JP2017214589A - 液晶組成物、液晶表示素子および液晶ディスプレイ - Google Patents

液晶組成物、液晶表示素子および液晶ディスプレイ Download PDF

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芳典 岩下
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Abstract

【課題】負の誘電率異方性を有する液晶組成物、それを用いた液晶表示素子、液晶ディスプレイの提供。
【解決手段】誘電異方性中性の式(1)と負の式(a1−3)からなる液晶組成物。
Figure 2017214589

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【選択図】なし

Description

本発明は、液晶組成物、前記液晶組成物を用いた液晶表示素子及び液晶ディスプレイに関する。
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワードプロセッサー、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ、時計、広告表示板等に用いられるようになっている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(ツイステッド・ネマチック)型、STN(スーパー・ツイステッド・ネマチック)型、TFT(薄膜トランジスタ)を用いたVA(垂直配向)型やIPS(イン・プレーン・スイッチング)型等がある。これらの液晶表示素子に用いられる液晶組成物は水分、空気、熱、光などの外的要因に対して安定であること、また、室温を中心としてできるだけ広い温度範囲で液晶相を示し、低粘性であり、かつ駆動電圧が低いことが求められる。更に液晶組成物は個々の表示素子に対してあわせ最適な誘電率異方性(△ε)又は及び屈折率異方性(△n)等を最適な値とするために、数種類から数十種類の化合物から構成されている。
垂直配向型ディスプレイでは△εが負の液晶組成物が用いられており、液晶TV等に広く用いられている。一方、全ての駆動方式において低電圧駆動、高速応答、広い動作温度範囲が求められている。すなわち、△εが正で絶対値が大きく、粘度(η)が小さく、高いネマチック相−等方性液体相転移温度(Tni)が要求されている。また、△nとセルギャップ(d)との積である△n×dの設定から、液晶組成物の△nをセルギャップに合わせて適当な範囲に調節する必要がある。加えて液晶表示素子をテレビ等へ応用する場合においては高速応答性が重視されるため、回転粘度(γ)の小さい液晶組成物が要求される。
従来、γの小さい液晶組成物を構成するためには、ジアルキルビシクロヘキサン骨格を有する化合物を用いることが一般的であった(特許文献1参照)。しかしながら、ビシクロヘキサン系化合物はγの低減には効果が高いものの、一般に蒸気圧が高くアルキル鎖長の短い化合物は特にその傾向が顕著である。又、Tniも低い傾向がある。そのため、アルキルビシクロヘキサン系化合物は側鎖長の合計が炭素原子数7以上の化合物を用いることが多く、側鎖長の短い化合物については十分な検討がなされていないのが実情であった。
側鎖長の短いジアルキルビシクロヘキサン系化合物を用いた液晶組成物として知られているものもあるが(特許文献2参照)、誘電率異方性が負の化合物として三つの環構造を有する化合物を多用し、ジフルオロエチレン骨格を有する化合物を用いて組成物全体としての物性のバランスを取っている。しかし、この組成物で使用されるジフルオロエチレン骨格は光に対して安定性が低い問題があり、このような化合物を用いない液晶組成物の開発が望まれている。
一方、液晶表示素子の用途が拡大するに至り、その使用方法、製造方法にも大きな変化が見られ、その変化に対応するためには、従来知られているような基本的な物性値以外の特性を最適化することが求められるようになった。すなわち、液晶組成物を使用する液晶表示素子はVA(垂直配向)型やIPS(イン・プレーン・スイッチング)型等が広く使用されるに至り、その大きさも50型以上の超大型サイズの表示素子が実用化されるに至り、使用されるようになった。基板サイズの大型化に伴い、液晶組成物の基板への注入方法も従来の真空注入法から滴下注入(ODF:One Drop Fill)法が注入方法の主流となり(特許文献3参照)、液晶組成物を基板に滴下した際の滴下痕が表示品位の低下を招く問題が表面化している。ここで、滴下痕とは、黒表示した場合に液晶組成物を滴下した痕が白く浮かび上がる現象と定義する。
液晶表示素子中の液晶材料のプレチルト角の制御の高速応答性を目的に、PS液晶表示素子(polymer stabilized、ポリマー安定化)、PSA液晶表示素子(polymer sustained alignment、ポリマー維持配向)が開発され(特許文献4参照)、前記問題はより大きな問題となっている。通常、これらの表示素子は液晶組成物中にモノマーを添加し、組成物中のモノマーを硬化させることに特徴を有する。一方、アクティブマトリクス用液晶組成物は、高い電圧保持率を維持する必要性があることから、エステル結合を有する化合物は使用が制限されており、使用可能な化合物の種類が少ない。
PSA液晶表示素子に使用するモノマーはアクリレート系が主であり、アクリレート系化合物は、一般的にエステル結合を有する。アクリレート系化合物はアクティブマトリクス用液晶化合物としては通常使用されないものである(特許文献4参照)。アクリレート系化合物がアクティブマトリクス用液晶組成物に多く含まれた場合、滴下痕の発生を誘発し、表示不良による液晶表示素子の歩留まりの悪化が問題となっている。また、前記液晶組成物中に酸化防止剤、光吸収剤等の添加物を添加する際にも歩留まりの悪化が問題となる。
滴下痕を抑制する方法として、液晶組成物中に混合した重合性化合物を重合させて液晶層中にポリマー層を形成することにより、配向制御膜との関係で発生する滴下痕を抑制する方法が開示されている(特許文献5)。しかしながら、この方法においては液晶組成物中に添加した重合性化合物に起因する表示の焼き付きの問題があり、滴下痕の抑制効果は不十分である。このため液晶表示素子としての基本的な特性を維持しつつ、焼き付きや滴下痕の発生し難い液晶表示素子の開発が求められていた。
特表2008−505235号公報 特開2012−136623号公報 特開平6−235925号公報 特開2002−357830号公報 特開2006−58755号公報
本発明は、誘電率異方性(△ε)、粘度(η)、ネマチック相の上限温度(Tni)、低温でのネマチック相の安定性(溶解性)、回転粘度(γ)、焼き付き特性が良好であり、液晶表示素子の製造時の滴下痕が発生し難く、ODF工程における安定した吐出が可能な液晶組成物、その液晶組成物を用いた液晶表示素子及び液晶ディスプレイの提供を課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために、滴下法による液晶表示素子の作製に最適な種々の液晶組成物の構成を検討し、特定の液晶化合物を特定の混合割合で使用することにより液晶表示素子における滴下痕の発生を抑制することができることを見出し、本発明の完成に至った。すなわち、本発明の第一実施形態は以下の(i)〜(vii)の液晶組成物である。
(i)負の誘電率異方性を有する液晶組成物であって、下記式(1)で表される誘電的に中性の化合物を含み、誘電率異方性が−2より大かつ+2より小である誘電的に中性の成分である成分(B)と、下記式(2)〜(5)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種類以上を含む誘電的に負の成分(A)とを含むことを特徴とする液晶組成物。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
(式中、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基を表し、R及びRのアルキル基又はアルケニル基中のメチレン基は、酸素原子が連続して結合しない限り酸素原子で置換されていてもよいし、又はカルボニル基が連続して結合しない限りカルボニル基で置換されていてもよい。)
(ii)前記成分(A)は、下記の式(2.1)、式(2.2)、式(3.1)、式(3.2)、式(4.1)、式(4.2)、式(5.1)及び式(5.2)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種以上を含む前記(i)に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
(iii)前記成分(B)は下記式(6.1)又は(6.2)で表される化合物を含む前記(i)又は(ii)に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
(iv)前記成分(A)は下記式(7.1)又は(7.2)で表される化合物を含む前記(i)〜(iii)のいずれか一に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
(v)前記成分(B)は下記一般式(8)で表される化合物を含む前記(i)〜(iv)のいずれか一に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
(式中、Rは炭素原子数2若しくは5のアルキル基又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を表す。)
(vi)前記成分(A)は下記式(9.1)又は(9.2)で表される化合物を含む前記(i)〜(v)のいずれか一に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
(vii)前記成分(A)は下記式(10.1)又は(10.2)で表される化合物を含む前記(i)〜(vi)のいずれか一に記載の液晶組成物。
Figure 2017214589
本発明の第二実施形態は、第一実施形態の液晶組成物を用いたことを特徴とする液晶表示素子である。
本発明の第三実施形態は、第二実施形態の液晶表示素子を用いたことを特徴とする液晶ディスプレイである。
本発明の液晶組成物は、誘電率異方性(△ε)、粘度(η)、ネマチック相の上限温度(Tni)、低温でのネマチック相の安定性(溶解性)、回転粘度(γ)等の諸特性が良好であり、液晶表示素子の製造時のODF工程における安定した吐出が可能である。
また、本発明の液晶組成物を用いた液晶表示素子は高速応答性に優れ、焼き付きの発生が少なく、製造時のODF工程に起因する滴下痕の発生が少ない。したがって、本発明の液晶組成物は液晶TV、モニター等の表示素子に有用である。
本発明の第二実施形態の液晶表示素子の構造の一例を示す模式図である。 逆スタガード型薄膜トランジスターの構成の一例を示す断面図である。
前述の通り、滴下痕が発生する詳細なプロセスは現時点では明らかでない。しかし、液晶化合物(液晶組成物)中の不純物、配向膜の相互作用、クロマト現象等が滴下痕の発生に関係している可能性が高いと考えられる。液晶化合物中の不純物の有無は化合物の製造プロセスに大きな影響を受ける。通常、液晶化合物の製造方法は、個々の化合物ごとに最適なプロセス及び原料の検討が行われている。既知の化合物に類似した化合物、たとえ側鎖の数が異なるだけの化合物を製造する場合であっても、そのプロセスが既知の化合物のプロセスと類似する又は同一であるとは限らない。液晶化合物は精密な製造プロセスによって製造されることから、そのコストは化成品の中では高価格であり、製造効率の向上が強く求められている。そのため、少しでも安い原料を使用するためには、たとえ側鎖の数が一つ異なるだけの類似化合物を製造する場合にも、既知の原料に代えて、全く別種の原料から製造を行った方が効率が良い場合もある。従って、液晶原体(液晶組成物)の製造プロセスは、各原体毎に異なっていることがあり、たとえプロセスが同一であっても、原料が異なることが大半である。その結果、各原体毎に異なった不純物が混入していることが多い。一方、滴下痕はきわめて微量の不純物によっても発生する可能性があり、原体の精製だけに頼って滴下痕の発生を抑制することには限界がある。
その一方で、汎用されている液晶原体の製造方法は、製造プロセス確立後には、各原体毎に一定に定まる傾向がある。分析技術の発展した現在においても、どのような不純物が混入しているかを完全に明らかにすることは容易ではないが、各原体毎に定まった不純物が混入していることを前提として、液晶組成物の設計を行うことが必要となる。
本発明者らは、液晶原体の不純物と滴下痕の関係について検討を行った結果、液晶組成物中に含まれている不純物には、滴下痕が発生し難い不純物と、滴下痕が発生し易い不純物があることを経験的に明らかにした。更に、滴下痕の発生を抑えるためには、特定の化合物を特定の混合割合で含む液晶組成物を使用することが重要であることを見いだした。すなわち、本発明の液晶組成物は、特に滴下痕が発生し難い組成物である。以下に記載する好ましい実施形態は、前記の観点から見いだされたものである。
以下、本発明について具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
以下、特に明示しない限り、「%」は質量%を意味する。
《液晶組成物》
本発明の第一実施形態の液晶組成物は、負の誘電率異方性を有する液晶組成物であって、成分(A)及び成分(B)を含む。
成分(A)は、下記式(2)〜(5)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種類以上を含む誘電的に負の成分である。ここで、誘電的に負の成分とは、誘電率異方性が「−2以下」の成分である。
成分(B)は、下記式(1)で表される誘電的に中性の化合物を含み、誘電率異方性が「−2より大かつ+2より小」である誘電的に中性の成分である。
各成分の誘電率異方性及び前記液晶組成物の誘電率異方性は常法により、25℃において測定した値である。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
(式中、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基を表し、R及びRのアルキル基又はアルケニル基中のメチレン基は、酸素原子が連続して結合しない限り酸素原子で置換されていてもよいし、又はカルボニル基が連続して結合しない限りカルボニル基で置換されていてもよい。)
《成分(A)》
前記式(2)のRのアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよいが、直鎖状であることが好ましい。Rのアルキル基の炭素原子数は1〜8であれば特に制限されないが、1〜6が好ましく、2〜5がより好ましく、2又は4が更に好ましい。
前記式(3)のRのアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよいが、直鎖状であることが好ましい。Rのアルキル基の炭素原子数は1〜8であれば特に制限されないが、2〜6が好ましく、2〜4がより好ましく、2又は3が更に好ましい。
前記式(4)のRのアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよいが、直鎖状であることが好ましい。Rのアルキル基の炭素原子数は1〜8であれば特に制限されないが、2〜6が好ましく、2〜4がより好ましく、3又は4が更に好ましい。
前記式(5)のRのアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよいが、直鎖状であることが好ましい。R及びRのアルキル基の炭素原子数は1〜8であれば特に制限されないが、1〜6が好ましく、2〜5がより好ましく、2又は3が更に好ましい。
前記液晶組成物における成分(A)は、下記の式(2.1)、式(2.2)、式(3.1)、式(3.2)、式(4.1)、式(4.2)、式(5.1)及び式(5.2)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種以上を含むことが好ましい。
Figure 2017214589
式(2.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜18%がより好ましく、6〜16%が更に好ましい。
式(2.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜30%が好ましく、3〜25%がより好ましく、6〜21%が更に好ましい。
式(3.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜30%が好ましく、3〜25%がより好ましく、6〜20%が更に好ましい。
式(3.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜16%がより好ましく、6〜12%が更に好ましい。
式(4.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜16%がより好ましく、6〜14%が更に好ましい。
式(4.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、6〜13%が更に好ましい。
式(5.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜16%がより好ましく、6〜12%が更に好ましい。
式(5.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜18%がより好ましく、7〜15%が更に好ましい。
成分(A)は、付加的に、下記式(a1)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(a1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、6〜10%が更に好ましい。
成分(A)は、付加的に、下記式(a2)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(a2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、5〜10%が更に好ましい。
成分(A)は、付加的に、下記式(a3)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(a3)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、4〜9%が更に好ましい。
成分(A)は、付加的に、下記の式(7.1)及び式(7.2)で表される化合物のうち、少なくとも一方の化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(7.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、2〜15%がより好ましく、3〜12%が更に好ましい。
式(7.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、5〜18%がより好ましく、10〜15%が更に好ましい。
前記液晶組成物における成分(A)は、付加的に、下記の式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物のうち、少なくとも一方の化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(9.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、4〜15%がより好ましく、7〜15%が更に好ましい。
式(9.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、5〜18%がより好ましく、10〜15%が更に好ましい。
式(9.1)で表される化合物及び式(9.2)で表される化合物は、式(2.1)で表される化合物又は式(2.2)で表される化合物とともに前記液晶組成物に含まれることが好ましい。
前記液晶組成物における成分(A)は、付加的に、下記の式(10.1)および式(10.2)で表される化合物のうち、少なくとも一方の化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(10.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、4〜15%がより好ましく、7〜14%が更に好ましい。
式(10.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜18%がより好ましく、6〜16%が更に好ましい。
式(10.1)で表される化合物及び式(10.2)で表される化合物は、式(5.1)で表される化合物又は式(5.2)で表される化合物とともに前記液晶組成物に含まれることが好ましい。
前記液晶組成物が式(10.1)で表される化合物及び式(10.2)で表される化合物の両方を含む場合、その合計の含有量は前記液晶組成物中、5〜35%が好ましく、10〜30%がより好ましく、15〜25%が更に好ましい。
成分(A)は、付加的に、下記式(a4)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(a4)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜10%が好ましく、1〜6%がより好ましく、1〜4%が更に好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(5)、式(7.1)、式(7.2)、式(10.1)及び式(10.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が25〜90%が好ましく、35〜90%がより好ましく、35〜75%が更に好ましく、35〜65%が特に好ましく、38〜60%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(3)、式(a1)及び式(a3)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が25〜80%が好ましく、30〜75%がより好ましく、35〜70%が更に好ましく、40〜65%が特に好ましく、40〜60%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(4)及び式(a2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が20〜70%が好ましく、25〜65%がより好ましく、25〜60%が更に好ましく、25〜55%が特に好ましく、30〜50%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(5)、式(7.1)、式(7.2)、式(10.1)及び式(10.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(3)、式(a1)及び式(a3)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が40〜90%が好ましく、50〜90%がより好ましく、55〜90%が更に好ましく、60〜90%が特に好ましく、65〜87%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(5)、式(7.1)、式(7.2)、式(10.1)及び式(10.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(4)及び式(a2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が35〜90%が好ましく、35〜85%がより好ましく、35〜80%が更に好ましく、35〜75%が特に好ましく、40〜70%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(3)、式(a1)及び式(a3)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(4)及び式(a2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が30〜90%が好ましく、30〜80%がより好ましく、35〜75%が更に好ましく、40〜70%が特に好ましく、45〜65%が最も好ましい。
前記液晶組成物が、式(1)で表される化合物と、一般式(2)、式(9.1)及び式(9.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(3)、式(a1)及び式(a3)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(5)、式(7.1)、式(7.2)、式(10.1)及び式(10.2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物と、
一般式(4)及び式(a2)で表される化合物群から選ばれる1種以上の化合物とを含有する場合には、
これらの化合物の合計含有量が60〜98%が好ましく、65〜95%がより好ましく、70〜90%が更に好ましく、70〜87%が特に好ましく、70〜84%が最も好ましい。
前記液晶組成物中、フッ素原子数が2つ以上の化合物、具体的には、式(2)、式(3)、式(4)、式(5)、式(a1)、式(a2)、式(a3)、式(7.1)、式(7.2)、式(9.1)、式(9.2)、式(10.1)、式(10.2)及び式(c1)で表される化合物の占める割合は、100%であってもよく、60〜98%が好ましく、65〜95%がより好ましく、70〜90%が更に好ましく、70〜87%が特に好ましく、70〜84%が最も好ましい。
《成分(B)》
前記液晶組成物における成分(B)は、前記式(1)で表される化合物のみを含んでいてもよいが、付加的に、下記の式(6.1)〜式(6.3)で表される化合物のうち、少なくとも1種の化合物を含むことが好ましい。
Figure 2017214589
式(6.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、6〜10%が更に好ましい。
式(6.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、6〜10%が更に好ましい。
式(6.3)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜16%がより好ましく、6〜10%が更に好ましい。
成分(B)は、付加的に、下記一般式(8)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上を含むことが好ましい。
Figure 2017214589
(式中、Rは炭素原子数2若しくは5のアルキル基又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を表す。)
前記一般式(8)で表される化合物は、具体的には下記式(8.1)〜(8.5)で表される化合物である。
Figure 2017214589
式(8.1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜35%が好ましく、5〜30%がより好ましく、10〜25%が更に好ましい。
式(8.2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、3〜15%がより好ましく、5〜10%が更に好ましい。
式(8.3)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、1〜10%がより好ましく、2〜8%が更に好ましい。
式(8.4)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、1〜10%がより好ましく、2〜8%が更に好ましい。
式(8.5)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、2〜15%がより好ましく、4〜10%が更に好ましい。
成分(B)は、付加的に、下記式(b1)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(b1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜30%が好ましく、3〜26%がより好ましく、5〜22%が更に好ましい。
成分(B)は、付加的に、下記の式(b2)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(b2)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、2〜15%がより好ましく、4〜10%が更に好ましい。
成分(B)は、付加的に、下記の式(b3)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(b3)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、5〜15%がより好ましく、8〜12%が更に好ましい。
《成分(A)と成分(B)の混合比》
前記液晶組成物において、誘電的に負の成分(A)と誘電的に中性の成分(B)の含有比(混合比)は、当該液晶組成物が負の誘電率異方性を有する限り特に制限されないが、成分(A)を成分(B)よりも多く含むことが好ましい。
具体的には、前記液晶組成物において、負の誘電率異方性を有する成分(A)を50%以上含有することが好ましく、60〜98%が好ましく、65〜95%がより好ましく、70〜90%が更に好ましく、70〜87%が特に好ましく、70〜84%が最も好ましい。また、前記液晶組成物において、成分(B)を5〜45%含有することが好ましく、10〜40%含有することがより好ましく、15〜35%含有することが更に好ましい。
《誘電率異方性(△ε)》
本発明の液晶組成物の誘電率異方性(△ε)は、25℃において、−2.0から−6.0であることが好ましく、−2.3から−5.0であることがより好ましく、−2.3から−4.0であることが特に好ましい。更に詳述すると、応答速度を重視する場合には−2.3〜−3.4であることが好ましく、駆動電圧を重視する場合には−3.4〜−4.0であることが好ましい。
《屈折率異方性(△n)》
本発明の液晶組成物の屈折率異方性(△n)は、25℃において、0.08から0.13であることが好ましいが、0.09から0.12であることがより好ましい。更に詳述すると、薄いセルギャップに対応する場合は0.10から0.12であることが好ましく、厚いセルギャップに対応する場合は0.08から0.10であることが好ましい。
《回転粘度(γ)》
本発明の液晶組成物の回転粘度(γ)は、240mPa・s以下が好ましく、165mPa・s以下がより好ましく、160mPa・s以下が更に好ましく、155mPa・s以下が特に好ましい。
本発明の液晶組成物では、回転粘度と屈折率異方性の関数であるZが特定の値を示すことが好ましい。
Figure 2017214589
(式中、γは回転粘度を表し、△nは屈折率異方性を表す。)
Zは、18000以下が好ましく、16000以下がより好ましく、14000以下が特に好ましい。
《粘度(η)》
本発明の液晶組成物の粘度(η)は、26mPa・s以下が好ましく、24.5mPa・sがより好ましく、22.5mPa・s以下が更に好ましく、21mPa・s以下が特に好ましい。
本発明の液晶組成物の比抵抗は、アクティブマトリクス表示素子に使用する場合においては、1011(Ω・m)以上が好ましく、1012(Ω・m)以上がより好ましく、1013(Ω・m)以上が更に好ましく、1014(Ω・m)以上が特に好ましい。
《その他の成分:成分(C)》
本発明の液晶組成物は、成分(A)又は成分(B)に該当しない成分(C)を含んでいてもよい。成分(C)の前記液晶組成物中の含有量は特に制限されないが、20%以下が好ましく、1〜10%が好ましく1〜6%が更に好ましい。
成分(C)として誘電異方性が正の化合物を含んでいてもよく、例えば、下記式(c1)で表される化合物を含んでいてもよい。
Figure 2017214589
式(c1)で表される化合物を含む場合、その含有量は前記液晶組成物中、1〜20%が好ましく、2〜10%がより好ましく、3〜7%が更に好ましい。
本発明の液晶組成物は、上述の化合物以外に、用途に応じて、通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶、酸化防止剤、紫外線吸収剤、重合性モノマーなどを含有しても良い。
前記重合性モノマーとしては、一般式(VI)
Figure 2017214589
(式中、X及びXはそれぞれ独立して、水素原子又はメチル基を表し、
Sp及びSpはそれぞれ独立して、単結合、炭素原子数1〜8のアルキレン基又は−O−(CH
(式中、sは2から7の整数を表し、酸素原子は芳香環に結合するものとする。)を表し、
は−OCH−、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CY=CY−(式中、Y及びYはそれぞれ独立して、フッ素原子又は水素原子を表す。)、−C≡C−又は単結合を表し、
Bは1,4−フェニレン基、トランスー1,4−シクロヘキシレン基又は単結合を表し、式中の全ての1,4−フェニレン基は、任意の水素原子がフッ素原子により置換されていても良い。)で表される二官能モノマーが好ましい。
及びXは、何れも水素原子を表すジアクリレート誘導体、何れもメチル基を有するジメタクリレート誘導体の何れも好ましく、一方が水素原子を表しもう一方がメチル基を表す化合物も好ましい。これらの化合物の重合速度は、ジアクリレート誘導体が最も早く、ジメタクリレート誘導体が遅く、非対称化合物がその中間であり、その用途により好ましい態様を用いることができる。PSA表示素子においては、ジメタクリレート誘導体が特に好ましい。
Sp及びSpはそれぞれ独立して、単結合、炭素原子数1〜8のアルキレン基又は−O−(CH−を表すが、PSA表示素子においては少なくとも一方が単結合であることが好ましく、共に単結合を表す化合物又は一方が単結合でもう一方が炭素原子数1〜8のアルキレン基又は−O−(CH−を表す態様が好ましい。この場合1〜4のアルキル基が好ましく、sは1〜4が好ましい。
は、−OCH−、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CHCH−、−CFCF−又は単結合が好ましく、−COO−、−OCO−又は単結合がより好ましく、単結合が特に好ましい。
Bは任意の水素原子がフッ素原子により置換されていても良い1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基又は単結合を表すが、1,4−フェニレン基又は単結合が好ましい。Bが単結合以外の環構造を表す場合、Zは単結合以外の連結基も好ましく、Bが単結合の場合、Zは単結合が好ましい。
これらの点から、一般式(VI)において、Sp及びSpの間の環構造は、具体的には次に記載する構造が好ましい。
一般式(VI)において、Bが単結合を表し、環構造が二つの環で形成される場合において、次の式(VIa−1)から式(VIa−5)を表すことが好ましく、式(VIa−1)から式(VIa−3)を表すことがより好ましく、式(VIa−1)を表すことが特に好ましい。
Figure 2017214589
(式中、両端はSp又はSpに結合するものとする。)
これらの骨格を含む重合性化合物は重合後の配向規制力がPSA型液晶表示素子に最適であり、良好な配向状態が得られることから、表示ムラが抑制されるか、又は、全く発生しない。
以上のことから、重合性モノマーとしては、一般式(VI−1)〜一般式(VI−4)が特に好ましく、中でも一般式(VI−2)が最も好ましい。
Figure 2017214589
(式中、Spは炭素原子数2から5のアルキレン基を表す。)
前記重合性モノマーとして、一般式(VI)で表される二官能モノマーを用いる場合、当該二官能モノマーの前記液晶組成物中の含有量としては、2%以下が好ましく、1.5%以下がより好ましく、1%以下が更に好ましく、0.5%以下が特に好ましく、0.4%以下が最も好ましい。2%以下であると、前記滴下痕の発生を低減することができる。
本発明の液晶組成物にモノマーを添加する場合において、重合開始剤が存在しない場合でも重合は進行するが、重合を促進するために重合開始剤を含有していてもよい。重合開始剤としては、ベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンジルケタール類、アシルフォスフィンオキサイド類等が挙げられる。また、保存安定性を向上させるために、安定剤を添加しても良い。使用できる安定剤としては、例えば、ヒドロキノン類、ヒドロキノンモノアルキルエーテル類、第三ブチルカテコール類、ピロガロール類、チオフェノール類、ニトロ化合物類、β−ナフチルアミン類、β−ナフトール類、ニトロソ化合物等が挙げられる。
本発明の重合性化合物含有液晶組成物は、液晶表示素子に有用であり、特にアクティブマトリクス駆動用液晶表示素子に有用であり、PSAモード、PSVAモード、VAモード、IPSモード又はECBモード用液晶表示素子に用いることができる。
本発明の重合性化合物含有液晶組成物は、これに含まれる重合性化合物が紫外線照射により重合することで液晶配向能が付与され、液晶組成物の複屈折を利用して光の透過光量を制御する液晶表示素子に使用される。液晶表示素子として、AM−LCD(アクティブマトリックス液晶表示素子)、TN(ネマチック液晶表示素子)、STN−LCD(超ねじれネマチック液晶表示素子)、OCB−LCD及びIPS−LCD(インプレーンスイッチング液晶表示素子)に有用であるが、AM−LCDに特に有用であり、透過型あるいは反射型の液晶表示素子に用いることができる。
液晶表示素子に使用される液晶セルの2枚の基板はガラス又はプラスチックの如き柔軟性をもつ透明な材料を用いることができ、一方はシリコン等の不透明な材料でも良い。透明電極層を有する透明基板は、例えば、ガラス板等の透明基板上にインジウムスズオキシド(ITO)をスパッタリングすることにより得ることができる。
前記基板を、透明電極層が内側となるように対向させる。その際、スペーサーを介して、基板の間隔を調整してもよい。このときは、得られる調光層の厚さが1〜100μmとなるように調整するのが好ましい。1.5から10μmが更に好ましく、偏光板を使用する場合は、コントラストが最大になるように液晶の屈折率異方性△nとセル厚dとの積を調整することが好ましい。又、二枚の偏光板がある場合は、各偏光板の偏光軸を調整して視野角やコントラトが良好になるように調整することもできる。更に、視野角を広げるための位相差フィルムも使用することもできる。スペーサーとしては、例えば、ガラス粒子、プラスチック粒子、アルミナ粒子、フォトレジスト材料等が挙げられる。その後、エポキシ系熱硬化性組成物等のシール剤を、液晶注入口を設けた形で該基板にスクリーン印刷し、該基板同士を貼り合わせ、加熱しシール剤を熱硬化させる。
2枚の基板間に重合性化合物含有液晶組成物を狭持させる方法は、通常の真空注入法又はODF法などを用いることができる。しかし、真空注入法においては滴下痕は発生しないが、注入の痕が残る課題を有している。本発明においては、ODF法を用いて製造する表示素子において、より好適に使用することができる。
重合性化合物を重合させる方法としては、液晶の良好な配向性能を得るために、適度な重合速度が得られる方法が望ましい。具体的には、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を単独で使用するか、併用するか、又は、複数種類の活性エネルギー線を順番に照射することによって重合させる方法が好ましい。紫外線を使用する場合、偏光光源を用いてもよいし、非偏光光源を用いてもよい。また、重合性化合物含有液晶組成物を2枚の基板間に挟持させて状態で重合を行う場合には、少なくとも照射面側の基板は活性エネルギー線に対して適当な透明性が与えられていなければならない。また、光照射時にマスクを用いて特定の部分のみを重合させた後、電場や磁場又は温度等の条件を変化させることにより、未重合部分の配向状態を変化させて、更に活性エネルギー線を照射して重合させるという手段を用いてもよい。特に紫外線露光する際には、重合性化合物含有液晶組成物に交流電界を印加しながら紫外線露光することが好ましい。印加する交流電界は、周波数10Hzから10kHzの交流が好ましく、周波数60Hzから10kHzがより好ましい。電圧は液晶表示素子の所望のプレチルト角に依存して選ばれる。つまり、印加する電圧により液晶表示素子のプレチルト角を制御することができる。MVAモードの液晶表示素子においては、配向安定性及びコントラストの観点からプレチルト角を80度から89.9度に制御することが好ましい。
照射時の温度は、本発明の液晶組成物の液晶状態が保持される温度範囲内であることが好ましい。室温に近い温度、即ち、典型的には15〜35℃での温度で重合させることが好ましい。紫外線を発生させるランプとしては、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を用いることができる。また、照射する紫外線の波長としては、液晶組成物の吸収波長域でない波長領域の紫外線を照射することが好ましく、必要に応じて、紫外線をカットして使用することが好ましい。照射する紫外線の強度は、0.1mW/cm〜100W/cmが好ましく、2mW/cm〜50W/cmがより好ましい。照射する紫外線のエネルギー量は、適宜調整することができるが、10mJ/cmから500J/cmが好ましく、100mJ/cmから200J/cmがより好ましい。紫外線を照射する際に、強度を変化させてもよい。紫外線を照射する時間は照射する紫外線強度により適宜選択されるが、10秒から3600秒が好ましく、10秒から600秒がより好ましい。
《液晶表示素子》
本発明の第二実施形態の液晶表示素子の構成は、図1に示すように透明導電性材料からなる共通電極を具備した第一の基板と、透明導電性材料からなる画素電極と各画素に具備した画素電極を制御する薄膜トランジスターを具備した第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶組成物を有することが好ましい。当該液晶組成物として、第一実施形態の液晶組成物が用いられている。当該液晶表示素子において、液晶分子の電圧無印加時の配向は前記基板に対して略垂直である。
前述したように、滴下痕の発生は、注入される液晶材料(液晶組成物)を構成する液晶性化合物の種類及び組み合わせに大きな影響を受ける。更に、表示素子を構成する部材の種類や組み合わせも滴下痕の発生に影響を及ぼすことがある。特に、液晶表示素子中に形成されるカラーフィルターや薄膜トランジスターと液晶組成物とを隔てる部材は、配向膜や透明電極等の薄い部材だけであるため、当該カラーフィルターや薄膜トランジスタが、液晶組成物に影響を与えて滴下痕を発生させる可能性がある。
特に液晶表示素子中の薄膜トランジスターが逆スタガード型である場合には、ドレイン電極がゲート電極を覆うように形成されるため、当該薄膜トランジスターの面積が増大する傾向にある。ドレイン電極は、銅、アルミニウム、クロム、チタン、モリブデン、タンタル等の金属材料で形成され、一般的には、パッシベーション処理が施されるのが通常の形態である。しかし、保護膜は一般に薄く、配向膜も薄く、イオン性物質を遮断しない可能性が高いことから、従来の液晶組成物を用いた場合には、金属材料と液晶組成物の相互作用による滴下痕の発生が頻繁に生じていた。
一方、以下の実施例における滴下痕評価の結果で示すように、本発明の第一実施形態の液晶組成物を用いることにより、詳細なメカニズムは未解明であるが、従来問題になっていた滴下痕の発生を充分に低減することができる。
本発明の第一実施形態の液晶組成物は、例えば図2に示すような薄膜トランジスターが逆スタガード型である液晶表示素子に好適である。この場合、アルミニウム配線を用いることが好ましい。
本発明の第一実施形態の液晶組成物を用いた液晶表示素子は高速応答と表示不良の抑制を両立させた有用なものであり、特に、アクティブマトリックス駆動用液晶表示素子に有用であり、VAモード、PSVAモード、PSAモード、IPSモード又はECBモード用に適用できる。
本発明の液晶ディスプレイは、本発明の液晶表示素子を公知の方法でディスプレイ(表示装置)に適用したものである。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
実施例中、測定した特性は以下の通りである。
ni :ネマチック相−等方性液体相転移温度(℃)
△n :25℃における屈折率異方性
△ε :25℃における誘電率異方性
η :20℃における粘度(mPa・s)
γ :25℃における回転粘度(mPa・s)
初期電圧保持率(初期VHR):周波数60Hz,印加電圧1Vの条件下で60℃における電圧保持率(%)
150℃1時間後電圧保持率:150℃の雰囲気下に1時間保持した後、初期VHRと同一条件で測定した電圧保持率(%)
[焼き付きの評価]
液晶表示素子の焼き付き評価は、表示エリア内に所定の固定パターンを1000時間表示させた後に、全画面均一な表示を行ったときの固定パターンの残像のレベルを目視にて以下の4段階評価で行った。
◎:残像無し
○:残像ごく僅かに有るも、許容できるレベル
△:残像有り、許容できないレベル
×:残像有り、かなり劣悪
[滴下痕の評価]
液晶表示装置の滴下痕の評価は、全面黒表示した場合における白く浮かび上がる滴下痕を目視にて以下の4段階評価で行った。
◎:残像無し
○:残像ごく僅かに有るも、許容できるレベル
△:残像有り、許容できないレベル
×:残像有り、かなり劣悪
[プロセス適合性の評価]
プロセス適合性は、ODFプロセスにおいて、定積計量ポンプを用いて1回に50pLずつ液晶を滴下することを100000回行い、次の「0〜100回、101〜200回、201〜300回、・・・・99901〜100000回」の各100回ずつ滴下された液晶量の変化を以下の4段階で評価した。
◎:変化が極めて小さい(安定的に液晶表示素子を製造できる)
○:変化が僅かに有るも、許容できるレベル
△:変化が有り、許容できないレベル(斑発生により歩留まりが悪化)
×:変化が有り、かなり劣悪(液晶漏れや真空気泡が発生)
[低温での溶解性の評価]
低温での溶解性評価は、液晶組成物を調製後、2mLのサンプル瓶に液晶組成物を1g秤量し、これに温度制御式試験槽の中で、次を1サイクル「−20℃(1時間保持)→昇温(0.1℃/毎分)→0℃(1時間保持)→昇温(0.1℃/毎分)→20℃(1時間保持)→降温(−0.1℃/毎分)→0℃(1時間保持)→降温(−0.1℃/毎分)→−20℃」として温度変化を与え続け、目視にて液晶組成物からの析出物の発生を観察し、以下の4段階評価を行った。
◎:600時間以上析出物が観察されなかった。
○:300時間以上析出物が観察されなかった。
△:150時間以内に析出物が観察された。
×:75時間以内に析出物が観察された。
[実施例1、比較例1]
表1に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例1及び比較例1の液晶組成物を用いて、図1に示すVA液晶表示素子をそれぞれ作製した。この液晶表示素子は、アクティブ素子として逆スタガード型の薄膜トランジスターを有している。液晶組成物の注入は、滴下法(ODF法)にて行った。更に前述の方法により、得られた表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表2に示す。
Figure 2017214589
表1中、比較例1の化学式(b4)で表される化合物は、下記式(b4)の構造式で表される化合物である。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例1の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な80.5℃の液晶相温度範囲を有し、大きい誘電率異方性の絶対値を有し、低い回転粘性及び最適な△nを有している。また、低温での溶解性も優れている。更に、実施例1の液晶組成物を用いて作製した図1に示す構成を有するVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れた結果を示した。前記VA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率についても優れていた。
[実施例2、比較例2]
表3に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例2及び比較例2の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表4に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例2の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な87.3℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。また、低温での溶解性も優れている。更に、実施例2の液晶組成物を用いて作製した図1に示す構成を有するVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れた結果を示した。前記VA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率についても優れていた。
[実施例3〜6]
表5に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例3〜6の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表6に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例3〜6の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な78.3〜81.3℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例3,5,6の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例3のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例4のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例5のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例6のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例3〜6のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例7〜10]
表7に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例7〜10の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表8に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例7〜10の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な70.3〜78.4℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例7〜9の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例7のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例8のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及びプロセス適合性評価において極めて優れていた。実施例10のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例7〜10のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例11〜14]
表9に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例11〜14の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表10に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例11〜14の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な70.1〜78.5℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例11〜14の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例11,12のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例13のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例14のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例11〜14のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例15〜18]
表11に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例15〜18の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表12に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例15〜18の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な65.3〜70.8℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例15,16,18の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例15のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例16のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例17のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及びプロセス適合性評価において極めて優れていた。実施例18のVA液晶表示素子は、プロセス適合性評価において極めて優れていた。
実施例15〜18のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例19〜22]
表13に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例19〜22の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表14に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例19〜22の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な74.5〜80.2℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例19〜22の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例19及び20のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例21のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例22のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例19〜22のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例23〜26]
表15に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例23〜26の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表16に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例23〜26の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な75.2〜77.8℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例23,25,26の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例23のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例24のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例25のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例26のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例23〜26のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例27〜30]
表17に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例27〜30の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表18に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例27〜30の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な79.0〜80.2℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例27,28,30の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例27のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例28のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例29のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及びプロセス適合性の評価において極めて優れていた。実施例30のVA液晶表示素子は、プロセス適合性の評価において極めて優れていた。
実施例27〜30のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例31〜34]
表19に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例31〜34の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表20に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例31〜34の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な75.6〜79.1℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例31,33,34の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例31のVA液晶表示素子は、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例32のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例33のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例34のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例31〜34のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例35〜40]
表21に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例35〜40の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表22に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例35〜40の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な74.6〜75.4℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例35,37,38,40の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例35のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例36のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例37のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例38のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例39のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例40のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例35〜40のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例41〜44]
表23に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例41〜44の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表24に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例41〜44の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な72.4〜80.7℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例41〜43の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例41のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例42のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例43のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例44のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。
実施例41〜44のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例45〜50]
表25に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例45〜50の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表26に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例45〜50の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な78.1〜83.3℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例45〜47,49,50の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例45のVA液晶表示素子は、焼き付き、滴下痕及びプロセス適合性の評価において、極めて優れていた。実施例46のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及びプロセス適合性評価において極めて優れていた。実施例48のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。実施例49のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例50のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例45〜50のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例51〜53]
表27に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例51〜53の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表28に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例51〜53の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な80.0〜81.0℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例51,53の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例51のVA液晶表示素子は、滴下痕評価及びプロセス適合性評価において、極めて優れていた。実施例52のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例53のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例51〜53のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
[実施例54〜57]
表29に示す組成の液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
また、実施例54〜57の液晶組成物を用いて、実施例1と同様に作製した表示素子について、焼き付き、滴下痕、プロセス適合性及び低温での溶解性の評価を行った。この結果を表30に示す。
Figure 2017214589
Figure 2017214589
実施例54〜57の液晶組成物は、TV用液晶組成物として実用的な75.6〜79.1℃の液晶相温度範囲を有し、屈折率異方性及び誘電率異方性も良好である。実施例54,56,57の液晶組成物は、低温における溶解性評価において極めて優れていた。
実施例54のVA液晶表示素子は、焼き付き評価、滴下痕評価及びプロセス適合性評価において極めて優れていた。実施例55のVA液晶表示素子は、焼き付き評価において極めて優れていた。実施例56のVA液晶表示素子は、滴下痕評価において極めて優れていた。実施例57のVA液晶表示素子は、焼き付き評価及び滴下痕評価において極めて優れていた。
実施例54〜57のVA液晶表示素子は、初期電圧保持率及び150℃1時間後の電圧保持率について、優れた結果を示した。
以上で説明した各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は各実施形態によって限定されることはなく、請求項(クレーム)の範囲によってのみ限定される。
本発明にかかる液晶組成物は、液晶表示素子及び液晶ディスプレイの分野に広く適用可能である。
1…偏光板、2…基板、3…透明電極もしくはアクティブ素子を伴う透明電極、4…配向膜、5…液晶、11…ゲート電極、12…陽極酸化皮膜、13…ゲート絶縁層、14…透明電極、15…ドレイン電極、16…オーミック接触層、17…半導体層、18…保護膜、19a…ソース電極1、19b…ソース電極2、100…基板、101…保護層

Claims (9)

  1. 負の誘電率異方性を有する液晶組成物であって、下記式(1)で表される誘電的に中性の化合物を含み、誘電率異方性が−2より大かつ+2より小である誘電的に中性の成分である成分(B)と、下記式(2)〜(5)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種類以上を含む誘電的に負の成分(A)とを含むことを特徴とする液晶組成物。
    Figure 2017214589
    (式中、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、R及びRはそれぞれ独立して炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基を表し、R及びRのアルキル基又はアルケニル基中のメチレン基は、酸素原子が連続して結合しない限り酸素原子で置換されていてもよいし、又はカルボニル基が連続して結合しない限りカルボニル基で置換されていてもよい。)
  2. 前記成分(A)は、下記の式(2.1)、式(2.2)、式(3.1)、式(3.2)、式(4.1)、式(4.2)、式(5.1)及び式(5.2)で表される化合物群から選ばれる化合物を2種以上を含む請求項1に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
  3. 前記成分(B)は下記式(6.1)又は(6.2)で表される化合物を含む請求項1又は2に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
  4. 前記成分(A)は下記式(7.1)又は(7.2)で表される化合物を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
  5. 前記成分(B)は下記一般式(8)で表される化合物を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
    (式中、Rは炭素原子数2若しくは5のアルキル基又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を表す。)
  6. 前記成分(A)は下記式(9.1)又は(9.2)で表される化合物を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
  7. 前記成分(A)は下記式(10.1)又は(10.2)で表される化合物を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の液晶組成物。
    Figure 2017214589
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の液晶組成物を使用したことを特徴とする液晶表示素子。
  9. 請求項8に記載の液晶表示素子を使用したことを特徴とする液晶ディスプレイ。
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