JP2017215181A - ルート検索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全なルートを検索することができるルート検索システムを提供する。【解決手段】監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システム100であって、安全度の判定材料となる判定材料情報を取得する人密度判定システム4、車往来度判定システム5、地理的状況判定システム6と、人密度判定システム4、車往来度判定システム5、地理的状況判定システム6によって取得された判定材料情報に基づいて安全度を判定する安全度判定部84と、安全度判定部84によって判定された安全度に基づいて目的地までのルートを検索するルート検索部85と、を具備し、判定材料情報は、人の密度を示す人密度情報、車の往来度を示す車往来度情報及び地理的状況を示す地理的状況情報のうちの少なくとも1つを含む第一材料情報と、防犯に関する防犯情報を含む第二材料情報と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システムの技術に関する。
従来、監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、お使いに行く子供にとって安全なルートを取得し、子供が当該安全なルートから外れた場合にその旨を報知するお使い支援システムが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、歩行者が通行可能な部分に予め安全度評価を設定し、主に当該安全度評価に基づいてルートの検索を行うものであり、十分に安全なルートが設定されているとはいえなかった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、安全なルートを検索することができるルート検索システムを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システムであって、安全度の判定材料となる判定材料情報を取得する判定材料情報取得部と、前記判定材料情報取得部によって取得された前記判定材料情報に基づいて前記安全度を判定する安全度判定部と、前記安全度判定部によって判定された前記安全度に基づいて前記目的地までのルートを検索するルート検索部と、を具備し、前記判定材料情報は、人の密度を示す人密度情報、車の往来度を示す車往来度情報及び地理的状況を示す地理的状況情報のうちの少なくとも1つを含む第一材料情報と、防犯に関する防犯情報を含む第二材料情報と、を含むものである。
請求項2においては、前記ルート検索部によって検索された1以上のルートの中から最終的なルートを決定するルート決定部を具備するものである。
請求項3においては、前記安全度判定部は、前記ルート決定部によって前記最終的なルートが決定された後も、継続して前記安全度を判定し、前記ルート検索部は、前記ルート決定部によって前記最終的なルートが決定された後に当該最終的なルートの前記安全度が悪化すると、ルートを再検索するものである。
請求項4においては、前記第一材料情報は、前記人密度情報、前記車往来度情報及び前記地理的状況情報のうちの2以上を含み、前記安全度判定部は、前記第一材料情報の各情報に対して前記安全度を判定し、前記ルート検索部は、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度、及び前記第二材料情報に対して判定された前記安全度を総合的に判断してルートを検索するものである。
請求項5においては、前記安全度判定部は、設定された前記第一材料情報の各情報の優先度に基づいて、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度を重み付けし、前記ルート検索部は、重み付けされた前記安全度に基づいてルートを検索するものである。
請求項6においては、前記安全度判定部は、前記目的地までの複数のルートにおいて、任意に区画された部分ごとに前記安全度を判定して、当該安全度に応じて当該区画された部分に対して点数を付与し、前記ルート検索部は、前記複数のルートそれぞれの前記点数の合計値に基づいてルートを検索するものである。
請求項7においては、前記ルート検索部は、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度に基づいて複数のルートを選択し、選択された前記ルート同士を重ね合わせ、その重複部分に基づいてルートを検索するものである。
請求項8においては、前記監視者にとって前記監視対象者が通って欲しくない場所を設定可能な回避場所設定部を具備し、前記ルート検索部は、前記回避場所設定部によって設定された場所が含まれないルートを検索するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、安全なルートを検索することができる。
請求項2においては、安全なルートを決定することができる。
請求項3においては、安全度の経時的な変化に対応して、安全なルートを検索することができる。
請求項4においては、多角的な視点で見て安全なルートを検索することができる。
請求項5においては、第一材料情報の各情報の優先度を反映したルートを検索することができる。
請求項6においては、より安全なルートを検索することができる。
請求項7においては、より安全なルートを検索することができる。
請求項8においては、監視者にとって監視対象者が通って欲しくない場所が含まれないルートを検索することができる。
まず、図1を用いて、ルート検索システム100の構成の概要について説明する。
ルート検索システム100は、監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルートを検索するシステムである。ここで、監視対象者は、目的地に向かうのを監視される側であり、例えば子供である。監視者は、その監視対象者が目的地に向かうのを監視する側であり、例えば親である。目的地は、監視対象者が目指そうとする地点であり、例えば家である。ルート検索システム100は、監視対象者端末1、監視者端末2及びサーバー3を具備する。
監視対象者端末1は、監視対象者が携帯して使用する端末である。監視対象者端末1としては、データ(情報)を送受信可能な端末が用いられ、例えばパーソナルコンピュータや高機能携帯電話端末が用いられる。監視対象者端末1には、表示部1Aが備えられる。表示部1Aは、画像や文字などから構成される表示データを表示する部分である。表示部1Aとしては、例えば液晶ディスプレイが用いられる。
監視対象者端末1は、位置情報取得部11及び表示制御部12を具備する。
位置情報取得部11は、監視対象者端末1の位置情報を定期的に取得するものである。位置情報取得部11は、GPS(Global Positioning System)機能などの位置情報取得機能を有している。これにより、位置情報取得部11は、監視対象者端末1の現在の位置情報、ひいては監視対象者端末1を携帯する監視対象者の現在の位置情報を取得することができる。
表示制御部12は、画像や文字などから構成される表示データ(ルートの検索結果等)を表示部1Aに表示させる制御を行うものである。
監視者端末2は、監視者が使用する端末である。監視者端末2としては、データを送受信可能な端末が用いられ、例えばパーソナルコンピュータや高機能携帯電話端末が用いられる。監視者端末2には、表示部2A及び入力部2Bが備えられる。表示部2Aは、画像や文字などから構成される表示データを表示する部分である。表示部2Aとしては、例えば液晶ディスプレイが用いられる。入力部2Bは、監視者が操作を行う部分である。入力部2Bとしては、例えばキーボードやタッチパネルが用いられる。監視者が入力部2Bを操作することにより、監視者端末2にデータが入力される。また、監視者が入力部2Bを操作することにより、ルートの選択及び決定をすることができる。
監視者端末2は、表示制御部21を具備する。表示制御部21は、画像や文字などから構成される表示データ(ルートの検索結果等)を表示部2Aに表示させる制御を行う。
サーバー3は、監視対象者端末1及び監視者端末2とデータを送受信可能に構成されるものである。サーバー3は、人密度判定システム4、車往来度判定システム5、地理的状況判定システム6、防犯情報取得部7及び安全度判定/ルート検索システム8を具備する。
人密度判定システム4は、単位面積当たりの人の数(人密度)を判定(算出)するものである。人密度判定システム4は、人情報取得部41及び人密度判定部42を具備する。
人情報取得部41は、指定エリア内の人に関する情報(人情報)を取得するものである。人情報としては、指定エリア内の人のGPS情報や、指定エリアの画像情報を例示することができる。指定エリアは、監視対象者の現在位置及び目的地を含む任意のエリアとすることができ、当該指定エリア内で後述するルート検索部85によりルートが検索される。
人密度判定部42は、人情報取得部41によって取得された人情報に基づいて、指定エリア内の人密度を判定(算出)する。具体的には、人密度判定部42は、指定エリア内の人のGPS情報に基づいて、指定エリア内の道路(及び道路周辺)の人密度を算出する。或いは、人密度判定部42は、指定エリアの画像情報に基づいて、指定エリア内の道路(及び道路周辺)の人密度を算出する。
車往来度判定システム5は、一定時間当たりの車の往来の多さ(車往来度)を判定(算出)するものである。車往来度は、指定エリア内の道路における車の数、移動速度及び移動方向等から算出される。車往来度判定システム5は、車情報取得部51及び車往来度判定部52を具備する。
車情報取得部51は、指定エリア内の車に関する情報(車情報)を取得するものである。車情報としては、指定エリア内の車のGPS情報や、指定エリアの画像(映像)情報を例示することができる。
車往来度判定部52は、車情報取得部51によって取得された車情報に基づいて、指定エリアの車往来度を判定(算出)する。具体的には、車往来度判定部52は、指定エリア内の車のGPS情報に基づいて、指定エリア内の道路における車往来度を算出する。或いは、車往来度判定部52は、指定エリアの画像(映像)情報に基づいて、指定エリア内の道路における車往来度を算出する。
地理的状況判定システム6は、指定エリアの地理的状況を判定(算出)するものである。地理的状況は、安全度に影響を与えると考えられる地理(建物や道路を含む)に関する状況を示すものであり、例えば、建物の配置、建物の密集度、建物の窓の有無、歩行者用道路の有無、電車の有無、駅の有無等である。こうして、地理的状況においては、例えば歩行中の監視対象者を(監視者以外の)多くの人が見ることができる環境であることが重要視される。地理的状況判定システム6は、地理情報取得部61及び地理的状況判定部62を具備する。
地理情報取得部61は、指定エリア内の地理に関する情報(地理情報)を取得するものである。地理情報としては、地図情報や、指定エリアの画像(映像)情報を例示することができる。
地理的状況判定部62は、地理情報取得部61によって取得された地理情報に基づいて、地理的状況を判定する。具体的には、地理的状況判定部62は、地図情報に基づいて、地理的状況を判定する。或いは、地理的状況判定部62は、指定エリアの画像(映像)情報に基づいて、地理的状況を判定する。
防犯情報取得部7は、地域の警察、学校、自治体等から発信されている防犯情報を取得するものである。防犯情報には、例えば、不審者の出没や事件の発生、警察の出動などの防犯に関する情報が含まれる。
安全度判定/ルート検索システム8は、安全度を判定すると共に、当該安全度に基づいてルート検索を行うものである。安全度判定/ルート検索システム8は、位置情報蓄積部81、地図情報部82、データ取得部83、安全度判定部84、ルート検索部85及び表示データ生成部86を具備する。
位置情報蓄積部81は、監視対象者端末1の位置情報取得部11で取得された、監視対象者端末1の位置情報の履歴を蓄積するものである。ここで、位置情報の履歴とは、位置情報取得部11で取得された、監視対象者端末1の過去から現在までの位置情報のことである。位置情報蓄積部81は、現在を含むある一定期間の監視対象者端末1の位置情報の履歴を蓄積する。
地図情報部82は、地図情報を格納するものである。地図情報は、道路の情報や建物の情報などを含む。地図情報は、地図情報を提供する媒体から予めダウンロード等することで、地図情報部82に格納される。
データ取得部83は、監視者端末2の入力部2Bに入力された種々のデータを取得するものである。データ取得部83は、ルート検索の際の条件を取得する。ルート検索条件としては、目的地、安全度を判定する材料となる各情報(人密度情報、車往来度情報、地理的状況情報)の優先度、監視者にとって監視対象者が通って欲しくない場所(回避場所)等を例示することができる。なお、優先度とは、監視対象者を安全に目的地に到着させるために優先的に考慮すべきと思う情報(人密度情報、車往来度情報、地理的状況情報)を、監視者の判断で順番に並べたものをいう。また、データ取得部83は、監視者が最終的に決定した最終ルートを示す情報を取得して格納する。
安全度判定部84は、指定エリアの安全度を判定するものである。安全度判定部84は、人密度判定部42によって算出された人密度に関する人密度情報、車往来度判定部52によって算出された車往来度に関する車往来度情報、地理的状況判定部62によって判定された地理的状況に関する地理的状況情報、及び防犯情報取得部7によって取得された防犯情報に基づいて、指定エリア内の各場所における安全度を判定する。
具体的には、安全度判定部84は、人密度が高い場所ほど安全度が高いと判断し、人密度が低い場所ほど安全度が低いと判断する。これは、人が多いほど第三者の目が行き届き易いため、誘拐等の犯罪に巻き込まれ難いと考えられるためである。
また、安全度判定部84は、車往来度が少ない場所ほど安全度が高いと判断し、車往来度が多い場所ほど安全度が低いと判断する。これは、車の往来が少ないほど交通事故に会う可能性が低いと考えられるためである。
また、安全度判定部84は、例えば、建物の窓が多い(建物から道路が見易い)ほど安全度が高いと判断し、建物の窓が少ない(建物から道路が見難い)ほど安全度が低いと判断する。これは、建物の窓が多いほど第三者の目が行き届き易いため、誘拐等の犯罪に巻き込まれ難いと考えられるためである。
また、安全度判定部84は、例えば、不審者が出没した場所や事件が発生した場所は安全度が低いと判断する。
また、安全度判定部84は、車往来度が少ない場所ほど安全度が高いと判断し、車往来度が多い場所ほど安全度が低いと判断する。これは、車の往来が少ないほど交通事故に会う可能性が低いと考えられるためである。
また、安全度判定部84は、例えば、建物の窓が多い(建物から道路が見易い)ほど安全度が高いと判断し、建物の窓が少ない(建物から道路が見難い)ほど安全度が低いと判断する。これは、建物の窓が多いほど第三者の目が行き届き易いため、誘拐等の犯罪に巻き込まれ難いと考えられるためである。
また、安全度判定部84は、例えば、不審者が出没した場所や事件が発生した場所は安全度が低いと判断する。
また、安全度判定部84は、データ取得部83によって取得された優先度に基づいて、各情報(人密度情報、車往来度情報、地理的状況情報)に基づく安全度に重み付けを行う。
ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までの安全なルートを検索するものである。ルート検索部85は、地図情報部82に格納された地図情報、位置情報蓄積部81に格納された監視対象者の現在位置情報、及びデータ取得部83によって取得された目的地情報に基づいて、監視対象者の現在位置から目的地までのルートを検索する。
また、ルート検索部85は、安全度判定部84によって判定された安全度に基づいて、ルートを検索する。具体的には、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置と目的地とを結ぶルートの中から、安全度の高いルートを選択する。
また、ルート検索部85は、監視者によって設定された(データ取得部83によって取得された)回避場所に基づいて、ルートを検索する。具体的には、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置と目的地とを結ぶルートの中から、回避場所が含まれないルートを選択する。
表示データ生成部86は、ルート検索部85によって検索されたルートを表示するためのデータ(表示データ)を生成するものである。表示データ生成部86は、監視対象者端末1の表示部1A、及び監視者端末2の表示部2Aに表示可能な形式で表示データを生成する。
以下、図2から図5を参照して、ルート検索システム100の制御について説明する。
図2に示すステップS10において、監視者が、監視者端末2により、ルート検索システム100を起動させる。
図2に示すステップS20において、監視対象者が目指すべき目的地が設定される(図4(a)参照)。
具体的には、ルート検索システム100が起動すると、表示制御部21の制御により、監視者端末2の表示部2Aに、予め監視者端末2に記憶された設定画面が表示される。監視者は、入力部2Bを操作して、監視対象者が目指すべき目的地(例えば家)を入力する。入力された目的地に関する目的地情報は、監視者端末2から安全度判定/ルート検索システム8に送信され、データ取得部83に格納される。
また、監視者は、入力部2Bを操作して、各情報の優先度を入力する。ここでは、人密度、車往来度、地理的状況の順に優先度を順位付けしたとする。
また、監視者は、入力部2Bを操作して、監視者にとって監視対象者が通って欲しくない場所(回避場所)を入力する(図4(a)参照)。
ステップS20の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS30に進む。
図2に示すステップS30において、安全度判定/ルート検索システム8の位置情報蓄積部81は、監視対象者端末1の現在位置情報取得部11によって取得された監視対象者の現在位置情報を受信し格納する。
ステップS30の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS40に進む。
図2に示すステップS40において、安全度判定/ルート検索システム8のルート検索部85は、ルート検索を行うエリアを指定する。指定エリアは、地図情報部82に格納された地図情報、データ取得部83に設定された目的地情報、及び位置情報蓄積部81によって格納された監視対象者の現在位置情報に基づいて決定される。指定エリアは、監視対象者の現在位置及び目的地を含むように定義され、例えば、監視対象者の現在位置及び目的地を含む矩形で囲まれる領域とされる(図4(a)参照)。安全度判定/ルート検索システム8は、指定エリアの範囲を示す指定エリア情報を、人密度判定システム4、車往来度判定システム5及び地理的状況判定システム6に送信する。
ステップS40の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS50a、S50b、S50cに進む。ステップS50a、S50b、S50cの処理は、並行して進められる。
図2に示すステップS50aにおいて、人密度判定システム4の人情報取得部41は、安全度判定/ルート検索システム8から受信した指定エリア情報を参照し、指定エリアにおける人情報(指定エリア内の人のGPS情報、又は指定エリアの画像情報)を取得する。
ステップS50aの処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS60aに進む。
図2に示すステップS60aにおいて、人密度判定部42は、人情報取得部41によって取得された人情報に基づいて、指定エリアにおける人密度を算出する。人密度判定部42は、指定エリア内の道路の分岐点で区画される部分(ある分岐点から隣接する分岐点までの間の部分、以下、「区画」という)ごとに、人密度を算出する。そして、人密度判定部42は、所定の基準よりも人密度が高い場所を決定する(図4(b)参照)。
また、図2に示すステップS50bにおいて、車往来度判定システム5の車情報取得部51は、安全度判定/ルート検索システム8から受信した指定エリア情報に基づいて、指定エリアにおける車情報(指定エリア内の車のGPS情報、又は指定エリアの画像(映像)情報)を取得する。
ステップS50bの処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS60bに進む。
図2に示すステップS60bにおいて、車往来度判定部52は、車情報取得部51によって取得された車情報に基づいて、指定エリアにおける車往来度を算出する。車往来度は、指定エリア内の道路における車の数、移動速度及び移動方向等から算出される。車往来度判定部52は、指定エリア内の道路の区画ごとに、車往来度を算出する。そして、車往来度判定部52は、所定の基準よりも車往来度が少ない場所を決定する(図4(c)参照)。
また、図2に示すステップS50cにおいて、地理的状況判定システム6の地理情報取得部61は、安全度判定/ルート検索システム8から受信した指定エリア情報に基づいて、指定エリアにおける地理情報(地図情報、又は指定エリアの画像(映像)情報)を取得する。
ステップS50cの処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS60cに進む。
図2に示すステップS60cにおいて、地理的状況判定部62は、地理情報取得部61によって取得された地理情報に基づいて、指定エリアにおける地理的状況を判定する。地理的状況判定部62は、指定エリア内の道路の区画ごとに、地理的状況を判定する。本実施形態においては、各区画の地理的状況の間に、安全度に影響を与えるような差異はなかったものとする。よって、以下の説明においては、地理的状況はルート検索に用いないものとする。
ステップS60a、S60b及びS60cの全ての処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS70に進む。
図2に示すステップS70において、防犯情報取得部7は、地域の警察、学校、自治体等から発信されている防犯情報を取得する。防犯情報には、例えば、不審者の出没や事件の発生などの防犯に関する情報が含まれる。防犯情報取得部7は、一定期間(現在から何日か前)の防犯情報を取得する。ここでは、図4(a)に示すように、指定エリアの左下部分に、不審者が出没した旨の情報があったとする。
ステップS70の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS80に進む。
図2に示すステップS80において、安全度判定/ルート検索システム8の安全度判定部84は、指定エリアにおける安全度を判定する。そして、安全度判定部84は、当該安全度の一部を点数化する。
具体的には、安全度判定部84は、ステップS60aで人密度が所定の基準よりも高いと判定された区画に対して点数(安全点数)を付与する。また、安全度判定部84は、ステップS60bで車往来度が所定の基準よりも少ないと判定された区画に点数(安全点数)を付与する。
このとき、当該安全点数は、ステップS20で設定された優先度を考慮して付与される。具体的には、安全点数は、優先順位が高い方が点数が高くなるように重み付けされる。前述の通り、ステップS20においては、人密度の方が車往来度よりも優先順位が高く(上位に)設定されている。よって、図4(b)に示す人密度が高い区画には、図4(c)に示す車往来度が少ない区画よりも点数が高くなるように安全点数が付与される。ここでは、人密度が高い区画の安全点数は50点、車往来度が低い区画の安全点数は25点とする(図5参照)。
また、安全度判定部84は、不審者が出没した場所は安全度が低いと判定する。
ステップS80の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS90に進む。
図2に示すステップS90において、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までの安全なルートを検索する。ルート検索部85は、ルートそれぞれの安全点数の合計値に基づいてルートを検索する。
具体的には、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までの各ルートにおいて人密度に基づく安全点数の合計値を算出する。また、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までの各ルートにおいて車往来度に基づく安全点数の合計値を算出する。そして、ルート検索部85は、人密度に基づく安全点数の合計値と、車往来度に基づく安全点数の合計値とを足した値(合計値)が高いルートを優先的に選択する。ルート検索部85は、安全点数の合計値が最も高いルート(図5に示すルートA)を推奨ルートとして選択(呈示)する。また、ルート検索部85は、安全点数の合計値が2番目に高いルート(図5に示すルートB及びルートC)を代替ルートとして選択する。なお、ルート検索部85は、目的地までの距離が最短となるようにルートを選択することを前提とする。
このとき、ルート検索部85は、防犯情報に基づいて、不審者の出没情報があった場所が含まれないようにルート検索を行う。また、ルート検索部85は、ステップS20で設定された回避場所が含まれないようにルート検索を行う。
ステップS90の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS100に進む。
図2に示すステップS100において、表示データ生成部86は、地図情報部82に格納された地図情報に、ルート検索部85による検索結果が反映された表示データを生成する。
ステップS100の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS110に進む。
図2に示すステップS110において、安全度判定/ルート検索システム8は、表示データ生成部86で生成された表示データを監視者端末2に送信する。監視者端末2に送信された表示データは、表示制御部21の制御により、監視者端末2の表示部2Aに表示される。これにより、監視者は、表示部2Aに表示された表示データ(ルート検索結果)を確認することができる。図5に示すように、ルート検索結果には、推奨ルート(ルートA)及び代替ルート(ルートB及びルートC)が示される。なお、図5において推奨ルートは太線で示されている。また、ルート検索結果には、監視者がルートを選択する際の参考となるように、各ルートの安全点数の合計値(内訳を含む)が示される。監視者は、入力部2Bを操作して、ルート検索結果(ルート検索部85によって検索されたルートA、ルートB、ルートC)の中から最終的なルート(最終ルート)を決定する。
ステップS110の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS120に進む。
図2に示すステップS120において、決定された最終ルートを示す最終ルート情報は、監視者端末2から安全度判定/ルート検索システム8に送信される。送信された最終ルート情報がデータ取得部83に格納されることで、ルートの設定が完了する。そして、データ取得部83に格納された最終ルート情報は、監視対象者端末1に送信される。監視対象者端末1に送信された最終ルート情報は、表示制御部12の制御により、監視対象者端末1の表示部1Aに表示される。これにより、監視対象者は、進むべきルート(最終ルート)を確認することができる。その後、監視対象者は、最終ルートに沿って移動を開始する。
ステップS120の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS130に進む。
図3に示すステップS130において、位置情報蓄積部81は、監視対象者端末1の位置情報取得部11によって取得された現在位置情報を取得/蓄積する。これにより、位置情報蓄積部81には、監視対象者の実際の移動ルートに関する情報が蓄積される。
また、安全度判定部84は、最終ルートが決定された後も、継続して安全度を判定する。安全度の判定は、ステップS80と同様の方法で行われる。
ステップS130の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS140に進む。
図3に示すステップS140において、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までのルートを再設定(最終ルートと異なるルートを設定)可能かどうかを判定する。ルート検索部85は、位置情報蓄積部81に格納された監視対象者の現在位置に基づいて、最終ルートにおいて当該現在位置と目的地との間に分岐点があるかどうかを判断し、分岐点がある場合にはルートの再設定可能と判定し、分岐点がない場合にはルートの再設定不可能と判定する。
ルートの再設定可能な場合(ステップS140で「YES」)、ルート検索システム100は、ステップS150に進む。
図3に示すステップS150において、安全度判定部84は、最終ルートの現在(最新)の安全度が、最終ルートが検索された時の安全度と比べて悪化しているかどうかを判定する。
安全度が悪化していない場合(ステップS150で「NO」)、ルート検索システム100は、ステップS130に戻る。
一方、安全度が悪化している場合(ステップS150で「YES」)、ルート検索システム100は、ステップS160に進む。
図3に示すステップS160において、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置から目的地までの安全なルートを再検索する。ルート検索は、最新の安全度を用いて、ステップS90と同様の方法で行われる。
ステップS160の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS170に進む。
図3に示すステップS170において、表示データ生成部86は、地図情報部82に格納された地図情報に、ルート検索部85による再検索結果が反映された表示データを生成する。生成された表示データは、監視者端末2に送信される。
ステップS170の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS180に進む。
図3に示すステップS180において、監視者は、表示部2Aに表示された再検索結果を確認し、入力部2Bを操作して、当該再検索結果の中から最終ルートを再度決定する。
ステップS180の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS190に進む。
図3に示すステップS190において、再度決定された最終ルートを示す最終ルート情報は、データ取得部83に格納される。データ取得部83に格納された最終ルート情報は監視対象者端末1に送信され、表示制御部12の制御により、監視対象者端末1の表示部1Aに表示される。これにより、監視対象者は、表示部1Aに表示された再設定された最終ルートを確認することができる。再設定された最終ルートを確認した監視対象者は、当該再設定された最終ルートに沿って移動する。
ステップS190の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS200に進む。
図3に示すステップS200において、ルート検索部85は、監視対象者の現在位置情報に基づいて、監視対象者が目的地に到着したかどうかを判定する。また、ステップS140においてルートの再設定不可能な場合(ステップS140で「NO」)もまた、ルート検索部85は、監視対象者が目的地に到着したかどうかを判定する。
監視対象者が目的地に到着していない場合(ステップS200で「NO」)、ルート検索システム100は、ステップS130に戻る。
一方、監視対象者が目的地に到着している場合(ステップS200で「YES」)、ルート検索システム100は、ステップS210に進む。
図3に示すステップS210において、表示データ生成部86は、地図情報部82に格納された地図情報に、監視対象者の実際の移動ルートが反映された表示データを生成する。
ステップS210の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS220に進む。
図3に示すステップS220において、安全度判定/ルート検索システム8は、表示データ生成部86で生成された表示データを監視者端末2に送信する。監視者端末2に送信された表示データは、表示制御部21の制御により、監視者端末2の表示部2Aに表示される。これにより、監視者は、監視対象者の実際の移動ルートを確認することができる。
ステップS220の処理が終わると、ルート検索システム100は、ステップS230に進み、ルート検索システム100は終了する。
本実施形態に係るルート検索システム100においては、防犯情報を考慮してルート検索を行っているので、監視対象者が不審者の出没箇所等の危険な場所を通って目的地へ移動するのを防ぐことができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100においては、防犯情報とは別に、監視者が監視対象者を通らせたくない場所(回避場所)を設定することができ、当該回避場所を考慮してルート検索を行っている。したがって、監視対象者が危険な場所を通って目的地へ移動するのを防ぐことができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100においては、防犯情報とは別に、監視者が監視対象者を通らせたくない場所(回避場所)を設定することができ、当該回避場所を考慮してルート検索を行っている。したがって、監視対象者が危険な場所を通って目的地へ移動するのを防ぐことができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100においては、人密度や車往来度と防犯情報とを組み合わせて安全度を判定しており、誘拐等の犯罪や交通事故等、様々な観点から安全度を判定している。したがって、多角的な視点で見て安全なルートを検索することができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100においては、人密度や車往来度等の各情報に優先度を設定することができ、当該優先度を考慮してルート検索される。したがって、監視者がどの情報を優先したいかをルート検索に反映することができ、監視者の意向を反映したルート検索を行うことができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100においては、一旦最終ルートが決定された後も安全度をウォッチングし、最終ルートの安全度が悪化するとルートを再検索するようにしている。したがって、一旦最終ルートを決定した後に当該最終ルートにおいて危険が発生した場合に、監視対象者が危険の発生場所を通るのを防ぐことができる。
以上の如く、本実施形態に係るルート検索システム100は、監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システム100であって、安全度の判定材料となる判定材料情報を取得する人密度判定システム4、車往来度判定システム5、地理的状況判定システム6(判定材料情報取得部)と、前記人密度判定システム4、車往来度判定システム5、地理的状況判定システム6によって取得された前記判定材料情報に基づいて前記安全度を判定する安全度判定部84と、前記安全度判定部84によって判定された前記安全度に基づいて前記目的地までのルートを検索するルート検索部85と、を具備し、前記判定材料情報は、人の密度を示す人密度情報、車の往来度を示す車往来度情報及び地理的状況を示す地理的状況情報のうちの少なくとも1つを含む第一材料情報と、防犯に関する防犯情報を含む第二材料情報と、を含むものである。
このように構成することにより、安全なルートを検索することができる。
このように構成することにより、安全なルートを検索することができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100は、前記ルート検索部85によって検索された1以上のルートの中から最終的なルートを決定する入力部2B(ルート決定部)を具備するものである。
このように構成することにより、安全なルートを決定することができる。
このように構成することにより、安全なルートを決定することができる。
また、前記安全度判定部84は、前記入力部2Bによって前記最終的なルートが決定された後も、継続して前記安全度を判定し、前記ルート検索部85は、前記入力部2Bによって前記最終的なルートが決定された後に当該最終的なルートの前記安全度が悪化すると、ルートを再検索するものである。
このように構成することにより、安全度の経時的な変化に対応して、安全なルートを検索することができる。
このように構成することにより、安全度の経時的な変化に対応して、安全なルートを検索することができる。
また、前記第一材料情報は、前記人密度情報、前記車往来度情報及び前記地理的状況情報のうちの2以上を含み、前記安全度判定部84は、前記第一材料情報の各情報に対して前記安全度を判定し、前記ルート検索部85は、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度、及び前記第二材料情報に対して判定された前記安全度を総合的に判断してルートを検索するものである。
このように構成することにより、多角的な視点で見て安全なルートを検索することができる。
このように構成することにより、多角的な視点で見て安全なルートを検索することができる。
また、前記安全度判定部84は、設定された前記第一材料情報の各情報の優先度に基づいて、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度を重み付けし、前記ルート検索部85は、重み付けされた前記安全度に基づいてルートを検索するものである。
このように構成することにより、第一材料情報の各情報の優先度を反映したルートを検索することができる。
このように構成することにより、第一材料情報の各情報の優先度を反映したルートを検索することができる。
また、前記安全度判定部84は、前記目的地までの複数のルートにおいて、任意に区画された部分ごとに前記安全度を判定して、当該安全度に応じて当該区画された部分に対して点数を付与し、前記ルート検索部85は、前記複数のルートそれぞれの前記点数の合計値に基づいてルートを検索するものである。
このように構成することにより、より安全なルートを検索することができる。
このように構成することにより、より安全なルートを検索することができる。
また、本実施形態に係るルート検索システム100は、前記監視者にとって前記監視対象者が通って欲しくない場所を設定可能な入力部2B(回避場所設定部)を具備し、前記ルート検索部85は、前記入力部2Bによって設定された場所が含まれないルートを検索するものである。
このように構成することにより、監視者にとって監視対象者が通って欲しくない場所が含まれないルートを検索することができる。
このように構成することにより、監視者にとって監視対象者が通って欲しくない場所が含まれないルートを検索することができる。
なお、本実施形態に係る入力部2Bは、本発明に係るルート決定部及び回避場所設定部の一形態である。
また、本実施形態に係る人密度情報、車往来度情報及び地理的状況情報は、本発明に係る第一材料情報の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る防犯情報は、本発明に係る第二材料情報の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る人密度判定システム4、車往来度判定システム5及び地理的状況判定システム6は、本発明に係る判定材料情報取得部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る人密度情報、車往来度情報及び地理的状況情報は、本発明に係る第一材料情報の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る防犯情報は、本発明に係る第二材料情報の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る人密度判定システム4、車往来度判定システム5及び地理的状況判定システム6は、本発明に係る判定材料情報取得部の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、第一材料情報として人密度情報及び車往来度情報を用いてルート検索するものとしたが、第一材料情報としては、人密度情報、車往来度情報及び地理的状況情報のうちの1つを用いるものであってもよく、或いは2つ以上を用いるものであってもよい。
また、本実施形態においては、位置情報取得部11は、監視対象者端末1の現在位置情報を定期的に取得するものとしたが、前記位置情報を継続的に、あるいは不定期的に取得するものであってもよい。
また、本実施形態においては、ルート検索部85は、ルート検索結果として複数のルートを呈示するものとしたが、1つのルートを呈示するものであってもよい。
また、本実施形態においては、安全度判定部84は、人密度が所定の基準よりも高い場所及び車往来度が所定の基準よりも少ない場所に一定の点数を付与するものとしたが(ステップS80参照)、人密度及び車往来度の値に応じて段階的に点数を付与するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、監視対象者の現在位置から目的地までの安全点数の合計値が高いルートを優先的に選択するものとしたが、ルート検索の方法はこれに限定されるものではない。図6に示すように、ルート検索部85は、人密度が所定の基準よりも高い場所(区画)と、車往来度が所定の基準よりも少ない場所(区画)とを重ね合わせ、その重複部分が最も多い(重複する区画数が多い、或いは重複する距離が長い)ルートを優先的に選択するものであってもよい。
以上の如く、前記ルート検索部85は、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度に基づいて複数のルートを選択し、選択された前記ルート同士を重ね合わせ、その重複部分に基づいてルートを検索するものである。
このように構成することにより、より安全なルートを検索することができる。
このように構成することにより、より安全なルートを検索することができる。
また、本実施形態においては、各情報の優先度は監視者によって設定されるものとしたが、優先度が設定されていなくてもよく、或いは監視者の意向によらず何らかの基準(例えば、時間帯)に基づいて予め優先度が設定されていてもよい。
優先度が時間帯に基づいて予め設定されている例について、図7を用いて説明する。例えば、9時〜16時の間は車往来度の少ないルートを優先し、それ以外の時間帯は人密度の高い(人通りの多い)ルートを優先するように、予め優先度が設定されているとする。
まず、人密度に基づいて選択されたルートと、車往来度に基づいて選択されたルートとを重ね合わせ、その重複部分が最も多いルートを検索する。このとき、重複部分が最も多いルートが1つのみ検索されるときには、当該ルートが推奨ルートとされる。一方、重複部分が最も多いルートが複数検索されるときには、検索された複数のルートの中から、時間帯に基づいて予め設定された優先度に基づいて推奨ルートが選択される。
図7に示す例の場合、重複部分(目的地付近の2区画)が推奨ルートの一部分として決定される。当該重複部分以外の部分については、優先度に基づいて決定される。具体的には、15時にルート検索を行った場合には、車往来度の少ないルートが優先されるため、車往来度に基づいて選択されたルートの一部分が推奨ルートの一部分として決定される。一方、21時にルート検索を行った場合には、人密度の高いルートが優先されるため、人密度に基づいて選択されたルートの一部分が推奨ルートの一部分として決定される。
2B 入力部
4 人密度判定システム
5 車往来度判定システム
6 地理的状況判定システム
84 安全度判定部
85 ルート検索部
100 ルート検索システム
4 人密度判定システム
5 車往来度判定システム
6 地理的状況判定システム
84 安全度判定部
85 ルート検索部
100 ルート検索システム
Claims (8)
- 監視者が監視対象者を安全に目的地に到着させるためのルート検索システムであって、
安全度の判定材料となる判定材料情報を取得する判定材料情報取得部と、
前記判定材料情報取得部によって取得された前記判定材料情報に基づいて前記安全度を判定する安全度判定部と、
前記安全度判定部によって判定された前記安全度に基づいて前記目的地までのルートを検索するルート検索部と、
を具備し、
前記判定材料情報は、
人の密度を示す人密度情報、車の往来度を示す車往来度情報及び地理的状況を示す地理的状況情報のうちの少なくとも1つを含む第一材料情報と、
防犯に関する防犯情報を含む第二材料情報と、
を含む、
ルート検索システム。 - 前記ルート検索部によって検索された1以上のルートの中から最終的なルートを決定するルート決定部を具備する、
請求項1に記載のルート検索システム。 - 前記安全度判定部は、
前記ルート決定部によって前記最終的なルートが決定された後も、継続して前記安全度を判定し、
前記ルート検索部は、
前記ルート決定部によって前記最終的なルートが決定された後に当該最終的なルートの前記安全度が悪化すると、ルートを再検索する、
請求項2に記載のルート検索システム。 - 前記第一材料情報は、
前記人密度情報、前記車往来度情報及び前記地理的状況情報のうちの2以上を含み、
前記安全度判定部は、
前記第一材料情報の各情報に対して前記安全度を判定し、
前記ルート検索部は、
前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度、及び前記第二材料情報に対して判定された前記安全度を総合的に判断してルートを検索する、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のルート検索システム。 - 前記安全度判定部は、
設定された前記第一材料情報の各情報の優先度に基づいて、前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度を重み付けし、
前記ルート検索部は、
重み付けされた前記安全度に基づいてルートを検索する、
請求項4に記載のルート検索システム。 - 前記安全度判定部は、
前記目的地までの複数のルートにおいて、任意に区画された部分ごとに前記安全度を判定して、当該安全度に応じて当該区画された部分に対して点数を付与し、
前記ルート検索部は、
前記複数のルートそれぞれの前記点数の合計値に基づいてルートを検索する、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のルート検索システム。 - 前記ルート検索部は、
前記第一材料情報の各情報に対して判定された前記安全度に基づいて複数のルートを選択し、
選択された前記ルート同士を重ね合わせ、その重複部分に基づいてルートを検索する、
請求項4又は請求項5に記載のルート検索システム。 - 前記監視者にとって前記監視対象者が通って欲しくない場所を設定可能な回避場所設定部を具備し、
前記ルート検索部は、
前記回避場所設定部によって設定された場所が含まれないルートを検索する、
請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のルート検索システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016108343A JP2017215181A (ja) | 2016-05-31 | 2016-05-31 | ルート検索システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017215181A true JP2017215181A (ja) | 2017-12-07 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020067311A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | 株式会社ゼンリンデータコム | 経路案内システム、経路案内装置、方法およびプログラム |
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WO2022202192A1 (ja) * | 2021-03-24 | 2022-09-29 | 株式会社Jvcケンウッド | 犯罪防止装置及び犯罪防止方法 |
-
2016
- 2016-05-31 JP JP2016108343A patent/JP2017215181A/ja active Pending
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