JP2017211866A - プログラム、情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】需要者からの未収金の発生時に、仲介者の損失を低減することが可能なプログラム等を提供すること。【解決手段】プログラムは、需要者50に対してユーザ10が有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得し、前記債権の支払いが遅延した理由を取得し、前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定し、該当すると判定した場合には、前記ユーザ10に対して前記債権に対応する金額を支払う処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
電力自由化に伴い、電力の需要者は、料金体系の異なる複数の電気事業者のなかから契約相手を選択することが可能である。需要者と電気事業者との間を仲介し、需要者から使用量に応じた料金を徴収するとともに、電気事業者には定額料金を支払う仲介者の収支を安定させることができる監視装置等が提案されている(特許文献1)。
特開2016−9390号公報
特許文献1の監視装置は、需要者が過去に支払った料金の履歴から予測した使用量に基づいて、各需要者に電力を供給する電気事業者を設定する。しかし、需要者の破産等による未収金の発生に対応することはできない。
一つの側面では、需要者からの未収金の発生時に、仲介者の損失を低減することが可能なプログラム等を提供する。
プログラムは、需要者に対してユーザが有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得し、前記債権の支払いが遅延した理由を取得し、前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定し、該当すると判定した場合には、前記ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う処理をコンピュータに実行させる。
一つの側面では、需要者からの未収金の発生時に、仲介者の損失を低減することが可能になる。
金銭等の流れの概要を示す説明図である。 情報処理システムの構成を示す説明図である。 仲介契約DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 主請求情報DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 副請求情報DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 主請求情報DBの別のサブセットを示す説明図である。 振込結果DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 料金DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 滞留記録DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 債権保証処理のサブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の付帯保証金額DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態2の免除実績DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態2の必要書類DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態2のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の支払額算定のサブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3の情報処理装置の動作を示す機能ブロック図である。 実施の形態4の情報処理システムの構成を示す説明図である。
[実施の形態1]
図1は、金銭等の流れの概要を示す説明図である。供給者30は、電力小売事業者である。需要者50は、一般家庭または法人等である。仲介者10は、供給者30と需要者50との間の取引を仲介する事業者である。仲介者10は、たとえばLP(Liquefied Petroleum)ガスを需要者に供給するLPガス販売事業者である。
図示を省略するが、供給者30、需要者50および仲介者10は、それぞれ複数である。原則として、一人の需要者50は、一つの仲介者10との間で契約を締結する。一つの仲介者10は、複数の需要者50と契約を締結する。また、一つの仲介者10は、一つまたは複数の供給者30と契約を締結する。一つの供給者30は、一つまたは複数の仲介者10と契約を締結する。
組合20は、複数の仲介者10が加盟する団体である。組合20は、たとえば協同組合または共済組合である。
一人の需要者50は、原則として一つの供給者30から電力の供給を受ける。需要者50の電力使用量は、スマートメータにより自動的に供給者30に通知される。供給者30は、通知された電力使用量に基づいて、電気料金を定める。
需要者50は、電力使用量に応じた電気料金を仲介者10に支払う。仲介者10は、需要者50からの電気料金の支払いの有無にかかわらず、需要者50の電力使用量に応じた電気料金を供給者30に支払う。仮に、需要者50が仲介者10に電気料金を支払わなかった場合には、仲介者10は需要者50に対して電気料金を請求する債権を有する。仲介者10は、組合20に組合費を支払う。
供給者30は、需要者50との間の契約を仲介したことに対する仲介手数料を仲介者10に支払う。供給者30は、仲介者10を斡旋したことに対する斡旋手数料を組合20に支払う。仲介手数料および斡旋手数料は、定額または電気料金に応じた金額等である。
いずれの金銭も銀行または信販会社等の金融機関を介した電子決済により決済することが可能である。供給者30と仲介者10との間では、電気料金と仲介手数料とを相殺して、差額の金額のみを決済しても良い。なお、以下の説明では需要者50は、金融機関による自動支払いサービスを使用して料金を支払う場合を例にして説明を行う。
以下の説明においては、需要者50が支払う電気料金と仲介者10が支払う電気料金は同一であり、仲介者10は仲介手数料により収益を得る場合を例にして説明する。なお、需要者50が支払う電気料金は、仲介者10が支払う電気料金に比べて高く設定されていても良い。このようにする場合には、仲介者10は電気料金の差額により収益を得ることたできるので、仲介手数料をゼロにしても良い。
LPガス販売事業者は、ガスボンベの定期的な交換等を行うことにより地域に密着した活動を長年行っている。LPガス販売事業者が仲介者10の役割を担うことにより、地縁の薄い新興の供給者30等であっても、電力小売市場への新規参入を果たしやすい。
一方、LPガス販売事業者は比較的小規模の事業者が多い。そのため、たとえば需要者50の死亡、破産等により料金の支払いが焦げ付いた場合には、経営的なダメージを受けやすい。以下に説明するように、組合20は、本件のプログラム等によりこのようなダメージを軽減する。
組合20は小額短期保険業者等の保険業者であっても良い。組合20が保険業者であり、仲介者10が保険の契約者である場合には、仲介者10は組合20に組合費の代わりに保険料を支払う。
供給者30は、都市ガスを需要者50に供給する都市ガス供給業者、または水を需要者50に供給する水道業者等、電気以外を提供する業者であっても良い。いずれの場合も、需要者50が消費した量については、スマートメータにより自動的に供給者30に通知される。
仲介者10は、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、バス運行会社等の業者であっても良い。いずれの場合も、地域に店舗等の営業基盤を有することが望ましい。
図2は、情報処理システム70の構成を示す説明図である。情報処理システム70は、サーバ21、仲介者クライアント11、供給者クライアント31、金融機関クライアント61、メータ51およびこれらを接続するネットワーク29を備える。
サーバ21は、サーバCPU(Central Processing Unit)22、主記憶装置23、補助記憶装置24、入力部25、表示部26および通信部27を備える。サーバ21は、汎用のパーソナルコンピュータ、汎用のサーバマシン等の情報処理装置である。サーバ21は、組合20により所有または管理される。サーバ21は、本実施の形態の情報処理システム70の情報処理装置の一例である。
サーバCPU22は、本実施の形態に係るプログラムを実行する演算制御装置である。サーバCPU22には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。主記憶装置23は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置23には、サーバCPU22が行う処理の途中で必要な情報およびサーバCPU22で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置24は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置24には、サーバCPU22に実行させるプログラムおよび仲介契約DB(DataBase)41、主請求情報DB42、滞留記録DB46およびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。
入力部25は、マウス、キーボード、タッチパネル、ペンタブレット、マイク等の機器であり、ユーザによる操作をサーバCPU22が受け付ける際に使用する。表示部26は、ディスプレイ、プリンタ、プロッタ等の機器であり、サーバCPU22が行った情報処理の結果等を表示する。通信部27は、ネットワーク29との通信を行うインターフェイスである。
なお、サーバ21は一つまたは複数の大型計算機上で動作する仮想マシンであっても良い。仲介契約DB41および主請求情報DB42は、ネットワーク29を介してサーバ21に接続されたデータサーバ等の記憶装置に記憶されていても良い。各DBは、別々の記憶装置に記憶されていても良い。
仲介者クライアント11は、仲介者10が使用するクライアントである。仲介者クライアント11は、仲介者CPU12、主記憶装置13、補助記憶装置14、入力部15、表示部16および通信部17を備える。仲介者クライアント11は、汎用のパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン等の情報機器である。
仲介者CPU12は、サーバCPU22と協調して本実施の形態に係るプログラムを実行する演算制御装置である。仲介者CPU12には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。仲介者CPU12は、バスを介して仲介者クライアント11を構成するハードウェア各部と接続されている。
補助記憶装置14は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置14には、仲介者CPU12に実行させるプログラム、副請求情報DB43、料金DB44およびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。
主記憶装置13、入力部15、表示部16および通信部17は、サーバ21の対応する各装置と同様であるので説明を省略する。
供給者クライアント31は、供給者30が使用するクライアントである。金融機関クライアント61は、決済を媒介する金融機関が使用するクライアントである。供給者クライアント31および金融機関クライアント61は、汎用のパーソナルコンピュータ、汎用のサーバマシン等の情報処理装置である。これらの構成は、サーバ21と同様であるので、図示および説明を省略する。供給者クライアント31は、供給者CPUを有する。金融機関クライアント61は、金融機関CPUを有する。
メータ51は、各需要者50に設置され、消費電力を測定するスマートメータである。メータ51は、たとえば30分ごとに供給者クライアント31に消費電力を送信する。メータ51には、固有のメータID(IDentification)が付与されている。すなわち、メータIDは、メータ51を介して需要者50と対応付けられる。
図3は、仲介契約DB41のレコードレイアウトを示す説明図である。仲介契約DB41は、仲介契約ID、仲介者10および供給者30を関連づけるDBである。仲介契約DB41は、仲介契約IDフィールド、仲介者フィールドおよび供給者フィールドを有する。
仲介契約IDフィールドには、仲介者10と供給者30とが締結した仲介契約のID番号が記録されている。仲介者フィールドには、仲介契約の一方の当事者である仲介者10の名称が記録されている。供給者フィールドには、仲介契約の他方の当事者である供給者30の名称が記録されている。仲介契約DB41は、一つの仲介契約について、一つのレコードを有する。
図4は、主請求情報DB42のレコードレイアウトを示す説明図である。主請求情報DB42は、仲介契約のID番号、供給者30の名称、仲介者10の名称、メータID、需要者50の口座番号および料金の請求月と金額を関連づけるDBである。
主契約情報DB42は、供給者フィールド、仲介契約IDフィールド、仲介者フィールド、メータIDフィールド、口座番号フィールド、請求月フィールドおよび金額フィールドを有する。
供給者フィールドには、供給者30の名称が記録されている。仲介契約IDフィールドには、仲介契約のID番号が記録されている。仲介者フィールドには、仲介者10の名称が記録されている。メータIDフィールドには、メータIDが記録されている。口座番号フィールドには、需要者50が料金の支払いに使用する口座等の情報が記録されている。請求月フィールドには、電気料金の請求月が記録されている。金額フィールドには、電気料金の金額が記録されている。主契約情報DB42は、1回の料金請求について、一つのレコードを有する。
図5は、副請求情報DB43のレコードレイアウトを示す説明図である。副請求情報DB43は、主請求情報DB42のサブセットである。副請求情報DB43は、図4を使用して説明した主請求情報DB42と同一のフィールドを有する。副請求情報DB43は、主請求情報DB42に記録されたレコードのうち、仲介者クライアント11を管理する仲介者10の名称が仲介者フィールドに記録されたレコードと同一のレコードを有する。
図6は、主請求情報DB42の別のサブセットを示す説明図である。図6に示すサブセットには、主請求情報DB42に記録されたレコードのうち、特定の供給者30の名称および特定の条件の口座情報が記録されたレコードのみが含まれている。
図7は、振込結果DBのレコードレイアウトを示す説明図である。振込結果DBは、需要者50に対して請求した電気料金と需要者50からの入金状況とを関連づけるDBである。
振込結果DBは、供給者フィールド、仲介契約IDフィールド、仲介者フィールド、メータIDフィールド、口座番号フィールド、請求月フィールド、金額フィールドおよび入金日フィールドを有する。
供給者フィールドには、供給者30の名称が記録されている。仲介契約IDフィールドには、仲介契約のID番号が記録されている。仲介者フィールドには、仲介者10の名称が記録されている。メータIDフィールドには、メータIDが記録されている。口座番号フィールドには、需要者50が料金の支払いに使用する口座等の情報が記録されている。請求月フィールドには、電気料金の請求月が記録されている。金額フィールドには、電気料金の金額が記録されている。入金日フィールドには、仲介者10に対して電気料金の入金が行われた日付が記録されている。入金が行われていない場合には、入金日フィールドは空欄である。
振込結果DBは、1回の料金請求について、一つのレコードを有する。振込結果DBは、金融機関CPUが作成し、金融機関クライアント61の補助記憶装置に記憶される。
図8は、料金DB44のレコードレイアウトを示す説明図である。料金DB44は、需要者50の電気料金、支払日、未払理由および回収不能報告の有無とを関連づけるDBである。
料金DB44は、仲介者フィールド、仲介契約IDフィールド、供給者フィールド、メータIDフィールド、口座番号フィールド、請求月フィールド、金額フィールド、支払日フィールド、未払理由フィールドおよび回収不能報告フィールドを有する。
仲介者フィールドには、仲介者10の名称が記録されている。仲介契約IDフィールドには、仲介契約のID番号が記録されている。供給者フィールドには、供給者30の名称が記録されている。メータIDフィールドには、メータIDが記録されている。口座番号フィールドには、需要者50が料金の支払いに使用する口座等の情報が記録されている。請求月フィールドには、電気料金の請求月が記録されている。金額フィールドには、電気料金の金額が記録されている。支払日フィールドには、仲介者10に対して電気料金の支払いが行われた日付が記録されている。支払いが行われていない場合には、支払日フィールドは空欄である。
未払理由フィールドには、支払いが行われていない理由が記録されている。理由が不明である場合および支払期日内に支払いが行われた場合は、未払理由フィールドは空欄である。回収不能報告フィールドには、電気料金に関する債権の回収が不能であるという報告の有無が記録されている。債権の回収が不能である場合とは、たとえば需要者50の死亡、行方不明または、破産等の理由により、電気料金を回収することができない場合である。料金DB44は、1回の料金請求について、一つのレコードを有する。
図9は、滞留記録DB46のレコードレイアウトを示す説明図である。滞留記録DB46は、仲介者10が需要者50に対して有する債権のうち、支払いが滞った債権の内容、未払理由、回収不能判定の有無、債権保証の可否判定結果および債権保証による支払金額を関連づけるDBである。
滞留記録DB46は、仲介契約IDフィールド、仲介者フィールド、供給者フィールド、メータIDフィールド、請求月フィールド、金額フィールド、未払理由フィールド、回収不能フィールド、保証判定フィールドおよび支払済額フィールドを有する。
仲介契約IDフィールドには、仲介契約のID番号が記録されている。仲介者フィールドには、仲介者10の名称が記録されている。供給者フィールドには、供給者30の名称が記録されている。メータIDフィールドには、メータIDが記録されている。請求月フィールドには、電気料金の請求月が記録されている。金額フィールドには、電気料金の金額が記録されている。
未払理由フィールドには、支払いが滞留した理由が記録されている。理由が不明である場合は、未払理由フィールドは空欄である。回収不能報告フィールドには、債権の回収が不能であるという報告の有無が記録されている。保証判定フィールドは、組合20が債権の支払いを保証する条件が満たされているか否かが記録されている。支払済額フィールドには、組合20が保証のために仲介者10に支払った金額が記録されている。滞留記録DB46は、1件の滞留している支払いについて、一つのレコードを有する。
図1から図9を使用して、データおよび金銭の流れの概要を説明する。供給者CPU12は、メータ51から取得した電力使用量に基づいて、各需要者50の電気料金を算出する。供給者CPU12は、需要者50が利用する金融機関ごとに分けて、料金自動支払いサービスによる支払いを請求する。
図6を使用して、供給者CPU12が金融機関CPUに対して送信するデータの例を説明する。図6は、「SSS」という名称の供給者30が管理する供給者CPU12が、「第1銀行GG支店」という名称の金融機関が管理する金融機関CPUに送信する、「2016年3月」分のデータの例を示す。図6に示すように、供給者CPU12は、複数の仲介者10がそれぞれ仲介した需要者50の電気料金を、金融機関CPUに送信する。
供給者CPU12は、仲介者10ごとに分けて、仲介者CPU12に電気料金データを通知する。仲介者CPU12は、受信した電気料金データを副請求情報DB43に記録する。
図5を使用して、供給者CPU12が仲介者CPU12に対して送信するデータの例を説明する。図5は、「SSS」という名称の供給者30が管理する供給者CPU12が、「AAA」という名称の仲介者10が管理する仲介者CPU12に対して送信する、「2016年3月」分のデータの例を示す。図5に示すように、供給者CPU12は、一つの仲介者10が仲介した需要者50の電気料金を仲介者CPU12に送信する。仲介者CPU12は、複数の供給者CPU12から受信したデータを、副請求情報DB43に記録する。すなわち、副請求情報DB43には、供給者フィールドに記録された供給者30の名称が異なる複数のシートが記録される。
供給者CPU12は、サーバCPU22に、電気料金データを送信する。サーバCPU22は、受信した電気料金データを主請求情報DB42に記録する。サーバCPU22は、受信した電気料金データに基づいて斡旋手数料を算出し、供給者CPU12に請求データを送信する。
図4を使用して、供給者CPU12がサーバCPU22に対して送信するデータの例を説明する。図4は、「SSS」という名称の供給者30が、サーバCPU22に対して送信する、「2016年3月」分のデータを示す。図4に示すように、供給者CPU12は、すべての仲介者10および金融機関に関するデータを、一括してサーバCPU22に送信する。サーバCPU22は、複数の供給者CPU12から受信したデータを、主請求情報DB42に記録する。すなわち、主請求情報DB42には、供給者フィールドに記録された供給者30の名称が異なる複数のシートが記録される。
各金融機関CPUは、請求に基づいて各需要者50の電気料金を仲介者10の口座に振り込む。公共料金の自動支払処理は従来から行われているので、詳細については説明を省略する。金融機関CPUは、図7を使用して説明した振込結果DBに振込の結果を記録する。金融機関CPUは、振込結果DBに記録したデータを、仲介者CPU12に送信する。
図7を使用して、金融機関CPUが仲介者CPU12に送信するデータの例を説明する。図7は、「第1銀行GG支店」という名称の金融機関が管理する金融機関CPUが、「AAA」という名称の仲介者10が管理する仲介者CPU12に対して送信する料金振込の結果を示す。図7に示すように、金融機関CPUは、それぞれの供給者CPU12から受信したデータに基づいて行った振込処理のうち、仲介者10「AAA」に対する振込処理のデータを抽出して、送信する。なお、振込を行えた場合には、金融機関CPUは、入金日フィールドに入金日を記録する。残高不足等の理由により、振込処理を行えなかった場合には、金融機関CPUは、入金日フィールドを空欄のままにする。
仲介者CPU12は、金融機関CPUからデータに基づいて、図8を使用して説明した料金DB44にレコードを追加する。料金DB44に記録したレコードを参照して、仲介者CPU12は、入金日フィールドに入金日が記録されているレコードについては、金額フィールドに記録されている金額に対応する電気料金を供給者30に支払う処理を行う。
仲介者CPU12は、入金日フィールドに入金日が記録されていないレコードについては、金額フィールドに記録されている金額に対応する電気料金を立て替えて供給者30に支払う処理を行う。仲介者CPU12は、立替払いを行ったレコードをサーバCPU22に送信する。滞留記録DB46に記録する。サーバCPU22は、受信したレコードに基づいて滞留記録DB46にレコードを追加する。
需要者50から仲介者10に対する電気料金の支払状況が、各仲介者クライアント11の料金DB44に記録される。各仲介者10が立替処理を行った電気料金に関する情報が、まとめて滞留記録DB46に記録される。
以上に説明した処理は、供給者31の電気料金請求日ごとに行われる。なお、供給者CPU12は、一人の需要者50の電気料金を算出するごとに、金融機関CPUに自動振込処理の請求を行っても良い。
仲介者10は、地域に密着して営業している利点を生かして、料金DB44に未払い金の存在が記録されている需要者50を訪問し、未払料金を回収するとともに、回収が困難な場合には未払理由、今後の回収見込みの有無等を判断する。訪問は、たとえばLPガスボンベの交換の際に行うことができる。
仲介者10は、料金を回収した場合には、入力部15を介して料金DB44に支払日を入力する。仲介者10は、未払理由が判明した場合には、未払理由報告書を作成する。仲介者10は、所定の回収不能事象に該当すると思われる場合には、回収不能報告書を作成する。所定の回収不能事象は、たとえば需要者50の世帯主の死亡、行方不明または破産である。
仲介者CPU12は、仲介者10から料金の支払日、未払理由報告書および回収不能報告書を取得し、料金DB44の支払日フィールド、未払理由フィールドおよび回収不能報告フィールドに記録する。
サーバCPU22は、滞留記録DB46の支払日フィールドを参照して、未払いのレコードを抽出する。サーバCPU22は、抽出したレコードの供給者フィールドを参照して、対応する供給者CPU12に未払理由および回収不能報告の有無を問い合わせる。
供給者CPU12は、料金DB44を参照して対応するレコードの未払理由フィールドおよび回収不能報告フィールドに記録されているデータの有無およびデータが記録されている場合にはそのデータをサーバCPU22に送信する。サーバCPU22は、受信したデータを用いて滞留記録DB46を更新する。
供給者CPU12は、所定の条件を満たす場合に、債権保証処理を行ない、未払いとなっている最大3ヶ月分の電気料金のうち90パーセントを仲介者10に支払う。これにより需要者50の死亡等に起因する、仲介者10の経営的なダメージが軽減される。
なお、債権保証処理による支払金額の割合は例示である。90パーセント以外の任意の割合にすることができる。未払いとなっている料金から所定の金額を差し引いた金額としても良い。未払いとなっている料金に、さらに所定の利息をつけた金額としても良い。債権保証処理の対象とする未払い料金の最大月数は3ヶ月分よりも多くしても少なくしても良い。
図10は、プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。図10には、供給者30が電力使用量に基づいて定めた電気料金を徴収する処理の流れを、仲介者CPU12が行う処理を中心として示す。図10を使用して、プログラムの処理の流れを説明する。
供給者CPU12は、メータ51から取得した電力使用量に基づいて、各需要者50の電気料金を算出する(ステップS501)。供給者CPU12は、ステップS501で算出した料金を需要者50が利用する金融機関ごとに分けて、料金自動支払いサービスによる支払請求データを送信する(ステップS502)。
金融機関CPUは、支払請求データを受信し、請求処理を行う(ステップS581)。具体的には、金融機関CPUは、口座番号フィールドに記録されたそれぞれの需要者50の口座から、仲介者フィールドに記録された仲介者10の口座に、金額フィールドに記録された金額を移動させる。
供給者CPU12は、ステップS501で算出した料金を仲介者10ごとに分けて、仲介者CPU12に送信する(ステップS503)。仲介者CPU12は、受信したデータを副請求情報DB43に記録する(ステップS561)。
供給者CPU12は、ステップS501で算出した料金をまとめてサーバCPU22に送信する(ステップS504)。サーバCPU22は、受信したデータを主請求情報DB42に記録する(ステップS521)。
ステップS581の処理の終了後、金融機関CPUは請求処理の結果を仲介者CPU12に送信する(ステップS582)。仲介者CPU12は、受信したデータを料金DB44に記録する(ステップS562)。
仲介者CPU12は、カウンタIを初期値1に設定する(ステップS563)。仲介者CPU12は、ステップS562で料金DB44に記録したレコードからI番目のレコードを取得する。仲介者CPU12は、取得したレコードの支払日フィールドを参照して需要者50から仲介者10への入金が行われているか否かを判定する(ステップS564)。I番目のレコードの支払日フィールドに支払日の記録があり、需要者50からの入金が行われている場合(ステップS564でYES)、仲介者CPU12は供給者30に対し電気料金を出金する処理を行う(ステップS565)。
I番目のレコードの支払日フィールドに支払日の記録がなく、需要者50からの入金が行われていない場合(ステップS564でNO)、仲介者CPU12は供給者30に対し電気料金を立替払いする処理を行う(ステップS566)。仲介者CPU12は、I番目のレコードをサーバCPU22に送信する(ステップS567)。サーバCPU22は、受信したレコードに基づいて滞留記録DB46にレコードを作成して、記録する(ステップS522)。
なお、図10では図示を省略するが、仲介者10と供給者30との間の決済は、金融機関CPUを介して行う。この際、金融機関は需要者50が支払いに使用している金融機関と同一の金融機関でも、異なる金融機関でも良い。
ステップS565またはステップS567の終了後、仲介者CPU12はステップS562で料金DB44に記録したすべてのレコードの処理が終了したか否かを判定する(ステップS568)。終了したと判定した場合(ステップS568でYES)、仲介者CPU12は処理を終了する。終了していないと判定した場合、仲介者CPU12はカウンタIに1を加算する(ステップS569)。仲介者CPU12はステップS564に戻る。
図11は、プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。図10には、たとえば夜間等に定期的に実行する処理の流れを、サーバCPU22が行う処理を中心として示す。図11を使用して、プログラムの処理の流れを説明する。
サーバCPU22は、カウンタIに初期値1を設定する(ステップS601)。サーバCPU22は、滞留記録DB46からI番目のレコードを取得する(ステップS602)。サーバCPU22は、取得したレコードの支払済額フィールドを参照して、債権保証の支払いが済んでいるか否かを判定する(ステップS603)。
支払済ではないと判定した場合(ステップS603でNO)、サーバCPU22は、取得したレコードを対応する仲介者CPU12に送信する(ステップS604)。
仲介者CPU12はレコードを受信する(ステップS621)。仲介者CPU12は、受信したレコードのメータIDフィールドおよび請求月フィールドをキーとして料金DB44を検索し、対応するレコードを抽出する。仲介者CPU12は、抽出した料金レコードをサーバCPU22に送信する(ステップS622)。
サーバCPU22は料金レコードを受信する(ステップS605)。サーバCPU22は、受信した料金レコードの支払日フィールドに支払日が記録されているか否かを判定する(ステップS606)。支払日が記録されていると判定した場合(ステップS606でYES)、サーバCPU22はステップS602で取得したレコードを滞留記録DB46から削除する(ステップS607)。
支払日が記録されていないと判定した場合(ステップS606でNO)、サーバCPU22は、受信した料金レコードの未払理由フィールドに未払理由が記録されているか否かを判定する(ステップS608)。未払理由が記録されていると判定した場合(ステップS608でYES)、サーバCPU22は処理中の滞留記録レコードの未払理由フィールドに未払理由を記録する。サーバCPU22は、受信した料金レコードの回収不能報告フィールドに回収不能報告が記録されているか否かを判定する(ステップS609)。
回収不能報告が記録されていると判定した場合(ステップS609でYES)、サーバCPU22は処理中の滞留記録レコードの回収不能フィールドに回収不能報告を記録する。サーバCPU22は、債権保証処理のサブルーチンを起動する(ステップS610)。債権保証処理のサブルーチンは、所定の条件を満たす場合に仲介者10が需要者50に対して有する債権に対応する金額を、仲介者10に支払う処理を行うサブルーチンである。債権保証処理のサブルーチンの処理の流れは後述する。
債権保証の支払済であると判定した場合(ステップS603でYES)、ステップS607の終了後、未払理由が記録されていないと判定した場合(ステップS608でNO)、回収不能報告が記録されていないと判定した場合(ステップS609でNO)またはステップS610の終了後、サーバCPU22は滞留記録DB46のすべてのレコードの処理が終了したか否かを判定する(ステップS611)。
終了していないと判定した場合(ステップS611でNO)、サーバCPU22はカウンタIに1を加算する(ステップS612)。サーバCPU22はステップS602に戻る。終了したと判定した場合(ステップS611でYES)、サーバCPU22は処理を終了する。
図12は、債権保証処理のサブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。債権保証処理のサブルーチンは、所定の条件を満たす場合に仲介者10が需要者50に対して有する債権に対応する金額を、仲介者10に支払う処理を行うサブルーチンである。図12を使用して、債権保証処理のサブルーチンの処理の流れを説明する。
サーバCPU22は、処理中の滞留記録レコードの未払理由フィールドを参照して、債権保証理由に該当するか否かを判定する(ステップS641)。債権保証理由は、たとえば需要者50の世帯主の死亡、行方不明または破産である。
保証理由に該当すると判定した場合(ステップS641でYES)、サーバCPU22は債権を抽出する(ステップS642)。具体的には、サーバCPU22は、処理中のレコードのメータIDフィールドに記録されたメータIDをキーとして滞留記録DB46を検索してレコードを抽出する。サーバCPU22は、抽出したレコードのうち、支払済額フィールドに金額が記録されていないレコードを再抽出する。サーバCPU22は、再抽出したレコードのうち、古いほうからたとえば3ヶ月分のレコードを再々抽出する。
サーバCPU22は、仲介者10への支払額を算出する(ステップS643)。具体的には、サーバCPU22はステップS642で再々抽出したレコードの金額フィールドに記録されている金額に係数0.9を乗じた金額を算出する。サーバCPU22は、各レコードの支払済額フィールドに金額額を記録する。
サーバCPU22は、ステップS643で算出した支払額の合計を仲介者10に支払う処理を行う(ステップS644)。サーバCPU22は、その後処理を終了する。
保証理由に該当しないと判定した場合(ステップS641でNO)、サーバCPU22は処理中のレコードを滞留記録DB46から削除する(ステップS645)。サーバCPU22は、その後処理を終了する。
本実施の形態によると、需要者50からの未収金の発生時に、仲介者10の損失を低減することが可能になる。また、供給者30は需要者50の状況によらず供給した電力に対する料金を確実に回収することができる。そのため、地縁の薄い新興の供給者30等であっても、電力小売市場への新規参入を果たしやすい。
[実施の形態2]
本実施の形態は、需要者50に所定の事由が生じた場合に、電気料金の支払免除および見舞金の支給を行う情報処理システム70等に関する。以後の説明では、支払免除および見舞金の支給を行うサービスを、付帯保証サービスと記載する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図13は、実施の形態2の付帯保証金額DBのレコードレイアウトを示す説明図である。付帯保証金額DBは、本情報処理システム70により電気料金を支払う需要者50に対して電気料金を免除する条件と、免除する電気料金の上限額とを関連づけるDBである。付帯保証金額DBは、理由フィールド、条件フィールド、免除金額上限フィールド、対象月数フィールドおよび見舞金額フィールドを有する。
理由フィールドには、支払免除または見舞金支給を行う理由が記録されている。条件フィールドには、支払免除または見舞金支給を行う条件が記録されている。免除金額上限フィールドには、条件が満たされた場合に免除する電気料金の上限が記録されている。対象月数フィールドには、条件が満たされた場合に免除する電気料金の月数が記録されている。見舞金額フィールドには、条件が満たされた場合に支給する見舞金の金額が記録されている。
具体例を挙げて説明する。たとえば、需要者50が20日以上40日未満の入院をした場合、15000円を上限として1ヶ月分の電気料金を免除する。また、需要者50が被災者生活再建支援法の対象になった場合には、40000円の見舞金を支給する。
図14は、実施の形態2の免除実績DBのレコードレイアウトを示す説明図である。免除実績DBは、需要者50のメータIDと、電気料金免除理由、免除対象月および免除金額を記録するDBである。免除実績DBは、年度フィールド、仲介契約IDフィールド、仲介者フィールド、供給者フィールド、メータIDフィールド、理由フィールド、対象月フィールドおよび金額フィールドを有する。
年度フィールドには、記録対象の保証年度が記録されている。保証年度は、電気料金の免除を決定した日付を基準に定める。なお、免除した電気料金の請求日または支払期日を基準に保証年度を定めても良い。
仲介契約IDフィールドには、仲介契約のID番号が記録されている。仲介者フィールドには、仲介者10の名称が記録されている。供給者フィールドには、供給者30の名称が記録されている。メータIDフィールドには、メータIDが記録されている。理由フィールドには、電気料金を免除した理由が記録されている。対象月フィールドには、免除した電気料金の対象月が記録されている。金額フィールドには免除した電気料金の金額が記録されている。免除実績DBは一人の需要者50の1ヶ月の電気料金の免除について、一つのレコードを有する。
図15は、実施の形態2の必要書類DBのレコードレイアウトを示す説明図である。必要書類DBは、電気料金の支払免除および見舞金支給の理由と、それぞれに必要な書類とを関連づけるDBである。必要書類DBは、理由フィールドと必要書類フィールドを有する。理由フィールドには、支払免除および見舞金支給の理由が記録されている。必要書類フィールドには、必要書類のリストが記録されている。
図1、図4および図13から図15を使用して、データおよび金銭の流れの概要を説明する。地域に密着して営業している仲介者10は、需要者50の入院、失業等に関する情報を入手することができる。また、仲介者10は、営業地域で発生した自然災害に関する情報も、入手することができる。以後の説明では、入院、失業、自然災害等をまとめて事故と記載する。仲介者10は、入力部15を介して仲介者CPU12に事故に関する情報および必要な書類等を入力する。
仲介者CPU12は、サーバCPU22に事故の発生を通知する。サーバCPU22は、事故の内容を判定する。事故が条件を満たす自然災害である場合には、サーバCPU22は図13を使用して説明した付帯保証金額DBに基づいて見舞金を支払うと判定する。
事故が需要者50の入院または失業である場合には、サーバCPU22は付帯保証金額DBに示された上限金額および月数の範囲内かつ所定の年度内上限金額の範囲内で、需要者50の電気料金を免除する処理を行う。所定の年度内上限金額は、たとえば40000円である。
具体的には、需要者50が免除対象の電気料金を支払済である場合には、サーバCPU22は需要者50に電気料金を返金する処理を行う。需要者50が電気料金を支払わず、仲介者10が立替処理を行っていない場合には、サーバCPU22は需要者50の電気料金の支払いを免除し、以後の請求を取りやめる処理を行う。需要者50が電気料金を支払わず、仲介者10が立替済である場合には、サーバCPU22は仲介者10に電気料金を返金する処理を行う。サーバCPU22は、免除した電気料金を免除実績DBに記録する。
図16は、実施の形態2のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。図16を使用して、プログラムの処理の流れを説明する。
仲介者CPU12は、入力部15を介して取得した情報に基づいて、サーバCPU22に事故の発生を通知する(ステップS661)。サーバCPU22は、通知を受信する(ステップS671)。
サーバCPU22は、事故が自然災害であるか否かを判定する(ステップS672)。自然災害であると判定した場合(ステップS672でYES)、サーバCPU22は事故が見舞金支給対象の自然災害であるか否かを判定する(ステップS673)。具体的には、サーバCPU22は仲介者CPU12から取得した情報が、付帯保証金額DBの条件フィールドに記録された「被災者生活再建支援法対象」の条件を満たすか否かを判定する。
なお、サーバCPU22は需要者50の住所等に基づいて、需要者50が「被災者生活再建支援法対象」であるか否かを判定しても良い。このようにすることにより、広域かつ甚大な災害である場合にも速やかに需要者50に対する見舞金の支払処理を行うことができる。
サーバCPU22は、見舞金を仲介者10の口座に振り込む処理をしても良い。たとえばLPガスボンベの点検のために仲介者10が需要者50を訪問する際に、現金で見舞金を持参する。このようにすることにより、需要者50と仲介者10との間の信頼関係の構築に寄与することができる。
支給対象であると判定した場合(ステップS673でYES)、サーバCPU22は付帯保証金額DBの見舞金フィールドに記録された金額を、需要者50の口座に振り込む処理を行う(ステップS674)。支給対象でないと判定した場合(ステップS673でNO)およびステップS674の終了後、サーバCPU22は処理を終了する。
事故が自然災害ではないと判定した場合(ステップS672でNO)、サーバCPU22は需要者50のメータIDをキーとして、支払実績DBから当該年度の支払実績レコードを抽出する。サーバCPU22は、抽出したレコードの金額フィールドに記録されている支払済の金額の合計を算出し、年度内上限金額に達しているか否かを判定する(ステップS681)。上限金額に達していると判定した場合(ステップS681でYES)、サーバCPU22は処理を終了する。
上限金額に達していないと判定した場合(ステップS681でNO)、サーバCPU22は事故の理由をキーとして必要書類DBを検索してレコードを抽出する。サーバCPU22は必要書類フィールドに記録されているリストを取得する(ステップS682)。
サーバCPU22は、リストに記載された書類を仲介者CPU12に要求する(ステップS683)。仲介者CPU12は、要求を受信する(ステップS662)。仲介者CPU12は、事前に仲介者10により入力された書類のデータを取得し、サーバCPU22に送信する(ステップS663)。
サーバCPU22は、書類を受信する(ステップS684)。サーバCPU22は、受信した書類の書式および記載事項を審査する(ステップS685)。サーバCPU22は、電気料金免除の対象であるか否かを判定する(ステップS686)。具体的には、サーバCPU22は、事故が付帯保証金額DBの条件フィールドの条件に該当する場合に、電気料金免除の対象であると判定する。
対象ではないと判定した場合(ステップS686でNO)、サーバCPU22は処理を終了する。対象であると判定した場合(ステップS686でYES)、サーバCPU22は支払額算定のサブルーチンを起動する(ステップS687)。支払額算定のサブルーチンは、需要者50の電気料金を免除するために、組合20が支払う金額を算定するサブルーチンである。支払額算定のサブルーチンの処理の流れは後述する。
サーバCPU22は、需要者50が未払いの電気料金があるか否かを判定する(ステップS688)。具体的には、需要者50のメータIDをキーとして滞留記録DB46を検索してレコードを抽出する。レコードが抽出されない場合、サーバCPU22は未払いの電気料金がないと判定する。
未払いの電気料金がないと判定した場合(ステップS688でNO)、サーバCPU22は支払額を需要者50の口座に振り込む処理を行う(ステップS689)。未払いの電気料金があると判定した場合(ステップS688でYES)、サーバCPU22はその料金に対して実施の形態1で説明した債権保証済であるか否を判定する(ステップS690)。具体的には、抽出したレコードの支払済額フィールドに金額が記録されている場合には、サーバCPU22は債権保証済であると判定する。
債権保証済でないと判定した場合(ステップS690でNO)、仲介者10が立替払いを行っている状態である。サーバCPU22は、支払額を仲介者10の口座に振り込む処理を行う(ステップS691)。
債権保証済であると判定した場合(ステップS690でYES)、サーバCPU22は電気料金と債権保証額との差額を仲介者10に支払う処理を行う(ステップS692)。具体的には、サーバCPU22は抽出したレコードの金額フィールドに記録されている金額と支払済額フィールドに記録されている金額との差額を仲介者10の口座に振り込む処理を行う。
ステップS689、ステップS691またはステップS692の終了後、サーバCPU22は免除実績DBに支払額を記録する(ステップS693)。サーバCPU22は、その後処理を終了する。
図17は、実施の形態2の支払額算定のサブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。支払額算定のサブルーチンは、需要者50の電気料金を免除するために、組合20が支払う金額を算定するサブルーチンである。図17を使用して、支払額算定のサブルーチンの処理の流れを説明する。
サーバCPU22は、図13を使用して説明した付帯保証金額DBより検討中の事故に対応するレコードを取得する。サーバCPU22は取得したレコードの免除金額上限フィールドおよび対象月数フィールドより、1回の事故で免除する電気料金の上限額および免除する月数を取得する(ステップS701)。
サーバCPU22は、需要者50のメータIDをキーとして図4を使用して説明した主請求情報DB42を検索して、需要者50の電気料金が記録されたレコードを抽出する。サーバCPU22は、抽出したレコードから事故の発生した月から免除月数分のレコードを再抽出する。サーバCPU22は、再抽出したレコードの金額フィールドから、需要者50の免除対象月の電気料金を取得する(ステップS702)。
サーバCPU22は、免除対象月の電気料金の合計額を算出する(ステップS703)。サーバCPU22は、合計額がステップS701で取得した上限額以下であるか否かを判定する(ステップS704)。上限額以下である場合(ステップS704でYES)、サーバCPU22は、支払額はステップS703で算出した合計額であると判定する(ステップS705)。上限額を超える場合(ステップS704でNO)、サーバCPU22は、支払額はステップS701で取得した上限額であると判定する(ステップS706)。
サーバCPU22は、需要者50のメータIDおよび年度をキーとして図14を使用して説明した免除実績DBからレコードを抽出する。抽出されたレコードが存在する場合は、同じ需要者50が同じ年度内に既に電気料金の免除を受けている。サーバCPU22は、抽出したレコードの金額フィールドに記録された金額を合計して、同一年度の免除済額を算出する(ステップS707)。
サーバCPU22は、ステップS705またはステップS706で判定した支払額と、ステップS707で算出した免除済額の合計値を算出する(ステップS708)。サーバCPU22は、合計値が所定の年度内上限金額以下であるか否かを判定する(ステップS709)。
年度内上限金額以下であると判定した場合(ステップS709でYES)、サーバCPU22は処理を終了する。年度内上限金額を超えると判定した場合(ステップS709でNO)、サーバCPU22は、年度内上限金額からステップS707で算出した免除済額を減算した金額が支払額であると判定する(ステップS710)。その後、サーバCPU22は処理を終了する。
本実施の形態によると、需要者50に入院、失業等の事故が生じた場合に電気料金を免除し、自動振込等により支払済である場合には返金処理を行う情報処理システム70を提供することができる。さらに、需要者50が大きな自然災害の被災者となった場合に、見舞金を支給する処理を行う情報処理システム70を提供することができる。
なお、図13に示す電気料金免除の理由、条件等および図15に示す必要書類はいずれも例示である。
[実施の形態3]
図18は、実施の形態3の情報処理装置21の動作を示す機能ブロック図である。情報処理装置21は、サーバCPU22による制御に基づいて以下のように動作する。
第1取得部91は、需要者50に対してユーザ10が有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得する。第2取得部92は、債権の支払いが遅延した理由を取得する。判定部93は、第2取得部92が取得した理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定する。判定部93が該当すると判定した場合には、支払部94は、ユーザ10に対して債権に対応する金額を支払う。
[実施の形態4]
実施の形態4は、汎用のコンピュータとプログラム47とを組み合わせて動作させることにより、本実施の形態の情報処理システム70を実現する形態に関する。図19は、実施の形態4の情報処理システム70の構成を示す説明図である。図19を使用して、本実施の形態の構成を説明する。なお、実施の形態1と共通する部分の説明は省略する。
本実施の形態の情報処理システム70は、サーバ21、仲介者クライアント11、供給者クライアント31、金融機関クライアント61、メータ51およびこれらを接続するネットワーク29を備える。
サーバ21は、サーバCPU22、主記憶装置23、補助記憶装置24、入力部25、表示部26、通信部27および読取部28を備える。読取部28は、可搬型記録媒体48を読み取る装置であり、具体的にはたとえばSD(Secure Digital)カードスロット、光学ディスクドライブまたはUSB(Universal Serial Bus)ポート等である。
プログラム47は、可搬型記録媒体48に記録されている。サーバCPU22は、読取部28を介してプログラム47を読み込み、補助記憶装置24に保存する。またサーバCPU22は、コンピュータ内に実装されたフラッシュメモリ等の半導体メモリ49に記憶されたプログラム47を読出しても良い。さらに、サーバCPU22は、通信部27およびネットワーク29を介して接続される図示しない他のサーバコンピュータからプログラム47をダウンロードして補助記憶装置24に保存しても良い。
サーバCPU22は、プログラム47のうち仲介者CPU12が実行する部分を仲介者クライアント11に送信する。サーバCPU22は、プログラム47のうち供給者CPUが実行する部分を供給者クライアント31に送信する。サーバCPU22は、プログラム47のうち金融機関CPUが実行する部分を金融機関クライアント61に送信する。
プログラム47は、サーバ21の制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置23にロードして実行される。仲介者クライアント11が受信したプログラム47は、仲介者クライアント11の制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置13にロードして実行される。同様に、供給者クライアント31および金融機関クライアント61が受信したプログラム47も、供給者クライアント31のおよび金融機関クライアント61の制御プログラムとしてインストールされ、図示しない主記憶装置にロードして実行される。これにより、サーバ21、仲介者クライアント11、供給者クライアント31および金融機関クライアント61は上述した情報処理システム70として機能する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 仲介者(ユーザ)
11 仲介者クライアント
12 仲介者CPU
13 主記憶装置
14 補助記憶装置
15 入力部
16 表示部
17 通信部
20 組合
21 サーバ(情報処理装置)
22 サーバCPU
23 主記憶装置
24 補助記憶装置
25 入力部
26 表示部
27 通信部
28 読取部
29 ネットワーク
30 供給者
31 供給者クライアント
41 仲介契約DB
42 主請求情報DB
43 副請求情報DB
44 料金DB
45 入金情報DB
46 滞留記録DB
47 プログラム
48 可搬型記憶媒体
49 半導体メモリ
50 需要者
51 メータ
61 金融機関クライアント
70 情報処理システム

Claims (6)

  1. 需要者に対してユーザが有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得し、
    前記債権の支払いが遅延した理由を取得し、
    前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定し、
    該当すると判定した場合には、前記ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記債権は、前記需要者の電気料金に関する債権であり、
    前記所定の遅延理由は、前記需要者の死亡、行方不明または破産である
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 需要者に発生した事象を取得し、
    前記事象が前記需要者の入院または失業に該当するか否かを判定し、
    該当すると判定した場合に、前記需要者に対してユーザが有する債権の金額を取得し、
    前記需要者が前記債権を支払済であるか否かを判定し、
    支払済であると判定した場合には、需要者に対して前記債権に対応する金額を支払い、
    支払済でないと判定した場合には、ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う
    請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 需要者に対してユーザが有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得し、
    前記債権の支払いが遅延した理由を取得し、
    前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定し、
    該当すると判定した場合には、前記ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う
    処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
  5. 需要者に対してユーザが有する支払期限が過ぎた債権の金額を取得する第1取得部と、
    前記債権の支払いが遅延した理由を取得する第2取得部と、
    前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定する判定部と、
    該当すると判定した場合に前記ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う支払部と
    を備える情報処理装置。
  6. 需要者にインフラを供給する供給者、前記需要者と前記供給者との間の料金収受を仲介するユーザおよび複数の前記ユーザが加入する組合の各情報処理装置をネットワークを介して接続して行う情報処理方法において、
    前記供給者の情報処理装置は、前記需要者のインフラ使用状況に応じた料金情報を前記ユーザの各情報処理装置に送信し、
    前記ユーザの情報処理装置は、前記料金情報に基づいて前記供給者に対して料金を支払う処理を行うとともに、前記需要者からユーザに対する料金の支払状況を取得し、
    前記需要者から前記ユーザに対する料金の支払いが行われていない場合には、前記ユーザの情報処理装置は前記組合の情報処理装置に需要者に対する債権に関する情報を送信し、
    前記組合の情報処理装置は、前記債権の支払が遅延した理由を取得して、前記理由が所定の遅延理由に該当するか否かを判定し、
    該当すると判定した場合には、前記組合の情報処理装置は、前記ユーザに対して前記債権に対応する金額を支払う処理を実行する情報処理方法。
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