
    前記外部装置と通信が確立している場合において、撮影機会が到来したと判断した前記外部装置からの表示要求に基づき、前記撮影機会の到来を通知する通知画面を表示部に表示するステップと
    を有することを特徴とする撮影装置の制御方法。
  19. コンピュータを請求項17に記載の撮影装置の各部として機能させるプログラム。
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