JP2017215440A - 光学シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1、図2からわかるように本形態の光学シート10は基材層11及び光学機能層12を有して構成されている。
さらに、当該正面方向に対して大きな角度で進行した光を吸収する機能(光吸収機能)を備えている。
屈折率Nrの値は特に限定されることはないが、当該全反射を適切に行う観点から1.50以下であることが好ましく、その中でも入手性の観点から1.47以上が好ましい。より好ましく1.49以上である。
はじめに基材層11の一方の面に光透過部13を形成する。これは、図3に示したように、光透過部13の形状が転写できる形状を表面に有する金型ロール20と、これに対向するように配置されたニップロール21との間に、基材層11となる基材シート11’を挿入する。このとき、基材シート11’と金型ロール20との間に光透過部を構成する組成物13’を供給しながら金型ロール20及びニップロール21を図3に矢印で示したように回転させる。これにより金型ロール20の表面に形成された光透過部に対応する溝(光透過部形状を反転した形状)に光透過部を構成する組成物が充填され、該組成物が金型ロールの表面形状に沿ったものとなる。
これによれば、光吸収部14の表面が光透過部13より突出することが無いので、光吸収部14が搬送ローラ(ガイドローラ)等に接触することがないため、ブロッキングを防止することができる。この態様では、空気雰囲気中での製造が可能となる。
光吸収粒子を用いる場合には、カーボンブラック等の光吸収性の着色粒子が好ましく用いられるが、これらに限定されるものではなく、映像光の特性に合わせて特定の波長を選択的に吸収する着色粒子を使用してもよい。具体的には、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩、染料、顔料等で着色した有機微粒子や着色したガラスビーズ等を挙げることができる。特に、着色した有機微粒子が、コスト面、品質面、入手の容易さ等の観点から好ましく用いられる。着色粒子の平均粒子径は1.0μm以上20μm以下であることが好ましい。
図5からわかるように本形態の光学シート110は基材層11及び光学機能層112を有して構成されている。
これに対して、酸素を含まない窒素雰囲気であればこれを回避することができ、硬化が確実に効率よく行われる。
これによれば、硬化の完了まで、確実に組成物が光透過部13間の間隔に封止されているので、光透過部13の上底側と光吸収部114の下底側とが概ね面一になり、光吸収部114の面が搬送ロールに貼り付くことが防止されるブロッキングが防がれる
実施例1では、第一の形態の製造方法に倣って、次のように光学シートの作製をおこなった。
光学機能層の作製に供される金型ロール(図2の金型ロール20に相当)を作製した。金型ロールは、円柱状であり、その外周部には銅メッキが施され、当該銅メッキ部分をバイトにより切削して光透過部に対応する溝を形成した。バイトとしてはダイヤモンドバイトを用い、その形状は先端幅が29μm、深さ102μmのときに幅が35μmとなるような台形である。このようなダイヤモンドバイトを用いて、ロール軸線に沿った方向の溝間のピッチが39μmとなるように、金型ロールの銅メッキ層の外周を切削して螺旋状に溝を形成した。これにより、深さ102μm、溝底幅が29μm、溝上幅35μmの溝が形成された。切削後に金型ロールの表面にクロムメッキを施した。
基材層としては、ポリカーボネートフィルム(カーボグラスフィルムC110C−LR、旭硝子株式会社、厚さ100μm)を準備した。
次に、紫外線硬化型ウレタンアクリレート屈折率1.560を基材層に127μm塗布し、上記金型ロールと接触させ、基材層側から高圧水銀灯により1000mJ/cm2の紫外線を照射して光透過部構成組成物を硬化させて光透過部を形成した。これにより基材層上に光透過部が積層された中間部材を得た。
次に、紫外線硬化型ウレタンアクリレート屈折率1.490に平均粒子径4μmの光吸収ビーズ(ガンツパール(登録商標)、アイカ工業株式会社)を20質量%混合させ、上記(3)で作製した中間部材上に供給装置から供給した。また、中間部材の進行方向と略垂直に配置されたドクターブレード(図4のドクターブレード25に相当)を用いて、中間部材上に供給した光吸収部構成組成物を、光透過部間に形成された間隔(図4の間隔13aに相当)内に充填するとともに、余剰分の光吸収部構成組成物を掻き落とした。
その後、空気中で高圧水銀灯により1000mJ/cm2の紫外線を照射して光吸収部構成組成物を硬化させ、硬化した光吸収部構成組成物によって光吸収部を形成した。本例では、光吸収部の凹部(図2の凹部14aに相当)の深さが3μmとなった。
実施例2では、第二の形態の製造方法に倣って、光学シートの作製をおこなった。すなわち、実施例1の(3)まで同じ工程とし、(4)の工程にて凹部が形成されないようにドクターブレードの押し圧力を調整し、光吸収部の硬化を窒素パージ下で行った。
実施例3では、第三の形態の製造方法に倣って、光学シートの作製をおこなった。
すなわち、実施例1の(3)まで同じ工程とし、(4)の工程にて、光吸収部を掻き取り後、硬化させる前に、掻き取り面を平滑ロール(図6の平滑ロール220に相当)に接触させ、基材層側から高圧水銀灯により1000mJ/cm2の紫外線を照射して光吸収部構成組成物を硬化させ光吸収部を形成した。
比較例として実施例1の(3)まで同じ工程とし、実施例1の(4)において、光吸収部の凹部を形成しない例の光学シートを作製した。
11 基材層
12、112 光学機能層
13 光透過部
14、114 光吸収部
15 バインダー
16 光吸収粒子
20 金型ロール
21 ニップロール
23、223 光(紫外線)照射機
24、224 離型ロール
220 平滑ロール
Claims (4)
- 透明な基材上に、間隔を有して複数の光透過部を形成する工程と、
前記光透過部の前記間隔に、光を吸収する材料を含有する硬化前の組成物を供給し、ドクターブレードにより余剰分を掻き取り、その後に前記組成物を硬化させて光吸収部を形成する工程と、を有し、
前記硬化する工程には、さらにブロッキング防止手段が含まれている、光学シートの製造方法。 - 前記ブロッキング防止手段は、前記掻き取りにより前記光吸収部に凹部を形成するとともに、前記硬化を空気雰囲気中で行うことである請求項1に記載の光学シートの製造方法。
- 前記ブロッキング防止手段は、前記硬化を窒素雰囲気中で行うことである請求項1に記載の光学シートの製造方法。
- 前記ブロッキング防止手段は、前記硬化の前に前記光透過部及び前記間隔に充填された前記組成物を平滑ロールに接触させ、該接触させた状態で前記硬化を行うことである請求項1に記載の光学シートの製造方法。
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