JP2017214902A - 油圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】斜板側と傾転ピストン側との接触部分における摩耗を効果的に抑制することができる油圧ポンプを提供する。【解決手段】斜板50と傾転ピストン60とを連結し、傾転ピストン60の進退移動による駆動力を斜板50に伝達して斜板50を傾転させる連結部70が、孔71を有する内側部72と、孔71を露出させつつ内側部72を取り囲むようにして内側部72の外周面72Aに球面状の内周面73Bで接触して内側部72を保持する外側部73と、を有する。内側部72の孔71には、傾転ピストン60に設けられたレバー66が挿入され、外側部73は、斜板50に設けられている。そして内側部72と外側部73とは、斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能となっており、内側部72は、傾転ピストン60に設けられたレバー66に対してスライド移動可能となっている。【選択図】図2

Description

本発明は、斜板の傾転に応じて吐出量を調節可能な可変容量型の油圧ポンプに関する。
例えば特許文献1には、ケース内に回転可能に保持された回転軸と、ケース内で回転軸とともに回転するよう当該回転軸に保持され且つ複数のシリンダ孔が形成されたシリンダブロックと、複数のシリンダ孔の各々に摺動可能に保持されたピストンと、回転軸の軸方向でシリンダブロックと並ぶようにケース内に配置され、シリンダブロック側に斜面を有し且つ傾転可能な斜板と、斜板を傾転させるために進退移動する傾転ピストンと、を備える油圧ポンプが開示されている。
この油圧ポンプでは、斜板の外周部に凹所が形成され、傾転ピストンから突出する連結部材が凹所に嵌め込まれている。これにより、傾転ピストンの進退に伴って連結部材が凹所を介して斜板を押し引きすることで斜板を傾転させることができ、シリンダブロックから吐出される圧油の吐出量を調節することが可能となる。
特開2001−50153号公報
上述の特許文献1に開示されるような油圧ポンプでは、一般に、連結部材の先端部分が球状に形成され、凹所は円柱状の孔として形成される。しかしながら、この構成では、先端部分の球面と凹所の内面との接触面積が非常に小さくなるため、摩耗が生じ易くなる。このような斜板側と傾転ピストン側との接触部分において摩耗による摩耗粉が発生して残存すると、摩耗が著しく進行する虞があるため、摩耗の発生は極力抑制されることが望ましい。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであって、斜板側と傾転ピストン側との接触部分における摩耗を効果的に抑制することができる油圧ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、
ケース内に回転可能に保持された回転軸と、
前記ケース内で前記回転軸とともに回転するよう当該回転軸に保持され、且つ前記回転軸の軸方向に沿って延びる複数のシリンダ孔が形成されたシリンダブロックと、
前記複数のシリンダ孔の各々に摺動可能に保持されたピストンと、
前記回転軸の軸方向で前記シリンダブロックと並ぶように前記ケース内に配置され、前記シリンダブロック側に斜面を有し且つ傾転可能な斜板と、
前記斜板を傾転させるために進退移動する傾転ピストンと、
前記斜板と前記傾転ピストンとを連結し、前記傾転ピストンの進退移動による駆動力を前記斜板に伝達して前記斜板を傾転させる連結部と、
を備え、
前記連結部は、孔を有する内側部と、前記孔を露出させつつ前記内側部を取り囲むようにして前記内側部の外周面に球面状又は円弧面状の内周面で接触して前記内側部を保持する外側部と、を有し、
前記内側部の前記孔に、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方に設けられた挿入部材が挿入され、前記外側部は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に設けられており、
前記内側部と前記外側部とは、前記斜板の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能となっており、
前記内側部及び前記外側部のうちの少なくとも一方は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方に設けられた前記挿入部材又は前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に対して、スライド移動可能となっている、油圧ポンプ、である。
本発明に係る油圧ポンプによれば、傾転ピストンが進退移動した際に、斜板と傾転ピストンとの間に介在する連結部において、内側部の外周面からこれに球面状又は円弧面状の内周面で接触する外側部を介して斜板に力を伝達するか、又は、内側部の外周面に球面状又は円弧面状の内周面で接触する外側部から内側部の外周面を介して斜板に力を伝達することができる。ここで、斜板側と傾転ピスト側との接触部分に位置する内側部と外側部とは、球面状又は円弧面状の面で互いに接触するため、簡易な構造で、接触部分の接触面積を従来の構造に比較して大きく確保することができる。また、傾転ピストンの進退移動によって斜板を傾転させる際には、傾転ピストンが直線的に移動するのに対して、斜板は回転移動するため、これらの間の位置関係にずれが生じるが、この際、内側部が外側部に対して斜板の傾転方向に沿う面上で円弧状に摺動し、且つ内側部又は外側部が斜板及び傾転ピストンのうちの一方に設けられた挿入部材又は斜板及び傾転ピストンのうちの他方に対してスライド移動することにより、当該ずれに起因して斜板及び傾転ピストンの移動が阻害されることがない。これにより斜板を適正に傾転させることができ、そして不所望な摩耗が発生することが抑制される。
よって、斜板側と傾転ピストン側との接触部分における摩耗を効果的に抑制することができる。
本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記外側部は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に固定されており、前記内側部は、前記孔に挿入された前記挿入部材に対してスライド移動可能となっていてもよい。
また本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記外側部は、前記斜板に形成された保持孔に固定されており、前記挿入部材は、前記傾転ピストンから突出して設けられていてもよい。
また本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記連結部は、球面軸受であり、前記内側部は、その外周面が外側に凸の球状面となる内輪部材として構成されており、前記外側部は、その内周面が外側に凹の球状面を含む外輪部材として構成されていてもよい。
この場合、連結部を汎用性のある球面軸受とすることで、連結部の加工及び組立を容易に行うことが可能となる。
また本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記内側部は、円柱形状であり、前記孔は、前記内側部の軸方向に対する径方向に沿って外部に開口するように前記内側部に形成されており、前記外側部の内周面は、円弧面状に形成されていてもよい。
この場合、内側部と外側部との接触面積を大きく確保し易くなり、耐摩耗性を向上させ易くすることができる。
また本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記外側部と前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方とに、第1油路が跨がるように設けられており、前記第1油路は、前記外側部から前記内側部の外周面に圧油を供給するように構成されていてもよい。
この場合、外側部と内側部との接触面に圧油を供給することで、これらの間の摩耗の発生を抑制できるとともに、仮に摩耗が発生した場合であって摩耗粉を排出できるため、摩耗の進行を効果的に抑制することができる。
また本発明にかかる油圧ポンプにおいて、前記挿入部材と前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方とに、第2油路が跨がるように設けられており、前記第2油路は、前記挿入部材から前記内側部の前記孔の内周面に圧油を供給するように構成されていてもよい。
この場合、挿入部材と内側部との接触面に圧油を供給することで、これらの間の摩耗の発生を抑制できるとともに、仮に摩耗が発生した場合であって摩耗粉を排出できるため、摩耗の進行を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、斜板側と傾転ピストン側との接触部分における摩耗を効果的に抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる油圧ポンプの断面図である。 図1に示す油圧ポンプの斜板及び傾転ピストンの周辺の拡大図である。 図1に示す油圧ポンプの傾転ピストンとレギュレータとの流体的な接続態様を説明する図である。 図1に示す油圧ポンプの斜板及び傾転ピストンを連結する連結部の拡大断面図である。 図4に示す連結部の斜視図である。 図1に示す油圧ポンプの斜板を斜面側とは反対側から回転軸の軸方向に沿って見た図である。 図1に示す油圧ポンプの傾転ピストンが斜板を傾転させる様子を示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる油圧ポンプの連結部の拡大断面図である。 第2の実施の形態にかかる油圧ポンプの斜板を斜面側とは反対側から回転軸の軸方向に沿って見た図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下に説明する油圧ポンプ1は、例えば、油圧ショベル等の建設車両に適用され得るものであるが、建設車両に限らず、種々の分野の装置に適用可能である。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる油圧ポンプ1の断面図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる油圧ポンプ1は、ケース10と、ケース10内に回転可能に保持された回転軸20と、ケース10内で回転軸20とともに回転するよう回転軸20に保持されたシリンダブロック30と、シリンダブロック30に形成された複数のシリンダ孔31の各々に摺動可能に保持されたピストン40と、回転軸20の軸方向でシリンダブロック30と並ぶようにケース10内に配置され、シリンダブロック30側に斜面51を有し且つ傾転可能な斜板50と、斜板50を傾転させるために進退移動する傾転ピストン60と、斜板50と傾転ピストン60とを連結し、傾転ピストン60の進退移動による駆動力を斜板50に伝達して斜板50を傾転させる連結部70と、傾転ピストン60に供給する圧油を制御することにより傾転ピストン60の進退移動を制御するレギュレータ80と、を備えている。
ケース10は、筒状に形成されたケース本体11と、ケース本体11の一端側の開放部分を覆うようにケース本体11に取り付けられた第1ブロック12と、ケース本体11の他端側の開放部分を覆うようにケース本体11に取り付けられた第2ブロック13と、を有している。これらケース本体11、第1ブロック12及び第2ブロック13により内部空間Sが画成され、当該空間Sにシリンダブロック30や斜板50等が収容されている。
第1ブロック12に形成された嵌合穴に第1軸受14が嵌め込まれ、第2ブロック13に形成された嵌合穴に第2軸受15が嵌め込まれ、回転軸20は、これら第1軸受14及び第2軸受15によってケース10に回転可能に保持されている。図1において、符号L1は、回転軸20の中心軸線を示す。以下の説明においては、この中心軸線L1の延在方向及び中心軸線L1に沿う(平行に延びる)方向を、回転軸20の軸方向または単に軸方向と呼ぶ。また、中心軸線L1に直交する方向を径方向と呼び、中心軸線L1周りの方向を周方向と呼ぶ。ここで、回転軸20は、図示しないエンジンやモータ等の駆動装置によって回転駆動されるようになっている。回転軸20が回転駆動された際には、回転軸20と一体にシリンダブロック30が回転することになる。
シリンダブロック30は、回転軸20の径方向外側に配置され、回転軸20とともに回転するように回転軸20に保持されている。図示の例では、シリンダブロック30が、スプライン嵌合により回転軸20に保持されている。シリンダブロック30は、軸方向に沿って見た場合に、回転軸20の径方向外側において周方向の全周に延びる形状に形成されており、上述した複数のシリンダ孔31は、シリンダブロック30において軸方向に沿って延びるように形成され、且つ同一円周上において周方向に間隔を空けて位置している。各シリンダ孔31は、第2ブロック13側に底部を有するとともに第1ブロック12側で開放する有底の円柱孔として形成されている。ピストン40は、複数のシリンダ孔31の各々に摺動可能に保持され、軸方向に沿って進退可能となっている。各ピストン40は、シリンダ孔31内に保持されることで、シリンダ孔31の底面と内周面と協働してシリンダ室32を画成している。
シリンダブロック30には、各シリンダ孔31の底面から第2ブロック13側に貫通する図示省略する圧油ポートが形成されている。またシリンダブロック30と第2ブロック13との間に、円板状の吸排プレート21が回転不能に設けられ、この吸排プレート21に、各シリンダ孔31の底面から貫通する上述の圧油ポートと軸方向で重なり合った際に当該圧油ポートと連通する図示省略する吸引用孔部と吐出用孔部とが形成されている。また第2ブロック13には、上述の吸引用孔部と連通する図示省略する吸引ポートと、上述の吐出用孔部と連通する図示省略する吐出ポートとが形成されている。吸引ポートはシリンダ孔31内に圧油を供給するために設けられ、吐出ポートは、シリンダ孔31内の圧油を排出するために設けられている。
ここで、シリンダ孔31から延びる圧油ポートが吸引用孔部と軸方向で重なり合った際には、シリンダ孔31の内部が吸引ポートに連通し、シリンダ孔31内に圧油を供給することが可能となる。このとき、ピストン40がシリンダ孔31から進出してシリンダ室32の容積を増大させることで、シリンダ孔31内に圧油を吸引することが可能となる。一方、シリンダ孔31から延びる圧油ポートが吐出用孔部と軸方向で重なり合った際には、シリンダ孔31の内部が吐出ポートに連通し、シリンダ孔31内の圧油を排出することが可能となる。このとき、ピストン40がシリンダ孔31内に後退してシリンダ室32の容積を減少させることで、シリンダ孔31内に圧油を排出することが可能となる。
各ピストン40におけるシリンダ孔31の底面側とは反対側の端部には、シュー41が揺動可能に取り付けられ、各ピストン40は、シュー41を介して斜板50の斜面51に当接している。斜板50は、シリンダブロック30に対して第1ブロック12側に配置され、略中央に形成された貫通孔52に回転軸20を通した状態で且つ斜面51をシリンダブロック30側に向けるように配置されている。斜面51は、周方向の全体にわたる平坦状の摺動面51Aを含み、シリンダブロック30が回転した際には、ピストン40がシュー41を介して摺動面51A上を摺動する。この際、ピストン40は、摺動面51A上を摺動して回転しつつ斜面51の傾きに応じて進退移動する。ここで、ピストン40は、斜面51の傾きの大きさに応じて、回転摺動に伴う進退移動のストローク量を変化させることが可能となっている。
斜板50は、上述の斜面51及び貫通孔52を有する板状の斜板本体50Aと、斜板本体50Aのうちの軸方向に直交する方向であって図1の紙面に直交する方向の両側の部分に設けられて第1ブロック12側に凸となる円弧状の一対の被支持部54(図6も参照)と、斜板本体50Aのうちの一対の被支持部54が並ぶ方向及び軸方向の両方に直交する方向(図1の例では紙面の上下方向)における一方側の部分に設けられて摺動面51Aに直交する方向に突出する接続構造部56と、を有している。
被支持部54はそれぞれ、第1ブロック12から斜板50側に突出して設けられた一対の斜板支持部12Aによって支持されている。より詳しく説明すると、斜板支持部12Aはそれぞれ、第1ブロック12側に凹となる円弧状の支持面12Bを有し、この支持面12Bによって対応する被支持部54を円弧状に摺動可能に支持している。これにより斜板50は、一対の被支持部54を斜板支持部12Aの支持面12Bに対して摺動させることで、傾転することが可能となる。ここで、図1におけるL2は、斜板50が傾転する際の中心軸(以下、傾転軸と呼ぶ。)を示し、斜板50は、この傾転軸L2を中心に矢印R1の方向に傾転する。図示の例において、傾転軸L2は、円弧状の支持面12Bの円弧中心に位置しており、軸方向に直交する方向であって図1の紙面に直交する方向に沿って延びている。
一方、接続構造部56は、斜板本体50Aを上述した傾転ピストン60に連結部70を介して接続するために設けられ、これにより傾転ピストン60からの傾転のための駆動力を斜板50に伝達することが可能となる。図2には接続構造部56の周辺が拡大して示されており、同図に示すように、接続構造部56は、傾転ピストン60側に開放する保持孔57が形成されている。保持孔57には、傾転ピストン60に設けられる挿入部材としてのレバー66が連結部70を介して挿入されている。
レバー66は、傾転ピストン60の進退移動によって軸方向に沿って移動可能となっており、これにより傾転ピストン60が進退移動した際の駆動力がレバー66及び連結部70を介して接続構造部56に伝達される。そして接続構造部56がレバー66を介してシリンダブロック30に近づく側に又はシリンダブロック30から離れる側に向けた駆動力を受けることで、斜板50が傾転する。このように斜板50が傾転された際には、摺動面51A上を摺動する際のピストン40の進退移動のストローク量が変化することで、ピストン40によって押し出される第2ブロック13の吐出ポートからの圧油の吐出量が変化することになる。
本実施の形態における傾転ピストン60は、シリンダブロック30及び斜板50の径方向外側に配置され、詳しくは、接続構造部56に対して径方向外側に配置されている。図1に示すように、ケース本体11において接続構造部56に対して径方向外側には、第1ブロック12側に配置された中空状の第1シリンダ部材61と、第1シリンダ部材61から軸方向に離れるように第2ブロック13側に配置された中空状の第2シリンダ部材62とが設けられている。傾転ピストン60は、これら第1シリンダ部材61及び第2シリンダ部材62の各中空部分に跨がり且つ第1シリンダ部材61及び第2シリンダ部材62に対して摺動可能に、配置されている。また傾転ピストン60は、第1シリンダ部材61の中空部分を軸方向の外側から閉鎖する第1蓋部64と第1シリンダ部材61の内面と協働して第1圧油室61Aを画成しており、第2シリンダ部材62の中空部分を軸方向の外側から閉鎖する第2蓋部65と第2シリンダ部材62の内面と協働して第2圧油室62Aを画成している。
図1に示すように、傾転ピストン60は回転軸20の軸方向に平行に配置され、より詳しくは、傾転軸L2に直交し軸方向に延びる面上に、その軸方向が位置するように配置されている。またレバー66は、第1シリンダ部材61と第2シリンダ部材62との間において傾転ピストン60に固定されて傾転ピストン60の軸方向に直交する方向に延びており、その先端で連結部70を介して保持孔57に挿入されている。レバー66は、軸状の部材であり、その軸方向が傾転軸L2に直交して軸方向に延びる面上に位置するように配置されている。
また図2に示すように、本実施の形態においては、傾転ピストン60が、第1シリンダ部材61の中空部分に挿入される小径ピストン部63Aと、小径ピストン部63Aよりも大径に形成され第2シリンダ部材62の中空部分に挿入される大径ピストン部63Bと、を有している。したがって、小径ピストン部63Aが第1圧油室61Aにおいて圧油の圧力を受ける面積は、大径ピストン部63Bが第2圧油室62Aにおいて圧油の圧力を受ける面積よりも小さくなっている。
本実施の形態における第1圧油室61Aは、レギュレータ80に設けられた第1自己圧通路91(図3参照)を介して第2ブロック13に形成された吐出ポートと連通し、吐出ポートから吐出された自己圧(自己吐出圧)の圧油を、レギュレータ80を介して供給されるようになっている。一方、第2圧油室62Aは、レギュレータ80に設けられた二次圧通路101(図3参照)に連通し、レギュレータ80で生成された二次圧の圧油を供給されるようになっている。なお、自己圧の圧油とは、ピストン40によってシリンダブロック30から押し出されて第2ブロック13の吐出ポートから吐出される圧油の一部を意味し、二次圧の圧油とは、レギュレータ80によって吐出ポートから吐出される圧油に基づいて生成される圧油であり、本例では自己圧の圧油が所定の圧力よりも大きくなった際に発生して第2圧油室62Aに供給される圧油を意味する。
このような構成を有する傾転ピストン60では、第2圧油室62Aに二次圧の圧油が供給され、第2圧油室62A側から傾転ピストン60を押す力が、第1圧油室61A側から傾転ピストン60を押す力よりも大きくなった際に、傾転ピストン60が第1圧油室61A側に移動する。これによりレバー66が、斜板50の斜面51の角度が小さくなるように斜板50を傾転させる。この場合、摺動面51A上を摺動する際のピストン40の進退移動のストローク量が小さくなることで、ピストン40によって押し出される第2ブロック13の吐出ポートからの圧油の吐出量が減少することになる。一方、斜板50の斜面51の角度が小さくなるように斜板50が傾転された後、第1圧油室61A側から傾転ピストン60を押す力が第2圧油室62A側から傾転ピストン60を押す力よりも再び大きくなった際には、傾転ピストン60が第2圧油室62A側に移動することで、斜板50の斜面51の角度が大きくなる。なお、斜面51の角度は、斜面51が回転軸の径方向となす角度を意味する。
図3は、傾転ピストン60とレギュレータ80との流体的な接続態様を説明する図である。同図に示すように、レギュレータ80は、傾転ピストン60に対して径方向の外側に設けられ且つ軸方向に沿って貫通するスプール孔81Aが形成されたケーシング81と、スプール孔81Aに摺動可能に設けられたスプール82と、スプール孔81Aに設けられスプール82を第1ブロック12側に付勢するコイルスプリング83と、を有している。ケーシング81には、第2ブロック13に形成された吐出ポートと第1圧油室61Aとを連通させる上述の第1自己圧通路91と、第2圧油室62Aと連通する二次圧通路101とが形成されている。本実施の形態におけるレギュレータ80では、自己圧の圧油が所定の圧力よりも大きくなった際にスプール82が所定位置まで移動することにより、二次圧の圧油が生成され、これが第2圧油室62Aに二次圧通路101を介して供給されるようになっている。
次に図2及び図4乃至図6を参照しつつ連結部70について詳述する。本実施の形態における連結部70は、孔71を有する内側部72と、孔71を露出させつつ内側部72を取り囲むようにして内側部72の外周面72Aに球面状又は円弧面状の内周面73Bで接触して内側部72を保持する外側部73と、を有している。本実施の形態においては、内側部72の孔71に傾転ピストン60に設けられたレバー66が挿入され、外側部73が斜板50に設けられている。具体的に外側部73は、斜板50における接続構造部56の保持孔57に嵌め込まれて固定され、これにより斜板50と傾転ピストン60とが連結部70によって連結されている。
内側部72と外側部73とは、斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能となっている。詳しくは図4及び図5に示すように、本実施の形態における連結部70は球面軸受であり、内側部72は、その外周面72Aが外側に凸の球状面となる内輪部材として構成されており、外側部73は、その内周面73Bが外側に凹の球状面を含む外輪部材として構成されている。これにより内側部72と外側部73とは、斜板50が傾転した際に、斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能に構成される。言い換えると、内側部72と外側部73とは、斜板50が傾転した際に、斜板50の傾転軸L2に直交し軸方向に延びる面上で円弧状に互いに摺動可能となっている。
また本実施の形態では、内側部72が、傾転ピストン60に設けられたレバー66に対してスライド移動可能となっている。詳しくは図4に示すように、内側部72は、その孔71に挿入されたレバー66の軸方向に沿ってレバー66に対してスライド移動可能となっている。
このような連結部70においては、傾転ピストン60の進退移動によって斜板50を傾転させる際に、傾転ピストン60が直線的に移動するのに対して、斜板50は回転移動するため、これらの間の位置関係にずれが生じるが、内側部72が外側部73に対して斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に摺動し、且つ内側部72が、傾転ピストン60に設けられたレバー66に対してスライド移動することにより、ずれに起因して斜板50及び傾転ピストン60の移動が阻害されない。これにより、斜板50を適正に傾転させることができ、内側部72と外側部73との間で不所望な摩耗が発生することが抑制されることになる。
図7には、斜板50の斜面51の角度が最大である状態から最小の状態へ斜板50を傾転させる様子が示されている。図7(A)示される斜面51の角度が最大である状態において、二次圧の圧油の供給によって、傾転ピストン60が第1圧油室61A側に移動してレバー66が図7(B)に示す状態まで移動すると、斜面51の角度が最小の状態となる。この際、図7(B)中の矢印αに示すように、内側部72が外側部73に対して斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に摺動し、且つ内側部72が、矢印βの方向へのレバー66の移動に示すように、傾転ピストン60に設けられたレバー66に対して相対的にスライド移動する。これにより、斜板50を傾転させる際に、傾転ピストン60が直線的に移動し、斜板50が回転移動しても、これらの間の位置関係のずれに起因して斜板50及び傾転ピストン60の移動が阻害されず、斜板50を適正に傾転させることができる。
ここで、本実施の形態のように連結部70が球面軸受である場合、内側部72と外側部73は、斜板50と傾転ピストン60とを連結するために組み込まれる前の状態において全方位で互いに対して相対回転となっている。この場合、連結部70の設置自由度を向上させたり、設置のための加工コストを抑制したり、設置時の作業性を向上させたりすることができる。すなわち、例えば、傾転ピストン60の位置が所望の位置からずれることによりレバー66の向きが所望の状態に対して多少傾いていたとしても、内側部72が外側部73に対する姿勢を調節することにより、斜板50を適正に傾転させることができる。このため、設置のための加工コストを抑制したり及び設置時の作業性を向上させたりすることが可能となる。
また図2に示すように、本実施の形態では、連結部70の外側部73と斜板50とに第1油路C1が跨がるように設けられ、第1油路C1は、外側部73から内側部72の外周面72Aに圧油を供給するように構成されている。さらにレバー66と傾転ピストン60とに第2油路C2が跨がるように設けられ、第2油路C2は、レバー66から内側部72の孔71の内周面に圧油を供給するように構成されている、
詳しくは、本実施の形態における第1油路C1は、図2及び図4に示すように、外側部73の内周面73Bから外周面73Aに貫通する連結部側油路74と、連結部側油路74に一端部を接続するとともに他端部を斜板50の被支持部54から外部に開口させる斜板側油路58と、を含む。斜板側油路58は、図6に示すように、その途中で二又状に分岐しており、分岐した二つの他端部を、円弧状の被支持部54の周方向に沿って延びるように一対の被支持部54のそれぞれに形成された油溝54A内で開口させている。
図示を省略するが、油溝54Aには、レギュレータ80から延びる油路が開口しており、当該油路は、レギュレータ80を介して第2ブロック13に形成された吐出ポートに連通している。これにより、第1油路C1には、吐出ポートから吐出された自己圧(自己吐出圧)の圧油がレギュレータ80を介して供給され、これにより内側部72の外周面72Aには自己圧の圧油が供給されるようになっている。また本実施の形態では、油溝54A内に供給される自己圧の圧油の一部が内側部72の外周面72Aに供給されるとともに、他の一部が油溝54Aから被支持部54と斜板支持部12Aとの間に供給される。これにより被支持部54と斜板支持部12Aとをスムーズに摺動させることが可能となっている。
なお第1油路C1には、内側部72の外周面72A等への圧油の供給が過剰となって容積効率が不所望に低下することを避けるべく、圧油の流量を制限するための別体の絞りが設けられてもよい。また本実施の形態では、第1油路C1に自己圧の圧油が供給されるが、第1油路C1に対しては二次圧の圧油が供給されてもよい。
一方、第2油路C2は、図2に示すように、レバー66の先端側で一端部を内側部72の孔71の内周面に開口させるとともに他端部をレバー66における傾転ピストン60の小径ピストン部63Aとの境界に開口させるレバー側油路67と、レバー側油路67に一端部を接続するとともに他端部を第1圧油室61Aに開口するピストン側油路68と、を含む。これにより第2油路C2には、吐出ポートから吐出された自己圧(自己吐出圧)の圧油がレギュレータ80を介して供給され、内側部72の孔71の内周面には自己圧の圧油が供給されるようになっている。
なお第2油路C2においても、内側部72の孔71の内周面への圧油の供給が過剰となって容積効率が不所望に低下することを避けるべく、圧油の流量を制限するための別体の絞りが設けられてもよい。また本実施の形態では、第2油路C2に自己圧の圧油が供給されるが、第2油路C2に対しては二次圧の圧油が供給されてもよい。またレバー側油路67の内側部72の孔71の内周面に開口する一端部は、レバー66の軸方向に直交する断面においてクロス状に形成されてもよい。この場合には、孔71の内周面に全域に均一に圧油を供給できる。
以上に説明した本実施の形態にかかる油圧ポンプ1では、斜板50と傾転ピストン60とを連結し、傾転ピストン60の進退移動による駆動力を斜板50に伝達して斜板50を傾転させる連結部70が、孔71を有する内側部72と、孔71を露出させつつ内側部72を取り囲むようにして内側部72の外周面72Aに球面状の内周面73Bで接触して内側部72を保持する外側部73と、を有する。そして内側部72の孔71には、傾転ピストン60に設けられたレバー66が挿入され、外側部73は、斜板50に設けられている。そして内側部72と外側部73とは、斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能となっており、内側部72は、傾転ピストン60に設けられたレバー66に対してスライド移動可能となっている。
これにより、傾転ピストン60が進退移動した際に、斜板50と傾転ピストン60との間に介在する連結部70において、内側部72の外周面72Aからこれに球面状の内周面73Bで接触する外側部73を介して斜板50に力を伝達することができる。ここで、斜板50側と傾転ピストン60側との接触部分に位置する内側部72と外側部73とは、球面状の面で互いに接触するため、簡易な構造で、接触部分の接触面積を大きく確保することができる。また、傾転ピストン60の進退移動によって斜板50を傾転させる際には、傾転ピストン60が直線的に移動するのに対して、斜板50は回転移動するため、これらの間の位置関係にずれが生じるが、この際、内側部72が外側部73に対して斜板50の傾転方向に沿う面上で円弧状に摺動し、且つ内側部72が傾転ピストン60に設けられたレバー66に対してスライド移動することにより、当該ずれに起因して斜板50及び傾転ピストン60の移動が阻害されないため、斜板50を適正に傾転させることができ、そして不所望な摩耗が発生することが抑制される。よって、斜板50側と傾転ピストン60側との接触部分における摩耗を効果的に抑制することができる。
また連結部70は、球面軸受であり、内側部72は、その外周面72Aが外側に凸の球状面となる内輪部材として構成されており、外側部73は、その内周面73Bが外側に凹の球状面を含む外輪部材として構成されている。この場合、連結部70を汎用性のある球面軸受とすることで、連結部70の加工及び組立を容易に行うことが可能となる。さらに、上述したように、連結部70の設置自由度を向上させたり、設置のための加工コストを抑制したり、設置時の作業性を向上させたりすることもできる。
また外側部73と斜板50とに、第1油路C1が跨がるように設けられており、第1油路C1は、外側部73から内側部72の外周面72Aに圧油を供給するように構成されている。この場合、外側部73と内側部72との接触面に圧油を供給することで、これらの間の摩耗の発生を抑制できるとともに、仮に摩耗が発生した場合であって摩耗粉を排出できるため、摩耗の進行を効果的に抑制することができる。
またレバー66と傾転ピストン60とに、第2油路C2が跨がるように設けられており、第2油路C2は、レバー66から内側部72の孔71の内周面に圧油を供給するように構成されている。この場合、レバー66と内側部72との接触面に圧油を供給することで、これらの間の摩耗の発生を抑制できるとともに、仮に摩耗が発生した場合であって摩耗粉を排出できるため、摩耗の進行を効果的に抑制することができる。
次に本発明の第2の実施の形態にかかる油圧ポンプについて図8及び図9を参照して説明する。図8は、第2の実施の形態にかかる油圧ポンプの連結部170の拡大断面図である。図9は、斜板50を斜面51側とは反対側から回転軸20の軸方向に沿って見た図である。なお、本実施の形態の構成部分のうちの第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態における連結部170では、図8及び図9に示すように、その内側部172が円柱形状であり、内側部172における孔171は、内側部172の軸方向に対する径方向に沿って外部に開口するように内側部172に形成されている。また、外側部173の内周面173Bは、円弧面状に形成されている。また本実施の形態においても、レバー66は孔171にスライド移動可能に挿入されている。
このような第2の実施の形態によれば、内側部172が円柱体状であり、外側部173の内周面173Bは円弧面状であるため、内側部172と外側部173との接触面積を大きく確保し易くなり、耐摩耗性を向上させ易くすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、上述の各実施の形態においては、各種の変更が行われてもよい。
例えば上述の第1の実施の形態では、内側部72の孔71に傾転ピストン60に設けられた挿入部材としてのレバー66が挿入されるが、これに代えて、内側部72の孔71に斜板50に設けられた挿入部材が挿入されてもよく、外側部73は傾転ピストン60に設けられてもよい。
また第1の実施の形態では、外側部73が斜板50の接続構造部56の保持孔57に対して固定されているが、外側部73は保持孔57に対してスライド移動可能となっていてもよい。この場合、内側部72の孔71に対してレバー66がスライド移動可能であってもよいし、内側部72の孔71に対してレバー66が固定されていてもよい。
1…油圧ポンプ、10…ケース、11…ケース本体、12…第1ブロック、12A…斜板支持部、13…第2ブロック、14…第1軸受、15…第2軸受、20…回転軸、21…吸排プレート、30…シリンダブロック、31…シリンダ孔、32…シリンダ室、40…ピストン、41…シュー、50…斜板、50A…斜板本体、51…斜面、51A…摺動面、52…貫通孔、54…被支持部、54A…油溝、56…接続構造部、57…保持孔、58…斜板側油路、60…傾転ピストン、61…第1シリンダ部材、61A…第1圧油室、62…第2シリンダ部材、62A…第2圧油室、63A…小径ピストン部、63B…大径ピストン部、64…第1蓋部、65…第2蓋部、66…レバー、67…レバー側油路、68…ピストン側油路、70,170…連結部、71,171…孔、72,172…内側部、72A…外周面、73,173…外側部、73A…外周面、73B,173B…内周面、74…連結部側油路、80…レギュレータ、81…ケーシング、81A…スプール孔、82…スプール、83…コイルスプリング、91…第1自己圧通路、101…二次圧通路、L1…中心軸線、L2…傾転軸、C1…第1油路、C2…第2油路

Claims (7)

  1. ケース内に回転可能に保持された回転軸と、
    前記ケース内で前記回転軸とともに回転するよう当該回転軸に保持され、且つ前記回転軸の軸方向に沿って延びる複数のシリンダ孔が形成されたシリンダブロックと、
    前記複数のシリンダ孔の各々に摺動可能に保持されたピストンと、
    前記回転軸の軸方向で前記シリンダブロックと並ぶように前記ケース内に配置され、前記シリンダブロック側に斜面を有し且つ傾転可能な斜板と、
    前記斜板を傾転させるために進退移動する傾転ピストンと、
    前記斜板と前記傾転ピストンとを連結し、前記傾転ピストンの進退移動による駆動力を前記斜板に伝達して前記斜板を傾転させる連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、孔を有する内側部と、前記孔を露出させつつ前記内側部を取り囲むようにして前記内側部の外周面に球面状又は円弧面状の内周面で接触して前記内側部を保持する外側部と、を有し、
    前記内側部の前記孔に、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方に設けられた挿入部材が挿入され、前記外側部は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に設けられており、
    前記内側部と前記外側部とは、前記斜板の傾転方向に沿う面上で円弧状に互いに摺動可能となっており、
    前記内側部及び前記外側部のうちの少なくとも一方は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方に設けられた前記挿入部材又は前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に対して、スライド移動可能となっている、油圧ポンプ。
  2. 前記外側部は、前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方に固定されており、
    前記内側部は、前記孔に挿入された前記挿入部材に対してスライド移動可能となっている、請求項1に記載の油圧ポンプ。
  3. 前記外側部は、前記斜板に形成された保持孔に固定されており、
    前記挿入部材は、前記傾転ピストンから突出して設けられている、請求項2に記載の油圧ポンプ。
  4. 前記連結部は、球面軸受であり、前記内側部は、その外周面が外側に凸の球状面となる内輪部材として構成されており、前記外側部は、その内周面が外側に凹の球状面を含む外輪部材として構成されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧ポンプ。
  5. 前記内側部は、円柱形状であり、
    前記孔は、前記内側部の軸方向に対する径方向に沿って外部に開口するように前記内側部に形成されており、
    前記外側部の内周面は、円弧面状に形成されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧ポンプ。
  6. 前記外側部と前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの他方とに、第1油路が跨がるように設けられており、
    前記第1油路は、前記外側部から前記内側部の外周面に圧油を供給するように構成されている、請求項1乃至5のいずれかに記載の油圧ポンプ。
  7. 前記挿入部材と前記斜板及び前記傾転ピストンのうちの一方とに、第2油路が跨がるように設けられており、
    前記第2油路は、前記挿入部材から前記内側部の前記孔の内周面に圧油を供給するように構成されている、請求項1乃至6のいずれかに記載の油圧ポンプ。
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