JP2017213801A - 車両用内装材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を簡易な工程で製造し製品の歩留まりを向上する車両用内装材の製造方法を提供する。【解決手段】ドアトリム10の製造方法は、基材20と、基材20の意匠面20Aに疑似的なステッチ模様を形成するステッチ部材30と、を備えた車両用内装材の製造方法であって、ミシン目状に配列された複数の貫通孔21を有する基材20を形成する基材形成工程と、ベース部31と、ベース部31から突出するとともに複数の貫通孔21にそれぞれ嵌合可能とされた複数の突部32とを備えたステッチ部材30を、基材20とは別体的に成形するステッチ部材成形工程と、基材20に対してステッチ部材30を組み付ける工程であって、複数の貫通孔21の各々に意匠面20Aとは反対側から複数の突部32をそれぞれ嵌め込み、意匠面20Aに複数の突部32の突出端部32Aを縫目状に露出させるステッチ部材組付工程と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、車両用内装材の製造方法に関する。
従来、車両用内装材の製造方法として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1の車両用内装材の製造方法では、第1成形型と第2成形型との間に第1のキャビティを画成し、突条部を形成した基材を成形し、基材と第1成形型との間に第2のキャビティを画成して、第2のキャビティに発泡樹脂原料を注入し、第2のキャビティを広げた第3のキャビティを画成することで発泡体を成形する方法が開示されている。また、発泡体を成形する際に、突条部における突出端部側の一部を凹溝部に挿入して該突条部により凹溝部を塞いだ状態を保つようにすることが開示されている。
そして、このような車両用内装材の製造方法によれば、1組の成形型で車両内装部材を効率よく成形し得る、と記載されている。また、第2のキャビティを画成しても凹溝部を突条部で塞いでいるので、凹溝部に発泡樹脂原料が流入することがなく、突条部の先端が発泡体で被覆されるのを防止することができる、と記載されている。
特許第5714333号公報
しかしながら、特許文献1に開示の車両用内装材の製造方法では、基材(ステッチ部材)と発泡体(基材)とを1組の成形型で成形し得るとしても、コアバック方式で二組の射出装置を備えた二色成形専用の射出成形機等の大がかりの設備が必要とされ、問題がある。さらに、突条部の成形不良等により凹溝部を突条部で塞ぎきれない場合には、第2のキャビティに発泡樹脂原料を注入する際に、発泡樹脂材料が凹溝部内に流入し、基材のみならず車両用内装材全体が不良品となる虞があり、製品の歩留まり低下が懸念される。
また、一般的に行われている、表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチ模様を形成する車両用内装材の製造方法では、縫製位置のずれや縫製による表皮材のよれ等により車両用内装材が不良品となる虞があり、製品の歩留まり向上が要求されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を、簡易な工程で製造することができるとともに、製品の歩留まりを向上することが可能な車両用内装材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の車両用内装材の製造方法は、基材と、前記基材の意匠面に疑似的なステッチ模様を形成するステッチ部材と、を備えた車両用内装材の製造方法であって、ミシン目状に配列された複数の貫通孔を有する前記基材を形成する基材形成工程と、ベース部と、前記ベース部から突出するとともに複数の前記貫通孔にそれぞれ嵌合可能とされた複数の突部とを備えた前記ステッチ部材を、前記基材とは別体的に成形するステッチ部材成形工程と、前記基材に対して前記ステッチ部材を組み付ける工程であって、複数の前記貫通孔の各々に前記意匠面とは反対側から複数の前記突部をそれぞれ嵌め込み、前記意匠面に複数の前記突部の突出端部を縫目状に露出させるステッチ部材組付工程と、を備える。
本発明によれば、二色成形による製造方法等のように大がかりな設備を必要としない簡易な工程で、あたかも縫製によりステッチが形成されたような疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を製造することができる。また、本発明によれば、例えば、二色成形による製造方法のように、基材又はステッチ部材の成形不良が車両用内装材全体の不良となることがなく、また、例えば、表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチ模様を形成する製造方法のように縫製位置のずれや縫製による表皮材のよれ等が発生することがなく、それら製造方法に比べて車両用内装材の歩留まりを向上することができる。
上記した車両用内装材の製造方法において、前記ステッチ部材成形工程では、一対の成形型のうち一方の成形型と、少なくとも前記突部を成形するための凹部が形成された他方の成形型との間に、前記ステッチ部材を成形するためのステッチ部材成形空間を画成するとともに、前記一方の成形型における前記凹部と対向する位置にアンダーカットのある押出しピンを配し、前記ステッチ部材成形空間に溶融樹脂を射出して、前記ステッチ部材における前記突部の反対側にアンダーカット部を形成するようにしてもよい。このような構成によれば、複数の突部を備えたステッチ部材を他方の成形型から離型し易く、好適にステッチ部材を成形することができる。また、そのようなアンダーカット部を、ステッチ部材組付工程において、突部を貫通孔の位置に合わせるための目安とすることができ、ステッチ部材の組み付け作業性に優れる。
上記した車両用内装材の製造方法において、前記基材形成工程では、前記意匠面において前記貫通孔に向かうにつれて裏面側に引き込まれるような凹み形状を形成するようにしてもよい。このような構成によれば、基材に、例えば表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチを施したような形状を再現することができ、好適に、疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を製造することができる。
上記した車両用内装材の製造方法において、前記ステッチ部材成形工程では、前記突部の突出端部が長手状をなすように形成するとともに、前記突出端部にその長手方向と交差する方向に沿って筋状に延びる凹凸形状を形成してもよい。このような構成によれば、ステッチ部材における縫目状に露出する部分を、繊維を撚ってなる糸により形成された縫目のような外観とすることができ、好適に、縫製によりステッチが形成されたような疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を製造することができる。
上記した車両用内装材の製造方法において、前記ステッチ部材組付工程の後に行われ、前記基材とは別体的に形成された別体基材を前記基材に対して組み付ける工程であって、前記基材との間で前記ステッチ部材の前記ベース部を挟持するようにして、前記別体基材を前記基材の前記意匠面とは反対側から組み付ける別体基材組付工程を更に備えていてもよい。このような構成によれば、ステッチ部材のベース部が基材と別体基材との間で挟持されるから、既存の別体基材によって、ステッチ部材の突部が基材の貫通孔から抜けることを規制することができ、好ましい。
本発明によれば、疑似的なステッチ模様を呈する車両用内装材を、簡易な工程で製造することができるとともに、製品の歩留まりを向上することが可能な車両用内装材の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るドアトリムを示す正面図 アッパーボード及びオーナメントの組み付け態様を示す断面図(図1のII−II線で切断した図に対応) アッパーボードを裏面側から視た分解斜視図 複数の貫通孔を示す基材の平面図 ステッチ部材の平面図 ステッチ部材の側面図 基材形成工程を示す説明図 ステッチ部材成形工程を示す説明図 ステッチ部材組付工程及び別体基材組付工程を示す説明図 本発明の実施形態2に係るドアトリムを示す正面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。図1は、本実施形態の車両用ドアトリム(車両用内装材)10を示す正面図である。ドアトリム10は、ドアパネルを構成するドアインナパネル(図示せず)に取り付けられることで車両ドアを構成するものである。
ドアトリム10は、図1に示すように、トリム本体部11を備えている。トリム本体部11は、図1に示すように、アッパーボード13と、オーナメント(別体基材)14と、ロアボード16と、から構成されている。アッパーボード13の構成については後に説明する。
トリム本体部11は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成された板状の部材とされる。なお、トリム本体部11を構成する上記各部材は、合成樹脂材料のみからなるものに限定されず、例えば、木質系材料(例えば、ケナフ、ヘンプ、フラックス、サイザルなど)と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。また、その表面が表皮材で被覆されているものであってもよい。
ロアボード16は、トリム本体部11の下部を構成するものとされる。ロアボード16には、ドアポケットを構成するドアポケット開口部16Aやスピーカーグリル16Bなどが設けられている。また、ロアボード16とオーナメント14の境界部には、アームレスト15が設けられている。アームレスト15は、車両前後方向に延びる長手状をなし、車室内側に膨出する形状をなしている。
オーナメント14は、図1に示すように、車両前後方向に延びる長手状をなしている。オーナメント14の車両前端部には、インサイドハンドル(図示せず)を取り付けるためのインサイドハンドル取付部14Bが設けられている。オーナメント14の上端部は、車両後部において下方に凹む形状をなしている。このオーナメント14の上端部には、車室外側に1段後退する形で、アッパーボード13に対して締結される締結部14Aが設けられている(図2参照)。
アッパーボード13は、図1に示すように、車両前後方向に延びる長手状のボード部材とされている。アッパーボード13の下端部は、オーナメント14の上端部に沿う形で、車両後部が下方に膨出する形状をなしている。アッパーボード13は、オーナメント14の締結部14Aに対して、例えば、ビスや熱カシメなどの締結手段によって取り付けられる。
アッパーボード13は、図2及び図3に示すように、基材20と、基材20の意匠面20Aに疑似的なステッチ模様を形成するステッチ部材30と、を備えている。本実施形態では、2本のステッチ部材30,30によって疑似的なダブルステッチ模様が形成されたアッパーボード13について例示する。本願技術において、「ステッチ模様」とは、縫製等によって構成される縫目によって構成される模様を意味し、「疑似的なステッチ模様」とは、そのようなステッチ模様のような外観を呈する模様のことを意味する。
基材20は、図2及び図3に示すように、ミシン目状に配列された複数の貫通孔21,21を有する。本実施形態では、複数の貫通孔21,21が基材20の下端部に沿って2列に配列されて、ダブルステッチ模様に開口するものを例示する。各貫通孔21は、基材20の板厚方向に貫通するとともに、その配列方向に沿って延びる長手状の長円形に開口している。貫通孔21の内周面には、径方向内側に向けて張り出す張出部22が環状に設けられている。
張出部22は、図2に示すように、基材20の裏面20B側の面が、意匠面20A側に向かうにつれて幅狭となるテーパ面22Aとされるとともに、基材20の意匠面20A側の面が、内周面から立ち上がる立ち上がり面22Bとされている。また、張出部22の内径は、後述するステッチ部材30の突部32の外径より小さく設定されている。このような構成により、後述するステッチ部材30の突部32を張出部22のテーパ面22Aに沿って貫通孔21に挿入し易く、また、挿入された突部32が張出部22の立ち上がり面22Bに引っ掛かることにより、貫通孔21から抜け難い構成が実現されている。
基材20には、図3に示すように、貫通孔21の側方に、突部32の貫通孔21への嵌め込みをガイドするガイドリブ24が設けられている。本実施形態では、2列に並ぶ複数の貫通孔21,21の並び方向両側に、一対のガイドリブ24,24が設けられている。なお、ガイドリブ24には、その長手方向について間欠的に隙間24Aが形成されている。このような構成により、基材20を後述する固定型41Aから抜く際に当該隙間24Aにおいて基材20の裏面20Bを押圧することで、ガイドリブ24や貫通孔21を有する基材20を固定型41Aから離型し易くなっている。
また、基材20には、図4に示すように、意匠面20Aにおいて貫通孔21に向かうにつれて裏面20B側に引き込まれるような凹み形状をなす凹み部26が形成されている。凹み部26の深さ寸法は、貫通孔21の長手方向における端部21Aにおいて最も大きくされ、例えば、本革表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチ模様を施した際に、糸の引き込みによって意匠面に形成される凹み形状を再現したような外観を呈している。そして、複数の貫通孔21に対応して設けられた複数の凹み部26は、上述の縫製による凹み形状のようにバリエーションがあり、少なくとも2種類以上の互いに相違する形状をなしている。さらに、基材20には、その意匠面20Aにシボ加工等が適宜施されており、凹み部26の形状とも相まって、あたかも本革表皮材に縫製によりステッチが施されたような外観を呈する。
ステッチ部材30は、熱可塑性エラストマ等の樹脂製とされ、基材20より可撓性に優れた部材とされる。ステッチ部材30は、基材20とは異なる色味を呈し、アッパーボード13において目を引くステッチ模様の意匠を実現可能とされる。本実施形態では、2列に並ぶ複数の貫通孔21,21のそれぞれの列に対応して、2本のステッチ部材30,30が配設されており、各ステッチ部材30がシングルステッチ(本縫い)模様を形成可能な構成とされている。
ステッチ部材30は、図5及び図6に示すように、ベース部31と、ベース部31から突出するとともに複数の貫通孔21にそれぞれ嵌合可能とされた複数の突部32と、を備える。また、ステッチ部材30には、突部32の反対側に、断面視Z字状のアンダーカット形状をなすアンダーカット部35が形成されている(図8参照)。アンダーカット部35は、ステッチ部材30の長手方向に沿って分散して配されており、複数の突部32を有するステッチ部材30を可動型51Bから離型し易くなっている。
ベース部31は、図5及び図6に示すように、全体として長尺帯状をなし、複数の貫通孔21の各々に対応して設けられたブロック状のブロック部31Aが、繋ぎ部31Bによって一連に繋げられてなる。ベース部31は、繋ぎ部31Bの幅寸法及び高さ寸法がブロック部31Aの幅寸法及び高さ寸法より小さくされている。言い換えれば、繋ぎ部31Bは、ブロック部31Aより撓み易い撓み部とされ、適宜撓み変形して、ステッチ部材30の姿勢を容易に変更可能とする。このような構成により、ステッチ部材30は、ベース部31を予めステッチ模様に合わせた形状に成形せずとも、線状に成形されたベース部31をステッチ模様の形状に沿って種々の姿勢に変更して配設可能となっている。本実施形態では、線状のステッチ部材30がアッパーボード13の下端部に沿って曲線状に曲げられた姿勢とされるものを例示する。
突部32は、図5及び図6に示すように、ベース部31(そのブロック部31A)における幅方向中央部に沿って延びる断面視U字の突条をなしている。突部32は、平面視にて、貫通孔21と同形の長円状とされるとともに、その突出高さが基材20の板厚よりやや大きい程度とされている。突部32の突出端部(縫目状に露出する部分)32Aは、長手状をなすとともに、長手方向と交差する方向に沿って筋状に延びる凹凸形状をなす筋状部33が設けられている。筋状部33は、凸条又は凹溝状をなし、繊維を撚ってなる糸の撚り形状を再現したような外観を呈する。
複数の突部32の長手寸法には、図5に示すように、上記した縫製による縫目のようにバリエーションがあり、少なくとも2以上の互いに寸法が異なるものが存在している。本実施形態では、例えば、L1〜L6までの異なる長さ寸法を有する突部32の組みが繰り返し並ぶようにして、複数の突部32が配列されているものを例示する。なお、突部32の組みに含まれる突部32の数は適宜設定可能である。
続いて、ドアトリム10の製造方法について説明する。
ドアトリム10の製造方法は、基材形成工程と、ステッチ部材30を基材20とは別体的に成形するステッチ部材成形工程と、基材20に対してステッチ部材30を組み付けるステッチ部材組付工程と、ステッチ部材組付工程の後に行われ、基材20とは別体的に形成されたオーナメント14を基材20に対して組み付ける別体基材組付工程と、を備えている。
基材形成工程では、図7に示すように、一対の基材用成形型41を用いて基材20を射出成形する。図7の(a)は、本実施形態の基材形成工程に用いられる基材用射出成形装置40の一部断面図である。基材用射出成形装置40は、基材20を成形するための基材用成形型41と、溶融樹脂46を射出するための図示しない射出装置とを備えて構成されている。この基材用射出成形装置40は、一般的によく用いられるシンプルな構成の装置と言える。
基材用成形型41は、図7(a)に示すように、その型面同士が上下に対向するように配置された固定型41A及び可動型41Bによって構成されている。本実施形態では、固定型41Aが基材20における裏面20B側を成形する型面を有し、可動型41Bが意匠面20A側を成形する型面を有している。固定型41A及び可動型41Bには、貫通孔21を形成するための裏面側凸部42A及び意匠面側凸部42Bが設けられている。裏面側凸部42A及び意匠面側凸部42Bは、互いの突出端面を合わせた状態で貫通孔21の内周面に対応する外形をなす。意匠面側凸部42Bは、その側面が可動型41Bの型面から曲面状をなして立ち上がる形とされ、基材20における凹み部26を成形可能な構成となっている。
基材形成工程では、まず、図7の(b)に示すように、基材用成形型41を型閉じし、可動型41Bと固定型41Aとの間にキャビティ44を画成する。続いて、図7の(c)に示すように、基材用成形型41の内部に形成されたキャビティ44内に、射出装置から溶融樹脂46を射出する。そして、キャビティ44内に射出された溶融樹脂46は、図7の(d)に示すように、基材用成形型41の型面によって冷却されて固化することで基材20に成形される。すると、基材20において、裏面側凸部42A及び意匠面側凸部42Bと対応する位置には、貫通孔21が基材20と同時に形成される。言い換えれば、本実施形態の基材形成工程は、貫通孔21を基材20と同時に形成する貫通孔形成工程を含んでいる。
ステッチ部材成形工程では、図8に示すように、一対のステッチ部材用成形型(一対の成形型の一例)51を用いてステッチ部材30を射出成形する。図8の(a)は、本実施形態のステッチ部材成形工程に用いられるステッチ部材用射出成形装置50の一部断面図である。ステッチ部材用射出成形装置50は、ステッチ部材30を成形するためのステッチ部材用成形型51と、溶融樹脂57を射出するための図示しない射出装置とを備えて構成されている。このステッチ部材用射出成形装置50も、基材用射出成形装置40と同様に、一般的によく用いられるシンプルな構成の装置と言える。
ステッチ部材用成形型51は、図8(a)に示すように、その型面同士が上下に対向するように配置された固定型(一方の成形型)51A及び可動型(他方の成形型)51Bによって構成されている。本実施形態では、固定型51Aがその型面に凹設される形でベース部31を成形するためのベース部用凹部52Aを有し、可動型51Bがその型面に凹設される形で突部32を成形するための突部用凹部(凹部)52Bを有する。可動型51Bにおける突出部用凹部52Bの内面には、筋状部33を成形するための凹凸(不図示)が設けられている。また、ステッチ部材用成形型51には、固定型51Aにおける突出部用凹部52Bと対向する位置に、アンダーカット53Aのある押出しピン53が配されている。
ステッチ部材成形工程では、まず、図8の(b)に示すように、ステッチ部材用成形型51を型閉じし、可動型51Bと固定型51Aとの間にキャビティ(ステッチ部材成形空間)55を画成する。続いて、図8の(c)に示すように、ステッチ部材用成形型51の内部に形成されたキャビティ55内に、射出装置から溶融樹脂57を射出する。そして、キャビティ55内に射出された溶融樹脂57は、図8の(d)に示すように、ステッチ部材用成形型51の型面によって冷却されて固化することでステッチ部材30に成形される。すると、ステッチ部材30において、突部32の筋状部33がステッチ部材30と同時に形成される。言い換えれば、本実施形態のステッチ部材成形工程は、筋状部33をステッチ部材30と同時に形成する筋状部形成工程を含んでいる。ステッチ部材用成形型51を型開きする際、成形されたステッチ部材30には、突部32及び筋状部33の形状に起因して可動型51Bに追随しようとする力が作用するが、アンダーカット部35が押出しピン53に係止され、ステッチ部材30は固定型51A側に留まる。そして、図8の(e)に示すように、固定型51A側に留まったステッチ部材30を押出しピン53で押し出して、ステッチ部材30をステッチ部材用成形型51から取り外す。
ステッチ部材組付工程では、まず、図9の(a)に示すように、基材20を裏面20Bが上方を向く姿勢で、図示しない作業台等に載置する。そして、図9の(b)に示すように、基材20における複数の貫通孔21の各々に意匠面20Aとは反対側から複数の突部32をそれぞれ嵌め込み、意匠面20Aに複数の突部32の突出端部32Aを縫目状に露出させる。なお、図9においてはアンダーカット部35を省いてステッチ部材30を示すが、突部32の反対側に位置するアンダーカット部35を、突部32を貫通孔21の位置に合わせるための目安とすることができる。ここで、本願技術で、「複数の突部の突出端部を縫目状に露出させる」とは、各突部の突出端部がステッチ模様における縫目のような外観を呈するように、露出させることを意味している。本実施形態では、露出した各突部の突出端部がダブルステッチにおけるひと針分の糸の形状のような外観を呈する。
詳細には、ステッチ部材組付工程では、ステッチ部材30の突部32を貫通孔21に対して、突部32の弾性変形を伴って圧入する。そして、突部32の突出端部が意匠面20Aを超える程度まで貫通孔21に挿入する。アッパーボード13においては、突部32が貫通孔21に所定量挿入されると、ベース部31が貫通孔21の孔縁に突き当たり、それ以上の挿入が規制されるように、突部32及び貫通孔21の寸法が設定されている。そして、圧入された突部32は、張出部22の外形に倣って弾性変形し、張出部22の立ち上がり面22Bに係止された状態となる。なお、図9においては、この張出部22の形状を省いて示している。つまり、ステッチ部材組付工程は、突部32を貫通孔21に圧入することで、ステッチ部材30を基材20に対して仮固定するステッチ部材仮止め工程を含んでいると言える。なお、本実施形態では、ステッチ部材30の基材20に対する本固定は、次述する別体基材組付工程で実現されており、その態様は後に説明する。
別体基材組付工程では、基材20との間でステッチ部材30のベース部31を挟持するようにして、オーナメント14を基材20の意匠面20Aとは反対側から組み付ける。具体的には、図9の(b)に示すように、アッパーボード13の裏面側からオーナメント14を近づけて、図9の(c)に示すように、締結部14Aを基材20に対して締結する。すると、ステッチ部材30は、オーナメント14によってドアトリム10の裏面側に抜けることが規制され、基材20に対して本固定された状態となる。以上の態様により、ドアトリム10の製造が完了する。
続いて、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態のドアトリム10の製造方法によれば、二色成形による製造方法等のように大がかりな設備を必要としない簡易な工程で、あたかも縫製によりステッチが形成されたような疑似的なステッチ模様を呈するドアトリム10を製造することができる。また、本実施形態によれば、例えば、二色成形による製造方法のように、基材20又はステッチ部材30の成形不良がドアトリム10全体の不良となることがなく、また、例えば、表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチ模様を形成する製造方法のように縫製位置のずれや縫製による表皮材のよれ等が発生することがなく、それら製造方法に比べてドアトリム10の歩留まりを向上することができる。
また、本実施形態において、ステッチ部材成形工程では、ステッチ部材30における突部32の反対側にアンダーカット部35を形成する。このため、複数の突部32を備えたステッチ部材30を可動型51Bから離型し易く、好適にステッチ部材30を成形することができる。また、そのようなアンダーカット部35を、ステッチ部材組付工程において、突部32を貫通孔21の位置に合わせるための目安とすることができ、ステッチ部材30の組み付け作業性に優れる。
また、本実施形態において、基材形成工程では、意匠面20Aにおいて貫通孔21に向かうにつれて裏面20B側に引き込まれるような凹み形状を形成する。このため、基材20に、例えば表皮材で被覆された基材に対して縫製によりステッチを施したような形状を再現することができ、好適に、疑似的なステッチ模様を呈するドアトリム10を製造することができる。
また、本実施形態において、ステッチ部材成形工程では、突部32の突出端部32Aにその長手方向と交差する方向に沿って筋状に延びる凹凸形状を形成する。このため、ステッチ部材30における縫目状に露出する部分を、繊維を撚ってなる糸により形成された縫目のような外観とすることができ、好適に、縫製によりステッチが形成されたような疑似的なステッチ模様を呈するドアトリム10を製造することができる。
また、本実施形態では、基材20との間でステッチ部材30のベース部31を挟持するようにして、オーナメント14を基材20の意匠面20Aとは反対側から組み付ける別体基材組付工程を更に備えている。このため、ステッチ部材30のベース部31が基材20とオーナメント14との間で挟持されるから、既存のオーナメント14によって、ステッチ部材30の突部32が基材20の貫通孔21から抜けることを規制することができ、好ましい。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10によって説明する。本実施形態では、ステッチ部材130,130によって複雑な図案をなすステッチ模様が形成されたドアトリム110について例示する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
基材120は、ミシン目状に配列された複数の貫通孔21を有する。本実施形態では、複数の貫通孔21が基材の中央部付近に位置するとともに、ひと筆書き不能な図形(アルファベットのT字の部分)や、始点と終点を有しない環状の図形(T字を囲む円の部分)に配列されたものを例示する。ステッチ部材130は、実施形態1と同様の構成とされており、その説明を省略する。なお、本実施形態では、ステッチ部材130の本固定は、例えば、ステッチ部材130を接着剤により、基材の裏面に固定することにより行われている。
本実施形態のように、複雑な図案をなすステッチ模様を、縫製により形成する製造方法では、縫い始めと縫い終わりにおける糸のほつれ等を防止するための端末処理を基材120の中央部において行う必要があり、ステッチ模様の意匠性の低下が懸念されるとともに、ステッチ模様を形成する作業の作業性の悪化が懸念される。一方、本実施形態では、ステッチ部材130は、突部32を貫通孔21に嵌め込むことで、基材120に組み付けられるから、長尺状のステッチ部材130の端末において、ステッチ模様の意匠性が損なわれる事態を抑制することができ、また、糸のように煩雑な端末処理が必要とされない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、疑似的なステッチ模様として、ダブルステッチ模様を例示したが、ステッチ模様はこれに限られない。ステッチ模様としては、パイピングステッチ模様や、フロスステッチ模様等であってもよい。
(2)上記実施形態1では、ダブルステッチ模様を、2本のステッチ部材を用いて形成するものを例示したが、これに限られない。例えば、ステッチ部材におけるベース部に、その幅方向に並んで2条の突部を設け、1本のステッチ部材を用いてダブルステッチ模様を形成してもよい。
(3)上記実施形態では、ステッチ模様を、互いに同じ色味をなす2本のステッチ部材を用いて形成したが、これに限られない。例えば、異なる色味をなす複数のステッチ部材を用いて、ステッチ模様を形成してもよい。このような、複数の色で構成されたステッチ模様を多色成形によって成形する場合には、複数の射出装置が必要とされ、より一層大がかりな設備が必要とされることが懸念される。一方、本願発明によれば、例えば、同じ成形装置を用いて、異なる材料からなるステッチ部材を個別に成形することができ、多色成形による製造方法のように大がかりな設備が必要とされない。
(4)上記実施形態以外にも、ステッチ部材の構成は適宜変更可能である。例えば、ステッチ部材にアンダーカット部又は/及び筋状部を形成しないものであっても、本願発明に含まれる。
(5)上記実施形態では、貫通孔及び突部が長円状とされるものを例示したが、貫通孔及び突部の形状は、ステッチ模様に合わせて適宜変更可能である。また、上記実施形態では、突部がひと針分の糸の形状のような外観を呈しているものを例示したが、クロスステッチ等の場合には、クロスしたふた針分の糸の形状のような外観を呈していてもよい。
(6)上記実施形態では、貫通孔に張出部が設けられたものを例示したが、貫通孔には張出部が設けられていなくてもよい。また、そのような場合において、ステッチ部材を基材に組み付ける際に、突部を基材の意匠面側における貫通孔の孔縁に係止させて仮固定してもよい。
(7)上記実施形態以外にも、基材の構成は適宜変更可能である。例えば、基材に凹み形状を形成しないものであっても、本願発明に含まれる。
(8)上記実施形態では、基材を成形する際に、複数の貫通孔を同時に形成するものを例示したが、これに限られない。例えば、成形した基材に、切削加工等により複数の貫通孔を形成してもよい。
(9)上記実施形態では、基材とステッチ部材とを組み付けてアッパーボードを構成するものを例示したが、これに限られない。例えば、アッパーボード以外のボード部材を構成するものであってもよい。また、車両用内装材として、ドアトリムを例示したが、これに限られず、インストルメントパネルやピラーガーニッシュ等であってもよい。
(10)上記実施形態では、基材とは別体的に形成された別体基材としてオーナメントを例示したが、別体基材はオーナメント以外の部材であってもよく、また、そのような部材を備えなくてもよい。
10…ドアトリム(車両用内装材)、14…オーナメント(別体基材)、20…基材、20A…意匠面、20B…裏面、21…貫通孔、30…ステッチ部材、31…ベース部、32…突部、32A…突出端部、35…アンダーカット部、51…ステッチ部材用成形型(一対の成形型)、51A…固定型(一方の成形型)、51B…可動型(他方の成形型)、52B…突部用凹部(凹部)、53…押出しピン、53A…アンダーカット、55…キャビティ(ステッチ部材成形空間)、57…溶融樹脂

Claims (5)

  1. 基材と、前記基材の意匠面に疑似的なステッチ模様を形成するステッチ部材と、を備えた車両用内装材の製造方法であって、
    ミシン目状に配列された複数の貫通孔を有する前記基材を形成する基材形成工程と、
    ベース部と、前記ベース部から突出するとともに複数の前記貫通孔にそれぞれ嵌合可能とされた複数の突部とを備えた前記ステッチ部材を、前記基材とは別体的に成形するステッチ部材成形工程と、
    前記基材に対して前記ステッチ部材を組み付ける工程であって、複数の前記貫通孔の各々に前記意匠面とは反対側から複数の前記突部をそれぞれ嵌め込み、前記意匠面に複数の前記突部の突出端部を縫目状に露出させるステッチ部材組付工程と、を備える車両用内装材の製造方法。
  2. 前記ステッチ部材成形工程では、
    一対の成形型のうち一方の成形型と、少なくとも前記突部を成形するための凹部が形成された他方の成形型との間に、前記ステッチ部材を成形するためのステッチ部材成形空間を画成するとともに、前記一方の成形型における前記凹部と対向する位置にアンダーカットのある押出しピンを配し、
    前記ステッチ部材成形空間に溶融樹脂を射出して、前記ステッチ部材における前記突部の反対側にアンダーカット部を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材の製造方法。
  3. 前記基材形成工程では、前記意匠面において前記貫通孔に向かうにつれて裏面側に引き込まれるような凹み形状を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材の製造方法。
  4. 前記ステッチ部材成形工程では、前記突部を前記突出端部が長手状をなすように形成するとともに、前記突出端部にその長手方向と交差する方向に沿って筋状に延びる凹凸形状を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用内装材の製造方法。
  5. 前記ステッチ部材組付工程の後に行われ、前記基材とは別体的に形成された別体基材を前記基材に対して組み付ける工程であって、前記基材との間で前記ステッチ部材の前記ベース部を挟持するようにして、前記別体基材を前記基材の前記意匠面とは反対側から組み付ける別体基材組付工程を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用内装材の製造方法。
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