JP2017213777A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 鉛直方向に移動可能な排紙トレイの満載状態から復帰して、印刷を再開するまでの時間を短くする。
【解決手段】 本発明は、画像形成手段と、第一の積載部と、積載された記録材の枚数に応じて鉛直方向下側の位置に移動する第二の積載部と、前記第二の積載部が鉛直方向において第一の位置よりも下側の第二の位置に移動したことを条件に、前記第二の積載部の満載状態を検知する満載検知手段と、前記満載検知手段によって満載状態が検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を停止させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、満載状態が解除されたことが検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を開始させ、前記第二の積載部を前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させるよりも前に、前記画像形成手段によって画像が形成された記録材を前記第一の積載部に積載させることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置及びそれらの装置で用いられる排紙オプション装置を有する画像形成システムに関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置から排紙された紙を受け取る排紙オプション装置の中には、鉛直方向に移動可能な排紙トレイを備えたものがある。このような排紙オプション装置は、排紙トレイに積載された紙の枚数に応じて排紙トレイを下降させ、排紙トレイに積載された最上位の紙が位置する高さをほぼ一定に保つようにしている。これにより、画像形成装置から排紙トレイに紙が排紙される際に、排紙トレイに積載される紙の位置がばらついてしまうことを防いでいる。
また、このような排紙オプション装置では、移動可能な範囲内における下限の位置に排紙トレイが到達した状態で、満載検知フラグが排紙トレイに積載された紙を検知した場合に、排紙トレイが満載状態であると判断している。満載状態であると判断すると、画像形成装置は印刷を中止する。そして、ユーザが排紙トレイに積載された紙を取り出し、満載状態が解除されると、画像形成装置の排紙口に近い位置まで排紙トレイが上昇される。排紙トレイの上昇動作が完了した後、画像形成装置は印刷を再開し、再び排紙トレイに紙が積載される。
特許文献1では、満載状態から復帰して印刷を再開するまでの時間をなるべく短くするために、排紙トレイの上昇動作が完了する前に印刷を開始している。より詳細には、ちょうど排紙トレイの上昇動作が完了したタイミングで、印刷再開後の一枚目の紙が画像形成装置の排紙口から排紙されるようにしている。ここで、排紙トレイの上昇動作にかかる時間は、印刷を再開してから一枚目の紙が画像形成装置の排紙口に到達するまでの時間よりも長いものとする。
特開2011−148616号公報
特許文献1では、排紙トレイが所定の位置まで上昇したタイミングで印刷を再開しているため、排紙トレイの上昇動作を開始してから印刷を開始するまで、少なからず待ち時間が発生していた。また、排紙トレイの積載容量が大きくなり、排紙トレイの上昇動作にかかる時間が長くなるほど、この待ち時間は長くなっていた。
本発明の目的は、鉛直方向に移動可能な排紙トレイの満載状態から復帰して、印刷を再開するまでの時間を短くすることである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成システムは、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が積載される第一の積載部と、前記第一の積載部から排出された記録材が積載される第二の積載部であって、積載された記録材の枚数に応じて鉛直方向下側の位置に移動する前記第二の積載部と、前記第二の積載部が鉛直方向において第一の位置よりも下側の第二の位置に移動したことを条件に、前記第二の積載部の満載状態を検知する満載検知手段と、前記満載検知手段によって前記第二の積載部の満載状態が検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を停止させる制御手段と、を有する画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記第二の積載部の満載状態が解除されたことが検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を開始させ、前記第二の積載部を前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させるよりも前に、前記画像形成手段によって画像が形成された記録材を前記第一の積載部に積載させることを特徴とする。
本発明によれば、鉛直方向に移動可能な排紙トレイの満載状態から復帰して、印刷を再開するまでの時間を短くすることができる。
画像形成システムの構成を示す断面図 排紙オプション装置の斜視図 スタック処理時のジョガーの動きを説明する図 実施例1の画像形成システムの制御ブロック図 実施例1の排紙トレイの動作を説明するフローチャート 実施例2及び3の画像形成システムの制御ブロック図 実施例2の排紙トレイの動作を説明するフローチャート 実施例3の排紙トレイの動作を説明するフローチャート
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成システムの概略構造を示す図である。なお、本実施例の画像形成システムは画像形成装置と排紙オプション装置から構成されている。画像形成装置としてはレーザビームプリンタの例を示す。
図1において、レーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100と表記する)には、画像形成部101と、記録材である紙Sを画像形成部101に給送する給送部102と、紙Sに形成された画像を定着する定着部103と、排出部104が設けられている。また、プリンタ100に対して着脱可能な排紙オプション装置200が、プリンタ100の上側に取り付けられている。
画像形成部101は、図1中で時計回りに回転する感光ドラム111と、感光ドラム111の表面を帯電する帯電ローラ112と、感光ドラム111に光Lを照射して静電潜像を形成する露光装置113とを有している。さらに、画像形成部101は、感光ドラム111に形成された静電潜像にトナーを載せて、トナー像を形成する現像ローラ114と、給送部102によって給送された紙Sに、感光ドラム111に形成されたトナー像を転写する転写ローラ115を有している。画像形成部101は、このような画像形成プロセスによって紙Sにトナー像を形成する。定着部103は、定着ローラ116と、定着ローラ116に下方から当接させた加圧ローラ117と、定着排紙ローラ118を有している。定着ローラ116と加圧ローラ117によって紙Sをニップし、熱と圧力によって紙Sに転写されたトナー像を紙Sに定着させる。
給送部102は、複数枚の紙Sが積載されているカセット105と、カセット105に積載された紙Sを給紙するピックアップローラ106と、ピックアップローラ106によって給紙された紙Sを搬送ガイド109へ給紙する給紙ローラ107を有している。さらに、給送部102は、搬送ガイド109を通過した紙Sを感光ドラム111と転写ローラ115によって形成される転写ニップ部へ搬送するレジストレーションローラ110を有している。
排出部104は、フラッパ120と、搬送ローラ119(搬送部)と、排紙ローラ123と、排紙トレイ124を有している。フラッパ120は、定着部103によって画像が定着された紙Sを排紙トレイ124又は排紙オプション装置200へと導く。紙Sを排紙トレイ124、つまり搬送ガイド128へと導く場合、フラッパ120は図1の実線で示した位置に移動する。そして、紙Sを排紙オプション装置200、つまり搬送ガイド122へ導く場合、フラッパ120は図1の破線で示した位置に移動する。フラッパ120は不図示のアクチュエータによって移動可能な構成となっている。排紙トレイ124はプリンタ100の上面に設けられており、搬送ローラ119及び排紙ローラ123によって搬送された紙Sが積載される。
次に、図1、図2を用いて排紙オプション装置200について説明する。なお、図2は排紙オプション装置200の斜視図である。
201はプリンタ100から紙Sを受け取る入り口ローラ対である。排紙オプション装置200に搬送された紙Sは搬送ガイド202を通り、搬送ローラ203へ送られる。搬送ローラ203の下流には紙Sを一時的に蓄える中間積載トレイ207(中間積載部)が有り、その下流側には、紙Sの幅方向において両端部を支持するとともに紙Sの位置をそろえるジョガー206がある。ここで、紙Sの幅方向とは、中間積載トレイ207の積載面と平行であって、紙Sの搬送方向と直交する方向である。ジョガー206は図2に示すように、第一の整合部材206aと第二の整合部材206bから構成され、整合モータ216により幅方向に往復移動して紙Sの幅方向の位置を整合する。搬送ローラ203によって搬送された紙Sは、ジョガー206と中間積載トレイ207に跨って積載される(第一の積載部)。中間積載トレイ207の上側には整合パドル204と排紙ローラ205がある。排紙ローラ205は排紙モータ217によって回転し、中間積載トレイ207に積載された紙Sと当接/離間できる構成となっている。ステイプラ208は、中間積載トレイ207に積載され、ジョガー206によって整合された紙Sの端部を綴じる。ジョガー206の鉛直方向下方には排紙トレイ209(第二の積載部)がある。排紙ローラ205が中間積載トレイ207に積載された紙Sと当接して回転し、ジョガー206が退避位置(詳しくは後述する)に移動すると、中間積載トレイ207に積載された紙Sが排紙トレイ209へ排紙される。
このように、排紙オプション装置200はジョガー206やステイプラ208を備えているため、紙Sに対して複数の後処理を実行することができる。具体的にはスタック処理、整合処理、ステイプル処理を実行することができる。ここで、スタック処理とは、排紙トレイ209にプリンタ100から受け取った紙Sを次々と積載していく処理である。整合処理とは、ジョガー206を用いて、中間積載トレイ207に積載されている紙Sの位置を整合した後、紙Sを排紙トレイ209に排紙する処理である。ステイプル処理とは、ステイプラ208を用いて、中間積載トレイ207に積載されている紙Sに綴じ処理を実行した後、紙Sを排紙トレイ209に排紙する処理である。
ここで、スタック処理について詳細に説明する。本実施例の排紙オプション装置200はスタック処理として、単純積載排紙と一時積載排紙という二つの排紙方法をとることができる。
単純積載排紙とは、中間積載トレイ207やジョガー206に紙Sを一時的に積載することなく、排紙トレイ209に紙Sを排紙する方法である。単純積載排紙では、ジョガー206が図3(a)に示す退避位置にある。ここで、退避位置とは第一の整合部材206aと第二の整合部材206bの間隔がAの状態である。間隔Aは紙Sの幅方向における長さよりも長く、各整合部材が紙Sと接触しないような間隔であればよい。この時、排紙ローラ205は紙Sと当接する位置にあり、搬送ローラ203によって中間積載トレイ207へ搬送された紙Sをそのまま排紙トレイ209へ排紙する。
一方、一時積載排紙とは、中間積載トレイ207やジョガー206に紙Sを一時的に積載する方法である。一時積載排紙では、ジョガー206が図3(b)に示す受け取り位置にある。ここで、受け取り位置とは第一の整合部材206aと第二の整合部材206bの間隔がBの状態である。間隔Bは間隔Aよりも短く、紙Sの幅方向における長さよりも長い。間隔Bは搬送ローラ203によって紙Sが搬送される際に紙Sの先端が各整合部材に衝突しないような間隔であればよい。この時、排紙ローラ205は紙Sと離間した位置にある。中間積載トレイ207及びジョガー206に跨って積載された紙Sは、ジョガー206によって幅方向における両端部が支持される。つまり、第一の整合部材206aは紙Sの幅方向における一方の端と接触し、第二の整合部材206bは紙Sの幅方向における他方の端と接触する。
中間積載トレイ207やジョガー206に一時的に積載された紙Sは、束排紙動作によって排紙トレイ209に排紙される。ここで束排紙動作とは、ジョガー206を図3(b)の受け取り位置から図3(a)の退避位置に移動させ、さらに排紙ローラ205を離間位置から当接位置に移動させ、排紙ローラ205によって紙Sを排紙トレイ209に排紙する動作のことである。なお、本実施例において、第二の整合部材206bは不図示のメカストッパによって基準位置に停止しており、第一の整合部材206aのみが幅方向に移動するようになっている。
次に排紙トレイ209について詳細な説明を行う。本実施例の排紙トレイ209は鉛直方向に沿って移動可能な構成となっている。リフタ機構210は、上限センサ211、下限センサ212、満載検知センサ213、紙有無センサ215の検知結果に基づいて、リフタモータ214により排紙トレイ209を鉛直方向に沿って移動させる。ここで、上限センサ211は排紙トレイ209が移動可能な範囲の中で上限の位置に排紙トレイ209があるかどうかを検知する。下限センサ212は排紙トレイ209が移動可能な範囲の中で下限の位置に排紙トレイ209があるかどうかを検知する。満載検知センサ213は排紙トレイ209に積載された紙Sの高さが所定の高さに到達すると、OFF状態からON状態へと切り替わるようになっている。紙有無センサ215は排紙トレイ209に積載されている紙Sがあるかどうかを検知する。
排紙トレイ209は初期状態(紙Sが積載されていない状態)では、上限の位置にある。そして、リフタ機構210は排紙トレイ209に積載された紙Sの枚数に応じて、排紙トレイ209を下側の位置に移動させる。具体的には、排紙トレイ209に紙Sが排紙され、満載検知センサ213で所定時間、ON状態を検知した場合、リフタ機構210は排紙トレイ209を一定量、下降させる。これにより、満載検知センサ213のON状態が解除される。そして、排紙トレイ209の下降動作を繰り返し、排紙トレイ209を下限の位置まで下降させると、後述する制御部は排紙トレイ209が満載状態であると判断する。排紙トレイ209に積載された紙Sが取り出されたことが紙有無センサ215によって検知されると、後述する制御部は満載状態を解除し、リフタ機構210によって排紙トレイ209を再び上限の位置まで上昇させる。
なお、後述する制御部は、排紙トレイ209が下限の位置に移動したことを条件に、さらに満載検知センサ213が所定時間、ON状態を検知した場合に、満載状態であると判断してもよい。つまり、排紙トレイ209が下限の位置に移動しただけでは、満載状態であると判断しない。この場合は、紙有無センサ215が配置されていなかったとしても、満載検知センサ213がOFF状態へと変化したことに基づき、排紙トレイ209に積載された紙Sが取り出されたと判断することができる。
図4は、本実施例の画像形成システムの制御ブロック図である。図4において、301はプリンタ100と排紙オプション装置200を統括するコントローラ、302はプリンタ100を制御するエンジン制御部、303は排紙オプション装置200を制御する排紙オプション制御部である。304はコントローラ301からエンジン制御部302へ、305はコントローラ301から排紙オプション制御部303へ、コマンド(命令)を送信するシリアル信号線である。306はコマンドに応えてエンジン制御部302からコントローラ301へ、307は排紙オプション制御部303からコントローラ301へ、ステータスデータを送信するシリアル信号線である。
印刷動作を行うにあたり、コントローラ301は、エンジン制御部302、排紙オプション制御部303に対し、コマンドを送信するとともに、エンジン制御部302、排紙オプション制御部303からのステータスデータを受信することで制御を行う。このように、複数の装置が接続され動作する場合は、コントローラ301が各装置の制御や状態を一元管理し、各装置間の動作の整合性を保つ。
コントローラ301が図示しないホストコンピュータから印刷開始命令を受けると、エンジン制御部302へシリアル信号線304を介して印刷開始命令を送信する。エンジン制御部302は印刷開始命令を受信すると、画像形成部101によって印刷(画像形成動作)を開始するとともにシリアル信号線306を介して印刷を開始したことをコントローラ301へ送信する。さらに、コントローラ301は、印刷開始命令から所定時間が経過した後、排紙オプション制御部303に対して、排紙制御命令を送信する。排紙オプション制御部303は排紙制御命令を受信すると、排紙動作を開始すると共に、排紙動作を開始したことをコントローラ301へ送信する。ここで排紙制御命令とは、排紙オプション装置200によって実施する後処理に関する情報であり、本実施例においてはスタック処理を実施する命令が出されているものとする。
排紙オプション制御部303は、排紙トレイ制御部308と搬送制御部309を有する。排紙トレイ制御部308には、上限センサ211、下限センサ212、満載検知センサ213、紙有無センサ215が接続されている。また、排紙トレイ制御部308は、リフタモータ214を制御することによって、リフタ機構210を介して排紙トレイ209を上下に移動させることができる。搬送制御部309は、整合モータ216を制御することでジョガー206の位置を移動させることができ、排紙モータ217を制御することで排紙ローラ205によって紙Sの排紙動作を行うことができる。
また、排紙トレイ制御部308は、コントローラ301から排紙制御命令を受信した時の排紙トレイ209の状態に応じて、搬送制御部309に排紙モードの要求を通知する。搬送制御部309は、コントローラ301からの排紙制御命令に応じて紙Sの排紙搬送動作を行うとともに、排紙トレイ制御部308からの排紙モードの要求に応じて、単純積載排紙、一時積載排紙、束排紙を行う。
図5は本実施例の満載状態の解除時に印刷を再開するときの画像形成システムの動作を説明するための制御フローである。図5のフローチャートに基づく制御は、排紙トレイ制御部308がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、画像形成システムはスタック処理を実行し、画像形成部101や定着部103によって印刷された紙Sを排紙トレイ209へ積載していく。この時、搬送制御部309は単純積載排紙を行っている。排紙トレイ制御部308は排紙トレイ209に積載された紙Sの枚数に応じて、排紙トレイ209を下降させていく。下限センサ212によって排紙トレイ209が下限の位置に移動したことを検知した場合、コントローラ301は排紙トレイ209が満載状態であると判断し、画像形成部101による印刷を停止させる。
画像形成システムが満載状態で停止している場合、排紙トレイ制御部308は、ユーザによって紙Sが取り出され、満載状態が解除されるのを待つ(S501)。満載状態が解除されると、排紙トレイ制御部308はコントローラ301に印刷再開許可を送信するとともに、排紙トレイ209の上昇を開始する(S502、S503)。コントローラ301は、印刷再開許可を受信すると、エンジン制御部302へ印刷開始命令、排紙オプション制御部303へ排紙制御命令(スタック処理の命令)を送信する。排紙オプション制御部303が受信した排紙制御命令は、排紙トレイ制御部308へ通知される(S504)。
排紙トレイ制御部308は、上限センサ211の検知結果を参照し(S505)、排紙オプション装置200へ搬送される紙Sの排紙動作を決定する。排紙トレイ209の上昇が完了していない場合には、排紙オプション装置200へ搬送される紙Sの排紙動作として、搬送制御部309へ一時積載排紙の排紙モードを要求する(S506)。搬送制御部309は、搬送されてきた紙Sに対して一時積載排紙を行い、中間積載トレイ207へ紙Sを積載する。つまり、ジョガー206を受け取り位置に移動させて、中間積載トレイ207とジョガー206に跨った形で紙Sを積載する。この動作は、排紙トレイ209の上昇が完了するまで繰り返される。つまりこの場合、少なくとも一枚の紙Sが中間積載トレイ207とジョガー206に跨った形で積載される。
一方、上限センサ211の検知結果より、排紙トレイ209の上昇が完了していると判断した場合には、排紙トレイ制御部308は、排紙トレイ209の上昇動作を停止する(S507)。そして、排紙トレイ制御部308は、中間積載トレイ207に積載されている紙Sの束を排紙トレイ209へ排紙するために、搬送制御部309へ束排紙を要求する(S508)。搬送制御部309は、排紙トレイ制御部308の要求に応じて、中間積載トレイ207に積載された紙Sの束を排紙トレイ209へ排紙する。つまり、ジョガー206の位置を受け取り位置から退避位置に移動させ、排紙ローラ205によって紙Sの束を排紙トレイ209に排紙する。
その後、排紙トレイ制御部308は、排紙オプション装置200へ搬送される紙Sの排紙動作として、搬送制御部309へ単純排紙積載の排紙モードを要求し、終了する(S509)。搬送制御部309は、排紙トレイ制御部308の要求に応じて、搬送されてきた紙Sに対して単純積載排紙を行う。つまり、ジョガー206の位置を退避位置に維持したまま、排紙ローラ205によって後続する紙Sを排紙トレイ209に排紙していく。以降、搬送制御部309は、排紙制御命令に対して紙Sの単純積載排紙を繰り返す。
以上、説明したように本実施例によれば、スタック処理の場合であっても中間積載トレイ207とジョガー206に紙Sを一時的に積載することで、排紙トレイ209の状態に関わらず印刷を再開させることができる。従って、排紙トレイ209の満載状態から復帰して、印刷を再開するまでの時間を短くすることができる。
[実施例2]
実施例1では、満載状態が解除されたタイミングで排紙トレイ209の上昇動作を開始する方法について説明した。実施例2では、エンジン制御部302から通知される情報に基づいて、排紙トレイ209の上昇動作を開始するタイミングを変更することで、プリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費を抑える方法について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図6は、本実施例の画像形成システムの制御ブロック図である。図4に記載された実施例1の制御ブロック図と異なる点は、エンジン制御部302と排紙トレイ制御部308の間に信号線501が接続されている点である。排紙トレイ制御部308は、エンジン制御部302から、信号線501を介して動作制限要求を受信し、受信結果に基づいて排紙トレイ209の上昇の開始可否を判断する。その以外の図4と同じ番号の部分に関しては、図4と同様の機能であるため、説明を省略する。
図7は本実施例の満載状態の解除時に印刷を再開するときの画像形成システムの動作を説明するための制御フローである。図7のフローチャートに基づく制御は、排紙トレイ制御部308がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
画像形成システムが満載状態で停止している場合、排紙トレイ制御部308は、ユーザによって紙Sが取り出され、満載状態が解除されるのを待つ(S701)。満載状態が解除されると、排紙トレイ制御部308はコントローラ301に印刷再開許可を送信する(S702)。コントローラ301は、印刷再開許可を受信すると、エンジン制御部302へ印刷開始命令を送信する。エンジン制御部302は、印刷を再開するにあたり、排紙オプション装置200の電力消費の抑制を要求するかどうかを判断する。つまり、プリンタ100が印刷を開始する前に実行する準備動作(前回転動作)に必要な電力量と、排紙オプション装置200が排紙トレイ209を上昇させるために必要な電力量の和が所定の電力量をこえるかどうかを判断する。ここで、準備動作とは例えば定着部103の温度を画像の定着が可能な温度まで昇温させる動作が含まれる。また、所定の電力量とは例えば画像形成システムに設けられた電源が供給可能な最大の電力量である。
排紙オプション装置200の電力消費の抑制を要求する必要があると判断した場合、エンジン制御部302は信号線501を介して排紙トレイ制御部308に動作制限の要求を通知する。そして、準備動作が完了して、排紙オプション装置200の電力消費の抑制が不要になった時点で、エンジン制御部302は信号線501を介して動作制限の解除を通知する。排紙トレイ制御部308は、排紙制御命令を受信すると、エンジン制御部302から通知された動作制限要求を参照する(S703、S704)。このとき、動作制限が解除されている場合には、排紙トレイ制御部308は、排紙トレイ209の上昇を開始する(S705)。動作制限が要求されている場合には、排紙トレイ制御部308は、排紙トレイ上昇を保留し、以降の排紙制御へ進む。以降の動作は、図5と同様であるため、説明を省略する。
以上、説明したように本実施例によれば、実施例1の効果に加えてさらに以下の効果がある。つまり、排紙トレイ209の上昇開始タイミングを遅らせることで、プリンタ100の電力消費が多い場合などにプリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費を抑えることができ、電源を小型化することができる。
[実施例3]
実施例2では、エンジン制御部302からの要求に基づいて、排紙トレイ209の上昇開始タイミングを遅らすことで、プリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費を抑える方法について説明した。実施例3では、エンジン制御部302からの要求に基づいて、リフタモータ214による排紙トレイ209の上昇速度を、全速または半速に切り替えることで、プリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費を抑える方法について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。本実施例の画像形成システムの制御ブロック図は実施例2と同様であるため説明を省略する。
図8は本実施例の満載状態の解除時に印刷を再開するときの画像形成システムの動作を説明するための制御フローである。図8のフローチャートに基づく制御は、排紙トレイ制御部308がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
画像形成システムが満載状態で停止している場合、排紙トレイ制御部308は、ユーザによって紙Sが取り出され、満載状態が解除されるのを待つ(S801)。満載状態が解除されると、排紙トレイ制御部308はコントローラ301に印刷再開許可を送信する(S802)。コントローラ301は、印刷再開許可を受信すると、エンジン制御部302へ印刷開始命令を送信する。エンジン制御部302は、実施例2と同様に、排紙トレイ制御部308に動作制限の要求または解除を通知する。排紙トレイ制御部308は、排紙制御命令を受信すると、エンジン制御部302から通知された動作制限要求を参照する(S803、S804)。このとき、動作制限が解除されている場合には、排紙トレイ209の上昇を全速で行う(S805)。動作制限が要求されている場合には、排紙トレイ制御部308は、排紙トレイ209の上昇を半速で行い、排紙オプション装置200の電力消費を抑える(S806)。以降の動作は、図5と同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施例においてプリンタ100が準備動作を行っている間に排紙トレイ209を全速で上昇させる場合は、プリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費が閾値をこえる関係性となっている。一方、プリンタ100が準備動作を行っている間に排紙トレイ209を半速で上昇させた場合は、プリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費が閾値をこえない関係性となっている。
以上、説明したように本実施例によれば、実施例1の効果に加えてさらに以下の効果がある。つまり、排紙トレイ209の上昇速度を切り替えることで、プリンタ100の電力消費が多い場合などにプリンタ100と排紙オプション装置200の合計の電力消費を抑えることができ、電源を小型化することができる。また、実施例2と比べて、排紙トレイ209の上昇動作が完了するまでのタイミングを早くすることができる。
上記の実施例1乃至3においては、排紙オプション装置200がプリンタ100に対して着脱可能な構成として説明を行ったが、プリンタ100と一体化されていてもよい。その場合は、プリンタ100に設けられた制御部が排紙オプション装置200の制御を行えばよい。
また、上記の実施例1乃至3においては、紙Sが第一の積載部である中間積載トレイ207とジョガー206にまたがった状態で積載される構成について説明した。しかし、これに限定されない。第一の積載部がジョガー206のみで構成され、中間積載トレイ207が存在しない構成であっても本発明を適用することができる。この場合、排紙ローラ205は必ずしも必要ではなく、ジョガー206を受け取り位置から退避位置に移動させることによって、ジョガー206に積載された紙Sを排紙トレイ209へ排紙するようにしてもよい。
また、上記の実施例1乃至3においては、スタック処理のジョブを実行している間に満載状態となった場合を例として説明を行った。しかし、これに限定されない。排紙オプション装置200が整合処理やステイプル処理など他の後処理動作を実行している間に満載状態となった場合にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施例1乃至3においては、一時積載排紙として中間積載トレイ207とジョガー206に紙Sを一時的に積載させる構成を例に説明を行った。しかし、これに限定されない。プリンタ100又は排紙オプション装置200の内部に印刷された紙Sを一時的に積載することができるトレイを別途配置してもよい。つまり、整合処理やステイプル処理で用いるジョガー206に紙Sを積載させなくてもよい。
100 レーザビームプリンタ
101 画像形成部
200 排紙オプション装置
205 排紙ローラ
206 ジョガー
207 中間積載トレイ
209 排紙トレイ
213 満載検知センサ
301 コントローラ
302 エンジン制御部
303 排紙オプション制御部

Claims (12)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が積載される第一の積載部と、
    前記第一の積載部から排出された記録材が積載される第二の積載部であって、積載された記録材の枚数に応じて鉛直方向の下側の位置に移動する前記第二の積載部と、
    前記第二の積載部が鉛直方向において第一の位置よりも下側の第二の位置に移動したことを条件に、前記第二の積載部の満載状態を検知する満載検知手段と、
    前記満載検知手段によって前記第二の積載部の満載状態が検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を停止させる制御手段と、を有する画像形成システムにおいて、
    前記制御手段は、前記第二の積載部の満載状態が解除されたことが検知されると、前記画像形成手段による画像形成動作を開始させ、前記第二の積載部を前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させるよりも前に、前記画像形成手段によって画像が形成された記録材を前記第一の積載部に積載させることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する前に実行する準備動作に必要な電力量と、前記第二の積載部を前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させる上昇動作に必要な電力量に基づいて、前記第二の積載部の上昇動作を開始させるタイミング又は前記第二の積載部を上昇させる速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記準備動作に必要な電力量と、前記第二の積載部の上昇動作に必要な電力量の和が、所定の電力量をこえる場合、前記制御手段は、前記準備動作が完了した後に前記第二の積載部の上昇動作を開始させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記準備動作に必要な電力量と、前記第二の積載部を所定の速度で上昇させる場合に必要な電力量の和が、所定の電力量をこえる場合、前記制御手段は、前記準備動作が実行されている間は、前記第二の積載部を前記所定の速度よりも遅い速度で上昇させ、前記準備動作が完了した後は、前記第二の積載部を前記所定の速度で上昇させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  5. 前記所定の電力量とは、供給可能な最大の電力量であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成手段は、記録材に熱を加えることで、記録材に転写された画像を定着する定着部を含み、前記準備動作は、前記定着部の温度を所定の温度まで上昇させる動作を含むことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第一の積載部は、前記第二の積載部よりも鉛直方向において上側の位置に配置された中間積載部と、記録材の位置を整合する整合部を含み、
    前記整合部は、前記中間積載部の積載面と平行であって、記録材の搬送方向と直交する方向において前記記録材の位置を整合することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記整合部は、前記直交する方向における記録材の一方の端と接触する第一の整合部材と、前記直交する方向における記録材の他方の端と接触する第二の整合部材を含み、
    前記第一の整合部材に対して前記第二の整合部材を前記直交する方向に沿って移動させる、もしくは前記第二の整合部材に対して前記第一の整合部材を前記直交する方向に沿って移動させることにより、前記第一の積載部に積載された記録材の位置を整合することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記第一の積載部に記録材が搬送される場合、前記直交する方向における前記第一の整合部材と前記第二の整合部材の間隔が第一の間隔となるように、前記第一の整合部材もしくは前記第二の整合部材を移動させ、
    前記第一の積載部に積載された記録材を前記第二の積載部へ排出する場合、前記直交する方向における前記第一の整合部材と前記第二の整合部材の前記間隔が前記第一の間隔よりも広い第二の間隔となるように、前記第一の整合部材もしくは前記第二の整合部材を移動させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記制御手段は、前記第二の積載部が前記第二の位置から前記第一の位置に上昇した後、前記第一の整合部材と前記第二の整合部材の前記間隔が前記第二の間隔となるように、前記第一の整合部材もしくは前記第二の整合部材を移動させ、前記第一の積載部に積載された記録材を前記第二の積載部へ排出させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記第一の積載部に積載された記録材を前記第二の積載部へ排出させた後、前記制御手段は、前記第一の整合部材と前記第二の整合部材の前記間隔を前記第二の間隔に維持したまま、後続する記録材を前記第一の積載部へ積載させることなく、前記第二の積載部へと排出させることを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記第一の積載部に積載された記録材と接触する位置と、前記第一の積載部に積載された記録材と接触しない位置に移動可能であり、前記記録材と接触する位置に移動して回転することによって、前記第一の積載部に積載された記録材を前記第二の積載部へ排出する排出手段を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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