JP2017211543A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】固体光源から射出された光を少ない損失で外部に射出し有効利用することが可能な光源装置、およびプロジェクターを提供する。
【解決手段】第1面を有する基板101と、第1面に設けられた補助基板102と、補助基板の上面である第2面102aに設けられ、第2面に対して略平行に光を射出する固体光源103と、固体光源から射出された光を第1面から遠ざける方向に偏向する光学素子104と、を有し、基板は、金属材料を形成材料とし、補助基板は、基板よりも線膨張係数が小さい材料を形成材料とし、固体光源は、第2面において光学素子の方に光射出面をむけて配置されており、第2面は、光学素子側の方が光学素子とは反対側よりも高い傾斜面となっている光源装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクター用の光源装置として、レーザー光を射出する固体光源を用いたものが提案されている。端面発光型のレーザー素子を用いれば固体光源の高出力化が容易であると考えられる。
通常、レーザー素子等の固体光源は、ベース基板上に設けられたサブマウントに搭載されている。サブマウントは、例えば緩衝材としても用いられる。サブマウント上に設けられた固体光源から、サブマウントの一面と平行な方向にレーザー光が射出される。このような既存の構造を有する光源装置として、例えば、レーザー素子から基板の表面に対して平行に射出された光を90度偏向させる反射ミラーを有しているものが知られている。このような光源装置では、レーザー素子から射出された光は、反射ミラーで反射され、基板の法線方向に反射される(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2008/0084905号明細書
しかし、レーザー素子等の固体光源は、放射角が大きいものが多い。上記既存の構造を有する光源装置においてレーザー素子から射出された光のうち、光線束の中心軸に対して下方に射出された光の一部は、反射ミラーに入射せず基板に達してしまう。そのため、光源装置においては、用いるレーザー素子の種類によって、射出された光を有効に利用できないことがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、固体光源から射出された光を少ない損失で外部に射出し有効利用することが可能な光源装置を提供することを目的とする。また、このような光源装置を有するプロジェクターを提供することをあわせて目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、第1面を有する基板と、前記第1面に設けられた補助基板と、前記補助基板の上面である第2面に設けられ、前記第2面に対して略平行に光を射出する固体光源と、前記固体光源から射出された光を前記第1面から遠ざける方向に偏向する光学素子と、を有し、前記基板は、金属材料を形成材料とし、前記補助基板は、前記基板よりも線膨張係数が小さい材料を形成材料とし、前記固体光源は、前記第2面において前記光学素子の方に光射出面をむけて配置されており、前記第2面は、前記光学素子側の方が前記光学素子とは反対側よりも高い傾斜面となっている光源装置を提供する。
この構成によれば、固体光源が発熱したとしても破損することなく良好に放熱することができる。また、固体光源は、第1面に対して斜め上方に光を射出することになる。そのため、固体光源の放射角が大きいとしても、固体光源から射出された光のうち、光線束の中心軸に対して下方に広がった光が、光学素子に入射しやすい。したがって、信頼性が高く、固体光源から射出された光を少ない損失で外部に射出し有効利用することができる光源装置となる。
本発明の一態様によれば、前記補助基板は、伝熱材料を介して前記基板と熱的に接触している構成としてもよい。
この構成によれば、固体光源が発熱したとしても良好に放熱することができる。
本発明の一態様によれば、前記固体光源は、伝熱材料を介して前記補助基板と熱的に接触している構成としてもよい。
この構成によれば、固体光源が発熱したとしても良好に放熱することができる。
また、本発明の一態様は、上記の光源装置と、前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、を備えるプロジェクター。
この構成によれば、光の利用効率が高い光源装置を備えているため、明るい画像を投写できるプロジェクターを提供することができる。
本発明の一態様によれば前記光源装置は、前記固体光源から射出された光を蛍光光に変換する波長変換素子をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、プロジェクターが波長変換素子を備えているため、所望の明るさや色調を実現することができる。
本実施形態の光源装置を示す斜視図。 本実施形態の光源装置を示す矢視断面図。 本実施形態の光源装置を示す矢視断面図。 本実施形態に係るプロジェクターの光学系を示す図。 本実施形態における回転蛍光板を説明するために示す図。
[光源装置]
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態に係る光源装置について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の光源装置を示す斜視図である。図2は、図1の線分II−IIにおける矢視断面図である。図1,2に示すように、本実施形態の光源装置1は、基板101と、複数の補助基板102と、複数の固体光源103と、複数の反射ミラー(光学素子)104と、を有している。また、光源装置1は、枠材105、電極106、カバー材70を有している。
(基板)
基板101は、金属材料を形成材料とする板材である。基板101が金属材料を形成材料とすることで、基板101を介して固体光源103の駆動発熱を効率的に排出することができる。金属材料としては熱伝導率が高いものが好ましく、例えば銅またはアルミニウムが好ましく、銅がより好ましい。
(補助基板)
複数の補助基板102は、基板101の表面(第1面)101aにおいて所定の間隔を開けてマトリクス状に配置されている。基板101と補助基板102との間は、伝熱材料を介して熱的に接触している。基板101と補助基板102とを接続する伝熱材料としては、例えば金−スズ等のはんだ材料を挙げることができる。各補助基板102の離間距離は、例えば4〜5mmである。
補助基板102は、基板101よりも線膨張係数が小さい材料を形成材料としている。このような形成材料としては、例えば窒化アルミやアルミナ等のセラミックスを挙げることができる。
また、図2に示すように、本実施形態の補助基板102の上面(第2面)102aは、第1面101aに対して傾斜している。すなわち、第2面102aは、後述する反射ミラー104側の方が反射ミラー104とは反対側よりも高くなっている。
(固体光源)
固体光源103は、第2面102aに配置されている。補助基板102と固体光源103との間は、伝熱材料を介して熱的に接触している。補助基板102と固体光源103とを接続する伝熱材料としては、例えば金−スズ等のはんだ材料を挙げることができる。
基板101、補助基板102、固体光源103の間がそれぞれ伝熱材料を介して熱的に接触していることで、固体光源103が発熱したとしても、発生した熱を良好に基板101に伝え、放熱することができる。
固体光源103は、第2面102aに対して略平行に光を射出する。また、複数の固体光源103は、略同一方向に光を射出するように基板101上に設けられている。
図2においては、固体光源103から射出する光の光線束の中心軸を二点鎖線Lで示している。固体光源103をこのような姿勢で配置することで、固体光源103から第2面102aの法線方向に光を射出する姿勢と比べ、固体光源103と補助基板102との接触面積を大きくすることができる。そのため、固体光源103で発生した熱を補助基板102へ効率的に伝え、固体光源103の劣化を抑制することができる。
固体光源103としては、例えば発光ダイオードまたは半導体レーザーなどが挙げられる。固体光源103は、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、波長430nm〜490nmの青色光を射出する発光素子として、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)を含む材料を用いることができる。さらに、この材料に加えてIII族元素としてホウ素原子が一部に置換されたものや、V族元素として窒素原子の一部をリン原子、ヒ素原子で置換された材料を用いることもできる。
(反射ミラー)
反射ミラー104は、固体光源103から射出された光を第1面101aから遠ざける方向に反射する。すなわち、固体光源103は、第2面102aにおいて反射ミラー104の方に光射出面30aをむけて配置されており、固体光源103から射出された光は、反射ミラー104に入射して、反射ミラー104の反射面で第1面101aから遠ざかる方向に偏向される。
本実施形態の反射ミラー104は、平面視において各列の4つの固体光源103の配列方向に沿って帯状に延びている。反射ミラー104は、各列の4つの固体光源103対して光射出側に共通した1つが設けられている。また、光源装置1においては、4つの固体光源103と1つの反射ミラー104とを1組とする構成が、5つ配列している。
一般に、固体光源103に対する反射ミラー104のアライメントは高い精度が要求される。4つの固体光源103に対して共通した1つの反射ミラー104を設けることで、1つの固体光源103に対して1つの反射ミラーを設ける場合と比べて、効率よくアライメントを行うことができる。
反射ミラー104としては、光を反射する反射面104aを有するならば、通常知られた構成のものを用いることができる。
また、固体光源103から射出された光を偏向可能であれば、本発明における光学部材として反射ミラーの代わりにプリズムを用いることもできる。
(枠材、電極、カバー部材)
枠材105は、複数の補助基板102および固体光源103を囲むように第1面101aに設けられている。基板101と枠材105とは、銀ろう等の金属ろうにより接合されている。
枠材105の形成材料の例としては、コバールが挙げられる。枠材105の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
枠材105には、複数の貫通孔が設けられている。各貫通孔には、固体光源103に電力を供給するための電極106が設けられている。各電極106の一端には、固体光源103と電気的に接続するためのボンディングワイヤーが設けられている(図示略)。ボンディングワイヤーの形成材料としては、金が好ましい。各電極106の他端は、外部電気回路と接続されている。
各貫通孔と各電極106との間は、低融点ガラス等により封止されている。
電極106の形成材料としては、例えばコバールが用いられる。また、電極106の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されていることとしてもよい。
カバー部材107は、枠材105の上端に配置されている。カバー部材107は、枠材105に沿って矩形状をなし、枠材105の一方の開口側を閉塞する。カバー部材107は、光透過性を有する材料を形成材料とする板状部材であり、透光性を有する。このような形成材料としては、ガラス、石英、透明樹脂などを挙げることができる。
カバー部材107は、枠材105とともに複数の固体光源103の周囲を封止している。すなわち、複数の固体光源103が、基板101、枠材105、カバー部材107で囲まれた閉空間に配置されることで、大気中に含まれる水分や酸素による固体光源103の劣化を抑制することができる。
その他、基板101の第1面101aとは反対の面に、ヒートシンク等の放熱の効率を高める構成が設けられていてもよい。
本実施形態の光源装置1は、上述のような構成となっている。
レーザー素子等の固体光源は、一定の放射角を有している。そのため、基板上に配置された固体光源から基板表面に略平行に光を射出すると、射出された光のうち半分は基板側に向けて射出されることになる。
基板に配置された反射ミラー等の光学素子により、固体光源から射出された光を偏向する場合、光学素子は一定の放射角で広がる光が効果的に入射する位置に配置される。すなわち、光学素子はできるだけ固体光源の光射出面に近い位置に配置されることが好ましい。
一方、固体光源が補助基板を介して基板に配置される際、補助基板は基板に対してはんだ等の材料を介して接合される。このとき、補助基板の周辺は、通常、接合に用いたはんだがはみ出て広がる領域が存在する。そのため、はみ出たはんだが干渉する位置には光学素子を配置することができず、若干離れた位置に光学素子を配置することになる。
このような構成において、固体光源の放射角が大きい場合、固体光源から射出された光のうち基板側に向けて射出される光の一部は、光学素子に入射せずに基板に達してしまう。すなわち、上述の構成を有する光源装置において固体光源から射出された光のうち、光線束の中心軸に対して下方に射出された光の一部は、光学素子に入射せず、固体光源の光射出面から光学素子までの間に露出する基板に達してしまう。そのため、光源装置においては、用いる固体光源の種類によって、射出された光を有効に利用できないことがあった。
この問題を解決する1つの方法として、下方に射出された光を光学素子に入射可能とすべく、基板を掘り下げ、掘り下げた位置に光学素子を配置することで、光学素子の下端の位置と光射出面の位置とのギャップを拡大する構成が考えられる。しかし、この場合には、高い加工精度を確保しながら基板を加工する必要があり、価格競争力の低下につながる。
そこで、本発明においては、補助基板102の上面(第2面)102aを傾斜面とし、固体光源103から斜め上方に光を射出することとしている。これにより、固体光源103から光線束の中心軸Lに対して下方に射出された光を、効果的に反射ミラー(光学素子)104に導き、射出された光を有効に利用することができる。
以上のような構成の光源装置1によれば、固体光源103から射出された光を少ない損失で外部に射出し有効利用することが可能となる。
なお、本実施形態においては、板状のカバー部材107を用いることとしたが、図3に示す光源装置2のように、カバー部材107の代わりに屈折作用を持たせた偏角ガラスプリズム108を用いることとしてもよい。このような構成の光源装置2によれば、固体光源103から射出された光の射出方向を、反射ミラー104と偏角ガラスプリズム108とで調整することができるため、光の射出方向を容易に制御可能である。
[プロジェクター]
図4は、本実施形態に係るプロジェクターの光学系を示す図である。図5は、本実施形態における回転蛍光板を説明するために示す図である。図5(a)は回転蛍光板の正面図であり、図5(b)は図5(a)のVb−Vb断面図である。
まず、第1実施形態に係る光源システム550及びプロジェクター1000の構成を説明する。
本実施形態に係るプロジェクター1000は、図に示すように、照明装置100、色分離導光光学系200、液晶ライトバルブ(光変調装置)400R,液晶ライトバルブ(光変調装置)400G,液晶ライトバルブ(光変調装置)400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600を備える。
照明装置100は、光源システム550、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。光源システム550は、アレイ光源10、集光光学系20、回転蛍光板(波長変換素子)30、モーター50及びコリメート光学系60を備えている。
アレイ光源10は、励起光として青色光(発光強度のピーク:約445nm)を射出する一つ以上のレーザー光源からなる。445nm以外の波長(例えば、460nm)の青色光を射出するレーザー光源を用いることもできる。アレイ光源10として、上述した本発明に係る光源装置1,2を用いることができる。
集光光学系20は、第1レンズ22を備える。集光光学系20は、アレイ光源10から回転蛍光板30までの光路中に配置され、青色光を略集光した状態で蛍光体層42に入射させる。第1レンズ22は、凸レンズからなる。
回転蛍光板30は図4及び図5に示すように、モーター50により回転可能な円板40上に、蛍光体層42が円板40の周方向に沿って設けられてなる。回転蛍光板30は、青色光が入射する側とは反対の側に向けて赤色光及び緑色光からなる蛍光光を射出する。
円板40は、青色光を透過する材料からなる。円板40の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
アレイ光源10からの青色光は、円板40側から蛍光体層42に入射する。蛍光体層42と円板40との間には、青色光を透過し蛍光光を反射するダイクロイック膜44が設けられている。
蛍光体層42は、波長が約445nmの青色光によって励起される。蛍光体層42は、アレイ光源10からの青色光の一部を蛍光光に変換し、かつ、青色光の残りの一部を変換せずに通過させる。蛍光体層42は、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなる。
コリメート光学系60は、図4に示すように、第1レンズ62と第2レンズ64とを備え、回転蛍光板30からの光を略平行化する。第1レンズ62及び第2レンズ64は、凸レンズからなる。
第1レンズアレイ120は、コリメート光学系60からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。複数の第1小レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を各液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域の近傍に結像させる。複数の第2小レンズ132は照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、直線偏光に変換する。
偏光変換素子140は、回転蛍光板30からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して各液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域の近傍に重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、画像形成領域において、回転蛍光板30からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,ダイクロイックミラー220、反射ミラー230,反射ミラー240,反射ミラー250及びリレーレンズ260,リレーレンズ270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれが対応する液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bに導光する。
色分離導光光学系200と、液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bとの間にはそれぞれ、集光レンズ300R,集光レンズ300G,集光レンズ300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを通過して赤色光用の液晶ライトバルブ400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶ライトバルブ400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域に入射する。
液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成する。なお、図示を省略したが、集光レンズ300R,集光レンズ300G,集光レンズ300Bと、液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bの各々から射出された画像光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
以上のような構成のプロジェクター1000によれば、光の利用効率が高い光源装置を備えているため、明るい画像を投写できるプロジェクターを提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態のプロジェクター1000において、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いた例を示したが、これに限定されない。他の光変調装置として、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味する。
1,2…光源装置、30…回転蛍光板(波長変換素子)、30a…光射出面、101…基板、101a…第1面、102…補助基板、102a…第2面、103…固体光源、104…反射ミラー(光学素子)、400R…液晶ライトバルブ(光変調装置)、600…投写光学系、1000…プロジェクター

Claims (5)

  1. 第1面を有する基板と、
    前記第1面に設けられた補助基板と、
    前記補助基板の上面である第2面に設けられ、前記第2面に対して略平行に光を射出する固体光源と、
    前記固体光源から射出された光を前記第1面から遠ざける方向に偏向する光学素子と、を有し、
    前記基板は、金属材料を形成材料とし、
    前記補助基板は、前記基板よりも線膨張係数が小さい材料を形成材料とし、
    前記固体光源は、前記第2面において前記光学素子の方に光射出面をむけて配置されており、
    前記第2面は、前記光学素子側の方が前記光学素子とは反対側よりも高い傾斜面となっている光源装置。
  2. 前記補助基板は、伝熱材料を介して前記基板と熱的に接触している請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記固体光源は、伝熱材料を介して前記補助基板と熱的に接触している請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、を備えるプロジェクター。
  5. 前記光源装置は、前記固体光源から射出された光を蛍光光に変換する波長変換素子をさらに備える請求項4に記載のプロジェクター。
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